Sun Enterprise™ 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
Sun Microsystems, Inc.
4150 Network Circle
Santa Clara, CA 95054
U.S.A.
Part No. 816-4639-10
2002 年 5 月, Revision A
コメントの宛先: docfeedback@sun.com
Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved.
本製品およびそれに関連する文書は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのも
とにおいて頒布されます。サン・マイクロシステムズ株式会社の書面による事前の許可なく、本製品および関連する文書のいかなる部分
も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。
本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン
フォント・データを含んでいます。
本製品に含まれる
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体
ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
W3
の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
朝体
HG 明朝 L と HG
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。本製品のフォント技術を含む第三者
B
ゴシック
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Berkeley BSD
L-KL (Ryumin-Light)
システムに基づいていることがあります。
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
Sun、Sun Microsystems、docs.sun.com、SunNetra、Sun Enterprise、SunStorEdge Traffi c Manager、Sun Ultra
国およびその他の国における米国
ロゴマークおよび
ンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Micr osystems
Solaris
社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
OPENLOOK、OpenBoot、JLE
ATOK
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。
ATOK Server/ATOK12
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。
OPEN LOOK
ました。米国
における米国
Interface
および
Sun Microsystems
Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
Sun Graphical User Interface
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
Sun Microsystems, Inc. (
Sun Microsystems
は、米国
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
以下、米国
社の登録商標です。すべての
ATOK8
Sun Microsystems
は、米国
Sun Microsystems
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Sun Microsystems
Sun Microsystems
社とします) の商標もしくは登録商標です。サンの
SPARC
商標は、米国
SPARC
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
社は米国
社のライセンス実施権者にも適用されます。
SPARC International, Inc.
商標が付いた製品は、米国
Xerox
社から
の補助漢字部分は、平成明
および
Xerox Graphical User
UltraSPARC
ATOK8
UNIX
は、
の
は、米
のライセ
Sun
にかかる著作権そ
Federal Acquisitions: Commercial Software—Government Users Subject to Standard License Terms and Conditions.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限
定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も行われないものとします。
本書には、技術的な誤りまたは誤植のある可能性があります。また、本書に記載された情報には、定期的に変更が行われ、かかる変更は本
書の最新版に反映されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告なく改良または変更す
ることがあります。
(
本製品が、外国為替および外国貿易管理法
外へ持ち出す際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることのほか、外為法および関連法規に基づく輸出
手続き、また場合によっては、米国商務省または米国所轄官庁の許可を得ることが必要です。
外為法) に定められる戦略物資等 (貨物または役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
: Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 User Guide
原典
Part No: 816-3624-10
Revision A
Please
Recycle
Sun Enterprise 10000 SSP
本ソフトウェアの著作権は、カリフォルニア大学、米国サン・マイクロシステムズ、そのほか、関係する個人または組織が所有します。個
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作者は、既存の著作権告知文があらゆるコピーに留められること、また告知文がそのまま頒布版に含まれることを条件に、いかなる目的で
も本ソフトウェアおよび関連文書を使用、複製、変更、修正、頒布、ライセンスすることを許可します。この条件を満たす限り、使用にあ
たり、書面による合意、ライセンスの付与、使用料の支払いは必要ありません。本ソフトウェアに加えられた修正部分の著作権は、その適
用を受ける各ファイルの先頭ページに新しい条件を明記する限り、その作者が所有するものとし、ここに規定されているライセンス条件に
従う必要はありません。
作者が次に記す損害の可能性について事前の通知を受けていたとしても、作者および頒布元は、本ソフトウェア、その関連文書、またその
派生物を使用することによって生じた直接、間接、特別、付随、結果損害についていかなる個人または組織にも責任を負いません。
作者および頒布元は、商品性、特定の目的への適合性、侵害行為がないことの黙示の保証を含めて、いかなる保証も行いません。本ソフト
ウェアは「現状のままのもの」として提供されており、作者および頒布元は、保守、サポート、アップデート、機能強化、修正を提供する
義務を負いません。
米国政府関連の方は以下をお読みください。
52.227-14(g)( 2)(6/87) and FAR 52.227-19(6/87), or DFAR 252.227-7015(b)(6/95) and DFAR
本ソフトウェア、
プリタです。
Networks.
を使用、複製、修正、頒布することを許可します。
ん。本ソフトウェアは、黙示および明示的な保証無しに「現状のまま」で提供されます。
Copyright (c) 1993, 1994, 1995, J. Schoenwaelder, TU Braunschweig, Germany,Insti tute for Operating Systems and Computer
この著作権告知文があらゆるコピーに付記されることを条件に、いかなる目的でも、無料で本ソフトウェアおよびその関連文書
の帰属
scotty は、TCP/IP
Use, duplication, or disclosure by the U.S. Government is subject to restrictions of FAR
227.7202-3(a).
ネットワークに関する情報を取得するための、いくつかの特殊なコマンドからなる、簡単な
Braunschweig
大学は、本ソフトウェアの目的適合性についていかなる表明もしませ
tcl
インタ
目次
はじめに
xv
1. SSP の概要 1
SSP の機能 2
システムアーキテクチャー 4
SSP ユーザー環境 5
▼
SSP を使用する 5
SSP 3.5 ウィンドウ 5
▼
Common Desktop Environment (CDE) でローカルに SSP ウィンドウ
を表示する 6
▼
SSP ウィンドウを遠隔表示する 6
SSP コンソールウィンドウ 6
▼
CDE で SSP コンソールウィンドウをローカルに表示す る 7
ネットワークコンソールウィンドウ 7
Hostview 8
2. Hostview 9
▼
遠隔ログインセッションから Hostview を起動する 10
▼
SSP 上でワークスペース・メニューからローカルに Hostview を起動
する 10
▼
CDE のフロントパネルから Hostview を起動する 10
v
Hostview メインウィンドウ 11
メインウィンドウ内にある項目を選択する 13
メインウィンドウのメニューバー 14
ヘルプウィンドウ 16
メインウィンドウのボタン 18
メインウィンドウのプロセッサ記号 19
Hostview のリソース 21
Hostview の性能に関する注意事項 21
SSP ログファイル 22
▼
Hostview で messages ファイルの内容を表示する 23
3. ドメインの管理 25
ドメインの構成条件 25
▼
Hostview でドメインを作成する 26
▼
コマンド行からドメインを作成する 28
▼
eeprom.image ファイルを作成し直す 29
▼
Hostview でドメインを削除する 30
▼
コマンド行からドメインを削除する 32
▼
Hostview でドメインを起動する 32
▼
コマンド行からドメインを起動する 33
▼
Hostview でドメインの状態を確認する 33
▼
ドメインをシャットダウンする 36
▼
Hostview でドメインの名前を変更する 36
▼
コマンド行からドメインの名前を変更する 38
▼
ドメインで実行するオペレーティングシステムのバージョンをコマンド
4. netcon と netcontool 41
netcon(1M) の使用 41
▼
コマンド行から netcon(1M) を起動する 42
vi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
行から変更する 38
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
▼
CDE のフロントパネルから netcon(1M) を起動 する 42
▼
CDE のワークスペース・メニューから netcon(1M) を起動する 42
▼
netcon(1M) ウィンドウを終了する 43
netcontool(1M) の使用 43
▼
コマンド行から netcontool(1M) ウィンドウを表示 する 44
▼
CDE のフロントパネルから netcontool(1M) ウィン ドウを表示す
る 45
▼
CDE のワークスペース・メニューから netcontool(1M) ウィンドウを
表示する 45
▼
netcontool(1M) ウィンドウを Hostview から表示する 45
▼
netcontool(1M) ウィンドウを構成する 46
netcon(1M) による通信 48
netcon(1M) メッセージのログ 49
5. 電源の管理 51
▼
Hostview 内からコンポーネントの電源を投入または切断する 51
▼
コマンド行からコンポーネントの電源を投入または切断する 53
▼
Hostview で 電源レベルを監視する 54
▼
電源障害から回復する 56
6. 温度の管理 57
▼
Hostview で温度の状態を監視する 57
▼
Hostview でファンを監視する 59
7. ブラックリストの管理 63
▼
Hostview でコンポーネントをブラックリストに登録する 64
▼
Hostview でプロセッサをブラックリストに登録する 65
▼
Hostview でブラックリストファイルをクリアする 67
8. SSP のフェイルオーバー 69
必要なメイン SSP およびスペア SSP のアーキテクチャー 70
目次
vii
デュアル SSP 構成の保守 71
シングル SSP 構成の保守 72
自動フェイルオーバーの動作 72
SSP のフェイルオーバー状況 73
SSP フェイルオーバーの状態変化 74
SSP フェイルオーバーの自動制御 74
▼
SSP フェイルオーバーを使用不可にする 75
▼
SSP フェイルオーバーを使用可能にする 75
▼
スペア SSP に対してフェイルオーバーを強制する 76
▼
ssp_resource ファイルのメモリーまたはディスク容量のしきい値
を変更する 76
フェイルオーバー状態情報の取得 77
データ同期の管理 78
▼
ファイルをデータ伝播リストに追加する 80
▼
ファイルをデータ伝播リストから削除する 80
▼
データ伝播リストを削除する 80
▼
ファイルをスペア SSP にプッシュする 81
▼
メイン SSP とスペア SSP の間で SSP 構成ファイルの同期を と
▼
データ同期バックアップファイルのサイズを小さくする 82
データ同期情報の取得 82
コマンド同期の実行 83
自動再起動のためのユーザーコマンドの準備 84
▼
再起動のためにユーザーコマンドを準備する 84
自動回復のためのユーザースクリプトの準備 84
▼
コマンド同期記述子を作成する 85
▼
コマンド同期マーカーポイントを指定する 85
▼
コマンド同期記述子を削除する 85
コマンド同期情報の取得 86
viii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
る 81
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
同期コマンドによるサンプルスクリプト 86
SSP フェイルオーバー後の回復 86
9. デュアル制御ボードの取り扱い 87
制御ボードエグゼクティブ 87
主制御ボード 88
制御ボードサーバー 88
CBE (制御ボードエグゼクティブ) イメージファイルとポート指定ファイ
ル 89
スペア制御ボードへの自動フェイルオーバー 90
制御ボードフェイルオーバーの管理 91
▼
制御ボードフェイルオーバーを使用不可にする 91
▼
制御ボードフェイルオーバーを使用可能にする 91
▼
完全な制御ボードフェイルオーバーを強制する 92
制御ボードフェイルオーバー情報の取得 93
制御ボードフェイルオーバー後の作業 94
10. SSP の内部構造 97
システム起動の流れ 97
Sun Enterprise 10000 クライアントサーバーアーキテクチャー 98
SSP デーモン 100
イベント検出デーモン 101
制御ボードサーバー 103
ファイルアクセスデーモン 104
フェイルオーバーデーモン 104
フェイルオーバー検出箇所 105
フェイルオーバー検出箇所の説明 106
データ同期デーモン 109
OpenBoot PROM 109
obp_helper デーモン 110
目次
ix
download_helper ファイル 110
POST 111
環境変数 112
A. さまざまな SSP 手順 113
SSP の名前の変更 113
▼
SSP の名前を変更する 113
ドメインの構成解除 114
▼
ホストを構成解除する 114
SSP の構成解除 114
▼
SSP を構成解除する 115
用語集 117
索引 121
x Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
図目次
図 1-1 Sun Enterprise 10000 システムと制御ボード 4
図 1-2 SSP ウィンドウ 6
図 1-3 netcon(1M) ウィンドウ 7
図 1-4 Hostview の GUI プログラム 8
図 2-1 Hostview メインウィンドウ 11
図 2-2 未選択のシステムボード (ドメインに属していない)12
図 2-3 未選択のシステムボード (ドメインに属している)12
図 2-4 選択したシステムボード (ドメインに属している)13
図 2-5 Hostview のヘルプウィンドウ 17
図 2-6 電源ボタン 18
図 2-7 温度ボタン 18
図 2-8 ファンボタン 18
図 2-9 障害ボタン 19
図 2-10 SSP Logs ウィンドウ 23
図 3-1 Create Domain ウィンドウ 27
図 3-2 Remove Domain ウィンドウ 31
図 3-3 Domain Status ウィンドウ 34
図 3-4 Rename Domain ウィンドウ 37
図 4-1 netcontool GUI プログラム 43
図 4-2 Hostview 内の netcontool ウィンドウ 46
xi
図 4-3 netcontool Console Configuration ウィンドウ 46
図 5-1 Power Control and Status ウィンドウ 52
図 5-2 電源ボタン 54
図 5-3 Power Status Display 54
図 5-4 システムボードの Power Detail ウィンドウ 55
図 6-1 温度ボタン 57
図 6-2 Thermal Status Display 58
図 6-3 システムボードの Thermal Detail ウィンドウ 59
図 6-4 ファンボタン 59
図 6-5 Fan Status Display 60
図 6-6 Fan Tray ウィンドウ 61
図 7-1 Blacklist Edit ウィンドウ - Board View 64
図 7-2 Blacklist Edit ウィンドウ - Processor View 66
図 8-1 自動フェイルオーバーに必要なデュアル SSP 構成 70
図 9-1 部分的な制御ボードフェイルオーバーの後の Hostview ウィンドウの例 94
図 10-1 Sun Enterprise 10000 のクライアントサーバーアーキテクチャー 99
図 10-2 イベント検出スクリプトのアップロード 102
図 10-3 イベントの検出と通知 102
図 10-4 応答動作 103
図 10-5 CBS を介した SSP と Sun Enterprise 10000 システムの間の通信 104
図 10-6 自動フェイルオーバー検出箇所 105
xii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5 月
表目次
表 2-1 Hostview のメニュー項目 14
表 2-2 エラー状態 19
表 2-3 プロセッサ記号の形状 19
表 2-4 色が示すプロセッサの状態 20
表 3-1 ドメインの状態を示すカラム 35
表 4-1 netcontool ボタン 44
表 4-2 Console Configuration オプション 47
表 10-1 SSP デーモン 100
表 10-2 フェイルオーバー検出箇所とフェイルオーバー動作の要約 106
表 10-3 環境変数 112
xiii
xiv Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
はじめに
このマニュアルでは、
(System Service Processor)
Sun Enterprise™ 10000
について説明します。
システムを監視・制御するための
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の章で構成されています。
第
1
章では、
2
章では、
第
します。
第
3 章では、ドメインの作成、削除、名前変更、および起動の方法、またドメインの
状態情報の取得方法について説明します。
第
4
章では、
5
章では、
第
マンド行から周辺装置の電源を制御する方法、および
する方法について説明します。
第
6 章では、Hostview 内から温度の状態およびファンを管理する方法と Hostview
内からファンを監視する方法について説明します。
System Service Processor (SSP)
Hostview
netcon
Hostview
のグラフィカルユーザーインタフェース
(1M) と
netcontool
内またはコマンド行からシステムの電源を制御する方法、コ
(1M)
の概要を説明します。
(GUI)
の使用法について説明します。
Hostview で電源レベルを監視
について説明
SSP
第
7
章では、ブラックリストファイルを使用してシステムの構成からコンポーネント
を排除する方法について説明します。
第
8
章では、メイン
ます。
9
章では、デュアル制御ボードの使い方と制御ボードフェイルオーバーのプロセス
第
についての情報を提供します。
SSP
からスペア
SSP
への自動フェイルオーバーについて説明し
xv
10
第
章では、
を提供します。
態などについて説明します。
付録
A
では、
SSP
の仕組みに関心があるシステム管理者のために、より詳細な情報
SSP
の起動プロセス、
SSP
の構成解除方法など、さまざまな
お読みになる前に
SSP
のデーモン、およびフェイルオーバーの状
SSP
手順について説明します。
このマニュアルは、
テムについての知識を持つ
UNIX
す。
マニュアルを読み、
い。
UNIX
このマニュアルには、基本的な
止や起動、デバイスの設定などの手順についての説明も含まれていません。
これらの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
■
Solaris
ム管理に関するマニュアル
■
システムに付属しているその他のソフトウェアマニュアル
システムの詳細は、このシステムに付属している
コマンド
ソフトウェア環境についてのオンラインマニュアル、特に
Solaris™
のオペレーティング環境をベースとした
Sun Enterprise 10000
のシステム管理者を対象にしていま
Solaris
UNIX
のシステム管理者のトレーニングの受講を検討してくださ
UNIX
のコマンドについての説明も、システムの停
UNIX®
のシステム管理
Solaris
シス
のシステ
xvi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
書体と記号について
表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号
書体または記号 意味例
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
ゴシック
または
『
』 参照する書名を示します。 『
「
」参照する章、節、または、
\
コマンド名、ファイル名、ディ
レクトリ名、画面上のコン
ピュータ出力、コード例。
ユーザーが入力する文字を、画
面上のコンピュ ータ 出力 と区別
して表します。
コマンド行の可変部分。実際の
名前や値と置き換えてくださ
い。
強調する語を示します。
枠で囲まれたコード例で、テキ
ストがページ行幅をこえる場合
に、継続を示します。
.login
ls -a
ファイルを編集 しま す。
を実行します。
% You have mail.
machine_name% su
Password:
rm filename
ファイル名
rm
Solaris
6
第
この操作ができるのは「スー パー
ユーザー」だけです。
と入力します。
と入力します。
ユーザーマニュアル』
章「電源の管理」を参照。
% grep ‘^#define \
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトについて
表 P-2 シェルプロンプト
シェル プロンプト
UNIX の C
UNIX の Bourne
スーパーユーザー (シェルの種類を問わない
シェル
シェルと
Korn
シェル
)
マシン名
$
#
%
はじめに
xvii
SSP コマンドの構文
SSP は、コマンド行で認識されないパラメタを無視します。
関連マニュア ル
表 P-3
分類 タイトル
導入
リファレンス
(
マニュアルページ
リリース情報
その他
関連マニュアル
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アルおよびご使用の手引き
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アル
)
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
アルおよびご使用の手引き
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
理者マニュアル
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
ファレンスマニュア ル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
リファレンスマニュアル
Sun Enterprise 10000 InterDomain Networks
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 DR
Sun Enterprise 10000 IDN
Sun Enterprise 10000 IDN
Sun Enterprise
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise
リファレンスマニュアル
サーバー
サーバー
インストールマニュ
リファレンスマニュ
インストールマニュ
構成マニュアル
構成マニュアル
エラーメッセージ
Alternate Pathing 2.3.1
Alternate Pathing 2.3.1
管
リ
Part No.
816-4641
816-2249
816-4641
806-5028
806-5029
816-4642
816-2252
806-5036
816-4645
806-6972
806-6967
806-5824
806-5828
xviii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
コメントをお寄せください
弊社では、マニュアルの改善に努力しており、お客様からのコメントおよびご忠告を
お受けしております。コメントは下記宛に電子メールでお送りください。
docfeedback@sun.com
電子メールの表題にはマニュアルの Part No. (816-4639-10) を記載してください。
なお、現在日本語によるコメントには対応できませんので、英語で記述してくださ
い。
はじめに
xix
xx Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
第 1 章
SSP の概要
System Service Processor (SSP) は、Sun Enterprise 10000
SPARC™
ための
Sun Ultra™ 5、Sun Enterprise 250
サーバーを使用することができます。このマニュアルでは、
SSP
または
ケージをインストールする必要があります。また、
Enterprise 10000
Sun Enterprise 10000
フォーム内にあるシステムボードは、いくつかの論理グループに分け、個別のシステ
ムとして起動できます。こうしたシステムは、「
ドメイン
単に「
成することができます
すれば、プラットフォームだけでなく、ドメインを制御・監視することもできます。
注 – SSP 3.5
なアプリケーションの中には、
だし、このようなアプリケーションを実行する
ニュアルおよびご使用の手引き』で説明している
ばなりません。
ワークステーションまたは
のワークステーション、または
サーバーを単に「
システムとの通信機能が必要です。
システムは、「
」と呼ばれます。同じプラットフォームに最高 16 個のドメインを構
(
OpenSSP
は
SSP
」と呼びます。
プラットフォーム
ドメインの詳細は、第
環境をサポートしていますので、サードパーティ製の軽量
SSP
上で実行可能なアプリケーションもあります。た
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand
Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
さい。使用しているシステムが
場合は、以下のコマンドを実行して
されているかどうかを確認できます。
Capacity on Demand
Capacity on Demand パッケージがインストール
SPARC
SSP
動的システムドメイン
3
章を参照してください)。
SSP
OpenSSP 条件を満たしていなけれ
システムを使用している場合は、『
管理者マニュアル』および『
リファレンスマニュアル』を参照してくだ
システムを制御・監視する
サーバーです。
SSP
として、
Sun Netra™ T1
SSP
ワークステーション
上には、
SSP
には、
」とも呼ばれます。プラット
は、『
SSP
Ethernet
SSP 3.5
ソフトウェアパッ
を介した
」、あるいは
SSP
を使用
インストールマ
Sun
システムかどうかがわからない
Sun
Sun
ssp# pkginfo | grep SUNWcod
application SUNWcod Capacity On Demand (COD)
application SUNWcodmn Capacity On Demand (COD) Manual Pages
1
SSP の機能
SSP 3.5
7
サーバーにだけ読み込むことができます。
ジョン
があります。
が可能です。
システム管理者は
■
■
■
■
ソフトウェアは、
、8 または
9
オペレーティング環境が動作するサンのワークステーションまたは
2.5.1、2.6、7、8
SSP ソフトウェアが提供するコマンドや GUI プログラムは、遠隔使用
SSP
定義された方法で緊急停止する。たとえば、ドメイン内のプロセッサの温度が一
定の値を超えた場合に、
させることができます。
複数のシステムボードをいくつかの論理グループに分け、ドメインを作成する。
各ドメインでは個別のオペレーティングシステムを実行でき、それぞれの作業負
荷を調整できます。詳細は、第
ドメインを起動する。
任意のドメインを動的に再構成する。ドメインをマルチユーザーモードで動作さ
せたまま、オペレーティングシステムに対し、現在装着されているシステムボー
論理的に
ドを
この機能は「
びます。また、ドメインの動的再構成の自動化
(
システムがマルチユーザーモードで動作中であっても、システムボードがドメイ
ンに接続されていない場合は、簡単にシステムボードを
できます
SSP 3.5
ルがあります。
■
DR
制御します。
DR
のいずれかのオペレーティング環境が動作するドメインで
ポートします。
■
DR
行する
実行することができます。
接続したり、切り離したりすることができます。
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration (
)
。
がサポートしているドメインの動的再構成には、下記に示す
2.0 — dr_daemon(1M)
モデル
操作を実行することができます。
3.0 — dcs(1M) (
モデル
DR
操作を制御します。
Solaris 8 10/01 (
3.0
モデル
また、
をサポートします。
DR
モデル
Coordination Manager (RCM)
10000
ドメイン上で実行されているデータベース、クラスタ、ボリューム管理
Common Desktop Environment (CDE)
SSP 3.5
9
または
を使用して以下の操作を実行できます。
が動作する
SSP
ソフトウェアによってそのドメインを自動的に停止
3
章を参照してください。
ソフトウェアは、
Sun Enterprise 10000
(ADR)
を使用して、ドメインで実行する
SSP 上で Hostview
dr(1M)
、
シェル、
SSP 3.5 は、Solaris 2.5.1、2.6、7
ドメイン構成サーバー) を使用して、ドメインで実
SSP
上で
ADR
コマンドを使用して、
SSP 3.5 は、Solaris 9
2/02)
または
3.0
により制御されたドメインは
オペレーティング環境が動作するドメインで
ともインタフェースしますので、
を備えた
Solaris
Solaris
ドメインと互換性
動的再構成
を実行することもできます
物理的に
交換することが
2
種類のモデ
DR
ADR
コマンドを使用して、
DR
モデル
2.0
DR
オペレーティング環境か、
Reconfiguration
Sun Enterprise
のバー
)
」と呼
操作を
または
をサ
操作を
DR
8
2 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
ソフトウェアなどのアプリケーションに対して
RCM
ます。
Solaris のシステム管理 (基本編)』を参照してください。
『
DR
モデルと
Reconfiguration
■
入出力デバイス用の各種コントローラにパスを割り当て、障害が発生してもシス
の詳細は、「
DR
操作についての詳細は、『
ユーザーマニュアル』を参照してください。
Solaris 9 System Administrator Collection
テムが停止しないようにする。この機能は「代替パス
または「マルチパス
(Multipathing)
」と呼ばれ、以下のソフトウェアが必要です。
DR
操作を調整することができ
」の
Sun Enterprise 10000 Dynamic
(AP: Alternate Pathing)
DR モデル 2.0 と互換性を持つ代替パス機能を使用する場合は、『Sun
Enterprise
Alternate Pathing
■
DR
モデル
レーティング環境に同梱されている
出力マルチパスを管理する
ます
IPMP
ステム管理
いる『
Sun StorEdge Traffic Manager
サイト
サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル』で説明している
ソフトウェアを使用してください。
3.0
と互換性を持つマルチパス機能を使用する場合は、
IP
マルチパス
(IPMP)
ソフトウェアと、入
Sun StorEdge™ Traffic Manager (MPxIO
)
ソフトウェアを使用してください。
の詳細は、
IP
ネットワークマルチパスの管理』を参照してください。
(http://www.sun.co.jp/storage/san)
Solaris 9
(IP
サービス)』 または
オペレーティング環境に付属している『
Solaris 8
の詳細は、
オペレーティング環境に付属して
Sun Network Storage Solutions Web
から入手できる『
Solaris
とも呼び
Solaris
Sun
StorEdge Traffic Manager Software Installation and Configuration Guide
照してください。
」
オペ
のシ
』を参
注
Sun StorEdge Traffic Manager
–
パス切り替えをサポートしているわけではありません。詳細については、『
StorEdge Traffic Manager Software Installation and Configuration Guide
ソフトウェアは、すべてのデバイスに対して自動
Sun
』を参照し
てください。サポートされていないデバイスに対して自動パス切り替えを行う必要が
ある場合は、
■
システムボードやドメインの温度、電流、電圧のレベルを監視・表示する。
■
プラットフォーム内部の各コンポーネントへの電力供給を監視・制御する。
■
POST (
このほか、
■
高温や電源装置の故障などの重大な問題が発生した場合に、警告を表示する。
■
デュアル
SSP
Alternate Pathing
ソフトウェアと
電源投入時自己診断) などの診断プログラムを実行する。
SSP
環境では以下の機能が実行されます。
SSP
構成の単一点障害を監視し、検出される障害状況に応じて、メイン
からスペア
SSP
、あるいは主制御ボードから代替制御ボードへの自動フェイル
DR
モデル
2.0
を使用してください。
オーバーを実行する。
■
ソフトウェアにエラーや障害が発生した場合に、警告を表示する。
■
システムソフトウェアに障害 (パニックなど) が発生した場合に、ドメインを自動
的に再起動する。
■
SSP 環境とドメインとの間の通信ログを作成する。
■
InterDomain Networks (IDN)
■
Sun Enterprise 10000
デュアル電源グリッドオプションをサポートする。
をサポートする。
1 章SSP
第
の概要
3
システムアーキテクチャー
Sun Enterprise 10000
Ethernet
は
を介して通信します (図
プラットフォーム、
SSP
1-1)。SSP
、およびその他のワークステーション
操作は、
SSP
コンソールからコマンド
を入力するか、ローカルエリアネットワーク上の他のワークステーションから
に遠隔ログインして、実行することができます。
ラットフォームの監視と制御を実行する
にかかわらず、ユーザー名は必ず
) には、遠隔ログインかローカルログインか
ssp とし、適切なパスワードを入力する必要があ
SSP
操作を実行する (たとえば、プ
ります。
制御ボード
サブネット
SSP
ワークステーション
1
制御
ボード
サブネット
LAN
Sun Enterprise 10000
CBE
2
CBE
制御
ボード 0
制御
ボード 1
SSP
図 1-1
Sun Enterprise 10000
います。各制御ボードはそれぞれが制御ボードエグゼクティブ
Executive)
ボードのうちのいずれか
設定します。主制御ボードに障害が発生した場合は、第
イルオーバー機能によって自動的に代替制御ボードに切り替わります。
SSP ソフトウェアは、ほとんどの制御ボードを稼動コンポーネントとして扱いますの
で、いずれかの制御ボードの電源を切断する場合は、先にシステムの状態を調べてく
ださい。詳細については第
4 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Sun Enterprise 10000 システムと制御ボード
プラットフォームでは、デュアル制御ボードがサポートされて
を実行し、この
CBE
がネットワーク上で
1
つを主制御ボードに設定し、残りを代替制御ボードとして
9 章を参照してください。
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
(CBE: Control Board
SSP
との通信を行います。制御
9
章で説明するように、フェ
SSP ユーザー環境
SSP
コマンドや
メインを対話式で操作することができます。
SSP を使用する
▼
1. SSP
2.
3.
を起動します。
ユーザー名
ssp% tail -f $SSPLOGGER/messages
以下のメッセージが表示されます。
Startup of SSP as MAIN complete
これ以降、
ます。
SSP GUI
ssp で SSP
Hostview や netcontool(1M)
プログラムを使用して
にログインし、以下のように入力します。
SSP 3.5 ウィンドウ
Sun Enterprise 10000
SSP
などの
プログラムが使用可能になり
上で
SSP
やド
SSP ウィンドウは、Solaris オペレーティング環境や SSP 3.5 環境へのコマンド行イン
タフェースとなります
(図 1-2)
。
1 章SSP
第
の概要
5
SSP またはその他のワークステーションのディスプレイ
SSP ウィンドウ
% rlogin ssp \
-l ssp
図 1-2 SSP ウィンドウ
Common Desktop Environment (CDE) でローカルに SSP
▼
SSP
ウィンドウを表示する
1.
ユーザー名
2.
以下のいずれかの方法で
Solaris 7
■
し、次に「このホスト」を選択する。
■
(
マウスの右ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから「プ
ログラム」を選択し、次に「端末エミュレータ」を選択する。
SSP ウィンドウを遠隔表示する
▼
1. rlogin(1)
し、
ssp で SSP
にログインします。
SSP
、8 または
コマンドを使用して、ユーザー名
ssp
パスワードを入力します。
9 の CDE
ウィンドウを開きます。
のフロントパネルから「ホスト」サブパネルを選択
ssp で SSP 3.5
マシンに遠隔ログイン
2.
プロンプトに従って、目的のプラットフォームまたはドメインの名前を入力し、
Return
キーを押します。
SUNW_HOSTNAME
SSP コンソールウィンドウ
SSP
コンソールウィンドウとは、
ソールのことです。システムは、このウィンドウにオペレーティングシステムのメッ
セージを表示します。
6 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
環境変数に、入力した値が設定されます。
SSP
ワークステーションまたは
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月
SSP
サーバーのコン
CDE で SSP コンソールウィンドウをローカルに表示する
▼
1.
ユーザー名
2.
以下のいずれかの方法で
■
(
マウスの右ボタンをクリックして表示する) ワークスペース・メニューから「プ
sspで SSP
ログラム」を選択し、次に「コンソール」を選択する。
■
Solaris 7、8
し、次に「コンソール」を選択する。
ネットワークコンソールウィンドウ
ネットワークコンソールウィンドウ、つまり
からのシステムコンソールメッセージ
示します
netcon(1M) ウィンドウ
% domain_switch
% netcon
(図 1-3)
domain1_name
または
。
にログインします。
SSP
ウィンドウを開きます。
9 の CDE
のフロントパネルから「ホスト」サブパネルを選択
(
netcon(1M)
ウィンドウは、ドメイン
オペレーティングシステムメッセージ) を表
論理接続
Sun Enterprise 10000
論理接続
SSP
ネットワーク
ドメイン 1
% domain_switch
% netcon
図 1-3 netcon(1M) ウィンドウ
netcon(1M)
ように動作します。動的再構成操作などによって生成されるドメインコンソールメッ
セージは
netcon(1M)
「
domain2_name
ドメイン 2
ウィンドウは、 コンソールがドメインに物理的に接続されているかの
netcon(1M)
ウィンドウに表示されます。詳細は、
の使用」とマニュアルページの
netcon(1M)
41
ページの
を参照してください。
1
SSP
章
第
の概要
7
Hostview
Hostview
SSP
の
Hostview
図 1-4 Hostview の GUI プログラム
プログラムは、グラフィカルユーザーインタフェース
コマンドと同様の機能を提供します (図
% hostview&
SSP ウィンドウ
論理接続
論理接続
SSP
1-4)
。
ネットワーク
(GUI)
の形式で多く
Sun Enterprise 10000
ドメイン 1
ドメイン 2
Hostview
の詳細は、第
ニュアル』のマニュアルページ
8 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
2
章および、『
ユーザーマニュアル
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
hostview(1M)
• 2002 年 5
月
リファレンスマ
を参照してください。
第 2 章
Hostview
この章では、
SSP
コマンドへの
GUI
フロントエンドである
Hostview
について説明
します。
Hostview
■
システムボードを動的にグループ分けして、ドメインを作成する。各ドメインは
それぞれ
では、以下のような管理操作を実行できます。
Solaris
オペレーティング環境の別個のインスタンスを実行し、固有のロ
グメッセージファイルを持ちます。
■
ドメインに対し、Solaris オペレーティング環境を起動する。
■
プラットフォームまたはドメインの
SSP
ログメッセージファイルにアクセスす
る。
■
ドメインに遠隔ログインする。
■
各ドメインに対し、
blacklist(4)
■
netcon(1M)
ウィンドウを表示する。
ファイルを編集して、ドメインのハードウェアコンポーネントを有
効または無効にする。
■
プラットフォーム内のボードをオペレーティングシステムに接続したり、切断し
たりしてボードを動的に再構成する。この機能の詳細は、『
Dynamic Reconfiguration
■
システムボードの電源を入れる、または切る。
■
ハードウェアコンポーネントの温度および電圧レベルを監視する。
ユーザーマニュアル』を参照してください。
Sun Enterprise 10000
Hostview は、該当するプラットフォームに対して 1 つのインスタンスを実行するだ
けで起動できます。同じプラットフォームに対して複数の
Hostview
のインスタンス
を実行することもできます。
SSP
環境に遠隔ログインした場合は、環境変数
プレイを設定し、
うにします
説明を参照
xhost
を設定して
SSP
(『Solaris X Window System リファレンスマニュアル』の xhost(1) の
)
。
DISPLAY
に現在使用しているディス
をそのワークステーションに表示できるよ
9
遠隔ログインセッションから Hostview を起動する
▼
1.
以下のように入力して、ローカルワークステーションに外部ホストを表示できるよう
にします。
% xhost +
2.
ユーザー名
ssp% hostview -display
SSP 上でワークスペース・メニューからローカルに
▼
ssp で SSP
にログインし、以下のように入力します。
machine_name
:0.0 &
Hostview を起動する
●
マウスの右ボタンを押し、ワークスペース・メニューから「
Hostview
「
この方法は、
セッションを使用する場合は利用できません。
CDE のフロントパネルから Hostview を起動する
▼
●
以下のいずれかの方法を使用します。
■
フロントパネルの
■
フロントパネルの SSP アイコンの上の矢印をクリックして、「Hostview」を選択
する。
■
SSP
ssp% hostview &
」を選択します。
SSP
コンソールを使用する場合にだけ利用でき、
SSP
アイコンをクリックする。
ウィンドウを開いて、以下のように入力する。
SSP
」を選択し、次に
SSP
への遠隔ログイン
10 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル
• 2002 年 5
月