Rosemount シリーズの4390 腐食/エロージョン無線送信機 Manuals & Guides [ja]

クイック・スタート・ガイド
00825-0104-4393, Rev AA
2021 4
Rosemount™ シリーズの 4390 腐食/エ ロージョン無線送信機
クイック・スタート・ガイド 2021 4
通知
米国向けには 2 つのフリーダイヤルサポート電話番号および 国際向けに 1 つのサポート電話番号 があります:
米国カスタマーセントラル: 1 800 999 9307 (午前 7:00 ~午後 7:00 [CST])
全国レスポンスセンター: 1 800 654 7768 24 時間対応)装置サービスニーズ
国際サポート: 1 952 906 8888
無線製品の配送時の考慮事項: (リチウム電池: Black 電源モジュール、モデル番号 701PBKKF)。Black 電源モジュールが取り付けられていない状態でユニットが出荷されました。ユニットを出荷する 前に Black 電源モジュールを取り外してください。各 Black 電源モジュールには 2 本の「C(単二 型)」サイズの一次リチウム電池が含まれています。 一次リチウム電池はアメリカ合衆国運輸省に より輸送が規制されています。また IATA(国際航空運送協会)ICAO(国際民間航空機関)および ARD(危険物の欧州陸送)の対象でもあります。これらの要件およびその他の地域要件を確実に遵 守することは発送者の責任です。発送前に最新の規則および要件を確認してください。
警告
注意
本ガイドに記載の本製品は、原子力施設適合用途に設計されていません。
原子力施設適合のハードウェアまたは製品を必要とする用途に非原子力施設適用製品を使用する と、読取値が不正確になります。
Rosemount の原子力施設適合製品についての情報は、Emerson™ の販売代理店にお問い合わせくだ さい。
目次
概要............................................................................................................................................. 5
無線の考慮事項........................................................................................................................... 8
設定と試運転.............................................................................................................................10
物理的設置................................................................................................................................ 23
運用と保守................................................................................................................................ 35
参照データ................................................................................................................................ 46
製品仕様.................................................................................................................................... 50
2 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
適合宣言.................................................................................................................................... 55
デバイス変数インデックス番号のマッピング..........................................................................57
クイック・スタート・ガイド
3
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4 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
1

概要

本ガイドは、Rosemount 4390 シリーズの腐食/エロージョン無線送信機の 設置、環境設定、試運転、運転およびメンテナンスに関する基本的なガイ ドラインを提供しています。本ガイドは、 Emerson.com/Rosemount でも 閲覧できます。
Rosemount 4390 ワイヤレスは、腐食/エロージョンモニタリング用途の貫 入型モニタリングプローブとともに使用される送信機ファミリーです。
送信機は 2 つのベースモデルに分けられます:
1.
4391 腐食無線送信機は、金属ロスと金属ロスの経時変化(腐食速
度ともいう)として与えられる流体の腐食性についてのデータを提 供するため、貫入型腐食プローブからの電気信号を測定し処理する ように設計されています。
2. 4392 エロージョン無線送信機は、金属ロスと金属ロスの経時変化 として与えられる流体のエロージョンについてのデータを提供す るため、サンド/エロージョンプローブからの電気信号を測定し処 理するように設計されています。デバイスは、腐食/エロージョン の測定を両方行える Emerson 独自の複数のエレメントを組み合わ せた貫入プローブとともに使用することもできます。
デバイスは、 動します。プローブ接続専用の接続箱に適合させた金属筐体内に収容さ れた電子モジュールに成形されたラジオモジュールを含むプリント基板 が含まれます。
無線
HART® 通信プロトコルを使用しており、バッテリー駆
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5
クイック・スタート・ガイド 2021 4
1-1 : 腐食/エロージョンワイヤレス送信機の Rosemount 4390 シリー ズ
A.
プローブケーブルグランド (オプション
B.
接地つまみ
C.
電子機器カバー
D. 2.4 GHz
E.
取り付けブラケットキット
F.
電源モジュール拡張カバー
G.
プローブ接続の接続箱
関連情報
箱の中身 設置に必要なツールと装置
1.1
6 Emerson.com/Rosemount

箱の中身

デバイスは、以下の内容物を含む段ボール箱に入れて配送されます:
Rosemount 4390 腐食/エロージョン無線送信機シリーズ 1
マウンティングブラケットキット 1 式
外部アンテナ
)
2021 4 クイック・スタート・ガイド
本ガイド 1 枚
プローブケーブルグランド 1 個 (デバイスモデルコード上でグランド
オプションが選択された場合。)
配送時、デバイスにはバッテリーは付属しません。Rosemount 4390 無線 送信機には、別個のアイテムとして注文される Black 電源モジュールモデ ル 701BKKF が必要です。詳細については、 701P SmartPower™ ウェブサイ ト Emerson.com/SmartPower を参照してください。
1.2
1.2.1
1.2.2

設置に必要なツールと装置

本セクションは、Rosemount 4390 無線送信機の物理的取付、環境設定お よび試運転のために必要なツールと装置について掲載しています。

設定と試運転

物理的な設置に先立ち Rosemount 4390 無線送信機の設定が必要になり ます。 フィールドコミュニケータまたは AMS デバイスマネージャを用い てダイレクトに設定が可能です。
AMS Trex デバイスコミュニケータ。詳細については、 Emerson.com/
AMS-Trex を参照してください。
AMS デバイスマネージャ。詳細については、 Emerson.com/AMS-
Device-Manager を参照してください。
HART モデムとケーブル (AMS デバイスマネージャ使用時)

物理的設置

デバイスをプラントにマウントする際に以下のツールが必要になります。
接続箱の蓋とカバーの固定ネジを開けるための六角レンチ 3 mm
マウンティングブラケットを組み立てるための六角レンチ 5 mm およ
13 mm
プローブ配線端子用のマイナスドライバー 3 mm
プローブケーブルマウント用の自在スパナ (0 ~ 40 mm)
本セクションに掲載された装置やツールは付属しません。
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7
クイック・スタート・ガイド 2021 4
2
2.1
2.2

無線の考慮事項

関連情報
コンジット接続

電源投入手順

Rosemount 4390 の腐食/エロージョン無線送信機シリーズならびにその 他全ての無線デバイスは、無線ゲートウェイがインストールされ、適正に 動作している場合にのみ設置すべきです。また、無線機器はゲートウェイ からの距離が最も近いものから順に電源投入する必要があります。これ により、ネットワークのインストールがよりシンプルで高速になります。 ゲートウェイのアクティブアドバタイジングを有効にし、新しい機器をネ ットワークにより速く参加するようにします。詳細については Emerson
Wireless 1410 Gateway and 781S Smart Antenna Reference Manual を参照して
ください。

アンテナ位置

アンテナは垂直または真上または真下に配置し、 他の装置と明瞭にコミュ ニケーションできるように大型構造物、ビル、または導電面から約 1 m 離 れている必要があります。
2-1 : アンテナ位置
8 Emerson.com/Rosemount
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2.3

コンジット接続

設置したら、ハウジングにある空きのコンジットエントリーがコンジット プラグで塞がれていることを確認のうえ、ジャンクションボックスにある プローブケーブルエントリーにコンジットフィッティングかケーブルグ ランドがあることを確認してください。
デバイスは、ハウジングにある空きのコンジットエントリーを塞ぐための コンジットプラグを付属して配送されます。オプションで、プローブケー ブルの設置用にケーブルグランドを付属して配送されることもあります。
2-2 : コンジット接続
空きのコンジットエントリー (未使用
A. B.
プローブケーブルコンジットエントリー
クイック・スタート・ガイド
)
9
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3

設定と試運転

本章には、物理的な設置に先立って実施すべき設定と検証についての情報 が含まれます。
ユーザーは、運転を開始するためには、無線ネットワークへの接続やプロ ーブタイプやアラーム設定の選択を含む Rosemount 4390 無線送信機の 設定が必要になります。
通知
設定と試運転の間、Rosemount 4390 無線送信機に Black 電源モジュール を設置する必要があります。
HART 通信用に、Device Description (DD) ファイルが必要です。
DD ファイルの最新バージョンは、Rosemount 4390 無線送信機ウェブサ イトで入手可能です Emerson.com/4390
警告
感電により死亡または重傷を負う可能性があります。リード線および端 子に接触する場合は、極力注意してください。
Black 電源モジュールを設置した後、ケーブル接続する前に 5 分間待って ください。装置の電子回路がフル充電されるために必要な時間です。 電 子回路がフル充電された場合にのみ、デバイスの設定が可能です。
関連情報
エンジニアリング単位 工場出荷時の設定
HART 端子接続 AMS Trex デバイスコミュニケータとの接続 HART モデムおよび AMS デバイスマネージャとの接続
無線ネットワークに参加する 機器 ID センサタイプおよびパラメータを設定する 更新レートの設定 アラートの設定
10 Emerson.com/Rosemount
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3.1
3.2

エンジニアリング単位

Rosemount 4390 無線送信機は、国際単位系 (SI)に従った工学単位のみサ ポートしています。
以下の工学単位は、設定と試運転で使用されます:
3-1 : サポートしている工学単位
変数 単位
電気抵抗 mΩ (ミリオーム)
電流 mA (ミリアンペア)
電圧 V および mV (ボルトおよびミリボルト)
長さ / 厚さ µm (マイクロメートル)
バッテリー寿命
プローブ寿命 % (パーセント)
腐食速度 mm/年 (ミリメートル/年)
温度 °C (摂氏温度)

工場出荷時の設定

Rosemount 4390 無線送信機は工場出荷時の設定で配送されます。工場出 荷時の設定は、デバイスの使用用途に適合するように変更可能な各パラメ ータのデフォルト値からなります。
工場出荷時の設定値を下記表に示します:
3-2 : 工場出荷時の設定
変数 単位
タグとロングタグ なし
ネットワーク ID
参加キー
更新レート バーストメッセージ 1 2 および 3: 60
プローブタイプ - 4391: ER 腐食プローブ
取得レート 10
入力パラメーター エレメント厚さ 250 µm
アラート アラートの設定をご参照ください。
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1229
44555354, 4e455457, 4f524b53, 524f434b
- 4392: 4 エレメント ER サンド/腐食プローブ
11
クイック・スタート・ガイド 2021 4
3.3
3.4

HART 端子接続

Rosemount 4390 無線送信機を環境設定し、試運転するには、フィールド
コミュニケータまたは HART モデムから拡張カバーの下にある COMM 専 用端子までの配線をする必要があります。
A. COMM
端子接続

AMS Trex デバイスコミュニケータとの接続

AMS Trex デバイスコミュニケータを使用する場合、以下の手順に従って
ください:
手順
1. AMS Trex デバイスコミュニケータキットにある 2 つのクリップコ ネクタを Rosemount 4390 無線 COMM 端子に接続します。COMM 端子接続は極性に敏感ではありません。
2. AMS Trex ポート HART をワイヤーの接続に使用します。 Rosemount 4390 無線送信機の電源として AMS Trex を使用しない
でください。
3. 最新の DD ファイルが AMS Trex デバイスコミュニケータに設置さ れていることを確認します。
4. AMS Trex デバイスコミュニケータの電源をオンにします。
5. 本ガイドの無線ネットワークに参加するから始まる手順に従って
デバイスの環境設定を開始します。環境設定の変更は、Send (送 信) キーを用いて送信機に送る必要があります。 3-1 参照。
12 Emerson.com/Rosemount
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3-1 : AMS Trex デバイスコミュニケータとの接続
3.5
A. Rosemount 4390 B.
リード/クリップコネクタキット
C. AMS Trex
無線
デバイスコミュニケータ
警告
AMS Trex から
に損傷を与えることがあります。
Rosemount 4390 無線送信機の電源として AMS Trex ユニットを使 用しないでください。
無線
HART デバイスに電力を供給すると、デバイス

HART モデムおよび AMS デバイスマネージャとの接続

AMS デバイスマネージャを設置して HART モデムや PC と使用する場合、
以下の手順に従ってください
手順
1. HART モデムにある 2 つのクリップコネクタを Rosemount 4390 の 無線 COMM 端子に接続します。COMM 端子接続は極性に敏感で はありません。
2. HART モデムに必要な全てのドライバをインストールしアップデ ートします。
3. 最新の DD ファイルを AMS デバイスマネージャにインストールし ます。
クイック・スタート・ガイド
13
クイック・スタート・ガイド 2021 4
4. AMS デバイス マネージャを開始する
5. HART Modem (HART モデム) タブの下にある Device (デバイス)
イコンをダブルクリックしてから Configure/Setup (環境設定/セ ットアップ) タブを選択します。Direct Connection (直接接続) メ ニューを使用します。
6. 本ガイドの 無線ネットワークに参加するから始まる手順に従って デバイスの環境設定を開始します。
Apply (適用) ボタンを選択したら AMS デバイスマネージャの環境 設定変更が実行されます。
3-2 : HART モデムおよび AMS デバイスマネージャとの接続
A. Rosemount 4390 B. HART C. AMS
3.6
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無線ネットワークに参加する

ネットワークゲートウェイと通信し、最終的にはホストシステムと通信す るためには、送信機はワイヤレスネットワーク上で通信できるように設定 されている必要があります。このステップは、送信機からホストシステム にワイヤーを接続するのに相当する無線手順です。
手順
AMS Trex または AMS デバイスマネージャを用いて、 ネットワーク ID と 参加キーを入力し、ネットワークにあるゲートウェイやその他のデバイス のネットワーク ID と参加キーとマッチするようにします。
ネットワーク ID と参加キーが一致しない場合、通信機はネットワークと 通信しません。ネットワーク ID と参加キーは無線ゲートウェイ Web
モデム (リード/クリップコネクタキット付属
デバイスマネージャをインストールしたコンピュータ
無線送信機
)
2021 4 クイック・スタート・ガイド
ースユーザーインターフェースの System Settings (システム設定) → Network (ネットワーク) → Network Settings (ネットワーク設定) ペ ージにあるゲートウェイから入手できます。
3-3 : 無線ネットワークに参加する
A.
ネットワーク
B.
参加キー
3.7
クイック・スタート・ガイド

機器 ID

ユーザーは、試運転されるデバイスに関する基本的な特定パラメータを設 定する必要があります。
Rosemount 4390 無線送信機は、 Tag (タグ) (8 文字) および Long Tag (ロン グタグ) (32 文字)をサポートしており、Device Information (デバイス情報) タブで設定することができます。ユーザーは、 Device ID (デバイス ID)Distributor (代理店)、および Model (モデル)などの設定不可の特定情報を 見ることもできます。 図 3-4 を参照。
ID
15
クイック・スタート・ガイド 2021 4
3-4 : デバイス特定 – AMS デバイスマネージャ
A.
タグおよびロングタグフィールド
3.8

センサタイプおよびパラメータを設定する

Rosemount 4390 無線送信機は、選択されたモデルに応じて様々な種類の インラインモニタリングプローブをサポートしています。
環境設定する際、ユーザーはプローブタイプ、エレメント厚さまたは露出 表面積(プローブタイプに依存する)、金属ロスオフセット(該当する場合)、 取得レートといったプローブパラメータの設定を要求されます。センサ ーの環境設定には以下の手順に従ってください:
手順
1. 環境設定する送信機モデルに適合する Probe Type (プローブタイ) を選択します。
3-3 : サポートしているプローブタイプ
送信機モデル サポートしているプローブタイプ
4391 腐食無線送信機 シングルエレメント ER プロー
二重または三重電極 LPR プロー
ガルバニプローブ
16 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 3-3 : サポートしているプローブタイプ (続き)
送信機モデル サポートしているプローブタイプ
4392 エロージョン無線送信機 マルチプルエレメント ER サン
ド/エロージョンプローブ
マルチプルエレメント ER 複合
プローブ
2. Acquisition Rate (取得レート)の設定。取得レートは、センサーデ ータポイント測定の時間間隔であり、1 分から 24 時間の範囲で選 択できます。
3. ご使用のプローブに Input Parameters (入力パラメータ) を追加し ます。プローブパラメータはプローブタイプによります:
ER プローブについては、パラメータは Element Thickness (エレ
メント厚さ)Metal Loss Offset (金属ロスオフセット)です
LPR プローブについては、パラメータは Working Electrode
Area (作用電極面積)Rate Factor (レートファクター) および B Constant B 定数)です。
ガルバニプローブは入力を必要としません。
クイック・スタート・ガイド
17
クイック・スタート・ガイド 2021 4
3-5 : センサータブの設定 – AMS デバイスマネージャ
A.
プローブタイプ選択リスト
B.
取得レート設定フィールド
C.
入力パラメータ設定フィールド
3.9
3.9.1
18 Emerson.com/Rosemount

更新レートの設定

Update Rate(更新レート) は、1 組のデータセットが無線ネットワーク 上を伝送される頻度である。
ユーザーは、1 秒から 60 分の範囲で Update Rate(更新レート)を選択で きます。
デフォルトでは、更新レートは 1 分に設定されています。このレートは、 AMS デバイスマネージャ、無線ゲートウェイベースのユーザーインターフ ェースまたは AMS Trex デバイスコミュニケータのいずれかを通じていつ でも変更できます。

バーストメッセージ

Rosemount 4390 無線送信機には、3 つの設定可能なバーストメッセージ があります。各バーストメッセージには、それ自体に独立した更新レート があり、更新レート設定プロセスにおいてユーザーが設定する HART コマ ンドに応じて最高 8 個のデバイス変数が含まれます。伝送すべき変数の 数によっては、3 個のバーストメッセージ全てが必要でないこともありま す。Emerson は、使用しないメッセージを無効にすることを推奨します。
2021 4 クイック・スタート・ガイド
バーストメッセージには、デフォルトの更新レートとして 60 秒(1 分)が設 定されています。バッテリーパワーの節約のため、無線ネットワークへの 接続に成功したら更新レートの変更をお勧めします。更新レートは取得 レートと同義です。 取得レートが 60 分を超える場合、更新レートを 60 分に設定してください。
3.10

アラートの設定

Rosemount 4390 無線送信機には、工場で定義されたアラートがあり、ユ ーザーが設定可能なアラートをサポートしています。デバイス特有のス テータスバイトがデバイス特有のアラートを特定するために使用されま す。
アラートは、メンテナンス、アドバイザリーまたは故障アラートのいずれ かに分類され、下表に掲載されています:
1. メンテナンスアラート: 表 3-4
2. アドバイザリーアラート: 表 3-5
3. 故障アラート: 表 3-6
3-4 : メンテナンスアラート
アラートメッセージ デバイスステー
プローブ寿命が 0%に達 した
タス (バイト :: ビッ
ト)
0 :: 1
アラート 「プローブ寿命」は ER プローブでのみ利用可能です。
3-5 : アドバイザリーアラート
説明
プローブが耐用寿命に達し、交換 が必要です。
アドバイザリーアラート デバイスステー
測定が無効
装置ボード 常に ON
ユーザーアラート 1 8 1 :: 0 7 ユーザーが設定可能なアラート
クイック・スタート・ガイド
タス (バイト :: ビッ
ト)
0 :: 6
0 :: 7
説明
測定が無効化されています。
装置ボードがパワーセーブを無視 するように設定されています。設 定は、ソフトウェアアップデート のみを目的としています。
19
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 3-5 : アドバイザリーアラート (続き)
アドバイザリーアラート デバイスステー
設定項目 更新
デバイス変数 シミュレーション有効
電源 環境状態が許容範囲外
環境状態が許容範囲外
デバイスの構成はロック されています
イベント通知オーバーフ ロー
拒否されたキャパシティ
帯域割当待ち
タス (バイト :: ビッ
ト)
3 :: 0
8 :: 0
8 :: 4
8 :: 5
8 :: 7
9 :: 2
12 :: 0
12 :: 2
説明
設定項目は、ソフトウェアアップ デート、プローブタイプ変更また は工場出荷時設定へのリセットに より更新されました。
1 以上のデバイス変数が、強制的 にシミュレーション値およびステ ータスにされています。
供給電圧が特定された範囲から外 れています。
デバイス温度が動作限界より上か 下です。
デバイスが書き込み禁止モードで す。
イベントキューのオーバーフロー によってイベントが記録されてい ない
デバイスが、特定されたバースト メッセージをサポートするのに必 要な通信帯域を獲得できなかっ た。
デバイスがネットワークマネージ ャーに帯域割当を要請して応答を 待っています。
3-6 : 故障アラート
アラートメッセージ デバイスステー
プローブの不調
装置ボード 測定が不調
装置ボード ソフトウェアエラー
20 Emerson.com/Rosemount
タス (バイト :: ビッ
ト)
0 :: 0
0 :: 2
6 :: 3
説明
内部エラーにより、測定が正確に 実施されなかった。
内部エラーにより、測定が正確に 実施されなかった。
装置ボード上のソフトウェアバー ションを読むことができない
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 3-6 : 故障アラート (続き)
アラートメッセージ デバイスステー
不揮発メモリ 欠陥
ウオッチドッグのリセッ ト
実行済み
無線の不具合
タス (バイト :: ビッ
ト)
8 :: 1
8 :: 3
12 :: 4
説明
デバイスが不揮発メモリにアクセ スできなかった。
ウオッチドッグのリセットが実行 されました。
無線モジュールが故障しました; デバイスを修理か交換する必要が あります。
Rosemount 4390 無線送信機は、サポートされたデバイス変数に基づき設 定可能な最大 8 個のユーザー設定可能なアラートをサポートしています。
以下のパラメータは、各ユーザーアラートが必要です:
ユーザーアラートによって監視される Device variable (デバイス変数)
アラートを特定するためのメッセージとして使用される Alert name
(アラート名)
ユーザーはいつでもアラートの Enable (有効) または Disable (無効) を
選択できます。
Trigger point (トリガーポイント) はアラートが開始する値です。
Deadband(不感帯) により、ユーザーがトリガー値を許容範囲に加える
ことができます。
ユーザーは、測定が選択されたトリガーポイントの Below ()
Above () である場合にアラートがアクティブになるかどうか選択す
る必要があります。
3-6 参照。
クイック・スタート・ガイド
21
クイック・スタート・ガイド 2021 4
3-6 : Alert 設定タブ – AMS デバイスマネージャ
22 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
4

物理的設置

本章には、プローブケーブルアセンブリの配線接続、装置のフィールドマ ウンティングおよびパワーモジュール設置を含む Rosemount 4390 無線 送信機の物理的設置についての情報が含まれます。
Rosemount 4390 無線送信機は、メンテナンス、運転および無線信号ルー ティングのためにフレキシブルで利便性の高い配置をもたらす遠隔マウ ンティング用に設計され、壁/ラック上または 2 インチマウンティングポ ール上への装置の設置を可能にする特定のマウンティングブラケットキ ットとともに配送されます。
Rosemount 4390 無線送信機は、 20 m 以下のプローブケーブル長をサポ ートしています。
ケーブル長は、システムの本質的に安全な電気的パラメタにしたがって選 択される必要があります。
4-1 : 典型的な遠隔マウンティング腐食マウンティングシステム
A.
プローブケーブルアセンブリ
B. Rosemount 4390 C.
アクセスシステム
D.
貫入型腐食プローブ
E.
パイプ
/
装置の監視
クイック・スタート・ガイド
無線送信機
23
クイック・スタート・ガイド 2021 4
関連情報
フィールド取付 送信機を接地する 電源モジュールを取り付ける
4.1

プローブケーブル配線接続

Rosemount 4390 無線送信機には、接続箱内にプローブケーブル接続用の 3 個のフィールド端子があります。
端子は J1, J2 および J3 として特定され、各プローブタイプには、異なる 配線スキームが必要になります。プローブを装置端子に接続する場合、ユ
ーザーは、プローブケーブルの適正な配線接続を確保するため、本セクシ ョンの表に従う必要があります。 4-2 参照。
警告
感電により死亡または重傷を負う可能性があります。
リード線および端子に接続する場合は、極力注意してください。
4-2 : プローブケーブル接続用フィールド端子
モデル 4391 および 4392 の端子は、物理的に同じように見えます; しかし ながら、これらは設計上異なり、 センサタイプおよびパラメータを設定す
に指定したプローブタイプのみをサポートしています。
24 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
下表に示された配線カラースキームは、エマソンから提供されている 2 つ のプローブケーブルタイプである標準ケーブルマルチケーブルと 丈夫な ケーブル BFOU(c)を考慮しています。ケーブルモデルが異なればワイヤ ーの色が変わります。様々なケーブルモデルを使用する際に支援をご希 望の場合は、Emerson の担当者にお問い合わせください。
4-1 : 配線スキーム - シングルエレメント ER プローブ
接続箱 (端子 :: ピン)
J1 :: 1 IE+ / ERE1+
J1 :: 2 IE- / ERE1-
J2 :: 1 RefA / ERR1+
J2 :: 2 RefB / ERR1-
J3 :: 1 E1A / ERM1+
J3 :: 2 E1B / ERM1-
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
ピンク 1
2
グレー 2
2
1
1
4-2 : 配線スキーム - LPR プローブ
接続箱 (端子 :: ピン)
J3 :: 3
J3 :: 4
J3 :: 5
J3 :: 6
非接続 なし グレー 2
非接続 なし 2
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
カウンタ / LPR-C ピンク 1
参照 / LPR-R 1
使用-I / LPR-WI 黄色 1
使用-V / LPR-WV 2
丈夫なケーブル
BFOU(c)
丈夫なケーブル
BFOU(c)
4-3 : 配線スキーム - ガルバニプローブ
接続箱 (端子 :: ピン)
J2 :: 4 GALV+
J2 :: 5 GALV-
非接続 なし ピンク 1
非接続 なし 2
非接続 なし グレー 2
クイック・スタート・ガイド
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
黄色 1
1
丈夫なケーブル
BFOU(c)
25
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 4-3 : 配線スキーム - ガルバニプローブ (続き)
接続箱 (端子 :: ピン)
非接続 なし 2
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
丈夫なケーブル
BFOU(c)
4-4 : 配線スキーム - マルチプルエレメント ER サンド/エロージョンプ ローブ
接続箱 (端子 :: ピン)
J1 :: 1 Iret / ERE+
J1 :: 2 I1 / ERE1-
J1 :: 3 I2 / ERE2-
J1 :: 4 I3 / ERE3-
J1 :: 5 I4 / ERE4-
J2 :: 1 RefA / ERR1+
J2 :: 2 RefB / ERR1-
J2 :: 5 E4B / ERM4-
J3 :: 1 E1A / ERM1+
J3 :: 2 E1B / ERM1-
J3 :: 3 E2A / ERM2+
J3 :: 4 E2B / ERM2-
J3 :: 5 E3A / ERM3+
J3 :: 6 E3B / ERM3-
J3 :: 7 E4A / ERM4+
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
1
オレンジ/ 2
オレンジ/ 2
オレンジ/ 3
オレンジ/ 3
8
薄紫 8
ピンク 7
グレー 4
4
5
5
6
6
オレンジ 7
丈夫なケーブル
BFOU(c)
4-5 : 配線スキーム - マルチプルエレメント ER コンバインドプローブ
接続箱 (端子 :: ピン)
J2 :: 1 RefA / ERR1+
J2 :: 2 RefB / ERR1-
J2 :: 3 RefC/ ERR2+
J2 :: 4 RefD / ERR2-
26 Emerson.com/Rosemount
信号名 標準ケーブル
マルチケーブル
8
薄紫 8
オレンジ 7
ピンク 7
丈夫なケーブル
BFOU(c)
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 4-5 : 配線スキーム - マルチプルエレメント ER コンバインドプローブ (続き)
接続箱 (端子 :: ピン)
J2 :: 5 E4B / ERM4-
J1 :: 1 Iret / ERE+
J1 :: 2 I1 / ERE1-
J1 :: 3 I2 / ERE2-
J1 :: 4 I3 / ERE3-
J1 :: 5 I4 / ERE4-
J3 :: 1 E1A / ERM1+
J3 :: 2 E1B / ERM1-
J3 :: 3 E2A / ERM2+
J3 :: 4 E2B / ERM2-
J3 :: 7 E4A / ERM4+
信号名 標準ケーブル
丈夫なケーブル
マルチケーブル
6
1
オレンジ/ 2
オレンジ/ 2
オレンジ/ 3
オレンジ/ 3
グレー 4
4
5
5
6
BFOU(c)
クイック・スタート・ガイド
27
クイック・スタート・ガイド 2021 4
4.2

フィールド取付

Rosemount 4390 無線送信機マウンティングブラケットキットは、シンプ ルで人間工学的な装置の設置を可能にするように設計されています。
4-3 : マウンティングブラケットキットの部品
A.
ねじ
M5x12 (4個)
B.
ロック用割り座金
C.
装置ブラケット
D.
ねじ
M6x12 (4個)
E.
ロック用割り座金
F.
六角ナット
G.
長方形平ワッシャー
H.
バックプレート
I. U-
ボルト
2-
M5 (4個)
(1個)
M6 (4個)
UNC 5/16-18 (4個)
(2個)
(1個)
インチ
UNC 5/16-18 (2個)
マウンティングブラケットキットは、装置を設置するための 2 つの選択肢 をサポートしています:
1. 壁、ラックまたは平坦面上への装置の取付
2. 2-インチ取付ポール上への装置の取付
関連情報
装置ブラケットを組み立てる 壁やラックへのマウンティング 2-インチポールマウンティング 装置ブラケットと背面プレートを取り付ける
28 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
4.2.1

装置ブラケットを組み立てる

手順
Rosemount 4390 無線送信機の背面に装置ブラケットを取付け、4 個の M5x12 ねじで締めつけます。ロック用割り座金 M5 を使用し、組立てが適
正になるようにします。
印字された矢印が上を指すように装置ブラケットをマウントします。こ の指示に従わないと、装置が不適切なマウンティングになります。
4-4 : 装置ブラケットを組み立てる
4.2.2
クイック・スタート・ガイド

壁やラックへのマウンティング

手順
1. 表面が平坦で、剛直で、過度に振動したり動いたりしないことを確 認します。
2. 4 本の UNC 5/16-18 (or M8x1.25) ボルトを使用し、背面プレートを 平らな面にマウントします。
29
クイック・スタート・ガイド 2021 4
印字された矢印が上を指すように装置ブラケットをマウントしま す。この指示に従わないと、装置が不適切なマウンティングになり ます。Emerson は、プロセス環境に耐えうる留め具を用いることを 推奨します。壁やラックへのマウンティングに必要なボルトは、マ ウンティングブラケットキットの部品としては付属していません。
4-5 : 壁やラックへのマウンティング
4.2.3
30 Emerson.com/Rosemount

2-インチポールマウンティング

手順
1. 装置ポールが剛性ベースから少なくとも 305 mm は延びており、 径にして NPS 2 インチ (60.3 mm) 以下であることを確認します。
2. バックプレートをポール表面上にマウントするため、2 個の 2-イン チ UNC 5/16-18 U-ボルトを使用します。 六角ナットを締めてバッ クプレートがポール表面上で動かないことを確認します。 必要な 場合、ポール表面への接着力を増すため、U-ボルトラバー/プラス チック保護カバーを使用します。図 4-6 参照。
印字された矢印が上を指すように装置ブラケットをマウントしま す。この指示に従わないと、装置が不適切なマウンティングになり ます。
2021 4 クイック・スタート・ガイド
4-6 : 2-インチポールマウンティング
4.2.4

装置ブラケットと背面プレートを取り付ける

手順
1. マウントされた背面プレート上に装置ブラケットを位置づけます。 装置ブラケットと背面プレートは、互いに容易に接続するように設 計されています。組み立てが正確であれば、各プレートの上部と右 側の孔は同一円上にあります。
2. 4 個の M6x12 ねじを使用し、装置ブラケットを背面プレートに固 定します。孔が合っていることを確認するため、全ての取付ボルト を締め付け前に挿入しておいてください。 ロック用割り座金 M6 を使用し、組立てが適正になるようにします。 4-7 参照。
印字された矢印が上を指すように装置ブラケットをマウントしま す。この指示に従わないと、装置が不適切なマウンティングになり ます。
クイック・スタート・ガイド
31
クイック・スタート・ガイド 2021 4
4-7 : 装置ブラケットと背面プレートを取り付ける
4.3
4.4
32 Emerson.com/Rosemount

送信機を接地する

送信機は、ハウジングがフロート状態でも接地された状態でも動作しま す; しかしながら、フローティングシステムでのノイズは、多くの読み出 しデバイスに影響を及ぼします。
信号にノイズが多い、または不安定である場合、送信機を一点接地するこ とで問題は解決する場合があります。電子機器の筐体の接地は、国または 地方自治体の設置基準法に準拠して行う必要があります。

電源モジュールを取り付ける

Rosemount 4390 無線送信機が取り付けられたら、電源モジュールを取り 付ける手順に従ってください。
手順
1. 固定ネジを緩めることで拡張カバーの固定を外し、 ネジを外すこ とでカバーを取り外します。
2021 4 クイック・スタート・ガイド
2. Black 電源モジュールを装置パワープラグに取り付けます。Black
電源モジュール 701PBKKF のみが、Rosemount 4390 無線送信機に よってサポートされています。 電源モジュールを設置すると、装置は電源オンし、以前に無線ネッ
トワークに参加するで環境設定されたネットワークに自動接続し
ます。
3. 筐体カバーを閉じて、安全仕様で締めます。金属は金属に触れるが 締め過ぎないように、電子機器ハウジングカバーを取り付けること で常に適切な密封をしてください。拡張カバーには内部バネシス テムがあることで、電源モジュールが電源プラグに押圧されるよう になっています。
4-8 : 電源モジュールを取り付ける
A. Emerson 701P
701PBKKF
B.
拡張カバー
電源モジュールは危険区域で交換される場合があります。
注意
Black 電源モジュールは、20 ft6 m)を超える高さから落とすと 損傷することがあります。
Black 電源モジュールを取り扱う場合にはご注意ください。
クイック・スタート・ガイド
スマート電源モジュール
– Black
、モデル
33
クイック・スタート・ガイド 2021 4
警告
電池が放電しても電池の危険は残っています。
交換しようとしている電池を取り扱う際はご注意ください。
34 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
5
5.1
5.2

運用と保守

正常に機能している

一旦設置して環境設定すると、Rosemount 4390 無線送信機は特別な動作 指示や較正を必要としません。装置の手動較正も必要ありません。電子 機器にはオンライン較正アルゴリズムが組み込まれています。
関連情報
トラブルシュート スペア部品

電源モジュールの交換

電源モジュールの寿命は、用途、プローブの種類、サンプリングレートお よび環境・ネットワーク条件に直接関連付けられています。
適正な環境設定により、Black 電源モジュールの寿命は、最長 10 年まで延 ばすことができます。 詳細については、 Emerson.com/Power-Module-Life-
Estimator を参照してください。
Emerson は、バッテリー電圧が 5.5 ボルト未満になったら電源モジュール
の交換を推奨しています。
電源モジュールの交換が必要な場合、電源モジュールを取り付けるの指示 にしたがってください。
電源モジュールを交換したら、 AMS デバイスマネージャまたは AMS Trex デバイスコミュニケータを用いた電源モジュール寿命予測をリセットし てください。
クイック・スタート・ガイド
35
クイック・スタート・ガイド 2021 4
5-1 : 電源モジュール寿命予測のリセット – AMS デバイスマネージャ
他のバッテリーと同様に、使用済みバッテリーを適切に管理するには、現 地の環境規則および規制を参照する必要があります。特定の要件がない 場合は、資格のあるリサイクル業者によるリサイクルが推奨されます。バ ッテリー固有の情報については、材料の安全データシートを参照してくだ さい。
5.3
5.3.1
36 Emerson.com/Rosemount

トラブルシュート

以下のセクションでは、よくある動作上の問題に関するメンテナンスとト ラブルシューティング提案の概要を提供しています。
フィールドコミュニケータのディスプレイ上に診断メッセージがないに もかかわらず故障が疑われる場合、送信機ハードウェアと処理接続とが正 常に動作しているか確認するため、ここに記載された手順にしたがってく ださい。常に最も可能性が高いチェックポイントを最初にあたってくだ さい。
推奨されるアクションを適用した後も状況が変わらない場合、サービスセ ンターにお問い合わせください。

トラブルシューティング – デバイス変数

無効な測定
装置ボードは常に ON です
デバイス変数シミュレーションがアクティブ
2021 4 クイック・スタート・ガイド
電源供給状態が許容範囲外
環境状態が許容範囲外
ロックされたデバイス環境設定
無線の不具合
プローブの不調
装置ボード測定の不具合
装置ボードソフトウェアエラー
不揮発メモリ欠陥
プローブ寿命が 0%に達した
無効な測定
アラート
測定が無効
推奨されるアクション
1. 装置のソフトウェアバージョンと電源ボードを確認します。
2. デバイスをリセットします。
装置ボードは常に ON です
アラート
装置ボードが常に ON
原因
装置ボードがパワーセーブを無視するように設定されています。設定は、 ソフトウェアアップデートのみを目的としています。
推奨されるアクション
デバイスをリセットします。装置ボードが正常動作中に"always-on
(常にオン)"に設定されないようにする必要があります。
デバイス変数シミュレーションがアクティブ
アラート
デバイス変数シミュレーションがアクティブ
原因
1 以上のデバイス変数が、強制的にシミュレーション値およびステータス にされています。
クイック・スタート・ガイド
37
クイック・スタート・ガイド 2021 4
推奨されるアクション
1. シミュレーションが既に必要なくなっていることを確認しま す。
2. 全てのシミュレート値を無効化します。
3. デバイスをリセットします。
電源供給状態が許容範囲外
アラート
電源供給状態が許容範囲外
原因
供給電圧が特定された範囲から外れています。
推奨されるアクション
パワーモジュールを確認し、必要に応じて交換してください。
環境状態が許容範囲外
アラート
環境状態が許容範囲外
原因
デバイス温度が動作限界より上回っているまたは下回っています。
推奨されるアクション
1. 環境温度が送信機の範囲内であることを確認します。
2. 許容限度を超える過剰な熱や冷気からデバイスを保護します。
3. デバイスをリセットします。
ロックされたデバイス環境設定
アラート
デバイスの構成はロックされています
原因
デバイスが書き込み禁止モードです。
推奨されるアクション
Service Tools (サービスツール) → Maintenance (メンテナンス)にあ る書き込み禁止チェックボックスを確認してください。
38 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
無線の不具合
アラート
無線の不具合
原因
無線機が故障を検出したか、通信を停止しました。
推奨されるアクション
デバイスをリセットします。
プローブの不調
アラート
プローブの不調
原因
選択したプローブタイプで測定値が一貫性していない。
推奨されるアクション
1. 正しいプローブタイプが設定されていることを確認して測定 を実施します。
2. プローブ配線と接続を確認して測定を実施します。
3. デバイスをリセットします。
4. プローブとプローブケーブルに欠陥がないか検査し、必要であ
れば交換します。
装置ボード測定の不具合
アラート
装置ボード測定の不具合
原因
内部エラーにより、測定が正確に実施されなかった。
推奨されるアクション
デバイスをリセットします。
装置ボードソフトウェアエラー
アラート
装置ボードソフトウェアエラー
原因
装置ボード上のソフトウェアバーションを読むことができない。
クイック・スタート・ガイド
39
クイック・スタート・ガイド 2021 4
推奨されるアクション
1. 装置ボード上のファームウェアバージョンが正しいことを確 認します。
2. デバイスをリセットし、新たに測定を実施します。
不揮発メモリ欠陥
アラート
不揮発メモリ欠陥
原因
デバイスが不揮発メモリにアクセスできなかった。
推奨されるアクション
1. アラートを確認します。
2. デバイスをリセットします。
3. デバイスの全ての環境設定項目を再確認します。
プローブ寿命が 0%に達した
アラート
プローブ寿命が 0%に達した
原因
プローブが耐用寿命に達し、交換が必要です。
推奨されるアクション
1. プローブ配線と接続を確認し、測定を実施します。
2. プローブを検査し、必要に応じて交換します。
5.3.2

トラブルシューティング無線ネットワーク

ネットワークに参加していないデバイス
イベント通知オーバーフロー
拒否されたキャパシティ
帯域割当待ち
ネットワークに参加していないデバイス
アラート
ネットワークに参加していないデバイス
40 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
原因
測定が無効化されています。
推奨されるアクション
1. ネットワーク ID と参加キーを確認します。
2. ネットワークがアクティブなネットワークアドバタイズにあ
ることを確認します。
3. 長めに待ちます (30 )
4. 電源モジュールをチェックします。
5. デバイスが少なくとも 1 つのその他のデバイスの範囲内にあ
ることを確認します。
6. デバイスの電源スイッチを切ってすぐに入れなおし再びトラ イします。
イベント通知オーバーフロー
アラート
イベント通知オーバーフロー
原因
イベントキューのオーバーフローによってイベントが記録されていない。
推奨されるアクション
アクティブなイベントを確認する。
拒否されたキャパシティ
アラート
拒否されたキャパシティ
原因
デバイスが、特定されたバーストメッセージをサポートするのに必要な通 信帯域を獲得できなかった。
推奨されるアクション
1. 送信機の更新レートを減らします。
2. 無線ポイントを増やして通信経路を増やします。
3. 少なくとも 1 時間デバイスがオンラインであることを確認し
ます。
4. デバイスが「制限された」ルーチングノードを経由してルーチ ングされていないことを確認します。
5. 無線ゲートウェイを追加して新しいネットワークを作成しま す。
クイック・スタート・ガイド
41
クイック・スタート・ガイド 2021 4
帯域割当待ち
アラート
帯域割当待ち
原因
デバイスがネットワークマネージャーに帯域割当を要請して応答を待っ ています
推奨されるアクション
1. 送信機の更新レートを減らします。
2. 無線ポイントを増やして通信経路を増やします。
3. 少なくとも 1 時間デバイスがオンラインであることを確認し
ます。
4. デバイスが「制限された」ルーチングノードを経由してルーチ ングされていないことを確認します。
5. 無線ゲートウェイを追加して新しいネットワークを作成しま す。
42 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
5.4

スペア部品

本セクションは、Rosemount 4390 無線送信機に使用可能な全てのスペア パーツを掲載しています。
5-2 : スペアパーツの概要
スペアパーツ番号に関しては、 5-1 参照。
5-1 : スペア部品リスト
スペアパーツ
ROXA20085693 A 1
ROXA20064359 B 1
ROXA20064360
クイック・スタート・ガイド
Pos
B 1
数量説明
接続箱カバー
ケーブルグランドキット、 M20x1.5、ニッケルメ ッキした真鍮 – オプション 2
(12.5 20.5mm OD / 8.4 14.3mm ID)
ケーブルグランドキット、 M25x1.5、ニッケルメ ッキした真鍮 – オプション 3
(16.9 26mm OD / 11.1 19.7mm ID)
(1)
43
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 5-1 : スペア部品リスト (続き)
スペアパーツ
ROXA20064367 B 1
ROXA20064368
ROXA20064371
ROXA20064364
ROXA20064365
ROXA20064363
ROXA20064369
ROXA20064370
ROXA20064372
ROXA20066001
ROXA20085692 D 1
ROXA20085669 E 1
Pos
B 1
B 1
B 1
B 1
B 1
B 1
B 1
B 1
C 1
E 1
F 1
J 1
数量説明
ケーブルグランドキット、 ½ インチ-14 NPT、ニ ッケルメッキした真鍮 – オプション 1
(5.5 12mm OD / 3.5 8.1mm ID)
ケーブルグランドキット、 ½ インチ-14 NPT、ニ ッケルメッキした真鍮 – オプション 2
(12.5 20.5mm OD / 8.4 14.3mm ID)
ケーブルグランドキット、 ¾ インチ-14 NPT、ニ ッケルメッキした真鍮 – オプション 3
(16.9 26mm OD / 11.1 19.7mm ID)
ケーブルグランドキット、 M20x1.5、ステンレス スチール– オプション 1
(5.5 12mm OD / 3.5 8.1mm ID)
ケーブルグランドキット、 M20x1.5、ステンレス スチール– オプション 2
(12.5 20.5mm OD / 8.4 14.3mm ID)
ケーブルグランドキット、 M25x1.5、ステンレス スチール– オプション 3
(16.9 26mm OD / 11.1 19.7mm ID)
ケーブルグランドキット、 ½ インチ-14 NPT、ス テンレススチール– オプション 1
(5.5 12mm OD / 3.5 8.1mm ID)
ケーブルグランドキット、 ½ インチ-14 NPT、ス テンレススチール– オプション 2
(12.5 20.5mm OD / 8.4 14.3mm ID)
ケーブルグランドキット、 ¾ インチ-14 NPT、ス テンレススチール– オプション 3
(16.9 26mm OD / 11.1 19.7mm ID)
電子機器スタックアセンブリ
電子機器カバー
O-リング 100 x 2.65 mmBuna-N 70
O-リング 100 x 2.65 mmBuna-N 70
O-リング 112 x 2.65 mmBuna-N 70
O-リング 3¼ インチ x インチ、Buna-N 70
44 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 5-1 : スペア部品リスト (続き)
スペアパーツ
ROXA20085691 F 1
ROXA20085683 H 2
ROXA20085693 J 1
(1)
接続箱カバーは、固定用ねじと同梱配送されます。
Pos
G 1
I 2
数量説明
O-リング 112 x 2.65 mmBuna-N 70
電源モジュール拡張カバーアセンブリ
カバー保持クランプ
ねじ M4x16
O-リング 3¼ インチ x インチ、Buna-N 70
クイック・スタート・ガイド
45
クイック・スタート・ガイド 2021 4
6
6.1
6.2
6.2.1
6.2.2
6.2.3

参照データ

注文情報

現在の Rosemount 4390 無線送信機の注文情報と関連文書を確認するに は製品ウェブサイトを参照してください。製品データシート、一般的な配 置図およびその他関連文書は Emerson.com/4390 にある Documents & Drawings (文書と図面) セクションで入手可能です。
関連情報
物理仕様 性能仕様 トランスミッタの寸法

機能的仕様

入力

Rosemount 4390 無線送信機は、電気抵抗(ER)、線形分極抵抗 (LPR) および ガルバニプローブをサポートしています。詳細については、 センサタイプ
およびパラメータを設定するを参照してください。

無線出力

IEC 62591 (無線HART) 2.4 GHz DSSS

アンテナから出力される高周波電力

外部アンテナ: 最高 16 mW (12 dBm) 等価等方放射電力。
拡張レンジ、外部アンテナ: 最高 28 mW (14.5 dBm) 等価等方放射電力。
6.2.4
6.2.5
6.3
6.3.1
46 Emerson.com/Rosemount

湿度限界

0-95 % 相対湿度

無線更新レート

1 秒から 60 分の範囲でユーザーが選択可能。

物理仕様

電源モジュール

エマソンスマート電源モジュール - ブラックは、電源モジュールは現場で 交換可能であり、接続部にキーを採用することで、誤って取り付けること を防止しています。
2021 4 クイック・スタート・ガイド
本電源モジュールは本質的に安全なソリューションであり、ポリブタジエ ンテレフタレート(PBT)製のエンクロージャを使用して、塩化チオニル リチウムを収容しています。
6.3.2
6.3.3
6.3.4
6.3.5
6.3.6

プローブ端子接続

プローブ端子台は、プローブ接続ボードに永久的に固定されています。端 子にはプラグインタイプのコネクタが含まれます。

フィールドコミュニケータ端子接続

COMM と表されている端子台に永久的に固定されたクリップ。

接続箱コンジットエントリー

M20x1.5、 ½ インチ -14 NPT または ¾ インチ -14 NPT。

構造物の素材

ハウジング:低銅含量アルミニウム合金
塗装: ポリウレタン (Rosemount ブルーカラー)
カバー O-リング: Buna-N 70
コンジットプラグ: ステンレス鋼
端子: ポリブタジエンテレフタレート (PTB) および ポリカーボネート
(PC)
アンテナ:PBT/PC 一体型無指向性アンテナ
マウンティングブラケットキット: ステンレス鋼

重量

推定重量 10.14 lb (5 kg)
6.3.7
6.3.8
クイック・スタート・ガイド

エンクロージャ等級

IP66

取り付け

Rosemount 4390 無線送信機は、遠隔マウンティング用に設計され、壁、 ラックまたは配管取付環境に取り付けることができます。詳細について は、 フィールド取付を参照してください。
47
クイック・スタート・ガイド 2021 4
6.4
6.4.1
6.4.2
6.4.3

性能仕様

電磁互換性 (EMC

Rosemount 4390 の腐食/エロージョン無線送信機シリーズの全モデル は、EN61326-1:2013 の全ての産業環境要件を充足します。

振動の影響

IEC 60068-2-6 の要件(持続掃引、5 ~ 2000 Hz、1.0 g で 50 回掃引サイク ル)にしたがってテストした際にワイヤレス出力は影響を受けません。
温度制限
操作制限 保管制限
-40 °C 70 °C -40 °C 70 °C
-40 °C 70 °C -40 °C 70 °C

装置解像度

24-ビット (プローブエレメント厚さの 0.06 ppm)
48 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
6.5

トランスミッタの寸法

6-1 : Rosemount 4390 トランスミッタの寸法
A.
プローブケーブルグランド(オプション)
B.
接地つまみ
C. 2.4 Ghz
D.
E.
F. 2.4 Ghz G. H.
外部アンテナ 電源モジュール延長カバー 電子系統カバー
拡張範囲、外部アンテナ 取付ブラケットキット プローブ接続用の端子箱
クイック・スタート・ガイド
49
クイック・スタート・ガイド 2021 4
7
7.1
7.2
7.3

製品仕様

Rosemount 4390 無線送信機ハードウェアレビジョン: 改訂 0.1
関連情報
Ex 承認 – 安全性パラメータ 欧州 海外

欧州指令情報

EU 適合宣言書の写しは本ガイドの最後に記載されています。 EU 適合宣 言書の最新版は Emerson.com/Rosemount でご確認いただけます。

電気通信コンプライアンス

ワイヤレスデバイスはすべて、確実に RF スペクトラムの使用に関する規 制 を遵守しなければならない。ほぼ全ての国でこのような製品 認証が必 要です。
Emerson は、世界中の政府機関と協力して、完全に準拠した 製品を供給 し、国の指令やワイヤレスデバイスの 使用に関する法律に違反するリスク を排除しています。

FCCIC

本機器は FCC 規則のパート 15 に適合します。操作は次を条件としてい る: このデバイスは、有害な干渉を引き起こす可能性があります。本機器 は、あらゆる受信した干渉を受容する必要があり、それには望ましくない 動作を引き起こす可能性のある干渉も含みます。本機器は、すべての人と アンテナとの分離距離が 20 cm 以上になるように設置しなければなりま せん。
7.4
50 Emerson.com/Rosemount

Ex 承認 – 安全性パラメータ

下表は、ER ポート (表 7-1)LPR ポート (表 7-2)、ガルバニポート (表 7-3)、 および、HART サービスポート (表 7-4)の安全性パラメータを提供していま す。
7-1 : Ex 安全性パラメータ - ER ポート
安全パラメータ グループ IIB グループ IIC
最大出力電圧
最大出力電流
最大出力電力
Uo: 5.9V Uo: 5.9V
lo: 1.697A lo: 1.697A
Po: 0.83W Po: 0.83W
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 7-1 : Ex 安全性パラメータ - ER ポート (続き)
安全パラメータ グループ IIB グループ IIC
最大外部容量
最大外部誘導
ケーブルの最大 Lo/Ro
Co: 9µF Co: 82nF
Lo: 49.36µH Lo: 12.34µH
56.80 µH/Ω
最大 14.20µH/Ω
7-2 : Ex 安全性パラメータ - LPR ポート
安全パラメータ グループ IIB グループ IIC
最大出力電圧
最大出力電流
最大出力電力
最大外部容量
最大外部誘導
ケーブルの最大 Lo/Ro 最大 408µH/Ω 最大 102µH/Ω
Uo: 5.9V Uo: 5.9V
lo: 0.235A lo: 0.235A
Po: 0.309W Po: 0.309W
Co: 9µF Co: 210nF
Lo: 2.56mH Lo: 0.64mH
7-3 : Ex 安全性パラメータ - ガルバニポート
安全パラメータ グループ IIB グループ IIC
最大出力電圧
最大出力電流
最大出力電力
最大外部容量
最大外部誘導
ケーブルの最大 Lo/Ro 最大 532µH/Ω 最大 133µH/Ω
Uo: 5.9V Uo: 5.9V
lo: 0.180A lo: 0.180A
Po: 0.244W Po: 0.244W
Co: 9µF Co: 230nF
LO: 4.36mH Lo: 1.09mH
7-4 : Ex 安全性パラメータ - HART サービスポート
安全パラメータ グループ IIC
最大出力電圧
最大出力電流
最大出力電力
最大外部容量
最大外部誘導
ケーブルの最大 Lo/Ro 最大 1.9mH/Ω
クイック・スタート・ガイド
Uo: 5.9V
lo: 12.64mA
Po: 18.65mW
Co: 420nF
Lo: 223mH
51
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 7-4 : Ex 安全性パラメータ - HART サービスポート (続き)
安全パラメータ グループ IIC
最大入力電圧
最大入力電流
最大入力電力
最大内部容量
最大内部誘導 Li: 無視しうる
Ui: 1.9V
Ii: 32µA
Pi: 61µW
Ci: 1µF
送信機は、701PBKKF スマート電源モジュール - ブラックを使用する場合 のみ電源供給できます。全ての電子機器は、筐体から隔離されています (ボード、バッテリー、アンテナ等)。金属ボディと回路との間の 500V テ ストに耐える必要があります。
7.5
7.5.1

欧州

I1 ATEX 本質的安全

7-5 : I1 – ATEX 本質的安全性
規格 EN IEC 60079-0:2018 および EN
マーキング製造者のタイプの特定 Rosemount 4390 腐食/エロージョン無線
製造者の名前と住所
認定書
Ex marking
周囲温度
警告
60079-11:2012
送信機シリーズ
Roxar Flow Measurements AS Gamle Forusveien 17, Stavanger, Norway
Presafe 20 ATEX 79679X
II 1 G Ex ia IIC T4 Ga
-40°C ≤ Ta ≤ 70°C
警告
701PBKKF スマート電源モジュール - Black
との使用のためには、バッテリー交換に関 するマニュアルを参照します。
電気ショックから身を守るため、静電放電 を使用します。
52 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
表 7-5 : I1 – ATEX 本質的安全性 (続き)
安全使用のための特定の条件 (x)
- 外部接続が、本認証と製造者の取付マニュアルに記載されたパラメータに準拠 したパラメータを有する本質的に安全な回路に接続される必要があります。
- 本製品 – Rosemount 4390 腐食/エロージョン無線送信機シリーズ – は、以下の バッテリーパックモデル 701PBKKF スマート電源モジュール - Black で承認され ています。
- 上述のバッテリーパックモデルのプラスチック筐体は、静電着火のリスクがあ りますので、取り扱い時はご注意ください。
- プラスチックアンテナと塗装筐体は、静電着火の危険がありますので、乾いた 布で擦ったり清掃したりしないでください。
- 装置の筐体は 100% アルミニウム製で、着火危険の原因になる衝撃や摩擦は避け てください。
- 単純な装置にのみ接続したプローブ出力 (パッシブ回路)。その他全ての端子は、 IS 入力パラメータに準拠した IS 定格装置にのみ接続されます。
- 別々の IECEx / ATEX 認証 IP66 ケーブルグランドまたはプラグを使用してくださ
い。
7.6
7.6.1

海外

I7 IECEx 本質的安全

7-6 : ATEX 本質的安全
規格 IEC 60079-0:2017 Edition 7.0 および IEC
マーキング製造者のタイプの特定 Rosemount 4390 腐食/エロージョン無線
製造者の名前と住所
認定書
Ex marking Ex ia IIC T4 Ga,
周囲温度
警告
60079-11: 2011 Edition 6.0
送信機シリーズ
Roxar Flow Measurements AS Gamle Forusveien 17, Stavanger, Norway
IECEx PRE 20.0096X
-40°C ≤ Ta ≤ 70°C
警告
701PBKKF スマート電源モジュール - Black
との使用のためには、バッテリー交換に関 するマニュアルを参照します。
電気ショックから身を守るため、静電放電 を使用します。
クイック・スタート・ガイド
53
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 7-6 : ATEX 本質的安全 (続き)
安全使用のための特定の条件 (x)
- 外部接続が、本認証と製造者の取付マニュアルに記載されたパラメータに準拠 したパラメータを有する本質的に安全な回路に接続される必要があります。
- 本製品 – Rosemount 4390 腐食/エロージョン無線送信機シリーズ – は、以下の バッテリーパックモデル 701PBKKF スマート電源モジュール - Black で承認され ています。
- 上述のバッテリーパックモデルのプラスチック筐体は、静電着火のリスクがあ りますので、取り扱い時はご注意ください。
- プラスチックアンテナと塗装筐体は、静電着火の危険がありますので、乾いた 布で擦ったり清掃したりしないでください。
- 装置の筐体は 100% アルミニウム製で、着火危険の原因になる衝撃や摩擦は避け てください。
- 単純な装置にのみ接続したプローブ出力 (パッシブ回路)。その他全ての端子は、 IS 入力パラメータに準拠した IS 定格装置にのみ接続されます。
- 別々の IECEx / ATEX 認証 IP66 ケーブルグランドまたはプラグを使用してくださ
い。
54 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
A
適合宣言
クイック・スタート・ガイド
55
クイック・スタート・ガイド 2021 4
56 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
B
デバイス変数インデックス番号のマッピング
ホストシステムにデバイスを組み込むには、各デバイス変数が何を表して いるのかや、各変数にどのようなインデックス番号が割り当てられるのか を知る必要があります。変数インデックス番号は、フィールドデバイスで サポートされる各変数を一意に特定するために使用される任意の数です。
B-1 そして B-2Rosemount 4390 無線送信機にデバイス変数と変数マ
ッピングインデックスを表示します。
B-1 : デバイス変数インデックス
デバイス変数 インデックス ノート
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
金属ロス 1 マルチプル ER プローブに使用
金属ロス 2
金属ロス 3
金属ロス 4
エレメント 1
エレメント 1 の参照
エレメント 2
エレメント 2 の参照
エレメント 3
エレメント 3 の参照
エレメント 4
エレメント 4 の参照
ボードの温度 電子機器温度
プローブ寿命 ER プローブにのみ適用可能
ガルバニ電流 ガルバニプローブに使用
金属ロス平均 多端子 ER プローブに使用
腐食速度 LPR プローブに使用
LPR 電流
LPR 電圧
金属ロス ER マルチプル ER プローブとシン
ER エレメント
ER エレメントの参照
グル ER プローブに使用使用
クイック・スタート・ガイド
57
クイック・スタート・ガイド 2021 4
表 B-1 : デバイス変数インデックス (続き)
デバイス変数 インデックス ノート
242
243
バッテリー電圧 なし
バッテリー寿命 なし
B-2 : デバイス変数マッピングインデックス
デバイス変数 インデックス
PV
SV
TV
QV
多端子 ER プローブの金属ロス平均 シングル ER プローブの金属ロス LPR プローブの腐食率 ガルバニプローブのガルバニ電流
ボードの温度
バッテリー電圧
ER プローブのみのプローブ寿命
58 Emerson.com/Rosemount
2021 4 クイック・スタート・ガイド
クイック・スタート・ガイド
59
*00825-0104-4393*
クイック・スタート・ガイド
00825-0104-4393, Rev. AA
2021 4
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