必ずお読みください
必ず事前に、正常に動作するか、水漏れはないかを確認してください。
万一、スポーツパック(以下本機とする)の不具合により水漏れ事故を
起こした場合、内部機材(デジタルビデオカメラレコーダー(以下カメ
ラとする)、バッテリーなど)の損傷、および記録内容や撮影に要した諸
費用などの補償は、ご容赦ください。
主な特長
本機はソニーのカメラ対応のスポーツパックです。
対応カメラ:
HDR-CX550V/CX550/CX120/CX106/CX105/CX100/CX12/CX11/
CX7/CX6,
HDR-XR550V/XR550/XR520V/XR520/XR500V/XR500/XR350V/
XR350/XR200V/XR200/XR155/XR150/XR106/XR105/XR101/XR100,
HDR-SR12/SR11/SR10/SR8/SR7/SR5,
HDR-UX20/UX19/UX10/UX9,
HDR-HC9/HC7/HC5,
DCR-SX60/SX50/SX41/SX40/SX31/SX30,
DCR-SR220/SR210/SR88/SR87/SR85/SR78/SR77/SR75/SR68/SR67/
SR65/SR58/SR57/SR55/SR48/SR47/SR46/SR45/SR38/SR37/SR36/
SR35,
DCR-DVD910/DVD850/DVD810/DVD710/DVD708/DVD650/
DVD610/DVD608/DVD510/DVD450/DVD410/DVD310/DVD308/
DVD306/DVD150/DVD115/DVD110/DVD109/DVD108/DVD106,
DCR-HC62/HC54/HC53/HC52/HC51/HC48/HC47/HC45/HC38/
HC37
*
対象のカメラはすべての国/地域で取り扱いしているわけではありませ
ん。
お手持ちのカメラに本機を取り付けると、雨天時や海辺(水中では水深
5
m
以内)での撮影ができます。
4-170-775-01(1)
安全のために
ソニー製品は、安全に充分配慮して設計されています。しかし、まちがった
使いかたをすると、火災などによる人身事故が起きるおそれがあり危険で
す。事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
故障したら使わずに、ソニーの相談窓口へ相談する
万一異常が起きたら
電源を切る
ソニーの相談窓口へ相談する
変な音やにおい、
煙が出た場合は
警告表示の意味
この取扱説明書では、次のような表示をしています。表示の内容
をよく理解してから本文をお読みください。
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他
の事故によりけがをしたり周辺の家財に損害を与
えたりすることがあります。
行為を禁止する記号
下記の注意事項を守らないと、
けが
をすることがあります。
衝撃を与えない
ガラス部分が割れて、けがの原因となることがあります。
取り扱い上の注意
本体の前にあるフロントガラスに
強い衝撃を与えないでください。
割れることがあります。
海辺や海上での本機の開閉はでき
るだけ避けてください。カメラの
取り付けやテープ、メモリース
ティック
デュオ、ディスクの交換
などは、湿気の少ない、潮風のあた
らない場所で行ってください。
本機を水中に投げ込まないでくだ
さい。
波が高い場所でのご使用は避けて
ください。
次のような環境でのご使用は避け
てください。
高温多湿な場所
40
℃を超える温水の中
0
℃以下の場所
結露、水漏れ、カメラの故障の原因
になります。
湿度の多いところでのカメラの取
り付けは避けてください。結露の
原因となります。
周囲温度が
35
℃を超えるときのご
使用は、連続
1
時間以内にしてくだ
さい。
炎天下に長時間放置しないでくだ
さい。やむをえず直射日光のあた
る場所に置く場合は、上からタオル
などをかけておいてください。
O
リング、グリス、くもり止め
リキッドのお問い合わせ
(ご購入について)
ソニーの相談窓口にご相談くださ
い。
O
リング(番号
3-098-143-01
)
グリス(番号
2-582-620-01
)
くもり止めリキッド
(番号
3-072-039-01
)
お手入れのしかた
海でのご使用後は、必ず、バックル
をはずす前に真水(水道水など)で
洗い、塩分や砂をおとしてから、乾
いた柔らかい布で水分を拭き取っ
てください。
30
分程度、真水に浸
しておくことをおすすめします。
塩分がついたままにしておくと、金
属部分が傷ついたり、さびたりし
て、水漏れの原因になることがあり
ます。真水に浸しておくときは、他
の機器にぶつけたりしないようご
注意ください。水圧が低く、Oリン
グのたわみが小さい状態で過大な
衝撃を加えると、水漏れの原因にな
ることがあります。
サンオイルなどが付着したときは、
ぬるま湯でよく洗い流してくださ
い。
本機内部は、乾いた柔らかい布で拭
き、水洗いはしないでください。
上記のお手入れは本機をご使用のた
びに必ず行ってください。
シンナー、ベンジン、アルコールなど
は表面の仕上げを傷めますので、使
わないでください。
保管するときは
O
リングの劣化を防ぐため、お買い
上げ時に付いていたスペーサーを
取り付けてください。
O
リングの劣化を防ぐため、ボディ
を閉じたあとバックルは締めない
でください。
O
リングにホコリがつかないよう
にしてください。
高温、寒冷、多湿な場所や、ナフタリ
ン、しょうのうなどを入れている場
所での保管は、機材を傷めますので
避けてください。
目に見えないゴミなどが付着して
いることもあるので、指先で触って
点検してください。
O
リングを拭き取る際、布やティッ
シュペーパーの繊維が残らないよ
うに気をつけてください。
O
リングにヒビ割れ、ゆがみ、つぶ
れ、ささくれ、傷、砂かみなどがない
か確認し、ある場合は必ず交換して
ください。
▲
ヒビ割れ
▲ゆがみ ▲つぶれ
▲
ささくれ
▲傷 ▲砂かみ
3
O
リングの溝を点検する。
砂粒や乾いて固まった塩が入りこ
んでいる場合があるので、エアー
スプレーで吹き飛ばしたり、綿棒
を使って、丁寧に取り除いてくだ
さい。綿棒の糸くずがはいらない
ように、ご注意ください。
4
O
リングの反対側の接触面
も同様に点検する。
5
O
リングにグリスを塗る。
上の図のようにOリングに米粒大
のグリスを、指の腹で全体に薄く均
一に塗ってください。
紙や布は、繊維が付着することがあ
るので、使わないでください。
O
リングの表面には、いつも薄くグ
リスがついているようにしてくだ
さい。グリスは
O
リングを保護し、
摩耗を防ぎます。
グリスを塗り終えた
O
リングは、机
上などに置かずにそのまま溝に取
り付けてください。
6
O
リングを溝に取り付ける。
以下の点に注意して、Oリングを
溝に均等に入れてください。
O
リングにゴミなどが付着して
いないか
O
リングがねじれていないか
悪い例 良い例
水漏れの確認方法
O
リングの交換後は、ご使用の機器
を収納する前に、本機を閉じて、水中
(約
15 cm
)に約3分間沈めて、水漏れ
がないことを確認してください。
お手入れ
O
リングの溝に海水が入ったまま乾
燥してしまうと、塩の結晶ができて
しまい、
O
リングの機能を損なう恐
れがあります。
O
リングの耐用年数
本機の使用頻度や保存状態によって
変わりますが、
1
年程度です。傷や
ヒビがなくても変形や摩擦により、
防水機能は落ちてきます。ヒビ割れ
やゆがみ、つぶれ、ささくれ、傷、砂か
みなどの症状がでたら、新しいもの
と交換してください。
交換後に、水漏れしないことを確認
してください。
グリスについて
グリスは付属のグリスをお使いくだ
さい。他社のグリスを使うと、
O
リ
ングを傷めて、水漏れします。
くもり止めリキッドについて
本機のフロントガラスに付属のくも
り止めリキッドを塗布すると、くも
り止めに効果があります。
くもり止めリキッドの使用方法
フロントガラスの内側に
2〜3
滴
たらして、コットン、柔らかい布、
ティッシュペーパー等でクリー
ナー液が均等に広がるように拭い
てください。
乾燥剤について
くもり止めリキッドに加え、さらに
くもり止め効果を高めたい場合、付
属の乾燥剤を合わせてご使用くださ
い。新しい1枚を撮影の
1〜2
時間前
に入れてください。フロント内の台
座レールの間に入れ、台座でかみ込
まないようご注意ください。未使用
の乾燥剤は袋に入れ、入り口を密封
して保存してください。使用後のも
のは元の袋に戻さないでください。
未使用のもののくもり止め効果がな
くなります。
乾燥剤は充分に乾燥させることによ
り、繰り返し約
200
回使用することが
できます。
くもり止め効果を高めるため使用す
る場合は、新しいものをお使いくだ
さい。本機の中に入れたままにしな
いでください。
乾燥剤
本機にサンオイルなどが付着し
たときは、必ずぬるま湯でよく
洗い流してください。付着した
まま放置していると、本機表面
の変色やダメージ(表面のヒビ
など)の原因となります。
水漏れについて
万一内部に水滴などが確認された場
合は、ただちにご使用を中止してく
ださい。
カメラがぬれた場合は、至急ソニー
の相談窓口へご相談ください。修理
費用はお客様のご負担となります。
O
リングの
取り扱いかた
O
リングとは?
O
リングを使って本機などの機器の
防水性を保ちます。
O
リング
O
リングのメンテナンスは非常
に重要です。正しく取り扱わな
いと、水漏れの原因になります。
O
リングの取り扱いかた
O
リングを取り付ける
O
リングの取り付けは、砂やほこりの
ない場所で行ってください。
1
O
リングを取りはずす。
O
リングを取りはずすときは、図の
ように
O
リングを押さえつけなが
ら、矢印の方向にずらしてくださ
い。
O
リングにたるみができます
ので、簡単に取りはずすことができ
ます。
O
リングを取りはずす際、爪によっ
て
O
リングを傷つけないようご注
意ください。
先のとがったものや金属などは、本
機の溝や
O
リングに傷をつける恐
れがありますので、使用しないでく
ださい。
2
O
リングを点検する。
以下の点を充分確認して、柔らかい
布かティッシュペーパーで必ずこ
れらを取り除いてください。
ゴミ、砂粒、毛髪、ほこり、塩、糸く
ずなどが付着していないか
古いグリスが残っていないか
▲ゴミ ▲砂粒 ▲毛髪
▲ほこり ▲塩 ▲糸くず
保証書と
アフターサービス
保証書
この製品には保証書が添付されて
いますので、お買い上げの際お買い
上げ店でお受けとりください。
所定事項の記入および記載内容を
お確かめのうえ、大切に保管してく
ださい。
保証期間は、お買い上げ日より
1
年
間です。
アフターサービス
調子が悪いときはまずチェックを
故障かな?と思ったらの項を参考
にして故障かどうかお調べくださ
い。
それでも具合の悪いときは
ソニーの相談窓口へご相談くださ
い。
ご相談になるときは次のことをお知
らせください。
●型名:
SPK-HCF
●故障の状態:できるだけ詳しく
●お買い上げ日
保証期間中の修理は
保証書の記載内容に基づいて修理さ
せていただきます。
詳しくは保証書をご覧ください。
保証書は国内に限られています
付属している保証書は、国内仕様で
す。外国で万一、故障、不具合が生じ
た場合の現地でのアフターサービス
およびその費用については、ご容赦
ください。
保証期間経過後の修理は
修理によって機能が維持できる場合
は、ご要望により有料修理させてい
ただきます。当社では本機の補修用
性能部品(製品の機能を維持するた
めに必要な部品)を、製造打ち切り後
8
年間保有しています。この部品保
有期間を修理可能の期間とさせてい
ただきます。
O
リング、グリス、くもり止めリキッドについて
ご購入はソニーの相談窓口にご相談ください。
ご購入されるときは、品名、番号をご連絡ください。
O
リング(番号
3-098-143-01
)
グリス(番号
2-582-620-01
)
くもり止めリキッド(番号
3-072-039-01
)
ウォータープルーフケース
スポーツパック
取扱説明書
お買い上げいただきありがとうございます。
電気製品は安全のための注意事項を守らないと、火災や人身
事故になることがあります。
この取扱説明書には、事故を防ぐための重要な注意事項と製
品の取り扱いかたを示しています。この取扱説明書をよく
お読みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになっ
たあとは、いつでも見られるところに必ず保管してくださ
い。
© 2010 Sony Corporation Printed in Japan
SPK-HCF