Steinberger Cubase VST User's Manual

スコア
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Steinberg Soft- und Hardware GmbH, 2000.
©
Japanese Edition : ©
Steinberg Japan Inc., 2000.
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目次
7 スコアエディタの原理
8 ここで学ぶこと 8 ようこそ ! 8 スコアエディタでの処理の仕組み 9 MIDI ノート vs スコアノート 10 表示用クオンタイズ機能 14 手動音符入力 vs 音符のレコーディ
ング
15 チュートリアル
16 ここで学ぶこと 16 チュートリアル1:マウスクリック
による音符入力
27 チュートリアル 2:MIDI レコー
ディングの変換
43 他のスコアチュートリアル
45 基本的な使用方法
46 ここで学ぶこと 46 準 備 46 スコアエディタを開く 48 ソングポジション 49 ページモード 50 拡大率を変更する 51 アクティブな譜表 53 印刷及びページ設定 53 作業環境の設計 59 調号、音部記号、拍子記号の設定 65 移調楽器を使って作業する 66 作業の順序 67 画面表示を更新 67 スコアのユーザー設定について
69 MIDI レコーディングのスコ
ア化
70 ここで学ぶこと 70 スコア化機能について 70 パートの準備 70 ヒント:スコア作成のためのパート
の準備
71 譜表設定 79 特別なテクニックを必要とする状況 81 表示用クオンタイズチェンジの挿入 84 ヒント:表示用クオンタイズチェン
ジの追加
84 声部の振り分け 86 「音符データを MIDI に適用」の使用
87 マウスによる音符の入力と
編集
88 ここで学ぶこと 88 譜表設定 91 音価と位置 95 音符の追加と編集 98 休符の追加 99 音符の選択方法 102 音符の削除 102 音符の移動 105 音符を複製する 105 " イベントを他のトラックに移動
(Move Events To)" 機能
107 小節線のハンドラを使って移動する 108 切り取り、コピー、貼り付け 109 個々の音符のピッチを編集 110 音符の長さを変更 113 音符を 2 つにスプリットする 113 音符をミュートする 114 表示用クオンタイズツールを使って
作業する
114 分割(ピアノ)譜表 115 ヒント:一括譜表 116 音部記号、調号、拍子記号の挿入と
編集
119 譜表設定
120 ここで学ぶこと 120 譜表設定 121 譜表の設定方法 121 譜表プリセットの使い方 123 譜表モード 123 調号と音部記号 124 表示用クオンタイズと音符の解釈 125 譜表オプション 127 譜表の設定と GM(General MIDI)
楽器
129 多声部化機能
130 ここで学ぶこと 130 背景知識:多声部化(ポリフォニッ
ク化)機能
132 多声部化の設定 135 ヒント:いくつの声部が必要です
か?
135 " 声部に自動移動(Auto Move To
Voice)" の使用
Cubase VST
スコア-4 目次
137 声部への音符入力 137 レコーディングとステップ入力 138 音符がどの声部に属しているのかを
チェック
138 ある声部の全音符を選択 139 声部間の音符の移動 140 休符の処理 142 ピアノ譜表を多声部に変換 144 声部と表示用クオンタイズ 145 交差声部の作成 147 自動多声部化機能 - 譜表を別トラッ
クに統合
148 声部をトラックに変換 - 声部を個別
トラックに分割
149 音符と休符の追加
フォーマット処理
150 ここで学ぶこと 150 背景知識:符尾 151 符尾の向きの設定 154 符尾の長さの設定 156 臨時記号と異名同音的転換 158 符頭形状の変更 159 符頭色の変更 161 音符の情報 164 音符間での設定のコピー 164 連桁の処理 172 タイで連結された音符について 175 音符の表示上の移動 176 キューノート 178 装飾音符 181 連 符
185 記号の処理
186 ここで学ぶこと 186 背景知識:レイアウトレイヤー
(Layout Layer)
188 記号パレット 193 重要!:記号、譜表、声部 194 スコアに記号を追加 206 記号の選択 208 記号の移動と複製作成 215 長さと形状の変更 216 記号をダブルクリック 216 記号の削除 216 コピーと貼り付け 217 整列
219 記号に関する詳細
227 コードの処理
228 ここで学ぶこと 228 コード記号 234 リードシートの作成 235 コードトラックと臨時記号
237 テキストの処理
238 ここで学ぶこと 238 一般的なテキストの追加と編集 246 様々な種類のテキスト 251 テキスト機能 254 固定テキスト要素
263 レイアウトの処理
264 ここで学ぶこと 264 背景知識:レイアウト 265 レイアウトの作成 266 レイアウトのトラックを開く 267 レイアウトリスト 270 レイアウトの使用:一つの例 270 マーカーパートの記号を表示
(Marker Track to Form)
271 補足:レイアウトの設定と
テクニック
272 ここで学ぶこと 272 ページモード設定 274 譜表サイズ 274 アイテムを隠す / 表示する 277 長休符 278 縦線の追加と編集 279 弱起の作成 282 1 段あたりの小節数の設定 284 小節の挿入および削除 285 縦線(小節線)の移動 287 譜表のドラッグ 289 大括弧および中括弧の追加 291 自動レイアウト 293 レイアウトの初期化 294 縦線の切断 295 大譜表間の設定のコピー
Cubase VST
目次 スコア-5
297 ドラム譜の作成
298 ここで学ぶこと 298 背景知識:ドラムマップとスコア
エディタ
300 ドラムマップの設定 303 ドラム譜のための譜表設定 304 音符の入力と編集 304 単線ドラム譜表の使用
305 タブ譜の作成
306 ここで学こと 306 タブ譜の自動作成 309 タブ譜の手動作成 310 タブ譜上の数字の表示 311 タブ譜の編集 312 符頭の形状
313 ページの印刷と書き出し
314 印 刷 315 ページの一部を書き出しのために
選択
317 スコアと MIDI
318 ここで学ぶこと 318 MIDI と譜面の関連付け(MIDI
Meaning)
319 ダンパーペダル記号 320 プログラムチェンジ記号 321 クレッシェンドをベロシティに適用 322 ダイナミクスをベロシティに適用
335 ショートカット
336 一括編集と一括入力 337 情報の表示 338 記号および他のオブジェクト用の
「コンテクストメニュー」
339 索引
323 トラブルシューティング
324 ここで学ぶこと 324 この章の利用方法 324 音符の追加と編集 326 記号とレイアウト
327 ティップスとトリック
328 ここで学ぶこと
Cubase VST
スコア-6 目次
1

スコアエディタの原理

ここで学ぶこと

スコアエディタとMIDIデータの関係。
表示用クオンタイズとは何か。そしてそれはどのように機能するのか。

ようこそ!

さあ、Cubase VST によるスコアの作成を始めましょう ! スコアエディタは、あらゆる 種類の音楽を、必要な記号やフォーマット処理を含んだ完全なスコアとして表示する
ことを可能にします。スコアエディタによって、フルオーケストラのスコアからのパー ト譜の作成、歌詞やコメントの追加、リードシート(編曲の概要を記した楽譜)、ドラ
ムスコア、タブ譜の作成、等々を行うことができます。言い換えれば、これまで作成 したいと思っていたあらゆる種類の楽譜を作成することができます。
スコアエディタでの処理の仕組みについては2、3の基本的な原則があり、スコアエディ タを完全に使いこなすためにはこれらの原則を理解しておかねばなりません。ここで
は、この原則について解説します。できるだけ簡潔に述べますので、しばらく我慢し て読み続けてください。

スコアエディタでの処理の仕組み

スコアエディタは、基本的には以下のようなことを行っています。
パート/トラックからMIDIノートを読み込みます。
ユーザーが行った各設定を調べます。
設定に従い、MIDIノートを表示するかどうかを決定します。
MIDI データ
スコアエディタ
スコアの設定
スコアエディタは、MIDIデータとスコア設定を入力として読み込み、スコアを出力として作成し ます。
スコアエディタは、これら処理のすべてをリアルタイムで行います。MIDIデータのど れかを変更した場合には ( たとえば、音符の移動や音価の変更など )、これは直ちにス
コアに反映されます。スコア設定のどれかを変更した場合にも(拍子記号や調号の変更 など)、変更は即座に反映されます。
スコアエディタは画像作成プログラムとして見なすべきではありません。むしろMIDI データの解釈プログラムとして見なすべきです。
Cubase VST
スコア-8 スコアエディタの原理
スコアの表示

MIDIノート vs スコアノート

Cubase VSTのMIDIトラックとドラムトラックは、MIDIノートと他のMIDIデータを記 録します。すでにご存じの通り、Cubase VSTのMIDI ノートは、位置、長さ、ピッチ、
ベロシティによって定義されているだけです。それだけでは、各ノートをスコアにお いてどのように表示するのかを決定するには不十分です。Cubase VSTは、スコア作成
のために、もっと多くのの情報を必要とします。つまり、どのタイプの楽器が使用さ れているのか? ドラムか? ピアノか? 調号は何か ? 基本的なリズムは何か? ノートを連
桁 (Beam) によってどのようにグループ化するのか? 等々です。このような情報は、各 種の設定を行ったり、スコアエディタで利用可能なツールの使用によってCubase VST
に与えられます。

MIDIとスコアの関係の例

Cubase VSTは、MIDIノートの位置を記録するとき、ティック (Tick) と呼ばれる絶対値 によって計測を行います。4分音符は常に 15360 ティックの長さを持ちます。以下の図
の譜例をご覧ください。
4/4 拍子の小節の最後の拍の4分音符。
ノートは、小節の4拍目に位置しています。では、次に、拍子記号を 3/4 に変更してみ ましょう。これは、小節の長さを 46080 ティック (15360 × 3) に短縮します。突然、譜
例の4分音符 (ノート ) は、次の小節の頭に移動してしまいます。
3/4 での同じ4分音符。
なぜでしょうか? 答えは、こうです。拍子記号を変化させることによって、トラック/ パートのMIDIデータは変更されません。このため音符は前と同じ絶対値の位置に留ま
ります。ただし、各小節は短縮されるので、結局スコアでは音符は移動します。
ここで理解しようとしていることは、スコアエディタが、MIDIデータの解釈プログラ ムであるということです。この解釈プログラムは、ユーザーがダイアログボックスや
メニューで設定した規則に従い処理を行います。そしてこの解釈は、「ダイナミック」 ( 動的) に実行されます。つまり、データ (MIDIデータ ) や規則 ( スコア設定) が変化す
れば、解釈の処理も絶えず更新されていきます。
スコアエディタの原理 スコア-9
Cubase VST

表示用クオンタイズ機能

アレンジウィンドウで、いくつかのスタッカートの8分音符からなる音形をレコーディ ングしたとしましょう。スコアエディタを開くと、それは以下のように表示されます。
これは実際に意図したものとは違います。つまり、Cubase VSTの観点からは16分音符 を演奏したと解釈されたのであり、それが多数の休符が間に入っている理由です。し
かし、演奏者は、そんなつもりで演奏 したわけで はありませんでした。この部分は、 スタッカートです。確かに短いノートを演奏させたいのですが、譜面には別の形で表
示させたいはずです。この問題を解決するために、スコアエディタでは、表示用クオ ンタイズと呼ばれる機能を使用します。
表示用クオンタイズは、プログラムに2つの事柄を教えるために用いられる設定です。
音符の位置を表示する際のスコアエディットの精密性。
スコアで表示したい音符の最小値(長さ)。
上記の例では、表示用クオンタイズ値は、32 分音符(またはそれ以下の音価)に設定 されていることが分かります。次の章を読み、チュートリアルに従うことで、表示用
クオンタイズの値を自分で設定する方法について学ぶことができます。
例では、表示用クオンタイズの値を16分音符に変更するとしましょう。
表示用クオンタイズ値を16 分音符に設定。
現在、タイミングは正しいように見えますが、音符はあなたの意図したものではない とします。コンピュータの観点か ら見ると、16 分音符 を演奏したと解釈 されたため、
間に多数の休符が入っていることが分かるかもしれませ ん。しかし、あなたはそんな つもりで演奏したわけではありませんでした。スタッカート部 分としてトラックに短
い音符を演奏させたいのですが、譜面には別の形で表示させ たいはずです。表示用ク オンタイズ値を8分音符に設定してみましょう。
表示用オンタイズ値を8分音符に設定。
Cubase VST
スコア-10 スコアエディタの原理
これで望み通りの 8 分音符が表示されました。あ と行うべきことは、スタッカートの アーティキュレーションを追加するだけで す。これは、鉛筆ツールを使用して、マウ
スを 1 回クリックするだけで、 実現できます ( この点については、『記号の処理』をお 読みください) 。
これは、どのような仕組みで処理されたのでしょうか?表示用クオンタイズを8分音符 に設定することによって、言葉で表現すると以下のような指示を Cubaseに与えられた
ことになります。「8 分音符より短い音符は、どれくらい短いかに関係なく、すべて表 示しないでください。」「表示」という言葉が使われていることにも注意してください。
これは、ここで理解してもらいたい最も重要な事実の一つに関連しています。
● 表示用クオンタイズの設定は、レコーディング、つまりMIDIノートに変更を加えるも のではまったくありません。これは、他の通常のクオンタイズ機能とは異なる点です。
この設定は、スコアエディタで音符がどのように 表示されるかについてだけ影響を及 ぼします (その他の点ではまったく効力を持ちません ) 。

表示用クオンタイズ値は注意して選択してください

すでに説明したように、音符の表示用クオンタイ ズ値は、表示可能な最小音価を指定 します。たとえば、上記の例で4分音符にこの値を設定した場合に何が起きるかについ
て少し考えてみましょう。
表示用クオンタイズ値を 4分音符に設定。
おやおや、これはあまり良くありません。もち ろん、これでは困ります。この設定に よって、フレーズに現れる最小音符は、4分音符であるとCubase VSTに指示してしまっ
たわけです。これは、8分音符や16分音符は存在しないと指示したことになります。そ こでCubase VST はスコアを画面に描くときに、すべての8 分音符に表示用クオンタイ
ズを実行し、4分音符の位置に移動させてしまいました。このために上の図のような譜 面になったのです。しかしプレイボタンをクリ ックすれば、このフレーズは、元のフ
レーズと同じよ うに問題なく プレイバッ クされます。つま り表示用ク オンタイズは、 レコーディングのスコア表示にだけ影響を及ぼ します。そして最後にもう一つ重要な
ことは、次の点です。
● たとえマウスを使用して音符を入力し、完全に正 確な音価を入力したとしても、音符 と休符の表示用クオンタイズ設定を適切に行っておくことも大切です。これらの値は、
MIDIレコーディングには関係ありません ! たとえば、音符の表示用クオンタイズを4分 音符に設定し、クリックにより 8 分音符の入力を開始した場合、トラックに は (MIDI
データとして) 8 分音符が記録されますが、表示されるのは4分音符だけです。
Cubase VST
スコアエディタの原理 スコア-11

休符の表示用クオンタイズ機能を使う

前のセクションでは、音符の表示用クオンタイズ機能を使用 してきました。表示され る最小休符を設定するために用いられる、"休符 "表示用クオンタイズと呼ばれる、似
たような設定があります。この設定は、ときに非常に効果的です。
オリジナルの音符例が以下のような場合、どうでしょうか。
ご覧の通り、最初の音符は、16 分音符後ろに移動しています。この音符の表示用クオ ンタイズ値を8分音符に変更すると、スコアは以下のようになります。
音符の表示用クオンタイズを8分音符に設定
残念ながら、16分音符を使うことができないため、これによって最初の音符は 2番目の 音符と同じ場所に移動します。これは、表示用クオンタイズツー ルのバーにエクスト
ラの表示用クオンタイズ値を挿入することで解決することが できますが、より簡単な 方法もあります。音符の表示用クオンタイズ値を16 分音符に戻し、休符の表示用クオ
ンタイズ値を8分音符に設定してください。これで、8 分音符より小さい休符を必要な 場合以外は表示しないよう、プログラムに指示されます。結果は 以下のようになりま
す。
音符の表示用クオンタイズを16 分音符に設定し、休符の表示用クオンタイズを8分音符に設定
Cubase VST
スコア-12 スコアエディタの原理
これはどのように機能するのでしょうか? 8 分音 符より小さい休符を必要な場合以外 は表示しないよう、プログラムに指示しました。最初の音符が2番目の16分音符の位置
に表示されるため、最初に16 分休符を置く必要がありました。しかし、他のすべての 休符は、音符を8分音符として表示することにより隠され、不要になってしまいます。
このことから、以下の一般的なガイドラインに到達します。
音符の表示用クオンタイズ値を、スコアで表示し たい最小音符の位置にしたがって設 定します。
例えば、三連16分音符の位置に音符がある場合、音符の表示用クオンタイズ値は 16分 音符に設定します。
休符の表示用クオンタイズ値を、ビートに位置付 けられた単一の音符に対して表示し たい最小音符の位置(長さ)にしたがって設定します。
一般的な設定として挙げられるのは、音符の表示用クオンタイズを16(16 分音符)に 設定し、休符の表示用クオンタイズを4(4分音符)に設定することです。

例外の取扱い

残念ながら、前に述べたガイドラインは、どのシチ ュエーションでも完璧に機能する わけではありません。たとえば、ストレート音符お よび異なるタイプの連符のミック
スがある場合や、コンテキストにしたがって、異な る音価を同じ長さの音符として表 示したい場合などです。これらの例外に対する策 として、以下のようなものが挙げら
れます。
自動表示用クオンタイズ
スコアにストレート音符および三連符の両方が 含まれている場合、自動表示用クオン タイズを用いることができます。自動表示用クオンタイズが起動すると、Cubase VST
は音符がストレート音符あるいは三連符のどちら に表示用クオンタイズされるのかを "理解"しようとします (74ページ参照)。
休符の表示用クオンタイズツールを使う
クオンタイズツールを用いて、新しい表示用クオ ンタイズ値をスコアのどこにでも挿 入することができます。挿入された表示用クオ ンタイズは、長さを持つ(結果例えば
数ビートにしか影響しない)か、挿入ポイント以降のスタッフに影響します。81 ペー
参照。
MIDIデータの永久的変更
最後の手段として、実際のノートイベント(音符)のサイズ変更(音価)、クオンタイ ズあるいは移動があります。しかし、これはプレ イバックしたものが、オリジナルの
ものと違ってしまう結果になることがあります。多くの場合、MIDIデータを変更する ことなく、スコアを希望通りのものにすることが可能です。
まとめ
これで、表示用クオンタイズの基本概念について の説明は終わりです。さらに高度な テクニックを必要とする特殊なシチュエーショ ンも数多くありますが、これについて
は次の章で説明します。また、表示用クオンタイ ズと同じラインで機能し、それぞれ が独自のアプリケーションを持つ、他の設定についても学びます。それらは、"インタ
プリテーションフラッグ"と呼ばれます。
スコアエディタの原理 スコア-13
Cubase VST

手動音符入力 vs 音符のレコーディング

音符の入力には、手動で (つまりマウスとコンピュータキーボードを使用して) 入力す る場合と、MIDIキーボードからレコーディングする場合の2種類があります。通常、両
方を組み合わせて作業することになります。『スコ ア - MIDI レコー ディングのスコア
』では、MIDIデータに永続的な変更を加えることなく、レコーディングされたスコ
アをできるだけ見やすくする方法について学びます。第5章では『スコア - マウスによ
る音符の入力と編集』の方法について説明します。現実には、たとえ完全に曲をレコー
ディングできたとしても、スコアとして印刷する前に、レコ ーディングを編集し、永 続的な変更を加える必要がしばしばあります。このことは、次の結論につながります。
● 読みやすいスコアを作り出すためには、両方の章を読む必要があります。
Cubase VST
スコア-14 スコアエディタの原理
2

チュートリアル

ここで学ぶこと

単純なメロディをマウスクリックで入力し、歌詞を付け加える。
レコーディングされた曲を多声部を使用して記譜する。

チュートリアル1:マウスクリックによる音符入力

この短いチュートリアルでは、スコアエディタを開き、ページモ ードでマウスクリッ クによっ て音符 を入 力す る方法 につ いて 学びま す。この チュ ートリ アル によ って、
MIDI デー タとスコアがどのように 関係しているのかについて 理解することができる でしょう。

ページモードの設定

1. Cubase VSTに付属する"DEF.ALL"ソングを開いてください。
2. トラック1を選択していることを確認してください。その名称を"Melody"に変更してく ださい。
3. 小節1と 5の間にパートを作成してください。
左右ロケーター間のパートディスプレイ(表示部)をダブルクリ ックすることによっ て、簡単にパートを作成することができます。
ここをダブル クリック してください。
左右ロケーター間をダブルクリックすると、パートが作成されます。
4. "編集(Edit)"メニューをプルダウンして、" スコア(Score)"を選択してください。
スコアエディタが開きます。
5. "スコア(Score)"メニューをプルダウンして、"ページモード(Page Mode)"を選択 してください。
ページモードは、ページ上に印刷されたスコアのようにスコアを表示します。メニュー のアイテムが"編集モード(Edit Mode)" と表示されている場合には、すでにページモー
ドになっていますから、何も選択する必要はありません。
ページモードを選択します ...
...ページにスコアが表示されます。
Cubase VST
スコア-16 チュートリアル
6. " スコア(Score)"メニューをプルダウンして、"譜表の設定(Staff Settings)"という アイテムを選択してください。
ダイアログボックスが表示されます。
7. プリンタが正しく設定されていることを確認してください。
8. "OK"をクリックしてダイアログを閉じます。
9. ウィンドウのサイズを変更および/ または横スクロールバーを使用して、4つのバーす べてが画面上に同時に表示されるようにします。
Cubase VST
チュートリアル スコア-17

譜表の設定

スコアに入力しようとしている4小節のフレーズは、以下の通りで、ある有名な曲の終 わりの部分です。
これから作成することになるスコアです!
1. "スコア(Score)"メニューをプルダウンして、 "譜表の設定(Staff Settings)"という アイテムを選択してください。
ダイアログボックスが表示されます。
"譜表の設定(Staff Settings)"ダイアログ
2. 単純なメロディを入力するだけなので、"譜表モード(Staff Mode)"は"単独(Single)" のままで結構です。
スコアを見ると、発生する"最小音符の位置" が8分音符であることが分かります(つま り、16分音符以下の位置には音符がないということを意味します)。さらに、ビート上
の単一の音符に対する最小音価は、半音符です。12 ページに説明しているように、こ れで必要な表示用クオンタイズ設定が分かります。これから、五線符に"この情報を流
し込み"ます。
Cubase VST
スコア-18 チュートリアル
3. ダイアログボックスの表示用クオンタイズのセクションで、"音符(Notes)"メニュー をプルダウンし、"8"に設定してください。
4. 同じセクションで、"休符(Rest)"メニューをプルダウンして、これを "4"に設定します。
全般的なガイドラインにしたがうと、値 "2"( 2 分音符)でも充分ですが、休符の表示 用クオンタイズの最大有効値は"4"です。
5. このピースはシンプルな、三連符を含まないものなので、" 自動クオンタイズ " が無効 になっていることを確認してください。
6. 完全に適切な長さを持つ音符を描いて入力するので、" 長さの整理(Clean Length)" はオフに設定してください。
7. " オーバーラップなし(No Overlap)"、"シンコペーション(Syncopation)"、"シャッ フル(Shuffle)"は、 すべて必ずオフに設定してください。
これらのフラグの機能については、『ストア - MIDI レコーディングのスコア化』で説明 します。音部記号(Clef)はこれでよいので、そのままにしておいてください。
8. 音部記号の右側にあるスクロールバーを使用して、調号(Key)を "B♭ "(フラット二 つ)に設定してください。
音部記号(Clef)はこれでよいので、そのままにしておいてください。
9. "OK"をクリックして、"譜表の設定(Staff Settings)"ダイアログボックスを閉じてく ださい。

取り消し機能の使用

以下のステップで何かうまく行かなかった場合には、常に"元に戻す(Undo)"によっ て最後の操作を取り消すことができることを思い出してください。
チュートリアル スコア-19
Cubase VST

音符の入力

1. 音符を入力する最小位置は、8 分音符の位置なので、" スナップ(Snap)" ポップアッ プメニューをプルダウンして、"8"に設定してください。
これによって入力は8分音符の位置に限定されます。16分音符の位置に音符を入力する ことはできませんが、ここでは問題ないはずです。
"スナップ(Snap)"ポップアップメニュー。
2. 最初の音符は、2分音符です。そこでツールバーの2分音符記号をクリックしてくださ い。
ツールバーは、スコアのすぐ上にあります。
2分音符が選択されたツールバー。
音符の記号をクリックし、マウスポインタをスコアの中に移動させると、Cubase VST は自動的に音符ツールを選択します。音符ツールは、他のエディ タの場合と同じよう
に、ツールボックスから手動で選択することもできます。
3. マウスポイン タを譜線 上に移 動し、マ ウスボタ ンを離 さずに押 したまま にして くだ さい。
ポインタの下に2分音符記号が現れます。
Cubase VST
スコア-20 チュートリアル
スコアで 2分音符をドラッグしています。
4. この音符は、譜表の最初の位置に来ることになっ ていますから、マウスを譜表の左側 までずっとドラッグしてください。
5. 適切な水平方向の位置が見つかったら、今度は垂 直にドラッグして、適切なピッチを 見つけてください。
ピッチは二つの 方法でチェッ クすること ができます。スコ アで直接確 認する方法と、 ステータスバーのマウスボックスで確認する方法です。今、入力しようとしているピッ
チは、D4です。
ステータスバーは、ポップアップメニューの右側にマウスの位置と現在のピッチを表示します。
6. マウスボタンを離してください。
音符が現れます。音符は選択されているので、符頭 の回りに黒い四角の枠が表示され ています。
最初の音符が入力されました !
7. 次の音符は、8分音符です。ツールバーで 8分音符記号をクリックしてください。
ポインタは8分音符の形に変わります。
8. 最初の音符の場合と同じように、マウスポインタをスコア上に移動させてください。
9. ボタンを離すことなく、音符を前後にドラッグしてください。
音符が小節内の 8 分音符の位置に吸い寄せられ ることに気がつくことでしょう。これ は、スナップを8 分音符に設定しているからです。次に入力すべき位置は、8分休符の
位置の後の最初の弱拍です。位置は、ステータスバ ーのマウスボックスでも確認でき ます。
10. 適切な位置とピッチを見つけたら、マウスボタンを離してください。
音符がスコアに表示され、プログラムは自動的に適切な休符をその前に挿入します。
Cubase VST
チュートリアル スコア-21
第2の音符を追加した最初の小節。
取り消し機能を使用し、もう一度やり直してください。
ツールボックスから矢印を選択し、ポインタを符頭にあてて マウスボタンを押し、適
切な位置に音符をドラッグしてください。
11. クリックして次の二つの8分音符を入力してください。正確な位置をすぐに見つけるこ とができると思う場合には、ポインタをその位置に持ってい き、クリックしてくださ
い。音符が現れます。
これらの二つの音符は、自動的に連桁(Beam)によってまとめられます。
第1小節が完成!
12. 現在の設定のまま、2小節目の最初の音符を入力してください。
おやおや、音符の長さ が違います。音 価の変更を 行わなかっ たからです。も ちろん、 取り消し機能を使用して、再び音符入力をやり直すことができます。しかしここでは、
別の方法で既存の音符の長さを変更してみましょう。
13. ツールバーの2分音符記号をクリックしてください。
マウスポインタが2分音符の形になります。
Alt
14. [
]を押しながら、間違った長さの音符をクリックしてください。
その音符の長さは、2分音符に変わります。
音符の長さを変更するこの方法は、音符入力ミスを訂正したり、MIDIレコーディング を修正したりする場合に、頻繁に使用することになるでしょう。
Cubase VST
スコア-22 チュートリアル
15. これまで説明した方法を使用しながら、残りの小節の音符の入力を続けてください。
完成したスコア

表示用クオンタイズの設定に挑戦

さて、完成したスコアに対して、表示用クオンタイ ズがどのような処理を行えるのか を実際に試してみましょう。
1. MIDI経由でこの曲をプレイバックし、正しく入力されているかどうか確認してくださ い。
2. " 譜表の設定(Staff Settings)" をもう一度開き、音符(音符)の表示用クオンタイズ 値を4分音符(4)に設定してください。
表示用クオンタイズ値を "4"に設定
またも、おかしな表示になってしまいました。ご覧の通り、8分音符が今度は 4分音符 として解釈されてしまいました。これは当然で す。なぜならば、表示用クオンタイズ
を変更することによって、Cubase VST に対して 4分音符よりも短い音符は表示しない ように命令したからです(休符の表示用クオンタ イズ値を変更してみることも可能で
す)。
3. さあ、プレイバックしてみてください。
お気づきのように、プレイバックは影響を受けていません。これは、"譜表の設定(Staff Settings)" で設定する表示用クオンタイズは、スコアがどのように表示されるかを左
右するだけで、MIDIデータそのものには影響しないからです。
4. すべて完了したら、音符(ノート)と休符に対する表示用クオンタイズ値を8分音符に 戻してください。
Cubase VST
チュートリアル スコア-23

歌詞の追加

1. " スコア(Score)"メニューをプルダウンし、" 記号パレット(Symbol Palette)" 階層 メニューから" その他(Other)"を選択してください。
"その他(Other)"パレットを選択。
2. 表示されるパレットで、"歌詞(Lyrics)"をクリックしてください。
記号パレットの"その他の記号(Other)" セクション
このようなシンボルを選択すると、カーソルは自動的に鉛筆ツールに切り換わります。
鉛筆ツールが表示されない場合、代わりに"Lyrics"ボタンをダブルクリックします(本 マニュアルの後に説明するように、これにはユーザー設定があります)。
3. 最初の音符のすぐ下の位置にポインタを持っていってください。
Cubase VST
スコア-24 チュートリアル
最初の音符の下にポインタを持っていきます。
4. マウスで1回クリックしてください。
入力ボックスが表示されます。
クリックすると最初の言葉のための入力ボックスが表示されます。
各音符に対して1単語ずつ、"More, much more than this, I did it my way!"という歌詞を入 力していきます。
5. 最初の単語の"More"をタイプ入力し、[Tab] キーを押してください。
"More" が最初の音符の下に現れます。
[Tab]を押すと、次の音符に移動します。
6. 次の単語の"much"をタイプ入力し、また、[Tab]キーを押してください。
7. 最後の音符を除いて、すべての音符の歌詞入力をこの方法で行ってください。
8. 最後の音符のテキストを入力したら、[Tab]の代わりに[Enter]を押します。
音符の下に歌詞が表示されます。
最後の単語を追加した直後のスコア
歌詞ブロックは、配置が非常にタイトで、また選 択されているため、スコアの表示が 好ましくありません。
9. ツールボックスから矢印のポインタを選択し、スコアの白いエリアをクリックします。
すべてのテキストの選択が解除されます。
10. " スコア(Score)" メニューをプルダウンします。"自動レイアウト(Auto Layout)"メ ニューから"小節を調整(Move Bars)"を選択します。
主要なスペーシングが調整され、歌詞が読めるようになります。
Cubase VST
チュートリアル スコア-25
"自動レイアウト(Auto Layout)"とサブメニュー
歌詞が音符に近すぎる場合、あるいは遠すぎる場合、これを簡単 に調整することがで
きます。矢印ツールですべての単語を四角で括り、上下にドラッグします。
完成したスコア
11. 画面のトップにある"Score Title"をダブルクリックします。
"スコアタイトル(Score Title)" ダイアログが現われます。
12. "内容(Text Element)"ポップアップ・メニューをプルダウンし、"タイトル欄(Title)"を 選択します。
13. ポップアップメニューの下のテキストフィールドに " ソング " のタイトルを入力し、 "OK"をクリックしてダイアログを閉じます。
これで最初のチュートリアルは終わりです。次のチュートリア ルにすぐに進むことも できますし、あるいは実際にプログラムを開始してみてから、多声部化機能(Polyphonic
Voicing)の世界に入る前に戻ってくることもできます。
Cubase VST
スコア-26 チュートリアル

チュートリアル2:MIDIレコーディングの変換

チュートリアル2は、チュートリアル 1よりもやや複雑です。このチュートリアルの主 要目的は、多声部化機能(Polyphonic Voicing)の紹介を行うことにあります。チュー
トリアル2を試す前に、このマニュアルの 第1章と、第2章チュートリアル1を読んで おいた方がよいかもしれません。なぜならば、少な くとも音符の移動などに関するあ
る程度の理解を前提にチュートリアル2は書かれているからです。 Cubase VSTのCD-ROM 内の"Library"フォルダ内の "Scores" フォルダを開き、"tutorials"
ディレクトリの中に "TUTOR2.ARR" という名称のファイルをCubase VSTフォルダに コピーします。これは、3小節のピアノ音楽のレコーディングを含むアレンジファイル
です。これを適切にスコア化するためには、多声 部化機能が必要になります。この機 能についての紹介は、129ページにあります。以下では、多声部化機能の処理の仕組み
ではなく、その使用方法を中心に述べます。

レコーディングのテスト

1. 上記のファイルをCubase VSTに読み込んでください。
2. MIDI チャンネル1 でピアノサウンドが演奏されるようにインストゥルメントを設定し てください。プレイバックしてその曲を聴いてみてください。
完全な演奏とは言えませんね。しかし、このチュー トリアルでは必要以上にそれを修 正するつもりはありません。それは、欠点なく演奏されたMIDIレコーディングではな
くとも、完全なスコアに仕上げることができることを示すためです。
3. スコアエディタを開いてください。
4. ページモードになっていない場合には、" スコア(Score)" メニューから " ページモー ド(Page Mode)"を選択してください。
5. 必要ならば、すべての小節が表示されるようにウィンドウサイズを調節してください。
6. 曲の内容を確認してください。
現段階では、このように表示されるはずです。
レコードされたスコア
終了すると、このようになります。
Cubase VST
チュートリアル スコア-27
フォーマット処理と編集を行った後のスコア

基本的な設定

1. スコアの4/4 の記号をダブルクリックし、表示されるダイアログボックスで "C"を選択 して、"OK"をクリックしてください。
拍子記号
2. "スコア(Score)"メニューから "譜表の設定(Staff Settings)"を選択してください。
3. "譜表モード(Staff Mode)" から"ポリフォニック(Polyphonic)"を選択してください。
"譜表の設定" の上部にある"譜表モード(Staff Mode)"ポップアップ
4. 右側にある" 編集(Edit)"ボタンをクリックしてください。
"ポリフォニーの詳細設定(Polyphonic Settings)" ダイアログ
Cubase VST
スコア-28 チュートリアル
"ポリフォニーの詳細設定(Polyphonic Settings)"ダイアログ
次に使用する声部(Voice)を指定する必要があります。先の完成したスコアの図を見 てください。少なくとも、同じコードに属さない二 つの音符が同時に存在してること
に気がつくでしょう(たとえば、第1小節の終わりと第 2小節の初めですが、他にもた くさんあります)。これらを分離し、異なる方向の符尾を持たせてスコア化するために
は、それぞれに対して声部を設けることが必要 になります。ダイアログでは、すでに 上の譜表は、二つの声部、符尾(Stem)が上を向いているものと下を向いているもの
が設定されています。これは、このままにしておいてください。 ダイアログでは、既に上の五線譜の2 声部−1 つは符尾が上に、もう 1 つは符尾が下に
設定がされているので、これはこのままにしておきます。 上の完成スコアの下の五線譜をチェックします。ここでも同じ現象が見られるので、2
つの声部が異なる符尾を持つことに問題はありません。 ここで、音符を自動的に声部に入れることで手動 で行うよりも時間を大幅に短縮する
ことのできる、" 声部に自動移動(Auto Move To Voices)"という機能を用います。こ の場合、供給する必要のある情報の1つは、後の作業をできる限り少なくするために最
初にどこでシステムを分割するか、です。この例では最も良い場所は、C#3です。
5. " 声部に自動移動(Auto Move to Voice)" をアクティブにしてください。"ピッチ分割 (Split Note)"を、C#3に設定してください。"ラインを声部に(Lines To Voices)"と
" 低音を低声部に(Bass To Lowest)"は、必ずオフに設定してください。
チュートリアル スコア-29
Cubase VST
"声部に自動移動(Auto Move to Voice)"は、このように設定してください。
6. "OK"をクリックしてください。
7. スコアの最小の音符は8分音符なので、音符の表示用クオンタイズ値は8分音符に設定 してください。
8. 休符はありませんが、一応、休符の表示用クオンタイズ値も8分休符に設定してくださ い。
9. "自動クオンタイズ(Auto Quant)"ポップアップは "なし(None)"に設定してください。
自動クオンタイズは、普通の音符と3連符を一緒に使用するときに利用しますので、こ の例では使用する必要はありません。
10. "音符の解釈(Interpret Ftags)"は、すべてオフにしてください。
多くの場合、これらを使用する必要があります。しかし初めのう ちは常にオフにして 処理を行っても結構です。
すべての解釈フラグはオフ。
11. " 調号 / 音部記号(Key & Clef)" セクションの右側のスクロールバーを使用して、フ ラット二つに設定してください。
12. " 下段(Lower Staff)" チェックボックスをクリックし、低音部譜表が、適切な音部記 号と調号になっていることを確認してください(ヘ音記号とフラット二つ)。
13. "OK"をクリックしてください。
Cubase VST
スコア-30 チュートリアル
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