Rosemount クイック・スタート・ガイド: Rosemount 248 ヘッドマウント温度伝送器 Manuals & Guides

クイックスタートガイド
00825-0204-4825, Rev CA
2020 5
Rosemount™ 248 ヘッドマウント温度伝 送器
クイックスタートガイド 2020 5
安全性メッセージ
このガイドは Rosemount 248 ヘッドマウント伝送器を設置するための 基本的なガイドラインを提 供します。このガイドは、詳細な構成、診断、メンテナンス、サービス、トラブルシュートあるい は設置の指示を記載したものではありません。 詳細な操作指示については、Rosemount 248 温度伝 送器の 参照マニュアル を参照してください。さらに、マニュアルとこのガイド電子版が
Emerson.com/Rosemount からご利用いただけます。
警告
爆発
爆発は死亡または重傷にいたる可能性があります。
この装置を爆発性環境中へ設置するには、適切な地方、国および国際基準、規約および慣行に 準ずる必要があります。
安全な設置に関連する制限については、危険区域証明書を確認してください。
警告
プロセスリーク
プロセス漏れは死亡または重傷にいたる可能性があります。
加圧する前にサーモセルとセンサを取り付けて固定します。 作動中にサーモウェルを取り外さないでください。
警告
感電
電気ショックは死亡または重傷を引き起こす場合があります。
リード線および端子との接触を避けます。リード線が高電圧である場合、電気ショックを引き 起こす可能性があります。
特に印のない限り、送信器ハウジングのコンジット/ケーブル入端には ½–14 NPT スレッドフォ ームを使用します。「M20」と印のある入端は M20 × 1.5 スレッドフォームです。複数のコンジ ット入端のある装置では、すべての入端に同じスレッドフォームを使用します。これらの入端 を閉じる際は、互換性のあるスレッドフォームとともにプラグ、アダプタ、パッキン押え、ま たはコンジットだけを使用します。 防爆区画に設置する際は、適切に一覧されたまたは Ex 認定のプラグ、パッキン押え、またはア ダプタだけをコンジット/ケーブル入端に使用します。
警告
物理的アクセス
許可されていない人物はエンドユーザーの装置に多大な損傷を与えたり誤設定を引き起こす可能 性があります。これには意図的または偶発的な場合があり、防御する必要があります。
物理的なセキュリティはあらゆるセキュリティプログラムの重要な部分であり、御社システムの保 護の基礎です。エンドユーザーの資産を保護するために、許可されていない人物によるアクセスを 制限します。上記は、施設内で使用されるすべてのシステムに対して当てはまります。
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2020 5 クイックスタートガイド
目次
構造............................................................................................................................................. 5
伝送器の取り付け....................................................................................................................... 8
配線の接続................................................................................................................................ 12
ループ試験の実施..................................................................................................................... 17
認証済み設置.............................................................................................................................18
製品認証.................................................................................................................................... 19
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1
1.1

構造

ベンチ校正

伝送器を設定するには、次の 3 つの方法があります:
フィールドコミュニケータ
Rosemount 248 PC プログラミングキット
C1 オプションコードを使用して工場でカスタムマイズ
詳細については、Rosemount 248 リファレンスマニュアルおよびフィール ドコミュニケータのユーザガイドを参照してください。
フィールドコミュニケータの接続
完全な機能を使用するには、フィールドコミュニケータのフィールド・デ バイス・リビジョン Dev v1DD v1 以降が必要です。
1-1 : フィールドコミュニケータをベンチループへ接続
A. Rosemount 248 B. 250 Ω ≤ RL ≤ 1100 Ω C.
フィールドコミュニケータ
D.
電源モジュール
E.
レコーダー(オプション
F.
電流計(オプション)
伝送器端子での電源が 12 Vdc 未満である場合、作動させないでください。
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伝送器
)
5
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1.2
1.3

伝送器の構成の確認

フィールドコミュニケータを使用して作動を確認する際の詳細な説明に ついては、Rosemount 248 参照マニュアル を参照してください。

PC プログラマキットのインストール(HART® 5 のみ)

手順
1. PC 構成に必要なすべてのソフトウェアをインストールします: a) Rosemount 248C ソフトウェアをインストールします
1. CD-Rom をドライブに挿入します。
2. Windows™ 78、10 または XP から setup.exe を実行
します。
b) Rosemount 248 PC プログラミングシステムでベンチ構成を
開始する前に、 MACTek® HART モデムドライバを 完全にイ ンストールします。
USB モデム: 初めて使用するときに、「
を選択して、 Rosemount 248 PC ソフトウェア内で 適切な COM ポートを構成します。USB モデム ドライバが COM ポートをエミ ュレートして、 ソフトウェアのドロップダウンボックスで選択可 能なポートを追加します。それ以外の場合、ソフトウェアは最初に 使用可能な COM ポートをデフォルトとします。 ただし、これは正 しくない場合があります。
通信
」メニューから
ポート設
1.3.1
6
2. 構成システムのハードウェアをセットアップします: a) 伝送器と、電源と直列に配線された負荷抵抗器(250〜1100
Ω)を接続します。
この機器には、構成のために 1242.4 Vdc の外部電源が必 要です。
b) HART モデムを負荷抵抗器と並列に接続して、それを PC
接続します。

スペアキットおよび再注文番号

1-1 : プログラミングキットのスペア部品番号
製品説明 部品番号
プログラミングソフトウェア(CD
Rosemount 248 プログラマキット - USB
00248-1603-0002
00248-1603-0003
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表 1-1 : プログラミングキットのスペア部品番号 (続き)
製品説明 部品番号
Rosemount 248 プログラマキット - シ リアル
00248-1603-0004
詳細については、Rosemount 248 参照マニュアル を参照してください。
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2
2.1
2.2

伝送器の取り付け

水分が伝送器ハウジングに侵入しないよう、電線管配線の高い位置に伝送 器を取り付けます。

ヨーロッパおよびアジア太平洋地域での典型的な設置

DIN プレート型センサ搭載のヘッド取付伝送器
手順
1. パイプまたはプロセスコンテナ壁面にサーモウェルを取り付けま
す。プロセス圧力を加える前に、サーモウェルを取り付け、締め付 けます。
2. センサに伝送器を取り付けます。 a) センサ取付けプレートに、伝送器取付ねじを押し込んで通
します。
3. 伝送器にセンサを配線します。
4. 接続ヘッドに伝送器センサ組品を挿入します。 a) 接続ヘッド取付け穴に、伝送器取付ねじをねじ込みます。
b) 拡張材を接続ヘッドに取り付けます。
c) サーモウェルに組品を挿入します。
5. ケーブルグランドにシールドケーブルを挿入します。
6. ケーブルグランドをシールドケーブルに取り付けます。
7. 接続ヘッドにケーブルエントリを通してシールドケーブルリード
線を挿入します。ケーブルグランドを接続して締め付けます。
8. 伝送器電源端子にシールド電源ケーブルリード線を接続します。セ
ンサリード線およびセンサ接続と接触しないように注意してくだ さい。
9. 接続ヘッドカバーを取り付けて締め付けます。筐体カバーは、耐圧
防爆性要件を完全に満たす必要があります。
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2-1 : ヨーロッパおよびアジア太平洋地域での典型的な設置
A.
伝送器取付ねじ
B. Rosemount 248 C.
フライングリード付き一体型マウントセンサ
D.
接続ヘッド
E.
拡張材
F.
サーモウェル
伝送器
2.3

北米および南米での典型的な設置

ねじ溝付きセンサー搭載のヘッド取付伝送器。
手順
1. パイプまたはプロセスコンテナ壁面にサーモウェルを取り付けま す。プロセス圧力を加える前に、サーモウェルを取り付け、締め付 けます。
2. サーモウェルに必要な拡張ニプルおよびアダプタを取り付けます。
3. シリコーンテープでニプルとアダプタのねじ溝を密閉します。
4. サーモウェルへセンサをねじ込みます。過酷な環境や規制上必要
な場合は、排水管シールを取り付けます。
5. ユニバーサルヘッドおよび伝送器を通してセンサ配線リード線を 引き出します。
6. ユニバーサルヘッド取付け穴に、伝送器取付ねじを通して、ユニバ ーサルヘッドに伝送器を取り付けます。
7. サーモウェルに伝送器センサ組品を取り付けます。アダプタねじ溝 部を、シリコーンテープで密閉します。
8. ユニバーサルヘッドの電線管入口にフィールド配線用電線管を取 り付けます。電線管ねじ溝部を、シリコーンテープで密閉します。
9. 電線管を経由して、ユニバーサルヘッドにフィールド配線リード線 を通します。
10. 伝送器にセンサと電源リード線を取り付けます。他の端子と接触 しないように注意します。
クイックスタートガイド
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11. ユニバーサルヘッドのカバーを取り付けて締め付けます。
筐体カバーは、耐圧防爆性要件を完全に満たす必要があります。
2-2 : 北米および南米での典型的な設置
A.
ねじ溝付きサーモウェル
B.
標準拡張
C.
ねじ溝付きセンサ
D.
ユニバーサルヘッド
E.
コンジット入口
2.4

DIN レールへの取り付け

手順
ヘッドマウント伝送器を DIN レールに取り付けるには、適切なレー
ル・マウント・キット(部品番号 00248-1601-0001)を組み付けます。
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C
B
A
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2-3 : レールクリップ金具の組み付け
A.
取り付け金具
B.
伝送器
C.
レールクリップ
2.4.1
2.4.2

リモート・マウント・センサ搭載のレールマウント伝送器

最も簡単な組品には以下を使用します:
リモートマウント伝送器
端子台付き一体型マウントセンサ
一体型の接続ヘッド
標準拡張部
ねじ溝付きサーモウェル
センサおよび取り付けアクセサリの全情報については、メトリックセンサ の製品データシート を参照してください。

ねじ溝付きセンサ搭載のレールマウント伝送器

最も簡単な組品には以下を使用します:
フライングヘッド付きねじ溝付きセンサ
ねじ溝付きセンサ接続ヘッド
ユニオンおよびニップル拡張組品
ねじ溝付きサーモウェル
センサおよび取り付けアクセサリの全情報については、 Rosemount セン サの製品データシート を参照してください。
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