
クイックスタート ガイド
00825-0204-4148, Rev BA
Rosemount™ 148 温度伝送器
2020 年 3 月

クイックスタート ガイド 2020 年 3 月
安全性メッセージ
通知
このガイドは Rosemount 148 温度伝送器接地の基本的なガイドラインを提供します。このガイド
は、詳細な構成、診断、メンテナンス、サービス、トラブルシュートあるいは設置の指示を記載し
たものではありません。 詳細な操作指示については、Rosemount 148 温度伝送器の 参照マニュア
ル を参照してください。さらに、マニュアルとこのガイド電子版が Emerson.com/Rosemount から
ご利用いただけます。
警告
爆発
爆発は死亡または重傷にいたる可能性があります。
この装置を爆発性環境中へ設置するには、適切な地方、国および国際基準、規約および慣行に
準ずる必要があります。
安全な設置に関連する制限については、危険区域証明書を確認してください。
警告
プロセスリーク
プロセス漏れは死亡または重傷にいたる可能性があります。
加圧する前にサーモセルまたはセンサを取り付けて固定します。
作動中にサーモウェルを取り外さないでください。
警告
感電
電気ショックは死亡または重傷を引き起こす場合があります。
リード線および端子との接触を避けます。リード線が高電圧である場合、電気ショックを引き起こ
す可能性があります。
警告
コンジット / ケーブルエントリ
マークが付いていない限り、トランスミッターハウジングのコンジット/ケーブルエントリは、
½–14 NPT スレッドフォームを使用します。「M20」とマークされたエントリーは M20 x 1.5 ネ
ジ溝形式です。複数のコンジット入端のある装置では、すべての入端に同じスレッドフォーム
を使用します。
これらの入端を閉じる際は、互換性のあるスレッドフォームとともにプラグ、アダプタ、パッ
キン押え、またはコンジットだけを使用します。
防爆区画に設置する際は、適切に一覧されたまたは Ex 認定のプラグ、パッキン押え、またはア
ダプタだけをコンジット/ケーブル入端に使用します。
2 Rosemount 148

2020 年 3 月 クイックスタート ガイド
警告
物理的アクセス
許可されていない人物はエンドユーザーの装置に多大な損傷を与えたり誤設定を引き起こす可能
性があります。これには意図的または偶発的な場合があり、防御する必要があります。
物理的なセキュリティはあらゆるセキュリティプログラムの重要な部分であり、御社システムの保
護の基礎です。エンドユーザーの資産を保護するために、許可されていない人物によるアクセスを
制限します。上記は、施設内で使用されるすべてのシステムに対して当てはまります。
目次
ソフトウェアのインストール..................................................................................................... 5
構造............................................................................................................................................. 6
伝送器の取り付け....................................................................................................................... 7
配線の接続................................................................................................................................ 12
製品証明書................................................................................................................................ 17
クイックスタート ガイド
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クイックスタート ガイド 2020 年 3 月
4 Rosemount 148

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1
ソフトウェアのインストール
手順
1. Rosemount 148 PC プログラマー CD_ROM をドライブに挿入しま
す。
2. Windows™ XP、7、8 または 10 から setup.exe を実行します。
3. ソフトウェアを初めて使用するときに、「通信」メニューから Port
Settings(ポート設定) を選択して、適切な COM ポートを構成し
ます。
4. Rosemount 148 システムでベンチ構成を開始する前に、MACTek
モデムドライバを完全にインストールします。
注
ソフトウェアは最初に使用可能な COM ポートをデフォルトとし
ます。
®
クイックスタート ガイド
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クイックスタート ガイド 2020 年 3 月
2
2.1
2.2
構造
伝送器の設定
Rosemount 148 は特定の基本的な変数が動作するために設定する必要が
あります。 伝送器は注文仕様または出荷時のデフォルトに従って事前設
定されています。伝送器が設定されていない場合や、設定変数を修正する
必要がある場合は、設定を必要とすることがあります。これは、Emerson
Automation Solutions に出荷時の設定を注文するか、ベンチ設定場面で
Rosemount 148 PC プログラミングインターフェースを使用するか 2 つの
方法で行うことができます。Rosemount 148 PC プログラミングキットに
は設定ソフトウェアと通信モデムが付属されています。Rosemount 148
機器には、構成のために 12~42.4 Vdc の外部電源が必要です。伝送器の
設定:
手順
1. 伝送器と、電源と直列に配線された負荷抵抗器(250〜1100 Ω)を
接続します。
2. モデムを負荷抵抗器と並列に接続して、それを PC に接続します。
伝送器の設定を検証
伝送器にセンサ(テストセンサまたは実際に設置されるハードウェア)が
接続されている場合は、Rosemount 148 PC プログラマーインターフェー
スの情報タブから設定を確認することができます。更新を選択しステー
タスを更新して、伝送器が正しく設定されていることを確認します。問題
が発生した場合、トラブルシューティングに関する推奨事項については、
参照マニュアル を参照してください。
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2020 年 3 月 クイックスタート ガイド
3
3.1
伝送器の取り付け
ヨーロッパおよびアジア太平洋地域での典型的な設置
DIN プレート型センサ搭載のヘッド取付伝送器
手順
1. パイプまたはプロセスコンテナ壁にサーモウェルを取り付けます。
プロセス圧力を加える前に、サーモウェルを取り付け、締め付けま
す。
2. センサに伝送器を取り付けます。
a) センサ取付けプレートに、伝送器取付ねじを押し込んで通
します。
3. 伝送器にセンサを配線します。
4. 接続ヘッドに伝送器センサ組品を挿入します。
a) 接続ヘッド取付け穴に、伝送器取付ねじをねじ込みます。
b) 拡張材を接続ヘッドに取り付けます。
c) サーモウェルに組品を挿入します。
5. ケーブルグランドにシールドケーブルを挿入します。
6. ケーブルグランドをシールドケーブルに取り付けます。
7. 接続ヘッドにケーブルエントリを通してシールドケーブルリード
線を挿入します。ケーブルグランドを接続して締め付けます。
8. 伝送器電源端子にシールド電源ケーブルリード線を接続します。セ
ンサリード線およびセンサ接続と接触しないように注意してくだ
さい。
9. 接続ヘッドカバーを取り付けて締め付けます。筐体カバーは、耐圧
防爆性要件を完全に満たす必要があります。
クイックスタート ガイド
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図 3-1 : ヨーロッパおよびアジア太平洋地域での典型的な設置
A.
伝送器取付ねじ
B. Rosemount 248
C.
フライングリード付き一体型マウントセンサ
D.
接続ヘッド
E.
拡張材
F.
サーモウェル
伝送器
3.2
北米および南米での典型的な設置
ねじ溝付きセンサー搭載のヘッド取付伝送器。
手順
1. パイプまたはプロセスコンテナ壁面にサーモウェルを取り付けま
す。プロセス圧力を加える前に、サーモウェルを取り付け、締め付
けます。
2. サーモウェルに必要な拡張ニプルおよびアダプタを取り付けます。
3. シリコーンテープでニプルとアダプタのねじ溝を密閉します。
4. サーモウェルへセンサをねじ込みます。過酷な環境や規制上必要
な場合は、排水管シールを取り付けます。
5. ユニバーサルヘッドおよび伝送器を通してセンサ配線リード線を
引き出します。
6. ユニバーサルヘッド取付け穴に、伝送器取付ねじを通して、ユニバ
ーサルヘッドに伝送器を取り付けます。
7. サーモウェルに伝送器センサ組品を取り付けます。アダプタねじ溝
部を、シリコーンテープで密閉します。
8. ユニバーサルヘッドの電線管入口にフィールド配線用電線管を取
り付けます。電線管ねじ溝部を、シリコーンテープで密閉します。
9. 電線管を経由して、ユニバーサルヘッドにフィールド配線リード線
を通します。
10. 伝送器にセンサと電源リード線を取り付けます。他の端子と接触
しないように注意します。
11. ユニバーサルヘッドのカバーを取り付けて締め付けます。
8 Rosemount 148

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注
筐体カバーは、耐圧防爆性要件を完全に満たす必要があります。
例
図 3-2 : 北米および南米での典型的な設置
A.
ねじ溝付きサーモウェル
B.
標準拡張
C.
ねじ溝付きセンサ
D.
ユニバーサルヘッド
E.
電線管入口
3.3
DIN レールへの取り付け
Rosemount 148H を DIN レールに取り付けるには、図に示すように適切な
レール・マウント・キット(部品番号 00248-1601-0001)を伝送器に組み
付けます。
クイックスタート ガイド
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図 3-3 : DIN レールへの取り付け
A.
取り付け金具
B.
伝送器
C.
レールクリップ
3.4
リモート・マウント・センサ搭載のレールマウント伝送
器
最も簡単な組品には以下を使用します:
• リモートマウント伝送器
• ターミナル・ブロック付き一体型取付センサー
• 一体型の接続ヘッド
• 標準拡張
• ねじ溝付きサーモウェル
センサおよび取り付けアクセサリの全情報については、 製品データシート
を参照してください。
10 Rosemount 148