Stihl STIHL MS 171, 181, 211 STIHL MS 171, 181, 211 (ja) [ja]

STIHL MS 171, 181, 211

取扱説明書2 - 44
日本語
目次
1 はじめに......................................................2
2 安全に関する重要事項................................ 3
3 反発力......................................................... 7
4 作業方法......................................................9
5 カッティング アタッチメント.................. 15
6 バーとチェンの取り付け (サイドチェン テ
ンショナ).................................................. 16
7 バーとチェンの取り付け (クイックチェン
テンショナ)...............................................17
8 ソーチェンの張り方 (サイドチェン テンシ
ョナ)..........................................................19
9 ソーチェンの張り方 (クイックチェン テン
ショナ)...................................................... 19
10 チェンの張り具合の点検.......................... 19
11 燃料...........................................................19
12 給油...........................................................20
13 チェン オイル........................................... 24
14 チェン オイルの給油.................................24
15 チェン オイルの吐出点検......................... 25
16 チェン ブレーキ........................................25
お客様各位 この度は STIHL 社の製品をお買上げいただきま
して誠に有難うございます。 この製品は、最新の製造技術と入念な品質保証処
置を施して製造されました。私共は、お客様がこ の製品を支障なく使用され、その性能に満足して いただくために最善の努力を尽くす所存でおり ます。
本製品に関してご不明な点がありましたら、お買 上げの販売店または当社カスタマーサービスに お問い合わせください。
敬具
Dr. Nikolas Stihl

1 はじめに

この取扱説明書では STIHL チェンソーは機械と 呼ばれる事もあります。

1.1 シンボル マークについて

機械に表示されているシンボル マークは、この取 扱説明書で説明されています。
機械および装置のバージョンによっては、次のシ ンボル マークが機械に表示されている場合があ ります。
燃料タンク、ガソリンとエンジン オイ ルの混合燃料
チェン オイル用タンク、チェン オイ ル
チェン ブレーキの作動および解除
コースティング ブレーキ
チェン移動方向
E マチック、チェン オイル流量調整
ソー チェンの張り
インテーク エアー バッフル:冬季作 業
インテーク エアー バッフル:夏季作 業
ハンドル ヒーティング
デコンプ バルブの作動
パージャー ポンプの作動
0000000876_033_J
元の取扱説明書
無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG 2021
0458-533-4321-E. VA0.F21.
2 0458-533-4321-E

2 安全に関する重要事項 日本語

1.2 段落の前に付いたシンボルや数
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物的損傷に対 する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対する警告。

1.3 技術改良

当社の信条として、常に自社製品の改良を心がけ ております。この理由から、製品の設計、技術、 外観が定期的に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類によっては、 本取扱説明書に記載されていない場合がありま す。
チェンソーで作業する人は、十分に休息をとり、 身体的・精神的に健康でなければなりません。 激 しい労働に耐えられない体調の方は、チェンソー の使用前にかかりつけの医師に相談してくださ い。
視界を妨げ、動作や判断を鈍らせるようなアルコ ールや薬品などを服用した状態では、チェンソー を使用しないでください。
事故やケガを避けるために、天候が悪い場合 (雨、 雪、氷、風) は作業を延期してください。
ペースメーカーを付けている方にのみ該当する 注意点: チェンソーのイグニッション システム は、微量の電磁界を発生します。 この電磁界がペ ースメーカーに干渉する場合があります。 健康 上のリスクを軽減するため、ペースメーカーを装 着された方は、パワーツールの使用前に掛かりつ けの医師またはペースメーカーの製造元に、お問 い合せください。

2.2 用途

2 安全に関する重要事項
チェンの回転が非常に速く、カッター が非常に鋭利であるため、チェンソー で作業を行うときは、人身事故の危険 を低減するために特別な安全措置が 必要です。
初めて使用するときは取扱説明書を よく読んで理解し、必要なときに見ら れるよう安全な場所に確実に保管し てください。 取扱説明書を順守しな いと生命を脅かすようなケガを負い やすくなります。

2.1 一般的な注意事項

現地の安全規制、基準、条例を遵守してくださ い。
騒音を発するパワーツールの使用が、国や地域の 規則によって規制されている場合があります。
この機械で初めて仕事をする人は: STIHL サー ビス店または経験豊富なユーザーに機械の操作 方法を教えてもらうか、その専門的な研修に参加 してください。
未成年者はチェンソーを使用しないでください。 作業場所に見物人、特に子供や動物を近づけない
でください。 他者およびその所有物に対して生じた事故また
は危険に関しては、その一切の責任をユーザーが 負います。
チェンソーを貸与または譲渡する場合は、取扱説 明書を一緒に手渡してください。 本機の使用者 が取扱説明書の記載事項に精通していることを 確認します。
この機械は樹木や木製品の切断にのみ使用して ください。
その他の用途のために機械を使用しないでくだ さい、事故の危険があります!
いかなる方法でも本機を改造しないでください。 人身への傷害の危険性を増加させることがあり ます。 承認されていないアタッチメントを使用 した際の人的傷害および物的損害に対しては当 社は一切保証を行いません。

2.3 衣服と装備

適切な防護服と装備を身に付けてください。
丈夫な素材で、身体に合い、身体の動 きを制約しない衣服を着用してくだ さい。だぶだぶな上着ではなく、切断 防止機能付きの身体にピッタリした 作業衣を着用してください。
枝、やぶ、または機械の可動部品等に引っかかる 衣服を身に付けないでください。スカーフ、ネク タイ、装身具を身に付けないでください。長髪は 結んでまとめてください(スカーフ、帽子、ヘル メット等に押し込んでください)。
適切な安全靴 - 切断防止素材が使用 され、靴底が滑らず、爪先に鋼板が 入った靴 - を履いてください。
警告
目を負傷する危険を低減するために、 EN 166 基準に準拠した確実にフィッ トする保護メガネまたはフェイスシ ールドを着用してください。保護メ
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001BA115 KN
日本語 2 安全に関する重要事項
ガネとフェイスシールドが顔のサイ ズに合っているか確認してください。
「自分専用」のイヤープロテクター - 例えば防音
用耳栓 - を着用してください。 落下物の危険がある場所では、ヘルメットを着用
してください。
耐性素材 (革等) でできた、丈夫な保護 手袋を着用してください。
STIHL 社では、作業者を保護する多様な保護装備 を販売しています。

2.4 運搬

たとえ短い距離であっても、運搬前に機械の電源 を切り、チェンブレーキを掛け、チェンガードを 取り付けます。それによりソーチェンの偶発的 な始動を防ぐことができます。
チェンソーは常にハンドルを保持し、高温のマフ ラーを身体から離し、ガイドバーを後ろ向きにし て運搬してください。重度の火傷を負わないよ う、本機の高温になった部品、特にマフラー表面 には触れないでださい。
車両で輸送する場合は、転倒、燃料漏れ、損傷を 防ぐためにチェンソーを適切に固定してくださ い。

2.5 洗浄

プラスチック製部品は、布で掃除します。 強い洗 剤はプラスチックを損傷することがあります。
機械から、汚れや泥を取り除いてください - これ には、グリース溶剤を使わないでください。
必要に応じて換気スロットを清掃します。 機械の清掃に高圧洗浄機を使用しないでくださ
い。 強い流水で機械の部品を損傷する恐れがあ ります。

2.6 アクセサリー

当社が本機での使用を承認した、または技術的に 同等の、ツール、ガイド バー、チェン、チェン
スプロケット、またはアクセサリーだけをご使用 ください。 これに関して不明な点がある場合は、 STIHL サービス店へお問い合わせください。 高 品質ツールおよびアクセサリーだけをご使用く ださい。 そうしないと、事故および本機の損傷の 恐れがあります。
当社では、STIHL 純正のツール、ガイド バー、 チェン、チェン スプロケット、およびアクセサリ ーだけをご使用いただきますようお勧めしま す。 これらは、お客様の機種およびご使用になる 性能要件に合わせて、特別に設計されています。

2.7 燃料の給油

ガソリンは非常に簡単に引火します ­火気を近づけないでください - 燃料 をこぼしたり、喫煙しないでくださ い。
燃料を給油する前にエンジンを停止してくださ い。
エンジンがまだ熱いうちは給油しないでくださ い - 燃料が流れ出て火災になることがありま す!
燃料フィラーキャップは、過剰な圧力が徐々に抜 けて、燃料が噴き出さないように、慎重に開けて ください。
給油は風通しの良い場所で行ってください。 本 機に燃料をこぼしたら直ちにふき取ってくださ い。 衣服に燃料をこぼさないでください - 汚れ た衣服は直ちに着替えてください。
機械は標準として、次のフィラー キャップを装備 することができます。
バイヨネット式フィラー キャップ (差し込みロ ック)
バイヨネット式燃料タンクキャップ (差し込みロック) は正しく差し込み、 止まるまで回してからバイヨネット を下ろしてください。
正しく締め付けられていない燃料キャップがエ ンジンの振動によって緩んで燃料が漏れる危険 を低減します。
燃料が漏れていないか注意してくだ さい! 燃料がこぼれたり漏れている 場合は、エンジンを始動しないでくだ さい - 火傷による命の危険がありま す!

2.8 始動前

チェンが正しく取り付けられ、良好な状態になっ ているかチェックします(本取扱説明書の関連項 目を参照):
燃料システムに漏れがないか点検します。特
にタンク キャップ、ホース接続部や手動燃料
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2 安全に関する重要事項 日本語
ポンプ (機械に取り付けられている) などの、目 に見える部品を特に注意深く点検します。 漏 れや損傷がある場合は、エンジンを始動しない でください - 火災の危険性があります。 再度 使用する前に、チェンソーの修理をサービス店 に依頼してください チェンブレーキや前ハンドガードが正常に作
動するか点検します ガイド バーが正しく装着されている
チェンが適切に張られている
トリガーおよびトリガー ロックアウトがスム
ーズに作動して、放すとアイドリング位置に戻 らなければなりません。 マスター コントロール レバーが、スムーズに
STOP、0 または 位置に移動できるか。 スパーク プラグ ターミナルがしっかりと差し
込まれているかチェックします - 緩んでいる 場合は火花が発生することがあり、可燃性のガ スに引火する可能性があります。 操作部や安全装置に改造を加えないでくださ
い。 チェンソーの安全な操作のため、ハンドルはオ
イルや汚れのない、乾いた清潔な状態を保ちま す。 十分の燃料とチェン オイルがタンクに充填さ
れていることを確認します。
人身事故の元となりますので、損傷したり、正し く取り付けられていないチェンソーは使用しな いでください。

2.9 チェンソーの始動

必ず平坦な場所で作業を行ってください。 常に 安定した足場を確保してください。 機械はしっ かりと保持します - チェンが床やその他の物体 と接触しないようにしてください - 回転するソ ーチェンのためにケガの危険があります。
チェンソーは一人で操作します。 他人が作業区 域内に入らないようにしてください。始動時も 同様です。
チェンが切り口にあるときは、チェンソーを始動 しないでください。
機械の給油位置から最低 3 メートル以上離れ、密 閉された場所では絶対にエンジンを始動しない でください。
始動前にチェン ブレーキでチェンをロックしま す。チェンの回転により事故の恐れがあります。
エンジンの落としがけをしないでください - 取 扱説明書に従って始動してください。

2.10 作業中

足場は常に、しっかりと安全にしてください。 剥 いだ皮が湿っているときは特に注意してくださ い - 滑る恐れがあります!
必ず両手でしっかりとチェンソーを保持してく ださい。 左利きの場合でも右手で後ハンドルを 握ります。 安全操作のため、ハンドル バーとハ ンドルをしっかり握ります。
差し迫った危険や緊急の場合、マスターコントロ ールレバーかストップスイッチを STOP、0 また は に動かして、速やかにエンジンを停止しま す。
本機を運転させたままで、本機から離れないでく ださい。
滑りやすい表面、水、雪、氷、急な斜面、でこぼ こな地面、樹皮を剥がしたばかりの樹木の上では 特に注意を払ってください。滑る恐れがありま す!
切り株、根っこ、溝に注意します。つまずく恐れ があります!
一人だけで作業しないこと - 事故があった場合 に備えて、近くに応急処置の訓練を受けた人がい て声を出せば助けに来られるようにします。 切 断作業現場での補助者も保護具(ヘルメット)を 着用し、切断された枝が当たらないところまで下 がっているようにします。
防音用耳栓を付けている場合、より大きな注意が 必要です。危険を告げる声 (叫び声、警笛など) が 聞こえにくくなるからです。
疲労が蓄積しないように、適切な時期に休息をと ってください 事故の危険があります!
本機の使用時に発生する塵埃 (おがくずなど)、気 体成分、煙は健康を害する恐れがあります。 粉塵 が発生するときは、防塵マスクを着用してくださ い。
エンジン運転中: スロットル トリガーを放して も、コースティング効果により チェンは短時間回 転し続けます。
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日本語 2 安全に関する重要事項
作業中およびチェンソーの近くでの喫煙は避け てください。火災の危険性があります! 燃料シ ステムから、発火しやすいガソリン蒸気が漏れて いる恐れがあることに、ご注意ください。
短い間隔で定期的に、および明らかな変化に気付 いたときすぐに、ソーチェンを点検します:
エンジンのスイッチを切り、ソーチェンが静止
するまで待ちます 状態および接続部がしっかりしていることを
確認します 目立ての状況を確認します
エンジンの運転中は、ソーチェンに絶対に触れな いでください。 ソーチェンに物体が挟まった場 合、物体を取り除こうとする前に、直ちにエンジ ンを停止してください - ケガの危険がありま す!
機械をそのままにして離れる場合は、必ずエンジ ンを停止してください。
ソーチェンを交換するには、エンジンのスイッチ を切ります。 エンジンが不意に始動すると、怪我 をする危険があります!
木片、樹皮、乾燥した草木、燃料など燃えやすい 素材から排気ガスや加熱されたマフラーを離し てください - 火事の危険があります! 触媒コン バータ付きマフラーは特に高温になりがちです。
チェンオイルなしでは作業をしてはいけません ­オイル タンク内のオイル量を注意します。 オイ ル タンクのオイル量が少ないときは直ちに作業 を停止し、チェン オイルを補充します - 「チェン オイルの給油」および「チェンの潤滑の点検」も 参照してください。
機械に強い衝撃が加わったり落下するなど、所定 の負荷を越える異常な負荷がかかった場合は、作 業を続ける前に、機械が良好な状態にあることを 常に確認してください - 「作業開始前」も参照し てください。
給油システムに漏れがないことを確認し、安全装 置が正しく機能していることを確認します。 機 械の動作状態が完全でない限り、絶対に継続して 使用しないでください。 はっきりしない場合は、 サービス店に点検を依頼してください。
正しくアイドリングしているか確認して、スロッ トル トリガーを放したときにソーチェンが動作 を停止するようにします。 アイドリング設定を 定期的に点検して、できるときに調整してくださ い。 アイドリング回転中にソーチェンが動き続 ける場合は、STIHL サービス店に機械の修理を依 頼してください。
チェンソーはエンジンが始動すると すぐに、有毒な排気を発生します。 こ のガスは、無臭で目に見えないことが あり、未燃焼の炭化水素とベンゼンを
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溝、くぼ地、あるいは狭い場所で作業する時に は、適切な換気を確保してください - 有毒ガスを 呼吸することによる命の危険があります!
気分が悪くなったり、頭痛、視界が狭くなるなど 視力の障害、聴力の障害、めまい、集中力の低下 などを感じたら、即座に作業を停止してくださ い。 濃度の高い排気ガスを吸い込むことで、これ らの症状が現れることがあります - 事故の恐れ があります!

2.11 作業後

エンジン切り、チェンブレーキをかけ、チェン ガ ードを取り付けます。

2.12 保管

機械を使用しない時は、他人に危険が及ばないよ うに保管します。 不正な使用ができないよう、機 械を固定します。
機械を安全な乾燥した部屋に保管してください。

2.13 振動

チェンソーを長時間使用した場合には、振動の影 響により手の血行不良が生じることがあります (「白ろう病」)。
以下をはじめ、多くの事柄が影響するため、一般 的な使用時間の設定は不可能です。常に各国の 安全規制、基準、条例をお守りください。
以下の対策をとると使用時間を延長できます:
– –
以下の場合には使用時間を短くします:
– –
機械を日常的に長時間使用したり、該当する症状 (指のしびれ等)が繰り返し発症する時は、医師に よる診断をお薦めします。上記のいずれかの症 状が現れたら(指が疼くなど)、医師にご相談くだ さい。 

2.14 整備と修理

修理、清掃または整備作業およびチェンに対して 作業を行う前に必ずエンジンを切ります。 エン ジンが不意に始動すると、怪我をする危険があり ます!
含んでいることがあります。 室内や 換気状態の悪い場所では、絶対に機械 を使用しないでください。触媒コン バータが装着されている機種でも同 様です。
手の防護(暖かい手袋) 休憩を取りながら作業する
血行不良の特殊体質 (症状:指が頻繁に冷たく なる、指が疼く)。 低い外気温。 ハンドルを掴む力の強さ (掴む力が強いと血行 が低下します)。
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3 反発力 日本語

例外: キャブレター調整およびアイドリング ス ピード調整時は、このかぎりではありません。
本機は定期的に整備する必要があります。 取扱 説明書に書かれている整備や修理だけを行って ください。 その他すべての作業は、販売店に依頼 してください。
当社では、整備や修理を STIHL 認定サービス店 だけに依頼されることをお勧めします。 STIHL 販売店では定期的にトレーニングを受け、適切な 技術情報の提供を受けています。
高品質のスペアパーツのみを使用します。 そう しないと、事故および本機の損傷の恐れがありま す。 これに関して不明な点がある場合は、STIHL サービス店へお問い合わせください。
いかなる方法でも本機を改造しないでください。 人身への傷害の危険性を増加させることがあり ます - 事故の危険があります!
スパーク プラグ ターミナルを取り外したり、ス パーク プラグを緩めたまま、スターターでエンジ ンを始動すると、シリンダー外部でイグニッショ ン スパークが生じて火災の危険があるので、その 前にマスター コントロール レバーを STOP、0 または に移動してください。
火気の近くで調整したり保管しないでください ­燃料を搭載していますので、火災の恐れがありま す。
燃料キャップがしっかり閉まっていることを、定 期的に点検してください。
欠陥のない、当社が承認したスパークプラグのみ を使用します - 「技術仕様」を参照してくださ い。
イグニッション ケーブルに異常がないこと(絶縁 状態、接続の確実性)を確認してください。
マフラーに問題が無いことを確認してください。 破損したマフラーを取付けたまま、あるいはマフ
ラーがないまま、本機を使用しないでください。 火災の恐れや聴力への害があります!
絶対に加熱されたマフラーに触れないでくださ い - 火傷の危険があります!
防振装置の状態は振動動作に影響します - 防振 装置を定期的に点検してください。
チェン キャッチャーを点検してください。破損 している場合は交換します。
エンジンを停止します
チェンの張りの点検
チェンの張り直し
チェンの交換
不具合の修正
目立てに関する注意事項を守ってください。安 全にかつ正しく取り扱うため、チェンとガイド バ ーを完全な状態に保持します。 正しく目立てを して、張りを調整し、十分に潤滑する必要があり ます。
チェン、ガイドバー、チェンス プロケットを適切 な時期に交換します。
クラッチ ドラムの動作状態が完全であることを 定期的に確認してください。
燃料とチェンオイルを指定された容器でのみ保 存し、正しくラベル付けします。 光および日光か ら保護された、乾燥した、涼しい、安全な場所に 保管します。
チェン ブレーキに不具合が発生した場合、機械を 即座に停止します。ケガの危険があります! STIHL サービス店にお問い合わせください - 不 具合が改善されるまで、機械を使用しないでくだ さい。「チェン ブレーキ」の項を参照してくださ い。
3 反発力
切断中に生じる最も一般的な反発力は、キックバ ック、プッシュバック、プルインです。

3.1 キックバックの危険

キックバックによって重傷や致命傷 を負うおそれがあります。
キックバックとは、次のような状況下で、チェン ソーが制御できない状態で作業者に向かって唐 突に跳ね返ってくる現象を指します。
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001BA257 KN
001BA037 KN
A
001BA038 KN
B
日本語 3 反発力
必ず適切に目立てされ、張りが適正なチェンを
3.2 キックバックが発生しやすい状
使用して作業を行います。デプスゲージの設 定が大きすぎないか確認してください。 キックバックを低減するソーチェンや、先端径
が小さいガイドバーを使用してください。

3.5 プルイン (A)

ガイドバー先端の上部 1/4 部分を意図せずに
樹木や硬い物体に接触させた (例えば、枝払い 中に別の樹木に偶発的に接触した場合)。 切断中にガイドバー先端部でチェンが切り口
に挟まれた。
3.3 クイックストップチェンブレー
キ:
この機能は、一定の状況下でケガの危険を低減し ますが、キックバック自体を防ぐことはできませ ん。作動すると、ソーチェンがチェンブレーキに よって瞬時に停止します。 この取扱説明書の「ソーチェン」の項を参照して ください。
プルインは、作業中にバー底部のチェンが突然、 樹木に挟まったり、引っかかったり、樹木内の異 物に当たったりしたときに発生します。チェン の反動によりチェンソーが前方に引かれます。 この危険を低減するために、必ずバンパースパイ クを樹木や枝に確実に当ててください。

3.6 プッシュバック (B)

3.4 キックバックの危険を低減する
には
慎重に作業し、キックバックが起こるおそれが
ある状況を避けます。 チェンソーを両手で確実に保持し、ハンドルを
着実に握ります。 常にフルスロットルで切断します。
常にガイドバー先端部の位置に注意を払いま
す。 バーの先端では切断しないでください。
チェンが挟まれるおそれがあるため、細くて固
い枝には特に注意してください。 絶対に一度に数本の枝を切断しないでくださ
い。 腕を伸ばしすぎないでください。
肩の高さより上にあるものを切断しないでく
ださい。 途中まで切断した樹木を再度切断するときは、
十分に注意してガイドバーを切り口に入れて ください。 経験がない場合は、突っ込み切りは行わないで
ください。 丸太が動いたり、他の力が加わったりして切り
口が閉じ、チェンが挟まるおそれがあるため、 注意してください。
プッシュバックは、作業中にバー上部のチェンが 突然、樹木に挟まったり、引っかかったり、樹木 内の異物に当たったりしたときに発生します。 チェンの反動により、チェンソーが作業者の方に まっすぐに跳ね返ってきます。この危険を防ぐ には、:
ガイドバーの上部が挟まる可能性がある状況
に注意してください 切り口の中でガイドバーをねじらないでくだ
さい。

3.7 特に注意が必要な状況

傾いた樹木
他の樹木の間の作業がしにくい場所に落下し、
張力が加わっている樹木 風倒木エリアでの作業
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001BA082 KN
001BA033 KN

4 作業方法 日本語

こうした状況ではチェンソーを使用せずに、滑車 装置、ケーブルウインチ、牽引装置などを使用し てください。
露出している、障害物が絡まっていない樹木を引 き出します。障害物のない場所で切断作業を行 ってください。
枯れ木 (乾燥したり、朽ち果てたり、腐食したり している樹木) の切断には想定外の危険がありま す。危険の程度を識別することは、不可能ではな いにせよ、容易ではありません。そうした場合 は、ケーブルウインチや牽引装置などの補助用の 機器を使用してください。
道路、鉄道、電線などの近くで伐倒作業を行う場 合は、特に注意してください。必要に応じて警 察、電力会社、鉄道会社に作業を通知してくださ い。
4 作業方法
すべての関連作業(突っ込み切り、枝払いなど) を含む、切断および伐採作業は、特別に教育を受 けトレーニングを受けた作業者のみが行うこと ができます。 チェンソーを使い慣れていない作 業者はこのような作業をしてはいけません。事 故の危険性が増します!
伐採作業を行う際は、伐採技術に関する国別の法 律を遵守する必要があります。

4.1 鋸断

始動(スロットルロック)ポジションでは切断作業 を行わないでください。このポジションでは、エ ンジン回転数を調整できません。
冷静かつ慎重に作業を行ってください。日中の 視界が十分なとき以外は作業を行わないでくだ さい。他者に危険が及ばないか確認し、常に注意 を怠らないでください。
初めてのユーザーには、木挽台で丸太を切断する 練習をお勧めします。「細い木の切断」を参照し てください。
できる限り短いガイドバーを使用します。組み 合わせが適切で、お使いのチェンソーに適合する チェン、ガイドバー、チェンスプロケットを使用 してください。
身体がカッティングアタッチメントに触れない 位置にチェンソーを位置決めします。
必ずチェンを回転させた状態でチェンソーを切 り口から引き抜いてください。
チェンソーは切断の目的にのみ使用してくださ い。枝、根、他の物体をこじり上げたり、掘り起 こしたりする用途向けには設計されていません。
垂れ下がっている枝を下側から切断しないでく ださい。
低木や若木の場合は、注意してください。枝がチ ェンソーによってすくい上げられ、作業者へ向か って跳ね返る可能性があります。
裂けた樹木の切断時は注意してください。木片 が飛散してケガをするおそれがあります!
チェンソーを異物に接触させないよう注意して ください。石やクギなどが飛散し、ソーチェンが 損傷するおそれがあります。チェンソーが偶発 的にキックバックすることがあります - 事故が 起きる危険があります!
回転中のソーチェンが石や他の硬い物体に当た ると、火花が発生し、特定の条件下で燃えやすい 物質が引火するおそれがあります。特に乾燥し た高温の気候下では、枯れた植物や茂みも引火し ます。火災の危険がある場合は、燃えやすい物 質、乾燥した植物、低木の付近でチェンソーを使 用しないでください。火災が生じる危険性の最 新情報に関して、必ず管轄の森林管理事務所にお 問い合わせください。
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1
001BA151 KN
2
1
001BA152 KN
2
001BA189 KN
日本語 4 作業方法
斜面では、幹の山側に立ちます。切り落とした幹 が転がって落下する危険に備えてください。
高所で作業する場合:
常にリフトバケットから作業します。
はしごや枝に乗っている間は、絶対に本機を使
用しないでください 足場が不安定な場所では絶対に作業を行わな
いでください。 肩の高さより上にあるものを切断しないでく
ださい。 本機は絶対に片手で使用しないでください
チェンソーをフルスロットルにして切断を開始 し、バンパースパイクを樹木に確実に当て、切断 を続行します。
チェンソーによって前方に引き込まれ、バランス を失なうことがあるため、バンパースパイクなし では絶対に作業を行わないでください。常にバ ンパースパイクを樹木や枝に確実に当ててくだ さい。
切断が完了すると、チェンソーは切り口内でカッ ティングアタッチメントによって支持されなく なります。作業者がチェンソーの重量を支える 必要があります。制御できなくなる危険があり ます!
細い樹木の切断:
丈夫で安定したサポート (木びき台) を使用し
ます。 樹木を脚や足で抑えないでください。
助手に樹木を保持してもらうなどの方法では
絶対に作業を行わないでください。
枝払い
キックバックの少ないチェンを使用してくだ
さい。 可能な限りチェンソーを確実に支えて作業を
行ってください。 幹の上に立って枝払いしないでください。
バーの先端では切断しないでください。
張力のかかっている枝に注意してください。
絶対に一度に数本の枝を切断しないでくださ
い。
張力がかかった状態で横たわっているか、立って いる樹木:
必ず正しい順序 - 最初に圧縮された側 (1)、次に 張力がかかっている側 (2) - で切断し、キックバ ックやカッティングアタッチメントが切り口に 挟まる危険性を回避します - ケガをする危険が あります!
► 圧縮がかかっている側に負荷軽減カットを入
れます(1)。
► 張力がかかっている側を玉切りします(2)。 下から上に向けて玉切りするとき (下側切断) は、
プッシュバックに注意してください。
注記
ソーチェンが損傷するため、地面に横たわってい る樹木を地面に触れている位置で切断しないで ください。
縦引き:
バンパースパイクを使用せずに切断する技術で、 プルインのおそれがあります。ガイドバーをで きるだけ浅い角度にして切り込みます。特に慎 重に作業を行ってください。キックバックが生 じる危険が高まります!
10 0458-533-4321-E
001BA088 LÄ
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1
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1
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001BA040 KN
B
B
001BA146 KN
001BA271 KN
C
C
4 作業方法 日本語
工具や機器を安全な距離を隔てた場所に置き、

4.2 伐倒の準備

伐倒エリア内に誰もいないことを確認します ­助手は例外です。
倒木で事故が生じないよう注意してください ­警告の掛け声がエンジン音でかき消されること があります。
伐倒する樹木から最低でも 2.5 本分の距離を確 保してください。
伐倒方向と退避路の決定 木立の中で樹木を倒す隙間を選びます。 特に次の点に注意してください:
自然に傾いている樹木
異常に枝が茂った樹木、非対称に成長した樹
木、樹木の損傷 風向と風速 - 強風時は伐倒作業を中止してく
ださい 傾斜方向
隣接する樹木
雪の荷重
樹木の全般的な状態を考慮します - 幹の損傷
または枯れ木 (もろくなったり、腐ったり、し おれたりした樹木) には特に注意してください
退避路には置かないでください 伐倒時は、必ず倒れる幹の脇に立ち、横方向を
退避路に沿って後退します 傾斜面では、斜面に対して平行に退避路を設け
ます 退避路を通って避難する際には、落下する枝と
樹頭に注意してください。
根本の作業エリアの準備
まず、樹木の根本と作業エリアからじゃまにな
る枝や茂みを取り除き、安定した足場を確保し ます。 幹の下部から慎重に障害物を取り除きます (例
えば斧等を使用します) - 砂、石、他の異物はソ ーチェンの切れ味を低下させます
最大の根張りを取り除きます:樹木が健全な状
態な場合に限り、まず垂直に切断し、次に水平 に切断して最大の根張りを先に取り除きます

4.3 受け口

受け口の準備
受け口 (C) によって伐倒方向が決まります。 重要:
伐倒方向に直角の受け口を作ります
A 伐倒方向 B 退避路 (退避経路)
それぞれの作業者の退避路を設定します - 木
が倒れる方向の反対側約 45° 斜め方向にしま す 退避路を掃除し、障害物を取り除きます
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できるだけ地面の近くを切断します
幹の直径の 1/5 から 1/3 の深さまで切り込み
ます
001BA153 KN
001BA153 KN
001BA150 KN
001BA259 KN
G
E
C
C
Ø
1/10
日本語 4 作業方法
カバーおよびファンハウジングの照準線を利用

4.4 隅切り

して伐倒方向を決定する
繊維が長い軟材を隅切りすると、樹木が倒れると
きに辺材が裂けにくくなります。幹の両側の受 このチェンソーには、カバーとファンハウジング に照準線が設けられています。その照準線を使 用してください。
受け口を作る 受け口を作るときは、切り込みが伐倒方向と直角
になるようにチェンソーの位置を合わせます。 下部 (水平) の切断と上部 (角度付き) の切断で受
け口を作成するためのさまざまな手順がありま
け口の下部と同じ高さで、幹の直径の約 1/10 の
深さの切り込みを入れます。幹が太い樹木の場
合、切り込み深さはガイドバーの幅以下にしま
す。
病気の樹木は、隅切りしないでください。

4.5 伐倒の基本情報

基本寸法
す - 伐倒技術に関する国の規制を遵守してくだ さい。 ► 下部 (水平) 切断を行います ► 下部切断面まで約 45°‑ 60°で上部 (角度付き)
切断を行います。
伐倒方向の確認
受け口 (C) によって伐倒方向が決まります。
つる (D) は伐倒の際にちょうつがいのように作
用し、木が倒れるのをコントロールする助けとな
ります。
つるの幅:幹の直径の約 1/10
伐倒中は絶対につるを切断しないでください -
► チェンソーのガイドバーを受け口の下部に差
し込みます。照準線が予定した伐倒方向に向 く必要があります - 必要に応じて再び受け口 を切り、伐倒方向を修正します。
切断すると、計画しなかった方向に木が倒れま す - 事故が起きる危険があります! 腐っている樹木の場合は、つるを広く残します
樹木は追い口 (E) によって伐倒されます。
水平に切り込みます。
受け口 (C) 下部から幹の直径の 1/10 (少なく
とも 3 cm) だけ高い位置に追い口を作ります。
追いづる (F) または追いづる (安定化) (G) は、樹
木を保持し、木が想定よりも早く倒れるのを防ぐ
のに役立ちます。
追いづるの幅:幹の直径の約 1/10 - 1/5
追い口切りの際には、追いづるに切り込まない
でください
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001BA269 KN
3.
1.
2.
001BA270 KN
001BA260 KN
001BA261 KN
1.
2.
4 作業方法 日本語
腐っている樹木の場合は、追いづるを広く残し
ます
突っ込み切り
玉切り時の負荷軽減カット
彫刻
使用しないでください。鉄製クサビはソーチェ
ンに重大な損傷を与え、危険なキックバックを発
生させるおそれがあります。
幹の直径と切り口の幅 (追い口 (E) の幅に近い)
に応じて適切な伐倒用クサビを選択します。
伐倒用クサビの選択 (適切な長さ、幅および高さ)
については、STIHL サービス店にご相談くださ
い。

4.6 適切な伐倒方法の選択

適切な伐倒方法の選定も、伐倒方向と退避路を決
定するときに考慮すべき樹木の特性に依存しま
す。
そうした特性にはさまざまな要素があります。 ► 低キックバックソーチェンを使用し、慎重に作
業を行います
1.
キックバックが生じる危険があるため、ガイド バーノーズの下部を当てて切断を開始します ­上部は使用しないでください。切り目の深さが ガイドバーの幅の 2 倍になるまで全速で切断し ます。2.突っ込み切り位置に機械を慎重に差し 込みます。キックバックやプッシュバックが生 じる危険があります!3.慎重に突っ込み切りを 行います。プッシュバックが起きる危険があり ます。
本書では、最も一般的な二種類の特性だけを取り 上げます:
左側: 通常の樹木 - 均一な頭頂部を持つ、垂
直にまっすぐな樹木
右側: 傾いた樹木 - 頭頂が伐倒方向に向い
ている樹木

4.7 追いづるを使用した伐倒 (標準 的な樹木)

A) 細い幹
可能ならば突っ込み切り照準線を使用してくだ さい。突っ込み切り照準線とガイドバーの上部/ 下部を平行にします。
突っ込み切り中、突っ込み切り照準線はつるを平 行にする (あらゆる箇所で同じ厚さを保つ) のに 役立ちます。そのためには、突っ込み切り照準線 を受け口の会合線に平行になるよう導きます。
伐倒用クサビ 伐倒用クサビはできるだけ早く (チェンソーを制
御するのに邪魔にならなくなった時点ですぐに) 挿入します。伐倒用クサビを追い口に入れ、適切 な工具で押し込みます。
アルミニウム製またはプラスチック製の伐倒用 クサビのみを使用してください - 鉄製クサビは
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幹の直径がチェンソーの切断長より短いときは、 以下の方法で伐倒します。
周囲に大声で警告してから伐倒を開始してくだ さい。
001BA273 KN
3.
001BA263 KN
4.
5.
1.
2.
3.
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6.
001BA265 KN
1.
2.
日本語 4 作業方法
► 追い口 (E) を突っ込み切りします - ガイドバ
ーを完全に突っ込みます。
► つるの後にバンパースパイクをかみ合わせ、旋
回軸として使用します - チェンソーの移動を 最小限に抑えます。
► つるまで追い口を作ります (1)。
つるには切り込まないでください
► 追いづるまで追い口を作ります (2)。
追いづるには切り込まないでください。
必ず最初の追い口と同じ高さで反対側の追い口 を作ります。 ► 突っ込み切りで追い口を作ります。 ► つるまで追い口を作ります (4)。
つるには切り込まないでください
► 追いづるまで追い口を作ります (5)。
追いづるには切り込まないでください。
► 伐倒用クサビを差し込みます (6)。
► 伐倒用クサビを差し込みます (3)。 樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に大声で警告
してください。 ► 追い口と平行に追いづるを切り込みます。両
腕を完全に伸ばしてください。
B) 太い幹 幹の直径が機械の切断長よりも長いときは、以下
の方法で伐倒します。
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に大声で警告 してください。 ► 追い口と平行に追いづるを切り込みます。両
腕を完全に伸ばしてください。

4.8 追いづるを使用した伐倒 (傾い た樹木)

A) 細い幹 幹の直径がチェンソーの切断長より短いときは、
以下の方法で伐倒します。
周囲に大声で警告してから伐倒を開始してくだ さい。 ► バンパースパイクを追い口と同じ高さでかみ
合わせ、旋回軸として使用します - チェンソー の移動を最小限に抑えます。
► ガイドバーの先端をつるの手前で木材に食い
込ませます (1) - チェンソーを完全に水平に導 き、できるだけ広く回転させます。
► つるまで追い口を作ります (2)。
つるには切り込まないでください
► 追いづるまで追い口を作ります (3)。
追いづるには切り込まないでください。
幹の反対側でも追い口を作る必要があります。
► 反対側に抜けるまで幹を突っ込み切りします。 ► つるに向かって追い口 (E) を作ります (1)。
水平に切り込みます。
つるには切り込まないでください
► 追いづるに向かって追い口を作ります (2)。
水平に切り込みます。
追いづるには切り込まないでください。
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001BA266 KN
001BA267 KN
1.
2.
3.
4.
5.
6.
001BA268 KN
001BA248 KN
1
2
3
a

5 カッティング アタッチメント 日本語

樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に大声で警告 してください。 ► 腕を完全に伸ばした状態で、外側から下向きに
追いづるを切断します。
B) 太い幹
樹木が倒れる直前にもう一度、周囲に大声で警告 してください。 ► 腕を完全に伸ばした状態で、外側から下向きに
追いづるを切断します。
5 カッティング アタッチメ
ント
カッティング アタッチメントは、ソーチェン、ガ イドバー、チェン スプロケットで構成されていま す。
標準仕様のカッティング アタッチメントはチェ ンソーに合致するように設計されています。
樹木の直径がガイドバーの長さを上回っている ときは、以下の方法で伐倒します。 ► 追いづるの後ろ側にバンパースパイクを当て、
旋回軸として使用します - 不必要にチェンソ ーの位置を変えないでください。
► ガイドバーノーズをつるの手前の切り口に入
れます - チェンソーを水平に保持し、できるだ け遠くへ旋回させます (1)。
追いづるやつるには切り込まないでくださ
い。
► つるまで追い口を作ります (2)。
つるには切り込まないでください
► 追いづるまで追い口を作ります (3)。
追いづるには切り込まないでください。
幹の反対側でも追い口を作る必要があります。 必ず最初の追い口と同じ高さで反対側の追い口
を作ります。 ► つるの後にバンパースパイクをかみ合わせ、旋
回軸として使用します - チェンソーの移動を 最小限に抑えます。
► ガイドバーの先端を追いづるの手前で木材に
食い込ませます (4) - チェンソーを完全に水平 に導き、できるだけ広く回転させます。
► つるまで追い口を作ります (5)。
つるには切り込まないでください
► 追いづるまで追い口を作ります (6)。
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追いづるには切り込まないでください。
ソーチェン (1) のピッチ (t) を、チェンスプロ
ケットやローロマチックガイドバーのノーズ スプロケットのピッチと適合させてください。 ソーチェン (1) のドライブ リンク ゲージ (2)
はガイドバー (3) の溝幅と一致させてくださ い。
適合しないコンポーネントを使用すると、カッテ ィング アタッチメントは短時間使用しただけで 修理不可能なほどに破損してしまうことがあり ます。
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