Sony AIT TSL-SA300C User Manual

Page 1
TSL-SA300C
3-861-617-01(1)
AIT
オートローダーユニット
取扱説明書
Page 2
TSL-SA300C
AIT
取扱説明書
Printed in Japan 1997
Page 3
目次
第1
概要
オートローダーユニットについて ..........................................................
AIT
特長 4
使用できるカートリッジ .....................................................................................5
システム構成 ....................................................................................................5
各部の名称と働き ...........................................................................................
前面 6 後面 9
マガジン .........................................................................................................10
第2章 準備
付属品を確認する .........................................................................................
接続のしかた.................................................................................................
SCSI ID
第3章 使いかた
メニューによる設定と確認 ...........................................................................
カートリッジをセットする ...........................................................................
AIT
の設定 ............................................................................................
データカ ートリッジの取り出しかた .................................................................19
オートローダーユニットを使う ............................................................
データカー トリッジの選択 ...............................................................................22
マガジンを排出させるには ............................................................................23
4
6
11 12 13
14 18
21
第4章 取り扱いについて
本機の取り扱い .............................................................................................
安全にお使いいただくために .......................................................................24
万一の故障を防ぐために..............................................................................24
その他ご注意いただきたいこと....................................................................25
マガジンおよびカートリッジの取り扱い .....................................................
取り扱い上のご注意......................................................................................27
保管上のご注意 ............................................................................................28
ヘッドクリーニングについて .......................................................................
クリーニングのしかた ....................................................................................29
付録
主な仕様........................................................................................................
性能 30
環境条件........................................................................................................30
電源・その他 .................................................................................................30
目次
2
24
27
29
30
Page 4
説明書の使いかた
この説明書は、AITオートローダーユニットTSL-SA300Cの使いかた、取り扱いかた に
ついて説明し ていま す 。お使いになる前に必ずお読みください。 お読みになった後は、後日役に立つこともありますので、保存しておいてください。
この説明書は、次の4つの章と付録で構成されています。目的に合わせてお読みく
ださい。
第1章
本機の特長やシ ステム構成、各部の名称と働きな どについて説明しています。
□第2章 準備
本機とホストコンピューターや他のSCSI周辺機器との接続のしかた、およびSCSIID の設定のしかたについて説明しています。設置の際にお読みください。
□第
液晶ディスプ レイの使いかたや本機の電源の入れかた、マガジンやカ ートリッジの取
り扱いかたについて説明しています。実際に お使い になるときにお読みください。
□第
本機やマガジン、カートリッジの取り扱い上の注意について説明しています。また、 ヘッドの クリー ニングについても説明しています。お使いになる 前に必ずお読みくだ
さい。
□付録
TSL-SA300Cの主な仕様について説明しています。
概要
使いかた
3章
取り扱いについて
4章
3
Page 5
第1章
概要
AIT
特長
オートローダーユニットについて
TSL-SA300Cは、AITドライブSDX-300Cを内蔵しているAITオートローダーユニットで す。付属のマガジンには4巻のカートリッジをセッ トできます。
AITオートローダーユニットTSL-SA300Cには次の特長があります。
□ 高耐久性のリニアガイドにより、付属のマガジンにセットしたカ ートリッジを、内 蔵
のAITドライブユニットSDX-300Cにセットしたり、取り出すことができます。
□ AIT(AdvancedIntelligentTape)フォーマットを使ってデータをAITカートリッジ
に大容量記録でき ます(デー タの圧縮なしで 25G バイト)。 リードアフターライト機 能と第3レベルのエラー訂正コードの採 用により、高いデータ信頼 性を実 現して います。
□ TSL-SA300Cは、データ圧縮機能を持っているので、さらに多くのデータを記録
でき ます。
□ TSL-SA300Cは、カー トリッジに記録されている デ ータが圧縮されてい る のか 、さ
れていないのかを自動判別します。他の機器で記録されたデータも、そのま ま 読 み出すことができます。
□ WideSCSIに準拠しています。
4
章 概要
1
Page 6
使用できるカートリッジ
本機には、AITカートリッジを使用できます。
ご注意
市販の8mmビデオテープは、外観は似ていますが、仕様がまったく違うので使用で
きません。 8mmビデオテープを挿入しても自動的に排出されます。
システム構成
本機は、通常はインターフェースと してWideSCSIを採用して いるホストコンピューター
に接続 します。
AIT
マーク
ホストコンピューター
Wide(16
ビット
)
ピンケーブル
68
TSL-SA300C Wide SCSI
ホストコンピューターおよび他の
周辺機器
SCSI
ピンケーブル
68
機器との接続
章 概要
1
5
Page 7
各部の名称と働き
前面
1
POWER
1
POWER
インジケーター
電源が投入(オン)されている間、点灯します。
2 マガジン挿入口
マガジンを挿入します。
BUSY
TAPE
7
85
前面
6
2
SELECT
ENTER
4
EJECT
3
3
EJECT
ボタン
本機からマガジンを取り出すときに押します。 また、 液晶ディスプレイ のメニュー
を操作するときにも使用します。
4
SELECT
ボタン
セッ トしたカートリッジを選 択 するときに押します 。また、液 晶 ディスプレイのメ
ニューを操作 するときにも使用します。
5
ENTER
ボタン
SELECTボタンで選択したカートリッジをAITドライ ブにセ ットするときに押します。
また、液晶ディ スプレイのメニューを操 作すると きにも使用します。
6
章 概要
1
Page 8
a
6 液晶ディスプレイ
本機の状態を表示します。 表示方向は、本体の設置方向に合わせて変更できます。変更のしかたは16
ページをご覧く ださい。
水平置き表示 垂直置き表示
a
b
c
f
e
f
d
d c
液晶ディスプレイ
e
b
a メッセージエリア
本機の状態を表示します。また、状況に応 じて警告メッセージやエラーメ ッセー
ジが表示されます。 メッセ ージの言語は、英語、フランス語、ドイ ツ語、スペイン語のいずれかに変更
できます。変更のしかたは17ページをご覧ください。
b
カートリッジ番号インジケーター
マガジ ンに入っている カ ートリッ ジの状態を表示します。カートリッジの交換中は、 そのカ ートリッジの番号が点滅します。マガジンからAITドライブにカートリッジ が セッ トされる と、 そのカートリッジの番号は消え ます。 カートリッジが マガ ジンに 戻さ
れると再び点灯します。
c
ライトプロテクトインジケーター
カートリッジまたはマガジンが書き込み禁止になっているときに点灯します。書き
込み禁止にするには、カートリッジまたはマ ガジンのライ ト プロテクトタブで設定し
ます。
d データ圧縮インジケーター
AITドライブのデー タ 圧縮がイネーブルになっている と き に点灯します。
章 概要
1
7
Page 9
e テープポジションインジケーター
AITドライブにセ ットされ ているカー トリッジ のカレン トパーティ ションの残量の目安
を示 します。
■■■■■■■ 残量多
■■■■□□□ 残量およそ1/2 □□□□□□□ 残量わずか
テープポジションインジケーターが示すテープの巻き取り量
f カートリッジインジケーター
カートリッジがAITドライブにセットされている とき に点灯し、 テープの走行状態を
示します。カー トリッジがAITドライブに出し入れされている間は点滅します。
7
8
インジケーター
TAPE
AITドライブにカートリッジが セッ トされている と、緑色のランプが点灯し ます。また、
カートリッジがAITドライブに出し入れされていると きは、緑色のランプが点滅しま
す。
インジケーター
BUSY
SCSIインターフェースが有効になっているときに緑色のランプが点灯します。ま た、AITドライブにセットされたカートリッジのデータの読み取り中や書き込み中、 サーチやテープの巻き取り中は緑色で点滅します。
8
章 概要
1
Page 10
後面
1
SCSI CONNECTOR
1 ロータリースイッチ
SCSIIDを設定します。(13ページ)
2
ファン(換気扇
)
3 電源スイッチ
本機の電源をON/OFFします。
SCSI ID
0
AC IN POWER
GND
5 4
後面
3 26
4
5
6
または他の周辺機器に接続します。
コネクター
AC IN
付属の電源コードを接続します。
アース) 端子
GND (
他の機器のアース端子に接続します。
Wide SCSI
WideSCSIケーブルを使って、ホストコンピューターのWideSCSIバスコネクター
コネクター
章 概要
1
9
Page 11
マガジン
2
1
マガジン
1 ボタン
マガジ ンにセットされたカートリッジを取り出すとき に押 します。 カー トリッジ のセッ トのしかたについては18ページ、取り出しかたについては19
ページをご覧く ださい。
10
章 概要
1
2 ライトプロテクトタブ
カートリッジを書き込み禁止状態にします。このタブを左にスライドし ておく と、個々
のカ ートリッジが書き込み禁止になっていなくても、データの書き込みができなく なります。
Page 12
第2章 準備
付属品を確認する
付属品を確認してから、本機をコンピューターやSCSI周辺機器に接続します(12 ペー ジ)。 接続が終わったら、ロータリースイッチでSCSIIDを設定します(13ページ)。
梱包を開いたら、本体および下記の付属品がそろっているか確認してください。不足 しているも の が あ った り、何らかの損傷がある場合は、お買い上げの販売店にご相談 ください。
□ AITオートローダーユニット
□ マガジン
□電源コー
□ 取扱説明書(本書)
章 準備
2
11
Page 13
接続のしかた
SCSIバスを通して、1台のホストコンピューターに15台までのSCSI周辺機器を接続で きます。
接続には、市販のWideSCSIケーブルをお使いください。 なお、本機側は 68ピンハーフピッチのコネクタ ーを使用しています。
ご注意
WideSCSIケーブルを接続するときは、コンピューター およびすべての接続機器の 電源を切ってください。
WideSCSIケーブルのコネクター部は最後までしっかり挿入してください。
本機をWideSCSIバスの終端に接続する場合は、使用しない側のWideSCSIコ
ネクターに必ず市販のターミネーターを取り付けてく ださい。
1台のホストコンピューターに接続するSCSIケーブルの合計の長さは3m以内に収 める こ と を推奨 します。
ケーブルおよび接続については、SCSI-2の仕様に従ってください。 SCSI-2の仕様 では、バスを接続するときに次の制限があります。
90-132オームインピーダンス のシングルエンド型 周囲の装置までの距離は30cm以上を推奨 分岐不可
SCSI
SCSI CONNECTOR
ターミネーター(市販)
ケーブル
ホストコンピューターとの接続図
SCSI ID
0
GND
AC IN POWER
電源
AC
12
章 準備
2
Page 14
SCSI ID
の設定
後面のロータリースイッチの上下の+または−ボタンを押して、本機のSCSIIDを設 定します。 工場出荷時は0に設定されています。設定するSCSIIDが表示されるまで繰り返しボ
タン を押してください。16進数表記になっているため、10〜15まではそれぞれA〜Fで
表されます。 7は通常はホストア ダプタ ー のIDに設定 されているので 、それ以外の値
に設定 します。
ご注意
SCSIIDは、他の周辺機器と重複しないように設定してください。
SCSIparityはenableになっています。また、 TermpowerはONになっています。
必ず終端抵抗をSCSIバスに接続してお使いください。
SCSIIDの設定は、リアパネルのPOWERスイッチにより電源を切った状態で行っ てく ださい。
章 準備
2
13
Page 15
第3章 使いかた
ここでは、液晶ディス プレ イの使いかた、カートリッジをマガジンにセッ トする順番、ドラ イブユニットの使いかた、マガジンやカ ートリッジの取り扱いか たについて説明します。
メニューによる設定と確認
液晶ディスプレイの表 示をメニュー画 面に 切り換えることにより、本 機 のさまざまな 設
定を行うことができます。また、本機のバージョンやSCSIIDなどを確認することもで きます。 メニュー画面は次の手順で操作します。
ご注意
液晶ディスプレイの表示をメニュー画 面に切り換える ときは、マガジ ン を取 り 出 してお くことを推奨します。マガジンがオートロー ダーにセットされている場合は、液晶ディス
プレイ に「Ready」と表示されているときのみメニュー画面を表示できます。ただし、
Languageの設定を変更する場合はマガジンを取り出しておく必要があります。
1 SELECTボタンを5 秒間押し続けます。
液晶ディス プレイの表示がメニュー画面に切り換わります。
z Version
Contrast Orientation Language
メニュー画面
2 SELECTボタンを押して、目的の項目にカーソル(z )を合わせます。
3 ENTERボタンを押します。
選択した項目の設定画面が表示されます。
4 必要な項目を設定します。そ れぞれの画面での操作については 、以降の各画面
の操作の説明をご覧ください。 10秒間何もしないでいると通常画面に戻ります。
14
章 使いかた
3
Page 16
Version
の表示
メニュー画面でVersion を選択 すると、次の画面が 表示されます。この画面では、
オートローダーの機種名、SCSIIDの番号、ファームウェアのバージョ ン、シリアル番号 を確認できます。
Contrast
の調整
TSL-A300C SCSI ID#5 Ver. 0000
Version
画面
本機の機種名
SCSI ID
ファームウェアのバージョン
の番号
1 表示された画面の内容を確認します。
2 EJECTボタンを押します。
メニュー画面に戻り ます。
メニュー画面でContrastを選択すると、次の画面が表示されます。この画面では、液
晶ディスプレイのコントラストを調整できます。
Contrast Adjustment
■■■□□□□
Contrast
1 SELECTボタンを押して調整します。
2 ENTERボタンを押します。
設定が確定して、メニュー画面に戻ります。
画面
章 使いかた
3
15
Page 17
Orientation
の設定
メニュー画面でOrientationを選択すると、次の画面が表示されます。この画面では、
本体の設置方向に合わせて液晶ディスプレイの表示方向を設定できます。
Orientation
z Horizontal
R-side down L-side down
Orientation
画面
1 SELECTボタンを押して、選択する設定項目にカーソル(z )を合わせます。
Horizontal、R-sidedown、L-sidedownのいずれかを選択することにより、設置 方向に合わせて文字などが上向きに表示されます。
選択を無効に して メニュ ー画面に戻るには、EJECTボタンを押してください。
2 ENTERボタンを押します。
選択した表示方向が設定され、メニュー画面に戻ります。 表示方向は、メニュー 画面から抜けたときに切り換わり ます。
ご注意
メニュー画面で設定しているときは、常に本体上部が上になる方向に表示されま
す。
16
章 使いかた
3
Page 18
Language
の設定
ご注意
Languageの設定を変更するときは、本機からマガジンを取り出しておいてください。
マガジ ン がセットされている ときは、 Languageの設定は変更できません。
メニュー画面でLanguageを選択すると、次の画面が表示されます。この画面では、
液晶ディスプレイ に表示 されるメッセージの言語を設定で きま す 。
Language
z English
French German Spanish
Language
画面
1 SELECTボタンを押して、選択する設定項目にカーソル(z )を合わせます。
選択を無効に して メニュ ー画面に戻るには、EJECTボタンを押してください。
2 選択を有効にしてメニュー画面に戻るにはENTERボタンを押します。
選択した言語が設定され、メニュー画面に戻ります。
ご注意
メニュー画面は常に英語で表示されます。
章 使いかた
3
17
Page 19
カートリッジをセットする
マガジ ン に は、デー タ 用のカ ートリッジを 4 巻 セッ トします。
ご注意
マガジ ンには必ずカ ートリッジを4 巻 セッ トしてください。3巻以下では本機が正常に動
作しません。
3 2
4 1
マガジン内のカートリッジの番号
デー タ 用のカ ートリッジは、次の手順でマガジンにセットすることを推奨します。
1 マガジンの下段の挿入口に、下図の向きでカートリッ ジを挿入します。 このと き、
2→1の順にカートリッジを2巻続けて挿入します。
マガジン下段への挿入
18
章 使いかた
3
Page 20
2 マガジンの上段の挿入口に、下図の向きでカートリッ ジを挿入します。 このと き、
3→4の順にカートリッジを2巻続けて挿入します。
マガジン上段への挿入
カートリッジは、マガジンから次の手順で取り出します。
1 マガジ ンのボタン を押 しなが ら 、マガジン底部の溝の後端に指をかけ、カー トリッ
ジを前にスラ イドさせて押 し出します。
マガジン後部からのスライド
章 使いかた
3
19
Page 21
2 手順 1 を繰り返して、カー トリッジを3 巻取り 出します。
3 マガジ ン挿入口を上に向け、上下 させて手のひ らなど の柔らかいも の に軽く当て
ます。 マガジ ン上段のカートリッジが下段に移動します。
カートリッジのマガジン下段への移動
20
章 使いかた
3
4 手順1と同じ要領で、下段に移動したカートリッジをスライ ドさせて取り出します。
Page 22
AIT
オートローダーユニットを使う
1 後面のPOWERスイッチを入れます。
電源が入り、POWERインジケーターが 点灯します。セルフチェ ックが始ま り、 BUSYインジケーターとTAPEインジケーターがしばら く 点灯します。
2 2つのインジケーターが 消灯したら、マガジンを挿入します。
SELECT
EJECT
BUSY
TAPE
ENTER
マガジンの挿入
マガジ ンがセ ットされると次のように動作します。
液晶ディスプレイ に「MagazineLoading」と表示さ れてから 、 マガジ ン内のカート リッジの チェックが始まります。
マガジンが書き込み禁止のときはライトプロテクトインジケーター(
)も表示され
ます。
カートリッジ が 1 〜 4 まで順 々にチェックされます。
チェック中 のカートリッジの番号が点滅します。
3 液晶ディスプレイ に「SCAN4 OK」と表示され、カートリッジ番号(【1】〜【4】)が
すべて点灯したら、コンピューターのソフ トウェアまたは本機のSELECTボタンと ENTERボタンを使ってカートリッジを選択してAITドライブにセ ットします。
カートリッジがAITドライブにセットされるとTAPEインジケーターが点灯します。
4 ソフ トウェアを使ってコンピューターから、テープ上のデータを読み取ったり書き込
みます。読み取りおよび書き込み中はBUSYインジケーターが点滅します。
章 使いかた
3
21
Page 23
データカートリッジの選択
マガジ ン にセットされたカー トリッジ は、 必要に応 じてコン ピューターのソフトウェアから 選択できます。
また、本機のSELECTボタンとENTERボタンを使って、以下の手順でカートリッジを
選択することもできます。
1 SELECTボタンを押します。
2 選択されたカー トリッジの番号を確認してから、ENTERボタンを押します。
された番号のカー トリッジが自動的に挿入されます。
ご注意
マガジ ンの挿入後、 マガジ ン内のカートリッジ のチェックにおよそ75秒かかります。
その間SELECTボタンを押しても何も動作しません。ま た、液晶ディスプレイに
「Ready」と表示されていないときもSELECTボタンは働きません。
BUSYインジケーターの点滅中は、SELECTボタンやENTERボタンを押しても何も
動作しません。
液晶ディスプレイ にカ ートリッジの番号が表示 されま す 。SELECTボタンを押すた びに、カートリッ ジの番 号が順次切り換わり ます。
AITドライブに挿入されていたカートリッジが取り出され、液晶ディスプレイ に表示
22
章 使いかた
3
Page 24
マガジンを排出させるには
EJECT ボタンを押します。 液晶ディスプレイ に「MagazineEjecting」と表示され、AITドライブにセットされている
カートリッジがマガジンに収納されてから、自動的にマガジンが排出されます。
マガジンの排出には約
ご注意
BUSYインジケーターの点滅中は、EJECTボタンを押しても何も動作しません。
か かることがあります。
2
BUSY
TAPE
マガジンの排出
SELECT
EJECT
ENTER
章 使いかた
3
23
Page 25
第4章 取り扱いについて
本機の取り扱い
安全にお使いいただくために
■電源
□ AC100〜120V/200〜240Vでお使いください。 □ 複写機や シュレッダーのような消費電力の大 きい機器と 同じコンセントから、 電源
をとらないでください。
■ 電源コードの取り扱い
□コードの上に重いものをのせたり落としたりして、傷をつけないよう にご注意くだ
さい。傷がついたまま使う と危険です。
□電源コードをコンセン トから抜くときは、必ずプラグを持って抜いてください。コー
ドを引っ張ると、コー ドが傷むこ と があ り ます。
□ 長時間お使いにならないときは、電源コードをコンセン トから抜いておいてくださ
い。
□ 1年に1 回、電源プラグを掃除 してください。
■ その他
□ 本機にマガジンをセットしていないとき は 、マ ガジン挿入口に手を入れないでくだ
さい。
万一の故障を防ぐために
■ 衝撃・振動を与えないでください
落と した りして強い衝撃を与えると、故障することがあります。
■ 設置場所
次のような場所で、使用したり保管しないでください。 □ 湿気の多いところ □ほこりの多いところ □ 温度の高いところ □ 激しい振動のあるところ □ 直射日光の当たるところ □ 温度変化の激しいところ
24
章 取り扱いについて
4
Page 26
■通風
本体内部の温度上昇を防ぐため、動作 中に布などで包んだり、空気の流通の悪いと ころに置 いたり しないでください。内部が高温になると正常に動作しなくなる こ と があ ります。
■ 急激な温度変化は避けてください
寒いところから暖かいところに移したり、室温を急激に上げたときは、内部に結露が
起こ る場合があります。急激な温度変化があった直後は使わずに、1時間以上待って
からお使いく ださい。結露が起きたままマガジンを入れると、本体や AITドライブ、マ
ガジン にセットされたカートリッジなどが損傷することがあります。結露が起きている可
能性がある ときは、すぐにマガジンを取り出してください。 なお、マガジンを入れずに、本機の電源を入れたままにしておくと、結露が早く解消 します。
■ 異常が起きたら
万一、異常や不具合が生じた場合は、電源コードをコンセン ト から抜き 、 お買い上げ
店にご相談ください。
その他ご注意いただきたいこと
■ 雑音電波について
本機は高周波の信号を扱うため、ラ ジオやテレビ、オーデ ィオチューナーなど に雑音
が 入ることがあります。この場合は、距離を少し離してご使用ください。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づ
くクラスB情報技術装置です。こ の装置は、家庭環境で使用することを目的として
いますが、この装置がラジオやテレビジ ョン受信機に近接して使用されると、受信 障害を引き起こすことがあります。 取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。
■ キャビネットが汚れたら
キャ ビネ ットの汚れは、乾いた柔ら かい布で拭きとっ てください。汚れがひどいときは、 うすい中性洗剤溶液を少し含ませた布でふきとり、 乾いた布でからぶきしてください。 アルコール・シンナー・殺虫剤など、揮発性の溶剤は、使用しないでください。表面
の仕上げをいためたり 、表示が消えたりす ること が あります。
章 取り扱いについて
4
25
Page 27
■設置
水平な場所に設置しないと、マガジンが落下することがあります。
26
章 取り扱いについて
4
Page 28
マガジンおよびカートリッジの取り扱い
取り扱い上のご注意
□マガジンおよびカートリッジに激しい振動を与 えたり、落と した りしないでく ださい。
□カートリッジは 、 AITドライブにセットされる と自動的にリ ッドが開くようになっていま
す。カートリッジのリッドを手で開けて、中のテープに触れないでください。
□ マガジンおよびカートリッジは工場出荷時に精密に調整されていますので、分解
しないでください。
□ マガジンの タ ブ と カ ートリッジのツ メは、不要なデータ を誤っ て書 き込まないため
のもので す。書き込みの必要が ないマガジン およびカートリッジは、 書き込みがで
きない状 態にしてお いてください。
SAVE
REC
タブを
タブを
ラベル貼り付け位置
の方へ押すと書き込みができない。
SAVE
の方へ押すと書き込みができる。
REC
マガジンの誤消去防止用ツメ
章 取り扱いについて
4
27
Page 29
リッド
保管上のご注意
タブを タブを
カートリッジの誤消去防止用ツメ
の方へ押すと書き込みができない。
SAVE
の方へ押すと書き込みができる。
REC
□ 温度差の激しい所や湿気の多い所では、結露により書き込み、読み取りができ
なく なるこ と があり ます。
□ 書き込み、読み取りの必要がないときは、カートリッジを不必要にAITドライブに
出し入れしないでください。
□ マガジンはケースに入れて保管してください。
□ほこりやちりの多い所、直射日光の当たる所、暖房機の近く、湿気の多い所には
保管しないでください。
□ 自動車のダッシュボードやトレーには絶対に置かないでください。
28
章 取り扱いについて
4
Page 30
ヘッドクリーニングについて
AITオートローダーユニットの信頼性を維持するため、別売りのクリ ーニングテープを
使って定期的にヘッドのクリ ーニングを行ってください。 クリー ニン グ が 必 要 に なると、液 晶 ディスプレ イにクリーニ ングリクエ ストの表 示
(「CleanReq」)が出ます。
クリーニングのしかた
1
マガジ ン に3巻のデータ 用のカ ートリッジと1 巻の クリーニン グカ ートリッジをセッ トし ます。
2 マガジンをオー トローダーにセットします。
3 SELECTボタンを使って、クリーニング カートリッジのカー トリッジ番号を選択しま
す。
4 ENTERボタンを押します。
クリー ニング カートリッジがAITドライブにセットされます。 クリー ニングカートリッジ は、自動的にヘッドをク リ ーニングし、マガジンに戻 り ます。
章 取り扱いについて
4
29
Page 31
付録
主な仕様
性能
記憶容量 約100G〜200Gバイト
(圧縮、AIT-1テープ4巻使用時)
-17
ビットエラーレー ト10
データ転送速度(TAPE)
バーストデータ転送速度(SCSI)
マガジ ンイン/アウト時 間
カートリッジ交換時間(SCSI動作時)
巻き戻し時間 80秒未満(170mテープ使用時)
以下
3Mバイト/秒(非圧縮時) 6Mバイト/秒(圧縮時)
10Mバイト/秒(最大、非同期) 20Mバイト/秒(最大、同期)
2.5秒(平均)
55秒(平均、MICカートリッジ 使 用
時)
電源・その他
電源 AC100〜120V/200〜240V、
50/60 Hz
消費電流 0.6A(100〜120 V)/0.35A
(200〜240V)
最大外形寸法 211mm×109mm×296mm
(幅/高さ/奥行き) (突起部を含まず)
質量
本体 5.0kg(マガジン含まず) マガジン 250g(カートリッジ 含まず )
付属品 電源コード(1)
取扱説明書(1)
仕様および外観は、改良のため予告なく変更するこ
とがありますが、ご了承ください。
環境条件
使用時
温度: 5 ℃〜40 ℃ 湿度: 20%〜80%(結露のないこと)
(最大湿球温度:26℃)
非動作時
温度: −40 ℃〜70 ℃ 湿度: 10%〜90%
付録
30
Loading...