Sun Enterprise™ 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
Sun Microsystems, Inc.
4150 Network Circle
Santa Clara, CA 95054
U.S.A.
Part No. 816-4639-10
2002 年 5 月 , Revision A
コメントの宛先 : docfeedback@sun.com
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とにおいて頒布されます。サン・マイクロシステムズ株式会社の書面による事前の許可なく、本製品および関連する文書のいかなる部分
も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。
本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン
フォント・データを含んでいます。
本製品に含まれる
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体
ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
W3
の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
朝体
HG 明朝 L と HG
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。本製品のフォント技術を含む第三者
B
ゴシック
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Berkeley BSD
L-KL (Ryumin-Light)
システムに基づいていることがあります。
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
Sun、Sun Microsystems、docs.sun.com、SunNetra、Sun Enterprise、SunStorEdge Traffi c Manager、Sun Ultra
国およびその他の国における米国
ロゴマークおよび
ンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Micr osystems
Solaris
社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
OPENLOOK、OpenBoot、JLE
ATOK
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。
ATOK Server/ATOK12
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。
OPEN LOOK
ました。米国
における米国
Interface
および
Sun Microsystems
Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
Sun Graphical User Interface
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
Sun Microsystems, Inc. (
Sun Microsystems
は、米国
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
以下、米国
社の登録商標です。すべての
ATOK8
Sun Microsystems
は、米国
Sun Microsystems
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Sun Microsystems
Sun Microsystems
社とします) の商標もしくは登録商標です。サンの
SPARC
商標は、米国
SPARC
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
社は米国
社のライセンス実施権者にも適用されます。
SPARC International, Inc.
商標が付いた製品は、米国
Xerox
社から
の補助漢字部分は、平成明
および
Xerox Graphical User
UltraSPARC
ATOK8
UNIX
は、
の
は、米
のライセ
Sun
にかかる著作権そ
Federal Acquisitions: Commercial Software—Government Users Subject to Standard License Terms and Conditions.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含み それに限
定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証 も行 われないものとします。
本書には、技術的な誤 りまたは誤植 のある可能 性があります。また、本書に記載された情報 には、定期 的に変更 が行 われ、かかる変更 は本
書の最新版 に反映 されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告 なく改良 または変更す
ることがあります。
(
本製品が、 外国 為替および 外 国 貿易管理法
外へ 持ち出す 際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることの ほか、外為法および関連法規に基づく輸出
手続き、また 場合によっては、米国商 務省または米国 所轄官庁の許可を得ることが必要です。
外為法 ) に定められる戦略物資等 (貨物または 役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
: Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 User Guide
原典
Part No: 816-3624-10
Revision A
Please
Recycle
Sun Enterprise 10000 SSP
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作者は、既存 の著作権告知 文があらゆ るコピーに留 められること、また告知文がそのまま頒布版 に含まれることを条件 に、いかなる目的で
も本ソフトウェアおよび関連文書を使用、複製、変更 、修正 、頒布、ライセンスすることを許可します。この条件 を満 たす限り、使用にあ
たり、書面による合意 、ライセンスの付与、使用料 の支払いは必要ありません。本ソフトウェアに加え られた修正部分の著作権は、その適
用を受ける各ファ イルの先頭ペ ージに新 しい条件 を明記 する限り、その作者が所有 するものとし、ここに規定されているライセンス条件 に
従う必要 はありません。
作者が次 に記 す損 害の可能 性につ いて事前の通知 を受けていたとしても、作者および頒布元は、本ソフトウェア、その関連文書、またその
派生 物を使用することによって生 じた直接、間 接、特別 、付随 、結 果損 害につ いていかなる個 人または組織にも責任 を 負 いません。
作者および頒布元 は、商品性、特定の目的への適合性、侵害行為 がないことの黙示の保証 を含めて、いかなる保証 も行 いません。本ソフト
ウェアは「現状のままのもの」として提供されており、作者および頒布元は、保守、サポ ート、アップデート、機能強化、修正 を提供する
義務 を負 いません。
米国政府 関連の方は以下をお読みください。
52.227-14(g)( 2)(6/87) and FAR 52.227-19(6/87), or DFAR 252.227-7015(b)(6/95) and DFAR
本ソフトウェア、
プリタです。
Networks.
を使用、複製、修正、頒布することを許可します。
ん。本ソフトウェアは、黙示および明示的な保証 無しに「現状のまま」で提供されます。
Copyright (c) 1993, 1994, 1995, J. Schoenwaelder, TU Braunschweig, Germany,Insti tute for Operating Systems and Computer
この著作権告知文があらゆ るコピーに付記されることを条件 に、いかなる目的でも、無料で本ソフトウェアおよびその関連文書
の帰属
scotty は、TCP/IP
Use, duplication, or disclosure by the U.S. Government is subject to restrictions of FAR
227.7202-3(a).
ネットワークに関する 情報を取得するための、いく つかの特 殊なコマン ドからなる、 簡単な
Braunschweig
大学は、本ソフトウェアの目的適合性につ いていかなる表 明もしませ
tcl
インタ
目次
はじめに
xv
1. SSP の概要 1
SSP の機能 2
システムアーキテクチャー 4
SSP ユーザー環境 5
▼
SSP を使用する 5
SSP 3.5 ウィンドウ 5
▼
Common Desktop Environment (CDE) でローカルに SSP ウィンドウ
を表示する 6
▼
SSP ウィンドウを遠隔表示する 6
SSP コンソールウィンドウ 6
▼
CDE で SSP コンソールウィンドウをローカルに表示す る 7
ネットワークコンソールウィンドウ 7
Hostview 8
2. Hostview 9
▼
遠隔ログインセッションから Hostview を起動する 10
▼
SSP 上でワークスペース・メニューからローカルに Hostview を起動
する 10
▼
CDE のフロントパネルから Hostview を起動する 10
v
Hostview メインウィンドウ 11
メインウィンドウ内にある項目を選択する 13
メインウィンドウのメニューバー 14
ヘルプウィンドウ 16
メインウィンドウのボタン 18
メインウィンドウのプロセッサ記号 19
Hostview のリソース 21
Hostview の性能に関する注意事項 21
SSP ログファイル 22
▼
Hostview で messages ファイルの内容を表示する 23
3. ドメインの管理 25
ドメインの構成条件 25
▼
Hostview でドメインを作成する 26
▼
コマンド行からドメインを作成する 28
▼
eeprom.image ファイルを作成し直す 29
▼
Hostview でドメインを削除する 30
▼
コマンド行からドメインを削除する 32
▼
Hostview でドメインを起動する 32
▼
コマンド行からドメインを起動する 33
▼
Hostview でドメインの状態を確認する 33
▼
ドメインをシャットダウンする 36
▼
Hostview でドメインの名前を変更する 36
▼
コマンド行からドメインの名前を変更する 38
▼
ドメインで実行するオペレーティングシステムのバージョンをコマンド
4. netcon と netcontool 41
netcon(1M) の使用 41
▼
コマンド行から netcon (1M) を起動する 42
vi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
行から変更する 38
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
▼
CDE のフロントパネルから netcon (1M) を起動 する 42
▼
CDE のワークスペース・メニューから netcon (1M) を起動する 42
▼
netcon(1M) ウィンドウを終了する 43
netcontool(1M) の使用 43
▼
コマンド行から netcontool (1M) ウィンドウを表示 する 44
▼
CDE のフロントパネルから netcontool (1M) ウィン ドウを表示す
る 45
▼
CDE のワークスペース・メニューから netcontool (1M) ウィンドウを
表示する 45
▼
netcontool(1M) ウィンドウを Hostview から表示する 45
▼
netcontool(1M) ウィンドウを構成する 46
netcon(1M) による通信 48
netcon(1M) メッセージのログ 49
5. 電源の管理 51
▼
Hostview 内からコンポーネントの電源を投入または切断する 51
▼
コマンド行からコンポーネントの電源を投入または切断する 53
▼
Hostview で 電源レベルを監視する 54
▼
電源障害から回復する 56
6. 温度の管理 57
▼
Hostview で温度の状態を監視する 57
▼
Hostview でファンを監視する 59
7. ブラックリストの管理 63
▼
Hostview でコンポーネントをブラックリストに登録する 64
▼
Hostview でプロセッサをブラックリストに登録する 65
▼
Hostview でブラックリストファイルをクリアする 67
8. SSP のフェイルオーバー 69
必要なメイン SSP およびスペア SSP のアーキテクチャー 70
目次
vii
デュアル SSP 構成の保守 71
シングル SSP 構成の保守 72
自動フェイルオーバーの動作 72
SSP のフェイルオーバー状況 73
SSP フェイルオーバーの状態変化 74
SSP フェイルオーバーの自動制御 74
▼
SSP フェイルオーバーを使用不可にする 75
▼
SSP フェイルオーバーを使用可能にする 75
▼
スペア SSP に対してフェイルオーバーを強制する 76
▼
ssp_resource ファイルのメモリーまたはディスク容量のしきい値
を変更する 76
フェイルオーバー状態情報の取得 77
データ同期の管理 78
▼
ファイルをデータ伝播リストに追加する 80
▼
ファイルをデータ伝播リストから削除する 80
▼
データ伝播リストを削除する 80
▼
ファイルをスペア SSP にプッシュする 81
▼
メイン SSP とスペア SSP の間で SSP 構成ファイルの同期を と
▼
データ同期バックアップファイルのサイズを小さくする 82
データ同期情報の取得 82
コマンド同期の実行 83
自動再起動のためのユーザーコマンドの準備 84
▼
再起動のためにユーザーコマンドを準備する 84
自動回復のためのユーザースクリプトの準備 84
▼
コマンド同期記述子を作成する 85
▼
コマンド同期マーカーポイントを指定する 85
▼
コマンド同期記述子を削除する 85
コマンド同期情報の取得 86
viii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
る 81
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
同期コマンドによるサンプルスクリプト 86
SSP フェイルオーバー後の回復 86
9. デュアル制御ボードの取り扱い 87
制御ボードエグゼクティブ 87
主制御ボード 88
制御ボードサーバー 88
CBE ( 制御ボードエグゼクティブ) イメージファイルとポート指定ファイ
ル 89
スペア制御ボードへの自動フェイルオーバー 90
制御ボードフェイルオーバーの管理 91
▼
制御ボードフェイルオーバーを使用不可にする 91
▼
制御ボードフェイルオーバーを使用可能にする 91
▼
完全な制御ボードフェイルオーバーを強制する 92
制御ボードフェイルオーバー情報の取得 93
制御ボードフェイルオーバー後の作業 94
10. SSP の内部構造 97
システム起動の流れ 97
Sun Enterprise 10000 クライアントサーバーアーキテクチャー 98
SSP デーモン 100
イベント検出デーモン 101
制御ボードサーバー 103
ファイルアクセスデーモン 104
フェイルオーバーデーモン 104
フェイルオーバー検出箇所 105
フェイルオーバー検出箇所の説明 106
データ同期デーモン 109
OpenBoot PROM 109
obp_helper デーモン 110
目次
ix
download_helper ファイル 110
POST 111
環境変数 112
A. さまざまな SSP 手順 113
SSP の名前の変更 113
▼
SSP の名前を変更する 113
ドメインの構成解除 114
▼
ホストを構成解除する 114
SSP の構成解除 114
▼
SSP を構成解除する 115
用語集 117
索引 121
x Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
図目次
図 1-1 Sun Enterprise 10000 システムと制御ボード 4
図 1-2 SSP ウィンドウ 6
図 1-3 netcon(1M) ウィンドウ 7
図 1-4 Hostview の GUI プログラム 8
図 2-1 Hostview メインウィンドウ 11
図 2-2 未選択のシステムボード (ドメインに属していない)12
図 2-3 未選択のシステムボード (ドメインに属している)12
図 2-4 選択したシステムボード (ドメインに属している)13
図 2-5 Hostview のヘルプウィンドウ 17
図 2-6 電源ボタン 18
図 2-7 温度ボタン 18
図 2-8 ファンボタン 18
図 2-9 障害ボタン 19
図 2-10 SSP Logs ウィンドウ 23
図 3-1 Create Domain ウィンドウ 27
図 3-2 Remove Domain ウィンドウ 31
図 3-3 Domain Status ウィンドウ 34
図 3-4 Rename Domain ウィンドウ 37
図 4-1 netcontool GUI プログラム 43
図 4-2 Hostview 内の netcontool ウィンドウ 46
xi
図 4-3 netcontool Console Configuration ウィンドウ 46
図 5-1 Power Control and Status ウィンドウ 52
図 5-2 電源ボタン 54
図 5-3 Power Status Display 54
図 5-4 システムボードの Power Detail ウィンドウ 55
図 6-1 温度ボタン 57
図 6-2 Thermal Status Display 58
図 6-3 システムボードの Thermal Detail ウィンドウ 59
図 6-4 ファンボタン 59
図 6-5 Fan Status Display 60
図 6-6 Fan Tray ウィンドウ 61
図 7-1 Blacklist Edit ウィンドウ - Board View 64
図 7-2 Blacklist Edit ウィンドウ - Processor View 66
図 8-1 自動フェイルオーバーに必要なデュアル SSP 構成 70
図 9-1 部分的 な制御ボードフェイルオーバーの後の Hostview ウィンドウの例 94
図 10-1 Sun Enterprise 10000 のクライアントサーバーアーキテクチャー 99
図 10-2 イベント検出スクリプトのアップロード 102
図 10-3 イベントの検出と通知 102
図 10-4 応答 動作 103
図 10-5 CBS を介 した SSP と Sun Enterprise 10000 システムの間の通信 104
図 10-6 自動フェイルオーバー検出箇所 105
xii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5 月
表目次
表 2-1 Hostview のメニュー項目 14
表 2-2 エラー状態 19
表 2-3 プロセッサ記号の形 状 19
表 2-4 色が 示すプロセッサの状態 20
表 3-1 ドメインの状態を示すカラム 35
表 4-1 netcontool ボタン 44
表 4-2 Console Configuration オプション 47
表 10-1 SSP デーモン 100
表 10-2 フェイルオーバー検出箇所とフェイルオーバー動作の要約 106
表 10-3 環境変数 112
xiii
xiv Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
はじめに
このマニュアルでは、
(System Service Processor)
Sun Enterprise™ 10000
につ いて説 明します。
システムを監視 ・制御 するための
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の章で構 成されています。
第
1
章では、
2
章 では、
第
します。
第
3 章では、ドメ インの作成、 削除 、 名 前変更 、および起動 の方法、またドメ インの
状態情報の取得方法について説明します。
第
4
章では、
5
章 では、
第
マンド行 から周辺装置 の電源 を制御 する方法、および
する方法につ いて説 明します。
第
6 章では、 Hostview 内から温度の状 態 およびフ ァ ンを管理する方法と Hostview
内からフ ァンを 監視する方法に ついて 説明します。
System Service Processor (SSP)
Hostview
netcon
Hostview
のグラフィカルユーザーインタフェース
(1M) と
netcontool
内またはコマンド行からシステムの電源を制 御する方法、コ
(1M)
の概要を説 明します。
(GUI)
の使用法について説 明します。
Hostview で電源レベルを監視
につ いて説 明
SSP
第
7
章 では、ブ ラックリストファ イルを使用してシステムの構 成からコンポ ーネ ント
を排除する方法について説明します。
第
8
章 では、メ イン
ます。
9
章 では、デュアル制御ボ ー ド の使い方と制御ボ ー ド フェイルオ ーバ ーのプロセス
第
につ いての情報 を提供します。
SSP
からスペア
SSP
への自動 フェイルオーバ ーにつ いて説 明し
xv
10
第
章 では、
を提供します。
態 など につ いて説 明します。
付録
A
では、
SSP
の仕 組み に関心 があるシステム管理 者のために、より詳細 な情報
SSP
の起動プロセス、
SSP
の構 成解除方法など、さまざまな
お読みになる前に
SSP
のデーモン、およびフェイルオーバ ーの状
SSP
手順 につ いて 説 明します。
このマニュアルは、
テムにつ いての知識を持つ
UNIX
す。
マニュアルを読み 、
い。
UNIX
このマニュアルには、基本的な
止や起動 、デバイスの設 定などの手順につ いての説 明も含まれていません。
これらの詳細 は、以下のマニュアルを参照してください。
■
Solaris
ム管理に関するマニュアル
■
システムに付属しているその他のソフトウェアマニュアル
システムの詳細 は、このシステムに付属している
コマンド
ソフトウェア環境につ いてのオ ンラインマニュアル、特に
Solaris™
のオペレーティング環境をベースとした
Sun Enterprise 10000
のシステム管理 者を対象 にしていま
Solaris
UNIX
のシステム管理 者のトレ ーニングの受講を検討 してくださ
UNIX
のコマンドにつ いての説 明も、システムの停
UNIX®
のシステム管理
Solaris
シス
のシステ
xvi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
書体 と記号につ いて
表 P-1 このマニュアルで使用している書体と 記号
書体 または記号 意 味例
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
ゴシック
または
『
』 参照する書 名を示します。 『
「
」参 照 す る章、節、または、
\
コマン ド名、フ ァ イル 名 、ディ
レクトリ 名、 画面 上のコン
ピュータ出力 、コード例 。
ユーザーが入力 する文字を、画
面上 のコンピュ ータ 出力 と区別
して表 します。
コマンド行の可変部分。実際の
名 前や値 と置き換え てくださ
い。
強調する 語を示します。
枠で 囲まれたコード例で、テキ
ストがペ ージ行幅をこえる場合
に、継続 を示します。
.login
ls -a
ファ イルを編集 しま す。
を実行 します。
% You have mail.
machine_name % su
Password:
rm filename
ファイル名
rm
Solaris
6
第
この操 作ができ るのは「スー パー
ユーザー」だけです。
と入力 します。
と入力します。
ユーザーマニュアル』
章 「電源 の管理 」を参照。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトにつ いて
表 P-2 シェルプロンプト
シェル プロンプト
UNIX の C
UNIX の Bourne
スーパーユーザー (シェルの種類 を問わない
シェル
シェルと
Korn
シェル
)
マシン名
$
#
%
はじめに
xvii
SSP コマンドの構文
SSP は、コマンド行 で認識 されないパラメ タを無視 します。
関連 マニュア ル
表 P-3
分類 タイトル
導入
リフ ァレンス
(
マニュアルペ ージ
リリース情報
その他
関連マニュアル
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アルおよびご 使用の手引き
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アル
)
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アルおよびご 使用の手引き
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
理者マニュアル
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
ファレンスマニュア ル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
リファレ ンスマニュアル
Sun Enterprise 10000 InterDomain Networks
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 DR
Sun Enterprise 10000 IDN
Sun Enterprise 10000 IDN
Sun Enterprise
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise
リファレ ンスマニュアル
サーバー
サーバー
インストールマニュ
リファレンスマニュ
インストールマニュ
構成マニュアル
構成マニュアル
エラー メッセージ
Alternate Pathing 2.3.1
Alternate Pathing 2.3.1
管
リ
Part No.
816-4641
816-2249
816-4641
806-5028
806-5029
816-4642
816-2252
806-5036
816-4645
806-6972
806-6967
806-5824
806-5828
xviii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
コメントをお寄せ くだ さい
弊 社では、マニュアルの改善 に 努力 しており、お 客様 からのコ メ ントおよびご忠告 を
お受けしております。コメ ントは下記宛 に電子メ ールでお送 りください。
docfeedback@sun.com
電子メ ールの表題 にはマニュアルの Part No. (816-4639-10) を 記載 してください。
なお、現在 日本語 によるコメ ントには対応 でき ませんので、英語 で記述 してくださ
い。
はじめに
xix
xx Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 1 章
SSP の概要
System Service Processor (SSP) は、Sun Enterprise 10000
SPARC™
ための
Sun Ultra™ 5 、Sun Enterprise 250
サーバ ーを使用することができ ます。このマニュアルでは、
SSP
または
ケ ージをインストールする必要 があります。また、
Enterprise 10000
Sun Enterprise 10000
フォーム内 にあるシステムボード は、いくつ かの論理 グループに分け、個別 のシステ
ムとして起動 でき ます。こう したシステムは、「
ドメイン
単 に「
成することができ ます
すれば 、プラットフォームだけでなく、ドメ インを制御・監視 することもでき ます。
注 – SSP 3.5
なアプリケ ーションの中には、
だし、このよう なアプリケ ーションを実行 する
ニュアルおよびご 使用の手引き』 で説 明している
ば なりません。
ワークステーションまたは
のワークステーション、または
サーバ ーを単 に「
システムとの通信機能 が必要 です。
システムは、「
」と呼ば れます。同じプラットフォームに最高 16 個のドメ インを構
(
OpenSSP
は
SSP
」と呼 びます。
プラットフォ ーム
ドメインの 詳細は、第
環境をサ ポートしていますので、サー ドパーティ製の 軽量
SSP
上で実 行可 能なアプリ ケーションもあります。た
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand
Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
さい。使用しているシステムが
場 合は、以下のコマンド を実行 して
されているかどう かを確 認でき ます。
Capacity on Demand
Capacity on Demand パッケ ージがインストール
SPARC
SSP
動的 システムドメイン
3
章を参照してください )。
SSP
OpenSSP 条件を満 たしていなけれ
システムを使用している 場合は、 『
管理者マニュアル 』および 『
リファレ ンスマニュアル』 を参照してくだ
システムを制御・監視 する
サーバ ーです。
SSP
として、
Sun Netra™ T1
SSP
ワークステーション
上 には、
SSP
には、
」とも呼ば れます。プラット
は、『
SSP
Ethernet
SSP 3.5
ソフトウェアパッ
を介 した
」、あるいは
SSP
を使用
インストールマ
Sun
システムかどう かがわからない
Sun
Sun
ssp# pkginfo | grep SUNWcod
application SUNWcod Capacity On Demand (COD)
application SUNWcodmn Capacity On Demand (COD) Manual Pages
1
SSP の機能
SSP 3.5
7
サーバーにだけ読み込むことができます。
ジョン
があります。
が可能です。
システム管理者は
■
■
■
■
ソフトウェアは、
、8 または
9
オペレーティング環境が動作するサンのワークステーションまたは
2.5.1、2.6、7、8
SSP ソフトウェアが提供するコマンドや GUI プログラムは、遠隔使用
SSP
定義された方法で緊急停止する。たとえば、ドメイン内のプロセッサの温度が一
定の値を超えた場合に、
させることができます。
複数のシステムボードをいくつかの論理グループに分け、ドメインを作成する。
各ドメインでは個別のオペレーティングシステムを実行でき、それぞれの作業負
荷を調整できます。詳細は、第
ドメインを起動する。
任意のドメインを動的に再構成する。ドメインをマルチユーザーモードで動作さ
せたまま、オペレーティングシステムに対し、現在装着されているシステムボー
論理的に
ドを
この機能は「
びます。また、ドメインの動的再構成の自動化
(
システムがマルチユーザーモードで動作中であっても、システムボードがドメイ
ンに接続されていない場合は、簡単にシステムボードを
できます
SSP 3.5
ルがあります。
■
DR
制御します。
DR
のいずれかのオペレーティング環境が動作するドメインで
ポートします。
■
DR
行する
実行することができます。
接続したり、切り離したりすることができます。
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration (
)
。
がサポートしているドメインの動的再構成には、下記に示す
2.0 — dr_daemon(1M)
モデル
操作を実行することができます。
3.0 — dcs (1M) (
モデル
DR
操作を制御します。
Solaris 8 10/01 (
3.0
モデル
また、
をサポートします。
DR
モデル
Coordination Manager (RCM)
10000
ドメイン上で実行されているデータベース、クラスタ、ボリューム管理
Common Desktop Environment (CDE)
SSP 3.5
9
または
を使用して以下の操作を実行できます。
が動作する
SSP
ソフトウェアによってそのドメインを自動的に停止
3
章を参照してください。
ソフトウェアは、
Sun Enterprise 10000
(ADR)
を使用して、ドメインで実行する
SSP 上で Hostview
dr (1M)
、
シェル、
SSP 3.5 は、Solaris 2.5.1、2.6、7
ドメイン構成サーバー) を使用して、ドメインで実
SSP
上で
ADR
コマンドを使用して、
SSP 3.5 は、Solaris 9
2/02)
または
3.0
により制御されたドメインは
オペレーティング環境が動作するドメインで
ともインタフェースしますので、
を備えた
Solaris
Solaris
ドメインと互換性
動的再構成
を実行することもできます
物理的に
交換することが
2
種類のモデ
DR
ADR
コマンドを使用して、
DR
モデル
2.0
DR
オペレーティング環境か、
Reconfiguration
Sun Enterprise
のバー
)
」と呼
操作を
または
をサ
操作を
DR
8
2 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
ソフトウェアなどのアプリケーションに対して
RCM
ます。
Solaris のシステム管理 (基本編 )』を参照してください。
『
DR
モデルと
Reconfiguration
■
入出力デバイス用の各種コントローラにパスを割り当て、障害が発生してもシス
の詳細は、「
DR
操作についての詳細は、『
ユーザーマニュアル』を参照してください。
Solaris 9 System Administrator Collection
テムが停止しないようにする。この機能は「代替パス
または「マルチパス
(Multipathing)
」と呼ばれ、以下のソフトウェアが必要です。
DR
操作を調整することができ
」の
Sun Enterprise 10000 Dynamic
(AP: Alternate Pathing )
DR モデル 2.0 と互換性を持つ代替パス機能を使用する場合は、『 Sun
Enterprise
Alternate Pathing
■
DR
モデル
レーティング環境に同梱されている
出力マルチパスを管理する
ます
IPMP
ステム管理
いる『
Sun StorEdge Traffic Manager
サイト
サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル』で説明している
ソフトウェアを使用してください。
3.0
と互換性を持つマルチパス機能を使用する場合は、
IP
マルチパス
(IPMP)
ソフトウェアと、入
Sun StorEdge™ Traffic Manager (MPxIO
)
ソフトウェアを使用してください。
の詳細は、
IP
ネットワークマルチパスの管理』を参照してください。
(http://www.sun.co.jp/storage/san)
Solaris 9
(IP
サービス)』 または
オペレーティング環境に付属している『
Solaris 8
の詳細は、
オペレーティング環境に付属して
Sun Network Storage Solutions Web
から入手できる『
Solaris
とも呼び
Solaris
Sun
StorEdge Traffic Manager Software Installation and Configuration Guide
照してください。
」
オペ
のシ
』を参
注
Sun StorEdge Traffic Manager
–
パス切り替えをサポートしているわけではありません。詳細については、『
StorEdge Traffic Manager Software Installation and Configuration Guide
ソフトウェアは、すべてのデバイスに対して自動
Sun
』を参照し
てください。サポートされていないデバイスに対して自動パス切り替えを行う必要が
ある場合は、
■
システムボードやドメインの温度、電流、電圧のレベルを監視・表示する。
■
プラットフォ ーム内部 の各コンポーネントへ の電力供給 を監視・制御する。
■
POST (
このほ か、
■
高温や電 源装 置の 故障などの重大な問題が発生した場合に、警告を表示する。
■
デュアル
SSP
Alternate Pathing
ソフトウェアと
電源投 入時 自己診断 ) などの診断 プログラムを実行する。
SSP
環境では以下の機能が実行されます。
SSP
構成の単一点 障害を監視し、検 出される障害状況 に応じ て、メイン
からスペア
SSP
、あるいは主 制御ボードから代替制御ボードへ の自動フェイル
DR
モデル
2.0
を使用してください。
オーバーを実行する。
■
ソフトウェアにエ ラーや障害が発生した場合に、警告 を表示する。
■
システムソフトウェアに障害 (パニックなど) が発生した場合に、ドメインを自動
的に再起動する。
■
SSP 環境とドメインとの間の 通信 ログを作成する。
■
InterDomain Networks (IDN)
■
Sun Enterprise 10000
デュアル電源 グリッドオプションをサポートする。
をサポートする。
1 章SSP
第
の概要
3
システムアーキテクチャー
Sun Enterprise 10000
Ethernet
は
を介 して通信 します (図
プラットフォーム、
SSP
1-1)。SSP
、およびその他のワークステーション
操 作は、
SSP
コンソールからコマンド
を入力するか、ローカルエリアネットワーク上の他のワークステーションから
に遠隔ログインして、実行することができます。
ラットフォームの監視 と制御 を実行 する
にかかわらず 、ユーザー名は必ず
) には、遠隔 ログインかローカルログインか
ssp とし、適切 なパスワードを 入力 する必要 があ
SSP
操 作を実行 する (たと えば 、プ
ります。
制御ボード
サブネット
SSP
ワークステーション
1
制御
ボード
サブネット
LAN
Sun Enterprise 10000
CBE
2
CBE
制御
ボード 0
制御
ボード 1
SSP
図 1-1
Sun Enterprise 10000
います。各制御ボ ード はそれぞ れが制御ボ ードエ グゼ クティブ
Executive)
ボー ドの うちのい ずれか
設定します。 主制 御ボー ドに障 害が発 生した 場合は、第
イル オー バ ー 機能 によって自 動的に 代替制 御ボ ー ド に 切 り 替 わります。
SSP ソフトウェアは、ほ とん ど の制 御ボ ー ド を 稼動 コン ポーネ ントとして 扱 いますの
で、いず れかの制御ボ ード の電源 を切 断する場 合は、先にシステムの状態を調 べてく
ださい。詳細 につ いては第
4 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Sun Enterprise 10000 システムと制御ボード
プラットフォームでは、デュアル制御ボ ード がサポ ートされて
を実行 し、この
CBE
がネ ットワーク上 で
1
つを主 制 御ボー ドに 設定し、 残りを 代 替制 御ボー ドとして
9 章を参照してください。
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
(CBE: Control Board
SSP
との通信 を行 います。制御
9
章で 説明するよ うに、フェ
SSP ユーザー環境
SSP
コマン ドや
メインを 対話式で 操作することがで きます。
SSP を使用する
▼
1. SSP
2.
3.
を起動します。
ユーザー名
ssp% tail -f $SSPLOGGER/messages
以下のメッセージ が表示されます 。
Startup of SSP as MAIN complete
これ以降、
ます。
SSP GUI
ssp で SSP
Hostview や netcontool (1M)
プログラムを使用して
にログインし、以下 のよう に入力 します。
SSP 3.5 ウィンドウ
Sun Enterprise 10000
SSP
など の
プログラムが使用可能 になり
上 で
SSP
やド
SSP ウィンド ウは、 Solaris オペレーティング環境 や SSP 3.5 環境へのコマンド行 イン
タフェースとなります
(図 1-2)
。
1 章SSP
第
の概要
5
SSP またはその 他 のワークステーションのディスプレイ
SSP ウィンドウ
% rlogin ssp \
-l ssp
図 1-2 SSP ウィン ドウ
Common Desktop Environment (CDE) でローカルに SSP
▼
SSP
ウィンドウを表示する
1.
ユーザー名
2.
以下のい ずれかの 方法で
Solaris 7
■
し、次 に「このホ スト」を選択 する。
■
(
マウスの右ボ タンをクリックして表 示する) ワークスペ ース・メ ニューから「プ
ログラム」を選択 し、次 に「端末エ ミュレ ータ」を選択 する。
SSP ウィンドウを遠隔表示する
▼
1. rlogin (1)
し、
ssp で SSP
にログインします。
SSP
、8 または
コマンドを使用して、 ユーザー名
ssp
パスワードを入力 します。
9 の CDE
ウィンドウを開 きます。
のフロントパネ ルから「ホ スト」サブパネ ルを選択
ssp で SSP 3.5
マシンに遠隔ログイン
2.
プロンプトに従っ て、 目的 のプラットフォ ームまたはドメインの名前を入力し、
Return
キーを押 します。
SUNW_HOSTNAME
SSP コンソールウィンドウ
SSP
コンソールウィンド ウとは、
ソールのことです。システムは、このウィンド ウにオペレ ーティングシステムのメッ
セージを表 示します。
6 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
環境変数に、 入力した 値が 設定されます。
SSP
ワークステーションまたは
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
SSP
サーバ ーのコン
CDE で SSP コンソールウィンドウをローカルに表示する
▼
1.
ユーザー名
2.
以下のい ずれかの 方法で
■
(
マウスの右ボ タンをクリックして表 示する) ワークスペ ース・メ ニューから「プ
ssp で SSP
ログラム」を選択 し、次 に「コンソール」を選択 する。
■
Solaris 7、8
し、次 に「コンソール」を選択 する。
ネットワークコンソールウィンドウ
ネ ットワークコンソールウィンド ウ、つ まり
からのシステムコンソールメ ッセージ
示します
netcon(1M) ウィンドウ
% domain_switch
% netcon
(図 1-3)
domain1_name
または
。
にログインします。
SSP
ウィンドウを開 きます。
9 の CDE
のフロントパネ ルから「ホ スト」サブパネ ルを選択
(
netcon (1M)
ウィン ドウは、 ドメイン
オペレーティングシステム メッセージ ) を表
論理 接続
Sun Enterprise 10000
論理 接続
SSP
ネットワーク
ドメイン 1
% domain_switch
% netcon
図 1-3 netcon(1M) ウィン ドウ
netcon(1M)
よう に動 作します。動 的再構 成操 作など によって生 成されるドメ インコンソールメ ッ
セージは
netcon(1M)
「
domain2_name
ドメイン 2
ウィンド ウは、 コンソールがドメ インに物理 的に接続 されているかの
netcon (1M)
ウィンド ウに表 示されます。詳細 は、
の使用」とマニュアルペ ージの
netcon (1M)
41
ペ ージの
を参照してください。
1
SSP
章
第
の概要
7
Hostview
Hostview
SSP
の
Hostview
図 1-4 Hostview の GUI プログラム
プログラムは、グラフィカルユーザーインタフェース
コマンド と同様の機能 を提供します (図
% hostview&
SSP ウィンドウ
論理 接続
論理 接続
SSP
1-4)
。
ネットワーク
(GUI)
の形 式で多 く
Sun Enterprise 10000
ドメイン 1
ドメイン 2
Hostview
の詳細は、第
ニュアル』 のマニュアルペ ージ
8 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
2
章および、 『
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
hostview (1M)
• 2002 年 5
月
リファレ ンスマ
を参照してください。
第 2 章
Hostview
この章 では、
SSP
コマンド への
GUI
フロントエンド である
Hostview
につ いて説 明
します。
Hostview
■
システムボードを動 的にグループ分けして、ドメ インを作成する。各ドメ インは
それぞれ
では、以下のような管理操 作を実行でき ます。
Solaris
オペレ ーティング環境 の別個 のインスタンスを実行 し、固有 のロ
グメ ッセージファ イルを持ち ます。
■
ドメインに 対し、Solaris オペレーティング 環境を 起動する。
■
プラットフォームまたはドメ インの
SSP
ログメ ッセージファ イルにアクセスす
る。
■
ドメインに 遠隔ログインする。
■
各ドメインに対 し、
blacklist(4)
■
netcon(1M)
ウィンド ウを表 示する。
ファ イルを編集 して、ドメ インのハ ード ウェアコンポ ーネ ントを有
効 または無効 にする。
■
プラットフォーム内のボードをオペレ ーティングシステムに接続 したり、切 断し
たりしてボードを動 的に再構 成する。この機能 の詳細 は、『
Dynamic Reconfiguration
■
システムボードの電源を入 れる、または切 る。
■
ハ ード ウェアコン ポ ー ネ ントの 温度 および 電 圧 レベルを監視 する。
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
Sun Enterprise 10000
Hostview は、該当するプラットフォームに対 して 1 つのインスタンスを実 行するだ
けで起動 でき ます。同じプラットフォームに対 して複数の
Hostview
のインスタンス
を実行 することもでき ます。
SSP
環境 に遠隔 ログインした場 合は、環境変数
プレ イを設 定し、
うにします
説明を参照
xhost
を設 定して
SSP
(『 Solaris X Window System リファレ ンスマニュアル』の xhost (1) の
)
。
DISPLAY
に現在 使用しているディス
をそのワークステーションに表 示でき るよ
9
遠隔ログインセッションから Hostview を起動する
▼
1.
以下 のよう に入力 して、 ローカルワークステーションに外 部ホストを表示できるよう
にします。
% xhost +
2.
ユーザー名
ssp% hostview -display
SSP 上でワークスペース・メニューからローカルに
▼
ssp で SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
machine_name
:0.0 &
Hostview を起動する
●
マウスの右 ボタンを押し、 ワークスペース・メニューから「
Hostview
「
この方法は、
セッションを使用する場 合は利用でき ません。
CDE のフロントパネルから Hostview を起動する
▼
●
以下のい ずれかの 方法を使用します 。
■
フロントパネ ルの
■
フロントパネ ルの SSP アイコンの上の 矢印 をクリックして、「Hostview 」を選択
する。
■
SSP
ssp% hostview &
」を選択します 。
SSP
コンソールを使用する場 合にだけ利用でき、
SSP
アイコンをクリックする。
ウィンド ウを開いて、以下のように入力 する。
SSP
」を選択し 、次に
SSP
への遠隔ログイン
10 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
Hostview メインウィンドウ
Hostview
を起動すると、次のよう なメ インウィンド ウが表 示されます (図
2-1)
。
図 2-1 Hostview メインウィン ド ウ
メインウィン ドウの メニュー バーには、プラットフォームを制 御するためのコマン ド
があります。これらのコマンドの詳細 は、
ニューバ ー」を参照してください。
メ インウィンド ウのボ タン
照でき ます。これらのボ タンの詳細 は、
を参照してください。
(電源、 温度、フ ァンな ど ) を使用して、詳細 な状況 を参
14
ページの「 メインウィン ドウの メ
18
ページの「 メインウィン ドウの ボタン」
2 章Hostview 11
第
メ インウィンド ウの残 りの部分には、プラットフォームの ボ ード とバ スの状態 が図 示
されます。システムボード には
SB0 から SB15
プロセッサ番号 が示されます。制御ボ ード には
までの名 前が付いており、それぞ れの
CB0 と CB1 という名前が、サ ポート
ボー ドには CSB0 と CSB1 という名前が付いています。 バスには ABUS0 から ABUS3
までの 名前と、
DBUS0 と DBUS1
とい う名前が付いています。
画面の 上方に 表示されているシステム ボー ドは、物 理プラットフォームの前面に実 際
に 装着されている 順 に 配列されています。 画面の下方に 表示されているシステム ボー
ドは、物 理プラットフォームの 背面に実 際に 装着されている 順に配列されています。
境界線なしで 表示されているシステム ボー ドは、 どの ドメインにも属していない未選
択 のボー ドです
(図 2-2)
。
図 2-2
ドメ インに属しているシステムボ ード は、色付き の 境 界線 で囲 まれています (図
。同じドメ イン内 にあるボード はすべて同じ色の境 界線で囲 まれています。
2-3)
図 2-3
未選択のシステムボー ド (ドメ インに属していない)
未選択のシステムボー ド (ドメ インに属している)
色の境 界線を囲 む 黒い境 界線は、その ボー ドが 選択されていることを示します (図
2-4)
(Hostview
。
でボ ード を選択する 理由 はいくつ かあります。たとえば 、1 つまた
は複数のボードを 選択 し、それらのボード を基にドメ インを作成することができま
す。
)
12 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
図 2-4 選択したシステム ボー ド (ドメインに属している )
ボー ド内のプロセッサには、0 から 63 までの 番 号が付いています。プロセッサの 記
号の形 状
状態 につ いては、
ださい。
(菱形や円 など ) は、そのプロセッサの状態 を示しています。プロセッサの
19
ページの「 メインウィン ドウのプロセッサ記号」を参照してく
メインウィンドウ内にある項目を選択 す
る
Hostview
インも
を選択しておく 必要 があります。
■
ボ ード を
ます。選択 されたボードは黒 い境 界線 で囲 まれ、他のボードの 選択 はすべて解除
されます。
■
他のボードも 選択 するには、目的のボード をマウスの中央ボ タンでクリックしま
す。現在 選択 されているボードの 選択 を解除 するには、そのボード をマウスの中
央 ボタンでクリックします。
ドの選択 状 態を 切り 替えます。他の ボー ドの選択には 影響しません。
■
ドメ インを選択 するには、目的の ドメ イン内 にある任意 のボ ー ド をマウスの 左ボ
タンでクリックします。続 けて別のドメ インのボードを
用して
使用して最初に選択 したボードのドメ インだけです。
メ インウィンド ウでは、1 つ または複数 のボ ード を選択 で き るほ か、ドメ
1
つ選択 で きます。ドメインの作成な どの作業を行うには、あらかじめ ボー ド
1
つだけ選択 するには、目的の ボー ドをマウスの 左 ボタンでクリックし
(
マウスの中央ボ タンは、現在ポ イントしているボー
)
(
マウスの中央ボ タンを使
)
選択することも可能 ですが、 選択されるドメ インは、マウスの 左ボ タンを
2 章Hostview 13
第
メインウィンドウのメニューバー
Hostview
のメインメニューの各項目の機能を表
表 2-1 Hostview のメニュー項目
メニュー サブメニューの項目 説明
File SSP Logs
Quit
Edit Blacklist File
Control Power
Bringup
Fan
Configuration Board
ウィンドウ上に、ドメインまたはプラット
フォームに対する
ます。詳細は、
イル」を参照してください。
Hostview
ブラックリストに登録するボードや
指定できます。
power(1M)
ウを表示します。
内からコンポーネントの電源を投入または切
断する」を参照してください。
ドメインに対して
ウィンドウを表示します。
Hostview
「
してください。
fan(1M)
表示します。
ム内のファンを制御します。
システムボードの接続・切り離しを可能にし
ます。この機能の詳細は、『
10000 Dynamic Reconfiguration
ニュアル』を参照してください。
2-1
に示します。
SSP
メッセージを表示し
22
ページの「
を終了します。
コマンドを使用できるウィンド
51
ページの「
bringup (1M)
でドメインを起動する」を参照
コマンドを実行するウィンドウを
fan (1M)
SSP
ログファ
Hostview
を実行する
32
ページの
は、プラットフォー
Sun Enterprise
ユーザーマ
CPU
を
14 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
表 2-1 Hostview のメニュー項目 (続き )
メニュー サブメニューの項目 説明
Domain
Terminal netcontool
Connect to SSP
Connect to Domain
複数の選択肢を持つメニューを表示します。
このメニューには、ドメインの作成、ドメイ
ンの削除、ドメインの名前変更、ドメインの
状態情報の表示、ドメインの履歴の表示と
いったメニュー項目があります。ドメイン
は、同一のオペレーティングシステムのカー
ネルを実行する
成されます。ドメインは、それぞれ独立して
機能します。各ドメインは別個の作業負荷を
処理し、固有のログメッセージファイルを備
えています。詳細は、
Hostview
「
ページの「
を参照してください。
netcon(1M)
インタフェースを提供するウィンドウを表示
します。このウィンドウからドメイン用の
ネットワークコンソールウィンドウを開くこ
とができます。このメニュー項目を選択する
ことは、
することと同じです。詳細は、
netcon(1M)
「
い。
メニューを表示します。このメニューには、
任意のプラットフォームまたはドメインをホ
ストとして、
または
を開くためのメニュー項目があります。この
オプションを選択する前に、ドメインを選択
しておいてください
のシステムボードを選択します
メニューを表示します。このメニューには、
選択したプラットフォームまたはドメインに
xterm
shelltool
インするためのメニュー項目があります。こ
のオプションを選択する前に、ドメインを選
択しておいてください
かのシステムボードを選択します
1
つまたは複数のボードで構
26
ページの
でドメインを作成する」と
Hostview
netcontool (1M)
でドメインを削除する」
コマンドに対するグラフィカル
コマンドを実行
の使用」を参照してくださ
xterm、dtterm、cmdtool
shelltool
の形式で
(
dtterm、cmdtool
、
ウィンドウを使用して遠隔ログ
SSP
ドメイン内のいずれか
、または
(
ドメイン内のいずれ
41
ページの
ウィンドウ
)
。
)
。
30
、
2 章Hostview 15
第
表 2-1 Hostview のメ ニュー項 目 (続き )
メニュー サブメニューの項目 説明
View All Domains
Individual Domains
Help
ト ピ ック名 表示されたトピックに関するヘルプを 表 示し
すべてのドメ インのボードに加え、ドメ イン
に属していないボードも表 示します。
ど のドメ インにも属していないボ ード も表
(
示されます。ただし、ドメインに属していな
いボ ード は使用でき ません。
個 々の ドメ インを選択 すると、その ドメ イン
に含まれているボード だけが表 示されます。
ドメ インを識別 するために用いら れて い る境
界線の色が、メ ニュー内 の個々 の ドメインの
背景色としても使用されます。それぞ れのド
メインに属している ボー ドのシステム ボー ド
番 号が、角括弧 の中 に示 され ます 。
ます。
ヘルプウィンドウ
)
メニューからトピックを選択 すると、
Help
ます
(図 2-5)
16 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
。
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
Hostview - Help
月
ウィンド ウが表 示され
図 2-5 Hostview のヘ ルプウィン ドウ
上の領域から目的のトピックを 選択すると、下の 領域にそのトピックに関する ヘルプ
情報が表示されます。
2 章Hostview 17
第
メインウィンドウのボタン
Hostview
が発 生すると、関 係する ボタンが 赤色 に 変わります。
電源ボタン
Status
電源を投入 または切断する」を参照してください。
図 2-6 電源ボタン
温度ボタン (図
を示す
で温度の状態 を監視 する」を参照してください。
図 2-7 温度ボタン
メインウィン ドウには、以下の ボタンがあります。限 界 値の 超過や エラー
(図 2-6)
ウィンド ウを表 示します。
Thermal Status Display
は、プラットフォームの 電源の状 態を示す
ページの「
51
は、プラットフォーム内のボード とコンポーネ ントの温度 の状態
2-7)
ウィンド ウを表 示します。
Hostview
Power Control and
内からコン ポー ネントの
ページの「
57
Hostview
ファ ンボ タン (図
Display
参照してください。
図 2-8 ファ ン ボ タン
ある種のエ ラーが発生 すると、障害ボ タン (図
ボ タンをクリックすると、発生 したエ ラーに関する情報 を示すウィン ド ウが開き ま
す。
18 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ウィンド ウを表 示します。
は、プラットフォーム内 のファ ンの状態 を示す
2-8)
ユーザーマニュアル
ページの「
59
• 2002 年 5
Fan Status
Hostview
が赤色 に変 わります。赤色 の障 害
2-9)
月
でファ ンを監視 する」を
図 2-9 障害ボタン
表
にこの ボタンによって 表示される エラーを示します。
2-2
表 2-2 エラー状 態
エラー 説明
Host panic recovery in progress
ホストパニックの 回復処理が 進行
(
中
)
Heartbeat failure recovery in
progress (
処理が 進行中
Arbitration stop recovery in
progress (
の 回復処理 が 進行 中
ハートビート 障害の回復
)
アービトレ ーション停止
)
ドメ インのオペレ ーティングシステムに障 害が発 生
し、回復処理が進 行 中です。
がプラットフォームまたはドメインの最新情報 を
SSP
受け取っていません。
パリティーエ ラーまたはその他の重 大なエ ラーが発
生し、ドメインの回復処 理が進 行しています。用 語
集の「アー ビトレーション停止」の 項を参照してく
ださい。
メインウィンドウのプロセッサ記号
メ インウィンド ウでは、プロセッサ記号 の 形 状と 背景色 によって該当プロセッサに関
する情報 が表 示されます。たとえば 、緑色 を背景 とする菱形記号 は、そのプロセッサ
がオペレーティングシステムを実行していることを表します。
表
に 形 状と各プロセッサが実 行しているプログラムを示します。
2-3
表 2-3 プロセッサ 記号の形 状
形 状 プロセ ッサ が 実行しているプログラム
オペレーティングシステム
hpost(1M)
2 章Hostview 19
第
表 2-3 プロセッサ 記号の形 状 ( 続き)
形 状 プロセ ッサ が 実行しているプログラム
download_helper
OBP
?
表
にプロセッサ 記号の 色 と各 色 が 表すプロセッサの状 態を示します。
2-4
未知のプログラム
表 2-4 色が示すプロセッサの状 態
色 状態
緑 動作中。
茶終 了中。
黄 実行 前
青不明。
黒 ブラックリストに登 録さ れ てい ます
を実行でき ません
赤 レッド リス トに 登録 され て いま す
実行 でき ません。この状態 は変更 でき ません
白 プロセッサは装着 されていますが 構 成されていません
使用でき ませんが、ブ ラックリストやレッド リストには登録されて
いません。例 として、ホ ットスワップで新 しく装着 されていても、
オペレ ーティングシステムにまだ接 続 されていないボ ード が挙げ ら
れます)。
の読み込み中です )。
(OS
。
)
プロセッサはプログラムや診断
(
プロセッサはプログラム や診 断を
(
。
)
プロセッサは
(
20 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
Hostview のリソース
Hostview
囲 まれています。ドメ インの 色を 変更 する場 合、または使用しているワークステー
ションで
色 をドメインご とに 設 定で き ます。
を入力し、 指 定された色 を有効 な色 の名称 を使って変更 します。
Hostview*domainColor0: white
Hostview*domainColor1: orange
Hostview*domainColor2: yellow
Hostview*domainColor3: pink
Hostview*domainColor4: brown
Hostview*domainColor5: red
Hostview*domainColor6: green
Hostview*domainColor7: violet
Hostview*domainColor8: purple
Hostview*domainColor9: mediumaquamarine
Hostview*domainColor10: yellowgreen
Hostview*domainColor11: maroon
Hostview*domainColor12: cyan
Hostview*domainColor13: darkgoldenrod
Hostview*domainColor14: navyblue
Hostview*domainColor15: tan
showrgb (1)
を使用して、ワークステーションで表示可能なドメ インの色を確 認でき ます。
.Xdefaults
よう な状態 になります。
■
Hostview
界線が表 示されない
■
View
メインウィン ドウでは、同じドメインに属する ボー ドは同じ 色の 境界線で
Hostview
コマン ド (『
メインウィン ドウに、無 効な 色とその 後 続の ドメイン 色の ドメインの 境
メニューにドメイン 名が 表示されない
がサ ポートするデフォルトの 色を表 示で きない 場合は、使用する
$HOME/.Xdefaults
Solaris X Window System
ファ イルに無効 なドメ インの色 を指 定すると、エ ラーが発生 し、以下の
ファ イルに以下のリソース
リファレ ンスマニュアル』 を参照
)
Hostview の性能に関する注意事項
Hostview
各
Hostview を実行する 場合は、 SSP に十 分なスワップ 領域 があることを 確認して
数の
ください。たと えば、
MB
のスワップ領域 が必要 です。
の表 示には、
3
つの
SSP
内に 最大
Hostview
10 MB
のインスタンスを実行する場 合は、最低
のスワップ領域 を必要 とします。複
2 章Hostview 21
第
30
SSP ログファイル
SSP
は、ログ、情報 、警告 、およびエ ラーの各メ ッセージをさまざ まなログファ イル
に記 録します。
特定のドメ インに限定されないプラットフォーム全般 に関するメ ッセージは、以下の
ファ イルに記 録されます。
$SSPLOGGER/messages
メイン
SSP
の他にスペア
イルに記 録されたプラットフォームに関するメ ッセージ、およびいず れかのドメ イン
に関するメ ッセージは、スペア
特定のドメ インに関するエ ラーメ ッセージは以下のファ イルに記 録されます。
SSP
も構 成している場 合、メ イン
SSP
上でも 記録されます。
SSP
上の メッセージフ ァ
$SSPLOGGER/
ここで
domain_nameは、エ ラーが発生 したドメ インのホ スト名 です。
SSPLOGGER
ださい。
メ ッセージの形式とログの レ ベルは、
domain_name
SSP
など の
/etc/syslog.conf
た場 合以外 は、これらのファ イルのデフォルト値 を変更しないでください。
注
Solaris
–
メッセージが
オペレーティング 環境をドメインにインストールする際に、システム
SSP の /var/adm/messages
/var/adm/messages
/etc/syslog.conf
/messages
環境変数の 詳細は、
112
ページの「環境変数」を参照してく
SSP 上の $SSPLOGGER/.logger ファ イルと
ファ イルに指 定されています。サービスの提供者から指 示され
ファ イルとドメ インの
ファ イルに送 られるよう にそのドメ インの
ファ イルが変更 されます。
22 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
Hostview で messages ファイルの内容を表示す
▼
る
適 切なボードを選択します。
1.
■
特定のドメ インに関する messages ファ イルを表 示する場 合は、Hostview メ イン
ウィンド ウでそのドメ インを選択 します
ウスの左ボ タンでクリックします
■
プラットフォームに関する
択 をすべて解除 します。
messages
(
そのドメ インに属する任意のボード をマ
)
。
ファ イルを表 示する場 合は、ドメ インの選
2. File
メニューから
SSP Logs
を選択します。
SSP Logs ウィンド ウが表 示されます (23 ページの 図 2-10)。
図 2-10 SSP Logs ウィンド ウ
Domain Name (
messages
す。
ドメ イン名) フィール ド には、 選択 した ドメ インの 名 前が 表 示されま
ファ イルはウィンド ウのメ インパネ ルに表 示されます。
2 章Hostview 23
第
24 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 3 章
ドメインの管理
SSP
は、複数 のシステムボード をいくつ かの論理 グループに分けて、動 的システムド
(
メ イン
します。各ドメ インはそれぞ れのオペレ ーティングシステムを実行 し、それぞ れの作
業負荷 を処理 することができ ます。ドメ インの作成や削除 は、他のドメ インの動 作を
中断することなく実行 することができ ます。ドメ インにはさまざ まな用途 がありま
す。たとえば 、オペレ ーティングシステムの新 しいバ ージョンをテストする場 合や、
開発やテストのための環境 を作りたい場 合に、ドメ インを使用します。ドメ インを使
用することにより、問題 が発生 しても、システムの他の部分には影響 しません。
各部署ご とに
ジョブに備え て、一時 的に単 一のドメ インに再構 成することも可能 です。
または単 に「
1
ドメイン
つ のドメ インを作成することもでき ます。週末に実 行 する大規模な
」と呼 びます) を作成するためのコマンド をサポ ート
ドメインの構成条件
システムボードを任意 にグループ分けしてドメ インを作成するには、以下の条件 が満
たされている必要 があります。
■
目的のボード が実際に装着 されており、かつ別 のドメ インによって使用されてい
ないこと。
■
少なくとも
■
目的のボード に、独立 したドメ インをサポ ートでき るだけの十 分なメ モリーが備
わっていること。
■
(domain_create (1M)
けた名 前が一意 のものであり
とおりに
■
工場から出荷 されたドメ イン用の
eeprom.image
は、
い。
1
枚 のボ ー ド に ネ ットワークインタフェースが 備 わっていること。
コマンド で定められているとおりに) 新しいドメ インに付
(SUNW_HOSTNAME
、か つ
環境変数で定められている
) 起動するとき のドメ インのホ スト 名 と一致 していること。
ファ イルを誤 って削除 または破壊 し、バ ックアップがない場 合
29 ページの「
eeprom.image
eeprom.image
ファ イルを作成し直す」を参照してくださ
ファ イルがあること。
25
1
つ のドメ インに属するボ ード のいずれかに少 なくとも
ている必要 があります。ドメ インが独自の起動 ディスクを持 たない場 合は、ドメ イン
をネ ットワークから起動 でき るよう にネ ットワークインタフェースを最低
いる必要 があります。
Hostview でドメインを作成する
▼
1
つ起動ディスクが接 続され
1 つ備えて
注 –
以下の手順 に進 む前に、前の節の
1
てください。
合は、ご購 入 先にお問い合わせください。さらに、ドメ インを作成した後、
/etc/hosts
1.
目的 のボードをマウスの左 ボタンでクリックします。
2.
他 のボードを追加選択するには、そ のボードをマウスの 中央 ボタンでクリックしま
す。
既存の ドメインに属していない ボー ドを 選択してください。
3. Configuration
Create Domain
つ でも満 たされていない条件 があり、システム 構 成の変更 が 必要 な場
を更新してドメインの新しい名前を反映させる必要があります。
メニューから
ウィンド ウが表 示されます (図
Domain
25
ページの「ドメインの 構成 条件」を 確認し
3-1)
Create
。
を選択します。
を選択し、 次に
26 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
図 3-1 Create Domain ウィンド ウ
4.
作成するドメイン用の適 切な
5.8
ルトは、
です。 作成するドメインのオペレーティングシステムのバージョンを反
OS
バージョン 番号を指定する必要 があります 。デフ ォ
映するよ うに 、必要に 応じて このバージョン 番号を変更します 。
5.
ドメイン名を入力 します。
ドメイン 名は、 出荷時に 設定された
eeprom.image
フ ァイルに含まれる 名前にする
必要があります。 任意に名前を指 定することはできません。
3
第
章 ドメインの管理
27
6.
他のフィールドの内容に問題がない場合は 、
System Boards
示されています。
れのデフォルト値 が示されています。
コマンドが正常に実 行 されると、ウィンド ウの情報 パネ ルに
(
コマンド 完了 ) のメ ッセージが表 示されます。
フィールド には、
OS Version
Hostview
フィールドと
execute
メインウィン ドウで選択 した ボー ドが 表
Platform Type
をクリックします。
フィールド には、それぞ
Command completed
注 – Hostview
ることはでき ません。最初 のコマンドが 完了 する前に次の
remove
▼
コマンド行からドメインを作成する
以下の手順 に進 む前に、
注 –
1
つ でも満 たされていない条件 があり、システム 構 成の変更 が 必要 な 場 合は、ご
い。
購 入先にお問い合わせください。
1. SSP
ウィンドウで、以下 のよう に入力 します。
ssp% domain_create - d
-
o
os_version
ここで、
domain_nameは、新 しいドメ インの名 前です。
Enterprise 10000
ります。
で、同時 に複数の create コマンド または remove コマンド を実行す
create コマンド または
コマンド を実行 しよう とすると、後 の方のコマンド の実行は 失敗 します。
25
ページの「ドメインの 構成 条件」を 確認してくださ
domain_name
-p
platform_name
システムの中で、他と重 複しない、一意の名 前を指 定する必要 があ
-b
system_board_list \
SSP
が制御 するすべての
Sun
system_board_listは、新 しいドメ インに属するボ ード です。装着 済み の未 使用のシス
テムボードを指 定してください。どのドメ インにも、ネ ットワークインタフェースと
ディスクインタフェース、独立 したシステムをサポ ートでき るだけの十 分なメ モリー
が必要です。ドメインに含めるすべてのボ ード のボ ード番 号 を、コンマまたは空白 文
字で区切 って指 定します。
os_versionは、ドメ インに読み込 むオペレ ーティングシステムのバ ージョンです。
platform_nameは、 SSP が 管理するプラットフォームの 名前です。
2.
必要に応 じて、
イン用の新 しい
domain_switch(1M)
メインの 名前を 設定します。
28 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
5
ページの「
SSP
ウィンドウを開 きます。
コマンド を使用して、環境変数 SUNW_HOSTNAME に新 しいド
ユーザーマニュアル
SSP 3.5
• 2002 年 5
ウィンドウ」 で説明されているように、 ドメ
月
eeprom.image ファイルを作成し直す
▼
注 –
対応する
注 文したドメイン用の
eeprom.image
eeprom.image
eeprom.image ファ イルを作成し直すことができ ます。シリアル番号 と
て
EEPROM
ことができ ます。この場 合は、以下の手順 を実行 します。
ユーザー名
1.
2. eeprom.image
注 – key
を入力する必要があります。
最初のドメインに対し 、以下のよ うに入 力します 。
a.
ssp% domain_switch
ssp% sys_id -k
ここで、
eeprom.image
eeprom.image
ファ イルを誤 って削除 したり、起動 ディスクが破壊 されており、
ファ イルのバ ックアップコピーがない場 合は、購入 先に問い合わせ
キーがわかる場 合は、ユーザーが eeprom.image ファ イルを作成し直す
ssp で SSP
ファイルを作成し直します。
番号および
にログインします。
host_id
ファ イルがない場 合は、ドメ インを作成でき ません。
ファ イルは、工場 から出荷 されます。
番 号は大文字と 小 文字が区別 されるので、 正確 に 番 号
domain_name
-s
key
serial_number
domain_nameは、ドメ インのホ スト名 です。
keyは、
serial_numberは、
eeprom
のキー番号 です。
0XA65xxx
の形 式でキー とともに提供された番号 です。
残りのす べてのドメインに対して、以下のよ うに入 力します 。
b.
ssp% domain_switch
ssp% sys_id -k
ここで、
domain_name
-h
key
hostid
domain_nameは、ドメ インのホ スト名 です。
keyは、
hostid は、
eeprom
0X80A66xxx
のキー番号 です。
の形 式でキー とともに提供された番号 です。
3
第
章 ドメインの管理
29
以下のよ うに入 力して 、結果を確認します 。
3.
ssp% sys_id -d
以下の例 では、
です。
ssp% domain_switch domain_name
ssp% sys_id -k 49933C54C64C858CD4CF -h 0x80a66e05
ssp% sys_id -d
IDPROM in eeprom.image.domain_name
Format = 0x01
Machine Type = 0x80
Ethernet Address = 0:0:be:a6:6e:5
Manufacturing Date = Wed Dec 31 16:00:00 1998
Serial number (machine ID) = 0xa66e05
Checksum = 0x3f
4. SSP
▼
の起動ディスクで障害が発生 した場合 に備えて、
イルをテープまたはディスクにバックアップします。
Hostview でドメインを削除する
1. Hostview
す。
49933C54C64C858CD4CF
メインウィンドウで、 削除するドメインに属するボードをクリックしま
がキーであり、
0x80a66e05
ホスト
が
SSP の eeprom.image
id
ファ
2. Configuration
Remove Domain
30 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
メニューから
ウィンド ウが表 示されます (図
ユーザーマニュアル
Domain
を選択し、 次に
• 2002 年 5
Remove
3-2)
。
月
を選択します。
図 3-2
デフォ ルトの
3.
Remove Domain ウィンド ウ
domain_remove (1M)
コマンドのままでよければ、
execute
ボタンを
クリックします。 必要に応 じてコマンドを変更することも できます。
domain_remove(1M)
て、ヘ ルプウィンド ウを表 示します
4.
ドメインのサブディレクトリを削除するかどう かを指定します。
コマンドの詳細 を参照するには、
(
「ヘ ルプウィンド ウ」参照)。
help
ボ タンをクリックし
サブ ディレ クトリのパス名 が表 示されます。表 示されるサブ ディレ クトリには、メ ッ
セージファ イル、構 成ファ イル、
hpost(1M)
ダ ンプフ ァイルなどドメインに 固 有の
情報が含まれています。それらの 情報が 必要な場合は、表示されたディレクトリを削
除しなくてもかまいません。これらのディ レクトリを保 存しておくと、ドメインの 再
作成が 容易 になります。
ドメインを 削除できない場合は、マニュアルページの
注 –
domain_remove (1M)
参照して、発生する可能 性のあるエ ラーの一覧を調 べてください。
3
第
章 ドメインの管理
を
31
▼
コマンド行からドメインを削除する
1.
ユーザー名
ssp% domain_remove - d
削除する ドメインで オペレーティングシステムが実 行されていてはなりません。
2.
ドメインのサブディレクトリを削除するかどう かを指定します。
サブ ディレ クトリのパス名 が表 示されます。表 示されるサブ ディレ クトリには、メ ッ
セージファ イル、構 成ファ イル、
情報 が含まれています。必要 に応 じて、サ ブ ディ レ クトリを保 存 しておくことがで き
ますが、保存 しておかなくても、ドメ インを作成し直すことはでき ます。
3. domain_status (1M)
注 –
ルペ ージの
を調 べてください。
Hostview でドメインを起動する
▼
1.
起動するドメインに属している任 意のシステムボードを、 マウスで選択します。
ssp
で以下 のよう に入力 します。
domain_name
hpost(1M)
を入力 して、 ドメインが 削除されたこ とを確認します。
ドメインを 削除できない場合は、エラーメッセージが表示されます。マニュア
domain_remove (1M)
を参照して、発 生 する可 能 性のある エ ラーの一 覧
ダンプフ ァイルなどドメ インに 固有の
2. Control
選択したドメ インの名 前が示されたウィンド ウが表 示されます。
3. Execute
4.
起動が 完了したら、
5. Connect
6. OBP
ドメインを起動します。
ドメ インが起動 され、ログインプロンプトが表 示されます。上記 のコマンド を入力 す
る前に、
定するディスクのエ イリアスを決 めることができ ます。
32 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
メニューから
をクリックして、 起動します。
ボタンをクリックして、
プロンプト (つまり、
OK boot
boot_device
OBP
Bringup
Terminal
OK
コマンドの
ユーザーマニュアル
devalias
を選択します。
メニューから
netcon(1M)
プロンプト) が表示されたら、以下 のように入力して
• 2002 年 5
netcontool
ウィンドウを開 きます。
を使用することによって、boot_device として指
月
を選択します。
コマンド行からドメインを起動する
▼
SSP
ウィンド ウのコマンド行 からドメ インを起動 する前に、ドメ インに属するシステ
ムボ ード の電源 を入 れておく必要 があります。また、環境変数
適切 なドメイン名 を設 定する必要 もあります。
SUNW_HOSTNAME
に
ユーザー名
1.
ssp% domain_switch
ここで、
ドメイン内のすべ てのボードの電源を入れます。
2.
以下のよ うに入 力して 、ドメインを起動します 。
3.
-A
ドメインは自 動的に 起動されます。自 動起動オプションが オフの 場合は、ユーザーが
OBP
詳細はマニュアル ページの
domain_name は起動する ドメ インの 名 前です。
ssp% power -on
ssp% bringup -A [off|on] [
ssp% netcon
ok boot
オ プションは、自動起動オ プションです。自 動起動オ プションが オ ンの場 合は、
プロンプトからドメ インを起動 する必要 があります。コマンド行オ プションの
で以下 のよう に入力 し、 環境変数
ssp
domain_name
disk
bringup (1m)
SUNW_HOSTNAME
]
を参照してください。
を設 定します。
3
第
章 ドメインの管理
33
Hostview でドメインの状態を確認する
▼
Configuration
●
Domain Status
メニューから
ウィンド ウが表 示されます (図
Domain
を選択し、 次に
3-3)
Status
。
を選択します。
3-3
図
ウィンド ウのメインパネ ルに状態 リストが表 示されます。以下の表 に、Domain
Status
34 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Domain Status ウィンドウ
ウィンド ウのカラムを示します。
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
注 – domain_status
力し、 次に
execute
ボ タンをクリックすると、ドメ インで実 行 されている
コマンドに
-m
オ プションを付けて
の種類 を調 べることができ ます。この操 作により、表
に関する情報
3-1
表
名称 説明
DOMAIN
TYPE
PLATFORM
DR-MODEL
(2.0、3.0、unknown
のい ず れか) が 表示されます。
ドメインの状 態を示すカラム
ドメインの 名前が 表示されます。
プラットフォームの種類 が示されます。現在 のリリースで表 示され
る値 は、
プラットフォームの名 前が示されます。プラットフォー ム名 は、
パッケ ージのインストール 時に設 定されます。
Ultra-Enterprise-10000
domain_status
ボ ックスに入力 し、 次 に
ンご とに実行 されている
る
モデル番号 は、
DR
コマンドに
-m
execute
モデル番号が表 示されます。表 示され
DR
2.0、3.0、unknown
オプションを付けて
ボタンをクリックすると、ドメイ
Command
3-1
に示すよう に、
だけです。
のいず れかとなります。
ボ ックスに入
DR
モデル
DR
モデル
Command
SSP
OS
SYSBDS
モデル
• DR
DR
のいず れかのオペレ ーティング環境 が動 作するドメインでサ
8
ポートされます。
• DR
メイン 上で 行う
2.0 は dr_daemon (1M)
操 作を制御 します。
モデル
はドメイン構 成サーバ ー
3.0
操作を制 御するとともに、
DR
DR
Coordination Manager (RCM)
ベース、システム管理ツ ールなど のアプリケ ーションと
ントを調整します。
、
10/01
する ドメインでサ ポートされます。
ドメインが稼動 していない 場合、または ドメインに 対して
•
正しく 構成されていないと、
調べることがで きません。このよ うな 場合、
「
DR
Reconfiguration
ドメ インのオペレ ーティングシステムのバ ージョンが表示されま
す。
ドメ インを構 成しているシステムボ ード が表 示されます。
Solaris 8 2/02
unknown
モデルにつ いての詳細 は、『
」と表 示されます。
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
モデル
DR
のいず れかのオペレ ーティング環境 が動 作
を実行 して、ドメ イン上で行う
モデル
2.0 は、Solaris 2.5.1、2.6、7
dcs (1M)
を実行 して、ド
Reconfiguration
とインタフェースして、データ
3.0 は、Solaris 9、Solaris 8
はそのドメインの
SSP
DR
DR
モデルは
Sun Enterprise 10000 Dynamic
DR
DR
モデルを
、
イベ
が
3
第
章 ドメインの管理
35
ドメインをシャットダウンする
▼
スーパーユーザーとしてドメインにログインし、
●
す。
システムが停 止したことを示すメ ッセージが表 示されます。
Hostview でドメインの名前を変更する
▼
注 –
ドメ イン名 の 変更 後、ドメ インの 新しい名 前を反映 するよ う に標準のホ スト 構 成
ファ イルも更新 する必要 があります。詳細 は、ドメ インで稼動 しているバージョンの
オペレ ーティング環境 向けの
Collection
Japanese
Solaris 9
1.
スーパーユーザーとしてドメインにログインします。
2. sys-unconfig (1M)
3.
ディレクトリ
eeprom.image
4. NIS
内、 および
前に変更します。
Japanese
-
Solaris 7
』 、
のシステム管理 マニュアル) を参照してください。
を実行してホストを構成解除します。
/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/eeprom_save
ファイルをバックアップします。
SSP 上の /etc/hosts
Solaris
Solaris 2.6 System Administrator Collection Vol 1 -
』、 『
8 の 『System Administrator Collection - Japanese
または
マニュアル
ファイル内のホスト名を新 しいドメインの名
shutdown(1M)
(Solaris 2.6、7
コマンドを実行しま
8 の『 User
または
にある
』、
5.
ユーザー
するボードを選択します
ssp
6. Configuration
Rename Domain
36 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
となり、
メニューから
ユーザーマニュアル
Hostview
(
ボードをマウスの左 ボタンでクリックします)。
ウィンド ウが表 示されます (図
メインウィンドウで、 名前を変更するドメインに属
Domain
を選択し、 次に
• 2002 年 5
Rename
3-4)
。
月
を選択します。
図 3-4 Rename Domain ウィン ドウ
7.
デフォ ルトの
domain_rename (1M)
コマンドのままでよければ、
クリックします。 必要に応 じてコマンドを変更することも できます。
domain_rename(1M)
コマンドの詳細 を参照するには、
て、ヘ ルプウィンド ウを表 示します
8. bringup (1M)
詳細については 32
コマンドまたは
ページの「
(「ヘ ルプウィンドウ」参照 )。
Hostview
Hostview
を使用してドメインを起動します。
でドメインを起動する」または
help
の「コマンド行 からドメ インを起動 する」を参照してください。
9. netcon (1M)
セッションを 開始し 、ドメインの構成に関する 問い 合わせ に 答え ます 。
第
execute
ボタンを
ボタンをクリックし
33
ページ
3
章 ドメインの管理
37
▼
コマンド行からドメインの名前を変更する
ドメイン 名の 変更後、 ドメインの 新しい 名前を 反映するよ うに標準の ホ スト 構
注 –
成ファ イルも更新 する必要 があります。詳細 は、ドメ インで稼動 しているバ ージョン
のオペレーティング環境向けの
Collection
Japanese
Japanese
-
』 、Solaris 7 または 8 の 『 System Administrator Collection - Japanese 』 、
Solaris 2.6 System Administrator Collection Vol 1 -
』、 『
Solaris
マニュアル
(Solaris 2.6、7
または
8
Solaris 9 のシステム管理マニュアル ) を参照してください。
1.
スーパーユーザーとしてドメインにログインします。
の『
User
2. sys-unconfig (1M)
3.
ディレクトリ
/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/eeprom_save
eeprom.image
4. NIS
5.
内、 および
前に変更します。
ユーザー名
% domain_rename -d old_domain_name -n new_domain_name
詳細は、マニュアル ページの
ssp
6. bringup (1M)
詳細 につ いては 32
の「コマンド行 からドメ インを起動 する」を参照してください。
7. netcon (1M)
セッションを開始 し、 ドメインの構成に関する問い合わせに答え ます。
を実行してホストを構成解除します。
ファイルをバックアップします。
SSP 上の /etc/hosts
で以下 のよう に入力 し、 ドメイン名を変更します。
domain_rename (1M)
コマンドまたは
ページの「
Hostview
Hostview
ファイル内のホスト名を新 しいドメインの名
を参照してください。
を使用してドメインを起動します。
でドメインを起動する」または
にある
33
ページ
38 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
▼
ドメインで実行するオペレーティングシステムの
バージョンをコマンド行から変更する
1.
ユーザー名
2. domain_rename
ムのバージョンを変更します。
% domain_rename - d domain_name -o new_OS_version
ここで、
domain_name は、バ ージョンを変更 するドメ インの名 前です。
new_os_version は、このドメ インで実行 する
バージョン
ssp
でドメインにログインします。
コマンドを実行して、 ドメインの
(5.5.1、5.6、5.7、5.8、5.9 など )
SunOS
です。
SunOS
オペレーティングシステムの
オペレーティングシステ
3
第
章 ドメインの管理
39
40 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 4 章
netcon と netcontool
この章 では、
netcontool(1M)
ドウの 設定と 呼び 出しを簡略化します。直接
netcon(1M)
る場 合は、操 作を実行 するためのエ スケ ープシーケ ンスを知 っている必要 がありま
netcontool(1M)
す。
す。
netcon(1M)
につ いて説 明します。
ウィンド ウを表 示することもでき ます。ただし、
netcon(1M)
netcon(1M)
netcontool(1M)
スでは、
す。一般 的には、ユーザー名
netcon(1M)
ssp% domain_switch
ssp% netcon
この結 果、
マンドで指 定したドメ イン用の
netcon(1M)
する書き込み 権のあるウィンド ウはこのうち の
netcon(1M)
はでき ません。
コマンド は、
と同じです。ダ イアルインやその他の低速回線 を経由 したアクセ
GUI
インタフェースを備え ていない
コマンドを入力 します。たとえば 、以下のように入力 します。
netcon(1M)
ウィンド ウを同時 に開くことができ ます。ただし、特定のドメ インに対
ウィンド ウにはメ ッセージが表 示されますが、コマンドを入力 すること
netcon (1M)
と
では、必要 なボ タンをクリックすることで操 作を実行できま
コマンドの
netcontool (1M) は、netcon (1M)
netcon (1M)
GUI
フロントエンド である
コマンド を使用して
netcon(1M)
ウィン
を使用す
の使用
GUI
インタフェースを備え ていない点を除 けば
netcon (1M)
ssp で SSP マシンにログインし、 SSP ウィンド ウで
domain_name
コマンド を実行 したウィンド ウが、
netcon (1M) ウィンド ウになります。複数の
1
つ だけです。読み 取り 専用モー ド の
コマンド の方が実用的で
domain_switch(1M)
コ
netcon(1M)
ン、ロック付きの書き込み 権を持つ モード にするための
ションのモード にするための
では、ロックなしの書き込み 権を持つ モード にするための
-f
オプション、読み取り 専用のモー ドにするための
-g
-l
オプション、 排他的セッ
オプショ
41
-r
オ プションを指定で き ます。これらのオ プションの構 成方法につ いては表
参照してください。また、これらの引数 が指 定されなかった場 合の
動 作につ いては、マニュアルペ ージの
書き込み権を与えられている場合は、コマンド を入力することができます。先頭にチ
ルド
(~)
の付く特 別なコマン ドを 入力 すると、
機能を実 行することもで きます。
netcon(1M) を参照してください。
netcontool(1M)
netcon(1M)
ウィンド ウにある
4-2
を
の
netcon
domain_name"
す。起動 されている場 合は、「
netcon_server(1M)
コマンド行から netcon(1M) を起動する
▼
1. SSP
CDE のフロントパネルから netcon (1M) を起動
▼
ウィンド ウにメ ッセージ
が表 示される場 合は、ドメ インが起動 されていない可能 性がありま
を再起動することができます。
にユーザー名
ssp% domain_switch
ssp% netcon
でログインし、以下 のよう に入力 します。
ssp
"netcon_server is not running for
netcon_server -r &
domain_name
」を実行 して、
する
1. CDE
2.
のフロントパネルから
択します。
入力 の要求 に応 じて、 ドメイン名を指定します。
サブパネルを選択し、 次に
SSP
netcon
オプションを選
CDE のワークスペース・メニューから
▼
netcon (1M) を起動する
1. CDE の (
SSP
入力 の要求 に応 じて、 ドメイン名を指定します。
2.
42 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
マウスの右 ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから
サブメニューを選択し、 次に
ユーザーマニュアル
netcon
• 2002 年 5
オプションを選択します。
月
netcon (1M) ウィンドウを終了する
▼
● netcon(1M)
# ~.
netcon(1M)
注 – SSP
タパッケ ージに依存 している場 合、端末エ ミュレ ータのエスケ ープシーケンスは
netcon(1M)
です。たと えば 、チル ド、ピリ オドのシー ケンスを
遠隔入力すると、
ドウも 閉じられます。
で実行 される
のシーケ ンスを使用します。
エ スケ ープシーケ ンスの詳細 は、マニュアル ペ ージの
さい。
netcontool
ウィンドウで、 チルド
セッションは終了 し、ウィンド ウは元 の状態に戻 ります。
に遠隔 ログインして
ウィンド ウを終了 するために使用するエスケ ープシーケ ンスと同じはず
netcon(1M)
rlogin(1)
netcon (1M)
netcon (1M)
セッションが終了 するだけでなく 、
ウィンド ウを終了 するには、チルド チルド
(1M)
に続け てピ リオドを入力 します。
(~)
を実行 し、使用している端末 エ ミュレ ー
rlogin (1)
セッションを終了 せず に、
netcon (1M)
の使用
セッションを通 して
rlogin(1)
rlogin(1)
セッション内
(~~)
を参照してくだ
ウィン
ピリオド
netcontool(1M) GUI
図 4-1 netcontool GUI プログラム
プログラムには、図
4-1
に示されるボ タンがあります。
4 章netcon と netcontool 43
第
4-1 に netcontool (1M)
表
表 4-1 netcontool ボタン
ボタン 説明
Configure
Connect
Disconnect
OBP/kadb
JTAG
Locked Write
Unlocked Write
Exclusive Write
Release Write
Status
Help
Exit
、
、
ボ タンを示します。
Console Configuration
「
netcontool(1M)
netcon(1M)
コンソールウィンド ウとドメ インの接続が解除 され、コンソール
ウィンド ウが終了 します。
用でき ますから、別 の接 続 セッションを開始 することは可能 です。
OpenBoot™ PROM (OBP)
します。
とプラットフォーム間 の接続 を、ネ ットワーク接続と
SSP
続の 間で 切り 替えます。
対応するモー ドのコンソールウィン ドウを 要求 します。各モー ドの
詳細については、
する」を参照してください。
書き込み アクセスを解除 し、コンソールを読み 取り専 用モード にし
ます。
現在 のセッションと同じドメ インに接続 しているすべてのコンソー
ルに関する情報、また現在使用されてい る接 続の種類を表 示しま
す。
netcontool(1M)
プログラムを 終了し、
閉じます。
ウィンド ウを表 示します。
ウィンド ウを構 成する」を参照してください。
ウィンド ウを表 示し、接続処 理 を開始 します。
netcontool(1M)
または
kadb (1M)
ページの「
46
ウィンド ウにつ いての情報 を表 示します。
netcon(1M)
netcontool(1M)
ウィンド ウが開いている場 合は
プログラムのモードに
ペ ージの
46
ウィンド ウは続 けて使
JTAG
ウィンド ウを構成
接
コマンド行から netcontool (1M) ウィンドウを
▼
表示する
にユーザー名
SSP
●
ssp% domain_switch
ssp% netcontool &
44 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
でログインし、以下 のよう に入力 します。
ssp
domain_name
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
CDE のフロントパネルから netcontool (1M)
▼
ウィンドウを表示する
1. CDE
2.
▼
のフロントパネルから
ンを選択します。
プロンプトで要求 されたら、 ドメイン名を指定します。
SSP
サブパネルを選択し、 次に
netcontool
CDE のワークスペース・メニューから
netcontool (1M) ウィンドウを表示する
1. CDE の (
SSP
2.
プロンプトで要求 されたら、 ドメイン名を指定します。
netcontool (1M) ウィンドウを Hostview から表
▼
マウスの右 ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから
サブメニューを選択し、 次に
netcontool
オプションを選択します。
示する
1. netcontool (1M)
ンでクリックして選択します。
2. Terminal
3. netcontool (1M)
netcontool(1M)
す。
、
ウィンドウを表示するドメインの 任意のボードをマウスの 左ボタ
netcontool
ウィンドウで、
ボタンの下に
を選択します。
Connect
netcontool (1M)
ボタンをクリックします。
ウィンドウ (図
4-2)
が表 示されま
オプショ
netcon
と
netcontool 45
4
第
章
4-2
図
netcontool (1M) ウィンドウを構成する
▼
Hostview 内の netcontool ウィン ドウ
1. netcon (1M)
成しておく場合 は、
Console Configuration
図 4-3 netcontool Console Configuration ウィン ドウ
左側のパネルからセッションの 種類を選択し 、右側のパネルから 端末エミュレーショ
2.
ンの種類 を選択します。
ウィンドウを開 く前に、 あらかじめ
Configure
ウィンド ウが表 示されます (図
ボタンをクリックします。
netcontool (1M)
4-3)
。
ウィンドウを構
46 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
ウィンドウの内容に問題が ない場合 は、
3.
ンドウを閉 じるか、
をクリックしてウィンドウを閉じずに設 定を受け 入れま
Apply
す。
以下の表に
Console Configuration
ウィンド ウのオ プションを示します。
表 4-2 Console Configuration オプション
コンソール オプション
デ
Default Session (
フォルトのセッショ
ン
)
Read Only Session
読み取り専 用セッ
(
ション
)
Unlocked Write
Session (
の書き込み セッショ
ン
ロックなし
)
デフォルトのセッションが開始されます。他のセ ッ ションが 実行さ
れていない場 合は、デフォルトはロックなしの書き込み モード にな
ります。他のセッションが実行されている場合は、デフォルトは読
み 取り専用モー ド になります。
コンソールウィンド ウを表 示します。このコンソールウ ィン ド ウで
は、ドメ インからの出力 を確 認することはでき ますが、コマンドを
入力 することはでき ません。
ロックなしの書き込み権がある
う とします。ウィン ド ウが表 示されると、コマンド を入力 すること
ができ ます。ただし、別 のユーザーがこのドメ インに対してロック
なしの書き込み 権、ロック付きの書き込み 権、または排他的セッ
ション権でのアクセスを要求 した時点 でこの書き込み権は取り消さ
れます。
別 のユーザーがロッ ク なし の書 き込 み 権を 持 っている場 合は、そ
•
のユーザーのアクセス権は 読み取り専 用に 変更されます。ウィン
ドウを 表示しよ うとしたユーザーには、ロックなしの書 き込み権
が与 えられます。
別のユーザーがロッ ク 付 きの書き込み権を 持っている 場合は、
•
ウィンド ウを表 示しよう としたユーザーに読み 取り専 用のアクセ
ス権が与え られます。
別 のユーザーが排 他的セッション権を持 っている場 合は、それ以
•
外 のユーザーが
せん。
ロックなしの書き込み権を与えられたとき に、別 のユーザーが
•
ロックなし書 き込み権またはロック付 きの書 き込み権を 要求 した
場合は、 メッセ ージ が 表示され、 最初のユーザーのアクセス権が
読み取り専 用に変更されます。ロックなしの書 き込み権を再度確
立 しよ うと 試 みることはで き ますが、この 場 合も 最 初 の 試 みと同
様に 上記の 条件に 従います。
をクリックし、設 定を受け 入れてウィ
Done
netcon (1M)
netcon (1M)
ウィンド ウを表 示することはできま
ウィンド ウを表 示しよ
4 章netcon と netcontool 47
第
表 4-2 Console Configuration オプション (続き)
コンソール オプション
Locked Write (
ク付き の書き込み
Exclusive Session
排他的セッション
(
端末 エミュレ ーショ
ンの種類
ロッ
)
ロック付き の書き込み 権があるコンソールウィンド ウを表 示しよう
とします。
ロック付き の書き込み 権が与え られた場 合は、他のユーザーは排
•
他的セッション権を要求 しない限り、このロック付き書き込み権
を解消 でき なくなります。
別 のユーザーがロッ ク付 き 書き込み 権を持 っている場 合は、ウィ
•
ンド ウを表 示しよう としたユーザーに読み 取り専 用のアクセス権
が与え られます。
別 のユーザーが排 他的セッション権を持 っている場 合は、それ以
•
外 のユーザーが
せん。
ロック付き の書き込み 権があるコンソールウィンド ウを表 示し、こ
のドメ インに関する他のすべてのコンソールセッションを終了 しま
)
す。このドメ インにつ いて新 しいコンソールセッションを開始 する
ことはでき なくなります。マルチセッションモードに復 帰するに
は、
Release Write
るか、または
ションを終了 します。あるいは、
使用して
が排 他的セッション権を持 っている場 合は、それ以外 のユーザーが
排 他的セッション権 を取 得 する こと はで き ません。
netcon(1M)
の場 合は灰色 で表 示されます。
shelltool(1)
ことができ ます。
)
netcon (1M)
ボタンをクリックして書き込みアクセスを解除す
Disconnect
コンソールウィンド ウを終了 します。すでに 別 のユーザー
ウィンド ウは、指 定した形 式で表 示されま す。 そ の他
または
cmdtool (1)
ウィン ドウを 表示することはで きま
ボタンをクリックし て 現 在の 排他的セッ
ウィン ドウの
(
xterm (1)、dtterm (1)
の端末 エ ミュ レ ータを使用する
Control
、
メ ニューを
netcon(1M)
netcon(1M)
通 りの経路 があります。 1 つ は標準の ネ ットワークインタフェースであり、もう
は
2
つは
1
は、コンソールのトラフィックはネ ットワーク上を流 れます。しかし、ローカルネッ
トワークが稼動 しなくなると、
フェースを介 して、自動 的に
ります。ネ ットワークが稼働 しなくなった場 合でも
でき ます。ドメ インへの対話 式のアクセスは失 われ、
netcon(1M)
スに 切り 替え て、 ホ ストのコンソールウィン ドウにアクセスで きます。 切り 替え を 行
うには、
48 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インタフェースです。通常、 ドメ インが起動 され作動 しているときに
CBE
netcon (1M)
による通信
は
とドメインの間でコンソール入出力をやり取りしますが、これに
SSP
netcon (1M)
Joint Test Action Group (JTAG)
など のセッション処理 が停 止します。この場 合は、
ウィンド ウで
ユーザーマニュアル
~=
• 2002 年 5
セッションの通信 モード は、
プロトコルに切り替わ
モードに切り替え ることが
JTAG
telnet、rlogin
コマンド を使用します。
月
インタフェー
CBE
、
CBS
インタ
netcon(1M)
メッセージのログ
OpenBoot™
の、カーネ ルから送信 される特定のメ ッセージは、ドメ インの
ファ イルに記 録されません。それらのメ ッセージを記 録するには、ドメ インの
syslogd(1M)
生 した場 合や起動 シー ケ ンスの特定の時点 では実 行 でき ません。また、パニックダン
プは失敗 する場合が多 く、それらのメ ッセージは失敗 の原因 を特定するためのダ ンプ
ファ イルにさえ も含まれないことがあります。
ただし、
ルに表 示されるすべての出力 を取得することができ ます。この機能 の設 定は、
/etc/syslog.conf
デフォルトの設 定では、
$SSPLOGGER/domain_name /netcon
メッセージ、パニック メッセージ、一部のコンソール メッセージな ど
syslog
を当該ドメ イン上 で実行 する必要 がありますが、これはパニックが発
syslog (1M)
LOCAL1
の
ファ イルに記述 され、デフォルトで使用可能 になっています。
netcon(1M)
機能 を通 してアクティ ブ な
セッションの出力 は
ファ イルに記 録されます。
netcon (1M)
メ ッセージ
コンソー
4 章netcon と netcontool 49
第
50 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 5 章
電源の管理
この章 では
ンド行から周辺装置 の電源を制御する方法、および
る方法につ いて説 明します。
Hostview 内からコンポーネントの電源を投入または切断する
▼
注 –
す。アービト レーション 停止
ボー ドの 電源を 切断しないでください。
1. Hostview
す。
2. Control
Power Control and Status
Hostview
交換のために ボー ドの 電源を 切断する 場合は、
メインウィンドウからマウスの左 ボタンのクリックでボードを選択しま
メニューから
内またはコマンド行からシステムの 電源を制 御する方法、コマ
(arbstop)
Power
を選択します。
ウィンド ウが表 示されます (図
の原因になりますので、ブレ ーカを使用して
Hostview
power (1M)
で電源レベルを監視 す
コマンド を使用しま
5-1)
。
51
図 5-1 Power Control and Status ウィンド ウ
Command
3. power (1M)
4. execute
フィールド にデフォルトの
コマンドのオプションを入力 します。
ボタンをクリックして (あるいは
す。
実行結果は、ウィンドウのメインパネルに表示されます。
5. power (1M)
コマンドの詳細 を参照 するには、
ヘ ルプウィンドウが表 示されます。 16
ださい。
52 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
power (1M)
ページの「 ヘルプウィン ドウ」を参照してく
• 2002 年 5
Return
help
月
コマンドが表 示されます。
キーを押 して) コマンドを実行しま
ボタンをクリックします。
コマンド行からコンポーネントの電源を投入または切断する
▼
システムボードの電源を入れるには、以下 のよう に入力 します。
●
ssp% power -on -sb
ここで、
ド の番 号 です。
注 –
す。アービト レーション 停止
ボー ドの 電源を 切断しないでください。
必要なコン ポー ネントの 電源を入れた後 、 起動する ドメインに 対して
board_list
交換のために ボー ドの 電源を 切断する 場合は、
bringup(1M)
する」を参照してください。
● システムボードの電源を切るには、以下 のよう に入力 します。
ssp% power -off -sb
ここで、
ドの番 号です。
詳細は、マニュアル ページの
い ず れかの ドメインが オペレーティングシステムを実 行 していると き にシステムの 電
源を 切ろ うとすると、コマン ドは失敗し、ウィン ドウの メッセージパ ネルに メッセー
ジが 表示されます。この状 況に対 処 するには、
(force)
する方法です
これと同様 のコマンドをドメ イン上 で実行 し、プロセッサを正 規の手順 で停 止してか
ら、電源 を切 断するためのコマンドを再実行 する方法です。
イン上 で使用すると、すべてのリソースが解放 されるため、電源 が切 断される前にロ
グオ フすることができ ます。
パーユーザーとしてログインしている必要 があります。
board_listは、
オ プションを指定して
は、
コマンド を実行できます。
。もう
board_list
3 5 6
のように 空白 文字で区切 られた、一連のシステムボー
power (1M)
(arbstop)
の原因になりますので、ブレ ーカを使用して
26
ページの「
board_list
3 5 6
1
つ は、アクティブ なドメ インに対 して
のように 空白 文字で区切 られた、一連のシステムボー
power (1M)
power (1M)
shutdown (1M)
を参照してください。
2
つ の選択肢があります。 1 つ は、
コマンドを再実行 し、強 制的に電源 を切 断
を使用するには、そのドメ インにスー
コマンド を使用しま
Hostview
shutdown (1M)
shutdown (1M)
SSP で
でドメインを作成
をドメ
-
または
f
プラットフォームの電源 が停電 によって切 断された場 合は、
ンの停電 直前の状態が表 示されます。
Hostview
5
第
章 電源の管理
には各ドメイ
53
Hostview で 電源レベルを監視す る
▼
1.
電源ボタンをクリックします。
図 5-2 電源ボタン
すべ ての
電源装置
両面
(
)
サポート
ボードの電源
モジュール
両面
(
)
制御ボードの
電源モジュール
Power Status Display
ウィンド ウが表 示されます
システムボードの電源モジュール
(図 5-3)
(0 から 15)
。
図 5-3 Power Status Display
5-3
図
では、すべての電源装置 に
Enterprise 10000
は、電源装置 は
54 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
PS0 から PS15
システムにデュアル電源 グリッドオ プションを付けていない場合
16
ではなく
ユーザーマニュアル
8 (PS0 から PS7)
• 2002 年 5
月
までの名 前が付いています。
になります。システムボードの電源モ
Sun
CSB0
0 から 15
CSB1
および
までの名 前が付いています。サポ ートボードの電源 モジュー
、制御ボ ード の電源 モジュールには、
CB0
および
CB1
ジュールには
ルには
う名前が付いています。
電源モジュールは、緑、 赤 、または灰色 で示されます。 電源モジュールが 正常に 動作
している場 合は、緑 で示されます。故障 している場 合は、赤 で示されます。存在 しな
い場 合は、灰色 で示されます。
システムボードをクリックします。
2.
そのボードの
図 5-4 システム ボー ド の Power Detail ウィン ド ウ
Power Detail
ウィンド ウが表 示されます (図
5-4)
。
とい
Power Detail
ウィンド ウには、ボード上の
5
つ の電源 モジュールの電 圧が 表 示され
ています。電圧 レ ベルはボ ルトで表 されます。各電圧の相 対 的なレ ベルが棒 グラフで
視覚的に 表示されるので、 容 易に 監視することがで きます。 電圧が許容範 囲内であれ
ば、棒 は緑 で示されます。 電圧が 高すぎ たり低 すぎ たりする 場合は、 棒は 赤で示され
(
ます
したがって、赤の棒の長 さは非常に長 いか、または非常に短 いかのいず れかで
す
)
。棒 の高 さはウィンド ウの大き さによって制限されるため、上 限を上回 る電圧 レ
ベルは、最高 の高 さの赤い棒 で示されます。同様 に、下限を下回る電 圧レ ベルは、最
低 の高 さの 赤 い棒 で示されます。
制御ボ ード 、あるいはサポ ートボ ード の電源の状態も、システムボ ード の電源 の状態
と同様に表 示されます。異 なるのは電源 モジュールの数 だけです。
5
第
章 電源の管理
55
電源障害から回復する
▼
注 – SSP
10000
10000
回復します。
1. Sun Enterprise 10000
します。
このよ う にすると、 電源 が 復元 したと き に発 生 する可 能 性のある 電源 サージの問 題を
防止で きます。
電源が復元 したら、
2.
す。
3. SSP
このよう にすると、
フォームのメ ッセージファ イルで、
回復処理が 完了するのを待ち ます。
4.
電源が投入 され、
オペレーティング 環境が動作します。
OBP
に
SSP
監視 して、回復処 理 がいつ 完了したかを判 断することがで き ます。
の電源 だけが切 断された場 合は、
のドメインは、電源 の切 断による影響 を受けません。
システムの両 方の電源 が切 断された場 合は、以下の手順 に従 って電源障 害から
システムのすべ ての電源と
Sun Enterprise 10000
の電源を手動で投入します。
SSP
が起動され、
SSP
Solaris
が実 行されます。
操作は、 必ず回復処 理の終了後に実 行します。ドメインの メッセージフ ァイルを
オペレーティング 環境が動作していた ドメインでは、 再び
SSP
の電源 を入 れます。
Sun Enterprise
SSP と Sun Enterprise
の電源スイッチを手動で切断
SSP
システムのすべ ての電源を手動で投入しま
SSP
デーモンが起動 されます。
デーモンの完了 を確 認してください。
OBP
の実行 中であったドメ インでは、最終的
SSP
プラット
56 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 6 章
温度の管理
この章 では、
ファ ンを監視 および制御 する方法につ いて説 明します。
Hostview で温度の状態を監視する
▼
Hostview
タープレ ーンそれぞ れに装着 されている、電源装置 、プロセッサ、
の他のセンサーの温度 状態 を監視 することができ ます。
1.
温度ボタンをクリックします。
図 6-1 温度ボタン
Thermal Status Display
ステムにデュアル電源 グリッドオ プションを付けていない場 合は、
の電源装置 が表 示されます。
Hostview
を使用して、システムボード 、サポ ートボード 、制御ボ ード 、およびセン
で温度の状態およびファンを管理する方法と
ウィンド ウが表 示されます (図
6-2)。Sun Enterprise 10000
Hostview
ASIC
、およびそ
16 ではなく 8 つ
で
シ
57
図 6-2 Thermal Status Display
温度 が許容範 囲内 であれば 、センタープレ ーン、サポ ートボ ード 、制御ボ ード 、シス
テムボードは緑 で示されます。温度 が許容範囲外 であれば、赤 で表 示されます。
2.
コンポーネントの温度の詳細 を確認するには、目的 のコンポーネントをマウスの左ボ
タンでクリックします。
コンポーネ ントの
Thermal Detail
ウィンド ウが表 示されます (図
6-3)
。
58 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
図 6-3 システム ボー ドの Thermal Detail ウィン ドウ
システムボードの
A4)
の温度、中 央 パネ ルには
セッサ
(P0 ~ P3)
温度は 摂氏で示され、 数値と棒 グラフで表示されています。 温度が許容範 囲内であれ
ば、棒 は緑 で示されます。許容範囲外 である 場合は、 棒は 赤で示されます。 棒の 高さ
はウィン ドウの大 きさによって制限されるため、 上限を 上回る 温度レ ベルは、 最高の
高さの 赤い 棒で示されます。同 様に、下限を下 回る 温度レベルは、 最低の 高さの 赤い
棒 で示されます。
制御ボ ード 、サポ ートボ ード 、センタープレ ーンの温度 の状態 も同様 に表 示されま
す。
Hostview でファンを監視する
▼
Hostview
個のフ ァンの回転速 度と障 害の 有無を監視することがで きます。
1.
ファンボタンをクリックします。
図 6-4 ファ ンボ タン
を使用して、
Thermal Detail
の温度がそれぞ れ表 示されています。
Sun Enterprise 10000
ウィンド ウの左側 パネ ルには、5 つの
3
つ の電源装置 の温度 、右側のパ ネ ルには
プラットフォームに装着 されている
ASIC (A0 ~
4
つのプロ
32
Fan Status Display
ムにデュアル 電源グリッ ドオプションを付けていない 場合は、
源装置が表示されます。
ウィン ドウが 表示されます (図
6-5)。Sun Enterprise 10000
16
ではなく
第
章 温度の管理
6
8
システ
つ の電
59
図 6-5
Fan Status Display
FT0 から FT7
ます。各フ ァント レーには、それ ぞれ
レー 内のフ ァンが 両方とも 正常な 速 度で回転している 場合は、 緑で 表示されます。 両
方のファ ンが高速で回転 している場 合は黄色 、どち らかのファ ンに障 害が発生 してい
る場 合は赤 で表 示されます。
2.
ファンの状態を示す詳細 ウィンドウを表示するには、 ファントレー記号をマウスの左
ボタンでクリックします。
Fan Tray ウィンド ウが表 示されます (図 6-6)。
60 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
までは背 面のファ ンを示し、
2 つのファ ンが収納 されています。フ ァ ント
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
FT8
月
から
FT15
までは前面のファ ンを示し
図 6-6 Fan Tray ウィン ドウ
上の円 は 内側のフ ァン、下の 円は 外側のフ ァンをそれ ぞれ示しています。 円を 囲む線
の色 が、そのファ ンの状態 を示しています。緑 は通常 の回転速 度 、黄 は高速回転 、赤
は障 害の発生 を示します。
第
章 温度の管理
6
61
62 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 7 章
ブラックリストの管理
ブ ラックリスト機能 を使用して、以下のコンポ ーネ ントをシステムの構 成から排除 す
ることができ ます。
■
システムボード
■
プロセッサ
■
アドレ スバ ス
■
データバス
■
データルーター
■
入出力コントローラ
■
入出力アダ プタカード
■
システムボードメ モリー
■
DIMM
■
Sun Enterprise 10000
■
ポートコントローラ
■
データバ ッファー
■
コヒ ーレ ントインタフェースコントローラ ASIC
■
システム ボー ド内 部の
メモリーグループ
ハ ーフセンタープ レーン
ASIC
ASIC
144
ビットの半 分の
72
ビットでローカルなデータルーター
コンポーネ ントに断続 的に問題 が発生 する場 合や、システムを起動 した後でコンポ ー
ネントに 障害が発 生するよ うな 場合は、コン ポー ネントを ブラックリストに登録する
必要があります。
(bringup (1M)
(POST)
己診 断
コマンド で実行 される
で表 示されるよう な問題 がコンポ ーネ ントに発生 すると、そのコン
) hpost (1M)
によって実 行される 電源投入時 自
ポー ネントはシステムの 構成から自 動的に排除されます。ただし、このコン ポー ネン
トは ブラックリストに登録されるわけではありません。
hpost(1M)
は、 ドメインが
起動される前に、システム 内のコン ポー ネントに 対して実 行されます。また、 動的 再
構成
(Dynamic Reconfiguration: DR)
ドのすべてのコン ポー ネントに 対して実 行されます。 『
Dynamic Reconfiguration
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
コンポーネ ントをブ ラックリストに登録するには、テキストエ ディタで
blacklist(4)
ファ イルを編集 するか、
によってボード が接続 される前にも、そのボー
Sun Enterprise 10000
Hostview
を使用します。
Hostview
では、す
べてのコンポーネ ントをブ ラックリストに登録でき るわけではないので、必要に応じ
blacklist (4)
て
を直接編集 します。ドメ インが
POST
を実行 すると、
hpost(1M)
63
blacklist (4)
は
トを構 成から排除 します。したがって、
には、マシンを再起動 する必要 があります。
ファ イルを読み 取り、そのファ イルに指 定されているコンポ ーネ ン
blacklist(4)
ファ イルの変更 を有効 にする
このファ イルのパス名 は、
blacklist(4)
照してください。
Hostview でコンポーネントをブラックリストに登 録する
▼
1. Edit
メニューから
ファ イルにつ いての詳細 は、マニュアルペ ージの
Blacklist File
$SSPVAR/etc/ platform_name /blacklist
blacklist (4)
を選択します。
Blacklist Edit ウィンド ウが表 示されます (図 7-1)。
です。
を参
図 7-1 Blacklist Edit ウィンド ウ - Board View
64 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
ブラックリストに登録するボードまたはバス、も しくはその両方 を選択します。
2.
コン ポー ネ ントを 1
解除するには
るには
ポ ーネ ントに影響 しないよ う に、単 一のコンポ ーネ ントの選択 状 態 を切 り替え るに
は、そのコンポーネ ントをマウスの中央ボ タンでクリックします。選択 されたコン
ポ ーネ ントは黒色 で 表 示されます。
(
)
、 選択するコン ポー ネントをマウスの 左ボ タンでクリックします。他のコン
つだけ選択 し、同じ種類の残 りのコン ポー ネントの選択 をすべて
たと えば、 ボー ドを
1
つ選択して、他の ボー ドの選択をすべて解除 す
3. File
4. File
▼
1. Edit
メニューから
メニューから
変更 を保 存 せずに、 File
終了しよう とすると、変更 を保存 するかどう かを確 認するプロンプトが表 示されま
す。
Hostview
メニューから
でプロセッサをブラックリストに登録する
を選択して、 変更を保存 します。
Save
Close
Blacklist File
を選択して、
メニューから
を選択します。
Blacklist Edit
Close
ウィンドウを終了します。
を選択して
Blacklist Edit
ウィンド ウを
Blacklist Edit ウィンド ウが表 示されます。
2. Blacklist Edit
Blacklist Edit
ウィンドウで、
ウィンド ウに
Processor View
メニューから
View
Processors
ウィンド ウが表 示されます (図
を選択します。
7-2)
。
7
第
章 ブラックリストの管理
65
図 7-2 Blacklist Edit ウィンド ウ - Processor View
ブラックリストに登録するプロセッサを選択します。
3.
プロセッサを 1
つ だけ選択 し、 ボ ード上 の残 りのプロセッサの 選択 をすべて 解除 する
には、選択 するプロセッサをマウスの左ボ タンでクリックします。他のプロセッサに
影響 を与え ることなく、 単 一のプロセッサの 選択 状態 を 切 り 替えるには、そのプロ
セッサをマウスの中央ボ タンでクリックします。選択 されたプロセッサは黒色で表 示
されます。
4. File
5. File
メニューから
メニューから
変更 を保 存 せずに、
終了しよう とすると、変更 を保存 するかどう かを確 認するプロンプトが表 示されま
す。
66 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
を選択して、 変更を保存 します。
Save
Close
ユーザーマニュアル
を選択して、
File
メニューから
Blacklist Edit
Close
• 2002 年 5
を選択して
月
ウィンドウを終了します。
Blacklist Edit
ウィンド ウを
Hostview
▼
でブラックリストファイルをクリアする
1. Hostview で、 Edit
2. Blacklist Edit
3. Blacklist Edit
ウィンドウで、
ウィンドウで、
メニューから
File
File
Blacklist File
メニューから
メニューから
を選択します。
を選択します。
New
Close
を選択します。
7
第
章 ブラックリストの管理
67
68 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 8 章
SSP のフェイルオーバー
SSP
には、オペレ ータが介入 しなくても数分間 でフェイルオーバ ー状態を検出 し、メ
SSP
イン
オ ーバ ー状態 とは、メ イン
トワーク接続間 で発生 する障 害です。自動 フェイルオーバー機構 によって、両 方の
SSP
す。
この章 では、以下の項 目につ いて説 明します。
■
■
■
■
をスペア
および関連コンポーネ ントが常に 監視 され、フェイルオーバ ー状態が検出 されま
必要 なメ イン
フェイルオーバ ーのためのデュアル
シングル
自動 フェイルオ ーバ ーの動 作
SSP
SSP
SSP
構 成の保守 方法
に切 り替える自動フェイルオ ーバ ー機能があります。フェイル
SSP
とスペア
およびスペア
SSP
の間 、両 方の制御ボ ード間 、またはネ ッ
SSP
のアーキテクチャー
SSP
構成の保 守方法
注 – SSP
の 機能を 構成することがで きます。制 御ボー ドの自 動フェイル オー バーに ついての 詳
細は、第
イル オー バ ー、制 御ボー ドフェイル オー バ ーのい ず れか、または 両方
ボー ド、ハ ブといったコン ポー ネントに 構成する方法に ついての詳細は、 『
Enterprise 10000 SSP 3.5
てください。
フェイルオーバ ー、制御ボ ード フェイルオーバ ーのいず れか、または両方
9
章を参照してください。また、これらのフェイル オー バー 機能
(SSP
フェ
) を SSP、制御
Sun
インストールマニュアルおよびご 使用の手引き』 を参照し
69
必要なメイン
SSP
アーキテクチャー
SSP
自動
示すよう にデュアル
および制御ボ ード フェイルオーバ ーを正 しく機能 させるには、以下の図に
SSP
構成を 設定する必要があります。
主制御 スペア制御
ボード ボード
およびスペア
SSP
の
SSP ハブ #1
メイン SSP
図 8-1 自動 フェイルオ ーバ ーに必要なデュアル SSP 構 成
デュアル
た構 成
す。上記 以外 の構 成で、フェイルオーバー機能 をサポ ート可能な構成
制御ボ ード を
バ ー機能 を設 定するための条件 に つ いては、『
トールマニュアルおよびご 使用の手引き』 を参照してください。
SSP
および制御ボ ード
) フェイルオー バ ーに必要 な SSP、制御ボ ード 、ハブ の構 成を図 8-1 に示しま
2 台実装 した構 成など ) につ いての詳細 、ならびに自動 フェイルオ ー
(SSP
SSP ハブ #2
スペア SSP
ドメインへ
、ハブ 、制御ボ ード をそれぞ れ
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
2
台ずつ 使用し
(1
台の
SSP
インス
に
70 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
デュアル
SSP
構成の保守
フェイルオーバ ーのためにデュアル
ください。
■
ネ ットワーク内 でメ イン
する必要 があります。
■
メインとス ペアの 両方の
要があります。
■
サード パーティ製アプリケ ーションの中には、SSP 上 で実行可能 なアプリケー
ションがあります。ただし、使用する
ストールマニュアルおよびご 使用の手引き』 で説 明している
していることが必要 です。
■
自動 フェイルオ ーバ ーでは、以下に注意 してください。
■
フェイルオーバ ーのためにスペア
ファ イルがメ イン
を特定する必要 があります。
このデータ伝播 リストによって、メ イン
を、データ同期 プロセスの一部としてスペア
決 まります。このリストの制 御に つ いての詳細は、
管理」を参照してください。
■
■
メ イン
フェイルオーバ ーが使用不 可であったりフェイルオーバ ーが発生 して、
を変更する場合は、 直ち に
クアップファ イルを作成する必要 があります。メ イン
にスペア
ファ イルがなければ なりません。
SSP
メ イン
「コマンド同期 の実行 」で説 明したよう に、フェイルオーバー回復 のためにこ
れらのユーザーコマンドを準 備 する必要 があります。
処 理するために特定のファ イルが必要 なユーザーコマン ド がある場 合は、これ
らのファ イルをデータ伝播 リストに追加 してください。
SSP
上 で実行 するユーザー作成コマンド がある場 合は、
に対 する変更 はすべて、スペ ア
SSP
へ正 しく切 り替えるには、スペ ア
SSP
SSP
SSP
上にある 場合は、データ伝播 リストでこれらのフ ァイル
SSP
構 成を保守 するには、以下の点に 留意 して
と同様に機能 するよう に、スペア
で同じバ ージョンの
SSP
ソフトウェアを実行 する必
SSP が『 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 イン
SSP
上で保 守する必要があるユーザー作成
SSP
上の どのユーザー定 義フ ァイル
SSP
に自動 コピーし更新 するかが
78
SSP
に対 しても行う必要 があります。
ssp_backup(1M)
をメ イン
SSP
SSP
SSP
上で復 元で きる バックアップ
SSP
を正 しく構 成
OpenSSP
ページの「データ同 期の
83
ページの
上で実 行し、
に 障 害が発 生した 場合
条件を満た
SSP
構成
SSP
バッ
8 章SSP
第
のフェイルオーバー
71
シングル
SSP
構成の保守
シングル
SSP
は、
構 成の場 合は、定期 的に
クトリに蓄積 される
い。
「データ伝播 リストを削除 する」および
ペ ージを参照してください。
SSP
構成の 場合も、デュアル
構成フ ァイルを
78
ページの「データ同 期の 管理」を参照してください )。ただし、シングル
/tmp
ディレ クトリへコピーします (データの同期 に関する説明
setdatasync clean
SSP メッセージフ ァイルとログフ ァイルの 数を減 らしてくださ
setdatasync clean (1M)
SSP
構 成の場 合も、データの同期 を行う際 に
コマンド を実行 して、
コマンド の使い方につ いての詳細 は、 80 ペ ージの
setdatasync (1M)
に関するマニュアル
/tmp
自動フェイルオーバーの動作
SSP
メ イン
す。
■
フェイルオーバーの監視
フェイルオーバ ーの監視 は、
は、デュアル
視 します。フェイルオ ーバ ー状態 が検出 されると、
デーモンとともに、メ イン
始 します。
fod
第
■
データの同期
フェイルオーバ ーのためには、メ イン
同期 している必要 があります。データ同期 デーモン
すべての
定されたファ イル
方の
を参照してください。
このデータの同期 は、メ イン
イルが変更 された場 合、フェイルオーバ ーを初 めて使用可能 にしたとき 、または
ユーザーがデータ同期 のためのバ ックアップを行う とき に実行 されます。データ
同期 のためのバ ックアップにつ いての詳細 は、
SSP
からスペア
デーモン、およびこのデーモンが検出 するさまざ まな障 害状態につ いては、
10
章を参照してください。
SSP 構成フ ァイルと 指定のユーザー作成フ ァイル (データ伝播 リストで特
SSP
の同期 がとられます。
SSP
の間 で
SSP
への自動 フェイルオーバ ーは、以下のように行 われま
fod
デーモンによって行 われます。このデーモン
SSP
構成のコン ポー ネントが 障害状 態であるかどうかを連 続して 監
SSP
からスペア
SSP
fod
デーモンが
SSP
へのフェイル オー バ ーを実 際に開
上のデータがス ペア
ssp_startup
SSP
上のデータと
datasyncd (1M)
)
がメ イン
SSP
からスペア
datasyncd
SSP
にコピーされ、障 害発生時に両
デーモンにつ いての詳細 は、第
SSP 上の SSP 構成フ ァイルまたはユーザー作成フ ァ
81 ページの「 メイン SSP とスペア
構 成ファ イルの同期 をとる」を参照してください。
によって、
SSP
ディレ
10
章
72 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
■
SSP
構成フ ァイルが変更されると、ただ ちにその変更がス ペア
SSP
ます。ただし、
構 成ファ イルの
ンスファ イルにつ いては、内容が
ssp_resource (4)
1 分ご とにチェックされ、変更 された場 合の
ファ イルと
SSP
COD
へ伝播され
み 伝播されます。
■
ユーザー作成ファ イルが変更 されると、
定された時 間間隔 に従 ってスペア
setdatasync (1M)
SSP
へ伝播 されます。
コマンド により指
78 ページの「データ同期 の管理 」で説 明するよう に、データ同期 プロセスは
setdatasync(1M)
■
コマンド の同期
コマンド により制御 することができ ます。
自動 フェイルオ ーバ ーによって中断されたユーザー定義 コマンド の回復を「コマ
ンド の同期 」と呼 びます。同期 コマンド を使用して、フェイルオ ーバ ーの後 に新
SSP
しいメ イン
コマンド同期制御につ いての詳細 は、
上 でこれらのユーザーコマンド を再 実行 する方法を指定します。
83
ペ ージの「コマンド 同期 の実行 」を参照
してください。
■
IP
浮 動
動作中の メイン
割 り当てた浮 動
フェースです。このインタフェースによって、特定の
Sun Enterprise 10000
ルオ ーバ ーが発生 すると、浮動
アドレ ス
SSP
の特定には、
IP
ア ドレスを使用します。この 浮動
ドメインと メイン
SSP
のインストールまたはアップグレード 中に
SSP
IP
アドレスによって新しいメイン
IP
アドレスは、論理インタ
SSP
ホ スト名がなくても
の間 の通信が可能になります。フェイ
SSP
ます。このアドレ スによって、外部監視 ソフトウェアと動 作中のメ イン
が特定され
SSP
の通信が可能になります。
SSP
以下の節 では、
フェイルオーバ ーの基本的な状況 と自動 フェイルオーバ ーを制御
するさまざ まな方法につ いて概説 します。
ライセ
の間
SSP のフェイルオーバー状況
デュアル
SSP
構成の 障害によって メイン
動フェイル オー バーが起動します。 障害の原因 として、以下が 考 えられます。
■
障害の発 生した ネットワーク接 続
■
SSP システム障 害の原因
■
システムパニック
■
完全な 電源 故障
■
5
分間 以内持続 する、
■
リソースの減少
リソースの減少 とは、
OpenBoot PROM (OBP)
SSP
の動 作に必要 なディスク容量 と仮想 記憶 が不足するこ
とです。このよう にリソースが一定のしきい値 を下回る場 合は、
フェイルオーバ ーを開始 します。これらのリソースは
に格納 されており、
76
ページの「
setfailover
ssp_resource
ファ イルのメ モリーまたはディスク容量 のしき い値
を変更する」を参照してください。
SSP
の適正な動 作が影響 を受けたとき に自
の機能 低 下
fod
デーモンが
ssp_resource(4)
ファ イル
コマンドで変更 することができ ます。詳細 は、
8 章SSP
第
のフェイルオーバー
73
ただし、オペレ ータの要求 によってフェイルオーバ ーが使用不 可になっている場 合、
または障 害状態 によってフェイルオーバ ーを防 止している場 合はフェイルオーバ ーが
発生 しないので注意 してください。さまざ まな障 害状態 とその結 果生 じるフェイル
オ ーバ ー処 理 は、第
される障 害を障害箇 所ご とに説 明しています。
10 章にまとめてあり、フェイルオ ーバ ープロセスによって検出
SSP フェイルオーバーの状態変化
フェイルオーバーの開 始後 、動 作中の
すると、フェイルオーバ ーの状態情報 を表 示させることができ ます。詳細 につ いて
は、「フェイルオーバ ー状態情報 の取得」を参照してください。
マンド により表 示されるフェイルオーバ ーの状態情報 は、このコマンド を実行 したと
き のフェイルオ ーバ ーの状態 を示しています。
SSP
フェイルオーバ ーが発生 すると、以下のよう に状態が変化 します。
■
最 初に 表 示されるフェイルオ ーバ ーの状態 は
が開始 されたことを示しています。
■
動 作中の
イルオーバ ーの状態は
機能 は使用不 可になります。
この時点 で
続 リンクの状態 が
ていないことを示します。
■
使用不 可となった
Failed
両 方の
ていません。再度 、
と、すべての接続 リンクの状態 が「
クが正常に 機能 していることを示します。この時点 で、「
を使用可能 にする」の手順 に従 って、自動 フェイルオーバ ーを再度 、使用可能に
する必要 があります。
SSP
がスペア
SSP
Disabled
showfailover
FAILED
SSP
に戻 ります。
SSP
とその接続が正常に 機能 していても、フェイルオーバー機能は動 作し
とリスト表 示されることになり、接続が正常に 動 作し
とその接続状態が 復旧 すると、フェイルオーバ ーの状態は
showfailover
SSP 上で showfailover (1M)
Failed
を認識 するか、接続が正常に 機能 しなくなると、フェ
に変 わります。結 果として、フェイルオ ーバ ー
コマンド を実行 して状態情報 を表 示させると、各種接
コマンド を実行して状態情報を表 示させる
GOOD
」と表 示され、両
となり、フェイルオーバー
SSP
コマンド を実行
showfailover
SSP
とその接続 リン
フェイルオーバー
コ
SSP フェイルオーバーの自動制御
SSP
フェイルオーバー機能 は、
に使用可能 になります。フェイルオーバ ー状態 の制御 には、
ンド を使用します。このコマンド で可能 な処理 は、以下のとおりです。
■
SSP
フェイルオーバ ーを使用不 可、使用可能 にしたり、強 制する。
ssp_resource
■
設定する。
詳細は、
74 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
setfailover (1M)
SSP
のインストールまたはアップグレード時 に自動的
setfailover(1M)
ファ イルのメ モリーまたはディスク容量 のしき い値 を表 示または
マニュアルペ ージを参照してください。
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
コマ
SSP フェイルオーバーを使用不可にする
▼
1.
ユーザー名
ssp% setfailover off
SSP
使用不 可のままとなります。
注 –
使用可能に戻 ります。
2. showfailover (1M)
ことを確認します 。
詳細 につ いては、「フェイル オ ー バ ー状 態情報 の取得」を参照してください。フェイ
ルオ ーバ ーの状態 が
SSP フェイルオーバーを使用可能にする
▼
使用不 可のフェイルオーバ ーを
する場 合は、その前に接続状態 をチェックします。フェイルオーバ ーを使用可能 にす
る前に、すべての接続 リンクが正 しく機能 している必要 があります。障 害のある接続
1
つ でもあると、フェイルオ ーバ ーは使用不可になります。
が
1.
ユーザー名
ssp
でメイン
フェイル オー バ ーは、 次の 手順 の 説 明に 従ってユーザーが使用可 能にするまで、
メイン SSP とス ペア SSP をともに再起動すると、フェイル オー バーは自 動的に
ssp
でメイン
SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
コマンドを実行してフェイルオーバーが 使用不可になっ ている
Disabled
と表 示されなければ なりません。
setfailover (1M)
SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
コマンド を使用して使用可能に
ssp% setfailover on
両方の
SSP
およびその接続 リンクが正常に 機能 していると、
使用可能 になります。
2. showfailover (1M)
ことを確認します 。
フェイルオーバ ーおよび接続 の状態を確 認する方法につ いては、「フェイルオーバー
状態情報の取得」を参照してください。
注 –
フェイルオーバ ー状態が確 認されるまでに数分間 かかります。
マンド は、この間 に制御ボ ード の接続 をチェックし、
能 にします。
コマンドを実行してフェイルオーバーが 使用可能になっ ている
SSP フェイルオー バ ーを使用可
8 章SSP
第
SSP
フェイルオーバ ーが
setfailover
のフェイルオーバー
コ
75
スペア SSP に対してフェイルオーバーを強制する
▼
注 – SSP
ていることを確 認します。
スペ ア
タ同期情報 の取得」を参照してください。
1.
ユーザー名
ssp% setfailover force
強制フェイル オー バーを行う前に
期状 態を 調べることがで きます。以下のい ずれかの状 態となっていると、 強制フェイ
ル オー バーは 行われません。
■
■
■
showdatasync(1M)
とができ ます。
2. showfailover (1M)
確認し、 フェイルオーバーおよび接続 の状態を調べ ます。
詳細 につ いては、
さい。
フェイルオーバ ーを強 制する前に、メ インとスペ アの両 方の
showdatasync(1M)
コマンド を使用して、メ イン
SSP 間のデータ同期 の状態 を調 べます。詳細 に つ いては、 82 ページの「デー
ssp
でメイン
データ同期のバ ックアップを行 っている (アクティブ アーカイブと呼 びます) 場合
SSP
メ イン
データ同期 キュー内に少 なくとも
からスペア
77
SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
setfailover
SSP
へファ イルを伝播 中の場合
1
つ 以上 のファ イルが入 っている場 合
コマンド を実行 すると、同期状態 に関する情報 を表 示させるこ
コマンドを実行して、 強制フェイルオーバーが行わ れたこ とを
ペ ージの「フェイルオ ーバ ー状態情報 の取得」を参照してくだ
コマンド を使用すると、データの同
SSP
が同期し
SSP
と
3. 75
ページの「
フェイルオーバーを再度、 使用可能にしてくだ さい。
ssp_resource
▼
きい値を変更する
メ モリーまたはディスク容 量 のリソースが一定のしき い値 を下回っていると、フェイ
ルオ ーバ ーが発生 します。ただし、
らのリソースのしきい値
ることができ ます。
1.
ユーザー名
■
メモリーのし きい 値を 変更する 場合は、以下のよ うに 入力します。
ssp% setfailover -m memory_threshold
ここで、
76 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ssp
memory_threshold は更新 後 の仮想 メ モリーの値
SSP
フェイルオーバーを使用可能にする」 で説明したように、
ファイルのメモリーまたはディスク容量のし
(ssp_resource(4)
でメイン
ユーザーマニュアル
SSP
setfailover(1M)
ファ イルに格納 されています) を変更 す
にログインし、以下 のいず れかの操 作を行います。
• 2002 年 5
月
コマンド を使用すれば 、これ
(KB)
SSP
です。
■
ディスク容量 のしきい値を変更 する場 合は、次 のように入力 します。
ssp% setfailover -d
ここで、
disk_space_threshold
2. setfailover (1M)
disk_space_threshold
コマンドに
は更新 後 のディスク容量 の値
-m
または
オプションだけ を指定し、更新 後のし
-d
(KB)
です。
きい値を確認してくだ さい。
フェイルオーバー状態情報の取 得
SSP 上で showfailover (1M)
メ イン
の情報 を表 示でき ます。たとえば 、以下のよう なフェイルオ ーバ ー情報 が表 示されま
す。
ssp% showfailover
Failover State:
SSP Failover: Disabled
CB Failover: Active
Failover Connection Map:
Main SSP to Spare SSP thru Main Hub: FAILED
Main SSP to Spare SSP thru Spare Hub: FAILED
Main SSP to Primary Control Board: GOOD
Main SSP to Spare Control Board: GOOD
Spare SSP to Main SSP thru Main Hub: FAILED
Spare SSP to Main SSP thru Spare Hub: FAILED
Spare SSP to Primary Control Board: FAILED
Spare SSP to Spare Control Board: FAILED
SSP/CB Host Information
Main SSP: xf12-ssp
Spare SSP: xf12-ssp2
Primary Control Board (JTAG source): xf12-cb1
Spare Control Board: xf12-cb0
System Clock source: xf12-cb1
コマンド を使用すれば 、フェイルオーバ ー状態
フェイルオーバー状態の情報 は、以下のとおりです。
■
フェイルオーバー状況
(Failover State)
フェイルオーバ ー状況 は、以下のいず れかです。
■
■
(Active) ―
有効
使用不可
自動 フェイルオ ーバ ーが使用可能 で正常 に機能しています。
(Disabled) ―
オペレ ータの要 求 、またはフェイルオ ーバ ーを発生 でき
ない障 害状態 によって自動 フェイルオーバ ーが使用不 可になっています。
8 章SSP
第
のフェイルオーバー
77
■
障 害発生
フェイルオーバ ーの後 は、
オ ーバ ーを再 び使用可能 にするまでフェイルオ ーバ ー状態 は「障害発 生
(Failed)
GOOD
「
る必要があります
フェイルオーバ ーが発生 すると、フェイルオーバ ーは複数 の状態に変化 すること
に注意 してください。詳細 につ いては、
態変化 」を参照してください。
■
フェイルオーバー接続 マップ
接続 マップには、フェイルオ ーバ ープロセスによって監視 された制御ボ ード の接
続 リンク状態 が示されます。接続 リンクの状態 は、「
していることを示します
)
です。
す
接続 に障 害が発生 している場 合は、この接続 マップを使用して障 害状態 を判 定し
てください。さまざ まな障害箇所 における障 害状態につ いての詳細 は、第
106
ページの「フェイル オー バー 検出箇 所の 説明」を参照してください。
■
SSP/CB
このホ スト情報 部は、
クを管理 する制御ボ ード に関するものです。
(Failed) ―
」です。すべての接続を修正 しフェイルオーバ ー接続 マップで
」と示された場 合でも、フェイルオーバ ーを手 作業で再 び使用可能 にす
ホ スト情報
フェイルオーバ ーが発生 しています。
setfailover (1M)
(
以下を参照)。
)
または「
SSP
、制御ボ ード 、
71
FAILED」(
JTAG
コマン ドを使用してフェイル
ページの「
接続 が機能していないことを示しま
インタフェースとシステムクロッ
SSP
フェイルオーバ ーの状
GOOD」(
接続 が正 しく機能
10 章 の
showfailover(1M)
ついての情報を取得することがで きます。
割 が確定されていない
showfailover(1M)
ページを参照してください。
データ同期の管理
データ同期 プロセスでは、メ イン SSP 上 に保存 されている SSP 構 成ファ イルまたは
指 定されたユーザーファイルに対 して行 われた変更 がすべてス ペ ア
れます。また、このプロセスではコピーするファ イルをデータ同期 キューにリストし
ますので、メ イン
ことができ ます。キューに入 っているファ イルを調 べるには
マンド を使用します。
フェイルオーバ ーのためにスペア
(SSP ディレ クトリに含まれていない非 SSP ファ イル ) がある場 合は、データ伝播
ル
(/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/user_file_list )
リスト
イルを特定する必要 があります。
SSP
メイン
78 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
からスペア
コマンドで
)
」、「
コマンドの詳細につ いては、
SSP
からスペア
SSP
にコピーするファ イルを判 定します。
ユーザーマニュアル
-r
オプションを 指定すれ ば、現 在の
SSP
の役割 は、「
MAIN
」、または「
SPARE
showfailover (1M)
SSP
へコピーされるファ イルをユーザーが調 べる
SSP
上で 管理する 必要があるユーザー作成フ ァイ
datasyncd
• 2002 年 5
デーモンは、このリストを使用して、
月
SSP
UNKNOWN (SSP
」です。
マニュアル
SSP
へコピーさ
showdatasync (1M)
でこれらのファ
の役割 に
の役
コ
デフォルトの設 定では、データ同期 プロセスは、メ イン
ユーザー作成ファ イルが変更 されているかどう かを
なっています。
setdatasync
コマンド を実行 すれば 、データ伝播 リストへの変更 を
SSP
上に保 存されている
60
分ご とにチェックすることに
チェックする時間間隔を設 定することができ ます ( 80 ペ ージの「ファ イルをデータ
伝播 リストに追 加 する」を参照してください
)
。この 時間間隔 は、フ ァ イルをデータ
伝播リストに 追加 した 時刻からカウントされます。このリストで 指定されたファ イル
SSP
は、前回 のチェック時間以 降 にファ イルが変更 された場 合にスペア
へ伝播され
ます。
注 –
データ同期 デーモンは、
てメ イン
/tmp
SSP からスペア SSP にファ イルをコピーします。コピーするファ イルが
ディレ クトリの容量を超える場 合は、これらのファ イルを伝播 することはでき
ません。たとえば 、データ同期バ ックアップファ イル
/tmp
ディレ クトリの使用可能 なディスク領域 を使用し
(ds_backup.cpio) が /tmp
ディレ クトリの使用可能容 量を超える場 合は、データの伝播 を行う 前にこのファ イル
のサイズを小 さくする必要 があります。データ同期バ ックアップファ イルのサイズを
小 さくする方法の詳細 に つ いては、
82
ペ ージの「データ同期バ ックアップフ ァ イル
のサイズを小 さくする」を参照してください。
setdatasync(1M)
■
ファ イルをデータ伝播 リストに追加 し、このファ イルの変更 をチェックする頻度
コマンド を使用して、以下の処理を行 います。
を指 示する。
■
データ伝播 リストからファ イルを削除 する。
■
データ伝播 リスト内のエ ントリと一時ファ イルをすべて消去 し、データ伝播 リス
トを削除 する。
■
ファ イルをデータ伝播 リストに追加 しないでスペ ア
■
注 –
まり、スペア
イン
た、
詳細 は、
SSP
メ イン
スペ ア
とスペア
SSP
上のフ ァイルは、
SSP
SSP
からスペア
SSP
構成フ ァイルはス ペア
setdatasync (1M)
SSP
の間 で再 び
SSP
構成フ ァイルの同 期をとる。
datasyncd
上のユーザー作成フ ァイルを削除した 場合に、そのフ ァイルは メ
SSP
に自動的に復 元 (コピー) されるわけではありません。ま
SSP
から削除 しないでください。
マニュアルペ ージを参照してください。
SSP
に伝播 (プッシュ) する。
デーモンによって監視 されません。つ
8 章SSP
第
のフェイルオーバー
79
ファイルをデータ伝播リストに追加する
▼
●
ユーザー名
ssp% setdatasync -i
ここで、
てチェックされる頻度
す。データ伝播 リストのファ イルがスペア SSP にコピーされるのは、これらのファ
イルがメ イン
コピーされるわけではありません。
ファイルをデータ伝播リストから削除する
▼
●
ユーザー名
ssp% setdatasync cancel filename
ここで、
対 パスで指定する必要 があります。
データ伝播リストを削除する
▼
setdatasync clean
に 有 用です。この 構 成では、データ 伝播リストが非 常に大 き くなり、 不要 なディスク
容量が 消費されます。
あり、システムが ハングアップする 原因となります。
ドを毎 日、あるいは
きくなり過ぎ ないよ うに抑 えることがで きます。また、
ンド を実行 する
ディレ クトリのクリーンアップ
ssp
でメイン
interval は、filename
SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
schedule
interval
で指 定したファ イルがデータ同期 プロセスの一部とし
filename
(分) です。ファ イル名 は、絶対 パスで 指 定する必要 がありま
SSP
上で 変更された 場合だけです。フ ァイルがチェックされるたびに
ssp
でメイン
SSP
にログインし、以下 のよう に入力 します。
filename はデータ伝播 リストから削除 するファ イルです。ファ イル名 は、絶
コマンド は、シングル
/tmp
ディレ クトリの容量 をすべて使い切 ってしまう可能 性が
SSP
構成でディスク 容 量を制 御するの
setdatasync clean
1
週間ごとに 必要 に応 じて実行 すると、
/tmp
ディレ クトリが大
setdatasync clean
crontab (1M)
エントリを作成して
(整理)
操作を自動化することがで きます。
cron (1M)
コマンド 使用すると、
コマン
コマ
注 –
デュアル構 成では、メ イン
があるため、このオ プションは使用
●
ユーザー名
ssp% setdatasync clean
80 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ssp
でメイン
ユーザーマニュアル
SSP
SSP
とスペア
しない
にログインし、以下 のよう に入力 します。
• 2002 年 5
SSP
の間 でデータが非同期 になること
でください。
月