スポーツパック
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、火
注意
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製品の取り
扱い方を示しています。この取扱説明書をよくお読みのうえ、製品を
安全にお使いください。お読みになった後は、いつでも見られるとこ
ろに必ず保管してください。
必ずお読みください。
必ず事前に、正常に動作するか、水漏れはないかを確認してくださ
•
い。
万一、スポーツパックの不具合により水漏れ事故を起こした場合、
•
内部機材(ビデオカメラレコーダー、バッテリーなど)の損傷、およ
び記録内容や撮影に要した諸費用などの補償は、ご容赦ください。
スポーツパックおよび内部機材に対するソニー水中機材損害保険
•
を用意してあります。案内書をお読みのうえ、加入されることをお
すすめします。
災や人身事故になることがあります。
SPK-TRC
Sony Corporation ©2002 Printed in Japan
安全のために
ソニー製品は、安全に充分配慮して設計されてい
ます。しかし、まちがった使いかたをすると、火
災などによる人身事故が起きるおそれがあり危険
です。事故を防ぐためにつぎのことを必ずお守り
ください。
安全のための注意事項を守る
•
故障したら使わずに、お買い上げ店また
•
はソニーサービス窓口に修理を依頼する
万一異常が起きたら
•
変な音やにおいが
したら、煙が出たら
注意
下記の注意事項を守らないと、
けがをすることがあります。
陸上で運ぶときに落とさない
けがの原因となることがあり
ます。
衝撃を与えない
ガラス部分が割れて、けがの原因とな
ることがあります。
1 電源を切る
b
2 お買い上げ店また
は、ソニーサービ
ス窓口に修理を
依頼する
禁止
禁止
3-862-537-01(2)
警告表示の意味
この取扱説明書では、次のような表
示をしています。表示の内容をよく
理解してから本文をお読みくださ
い。
注意
禁止
この表示の注意事項を
守らないと、感電やそ
の他の事故によりけが
をしたり周辺の家財に
損害を与えたりするこ
とがあります。
行為を禁止する記号
はじめに
お手持ちのソニービデオカメラレコーダー
に本機を取りつけると、雨天時や海辺(水中
では2m以内)での撮影ができます。ただ
し、波が高い場所でのご使用はお避けくだ
さい。
使用可能機種
取り扱い上のご注意
本体の前にあるガラス面に強い衝撃を与
•
えないでください。割れることがありま
す。
海辺や海上でのスポーツパックの開閉は
•
できるだけ避けてください。ビデオカメラ
レコーダーの取り付けやテープ交換など
は、湿気の少ない、潮風のあたらない場所
で行ってください。
高温多湿な場所でスポーツパックの開閉
•
をした後、寒い所や水中へ持っていくと、
スポーツパック内部で結露現象が起こり、
ガラス面が曇ったり、ビデオカメラレコー
ダーの故障の原因となります。
スポーツパックの防水性能は、防水パッキ
•
ン、およびその接触面で保たれています。
これらの部分に物をぶつけたり、異物をは
さみこんだりして傷をつけないよう、充分
注意してください。
炎天下に長時間放置しないでください。
•
内部の温度が上昇し、ビデオカメラレコー
ダーの故障の原因になります。
℃を越える温水の中では使用しないで
•40
ください。水漏れの原因になります。
周囲温度約40℃でのご使用は、連続1時間
•
以内にしてください。約35℃で連続撮影
が可能です。
直射日光の当たる場所に置く場合は、上か
•
らタオルなどをかけておいてください。
スポーツパックを水中に投げ込まないで
•
ください。
寒冷地でお使いの時は、バックなどに入れ
•
て極端に冷えないようにし、撮影するとき
のみバックから出して使用するようにし
てください。
周囲温度0℃以下でのご使用はおすすめ
•
できませんが、どうしてもご使用になる場
合は、スポーツパックを保温材などで包ん
でください。
スポーツパックにサンオイルなどが付
着したときは、必ずぬるま湯でよく洗
い流してください。付着したまま放置
していると、スポーツパック表面の変
色やダメージの原因となります。
DCR-TRV110、TRV220
TRV240、TRV300
TRV310、TRV620
CCD-TR1
、
TR2、TR3
TR11、TR12
、
TR230、TR250
TR270、TR280
TR290、TR555
、
、
、
TR3300
CCD-TRV11
TRV30、TRV45
TRV60、TRV66
TRV71、TRV80
TRV85、TRV91
TRV92、TRV95
、
TRV20
、
、
、
、
、
、
TRV101、TRV201
、
水もれについて
お手入れのしかた
万一内部に水滴などが確認された場合は、
なるべく早く水から上げてください。
ビデオカメラレコーダーが濡れた場合は、
至急お近くのソニーサービス窓口へお持ち
ください。
防水パッキンについて
防水パッキンの傷やヒビ割れは浸水の原
•
、
、
因になります。
防水パッキンを溝からはずすときに、とが
ったものや金属を使うと、溝に傷をつける
おそれがありますので使用しないでくだ
さい。傷ついたら直ちに新しいものと交
換してください。
防水パッキンを装着するときは、防水パッ
•
キン全面にグリスを薄く塗り、とがった方
を上にしてねじれたりしないように注意
しながら入れてください。
防水パッキン
とがった方が
上になります。
溝
防水パッキンに、付属のグリスを指先で全
•
面に薄く塗ってください。
防水パッキンの摩耗を防ぎます。布や紙に
グリスをつけて塗ると、繊維が防水パッキ
ンに付着することがありますので使わな
いでください。
付属のグリス(
なくなったら、ソニーサービス窓口にて
お買い求めください。
防水パッキンの交換は
•
交換するときは防水パッキン(
960-758-01
てお買い求めください。
防水パッキンの寿命は、使い方によって
異なりますが、防水性能を維持するため
1年に1
防水パッキン交換後の水もれの確認方法
•
防水パッキン交換後はビデオカメラレコ
ーダーを収納する前に、スポーツパックを
閉じて、水中(
て、水もれがないことを確認してくださ
い。
No. 3-071-370-01
)をソニーサービス窓口に
度の交換をおすすめします。
位)に約3分間沈め
15cm
)が
No. 3-
使用後の開けかたについて
スポーツパックを開けるときは、スポーツ
パックと身体についた水分を充分にふき取
ってから開け、水滴が内部のビデオカメラ
レコーダーにかからないようにご注意くだ
さい。
海でのご使用後は、必ず、バックルをはずす
前に真水(水道水など)で洗い、塩分を落と
してから、乾いた柔らかい布で水分をふき
取ってください。塩分がついたままにして
おくと、金属部分がさびることがあります。
スポーツパック内部は、乾いた柔らかい布
でふき、水洗いしないでください。
シンナー、ベンジン、アルコールなどは表面
の仕上げをいためますので、使わないでく
ださい。
ガラス面のくもり防止について
スポーツパックの前部のガラス面に、付属
のくもり止めリキッドを塗布すると、ガラ
ス面のくもり防止に効果があります。
保管するときは
防水パッキンの劣化を防ぐため、ボディを
•
閉じたあとバックルは締めないでくださ
い。
防水パッキンにホコリがつかないように
•
してください。
高温、寒冷、多湿な場所や、ナフタリン、樟
•
脳などを入れている場所での保管は、機材
をいためますので避けてください。
故障かな?と思ったら
修理にお出しになる前に、もう1度点検して
みましょう。
それでも正常に作動しないときは、お買い
上げ店、ソニーのサービス窓口、またはお客
様ご相談センターにお問い合わせくださ
い。
□音声が記録されない
→ビデオカメラレコーダーのマイク端子
にマイクプラグをしっかり差し込む。
□スポーツパック内部に水滴がつく
→バックルをカチッとロックされるまで
締める。
→防水パッキンを正しく装着する。
→防水パッキンに傷、ヒビ割れが入って
いる場合、新しいものと交換する。
□撮影ができない
→バッテリーパックを充分に充電する。
→リモートプラグを
ト)端子にしっかり差し込む。
→テープが終わりになっている場合、別
のカセットを入れる。またはテープを
巻き戻す。
→カセットの誤消去防止つまみを戻す。
または別のカセットを入れる。
LANC
(リモー
主な仕様
材質
プラスチック(PC、
防水構造
防水パッキン、バックル
耐圧
水深2mまで
外部より操作可能な機能
撮影・再生時の電源入/切、録画開始/停止、
ズーム操作
最大外形寸法
177×173×274mm (幅/高さ/
質量
約
(本体のみ)
800g
付属品
ショルダーベルト(1本)、汎用 台座 (A、
B、C、D各1
ダプター(1個)、グリス(
くもり止めリキッド(1個)、クッション
(2個)、台座シート(1個)、取扱説明書(
部)、保証書(1部)、ソニーご相談窓口のご
案内(1部)、水中機材用損害保険のご案内
(1部)
本機の仕様および外観は、改良のため予告
なく変更することがありますがご了承くだ
さい。
個)、ビューファインダーア
)、ガラス
ABS
GREASE・1
奥行き)
個)、
1
保証書とアフターサー
ビス
保証書
この製品には保証書が添付されています
•
ので、お買い上げの際お買い上げ店でお受
けとりください。
所定事項の記入および記載内容をお確か
•
めのうえ、大切に保存してください。
保証期間は、お買い上げ日より1年間で
•
す。
アフターサービス
調子が悪いときはまずチェックを
この取扱説明書をもう1度ご覧になってお
調べください。
それでも具合の悪いときはサービスへ
お買い上げ店、または添付の「ソニーご相談
窓口のご案内」にあるお近くのソニーサー
ビス窓口にご相談ください。
保証期間中の修理は
保証書の記載内容に基づいて修理させてい
ただきます。
詳しくは保証書をご覧ください。
保証書は国内に限られています。
付属している保証書は、国内仕様です。外
国で万一、故障、不具合が生じた場合の現地
でのアフターサービスおよおびその費用に
ついては、ご容赦ください。
保証期間経過後の修理は
修理によって機能が維持できる場合は、ご
要望により有料修理させていたできます。
当社ではスポーツパックの補修用性能部品
(製品の機能を維持するために必要な部品)
を、製造打ち切り後最低8年間保有していま
す。この部品保有期間を修理可能の期間と
させていただきます。保有期間が経過した
後も、故障箇所によっては修理可能の場合
がありますので、お買い上げ店か、サービス
窓口にご相談ください。
ご相談になるときは次のことをお知らせく
ださい。
●型名:
●故障の状態:できるだけ詳しく
●お買い上げ日
SPK-TRC
準備
お手持ちのビデオカメラレコーダーに合わせて取り付ける台座を準備します。
1 下の台座表で、お手持ちのビデオカメラレコーダーに合う台座(
、またはD)と矢印番号を選ぶ。
B
2 台座に書いてある矢印番号に合わせて、台座
り付ける。
台座表
台座 矢印番号 ビデオカメラレコーダー
1 CCD-TRV71, TRV91, TRV201
A
B
D
のついた機種では、ビューファインダーアダプターをご使用できません。
*
台座Aと台座Cの取り付け
台座Bと台座Cの取り付け
台座Dと台座Cの取り付け
台座Cのはずしかた
CCD-TRV90
CCD-TRV90
ただくと、本機をご使用いただけます。
ただし、液晶画面を使ってのご使用はできません。
2 CCD-TR12, TR3300
3 CCD-TRV95
1 CCD-TRV30, TRV60
2 CCD-TRV11, TR230, TR250, TR270
3 CCD-TR1,TR2, TR3, TR11, TRV20
4 CCD-TR555
5 CCD-TRV101
6
―
7 DCR-TRV110*, TRV310
CCD-TRV66*
8 DCR-TRV220, TRV240, TRV300*, TRV620
CCD-TR280, TR290, TRV45*, TRV80*,TRV85*
1 CCD-TRV92
2
台座
台座
C
台座
―
C
台座
A
台座
B
C
台座
D
CCD-TRV95
を行ってください。
付属の台座シート
をお使いのお客様へ
専用台座
(3-969-899-01)
をソニーサービスステーションにてお買い求めい
(コイン大のもの)を取
C
については、以下の準備
1台座Aに貼ってある
2
台座シートをはが
す。
2付属の台座シート
を貼る。
1
、
A
スポーツパックを使うには
1
台座を取り付ける。
ビデオカメラレコーダーのスイッチ名称などは機種によって異なります。お手持ちの
ビデオカメラレコーダーの取扱説明書もあわせてご覧ください。
ショルダーベルト
の金具を使って
ネジをしめる。
2
ビデオカメラレコーダーを準備
3
スポーツパックを開ける。
1 ロック解除ボタンを押しながら
2 バックルをはずす。
3 後部ボディを開く。
4
CCD-TRV30、TRV60
お使いの場合は、グレーのクッションを貼る。
1
2
3
をお使いの場合は、黒いクッションを、
1
2
TR12、TR3300
4
6 グリップベルトを調節する。
7
リモコンを使って画像を見る。
ビデオカメラレコーダーのリモコンを使うと、ファインダーで、記録した画像を見
ることができます。音声は聞こえません。
4
3
1 電源スイッチを「
PLAYER
2 リモコンのNを押す。
」にする。
START/STOP
を
1グリップベルトを起こし、
2グリップベルトをゆるめる。
3電源スイッチや
手の位置を決め、グリップベルトを引っ張って調節する。
4マジックテープで固定する。
START/STOP
ボタン、ズームボタンを操作できるように
7 ショルダーベルトを取り付ける。
する。
1 ショルダーベルトやレンズキャップをはずす。
プロテクター、NDフィルター、コンバージョンレンズ、特殊フイルターなども
MC
取りはずしてください。
2 ビューファインダーアダプターを取り付ける。
ビューファインダーアダプターを取り付けられるかどうかは、裏面の台座表をご覧く
ださい。
ビューファインダーアダプターを取り付けた時にゆるかった場合はビデオカメラレコ
ーダーのアイカップを折り返してから付け直してください。
3 バッテリーを取り付ける。
4
砂やゴミなどを取り除く。
防水パッキン 、溝および本体との接触面の砂やゴミなどをきれいに取り除き、防水パッ
キンに薄く均一にグリスを塗ります。
砂やゴミが付着したままふたを閉めると、傷がついて浸水の原因になります。
5
スポーツパックに取り付ける。
1 ビデオカメラレコーダーのビューファインダーを水平にする。
2 マイクプラグをマイク端子へ接続する
リモートプラグを
2
LANC
(リモート)端子へ
LANC
(リモート)端子へ接続する
。
(1)
1マイク端子へ
(2)
。
ベルトの
6
撮影する。
1 電源スイッチを「
2
START/STOP
撮影が始まります。
CAMERA
START/STOP
ボタンを押す。
START/STOP
3 撮影を一時的に止めるには
もう一度押すと撮影が再開します。
マークを外側にします。
SONY
」にする。
START/STOP
ファインダー内
ファインダー内
点灯
ボタンを押す。
その他の操作(停止、巻戻し、早送り)もすべてリモコンで行ってください。
ご注意
ビデオカメラレコーダーによっては、電源スイッチを「
カメラモードになる機種もあります。
8
ビデオカメラレコーダーを取りは
PLAYER
」にしても操作できません。
ずす。
1 バックルをはずして、後部ボディを開ける。
(「
2 ビデオカメラレコーダーの電源スイッチを「切」にする。
3 台座の両側のノブを押さえるようにしてつかみ、ビデオカメラレコ
スポーツパックを開ける。」を参照。)
3
ーダーをゆっくり引き出し、リモートプラグが前部ボディの外に出
てきたところでいったん止め、リモートプラグをはずす。
4 カセットを入れる。
5 液晶付きのビデオカメラレコーダーは、液晶画面を閉じる。
6 自動調節にする。
ビデオカメラレコーダーの取扱説明書をご覧ください。
7 スタート/ストップモードスイッチがある場合は「 」にする。
8 ファインダーパワーセーブ機能がある場合は「切」にする。
ご注意
ビューファインダーアダプターを取り付けると、ファインダー内の画面を広範囲に見られま
すが、見る角度によっては画面がゆがみます。
3 ビデオカメラレコーダーとスポーツパックを水平に保ち、台座を前
部ボディ内のガイドに合わせ、台座の後部を押して、カチッとロック
されるまで差し込む。
台座取り付け位置(断面図)
台座の左右が確実に
ロックされているこ
とを確認してくださ
い。
ボディ 台座 ガイド
4 ビデオカメラレコーダーの電源スイッチを「カメラ」にする。
5 後部ボディを閉じる。
1後部ボディを閉じて、しっかり押さえる。
2バックルを、カチッとロックされるまで締める。
2
1
2
4 撮影を止めるには、
「
OFF
」にする。
START/STOP
ボタンを押し電源スイッチを
ズーミングのしかた
速度が2段階に変化します。
ビデオカメラレコーダーによっては速さが変わらないものもあります。
(
少し押すとゆっくりズーミングし、さらに押すと速くズーミングします。
側を押し続けると、
W
徐々に広角になります。
ご注意
撮影一時停止状態が5分以上続くと自動的に電源が切れます。バッテリーの消耗を防ぐため
•
とテープを保護するためです。撮影スタンバイに戻すには電源スイッチを「
から再び「
ナイトショットを搭載しているビデオカメラレコーダーを本機に収納した場合、ナイトショ
•
ット機能はご使用になれません。
CAMERA
」にします。
側を押し続けると
T
徐々に望遠になります。
)
」に戻して
OFF
4 マイクプラグが前部ボディの外に出てきたところでいったん止め、
マイクプラグをはずす。
5 ビューファインダーアダプターを取りはずす。
6 台座を取りはずす。
裏面につづく