Sun Enterprise™ 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよび
ご使用の手引き
Sun Microsystems, Inc.
4150 Network Circle
Santa Clara, CA 95054
U.S.A.
Part No. 816-4641-10
2002 年 5 月 , Revision A
コメントの宛先 : docfeedback@sun.com
Copyright 2002 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved.
本製品およびそれに関連する文書は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのも
とにおいて頒布されます。サン・マイクロシステムズ株式会社の書面による事前の許可なく、本製品および関連する文書のいかなる部分
も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。
本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている
X/Ope n Company Limited
のソフトウェアは、著作権法により保護されており、提供者からライセンスを受けているものです。
本製品は、株式会社モリサワからライセンス供与されたリュウミン
フォント・データを含んでいます。
本製品に含まれる
スマスタをもとに作成されたものです。平成明朝体
ライセンス供与されたタイプフェースマスタをもとに作成されたものです。また、
W3
の補助漢字を使用しています。なお、フォントとして無断複製することは禁止されています。
朝体
HG 明朝 L と HG
が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。本製品のフォント技術を含む第三者
B
ゴシック
は、株式会社リコーがリョービイマジクス株式会社からライセンス供与されたタイプフェー
W3
は、株式会社リコーが財団法人 日本規格協会 文字フォント開発・普及センターから
Berkeley BSD
L-KL (Ryumin-Light)
システムに基づいていることがあります。
および中ゴシック
HG 明朝 L と HG
BBB (GothicBBB-Medium)
B
ゴシック
の補助漢字部分は、平成明
UNIX
は、
の
Sun、Sun Microsystems、docs.sun.com、Solstice DiskSuite、Sun FastEthernet、Sun Netra、Sun Enterprise、Sun StorEdge Traffic
Sun Ultra、OpenBoot、SunScreen、SunSolve
、
Manager
Micr osystems
すべての
は登録商標です。
OPENLOOK、OpenBoot、JLE
ATOK
の他の権利は、すべて株式会社ジャストシステムに帰属します。
ATOK Server/ATOK12
本書で参照されている製品やサービスに関しては、該当する会社または組織に直接お問い合わせください。
OPEN LOOK
ました。米国
における米国
Interface
社とします) の商標もしくは登録商標です。サンのロゴマークおよび
SPARC
商標は、米国
SPARC
は、株式会社ジャストシステムの登録商標です。
Sun Graphical User Interface
および
Sun Microsystems
Xerox
の非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは米国
社の先駆者としての成果を認めるものです。米国
SPARC International, Inc.
商標が付いた製品は、米国
は、サン・マイクロシステムズ株式会社の登録商標です。
にかかる著作権その他の権利は、株式会社ジャストシステムおよび各権利者に帰属します。
社は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発
は、米国およびその他の国における米国
Solaris
のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標また
Sun Microsystems
ATOK8
Sun Microsystems
は、米国
社が開発したアーキテクチャーに基づくものです。
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
ATOK Server/ATOK12
社が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発し
Sun Microsystems
は、株式会社ジャストシステムの著作物であり、
社は米国
Sun Microsystems
Sun Microsystems, Inc. (
Sun Microsystems
は、米国
Xerox
社のライセンス実施権者にも適用されます。
Xerox Graphical User
社から
以下、米国
社の登録商標です。
ATOK8
にかかる著作権そ
Sun
Federal Acquisitions: Commercial Software—Government Users Subject to Standard License Terms and Conditions.
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含み それに限
定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証 も行 われないものとします。
本書には、技術的な誤 りまたは誤植 のある可能 性があります。また、本書に記載された情報 には、定期 的に変更 が行 われ、かかる変更 は本
書の最新版 に反映 されます。さらに、米国サンまたは日本サンは、本書に記載された製品またはプログラムを、予告 なく改良 または変更す
ることがあります。
(
本製品が、 外国 為替および 外 国 貿易管理法
外へ 持ち出す 際には、サン・マイクロシステムズ株式会社の事前の書面による承諾を得ることの ほか、外為法および関連法規に基づく輸出
手続き、また 場合によっては、米国商 務省または米国 所轄官庁の許可を得ることが必要です。
外為法 ) に定められる戦略物資等 (貨物または 役務) に該当する場合、本製品を輸出または日本国
: Sun Enterprise 10000 SSP 3.5 Installation Guide and Release Notes
原典
Part No: 816-3626-10
Revision A
Please
Recycle
Sun Enterprise 10000 SSP
本ソフトウェアの著作権は、カリフォルニア大学、米国サン・マイクロシステムズ、その ほか、関 係 する 個 人または組織が 所有します。 個
別フ ァイルに権利の放棄が明示されていない限り、本ソフトウェアに関係するあら ゆるファイルには、下 記条件が適用されます。
作者は、既存 の著作権告知 文があらゆ るコピーに留 められること、また告知文がそのまま頒布版 に含まれることを条件 に、いかなる目的で
も本ソフトウェアおよび関連文書を使用、複製、変更 、修正 、頒布、ライセンスすることを許可します。この条件 を満 たす限り、使用にあ
たり、書面による合意 、ライセンスの付与、使用料 の支払いは必要ありません。本ソフトウェアに加え られた修正部分の著作権は、その適
用を受ける各ファ イルの先頭ペ ージに新 しい条件 を明記 する限り、その作者が所有 するものとし、ここに規定されているライセンス条件 に
従う必要 はありません。
作者が次 に記 す損 害の可能 性につ いて事前の通知 を受けていたとしても、作者および頒布元は、本ソフトウェア、その関連文書、またその
派生 物を使用することによって生 じた直接、間 接、特別 、付随 、結 果損 害につ いていかなる個 人または組織にも責任 を 負 いません。
本ソフトウェア、
プリタです。
Networks.
を使用、複製、修正、頒布することを許可します。
ん。本ソフトウェアは、黙示および明示的な保証 無しに「現状のまま」で提供されます。
この著作権告知文があらゆ るコピーに付記されることを条件 に、いかなる目的でも、無料で本ソフトウェアおよびその関連文書
の権利の帰属
scotty は、TCP/IP
Copyright (c) 1993, 1994, 1995, J. Schoenwaelder, TU Braunschweig, Germany,Insti tute for Operating Systems and Computer
:
ネットワークに関する 情報を取得するための、いく つかの特 殊なコマン ドからなる、 簡単な
Braunschweig
大学は、本ソフトウェアの目的適合性につ いていかなる表 明もしませ
tcl
インタ
目次
はじめに xv
1. SSP 3.5 リリース情報 1
一般的な問題 1
代替パス機能 1
Sun Netra T1 サーバー 2
SSP ソフトウェアの変更点 2
DR および SSP のコマンドと動作の変更点 4
DR を説明しているマニュアル 7
SSP の既知のバグ 8
ADR 操作中に snmpd のメモリーがリークする (4486454) 8
複数回にわたる hpost 操作で machine_server メモリー がリークする
(4493987) 8
DR の既知のバグ 9
DDI_RESUME 障害が発生すると、その後の DR 操作に失敗する (4353719) 9
メモリー未実装のボードで deleteboard (1M) 操作を行うと、Solaris 7 また
は Solaris 8 オペレーティング環境で動作 しているド メインがクラ ッシュ
する (4468171) 9
DR 操作時の oprom_checknodeid() に問題がある (4474330) 9
showdevices が不正な showdevices(1M) メ モリー情報を 表示すること が
ある (4495747) 10
v
SSP 3.4 以降に解決されたバグ 10
ユーザーの要望によりSSP 3.5 で実現した拡張機能 11
パッチ 13
リファレンスマニュアル (マニュアルページ) への修正 14
2. SSP 3.5 のインストールまたはアップグレードの準備 15
はじめに 16
▼
SSP バージョンの判別 18
▼
Web サイトから SSP ソフトウェアを入手する 18
▼
CD-ROM から SSP ソフトウェアを入手する 19
▼
SSP バックアップファイルを作成する 19
▼
メインおよびスペア SSP 間の制御ボードネットワー ク接続を確認 す
る 21
▼
rsh(1) コマンドが使用可能なことを確認する 22
▼
浮動 IP アドレスの設定 22
▼
SSP 3.5 へのアップグレードまたは SSP パ ッチのインス トールを準備 す
る 23
SSP 3.5 のハードウェアおよびソフトウェアの要件 25
フェイルオーバーの構成 27
インストールおよびアップグレード作業 30
3. 新規ディスクへの SSP 3.5 のインストー ル 31
SSP 3.5 のインストール 31
Solaris WebStart の使用 32
▼
Solaris WebStart を使用して新規 SSP 3.5 ディスクを作成する 32
ssp_install コマンドの使用 38
▼
ssp_install コマンドを使用して新規 SSP 3.5 ディスクを作成す
4. SSP 3.5へのアップグレード 43
SSP のアップグレード 43
vi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
る 38
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
▼
SSP 3.4 から SSP 3.5 へアップグレードする 43
▼
SSP 3.2 または SSP 3.3 から SSP 3.5 へアップグレードする 45
5. SSP のインストールまたはアップグレード後の作業 49
初期設定ファイルの編集 49
NTP (Network Time Protocol) デーモンの設定 50
▼
ntp.conf ファイルを作成する 51
6. SSP のバージョンを以前のバージョンに戻す 53
SSP のバージョンを戻す 53
▼
以前のバージョンの SSP に戻す 53
7. OpenSSP の実行 57
SSP 上でサードパーティ製アプリケーションを実行した場合の影 響 57
OpenSSP に必要なリソース 59
推奨している最新のパッチを入手する 59
Solaris 8 または 9 オペレーティング環境の使用方法 60
SSP とサードパーティ製ソフトウェアが使用するメモリー容量の 計算 60
サードパーティ製アプリケーションが使用するメモリーサイズの計算 61
十分な実メモリーを搭載しているかどうかの検証 65
CPU 使用率の計算 68
SSP の CPU 要件 71
OpenSSP に適したハードウェアの選択 72
高速なプロセッサの使用 72
メモリーの増設 72
スワップ空間の増設 73
ディスク空間の増設 73
8. Sun Enterprise 10000 ドメインへの Solaris 8 または 9 オペレーティング環境のイ
ンストール 75
ドメインインストール作業の概要 76
目次
vii
ドメインインストールを開始する前に必要な事項 78
ドメインインストール前の作業 79
▼
eeprom.image ファイルを作成する 79
▼
SSP 上に新規ドメインを作成する 80
▼
ドメインネットワーク情報を構成する 81
▼
SSP をインストールサーバーとして設定する 83
▼
ドメインを OpenBoot PROM レベルに起動する 84
▼
OpenBoot PROM 環境を設定する 85
ドメインインストール作業 87
▼
ドメインにオペレーティング環境をインストールする 88
▼
suninstall プロセスを終了する 90
ドメインインストール後の作業 91
▼
デフォルトの起動ディスクを設定する 91
▼
追加ソフトウェアパッケージをインストールする 93
▼
NTP パッケージを設定する 94
▼
インストールを検証する 95
ソフトウェアのライセンス 96
FLEXlm ベースのライセンス取得 96
他のソフトウェアライセンスの取得 97
9. Sun Enterprise 10000 ドメインを Solaris 8 または 9 オペレーティング環境へアッ
プグレード 99
ドメインアップグレード作業の概要 100
ドメインアップグレードを開始するために必要なリソース 102
ドメインアップグレード前の作業 103
▼
ドメインをアップグレードする準備をする 103
▼
ドメインネットワーク情報を検証する 106
▼
SSP をインストールサーバーとして設定する 106
▼
ドメインを OpenBoot PROM レベルに起動する 108
viii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
▼
OpenBoot PROM 環境を設定する 109
ドメインアップグレード作業 112
▼
ドメインにオペレーティング環境をインストールする 112
▼
アップグレードプロセスを終了する 113
ドメインアップグレード後の作業 114
▼
デフォルトの起動ディスクを設定する 115
▼
追加ソフトウェアパッケージをインストールする 116
▼
NTP パッケージを設定する 118
▼
アップグレードを検証する 118
ソフトウェアのライセンス 120
FLEXlm ベースのライセンス取得 120
他のソフトウェアライセンスの取得 120
A. SSP ネットワークの構成 121
▼
SSP ネットワークを設定する 125
B. OpenSSP メモリー計算用ワークシート 131
OpenSSP メモリー計算用ワークシート 131
メモリー容量値の算出方法 132
プロセスが使用する専用常駐メモリー 133
プロセスが使用する専用仮想 メモリー 133
システム メモリー (1 行目) 134
ベース SSP メモリー (2 行目) 135
各 ドメインが使用する SSP のメモリー (3 行目 ) 135
Hostview が使用するメモリー (4 行目 ) 136
Sun Management Center が使用するメモリー (5 行目 ) 136
カ ーネルのバッファーメモリー (8 行目 ) 137
swapfs (12 行目) 137
索 引 139
目次
ix
x Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
図目次
図 2-1 SSP/ 制御ボードのフェイルオーバーの構成 28
図 2-2 SSP の みのフェイルオーバーの構成 28
図 2-3 制御ボードの みのフェイルオーバーの構成 29
図 7-1 使用率と 想定 顧客数 70
図 8-1 ドメインインストール作業の概要 77
図 9-1 ドメインアップグレード作業の概要 101
図 A-1 サ ブネットが 2 つのネットワーク構成 122
図 A-2 サ ブネットが 3 つのネットワーク構成 123
図 A-3 スペア SSP のネットワーク構成 124
図 A-4 メイン SSP の /etc/hosts ファイル 127
図 A-5 スペア SSP の /etc/hosts ファイル 128
xi
xii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5 月
表目次
表 1-1 DR のコマンドと動作の変更点 4
表 1-2 SSP のコマンドと動作の変更点 6
表 1-3 DR を説明しているマニュアル 7
表 1-4 SSP 3.5 に必要なパッチ 13
表 2-1 コマンド行プロンプトの規約 15
表 2-2 SSP 3.5 の要件 25
表 2-3 SSP と Sun Enterprise 10000 ドメインのインストールとアップグレード作業 30
表 7-1 OpenSSP メモリー計算用ワークシートの一例 62
表 7-2 SSP ソフトウェアによる CPU 使用率 71
表 7-3 Sun 管理 ソフトウェアによる CPU 使用率の増分 71
表 7-4 SunScreen による CPU 使用率の増分 71
表 8-1 ドメインのインストールに必要な情報 78
表 8-2 devalias ファイルで使用される SBus 番号 87
表 8-3 Sun Enterprise 10000 サーバーに固有 のインストールプロンプト 88
表 8-4 最小 ディスクパーティションサイズ 89
表 9-1 devalias ファイルで使用されている SBus 番号 111
表 9-2 Sun Enterprise 10000 サーバーに固有 のアップグレードプロンプト 113
表 A-1 サブ ネットが 2 つ あるネットワーク構成 121
表 A-2 サブ ネットが 3 つ のネットワーク構成 122
表 A-3 スペア SSP ネットワーク構成 124
xiii
表 B-1 OpenSSP メモリー計算用ワークシート 131
表 B-2 システム メモリーの値 134
表 B-3 ベース SSP メモリーの値 135
表 B-4 Sun Management Center が使用するメモリー容量 136
xiv Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
はじめに
このマニュアルでは、
へのインストール方法につ いて説 明します。
10000
システムを監視 および制御 することができ ます。
SSP 3.5
のリリース情報 および
SSP 3.5
System Service Processor (SSP)
を使用すると、
Sun Enterprise™
お読みになる前に
このマニュアルは、
)
につ いての実務 的な知識 を持つ
ム
しています。もしそのような知識 をお持ち でない場 合は、まず このシステムに付属し
ている『
Collection - Japanese
Solaris User Collection - Japanese』および 『 Solaris System Administrator
UNIX®
』 をお読み ください。
システム (特に
Sun Enterprise 10000
Solaris™
オペレ ーティング環境 のシステ
のシステム管理 者を対象 に
マニュアルの構成
このマニュアルは、以下の章 と付録で構 成されています。
1
章 には、リリース情報 が含まれています。
第
第
2 章では、 SSP 3.5 を新規インストールおよびアップグ レー ドする 際の 必要条件に
ついて 説明します。
第
3
す。
第
4
章では、
章では、
SSP 3.5
SSP 3.5
を新 規のディスクにインストールする手順 につ いて説 明しま
へアップグレード する手順 につ いて説 明します。
xv
5
第
章 では、初期設 定フ ァ イルの復元 、および
ンの設 定方法につ いて説 明します。
第
6
章では、
SSP
を以前のバ ージョンに戻す手順について説 明します。
Network Time Protocol (NTP)
デーモ
7
章 では、
第
) のに必要 なリソースの計算 方法につ いて説 明します。
います
第
8 章
インストールする方法につ いて説 明します。
第
9 章では、 Sun Enterprise 10000 ドメイン上 の Solaris オペレーティング環境 を
アップグレード する方法につ いて説 明します。
A
付録
付録
B
リー 計算ワークシート
出方法に ついて 説明します。
UNIX
このマニュアルには、基本的な
デバ イスの設 定など の手順 の説 明も含まれていません。
これらの詳細 は、以下のマニュアルを参照してください。
■
Sun
『
■
Solaris
■
本システムに付属している他のソフトウェアマニュアル
SSP
上でサー ドパーティ製アプリ ケーションを実 行する
Sun Enterprise 10000
では、
では、
では、
SSP
ネットワークフ ァイルの 設定方法に ついて 説明します。
OpenSSP
に必要 なメ モリー容量 を調 べる際 に使用する
(
記入 用) と、このワークシートに 記入 する メ モリー 容量 の 算
のドメイン上 に
コマンド
UNIX®
周辺機器使用の 手引き』
オペレーティング 環境用の オンラインマニュアル
コマン ドの 説 明も、システムの 停止や 起動、
Solaris
(OpenSSP
オペレーティング 環境を
OpenSSP
とい
メ モ
xvi Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
書体 と記号 につ いて
表 P-1 このマニュアルで使用している書体と 記号
書体 または記号 意味 例
AaBbCc123
AaBbCc123
AaBbCc123
ゴシック
または
『
』 参照する書 名を示します。 『
」
「
\
コマン ド名、フ ァイル 名、ディ
レクトリ 名、 画面 上のコン
ピュータ出力、コード例 。
ユーザーが入力 する文字 を、 画
面上 のコンピュータ出力 と区別
して表 します。
コマンド行 の可変 部分。実際の
名 前や値 と置き換え てく ださ
い。
参照する章、節 、または、
強調する 語を示しま す。
枠で 囲まれたコード例で、テキ
ストがペ ージ行幅 をこえる場合
に、継続 を示します。
.login
ls -a
を表 示します。
% You have mail.
machine_name% su
Password:
rm filename
rm
第
この操 作ができ るのは「スー パー
ユーザー」だけです。
% grep ‘^#define \
ファ イルを編集 しま す。
を使用してすべてのファ イル
と入力 します。
ファイル名
Solaris
章「データの 管理」を参照。
6
と入力します。
ユーザーマニュアル』
XV_VERSION_STRING’
シェルプロンプトにつ いて
表 P-2 シェルプロンプト
シェル プロンプト
の
Bourne
シェル
シェルと
Korn
シェル
UNIX の C
UNIX
スーパーユーザー (シェルの種類 を問わない
)
マシン名
$
#
%
はじめに
xvii
関連マニュアル
表 P-3 関連マニュアル
分類 タイトル
SSP 3.5
ニュアル
SSP 3.5
マニュアル
ユーザーマ
リファレンス
COD 1.0
COD 1.0
のモデルと操作 『
DR
リファレンスマ
DR
ニュアル
ユーザーマニュアル『
IDN
の構成 『
DR
の構成 『
IDN
エラー 『
IDN
Alternate Pathing
ユーザーマニュアル
Alternate Pathing
ファレンスマニュア
ル
上級者向けインス
トールマニュアル
『
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
『
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ル』
『
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
者マニュアル』
『
Sun Enterprise 10000 Capacity on Demand 1.0
ファレンスマニュアル』
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ユーザーマニュアル』
『
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ファレンスマニュアル』
Sun Enterprise 10000 InterDomain Networks
ザーマニュアル』
Sun Enterprise 10000 DR
Sun Enterprise 10000 IDN
Sun Enterprise 10000 IDN
『
Sun Enterprise
ユーザーマニュアル』
リ
『
Sun Enterprise
ファレンスマニュアル』
『
Solaris 8
(Solaris 8 のみ)
上級者向けインス
トールマニュアル
『
Solaris 9
(Solaris 9 のみ)
ユーザーマニュアル』
リファレンスマニュア
構成マニュアル』
構成マニュアル』
エラーメッセージ』
サーバー
Alternate Pathing 2.3.1
サーバー
のインストール (上級編)』
インストールガイド』
Alternate Pathing 2.3.1
管理
リ
ユー
リ
リ
Part No.
816-4639
816-2249
806-5028
806-5029
816-4642
816-2252
806-5036
816-4645
806-6972
806-6967
806-5824
806-5828
816-1247
816-3905
xviii Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
表 P-3 関連マニュアル (続き )
分類 タイトル
Reconfiguration
『
Solaris
Coordination
Manager (RCM)
(Solaris 9
マルチパス
のみ
マルチパス
のみ
マルチパス
のみ
Netra T1
Solaris 9
ルページ
のみ
(Solaris 8
)
(Solaris 9
)
(Solaris 9
)
サーバー 『
のマニュア
)
『
ネットワークマルチパスの管理』
IP
『
Sun StorEdge Traffic Manager Software Installation
and Configuration Guide
『
Solaris
Netra t1 User and Administration Guide
Solaris 9 Reference Manual Collection http://docs
のシステム管理 (基本編)』
』
のシステム管理
サービス)』
(IP
』
Part No.
Solaris 9
System
Administrator
Collection Japanese
(http://doc
s.sun.com)
816-1250
Sun Network
Storage
Solutions Web
サイト
(http://www.
sun.co.jp/s
torage/san)
Solaris 9
System
Administrator
Collection Japanese
(http://doc
s.sun.com)
806-4707-10
.sun.com
はじめに
xix
コメントをお寄せください
弊社では、マニュアルの改善に努力しており、お客様からのコメントおよびご忠告を
お受けしております。コメントは下記宛に電子メールでお送りください。
docfeedback@sun.com
電子メールの表題にはマニュアルの Part No. (816-4641-10) を記載してください。
なお、現在日本語によるコメントには対応できませんので、英語で記述してくださ
い。
xx Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 1 章
SSP 3.5
この章 は、以下のトピックで構 成されています。
■
1
ページの「一 般的な問 題」
■
2
ページの「
■
8
ページの「
■
9
ページの「
■
10
ページの「
■
11
ページの「ユーザーの要望により
■
13
ページの「パッチ」
■
14 ページの「リファレ ンスマニュアル (マニュアルペ ージ ) への修正 」
リリース情報
SSP
ソフトウェアの変更点 」
SSP
の既知 のバ グ」
DR
の既知 のバ グ」
SSP 3.4
以降 に解決されたバ グ」
SSP 3.5
で実現した拡張機能 」
一般的な問題
ここでは、
代替パス機能
SSP 3.5
の一 般的な問 題に つ いて 説明します。
動的 再構成 (DR) 機能を 有する Sun Enterprise 10000 のドメイン 上で 代替パス (AP)
ソフトウェアを使用している 場合は、その ドメインで実 行する
3.0
のいず れか) と互換性を持つマルチパスソフトウェアを使用する必要がありま
す。
DR モデルの詳細 に つ いては、 2 ページの「 SSP ソフトウェアの変更点 」を参照
してください。
■
DR モデル 2.0 ドメイン 上でマルチパスを使用するには、 Sun Enterprise サーバー
Alternate Pathing
ソフトウェアを実行 します。
DR
モデル
(2.0
または
AP につ いての 詳細 は、 『 Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing ユーザーマ
ニュアル』 を参照してください。
1
■
DR
オペレーティング 環境で提供される
StorEdge™ Traffic Manager
(MPxIO))
オペレ ーティング環境 に付属している『
たは
サービス)』を参照してください。
3.0
モデル
Solaris 9
のドメイン上でマルチパスを行う場合は、
ソフトウェア (旧称 Multiplexed Input and Output
を実行 してください。IPMP ソフトウェアの詳細 につ いては、Solaris 8
オペレ ーティング環境 に付属している 『
IP
マルチパス
IP
Solaris 8
(IPMP)
ネ ットワークマルチパスの管理』 、ま
ソフトウェアと、
Solaris
のシステム管理
および
Solaris 9
Sun
(IP
注 – Sun StorEdge Traffic Manager
パス切り替え をサポ ートしているわけではありません。詳細 につ いては、『
StorEdge Traffic Manager Software Installation and Configuration Guide
てください。サポ ートされていないデバ イスに対 して自動 パス切り替えを行う必要が
ある場 合は、
Sun Netra T1
薄型 ラックマウントサーバ ー、
ました。
を参照してください。
Alternate Pathing
Netra T1
につ いての詳細 は、『
サーバー
ソフトウェアは、すべてのデバ イスに対 して自動
ソフトウェアと
DR
Sun Netra™ T1 を SSP
2.0
モデル
として使用でき るよう になり
を使用してください。
Netra t1 User and Administration Guide
Sun
』を参照し
』
SSP ソフトウェアの変更点
SSP 3.5
■
■
■
には、以下の機能 が追加 されました。
466 MHz
性能 の向上 により、
SSP
この性能 の向上 では、リアルタイムプロセスを採 用しており、
ションまたはサーバ ーに過剰 な負荷 をかけることなく、
になっています。
SSP
ション
を
OpenSSP
ただし、
させる場 合は、使用する
とを確 認してください。
プロセッサのサポ ート
CPU
とメ モリーの使用率 が高 い場 合など 、厳 しい条件 下でも
の動 作の持続 が可能
SSP
ワークステー
SSP
の再試行動作が可能
ワークステーションまたはサーバー上で軽量 なサード パーティ製アプリケー
(SSP ソフトウェアと Solaris オペレーティング環境以外 ) を実行可能 (これ
と呼 びます
SSP
ソフトウェアと平行 してサード パーティ製アプリケ ーションを実行
)
SSP が第 7
章で 説明するリソース条件を 満たしているこ
2 種類の動 的 再構成モデル。 DR モデル番号 は、 Sun Enterprise 10000 ドメインで
DR
実 行する以下の
機能のタイプを示します。
2 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
■
DR
す。
マンドを使用して
DR
作するドメインのデフォルトとなります。ドメイン上で
参照
ユーザーマニュアル』で説明している DR モデルの切替えを参照してくださ
い。
■
DR
操作を制御します。
モデル 3.0 は、サンのサーバーシリーズが提供する DR 機能と互換性がありま
す。
DR
し、ドメイン上で実行されるデータベース、クラスタ、ボリューム管理ソフト
ウェアなどのアプリケーションと
うなアプリケーションで
ウェア動作と
Solaris 9 Sytem Administrator Collection - Japanese
「
管理
2.0 — dr_daemon
モデル
SSP 上で Hostview
を使用して、ドメイン上の
dr(1M)
、
シェル、または動的再構成の自動化
DR 操作を行うことができます。
2.0 は、Solaris 8 10/01 (
モデル
)
を実行する場合は、『
3.0 — dcs (1M) (
モデル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ドメイン構成サーバー)を使用して、ドメインの
SSP の ADR
3.0 は Reconfiguration Coordination Manager (RCM)
モデル
DR
DR
とを調整することができます。
(
基本編)』を参照してください。
アップデート
コマンドを使用して
DR
操作を調整することができます。このよ
操作の通知を受信するように登録し、そのソフト
6)
RCM
DR
操作を制御しま
(ADR)
オペレーティング環境で動
DR
DR
操作を行います。
の詳細については、
」の『
モデル
機能とも接続
Solaris
3.0 (
のシステム
コ
以下を
DR
DR
注 – DR
ペレーティング環境の場合のみとなります。また、
SSP
は、
ティング環境では、
ティング環境のインストール手順およびアップグレード手順については、第
9
章を参照してください。
DR
および
Reconfiguration
Reconfiguration
3.0
モデル
上でも
DR
を使用できるのは、
SSP 3.5
モデルの動作についての詳細は、『
ユーザーマニュアル』と『
リファレンスマニュアル』を参照してください。
ソフトウェアを実行する必要があります。
DR
モデル
3.0
のみ実行できます。
Solaris 8 10/01
DR
モデル
Solaris 8
または
2/02
3.0
を使用する場合
または
Sun Enterprise 10000 Dynamic
Sun Enterprise 10000 Dynamic
、あるいは
Solaris 9
9
オペレー
9
オ
オペレー
8
章と第
1 章SSP 3.5
第
リリース情報
3
DR および SSP のコマンドと動作の変更点
この項 では、
■
■
表 1-1
コマンド名 または動作
addboard(1M)
deleteboard(1M)
、
、
moveboard (1M)
DR
DR
に関連したコマンドの変更点を表
SSP
コマンドの変更点を表
および
SSP 3.5
1-2
DR のコマンドと 動 作の変更点
適用可能な
DR
モデル 変更点の説明
2.0 と 3.0
左記の動的 再構成の 自 動化
2.0、3.0
でき ます。
コマンドの動 作には以下の変更 が加え られています。
の両 モデルで動 作するドメインに対して
• addboard(1M) - addboard
メッセージが標 準エラーに 記録され、 ボー ドはコマン ドが 失敗したと
きの状 態のままとなります。
継続することもで きますし、
ば この 操作を 元 に 戻 すことがで き ます。
• deleteboard(1M) - deleteboard
エ ラーメ ッセージが標準エ ラーに 記 録され、ボ ード はコマンド が失 敗
したとき の状態 のままとなります。
して操 作を継続 することもでき ますし、
実行 すれば この操 作を元 に戻 すことが で き ます。
• moveboard(1M) - moveboard
メ ッセージが標準エ ラーに記 録されます 。指定した ボ ード が切 り離 さ
れていて、かつ、電源が投 入 されていると、
ド を指 定された ドメ インへ接 続 します。指定した ボ ード が指 定の ドメ
インにすでに存在する場 合、
ことを示す終了 ステータス
のコマンドと動 作の変更点 をまとめます。
1-1
で説 明します。
で説 明します。
(ADR)
コマンド を使用して、
DR
操作中に エラーが発 生すると、 エラー
addboard
コマンドを再実行 して操 作を
deleteboard(1M)
操作中に エラーが発 生すると、
deleteboard
addboard(1M)
操作中に エラーが発 生すると、 エラー
moveboard
moveboard
0 (ゼ ロ)
は、操 作が正常に完了 した
を返 します。
DR
操 作を行う ことが
コマンド を実行 すれ
コマンドを再実行
コマンドを
はそのボー
モデル
4 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
上記 の各コマンド には
ソフトウェア制限よりも各操作を優先させることがで きます。また、
モデル
DR
テータスコー ドを 生 成します。
上記のコマン ドは、 旧リリースでは 『
ザーマニュアル』で説 明していましたが、このリリースでは『
に対 して、これらのコマンド はこのモデル固有 の終了 ス
3.0
Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
『
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
アル』で説 明します。詳細 につ いては、該当するマニュアルペ ージを参
照してください。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
オプションも用 意されていますので、特定の
-f
Sun Enterprise 10000 SSP
ユーザーマニュアル』と
リファレ ンスマニュ
• 2002 年 5
月
ユー
Sun
表 1-1 DR のコマン ドと 動作の変更点 (続き )
適用可能な
DR
コマンド名 または動作
domain_status(1M)
モデル 変更点の説明
2.0 と 3.0 domain_status
rcfgadm(1M) 3.0
showdevices (1M) 3.0
showusage(1M) 2.0
コマン ドには
ドメインで使用されている
トすることができ ます。詳細 につ いては、
ニュアルペ ージを参 照し てく ださ い。
DR
rcfgadm (1M) は、SSP から DR
ることができ ます。詳細 につ いては、
ジ、『
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ニュアル』 および『
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
showdevices(1M)
況 に関する情報をリストすることがで き ます。このコマンド を使用して
デバ イスとリソースの一般 的な情報 を表 示させることがで き ますが、こ
のコマンドは主 に、
する情報 を表 示させる場 合に 使用 しま す 。詳細 につ いては、
showdevices (1M)
10000 SSP 3.5
showusage (1M)
されません。このコマンド には、ボードが
属していることを示す終了コード があります。詳細 につ いては、
showusage(1M)
リファレ ンスマニュアル』 を参照してください。
SSP
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
は、システムボード のデバ イスとリソースの使用状
モデル
DR
のマニュアルペ ージ 、お よび 『
リファレ ンスマニュアル 』 を参照してください。
コマンド は、
のマニュアルペ ージ 、お よび 『
オ プションが追加 され、それ ぞれの
-m
モデルのタイプ
(2.0
または
3.0)
domain_status (1M)
モデル
ドメ インで実行 される
3.0
のボ ード 状態 を遠隔 調査 す
3.0
rcfgadm (1M)
のマニュアルペー
リファレ ンスマ
DR
Sun Enterprise
DR
モデル
のドメ インではサポ ート
3.0
DR
モデル
のドメ インに
3.0
Sun Enterprise 10000
操 作に関
をリス
のマ
第
1 章SSP 3.5
リリース情報
5
表 1-2 SSP のコマン ドと 動 作の 変更点
コマンド 変更点の説明
bringup(1M)
setdatasync(1M)
setfailover(1M)
ssp_downgrade(1M)
bringup(1M)
はすべて引用符 で囲 まなけれ ば なりません。詳細 につ いては、
bringup(1M)
ファ イル伝播 状態 には、
という カテゴリが追加 され、データ同期のバ ックアップが実行
ブ
)
中であることを示します。
setfailover(1M)
前にデータの同期状態 を調 べ、以下の条件 の場 合には強 制フェイ
ルオ ーバ ーを行 いません。
データ同期のバ ックアップ (アクティブ アーカイブ ) が行 われて
•
いる場合
ファ イルを伝播 中の場 合
•
データ同期 キュー内に少 なくとも
•
いる場合
SSP 3.5
コマンドの
のマニュアルペ ージ を参 照し てく ださ い 。
から
SSP 3.2
ssp_downgrade (1M)
または
sys_id (1M)
3.4
実行 する必要 はありません。
sys_id(1M)
host
SSP 3.3
コマン ドの
オプションの 範 囲が 拡張され まし た 。
boot_args
Active Archive (
コマンドは強 制フェイルオーバ ーを実行 する
へダ ウングレ ード する場 合に
コマンド を使用します。
へダ ウングレ ード する場 合は、このコマンド を
-k key 、-s serial no
オ プションで指定する 引 数
アクティブ アーカイ
つ 以上 のフ ァ イルが入 って
1
SSP 3.5 から SSP
、および
-h
6 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
DR を説明しているマニュアル
につ いて説 明しているマニュアルを以下の表 にまとめます。
DR
表
1-3 DR
説明している内 容 マニュアル名
モデル
DR
ドメインで 動作する
DR
デバ イスの必須 条件
•
• DR
• DR
• DR
方法
• DR
との 相互処 理
動的 再構成の自 動化
2.0 と 3.0
の 構成
構成作業の概 要
切り離 し 操作のための 必須作業
操作中に発 生する 構成状 態の 変化とその制 御
モデル
2.0 と Alternate Pathing
の動 作 『
モデルの切替え 『
DR
(ADR)
• addboard(1M)
• deleteboard(1M)
• moveboard(1M)
を説 明しているマニュアル
ソフトウェア
コマンド
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ザーマニュアル』
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ザーマニュアル 』
『
Sun Enterprise 10000 DR
『
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ザーマニュアル』『
Reconfiguration
の説 明、および該当するマニュアルペ ージ
• showusage(1M)
• showdevices (1M)
SSP 上 の DR
状態情報 の表 示
モデル
ドメ インに属するボ ード の
3.0
rcfgadm (1M)
10000 Dynamic Reconfiguration
ル』 のコマンド の説 明、および『
Dynamic Reconfiguration
ドメインに属する ボー ドの状態 情報の表示
ドメイン
ル
3.0
オペレーティング 環境の
Solaris
• dcs(1M) - DR
• dr_daemon(1M) - DR
• dr(7D) - DR
• ngdr(7D) - DR
• ngdrmach(7D) - DR
エラー メッセージ 『
DR
)
モデル
モデル
モデル
3.0
2.0
3.0
モデル
デーモン
モデル
ドライ バ
ドライ バ
3.0
DR
2.0
ド ライバ
コマンド
デーモン
(DR
モデ
cfgadm(1M)
のリファレンスマニュアル
は
9
該当するマニュアルペ ージおよび
リファレ ンスマニュアル
Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration
ザーマニュアル 』の「付録
構成マニュアル 』
Sun Enterprise 10000 Dynamic
リファレ ンスマニュアル』 のコマンド
のマニュアルペ ージ 、『
Sun Enterprise
リファレ ンスマニュア
Sun Enterprise 10000
ユーザーマニュアル』
のマニュアルペ ージおよび
」
A
Solaris 8
Solaris 8
または
ユー
ユー
ユー
また
9
ユー
の
第
1 章SSP 3.5
リリース情報
7
SSP の既知のバグ
ここでは、
トウェアの動 作に影響 を与えかね ないバ グにつ いて説 明します。使用している
Solaris
してください。
があります。
SSP 3.5
オペレ ーティング環境 向けの『
ソフトウェアの使用中に認識 される可能 性のあるバ グや、同ソフ
ハ ード ウェアマニュアル (補 足 )』 も参照
Sun
Sun Enterprise 10000
に関する追加 リリース情報 を記載 している場合
ADR 操作中に snmpd のメモリーがリークする
(4486454)
addboard(1M) 、deleteboard(1M)
と、
snmpd
回避策
行って
メイン
ssp# /etc/init.d/ssp stop
ssp# /etc/init.d/ssp start
デーモンのメ モリーがリークする。
このメ モリーのリークにより
:
を停 止し、再起動 してください。
SSP
へスーパーユーザーでログインし、次 のように入力 します。
SSP
、または
SSP
moveboard (1M)
の性 能が 影響 される 場合は、以下の 操作を
操作を重ね て行う
複数回にわたる hpost 操作で machine_server
メモリーがリークする (4493987)
addboard(1M) 、deleteboard(1M)
と、
machine_server
回避策
行って
メイン
8 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
このメ モリーのリークにより
:
SSP
SSP
ssp# /etc/init.d/ssp stop
ssp# /etc/init.d/ssp start
、または
デーモンのメ モリーがリークする。
SSP
を停 止し、再起動 してください。
へスーパーユーザーでログインし、以下のように入力 します。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
moveboard (1M)
の性能が 影響 される場 合は、以下の操 作を
• 2002 年 5
操作を重ね て行う
月
DR の既知のバグ
ここでは、現バ ージョンの
や、同ソフトウェアの動 作に影響 を与えかね ないバ グにつ いて説 明します。
DR
ソフトウェアの使用中に認識 される可能 性のあるバグ
DDI_RESUME 障害が発生すると、その後の DR 操
作に失敗する (4353719)
DR
切り離 し 操作後 デ バイスが 再開で きないと、この 再開障 害により、その後 の
操作が行えなくなります。
回避策
:
ありません。
DR
メモリー未実装のボードで deleteboard (1M) 操
作を行うと、Solaris 7 または Solaris 8 オペレー
ティング環境で動作しているドメインがクラッ
シュする (4468171)
メモリーを実 装していない ボー ドに 対して以下の 操作を行う場合、
deleteboard(1M)
■
moveboard(1M)
■
dr
■
シェルを使用した 切り離 し 操 作
操作
操作
操作 対象の ドメインで
ると、上記 の操 作を行 ったドメ インがクラッシュしたり、ハ ングアップすることがあ
ります。
回避策
: DR
操作は、必ずメモリーを実 装している ボー ドに 対して 行ってください。
Solaris 7
または
Solaris 8
オペレーティング 環境を実 行してい
DR 操作時の oprom_checknodeid() に問題があ
る (4474330)
DR
切 り離 し 後 に
クセスすると、環境 によってはパニックが発生 することがあります。この
ド ライバ は、
ます。その結 果、正 しくないノード ア ドレ スが
/dev/openprom
DR
切 り離 し 操 作により無効となったノ ー ド の情報 をキャッシュしてい
インタフェースから
OBP
PROM
に渡 される可能 性があります。
1 章SSP 3.5
第
デバ イスツ リーにア
openprom
リリース情報
9
回避策: このよ う な状 態 が発 生する可能 性を 最小 限に 抑え るため、
の直前、直後 、あるいはこの操 作中に、
prtconf
/dev/openprom
な どのアプリ ケーションは使用しないでください。また、
ドライ バを使用します。
/dev/openprom
インタフェースを使用する
DR
切り離 し 操作
picld(1M)
は
showdevices が不正な showdevices (1M) メモ
リー情報を表示することがある (4495747)
DR
モデル
0x0
が
回避策
ください。
をベースメ モリーアドレ スとして表 示します。
:
ベースメ モリーアドレ ス情報 の取得には、
3.0 と Solaris 8
の両 方が動 作しているドメ インでは、
rcfgadm(1M)
showdevices(1M)
コマンド を使用して
SSP 3.4 以降に解決されたバグ
以下のバ グは、
4365206 - Solaris 8 6/00
Ultra-Enterprise-10000.snmpd.cnf
4365471 - ssp_restore
4365492 - cb_reset
4377087 -
い
4378472 - 4
の未 実装 を通知 する
4379020 - コンポーネ ントを 排除 する blacklist ファ イルに エ ントリを 新 規作成する
と、ドメ インの再起動がハ ングする
SSP 3.4 から SSP 3.5
リリースにおいて、
により、新 しいファ イルが古 いファ イルで書き換え られる
実行 中に
特定の状況 のもとでは、
個 の電 源装 置 を適正 に構 成しているにもかかわらず 、
で解決されています。
SSP 3.3 は
ファ イルのインストールに失敗 する
SSP
を停 止すると、すべてのドメ インがリセットする
SSP 3.4 の SSP
フェイルオーバ ーが正常に 機能 しな
SSP
が電源装 置
5
4379395 - SSP 3.4
メインを 立 ち上げられない
4380350 -
正 しく表 示しない
適切 なシステムボ ード に実装 されているプロセッサの温度 を
4383758 - config_float_ip がメ イン SSP の浮動 IP を不正 に設 定する
4402889 -
内にあることを 検証しない
10 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ドメ インの立 ち上 げ時に、
で制御ボ ード のフェイルオーバ ーを設 定すると、クラッシュしたド
Hostview
HPOST
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
から戻 された起動 プロセッサがドメ イン
• 2002 年 5
月
が
4405737 -
ファ ントレ ーの機械 的な故障 により、ファ ントレ ーの電源 が切 断される
4411156 - SSP 3.1.1 のドメインを 立ち上 げ る 際 に、 ”cpu tick sync failed in
256 attempt!”
が表 示される
4415072 - arbstop/recordstop/timeout の proc1
エラーが発 生する
4416597 SENSORMIN
ボ ード上 の電 源装 置 を二重 化 すると、システムボ ード の温度監視のための
を変更する必要がある
フェーズ中に、
4417275 - procestemp が温度 の値 として「 -0.00」を通知 する
4423777 - “init0”
が多 発する
4425460 - SSP の snmpd
バーフローする
4428946 - xntpd
4451899 - magic_cookie
べてのドメ インがアービトレ ーション停止
4463339 -
されない
フェイルオーバ ーを行 っても、使用不 可にしていたスペ アが正常に 再起動
4469366 - cb_reset
で強 制フェイルオ ーバ ーすると、予期 しない
を実行 すると、利用可能な静 的データのバ ッファ ーがオー
の実行 中は、
はバ ッファ ーオ ーバ ーフローを発生 させる可能 性がある
Hostview の force
libscan
および
ボタンが使用で きない
エラーが メッセージに 記録されると、す
(arbstop)
する
” Bogus clk_mode ”
CB
フェイルオーバー
ユーザーの要望により
SSP 3.5 で実現した拡張機能
以下の「拡張機能 に対 するユーザーの要望 」
SSP 3.5
4268088 - POST/SSP
4351410 - SSP
4360376 -
る
4362960 -
4366498 -
新設 する
で実現しています。
を修正してプロセッサ速度
デーモンを
外部キャッシュ
外部キャッシュ
増 設した 外 部キャッシュ
RT (
SRAM
SRAM
リアルタイム) プロセスクラスとして実行 する
を増設 するには、
を増設 するには、
SRAM
(REF: Requests for Enhancement)
466 MHz
autoconfig
POST
を変更する必要がある
に対 する
hpost
1 章SSP 3.5
第
は、
に対応させる
を変更する必要があ
外 部キャッシュテストを
リリース情報
11
4368475 - check_host
チャーを記 録する
を変更して、予期しないシグニチャーの 検出 時 にシグニ
4376375 - libsysid
を変更して、新しい
4390086 - Sun Enterprise 10000 DR
ントインタフェースと他のクリーンアップ手段が 必要
4394348 - (
不可にする
信 頼性のため ) 制 御ボ ー ド の 未 使用システムリセットビットの 設 定を使用
モデル
hostid
3.0
の範囲 をサポ ートする
のサポ ートに合わせた新 しいクライア
4396975 - SSP 構成スクリプトを変更 して、 PROM バージョン 3.47 へ自動 的にアップ
グレ ード させる
4402880 - ADR
showdevices (1M)
4418571 - SSP
イバ をさらに詳 しくチェックさせる
4419070 - netcon_server
サンプルスクリプトで
コマンド を使用して、結 果をチェックさせる
がドメインの
DR
の初期化 時 に、
4419614 - Hostview の Create Domain
バージョンを
5.8
に変更する
4419788 - Sun Enterprise 10000
する
4422147 - POST
「年 」を示す数値 が必要
ログ、
POST
ダンプ、
4425374 - “ unexpected foreign PIO” と “ MC Timeout”
showusage (1M)
モデルを調 べる際 に、
BBSRAM close net
ウィンド ウに表 示されるデフォルトの
システムの
MSRAM
arbstop
および
モデル
2.0
ド ラ
コマンドの代 わりに
DR
3.0/
モデル
コマンドを送出 する
OS
プロセッサに関する属性を追加
recordstop
メ ッセージ機能 を 強化 する
の各ファ イル名 には
4425380 - libnvpair
4458358 - POST
4458552 -
いプロセッサ 速度の使用をユーザーに 通知 する 必要 がある
速度の異なるプロセッサを混載 している場 合、
4470431 - sys_clock
12 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
が与 えられている 場合の
外部キャッシュ
マニュアル ページの
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
TAG
テストを強化 する必要 がある
ssp_startup
-s
オ プションの説 明が不十 分
の依存 性を解除 する
ssp_config(1M)
• 2002 年 5
月
は一番低
パッチ
ここでは、
下の
SSP 3.5
Web
サイトもチェックしてください。
ソフトウェアに必要 なすべてのパッチとその情報 を示します。以
http://sunsolve.Sun.com
SSP 3.5
向けに用意 される
SSP
パッチ、および使用中の
Solaris
オペレーティング 環
境向けに推奨 しているパッチクラスタに ついては、上記のサイトを定 期的にチェック
してください。
SSP
ソフトウェアパッチをインストールする場 合は、
SSP
プグレード または
SSP
とスペア
SSP
サイトに用意 されている
表 1-4 SSP 3.5 に必要なパッチ
パッチ番号 インストールの対象
Solaris KU
106541-17 と 111422-01
Solaris KU
110945-02
パッチ
パッチ
パッチのインストールを準備 する」を参照して、必ずメ イン
の両 方にパッチをインストールしてください。
SSP 3.5
用のパッチを以下の表 にリストします。
Solaris 7
Solaris 8 6/00、10/00、1/01
環境
オペレーティング 環境で実 行する
(Solaris
アップデート 1、2、3、
23
ペ ージの「
、または
SSP
オペレーティング
4/01
で実行 する
4)
SSP 3.5
SSP
へのアッ
1 章SSP 3.5
第
リリース情報
13
リファレンスマニュアル (マニュアル
ページ
マニュアルペ ージへの追加 または修正 は次 のとおりです。
autoconfig(1M)
■
) への修正
- 「
Perform this command when a memory mezzanine, I/O
mezzanine, processor module, or system board is replaced with another
component that has a different part number. Then reboot the SSP
deleteboard (1M)
■
termination
moveboard(1M)
■
」を追加 。
- 終了 コード
complete the detach
「
終了 コード
netcon(1M)
■
に変更 。
?
bringup -C requested process termination
16
-
-e
- 終了 コード
」に変更 。
オ プションに指定で き るエ スケ ープ文字群を
16
の説 明を、「
10
「
bringup -C requested process
Failed in attempting to
@ # ^ & * = .
」を追加 。
」を追加 。
14 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 2 章
SSP 3.5 のインストールまたはアッ
プグレードの準備
SSP
のインストールとは、新 しいディスクに
SSP
アップグレードとは、
この章 では、
く必要のある事項 につ いて説 明します。
■
「はじめに」
■
SSP 3.5
「
■
「フェイルオーバ ーの構 成」
■
「インストールおよびアップグレード 作業」
このマニュアルでは、コマンド行 プロンプトにおいて表 2-1 に示す規約 を使用しま
す。
表 2-1
プロンプト ユーザーの種類
ssp#
ssp%
#
SSP 3.5
のハ ード ウェアおよびソフトウェアの要件 」
コマンド行 プロンプトの規約
ソフトウェアをバ ージョン
のインストールまたはアップグレード を実行 する前に知 ってお
SSP
のスーパーユーザー
SSP の ssp
SSP
ユーザー
以外 のシステ ムの スー パー ユ ーザ ー
SSP 3.5
をインストールすることで、
3.5
に更新することです。
15
はじめに
この節 では、
■
SSP 自動 フェイルオ ーバ ー機能を使用する 場合は、 27 ページの「フェイル オー
SSP
のインストールまたはアップグ レー ド の始 め方を 説明します。
バーの 構成」を参照してください。この 項では、フェイル オー バーに必要な物 理
アーキテクチャーとコン ポー ネ ントに ついて 説明しています。
■
SSP
上でサー ドパーティ製のアプリ ケーションを実 行する 場合 (これを
呼びます
および第
■
最初にメイン SSP 上で SSP ソフトウェアをインストールまたはアップグレードし
) は、 25
7 章「 OpenSSP の実行」を参照してください。
てから、ス ペア
ページの「
SSP 上で SSP
SSP 3.5
のハ ード ウェアおよびソフトウェアの要件 」
ソフトウェアをインストールまたはアップグレード
OpenSSP
してください。
■
SSP
メイン
3.5)
を実行する必要 があります。また、同様 に、メ イン
とスペア
方で同じバ ージョンの
SSP
の両 方で同じバ ージョンの
Solaris
オペレーティング 環境を動作させることをお勧 め
SSP
ソフトウェア
SSP
とスペア
(SSP
SSP
します。
■
SSP 3.4 から SSP 3.5
場 合は、まず 、メ イン
使用不 可にしてから
へアップグレード したり、
SSP
SSP
のアップグレード 作業またはパッチのインストール作
業を行 ってください。詳細 につ いては、
レ ード または
■
SSP
ソフトウェアを実行 している場 合は、使用している
SSP
パッチのインストールを準備 する」を参照してください。
とスペア
SSP
23
SSP
パッチをインストールする
間の同 期を 行い、フェイル オー バーを
ページの「
SSP 3.5
SSP
へのアップグ
ソフトウェアのバー
ジョンを調 べてください。
18
詳細については、
ページの「
の 手順をインストールまたはアップグ レ ー ド後 に実 行すると、
SSP
バージョンの 判 別」を参照してください。こ
SSP 3.5
が動 作して
いることを検証 することもでき ます。
■
以下のいず れかの方法で
■
Web
サイト
■
Software Suppliment for the Solaris 8 (
「
SSP
ソフトウェアを入手 します。
または
) 9 Operating Environment」
CD-ROM
と
の両
詳細 は、「
SSP ソフトウェアを入手 する」を参照してください。
ら
■
SSP
環境のバックアップファイルを作成します。
SSP
ソフトウェアを実 行している 場合は、
環境データの バックアップフ ァイルを作成することがで きます。このコマン ドに
よって、指 定したディレ クトリ内に
プファ イルが作成されます。このバ ックアップファ イルを使用して
元 でき ます。詳細 は、
照してください。
16 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Web
サイトから
SSP
ソフトウェアを入手 する」 または 「
ssp_backup
ssp_backup.cpio
19
ページの「
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
SSP
バ ックアップファ イルを作成する」を参
コマンド を使用して
という名 前のバ ックアッ
SSP 環境を復
• 2002 年 5
月
CD-ROM
SSP
か
注 – SSP
イルに
プファ イルを復元 すると、このバ ックアップファ イルの作成後に行 った構成変更 がす
べて書き換え られてしまいます。
の構 成を変更 した場 合は必ず
SSP
構成の最新情報を反映させてください。最新情報でない
ssp_backup
を実行 して、バ ックアップファ
SSP
バックアッ
■
デュアル
ワークを経由 して互 いに対話 ができ ることを確 認してください。
詳細 は、
を確 認する」を参照してください。
rsh(1M)
■
詳細 は、
ください。
■
メイン
stty
stty
SunSolve (http://sunsolve.Sun.com)
を参照してください。
■
フェイル オー バ ーのために、 動作中の メイン
レスを 設定し、そのアドレスを
ジョンの判別 」を参照
この浮動
スとは異 なる必要 があります。浮動
テムとメ イン
るための論理 インタフェースです。
SSP
登録されます。浮動
ン
単 一の
す。
SSP
構成の 場合は、 メイン
21
ペ ージの「メ インおよびスペ ア
コマンド が使用可能 になっていることを確 認してください。
22
ページの「
SSP
およびスペア
コマンド がある場 合は、それらをファ イルから削除 します。
コマンド は、
IP
アドレスは、メインおよびスペ ア
SSP
のフェイルオーバ ーが発生 すると、浮動
SSP
との間 の通信が可能になります。
SSP
構成の 場合でも、 浮 動
rsh (1)
SSP
rcp
との間で通信 する際 に、特定の
rsh
と
)
。
IP
アドレスによって、外 部監視ソフトウェアと動作中のメ イ
SSP
およびスペア
SSP
コマン ドが使用可 能なことを 確認する」を参照して
上のユーザー
コマン ドの使用に 影響 します。 詳細に ついては、
ssp
から入手 可能 な
SSP
/etc/hosts
ファ イルに配置 します (「
SSP
IP
アドレスとは、
IP
IP
アドレスを
SSP
間 の制御ボ ー ドネ ットワーク接 続
に対 する
に対 する浮動
に対 して使用される
Sun Enterprise 10000
SSP
ホ スト名の 指 定を不 要にす
アドレ スが新 しいメ イン
SSP
に割 り当てる必要 がありま
が制御ボ ードネ ット
.cshrc
ファ イルに
Info Docs Article 11371
(floating) IP
SSP
IP
SSP
ア ド
バー
アドレ
シス
上 に
注 – SSP 3.4
戻 す必要 がある場 合は、第
照してください。
のインストールまたはアップグレード後 に、以前のリリースの
6 章 「SSP
2 章SSP 3.5
第
SSP
に
のバ ージョンを以前のバ ージョンに戻 す」を参
のインストールまたはアップグレード の準備
17
▼
SSP バージョンの判別
1. SSP
2. VERSION
▼
1.
で、以下 のように入力 します。
pkginfo -l SUNWsspr
行を探 します。 たとえば 、以下 のように表示されます。
VERSION: 3.5.0,REV=2000.
nn
は日付 (月および日) と時刻 (時間および分 ) を表 します。
3.5.0
というバ ージョン番号 が表 示されます。
nn.nn.nn.nn
SSP 3.5
の場 合は、
Web サイトから SSP ソフトウェアを入手する
ご使用のブ ラウザを使用して、
ます。
http://www.sun.com/servers/sw/
2. Enterprise 10000 System Service Processor (SSP) Software
クをクリックします。
3.「SSP 3.5
す。
ダウンロー ドするフ ァイル 名は、
」のセクションにある 「
Click here to download
ssp_3_5_sparc.zip
です。
」 をクリックしま
にアクセスし
へのリン
4. SSP
5. SSP
6.
にスーパーユーザーとしてログインします。
ソフトウェアをダ ウンロードしたディレクトリに移 動します。
ssp# cd
以下 のように入力 して、ダ ウンロードしたファイルを圧縮 解除 します。
ssp# unzip ssp_3_5_sparc.zip
■
SSP 3.5
download_directory
パッケ ージは以下のディレ クトリにあります。
/download_directory /ssp_3_5_sparc/System_Service_Processor_3.5/
Product
18 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
■
インストールおよびアップグレード 用のスクリプト以下のディレ クトリにありま
す。
/download_directory /ssp_3_5_sparc/System_Service_Processor_3.5/
Tools
7. SSP 3.5
(http://sunsolve.Sun.COM )
SSP
SSP
パッチのインストールを準備 する」 を参照してください。
CD-ROM から SSP ソフトウェアを入手する
▼
向け の
とスペア
パッチをインストールする前に、必ず 「
SSP
パッチが用意 されているかどうか
SSP
をチェックし、ダ ウンロードしたパッチをメイン
にインストールします。
SSP 3.5
SunSolve
へのアップグレード または
ウェブ サイト
1.「Software Suppliment for the Solaris Operating Environment」 CD-ROM を
CD-ROM
ボリュームマ ネージャーが
■
SSP 3.5
ドライブに挿 入します。
CD-ROM
パッケ ージは以下のディレ クトリにあります。
をマウントするのを待ち ます。
/cdrom/cdrom0/System_Service_Processor_3.5/Product
■
インストールおよびアップグレード スクリプトは以下のディレ クトリにありま
す。
/cdrom/cdrom0/System_Service_Processor_3.5/Tools
2. SSP 3.5
(http://sunsolve.Sun.COM )
トールします。
SSP
パッチのインストールを準備 する」 を参照してください。
向けの
パッチをインストールする前に、必ず 「
パッチが用意 されているかどうか
SSP
をチェックし、ダ ウンロードしたパッチをインス
SSP 3.5
SunSolve
へのアップグレード または
ウェブ サイト
SSP
SSP
SSP バックアップファイルを作成する
▼
SSP
の構 成を変更 したら、必ず
の構 成は、以下の操 作を行 った場 合に変更 される可能 性があります。
■
ドメインの作成、削除 、 変更 (動的 再構成を 行ったことによる変更を含む
■
ボー ドの実装位 置の 変更
■
新しい ハー ドウェアの実 装、 既存のハ ー ドウェアのアップグ レー ドまたは 交 換
autoconfig(1M)
■
■
制御ボ ード フェイルオ ーバ ーの発生
■
SSP パッチのインストール
作成済みの
ルで復元 すると、バ ックアップファ イルの作成後に行 った
書き換えられてしまうことに 注意 してください。たとえば 、
SSP バックアップファ イルを更新 せ ず に、古い SSP バックアップファ イ
コマンド の実行
SSP
バックアップフ ァイルを作成してください。
2 章SSP 3.5
第
SSP
のインストールまたはアップグレード の準備
構成の変更がすべて
scantool
データベースま
SSP
)
19
ssp_resource
たは
パッチをインストールしてから古い
ファ イルを更新 する
SSP
パッチをインストールする場 合、この
SSP
バックアップフ ァイルで復元すると、
scantool データベースまたは ssp_resource ファ イルが古 い SSP バックアップファ
イルにより書き換え られて更新 前に戻 ってしまいます。情報 が古 くなっている
scantool
作が予期 しないものとなる可能 性があります。
データベースまたは
ssp_resource
ファ イルを使用すると、システムの動
注 – SSP
サブ ディレ クトリの内容 によってさまざ まに異 なります。
ると、バ ックアップファ イルに必要 なディスク容量 を大まかに知 ることができ ます。
1.
メイン
ssp# cd /opt/SUNWssp/bin
2.
以下 のように入力 して、
ssp# ./ssp_backup
ssp_backup.cpio
す。この名 前は、このバ ックアップファ イルに関連する
よう に、別 の名 前にしてもかまいません。
SSP
で、ボードのドメ イン状態 または電源状態な どの
なる変更 も加え ないでください。
3.
バックアップされた
す。
バックアップフ ァイルのサイズは、
SSP
へスーパーユーザーでログインし、以下 のディレクトリへ移 動します。
SSP
環境のバックアップファイルを作成します。
target_directory
というバ ックアップファ イルが
のインストールまたはアップグレードの手順を 完了 して
SSP
ファイルの一覧 を表示する場合は、以下 のように入力 しま
/var/opt/SUNWssp
du(1M)
target_directory
SSP
リリースが識別 でき る
SSP
Sun Enterprise 10000
ディレ クトリ内の
コマンド を使用す
に作成されま
環境を 復旧するま
環境に、いか
ssp% cpio -it -I ssp_backup.cpio
20 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
▼
メインおよびスペア SSP 間の制御ボードネット
ワーク接続を確認する
● メイン
ssp# ping -sRv xf12-ssp-qfe1
PING xf12-ssp-qfe1: 56 data bytes
64 bytes from xf12-ssp-qfe1 (192.168.2.1): icmp_seq=0. time=1. ms
IP options: <record route> xf12-ssp-qfe1 (192.168.2.1), xf12-ssp2-qfe1
(192.168.2.2), (End of record)
64 bytes from xf12-ssp-qfe1 (192.168.2.1): icmp_seq=1. time=1. ms
IP options: <record route> xf12-ssp-qfe1 (192.168.2.1), xf12-ssp2-qfe1
(192.168.2.2), (End of record)
SSP
へスーパーユーザーでログインし、以下 のように入力 します。
ssp# ping -sRv
host
はスペア SSP の制御ボ ードネ ットワークインタフェースを表 します。このコマ
ンド では、指 定されたホ ストに対 してパケ ットが送信 される経路 が表 示されます。
以下に、このコマンドで表 示される内容の例 を示します。
上記 の例 では、 メ イン
xf12-ssp2-qfe1
から
SSP
メイン
注 –
のうち 、最初 の 3 つ の数 字 (上記 の例 では、
トインタフェースに対 する
の例 では、
メ インおよびスペ ア
です。
192.168
host
SSP (xf12-ssp)
を経由して通信 しています。
のホ ストインタフェースに対 する
IP
レコー ド経路指 定 オプションの最初の
.2)
と一致 する必要 があります。両 者の番号 が一致 していれば、
SSP
の制御ボ ードネ ットワークインタフェース間の通信が有効
とスペア
SSP (xf12-ssp2)
192.168
xf12-ssp-qfe1
は、
IP
レコー ドの経路指 定 オプション
.2)
は、必ず スペ ア SSP のホ ス
3
つ の数 字 (上記
すべての制御ボ ードネ ットワークインタフェースを確 認してください。これらの説明
は、付録
A 「SSP ネットワークの構 成」 を参照してください。
2 章SSP 3.5
第
のインストールまたはアップグレード の準備
21
rsh(1) コマンドが使用可能なことを確認する
▼
メイン
1.
ssp# rsh
hostname
rsh(1M)
のコマンド はいず れも、自動 フェイルオーバ ーによって使用されます。
シェルウィンドウが閉 じている場 合は、
る以下の行 がファ イルに含まれていることを確 認してください。
shell stream tcp nowait root /usr/sbin/in.rshd in.rshd
スペア
2.
浮動 IP アドレスの設定
▼
注 –
浮動
フォルト値 は、プラットフォーム名の 後ろ に
たとえば 、プラットフォーム名が
allxf5-ssp-main
へスーパーユーザーでログインし、以下 のように入力 します。
SSP
hostname
はスペア
と
SSP
IP
SSP
の名 前です。シェルウィンド ウが開いている場 合は、
rcp (1M)
上で手順
アドレスは、 浮動
など の関連コマンド が使用可能 であることを示します。これら
を繰 り返 し、メイン
1
となります。
/etc/inetd.conf
SSP を hostname
SSP
ホスト 名に基づ きます。 浮動
-ssp-main
allxf5
のとき 、デフォルトの
で
を付けたものになります。
rsh
を使用可能 にす
で指 定します。
SSP
ホスト 名のデ
SSP
ホスト 名は
1.
ネットワーク情報サービス
ドレスで
2. NIS
NIS
を使用しない専 用ドメインの場合は、メインおよびスペア
/etc/hosts
/etc/hosts
さい。
3. NIS
を使用しない専 用ドメインの場合は、それぞ れのドメインにつ いて
/etc/hosts
この 浮動 IP ア ドレ スを /etc/hostname.interface フ ァ イルに 指 定する 必要 はあ
注 –
りません。
でき るよう になります。
22 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP
(NIS)
を使用する場合は、浮動
マップを更新します。
IP
として使用される
IP
SSP 上で
ファイルに浮動
ファ イルの例 は、付録 A 「SSP ネ ットワークの構 成」を参照してくだ
IP
アドレスを入力 します。
ファイルに浮動
ソフトウェアによって自動 的にメ イン
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
SSP
のホ スト名 と浮動
IP
アドレスを入力 します。
SSP
• 2002 年 5
が浮動
IP
アドレスを使用
月
ア
SSP 3.5 へのアップグレードまたは SSP パッチ
▼
のインストールを準備する
デュアル
3.4
トールする場 合は、以下の手順 で説 明するよう に、メ イン
データを同期 させ、フェイルオーバ ーの使用を不 可にする必要 があります。データの
同期 ならびに
3.5
データ同 期プロセスによりメイン
1.
すが、これを行え る十分なディスク容量がメイン
かどうかを調べ ます。
/tmp
必要 なファ イルを削除 して、データ同 期 のバ ックアップファ イルのサイズを小 さくし
ます。
■
■
■
■
■
ここで、x は各ファ イルのアーカイブ 番号 を表 わします。
メイン
2.
SSP
SSP 3.5
または
SSP フェイルオーバ ーの 詳細 に つ いては、 『 Sun Enterprise 10000 SSP
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
ディレ クトリのサイズをチェックし、メ イン
$SSPLOGGER/messages.x
$SSPLOGGER/domain/Edd-recovery_files
$SSPLOGGER/domain/messages.x
$SSPLOGGER/domain/netcon.x
$SSPLOGGER/domain/post/files
にユーザー名
SSP
showdatasync (1M)
と、およびデータ ファイルの伝播 がすべて完 了していることを確認します。
ssp% showdatasync
SSP 3.4 を SSP 3.5
構 成で
ソフトウェアがインストールされた
でログインし、データの同 期を始める前に、
ssp
コマンドを実行してデータ同 期キ ューに何も 入っ ていないこ
へアップグレード する場 合、あるいは
からスペア
SSP
SSPに SSP
SSP
へファイルがコピ ーされま
SSP
SSP の /tmp
SSP
の以下のディレ クトリから不
パッチをインス
とスペア
ディレクトリにある
SSP
SSP
間 の
データ同期 キューにデータが残 っていたり、ファ イルの伝播 が行 われている場 合は、
ファ イルの伝播 が完了してから 次 の手順 へ進 んでください。
以下 の
3.
setdatasync (1M)
データを同 期させ ます。
ssp% setdatasync backup
このデータ同期 プロセスはメ イン
SSP
イルをスペア
を実行 すると、メ イン
キューが空 になっていれば 、同期バ ックアップの作成と復元 の操 作が完了 しているこ
とを示しています。
上 に復元 します。メ イン
コマンドを使用して、メイン
SSP
のバ ックアップファ イルを作成し、このファ
SSP 上 で showdatasync (1M)
SSP
とスペア
SSP
コマンド
SSP のデータ同期 キューをチェックすることができ ます。
2 章SSP 3.5
第
のインストールまたはアップグレード の準備
間の
23
4. setfailover (1M)
コマンドを使用して、
SSP
す。
ssp% setfailover off
両方の
SSP
を再起動するか、または
setfailover on
フェイルオーバーを再度 、使用可能 にしない限り、
のままとなります。
フェイルオーバーを使用不可にしま
コマンド を使用して
SSP
フェイルオーバ ーは使用不可
SSP
5. SSP
パッチをインストールした場合は、
をバックアップしてくだ さい。
ssp_backup(1M)
を実行して
SSP
の構成
24 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
SSP 3.5
のハードウェアおよびソフト
ウェアの要件
SSP 3.5 は OpenSSP
(
ば 、
することができます。
る場 合に必要 な
表 2-2 SSP 3.5 の要件
リソース
SSP 上の Solaris
レーティング環境
Sun Enterprise 10000
ドメイン 上の
オペレーティング 環
境
System Service
Processor (SSP)
アップグ レー ド
オペ
Solaris
の
SSP が OpenSSP
リソース 要件
詳細については、第
環境をサ ポートしていますので、
7 章 「OpenSSP
の実行 」を参照してください) を満 たしていれ
SSP ワークステーションまたはサーバ ーでサード パーティ製ソフトウェアを実行
SSP 専用の環境 と OpenSSP 環境のそれぞ れで SSP を動 作させ
SSP 3.5
SSP
最小限 の要件
パッチ
• KU
ンストールした
または
• KU
た
Solaris 8 6/00、10/00、1/01
は
4/01
7/01
境 を実行 している場 合は、
パッチは不要 です。
注
最新の
:
SunSolve
((http://sunsolve.Sun.com)
してください。
必要 なパッチにつ いては、表
してください。
モデル
DR
を実行 していること が必要です。
は
9
バ ージョン
をアップグレード する前に、「は じ
SSP
めに」を確 認してください。
106541-17 と 111422-01
パッチ
110945-02
。ただし、
または
KU
ウェブ サイト
3.0
3.2、3.3
の最小 リソース要件 を表
Solaris 7
をインストールし
SSP が Solaris 8
オペレーティング 環
10/01
110945-02
パッチにつ いては、
1-4
ドメ インは
または
Solaris 8
3.4
をイ
、また
を確 認
を参照
また
2-2
にまとめます。
Open SSP
SSP
SSP
ルの前に、第
確 認してください。
最小限の要件
最小限の要件と同じ
最小限の要件と同じです。インストー
7 章 「OpenSSP
の実行 」を
2 章SSP 3.5
第
のインストールまたはアップグレード の準備
25
表 2-2 SSP 3.5 の要件 (続き )
リソース
System Service
Processor (SSP)
規インストール
ハ ード ウェア
制御ボ ード上 のフ
ラッシュ
動 ファ ームウェア
Ethernet
Ethernet
浮動
ディスク容量
PROM
接続 フェイルオ ーバ ーを使用す る場 合の接続
ハブ フェイルオーバ ーを 使用 する場 合はハブ
アドレス 「はじめに 」で説 明しているよう に、動
IP
の新
の起
最小限 の要件
SSP
をインストールする前に以下を行い
SSP
ます。
「はじめに」を確 認してください。
•
「フェイルオーバ ーの構 成」を確 認し
•
てください。
付録 A「
•
従 って
成してください。
SPARCstation 5 (
、
8)
Sun Ultra 5
ワークステーション (対応ドメイン数
250
~
1
、あるいは
16)
(Solaris 8
が稼動
)
バ ージョン
の
SSP 3.5
注: 最新バ ージョンにつ いては
ウェブ サイト
(http://sunsolve.Sun.com)
クしてください。
以上 です。
数 は
3
以上 。詳細 は 「フェイルオーバ ーの
数
2
構 成」を参照してく ださ い 。
作中のメ イン
オペレ ーティング環境 と
Solaris
トウェアの実 行に
ネットワークの 構成」に
SSP
ネットワークフ ァイルを 構
SSP
対応ドメ イン数
または
Sun Enterprise
Netra T1
または
オペレ ーティング環境
9
3.47 (SUNWsspfp
に同梱
)
を特定します。
SSP
2.1 GB
: 1 ~
サーバー
パッケ ージ
SunSolve
をチェッ
SSP
Open SSP
SSP
ルの前に、第
確 認してください。
Sun Ultra 5
ワークステーション、あるいは
サーバー
:
ング環境 が稼動
SSP
SSP
SSP
SSP
ソフ
Solaris
トウェア
ウェアの実行に
最小限の要件
最小限の要件と同じです。インストー
7 章 「OpenSSP
または
(Solaris 8
最小限の要件と同じです。
最小限の要件と同じです。
最小限の要件と同じです。
最小限の要件と同じです。
オペレーティング 環境、
およびサード パーティ製ソフト
の実行 」を
Sun Enterprise 250
または
オペレ ーティ
9
)
3.2 GB
Netra T1
ソフ
SSP
プロセッサ速度
26 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
170 MHz 270 MHz
上記容量の割 り当ての内訳 は、
ペレーティング 環境に
ウェアとログフ ァイル
(/var/opt/SUNWssp/
に
1 GB
パーティ製アプリ ケーションに
上です。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
1.1 GB、SSP
、スワップ容量 に
• 2002 年 5
月
Solaris
と
/var/adm/ 内)
512 MB
、サード
512 MB
オ
ソフト
以
表 2-2 SSP 3.5 の要件 (続き )
リソース
CPU
使用率 なし
実メ モリー
スワップ容量
SSP
最小限 の要件
64 MB 128 MB
512 MB
ただし、自動 フェイルオーバ ーはデータ
/tmp
伝播 のために
します。
の大き いユーザーファ イルまたは
ファ イルは伝播されません 。
/tmp
ディレ クトリを使用
ディレ クトリよりもサイズ
SSP
Open SSP
35%
512 MB
メ モリー要件 は、
ウェアにより異 なり ます 。一 般 的に、実メ
モリーの容量 としては
が必要です。また、スワップ容量 は
MB ~ 1042 MB
「サード パーティ製アプリケ ーションが使
用するメ モリーサイズの計算 」を参照して
ください。
未 使用
最小限の要件
SSP
上で使用するソフト
128 MB ~ 256 MB
が必要です。詳細は、
512
フェイルオーバーの構成
ソフトウェアでは、フェイルオーバ ー状態が検出 された場 合に、メイン
SSP
は主 制御ボ ード を自動 的にスペ アに切 り換え る機能が提供されています。メイン
または主制 御ボ ード に障 害が発生 した場 合、スペ アがバ ックアップとして機能 しま
す。
SSP
また
SSP
フェイル オー バ ーには
構成が必要です。
■
と制御ボ ード のフェイルオーバー
SSP
デュアル
SSP/
制 御ボー ドの 構成では、 図
ボー ドがそれ ぞれ
ンの
SSP
ソフトウェアが 動作している 必要があります。
通りのシ ナリ オがあり、それ ぞれには、以下に示す物 理的な
3
2
つ必要です。 メイン
第
2 章SSP 3.5
2-1
に示すよう に、
SSP
、スペア
のインストールまたはアップグレード の準備
SSP
SSP
、ハブ、制 御
の両 方で同じバ ージョ
27
主制御ボード スペア制御ボード
図 2-1
■
SSP
のみ のフェイルオ ーバ ー
SSP
のみ のフェイルオ ーバ ーの構 成では、図
2
ぞれ
バージョンの
SSP ハブ 1
メイン SSP
SSP/ 制御ボー ドのフェイル オー バーの 構成
つと制御ボー ドが
SSP
主制御ボード
SSP ハブ 1
1
つ必要 です。メ イン
ソフトウェアが動 作している必要 があります。
SSP ハブ 2
スペア SSP
SSP ハブ 2
ドメインへ
2-2
に示すよう に、
SSP
、スペ ア
SSP
SSP
の両 方で同じ
とハブがそれ
図 2-2
28 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP のみ のフェイルオ ーバ ーの構 成
メイン SSP
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
スペア SSP
ドメインへ
• 2002 年 5
月
■
制御ボ ード のみ のフェイルオ ーバ ー
制御ボ ード のみ のフェイルオ ーバ ーでは、図
と制御ボ ード がそれぞれ
2
つで 構成されます。
2-3
に示すよう に、
SSP が 1
台、 ハブ
図 2-3
注 –
制御ボ ード のみ のフェイルオ ーバ ーの構 成
フェイルオーバ ーでは、
主制御ボード
SSP ハブ 1 SSP ハブ 2
メイン SSP
SSP
スペア制御ボード
ドメインへ
ネットワークフ ァイルを付録 A「
SSP
ネ ットワー
クの構 成」で説 明されている通 りに構 成することも必要 です。この通 りに構 成されな
いと、フェイルオーバ ーは動 作しません。
自動 フェイルオ ーバ ーの動 作方法につ いての詳細 は、『
Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ユーザーマニュアル』 を参照してください。
2 章SSP 3.5
第
のインストールまたはアップグレード の準備
29
インストールおよびアップグレード作 業
SSP
とドメインの基本的なインストールおよびアップグレ ード 作業とともに、各作業
2-3
につ いて詳細 に説 明しているマニュアルを表
表 2-3 SSP と Sun Enterprise 10000 ドメ インのインストールとアップグレ ード 作業
オプション 参照 先
にまとめます。
SSP 3.5
新規
SSP 3.5
Sun Enterprise 10000
Sun Enterprise 10000
ディスクの作成 第
へのアップグレード 第
ドメインへの
ドメインの
Solaris
Solaris
オペレーティング 環境のインストール 第
オペレーティング 環境のアップグ レー ド 第
3
4
8
9
章
章
章
章
30 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 3 章
新規ディスクへの
SSP 3.5
のインス
トール
インストールの前に、第
SSP 3.5
にある
注 –
現在、
ssp_upgrade(1M)
します。詳しくは、第 4 章「SSP 3.5 へのアップグレード」を参照してください。
の要件を確認してください。
SSP
バージョン
SSP 3.5
SSP 3.5
新規
■
Solaris オペレーティング環境のインストール
SSP 3.5
要があるかどうかを調べるには、第
レードの準備」を確認してください。
Solaris
る
Solaris
ニュアルを参照してください。
■
付録 A「
■
Solaris WebStart (GUI
した
ssp_config(1M)
■
■
SSP
フォームと制御ボードの名前などのシステム情報の提供
ディスクの作成には、以下の作業が含まれています。
を使用するために
オペレーティング環境のインストールについての詳細は、インストールす
オペレーティング環境のリリースに対応する
SSP
ネットワークの構成」にある
SSP ソフトウェアのインストール
環境の復元
2 章「SSP 3.5
3.2、3.3
コマンドを使用して
のインストールまたはアップグレードの準備」
3.4
または
SSP 3.5
を実行中の場合は、
にアップグレードすることをお勧め
のインストール
Solaris
インストーラ) または
コマンドを使用した
(SSP 3.5
バックアップファイルがある場合)、またはプラット
オペレーティング環境をアップグレードする必
2 章「SSP 3.5
SSP
ネットワークファイルの設定
ssp_install (1M)
SSP
の構成
のインストールまたはアップグ
Solaris
インストールマ
コマンドを使用
31
以下の各節 で、
のインストールの手順 につ いて詳 しく説 明します。
Solaris WebStart
ssp_install
または
コマンド を使用した
SSP 3.5
Solaris WebStart
Solaris WebStart
WebStart
ます。
ファ イルから新 規インストールを実行 することができ ます。
以下に、
をインストールする場 合の手順 を詳 しく説 明します。
Solaris WebStart を使用して新規 SSP 3.5 ディ
▼
Solaris WebStart を使用してメ インまたはス ペア SSP 上で SSP ソフトウェア
を使用して、
を使用して、
の使用
SSP 3.5
CD-ROM
ソフトウェアをインストールすることができ
Web
または
サイトからダ ウンロード した
スクを作成する
注 –
インストール中にエ ラーが発生 した場 合は、
ンストールしたすべての
ストール手順 の先頭に戻る必要 があります。パッケ ージの削除 につ いての詳細 は、第
6
SSP
1.
メイン
2.
環境変数
sh (1)
章 「
のバ ージョンを以前のバ ージョンに戻 す」を参照してください。
SSP
となるコンピ ュータ 上で、スーパーユーザーでログインします。
DISPLAY
ksh (1)
または
SSP 3.5
を設定します。
では、以下のように入力 します。
ソフトウェアパッケ ージを手動 で削除 し、このイン
pkgrm(1M)
コマンド を使用してイ
ssp# DISPLAY=
ssp# export DISPLAY
hostname は、Solaris WebStart
上記 の
ピュータのホ スト名 です。
3. Solaris WebStart
ssp# cd base_directory
ssp# ./installer
base_directory
上記の
32 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
hostname
を起動します。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
:0
をグラフィックで表 示するために使用するコン
には、以下のいず れかを指 定します。
• 2002 年 5
月
■
SSP
ソフトウェアを
Web
サイトから入手 した場 合は、
ロード したディレ クトリ。
■
SSP ソフトウェアを CD-ROM から入手 した場 合は、
リ。
SSP
ソフトウェアをダ ウン
/cdrom/cdrom0
ディレ クト
4.
「カス タムインストール 」を選択し、次に 「
System Service Processor 3.5
」 ソフト
ウェアを選択します。
「カスタムインストール」を選択 すると、選択 したソフトウェアのみ がインストール
されます。
5.
システム のディスク容量が「 インストールの準備完了」ダ イアログボックスに表示さ
れている要件を満 たしているかどうかを確認します。
ssp# df -k
6.
「インストール開始 」ボ タンをクリックします 。
インストールが終了 して「インストールの一覧」ダ イアログボ ックスが表 示されるま
で待機 します。
注 – /var/sadm/install/logs
ディレ クトリには、すべての
Solaris WebStart
グファ イルが含まれています。
7. ssp_config(1M)
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_config
SSP
の構 成中に、メ イン
す。浮動
IP
コマンドを使用して、
SSP
のホ スト名 に対 する浮動
アドレスが無 効 な場 合、有効 な
SSP
を構成します。
IP
アドレスの確認が行われま
IP
アドレスの入力 を促 すプロンプトが表
示されます。さらに、以下のシステム情報 を求 めるメ ッセージも表 示されます。
■
プロセッサの速度
ご 使用の構 成で速度 の 異 なる複 数のプロセッサを使用している 場 合は、速度 の 一
番遅 い プロセッサに対応 する オ プションを 選択 してください。 選択内容を確 認す
るプロンプトが表 示されます。
■
この SSP のサービス対象 のプラットフォーム名
SSP
プラットフォーム名 は、
ソフトウェアが
参照するのにわかりやすい名 前です。ドメ インのホ スト名 または
Sun Enterprise 10000
SSP
ホ スト全 体を
ワークス
テーションの名 前ではありません 。ドメ インにプラットフォームと同じ名 前を付
けることも可能 ですが、お勧 めでき ません。プラットフォーム名は
14 文字以下で
指 定してください。
ロ
3
第
章 新規ディスクへの
SSP 3.5
のインストール
33
starfire
注 –
■
ホ スト制御ボ ー ド
は予約 語 であるため、プラットフォーム名 には使用でき ません。
制御ボ ード のスロットご とに、制御ボ ード が実装 されているかどう か、および
個 々の制御ボ ー ド に対応 するホスト 名 が示されます。ホスト 名 は、
/etc/hosts
ファ イルに記載 されています。制御ボ ード の IP アドレスが構成ファイルに登録さ
れていない場 合は、制御ボ ード の IP アドレ スの入力 を促 すプロンプトが表 示され
ます。制御ボ ード が
2
つある 場合は、どちらの制御ボー ドが主 (メイン ) 制御ボー
ドか尋ね る質 問が 表示されます。
以下に、プロセッサ、プラットフォーム、 浮動
SSP のホ スト 名および制 御ボー ド情
報に ついて 表示されるプロンプトとそれに 対する 応答のセッション 例を示します。
34 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
You must specify what type of processor modules you have installed in your Enterprise-10000
platform. If you have a mixture of processors, select the option corresponding to the
lowest processor speed in your configuration. Please select one of the options below.
1) 250 MHz processors
2) 336 MHz processors
3) 400 MHz processors
4) 466 MHz processors
5) Unlisted (manually enter clock values)
What speed of processors do you have installed? 2
Your selections are apparently for a 336 MHz processor.
Is this correct? (y/n) y
The platform name identifies the entire host machine to the SSP
software. The platform name occupies a different name space than
domain names (hostnames of bootable systems).
What is the name of the platform this SSP will service? allxf4
Please enter the floating host name of the main SSP [allxf4-ssp-main]:
allxf4-ssp-main
main SSP name = allxf4-ssp-main
main SSP address = 192.168.95.109
Is this correct? (y/n) y
Do you have a control board 0? (y/n)y
Please enter the host name of the control board 0 [allxf4cb0]: xf4-cb0
Do you have a control board 1? (y/n)y
Please enter the host name of the control board 1 [allxf4cb1]: xf4-cb1
Please identify the primary control board.
Is Control Board 0 [xf4-cb0] the primary? (y/n)y
Platform name = allxf4
Control board 0 = xf4-cb0 => 192.168.151.123
Control board 1 = xf4-cb1 => 192.168.152.123
Primary Control Board = 0
Is this correct? (y/n)y
SSP configuration completed.
3
第
章 新規ディスクへの
SSP 3.5
のインストール
35
8. SSP
は、
環境のバックアップファイル
ssp_restore(1M)
コマンドを使用してバックアップファイルを復元 します。
(ssp_backup.cpio)
をすでに作成している場合
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_restore
上記の
backup directory
す。
注意 – SSP 3.5
び $SSPVAR/ict ディレ クトリは復元 されません。これは、データベース本体の破壊
を回避するためです。
示された場 合は、
シャットダ ウンしてください。シャットダ ウンされないと、動 作中のドメ インが自発
的に停止
バ ックアップファ イルをまだ作成していない場 合、
SSP
メイン
3.5
の バックアップフ ァイルを作成することがで きます。 詳細は、
バックアップフ ァイルを作成する」を参照してください。
9. SSP
10. SSP
を再 起動します。
にユーザー
表示されたら、新しいパスワードを入力 します。
以外 のバ ックアップファ イルを指 定した場 合、
(arbstop)
があれば、メ イン
11. SUNW_HOSTNAME (SSP
プロンプトが表示されたら入力 します。
は、バ ックアップファ イルが収 められているディレ クトリで
autoconfig(1M)
autoconfig
します。
コマンド を実行 する前に、必ず動 作中のドメ インを
SSP 上 で ssp_backup (1M)
ssp
でログインし、新しいパスワードの入力を求 めるプロンプトが
の構成時に指 定したプラットフォーム名 ) の入力を求 める
backup_directory
コマンド の実行を促 す警 告メ ッセージが表
SSP 3.5
/ssp_backup.cpio
$SSPVAR/data
ソフトウェアを実行 中の
コマンド を使用して
19
ペ ージの「
およ
SSP
SSP
12.
SSP
メイン
a.
以下 のように入力 して、プラットフォーム のメッセージを監視 します。
ssp% tail -f $SSPLOGGER/messages
b. Startup of SSP as MAIN complete
す。
フェイルオーバ ーデーモンが
セージが表 示されるまでに数 分かかる場 合があります。プラットフォームメッ
セージファ イルによって、起動 された
す。
SSP
バックアップフ ァイルを復元しなかった 場合は、
thermcaldata.tcl
成には多少時間 がかかります。
36 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
の設定を終了したら、以下 の作業を行います。
メッセージが表示されるまで待 機しま
SSP
がメ インかスペ アかを判 断する間 、このメ ッ
SSP
プロセス群 に関する情報 が表 示されま
SSP
データベースが生 成されますが、システム構 成によりこの生
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
の起動中に
月
c.
プラットフォーム のメッセージファイルをチェックして、フラッシュ
正なバージョン
(3.47)
制御ボ ード の PROM
がインストールされていることを確認します。
の更新 につ いては、
cb_prom(1M)
コマンド に関するマニュ
アルペ ージを参照してください。
PROM
の適
13.
ドメインごとに、浮動ホ スト名が
/etc/ssphostname
とを確認してくだ さい。
a.
b. /etc/ssphostname
SSP
メイン
またはネットワーク上の別のワークステーションからドメインに、
スーパーユーザーで
rlogin
します。
ファイルを編集して、メイン
ドレスのホ スト名に置換 します。
c.
浮動
IP
アドレスと浮動ホ スト名 が、
/etc/hosts
を確認します。
d.
コンソールの出力 先を新たに設定した浮動
# ps -ef | grep cvcd
# kill -9 cvcd_pid
#
cvcd_path
上記の
7
、8 および
/cvcd
cvcd_path
9
オペレーティング 環境では
Solaris 2.6
は、
オペレ ーティング環境 では
/platform/SUNW,Ultra-Enterprise-10000/lib/
e.
ドメインごとに
/etc/syslog.conf
ファイルを更新し、以前のメイン
スト名 を浮動ホスト名に置換 します。
14. Sun™ Management Center
などのメイン
SSP
する場合、必ず そのソフトウェア用の通信 パスを浮動
い。
ファイルに指 定されているこ
SSP
のホ スト名 を浮動
ファイルに記 載されていること
IP
アドレスにリダ イレクトします。
cvcd_path
/sbin
がそれぞれ
です。
となります。
と通信するソフトウェアが他に存在
IP
アドレスに変更してくださ
IP
Solaris
SSP
ア
のホ
15.
スペア
SSP に SSP
とを実行します。
■
16
ページの「はじめに」を 確認してください。
■
スペ ア
SSP
上で 手順 1~手順
ソフトウェアをインストールする必要がある場合は、以下 のこ
12
を繰 り返 します。
3
第
章 新規ディスクへの
SSP 3.5
のインストール
37
ssp_install
コマンドの使用
ssp_install
めのユーティリティーです。以下に、メ インまたはスペア
を使用する場 合の手順 を詳 しく説 明します。
ssp_install コマンドを使用して新規 SSP 3.5
▼
コマンド は、コマンド行 から
SSP
ソフトウェアをインストールするた
SSP 上で ssp_install
ディスクを作成する
注 –
インストール中にエ ラーが発生 した場 合は、
ンストールしたすべての
ストール手順 の先頭に戻る必要 があります。パッケ ージの削除 につ いての詳細 は、第
6
SSP
章「
1. SSP
ssp# cd
上記の
■
SSP ソフトウェアを Web サイトから入手 した場 合は、 SSP ソフトウェアをダ ウン
ロード したディレ クトリ。
■
SSP
トリ。
のバ ージョンを以前のバ ージョンに戻 す」を参照してください。
にスーパーユーザーでログインし、
base_directory
base_directory
ソフトウェアを
SSP 3.5
/System_Service_Processor_3.5/Tools
ディレ クトリには、以下のいず れかを指 定します。
CD-ROM
ソフトウェアパッケ ージを手動 で削除 し、このイン
Tools
から入手 した場 合は、
pkgrm(1M)
ディレクトリに移 動します。
コマンド を使用してイ
/cdrom/cdrom0
ディレク
以下 のように入力 して、
2.
ssp# ./ssp_install ../Product
3. SUNWsspfp (SSP
うか尋ね る質 問に対 して、
インストールの 過程 で、使用可 能なディスク 容量が 確認され、すでにインストール 済
みの他のパッ ケージとの 競合がないかどうかがチェックされます。
競合するファイルが存在する場合は、 競合ファイルをインストールするかどうか尋ね
4.
る質 問に対 して
38 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
ソフトウェアをインストールします。
SSP
フラッシュ
と入力します。
y
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
PROM
と入力 します。
y
イメージ) パッケージをインストールするかど
• 2002 年 5
月
5. ssp_config
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_config
コマンドを使用して、
を構成します。
SSP
SSP
の構 成中に、メ イン
IP
す。浮動
アドレスが無 効 な場 合、有効 な
SSP
のホ スト名 に対 する浮動
IP
アドレスの確認が行われま
IP
アドレスの入力 を促 すプロンプトが表
示されます。さらに、以下のシステム情報 を求 めるメ ッセージも表 示されます。
■
プロセッサの速度
ご 使用の構 成で速度 の 異 なる複 数のプロセッサを使用している 場 合は、速度 の 一
番遅い
プロセッサに対応 するオ プションを選択 してください。選択内容を確 認す
るプロンプトが表 示されます。
■
SSP
この
プラットフォーム名 は、
のサービス対象 のプラットフォーム名
SSP
ソフトウェアが
Sun Enterprise 10000
参照する 名 前です。 ドメ インの ホスト 名 または
ホスト 全体を
SSP
ワークステーションの 名 前で
はありません。 ドメインにプラットフォームと同じ 名前を付けることも可 能です
が、お勧 めでき ません。プラットフォーム名は
starfire
注 –
■
ホ スト制御ボ ー ド
は予約 語 であるため、プラットフォーム名 には使用でき ません。
14
文字以下で指 定してください。
制御ボ ード のスロットご とに、制御ボ ード が実装 されているかどう か、および
個 々の制御ボ ー ド に対応 したホスト 名 を入力 します。ホスト 名 は、
ファ イルに記載 されています。制御ボ ード の
IP
れていない場 合は、制御ボ ード の
2
ます。制 御ボー ドが
つある 場合は、どちらの制御ボー ドが主 (アクティブ ) 制御
ア ドレスの 入力 を 促 すプロンプトが 表示され
IP
アドレスが構成ファイルに登録さ
/etc/hosts
ボー ドか尋ね る質 問が 表示されます。
SSP
以下に、プロセッサ、プラットフォーム、浮動
のホ スト名 および制御ボ ード情
報 につ いて表 示されるプロンプトと応 答のセッション 例 を示します。
3
第
章 新規ディスクへの
SSP 3.5
のインストール
39
You must specify what type of processor modules you have installed in your Enterprise-10000
platform. If you have a mixture of processors, select the option corresponding to the
lowest processor speed in your configuration. Please select one of the options below.
1) 250 MHz processors
2) 336 MHz processors
3) 400 MHz processors
4) 466 MHz processors
5) Unlisted (manually enter clock values)
What speed of processors do you have installed? 2
Your selections are apparently for a 336 MHz processor.
Is this correct? (y/n) y
The platform name identifies the entire host machine to the SSP
software. The platform name occupies a different name space than
domain names (hostnames of bootable systems).
What is the name of the platform this SSP will service? allxf4
Please enter the floating host name of the main SSP [allxf4-ssp-main]:
allxf4-ssp-main
main SSP name = allxf4-ssp-main
main SSP address = 192.168.95.109
Is this correct? (y/n) y
Do you have a control board 0? (y/n)y
Please enter the host name of the control board 0 [allxf4cb0]: xf4-cb0
Do you have a control board 1? (y/n)y
Please enter the host name of the control board 1 [allxf4cb1]: xf4-cb1
Please identify the primary control board.
Is Control Board 0 [xf4-cb0] the primary? (y/n)y
Platform name = allxf4
Control board 0 = xf4-cb0 => 192.168.151.123
Control board 1 = xf4-cb1 => 192.168.152.123
Primary Control Board = 0
Is this correct? (y/n)y
SSP configuration completed.
40 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
6. SSP
は、
環境のバックアップファイル
ssp_restore(1M)
コマンドを使用してバックアップファイルを復元 します。
(ssp_backup.cpio)
をすでに作成している場合
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_restore
上記の
backup directory
す。
注意 – SSP 3.5
よび $SSPVAR/ict ディ レ クトリは 復元 されませんが、これでデータベース本体の 破
壊が 回避されます。
された場 合は、
シャットダ ウンしてください。シャットダ ウンされないと、ドメ インが
す。
バ ックアップファ イルをまだ作成していない場 合、バ ージョン
を実行 中のメ イン
SSP 3.5
して
SSP
ジの「
7. SSP
8. SSP
を再 起動します。
にユーザー
表示されたら、新しいパスワードを入力 します。
以外 のバ ックアップファ イルを指 定した場 合は、
autoconfig
の バックアップフ ァイルを作成することがで きます。 詳細は、
バックアップフ ァイルを作成する」を参照してください。
9. SUNW_HOSTNAME (SSP
プロンプトが表示されたら入力 します。
は、バ ックアップファ イルが収 められているディレ クトリで
autoconfig(1M)
コマンド を実行 する前に、必ず動 作中のドメ インを
SSP
があれば、メ イン
でログインし、新しいパスワードの入力を求 めるプロンプトが
ssp
の構成時に指 定したプラットフォーム名 ) の入力を求 める
backup_directory
コマンド の実行を促 す警 告メ ッセージが表示
SSP 上 で ssp_backup (1M)
/ssp_backup.cpio
$SSPVAR/data
arbstop
SSP 3.5
ソフトウェア
コマンド を使用
19
お
しま
ペ ー
メイン
10.
以下 のように入力 して、プラットフォーム のメッセージを監視 します。
a.
ssp% tail -f $SSPLOGGER/messages
の設定を終了したら、以下 の作業を行います。
SSP
b. Startup of SSP as MAIN complete
す。
フェイルオーバ ーデーモンが
セージが表 示されるまでに数 分かかる場 合があります。プラットフォームメッ
セージファ イルによって、起動 された
す。
SSP
バックアップフ ァイルを復元しなかった 場合は、
thermcaldata.tcl
成には多少時間 がかかります。
データベースが生 成されますが、システム構 成によりこの生
SSP
メッセージが表示されるまで待 機しま
がメ インかスペ アかを判 断する間 、このメ ッ
SSP
プロセス群 に関する情報 が表 示されま
SSP
の起動中に
3
第
章 新規ディスクへの
SSP 3.5
のインストール
41
プラットフォーム のメッセージファイルをチェックして、フラッシュ
c.
正なバージョン
制御ボ ード の
アルペ ージを参照してください。
(3.47)
PROM
がインストールされていることを確認します。
の更新 につ いては、
cb_prom(1M)
コマンド に関するマニュ
PROM
の適
ドメインごとに、浮動ホ スト名が
11.
とを確認してくだ さい。
メイン
a.
スーパーユーザーで
b. /etc/ssphostname
ドレスのホ スト名に置換 します。
浮動
c.
d.
IP
を確認します。
コンソールの出力 先を新たに設定した浮動
# ps -ef | grep cvcd
# kill -9 cvcd_pid
#
cvcd_path
上記の
7
、8 および
またはネットワーク上の別のワークステーションからドメインに、
SSP
rlogin
ファイルを編集して、メイン
アドレスと浮動ホ スト名 が、
/cvcd
cvcd_path は、Solaris 2.6
9
オペレーティング 環境では
/etc/ssphostname
します。
/etc/hosts
オペレーティング 環境では
/platform/SUNW,Ultra-Enterprise-10000/lib/
ドメインごとに
e.
スト名 を浮動ホスト名に置換 します。
12. Sun Management Center
る場合、必ず そのソフトウェア用の通信 パスを浮動
い。
/etc/syslog.conf
などのメイン
ファイルを更新し、以前のメイン
SSP
ファイルに指 定されているこ
のホ スト名 を浮動
SSP
ファイルに記 載されていること
アドレスにリダ イレクトします。
IP
cvcd_path
/sbin
がそれぞれ
となります。
です。
IP
Solaris
SSP
と通信 するソフトウェアが他に存在 す
アドレスに変更してくだ さ
IP
ア
のホ
スペア
13.
42 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP 上で SSP
ことを実行します。
■
16
ページの「はじめに」を 確認してください。
■
スペ ア
SSP
ソフトウェアをインストールする必要がある場合は、以下の
上で 手順 1~手順
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
9
を繰 り返 します。
• 2002 年 5
月
第 4 章
SSP 3.5へのアップグレード
アップグレード の前に、第
備 」にある
SSP 3.5
の要件 を確 認してください。
2 章 「SSP 3.5
のインストールまたはアップグレードの準
SSP のアップグレード
SSP
のアップグレード プロセスでは、
的に更新 されます。アップグレード 中に、実行 中の
れ、既存 の
ブ に保管され、
SSP 3.5
ができ ます。
ンを以前のバ ージョンに戻 す」
SSP 3.2、3.3
ssp_backup
■
ssp_upgrade
■
メ イン
アップグレード する方法につ いて、以下の手順 で詳 しく説 明します。
SSP パッケ ージが削除 されます。また、一部の SSP ファ イルがアーカイ
SSP 3.5
へのアップグレード で問題 が発生 した場 合は、以前のバ ージョンに戻 すこと
SSP
または
SSP またはスペア SSP を SSP 3.4 から、または SSP 3.2 あるいは SSP 3.3 から
パッケ ージが追加 されます。
を以前のリリースへ戻す手順につ いては、第
3.4
からのアップグレード には、以下の作業が含まれます。
コマンド による SSP 環境 のバ ックアップ
コマンド の実行
SSP 3.2、3.3
を参照してください。
または
SSP
3.4
がバ ージョン
デーモンがあれば停 止さ
6 章「 SSP
3.5
に自動
のバ ージョ
SSP 3.4 から SSP 3.5 へアップグレードする
▼
注
アップグレード 中にエ ラーが発生 した場 合は、
–
インストールしたすべての
アップグレード手順 の先頭に戻 ってください。パッケ ージの削除 につ いての詳細 は、
6 章 「SSP
第
のバ ージョンを以前のバ ージョンに戻 す」 を参照してください。
SSP 3.5 ソフトウェアパッケ ージを手動 で削除 し、この
pkgrm (1M)
コマンド を使用して
43
1.
デュアル
SSP
SSP
注
SSP
構成の場合は、
パッチのインストールを準備する」 の説明に従っ て、データの同 期を行い、
フェイルオーバーを使用不可にします。
データ同期 プロセスはメ イン SSP の構 成ファイルのバ ックアップを作成し、こ
–
のバ ックアップファ イルをスペ ア
23
ページの「
SSP
SSP 3.5
上に 復元します。
へのアップグレードまたは
2.
メイン
上記の
■
SSP
ssp# cd
base_directory
SSP
ソフトウェアを
にスーパーユーザーでログインし、
base_directory
/System_Service_Processor_3.5/Tools
ディレ クトリには、以下のいず れかを指 定します。
Web
サイトから入手 した場 合は、
Tools
ディレクトリに移 動します。
SSP
ソフトウェアをダ ウン
ロード したディレ クトリ。
■
SSP
ソフトウェアを
CD-ROM
から入手 した場 合は、
/cdrom/cdrom0
リ。
3. SSP 3.4
いる
4.
以下 のように入力 して、メイン
ssp_backup.cpio
が動作しているスペア
SSP
デーモンを停止 します。
ssp# /etc/init.d/ssp stop
ssp# ./ssp_backup
という名 前のバ ックアップファ イルが
れます。このバ ックアップファ イルに関連する
SSP
が存在する場合は、スペア
SSP
の環境をバックアップします。
target_directory
target_directory
SSP
のバ ージョン番号 が識別 でき る
よう に、バ ックアップファ イルの名 前を変更 することをお勧 めします。
SSP
上で実行されて
ディレ クト
に作成さ
5.
以下 のように入力 して、
ssp# ./ssp_upgrade ../Product
アップグレード 中は、以下の点に注 意 してください。
■
NIS
マップおよび メインまたはス ペア
名を 設定した 場合であっても、 浮 動ホスト 名または 浮 動
いないとい うメッセージが 表示されます。
44 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP
をアップグレードします。
SSP
/etc/hosts
の
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
ファ イルに浮動 ホ スト
IP
アドレスが登録されて
• 2002 年 5
月
この情報 は
y
は
動メ イン
認されます。
■
アップグレードが 完了 したら、アップグレード ログファ イル
(/var/sadm/system/logs/ssp_upgrade_log )
ファ イルには、アップグレ ード処 理 に関する情報 が記載されています。
SSP
の構 成に必要 な情報です。アップグレ ード プロセスを継続 するに
と入力し、 浮動メイン
SSP
名の 入力を求 めるプロンプトが 表示されたら、 浮
SSP を入力します。この ホ スト 名 に関連する IP アドレスが表 示され、確
が作成されます。このログ
6.
7.
▼
SSP
メイン
スペア
アップグレードします。
手順
6 では、必ずス ペア SSP を再起動してください。
を再 起動します。
SSP
上で手順 2、5、6 を繰 り返 して、スペア
SSP の SSP
ソフトウェアを
SSP 3.2 または SSP 3.3 から SSP 3.5 へアップ
グレードする
アップグレード 中にエ ラーが発生 した場 合は、
注 –
インストールしたすべての
アップグレード手順 の先頭に戻 ってください。パッケ ージの削除 につ いての詳細 は、
6 章 「SSP
第
1.
メイン
ssp# cd
上記の
■
SSP
ロード したディレ クトリ。
■
SSP
リ。
のバ ージョンを以前のバ ージョンに戻 す」 を参照してください。
SSP
にスーパーユーザーでログインし、
base_directory
base_directory
ソフトウェアを
ソフトウェアを
SSP 3.5
/System_Service_Processor_3.5/Tools
ディレ クトリには、以下のいず れかを指 定します。
Web
CD-ROM
ソフトウェアパッケ ージを手動 で削除 し、この
サイトから入手 した場 合は、
から入手 した場 合は、
pkgrm(1M)
Tools
コマンド を使用して
ディレクトリに移 動します。
SSP
ソフトウェアをダ ウン
/cdrom/cdrom0
ディレ クト
2.
以下 のように入力 して、メイン
ssp# ./ssp_backup
ssp_backup.cpio
れます。このバ ックアップファ イルに関連する
よう に、バ ックアップファ イルの名 前を変更 することをお勧 めします。
という名 前のバ ックアップファ イルが
SSP
の環境をバックアップします。
target_directory
target_directory
SSP のバ ージョン番号 が識別 でき る
4 章SSP 3.5
第
へのアップグレード
に作成さ
45
3.
以下 のように入力 して、
ssp# ./ssp_upgrade ../Product
SSP
をアップグレードします。
アップグレード 中は、以下の点に注 意 してください。
■
NIS
マップおよびメ インまたはスペア
SSP
名 を設 定した場 合であっても、浮 動 ホスト 名 または浮 動
いないというメ ッセージが表 示されます。
/etc/hosts
の
ファ イルに浮動 ホ スト
IP
アドレスが登録されて
この情報 は SSP の構 成に必要 な情報 です。アップグレード プロセスを継続 するに
は
y
と入力し、 浮動メ イン
SSP
動メ イン
を入力します。この ホ スト名 に関連する
SSP
名の 入力を求 めるプロンプトが 表示されたら、 浮
IP
アドレスが表示され、確
認されます。
■
以下のメ ッセージを無視 してください。
cp:cannot access /var/opt/SUNWssp/.ssp_private/user_file_list
user_file_list
ファ イルは、データファ イルを同期 させるために
たに追加 されたもので、
SSP 3.4
以前の
SSP
リリースには存在 しません。したがっ
SSP 3.4
て、上記 のエ ラーメ ッセージは無視 しても構 いません。
■
アップグレードが 完了 したら、アップグレード ログファ イル
(/var/sadm/system/logs/ssp_upgrade_log )
が作成されます。このログ
ファ イルには、アップグレ ード処 理 に関する情報 が記載されています。
4. SSP
バックアップファイルをスペア
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_restore backup_directory /ssp_backup.cpio
ここで、
表 わします。手順
backup_directory は、バ ックアップフ ァ イルを保 存 しているディ レ クトリを
4 では SSP
ましたが、名称 を変更 していない場 合のファ イル名は
SSP
上で復元します。
バックアップフ ァイルの 名前を変更することを推奨 し
ssp_backup.cpio
となりま
す。
SSP 3.3
注意 – SSP 3.2
$SSPVAR/data
または
および $SSPVAR/ict ディレ クトリは復元 されません。これは、
データベース本体の破壊 を回避 するためです。
促 す警 告メッセージが表 示された場 合は、
のバ ックアップファ イルを復元 する場 合、
autoconfig(1M)
autoconfig
コマンド を実行 する前に、
コマンド の実行を
必ず動 作中のドメ インをシャットダ ウンしてください。シャット ダ ウンしないと、 動
作中のドメ インが
arbstop
します。
で新
5.
6.
SSP
メイン
浮動ホ スト名が
に確認してくだ さい。
46 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
を再 起動します。
/etc/ssphostname
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
ファイルに指 定されていることをドメインごと
• 2002 年 5
月
メイン
a.
SSP
スーパーユーザーで
またはネットワーク上の別のワークステーションからドメインに、
rlogin
します。
b. /etc/ssphostname
ドレスのホ スト名に置換 します。
浮動
c.
を確認します。
コンソールの出力 先を新たに設定した浮動
d.
# ps -ef | grep cvcd
# kill -9
#
上記の
7
、8 および
アドレスと浮動ホ スト名 が、
IP
cvcd_pid
cvcd_path
/cvcd
cvcd_path
9
オペレーティング 環境では
ファイルを編集して、メイン
/etc/hosts
Solaris 2.6
は、
オペレ ーティング環境 では
IP
cvcd_path
/platform/SUNW,Ultra-Enterprise-10000/lib/
ドメインごとに
e.
スト名 を浮動小数点ホ スト名に置換 します。
7. Sun Management Center
る場合、必ず そのソフトウェア用の通信 パスを浮動
い。
スペア
8.
SSP
アップグレードします。
5
手順
では、 必ずス ペア
/etc/syslog.conf
などのメイン
上で手順 1、3、5 を繰 り返 して、スペア
SSP
を再起動してください。
ファイルを更新し、以前のメイン
SSP
のホ スト名 を浮動
SSP
ファイルに記 載されていること
アドレスにリダ イレクトします。
/sbin
はそれぞれ
となります。
と通信するソフトウェアが他に存在 す
アドレスに変更してくだ さ
IP
SSP の SSP
です。
ソフトウェアを
IP
Solaris
SSP
ア
のホ
4 章SSP 3.5
第
へのアップグレード
47
48 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 5 章
SSP のインストールまたはアップ
グレード後の作業
SSP
のインストールまたはアップグレード 完了後 、以下の作業が必要 になる場 合があ
ります。
/export/home/ssp
■
これらのフ ァイルを 変更したが、 新規インストールまたはアップグ レー ド 中に 環
境を 復元しなかった 場合、および変更を保 存したい 場合は、 次の「初期設定フ ァ
イルの 編集」を参照してください。
■
NTP (Network Time Protocol)
Time Protocol)
ディレ クトリにあるいくつ かの初期設 定ファ イルの変更
デーモンの設定
デーモンの設 定」を参照
( 50
ページの「
)
NTP (Network
初期設定ファイルの編集
ssp_upgrade
.__upgrade
れ、
た場 合は、アップグレ ード またはインストール作業終了後 に、変更 箇所 を新 しいバ ー
ジョンのファ イルに取り込 むことができ ます。
/var/opt/SUNWssp/etc
バックアップを 行うには、
ssp_restore
blacklist
変更された
ssp_upgrade
ピーおよび保存 されます。
/export/home/ssp/.Xdefaults
■
/export/home/ssp/.xinitrc
■
/export/home/ssp/.drtclrc
■
または ssp_restore を実行 すると、以下のファ イルがコピーさ
という接 尾辞 をつ けて保存 されます。これらのファ イルを変更 し
に保存 されているデフォルトの
ssp_backup
コマンド を実行 します。ただし、
ファ イルの位置 を変更した場合は、
blacklist ファ イルのバ ックアップは行 われません。
または ssp_restore コマンド を実行 すると、以下のファ イルがコ
コマンド を実行 します。復元 するには、
.postrc
ssp_backup
blacklist(4)
ファ イルを作成して
を実行 しても、位置が
ファ イルの
49
/export/home/ssp/.redxrc
■
/export/home/ssp/.cshrc
■
/export/home/ssp/.login
■
/export/home/ssp/.postrc
■
/var/opt/SUNWssp/.ssp_private/ssp_resource
■
/var/opt/SUNWssp/adm/.logger
■
注 – SSP
以下のファ イルは、
す。
/export/home/ssp/.ssp_env
■
/export/home/ssp/.dtprofile
■
/export/home/ssp/.dt/dtwmrc
■
/export/home/ssp/.dt/user.dtwmrc
■
/etc/opt/SUNWssp/snmp/agt
Ultra-Enterprise-10000.snmpd.cnf
れたシステムにインストールされたファ イルにもその変更点 を反映 する必要 がありま
す。
データ同期機能 を正常 に動 作させるため、ユーザー名
イルと
.login
ファ イルには
ssp_restore
stty (1M)
を実行 した場 合にのみ コピーおよび保存 されま
ディレ クトリの
コマンドを入 れないでください。
ファ イルに変更 を加え た場 合は、復元 さ
NTP (Network Time Protocol)
ssp の .cshrc
デーモン
ファ
の設定
SSP
にタイムサーバ ーの機能 がある場 合は、
NTP
デーモンを設 定します。
NTP
デーモン
xntpd(1M) )
されます。ドメ インを起動 すると、
NTP
取り、
構 成はシステム管理 者から提供された情報 に基づいています。現 在
10000
おらず 、さらにラジオ クロックを使用する予 定がない場 合は、
システム内 部の時刻 クロックをリファレ ンスクロックとして設 定でき ます。ただし、
通 常は、
50 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
はその時点から 時間 を同期 させます。
システムが
SSP
(Solaris 2.6、Solaris 7、8
によって、SSP とドメ イン間の時 間設 定の同期を維 持 する機能 が提供
または
9
オペレーティング 環境の
OpenBoot™ PROM は SSP からその時間 を受け
Sun Enterprise
NTP
サブ セットで実行 されておらず 、インターネ ットに接続 して
Sun Enterprise 10000
内部の時刻クロックが
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
Sun Enterprise 10000
• 2002 年 5
システムで使用されます。
月
NTP
パッケ ージは、ローカルリファレ ンスクロックをサポ ートするよう にコンパイ
ルされています。これは、他のシステムまたはネ ットワーククロックをポ ーリングす
る代 わりに、システムの時間 をポ ーリングでき るという意 味 です。ポ ーリングは、
ネットワークのループ バックインタフェースを 介して 行われます。
号は、
127.127.1.0
NTP
は外 部クロックと内 部クロックとのず れ (時間 差) を追跡 保存 することもでき ま
ntp.conf
す。
失 われた場 合に
driftfile
ファ イルの名 前をこのデーモンに指 定するためのものです。
driftfile
です。
ファ イルで driftfile を宣言していれば 、外 部クロックとの接続 が
NTP はこの時間 差 を元 にローカル 側の 時 間を 修正 します。
宣言は、
を 宣言する 例 に つ いては、以下の 手順 を参照してください。
NTP
デーモンが計算 したクロック周 波数 の誤差 を保存 しておく
IP アドレスの番
ntp.conf
ファ イルで
SSP とそのドメ インを設 定するとき には、 SSP を stratum 8 に設 定します。ドメ イン
SSP
を
します。
へのピアとして設 定し、ローカルクロックを
SSP より 2 stratum
分高 く設 定
ntp.conf
ntp.conf ファイルを作成する
▼
1.
スーパーユーザーでログインします。
2. /etc/inet/ntp.server
を作成します。
# cp /etc/inet/ntp.server /etc/inet/ntp.conf
3.
テキ ストエ ディタ を使用して、上記 の手順 で作成した
イルを以下 のパラグラフの説明に従っ て修正します。
Solaris 2.6、Solaris 7、8
/etc/inet
ntp.conf
ファ イルは、
ファ イルがない場 合は、以下の手順 に従 って作成してください。
ファイルをコピ ーして
9
または
ディレ クトリにあります。
ファ イルは
SSP
/etc/opt/SUNWxntp
と各 ドメインの 両方に保 存する 必要があります。
オペレーティング 環境の
Solaris 2.5.1
/etc/inet/ntp.conf
/etc/inet/ntp.conf
ntp.conf
オペレ ーティング環境 の場 合、
ディレ クトリにあります。
ファ イルは、
ファイル
ファ
ntp.conf
5 章SSP
第
のインストールまたはアップグレ ード後 の作業
51
a. SSP
ntp.conf
上の
ファイルに記述 するサーバー行を変更して、クロックを同期
させ ます。
SSP 上の ntp.conf
します。
peer machine1
ファ イルに記述 するサーバ ー行 の設 定方法を以下の例 で説 明
peer machine2
と
の行 では、外 部のタイムサーバ ーを
指 定します。外部タイムサーバ ーが利用でき ない場 合には、これらの行 は 不 要で
す。また、
driftfile
宣言 文にも注 意 してください。この宣言 により、NTP
デーモンが計算 するクロックの誤差を 記 録しておくファ イルを指 定しています。
# /etc/inet/ntp.conf for the SSP
server 127.127.1.0
fudge 127.127.1.0 stratum 8
driftfile /var/ntp/ntp.drift
peer machine1
peer machine2
peer spare-ssp2
b. Solaris 2.6、Solaris 7、8
/etc/inet/ntp.conf
の場合は
/etc/opt/SUNWxntp/ntp.conf
ファイル
または
9
オペレーティング環境のドメインにつ いては、
(Solaris 2.5.1
オペレーティング環境のドメイン
ファイル) を修正し、以下の例 のよう
な行を追加します。
# /etc/inet/ntp.conf for the Sun Enterprise 10000 domain
server 127.127.1.0
fudge 127.127.1.0 stratum 10
driftfile /var/ntp/ntp.drift
peer main-ssp
peer spare-ssp2
注 – ntp.conf
は、起動時の
ファ イルにローカルクロック以外 のサーバ ー行 の設 定がない場 合
NTP
の同期に最大
25
分かかります。回避策 につ いては、
を参照してください。
NTP
デーモンにつ いての詳細 は、『
Xntpd(1M)
4.
以下 のように入力 して
# /etc/init.d/xntpd start
の説 明を参照してください
xntpd (1M)
Solaris 9 Reference Manual Collection
デーモンを起動します。
Bug 4325813
』の中の
52 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 6 章
SSP のバージョンを以前のバー
ジョンに戻す
この章 では、
ます。
SSP 3.5
から以前のバ ージョンの
SSP
に戻 すための手順 につ いて説 明し
SSP のバージョンを戻す
すでに SSP 3.5 をインストールしたか、または SSP 3.5 へアップグレード した場合
は、次の手順 によって以前のバ ージョンの
すことができ ます。
注
バージョンを 戻す作業の前に、必ず以前の バージョンの
–
ファ イルを用意 してください。
以前のバージョンの SSP に戻す
▼
1.
SSP
スペア
し、スペア
ssp# /etc/init.d/ssp stop
が実装されている場合は、スペア
SSP 上の SSP
デーモンを停止 します。
SSP (
バージョン
SSP
にスーパーユーザーでログイン
3.2、3.3
SSP
のバ ックアップ
または
3.4)
に戻
2. SSP
のバージョンを以前のも のに戻した後、ドメイン上で
うにするため、メイン
SSP
上で以下 の手順 を実行します。
arbstop
が起こらないよ
53
注意 – SSP
イン構 成が変更 されていないことが明確な場 合は、手順
とができ ます。ただし、ハード ウェアの状態と ドメ イン構 成が変更 されている場 合に
これらの手順 を省略 してしまう と、使用中のドメ インが
す。
のインストールまたはアップグレード後 に、ハード ウェアの状態と ドメ
a、b
arbstop
c
および
を省略するこ
する可能 性がありま
使用中のドメインのダ ウンタイム を設定し、メイン
a.
shutdown (1M)
ユーザー
b.
上のドメインをすべて削除 します。
SSP
ssp% domain_remove -d
すべ てのシステム ボードの電源 を切断します。
c.
ssp% power -off -all
メイン
3.
4. SSP 3.5
SSP
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_backup
これにより、指 定されたバ ックアップディレ クトリに、
ファ イル
SSP
a.
ssp_backup.cpio
環境への 復元は
ソフトウェアをアンインストールします。
メイン
SSP
す。
コマンドを使用してドメインを停止 します。
でログインし、
ssp
にスーパーユーザーでログインし、
domain_remove(1M)
domain_name
backup_directory
が作成されます。このファ イルを使用して、以前の
行わない
にユーザー
でください。
でログインし、プラットフォーム名 に切 り換え ま
ssp
上で標 準の
SSP
コマンドを使用してメイン
のバックアップを実行します。
SSP
SSP 3.5
環境のバックアップ
ssp% domain_switch
b. SSP 3.2
バージョンに戻す場合は、手順
ssp% ssp_downgrade
54 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
に戻す場合は、
platform_name
SSP
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
をダ ウングレードのために準備します。 その他の
に進みます。
c
• 2002 年 5
月
メイン
c.
ssp# /etc/init.d/ssp stop
にスーパーユーザーでログインし、
SSP
デーモンを停止 します。
SSP
以下 のように入力 して、
d.
ssp# pkgrm SUNWsspid SUNWsspdo SUNWsspdr SUNWssppo SUNWsspob \
SUNWsspr SUNWsspst SUNWsspdf SUNWsspmn SUNWsspop SUNWsspue \
SUNWsspfp
SUNWsspr、SUNWsspdf、SUNWsspop
パッケージを削除 します。
SSP
、および
SUNWsspue
パッケ ージの場合
は、パッケ ージの削除 中に、スーパーユーザーのアクセス権で実行 されるスクリ
プトが含まれていることを示すメ ッセージが表 示されます。
e. SUNWsspr、SUNWsspdf、SUNWsspop
、および
SUNWsspue
は、パッケージの削除 を続行するかどうかを尋ね る質 問に対 して、
パッケージの場合
と入力 しま
y
す。
f. SSP AnswerBook
パッケージがインストールされている場合は、以 下のように入
力してパッケージを削除します 。
ssp# pkgrm SUNWuessp
以下 のディレクトリを削除 します。
g.
/var/opt/SUNWssp
■
/opt/SUNWssp
■
/etc/opt/SUNWssp
■
h. SSP
以前のバージョンの
5.
以前の バージョンの
バージョンの 『
引き』
Installation Guide and Release Notes
以下 のように入力 して、以前のバージョンの
6.
を再 起動します。
SSP
SSP
Sun Enterprise 10000 SSP インストールマニュアルおよびご 使用の手
(SSP 3.2
以前のバ ージョンは英語版 マニュアル『
を再 インストールします。
ソフトウェアのインストールに ついての 詳細は、該当する
』)を参照してください。
ます。
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_restore backup_file
6 章SSP
第
Sun Enterprise 10000 SSP
のバックアップファイルを復元 し
SSP
のバージョンを以前のバージョンに戻す
55
7. ssp_config(1M)
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_config
を実行して、メイン
SSP
またはスペア
に設定します。
SSP
以下に、
す。
8. SSP
手順
9.
ます。
a. domain_status (1M)
b.
c.
SSP
を構 成するとき に表 示されるプロンプトと応答 のセッション例 を示しま
ssp# /opt/SUNWssp/bin/ssp_config
Beginning setup of this workstation to act as a MAIN or SPARE SSP.
Are you currently configuring the MAIN SSP? (y/n)y
MAIN SSP configuration completed.
を再 起動します。
を実行した場合は、メイン
2
コマンドを使用して、設定されているドメインが存在 しな
いことを確認します。
ssp% domain_status
No domains configured
ドメインがある場合は、
メイン
す。
スペ ア
SSP
ペア
上で
SSP
SSP
の環境 を復元します。
ssp_backup(1M)
のバ ージョンを戻 す場 合は、このバ ックアップファ イルを使用してス
domain_remove(1M)
の画面が表示された後に以下のことを実行し
SSP
コマンドを使用して削除 します。
コマンドを実行し、
の構成を保存 しま
SSP
スペア
10.
56 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP
で手順
4 ~ 8
手順
6 を実行 する 場 合は、 必ず手順 9c で作成した SSP バックアップファ イルを使用
して、スペア
上で以前のバージョンの
を繰 り返 します。
SSP 上で SSP
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
環境を 復元してください。
に戻す必要がある場合は、スペア
SSP
• 2002 年 5
上
SSP
月
第 7 章
OpenSSP の実行
OpenSSP
フトウェアを実行でき るよう にすることをいいます。サード パーティ製ソフトウェア
Solaris
とは、
ケ ーションのことをいいます。今までのリリースでは、
はサーバ ーで実行可能 なアプリケ ーションは
OpenSSP
エ ージェントなど 、軽量 なソフトウェアアプリケ ーションを
ができ ます。
この章 では、
はサーバ ーが、サード パーティ製ソフトウェアを実行 するのに十 分なソフトウェアお
よびハード ウェアリソースを持 っているかどう かを調 べる方法につ いて説 明します。
この章 は、以下のトピックにつ いて説 明しています。
■
57
ページの「
■
59 ページの「 OpenSSP に必要なリソース」
■
60
ページの「
算」
■
68 ページの「 CPU 使用率の 計算」
■
72
ページの「
SSP
とは、
環境 では、起動 ディスク管理 ユーティリティー、監視 およびバ ックアップ
SSP
ワークステーションまたはサー バー 上 でサー ドパーティ製のソ
オペレーティング 環境で実 行される
ソフトウェアのホ ストとして使用する
SSP
上でサー ドパーティ製アプリ ケーションを実 行した 場合の影響 」
SSP
とサード パーティ製ソフトウェアが使用するメ モリー容量 の計
OpenSSP
に適したハード ウェアの選択 」
SSP
ソフトウェア以外 のアプリ
SSP
ワークステーションまた
SSP
ソフトウェアのみ でした。
SSP
SSP
ワークステーションまた
上 で実行 すること
SSP 上でサードパーティ製アプリケー
ションを実行した場合の影響
ここでは、SSP 上 でサード パーティ製アプリケ ーションを実行 した場 合の影響 につ い
て説 明します。
クステーションまたはサーバー上 で実行 されます。このワークステーションまたは
サーバ ーは、
制御ボ ード から入力 されるイベントに対 して適時 な方法で応答 しなければ なりませ
SSP
ソフトウェアは、
Sun Enterprise 10000
Solaris
システムの制 御と 監視 専 用のもので、システムの
オペレーティング 環境が動作するワー
57
ん。この中には、ボードの 温度異常 、ソフトウェア問題 (パニック)、ハ ード ウェア問
(arbstop)
題
なイベントを適時に対 処 、または処理 することができ ません。警告の表 示やログ記録
の追跡 が行 われることなく、障 害に関する情報 が失 われてしまう 可能 性もあります。
最 悪の 場 合、SSP
を受けることになるかもしれません。
など の環境条件への応答 も含まれます。
が適時な動 作を行 わなかったことにより、ハード ウェアもダメ ージ
SSP
の 応答 が 遅いと、このよ う
今までのリリースでは、
リ ケーションは
視、制 御するとい う
にするには、この制限が 必要でした。また、この制限は、
SSP ソフトウェアのみ でした。 Sun Enterprise 10000 システムを監
Sun Ultra 5 や Sun Enterprise 250
装 メモリー 量 も 少 ない
行することを配慮 したものです。 旧リリースでは、
外のプロセスは、
Environment)
ところ が、ネ ットワーク上 の複数 のシステムを一元管理 可能 なサード パーティ製ソフ
トウェアエ ージェントに対 する需要が高 まってき たことに対応 して、現行 のリリース
から
SSP
このよ うな エ ージェントは、
集し、中 央サー バーへその情報を通知します。 バックアップサー バーも同 様な方法で
構成されますので、 ネットワーク接 続された複 数のシステムの一 元的 バックアップが
可 能です。
SSP
システム上 でサード パーティ製ソフトウェアを実行 する場 合、
と干渉しないこと、また、
ことが大き な目標となります。通常 動 作の場 合、
ウェアリソースはわず かですが、
とき に、リソースが速 やかに利用でき るよう にしなければ なりません。
SSP
上 でサード パーティ製ソフトウェアを実行 でき るかどう かを 調 べるには、以下の
作業を行 ってください。
■
ご 使用の
アとハード ウェアに関する最小 限の要件 を満 たしていることを確 認します
ペ ージの「
■
SSP
ソフトウェアとサード パーティ製ソフトウェアの両 方に必要 な実メ モリーと
スワップ空間の容量を 見積 もります
トウェアが使用するメ モリー容量 の計算 」を参照してください
■
CPU
の計算」を参照
用率 を抑え ます
照
)。
を実 行するシステム バックグラウン ドプログラムの みでした。
上でサー ドパーティ製アプリ ケーションを実 行で きるよ うになりました。
SSP
ワークステーションまたはサーバ ーが
OpenSSP
の使用率が高 くなりすぎ ないことをチェックし
SSP ワークステーションまたはサーバー 上 で実行可 能 なアプ
SSP
の重 大な使命 を
SPARCstation 5
SSP
以外 のソフトウェアが干渉 しないよう
Sun Netra T1
ワークステーションに比 べて処理 速度が遅 く、実
ワークステーションで
SSP
サーバ ー、
ソフトウェアを実
SSP 上で実 行が許可された SSP 以
Solaris
オペレーティング 環境と
Sun Enterprise 10000
SSP が Sun Enterprise 10000
SSP
ソフトウェアがこう したリソースを必要 とする
CDE (Common Desktop
システムと
SSP
ソフトウェアに必要なハ ード
OpenSSP
SSP
に関する情報 を収
SSP
ソフトウェア
システムを監視 、制御できる
に必要なソフトウェ
( 59
に必要なリソース」を参照してください )。
( 60
ページの「
)
、高 くなっている場 合は、より高速 のハ ード ウェアを使用して使
( 72
ページの「
OpenSSP
に適したハード ウェアの選択 」を参
SSP
とサード パーティ製ソフ
)
。
( 68
ページの「
CPU
使用率
58 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
OpenSSP に必要なリソース
OpenSSP
2-2
測されるため、
CPU
ることに注意 してください。
また、特に性能の向上を図 るため、定期 的に
レ ーティング環境 と
トールしてください。さらに、
オペレ ーティング環境 を使用することをお勧 めします。 詳細 につ いては、以下の 節
9
を参照してください。
に必要なソフトウェアと ハ ード ウェアの最小 リソース要件 につ いては、表
のリストを参照してください。
OpenSSP
使用率の要件 は、
を実現するのに必要 なディスク容量 、プロセッサ速度 、
SSP
のみ を実現するのに必要 な最小 限の要件 よりも厳 しくな
SSP
ソフトウェア用として推奨 している最新 のパッチをインス
SSP
OpenSSP
の性能を最 大限に利用するため、
の場 合、
サンの情報 をチェックし、
SSP
に余 分な負荷 がかかると予
Solaris 8
Solaris
オペ
または
推奨している最新のパッチを入手する
サンでは、
セットを用意 しています。この中には、
ご とに、一般 配 信 向けの
で選 定されているパッチは、システム、ユーザーまたはセキュリティーに関する重 大
なバ グの修正 を行う重 要 なパッチですので、インストールすることを強 くお勧 めしま
す。また、この中には、性能 に関する問題を解決 するパッチも収 められています。選
定されているパッチはほ とんどの場 合、安全 に適用することができ ます。一方、リス
クを伴う パッチ
い修正 を行うパッチは、上記のパッチクラスタには 収容 されていません。システム管
理 者の方は
システム問題を回避 する方策を考慮 してください。
Patch Clusters
手で きます。
Recommended & Security Patch Clusters for Solaris
Solaris
Solaris
(
新機能 や新 しい ド ライ バ をインストールするパッチ ) や 優 先 度 の 低
サンが推奨 している最新 のパッチレ ベルをシステムにインストールし、
ソフトウェアアップデートを収容 しています。ここ
オペレ ーティング環境 のバ ージョン
Solaris
SunSolve
は
ウェブ サイト
( http://sunsolve.Sun.COM/ )
という名称 のパッチ
に関する
Recommended
から入
SSP
使用しているリリースの
ンストールし、定期 的に
README
チの
チはご 使用の目的に合わせてインストールしてください。
SunSolve
ファ イルで説 明している特殊 なパッチは除き ます)。このよう なパッ
ウェブ サイト
ソフトウェアに用意 されている
SSP
ワークステーションを更新 してください (ただし、パッ
( http://sunsolve.Sun.COM/ )
SSP
パッチをすべてイ
SSP
に関するパッチも
から入手でき ます。
7 章OpenSSP
第
の実行
59
Solaris 8 または 9 オペレーティング環境の使用方
法
SSP 3.5
テーションまたはサーバ ーには、なるべく
よびソフトウェアの要件 」
8
アの
す。優先順 位の低 いスレッド によって、リアルタイム
ると、カーネ ルはこのブ ロックした方のスレッドに対 して一時 的に高い優 先順位を割
り当ててその処理を 速 やかに完了 させ、ブ ロックされたリソースを解放 します。これ
により、
また、
SSP
特にこのよう なアプリケ ーションが
イルまたはソケ ットを使用する場 合に効力 を発揮 します。
が提供する
9
または
オペレ ーティング環境 を使用してください。
SSP に直結 する改良点 として、スレッ ド処 理能力 の向上を 挙げ ることができま
Sun Enterprise 10000
Solaris 8
上で実 行されるサー ドパーティ製アプリ ケーションの 動作を 高めるものであり、
http://www.sun.co.jp/solaris/
レーティング環境の 新規 機能」を参照してください。
SSP
または
の性能を最 大限に発揮 させるため、ご 使用の
( 25
ペ ージの「
で説 明している適切 なパッチをインストールした
SSP 3.5
Solaris 8
SSP
ワークス
のハ ード ウェアお
9
または
ソフトウェ
SSP スレ ッド がブ ロックされ
のイベントに対 する
9
オペレーティング 環境の性 能に関するその他の 改良点は、
WAN
経由 で通信したり、大量 のオ ープンファ
で説 明している「
SSP
の応答 が速 くなります。
Solaris 8 (
または
) 9
) Solaris
オペ
SSP とサードパーティ製ソフトウェア
が使用するメモリー容量の計算
ここでは、
(
実メ モリーとスワップ空間 ) 容量の計算方法について説明します。
ションに必要 なメ モリー容量 を計算 する場 合、ワークステーションで実行する個々の
アプリケ ーションの影響 だけでなく、すべてのアプリケ ーションの全 体的な累積効 果
も考慮しなければなりません。
SSP
上で使用するサー ドパーティ製アプリ ケーションに必要な メモリー
SSP
ワークステー
まず 、以下の質 問に回答して、実 行 する実行時 環境のタイプを決 める必要 がありま
す。
■
Sun Enterprise 10000
■
同時 に実行 する Hostview アプリケ ーションの数 は?
■
SSP
■
SSP
■
■
上記 の質 問に 対 する 回答をもとに、以下の 節 の説 明に従 って
製アプリケ ーションのメ モリー使用量を調 べます。
60 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Sun™ Management Center
上に
上でサー ドパーティ製アプリ ケーションを実 行しますか
実 行する 場合、そのアプリ ケーションに 必要な 仮想 メモリーおよび実 メモリー
要件は
CPU のオー バー ヘ ッ ドは ?
システムで実行 する最大ドメ イン数は
をインストールしますか
?
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
SSP
• 2002 年 5
?
?
?
とサード パーティ
月
サードパーティ製アプリケーションが使用するメ
モリーサイズの計算
SSP
でサード パーティ製アプリケ ーションを実行 する場 合は、このアプリケ ーション
が使用する仮想メ モリーと実メ モリーの容量 を調 べる必要 があります。このメ モリー
容量 は、たいていの場 合、アプリケ ーションのインストールマニュアルまたは管理 者
用マニュアルに記載 されています。
メ モリー要件 に関する 情報 が 見 つ からなくても、
使用量 から簡単 に計算 することができ ます。システムがスラッシュ
)
合が高 いこと
このコマンド を実行 すると、アプリケ ーションがアクティブ でスラッシュしていない
とき に必要 な常駐 メ モリー容量 が表 示されます。
詳細 は、次 の
る」を参照してください。
システムがスラッシュしているかどう かを調 べるには、
リーを搭載 しているかどう かの検証 」を参照してください。
▼
アプリケーションが使用する仮想 メモリー容量を表示する
1. pmap -x
以下の例 は、CST (Configuration and Service Tracker)
のサイズを表 示する方法を示しています。このアプリケ ーションは、
ロセスを
せん。メ モリーの使用量を調 べる例 としてお考え ください。
# pgrep cstd
406
# /usr/proc/bin/pmap -x 406
Address Kbytes Resident Shared Private Permissions Mapped File
. . .
total Kb 2848 2496 1400 1096
しておらず 、アプリケ ーションがアクティブ な実行状態 にあるときに
61
ページの「アプリ ケーションが使用する仮想 メモリー容量を 表示す
コマンドの後にアプリケーションのプロセス
1
つ使用します。このアプリ ケーションの 役割に ついてはここでは 説明しま
pmap
コマンドが出力 するメ モリー
(
ページングの 割
pmap
コマンド の使い方につ いての
65
ページの「 十分な実 メモ
ID
を入力 します。
と呼ば れるアプリケ ーション
cstd
によるプ
上記 の例 の 最後 の 行 から、
す。
2.
仮想 メモリーの計算は、全 メモリーから共有 メモリーを差 し引いて、
上げ または切 り下げ ます。
上記の例の場合、仮想 メモリーは合 計メモリー
KB)
を差 し引 いた 1448 KB となります。この値 を切 り上げ て 2 MB とします。した
がって、
わかります。
CST には 1 MB
1096 KB
の常駐 メ モリーと
の常駐 メ モリーを使用していることがわかりま
(2848 KB)
2 MB
の仮想メ モリーが必要 であることが
から共 有メ モリー
7 章OpenSSP
第
MB
単位に切り
(1400
の実行
61
サードパーティ製アプリケーションが独自 の共有 ライブ ラリを持っ ている場合は、そ
3.
のライブ ラリが使用する実メモリーと仮想 メモリーを加算してくだ さい。
共 有ライ ブ ラリが使用する仮想 メモリーは、 共 有ライ ブ ラリ
ズとほぼ同程度 となります。共有 ライブ ラリが使用する常駐メ モリーも
(*.so )
のファ イルサイ
pmap -x
マンドの出力に表 示されます。
コ
OpenSSP
▼
要なメモリーサイズを計算する
OpenSSP
サーバ ーに必要 な仮想メ モリーと実メ モリーの容量 を調 べます。
ワークシートを完 成させた記入例 を表
字で示してあります。ど のよう にしてこれらの数値を計算 したかを以下の手順で説明
します。あらかじめワークシートに記載 されている数値の詳細につ いては、付録
を参照してください。
表 7-1 OpenSSP メモリー 計算用ワークシートの一 例
行番
号
項目 数量 実メモリー
1
システム
2
基本
SSP
3
ドメ イン数
~
16)
Hostview
数
(0 以上 )
5S u n M a n a g e m e
nt Center (0
たは
6
サード パーティ
製アプリケー
ション
7
小計 (行番号
から
計
)
8
カーネ ルのバッ
ファ ーメ モリー
サイズ
9
推奨 実メモリー
容量
と 8の合 計
1)
までの合
6
(MB)
行番号
(
(1
使用
)
1 60 236 60 236
12 2 3 5 2 2 3 5
4
1
0
ま
1
128
MB
RAM
7
メモリー計算用ワークシートを使用して
31
SSP
ワークステーションまたは
(MB)
使
メ モリー計算 用ワークシートを使用して、
7-1
に示します。ここでは、記入 した情報 を太
(MB)
×ドメイン 数
3
12 × Hostview
数
または
0
RAM
26 0
の
15%
使用
仮想メモリー
×ドメイン 数
4
17 × Hostview
用数
または
SSP
SSP
メモリー計算用
に必
B
仮想 メモ
実メモリー
の小 計
(MB)
12 16
12 17
00
00
106 304
19
125
リーの小計
(MB)
62 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
行番
号
10
11
12
表 7-1 OpenSSP メモリー 計算用ワークシートの一 例 (続き)
項目 数量 実メモリー
の
swapfs
に予約
/tmp/
されているサイ
ズ
実メ モリーの 差
し引き 分
スワップ空間の
推奨 サイズ
行目の計算は以下 のとおりです。
1. 3
(MB)
仮想 メモ
実メモリー
の予
の小 計
(MB)
仮想メモリー
512 512
仮想メモリーの 小
(
計-実 メモリー合
計) +
約 容量
(MB)
/tmp/
リーの小計
(MB)
-128
688
「数量」欄には、ご使用の
a.
の最大予 定数
ドメイン数に
b.
ドメイン数に
c.
(1 ~ 16)
を乗 じ、その値を「 実メモリーの小 計」欄 に記 入します。
3 MB
を乗 じ、その値を「仮想 メモリーの小 計」欄 に記 入します。
4 MB
上記 のワークシート記入例 の
リーの小計は
行目の計算は以下 のとおりです。
2. 4
「数量」欄には、 同時に実行さ せる
a.
定数を記 入します。
b. Hostview
アプリケーション数に
12 MB
、仮想 メ モリーの小計 は
ここは、ほとん どの場合「 1」とします)。
(
欄に 記入します 。
c. Hostview
アプリケーション数に
欄 に記 入します。
上記 のワークシート記入例 の
います。実メ モリーの小計は
の
つ の欄 を参照してください )。
2
3. Sun Management Center
に 記入します 。
「数量」欄に
a.
を記 入します。
1
Sun Enterprise 10000
システム で動作させ るドメイン
を記 入します。
行目でドメイン 数を「 4」としていますので、実メモ
3
となります。
アプリケーション
アプリケ ーション数を
17 MB
として
1
の予
(SSP GUI)
となります (最後
Hostview
12 MB
17 MB
行目では、
4
、仮想 メ モリーの小計 は
12 MB
を乗 じ、その値を「 実メモリーの小 計」
を乗 じ、その値を「仮想 メモリーの小 計」
Hostview
16 MB
をインストールして実行する場合は、5 行目を以 下のよう
「実メモリーの 小計 」欄に
b.
26 MB
を 記入します 。
第
7 章OpenSSP
の実行
63
「仮想メモリーの 小計 」欄に
c.
上記 のワークシート記入例 では Sun Management Center
「数量 」「実メ モリーの小計 」「仮想 メ モリーの小計 」の各欄 の
記入 します。
31 MB
を記 入します。
を使用していませんので、
5
行目はすべて
0
を
行目には、
4. 6
ンに必要な実メモリーと仮想 メモリーのサイズを記 入します。
これらのメ モリー要件 の詳細 につ いては、「サード パーティ製アプリケ ーションが使
用するメ モリー容量の計算 」を参照してください。
上記 のワークシート記入例 では、サード パーティ製アプリケ ーションを使用しないた
め、「実メ モリーの小計 」「仮想メ モリーの小計 」の各欄の
しています。
行目では、「 実メモリーの小計」欄と「仮想 メモリーの小計」欄に記 入した数値を
5. 7
加算します。
上記のワークシート 記入例の
メモリーの 小 計」の 値を
行目の計算は以下 のとおりです。
6. 8
「数量」欄には、必要となる
a.
目に記 入した「 実メモリーの小計」欄 の値の
りません。 さらに、この値を
Solaris
の
「 実メモリーの小 計」欄 には、「 実メモリー」欄 に示したように、
b.
を記 入します。 これは、カ ーネルが使用するバッファーメモリーのサイズとなり
ます。
ワークシート記入例 の
ますが、これは
になっています。また、
モリーが
オペレーティング環境は、カ ーネルのバッファーメモリーとして、
を使用します。
15%
19 MB
ワークステーションで実行するサードパーティ製アプリケーショ
SSP
7
行目では、「実 メモリーの 小 計」の 値を
304
としています。
RAM
32 MB
6
行目はすべて
容量を記 入します。 ここに記 入する値は、7 行
115%
の倍 数となるように切 り上げ てくだ さい。
より大 きい数値でなければな
106
0
、「仮想
RAM の 15%
8
行目では、「 数 量」欄 に「
128 MB の RAM
」を指 定してい
7 行目の「実 メモリーの 小 計」欄 に 記入した 106 MB よりも大きい 値
128 MB の RAM の 15%
となります。
とすると、カーネ ルのバ ッファーメ
を記入
RAM
行目では、7 行目と
7. 9
欄に 記入します 。一般的に、この数値は
ワークシートの記入例の
125 MB としています。
量を
行目の「仮想 メモリーの小計」欄 には、8 行目に記 入した
8. 11
付けて記入します。
ワークシート記入例 の
「仮想 メ モリーの小計 」欄 には
64 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
行目に記 入した値を加算し、その結果 を「 実メモリーの小 計」
8
128 ~ 256 MB
9
行目では、
106 MB と 19 MB
8 行目で RAM 容量を 128 MB としていますので、 11 行目の
-128 を記入します。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
の範囲 に入ります。
を加算して、最小 メモリー容
容量にマイナ スを
RAM
• 2002 年 5
月
行目の計算は以下 のとおりです。
9. 12
行目と
a. 7
計値
(
その結果 を「仮想 メモリーの小計」欄に記 入します。 この値は、
b.
テーションに必要なスワップ空間の最小 サイズとなり、一般的には
までの値となります。
GB
ワークシートの記入例の
(/tmp/
イズ
す。
注 –
応じて複 数のスワップパーティションを追加することがで きます。
最終 結果は以下のとおりです。
は
りも余裕 を持 たせる場 合でも、メ モリー容量 として
す。仮想メ モリーと
すれば十 分です。
の容量 ) に加算して、
(128 MB)
スワップパーティションの最 大サイズは
128 MB
行目の小 計を加算し、それから
10
マイナ スの
RAM 容量)
を差 し引きます。
行目に記入した仮想 メモリーの合
11
ワークス
SSP
512 MB ~ 1
12 行目では、 304 MB (仮想メ モリーの容量 ) を 512 MB
816 MB
を差 し引 いたものがスワップファ イルの最小 サイズ
としています。この
2 GB
SSP
ワークステーションに必要 な最小 メ モリーサイズ
です。他の監視 ソフトウェアを使用して、必要 なメ モリー容量の算出値よ
swapfs (/tmp/ )
空間に ついても、
816 MB
となっています。ただし、必要 に
256 MB
1 GB
から実メ モリーサ
(688 MB)
を確 保しておけば十 分で
のスワップ空間を確保
となりま
十分な実メモリーを搭載しているかどうかの検証
仮想 メ モリーは、実メ モリー
されます。
ファ イルに実メ モリーがミラーされないという点 です。実メ モリーのペ ージご とにス
ワップのペ ージを複製する必要 がなくなったため、「スワップ空間 のサイズとして、
実メ モリー容量 の
た。必要 なスワップ空間 は、システムの実メ モリーを超え る分の仮想メ モリー容量 だ
けで構 いません。
Solaris
オペレーティング 環境と他のシステムが異 なる 点は、スワップ
2 倍が必要」とい う従 来からのルールに従う必要 はなくなりまし
(RAM)
とディスク上のペ ージファ イル
(swap)
で 構成
必要な 仮想 メモリーの 容量は、プロセスの作業セットモデル により異 なります。作業
セットとは、プロセスが効率 よく作業を行う のに必要 なペ ージセットを指 します。作
業セットは実メモリー内 にあることが必要 で、このよう にしないとプログラムがス
ラッシュしてしまいます。プロセスのすべての作業セットが使用する実メ モリーが不
足 すると、スラッシュが発生します。その結 果、システムはプロセスの作業セットを
スワップ空間 から出し入 れしてペ ージングするため、過度の時 間を要 するよう になり
ます。
プログラムの作業セットは、
れるペ ージセットを表 わします。一般 的には、プログラムの作業セットは時間に対し
てほ とんど変化 しませんが、場 合によっては著しく変化 することがあります。時間間
(ω)
を 増大しても、作業セットに与 え る 影響はあまりありません。 つ まり、現 在 使
隔
用している ペ ージは 次の時 間 でも使用されている可 能 性が 高 くなります。作業セット
W(t,
ω) と定義 され、
(t - ω) から t
第
7 章OpenSSP
までの時間 に参照さ
の実行
65
以 外 の メ モリーがあったとしても、これが使用されることは 稀です。したがって、自
身に 割り当てられた実 メモリー 内の作業セットの みを使用し、 残りをスワップ 空間と
するプログラムは、すべての ページを メモリー 内に置 いた 場合と同じよ うに効 率 よく
動作します。このことは、
も
100,000
10,000,000
ただし、実 メモリーが 不足 しているためプロセスの作業セットを メモリー 内 に保 持で
きないと、プロセスはす ぐにスラッシュしてしまい、実 行速度 も遅 くなります。実 行
するプロセス数を抑え たり、実メ モリーを増設 すれば 、プロセスの作業セットをメモ
リー内 に保持 し、プロセスのスラッシュ化を阻 止することができ ます。スラッシュ状
態 になると、タイムアウトが発生したり
イベントを適時に処理 することができ なくなります。
のアプリケ ーションを考慮 して、システムのメ モリー容量 を適切 にするとスラッシュ
の発生を 防ぐ ことができ ます。
システムがスラッシュしているかどう かを簡単 に調 べるには、ペ ージングのスキャン
レ ート
ルはペ ージスキャナ ーを使用して、メ モリー内のペ ージの循環 リストをスキャンし、
メ モリーを再 取り込 み して、それをディスクへスワップしています。直前のサイクル
からまったく参照されていないペ ージは、メ モリーから除去 されます。また、メモ
リーへの需要が高 くなると、スキャナ ーは高速で 動 作します。さらに需要が高 くなり
すぎ ると、プロセスの作業セットは実メ モリーから削除 されてしまい、結 果としてそ
のプロセスは低速 になります。このため、
して迅速 に対応 でき なくなります。また、ペ ージスキャナ ーのスキャンレートが高く
なると、
倍速くても当てはまります
ナノ秒です )。
(sr)
をチェックする方法があります。
CPU
時間をさらに消費します。
RAM のアクセス時間 の方がディスクのアクセス時間 より
(RAM の 100
SNMP
トラップが失 われますので、
Solaris
SSP
プロセスはリアルタイムイベントに対
ナノ秒 に対 してディスクは 約
SSP
システムが実 行するすべて
オペレーティング 環境のカー ネ
SSP
は
システムがスラッシュしていると疑 われる場 合は、
下の手順 に従 って、仮想メ モリーの統計を 抽出し表 示してください。このコマンドで
はオ ーバ ーヘ ッド はほ とんど高 くならず 、しかも長時 間 に渡 って実行 しても安全 で
す。
66 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
vmstat
• 2002 年 5
コマンド を使用して、以
月
システム がスラッシュしているかどうかを調べ る
▼
1. vmstat
抽出する時間間 隔を 秒単位で 付加します 。
以下に 例を示します。
上記のコマン ドを実 行すると、 結果を
は、
結 果を
2. vmstat
システムが起動 したとき からの累積 になっているため、
さい。「
ラッシュしています。「
ステムまたは
システムがスラッシュしている場 合の
% vmstat 3 4
procs memory page disk faults cpu
r b w swap free re mf pi po fr de sr dd f0 s0 -- in sy cs us sy id
0 0 0 669856 7336 41 233 5 5 5 136 0 4 0 0 0 234 3107 1459 5 8 87
3 4 0 597232 2136 131 717 354 317 533 128 302 48 0 0 0 399 4889 2252 65 33 2
7 1 0 597120 3408 175 745 197 133 218 0 137 61 0 0 0 430 4757 2130 67 33 0
11 0 0 595832 2456 145 757 184 221 376 424 272 26 0 0 0 378 5235 2380 65 35 0
の後に、このコマンドにより実行する抽 出回数を入力 し、オプションとして
% vmstat 5 4
5
秒ごとに
% vmstat 3 100
3
秒ごとに
コマンドが出力 した表示の「 sr」欄を調べます。
sr
」欄 の
/tmp/
100
回表示します。
2
行目以 降の数 値がゼ ロ以 外となっている 場合、システムはス
po (
ペ ージ出力 )」 欄 の 値 は、
ディレ クトリ) の動 作も含み ますので無視 してください。
vmstat
4
回表示します。また、以下の 例で
1
行目の 数 値は無 視してくだ
swapfs (
コマンドの表示例 を以下に示します。
スワップファ イルシ
上記 の表 示 例 の「
欄 の値 は、
ていることを示しています。
sr
」欄 の
302、137、272
となっていますが、これはシステムが重度 にスラッシュし
1
行目は無 視し、 2 行目以 降に注 意してください。「 sr」
7 章OpenSSP
第
の実行
67
システムがスラッシュしていない場 合の例 を以下に示します。「sr」欄 の数値 はゼ
ロになっており、
行 っていないことを示しています。
% vmstat 3 7
procs memory page disk faults cpu
r b w swap free re mf pi po fr de sr dd f0 s0 -- in sy cs us sy id
0 0 0 672728 8376 41 236 4 5 5 0 0 4 0 0 0 243 3358 1585 6 9 85
0 0 0 672472 6960 29 46 0 0 0 0 0 0 0 0 0 239 3858 1924 8 4 88
0 0 0 672488 6992 59 374 0 0 0 0 0 0 0 0 0 237 4215 1933 5 11 83
0 0 0 666968 7248 87 811 2 0 0 0 0 13 0 0 0 266 4971 1938 24 29 47
0 0 0 672520 7200 47 176 0 0 0 0 0 0 0 0 0 292 4043 2043 8 6 86
0 0 0 672520 7200 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 240 3516 1861 4 0 96
0 0 0 672520 7200 31 74 0 0 0 0 0 0 0 0 0 235 3726 1876 14 4 82
Solaris
のカーネ ルは、ペ ージを解放 するためのペ ージスキャンを
CPU
ここでは、
使用率は
10000
必要 な
システムの
能 が低 下しているわけでもなく、 低速 の エ ンド システムへの交 換 やシステムに処 理 さ
せる作業の増量を 考慮 する必要 もありません。
バ ッチ処 理 システムでは応 答時 間 は問題 となりませんが、一般 に
い方が理想 的です。ただし、
システムの場 合、
ります。待 ち行列理 論 でも明らかにされているよう に、使用率が高 くなると応 答時間
が遅 くなります。使用率 が
待 ち行 列 理 論 ではさまざ まなモデルを使用して、クライアント
使用率と待 機時 間を予測 しています。小売銀行、 病院 の緊急処置室 、コンピュータ
サーバ ーなど における操 作がクライアント
行 列理 論で 採 用している基本的な 仮定の一 つ に、 次 の顧 客 が訪問するまでの 時 間 を指
数分布とするとい うのがあります。 言い換えると、 次 の 顧客が 訪問するまでの 時間間
隔は、 長い方より 短い方が 起こり 易いと 想定しています。
待ち行 列理 論をわかりやすく 説明しているのが以下の 例です。 数人の 顧客を 持ち、 窓
口が一 つしかない 小さな町銀 行を 考えて みまし ょう。
使用率の計算
SSP の CPU
65%
以下でなければ なりません。この使用率 であれば、
システムで発生 するエ ラー状態を
CPU
リソースが十 分にあります。
CPU 使用率が低 い (たとえば、 25%) といっても、必ず しもシステムの性
使用率を計算 する方法につ いて説 明します。平均 的な
Sun Enterprise
SSP
ソフトウェアが速 やかに処理 するために
CPU
の使用率は高
SSP のよう に、双 方向型 あるいはリアルタイム型 の制御
CPU
の使用率を高 くするよりも応 答時間を早 くする方が重要 とな
100%
に近 づくと、待機 時間 は指数 関数 的に増 大します。
/
サーバ ーシステムの
/サーバ ーシステムの例 となります。待ち
CPU
窓口 の使用率
ない場 合に相当
68 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
(
つまり、この窓口 の忙 しさ ) は、単体サーバーモデル (窓口が
)
に適用される以下の数 式により決 まります。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
1
つしか
λ
---
ρ
1 <=
µ
ここで、ρ (ロー) は、サーバー (窓口) が忙 しくなる時間 に対 する割 合
で、
0
は顧客 がまったくいないとき 、1 はサーバ ーがフル稼働 しているとき を示しま
)
を表 わし、λ (ラムダ ) は平均訪 問率 、µ (ミュー) はサーバ ー当たりの平均 応対率
す
をそれぞれ表 わします。
この例 では、
の平均顧客数を
る割 合
乗 じて
任意 の時刻にこの銀 行 にいる顧 客 数 は以下のよ う に予 測 されます。
1
時間当たりに 銀行を 訪れる 顧客 数を 2、窓口が応対する
6
とすると、λ
)
は以下のよう になります。ρ
ρ
を百 分率 で表 わすと、約
= 2、µ = 6
L
= 2 / 6 = 1/3
33%
となります。
2
λ
--------------------- =
となりますので、窓口 の使用率 (忙しくな
、つ まり約
0.33
(0 ~ 1.0
1
時 間当たり
。この ρ に
まで
100
を
µµ λ – ()
上記の例では、想 定顧客数 は、
つまり、 銀 行には平 均して 約
とはい えません。
1
時 間当たりの 顧 客の 訪 問 数 を
き、λ
= 5
となりますので、使用率は ρ =
83%
は、 窓口 の 時間 の
値、 つまり、 銀 行にいると 想定される 顧 客数に 多大な影響 を与 えます。この 例の 場
L = 52/6(6 - 5) = 25/6
合、
とになります。応対を待 っている顧客 数は
の顧客 が応対 を待 っていることになります。以上 の例 は、高 い使用率 と速 やかな応対
を同時 に実現するのは不可能 であることを示しています。
は顧客 と応対していることになります。しかし、これは
L = 22 /6(6 - 2) = 1/6
0.17
人の顧客 がいることになり、これは非常に忙 しい
2 から 5
、つ まり、銀行 には平均 して約
に増 大するとどう なるでしょう か。このと
5/6
、つ まり、約
(L - 1)
となり、約
ですので、この例 では約
0.17
0.83
となります。これ
4.17
人の顧客 がいるこ
となります。
L
の
3.17
人
SSP
ワークステーションの 場合、
バーとなります。使用 率
「顧客 」は、
スとなります。
る平均 負荷 は、応対を待 っている顧客 数を表 わす
使用率を増 大させると、顧客の 待機 時間が 急激に 増 大する様子 を図
CPU
Solaris
ρ
がサービスしているプロセス、またはキューで 待機 しているプロセ
オペレーティング 環境で使用されるさまざ まなコマン ドによ
SSP
は、この
ワークステーションの
CPU
を使用している百分率 になります。
(L - 1)
CPU
で表 わされます。
7 章OpenSSP
第
が上記 の例 のサー
CPU
7-1
に示します。
の実行
の
69
9
8
7
6
5
4
顧客 (L)
3
Customer s (L)
2
1
0
50 52 55 57 60 62 65 67 70 72 75 77 80 82 85 87 90
Utilization (%, p * 100)
使用率 (%,p × 100)
図 7-1 使用 率と想 定顧 客数
X
軸 は単 体サー バ ーの使用 率 で、
し、与え られたレ ベルの使用率
2
以上 になると、少 なくとも
60% 以下では、応対 を 待 っている 顧客はほ とん ど いません。使用 率が 72% 程
使用率
度 を越え ると、 ほ とん ど い つ も
を越え ると、ほ とんど絶 え ることなく複数 の顧客 が応対 を待 っている状態 になり
80%
ます。
以上 をまとめると、速 やかな応対 を実現するには、高 い使用率 を犠牲にしなけれ ば な
らないことになります。顧客を 待 たせずに応対 するという条件 では、ほ とんどの場
合、最 大使用率は約
70 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
50% ~ 90%
ρ
に対 する任意 時間 の想 定顧客 数 を表 わします。L が
1
人の顧客 がいつも応対を待 っている状態 になります。
1
人の顧客が 待 っていることになります。使用率が
65%
となります。
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
までを示しています。Y 軸は
• 2002 年 5
L
を表 わ
月
SSP の CPU 要件
SSP
ソフトウェアが最繁時 (ドメインを起動するとき) に使用する
を以下の表 に示します。
表 7-2 SSP ソフトウェアによる CPU 使用率
Netra T1
Ultra 5
ドメイン
1 ~ 4
5 ~ 8
16
~
9
CPU
24% 17%
29% 18%
31% 20%
Sun Management Center
サーバーまたは
ワークステーションの
平均 使用率
を使用する場 合は、表
Sun
7-3 の CPU
Sun Enterprise 250
テーションの
します。
表 7-3
ドメイン
1 ~ 8
16
~
9
Sun 管理ソフトウェアによる CPU 使用率の増 分
Netra T1
Ultra 5
CPU
10% 5%
20% 10%
サーバーまたは
ワークステーションの
平均 使用率
Sun
Sun Enterprise 250
テーションの
CPU
の概算 使用率
ワークス
CPU
平均使用率
オー バーヘ ッ ド値を 加算
ワークス
CPU
平均使用率
SunScreen™
を使用する場合は、表
7-2
の値 に
す。
表 7-4
Netra T1
クステーションの
2% 4%
SunScreen による CPU 使用率の増 分
CPU
Sun Ultra 5
平均 使用率
ワー
サーバーまたは
Sun Enterprise 250
CPU
CPU
オー バーヘ ッ ド値を 加算しま
ワークステーションの
平均 使用率
7 章OpenSSP
第
の実行
71
OpenSSP に適したハードウェアの選択
ここでは、
10000
サード パーティ製アプリケ ーションを実行 するには、
サーバ ーに十 分なハード ウェアリソースが必要 です。
ハ ード ウェア技術が適 切 か どうかは、サード パーティ製ソフトウェアがど のよ う にそ
のハ ード ウェアを使用するかによります。それほど要 求 の厳 しくないソフトウェア
は、リソースを極度 に使用するアプリケ ーションに比 べると、使用する
リーも低 くなります。ユーザーの使用に適したワークステーションを決 める前に、こ
うしたアプリ ケーションが必要とする
必要があります。
OpenSSP
システム上で
に適したハード ウェアの調 べ方を説 明します。
SSP
が制御可能な最大数 のドメ インを動 作させ、それと同時に
SSP
ワークステーションまたは
CPU
リソースと実メ モリーリソースを調 べる
Sun Enterprise
CPU
もメ モ
高速なプロセッサの使用
SSP
を構 成したとき の
サを使用すると、
Ultra 5
動 する
と、
ワークステーション上で
UltraSPARC II
CPU
の使用率が約半 分になります。
Management Center
を使用する 場 合もより 高速 なプロセッサの方が適しています。
異なる
CPU
を比較 する場 合、
サイズも忘れず に 考慮 してください。
UltraSPARC II
IIi
プロセッサよりも高速 です。
L2
セッサの
MB
、後 者は
キャッシュよりも多 くのキャッシュを搭載 しています (前者は
256 KB ~ 2 MB
CPU
使用率が高すぎ る
CPU
の使用率 を大幅に抑 え ることができ ます。たとえば、
16
個 のドメ インを動 作させる場 合、
プロセッサの方が、
など の監視ソフトウェアまたはサードパーティ製ソフトウェア
CPU
速度に 加えて、
Sun Enterprise 250
プロセッサの方が、
Sun Ultra 5
UltraSPARC II
となっています)。
(65% 以上 )
270 MHz
CPU
で作動 する低速 の
リソースを多 く使用する
CPU
の製品系列と
ワークステーションの
ワークステーションの
プロセッサは、
場 合、より高 速なプロセッ
360 MHz
CPU
L2
UltraSPARC
UltraSPARC IIi
Sun
で作
と比 べる
Sun
キャッシュ
プロ
1 ~ 4
メモリーの増設
システムが十 分なメ モリーを持 っていないと、システムはスラッシュ、つ まり、実メ
モリーとの出し入 れによりペ ージを過度 にスワップするよう になります。十 分なメモ
リーモジュールを実装 し、
と、また、割り込みを 抑え てソフトウェアを実行でき ることを確 認してください。
72 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
SSP
ワークステーションでスラッシングを防 止でき るこ
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
スワップ空間の増設
必要 に応 じてスワップ 空間 を 増設 すると、システム性 能 を向 上 させることはで き ませ
んが、システムの信頼 性を向上 させることができ ます。システムのメ モリーが不足 す
ると、プロセスは今以上 のメ モリーを割 り当てることができず 、障 害となる可能 性が
高 くなります。アクティブとなっていないプロセスや メ モリー領域 を保 存 し、
swapfs (/tmp/
です。また、
($SSPVAR/.ssp_private/user_file_list
イル
のリストには、サード パーティ製アプリケ ーションが使用するファ イルも含め、フェ
イルオーバー時 に同期 させるさまざ まなデータファ イルが特定されています
サイズの大き いファ イルを伝播 しなければ ならないことがあります。したがって、こ
うしたフ ァイルを保 持するのに適したサイズのスワップフ ァイルを用 意することが大
切です。
ディ レクトリ) の オー バーフローを 処理 するにはスワップ 空間 が 必要
SSP
自動 フェイルオ ーバ ーでは、
SSP
ログファ イルやユーザー指 定ファ
にリストされるファ イルで、こ
) など 、
ディスク空間の増設
/var/
容量が 必要です
/var/adm/
/var/tmp/
用されると、
なり、イベント情報 もログに記 録されなくなります。
ディレ クトリを含め、
(
ログファ イルは、
ディレ クトリ以下に保存 され、バ ックアップファ イルは通常、
ディレ クトリ以下に保存 されます)。ファ イルシステムがいっぱ いまで使
SSP
はフリーズ、プロセスの再生 成、ログイン障 害などの異常 な状態に
SSP
のファ イルシステムとして
/var/opt/SUNWssp/
1 GB
の未 使用ディスク
ディレ クトリと
7 章OpenSSP
第
の実行
73
74 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
第 8 章
Sun Enterprise 10000
Solaris 8
または
オペレーティング
9
ドメインへの
環境のインストール
ここでは、
Enterprise 10000
を説明します。マルチドメインサーバーに
トールするための基本情報は、
れています。
Solaris
行しなければならないさまざまな作業も含まれます。この章では、ドメインでのイン
ストール手順の概要と、次に関する詳細情報を説明します。
■
インストール作業を開始するために必要な事項
■
ドメインインストール前の作業
■
Sun Enterprise 10000 サーバーに固有のドメインインストール作業
■
ドメインインストール後の作業
注意 – Sun Enterprise 10000
ンストールして、このドメインで
Service Processor (SSP)
デル
3.3、3.4、3.5
SSP
の
サポートしていません。
てください。
Enterprise 10000 SSP
そのインストールする
System Service Processor (SSP)
ドメインに
オペレーティング環境のインストールには、実際のインストールの前後に実
2.0
をドメインで動作させる場合、
のいずれでもかまいません。ただし、
ソフトウェアは
SSP 3.2、3.3
Solaris
Solaris 8
ドメインに
DR モデル 3.0 を動作させる場合は、 System
上で SSP 3.5 ソフトウェアを実行する必要があります。DR モ
Solaris 8 10/01
SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き』を参照して、
SSP
ソフトウェアのインストール手順は第
、または
バージョンを調べてください。
3.4
で遠隔の
オペレーティング環境をインストールする方法
Solaris
または
Solaris 8 10/01
SSP
上で実行するソフトウェアは
オペレーティング環境で動作するドメインを
のインストールについての詳細は、『
CD-ROM
オペレーティング環境をインス
9
のインストールマニュアルに記載さ
3.0、3.1
を使用して、
オペレーティング環境をイ
3.1.1
および
Sun
SSP 3.2
バージョン
3
章を参照し
Sun
、
75
ドメインインストール作業の概要
Sun Enterprise 10000
す。
■
Solaris 8 10/01
ンストールサーバ ーとして確立 する
または
■
SSP
をインストールサー バーとして使用して、 既存の ドメインの
オペレーティング 環境の新規のコピーを作成する
図
8-1 に、Sun Enterprise 10000
トールする際 の作業を図 示します。インストール手順 では、インストールプロセスを
開始 する場所 を決 めます。たとえば 、既存 のドメインに
境 を新 規にインストールする場 合は、新 しくドメ インを作成する 必要 はありません。
図
8-1
で示す順序に 従 って、適切 な作業を完了 する必要 があります。次の項 目で、各
作業につ いてさらに詳 しく説 明します。サーバ ーの構 成やサーバ ーの設置場所 によっ
ては、これらの作業が完了 するまでにかなりの時間 がかかる場 合があります。
注 –
この章 のインストール前の手順 では、インストールに関する
扱 います。ユーザーのレベルに応 じて、異なる方策 を使用で き ます。たとえ ば、
Solaris
ルサーバ ーを設定でき ます。高度 な方策 は、このマニュアルでは取り上げ ません。ま
た、この章 では、クラッシュしたディスクからの回復 方法や、
のネ ットワークを介 したインストール方法につ いては説 明しません。
オペレ ーティング環境 の単 一イ メ ージをインストールするためのインストー
サーバ ーの基本的なインストール手順 は、次 の作業から成りま
オペレ ーティング環境 を実行 する新 規ドメ インを作成し、
Solaris 8 10/01
サーバ ーへ、
Solaris
オペレーティング 環境をインス
Solaris
オペレーティング 環
1
つの方 策だけを
SSP
以外 のマシンから
SSP
をイ
76 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
• 2002 年 5
月
1. 新規ドメインを作成する
2. ドメインネットワーク情報を
構成する
79 ページの「eeprom.image ファイルを
作成する」 および 80 ページの「SSP 上に
新規ドメインを作成する」を参照 してくだ
さい。
81 ページの「 ドメインネットワーク情報
を構成する」 を参照 してくだ さい。
3. SSP をインストールサーバー
として設定する
インストール前の作業 インストール
4. ドメインを OBP
レベルに起動する
5. OBP 環境を設定する
1. ドメインにオペレーティング
環境をインストールする
作業
2. suninstall プロセスを
終了する
1. デフォルトの起動ディスクを
設定する
2. 追加ソフトウェアパッケージを
インストールする
83 ページの「SSP をインストールサー
バーとして設定する」を参照 してくだ さ
い。
84 ページの「 ドメインを OpenBoot
PROM レベルに起動する」 を参照 してくだ
さい。
85 ページの「 OpenBoot PROM 環境を設
定する」 を参照 してくだ さい。
88 ページの「 ドメインにオペレーティン
グ環境をインストールする」を参照してく
だ さい。
90 ページの「suninstall プロセスを終
了する」 および Solaris 8 または 9 のインス
トールマニュアルを参照 してくだ さい。
91 ページの「 デフォルトの起動ディスク
を設定する」 を参照 してくだ さい。
93 ページの「 追加ソフトウェアパッケー
ジをインストールする」を参照 してくだ さ
い。
3. ドメインの ntp.conf
ファイルを設定する
4. インストールを検証する
インストール後の作業
5. ソフトウェアライセンスを
取得する
図 8-1 ドメインインストール作業の概 要
8 章Sun Enterprise 10000
第
ドメインへの
94 ページの「NTP パッケージを設定する 」を
参照して ください 。
95 ページの「 インストールを検証する 」
を参照 してくだ さい。
96 ページの「 ソフトウェアのライセンス 」
を参照 してくだ さい。
Solaris 8
または
9
オペレーティング環境のインストール
77
ドメインインストールを開始する前に 必
要な事項
新 規のインストールを開始する前に、サイトの 構 成やサーバ ーの設 定を十分に 理解 し
ておく必要 があります。一部の情報 は、サーバー構 成ファ イルから得られます。
インストール作業を開始 する前に入手 しておく必要 がある情報 を次 に示します。
表 8-1
必要な情報 説明
新規作成するドメイ
IP
ンの
システム識別キーと
ホ スト
の浮動 ホ スト名 浮 動ホ スト 名 とは、メ イン
SSP
ディスクパーティ
ションのサイズ
対象ドメ インのディ
スクの論理名
インストール用
Solaris CD
ドメ インのインストールに必要 な情報
アドレ ス
ドメ インを新 規作成する場 合、購 入 先からこの情報 を入手 してくだ
ID
さい。システム識別 キーは、
合に必要 です。
です。
ドメ インの
論 理名は、
インストール時に少 なくとも必要 な
す。インストール時に選択 するロケ ールと配布形 態に応 じて、以下
の
CD
• Solaris 8 (
• Solaris 8 (
• Software Supplements for the Solaris 8 (
Environment - SPARC Platform Edition
• Solaris 8 (
root
cx tx dx sx
を使用します。
または
または
または
eeprom.image
として機能させる
SSP
ディスクをカスタマイズする場合のみ必要 です 。
の形 式で指 定します。
CD
9) Software 1 of 2 - SPARC Platform Edition
9) Software 2 of 2 - SPARC Platform Edition
9) Languages
ファ イルを生 成する場
の名 前のこと
SSP
のタイトルを以下に示しま
または
9) Operating
注意 – Sun Enterprise 10000
トールする場 合は、
の章 の説 明に従 って、
ル作業を始 めてください。
78 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
Solaris
Solaris 8 (
のドメイン上 に
9) Installation CD
または
Solaris 8 (または 9) Software 1 of 2 CD を使用してインストー
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
オペレ ーティング環境 をインス
を使用しないでください。こ
• 2002 年 5
月
ドメインインストール前の作業
この項 目では、
Sun Enterprise 10000
ドメインに、
Solaris
オペレ ーティング環境 をイ
ンストールする前に完了 しておく必要 がある、必須 の作業につ いて説 明します。シス
テム構 成やインストール方法によっては、必ず しも全 部の作業を完了 する必要 はあり
ません。ここでは、以下の作業につ いて説 明します。
次 の方法でドメ インを作成する
■
新規 ドメイン用の
■
■
ドメイン ネットワーク 情報を構成する
■
■
SSP
ドメインを
■
■
OpenBoot PROM
eeprom.image ファイルを作成する
▼
1.
システム識 別キ ーとホ スト
2.
ユーザー
上に 新規 ドメインを作成する
SSP
をインストールサーバ ーとして設 定する
OpenBoot PROM
ssp
として
3. SUNW_HOSTNAME
eeprom.image
レベルに起動する
環境を設定する
ID
を、購 入先から入手します。
SSP
にログインします。
変数の入力 を要求 されたら、プラットフォーム名 、または任意 の既
ファ イルを作成する
存のドメイン 名を使用します 。
4. sys_id(1M)
ssp% sys_id -h
-f $SSPVAR/.ssp_private/eeprom_save/eeprom.image.domain_name
コマンドを使用して、
-k
hostid
eeprom.image
\
key
ファイルを作成します。
ここで
hostid は、キーとともに与え られる番号 です。
key は、
EEPROM
キー番号 です。
domain_name は、新規 ドメ インの ホ スト 名です。
有効な hostid
および
key
番号 の詳細 につ いては、
照してください。
key
注 –
すべての
hostid
と
番号 は、大文字と小 文字が 区別 されます。受け取った通
りに正確 に入力 する必要 があります。
8 章Sun Enterprise 10000
第
ドメインへの
Solaris 8
または
sys_id(1M)
9
オペレーティング環境のインストール
マニュアルペ ージを参
79
5.
sys_id (1M)
次の
ssp% sys_id -d -f \
$SSPVAR/.ssp_private/eeprom_save/eeprom.image.domain_name
コマンドを実行して、結果 をチェックします。
次の 例では、
ssp% sys_id -h 0x80a66e05 -k 49933C54C64C858CD4CF \
-f $SSPVAR/.ssp_private/eeprom_save/eeprom.image.domain_name
ssp% sys_id -d -f $SSPVAR/.ssp_private/eeprom_save/ \
eeprom.image.domain_name
IDPROM in eeprom.image.
Format = 0x01
Machine Type = 0x80
Ethernet Address = 0:0:be:a6:6e:5
Manufacturing Date = Wed Dec 31 16:00:00 1997
Serial number (machine ID) = 0xa66e05
Checksum = 0x3f
6.
テープまたはディスクに、
起動ディスクに障害が発生した場合にアクセスできるようにします。
ドメイン用の
7.
次の項目で説明するように、この時点で
SSP 上に新規ドメインを作成する
▼
49933C54C64C858CD4CF
domain_name
SSP eeprom.image
eeprom.image
ファ イルが作成でき ました。
key
が
SSP
0x80a66e05
で、
ファイルのバックアップを作成し、
に新規ドメインを構築 できます。
hostid
が
です。
1.
ユーザー
ssp
2. SUNW_HOSTNAME
名を 指定します 。
ドメ イン名 が、オペレ ーティングシステムのインストール先のドメ インのホ スト 名
に、対応 していることを確 認してください。プラットフォーム名 は、
なければ なりません。
80 Sun Enterprise 10000 SSP 3.5
として、
インストールマニュアルおよびご使用の手引き
SSP
にログインします。
変数の入力 を要求 されたら、作成するドメインのプラットフォーム
14
文字以内で
• 2002 年 5
月