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STIHL FS 26
取扱説明書
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目次
日本語
はじめに 2
使用上の注意および作業方法 2
組み合わせ可能なカッティング ア
タッチメント、デフレクター、ハ
ンドルおよびハーネス 10
バイク ハンドルの取り付け 11
ループ ハンドルの取り付け 12
デフレクターの取り付け 13
カッティング アタッチメントの取
元の取扱説明書無塩素漂白紙使用
付け 13
燃料 15
給油 16
ハーネスの取付け 17
ユニットのバランス 18
エンジンの始動と停止 19
作業中の注意事項 21
エアーフィルターの掃除 21
キャブレターの調整 22
スパーク プラグ 22
エンジンの動作 23
機械の保管 24
金属製カッティング ブレードの目
印刷インクには植物油が使用され、紙はリサイクル可能です。
立て 24
ユーザーによる点検と保守 24
スチール販売店による点検と保守 25
整備表 26
磨耗の低減と損傷の回避 28
主要構成部品 29
技術仕様 30
整備と修理 31
廃棄 31
お客様各位
この度は STIHL 社の製品をお買上げい
ただきまして誠に有難うございます。
この製品は、最新の製造技術と入念な
品質保証処置を施して製造されまし
た。私共は、お客様がこの製品を支障
なく使用され、その性能に満足してい
ただくために最善の努力を尽くす所存
でおります。
本製品に関してご不明な点がありまし
たら、お買上げの販売店または当社カ
スタマーサービスにお問い合わせくだ
さい。
敬具
Dr. Nikolas Stihl
© ANDREAS STIHL AG & Co. KG, 2020
0458-594-4321-B. VA2.F20.
0000008080_004_J
FS 26
この取扱説明書は、著作権によって保護されています。全権留保。特に複製、翻訳および電子システムを使用した処理に対
して保護されています。
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日本語
はじめに
シンボルマークについて
機械に表示されているシンボルマーク
の意味は、本取扱説明書に説明されて
います。
対象の機種によっては、以下のシンボ
ルマークが機械に表示されている場合
があります。
燃料タンク、ガソリンと
エンジンオイルの混合燃
料
デコンプバルブの操作
手動燃料ポンプ
手動燃料ポンプの操作
グリースチューブ
インテークエアー: 夏季
作業
インテークエアー: 冬季
作業
ハンドルヒーター
段落の前に付いたシンボルや数字
警告
人に及ぼす事故やケガ、更に重大な物
的損傷に対する警告。
注記
本機本体あるいは構成部位の損傷に対
する警告。
技術改良
当社の信条として、常に自社製品の改
良を心がけております。この理由か
ら、製品の設計、技術、外観が定期的
に改良される場合があります。
このため、変更、修正、改良の種類に
よっては、本取扱説明書に記載されて
いない場合があります。
使用上の注意および作業方法
本機は切断速度や回転速
度が速いので、特別の安
全措置を講じてケガの危
険性を回避してくださ
い。
初めて使用するときは取
扱説明書をよく読んで理
解し、必要なときに見ら
れるよう安全な場所に確
実に保管してください。
取扱説明書を順守しない
と生命を脅かすようなケ
ガを負いやすくなりま
す。
事業主損害賠償保険協会、社会保障機
関、労働安全基準局などの機関が規定
した、貴国の安全規定を遵守してくだ
さい。
パワーツールを初めてお使いになる場
合: STIHL サービス店または経験豊富
なユーザーに機械の操作方法を教えて
もらうか - その専門的な研修に参加し
てください。
未成年者については、監督者の指示の
下で 16 歳以上の未成年者が作業を行う
場合を除き、パワーツールで作業を行
うことは許可されていません。
子どもや見物人や動物を近づけないで
ください。
パワーツールを使用しない時は、他人
に危険が及ばないよう下に置いてくだ
さい。 承認されていない人が触れない
ように、本機を保護してください。
他者およびその所有物に対して生じた
事故または危険に関しては、その一切
の責任をユーザーが負います。
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FS 26
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日本語
パワーツールは、この機種とその取り
扱いに精通している作業者のみに譲渡
または貸し出しを行います。必ず取扱
説明書も一緒に渡してください。
騒音を発する機械の使用が、国や地域
の規則によって規制されている場合が
あります。
本機を操作する人は、身体的・精神的
に健康でなければなりません。
激しい労働に耐えられない体調の方
は、パワーツールの使用前にかかりつ
けの医師に相談してください。
ペースメーカーを付けている方にのみ
該当する注意点: 本機の点火システム
は微量の電磁界を発生します。 ペース
メーカーの種類によっては影響を完全
に排除できません。 スチール社では、
掛かりつけの医師およびペースメーカ
ーの製造元に問い合せて、健康上の障
害について相談されることをお勧めし
ます。
アルコールや反射神経速度を鈍らせる
可能性のある薬品あるいは薬物を服用
した状態では、本機を使う作業はしな
いでください。
割り当てられているカッティング アタ
ッチメントに応じて、本機を芝刈、雑
草、潅木、低木、叢林、小さい木、お
よび類似するものの伐採だけに使用し
てください。
本機は他の目的で使用してはなりませ
ん - 事故の危険があります!
STIHL が本機での使用を承認した、ま
たは技術的に同等のカッティング アタ
ッチメントやアクセサリーのみをご使
用ください。 これに関して不明な点が
ある場合は、STIHL サービス店へお問
い合わせください。 高品質ツールおよ
びアクセサリーだけをご使用くださ
い。 さもないと、事故や本機の破損の
恐れがあります。
当社では STIHL 純正の交換部品のご使
用をお勧めします。 これらは、お客様
の機種およびご使用になる性能要件に
合わせて、特別に設計されています。
機械を改造しないでください。安全性
が脅かされることがあります。 STIHL
は、承認されていないアタッチメント
を使用した際の人的傷害および物的損
害に対しては当社は一切保証を行いま
せん。
本機に取り付けられたガードでは、回
転するカッティング アタッチメントに
よる飛散物 (砂利、ガラス、ワイヤな
ど)すべてからは、作業者を守れない
場合があります。 飛散物が作業者の方
向に飛び、当たる恐れがあります。
機械の清掃に高圧洗浄機を使用しない
でください。 強い流水で機械の部品を
損傷する恐れがあります。
衣服と装備
規定に沿った作業服と装備を身に付け
てください。
作業着は丈夫なもので、
身体に合い、作業しやす
いことが最も重要です。
作業用のコートではな
く、身体にぴったりした
オーバーオールと上着を
組み合わせた安全作業服
を、着用してください。
枝、藪、機械の可動部などに引っかか
る物を、身に付けないでください。 ス
カーフ、ネクタイ、装身具を身に付け
ないでください。 長い髪は後ろで束
ね、引っかからないようにしてくださ
い (スカーフ、帽子、ヘルメットなど
に押し込むなど)
滑らない靴底で爪先に鋼
板の入った安全靴を履い
てください。
警告
目の負傷の危険性を低減
するため、EN 166 基準
に準拠したしっかりとフ
ィットする安全ゴーグル
を着用してください。安
全ゴーグルが正しくフィ
ットしていることを確認
してください。
顔面シールドを着用し、正しくフィッ
トしていることを確認してください。
顔面マスクだけでは眼を十分に保護で
きません。
「自分専用」の耳の保護具を着用して
ください - たとえば防音用耳栓を着用
してください。
間伐作業、高い藪での作業の場合、お
よび落下物による傷害の危険性がある
作業の場合は、必ず安全ヘルメットを
着用してください。
耐性素材(革など)でで
きた、丈夫な保護手袋を
着用してください。
STIHL では、作業者の防護のために各
種の作業服や装備を用意しています。
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日本語
機械の運搬時の注意
エンジンを停止します。
ハーネスで吊り下げて、またはやシャ
フトを持って機械を運ぶことで、機械
のバランスを保ちます。 金属製カッテ
ィング アタッチメントを接触物から保
護します - 運搬ガードを使用します。
機械の高温の部品やギヤ
ボックスには触れないで
ください - 火傷の恐れが
あります!
乗り物で運搬する時: 機械が倒れた
り、燃料が流れ出たり、破損しないよ
うに、固定してください。
給油
ガソリンは非常に簡単に
引火します - 火気を近づ
けないでください - 燃料
をこぼしたり、喫煙しな
いでください。
燃料を給油する前にエンジンを停止し
てください。
エンジンがまだ熱いうちは給油しない
でください - 燃料が流れ出て火災にな
ることがあります!
燃料タンクキャップは、過剰な圧力が
徐々に抜けて、燃料が噴き出さないよ
うに、慎重に開けてください。
給油は風通しの良い場所で行ってくだ
さい。 燃料がこぼれた場合、直ちに機
械を掃除します。作業者の衣服に燃料
が付着しないようにしてください。付
着した場合は、速やかに衣服を着替え
ます。
給油の後は、タンクキャ
ップをできる限りしっか
りと閉めてください。
これにより、正しく締め付けられてい
ない燃料キャップがエンジンの振動に
よって緩んだり外れたりして燃料が漏
れる危険を、低減します。
漏れを確認します。 燃料が漏れている
場合はエンジンを始動しないでくださ
い - 重大なまたは致命的な火傷の危険
があります。
始動前
機械が正しく取り付けられ、良好な状
態になっているか確認します - 本取扱
説明書の関連項目を参照してくださ
い:
– 燃料システム、とくに燃料キャッ
プ、ホース接続コネクター、手動
燃料ポンプ (手動燃料ポンプが付
いている機械のみ)などの見える
部品の漏れを点検します。 漏れや
損傷を発見した場合、エンジンを
始動しないでください。火災の危
険があります! 使用する前に、機
械の整備をサービス店に依頼して
ください
– カッティング アタッチメント、ガ
ード、ハンドルおよびハーネスが
許容された組み合せになってお
り、すべての部品が適切に取り付
けられている必要があります
– 停止ボタン / スライド コントロー
ルは簡単に使用できる必要があり
ます
– 暖機スタート ノブ、スロットル ト
リガー ロックアウトおよびスロッ
トル トリガーがスムーズに作動す
ることを確認します - スロットル
トリガーは自動的にアイドリング
位置に戻らなければなりません。
スロットル トリガー ロックアウト
とスロットル トリガーを同時に押
したときに、暖機スタート ノブが
g 位置から通常運転位置 F に戻る
必要があります。
– スパーク プラグ ターミナルがしっ
かりと差し込まれているかチェッ
クします。 緩んでいる場合は火花
が発生することがあり、漏れた混
合燃料に引火することがありま
す!
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日本語
– カッティング アタッチメントまた
は交換用アタッチメント: 正しく
取り付けられており、しっかり固
定されており、適切な状態にあ
る。
– 安全装置 ( カッティング アタッチ
メント用ガード、ガード リングな
ど ) に損傷や磨耗がないか点検し
ます。 損傷した部品は交換してく
ださい。 損傷したガードや磨耗し
たガード リング ( スクリューが摩
耗し始めている場合 ) を取り付け
たままで本機を使用しないでくだ
さい
– 操作部や安全装置に改造を加えな
いでください
– ハンドルは乾いた清潔な、オイル
や汚れのない状態に保ちます - 機
械を安全に操作するために重要で
す
– 吊り下げ用ハーネスとハンドルを
身長や手の長さに合うように調整
します。 このためには、「ハーネス
の取り付け」および 「機械のバラ
ンスのとり方」の項に従ってくだ
さい。
正常に作動する機械だけを使用してく
ださい - 事故の恐れがあります!
ハーネスを使用しているときの緊急事
態に備えるには: 本機を地面に素早く
下ろせるように練習します。 この練習
中に機械を損傷することを避けるた
め、機械を地面に投げ下ろさないでく
ださい。
本機は平坦な地面に置いてください。
常に安定した足場を確保して、本機を
しっかり保持してください。 機械を始
動したときにカッティングアタッチメ
ントが回転を開始することがあるた
め、研削ブレード障害物や地面に触れ
ないようにする必要があります。
これは、1 人で使用する機械です - 機械
の 15 m 以内に他にだれもいないことを
確認します。パワーツールを始動する
ときも同様です! 飛散物でケガをする
危険があります!
カッティング アタッチメ
ントに触れないようにし
ます - ケガの危険があり
ます!
エンジンの落としがけを
しないでください - 取扱
説明書に従って始動して
ください。 スロットル ト
リガーを放した後、カッ
ティング アタッチメント
が短時間回転し続けます
-惰性回転効果!
エンジンのアイドリングを確認します :
エンジンがアイドリング回転している (
スロットル トリガーを放している ) と
き、カッティング アタッチメントは静
止している必要があります。
木片、樹皮、乾燥した草木、燃料など
燃えやすい素材から排気ガスや加熱さ
れたマフラー表面を離してください 火事の危険があります!
足場は常に、しっかりと安全にしてく
ださい。
バイク ハンドル付き機種
右手でコントロール ハンドルを握り、
左手でハンドルバー グリップを握りま
す。
ループ ハンドル付き機種
ループ ハンドルを左手で、コントロー
ル ハンドルを右手で握ります - 左利き
でも同様です。
エンジンの始動
機械の給油位置から最低 3 メートル以
上離れた場所で始動します。密閉され
た場所では絶対に機械を始動しないで
ください。
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機械の保持と操作
必ず両手でハンドルを持って機械を保
持します。
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日本語
ハンドル ホース付き機種
ハンドル ホースを左手で、コントロー
ル ハンドルを右手で握ります - 左利き
でも同様です。
作業中
足場は常に、しっかりと安全にしてく
ださい。
差し迫った危険や緊急の場合、速やか
にエンジンを停止します - 停止ボタン /
スライド コントロールを 0 に動かしま
す。
作業場の周りの広い領域内で、飛散物
による事故のリスクがあります。です
ので、機械の半径 15 m 以内にだれもい
ないことを確認します この距離は物体
( 車両、窓ガラスなど ) に対しても維持
する必要があります - 器物の損傷の危
険があります! 15 m を超える距離です
ら、危険性はなくなりません。
正しくアイドリングしているか確認し
て、スロットル トリガーを放したとき
にカッティング アタッチメントが回転
を停止するようにします。
6
アイドリング設定を定期的に点検およ
び / または修正します。 それでもカッ
ティング アタッチメントが回転する場
合は、サービス店に機械の修理を依頼
してください。 スチールではスチール
サービス店をお勧めします。
傾斜地や平らでない地面などの滑りや
すさ、水滴、雪に注意します。スリッ
プする危険があります!
障害物に注意: 切り株、根 - つまずく
危険があります!
地面の上に立った状態でのみ作業を行
い、はしご、作業台、その他の不安定
な表面ではけっして作業しないでくだ
さい。
イヤーマフを着用している場合は、と
りわけ細心の注意を払って作業してく
ださい。危険な状態を知らせる音 ( 叫
び声、信号音など ) に気付きにくくな
るためです。
疲労が蓄積しないように、適切な時期
に休息をとってください 事故の危険
があります!
日中で十分な視界のある場所で、冷静
かつ思慮深く作業してください。 特に
慎重に作業します。他者を危険にさら
さないでください。
エンジン運転中は機械か
ら有毒な排気ガスが出ま
す。 このガスは、無臭で
目に見えないことがあ
り、未燃焼の炭化水素と
ベンゼンを含んでいるこ
とがあります。 室内や換
気状態の悪い場所では、
絶対に機械を使用しない
でください。触媒コンバ
ータが装着されている機
種でも同様です。
溝、くぼ地、あるいは狭い場所で作業
する時には、適切な換気を確保してく
ださい - 有毒ガスを呼吸することによ
る命の危険があります!
気分が悪くなったり、頭痛、視界が狭
くなるなど視力の障害、聴力の障害、
めまい、集中力の低下などを感じた
ら、即座に作業を停止してください。
とりわけ、濃度の高い排気ガスを吸い
込むことで、これらの症状が現れるこ
とがあります - 事故の恐れがありま
す!
騒音や排気ガス排出レベルを最低限に
維持します - エンジンを不必要に作動
しないでください。実際に作業してい
るときにのみスロットルを開いてくだ
さい。
作業中および本機の近くでの喫煙は避
けてください。火災の危険性がありま
す! 燃料システムから、発火しやすい
ガソリン蒸気が漏れている恐れがある
ことに、ご注意ください。
作業中に発生する塵埃、噴煙、煙は健
康を害することがあります! 呼吸用保
護具は、多量の埃や煙が発生する場所
では必ず着用してください。
不適切な使用のため ( 例えば、衝撃や
衝突による影響 )、エンジン駆動機械に
応力がかかった場合には、作業を継続
する前に、機械が安全動作状態になっ
ているか必ず点検してください。「始
動前」も参照してください。
給油システムに漏れがないことを確認
し、安全装置が正しく機能しているこ
とを確認します。 お使いの機械に損傷
がある場合は、作業を続けないでくだ
さい。 はっきりしない場合は、サービ
ス店に点検を依頼してください。
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日本語
使用する機械およ
びカッティング ア
タッチメントに対
応したガードを取
り付けずに作業す
ることは、絶対に
しないでください
- 飛散物のために
ケガをする危険が
あります!
作業区域の確認: 石や金
属部品などの硬い物体
が、カッティング ブレー
ドによって横に飛び散る
ことがあります - 15 m を
超える距離ですら、ケガ
の危険があります! - カ
ッティング アタッチメン
トや他の器物 (駐車中の
車両、窓など) を損傷す
ることもあります。
手に負えないほど密生した草に覆われ
た場所で作業するときは、特別な注意
を払ってください。
高いやぶ、茂みや生垣を刈り込む場
合: カッティング アタッチメントでの
作業のために 15 cm 以上の高さを確保
します - 動物を危険にさらさないよう
注意してください。
機械をそのままにして離れる場合は、
必ずエンジンを停止してください。
短い間隔で定期的に、または明らかな
変化に気付いたときすぐに、カッティ
ング アタッチメントを点検します:
– エンジンを止め、機械をしっかり
と保持して、カッティング アタッ
チメントを停止します
– 状態および接続部分がしっかりし
ていることを確認し、クラックの
有無を点検します
– 目立ての状況を確認します
– 損傷したまたは切れ味が鈍くなっ
たカッティング アタッチメント
は、すぐに交換してください。小
さな細かいひびが見られる場合も
同様です
ツールの取り付け部分は定期的に掃除
して、草や木片を取り除きします - カ
ッティング アタッチメントやガード上
および付近の障害物を取り除きます。
カッティング アタッチメントを交換す
るには、エンジンのスイッチを切りま
す - ケガの危険があります!
作業時にギアボックスが
熱くなります。 絶対にギ
ヤボックスに触れないで
ください - 火傷の危険が
あります!
損傷したあるいは亀裂の入ったカッテ
ィング アタッチメントを再使用または
修理 ( 溶接、真直ぐにするなど ) しない
でください - 変形する ( アンバランスに
なる ) 危険があります。
小片や破片がカッティング アタッチメ
ントから飛んで、高速で作業者や他の
居合わせた人に当たることがあります 重傷の危険があります!
金属製カッティング アタッチメントの
使用
当社では、純正の STIHL 金属製カッテ
ィング アタッチメントの使用を推奨し
ます。 これらの部品は、本機に対して
も、利用者のご要望に対しても、最適
化されています。
金属製カッティング アタッチメント
は、高速で回転します。 このために、
力が本機、アタッチメント、および切
断する素材に加わります。
金属製カッティング アタッチメント
は、仕様に従って定期的に目立てする
必要があります。
均一に目立てされていない金属製カッ
ティング アタッチメントは、アンバラ
ンスになり、機械に過大な負荷を掛け
ることがあります - 破損の危険があり
ます!
切れ味が悪いまたは不適切に目立てさ
れた刃により、金属製カッティング ア
タッチメントの負荷が増大することが
あります - 部品に亀裂や破損が発生し
て、ケガの危険があります!
硬い物体 ( 石、玉石、金属部品など ) に
当たった場合、金属製カッティング ツ
ールを点検してください ( 亀裂や変形
など )。 バリや目視できる他の蓄積した
物体を取り除く必要があります。取り
除かないでそのまま作業すると、それ
らの物体が剥がれて、横に飛び散るこ
とがあります - ケガの危険がありま
す!
回転している金属製カッティング アタ
ッチメントが石や他の硬い物体に当た
ると、火花が発生し、特定の条件下で
は燃えやすい物質への引火の原因とな
る可能性があります。 特に高温で乾燥
した状況下では、乾燥した植物や雑木
が燃えやすい物質に含まれます。 火災
の危険がある場合、容易に燃える物
質、乾燥した植物や雑木の近くで金属
製のカッティング アタッチメントを使
用しないでください。 火災の危険があ
るかどうか、必ず該当する森林委員会
に確認してください。
金属製カッティング アタッチメントを
使用することによる上記の危険を低減
するには、極端に直径が大きい金属性
カッティング アタッチメントを決して
使用しないでください。 重すぎるもの
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日本語
を使用しないでください。 適切な品質
の素材で製造されたもので、正しい形
状 ( 形、厚さ ) であることが必要です。
STIHL 製以外の金属製カッティング ア
タッチメントは、当社が本機に対して
承認した金属製カッティング アタッチ
メントより重くても、厚くても、形状
が違っていても、直径が大きくてもい
けません - ケガの危険があります!
振動
チェンソーを長時間使用した場合に
は、振動の影響により手の血行不良が
生じることがあります ( 「白ろう病」
)。
以下をはじめ、多くの事柄が影響する
ため、一般的な使用時間の設定は不可
能です。常に各国の安全規制、基準、
条例をお守りください。
以下の対策をとると使用時間を延長で
きます:
– 手の防護 ( 暖かい手袋 )
– 休憩を取りながら作業する
以下の場合には使用時間を短くしま
す:
– 血行不良の特殊体質 ( 症状: 指がよ
く冷たくなる、しびれ )。
– 低い外気温。
– 掴む力の強さ ( 強く握りしめると、
血行が低下します )。
– フルスロットルでの長時間運転。
機械を日常的に長時間使用したり、該
当する症状 ( 指のしびれ等 ) が繰り返
し発症する時は、医師による診断をお
薦めします。 上記のいずれかの症状が
現れたら ( 指がうずくなど )、医師にご
相談ください。
整備と修理
定期的に本機を整備してください。取
扱説明書に書かれている整備や修理だ
けを行ってください。その他すべての
作業は STIHL サービス店に依頼してく
ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた
STIHL サービス店のみに依頼されるこ
とをお勧めします。STIHL サービス店
には定期的にトレーニングを受ける機
会が与えられ、必要な技術情報の提供
を受けています。
高品質の交換部品のみを使用して、事
故および本機の損傷を回避してくださ
い。これに関して不明な点がある場合
は、STIHL サービス店へお問い合わせ
ください。
当社では STIHL 純正の交換部品のご使
用をお勧めします。これらは、お客様
の機種およびご使用になる性能要件に
合わせて、特別に設計されています。
不意にエンジンが始動してケガをする
危険性を軽減するために、修理、保
守、および清掃作業前に常にエンジン
を停止して、スパーク プラグ ターミナ
ルを取り外してください。- 例外 : キ
ャブレターおよびアイドリング回転数
の調整時は例外です。
スパーク プラグ ターミナルまたはスパ
ーク プラグを外した状態で、スタータ
ーでエンジンを始動しないでくださ
い。火花を抑制できずに火災が発生す
る危険性があります。
火災の危険性を回避するため、火気の
近くで修理したり、保管したりしない
でください。
燃料フィラー キャップにもれがないか
定期的に点検してください。
当社で承認されたタイプのスパークプ
ラグだけを使用して、支障なく作動す
ることを確認してください ( 「技術仕
様」の項を参照 )。
イグニッション ケーブルに異常がない
こと ( 良好な絶縁状態、接続の確実性 )
を確認してください。
マフラーに異常が無いことを確認して
ください。
火災の危険や聴覚障害を避けるため
に、破損したマフラーを取付けたま
ま、あるいはマフラーがないまま作業
しないでください。–
高温のマフラーに触れて、火傷しない
ようにしてください。
振動の強さは、防振部品の状態に左右
されますので、定期的に防振部品を点
検してください。
デフレクター上の記号
デフレクターの矢印は、カッティング
アタッチメントの適正な回転方向を示
しています。
8
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日本語
肩掛けベルト
N 肩掛けベルトを使用します。
N エンジンをかけた状態では、本機
を肩掛けベルトに吊り下げます。
草刈ブレードには必ず肩掛けベルトを
使用してください。
金属製カッティングアタッチメントの
使用時の、キックバック ( ブレードス
ラスト ) の危険
警告
金属製カッティングアタ
ッチメントを使用する場
合、回転しているブレー
ドが硬い障害物 (木の根
や枝、切り株、石など)
に当たるとキックバック
の危険があります。 機械
は、アタッチメントの回
転方向と反対の、右また
は後方に跳ね返ります。
警告
不適切に刈払機を使用すると、草刈ブ
レードを損傷することがあります - 破
損部分でケガをする危険があります。
草刈ブレードの切れ味が明瞭に低下し
た場合は、規定通りに目立てしてくだ
さい。
回転しているカッティングアタッチメ
ントが黒い色の範囲で硬い障害物に当
たった場合、キックバックの危険性が
一層高まります。
草刈ブレード
芝や雑草のみに使用します - 鎌のよう
に円弧状に刈払機を振ります。
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日本語
0208BA050 KN
1
2
4
7
5
3
6
8
組み合わせ可能なカッティング アタッチメント、デフレクター、ハンドルおよびハーネス
カッティングアタッチメント デフレクター ハンドル キャリングストラップ
使用可能な組み合わせ
使用するカッティングツールに応じ
て、表から適切な組み合わせを選択し
てください!
警告
安全上の理由で、それ以外の組み合わ
せは許可されていません - 事故が発生
するおそれがあります!
カッティングアタッチメント
金属製カッティングツール
1 草刈ブレード 230-36
(Ø 230 mm)
2 草刈ブレード 255-36
(Ø 255 mm)
10
デフレクター
3 金属製カッティングアタッチメン
ト用デフレクター
ハンドル
4 ハンドルホース
5 ループハンドル
6 バイクハンドル
肩掛けベルト
7 肩掛けベルトを必ず着用
8 フルハーネスを使用可能
FS 26
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日本語
バイク ハンドルの取り付け
ハンドルバーの取り付け
コントロールハンドルは、梱包を開い
てからハンドルバーに取り付けるまで
の間に回転させないでください。「 ス
ロットルケーブルの調整」の章も参照
してください。
5
1
7
6
4
A
2
3
N エンジンハウジングの前方、約 40
cm(15 in) のシャフト (2) 上の位置
(A) にハンドルバー (1) を固定しま
す。
N クランプ (3) とハンドルバーサポー
ト (4) をシャフト (2) に位置決めし
ます。
5
1
0208BA064
N 距離 (B) が 15 cm (6 in) 以内になる
ようにして、ハンドルバー (1) をハ
ンドルバーサポートに位置決めし
ます – ラバーハンドル (5) が ( エン
ジンからハンドルバーに向かって )
左側に来るようにします。
N クランプ (6) をハンドルバーサポー
トに位置決めします。
N スクリュー (7) を各部品の穴に通
し、クランプ (3) に止まるまでねじ
込みます。
N ハンドルバーの位置を合わせま
す。
N スクリューを締め付けます。
B
0208BA065
FS 26
11
Page 14

日本語
0208BA010 KN
1
2
4
5
6
6
3
コントロールハンドルの取り付け
ループ ハンドルの取り付け
1
2
2
1
2
N スロットルケーブルリテイナー (2)
とスロットルケーブル (1) をシャフ
N ボルト (1) を取り外します - ナット
(2) はコントロールハンドル (3) 内
に残ります。
N スロットルトリガー (4) をギアボッ
クスに向けてコントロールハンド
ルをハンドルバー (5) の端に押し込
み、穴 (6) の位置を合わせます。
N スクリュー (1) を差し込み、締め付
けます。
スロットルケーブルの固定
トに固定します。
N スロットルケーブルリテイナー (2)
をすぼめます。スロットルケーブ
ルリテイナー (2) が定位置にはまる
と、カチッという音がします。
スロットルケーブルの調整スロットル
ケーブルの調整
N スロットルケーブルの調整を点検
します - 「スロットルケーブルの
調整」の章を参照してください。
注記
折れ曲がったり、取り付け半径が小さ
くなったりしないよう注意してスロッ
トルケーブルを取り付けます - スロッ
トルトリガーがスムーズに動くことを
確認してください。
新しい機械は、ループ ハンドルが本体
にあらかじめ取り付けられた状態で出
荷されます。
ループ ハンドルの方向調整および固定
0208BA012
距離 (A) を変更することで、ハンドル
を作業者および用途に最適な位置に動
かすことができます。
推奨: 距離 (A) は約 35 cm です
N ハンドルのスクリューを緩めます
N ハンドルを希望する位置にスライ
ドさせます
N スクリューを締め付けて、ハンド
ルがシャフトを中心に回転しない
ようにします
12
FS 26
Page 15

日本語
デフレクターの取り付け
デフレクターの取り付け
N デフレクター (1) をクランプ (2) と
一緒にシャフト (4) 上のギヤー (3)
のクランプ デバイスに取り付けま
す
N クランプ (5) をデフレクターに、穴
が揃うように取り付けます
N スクリュー (6) を挿入し、締め付け
ます
N デフレクターがしっかりと固定さ
れていることを確認します - 必要
に応じてスクリューを締め付けま
す
カッティング アタッチメン
トの取付け
パワーツールを地面に置く
N エンジンを停止します。
N カッティング アタッチメント装着
部が上向きになるように、パワー
ツールを置きます。
シャフトの固定
取り付け金具の取り外し
N シャフトを固定します
N レンチ (4) をスクリュー (5) に合わ
せます
N ボルト (5) を時計回りに回して緩め
て ( 左ネジ )、取り外します
N ガード リング (2) を取り外し、ス
ラスト プレート (3) をシャフト (6)
に取り付けたままにします
FS 26
N ロッキング ピン (1) を穴 ( 矢印 ) か
らギヤーボックスに止まるまで挿
入し、軽く押します
N ガード リング (2) およびスラスト
プレート (3) を、ロッキング ピン
がスラスト プレート (3) にかみ合
うまで回します
13
Page 16

日本語
カッティング アタッチメント用ギヤー
パーツの清掃
シャフト内のスラスト プレート (3) と
ねじ山付き穴の周辺および内部のエリ
アに埃があるかどうか定期的に確認し
ます。ギヤーへのカッティング アタッ
チメントの取り付け前にそうするに
は:
N スラスト プレート (3) をシャフ
ト (6) から取り外します。
N ギヤーおよびスラスト プレート (
灰色 ) の内部表面とシャフト (6) の
ねじ山付き穴をベースまで清掃し
ます。
警告
シャフト (6) のねじ山付き穴には埃をた
めないようにしてください。そうしな
いとスクリュー (5) を完全にねじ込むこ
とができず、カッティング アタッチメ
ントを固定できません!
金属製カッティング アタッチメントの
取り付けと取り外し
金属製カッティング アタッチメントを
取り付ける / 取り外すには:
警告
保護手袋を着用してください - 鋭利な
刃先でケガをする危険があります
カッティング アタッチメントの配置
草刈ブレード 230-36 および 255-36 の
場合、刃先は時計方向を向いている必
要があります。
カッティングアタッチメントの取り付
け
N カッティング アタッチメント (7)
の位置を調整します
警告
スラスト プレートのカラー ( 小さな矢
印) は、カッティング アタッチメント
の穴に突き出ている必要があります。
カッティング アタッチメントの固定
N ガード リング (2) をシャフト (6) に
取り付けます。
N ボルト (5) をシャフト (6) の位置に
合わせて、止まるまで反時計回り
に締め付けます
N シャフトを固定します
N スクリュー (5) をレンチで締め付け
ます
警告
簡単に動くスクリューは交換する必要
があります。
注記
シャフト固定用ツールを抜き取りま
す。
カッティング アタッチメントの取り外
し
N シャフトを固定します
N ボルトを時計回りに回して緩め、
取り外します
N ガード リングを取り外します
N カッティング アタッチメントをス
ラスト プレートから取り外します
14
FS 26
Page 17

日本語
燃料
エンジンには、ガソリンとエンジンオ
イルの混合燃料が必要です。
警告
健康に害が及ぶため、ガソリンに直接
触れたり、気化したガソリンを吸い込
んだりしないでください。
STIHL モトミックス (MotoMix)
STIHL 社は、STIHL モトミックス
(MotoMix) の使用をお勧めしています。
すぐに使用可能なこの混合燃料はベン
ゼンや鉛を含まず、高オクタン価で
す。この燃料を使用すると、常に適正
な混合比率を維持することができま
す。
STIHL モトミックス (MotoMix) には、
エンジンをさらに長寿命化する STIHL
HP ウルトラ 2 ストロークエンジンオイ
ルが使用されています。
STIHL モトミックス (MotoMix) が販売
されていない市場もあります。
燃料の混合
注記
規定以外の不適切な燃料 / オイルを使
用するか、規定以外の混合比率を用い
ると、エンジンに重度の損傷が生じる
ことがあります。低品質のガソリンあ
るいはエンジンオイルは、エンジン、
シーリングリング、ホース、燃料タン
クを損傷させることがあります。
ガソリン
オクタン価が 90 以上の高品質ブランド
のガソリンだけを使用してください 無鉛、有鉛は問いません。
エタノール濃度が 10% 以上のガソリン
は、手動調整が可能なキャブレター付
きエンジンで作動関連の不具合を引き
起こすことがあるため、そうしたエン
ジンには使用しないでください。
M-Tronic 搭載エンジンは、エタノール
濃度が 25% までのガソリン (E25) で最
大出力を発揮できます。
エンジンオイル
ご自身で燃料を混合する場合は、
STIHL 製 2 ストロークエンジンオイ
ルのみを使用するか、次の仕様を満た
す他の高性能エンジンオイルを使用し
てください:JASO FB、JASO FC、
JASO FD、ISO-L-EGB、ISO-L-EGC、
または ISO-L-EGD。
機械の耐用年数にわたって排気ガスが
規制の限度値を超えないよう、STIHL
社は STIHL HP ウルトラ 2 ストロ
ークエンジンオイルの使用をお勧めし
ています。
混合比率
50:1 (STIHL 2 サイクルエンジンオイ
ルの場合 ):50:1 = ガソリン 50 に対
してオイル 1
例
ガソリン STIHL エンジンオイル (
比率 50:1)
リットル リットル(ml)
10.02(20)
5 0.10 (100)
10 0.20 (200)
ガソリン STIHL エンジンオイル (
比率 50:1)
リットル リットル(ml)
15 0.30 (300)
20 0.40 (400)
25 0.50 (500)
N 燃料の保管には承認された容器を
使用してください。燃料容器にま
ずオイルを入れてからガソリンを
入れ、十分に混ぜ合わせます。
燃料の保管
燃料は承認された安全タイプの燃料容
器に入れ、照明や太陽光から保護され
た、涼しく安全で乾燥した場所に保管
してください。
混合燃料は劣化します - 数週間で使い
切る分だけを混合してください。混合
燃料を 30 日以上保管しないでくださ
い。照明、太陽光、高低温にさらす
と、混合燃料は短期間で使用できなく
なる場合があります。
STIHL モトミックスは、問題なく最長
2 年間保管することができます。
N 給油する前に混合燃料の入った携
行缶をよく振ってください。
警告
携行缶内で圧力が生じている可能性が
あるため、キャップは慎重に開けてく
ださい。
N 燃料タンクと携行缶は、時々十分
に洗浄してください。
残ったガソリンと洗浄に使用した液体
は、その地域の規定と環境要件に従っ
て適切に処理してください。
FS 26
15
Page 18

日本語
給油
燃料タンク キャップ
警告
斜面で燃料を補充する際は、必ずフィ
ラーキャップが上り坂側に向くように
機械を配置します。
N フィラー キャップが上を向くよう
に、機械を平坦な地面に置きま
す。
N 給油する前に、汚れがタンクの中
に入るのを防ぐため、フィラー キ
ャップとその周りをきれいにして
ください。
タンク キャップを開ける。
N キャップを反時計回りに、キャッ
プをタンクの開口部から外すこと
ができるまで回します。
N キャップを外します。
燃料の補充
給油の際には燃料をこぼしたり、あふ
れさせないでください。
当社では、給油用に STIHL フィラー ノ
ズル ( 特殊アクセサリー ) の使用をお勧
めします。
N 燃料を補充します。
タンク キャップを閉める。
N 開口部にキャップを置きます。
N キャップを時計回りに、止まるま
で回します。手でできる限りしっ
かりと締め付けます。
16
FS 26
Page 19

日本語
ハーネスの取付け
ハーネスのタイプとスタイルは、市場
によって異なります。
肩掛けベルトの使用法は、「組み合わ
せ可能なカッティングアタッチメン
ト、デフレクター、ハンドルおよびハ
ーネス」の章を参照してください。
肩掛けベルト
フルハーネス
N フルハーネス (1) を着用します。
N カラビナ (2) が右腰から手幅分下が
った位置に来るようにベルトの長
さを調整します。
N 機械のバランスを取ります。
機械のハーネスへの取り付け
N カラビナ (1) をドライブチューブの
吊り下げ用リング (2) に掛けます 吊り下げ用リングをしっかりと保
持します。
機械のハーネスからの取り外し
N 肩掛けベルト (1) を肩に掛けます。
N カラビナ (2) が右腰から手幅分下が
った位置に来るようにベルトの長
さを調整します。
N 機械のバランスを取ります。
FS 26
N カラビナ (1) のバーを押して、吊り
下げ用リング (2) をカラビナから引
き抜きます。
緊急時の機械の取り外し
警告
差し迫った危険の場合、機械を素早く
取り外す必要があります。非常時に備
えて、機械を外して地面に降ろす練習
をしてください。この練習中に本機を
地面に投げ下ろして損傷しないように
してください。
17
Page 20

日本語
「機械のハーネスからの取り外し」の
解説に従い、パワーツールをカラビナ
から取り外す練習をしてください。
肩掛けベルトを使用している場合:ス
トラップを肩から外す練習をしてくだ
さい。
フルハーネスを使用している場合:ロ
ッキングプレートをすばやく開き、肩
からハーネスストラップを外す練習を
してください。
ユニットのバランス
吊り位置
N 芝刈りブレードは、地面に軽く当
たるようにする必要があります
次の手順を実行して、適切な吊り下げ
位置になるようにします:
機械の動きが止まるまで、機械を吊り
下げて揺れるままにします
N 吊り下げ用リングのスクリューを
締め付けます
N スクリュー (3) を緩めます
N 吊り下げ用リング (2) を調整して (
スクリューを軽く締め付けます )、
機械を吊り下げて止まるまで揺れ
るままにします - 吊り位置を確認
します
適切な吊り位置になったら:
18
FS 26
Page 21

日本語
エンジンの始動と停止
操作部
1 スロットルトリガーロックアウト
2 スロットルトリガー
3 停止スイッチ - 運転および停止の
設定付き。イグニッションシステ
ムをオフにするには、停止スイッ
チ (…) を押す必要があります -
「停止スイッチおよびイグニッシ
ョンの機能」を参照してくださ
い。
4 サムホイール - スロットル開度を
制限します - 「サムホイールの機
能」を参照してください。
停止スイッチおよびイグニッションの
機能
押されていないときは、停止スイッチ
は運転位置にあります:イグニッショ
ンはオンになっています - エンジンは
始動準備が整い、始動できる状態にな
っています。停止スイッチを押すと、
イグニッションはオフになります。エ
ンジンが停止すると、イグニッション
スイッチは自動的に再びオンに切り替
わります。
サムホイールの機能
サムホイールは、スロットル開度を無
段階に制限するために使用します:
– サムホイールを止まるまで - 方向
に回すと、アイドリング回転にな
ります。
– サムホイールを止まるまで + 方向
に回すと、フルスロットルになり
ます。
– スロットルトリガーを強く引く
と、制限値を超えることができま
す - 制限値の設定は、この操作に
よって無効にはなりません。
エンジンの始動
5
冷機エンジン ( 冷機スタート )
N 暖機スタートノブ (6) を回し、 g
まで押します
エンジン始動後、暖まりきっていない
場合もこの位置を使用します。
– サムホイールを止まるまで + 方向
に回します。
暖まっているエンジン ( 暖機スタート )
N 暖機スタートノブ (6) は、 F 位置の
ままです。
始動
N 機械を地面の安全な場所に置きま
す。エンジンサポートとカッティ
ングアタッチメントデフレクター
0000-GXX-5224-A0
FS 26
N 手動燃料ポンプ (5) を 5 回以上押し
ます - ポンプに燃料が充填されて
いる場合でも同様の操作を行いま
す。
19
Page 22

日本語
を下にしてください。カッティン
グアタッチメントは地面やその他
の物体に接触してはなりません。
N 立つか、かがむか、ひざまずき、
安定した姿勢を取ります。
N 機械を左手で地面にしっかり押し
付けます - その際にスロットルト
リガー、スロットルトリガーロッ
クアウト、停止スイッチに触れな
いよう注意します。
注記
シャフトの上に立ったり、膝をついた
りしないでください!
N 右手でスターターグリップをゆっ
くりと滑らかに引きます。
注記
スターターロープは完全に引き出さな
いでください - 破損する危険がありま
す!
N スターターグリップを急に離さな
いでください - 手を添えてハウジ
ングにゆっくりと戻すと、スター
ターロープが正しく巻き込まれま
す。
N エンジンが始動するまで上記の手
順を繰り返します
エンジンが始動したら
気温が +10 ℃ 未満の場合
g の位置で 10 秒以上作動させ、暖機
させます。
気温が +10 ℃ 以上の場合
g の位置で約 5 秒作動させ、暖機させ
ます。
N スロットルトリガーロックアウト
を押して加速します - 暖機スター
トノブが運転位置 F に移動します。
冷機スタート後は、アクセルを数回吹
かして、エンジンを暖めます。
警告
キャブレターの設定が適正ならば、エ
ンジンのアイドリング中にカッティン
グアタッチメントは回転しません!
以上で機械の使用準備が完了しまし
た。
エンジンを切る
N 停止スイッチを押します - エンジ
ンが停止します - 停止スイッチを
放します - 停止スイッチは元の位
置に戻ります。
始動についてのヒント
エンジンが冷機スタート位置 g で停
止する。
N スロットルトリガーロックアウト
を押してスロットルトリガーを握
ります - 暖機スタートノブが運転
位置 F に移動します。
N エンジンがかかるまで、 F 位置で
始動操作を続けます。
エンジンは冷機スタート位置 g で作
動するが、加速中に停止する。
N エンジンがかかるまで、冷機スタ
ート位置 g で始動操作を続けま
す。
エンジンがかからない。
N すべての操作部が適正に設定され
ているか確認します。
N タンク内に燃料があるか確認し、
必要に応じて給油します。
N スパークプラグターミナルが確実
に接続されているか確認します。
N 始動手順を繰り返します。
エンジンが燃料を吸い込みすぎてい
る。
N 暖機スタートノブを F 位置に合わ
せます - エンジンがかかるまで始
動操作を続けます。
20
FS 26
Page 23

日本語
燃料タンクが完全に空になった。
N 給油後、手動燃料ポンプを 5 回以
上押します - 燃料が充填されてい
ても、同様の操作を行ってくださ
い。
N エンジン温度に合わせて暖機スタ
ートノブを適切な位置に設定しま
す。
N エンジンを再始動します。
作業中の注意事項 エアーフィルターの掃除
ならし運転
新品の機械は、最初の燃料 3 タンク分
の間は、高速回転 ( 無負荷でフルスロ
ットル ) で運転しないでください。こ
れでならし運転中の不要な高負荷を避
けます。すべての動く部品は、ならし
運転中になじんでくるので、この期間
はエンジンの摩擦抵抗が大きくなって
います。エンジンの最高出力を発揮で
きるのは、タンク 5 ~ 15 回分の使用後
となります。
作業中
長時間のフルスロットル運転後は、し
ばらくの間アイドリングしてエンジン
の熱を冷却風で放熱してください。組
み込まれている部品 ( イグニッション
やキャブレター ) を熱から守るためで
す。
エンジンの出力が著しく低下した場合
N 暖機スタート ノブ (1) を g にセッ
トします
N フィルター カバー (3) のスクリュ
ー (2) を反時計回りにカバーが緩む
まで回します
N フィルター カバー (3) を取り外し
ます
N フィルターの周りに付着した汚れ
を取り除きます
FS 26
作業後
短期間使用しない場合:エンジンが冷
えるまで待ちます。燃料タンクを空に
して、次の使用時まで火気のない乾燥
した状態で保管します。長期間に未使
用の場合は、「機械の保管」を参照し
てください。
21
Page 24

日本語
N フィルター ハウジングの溝 (4) か
ら、フェルト フィルター (5) をし
っかり掴んで取り外します
N フェルト フィルター (5) を交換し
ます - 一時的な方法として、フィ
ルターを手のひらでたたくか、圧
縮空気を吹き付けることができま
す - 洗浄しないでください
注記
損傷した部品は交換してください!
N フェルト フィルター (5) をフィル
ター ハウジングにしっかりと挿入
します
N 暖機スタート ノブ (1) を g にセッ
トします
N フィルター カバー (3) を取り付け
ます - スクリュー (2) が斜めになっ
ていないことを確認します - スク
リューを挿入して締め付けます
キャブレターの調整
機械のキャブレターは、あらゆる使用
状況で性能と燃料効率が最適化される
よう工場で調整されています。
アイドリング回転数の設定
アイドリング回転中にエンジンが停止
する場合
N エンジンの動作が滑らかになるま
で、アイドリング回転数調整スク
リュー (LA) を時計回りにゆっくり
回します。
アイドリング中にカッティングアタッ
チメントが回る場合
N カッティングアタッチメントの回
転が止まるまで、アイドリング回
転数調整スクリュー (LA) をゆっく
りと反時計回りに回します。
スパーク プラグ
N エンジンの出力が低下したり、始
動しにくくなったりアイドリング
が不安定になったら、先ずスパー
ク プラグを点検してください。
N 約 100 時間運転後には新品のスパ
ークプラグと交換してください 電極が極度に焼損している場合は
0208BA036 KN
それよりも早く交換してくださ
い。スチール社が承認した、雑音
防止スパーク プラグのみをご使用
ください - 「技術仕様」の項を参
照してください。
スパークプラグの取り外し
2
1
N 取り外しが可能な状態になるまで
キャップ (2) のスクリュー (1) を回
します。
N キャップを下に置きます。
0208BA037 KN
警告
調整後もアイドリング回転時にカッテ
ィングアタッチメントが回転し続ける
場合は、サービス店に点検を依頼して
ください。
22
FS 26
Page 25

日本語
3
N スパークプラグターミナル (3) を抜
き取ります。
N スパークプラグを取り外します。
スパークプラグの点検
N 汚れたスパークプラグをきれいに
します。
N 電極ギャップ (A) を点検して、必要
な場合は調整します - 数値は 「技
術仕様」の項を参照してくださ
い。
N 以下のような、スパークプラグが
汚れる原因を排除してください。
原因:
– エンジンオイル混合量の過多
– エアーフィルターの汚れ
– 劣悪な使用環境
0208BA038 KN
警告
アダプターナット (1) が緩んでいるか、
外れている場合はアークが発生するこ
とがあります。発火または爆発が起き
やすい環境下で作業を行うと、実際の
火災または爆発が発生する恐れがあり
ます。この場合、作業員が重傷を負っ
たり、建物に損傷を与えたりする可能
性があります。
N 抵抗入タイプのスパークプラグを
使用し、アダプターナットをしっ
かりと締め付けてください。
スパークプラグの取り付け
N スパークプラグを取り付け、しっ
かりと締め付けます。
N ターミナルをしっかりとスパーク
プラグに押し込みます。
1
2
N キャップ (1) を取り付け、スクリュ
ー (2) を差し込み、しっかりと締め
付けます。
エンジンの動作
エアー フィルターを整備し、キャブレ
ターおよびスロットル ケーブルを正し
く調整したにも関わらず、エンジンの
動作が依然として不十分な場合は、マ
フラーにも問題がある可能性がありま
す。
マフラーが汚れていないか ( カーボン
が付着している )、サービス店で点検し
てください!
当社では、整備や修理を STIHL 認定サ
ービス店だけに依頼されることをお勧
めします。
0208BA039 KN
FS 26
23
Page 26

日本語
機械の保管 金属製カッティング ブレー
ドの目立て
機械を約 3 ヶ月以上使用しない場合
N 換気の良い場所で燃料タンクを空
にし、洗浄します
N 規則に準じて、環境に害を及ぼさ
ないように燃料を廃棄してくださ
い
N キャブレターが乾くまでエンジン
を運転します。これによりキャブ
レターのダイヤフラムの貼り付き
を防止します。
N カッティング アタッチメントを取
り外し、きれいにして点検してく
ださい。金属製カッティング アタ
ッチメントを保護オイルで処理し
ます。
N 機械を丁寧に掃除します
N 機械を乾いた安全な場所に保管し
てください。子供などによる許可
外の使用を避けてください
摩耗が確認されたら、サービス店に問
い合わせて、STIHL USG を使用してカ
ッティング アタッチメントの超硬チッ
プ付きカッターを目立てしてもらって
ください。 STIHL では STIHL サービス
店をお勧めします。
ユーザーによる点検と保守
スロットル ケーブルの調整
機械が完全に組み立てられている場合
のみ、スロットルケーブルを設定しま
す。 コントロール ハンドルは、動作位
置になっている必要があります。
下記に示されている調整を行っても望
ましい結果が得られない場合は、サー
ビス店に問い合わせて機械の修理を依
頼してください。 STIHL では STIHL サ
ービス店をお勧めします。
スロットル ケーブルの設定の点検
エラー パターン: スロットル トリガー
のみが押されている時、機械の回転数
が上昇する
24
N エンジンを始動します
N スロットル トリガー (1) を押しま
す - スロットル トリガー ロックア
ウト (2) を作動させないでください
エンジン回転数が上昇するかカッティ
ング アタッチメントも回転する場合、
スロットル ケーブルを設定する必要が
あります。
N エンジンを停止します
FS 26
Page 27

日本語
スロットル ケーブルの調整
N スロットル トリガー (1) およびス
ロットル トリガー ロックアウ
ト (2) を止まるまで握り込み、保持
します
軽く握って、レバーが停止の所定位置
に保持されるようにします。
N スロットル トリガーのスクリュー
を 1/2 回転反時計回りに回します
N スロットル トリガーおよびスロッ
トル トリガー ロックアウトを解放
します
N エンジンを始動し、設定を確認し
ます
N エンジンのスイッチを切り、必要
に応じて設定を繰り返します
スチール販売店による点検と
保守
整備作業
STIHL 社ではすべての整備や修理を
STIHL サービス店に依頼されることを
お勧めしています。
燃料タンク内のピックアップボディ
N 燃料タンク内のピックアップボデ
ィは毎年点検し、必要に応じて交
換してください。
ピックアップボディは、タンク内の図
示された部分にあります。
防振エレメント
振動吸収用ラバーエレメントは、パワ
ーヘッドとシャフトの間に取り付けら
れています。摩耗が顕著になったか、
常に振動が増すときは、防振エレメン
トを点検してください。
0208BA044 KN
FS 26
金属製カッティングアタッチメント
STIHL USG を使用してカッティングア
タッチメントの超硬チップ付きカッタ
ーを目立てします。
25
Page 28

日本語
整備表
次の間隔は通常の作業条件を対象にしています。毎日の作業時間が通常よりも長
いか、作業条件が悪い場合 ( 粉塵が非常に多い場所等 ) は、それに応じて、表に示
された間隔よりも短くしてください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
毎年
故障時
損傷時
必要に応じて
目視検査 ( 安全な状態、漏れ ) XX
機械本体
コントロールハンドル 機能テスト XX
エアフィルター
手動燃料ポンプ ( 装備モデルのみ )
燃料タンク 清掃 XXX
燃料タンク内のピックアップボディ
キャブレター
スパークプラグ
冷却空気吸入部
シリンダーフィン
すべての手の届くスクリュー、ナット、
ボルト ( 調整スクリューを除く )
清掃 X
損傷部品の交換 X
目視検査 XX
1)
交換
点検 X
サービス店に修理を依頼してください
2)
点検はサービス店に依頼してください
2)
交換は サービス店に依頼してください
2)
アイドリング調整の点検 ( カッティン
グアタッチメントが回転しないこと )
アイドリング回転数の設定 X
電極ギャップの調整 X
100 運転時間ごとに交換
目視検査 X
清掃 X
清掃はサービス店に依頼してください
2)
締め付け X
XX
XXX
X
X
X
X
26
FS 26
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次の間隔は通常の作業条件を対象にしています。毎日の作業時間が通常よりも長
いか、作業条件が悪い場合 ( 粉塵が非常に多い場所等 ) は、それに応じて、表に示
された間隔よりも短くしてください。
作業開始前
作業終了後または毎日
燃料給油時
毎週
毎月
毎年
故障時
防振エレメント
3)
目視検査
交換は サービス店に依頼してください
2)
XXX
目視検査 XX
交換 X
金属製カッティングアタッチメント
確実に取り付けられているか確認 XX
目立てはサービス店に依頼してくださ
2)
い
XX
安全情報ラベル 交換 X
1)
エンジン出力が著しく低下した場合のみ
2)
STIHL では、STIHL サービス店の利用をお勧めしています
3)
「サービス店による点検と保守」の項のサブセクション 「防振エレメント」を参照してください
損傷時
X
日本語
必要に応じて
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日本語
磨耗の低減と損傷の回避
本取扱説明書の記述を遵守して使用す
ると、機械の過度の磨耗や損傷が回避
されます。
本機の使用、整備並びに保管は、本取
扱説明書の記述に従って入念に行って
ください。
特に以下の場合のように、安全に関す
る注意事項、取扱説明書の記述内容及
び警告事項に従わずに使用したことに
起因する全ての損傷については、ユー
ザーが責任を負います:
– スチールが許可していない製品の
改造。
– 当製品への適用が承認されていな
い、適していない、または低品質
のツールやアクセサリーの使用。
– 指定外の目的に当製品を使用。
– スポーツ或いは競技等の催し物に
当製品を使用。
– 損傷部品を装備したままで当製品
を使用したことから生じる派生的
損傷。
整備作業
「整備表」に列記されている作業は、
必ず全て定期的に行ってください。整
備作業を使用者が自ら行えない場合
は、サービス店に依頼してください。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
上記整備作業を怠ったことが原因で生
じた以下のような損傷に対しては、上
記の例として、以下の部品が挙げられ
ます:
– 指定された時期に実施されなかっ
た整備や不十分な整備 ( 例:エア
ー フィルター、燃料フィルター )、
不適切なキャブレターの調整また
は不十分な冷却空気経路の掃除 (
エアー吸入スリット、シリンダー
フィン ) が原因で生じたエンジン
の損傷。
– 不適切な保管に起因する腐食およ
びその他の派生的損傷。
– 低品質の交換部品を使用したこと
による本機の損傷。
磨耗部品
パワーツールの部品によっては、規定
どおりに使用しても通常の磨耗は避け
られません。これらの部品は、使用の
種類や期間に合わせて適時に交換して
ください。上記の例として、以下の部
品が挙げられます :
– カッティング アタッチメント ( 全
種)
– カッティング アタッチメント固定
用パーツ ( ライダープレート、ナ
ット等 )
– カッティング アタッチメント用デ
フレクター
– クラッチ
– フィルター ( エアー フィルター、
燃料フィルター )
– リワインド スターター
– スパーク プラグ
– 防振エレメント
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主要構成部品
16
10
9
3
5
7
10
9
8
1
2
0000-GXX-5232-A0
4
8
11
7
6
13
14
15 15
18
19
12
20
21
#
17
日本語
1 暖機スタートノブ
2 キャブレター調整スクリュー
3 燃料タンクキャップ
4 燃料タンク
5 スターターグリップ
6 マフラー
7 スロットルトリガー
8 サムホイール
9 停止スイッチ
10 スロットルトリガーロックアウト
11 バイクハンドル
12 ドライブチューブ / シャフト
13 ハンドルバーサポート
14 吊り下げ用リング
15 スロットルケーブルリテイナー
16 キャップ付きスパークプラグター
ミナル
17 手動燃料ポンプ
18 エアフィルターカバー
19 マシンサポート
20 ループハンドル
21 ハンドルホース
# 機械番号
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日本語
1 金属製カッティング ツール
2 ガード
技術仕様
エンジン
単気筒 2 ストロークエンジン
排気量: 24.1 cc
シリンダー径: 35 mm
ピストンストローク:25 mm
ISO 8893 に準拠した
エンジン出力:
アイドリング回転数:2800 rpm
回転数制御範囲 ( 公称
値 ): 9800 rpm
出力シャフトの最高
回転数 ( カッティング
アタッチメント ) 8260 rpm
イグニッションシステム
エレクトロニックマグネトイグニッシ
ョン
スパークプラグ ( 雑音
防止 ): NGK CMR6H
電極ギャップ: 0.5 mm
燃料システム
燃料ポンプ付き全方向ロータリーバル
ブ式キャブレター
燃料タンク容量: 540 cc (0.54 l)
0.9 kW (1.2 HP)
/ 8000 rpm
重量
燃料なしの状態、カッティングアタッ
チメントとデフレクターを除く
FS 26 SC: 4.5 kg
FS 26 RC: 4.6 kg
FS 26 C: 4.9 kg
全長
カッティングアタッチメントを除く
FS 26 SC: 1780 mm
FS 26 RC: 1780 mm
FS 26 C: 1780 mm
装置の特長
C 快適機能を示す
S ハンドルホース
R ループハンドル
音圧・音響・振動レベル
音圧、音響、および振動の数値は、刈
払機の作動状態としてアイドリング回
転および公称定格最大回転を均等に考
慮して、計算されています。
振動に関する事業主への指令
2002/44/EC の遵守に関しては、
www.stihl.com/vib/ をご覧ください。
ISO 22868 に準拠した音圧レベル L
金属製カッティングツール付き
FS 26 SC: 93 dB(A)
FS 26 RC: 93 dB(A)
FS 26 C: 93 dB(A)
peq
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日本語
ISO 22868 に準拠した音響出力レベル
L
wRA
金属製カッティングツール付き
FS 26 SC: 108 dB(A)
FS 26 RC: 108 dB(A)
FS 26 C: 108 dB(A)
ISO 22867 に準拠した振動レベル
a
hv,eq
金属製カッティングツール付き
左ハンドル 右ハンドル
FS 26 SC: 6.5 m/s
FS 26 RC: 5.9 m/s
FS 26 C: 4.3 m/s
2
2
2
7.5 m/s
5.9 m/s
3.5 m/s
2
2
2
指令 2006/42/EC に準拠した K-係数
は、音圧レベルおよび音響出力レベル
ついて 2.0 dB(A) です。指
令 2006/42/EC に準拠した K-係数は、
振動加速度について 2.0 m/s
2
です。
排気ガス
EU 型式認定手順に従って測定した
CO2値は、www.stihl.com/co2 に記載
されています。
CO
測定値は、代表的なエンジンを実
2
験室で標準的な試験手順に従って測定
した結果であり、特定のエンジンの性
能を明示的、暗示的に保証する数値で
はありません。
適用される排気ガス規制の要件は、本
書に記載されている方法で機械を使用
し、整備することによって満たされま
す。型式認定は、エンジンを改造する
と無効になります。
整備と修理 廃棄
本機を使用する方が実施できる保守お
よび整備作業は、本取扱説明書に記述
されていることだけです。それ以外の
修理はすべてサービス店に依頼してく
ださい。
当社では整備や修理を、認定を受けた
スチール サービス店のみに依頼される
ことをお勧めします。スチール サービ
ス店には定期的にトレーニングを受け
る機会が与えられ、必要な技術情報の
提供を受けています。
修理時には、当社が本機への使用を承
認した、または技術的に同等な交換部
品だけをご使用ください。高品質の交
換部品のみを使用して、事故および本
機の損傷を回避してください。
当社ではスチール オリジナルの交換部
品のご使用をお勧めします。
スチール純正部品には、スチール部品
番号、 { ロゴマークおよびス
チール部品シンボル マーク K が刻印
されています。( 小さな部品では、シン
ボルマークだけが刻印されているもの
もあります。)
国別の廃棄の規則および規制を順守し
てください。
スチール製品は、家庭用ごみ入れに廃
棄しないでください。 製品、アクセサ
リー、包装は、環境に配慮してリサイ
クルを行うため、認可された廃棄場に
持ち込んでください。
廃棄物処理の最新情報については、ス
チール サービス店へお問い合わせくだ
さい。
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日本語
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0458-594-4321-B
japanisch
J
www.stihl.com
*04585944321B*
0458-594-4321-B