Steinberger Cubase SL 2 Reference Manual

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問題点と対応方法
Cubase SL 2.2
このドキュメントではCubase SL 2.2を使用中に遭遇しうる問題点とその対処方法について記載します。
問題点 対処方法
MIDIトラックを追加することにより、Direct Music MIDIポート(例: MIDEX 8)がアクティブ
MIDIトラックがオーディオトラックの上にある 場合、オーディオのクオンタイズが正常に機能し ない場合があります。
VSTiのオンスクリーンキーボード、またはパッド からMIDIレコーディングをおこなう際、信号がル ープしてしまうことがあります。
MPEG 1ビデオファイルのインポートができない 場合があります。(Mac版のみ)
プロジェクトウインドウ上でタイムストレッチ ツールを使用した場合、不正確な結果が生じるこ とがあります。
Device Setup/VST Multitrackにてリセットをおこ なってください。
オーディオトラックがMIDIトラックの上にくる ように配置し直してください。
Cycle ModeOFFにしてください。
読み込みをおこなう前にビデオファイルを Quicktimeフォーマットに変換してください。
どのアルゴリズムを選択されているかにもより ますが、タイムストレッチツールを使用した場 合、イベント長が異なってしまうことがありま す。この場合、オフラインのタイムストレッチを ご使用ください。
(ビデオトラックにビデオファイルが存在する 場合)ビデオファイルに対してプールのPrepare Archive機能が正常に動作しません。
ビデオウインドウ(Direct Show Player)を開いた 場合、またはビデオファイルをインポートした場 合、ASIOサウンドカードのサンプルレートが変 更されてしまうことがあります。
プレビュー中にPitch-Shift-Envelopeの設定を変 更するとクラッシュすることがあります。
Firewire出力でビデオファイルのプレイバックを おこなうと音とびが生じることがあります。 (Mac版のみ)
マーカートラックでPaste Time が機能しません。代わりにInsert Silence機能をご使用ください。
手動でビデオファイルをプロジェクトフォルダ にコピーしてください。または、ビデオトラック にビデオファイルが存在しない状態でPrepare
Archiveをおこなってください。
ASIOサウンドカード以外のサウンドカード(オ
ンボードでも構いません)をWindowsサウンドの 優先するデバイスとして設定してください。
設定の変更後にプレビューをおこなってくださ い。
パフォーマンスの問題です。より圧縮率の少ない ビデオコーデック(例:DVフォーマット)をご 使用ください。
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Step Designer MIDI pluginpattern changeオー トメーションが録音されません。
Pattern changes機能を使用してMIDIノートとし ての録音をおこなってください。
Cubaseとオーディオカードのサンプルレートが 異なっている場合、プレイバック/パフォーマン スに問題が生じることがあります。(Mac版の み)
外部機器からクロックを受けている状態で、 CubaseProject Setupウインドウでサンプルレ ートを変更すると、MOTU PCI 324インターフェ イスドライバーがクラッシュしてしまうことが あります。
MidexシリーズのMIDIインターフェイスをご使用 の場合、ミックスダウンしたオーディオデータの 長さが不正確になることがあります。OSのDirect Musicコンポーネントがオーディオエンジンに影 響を与えてしまうことがあるからです。
起動時に接続されたオーディオインターフェイ ス(例:MOTU 2408)の電源が入っていない場 合、クラッシュすることがあります。(Mac版の み)
外部機器をクロックマスターに設定されている 場合(例:ワードクロックなど)Cubase側では サンプルレートの変更(例:48 khz から44,1 khz に変更した場合など)に関する通知を表示しませ ん。この場合、プレイバックなどに影響を及ぼし ますので、Project Setupウインドウで適切なサン プルレートに設定されているかご確認ください。
こちらは互換性の問題となります。MOTU社のド ライバーアップデートにて改善予定です。
こちらの問題が生じる場合は、DirectMusicポー トの代わりにWindowsMIDIポートをご使用くだ さい。詳細はFAQの「 MIDIインターフェイスにつ いての重要なお知らせ」をお読みください。
起動前にオーディオインターフェイスの電源が 入っていることをご確認ください。
オートメーションが不正確に反映される場合が あります。
HALion 2.xがインストールされていると、HALion
1.x が含まれるCubase SL 1.xのプロジェクトを
インポートした場合、pending connectionsになっ てしまうことがあります。
いくつかのプラグインで数値入力後、[ENTER] キーで決定すると、クラッシュすることがありま す。(Mac版のみ)
間違ったGeneric Remoteのプリセットがプロジ ェクトに保存されることがあります。
付属のサラウンドのテンプレートファイルから プロジェクトを作成した場合、VST Connection の設定を変更するとクラッシュする場合があり ます。
ASIOバッファーサイズが大きく設定されている 場合、オートメーションが不正確になる場合があ ります。バッファーサイズを下げてレイテンシー を短くしてください。
MIDIコネクションを手動で再設定後、プロジェク トを保存し直してください。
[ENTER]キーの代わりに[RETURN] キーを使用 するようにしてください。
プロジェクトを開き、正しいプリセットに設定し 直してください。
ミキサーウインドウを閉じた状態でプロジェク トを保存し直してください。
その場合、テンプレートを選択する前にあらかじ めVST Connectionの設定をおこなっておいてく ださい。
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MIDIミキサーでMIDIチャンネルのフェーダーを リンクさせた場合、正常にリンクしない場合があ ります。
フェーダー位置が“0(最下段)のチャンネル とはリンクを行わないでください。どうしてもリ ンクを行う必要がある場合はフェーダー位置を “0(最下段)よりも高い位置に合わせてくだ さい。
古いMagnetoプラグインを使用するとクラッシ ュすることがあります。
編集対象にロックされたトラックが含まれる場 合、いくつかの編集機能(例:Split at Cursor
Split Loop)が機能しません。
VSTiのフリーズ後に“Disk Full“メッセージが表
HDDに余裕があるのに、VSTiのフリーズ時に “Not Enough Disk Space“と表示される場合が あります。
VST System Link時にスレーブシステム以外では ナッジのアップ・ダウン([CTRL]+[NUM+], [CTRL]+[NUM-] )を受け付けません。
標準搭載のMagnetoプラグインをご使用くださ い。
保存時にウインドウが”Always on Top”の状態 ではないことをご確認ください。
トラックのロックを外すか、ロックされたトラッ クを編集対象より下の位置に移動させてくださ い。または、はさみツールをご使用ください。
プロジェクトの保存をおこない、閉じた後、再度 開いてください。
プロジェクトの長さを短くしてください。
ナッジはスレーブシステムでおこなってくださ い。
Cubase 5.xソングをインポートした際にクラッ シュする場合があります。
WMVビデオファイルを読み込むとオーディオ部 分が抽出できない場合があります。
VST System Linkで”Activate Asio Port for Data only”が有効になっている場合、フリーズするこ とがあります。
WindowsからMacへプロジェクトを移行した場
合、VSTiが再生されない場合があります。(その 場合MIDIトラックは”Pending Connections”に なります。)
同一のポートをオーディオとVST System Linkの 両方に使用している場合、同期の問題が生じるこ とがあります。
VST System Linkで同期時にスレーブシステムが マスターシステムの”Preroll”に追従しません。
Cubase 5.xソングをインポートする前にCubase
5.x で”Audio Mix”トラックを削除してください。
多くの場合、これで解決できます。
読み込みをおこなう前に他のソフトなどでオー ディオトラックを分離させてください。
もしこのような問題が生じる場合、このオプショ ンを無効化してください。
VSTiMIDIコネクションの再設定をおこなって ください。
その場合VST System Link用にポートを割り当て てください。
VST System Linkで同期時は”Preroll”を使用し ないでください。
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オーディオのパートやイベントがレイヤー化さ れている場合、プロジェクトウインドウ上で表示 されている波形とは異なった信号が再生されて しまうことがあります。
オーディオのパートやイベントをレイヤー化す ることは避けてください。
複数のプロジェクトを切り替えながら使用した 場合、Mackie Controlがレスポンスしなくなるこ とがあります。
マーカーウインドウが前面に表示されている場 合、UNDOができなくなることがあります。
フォルダトラック内のサブトラックを使用して いない場合、Duplicate(複製)機能が正常に機能 しない場合があります。
zoom to event”のキーコマンドが逆に機能し ます。
Video for Windows”のプレイバック方式では MPEG1ビデオファイルが正常に再生できませ ん。
Mackie Controlの”Motors”ボタンを押してくだ さい。
UNDOをおこなう前にマーカーウインドウを閉 じてください。
残念ながら現在明確な対処方法はございません。
残念ながら現在明確な対処方法はございません。
フォルダトラックは縮小しないでください。万が 一、このような症状になった場合は、UNDO機能 で復活させることも可能です。
残念ながら現在明確な対処方法はございません。
他のプレイバック方式を使用してください。
MIDIトラックのディレイ値を1000 ms以上にし た場合、MIDIタイミングが正常に保たれなくなり ます。
UADプラグインを使用している状態で、プロジェ クトウインドウを閉じずにCubaseを終了すると クラッシュする場合があります。(Mac版のみ)
Edit/Range/Insert Silence機能は適用後すぐにプ レイバックに反映されないことがあります。
サンプルエディタで十分に拡大できていない場 合、ヒットポイントが編集できない場合がありま す。
Multiprocessingを有効している場合、Rewireチャ ンネルにクラックンノイズが混入することがあ ります。(Mac版のみ)
キーコマンド”input location”でマイナスの小節 をロケートした場合、クラッシュする場合があり ます。
可能であれば、MIDIトラックのディレイ値は
1000 ms以下に設定してください。
Cubaseを終了する前にプロジェクトウインドウ を閉じてください。
Insert Silenceはオーディオイベントを少しずら
し、元に戻すと適用されます。
ヒットポイントが編集可能な状態になるまで拡 大をおこなってください。
Rewireチャンネル使用時はMultiprocessingを無 効化してください。
キーコマンド”input location”を使って0:1:1:0 前の小節にロケートしないでください。
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