Rosemount 1057 Manuals & Guides [ja]

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クイック・スタート・ガイド
00825-0104-3157, Rev AC
2022 2
Rosemount™ 1057
トリプル・チャンネル・トランスミッタ
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
安全に関する考慮事項
アナライザのリファレンスマニュアルを参照してください。
ご購入いただいた Emerson の計測器は、市販されている中でも、お客様の用途に対応する非常に高 性能な製品です。 この計測器は、多くの国内規格と国際規格を満たすように設計され、テストされ ています。 弊社のこれまでの経験から、その性能は、設置が適切かどうか、ユーザーに本計測器の 操作と保守の知識があるかどうかに直接関連していることが分かっています。 設計の仕様どおり に末永くお使いいただくため、本計測器の設置、試運転、操作、保守を進める前に、このクイッ ク・スタート・ガイドをよくお読みください。 メーカーの指示に従わない方法で本機器を使用する と、機器の損傷や重大なけがをする可能性があります。
警告
続行する前に安全上の注意事項をお読みください。
警告
正しい指示に従わない場合、死亡、ケガ、物的損害、本機器の損傷、保証の失効といういずれかの 状況になるおそれがあります。
警告
設置ガイドラインに従ってください。
これらの設置ガイドラインに従わない場合、死亡または重傷を負う可能性があります。メーカーの 指示に従わない方法で本機器を使用すると、機器の破損やケガなどの可能性があります。
本書の指示に従って機器を設置してください。 必ず資格を持つ担当者だけが設置を行うものとします。 本製品の設置、操作、保守の方法を自社従業員に伝え、教えてください。 適切な地域と国の条例に従ってください。 説明書の指示について不明な点がある場合は、弊社担当者にお問い合わせください。
警告
感電
本製品の設置と点検・修理を行う際、当該作業者が危険な電圧にさらされるおそれがあります。
電気設備は、米国電気工事規定 (ANSI/全米防火協会-70) およびその他の国や地域の規定に準拠 している必要があります。 本機器は二重絶縁によって全体が保護されています。 点検・修理を行う前に、別の電源に接続された主電源を切ってください。 資格のある人員が保守を行う場合を除き、すべての機器の扉が閉まっていること、保護カバー が取り付けられていることを確認してください。 信号配線の定格は 240 V 以上である必要があります。
非金属製ケーブルの張力のがしは、導管接続部間の接地にはなりません。接地タイプのブッシ ングとジャンパーワイヤを使用してください。
本機器が 3 線式電源に接続され、適切に接地されていることを確認してください。 適切な使用と構成はオペレータの責任です。
2 Emerson.com/Rosemount
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通知
注文書に記載の正しいモデルとオプションを受領したことを確認してください。ご注文のモデル とオプションがこのクイック・スタート・ガイドで扱われていることを確認してください。扱われ ていない場合は、Emerson カスタマー・ケア・センター (0436-44-8312) に電話して、正しいクイッ ク・スタート・ガイドを取り寄せてください。
通知
修理には、工場で実証済みの部品のみを使用してください。部品や手順の改ざんや不正な代用をす ると、性能に影響し、プロセスの安全な運転を妨げる原因となることがあります。
目次
最初のステップ........................................................................................................................... 5
一般的な設置情報..................................................................................................................... 12
配線/結線...................................................................................................................................13
ディスプレイ表示の変更.......................................................................................................... 19
トランスミッタの起動.............................................................................................................. 25
防爆認定.................................................................................................................................... 28
製品認証.................................................................................................................................... 29
EU 適合性宣言書........................................................................................................................31
中国 RoHS ..............................................................................................................................33
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
4 Emerson.com/Rosemount
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1
1.1
1.2

最初のステップ

開梱および点検

手順
1. 搬送容器を点検します。破損している場合は、 すぐに出荷元に連 絡して、指示を受けてください。
2. 明確に破損していない場合は、容器を開梱します。パッキングリス トに記載されている すべてのアイテムがあることを確認します。 アイテムが欠けている場合は、すぐに Emerson にご連絡ください。

寸法図

パネル取付け
フロントパネルは底部でヒンジによって固定されています。パネルが下 に振れることで、 配線箇所にアクセスしやすいようになっています。パネ ル取付けの密封性について万全を期すことはオペレータの責任になりま す。
1-1 : パネル取付け 前面図
クイック・スタート・ガイド
5
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
1-2 : パネル取付け 側面図
A.
パネル取付け ガスケット
B.
トランスミッタに付属の
C.
他社が提供するパネル最大厚さ
6 Emerson.com/Rosemount
4
つの取付けブラケットとネジ
: 9.52 mm
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
1-3 : パネル取付け 底面図
A.
電線管接続口
1-4 : パネルカット図面
A.
最大半径
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
壁面取付け
1-5 : 壁面取付け 前面図
A. 4
本のカバーネジ
8 Emerson.com/Rosemount
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1-6 : 壁面取付け 側面図
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
パイプの取り付け
1-7 : パイプ取付け 側面図
A.
お客様側で用意する
10 Emerson.com/Rosemount
51 mm
パイプ
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1-8 : パイプ取付け 底面図
A.
フロントパネル
B.
パネルおよびパイプ取り付け筐体
C.
電線管接続口
D. 51 mm
E.
パイプ取付けブラケット
キット
PN 23820-00 の 51 mm
パイプ用の
2 組の U
字形ボルト
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
2

一般的な設置情報

1. トランスミッタは日よけをして設置するか、直射日光や極端な温度 の場所には設置しないでください。
2. このトランスミッタは、振動や電磁・無線周波数の干渉が無い場所 に設置してください。
3. トランスミッタとセンサの配線は、高電圧導体から少なくとも
0.30 m 離れた場所に設置してください。トランスミッタにアクセ
スしやすいことを確認してください。
4. トランスミッタは、パネル、パイプ、表面への取付けに適していま す。寸法図を参照してください。
12 Emerson.com/Rosemount
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3
3.1
3.1.1
3.1.2

配線/結線

一般的な配線情報

フロントパネルは底部でヒンジによって固定されています。パネルが下 に振れることで、 配線箇所にアクセスしやすいようになっています。

着脱式コネクタと信号入力端子台

トランスミッタは配線と設置をスムーズにするために、着脱式の信号入力 端子と端子台を使用しています。
各信号端子台は部分的に、または全体を筐体から取り外して配線できま す。 トランスミッタには、最大 2 つの信号入力端子台と 1 つの通信端子台 を配置できる 3 つのスロットがあります。
スロット 1 - スロット 2 -中央 スロット 3 -
通信端子台 入力端子台 1 入力端子台 2

信号入力端子台の配線

スロット 2 3 は、センサー信号入力基板用です。
手順
1. 基板に直接マークされているリード線位置に従って、センサのリー ド線をメインボードに配線します。
2. 配線した基板全体を慎重に筐体のスロットに差し込み、ケーブルグ ランドから余分なセンサケーブルを引き出します。
3. ケーブルグランドナットを締め付けてケーブルを固定し、筐体が密 封されていることを確認します。
3.1.3
クイック・スタート・ガイド

警報リレー

スイッチング電源 (85264 VAC、注文コード 03) および 24 VDC 電源 (2030 VDC、注文コード 02) と共に 4 つの警報リレーを提供しています。 プロセス測定または温度にすべてのリレーを使用できます。どのリレー も、プロセス警報の代わりに不具合アラームとして設定することもできま す。また、リレーを個別に設定して、ポンプまたは制御弁を作動するよう にプログラムできます。
プロセス警報、アラームロジック (高/低作動、または USP*)、不感帯はい ずれもユーザがプログラム設定できます。プログラム可能なメニュー機 能としてフェイルセーフ操作を設定できるため、トランスミッタへの電源 投入時に全リレーにデフォルトで電力供給するかどうかを指定できます。 ユーザが選択できる限界値のパーセント内に伝導性がある場合に USP*
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
報を作動するようにプログラムできます。USP* 警報は、接触伝導性測定 基板が取り付けられていないと使用できません。
3.2

電線管接続口の準備

トランスミッタのどのような構成でも電線管接続口は 6 箇所あります。
接続口の 4 つはあらかじめプラグが差し込まれています。
3-1 : 電線管接続口
フロントパネル/キーパッド
A. B.
電源リード線
C.
警報リレーのリード線
D.
センサ
1
ケーブル
E. 4-20 mA/HART®/Profibus® F.
センサ
2
ケーブル
G.
予備の接続口
14 Emerson.com/Rosemount
のリード線
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通知
必ずワイヤとケーブルに合った適切なケーブルグランド接続金具とプラ グを使用してください。
電線管開口部は、 13 mm の電線管接続金具または PG13.5 ケーブルグラン ドに対応しています。ケースの防水性を維持するため、未使用の開口部は タイプ 4X または IP66 コンジットプラグで塞いでください。
通知
要件に準拠した防水性の接続金具とハブを使用してください。接続金具 をトランスミッタに取り付ける前に、コンジットハブを電線管に接続して ください。
3.3
3.3.1

電源、出力、センサの接続

電源の配線

Emerson では、Rosemount 1057 用に 2 タイプの電源を提供しています。
1. 24 VDC (20-30 V) 電源 (注文コード 02)
2. 85-265 VAC スイッチング電源 (注文コード 03)
AC 主電源 (115 または 230 V) のリード線と 24 VDC のリード線は、主筐体
のキャビティの左側に縦向きに取り付けられている電源基板に配線され ています。 各リード線の位置は、電源基板に明示されています。電源のリ ード線を、電源基板のリード線マークの位置に配線します。
接地板は、01 (115/230 VAC) と 03 (85~265 VAC) 電源の電源入力コネクタ TB1 のアース端子に接続されています。 接地板の緑のネジは、無線周波妨 害を最小限に抑えることを目的に、複数のセンサに接続するためのもので す。緑のネジは、安全目的に使用するためのものではありません。
クイック・スタート・ガイド
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3-2 : 24 VDC 電源 (注文コード 02)
この電源は、DC 電源を自動的に検出し、2030 VDC の入力に対応しま す。
4 つのプログラム設定可能な警報リレーが付属します。
3-3 : スイッチング AC 電源 (注文コード 03)
この電源は、AC 線間の状態を自動的に検出し、適切な線間電圧と線間周 波数に切り替えます。
4 つのプログラム設定可能なリレーが付属します。
16 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
3.3.2

警報リレーの配線

スイッチング電源 (85265 VAC、注文コード 03) および 24 VDC 電源 (2030 VDC、注文コード 02) と共に 4 つの警報リレーを提供しています。
電源基板に印刷されたリード線マーク (NO/通常開、NC/通常閉、または Com/共通) を使って、それぞれのリレーのリード線を正しい位置に配線し ます。 を参照してください。
3-4 : 4-24 VDC 電源 (注文コード 02)
NO1
COM1
NC1
NO2
COM2
NC2
NO3
COM3
NC3
NO4
COM4
NC4
リレー 1
リレー 2
リレー 3
リレー 4
3.3.3

トランスミッタへのセンサの配線

手順
1. ボードに直接マークされたリード線位置を使用して、正しいセンサ のリード線を メインボードに配線します。
2. センサのリード線を接続した後、接続したボード全体を慎重に筐体 のスロットに差し込み、ケーブルグランドから余分なセンサケーブ ルを引き出します。
pH/ORP センサをトランスミッタに配線する場合は、次の順序に従ってく ださい。
1. TB3/RTD をリターン、SENSE RTD IN 端子に配線します。
2. Tb2/基準および溶液接地を基準 IN、基準シールド、溶液接地端子
に配線します。
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 2
3. TB4/プリアンプ (ある場合) +電圧端子と -電圧端子に配線しま
す。
4. TB1/pH 入力を pH シールド端子と pH IN 端子に接続します。
接触伝導性またはトロイダル伝導性センサをトランスミッタに配線する 場合は、次の順序に従ってください。
1. TB2/RTD をリターン、SENSE RTD IN、シールド端子に配線しま す。
2. Tb1/伝導性を受入/伝導性を受入 B、受入 A、シールド、ドライブ B、ドライブ A、シールド端子に配線します。
塩素、酸素、またはオゾンセンサをトランスミッタに配線する場合は、次 の順序に従ってください。
1. TB5/陽極と陰極を陽極端子と陰極端子に配線します。
2. TB3/RTD をリターン、SENSE RTD IN 端子に配線します。
3. TB2/溶液接地を溶液接地端子に配線します。
推奨されるワイヤ接続口については、図 3-1 を参照してください。
18 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
4
4.1

ディスプレイ表示の変更

ユーザインターフェイス

トランスミッタには大型ディスプレイが備わっており、3 つのライブ測定 値の読み出しを大きい数字で表示するほか、最大 6 つのプロセス変数また は診断パラメータも同時に表示します。ディスプレイはバックライト付 きで、要件に応じて表示をカスタマイズできます。
また、専用の DIAGNOSTIC ボタンを使って、取り付けられているセンサに 関する役立つ動作情報と問題の状態にアクセスできます。そのような状 態になると、ディスプレイには Fault ( 滅します。Help ( するトラブルシューティング方法が表示されます。校正とプログラム設 定中、キーを使って別の表示画面に移動できます。ディスプレイ上の手順 はわかりやすく、手順を段階的にガイドします。
ヘルプ
) 画面には、ほとんどの不具合と警告の状態に対応
不具合
)Warning (警告) の文字が点
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 2
4.2

計測器のキーパッド

計測器のキーパッドにはファンクションキーと選択キーが 4 つずつあり ます。
ファンクションキー
MENU を押すと、4 つのトップレベルのメニュー項目が表示されます。
Calibrate (校正)
Hold (ホールド、保持)アナログ出力をホールドします。
Program (プログラ ム設定)
Display (
設定します。
MENU を押して、 ら、EXIT を押してメイン画面を表示します。
DIAG を押すと、現時点での不具合と警告が表示され、不具合、警告、 セ ンサ 1、2、3 の情報、出力 1 と出力 2 のライブ電流値、モデル構成文字列 (例: 1057PPC03AN)、計測器のソフトウェ アバージョン、AC 周波数などの 計測器とセンサ診断の詳細が示されます。Sensor 1 (センサ 1) または Sensor 2 (センサ 2) で ENTER を押すと、測定値、センサタイプ、信号直読 の値、セル定数、ゼロオフセット、温度、温度オフセット、選択した測定 範囲、ケーブル抵抗、温度センサ抵抗、信号基板のソフトウェアバージョ ンといった役立つ診断と情報 (該当する場合) が表示されます。
ディスプレイ
付属のセンサとアナログ出力を校正します。
出力、測定値、温度、セキュリティをプログラム 設定します。トランスミッタをリセットすること もできます。
): 表示形式、言語。警告、およびコントラストを
メインメニュー
画面を表示します。MENU を押してか
値と設定を保存し、次の画面を表示する場合は ENTER を押します。
変更を保存せずに前の画面に戻る場合は EXIT を押します。
選択キー
ENTER キーの周囲には、上方向、下方向、右方向、左方向の 4 つの選択キ ーがあり、メニューを操作しながら画面の全領域にカーソルを移動するこ とができます。
選択キーは以下の目的に使用します。
1. メニュー画面の項目を選択する。
2. メニューリストを上下にスクロールする。
3. 数値を入力または編集する。
4. カーソルを右または左に移動する。
20 Emerson.com/Rosemount
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5. 操作中の測定単位を選択する。
4.3

メインディスプレイ

トランスミッタには、2 つまたは 3 つの一次測定値と、最大 6 つの二次測 定値、不具合および警告バナー、警報リレーフラグが表示されます。
プロセス測定
3 つの信号基板が取り付けられている場合は、3 つのプロセス変数が表示 されます。1 つの信号基板が 1 つのセンサと共に取り付けられている場 合は、1 つのプロセス変数とプロセス温度が表示されます。上段の表示領 域には、センサ 1 のプロセス読取り値が表示されます。中央の表示領域に は、センサ 2 のプロセス読取り値が表示されます。二重伝導性の場合は、 次のように、上段と中央の表示領域を異なる計測/直読値に割り当てるこ とができます。
測定 1
測定 2
測定 3
% 却下
% パス
非表示
pH 計算
二次値
画面下半分の表示領域には、最大 6 つの二次値が表示されます。6 つの二 次値位置をすべて、使用可能な任意の表示可能なパラ メータにプログラム することができます。
可能な二次値には以下のものがあります。
スロープ 1、2、3
基準オフ 1、2、3
GI インピーダンス 123
基準インピーダンス 1、2、3
生 1、2、3
mV 入力 123
温度 1、2、3
クイック・スタート・ガイド
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クイック・スタート・ガイド 2022 2
手動温度 1、2、3
出力 1 mA
出力 2 mA
出力 3 mA
出力 4 mA
出力 1%
出力 2%
出力 3%
出力 4%
測定 1、2、3
非表示
不具合および警告バナー
トランスミッタがそれ自体またはセンサの問題を検出した場合、ディスプ レイの下部に Fault ( 不良 )または Warning(警告)の文字が表示されます。 fault(不良)は、直ちに注意を払う必要があります。 警告は、問題のある状 態または差し迫った故障を示します。トラブルシューティングの支援に ついては、DIAG を押します。
メインディスプレイのフォーマット
メイン表示画面にプライマリプロセス変数、セカンダリプロセス変数、診 断を表示するようにプログラム設定することができます。
1. MENU を押します。
2. Display (ディスプレイ) までスクロールします。ENTER を押しま
す。
3. メインディスプレイ形式 がハイライト表示されます。ENTER を押 します。
4. センサ 1 のプロセス値が反転表示されます。選択キーを押して、プ ログラムしたい画面のセクションに移動します。ENTER を押しま す。
5. 下部画面の 4 つの表示セクションのそれぞれについて、希望する表 示パラメータまたは診断を選択します。
6. 続けて、希望するすべての画面選択をナビゲートしてプログラムし ます。MENU (メニュー) および EXIT (退出) を押します。画面がメ インディスプレイに戻ります。
22 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
単一センサ構成の場合、デフォルトの表示は、上段の表示領域に通常測定 値、中央の表示領域に温度が表示されます。メインフォーマット機能を使 用して、中央の表示領域の温度を表示しないようにすることができます。 プロセスパラメータと診断を選択するためのメインディスプレイのプロ グラム設定については、 4-1 を参照してください。
4-1 : メインディスプレイのフォーマット
4.4
クイック・スタート・ガイド

メニューシステム

トランスミッタはスクロールを使用してメニューシステムを選択します。 いつでも MENU を押して、Calibrate (校正)、Hold (保留)、Program (
ラム
)、Display (
きます。
メニュー項目を見つけるには、項目が強調表示されるまで上方向キーと下 方向キーでスクロールしてください。目的の機能が選択されるまでスク
ディスプレイ
プログ
) 機能などの最上位メニューを開くことがで
23
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
ロールを続けてメニュー項目を選択します。メニュー項目を選択するに は、ENTER を押します。前のメニューレベルに戻るか、メイン・ライブ・ ディスプレイを有効にするには、EXIT を繰り返し押します。メニューレベ ルからメインディスプレイにすぐに戻るには、MENU を押してから EXIT を押します。
選択キーには次の機能があります。
上方向キー (ENTER の上) を使用すると、数値を増やしたり、小数点を
一桁右に動かしたり、測定単位を選択したりすることができます。
下方向キー (ENTER の下) を使用すると、数値を減らしたり、小数点を
一桁左に動かしたり、測定単位を選択したりすることができます。
左方向キー (ENTER の左) を使用すると、カーソルを左に移動できます。
右方向キー (ENTER の右) を使用すると、カーソルを右に移動できます。
メニューの表示中 (メインディスプレイ形式と Quick Start (
ート
) を除く)、ライブプロセス測定値と二次測定値が上段の表示領域の上
クイックスタ
2 行に表示されるので、重要な校正やプログラム操作中にライブ値を便 利に表示できます。
メニュー画面は 2 分後にタイムアウトし、メインディスプレイに戻りま す。
24 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
5

トランスミッタの起動

手順
1. 信号基板にセンサを配線します。 配線の手順については、配線/結線 を参照してください。その他の
詳細については、センサのクイック・スタート・ガイドを参照して ください。電流出力、警報リレー、電源の接続を行います。
2. 確実に接続して検証が済んだら、パネルを閉めて、トランスミッタ への電源を入れます。
トランスミッタに初めて電源を入れると、Quick Start (
ート
) 画面が表示されます。 クイック・スタートに記載の操作のヒ
ントは次の通りです。
a. バックライトで表示されているフィールドはカーソルの位
置を示します。
b. カーソルを左右に動かすには、ENTER キーの左右のキーを
使用してください。上下にスクロールしたり、数字の値を 増減したりするには、ENTER キーの上下のキーを使用して ください。小数点を移動するには、左方向または右方向の キーを使用してください。
c. 設定を保存する場合は、ENTER キーを押します。変更を保
存せずに終了する場合は、EXIT を押します。クイックスタ ートの画面が開いている間に EXIT を押すと、ディスプレイ が最初のスタートアップ画面 (Select language ( に戻ります。
クイックスタ
言語を選択
))
3. クイック・スタート・ガイドのフロー図、図 5-1 に示されているス
テップを完了してください。
クイック・スタート・ガイド
25
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
5-1 : クイック・スタート・ガイド
最後のステップの後、メインディスプレイが表示されます。出力に はデフォルト値に割り当てられています。
4. 出力と温度関連の設定を変更するには、メインメニューに移動して Program (プログラム) を選択します。プロンプトの指示に従いま
す。
Program (プログラム)メニューの一般的なガイドについては、
5-2 を参照してください。
26 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
5-2 : 1057 メニューツリー
5. トランスミッタを初期設定値に戻すには、Program (プログラム) メ ニューの Reset Analyzer (
さらにサポートが必要な場合は、Emerson カスタマー・サポート・ センター (0436-44-8312) にお電話ください。
クイック・スタート・ガイド
アナライザをリセット
27
) を選択します。
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
6

防爆認定

汚染度
設置カテゴリ
高度
湿度 最大 31 °C まで 80 パーセント、40 °C 50 パーセントの
2
II
2,000 m
相対湿度まで直線的に低下。最大 80 パーセントの相対 湿度、結露なき事。
28 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
7
7.1
7.2
7.3
7.4
7.4.1

製品認証

改訂 1.2

欧州指令情報

EU 適合宣言書の写しは、クイック・スタート・ガイドの最後にあります。 EU 適合宣言書の最新版は Emerson.com/Rosemount で見ることができま
す。

通常使用区域に関連する認証

トランスミッタは標準として、連邦労働安全衛生局 (OSHA) の認定を受け た国家認定試験機関 (NRTL) によって、設計が基本的な電気的、機械的、 および防火要件を満たしていることを確認するための検査および試験が 実施されています。

北米での機器の設置

米国電気工事規程®(NEC)およびカナダ電気工事規定(CEC)は、Division のマークが付いた機器を Zone で使用すること、および Zone のマークが 付いた機器を Division で使用することを許可しています。マーキングは 地域の格付けとガスと温度のクラスに適合したものである必要がありま す。この情報はそれぞれの規定で明確に定義されています。

米国

米国 危険区域

証明書
規格 CSA 規格 C22.2 No. 25-1966、CSA 規格 C22.2
マーク
7.4.2
クイック・スタート・ガイド

米国 通常使用区域

証明書
規格 UL 61010-1、CAN/CSA-C22.2 No.61010-1
70173522
No.94.4:20、CSA 規格 C22.2 No. 213-M1987、CAN/CSA- C22.2 No. 61010-1-12 AMD 1 CSA 規格 C22.2 No. 60529:05 (2015 年に再確認)ANSI/IEC 60529-2004 (2011 年に再確認)ANSI/ISA 12.12.01:2007UL 規格 50E、第 3 版、UL 61010-1、第 3
Class I, Division 2, Groups A, B, C, and D; Class II, Division 2, Groups E, F, and G; Class III
20170327-E207618
29
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
マーク 通常使用区域
7.5
7.5.1

カナダ

カナダ 危険区域

証明書
規格 CSA 規格 C22.2 No. 25-1966、CSA 規格 C22.2
マーク
70173522
No.94.4:20、CSA 規格 C22.2 No. 213-M1987、CAN/CSA- C22.2 No. 61010-1-12 AMD 1 CSA 規格 C22.2 No. 60529:05 (2015 年に再確認)ANSI/IEC 60529-2004 (2011 年に再確認)ANSI/ISA 12.12.01:2007UL 規格 50E、第 3 版、UL 61010-1、第 3
Class I, Division 2, Groups A, B, C, and D; Class II, Division 2, Groups E, F, and G; Class III 最大周囲温度 55 °C、温度コード T4A、筐体タイプ 4X
IP66
30 Emerson.com/Rosemount
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2022 2 クイック・スタート・ガイド
8

EU 適合性宣言書

クイック・スタート・ガイド
31
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クイック・スタート・ガイド 2022 年 2
32 Emerson.com/Rosemount
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9

中国 RoHS

クイック・スタート・ガイド
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Emerson の販売条件は、ご要望に応じて 提供させていただきます。Emerson のロ ゴは、 Emerson Electric Co. の商標および サービスマークです。Rosemount は、 Emerson 系列企業である一社のマークで す。他のすべてのマークは、それぞれの 所有者に帰属します。
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