
KM 56 R
取扱説明書2 - 18

日本語
目次
1 コンビツール.............................................. 2
2 はじめに......................................................2
3 使用上の注意および作業方法..................... 3
4 承認されたコンビツール............................ 6
5 ループ ハンドルの取り付け........................7
6 吊り下げ用リング....................................... 8
7 燃料.............................................................8
8 給油.............................................................9
9 エンジンの始動と停止.............................. 10
10 作業中の注意事項..................................... 12
11 エアーフィルターの掃除.......................... 12
12 キャブレターの調整..................................13
13 スパーク プラグ........................................13
14 エンジンの動作.........................................14
15 機械の保管................................................ 14
16 整備表....................................................... 15
17 磨耗の低減と損傷の回避.......................... 15
18 主要構成部品............................................ 16
19 技術仕様....................................................16
20 整備と修理................................................ 17
21 廃棄...........................................................17
22 EC 適合証明書.......................................... 17
23 UKCA 適合宣言.........................................18
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げいただきま
して誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な品質保証処
置を施して製造されました。私共は、お客様がこ
の製品を支障なく使用され、その性能に満足して
いただくために最善の努力を尽くす所存でおり
ます。
本製品に関してご不明な点がありましたら、お買
上げの販売店または当社カスタマーサービスに
お問い合わせください。
敬具
必ず両方の取扱説明書を読み、内容を理解してか
らパワーツールの使用を開始し、取扱説明書は以
後の参照用に安全な場所に保管してください。
2 はじめに
2.1 シンボルマークについて
機械に表示されているシンボルマークの意味は、
本取扱説明書に説明されています。
対象の機種によっては、以下のシンボルマークが
機械に表示されている場合があります。
燃料タンク、ガソリンとエンジンオイ
ルの混合燃料
デコンプバルブの操作
手動燃料ポンプ
手動燃料ポンプの操作
グリースチューブ
インテークエアー: 夏季作業
インテークエアー: 冬季作業
ハンドルヒーター
2.2 段落の前に付いたシンボルや数
字
警告
0000000933_028_J
元の取扱説明書
無塩素漂白紙使用
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物的損傷に対
Dr. Nikolas Stihl
1 コンビツール
STIHL コンビシステムでは、パワーツールとして
さまざまなコンビエンジンやコンビツールを組
み合わせることができます。本取扱説明書では、
コンビエンジンとコンビツールで構成される本
体一式をパワーツールと呼びます。
そのため、パワーツールにはコンビエンジン用と
コンビツール用の各取扱説明書が必要です。
2 0458-540-4321-D
する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対する警告。
2.3 技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改良を心がけ
ております。この理由から、製品の設計、技術、
外観が定期的に改良される場合があります。
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG 2022
0458-540-4321-D. VA0.B22.

3 使用上の注意および作業方法 日本語
このため、変更、修正、改良の種類によっては、
本取扱説明書に記載されていない場合がありま
す。
3 使用上の注意および作業方
法
パワーツールを使用するときは、特別
な安全上の注意事項を遵守する必要
があります。
初めて本機を使用する前に、両方の取
扱説明書 (コンビエンジンおよびコン
ビツール) を注意深くお読みになり、
必要な時に見られるよう確実に保管
してください。取扱説明書の記載事
項を遵守しないと、重傷または致命傷
さえも負うことがあります。
現地で適用される安全規制 (業界団体、社会保険
機関、労働安全局等が定める規定) にすべて従っ
てください。
本機を初めて使用する場合:STIHL サービス店ま
たは他の経験豊富なユーザーに機械の操作法を
教わるか、専門的な研修に参加してください。
未成年者には絶対に本機を使用させないでくだ
さい。ただし、監督下で作業を進める 16 歳以上
の訓練生は例外です。
子供、動物、見物人を近付けないでください。
機械を使用しないときは、他人に危険が及ばない
よう配慮して下に置いてください。機械が無断
で使用されないよう対策を講じてください。
第三者の事故や負傷またはその所有物の損壊を
防止することは、使用者の責任です。
機械は、当該機種とその操作を熟知している人以
外には譲渡したり、貸与したりしないでくださ
い。必ずコンビエンジンとコンビツールの取扱
説明書を本機と共に手渡してください。
騒音を発する機械の使用が、国や地域の規則によ
って特定の時間帯に制限されている場合があり
ます。
機械の操作者は、十分に休息を取り、身体的・精
神的に健康でなければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方は、かかりつ
け医に相談してから機械を使用してください。
ペースメーカー着用者向けの注意点:本機のイグ
ニッションシステムは微弱な電磁界を発生しま
す。その電磁界がペースメーカーに干渉する場
合があります。健康上のリスクを低減するため
に、STIHL 社ではペースメーカー着用者にかかり
つけ医やペースメーカー製造業者に相談される
ことをお勧めしています。
動作を鈍らせるアルコール、薬物、薬剤を服用し
た状態では、本機を使用しないでください。
パワーツールは、お使いになるコンビツールの取
扱説明書に記載されている用途にだけ使用して
ください。
本機を他の目的に使用しないでください - 事故
が起きる危険があります!
機械が損傷するおそれがあるため、コンビエンジ
ンは必ずコンビツールを適切に取り付けて使用
してください。
STIHL 社が本パワーツールに使用することを明
確に承認したか、仕様が同等のコンビツールとア
クセサリーだけを使用してください。「承認され
たコンビツール」の項をよくお読みください。ご
不明な点は、サービス店にお問い合わせくださ
い。事故や本機の損傷を防ぐために、高品質の部
品とアクセサリーのみを使用してください。
STIHL 社では、STIHL 純正の交換部品とアクセサ
リーの使用をお勧めしています。そうした純正
品は製品に適合し、お客様の性能要件を満たすよ
うに特別に設計されています。
いかなる方法であれ、絶対に本パワーツールを改
造しないでください。負傷する危険性が高まる
おそれがあります。STIHL 社は、承認されていな
いアタッチメントを使用した際のケガや物的損
害に対して一切法的責任を負いません。
本パワーツールの清掃に高圧洗浄機を使用しな
いでください。強力な水の噴流が、本機の部品を
損傷するおそれがあります。
3.1 衣服と装備
適切な防護服と装備を身に付けてください。
木々、茂み、機械の可動部品に絡まる
おそれがある衣服は着用しないでく
ださい。スカーフ、ネクタイ、装身具
は身に付けないでください。長髪は
結び、肩よりも高い位置でまとめてく
ださい。
使用するコンビツールの取扱説明書の「衣服と装
備」に記載されている注意事項も参照してくださ
い。
0458-540-4321-D 3

日本語 3 使用上の注意および作業方法
燃料システム、特に燃料タンクキャップ、ホー
3.2 機械の運搬
必ずエンジンを切ってください。
車両輸送:転倒、損傷、燃料漏れを防ぐためにパ
ワーツールを適切に固定してください。
使用するコンビツールの取扱説明書の「機械の運
搬」に記載されている注意事項も参照してくださ
い。
3.3 給油
ガソリンは可燃性が極めて高い液体
です。火気を近付けないでください。
燃料をこぼさないでください。喫煙
しないでください。
必ずエンジンを切ってから給油してください。
エンジンが高温のときは給油しないでください -
燃料がこぼれ、火災が生じる危険があります。
タンク内の高圧が徐々に抜け、燃料が噴き出さな
くなるよう、燃料キャップは慎重に開けてくださ
い。
必ず換気の良い場所で給油してください。燃料
がこぼれたときは、直ちに機械を清掃してくださ
い - 燃料が衣服にはね飛ばないよう注意してく
ださい。燃料が衣服に付着したときは、速やかに
着替えてください。
給油後は、スクリュー式燃料キャップ
をできるだけしっかりと閉めてくだ
さい。
確実に閉めると、燃料タンクキャップがエンジン
の振動によって緩むか外れ、大量の燃料が漏れ出
す危険が低減されます。
漏れの有無を確認します。燃料が漏れている場
合はエンジンを始動しないでください - 重度の
火傷または致命的な火傷を負うおそれがありま
す!
3.4 作業開始前
パワーツールが適切に組み立てられ、正常な状態
になっているか点検します。本取扱説明書の関
連する章を参照してください:
–
スコネクター、手動燃料ポンプ (手動燃料ポン
プ付きの機械のみ) 等の目視が可能な部品が漏
れていないか点検します。漏れや損傷を発見
した場合は、エンジンを始動しないでください
- 火災が起きる危険があります!サービス店で
機械を修理してから再使用してください。
組み合わせが承認されているカッティングア
–
タッチメント、デフレクター、ハンドルおよび
ハーネスのみを使用してください。すべての
部品は、適正かつ確実に組み立てられている必
要があります。
停止スイッチは容易に 0 の位置に移動できな
–
ければなりません。
チョークレバー、スロットルトリガー、スロッ
–
トルトリガーロックアウトがスムーズに作動
するか点検します。スロットルトリガーは自
動的にアイドリング位置に戻らなければなり
ません。スロットルトリガーロックアウトと
スロットルトリガーを握ると、チョークレバー
が g と < の位置から運転位置 F に戻らなけ
ればなりません。
スパークプラグターミナルがしっかりと差し
–
込まれているか点検します。緩んでいる場合
は火花が発生し、可燃性のガスに引火し、火災
が発生するおそれがあります!
絶対に操作部や安全装置を改造しないでくだ
–
さい。
ハンドルは乾いた清潔な状態 (オイルや汚れが
–
付着していない状態) に保ちます。これは、機
械を安全に操作するために重要です。
ハーネスとハンドルを身長や手の長さに合う
–
よう調整します。
負傷事故が生じる危険を低減するために、損傷し
たパワーツールや適切に組み立てられていない
パワーツールは使用しないでください!
ハーネス使用時の緊急事態に備えるために:本機
を素早く地面に降ろす練習をします。機械が損
傷するおそれがあるため、この練習中に本機を地
面に投げ降ろさないでください。
使用するコンビツールの取扱説明書の「始動前」
に記載されている注意事項も参照してください。
3.5 エンジンの始動
給油場所から 3 m 以上離れた場所でエンジンを
始動します。屋外に限ります。
パワーツールを屋外の安定した地面に置きます。
バランスと安定した足場を確保してください。
パワーツールをしっかりと保持します。エンジ
ン始動時に作動するおそれがあるため、アタッチ
メントを地面や他の障害物に接触させないでく
ださい。
4 0458-540-4321-D

3 使用上の注意および作業方法 日本語
負傷する危険を低減するために、アタッチメント
に触れないでください。
エンジンの落としがけをしないでください。取
扱説明書に従って始動してください。スロット
ルトリガーを放しても、アタッチメントはしばら
く作動し続けます。フライホイール効果による
ものです。
アイドリング回転数の設定を確認します:アタッ
チメントは、スロットルトリガーを放し、エンジ
ンがアイドリング中のときは、作動してはいけま
せん。
燃えやすい物 (木屑、樹皮、枯れ草、燃料等) は高
温の排気ガスや高温のマフラー表面に近付けな
いでください。火災が生じるおそれがありま
す!
使用するコンビツールの取扱説明書の「エンジン
の始動」に記載されている注意事項も参照してく
ださい。
3.6 機械の保持と操作
必ず両手でパワーツールのハンドルをしっかり
と保持します。
バランスと安定した足場を確保してください。
ループハンドルを左手で、コントロールハンドル
を右手で握ります。左利きでも同様です。
3.7 作業時
危険が差し迫っている場合や緊急時は、速やかに
エンジンを切ってください。停止スイッチを 0
の位置に動かしてください。
スロットルトリガーを放したときにアタッチメ
ントが確実に停止するためには、エンジンを適正
なアイドリング回転数に調整することが重要で
す。アイドリング中もコンビツールが作動する
場合は、販売店店に適切な調整または修理を依頼
してください。定期的にアイドル回転数の設定
を点検し、修正してください。STIHL 社では、こ
の作業を STIHL サービス店で実施されることを
お勧めしています。
イヤープロテクターを着用している場合は、危険
を告げる声 (叫び声、警笛等) が聞こえにくくなる
ため、通常よりもさらに注意が必要です。
疲労を感じたときは休憩を取ってください – 事
故が起こるおそれがあります!
冷静かつ慎重に作業を行ってください - 日中の
視界が十分なとき以外は作業を行わないでくだ
さい。慎重に作業を進め、他者に危険が及ぼない
よう配慮してください。
パワーツールは、コンビツールの取扱説明書に明
記されている用途だけに使用してください。
エンジンが始動するとすぐに、パワー
ツールから有毒な排気ガスが発生し
ます。排気ガスは無臭で目に見えな
い場合があり、未燃焼の炭化水素とベ
ンゼンが含まれているおそれがあり
ます。屋内や換気状態の悪い場所で
は、絶対にエンジンをかけないでくだ
さい。触媒コンバータが装着されて
いる機種でも同様です。
有毒ガスを吸い込んで重症または致命傷を負う
危険を低減するために、溝、くぼ地、他の狭い場
所での作業時は、適切に換気してください。
事故が生じる危険を低減するために、吐き気、頭
痛、視覚障害(視野狭窄等)、聴覚障害、めまい、
注意散漫の症状が生じた場合は、直ちに作業を中
止してください。これらの症状は、作業エリアに
極めて高濃度の排気ガスが存在する場合にも現
れることがあります。
機械は、騒音と排気ガスの発生が最小限になるよ
うに操作してください - 不必要にエンジンをふ
かさず、作業時のみエンジンを加速してくださ
い。
火災が生じる危険を低減するために、作業中やパ
ワーツールの付近では喫煙は避けてください。
燃料システムから可燃性の気化燃料が漏れ出す
おそれがあります。
作業中に発生する塵埃、ガス、噴煙は健康を害す
ることがあります!大量の粉塵または噴煙が発
生する場合は、呼吸保護具を着用してください。
パワーツールに設計強度を超える異常な負荷が
加わった (強い衝撃が加わるか、落下した) 場合、
必ずパワーツールが正常かどうか点検してから
作業を続けてください (「作業開始前」を参照)。
特に燃料システムが漏れていないか点検し、安全
装置が完全に作動しているか確認してください。
安全に操作できなくなったパワーツールは、絶対
に使用しないでください。ご不明な点は、販売店
にお問い合わせください。
チョークレバーを < 暖機スタート位置に合わせ
たままパワーツールを操作しないでください。
この位置ではエンジン回転数を調整できません。
0458-540-4321-D 5

日本語 4 承認されたコンビツール
機械から離れる前に:必ずエンジンを切ってくだ
さい。
負傷する危険を低減するため、必ずエンジンを
切ってからコンビツールまたはアタッチメント
を交換してください。
3.8 振動
チェンソーを長時間使用した場合には、振動の影
響により手の血行不良が生じることがあります
(「白ろう病」)。
以下をはじめ、多くの事柄が影響するため、一般
的な使用時間の設定は不可能です。常に各国の
安全規制、基準、条例をお守りください。
以下の対策をとると使用時間を延長できます:
手の防護(暖かい手袋)
–
休憩を取りながら作業する
–
以下の場合には使用時間を短くします:
血行不良の特殊体質 (症状:指が頻繁に冷たく
–
なる、指が疼く)。
低い外気温。
–
ハンドルを掴む力の強さ (掴む力が強いと血行
–
が低下します)。
機械を日常的に長時間使用したり、該当する症状
(指のしびれ等)が繰り返し発症する時は、医師に
よる診断をお薦めします。上記のいずれかの症
状が現れたら(指が疼くなど)、医師にご相談くだ
さい。
3.9 整備と修理
定期的に本機を整備してください。取扱説明書
に書かれている整備や修理だけを行ってくださ
い。その他すべての作業はスチール サービス店
に依頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けたスチール サ
ービス店のみに依頼されることをお勧めします。
スチール サービス店には定期的にトレーニング
を受ける機会が与えられ、必要な技術情報の提供
を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事故および本
機の損傷を回避してください。これに関して、不
明な方はスチール サービス店へお問い合せくだ
さい。
当社ではスチール純正交換部品のご使用をお勧
めします。これらの部品は、お客様の機種および
ご使用になる性能要件に合わせて、特別に設計さ
れています。
不意にエンジンが始動してケガをする危険性を
軽減するために、修理、保守、および清掃作業前
には常にエンジンを停止して、スパークプラグタ
ーミナルを取り外してください。- 例外: キャ
ブレターおよびアイドリング回転数の調整。
スパークプラグターミナルまたはスパークプラ
グを外した状態で、スターターを作動しないでく
ださい。火花を抑制できずに火災が発生する可
能性があります。
火災の危険性を回避するため、火気の近くで修理
したり、保管したりしないでください。
燃料フィラー キャップにもれがないか定期的に
点検してください。
当社で承認されたタイプで、支障なく作動するス
パークプラグだけを使用してください(「技術仕
様」の項を参照)。
イグニッション ケーブルに異常がないこと(良好
な絶縁状態、接続の確実性)を確認してください。
マフラーに異常が無いことを確認してください。
火災の危険や聴覚障害を避けるために、破損した
マフラーを取付けたまま、あるいはマフラーがな
いまま作業しないでください。
高温のマフラーに触れて、火傷しないようにして
ください。
4 承認されたコンビツール
コンビエンジンには次の STIHL コンビツールを
取り付けることができます:
コンビツール
FS‑KM 草刈ヘッド付き刈払機
1)
FS‑KM
FSB‑KM 草刈ヘッド付き刈払機
HL‑KM 145° ロングリーチヘッジトリ
HL‑KM 0° ロングリーチヘッジトリ
FH‑KM 145°
BG‑KM ブロワー
HT‑KM
BF‑KM カルチベータ
FCB‑KM エッジャー
FCS‑KM エッジャー
SP‑KM ハーベスター
KB‑KM パワーブラシ
KW-KM パワースイープ
用途
草刈ブレード付き刈払機
マー、調整可能型
マー
グランドヘッジャー
高枝カッター
1)
機械に付属しているバリアバーをループハンドルに使用してください。「ループハンドルの取り付
け」を参照。
6 0458-540-4321-D

4
002BA588 KN
3
5
3
5
1
2
1
2
5 ループ ハンドルの取り付け 日本語
5 ループ ハンドルの取り付
5.2 バリアバーの取り付け
け
新しい機械は、ループハンドルが本体にあらかじ
め取り付けられた状態で出荷されます。
5.1 バリアバーの使用
► スクリュー (1) を取り外し、ワッシャー (2) と
ナット (3) と共に取り外します。
► ループハンドル (4) とクランプ (5) を取り外し
ます。
バリアバーは機械に標準装備されており、ループ
ハンドルに取り付ける必要があります。
► 四角ナット (1) をバリアバー (2) に挿入しま
0458-540-4321-D 7
す。穴の位置を合わせてください。

5
2
4
002BA589 KN
3
6
7
7
日本語 6 吊り下げ用リング
5.3 ループハンドルの調整と固定
► クランプ (3) をループハンドル (4) に挿入し、
両部品をシャフト (5) に載せます。
► クランプ (6) をシャフトに位置決めします。
► バリアバー (2) を載せます。位置に注意して
ください!
► 穴の位置を合わせます。
► スクリュー (7) を穴に差し込み、止まるまでバ
リアバーにねじ込みます。
►「ループハンドルの調整および固定」を参照し
てください。
必ずバリアバーを取り付けた状態で機械を使用
してください。
距離 (A) を変更することで、ループハンドルを作
業者と用途に最適な位置に調整することができ
ます。
► ループハンドルを緩めます。
► ループハンドルの位置を合わせます。
► スクリューをしっかりと締め付けます - 必要
に応じてナットが回転しないよう固定します。
6 吊り下げ用リング
吊り下げ用リングはコントロール ハンドルの正
8 0458-540-4321-D
面端に取り付けます。
7 燃料
エンジンには、ガソリンとエンジンオイルの混合
燃料が必要です。

8 給油 日本語
警告
燃料に直接触れたり、ガソリンの気化ガスを吸い
込んだりしないよう注意してください。
7.1 STIHL MotoMix (モトミックス)
STIHL 社では、STIHL MotoMix の使用をお勧めし
ています。このあらかじめ混合された燃料はベ
ンゼンや鉛を含まず、高オクタン価を特徴とし、
常に適切な混合比をもたらします。
STIHL MotoMix には、エンジン寿命を最長化する
ために STIHL HP Ultra 2 ストロークエンジンオ
イルが使用されています。
MotoMix は、販売されていない市場もあります。
7.2 燃料の混合
注記
仕様と異なる不適切な燃料や混合比を用いると、
エンジンに重度の損傷が生じるおそれがありま
す。低品質のガソリンやエンジンオイルは、エン
ジン、ガスケット、燃料ライン、燃料タンクを損
傷させることがあります。
7.2.1 ガソリン
オクタン価が 90 以上の高品質ガソリンだけを使
用してください。無鉛、有鉛は問いません。
アルコール濃度が 10% を超えるガソリンは、手
動調整可能キャブレター付きエンジンではエン
ジン性能を低下させるおそれがあるため、そうし
たエンジンには使用しないでください。
M-Tronic 搭載エンジンは、アルコール濃度が
27%までのガソリン(E27)を使用して本来の性能
を発揮します。
7.2.2 エンジンオイル
ご自身で燃料を混合する場合は、STIHL 2 ストロ
ークエンジンオイルまたは JASO FB、JASO FC、
JASO FD、ISO-L-EGB、ISO-L-EGC あるいは
ISO-L-EGD に準拠する他の高性能エンジンオイ
ルを使用してください。
機械が寿命に達するまでの全期間で排ガス基準
が満たされるよう、STIHL 社では STIHL HP
Ultra(ウルトラ) 2 ストロークエンジンオイルま
たは同等の高性能エンジンオイルの使用を指定
しています。
7.2.3 混合比率
1:50 の比率で STIHL 2 ストロークエンジン オイ
ルとガソリンを混合してください (オイル 1 に対
してガソリン 50)。
0458-540-4321-D 9
7.2.4 例
ガソリン量 STIHL 2 ストロークエ
ンジンオイル 1:50
リットル リットル (ml)
1 0.02 (20)
5 0.10 (100)
10 0.20 (200)
15 0.30 (300)
20 0.40 (400)
25 0.50 (500)
► 承認されている安全な燃料容器にオイルを注
入してからガソリンを加え、完全に混ぜ合わせ
ます。
7.3 混合燃料の保管
燃料は承認されている安全な燃料容器に入れ、乾
燥して涼しく、安全な、照明や太陽光から保護さ
れた場所に保管します。
混合燃料は時の経過に伴って劣化します - 数週
間分の必要量だけを混合してください。混合燃
料は 30 日以上保管しないでください。照明、太
陽光、低温、高温にさらすと、混合燃料はより短
期間で使用できなくなることがあります。
STIHL MotoMix は、問題なく最長 5 年間保管する
ことができます。
► 混合燃料が入った容器(携行缶)をよく振ってか
ら給油してください。
警告
携行缶の内圧が高まっている可能性があるため、
キャップは慎重に開けてください。
► 混合燃料を保管する燃料タンクや容器は、とき
どき徹底的に清掃してください。
残存する燃料や清掃に使用した液体は、規制に
従って環境に害を及ぼさないように廃棄してく
ださい!
8 給油
8.1 準備
► 給油する前に、汚れがタンクの中に入るのを防
ぐため、タンクキャップとその周りをきれいに
してください。

日本語 9 エンジンの始動と停止
► タンクキャップが上を向くように機械を置き
ます。
8.2 スクリュータイプのタンク キ
9 エンジンの始動と停止
9.1 操作部
ャップを開ける
► キャップを反時計回りに、キャップをタンクの
開口部から外すことができるまで回します。
► キャップを外します。
8.3 燃料の補填
給油の際には燃料をこぼしたり、あふれさせない
でください。 当社ではスチール フィラー ノズ
ル(特殊アクセサリー)の使用をお勧めします。
8.4 スクリュータイプのタンク キ
ャップを閉める
1 スロットルトリガーロックアウト
2 スロットルトリガー
3 通常運転および 0 = 停止位置での停止スイッ
チ。
► 開口部にキャップを置きます。
► キャップを時計回りに、止まるまで回します。
手でできる限りしっかりと締め付けます。
9.1.1 停止スイッチとイグニッションシステ
停止スイッチは通常、通常運転位置にあります
(押されていない): イグニッションはオンです -
エンジンは始動準備ができています。停止スイ
ッチを 0 の位置に押すと、イグニッションスイッ
チはオフになります。エンジンが停止した後、イ
グニッションは自動的に再びオンになります。
ムの機能
9.2 エンジンの始動
10 0458-540-4321-D

9 エンジンの始動と停止 日本語
► 手動燃料ポンプ (4) を最低 5 回押してくださ
い - ポンプに燃料が充填されている場合でも、
同様の操作を行います。
9.2.1 冷機エンジン (冷機スタート)
►
チョークレバー (5) を押し込みながら、g の
方向に回します。
9.2.2 暖機エンジン (暖機スタート)
► 機械を左手で地面上にしっかり固定して、押し
付けます - スロットルトリガーやロックアウ
トレバーに触れないようにしてください。
注記
ドライブ チューブに足を載せたりひざまずいた
りしないでください。
►
チョークレバー (5) を押し込みながら、< の
方向に回します。
エンジンの始動後、温まりきっていない場合もこ
の位置に移動します。
9.2.3 始動操作
► 右手でスターターグリップを握ります。
9.2.4 エルゴスタートなしの機種
► スターターグリップをゆっくり引き、かみ合っ
た感じがしたら、素早く勢い良くグリップを
引っ張ります。
9.2.5 エルゴスタート付き機種
► スターターグリップをしっかりと引きます。
注記
スターターロープは最後まで引き出さないでく
ださい - 切れる恐れがあります。
► スターターグリップを急に放さないでくださ
い。手を添えてハウジングにゆっくりと巻き
込むとスターターロープは正しく巻き込まれ
► 機械を地面に置きます: コンビツールが地面
やその他の物体と接触していないことを確認
してください - コンビツールの取扱説明書の
「エンジンの始動/停止」も参照してください。
► 安全と安定した足場に配慮してください。
ます。
► エンジンがかかるまで始動させます。
0458-540-4321-D 11

日本語 10 作業中の注意事項
9.2.6 エンジンがかかったらすぐに
► チョークレバーを、エンジン温度に合わせてセ
ットします。
► エンジンを再始動します。
10 作業中の注意事項
10.1 ならし運転
新品の機械は、最初の燃料 3 タンク分の間は、高
速回転(無負荷でフルスロットル)で運転しないで
ください。これでならし運転中の不要な高負荷
を避けます。すべての動く部品は、ならし運転中
になじんでくるので、この期間はエンジンの摩擦
► スロットルトリガーロックアウトを押し下げ
て、スロットルを開きます - チョークレバーが
通常運転位置 F に移動します。冷機スタート
の後では、スロットルを数回開いてエンジンを
暖めます。
警告
キャブレターが適正に調整されていることを確
認します。エンジンのアイドリング回転時に、コ
ンビツールが回転しないようにしてください。
これで機械の使用準備が完了しました。
9.3 エンジンの停止
► 停止スイッチを O の方向に移動します - エ
ンジンが停止します - 停止スイッチを放しま
す - 停止スイッチが通常運転位置に自動的に
戻ります。
9.4 始動に関するその他の注意事項
エンジンが冷機スタート位置 g または加速状態
で適切に作動しない
►
チョークノブを < に移動して、エンジンがか
かるまで始動動作を繰り返します。
エンジンが暖機スタート位置で適切に作動しな
い <
►
チョークノブを g に移動して、エンジンがか
かるまで始動動作を繰り返します。
エンジンがかからない場合
► すべてが正しくセットされていることを確認
します。
► 燃料タンク内を確認して、必要な場合給油しま
す。
► スパークプラグターミナルが適正に接続され
ているか確認します。
► 始動手順を繰り返します。
燃料タンクが完全に空になった場合
► 再給油したら、手動燃料ポンプに燃料が充填さ
れている場合でも、燃料ポンプを最低 5 回押し
てください。
抵抗が大きくなっています。エンジンの最高出
力を発揮できるのは、タンク 5~15 回分の使用後
となります。
10.2 作業中
長時間のフルスロットル運転後は、しばらくの間
アイドリングしてエンジンの熱を冷却風で放熱
してください。組み込まれている部品(イグニッ
ションやキャブレター)を熱から守るためです。
10.3 作業後
短期間使用しない場合:エンジンが冷えるまで待
ちます。燃料タンクを空にして、次の使用時まで
火気のない乾燥した状態で保管します。長期間
に未使用の場合は、「機械の保管」を参照してく
ださい。
11 エアーフィルターの掃除
11.1 エンジンの出力が著しく低下し
た場合は
►
チョーク レバー (1) を< に動かします。
► フィルター カバー (3) のスクリュー (2) をカ
バーが緩むまで反時計回りに回します。
► フィルター カバー (3) を取り外します。
► フィルターの周りに付着した汚れを取り除き
ます。
12 0458-540-4321-D

12 キャブレターの調整 日本語
► アイドリング スピード調整スクリュー (LA)
を、エンジンがスムースに作動するまで、時計
回りにゆっくりと回します - カッティング ア
タッチメントが動いてはいけません。
アイドリング回転中にカッティング アタッチメ
ントも一緒に回転する場合
► アイドリング スピード調整スクリュー (LA)
を、カッティング アタッチメントが停止する
まで反時計方向に回した後、さらに 1/2 から
3/4 回転、同じ方向に回します。
► フィルター ハウジングの溝 (4) からフェルト
フィルター (5) を取り外します。
► 新しいフェルト フィルター エレメント (5) を
取り付けます。補助的な方法として、手の平で
叩くか、エアーで汚れを吹き飛ばします。洗わ
ないでください。
警告
エンジンのアイドリング回転時にコンビツール
やカッティング アタッチメントが回転し続ける
場合、スチール サービス店に点検と修理を依頼し
てください。
注記
必要な場合は交換してください。
► フェルト フィルター (5) をフィルター ハウジ
ングに、溝方向への矢印を目印に正しく取り付
けます。
►
チョーク レバー (1) を< に動かします。
► 四角形のスクリューのみを使用して、フィルタ
ー カバーを所定に取り付けます。スクリュー
を締め付けます。
12 キャブレターの調整
キャブレターは工場出荷時に標準設定されてい
ます。
これらの機械では、キャブレターを調整する必要
がなくなりました。
どのような場所および運転状況でも、混合燃料が
エンジンに最適に供給されるように、工場出荷時
に設定されています。
12.1 アイドリング回転の調整
アイドリング回転中にエンジンが停止する
13 スパーク プラグ
► エンジンの出力が低下したり、始動しにくくな
ったりアイドリングが不安定になったら、先ず
スパーク プラグを点検してください。
► 約 100 時間運転後には新品のスパークプラグ
と交換してください - 電極が極度に焼損して
いる場合はそれよりも早く交換してください。
スチール社が承認した、雑音防止スパーク プ
ラグのみをご使用ください - 「技術仕様」の項
を参照してください。
13.1 スパーク プラグの取り外し
► エンジンを停止します。
► スパーク プラグ ターミナル (1) を外します。
► スパーク プラグ (2) を緩めます。
► エンジンを約 3 分間暖めます。
0458-540-4321-D 13

日本語 14 エンジンの動作
13.2 スパークプラグの点検
13.3 スパーク プラグの取り付け
► スパーク プラグをシリンダーにねじ込みま
す。
► ターミナルをしっかりとスパーク プラグに押
し込みます。
14 エンジンの動作
エアー フィルターを掃除してキャブレターを適
切に調整しても、エンジンの動作が不十分な場合
は、マフラーが原因の可能性があります。
マフラーが汚れていないか (カーボンで詰まる)、
► 汚れたスパークプラグをきれいにします。
► 電極ギャップ(A)を点検して、必要な場合は調
整します - 数値は「技術仕様」の項を参照して
ください。
► 以下のような、スパークプラグが汚れる原因を
排除してください。
原因:
エンジンオイル混合量の過多
–
エアーフィルターの汚れ
–
劣悪な使用環境
–
スチール サービス店で点検してください。
当社では整備や修理を、認定を受けたスチール サ
ービス店のみに依頼されることをお勧めします。
15 機械の保管
30 日以上の保管時
► 換気の良い場所で燃料タンクを空にし、洗浄し
ます。
► 燃料は、地域の環境規制に従って処分してくだ
さい。
► 手動燃料ポンプが装着されている場合は、手動
燃料ポンプを 5 回以上押します。
► エンジンを始動し、停止するまでアイドリング
させます。
► 機械、特にエアフィルターを入念に掃除しま
す。
► アタッチメントを取り外し、清掃して点検しま
す。金属部分に防錆オイルを塗布します。
► 機械を乾いた安全な場所に保管します。子供
や他の無断使用者の手の届かない場所に保管
してください。
警告
アダプターナット (1) が緩んでいるか、外れてい
る場合はアークが発生することがあります。発
火または爆発が起きやすい環境下で作業を行う
と、実際の火災または爆発が発生する恐れがあり
ます。この場合、作業員が重傷を負ったり、建物
に損傷を与えたりする可能性があります。
► 抵抗入タイプのスパークプラグを使用し、アダ
プターナットをしっかりと締め付けてくださ
い。
14 0458-540-4321-D

16 整備表 日本語
16 整備表
以下の整備間隔は、標準的な作業条件用です。毎日
の作業時間が長いか、作業条件が過酷な場合 (粉塵
が極端に多い場所等) は、指定された間隔をそれに
応じて狭めてください。
作業開始前
毎週
燃料給油時
毎月
故障時
12 ヵ月毎
損傷時
必要な場合
機械本体 目視検査 (状態と漏れ) X X
清掃 X
コントロールハンドル 作動点検 X X
エアフィルター 清掃 X X
交換 X
手動燃料ポンプ 点検 X
修理はサービス店に依
頼してください
燃料タンク内のピックア
ップボディ
燃料タンク 清掃 X X
キャブレター アイドリング調整の点
スパークプラグ 電極ギャップの再調整 X
冷却風吸入部 目視検査 X
すべての手の届くスクリ
ューとナット (調整スク
リューを除く)
安全ラベル 交換 X
1)
STIHL 社では、STIHL サービス店の利用をお勧めしています。
点検 X
交換 X X X
検 - コンビ/カッティン
グアタッチメントが動
かないこと
アイドリング再調整 X
100 運転時間毎に交換
清掃 X
締め直し X
1)
17 磨耗の低減と損傷の回避
本取扱説明書の記述を遵守して使用すると、機械
の過度の磨耗や損傷が回避されます。
本機の使用、整備並びに保管は、本取扱説明書の
記述に従って入念に行ってください。
特に以下の場合のように、安全に関する注意事
項、取扱説明書の記述内容及び警告事項に従わず
に使用したことに起因する全ての損傷について
は、ユーザーが責任を負います:
スチールが許可していない製品の改造。
–
当製品への適用が承認されていない、適してい
–
ない、または低品質のツールやアクセサリーの
使用。
指定外の目的に当製品を使用。
–
作業終了後または毎日
X
X X
スポーツ或いは競技等の催し物に当製品を使
–
用。
損傷部品を装備したままで当製品を使用した
–
ことから生じる派生的損傷。
17.1 整備作業
「整備表」に列記されている作業は、必ず全て定
期的に行ってください。整備作業を使用者が自
ら行えない場合は、サービス店に依頼してくださ
い。
当社では整備や修理を、認定を受けたスチール サ
ービス店のみに依頼されることをお勧めします。
スチール サービス店には定期的にトレーニング
を受ける機会が与えられ、必要な技術情報の提供
を受けています。
0458-540-4321-D 15

12
13
14
15
19
8
7
6
9
11
#
2
1
4
5
3
540BA010 STI
10
18
16
17
20
日本語 18 主要構成部品
上記整備作業を怠ったことが原因で生じた以下
のような損傷に対しては、上記の例として、以下
の部品が挙げられます:
指定された時期に実施されなかった整備や不
–
十分な整備(例:エアー フィルター、燃料フィ
ルター)、不適切なキャブレターの調整または
不十分な冷却空気経路の掃除(エアー吸入スリ
ット、シリンダー フィン)が原因で生じたエン
ジンの損傷。
不適切な保管に起因する腐食およびその他の
–
派生的損傷。
低品質の交換部品を使用したことによる本機
–
の損傷。
17.2 磨耗部品
カットオフ ソーの部品によっては、規定通りに使
用しても通常の磨耗は避けられません。これら
の部品は、使用の種類や期間に合わせて適時に交
換してください。上記の例として、以下の部品が
挙げられます:
クラッチ
–
フィルター (エアー フィルター、燃料フィルタ
–
ー)
リワインド スターター
–
スパーク プラグ
–
8 エアフィルターカバー
9 スパークプラグターミナル
10 マシンサポート
11 スロットルトリガー
12 スロットルトリガーロックアウト
13 停止スイッチ
14 吊り下げ用リング
15 ループハンドル
16 バリアバー
17 シャフト
18 カップリングスリーブ
19 ウイングスクリュー
20 スリーブ
# 機械番号
19 技術仕様
19.1 エンジン
単気筒 2 ストロークエンジン
排気量:
シリンダー径: 34 mm
27.2cm
ピストンストローク: 30 mm
18 主要構成部品
ISO 8893 に準拠したエンジ
ン出力:
0.8 kW (1.1 HP)/
8500 1/min
アイドリング回転数: 2800 rpm
回転数制御範囲 (公称値): 10000 rpm
19.2 イグニッションシステム
エレクトロニックマグネトイグニッション
スパークプラグ(雑音防止):NGK CMR 6 H,
BOSCH USR 4AC
電極ギャップ: 0.5 mm
19.3 燃料システム
燃料ポンプ付き全方向ダイヤフラム式キャブレ
ター
燃料タンク容量:
340 cm3 (0.34 l)
19.4 重量
1 手動燃料ポンプ
2 燃料タンクキャップ
3 燃料タンク
4 スターターグリップ
5 マフラー
6 キャブレター調整スクリュー
7 チョークレバー
16 0458-540-4321-D
むねんりょう,コンビツールなし
KM 56 RC エルゴスタート付き: 4.3 kg
19.5 音圧・音響・振動レベル
振動に関する指令 2002/44/EC の順守の詳細に
ついては、以下をご覧ください -
www.stihl.com/vib
19.5.1 コンビツール
バージョンについては、「承認されたコンビツー
ル」を参照してください。
3

20 整備と修理 日本語
騒音と振動の測定値には、以下の比率によるアイ
ドリング回転数と最大定格回転数による値が含
まれます:
FCS‑KM、FCB‑KM、FS‑KM、FSBKM、FH‑KM および HT‑KM
HL‑KM 1 対 4
BF‑KM、KB‑KM、KW‑KM、BG‑KM
および SP‑KM
騒音と振動の正確な仕様は使用するコンビツー
ルによって異なり、コンビツールの取扱説明書に
記載されています。
19.5.2 ISO 22868、ISO 11201、ISO 11789 に
KM 56 RC: 90 dB(A) ... 96 dB(A)
19.5.3 ISO 22868、ISO 3744 に準拠して測定
KM 56 RC: 103 dB(A) ... 109 dB(A)
19.5.4 ISO 20643、ISO 22867、ISO 11789 に
左ハンドル
KM 56 RC:
右ハンドル
KM 56 RC:
指令 2006/42/EC に準拠した K‑係数は、音圧レベ
ルおよび音響出力レベルついて 2.0 dB(A) です。
指令 2006/42/EC に準拠した K‑係数は、振動加速
度について 2.0 m/s2 です。
準拠して測定した音圧レベル L
した音響出力レベル Lw:
準拠した振動レベル a
4.7 m/s2 ... 8.5 m/s
4.8 m/s2 ... 8.2 m/s
hv,eq
1 対 1
1 対 6
2
2
peq
:
19.6 REACH
REACH は EC の規定で、化学物質 (CHemical
substances) の登録 (Registration)、評価
(Evaluation)、認可 (Authorisation)、規制を意味し
ます。
REACH 規定 (EC) No.1907/2006 の遵守の詳細
については、以下をご覧ください。
www.stihl.com
って満たされます。いかなる方法であれエンジ
ンを改造すると、使用許可は無効になります。
20 整備と修理
本機を使用する方が実施できる保守および整備
作業は、本取扱説明書に記述されていることだけ
です。それ以外の修理はすべてサービス店に依
頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けたスチール サ
ービス店のみに依頼されることをお勧めします。
スチール サービス店には定期的にトレーニング
を受ける機会が与えられ、必要な技術情報の提供
を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承認した、ま
たは技術的に同等な交換部品だけをご使用くだ
さい。高品質の交換部品のみを使用して、事故お
よび本機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部品のご使
用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品番号、
{ロゴマークおよびスチール部品シンボ
ル マーク K が刻印されています。(小さな部
品では、シンボルマークだけが刻印されているも
のもあります。)
21 廃棄
廃棄に関する情報については、最寄りの行政機関
または STIHL サービス店へお問い合わせくださ
い。
不適切な廃棄は、健康被害や環境汚染の原因にな
るおそれがあります。
19.7 排気ガス
EU 型式認定手順で測定された CO2 値は、以下に
記載されています -
www.stihl.com/co2
(製品ごとの技術データ)。
CO2測定値は、代表的なエンジンを実験室の環境
下で標準的な試験手順に従って測定した結果で
あり、特定のエンジンの性能を明示的、暗示的に
保証する数値ではありません。
適用される排気ガス規制の要件は、本書に記載さ
れている方法で機械を使用し、整備することによ
0458-540-4321-D 17
► 現地の規制に従い、パッケージを含む STIHL
製品を適切な回収場所へ持ち込み、リサイクル
してください。
► 家庭ごみと共に廃棄しないでください。
22 EC 適合証明書
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Badstr. 115
D-71336 Waiblingen

日本語 23 UKCA 適合宣言
Germany (ドイツ)
は、独占的な責任下で下記の製品が
名称: コンビエンジン
メーカー名: STIHL
型式: KM 56 R
KM 56 RC
KM 56 RC-E
シリーズ番号: 4144
排気量:
指令 2011/65/EU、2006/42/EC および
2014/30/EU の関連する条項に適合しており、製
造の時点で有効であった次の規格のバージョン
に準拠して開発/製造されたことを保証いたしま
す -
EN ISO 12100、EN 55012、EN 61000‑6‑1 (以下
のコンビツールと関連:BF‑KM、BG‑KM、
FCB‑KM、FCS‑KM、FH‑KM、FS‑KM、FSB‑KM、
HL‑KM、HT‑KM、KB‑KM、KW‑KM および SPKM)
本書に記載したコンビエンジンは、STIHL 社がこ
のコンビエンジンに使用することを承認したコ
ンビツールにだけ使用できます。
技術資料の保管場所:
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Produktzulassung
製品の製造年と機械番号は、機械本体に表示され
ています。
15.07.2021、Waiblingen にて発行
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
代理人
27.2cm
3
型式: KM 56 R
KM 56 RC
KM 56 RC-E
シリーズ番号: 4144
排気量:
英国の規制 - 電気・電子機器に含まれる特定有害
物質の使用制限規制 2012、機械類の供給 (安全
性) 規制 2008、電磁互換性規制 2016 - の関連条
項に準拠し、製造日に有効であった以下の基準の
版に従って開発/製造されました。
EN ISO 12100、EN 55012、EN 61000‑6‑1 (以下
のコンビツールと関連:BF‑KM、BG‑KM、
FCB‑KM、FCS‑KM、FH‑KM、FS‑KM、FSB‑KM、
HL‑KM、HT‑KM、KB‑KM、KW‑KM および SPKM)
本書に記載したコンビエンジンは、STIHL 社がこ
のコンビエンジンに使用することを承認したコ
ンビツールにだけ使用できます。
技術資料の保管場所:
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
製造年と機械番号は、製品本体に表示されていま
す。
2021 年 7 月 15 日、Waiblingen にて発行
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
代理人
Dr.Jürgen Hoffmann
Director Product Certification & Regulatory
Affairs(製品認証&規制担当ディレクター)
27.2cm
3
Dr.Jürgen Hoffmann
Director Product Certification & Regulatory
Affairs(製品認証&規制担当ディレクター)
23 UKCA 適合宣言
ANDREAS STIHL AG & Co. KG
Badstr. 115
D-71336 Waiblingen
Germany (ドイツ)
は、独占的な責任下で下記の製品が
名称: コンビエンジン
メーカー名: STIHL
18 0458-540-4321-D

23 UKCA 適合宣言 日本語
0458-540-4321-D 19

www.stihl.com
*04585404321D*
0458-540-4321-D
*04585404321D*
0458-540-4321-D