Rosemount マニュアル: エマソンスマートワイヤレスナビゲータ Manuals & Guides [ja]

エマソンスマートワイヤレスナビゲータ
動作理論 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ページ 1
ナビゲータマシンのインストール . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ページ 1
ナビゲータの起動 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ページ 4
ナビゲータのセキュリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ページ 4
ネットワークへのナビゲータの追加 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ページ 6
ナビゲータについて一般的なレイアウトと用語 . . . . . . . . . . . . .ページ 9
ネットワークの計画および稼動にあたってのナビゲータ使用 . . . . . . . . .ページ 11
1.1 動作理論
エマソンスマートワイヤレスナビゲータはスタンドアロン型のネットワークインフラストラク チャー管理ツールです。このツールは、ワイヤレスネットワークを介する作業や処理を効率化 するために、いくつかのエマソンスマートワイヤレスソフトウェアツールを統合したもので す。特別に設計されたコンピュータを通して操作するこのナビゲータでは、ネットワークの計 画と展開、機器やネットワークの管理をより容易に実行し、またメンテナンス計画を簡単に立 案することができます。
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1.2 ナビゲータマシンのインストール
1.2.1 内容
スマートワイヤレスナビゲータは 3 個のボックスが入ったパッケージで供給されます。内容物 は次の通りです。
1 番目のボックス (寸法:61.0 x 54.6 x 36.8 cm 24 x 21.5 x 14.5 インチ)
(イタリック体のアイテムは、推奨されるセットアップでは必要ありません)
数量: 1 - コンピュータワークステーションタワー(スマートワイヤレスナビゲータソフト
ウェアのすべてが含まれています。ライセンス認証のためのドングルが取り付けら れています。)
数量: 1 - USB キーボード
数量: 1 - USB マウス
数量: 1 - コンピュータタワー用の 1.8 m(6 フィート)長電源コード(NEMA 5-15、タイ
B125 V
数量: 3 - 追加の電源コード(ご注文時に指定されている場合) ;1.8 m(6 フィート)長電源
コード;コンピュータタワー用に 1 本、ディスプレイ用に 2 本。
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数量: 1 - セットアップおよび機能についての情報 小冊子
数量: 1 - 安全および規制準拠についての情報 小冊子
数量: 1 - スマートワイヤレスナビゲータ製品マニュアル
数量: 2 - DVI から VGA へのアダプタ(白)
数量: 2 - ディスプレイポート から DVI へのアダプタ
数量: 2 - リソースメディア CD
数量: 1 - アプリケーション CD
2 番目と 3 番目のボックス (寸法:58.4 x 40.6 x 21.6 cm 23 x 16 x 8.5 ンチ)
2 番目と 3 番目のボックスはまったく同じものです。(イタリック体のアイテムは、推奨
されるセットアップでは必要ありません)
数量: 1 - 22 インチ LCD モニター
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数量: 1 - モニタースタンド
数量: 1 - モニター用の 1.8 m(6 フィート)長電源コード(NEMA 5-15、タイプ B、125 V)
数量: 1 1.8 m(6 フィート)長の DVI モニターケーブル(白)
数量: 1 - モニターセットアップガイド
数量: 1 - 製品情報ガイド
数量: 1 - 1.8 m6 フィート)長の VGA モニターケーブル
数量: 1 - 1.8 m6 フィート)長の HDMI モニターケーブル
数量: 1 - ドライバおよびマニュアルが収録された CD
1.2.2 コンピュータのセットアップ
1. 2 番目と 3 番目のボックスに同梱されている『Monitor Setup Guide(モニターセッ トアップガイド)』に従ってモニターをセットアップします。
a. ディスプレイの最適な解像度を得るには、白の DVI モニターケーブルをお使いに
なることをお奨めします。
b. 地域特定の電源コード(NEMA タイプ以外)は 1 番目のボックスに入っています。
2. 1 番目のボックスに同梱されている『Setup and Features Information(セットアッ
プおよび機能についての情報)』ガイドに従ってワークステーションをセットアッ プします。手順 1a でのモニターケーブルを、ワークステーションの背面に接続す
ることになります。
注記
ライセンス認証用にワークステーション背面に取り付けられている USB ドングルを損傷さ せないよう、細心の注意を払ってください。
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3. ローカルエリアネットワークのイーサネットコードをワークステーション背面に
差し込みます。
4. ワークステーション前面の電源ボタンを押してナビゲータをオンにします。
5. Microsoft 使用許諾契約を読み、内容を確認します。
6. ナビゲータのワークステーションにログインします。
a. ユーザー名: Administrator
b. パスワード: navigator
1.2.3 IP アドレスの割り当て
このナビゲータは、デフォルト設定では、動的 IP アーキテクチャに接続して動的 IP アドレ ス指定により IP アドレスを割り当てられるようセットアップされています(DHCP)。
お客様のサイトで動的と静的のどちらのアーキテクチャが使用されているかについては、 IT 部門にお問い合わせください。静的 IP の情報はすべて、IT 部門で管理されています。
静的 IP アーキテクチャの場合、ナビゲータには特定の IP アドレスが割り当てられることに なります。特定の IP アーキテクチャに接続するようナビゲータを構成するには、以下の手 順に従ってください。
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1. Windows のスタートメニューを開きます。[コントロールパネル]を選択します。
2. [ネットワークと共有センター]をクリックします。
3. 左側のパネルにある[アダプタの設定の変更]をクリックします。ネットワーク
インターフェイスカードの一覧が表示されます。
4. Navigator Primary(ナビゲータプライマリ)]を右クリックし、[プロパティ]を 選択します。
5. [プロパティ]ダイアログボックスにある IP バージョン 4 を強調表示させ、[プロ パティ]をクリックします。
注記
Obtain an IP address automaticallyIP アドレスを自動的に取得する)]のラジオボタンが
オンになっています。これは、IP アドレスが DHCP(動的ホスト構成プロトコル)サー バーから割り当てられることを意味します。
6. Use the following IP address(次の IP アドレスを使用する)]をクリックし、ナビ ゲータに割り当てる IP アドレスを入力します。
1.2.4 Windows のユーザー権限
ナビゲータのインストールではユーザー権限を考慮する必要があります。このコンピュー タでのデフォルトのユーザーは「Administrator(アドミニストレータ)」ユーザーです。
アドミニストレータには種々の機能の中でもとりわけ、プログラムの追加や削除を行う権 限が付与されています。ナビゲータの一般的なユーザーがこれらの権限を行使できないよ うにするには、[コントロールパネル]から[一般ユーザー]のアカウントを作成します。 ナビゲータでの操作は、Windows で権限が最も低いユーザーとして行うことをお奨めし
ます。
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1.2.5 Windows のパスワード
ナビゲータのインストールにあたっては、セキュリティを万全にするために Windows ログ インのパスワードを変更することを強くお奨めします。ベストプラクティスおよびサイト
/ 企業の IT ポリシーに従って、デフォルト値ではない強力なパスワードを設定してくださ い。
1.2.6 Windows の更新
コンピュータには Windows の最新の修正プログラムとセキュリティ更新プログラムを適用 し、最新の状態に保つことを強くお奨めします。ナビゲータシステムの導入や管理では、
サイト / 企業の IT およびセキュリティポリシーに従ってください。
1.3 ナビゲータの起動
ナビゲータのワークステーションにログインすると、ナビゲータプログラムが自動的に開 きます。ナビゲータがロードされるまでしばらく待ってください。初めての起動では数分 かかることがあります。
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1.4 ナビゲータのセキュリティ
ナビゲータの情報にアクセスしたりナビゲータのプログラムを起動したりするに は、スマートワイヤレスナビゲータにログインしなければなりません。ナビゲー タにログインするには、タイトルバーの[log in(ログイン)]ボタンをクリック
してください。ウィンドウが開き、ユーザー名とパスワードを求められます。正しいユー ザー名とパスワードを入力してください。一部の設計ツールやアプリケーションでもログ インを求められることがあります。
1.4.1 ナビゲータのパスワード
スマートワイヤレスナビゲータには「アドミニストレータ」と「一般ユーザー」の 2 つの レベルのユーザー権限があり、単一の管理用アカウント、および 3 個の一般アカウントが 設けられています。管理用の「Supervisor(スーパーバイザー)」アカウントのデフォルト パスワードは「Admin」です。
ナビゲータを作動させる際は、セキュリティを万全にするためにナビゲータでのログイン パスワードを変更することを強くお奨めします。ベストプラクティスおよびサイト / 企業
IT ポリシーに従って、デフォルト値ではない強力なパスワードを設定してください。
アドミニストレータにはユーザーアカウントとパスワードのすべてをセットアッ プし変更する権限がありますが、ユーザー名を変更することはできません。機能 バーの[Settings(設定)]ボタンをクリックすると、画面の下側にパスワード変
更のためのオプションが表示されます。
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1-1. ユーザーアカウントとパスワード
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デフォルトのユー ザー名
Supervisor(スーパー バイザー)
User 1(ユーザー 1) User 2(ユーザー 2) User 3(ユーザー 3)
デフォルトのパス ワード
Admin
Password1 Password2 Password3
アカウントタイプ制限
管理用 なし、フルアクセス権限
一般ユーザー 一般ユーザー 一般ユーザー
新規のゲートウェイや設定
(一般、アプリケーション、メ
ンテナンス)の追加、
使用していないときにナビゲータの情報やプログラムを保護するために、また ユーザーを切り替える際には、タイトルバーの[log out(ログアウト)]ボタン
をクリックしてください。
1.4.2 AMS ワイヤレスコンフィギュレータまたは AMS デバイ スマネージャ
設計サブメニューを起動し、[Device Design(デバイス設計)]ボタンを選択する と、[AMS Wireless Configurator(AMS ワイヤレスコンフィギュレータ)]または
AMS Device ManagerAMS デバイスマネージャ)]が開きます(お使いのナビ ゲータのタイプによって異なります)。ウィンドウが開き、この AMS アカウントのユー ザー名とパスワードを求められます。AMS ワイヤレスコンフィギュレータのデフォルトの ユーザー名は「admin」です。パスワードはありません。ナビゲータ内で AMS ワイヤレス コンフィギュレータを作動させる際は、セキュリティを万全にするためにパスワードを変
更することを強くお奨めします。ベストプラクティスおよびサイト / 企業の IT ポリシーに 従って、デフォルト値以外の強力なパスワードを設定してください。AMS デバイスマネー ジャのユーザー名とパスワードは、メインの AMS システムのユーザー名 / パスワードと同 じです。
1.4.3 AMS デバイスマネージャのサーバープラスコネクト
異なる Server Plus Station(サーバープラスステーション)に接続するには、 Client SC Station(クライアント SC ステーション)が事前に[サーバープラスス テーション]の[Station Configuration(ステーションの構成)]に追加されてい
なければなりません(詳細については関連項目を参照してください)。この要件が満たされ ていないと、AMS デバイスマネージャを起動した際に、クライアント SC ステーションに
エラーメッセージ(「This PC is not licensed for Client-Server operation(このコンピュータに はクライアントとサーバー間の操作を行うライセンスが付与されていません)」)が表示さ
れます。
クライアント SC ステーション上で AMS デバイスマネージャが閉じている場合に別のサー バープラスステーションに接続するには:
1. クライアント SC ステーションで[Network Configuration(ネットワークの構成)]
を開き、構成済みのシステムインターフェイスをすべて削除します(HART
Modem HART モデム) 以外)。
2. スタート | すべてのプログラム | AMS Device Manager(AMS デバイスマネージャ)
| Server Plus Connect(サーバープラスコネクト)の順に選択します。
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3. サーバープラスステーションのドロップダウンリストから必要とするサーバープ
ラスステーションコンピュータを選択するか、または該当の欄にコンピュータ名 を入力し、[Connect(接続)]をクリックします。
4. 接続が確立された後で AMS デバイスマネージャを起動させたい場合は[Ye s(は
い)]を、AMS デバイスマネージャを起動せずに接続するには[No(いいえ)]を、 現在の接続を維持したい場合には[Cancel(キャンセル)]をクリックします。
5. 接続が確立されたら[Close(閉じる)]をクリックします。
クライアント SC ステーション上で AMS デバイスマネージャが稼動している場合に別の サーバープラスステーションに接続するには:
1. クライアントの SC ステーションでシステムインターフェイス(HART モデム以外)
が構成されていない場合は、Tools(ツール) | Server Plus Connect(サーバープラ スコネクト) の順に選択します。
2. サーバープラスステーションのドロップダウンリストから必要とするサーバープ
ラスステーションコンピュータを選択するか、または該当の欄にコンピュータ名 を入力し、[Connect(接続)]をクリックします。
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3. 接続が確立された後で AMS デバイスマネージャを起動させたい場合は[Ye s(は
い)]を、AMS デバイスマネージャを起動せずに接続するには[No(いいえ)]を、 現在の接続を維持したい場合には[Cancel(キャンセル)]をクリックします。
4. 接続が確立されたら[Close(閉じる)]をクリックします。
サーバープラスへの接続が確立されると、クライアント SC Device Explorer(デバイスエ クスプローラ)ビュー内でサーバープラスのネットワーク構成の全容を確認できます。
1.4.4 ゲートウェイインターフェイス
ゲートウェイレベルのビューから、設計サブメニューを開くオプションを起動し て[Gateway Interface(ゲートウェイインターフェイス)]ボタンを選択すると、
ゲートウェイインターフェイスが開きます。ゲートウェイインターフェイスにア クセスするには、そのゲートウェイのユーザー名とパスワードを入力します。これは通 常、ナビゲータのユーザー名とパスワードとは異なるものです。
1.5 ネットワークへのナビゲータの追加
スマートワイヤレスナビゲータでは、[Administrator(アドミニストレータ)]アカウント から容易にネットワークを追加できるようになっています。機能バーの[Settings(設 定)]ボタンをクリックし、[Gateway Configuration - Add New Gateways(ゲートウェイの 構成 - 新規ゲートウェイを追加)]オプションの横にあるチェックボックスをオンにしま す。このボックスをオンにすると、「Detailed Gateway Dashboard(詳細モードのゲート ウェイダッシュボード)」の表示フィールドからネットワークを追加または削除できるよ
うになります。
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1-1. Gateway configuration - adding new gateway(ゲートウェイの構成 - 新規ゲート ウェイを追加)」オプション
Home(ホーム)]ボタンをクリックします。ホーム画面から、ゲートウェイを追加する
セクションまたはエリアを選択します。
1-2. エリア選択のためのタブ
ゲートウェイを追加するには、欄内の余白に IP アドレスを入力してください。[Enter(入 力)]ボタンを押します。
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1-3. IP アドレスの追加
ゲートウェイがセキュアでない場合、そのネットワークは即座に追加されます。セキュア なゲートウェイの場合には、ナビゲータからユーザー名とパスワードを求めるウィンドウ が表示されます。これは、ゲートウェイインターフェイスにアクセスするためのユーザー 名とパスワードと同じものです。
注記
ゲートウェイの[Port Number(ポート番号)]がデフォルト値でない値に変更されている 場合には、ナビゲータからポート番号を求められます。この値はゲートウェイインター フェイスの[Security(セキュリティ)]サブメニューから得ることができます。
1.5.1 考慮事項 - ナビゲーションタブのカスタマイズ
Gateway Navigation(ゲートウェイナビゲーション)]タブの各ラベルは、デフォルト設
定では各ゲートウェイの指定先の数字に相当するものになっています。
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1-4. ゲートウェイナビゲーションの各タブ
ワイヤレスネットワークの大規模な展開においては、アプリケーション、または物理的プ ロセスや地理的ロケーションに従ってゲートウェイを体系化する方が望ましい場合があり ます。スマートワイヤレスナビゲータには、このようにしてカスタマイズされたエリアに 対応するようメイン画面の各ナビゲーションタブを名前変更する機能が含まれています。
ナビゲーションタブをカスタマイズするには、機能バーの[Settings(設定)]ボ
タンをクリックしてください。[Gateway Navigation Tab Configuration(ゲート
ウェイナビゲーションタブの構成)]エリアを探してください。ここには書き込 み可能な 5 つのパラメータフィールドが含まれています。各フィールドをクリックすると
ウィンドウが開き、新しいタブ名を 18 文字以内で指定することができます。
1-5. Gateway Navigation Tab Configuration(ゲートウェイナビゲーションタブの構 成)]
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1.5.2 AMS ワイヤレスコンフィギュレータへのネットワークの
追加
1. Network Configuration(ネットワークの構成)]ユーティリティを起動します。
a. メインタスクバーから Windows スタートボタンをクリックします。 b. [すべてのプログラム]をクリックします。 c. AMS Wireless ConfiguratorAMS ワイヤレスコンフィギュレータ)]フォルダを
開きます。
d. Network Configuration(ネットワークの構成)]をクリックします。
2. Add(追加)]をクリックします。
3. Select Network Component Type(ネットワークコンポーネントの種類の選択)]
ダイアログボックス内のネットワークの一覧から、[Wireless Network(ワイヤレ スネットワーク)]を選択します。(ワイヤレスネットワークの一覧で利用可能な
のは、ワイヤレスインターフェイスの使用許諾を得ているもののみです。)
4. Install(インストール)]をクリックします。
5. Add Wireless Network(ワイヤレスネットワークの追加)]ウィザードの指示に
従ってください。
6. ナビゲータ、または Windows メニューの[すべてのプログラム]から AMS ワイ
ヤレスコンフィギュレータを起動します。
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7. Device Explorer(デバイスエクスプローラ)]内でワイヤレスネットワークのトップ
レベルのアイコンを右クリックしてから[Rebuild and Identify Hierarchy(階層の再 構築と識別)]を選択し、[Rebuild Hierarchy(階層の再構築)]操作を実行します。
8. Device Explorer(デバイスエクスプローラ)]内でワイヤレスネットワークのトッ
プレベルのアイコンを右クリックしてから Scan(スキャン)| New Devices(新規 デバイス)の順に選択し、[Scan New Devices(新規デバイスのスキャン)]操作を 実行します。
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1.5.3 AMS ワイヤレススナップオンへのネットワークの追加
詳しい説明については[Help(ヘルプ)]メニューの SNAP-ON(スナップオン)マニュア ルを参照してください。
プラントの縮小図面がロードされると、AMS ワイヤレスコンフィギュレータからネット ワークをインポートできるようになります。機能バーから[Diagram(図面)]を選択し、 次に[Import Wireless Networks(ワイヤレスネットワークのインポート)]を選択します。 インポートするネットワークを選択します。
注記
ネットワークが既に AMS コンフィギュレータに追加されており、AMS コンフィギュレー タが稼動していなければ、この操作は実行できません。
1.5.4 SteamLogic ソフトウェアへのネットワークの追加
詳しい説明についてはナビゲータの[Help(ヘルプ)]メニューの SteamLogic マニュアル を参照してください。SteamLogic は起動させる前にあらかじめ登録しておく必要がありま す。ナビゲータから、あるいはプログラムのヘルプメニューから製品マニュアルを開き、
マニュアルの記載に従ってオンラインで登録してください。
1. Set Up(セットアップ)]タブをクリックします。
2. ネットワークの[IP addressIP アドレス)]、[HART IP Port(HART IP ポート)]、
Descriptions(説明)]をそれぞれのフィールドに入力し、[Save(保存)]をク
リックします。
1.6 ナビゲータについて - 一般的なレイアウトと用語
スマートワイヤレスナビゲータでは、どの画面でも、タイトルバー、表示フィールド、機 能バーが表示されます。
1.6.1 ナビゲータのタイトルバー
1-6. ナビゲータのタイトルバー
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タイトルバーには、一般的な製品識別情報、ユーザー情報、およびユーザーのログインと ログアウトのためのオプションが含まれています。また、Windows タスクバーおよび
Help(ヘルプ)]機能での設定に応じた時刻も表示されます。
[ヘルプ]ボタンでは、各マニュアルへのリンクやヘルプメニューを開くことがで
きます。またこのナビゲータの電子版のマニュアルも含まれています。
1.6.2 ナビゲータの表示フィールド
ナビゲータの表示フィールドはタイトルバーと機能バーの間にあります。
1-7. ナビゲータの表示フィールド
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1.6.3 ナビゲータの機能バー
1-8. ナビゲータの機能バー
ナビゲータの機能バーにはナビゲータ操作での主な機能がすべて含まれています。
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1-2. ナビゲータの機能バー
ボタン 名称 機能
または
Home(ホーム)
Back(戻る) または Forward(進む)
Tre nd s(トレンド)
Reports(レポート)
Design(設計)
Applications(アプ
リケーション)
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[ホーム]ボタンをクリックすると[概要]画面に戻ります。
概要画面には全ネットワークの一覧が表示されています。
[戻る]/[進む]ボタンでは、前に表示されていた画面まで
表示内容を戻すことができます。すなわち、ナビゲーション 操作での 1 つ前の画面か、または 1 つ先の画面です。
Tre nd in g(傾向分析)]機能が開きます。説明については
ページ 21 を参照してください。
ネットワークの正常性またはパワーモジュールのステータス についてのレポートを生成するためのサブメニューが開き ます。
設計に関する全機能を含むサブメニューが開きます。サブメ ニューには、Gateway Interface(ゲートウェイインターフェ イス)、Asset Management(資産管理)、Program(プログラ ム)、Wireless Network Planning Tool(ワイヤレスネットワー ク計画ツール)、Gateway Capacity Estimator(ゲートウェイ 容量推定ツール)、Power Module Life Estimator(パワーモ ジュール寿命推定ツール)が含まれます。
サードパーティアプリケーションのオプションが開きます説 明については
ページ 20 を参照してください。
Print Screen(画面 を印刷)
Settings(設定)
ナビゲータの表示フィールドに表示されている画面を印刷で きます。
General(一般)、Applications(アプリケーション)、 Navigator Maintenance(ナビゲータのメンテナンス)などを
含む、ナビゲータでの各設定に関するさまざまなカテゴリが 開きます。操作にはアドミニストレータの権限が必要です。
1.7 ネットワークの計画および稼動にあたってのナビ ゲータ使用
1.7.1 ネットワーク計画ツール - AMS ワイヤレススナップオン
スマートワイヤレスナビゲータでは、計画段階におけるネットワークレイアウト のマッピングのための計画ツールが、AMS Wireless SNAP-ONAMS ワイヤレスス
ナップオン)として組み込まれています。このアプリケーションでは、ネット ワーク計画のカスタマイズのためにプラント画像またはユニット工程図をインポートする ことができ、デバイスの追加では「ドラッグアンドドロップ」機能も使用できます。
この計画ツールは該当の設計をエマソンワイヤレスのベストプラクティスに照らして チェックし、偏差、誤差をグラフを使用して示します。そのためインストール前に最適化 のための措置を講じることができます。
製品の機能や追加機能については製品マニュアルを参照してください。マニュアルへはナ ビゲータあるいはプログラムのヘルプメニューからアクセスできます。
1.7.2 スマートワイヤレスゲートウェイ容量推定ツール
ネットワーク容量の正確な評価は、Smart Wireless Gateway Capacity Estimator
(スマートワイヤレスゲートウェイ容量推定ツール)で判断することができます。
このツールではネットワークの機器タイプと更新レートを組み合わせてネット
ワーク容量を計算します。
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1-9. スマートワイヤレスゲートウェイ容量推定ツール
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1.7.3 スマートワイヤレスパワーモジュール寿命推定ツール
機器で必要とされる更新レートが判明したら、これらの更新レートの影響を現実
的に評価することが推奨されます。Smart Wireless Power Module Estimator(ス
マートワイヤレスパワーモジュール推定ツール)は、ワイヤレスデバイスのタイ プ、更新レート、および環境変数の組合せからパワーモジュールの寿命を推定します。こ のツールではパワーモジュールの交換頻度を推定できることから、メンテナンス計画の点 で貴重な情報を得ることができます。
1-10. パワーモジュール寿命推定ツール
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1.7.4 AMS コンフィギュレータまたは AMS デバイスマネー
ジャ
ネットワークの初期稼動の後でデバイスを構成する必要が生じることがあります。
スマートワイヤレスナビゲータには Wireless Configuration(ワイヤレス構成)の
ためのアプリケーションが含まれています。ご購入いただいたバージョンによっ て異なりますが、ナビゲータに AMS Wireless ConfiguratorAMS コンフィギュレータ)が含
まれているか、あるいはナビゲータを既存の AMS Device Manager(AMS デバイスマネー ジャ)に接続することができます。これらのツールにアクセスするにはユーザー名とパス
ワードが必要です。これはナビゲータのユーザー名とパスワードとは異なるものです。
製品の機能や追加機能については製品マニュアルを参照してください。マニュアルへはナ ビゲータあるいはプログラムのヘルプメニューからアクセスできます。
1.7.5 ゲートウェイインターフェイス
ゲートウェイを追加すると、該当のゲートウェイインターフェイスにアクセスし
て計画や稼動のための機能を使用できるようになります。これらの機能には
Network ID(ネットワーク ID)]や[Join Key(結合キー)]のチェック / 変更、
Active Advertising(アクティブ広告)]の有効化、デバイスがネットワークに参加してい
るかどうかの確認、などがあります。ゲートウェイインターフェイスは、設計サブメ ニューのゲートウェイレベルの表示フィールドから起動できます。(このレベルのページは Gateway Identification(ゲートウェイ識別)バーを探し出すことで識別できます。ゲート
ウェイ識別バーについては ページ 17 を参照してください。)ゲートウェイインターフェイ スにアクセスするにはユーザー名とパスワードが必要です。これらのログイン情報はナビ
ゲータのユーザー名とパスワードとは異なるものです。製品の機能や追加機能については 製品マニュアル(ドキュメント番号:00809-0200-4420)を参照してください。このマ
ニュアルへはナビゲータのヘルプメニューからアクセスできます。
1-11. ゲートウェイインターフェイス
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1.8 ネットワーク管理におけるナビゲータの使用
1.8.1 ネットワークおよびデバイスの正常性へのアクセス
ホーム画面にはワイヤレスネットワークとデバイスの正常性に関する包括的なビューが表 示され、これらの情報は一目で容易に把握することができます。ホーム画面ではすべての ネットワークにつき、ゲートウェイタグ、通信ステータス、デバイスステータス、パワー モジュールステータスを含むダッシュボードが表示されます。フィルタ処理によりアラー トのあるネットワークのみを表示させるには、表示フィールドの左肩にある[Filter Alerts
(フィルタを適用してアラートを検出)]チェックボックスをオンにします。正常性ステー
タスインジケータに、そのネットワークで起きている最も重大 (severe) なアラートが表示 されます。さらに調査して問題の根本原因を特定するには、デバイスのダッシュボード
ビューで[Gateway(ゲートウェイ)]タグをクリックしてください。
1-12. デバイスのダッシュボードビュー
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ダッシュボードでの異なるレベルを以下に説明します:
ゲートウェイまたはデバイスのダッシュボード
これは Gateway Dashboard(ゲートウェイダッシュボード)または Device Dashboard
(デバイスダッシュボード)の一例です。左から右へ順に、通信ステータス、デバイ
スステータス、そしてバッテリステータスのためのエリアがあります。ゲートウェ イダッシュボードの場合、ダッシュボードに表示されるアラートは、ネットワーク 全体に存在する最も致命的 (critical) なアラートを表します。
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詳細モードのゲートウェイダッシュボード
詳細モードのデバイスダッシュボード
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これは詳細モードでのゲートウェイダッシュボードの一例です。目盛の部分はネッ
トワークに存在するデバイスの数に対応しています。ダッシュボードの下には左か ら右へ順に、通信ステータス、デバイスステータス、そしてバッテリステータスの ためのエリアがあります。このダッシュボードに表示されるアラートは、ネット ワーク全体に存在する最も致命的 (critical) なアラートを表します。
これは詳細モードでのデバイスダッシュボードの一例です。ダッシュボードの上に は左から右へ順に、通信ステータス、デバイスタグ、デバイスステータス、そして バッテリステータスのためのエリアがあります。詳細モードのデバイスダッシュ ボードにはさらに、該当のデバイスの PVSVTV、および QV も表示されます。
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1.8.2 正常性に関する問題の識別
下記のアイコンまたはダッシュボートは、即時の対応が必要な状況であることを示してい る可能性があります。
1-3. ナビゲータの正常性に関する問題
表示されるアラート 説明 表示される場所 アラートの意味
Good Battery(バッテリ 状態良好)
Low Battery — Change Soon(バッテリ量低下
まもなく交換が必要で す)
Critical Battery — Change Now(バッテリ切れ寸前
今すぐ交換してくだ
さい)
Good Communication
(通信状態良好)
Weak Communication
(通信状態不良)
No Communication(通 信不通)
Gateway Not Connected
(ゲートウェイが接続さ
れていません)
Device Status Good(デ バイス状態良好)
Device Malfunction(デ バイスが正しく機能して いません)
Device Status Active(デ バイスステータスがアク ティブです)
ゲートウェイダッシュボード、デ バイスダッシュボード、詳細モー ドのゲートウェイダッシュボード、 および詳細モードのデバイスダッ シュボード
ゲートウェイ ID バー、ゲートウェ イダッシュボード、デバイスダッ シュボード、詳細モードのゲー トウェイダッシュボード、および 詳細モードのデバイスダッシュ ボード
ゲートウェイダッシュボード、デ バイスダッシュボード、詳細モー ドのゲートウェイダッシュボード、 および詳細モードのデバイスダッ シュボード
ゲートウェイ ID バー、ゲートウェ イダッシュボード、および詳細 モードのゲートウェイダッシュ ボード
ゲートウェイ ID バー
ゲートウェイダッシュボード、デ バイスダッシュボード、詳細モー ドのゲートウェイダッシュボード、 および詳細モードのデバイスダッ シュボード
ナビゲーションタブ
ゲートウェイダッシュボード、お よび詳細モードのゲートウェイ ダッシュボード
このカテゴリのパワーモジュー ルはすべて良好です。
このカテゴリにはバッテリ量が 低下したパワーモジュールが存 在します。まもなく、交換のた めメンテナンスが必要です。
このカテゴリにはバッテリ切れ 寸前のパワーモジュールが存在 します。今すぐ、交換のためメ ンテナンスが必要です。
このカテゴリのゲートウェイ とデバイスはすべて、接続が確 立されており良好な通信状態 です。
このカテゴリには調査を要する 接続の問題が存在します。
このカテゴリにはネットワーク につながっていないデバイスが あります。
ゲートウェイが接続されておら ず、ネットワーク情報を交信し ていません。
該当のゲートウェイデバイスの 状態は良好です。
このカテゴリには正常に作動し ていないデバイスが存在しま す。資産管理システムで調査し てください。
このナビゲーションタブ内で、 バッテリ、通信、またはデバイ スのアラートがアクティブに なっています。
ナビゲータは現在、このネット ワークの追加を試みています。
ナビゲータはこの IP アドレスで ネットワークを検出できません でした。
ゲートウェイに問題があり、 ネットワークの接続が失われ ました。すぐに対処してくだ さい。
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1.8.3 通信アラートのトラブルシューティング
ネットワーク計画ツールの AMS ワイヤレススナップオンでは通信アラートに関
する詳細な情報を取得することができます。このツールではライブモードでデバ
イス間の通信関係が表示されるため、ネットワークの包括的な概要を把握し、 ネットワークの渋滞個所などの問題部位を特定することができます。
1.8.4 デバイスアラートのトラブルシューティング
AMS Configurator(AMS コンフィギュレータ)または AMS Device Manager(AMS
デバイスマネージャ) (ナビゲータのバージョンにより異なります)では、デバ
イスアラートのリモートによる詳しいトラブルシューティングに関する推奨措置 を得ることができます。該当のデバイスのエクスプローラビューに、ゲートウェイと接続 されているデバイスがすべて表示されます。アラート発生中のデバイスのタグがわかって いれば、AMS 内で該当するタグのアイコンをダブルクリックすることで、その特定のデバ
イスの DD を検索して開くことができます。
1.8.5 ゲートウェイの情報
2014 年 3 月
General Gateway Information(ゲートウェイの一般情報)は、Gateway Identification Bar
(ゲートウェイ識別バー)から得られます。ネットワークステータスとゲートウェイデバイ
スステータスの表示から、トラブルシューティングでの推奨措置を即座に得ることができ ます。
1-13. [ネットワークステータスおよびゲートウェイデバイスステータス]バー
ゲートウェイ容量は、ナビゲータ内で 2 通りの形で表示されます。「Detailed Gateway Dashboard(詳細モードのゲートウェイダッシュボード)」では、容量はダッシュボード内 のブルーのティックボックスで表示されます。「Gateway Identification Bar(ゲートウェイ 識別バー)」では、そのネットワークに存在するデバイス数の表示を通して容量が示されま
す。
Gateway Interface(ゲートウェイインターフェイス)では、接続下のデバイス、 更新レート、信頼性、パスの安定性など、ゲートウェイに関するより詳しい情報
を得ることができます。ネットワーク管理の詳細情報を得たい場合にはゲート
ウェイインターフェイスにアクセスしてください。
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2014 3
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1.9 ネットワークメンテナンスにおけるナビゲータの 使用
メンテナンスを要する可能性のある問題が発覚した場合でも、スマートワイヤレ スナビゲータではメンテナンス計画を容易に立てられます。[Reports(レポー ト)]ボタンをクリックすると、レポートのサブメニューが表示されます。この
メニューにはレポートのための 2 つのオプションがあります。各レポートは重要度順に、 最も致命的 (critical) なものが一番上に表示される形で整理されています。レポートは印刷 できます。ナビゲータワークステーションにプリンタを接続し、機能バーの[Print(印 刷)]ボタンを選択してください。
Home(ホーム)]画面からアクセスした場合、レポートには全ネットワークでの全ア
ラートが含まれています。特定のゲートウェイでメンテナンスを実行する場合、ゲート ウェイレベルの表示フィールドで[Reports(レポート)]ボタンをクリックすれば、ゲー
トウェイ特定のレポートを作成することができます。(このレベルのページは Gateway
Identification(ゲートウェイ識別)バーを探し出すことで識別できます。)
1.9.1 パワーモジュールアラートのレポート
Power Module Alerts Report(パワーモジュールアラートのレポート)]には、パ
ワーモジュールを備えるデバイスのうち、電圧が低くメンテナンスを要するもの の一覧が表示されます。このレポートには、該当のデバイスを検索しメンテナン
ス措置を計画するための貴重な情報が含まれています。ステータス情報が「change soon
(まもなく交換が必要です)」または「change now(今すぐ交換してください」)のように
明確に表示されるため、優先度を即座に把握できます。ゲートウェイタグとデバイスタグ の両方から、該当するデバイスを簡単に検索できます。レポートにはパワーモジュールの モデル番号と説明情報の両方が含まれているため、どのタイプのパワーモジュールを用意 しなければならないのかを事前に承知した上でメンテナンスを計画できます。該当のパ ワーモジュールを交換したら、印刷したレポートの紙面にあるチェックボックスにチェッ ク印を付けてください。
1-14. パワーモジュールアラートのレポート
1.9.2 全アラートのレポート
All Alerts Report(全アラートのレポート)]には、デバイスのアラート、パワー
モジュールのアラート、および通信アラートが含まれます。ゲートウェイタグと デバイスタグの両方から、該当するデバイスを簡単に検索できます。ステータス
情報が明確に表示されるため、優先度を即座に把握できます。
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Device Alerts(デバイスのアラート)]には、デバイスで障害が発生しており、資産管理
システムでさらに調査する必要があることを示す情報が含まれています。調査を行うには、 設計のサブメニューを開き、資産管理システムアプリケーション([AMS Configurator
AMS コンフィギュレータ)]または[AMS Device ManagerAMS デバイスマネージャ)])
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を起動してください。該当のデバイスの DD を開くと、デバイスのダッシュボードの概要 を確認できます。右肩にある[Investigate(調査)]をクリックすると、アクティブなア ラートのすべてと推奨措置が表示されます。
注記
[デバイスアラート]に含まれるのは、デバイスの障害(HART のステータスが[Bad(問
題あり)]で、デバイスが正確な情報を伝えていないかデバイスが破損している場合)に関 する情報のみです。
[全アラートのレポート]内の[パワーモジュールアラート]には、[パワーモジュールア
ラートのレポート]と同じ情報が含まれています。
Communication Alerts(通信アラート)]には、ネットワーク設計のベストプラクティス
からの偏差や誤差、および通信エラーなどの通信アラートが含まれます。
注記
ネットワーク設計のベストプラクティスに関するアラートは無効にすることもできます。 無効にするには[アドミニストレータ]アカウントにログインし、[Settings(設定)]ペー ジにアクセスしてください。
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2014 年 3 月
1.9.3 ナビゲータのメンテナンス
スマートワイヤレスナビゲータは将来的な更新にも対応しています。ナビゲータ で更新が必要になった場合には、Settings Display Field(設定の表示フィールド)
に、ナビゲータの構成を保存およびバックアップする機能が両方とも含まれてい
ます。[Navigator Configuration(ナビゲータの構成)]の最終保存年月日はいつでも参照で きます。
Save Configuration(構成の保存)]機能では、ソフトウェア更新の準備としてナビゲータ
のカスタマイズ情報をすべて保存できます。ネットワークと一般的な構成(カスタマイズ された構成)を保存し、ナビゲータソフトウェアの更新が完了した時点でロードできます。 ナビゲータにはこの構成が最後に保存された日付が表示されます。
Load Configuration(構成のロード)]機能では、以前に保存されたスマートワイヤレスナ
ビゲータの構成をロードすることができます。これにはネットワークおよび一般的な構成
(カスタマイズされた構成内容)が含まれます。保存してある複数の構成の中から選ぶこと
ができます。
1-15. Load configuration(構成のロード)]機能
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1.10 ナビゲータの詳細機能
1.10.1 SteamLogic アプリケーション
スマートワイヤレスナビゲータには、Rosemount 708 Acoustic steam monitoring network(ローズマウント 708 音響スチーム監視ネットワーク)を制御するため
SteamLogic アプリケーションが含まれています。この SteamLogic ソフトウェ アは、ローズマウント 708 から伝送される音響 / 温度情報をもとにスチームトラップの状 態を計算します。製品の機能や追加機能については製品マニュアルを参照してください。
マニュアルへはナビゲータあるいはプログラムのヘルプメニューからアクセスできます。
SteamLogic アプリケーションにアクセスするには、機能バーの[Applications(アプリ ケーション)]フォルダをクリックしてください。
1.10.2 新しいアプリケーションの追加
スマートワイヤレスナビゲータでは、例えばプリロードされている SteamLogic
ソフトウェアなどの、有用でネットワーク管理の補助となりうる二次的なアプリ
ケーションを追加することができます。
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新しいアプリケーションを追加するには管理ユーザー(アドミニストレータ)としてログ インしてください。機能バーの[Settings(設定)]ボタンをクリックし、[設定]表示
フィールドにある[Applications(アプリケーション)]ナビゲーションボタンを選択しま す。[Add New Application(新しいアプリケーションの追加)]ボタンをクリックし、ウィ ンドウが表示されたら新しいアプリケーションの情報を入力します。[OkayOK)]をク リックし、[Save Configuration(設定構成を保存)]をクリックします。
アプリケーションを削除するには、該当のタイトルを削除し、次に[設定構成を保存)]を クリックしてください。
1-16. 新しいアプリケーションの追加
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1.10.3 傾向分析
スマートワイヤレスナビゲータの傾向分析機能は、トラブルシューティングなら
びに一次変数の追跡のための範囲のみに限られています。6 つまでの一次変数を
一度に傾向分析できます。一次変数の表示期間は、過去 5 分間から過去 30 日間 の範囲で設定できます。[Trending(傾向分析)]画面にアクセスするには、機能バーの
[傾向分析]ボタンをクリックしてください。
注記
ナビゲータが立ち上がっていて稼動していれば、ナビゲータで傾向分析データが収集され ています。ナビゲータが閉じられている場合、傾向分析データは保持されますが、ログに は記録されません。
傾向分析を追加するには、[+]ボタンをクリックし、ゲートウェイを選択した後
に該当のデバイスのタグを選択します。またデバイスの追加は、「詳細モードのデ
バイス表示フィールド」にある一次変数をクリックすることでも実行できます。
レンチのアイコンをクリックすると、傾向分析に含まれる付加的な機能にアクセ
スできます。この画面では、傾向分析画面にルーラーやトラッカーを追加したり
画面から削除したりすることができます。またこの画面では、一次変数の傾向分
析のためのプロファイル構成を追加またはロードすることもできます。
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2014 年 3 月
1.10.4 ナビゲータのユーザー設定
言語 - スマートワイヤレスナビゲータプログラムは英語とドイツ語に対応しています。言 語を変更するには、[Settings(設定)]画面にアクセスし、目的の言語を表す国旗を選んで ください。
背景色スマートワイヤレスナビゲータでは灰色または白を背景色として使用できます。 色を変更するには、[設定]画面にアクセスし希望の色を選んでください。
1.11 ナビゲータの停止
スマートワイヤレスナビゲータを停止すると、傾向分析のためのデータ収集がす
べて停止します。そのため、ナビゲータを停止させることができるのはアドミニ
ストレータのみとなっています。ナビゲータを閉じるには、アドミニストレータ アカウントにログインし、[Settings(設定)]ボタンをクリックしてください。「General
Settings(一般設定)」の表示フィールド右下にある[Close Navigator(ナビゲータを閉じ る)]をクリックします。
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1.12 サービスおよびトラブルシューティング
1.12.1 一般的なトラブルシューティング措置
ご使用の前にこのマニュアルをお読みください。労働環境とシステムの安全性を確保し、 システムを最適な状態で稼動させるために、本製品の設置、使用、保守は、必ずこのマ ニュアルの内容を十分に理解した上で行ってください。
なお米国ではお客様窓口として、国内用の 2 つの番号(通話料無料)、および米国外から のお問い合わせのための専用番号が設けられております。
カスタマーセントラル 1-800-999-93077:00 a.m. 7:00 p.m. 米中部標準時)
北米レスポンスセンター 1-800-654-776824 時間対応)
装置に関するサービスのお問合せ(米国外から)
1-952-906-8888
ハードウェアまたはソフトウェアで問題が生じた場合には、ローズマウントのカスタマー サポート部門もしくはお近くのエマソン代理店までお問い合わせください。
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1.12.2 製品自体に関連する通知
スマートワイヤレスナビゲータ使用中には、下記のエラーが発生することがあります。
説明 ナビゲータでのエラー
ハードウェアのライセンス認証のための ドングルが取り付けられていません。
ナビゲータでは、このパッケージサイズ 上で利用できる最大数のゲートウェイが 既にロードされています。
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2014 3
デフォルトのプリンタが設定されていま せん。またはプリンタがオフラインです。
ナビゲータがイーサネットにつながって いません。
ゲートウェイの一覧からデバイスを削除 した後も、そのデバイスが引き続き表示 されることがあります。削除処理がナビ ゲータ内で同期されるまでには最高 30
日を要する場合があります。
上述のエラー以外の問題が生じた場合には、ローズマウントのカスタマーサポート部門も しくはお近くのエマソン代理店までお問い合わせください。
スマートワイヤレスナビゲータ
ゲートウェイダッシュボードのすべてで
Disconnected(接続不通)]と表示されます。
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Rosemo unt および Rosemount ロゴタイプは、Rosemount Inc. の登録商標です。 PlantWeb は、Emerson Process Management の系列会社の登録商標です。
その他のマークはすべて各所有者に帰属します。
© 2015 Rosemount Inc. All rights reserved.
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1300 Concord Terrace, Suite 400 Sunrise Florida 33323 USA
電話 + 1 954 846 5030
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