
© 2005 Sony Corporation
SU-WL51
2-652-380-02 (2)
壁掛けユニット
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
お客様へ
本製品の取り付けには、確実な作業が必要になります。必ず、販売店や工事
店に依頼して、安全性に充分考慮して確実な取り付けを行ってください。
安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取
り扱いかたを示しています。この取扱説明書をよくお読みのうえ、
製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見
られるところに必ず保管してください。
販売店様・特約店様へ
壁掛けユニットの取り付けには特別な技術が必要ですので、設置の
際には取扱説明書をよくご覧の上、設置を行ってください。取り付
け不備や、取り扱い不備による事故、損傷については、当社では責
任を負いません。なお、この取扱説明書は、取り付け作業後にお客
様に渡してください。
指定機器
液晶デジタルテレビ
KDL-46X1000 KDL-40X1000
KDL-40V1000
KDL-40S1000
上記以外の指定機器をお使いの場合は、必ずテレビ本体付属の別冊
「本機を壁にかけて使う」をあわせてご覧下さい。
お客様・販売店様・特約店様用

2
安全のために
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。
しかし、まちがった使いかたをすると、火災・感電・転倒・
落下などにより人身事故になることがあり危険です。事
故を防ぐために安全のための注意事項を必ずお守りくだ
さい。
警告表示の意味
取扱説明書では、次のような表示をしています。表示の
内容をよく理解してから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、火災・感
電・転倒・落下などにより死亡や大けがなどの
人身事故につながることがあります。
この表示の注意事項を守らないと、けがをし
たり周辺の家財に損害を与えたりすることが
あります。
注意を促す記号 行為を禁止する記号
お客様へ
下記の注意事項を守らないと
火災・感電・転倒・
落下
などにより
死亡や大けが
の原因となります。
取り付け工事は専門業者に依頼する
また取り付けのときは幼児を遠ざける
正しく取り付けないと、以下のよ
うなことがおこります。取り付け
は専門業者にご依頼ください。
•
テレビが落ちると、打撲や骨折
など大けがの原因となります。
•
強度の弱い壁や、平面ではなかったり垂直ではない壁に取り
付けた場合、壁掛けユニットの落下によるけがや破損の原因
となります。壁は、少なくともテレビ重量の4倍に耐えられ
る強度が必要です。(テレビの重量は10ページのテレビ取り
付け寸法表をご覧ください。)
•
壁への取り付けがもろい場合、壁掛けユニットの落下による
けがや破損の原因となります。
テレビの移動や取りはずしは、専門の業者に依頼
する
専門業者以外の人が移動や取りはずしを行うと、テレビが落下
したりして、けがや破損の原因となることがあります。また、
移動や取りはずしは、必ず2人以上で行ってください。
テレビに水などの液体をかけない
水が入ったり、ぬれたりすると、火災や感電の原因となります。
テレビを取り付けたあとはネジなどをはずさない
テレビが落ちて、けがや破損の原因となります。
取り付け部品の分解、改造、変更は行わない
壁掛けユニットの落下によるけ
がや破損の原因となることがあ
ります。
指定機器以外のものを掛けない
この壁掛けユニットは指定機器専用です。指定機器以外の物を
掛けると、落下によるけがや破損の原因となることがあります。
テレビの通風孔をふさがない
テレビの上に布などをかけて通
風孔をふさぐと、内部に熱がこも
り、火災の原因となることがあり
ます。

3
テレビ以外の荷重を掛けない
落下によるけがや破損の原因と
なることがあります。
テレビに寄りかかったり、ぶら下がったりしない
テレビがはずれ、下敷きになり大
けがの原因となることがありま
す。
テレビを雨や湿気にさらさない
水が入ったり、ぬれたりすると、火災や感電の原因となります。
湿気やほこり、湯気の多い場所、機械的振動の
多い場所に置かない
火災や感電の原因となることがあります。
火のついたロウソクや燃えやすい物を近くに置か
ない
火災を防止するために、テレビから離れた所に置いてください。
下記の注意事項を守らないと
けが
をしたり周辺の
家財に損害
を与えたりすることがあります。
テレビがはみ出すような取り付けはしない
壁掛けユニットを、柱などのテレ
ビがはみ出してしまうような場
所には取り付けないでください。
身体や物などがぶつかってけが
や破損の原因となります。
掃除やお手入れのときは、力をかけない
掃除やお手入れのときに、テレビの上面に手を置いたり、力を
かけたりしないでください。テレビの落下によるけがや破損の
原因となります。
エアコンの上や下にはテレビを取り付けない
送風などで直接、風が当たり続けたり、水もれによってぬれた
りすると、火災や感電、故障の原因となることがあります。
使用上のご注意
•
壁掛けユニットにテレビを長期間取り付けてご使用さ
れたときは、壁の材質によっては、テレビの放熱により、
背面や上面にあたる壁面が変色したり、壁紙がはがれ
たりすることがあります。
•
壁掛けユニットをいったん取り付けると、はずした場
合に、壁にネジ穴の跡や壁掛けユニットの取り付け跡
が残ります。
•
壁の中に
300
Ωフィーダー線をすでに使っている場合
は、壁の中の
300
Ωフィーダー線を75Ω同軸線に変更
することをおすすめします。
やむを得ず
300
Ωフィーダー線を使用する場合は、設
置工事を始める前に、テレビと壁の中にあるフィーダー
線との距離が充分に確保できているかを確認してくだ
さい。
また、雑音電波などの影響がでない場所などを事前に
設置業者の方とご確認のうえ、工事を始めてください。

4
壁掛けユニットを取り付ける
販売店様 ・ 特約店様用
お客様へ
本製品の取り付けには、確実な作業が必要になり
ます。必ず、販売店や工事店に依頼して、安全性
に充分考慮して確実に取り付けを行ってください。
販売店様 ・ 特約店様へ
以下の説明は、サービス専用です。安全上のご注
意をよくお読みの上、設置および保守・点検など
を安全に行ってください。
取り付け手順に従って、しっかり取り付ける
ネジがゆるんでいたり抜けてい
たりすると、壁掛けユニットが
落下して、けがや破損の原因と
なります。壁の材質に合ったネ
ジ(M8相当4本以上)で、しっか
りと固定してください。
付属品のネジおよび取り付け金具は、取扱説明書
の使用方法を守ってご使用ください。また、取扱
説明書にない代替品を使用すると、落下によるけ
がや破損の原因となることがあります。
組み立て手順に従って、正しく組み立てる
ネジがゆるんでいたり、抜けていたりすると、落下によるけが
や破損の原因となることがあります。
ネジは指定された位置にしっかりと締め付ける
テレビが落下して、けがの原因となることがあります。
取り付け作業中にテレビに衝撃を与えない
テレビが落下したり、壊れたりして、けがの原因となることが
あります。
垂直で平らな壁面にテレビを取り付ける
垂直ではなかったり、平らではない壁面に取り付けると、テレ
ビが落下して、けがの原因となります。
取り付け作業が適切に完了したら、ケーブル類を
固定する
ケーブル類を足に引っかけたりすると、けがをしたり、テレビ
を破損したりすることがあります。
電源コードおよび接続ケーブルをはさまないよう
にする
電源コードおよび接続ケーブルを
壁面にはさんだり、無理に曲げた
り、ねじったりすると、芯線が露
出したり、ショート、断線して、
火災や感電の原因となります。
取り付けるときには、手や指を傷つけないように
注意する
壁掛けユニットやテレビを取り付けるときに、手や指を傷つけ
ないようにご注意ください。
壁掛けユニットを壁面に固定するネジは付属しま
せん
壁の材質や構造に適したネジをご使用ください。
表紙に記載のある指定機器以外をご使用のときは、必
ずテレビ本体付属の別冊「本機を壁にかけて使う」をあ
わせてご覧ください。
ちょっと一言
テレビ本体付属の取扱説明書をお持ちでない場合は、ソニーの
ホームページよりダウンロードいただくか、お客様ご相談セン
ターまでお問い合わせください。ホームページとお客様ご相談
センターについては、裏表紙をご覧ください。

5
手順1: 取り付けに必要な部品を
確認する
1
取り付ける壁の材質に合ったM8相当4本以上のネ
ジ(付属品ではありません)とドライバーを用意す
る。
2
梱包を開いて、部品を確認する。
プレートユニット(1)
マウンティングフック
ユニット(2)
フック(4)
ネジ(+B6×
L20)(2
)
型紙(1)
ネジ(+
PSW5×L16)(6
)
手順2: 取り付け位置を決める
1
垂直で平らな壁面に、付属のプレートユニットの
型紙をあて、テレビ取り付け寸法表(10ページ)
を参照して、それぞれのテレビに合った取り付け
位置を決める。
テレビの周囲には、次の図に示す寸法のあきが必要です。
単位:
mm
100
300
100
100
ご注意
壁の中にケーブル類を配線する場合は、あらかじめ壁に穴を開
け、配線できるかをお確かめください。穴の位置は11ページの
壁面加工用寸法図に示されています。
2
11
ページの壁面加工用寸法図を参照して、プレー
トユニット取り付け用のネジ穴位置を確認する。
壁の中にケーブル類を配線する場合は、穴を開け
る位置も確認し、壁面加工を行う。
取り付ける壁にはテレビ重量の4倍に耐えられる強度を
要します(10ページ)。取り付け位置の壁面強度をご
確認ください。強度が不足する場合は、充分な補強を行っ
てください。

•
角度0˚:白いネジははずさない。
•
それ以外の角度:白いネジをはずす。
アーム
3
KDL-46X1000
または
KDL-40X1000
の場合、フッ
クユニット受けの付け替えは不要です。「手順
4
:テレ
ビの取り付け準備をする」へ進んでください。表紙に
記載のある指定機器以外をお使いの場合は、必ずテレ
ビ本体付属の別冊「本機を壁にかけて使う」をあわせて
ご覧ください。
フックユニット受けを付け替える。
左右のフックユニット受けのネジをはずして、それぞ
れ内側のきりかきにフックユニット受けを付け替える。
KDL-40V1000
または
KDL-40S1000
の場合は、フッ
クユニット受けの刻印がプレートユニットの の位置
に合うように付け替える。
ではずしたネジでフックユニット受けをしっかり
と固定する。
フックユニット受け
ご注意
•
電動ドライバーを使用する場合、締め付けトルクはおよそ
2N・m{20Kgf・cm
}に設定してください。
•
フックユニット受けがしっかりとネジ留めされているかを確
認してください。
手順3: プレートユニットを壁に
取り付ける
1
プレートユニットをM8相当4本以上のネジ(付属
品ではありません)で固定する。
次の図で示す同じ印のネジ穴を少なくとも4か所選び、
ゆるみがないようにしっかりとネジ留めしてください。
水平になるよう調整する
プレートユニット
•
壁掛けユニットを壁面に固定するネジは付属しません。必ず、
壁の材質や構造に適したネジをご用意ください。
•
強度不足のときはネジを追加してください。
•
プレートユニットが確実に壁に取り付けられたかを確認して
ください。
2
アームの角度を調整する。
テレビを垂直に取り付けて使用する場合(0˚)は、角度調
整(以下
)をする必要はありません。アームがしっか
りとネジ留めされているかを確認してください。
左右アームのそれぞれまん中にある上下2本のネジを
はずして、変えたい角度のきりかきにアームを付け
替える(5˚、
10˚、15˚、20˚
)。
アームの下側をではずしたネジでしっかりと固定
する。
ご注意
•
左右のアームは必ず同じ角度に調整してください。
•
アーム付け替えの際は、指をはさまないようにご注意くださ
い。
•
電動ドライバーを使用する場合、締め付けトルクはおよそ
2N・m{20Kgf・cm
}に設定してください。
•
アームがしっかりとネジ留めされているかを確認してくださ
い。

7
手順4: テレビの取り付け準備をする
準備の方法は、お使いのテレビによって異なります。
お使いのテレビに必要な準備内容を本ページでご確認の
うえ、取り付け準備をしてください。
表紙に記載のある指定機器以外をお使いの場合は、必ず
テレビ本体付属の別冊「本機を壁にかけて使う」をあわせ
てご覧ください。
下記1、2のスタンドをはずす作業は、
KDL-40V1000
また
は
KDL-40S1000
の場合のみ必要です。
(イラストのテレビは、
KDL-40S1000
です。)
1
テレビ後面のネジ4本をはずす。
2
スタンドからテレビ本体を引き抜く。
3
マウンティングフックユニット取り付けの準備を
する。
平坦な床にやわらかい布などを敷き、その上にテレ
ビ本体を置いて、フック(付属)4つをネジ(付属+
PSW5×L16)4
本で取り付ける。
やわらかい布
丸いへこみに合わせて
フックを取り付ける
KDL-46X1000
の場合のみ、テレビ後面のネジ
2
本をはずす。
ネジ
ご注意
電動ドライバーを使用する場合、締め付けトルクはおよそ
2N・m
{
20Kgf・cm
}
に設定してください。

8
3
テレビをプレートユニットに取り付ける。
左右のフックユニット受けに、マウンティングフッ
クユニット抜け止め用のネジ(付属+B6×
L20
)をそ
れぞれ外側から差し込み、仮留めする。
仮留めのネジは深く
差し込みすぎないよ
うにする。
ご注意
マウンティングフックユニット抜け止め用のネジを仮留めする
とき()、ネジがフックユニット受けの内側に飛び出している
と、マウンティングフックユニット下側のフックを掛けること
ができません()。
マウンティングフックユニット上側のフックをアー
ムの横軸に掛ける。
マウンティングフックユニット下側のフックをフッ
クユニット受けの横軸にあてる。
テレビをプレートユニット側に押しあてながら、下
から少しずつ持ち上げて、マウンティングフックユ
ニット下側のフックをフックユニット受けの横軸に
掛ける。
8
か所のフックが確実に掛かっているかを確認する。
マウンティングフックユニット
で仮留めした抜け止め用のネジ左右各1本をしっ
かりと締め付ける。
抜け止め用ネジ(左右各1本)をしっかりと締め付
けてください。このネジの締め付けが不充分だ
とテレビが上に押されたとき、壁掛けユニット
からはずれ、落下によるけがの原因となります。
手順5: テレビを取り付ける
表紙に記載のある指定機器以外をお使いの場合は、必ず
テレビ本体付属の別冊「本機を壁にかけて使う」をあわせ
てご覧ください。
すべての作業が終わるまで、電源コードをコンセント
につながないでください。機器などに電源コードをは
さみこむと、ショートして感電する恐れがあります。
また、電源コードやテレビを足に引っかけると、転ん
でけがの原因となることがあります。
1
テレビ後面のフックにマウンティングフックユ
ニットを引っ掛けてスライドさせ、付属のネジ
(+
PSW5×L16
)でしっかりと留める。
やわらかい布
テレビ後面
2
テレビに、付属の電源コードおよび接続ケーブル
をつなぐ。
テレビの後面に電源コードおよび接続ケーブルをつない
でください。接続のしかたについては、テレビの取扱説
明書をご覧ください。
壁の中にケーブル類を配線するときは、用意した穴
(11ページ)にケーブル類を通してください。
ご注意
•
テレビをプレートユニットにいったん取り付けると、ケーブ
ル類をつなげなくなります。
•
壁の中の配線、電気工事は専門業者にご依頼ください。

9
主な仕様
単位:
mm
質量:
9.5 kg
54670
420
51
388
本機の仕様および外観は、改良のため予告なく変更する
ことがありますが、ご了承ください。
取り付け完了を確認する
以下の最終確認を行ってください。
•
マウンティングフックユニットのフック8か所が軸に
確実に掛かっていますか。
•
ケーブル類がねじれたりはさまったりしていません
か。
•
フックユニット受けの抜け止め用のネジ2か所は確実
に締められていますか。
不完全な取り付けは、製品の落下によるけがや破損の
原因となります。また、電源コードなどの不適切な処
理は、ショートによる感電や火災を引き起こす恐れが
あります。安全のために確認作業を確実に行ってくだ
さい。
テレビをはずすには
販売店様 ・ 特約店様用
1
コンセントから電源コードを抜く。
2
左右のマウンティングフックユニット抜け止め用
ネジ2本をはずす。
3
テレビを2人以上で持ち、上に持ち上げてはずす。
•
テレビは、必ず2人以上で持って移動させてください。
•
テレビをはずすときは、ケーブル類を引っ掛けないようにご
注意ください。
•
テレビをはずすときは、手や指を傷つけないようにご注意く
ださい。

10
テレビ取り付け寸法表
*
1
本製品にテレビを取り付けると、それぞれ下記寸法表に記載の数値になります。この寸法表を参考に壁に取り付ける位
置を決めてください。
表紙に記載のないテレビを取り付けるときは、必ずテレビ本体付属の別冊「本機を壁にかけて使う」をあわせてご覧くだ
さい。
テレビを取り付けたときの
画面の中心を表す線
393
±
0.5
テレビ型名
テレビ寸法(0˚)
単位:
mm
取り付け角度による長さ
単位:
mm
重量
取り付け角度(α˚)
(×4)
*
2
KDL-46X1000 1250 701 109 286 71
0˚ 164 237 71
37.6
(
150.4
)
kg
5˚ 215 229 81
10˚ 263 216 91
15˚ 310 199 99
20˚ 356 178 107
KDL-40X1000 1120 624 106 247 71
0˚ 161 160 71
30.2
(
120.8
)
kg
5˚ 205 153 81
10˚ 246 141 90
15˚ 287 125 99
20˚ 327 106 106
KDL-40V1000 1015 684 122 286.5 90
0˚ 181 201 90
25.9
(
103.6
)
kg
5˚ 229 190 100
10˚ 274 174 111
15˚ 319 155 121
20˚ 361 132 129
KDL-40S1000 999 693 103 310.5 86
0˚ 162 214 86
26.5
(
106
)
kg
5˚ 211 206 95
10˚ 259 194 104
15˚ 305 177 112
20˚ 349 156 119
*1
取り付け寸法は取り付け状態により若干異なることがあります。
*2
取り付ける壁にはテレビ重量の4倍に耐えられる強度を要します。