Rosemount クイック・スタート・ガイド: Rosemount 8732E 電磁流量計システム ( トランスミッタおよびフローチューブセンサ) Manuals & Guides

クイック インストール ガイド
00825-0104-4662、改訂 BA 2008 年 1 月
Rosemount 8732 / 8700 シリーズ
Rosemount 8732E 電磁流量計システム ( トランスミッタおよびフローチューブセンサ )
開始
手順 1 設置前の準備 手順 2 取扱い 手順 3 取付け 手順 4 設置
( フランジ付きフローチューブセンサ ) ( ウェーハフローチューブセンサ ) ( サニタリフローチューブセンサ )
www.rosemount.com
終了
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Rosemount 8732 / 8700 シリーズ
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Emerson Process Management Rosemount Inc.
12001 Technology Drive Eden Prairie, MN USA 55344
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1 Pandan Crescent Singapore 128461 ( シンガポール )
電話 (65) 6777 8211 ファクス (65) 6777 0947 / (65) 6777 0743
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電話 +31 (0) 318 495555 ファクス +31 (0) 318 495556
2008 1
重要事項
本文書では、Rosemount® 8732 の基本的なガイドラインを提供しています。設定や診断、 メンテナンス、サービス、トラブルシューティング、防爆、防火、本質安全 (I.S.) 設置の 手順については詳述していません。詳細な手順については、Rosemount 8732 リファレン ス マニュアル ( 書類番号 00809-0100-4662) を参照してください。マニュアルとこの QIG は、www.rosemount.com でもご利用いただけます。
警告
この設置ガイドラインに準拠しない場合は、死傷事故が発生する可能性があります。 設置およびサービスの手順は、資格のある担当者のみが使用するためのものです。資格
がない場合は、操作手順に含まれているもの以外のサービスは実施しないでください。フ ローチューブセンサとトランスミッタの操作環境が適切な FMCSAATEX、または
IECEx 認可に沿っていることを確認してください。 Rosemount 8732 は、爆発の可能性がある環境に配置されている Rosemount 以外のフロー
チューブセンサには接続しないでください。
警告
フローチューブセンサライナーは損傷しやすいため取扱いには気を付けてください。持 ち上げたり梃子として使用したりする目的でフローチューブセンサにものを通さないで ください。ライナーが損傷すると、フローチューブセンサを使用できなくなります。
フローチューブセンサライナーの末端が損傷しないよう、金属製またはうず巻き形のガ スケットは使用しないでください。頻繁に取り外す予定がある場合は、ライナーの末端 を保護するよう注意してください。保護対策として、短いスプールがフローチューブセン サの末端にしばしば取り付けられます。
耐用年数の間にフローチューブセンサを適切に操作するには、フランジ ボルトを適切に 締めることが重要です。ボルトはすべて、適切な順序で指定されたトルク限度まで締め る必要があります。この手順を守らなければ、フローチューブセンサのライナーに深刻 な損傷が発生しフローチューブセンサを交換する必要が出てくる場合もあります。
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手順 1:設置前の準備
Rosemount 8732 電磁流量計トランスミッタを設置する前に、設置プロセスを容易にするた めに完了すべき準備手順がいくつかあります。
使途に適したオプションとコンフィギュレーションを識別します
必要に応じてハードウェアのスイッチを設置します
機械的要件、電気要件、環境要件を確認してください
機械的な注意事項
Rosemount 8732 トランスミッタを設置する場所は、十分なスペースが必要です。トランス ミッタをしっかりと取り付け、電線管ポートへ容易にアクセスでき、トランスミッタカバー を完全に開けられるほか、LOI 画面が読みやすくなくてはなりません ( 図 1 参照 )。
Rosemount 8732 をフローチューブセンサとは別個に取り付ける場合は、フローチューブセン サの制限は適用されません。
1. Rosemount 8732 の寸法
190 (7.49)
224
(8.81)
126
(4.97)
76
(3.00)
78
(3.07)
165 (6.48)
LOI カバー
1
/2"–14 NPTCM20、または
PG 13.5 金属管の接続 (3 ヶ所 )
1
/2"–14 NPTCM20、または PG 13.5
フローチューブセンサの電線管接
(2 ヶ所 )
126
(4.97)
148
(5.82)
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2008 年 1 月
環境的な注意事項
トランスミッタの寿命を最大限に延ばせるよう過度な熱や振動は避けてください。一般的 に以下のような点が問題になります :
振動の強いラインにトランスミッタ一体型を設置する場合
直射日光の当たる暖かい場所に設置されている
気温の低い屋外に設置されている
リモート マウントのトランスミッタは制御室に設置すると、厳しい環境からエレクトロニ クスを保護できるほか、簡単に設定やサービスを行えます。
Rosemount 8732 トランスミッタはリモート マウントされたものも一体型のものも外部から の電力が必要です。このため、適切な電源にアクセスできなくてはなりません。
設置手順
Rosemount 8732 の設置には、詳細な機械的および電気的な設置手順が含まれています。
トランスミッタの取り付け
遠隔地では、直径が最高 5 センチ (2 インチ ) のパイプ、または平らな表面にトランスミッ タを取り付けられます。
パイプの取り付け
トランスミッタをパイプに取り付けるには以下の手順に従ってください:
1. マウント用の金具を使ってブラケットをパイプに取り付けます。
2. ねじを使って、Rosemount 8732 をブラケットに取り付けます。
オプションとコンフィギュレーションの識別
8732 の標準的なアプリケーションには、4 20 mA の出力とフローチューブコイルセンサ および電極の制御が含まれています。他のアプリケーションでは、以下のコンフィギュレー ションやオプションが必要な場合もあります:
分岐通信
デジタル出力
デジタル入力
パルス出力
追加オプションが適用されることもあります。各自の状況に適したオプションやコンフィ ギュレーションを識別し、リストを作成して設置・コンフィギュレーション手順の実施中 は手元に置いておくようにしてください。
ハードウェアのジャンパ / スイッチ
8732 のエレクトロニクス ボードには、ユーザが選択できる 4 つのハードウェア スイッチが 備えられています。このスイッチは、エラー アラーム モード、内部 / 外部アナログ出力、 内部 / 外部パルス出力、トランスミッタのセキュリティを設定します。工場から出荷された 時点でのスイッチの標準的なコンフィギュレーションは以下の通りです:
エラー アラーム モード:
(1)
内部 / 外部アナログ出力 内部 / 外部パルス出力
(1)
トランスミッタのセキュリティ:
(1)
本質安全
(IS 出力)
ては、アナログおよびパルス出力を外部から提供する必要が あります。エレクトロニクスには、ハードウェアのスイッチ は含まれません。
認可を受けているエレクトロニクスについ
HIGH INTERNAL EXTERNAL OFF
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ハードウェア スイッチ設定の変更
ほとんどの場合、ハードウェア スイッチの設定を変更する必要はありません。スイッチの 設定を変更する必要がある場合は、マニュアルに記載されている手順を実施してください。
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電気的な注意事項
Rosemount 8732 に電気的な接続を行う前に、国および工場の電気関連基準を検討して、準 拠のための適切な電源や電線管その他の付属品があることを確認します。
トランスミッタのハウジングを回転
エレクトロニクスのハウジングはフローチューブセンサ上で 90° ごとに回転できます。ハウ ジングの底部にある 4 つのボルトをゆるめ、回転後にボルトを再度取り付けてください。ハ ウジングを元の位置に戻す際は、表面がきれいでハウジングとフローチューブセンサの間 に隙間がないことを確認します。
手順 2:取扱い
損傷を防ぐため、あらゆる部位を注意して取り扱ってください。可能な限り、システムは 元の梱包容器に入れて設置場所まで運んでください。PTFE で覆われたフローチューブセン サは、末端カバー付きで出荷されています。このカバーは、機械的な損傷と通常の無制限 なゆがみからフローチューブセンサを保護します。末端カバーは設置の直前に取り外して ください。
2. Rosemount 8705 フローチューブセンサを取り扱う際のサポート
½ ~ 4 インチ ( 約 1.2 ~ 10 センチ ) のフロー
チューブセンサ
6 インチ ( 約 15 センチ ) 以上のフロー
チューブセンサ
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手順 3:取付け
上流 / 下流配管
さまざまなプロセス条件に対して仕様の精度を維持するため、フローチューブセンサには 電極相から最低 5 つの直管径を上流に、2 つの管径を下流に設置します ( 図 3 参照 )。
3. 上流および下流の直管径
5 管径
流れ
0 5 管径の短めの直管を設置することもできます。短めの直管を設置した場合、性能は最 大で流量の 0.5% 変化します。報告されている流量は高度に再現可能です。
2 管径
流れの向き
フローチューブセンサは、ID タグで「FORWARD」と示されている端が管を通して流れの 向きを指すよう取り付ける必要があります。
フローチューブセンサの方向
フローチューブセンサは、操作中に満管の状態を維持できるよう設置する必要があります。 垂直に設置すると上向きの流れが可能になり、流量に関係なく横断面がフルになります。水 平設置は、通常フルになっている配管の低い部分に制限されます。この場合、電極相が水 平面の 45 度以内になるようにしてください。
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4. フローチューブセンサの方向
流れ
Rosemount 8705 フローチューブセンサの電極は、2 つの測定電極が 3 時と 9 時の位置にある 場合に適切な方向を向いています (図 4 の右を参照)。
Rosemount 8711 の電極は、フローチューブセンサの最上部が垂直または水平になっている 場合に適切な方向を向いています ( 図 5 を参照 )。フローチューブセンサの最上部が垂直ま たは水平位置から 45 度に位置するような方向には設置しないでください。
5. Rosemount 8711 の取り付け位置
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流れ
45° 電極相
45° 電極相
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手順 4:設 置
フランジ付きフローチューブセンサ
ガスケット
隣接するデバイスや配管に接続するフローチューブセンサの各末端ではガスケットが必要 です。選択されたガスケットの素材は、プロセス流体や操作状況に適したものでなくてはな りません。金属またはうず巻き形ガスケットはライナーを傷つける可能性があります。ガス ケットは、接地リングの両側で必要です。他のアプリケーション (ライニング保護付きフロー チューブセンサや接地電極など) はすべて、接続の両端にそれぞれ 1 つずつガスケットが必 要です。
フランジ ボルト
1 つの側ごとに別々にボルトで締めずに、各側を同時に締めてください。例:
1. 左側をほぼ締める
2. 右側をほぼ締める
3. 左側をしっかり締める
4. 右側をしっかり締める
上流側でほぼ締めと完全な締めをしてしまってから下流でこの手順を繰り返すことはでき ません。フランジのボルトを上流側と下流側で交互に締めないと、ライナーが損傷する恐 れがあります。
フローチューブセンサのライン サイズやライナーの種類別推奨トルクについては、ASME B16.5 (ANSI) 用は表 1、DIN フランジ用は表 2 に記載されています。フローチューブセンサ のフランジ定格が一覧に含まれていない場合は工場に問い合わせてください。フロー チューブセンサの上流側のフランジ ボルトを図 6 に示されている順序で推奨トルク値の 20% まで締めます。フローチューブセンサの下流側でもこれを繰り返します。フランジボ ルトが多い、または少ないフローチューブセンサの場合は、横方向の順序でボルトを締め ます。この手順を推奨トルク値の 40%、60%、80%、100% でも繰り返すか、プロセスとフ ローチューブセンサフランジ間の漏出が止まるまで繰り返します。
推奨トルク値では漏出が止まらない場合は、接続箇所の漏出が止まるまで、または、トル ク測定値がボルトの最大トルク値に達するまで、さらに 10% ごとにボルトを締めることが できます。フランジやボルト、ガスケット、フローチューブセンサのライナー素材は独特 な方法で組み合わされているため、ライナーの完全性を考慮すると漏出を止めるための特 定のトルク値が得られます。
ボルトを締めた後、フランジ部分で漏出がないか確認してください。ボルトを適切な方法 で締めないと、深刻な損傷が発生する可能性があります。フローチューブセンサは、最初 の設置から 24 時間後に再度締める必要があります。時間が経つにつれて、フローチューブ センサのライナー素材は圧力により変形することがあります。
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6. フランジ ボルトのトルク順序
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1
8
5
8 ボルト
4
6
3
7
2
1 Rosemount 8705 および 8707 High–Signal フローチューブセンサのフランジボルト推奨トルク値
PTFE/ETFE/PFA ライナー
サイズ コード
005
15 mm (0.5 インチ) 010 015
40 mm (1.5 インチ) 020 030 040 060 080 100
250 mm (10 インチ)
120
300 mm (12 インチ)
140
350 mm (14 インチ)
160
400 mm (16 インチ)
180
450 mm (18 インチ)
200
500 mm (20 インチ)
240
600 mm (24 インチ)
300
750 mm (30 インチ)
360
900 mm (36 インチ)
ライン サイズ
25 mm (1 インチ)
50 mm (2 インチ)
80 mm (3 インチ) 100 mm (4 インチ) 150 mm (6 インチ) 200 mm (8 インチ)
Class 150
(ニュートン
メートル)
10.8 10.8
10.8 16.2
17.6 33.8 9.4 24.4
25.7 23.0 18.9 14.9
46.09 47.4 31.1 31.1
35.2 67.7 23 43.3 61 67.7 40.6 50.1
81.3 111.1 56.9 74.5
74.5 108.4 54.2 74.9 88 169.4 74.5 142.3
115.5 149.1 94.9 128.8
115.5 216.0 88.1 189.8
162.6 230.4 128.8 203.3
149.1 237.2 122 203.3
223.7 379.6 189.8 338.9
264.3 562.6 223.9 508.4
379.6 779.3 332.1 711.8
Class 300
(ニュートン
メートル)
ポリウレタン / ネオプレン / ライナ
テックス ライナー
Class 150
(ニュートン
メートル)
Class 300
(ニュートン
メートル)
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2 8705 のフランジ ボルトのトルクおよびボルト荷重の仕様
PN 10 PN 16 PN 25 PN 40
サイズ コード
ライン サイズ
005
15 mm
(0.5 インチ)
010 25 mm
(1 インチ)
015 40 mm
(1.5 インチ)
020 50 mm
(2 インチ)
030 80 mm
(3 インチ)
040 100 mm
(4 インチ)
060 150 mm
(6 インチ)
080 200 mm
(8 インチ)
100 250 mm
(10 インチ)
120 300 mm
(12 インチ)
140 350 mm
(14 インチ)
160 400 mm
(16 インチ)
180 450 mm
(18 インチ)
200 500 mm
(20 インチ)
240 600 mm
(24 インチ)
(ニュー
トンメー
( ニュー
トル)
トン )
130 35200 90 19700 130 29200 170 34400
100 28000 130 28300 190 38000 250 44800
120 32000 170 38400 190 38600 270 47700
160 43800 220 49500 320 57200 410 68100
220 50600 280 56200 410 68100 610 92900
190 43200 340 68400 330 55100 420 64000
230 51100 380 68900 440 73300 520 73900
290 58600 570 93600 590 90100 850 112000
PTFE/ETFE ライナー
(ニュー
トンメー
( ニュー
トル)
トン )
10 4400 10 4400
20 10100 20 10100
50 16100 50 16100
60 20100 60 20100
50 16800 50 16800
50 17800 70 19600
90 24700 130 28700
(ニュー
トンメー
トル)
( ニュー
トン )
(ニュー
トンメー
トル)
( ニュー
トン )
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2 ( 続き ) 8705 のフランジ ボルトのトルクおよびボルト荷重の仕様
(ニュー
サイズ コード
ライン サイズ
010 25 mm
(1 インチ)
015 40 mm
(1.5 インチ)
020 50 mm
(2 インチ)
030 80 mm
(3 インチ)
040 100 mm
(4 インチ)
060 150 mm
(6 インチ)
080 200 mm
(8 インチ)
100 250 mm
(10 インチ)
120 300 mm
(12 インチ)
140 350 mm
(14 インチ)
160 400 mm
(16 インチ)
180 450 mm
(18 インチ)
200 500 mm
(20 インチ)
240 600 mm
(24 インチ)
トンメー
トル)
90 23400 60 13100 90 19400 110 22800
70 18600 80 18800 130 25400 170 29900
80 21300 110 25500 130 25800 180 31900
110 29100 150 33000 210 38200 280 45400
150 33700 190 37400 280 45400 410 62000
130 28700 230 45600 220 36800 280 42700
150 34100 260 45900 300 48800 350 49400
200 39200 380 62400 390 60100 560 74400
ポリウレタン、 ライナテックス、ネオプレン ライナー
PN 10 PN 16 PN 25 PN 40
(ニュー
トン)
(ニュー
トンメー
(ニュー
トル)
20 7040 20 7040
30 10700 30 10700
40 13400 40 13400
30 11100 30 11100
40 11700 50 13200
60 16400 90 19200
トン)
(ニュー
トンメー
トル)
(ニュー
トン)
(ニュー
トンメー
トル)
(ニュー
トン)
ウェーハフローチューブセンサ
ガスケット
隣接するデバイスや配管に接続するフローチューブセンサの各末端ではガスケットが必要で す。選択されたガスケットの素材は、プロセス流体や操作状況に適したものでなくてはなりま せん。金属またはうず巻き形ガスケットはライナーを傷つける可能性があります。ガスケッ トは、接地リングの両側で必要です。
アラインメントとボルト締め
1. 40 ~ 200 mm (1.5 ~ 8 インチ ) のライン サイズでは、フローチューブセンサの両端にセ ンタリング リングを配置します。ライン サイズが 4 ~ 25 mm (0.15 ~ 1 インチ ) と小さ い場合は、センタリング リングは必要ありません。4 インチおよび 6 インチの PN 10–16 では、フローチューブセンサにリングを最初に挿入してからスタッドを挿入します。こ のリングの溝は、リングの内側にあります。
2. パイプ フランジ間のフローチューブセンサ底部にスタッドを挿入します。スタッドの仕 様は表 3 に記載されています。
4 ~ 25 mm (0.15 ~ 1 インチ ) の小さなライン サイズで、ステンレススチール製のボルトで はなくカーボンスチール製のボルトを使うと、性能が低下します。
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3 スタッドの仕様
フローチューブセンサの
公称サイズ
4 25 mm (0.15 1 インチ ) 316 SST ASTM A193Grade B8M Class 1 ねじ付きマウント スタッド
40 200 mm (1.5 8 インチ ) CSASTM A193Grade B7、ねじ付きマウント スタッド
3. フランジの間にフローチューブセンサを配置します。スタッドにセンタリング リングが
適切に配置されていることを確認します。スタッドは、使用しているフランジのリング 上の印に合わせる必要があります。
4. 残りのスタッド、ワッシャ、ナットを挿入します。
5. 12 ページの表 4 のトルク仕様に応じてボルトを締めます。ボルトは締めすぎないでくだ
さい。ライナーが損傷する可能性があります。
7. センタリング リング付きガスケットの配置
設置、スタッド、
ナット、ワッシャ
スタッドの仕様
カスタマの用意したガスケット
2008 年 1 月
センタリング リング
流れ
フランジ ボルト
横方向の順序でフランジ ボルトを締めます。フランジ ボルトを締めた後は常にフランジの 部分で漏出がないかチェックします。フローチューブセンサはすべて、最初にフランジ ボ ルトを締めてから 24 時間後に再度締める必要があります。
4 Rosemount 8711 トルクの仕様
サイズ コード ライン サイズ ポンドフィート ニュートンメートル
12
15F 30F
005 010 015 020 030 040 060 080
4 mm (0.15 インチ ) 8 mm (0.30 インチ ) 15 mm (0.5 インチ )
25 mm (1 インチ )
40 mm (1.5 インチ )
50 mm (2 インチ )
80 mm (3 インチ ) 100 mm (4 インチ ) 150 mm (6 インチ ) 200 mm (8 インチ )
57 5 7
57 10 14 15 20 25 34 40 54 30 41 50 68 70 95
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サニタリフローチューブセンサ
ガスケット
隣接するデバイスや配管に接続するフローチューブセンサの各末端ではガスケットが必要 です。選択されたガスケットの素材は、プロセス流体および操作状況に適したものでなく てはなりません。あらゆる Rosemount 8721 サニタリフローチューブセンサでは、IDF 管継 手とプロセス接続管継手 (Tri–Clamp 管継手など ) の間にガスケットが配置されます。ただ し、プロセス接続管継手が支給されておらず、唯一の接続タイプが IDF 管継手の場合は例 外です。
アラインメントとボルト締め
サニタリな管継手を使って電磁流量計を設置する際は、標準的な工場の手順に従う必要が あります。独自のトルク値やボルト締めテクニックは必要ありません。
8. Rosemount 8721 Sanitary 機種 の設置
ユーザの用意したクランプ
ユーザの用意したガスケット
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手順 5:接 地
5 をもとに、適切に設置するにはどのプロセス接地オプションに従うべきかを判断しま す。フローチューブセンサのケースは、国または地方の電気基準に従って接地する必要が あります。これを怠ると、装置の保護機能が損なわれる可能性があります。
5 プロセス接地手順
パイプの種類 接地ストラップ 接地リング 接地電極 ライニング プロテクタ
導電管 ( ラインなし ) 図 9 を参照 必要なし 必要なし 図 10 を参照 電導管 ( ライン付き ) 不十分な接地 図 10 を参照 図 9 を参照 図 10 を参照 非電導管 不十分な接地 図 11 を参照 図 12 を参照 図 11 を参照
9. ライン付きパイプの接地ストラップまたは接地電極
プロセス接地オプション
10. 接地リングまたはライニング プロテクタを使った接地
接地リングまたはライニング プロテクタ
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クイック インストール ガイド
00825-0104-4662、改訂 BA 2008 年 1 月
11. 接地リングまたはライニング プロテクタを使った接地
接地リングまたはライニング プロテクタ
12. 接地電極を使った接地
Rosemount 8732 / 8700 シリーズ
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