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クイック・スタート・ガイド
00825-0104-4130, Rev DB
Rosemount™ 2130 レベルスイッチ
振動フォーク
2022 年 5 月
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
目次
本ガイドについて....................................................................................................................... 3
取り付け...................................................................................................................................... 5
電気接続を準備します.............................................................................................................. 12
配線の接続および電源投入.......................................................................................................28
設定........................................................................................................................................... 31
操作........................................................................................................................................... 34
2
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
1
1.1
本ガイドについて
本クイックスタートガイドは、Rosemount 2130 の基本的なガイドライン
について説明しています。詳細な手順については、Rosemount 2130 リフ
ァレンスマニュアル を参照してください。さらに、マニュアルとこのガイ
ド電子版が Emerson.com/Rosemount からご利用いただけます。
安全上の注意事項
警告
安全設置および点検ガイドラインに従わない場合は、死亡または重傷にい
たる可能性があります。
レベルスイッチは、資格のある担当者が、適切な実践規範に従って設置す
るようにしてください。
本マニュアルで指定するレベルスイッチのみ使用してください。そうし
ないと、レベルスイッチによる保護が損なわれる可能性があります。
重いフランジと延長フォーク長さを備えたレベルスイッチの重量は、18
kg (37 lb) を超える場合があります。レベルスイッチを持ち運び、持ち上
げ、設置する前に、リスク評価が必要です。
修理 (コンポーネントの交換など) は危険な場合があるため、絶対に行わな
いでください。
警告
爆発すると、死亡または重傷を負うおそれがあります。
レベルスイッチの動作雰囲気が認定されている適切な危険場所と一致し
ていることを確認します。
ハンドヘルドコミュニケータを爆発の危険性がある環境で接続する前に、
計器が本質安全防爆あるいはノンインセンディブ防爆に適合した配線方
法に従って設置されていることを確認してください。
防爆/防炎・非発火性設備では、電力がレベルスイッチに加わっていると
きにハウジングカバーを取り外さないでください。
ハウジングカバーは、耐圧防爆要件を満たすために完全にかみ合わなけれ
ばなりません。
クイック・スタート・ガイド
3
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
警告
感電により死亡または重傷を負う可能性があります。
リード線や端子に触らないでください。リード線に高電圧が残留してい
る場合、感電するおそれがあります。
レベルスイッチの電源がオフになっていること、および他の外部電源への
ラインが切断されているか、レベルスイッチの配線中に電力が供給されて
いないことを確認します。
配線が電流に適し、絶縁が電圧、温度、環境に適していることを確認して
ください。
警告
プロセス流体の漏れは死亡または重傷にいたる可能性があります。
レベルスイッチを慎重に取り扱うようにしてください。プロセスシール
が損傷すると、ガスが容器(タンク)またはパイプから漏れる可能性があ
ります。
警告
物理的アクセス
資格のない者がエンドユーザの機器への重大な損傷や設定ミスを引き起
こすことがあります。これは故意または過失で行なわれる場合があり、 そ
れを防ぐ必要があります。
物理的なセキュリティは、どのセキュリティ計画にとっても重要な部分で
あり、システムを保護する上で必要不可欠です。エンドユーザの資産を保
護するため、無資格者による物理的アクセスを制限します。これは、施設
内で使われるすべてのシステムが対象です。
注意
高温表面
フランジとプロセスシールは、プロセス温度が高いと高温になることがあ
ります。点検・修理する前に冷まします。
4
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
2
2.1
取り付け
パイプ設備でのフォーク調整
次に示されているように溝や切り欠きを配置することにより、フォークが
正しく位置調整されます (図 2-1)。
図 2-1 : パイプ取り付け用の正しいフォーク配置
A.
トリクランププロセス接続には円形のノッチがあります
B.
ねじプロセス接続には溝があります
クイック・スタート・ガイド
5
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
2.2
ベッセル(タンク)設備でのフォーク調整
フォークのは、図のように溝や切り欠きを配置することで正しく位置合わ
せできます。 (図 2-2)。
図 2-2 : ベッセル(タンク)取り付け用の正しいフォーク配置
A.
トリクランププロセス接続には円形のノッチがあります
B.
ねじプロセス接続には溝があります
C.
フランジ付きプロセス接続には円形のノッチがあります
6
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
2.3
2.3.1
スレッドバージョンのマウント
ネジ容器(タンク)または配管接続
手順
1. スレッドのシールと保護現場の手順に従って、焼き付き防止ペース
トまたは PTFE テープを使用します。
ガスケットは、BSPP(G)ネジ接続用シーラントとして使用する場
合があります。
2. レベルスイッチをプロセス接続部の中にねじ込みます。
注
六角ナットのみを使用して締め付け
図 2-3 : 垂直方向の取り付け
A. BSPP (G)
図 2-4 : 水平方向の取り付け
A. BSPP (G)
クイック・スタート・ガイド
ネジ接続用ガスケット
ネジ接続用ガスケット
7
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
2.3.2
ネジ付きフランジ接続
手順
1. お客様が用意したフランジとガスケットを容器(タンク)ノズルに
配置します。
A.
ガスケット(お客様のご用意となります)
2. フランジとガスケットに十分なトルクでボルトとナットを締めま
す。
3. スレッドのシールと保護現場の手順に従って、焼き付き防止ペース
トまたは PTFE テープを使用します。
ガスケットは、BSPP(G)ネジ接続用シーラントとして使用する場
合があります。
8
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
4. レベルスイッチをフランジのネジ部の中にねじ込みます。
注
六角ナットのみを使用して締め付け
2.4
A. BSPP (G)
ネジ接続用ガスケット
フランジ付きバージョンの取り付け
手順
1. レベルスイッチをノズルに下ろします。
A.
ガスケット(お客様のご用意となります)
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
2. フランジとガスケットに十分なトルクでボルトとナットを締めま
す。
2.5
トリクランプバージョンのマウント
手順
1. レベルスイッチをフランジ面に下ろします。
A.
シール(トリクランプに付属)
10
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
2. トリクランプを取り付けます。
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3
3.1
3.2
3.3
電気接続を準備します
ケーブルの選定
26~14 AWG (0.13 ~ 2.5 mm2)AWG の配線を使用します。EMI(電磁干
渉)が高い環境では、ツイストペアおよびシールド配線を推奨します。2
本のワイヤを各端子ねじに安全に接続できます。
ケーブルグランド/コンジット
本質的に安全で、防爆/防炎、防塵の設置の場合、認定されたケーブルグ
ランドまたはコンジットのエントリデバイスのみを使用してください。
通常の場所の設置では適切な定格のケーブルグランドまたはコンジット
のエントリデバイスを使用して、進入保護(IP)定格を維持することがで
きます。
未使用のコンジットのエントリは常に適切な定格のブランキング/停止プ
ラグで密閉する必要があります。
注
電力配線がある、または近くに大型電気製品があるコンジット内またはオ
ープントレーに信号線を通さないでください。
電源
電源要件は選択した電子機器によって異なります。
• 直接負荷切り替え電子機器:20 - 60 Vdc または
20 - 264 Vac(50/60 Hz)
3.4
12
• PNP/PLC 電子機器: 20 - 60 Vdc
• 直接負荷切り替え電子機器:
20 - 60 Vdc または 20 - 264 Vac(50/60 Hz)
• 故障およびアラームリレー(2 x SPCO)電子機器: 20 - 60 Vdc または
20 - 264 Vac(50/60 Hz)
• NAMUR 電子機器: 8 Vdc
• 8/16 mA 電子機器: 24 Vdc
危険場所
機器が危険場所(分類された場所)に設置されるときには、適用される証
明書で指定された地域の規制と使用条件を遵守する必要があります。詳
細については、Rosemount 2130 製品認証ドキュメントを確認してくださ
い。
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
3.5
配線図
注意
• 使用する前に、ケーブルグランドとブランキングプラグが適切な定格
であることを確認してください。
• スイッチを接続する前、または電子機器を取り外す前には、電源を絶
縁します。
• 保護アース(PE)
す。
端子を外部接地システムに接続する必要がありま
クイック・スタート・ガイド
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1
2 3
L
N
0V
ヒューズ 2A(T)
R
I
L
DPST
+V
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.1
直接負荷切り替えカセット
図 3-1 : 直接負荷の切り替え (2 線) カセット(赤色のラベル) – コード
L
R = 外部負荷(取り付けが必要)
N = ニュートラル
L = ライブ
注
電源の安全な切断のために、DPST (ダブルポール、シングルスロー)(オ
ン/オフ)スイッチを取り付ける必要があります。DUST スイッチは、でき
るかぎりレベルスイッチの近くに取り付けます。DPST スイッチは障害の
ない場所に置いてください。DPST スイッチにラベルを付け、レベルスイ
ッチの電源切断装置であることを示します。
表 3-1 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
U
I
OFF
14
I
L
I
PK
20 - 60 Vdc または 20 - 264 Vac (50/60 Hz)
< 4 mA
20~500 mA
5 A、40 ms (突入)
クイック・スタート・ガイド
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1 2
I
L
R
N
0 VL+ V
F
3
DPST
U
12 V
1 2
I
L
R
N
0 VL+ V
F
3
DPST
< 4 mA
1 2
I
L
R
N
0 VL+ V
F
3
DPST
U
12 V
1 2
I
L
R
N
0 VL+ V
F
3
DPST
< 4 mA
2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-2 : 直接負荷機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅 LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅
クイック・スタート・ガイド
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Wet On Mode
+V
1
2 3 4
O/P 0V
F
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.2
PNP/PLC カセット
図 3-2 : PNP/PLC (3 線)カセット(黄色のラベル) – コード P
F = ヒューズ 2A(T)
表 3-3 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
U
I < 4 mA + I
I
L (OFF)
I
L (MAX)
I
PK
U
OUT (ON)
20~60 Vdc
L
< 100 μA
0~500 mA
5 A、40 ms (突入)
U - 2.5 Vdc (20 °C)
U - 2.75 Vdc (-40~80 °C)
16
クイック・スタート・ガイド
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1
2
-
I/P
PLC
+
3 4
I
L
< 3 V
U
1
2
-
I/P
PLC
+
3 4
I
L
<100 μA
1
2
-
I/P
PLC
+
3 4
I
L
< 3 V
U
1
2
-
I/P
PLC
+
3 4
I
L
<100 μA
1
2
-+
3 4
R
F
I
L
<100 μA
1
2
-
+
3 4
R
F
< 3 V
U
I
L
1
2
-+
3 4
R
F
I
L
<100 μA
2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-4 : PNP/PLC カセット機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
PLC (正の出力)
PNP dc
LED
LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅 LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅
クイック・スタート・ガイド
17
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NOCNC
RELAY
LN
NOCNC
OPERATION MODE
Dry On
Dry
Wet
Wet On
Dry
Wet
Dry On
Wet On
Seconds Delay
30
10
3
1
0.3 0.3
30
10
3
1
Isolate Supply Before Removing Warn ing
L
N
0V
ヒューズ 0.5 (T)
DPST
+V
1
2 3
4
5 6
7
8 9
NC
C NO
NC
C NO
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.3
リレー DPCO カセット(標準版)
図 3-3 : リレー DPCO カセット、標準バージョン(緑色のラベル) – コー
ド D
注
電源の安全な切断のために、DPST (ダブルポール、シングルスロー)(オ
ン/オフ)スイッチを取り付ける必要があります。DUST スイッチは、でき
るかぎりレベルスイッチの近くに取り付けます。DPST スイッチは障害の
ない場所に置いてください。DPST スイッチにラベルを付け、レベルスイ
ッチの電源切断装置であることを示します。
表 3-5 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
U
I < 6 mA
18
20 - 60 Vdc または 20 - 264 Vac (50/60Hz)
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-6 : NC、C、および NO 端子
パラメータ 抵抗負荷 誘導負荷
cos ϕ 1 0.4
L/R 0 ms 7 ms
I
MAX
U
MAX
ac 250 V 250 V
5A 3.5 A
dc 30 V 30 V
P
MAX
ac 1250 VA 875 VA
dc 240 W 170 W
表 3-7 : リレーカセット機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅 LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅
クイック・スタート・ガイド
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NC
C NO
NC
C NO
N
ヒューズ 0.5 (T)
DPST
ライブ
0V
+V
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.4
故障およびアラームリレー (2 x SPCO) カセット
図 3-4 : 故障およびアラームリレー出力カセット(明るい緑色のラベル) コード D、オプション R2264
注
電源装置の安全な切断のために、 ダブルポール、シングルスロー オン/オ
フ スイッチを取り付ける必要があります。 レベルスイッチのできるだけ
近くに DPST スイッチを取り付けます。DPST スイッチの近くに障害物が
ないことを確認してください。DPST スイッチにラベルを付け、レベルス
イッチの電源切断装置であることを示します。
20
表 3-8 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
U
I < 6 mA
20 - 60 Vdc または 20 - 264 Vac (50/60Hz)
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-9 : NC, C, および NO 端子
パラメータ 抵抗負荷 誘導負荷
cos ϕ 1 0.4
L/R 0 ms 7 ms
I
MAX
U
MAX
ac 250 V 250 V
5A 3.5A
dc 30 V 30 V
P
MAX
ac 1250 VA 875 VA
dc 240 W 170 W
表 3-10 : リレーカセット機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
(アラーム
(故障なし)(アラーム)(故障なし)(アラーム
なし)
LED 継続オン LED 毎秒点滅 LED 継続オン LED 毎秒点滅
クイック・スタート・ガイド
なし)
(故障なし)(アラーム)(故障な
し)
21
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.5
NAMUR カセット
図 3-5 : NAMUR カセット(明るい青色のラベル) – コード N
A. IEC 60947-5-6
注
• このカセットは、本質安全(IS)用途に適しており、認証済みの隔離
障壁が必要です。本質安全の承認については、Rosemount 2130 製品
認証ドキュメントを参照してください。
• この電子機器カセットは、危険ではない(安全な)場所での用途にも
適しています。
• 8/16 mA カセットとのみ相互交換可能です。
認証済み本質安全絶縁増幅器
22
• 8 Vdc を超過しないでください。
表 3-11 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
I
ON
I
OFF
I
故障
2.2~2.5 mA
0.8~1.0 mA
< 1.0 mA
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-12 : NAMUR カセット機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅 LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅
クイック・スタート・ガイド
23
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.6
8/16 mA カセット
図 3-6 : 8/16 mA カセット(暗い青色のラベル) – コード M
A. IEC 60947-5-6
注
• このカセットは、本質安全(IS)用途に適しており、認証済みの隔離
障壁が必要です。本質安全の承認については、Rosemount 2130 製品
認証ドキュメントを参照してください。
• この電子機器カセットは、危険ではない(安全な)場所での用途にも
適しています。この場合、U = 11 - 36 Vdc です。
認証済み本質安全絶縁増幅器
24
• NAMUR カセットとのみ相互交換可能です。
表 3-13 : 電気的パラメータ
パラメータ 値
U
I
ON
I
OFF
I
故障
24 Vdc 公称
15~17 mA
7.5~8.5 mA
< 3.7 mA
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
表 3-14 : 8/16 mA カセット機能
モード: ドライオン、高レベルアラーム モード: ウェットオン、低レベルアラーム
LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅 LED 常時点灯 LED 1 秒間隔で点滅
クイック・スタート・ガイド
25
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I
L
R
N
0 V
L
+ V
Fuse
2A(T)
DPST
< 4 mA
1
2 3
1
2
-
I/P
PLC
+
3 4
I
L
< 100 μA
1 2 3 4
I
L
Fuse
1A(T)
R
< 100 μA
(+) (-)
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
3.5.7
故障状態検出(セルフチェックモードのみ)
セルフチェック操作モードで故障状態が検出されると、ハートビート LED
は 0.5 秒ごとに 点滅しますが、毎回 3 回目は点滅しません。レベルスイッ
チからの出力は表 3-15 の通りです。
表 3-15 : 故障状態検出(セルフチェックモードのみ)
直接負荷
(=故障)
DPCO リレー
PLC PNP dc
(=故障)
NAMUR 8/16 mA
(=故障)
26
(=故障)
故障およびアラーム (2 x SPCO) リレー
警報リレー
(=アラームなし)
(=故障)
故障リレー
(=故障)
(=故障)
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
3.6
3.6.1
接地
接地が国および地域の電気規則に従って行われていることを確認します。
そうでない場合、機器の保護機能が損なわれる恐れがあります。
信号線の接地
機器のケーブルシールドが次の状態であることを確認します。
• ハウジングに接触しないよう、トリミングされ絶縁されている。
• セグメント全体で連続接続されている。
• 電源側で適切なアースに接続されている。
図 3-7 : 電源終端での信号線シールドの接地
A.
シールドをトリミングし絶縁する
B.
距離を最小化します
C.
シールドをトリミングします
D.
シールドを電源アースに接続します
3.6.2
クイック・スタート・ガイド
ハウジングの接地
金属製ハウジングの最も有効的な接地方法は、最小インピーダンスでアー
スグランドに直接接続することです。NPT 導管口を有するハウジングに
は接地点がないため、フォークアースを使用する必要があります。
図 3-8 : 接地ネジ
A.
外部接地ネジ
27
Page 28

クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
4
配線の接続および電源投入
手順
1.
電源が切れていることを確認します。
2. フィールド端子カバーを取り外します。
防爆性/耐圧性の環境でユニットが通電している際はレベルスイッ
チのカバーを取り外さないでください。厳しい環境条件の下にあ
る場合も、カバーを取り外さないでください。
防爆性/耐圧性承認付の Rosemount 2130 バージョンは、最初にカ
バーロックを外す必要があります。
3. プラスチックプラグを取り外します。
28
4. ケーブルをケーブルグランド/コンジットに通します。
単一の端子のみのカセットには 1 つのケーブルが必要です。
ねじのサイズとタイプの識別:
クイック・スタート・ガイド
Page 29

2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
5. ケーブルワイヤを接続します(その他のカセットの場合は 配線図
を参照)。
6. 必ず適切に接地してください。
7. ケーブルグランドを締め付けます。
スレッドに PTFE テープまたは他のシーラントを適用します。
注
配線はドリップループで行ってください。
8. ハウジング内に湿気やほこりやたまるのを防ぐため、使用しないコ
ンジット接続は栓をし、封をしてください。
スレッドに PTFE テープまたは他のシーラントを適用します。
クイック・スタート・ガイド
29
Page 30

クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
9. カバーを取り付けて締めます。
カバーが完全に取り付けされていることを確認します。
10. 耐圧防爆/本質安全防爆設備にのみ必要です。
カバーは防爆要件に従って完全に固定されている必要があります。
11. カバーを再度ロックをかけます。
12. 電源を接続します。
30
クイック・スタート・ガイド
Page 31

OPERATION MODE
Dry On Mode
Dry
Wet
Wet On Mode
Dry
Wet
Dry On Wet On
Seconds Delay
0.3 0.3
3
30
10
1
3
30
10
1
1 2
3
OUT
+
-
4
PLC/PNP
Isolate Supply
Before Removing
A B
2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
5
5.1
設定
出力モードと遅延時間
すべての電子機器カセットには、「ドライオン」(フォークが十分に乾燥し
ているとオン)または「ウェットオン」(フォークが十分に濡れていると
オン)を設定するための回転スイッチがあります。
電子機器はヒステリシスを使用して、水はねや中間状態によって、出力が
継続的に乾湿と湿乾状態の間で切り替わらないように防止します。さら
に誤作動を防ぐため、回転スイッチは出力が変化するまでに最大 30 秒の
タイムラグを設定することもできます。
回転スイッチの小さなカットアウトは、現在のモードとタイムディレイを
示します。
図 5-1 : 上から見た図: ハウジング内部のカセットの例
A.
「ハートビート」
B.
出力モードと遅延時間の回転スイッチ
高レベルアラーム設置の推奨モードは、「ドライオン」モードです(図
5-2)。
クイック・スタート・ガイド
LED
31
Page 32

Dry On Wet On
Seconds Delay
0.3 0.3
3
30
10
1
3
30
10
1
A
Dry On Wet On
Seconds Delay
0.3 0.3
30
10
3
30
10
1
3
1
A
クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
図 5-2 : 高レベル用途の一般設定
A.
モード「ドライオン」、1 秒の遅延
「ウェットオン」モードは、低レベルアラーム設置のときに推奨されます
(図 5-3)。
図 5-3 : 低レベル用途の一般設定
5.1.1
32
A.
モード「ウェットオン」、1 秒の遅延
モードスイッチと切り替え時間遅延の設定
手順
1. 「ドライオン」または「ウェットオン」モードを選択します。
2. 出力状態を切り替える前に、0.3、1、3、10、または 30 秒の遅延
を選択します。
注
モードの切り替え前に 5 秒の遅延があり、時間遅延がアクティブ
になります。
クイック・スタート・ガイド
Page 33

Dry On W et On
Seconds Delay
0.3 0.3
3
30
10
1
3
30
10
1
Dry On W et On
Seconds Delay
0.3 0.3
3
30
10
1
3
30
10
1
Dry On Wet On
Seconds Delay
0.3 0.3
3
30
10
1
3
30
10
1
A
B
2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
5.2
操作モードの設定
レベルスイッチのすべてのバージョンで 2 つの操作モードが使用できま
す。
• 標準モード(赤 LED)
• セルフチェックモード(黄色 LED)
手順
1. モードスイッチを 1 s ドライオン (または 1 s ウェットオン)に設定
します。
2. 10 秒待ちます。
3. モードスイッチを 30 s ドライオン (または 30 s ウェットオン)に動
かし、1 秒待ってからモードスイッチを 1 s ドライオン (または 1 s
ウェットオン)に戻します。これは 3 秒以内に完了します。
図 5-4 : 操作モードの変更
クイック・スタート・ガイド
A. 10
秒
B. 3 秒
未満
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 5 月
6
6.1
操作
操作モードの LED 表示
異なる LED カラーが操作モードを示します(表 6-1)。
表 6-1 : LED 表示 – 操作モード
LED カラー操作モード モードの説明
赤 標準 LED が赤で点滅している場合、Rosemount 2130 が
未校正、校正に成功、電気負荷の問題、または内
部 PCB の故障の可能性があることを示します。
黄 セルフチェック LED が黄色で点滅している場合は、Normal モード
と同じですが、フォークの外部損傷、フォークの
腐食、内部センサーの損傷などの可能性があるこ
とを示します。
注
SIL 2 コンプライアンスに対応するには、セルフチ
ェックモードを有効にする必要があります。
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クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月 クイック・スタート・ガイド
6.2
LED 点灯状態
表 6-2 は、異なる動作ステータスと、LED 点灯状態による意味を示しま
す。
表 6-2 : LED 点灯状態
LED 点滅レート スイッチの状態
連続 出力状態がオンです。
½ 秒間隔で 1 回。3 回に
1 回は点灯しない。
1 秒間隔で 1 回 出力状態がオフです。
2 秒間隔で 1 回 未校正。
4 秒間隔で 1 回 負荷の故障、負荷電流が高すぎる、負荷
毎秒 2 回 校正成功
毎秒 3 回 内部 PCB 故障
Off
フォークの外的な損傷、フォークの腐
食、内部配線の損傷、内部センサーの損
傷(自己点検モードのみ)。
の短絡回路
問題(電源など)
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*00825-0104-4130*
クイック・スタート・ガイド
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2022 年 5 月
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