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製品安全性データシート
1. 化学物質等及び会社情報
化学物質等の名称 :エチレングリコール、メタノール、硫酸銅(Ⅱ)・無水物
製品名 :エミット 2000 シクロスポリン 前処理液
製品コード :6R719UL
会社名 :シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社
住所 :〒141-8673 東京都品川区東五反田 3-20-14
電話番号 :03-3537-3939 コールセンター
作成日 :2010/03/05
改定番号 :4.0
6R719UL
2. 危険有害性の要約
・エチレングリコール
GHS 分類
物理化学的危険性 :
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
引火性液体 区分外
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 区分外
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 分類できない
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
火薬類 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 : 急性毒性(経口) 区分 5
急性毒性(経皮) 区分外
急性毒性(吸入:気体) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉じん) 分類対象外
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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急性毒性(吸入:ミスト) 分類できない
皮膚腐食性・刺激性 区分 3
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分 2B
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 区分外
生殖毒性 区分 1B
6R719UL
特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
特定標的臓器・全身毒性
(反復ばく露)
区分 1(中枢神経系、呼吸器、
腎臓、心臓)
区分 1(中枢神経系、呼吸器、
心臓)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 : 水生環境急性有害性 区分 3
水生環境慢性有害性 区分外
ラベル要素
絵表示
又はシンボル :
注意喚起語 : 危険
危険有害性情報 : 飲み込むと有毒のおそれ(経口)
軽度の皮膚刺激
眼刺激
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
中枢神経系、呼吸器、腎臓、心臓の障害
長期又は反復ばく露による中枢神経系、呼吸器、心臓の障害
水生生物に有害
注意書き :【安全対策】 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
必要に応じて個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
環境への放出を避けること。
【応急措置】 取り扱い後はよく手を洗うこと。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に 、コ ンタ クト レン ズを
着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続ける
こと。皮膚に付着した場合、皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、
手当てを求めること。
眼に入った場合、眼の刺激が持続する場合は医師の診断、手当てを受ける
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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こと。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
飲み込んだ場合、気分が悪い時は、医師に連絡すること。
【保管】 施錠して保管すること。
【廃棄】 内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に
業務委託すること。
・
メタノール
GHS 分類
物理化学的危険性 :
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
火薬類 分類対象外
引火性液体 区分 2
可燃性固体 分類対象外
自己反応性化学品 分類対象外
自然発火性液体 区分外
自然発火性固体 分類対象外
自己発熱性化学品 区分外
水反応可燃性化学品 分類対象外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類対象外
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 区分外
健康に対する有害性 : 急性毒性(経口) 区分 5
急性毒性(経皮) 区分外
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 区分外
急性毒性(吸入:粉じん、ミスト) 分類対象外(粉じん)
急性毒性(吸入:粉じん、ミスト) 分類できない(ミスト)
皮膚腐食性・刺激性 分類できない
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分 2A-2B
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 分類できない
生殖細胞変異原性 区分外
発がん性 分類できない
生殖毒性 区分 1B
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
区分 1(中枢神経系、視覚器、
全身毒性)
区分 3(麻酔作用)
区分 3(気道刺激性)
特定標的臓器・全身毒性
区分 1(中枢神経系、視覚器)
(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 : 水生環境急性有害性 区分外
水生環境慢性有害性 区分外
ラベル要素
絵表示
又はシンボル :
注意喚起語 : 危険
危険有害性情報 : 引火性の高い液体及び蒸気
飲み込むと有毒のおそれ(経口)
強い眼刺激
生殖能又は胎児への悪影響のおそれ
中枢神経系、視覚器、全身毒性の障害
眠気又はめまいのおそれ
呼吸器への刺激のおそれ
長期又は反復ばく露による中枢神経系、視覚器の障害
注意書き :【安全対策】 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
熱、火花、裸火、高温のもののような着火源から遠ざけること。-禁煙。
防爆型の電気機器、換気装置、照明機器を使用すること。静電気放電や火
花による引火を防止すること。
個人用保護具や換気装置を使用し、ばく露を避けること。
保護手袋、保護眼鏡、保護面を着用すること。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
ミスト、蒸気、スプレーを吸入しないこと。
取扱い後はよく手を洗うこと。
【応急措置】 火災の場合には適切な消火方法をとること。
吸入した場合:空気の新鮮な場所に移動し、呼吸しやすい姿勢で休息させ
ること。
眼に入った場合:水で数分間、注意深く洗うこと。コンタクトレンズを容易に外
せる場合には外して洗うこと。
皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。
皮膚(又は毛髪)に付着した場合:直ちに、すべての汚染された衣類を脱ぐこ
と、取り除くこと。
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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ばく露又はその懸念がある場合:医師の診断、手当てを受けること。
眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
【保管】 容器を密閉して涼しく換気の良いところで施錠して保管すること。
【廃棄】 内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に
業務委託すること。
硫酸銅(Ⅱ)・無水物
・
GHS 分類
物理化学的危険性 :
可燃性・引火性ガス 分類対象外
可燃性・引火性エアゾール 分類対象外
支燃性・酸化性ガス 分類対象外
高圧ガス 分類対象外
火薬類 分類対象外
引火性液体 分類対象外
可燃性固体 区分外
自己反応性化学品 区分外
自然発火性液体 分類対象外
自然発火性固体 区分外
自己発熱性化学品 区分外
水反応可燃性化学品 区分外
酸化性液体 分類対象外
酸化性固体 分類できない
有機過酸化物 分類対象外
金属腐食性物質 分類できない
健康に対する有害性 : 急性毒性(経口) 区分 3
急性毒性(経皮) 分類できない
急性毒性(吸入:ガス) 分類対象外
急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
急性毒性(吸入:粉じん) 分類できない
急性毒性(吸入:ミスト) 分類対象外
皮膚腐食性・刺激性 分類対象外
眼に対する重篤な損傷・眼刺激性 区分 1
呼吸器感作性 分類できない
皮膚感作性 区分 1
生殖細胞変異原性 区分 2
発がん性 分類できない
生殖毒性 区分 2
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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特定標的臓器・全身毒性
(単回ばく露)
特定標的臓器・全身毒性
区分 1(神経系 肝臓 血液系
腎臓)
区分 1(気道刺激性)
(反復ばく露)
吸引性呼吸器有害性 分類できない
環境に対する有害性 : 水生環境急性有害性 区分 1
水生環境慢性有害性 区分 1
ラベル要素
絵表示
又はシンボル :
注意喚起語 : 危険
危険有害性情報 : 飲み込むと有毒
重篤な眼の損傷
アレルギー性皮膚反応を引き起こすおそれ
遺伝性疾患のおそれの疑い
生殖能又は胎児への悪影響のおそれの疑い
肝臓、血液系、神経系、腎臓の障害
呼吸器への刺激のおそれ
長期又は反復ばく露による血液系、呼吸器の障害のおそれ
水生生物に非常に強い毒性
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性
注意書き :【安全対策】 すべての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。
この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。
取り扱い後はよく手を洗うこと。
屋外又は換気の良い区域でのみ使用すること。
適切な保護手袋を着用すること。
適切な保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。
適切な個人用保護具を使用すること。
環境への放出を避けること。
汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
粉じん、ヒューム、スプレーを吸入しないこと。
【応急措置】 飲み込んだ場合、直ちに医師に連絡すること。
飲み込んだ場合、口をすすぐこと。
皮膚に付着した場合、多量の水と石鹸で洗うこと。
皮膚に付着した場合、汚染された衣類を脱ぐこと。
汚染された衣類を再使用する前に洗濯すること。
吸入した場合、被災者を新鮮な空気のある場所に移動し、呼吸しやすい姿
勢で休息させること。
眼に入った場合、水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着
用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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眼に入った場合、直ちに医師に連絡すること。
漏出物は回収すること。
皮膚に付着した場合、皮膚刺激又は発疹が生じた場合は、医師の診断、手
当てを受けること。
ばく露又はその懸念がある場合、医師の手当、診断を受けること。
気分が悪い時は、医師の手当て、診断を受けること。
【保管】 施錠して保管すること。
容器を密閉して換気の良い場所で保管すること。
【廃棄】 内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に
業務委託すること。
3. 組成及び成分情報
化学名 / 化学式 量 CAS 登録番号 ENCS 番号
ISHL
エチレングリコール (Ethylen glycol)
36.9% 107-21-1 (2)-230
データ無し
C2H6O2
メタノール (Methanol)
26.1% 67-56-1 (2)-201
データ無し
CH4O
硫酸銅(II)・無水物
0.397% 7758-98-7 (1)-300
データ無し
CuSO4
提供者の現在の知識の範囲および該当する濃度では、本製品の補足的な成分の中には健康ま
たは環境に対して有害危険性であると分類されるためこのセクションで報告が義務づけられ
ている成分は含まれていません。
職業性暴露限界がある場合、セクション8に記載されている。
4. 応急措置
吸入した場合 :
暴露した被災者を新鮮な空気のある場所へ移動させる。 被災者を暖か
く安静にしておく。 呼吸していない場合、呼吸が不規則な場合、あるい
は呼吸停止が起きた場合には、適切な訓練を受けた者が人工呼吸ある
いは酸素吸入を行う。 救助者が口移し人工呼吸で蘇生術を行うと、救
助者に危険がおよぶことがある。 医師の診断を受ける。 意識がない場
合、昏睡位(うつ伏せで顔をやや横向き)にして直ちに医師の診断を受
けさせる。 気道を開いた状態に維持する。 襟、ネクタイ、ベルト、ウエスト
バンド等の衣類の締め付けをゆるめる。
飲み込んだ場合 :
水で口を洗浄する。 入歯をしている場合ははずす。 暴露した被災者を
新鮮な空気のある場所へ移動させる。 被災者を暖かく安静にしておく。
物質を飲み込んだ場合、被害者の意識があれば少量の水を飲ませる。
嘔吐すると危険なことがあるので、もし被害者の気分が悪くなったらそれ
以上水を飲ませてはならない。 医師の指示がない限り、吐かせてはなら
ない。 もし嘔吐が起きた場合は嘔吐物が肺に入らないように頭を低い
位置に保つ。 医師の診断を受ける。意識がない場合、決して口からもの
を与えてはならない。 意識がない場合、昏睡位(うつ伏せで顔をやや横
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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向き)にして直ちに医師の診断を受けさせる。 気道を開いた状態に維
持する。襟、ネクタイ、ベルト、ウエストバンド等の衣類の締め付けをゆるめ
る。
皮膚に接触した場合 :
眼に入った場合 :
健康への影響と症状の詳細については、セクション11を参照。
多量の水で、汚染された皮膚を洗浄する。 汚染された衣服および靴を
脱がせる。 汚染された衣服を取り除く前に汚染された衣服を水で十分
に洗うか、または手袋を着用する。 少なくとも10分間洗い流し続ける。
医師の診断を受ける。 何らかの不快感や症状があるときはそれ以上の
暴露を避ける。 衣類は、再着用の前に洗濯する。 靴は再使用前に十分
に洗浄する。
すぐに多量の水で、時々上下のまぶたを持ち上げながら眼をすすぐ。
コンタクトレンズの有無を確認し、着用している場合にははずす。 少なく
とも10分間洗い流し続ける。 医師の診断を受ける。
5. 火災時の措置
消火媒体
適切 :
不適切 :
化学物質に起因する :
特定の危険有害性
粉末化学消火剤、炭酸ガス、ウォータースプレー、泡消化剤を使用する。
ウォータージェットを使用してはならない。
引火性液体および蒸気。 火災の際や加熱された場合、圧力の上昇が
起こり、容器が破裂し、その結果爆発が起こるリスクがある。 流出物が
下水道に流れ込むと、火災や爆発を引き起こす危険性がある。 本製品
は水生生物に対して非常に有毒であり、長期にわたり持続する影響を
有する。 本物質によって汚染された消火用水は封じ込める必要があ
り、水路、下水、または排水管に放出してはならない。
有害な熱分解生成物 :
消火を行う者に対する :
注意事項
消防士用の特殊保護具 : 消防士は適切な保護器具と、陽圧モードで動作するフルフェース部分
分解生成物には以下の物質が含まれることがある:
二酸化炭素、一酸化炭素
火災が発生したら、すみやかに火災現場から人員を退避させ現場を隔
離する。 人的リスクを伴うような行動、または適切な訓練を受けていな
い行動は行ってはならない。 危険でなければ、火災現場から容器を移
動させる。 ウォータースプレーを使用して火気にさらされた容器を冷
温に保つ。
を備えた自給式の呼吸器具(SCBA)を装着しなければならない。
6. 漏出時の措置
人体に対する注意事項、 :
保護具及び緊急時措置
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
人的リスクを伴うような行動、または適切な訓練を受けていない行
動は行ってはならない。 周辺地域の人々を避難させる。 関係者以
外ならびに保護用具を着用していない作業員の入室を禁じる。 漏
出した物質に触れたり、その上を歩いたりしてはならない。 全ての発
火源を遮断する。 危険地域には、発火信号、煙草、火焔機器を持ち
込まない。 蒸気や噴霧の吸入を避ける。 十分な換気を行う。 換気
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が不十分な場合は適切な呼吸用保護具を着用する。適切な個人
保護具を使用すること(セクション8を参照)。
環境に対する注意事項 :
封じ込めおよび洗浄に関する方法および材料
少量流出 :
危険性がなければ、漏れを止める。 漏出区域から容器を移動する。 水で希釈して
から拭き取るか、もしくは乾燥した不活性物質で吸い取り、適切な廃棄容器に収容
する。 火花防止型の工具および防爆型の装置を使用する。 許可を受けた廃棄物
処理業者に依頼して処分する。
漏出した物質や流去水の拡散、および土壌、水路、排水溝下水道
との接触を回避する。 製品が環境汚染(排水、水路、土壌または
大気)を起したときは、関係する行政当局に報告する。水質汚染物
質である。 大量に放出されると環境に対して有害である可能性が
ある。
7. 取扱い及び保管上の注意
安全に取扱う:
ための注意事項
適切な個人保護具を使用すること(セクション8を参照)。 本物質の取扱い、保
管、作業を行う場所での 飲食および喫煙は厳禁。 作業者は飲食、喫煙の前
に手を洗うこと。 皮膚感作障害の病歴を持つ人を、本製剤が使用されるいか
なる工程にも就業させてはならない。 暴露を避ける-使用前に個別の取扱説
明書を入手する。 妊娠中は暴露を避ける。 眼、皮膚および衣類に触れないよ
うにする。 摂取してはならない。 蒸気や噴霧の吸入を避ける。 環境への放出
を避けること。 換気が十分な場所でのみ使用する。 換気が不十分な場合は
適切な呼吸用保護具を着用する。 十分な換気がない限り、保管場所および密
閉された空間に入らないこと。 使用しないときは元の容器又は適合素材で作ら
れた認可済みの代替容器に入れ、密閉して保存する。 熱、火花、炎、その他の
発火源から離れた場所で保管ならびに使用する。 防爆型の電気装置 (換気
設備、照明用具、物質取扱い用具) を使用する。 火災を発生しない工具を使
用すること。 静電気防止対策を講じる。 火災や爆発を防止するため、容器を
接地して運搬中の静電気を放電させると共に、物質を移し換える前に容器と
用具を電気的に接続する。 容器が空でも製品の残留物が残存していて有害
危険性がある。 容器を再利用してはならない。
安全に保管する:
ための注意事項
現地法に従って保管する。 隔離され認定された場所に貯蔵する。 元の容器
に入れ、換気の良い乾燥した冷所で直射日光を防ぎ、混合禁止物質(セクシ
ョン 10 を参照)および飲食物から離して保存する。 あらゆる発火源を除去す
る。 酸化性物質に近づけない。 使用直前まで、容器は固く閉め封印して保管
する。 いったん開けた容器は入念に再密閉し、漏出を防ぐため直立させて保
管する。 ラベルのない容器に保管してはならない。 環境汚染を避けるために
適切な容器を使用する。
8. 暴露防止及び保護措置
化学名 暴露限界値
メタノール ISHL (日本、 10/2004)
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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管理濃度: 200 ppm 8 時間
JSOH (日本、 9/2008) 皮膚から吸収
OEL-M: 260 mg/m³ 8 時間
OEL-M: 200 ppm 8 時間
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推奨される :
モニター措置
適切な技術的管理 :
環境暴露管理 :
個人の保護措置
衛生措置 :
当製品が暴露限界を有する物質を含む場合、個人、作業場の空気、ある
いは生物学的なモニタリングを行い、換気等の管理手段の有効性、およ
び呼吸器保護具を使用する必要性、あるいはそのいずれかを明らかにす
る必要がある。
換気が十分な場所でのみ使用する。 行程囲壁、局所排気通風装置ある
いはその他の技術的管理設備を使用し、作業者が暴露される空中浮揚
汚染物質濃度をあらゆる推奨あるいは法定暴露限界以下に保つ。 ガス、
蒸気あるいは塵埃の濃度を暴露限界以下に保つためには技術的な管理
も必要となる。 防爆型換気装置を使用する。
換気装置および作業工程装置からの排出物を検査し、環境保護の法律
規制の要件に適合していることを確認しなければならない。 場合によって
は排出物を許容レベル以下に下げるために煙霧清浄機やフィルター、あ
るいは行程装置の技術的改良が必要になることもある。
化学製品の取り扱い後は、食事、喫煙およびトイレの使用前および作業
時間の最後に、必ず手、前腕および顔を洗う。 汚染された可能性のある
衣類を取り除く際には、適切な技術を用いる。 汚染された衣類は、再着用
の前に洗濯する。 作業場所の近くに洗眼スタンドと安全シャワーが設置さ
れていることを確認する。
呼吸器の保護具 :
手の保護具 :
目の保護具 :
皮膚の保護 :
リスク評価により必要性が示されたときは、承認された基準に合格した、身
体に良く合った空気清浄機能付きまたは給気式の呼吸保護具を使用す
る。 使用する呼吸保護具は、既知もしくは予測される暴露量、製品の危
険有害性、選択される呼吸保護具の安全作動限度に基づいて選択しな
ければならない。
リスク評価によって必要とされるときは、化学製品の取り扱いの際、承認さ
れた基準に合格した耐化学品性で不浸透性の手袋を常に着用する。
リスク評価によって必要とされるときは、液体の飛まつ、ミスト、ガスあるい
は塵埃への暴露をさけるため、承認された基準に合格した安全眼鏡を着
用する。
作業者の身体保護衣は、行う作業の内容および関連するリスクに基づい
て選択しなければならず、さらにこの製品を取り扱う前に専門家の承認を
受けなければならない。
9. 物理的及び化学的性質
外観
物理的性質 :
色 :
液体
透明色 緑色
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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臭い :
pH:
引火点:
自己発火温度:
アルコール系(弱い)
4.5
開放式: 30°C (86°F)
>385°C (>725°F)
10. 安定性及び反応性
化学的安定性 :
危険な反応の可能性 :
避けるべき条件 :
混触危険物質 :
危険有害な分解生成物 :
11. 有害性情報
も重要な健康効果
製品は安定である。
通常の貯蔵および使用条件下で、有害な反応は起こらない。
いかなる発火源 (火花あるいは炎) にも近づけてはならない。 加
圧、切断、溶接、ロウ付け、はんだ付け、穴あけ、研削を行ってはな
らず、容器を熱源や発火源に近づけてはならない。 暴露を避ける
-使用前に個別の取扱説明書を入手する。 妊娠中は暴露を避け
る。 環境への放出を避けること。
次の物質と反応性あるいは危険配合性:酸化性物質
通常の保管及び使用条件下では、危険な分解生成物は生成され
ない。
健康への急性効果の可能性
吸入した場合 :
飲み込んだ場合 :
皮膚に接触した場合 :
眼に入った場合 :
健康への慢性効果の可能性
概要 :
吸入した場合 :
飲み込んだ場合 :
皮膚に接触した場合 :
眼に入った場合 :
発がん性 :
変異原性 :
催奇性 :
重大な作用や危険有害性は知られていない。
口、喉および胃に対し刺激性がある。
軽度の皮膚刺激。 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ。
強い眼刺激。
長期ないし反復暴露による臓器の障害。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
一度感作されると、それ以後非常に低濃度に暴露しても重度のア
レルギー反応を起こすことがある。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
遺伝性疾患のおそれ。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
発育への影響 :
生殖能力に対する影響 :
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
重大な作用や危険有害性は知られていない。
重大な作用や危険有害性は知られていない。
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物理的・化学的および毒物学的な特性に関連する症状
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吸入した場合 :
飲み込んだ場合 :
皮膚に接触した場合 :
眼に入った場合 :
急性毒性
明確なデータは無い。
明確なデータは無い。
有害症状には以下の症状が含まれる:刺激、発赤
有害症状には以下の症状が含まれる:痛み及び刺激、流涙、発赤
慢性毒性
刺激性/腐食性
感光薬
発がん性
変異原性
催奇性
生殖毒性
その他の情報 :
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
データ無し
データ無し
データ無し
データ無し
データ無し
データ無し
データ無し
データ無し
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12. 環境影響情報
環境作用:本製品は水生生物に対して非常に有毒であり、長期にわたり持続する影響を有す
る。
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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13. 廃棄上の注意
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残余廃棄物 :
汚染容器及び包装:
廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危
険有害性のレベルを低い状態にする。廃棄においては、関連法規ならび
に地方自治体の基準に従うこと。都道府県知事などの許可を受けた産業
廃棄物処理業者、もしくは地方公共団体がその処理を行っている場合に
はそこに委託して処理する。廃棄物の処理を委託する場合、処理業者等
に危険性、有害性を充分告知の上処理を委託する。本製品を含む廃液
及び洗浄排水を直接河川等に排出したり、そのまま埋め立てたり投棄す
ることは避ける。
容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規ならびに地方自治体の基
準に従って適切な処分を行う。
空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
14. 輸送上の注意
適用法令 国連番号 輸送固有名 クラス PG* ラベル 追加情報
IMDG クラス UN1987
IATA クラス UN1987
PG*:パッキンググループ
ALCOHOLS, N.O.S.
(methanol solution)
ALCOHOLS, N.O.S.
(methanol solution)
3 Ⅲ
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15. 適用法令
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)
労働安全衛生法〔名称等通知〕 名称等を通知すべき危険物及び有害物:該当
労働安全衛生法〔名称等表示〕 名称等を表示すべき危険物及び有害物:該当
労働安全衛生法 危険物・引火性の物
毒物及び劇物取締法 該当せず
エチレングリコール:
第1種指定化学物質(法第 2 条第 2 項、施行令第
1 条別表第 1)より削除(平成 21 年 10 月 1 日施
行、平成 20 年 11 月 21 日公布)
平成 22 年 3 月末日までの排出・移動量の届け出
が必要
第2種有機溶剤等(施行令別表第6の2・有機溶剤
中毒予防規則第1条第1項第4号)
16. その他の情報
我々の知る限りにおいて、ここに記載した情報は正確です。しかしながら、上記の供給業者あるいは
その子会社のいずれも、ここに記載した情報の正確さあるいは完全性に関していかなる責任も負うも
のではありません。あらゆる物質の適合性は、ご使用各位の責任において決定してください。全ての
物質は未知の危険有害性を含んでいる可能性があるため、取り扱いには細心の注意が必要です。
ここには特定の危険有害性が記載されていますが、これらが存在する唯一の危険有害性であること
が保証されているものではありません。
次による規制:OSHA 29 CFR 1910.1200, USA / EC 指令
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