Roland V-SYNTH XT User Manual [ja]

取扱説明書
V-Synth XT にはローランド「V-Card」シリーズのソフ トウエア、VC-1 と VC-2 がプリインストールされてい ます。電源を入れ直すことなくスイッチひとつで機能を 切り替え、V-Synth XT を全く異なる製品として使用す ることも可能です。
VC-1「D-50」を使うと、V-Synth XT を Roland D-50
(1987 年発表の歴史的デジタル・シンセサイザー)相
当の音源モジュールに変身させることができます。プリ セット・パッチをはじめ、全ての機能が当時のままに再 現され、最新の安定したハードウエアで D-50 独特のサ ウンドが得られます。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)
の登録商標です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
03897745 ’05-3-2N
 2005 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
目次
はじめに.................................................................................................................6
各部の名称と働き........................................................................................8
音を鳴らしてみよう ..................................................................................11
電源を入れる .........................................................................................................................11
パッチを切り替えていろいろな音を鳴らす ................................................................... 12
いろいろな情報を確認する ................................................................................................ 14
ビープ音を鳴らす/鳴らさない ........................................................................................ 14
音にいろいろな効果をかける....................................................................15
コントローラーにパラメーターを割り当てる ............................................................... 16
パッチ・ファクターの設定のしかた................................................................................ 19
作ったパッチを保存する...........................................................................26
パッチに名前を付ける......................................................................................................... 26
パッチを保存する................................................................................................................. 27
製品出荷時の設定に戻す..................................................................................................... 28
D-50/550 とパッチをやり取りする...........................................................29
D-50 → V C-1 へパッチを転送する.................................................................................. 29
VC-1 → D-50/550 へパッチを転送する ........................................................................ 33
リバーブ・タイプをコピーする ........................................................................................ 35
VC-1 の内部構成 .......................................................................................37
メモリーの構造 ..................................................................................................................... 37
音作りの基本的な考えかた ................................................................................................ 38
トーン・パラメーターの構成 ............................................................................................ 41
パッチを作る.............................................................................................43
パッチの作りかた................................................................................................................. 43
エディットに便利な機能..................................................................................................... 44
トーン・パラメーターの働き....................................................................50
コモン・パラメーター......................................................................................................... 50
パーシャル・パラメーター ................................................................................................ 56
4
VC-1 全体の設定をする.............................................................................71
システム機能の設定のしかた ............................................................................................ 71
システム機能の設定を初期化する.................................................................................... 75
キー・モードの変化.............................................................................................76
サウンド・リスト ................................................................................................78
プリセット・パッチ................................................................................................................................................... 78
パッチ・ファクター................................................................................................................................................... 81
トーン・パラメーター............................................................................................................................................... 82
システム・パラメーター........................................................................................................................................... 85
ウェーブフォーム ....................................................................................................................................................... 86
MIDI インプリメンテーション.............................................................................88
主な仕様...............................................................................................................97
索引......................................................................................................................98
目次
5

はじめに

主な特長
D-50 の音色をパーフェクト・シミュレーション!
fig.01-01
Fantasia Digital Native Dance といった有名なプリセット音色 をはじめ、オリジナル D-50 のプリセット・パッチ 64 個をすべて 搭載しています。また、D-50/550 サウンド・ライブラリー: PN-D50-01 〜 04 のパッチ(計 256 個) も収録しました。MIDI バルク・ダンプにも対応していますから、お使いの D-50 であな た自身が作り上げたオリジナル音色も、そっくりそのまま VC-1 で 鳴らすことができます。もちろん、音源アルゴリズムからパラメー ターの動作に至るまで、D-50 の音色をパーフェクト・シミュレー ション! 微妙な演奏ニュアンスをも再現しています。
さらに、オリジナル D-50 では技術的に搭載できなかった大容量 ウェーブ(28 種類)と、それらを使ったパッチ(64 個)も新規 追加収録しました(P.86)。
エディットもパフォーマンスもオリジナルを凌駕!
充実したエディットつまみには、あらゆる音源パラメーターを割り当てることができます。タッチパネル でのパラメーター・エディットにも対応していますから、頭に浮かんだイメージを一瞬で音色に反映でき ます。音作りの楽しみもパフォーマンス・プレイの醍醐味も、オリジナル D-50 をはるかに凌駕しています。
プロ・スペックで甦るレガシー・シンセサイザー!
内部処理を最新技術でリメイクしたことにより、押鍵から発音までの応答速度やダイナミックレンジが飛 躍的に向上しました。サウンドの出口として V-Synth XT のハードウェアを使うことで、デジタル出力
(オプティカル/コアキシャル)にも対応。最先端レコーディング環境にも十分マッチするプロ・スペッ
のレガシー・シンセサイザーを実現しています。
6
デジタル・シンセサイザー:D-50 とは ?
D-50 は、1987 年に発売された、ローランド初のフル・デジタル・シンセサイザーです。PCM
方式と減算方式を融合させた LA 方式(Linear Arithmetic Synthesis)の音源を搭載し、それ までの想像を超える新しいサウンドを数え切れないほど生み出してきました。デジタル・シ ンセサイザーの基礎を築いた、ローランドが誇る歴史的名機のひとつです。
D-550 は、D-50 のパワフルなシンセサイザー・エンジンを 2U ラック・サイズに凝縮し、同 じく 1987 年に発売されました。
fig.01-04
はじめに
誕生から 15 年以上が過ぎた現在でも、世界中のクリエイターのもとで、D-50/550 は使われ 続けています。たくさんのオリジナル・パッチをストックしているサウンド・デザイナーも 多いことでしょう。しかし、やがて鍵盤やボタンは老朽化していきます。D-50/550 のサウ ンドを耳にできなくなってしまう日が、いつかは訪れてしまうかもしれません。
シンセサイザーの新たな可能性に挑戦するため、ローランドは技術革新を重ねてきました。同 時に、あなたの大切な財産である D-50/550 とオリジナル音色も、ずっと安心して使い続け てほしいと願っています。老朽化の憂いを払拭するのはもちろんのこと、オリジナルを越え るポテンシャルをも新提案するのが、V-Synth XTをD-50/550 に変身させる VC-1なのです。
いままで考えられなかった D-50/550 の魅力にも、きっと気づいていただけるでしょう。も し、これまで D-50/550 に触れたことがなかったのなら、その歴史的サウンドをぜひお試し ください。
7

各部の名称と働き

VC-1 を使うときには、V-Synth XT パネルのボタンやツマミは、VC-1 専用の動作をします。VC-1 と組 み合わせたときの各部の名称と働きを説明します。V-Synth XT 取扱説明書の『各部の名称とはたらき』 と合わせてお読みください。
フロント・パネル
fig.02-01(FrontPanel1 〜 8)
1
2
3
9
4
5
1
VOLUME(ボリューム)つまみ
MAIN OUT ジャックと PHONES ジャックから出力される全体の音量を調節します(P.11)。
2
V- CARD(V カード)ボタン
「VC-1」を起動します(P.11 )。また、V-CARD シリーズのソフト ウェア「VC-1」、「VC-2」と、「V-
Synth」を切り替えます。
3
PREVIEW(プレビュー)ボタン
カレントのパッチを試聴(プレビュー)することができます。
4
USB コネクター
USB のコネクターです。お使いのコンピューターと接続して、MIDI メッセージを送受信します。
※ VC-1 では USB オーディオ機能と USB ストレージ機能は動作しません。VC-1 のデータをコンピュー
ターにバックアップする場合は、「V-Synth XT 取扱説明書」の『USB を使ってコンピューターと接続 する(USB モード)』の手順でバックアップしてください。
5
PHONES(フォーンズ)ジャック
ヘッドホン(別売)を接続します(P.11)。
6 7
8
10
POWER
11
8
6
NUMBER KEY(ナンバー・キー)
パッチを切り替えます(P.12)。
表示 機能
[NUMBER](1 〜 8) パッチを選びます。 [BANK-]、[BANK+] パッチ・バンクを切り替えます。
7
LCD CONTRAST(コントラスト)つまみ
ディスプレイ表示の濃さを調節します。
8
ディスプレイ
操作に応じていろいろな情報を表示します。
※ この説明書では、画面を使用して機能説明をしていますが、製品出荷時の設定(音色名やパラメー
ター名など)と、本文中の画面表示は一致していないことがあります。あらかじめご了承ください。
9
E1 〜 E8 つまみ
D-50 のさまざまな機能を割り当てて、音色をリアルタイムに変化させます(P.16)。
10
ボタン群
表示 機能
VALUE ダイヤル
[DEC/-][INC/+]
[][][][]カーソル位置を上下左右に移動します(P.44)。 [MODE] モード・メニュー・ウィンドウを開きます。
[SHIFT] 他のボタンと組み合わせて、いろいろな機能を実行します。
[EXIT]
設定値を変更します。[SHIFT]を押しながら VALUE ダイヤル を回すと、値が大きく変わります(P.44)。
値を変更します。片方のボタンを押しながら、もう一方のボタン を押すと値が速く変わります。[SHIFT]を押しながらこのボタ ンを押すと、値の変化が大きくなります(P.44)。
PATCH TOP 画面に戻ったり、開いているウィンドウを閉じま す。画面によっては実行中の機能を中断します。
各部の名称と働き
11
POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフします(P.11)。
オン オフ
9
各部の名称と働き
リア・パネル
12
AC インレット
付属の電源コードの差し込み口です。
13
DIGITAL AUDIO INTERFACE(デジタル・オーディオ・インターフェース)コネクター
デジタル・オーディオ信号(ステレオ)を出力します。IEC60958 に準拠しています。出力される信号は、 MAIN OUT ジャックから出力される信号と同じになります。
※ IEC60958 は、デジタル・インターフェースのフォーマットのひとつです。民生用のデジタル・オー
ディオ機器に使われています。
14
MIDI コネクター(IN、OUT、THRU)
外部 MIDI 機器を接続します。接続には MIDI ケーブル(別売)を使います。
表示 機能 IN(イン) 外部機器から MIDI メッセージを受信します。
OUT(アウト) 外部機器へ MIDI メッセージを送信します。
12 13 14 15
10
15
MAIN OUT(メイン・アウト)ジャック(L(MONO)、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します。モノで出力するときには L 側に接続します
(P.11)。

音を鳴らしてみよう

電源を入れる

他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞っ た状態で電源を切ってください。
fig.03-01j(ConnectionImage)
すべての機器の電源がオフになっていることを確認します。
1.
V-Synth XT とアンプやスピーカーを接続します。
2.
V-Synth XT の POWER スイッチをオンにします。
3.
アンプやスピーカーの電源をオンにします。
4.
5.
V-Synth XT が起動したら、[V-CARD]ボタンを押して表示され る画面から、「D-50」(VC-1)をタッチします。VC-1 の起動画
面が表示されます。
モニター
スピーカー
ミキサー
など
パワー・アンプ
※ [V-CARD]ボタンは、PATCH PLAY 画面(V-Synth System)または TOP 画面(VC-1、VC-2)での
み動作します。その他の画面で[V-CARD]ボタンを押しても反応しません。
※ 電源投入時は最後に起動した V-Card が起動します。
6.
VC-1 が起動すると、このような画面が表示されます。ディスプレイには選んだパッチの設定が表示され ています。
fig.03-02j(Card&LCDdefault)
パッチ・ナンバー
キー・モード スプリット・ポイント
パッチ・ネーム トーン・ネーム
トーンの音量バランス
11
音を鳴らしてみよう

パッチを切り替えていろいろな音を鳴らす

VC-1 にはあらかじめ多くの音色が内蔵されています。その中で、通常の演奏に使う 1 つの音色をパッチ と呼びます。パッチは、パッチ・バンク(Pre1 〜 6、Int1 〜 8)、バンク(1 〜 8)、ナンバー(1 〜 8) によって整理されています。
fig.03-03j(PatchBankImage)
プリセット(Pre1〜6)
Pre6
Pre5
Pre4
Pre3
Pre2
Pre1
ナンバー
1
2 3 4 5 6 7 8 1 2 3
4
5
6 7 8
パッチ・バンク 収録パッチ 書き替え 備考 Pre1 D-50 × オリジナル D-50 プリセット・パッチ
Pre2 VC-1 × Pre3 PN-D50-01 × D-50 / D-550 用サウンド・ライブラリー
Pre4 PN-D50-02 × D-50 / D-550 用サウンド・ライブラリー Pre5 PN-D50-03 × D-50 / D-550 用サウンド・ライブラリー
Pre6 PN-D50-04 × D-50 / D-550 用サウンド・ライブラリー Int1 Pre1 と同じ
Int2 Pre2 と同じ Int3 Pre3 と同じ
Int4 Pre4 と同じ Int5 Pre5 と同じ
Int6 Pre6 と同じ Int7 (未収録)
Int8 (未収録)
インターナル(Int1〜8)
Int8
Int7
Int6
Int5
Int4
Int3
Int2
Int1
ナンバー
1
2 3 4 5 6 7 8 1 2 3
4
5
6 7 8
パッチ番号:I1-72パッチ番号:P1-34
新規収録パッチ
12
マークはオリジナル D-50 から追加された項目です。
以下の 3 種類の方法をお好みで使い分けてください。
VALUE ダイヤルでパッチを選ぶ リストからパッチを選ぶ
VALUE ダイヤルでパッチを選ぶ
fig.03-04j
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。PATCH TOP 画面が表示されていないときは、表示されるまで[EXIT]
1 回か 2 回押します。
2.
鍵盤を弾いて音を鳴らします。他のパッチに切り替えるときは、
パッチ・ナンバー表示部分にタッチして反転表示させてから VALUE ダイヤルを回します(または[INC/+][DEC/-]を押しま
す)このとき、[SHIFT]を押しながら操作すると、早く切り替え ることができます。
リストからパッチを選ぶ
パッチの一覧を表示させて、その中からパッチを選ぶことができます。
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。PATCH TOP 画面が表示されていないときは、表 示されるまで[EXIT]を 1 回か 2 回 押してください。
2.
画面左上にある< PATCH LIST >にタッチします。PATCH LIST ウィンドウが表示されます。
fig.03-05
3.
一覧表示の中からパッチを選びます。 VALUE ダイヤルを回すか、[INC/+]または[DEC/-]を押して選 んでください。タッチ・パネルで直接タッチして選ぶこともでき ます。
音を鳴らしてみよう
パッチ・ナンバー
17 個目(パッチ・ナンバー 28 以降)以降のパッチを選ぶとき
4.
は、画面下側にある< 31-48 >< 71-88 >にタッチして画面 を切り替えます。また、他のパッチ・バンクのパッチを選ぶとき は、画面両側にある< Pre1 >< Pre6 >< Int1 >< Int8
にタッチします。
<OK>にタッチします。パッチが選ばれて PATCH LIST ウィンド
5.
ウが閉じます。
ボタンでパッチを選ぶ
フロント・パネルの NUMBER[1][8]を押すと、現在のパッチ・バンク内のパッチ(64 個)を、バ ンクとナンバーで選ぶことができます。
fig.03-06
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。
1.
NUMBER[1]〜[8]を押してパッチを選びます。バンクを切り替えるときは、[BANK -]、[BANK +]
2.
を押して選びます。
13
音を鳴らしてみよう

いろいろな情報を確認する

VC-1 のシステム・バージョンなどを確認することができます(インフォ)。
1.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示されます。
2.
プルダウン・メニューの< Info >にタッチします。PATCH Information ウィンドウが表示されます。
fig.08-13(PulldownInfo)
3.
このウィンドウでは、以下の内容が確認できます。
Ver.: VC-1 のプログラム・バージョン
4.
確認が終わったら、[EXIT]を押してウィンドウを閉じます。

ビープ音を鳴らす/鳴らさない

タッチ・パネルの有効なポイントにタッチしたときに、ピッというビープ音を鳴らすか鳴らさないかを切 り替えることができます。製品出荷時の設定では、ビープ音は鳴るように設定されています。
fig.03-07
1.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
2.
プルダウン・メニューの< Beep >にタッチしてチェック・マー ク( ✔)を付けます。ビープ音が鳴るようになります。 もう一度同じ操作をするとチェック・マークが消えて、ビープ音 は鳴らなくなります。
14

音にいろいろな効果をかける

あらかじめ設定されているパッチ(プリセット・パッチ)の中には、音色に合った演奏機能(ファクター) の設定がされています。さらに、好みに応じて変更することもできます。このような操作をエディットと 呼びます。 ファクターは、次のように構成されています。
fig.05-01(PatchFactorImage)
トーンのチューン
アッパー側のトーン
キー・モード
コントロール機能の
変化のしかた
ロアー側のトーン
トーンのチューン
トーンの
音量バランス
アウトプット・モード
(リバーブなど)
15
音にいろいろな効果をかける

コントローラーにパラメーターを割り当てる

V-Synth XT のコントローラーには、さまざまなパッチ・ファクター(P.19)やトーン・パラメーター
(P.50)などを割り当てることができます。これをコントロール・セットアップと呼びます。つまみで直
感的に音源をエディットしたり、演奏表現を高めたりといった、オリジナル D-50 を越える使いかたがで きます。
コントローラー パラメーター
パッチ・ファクター(P.81)
E1 〜 E8 つまみ
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。
画面左側にある にタッチします。CTRL SETUP 画面が表示されます。
2.
トーン・パラメーター(P.82) パーシャル・パラメーター(P.83)
16
3.
パラメーターを割り当てたいコントローラーのバリュー・ボックスへカーソルを移動します。次に、 VALUE ダイヤルを回すか、[INC/+]または[DEC/-]を押して値を変更します。
この説明書では、コントロール・セットアップを使ってコントロールできるパラメーターには
マークを付けています。各パラメーターについて詳しくは、それぞれの参照ページでの説明をお
読みください。このとき、画面下部のボタンは以下のように動作します。
表示 機能
割り当てたいパラメーターをリスト表 示します。
画面に戻ります。 割り当てられたパラメーターを製品出
荷時の状態に戻します。
LIST
トーン・パラメーターを割り当てたときは、どちらのトーン(アッパー/ロアー)に効かせるのかを、 トーン・セレクト・ボタンで選びます。
パーシャル・パラメーターを割り当てたときは、どのパーシャル(L1、L2、U1、U2)に効かせるの かを、パーシャル・セレクト・ボタンで選びます。
fig.05-11a
パッチ・ファクター
トーン・パラメーター
パーシャル・パラメーター
ページ切り替え
コントロールするトーン/パーシャルを選ぶ
フロント・パネル右側のつまみ(E1 〜 E8)に割り当てられたパラメーターを、どのトーン/パーシャル に適用するかを指定します。インジケーターが点灯しているトーン/パーシャルのパラメーターをコント ロールできます(トーン・セレクト)。
音にいろいろな効果をかける
トーン・パラメーターを割り当てたときは、どちらのトーン(アッパー/ロアー)に効かせるのかを、 トーン・セレクト・ボタンで選びます。
パーシャル・パラメーターを割り当てたときは、どのトーン(L1、L2、U1、U2)に効かせるのかを、 パーシャル・セレクト・ボタンで選びます。
fig.05-11b
パーシャル・セレクト
On On Off
On
※V-Synth XT 版の VC-1 では、画面のジョイス ティックは動作しません。
※トーン・セレクトとパーシャル・セレクトの設定 は記憶させることができます(→『パッチを保存す る』(P.27))。
On Off
トーン・セレクト
17
音にいろいろな効果をかける
各コントローラーに割り当てられる機能は以下のとおりです。
表示 パラメーター
PATCH TOP(P.19 ) ToneBal Tone Balance PATCH EDIT CONTRL(P.21) BendRang Bender Range
AftrPB
PortTime Portamento Time PortMode Portamento Mode PATCH EDIT OUTPUT(P.22) Rev Bal Reverb Balance TotalVol Total Volume PATCH EDIT CHASE(P.24) ChasLevl Chase Level ChasTime Chase Time PATCH EDIT TONE TUNE(P.25)
LowerKey
UpperKey
LowerTun
UpperTun
TONE COMMON STRUCT(P.50) PartBal Partial Balance TONE COMMON P-ENV(P.51)
PEnvVelo
PEnvTKF
PEnvT1 P-ENV Time 1 PEnvT2 P-ENV Time 2 PEnvT3 P-ENV Time 3 PEnvT4 P-ENV Time 4 PEnvL0 P-ENV Level 0 PEnvL1 P-ENV Level 1 PEnvL2 P-ENV Level 2 PEnvSusL P-ENV Sustain Level PEnvEndL P-ENV End Level PModLFOD P-Mod LFO Depth PModLevr P-Mod Lever
PModAftr
TONE COMMON LFO(P.53) LFO1Wave LFO-1 Waveform LFO1Rate LFO-1 Rate LFO1Dely LFO-1 Delay Time
Aftertouch Bend Range
Lower Tone Key Shift
Upper ToneKey Shift
Lower Tone Fine Tune
Upper Tone Fine Tune
P-ENV Velocity Range
P-ENV Time Keyfollow
P-Mod Aftertouchtouch
表示 パラメーター
LFO1Sync LFO-1 Sync LFO2Wave LFO-2 Waveform LFO2Rate LFO-2 Rate LFO2Dely LFO-2 Delay Time LFO2Sync LFO-2 Sync LFO3Wave LFO-3 Waveform LFO3Rate LFO-3 Rate LFO3Dely LFO-3 Delay Time LFO3Sync LFO-3 Sync TONE COMMON EQ/CHORUS
(P.54)
EQ Lg Low EQ Gain EQ Hg High EQ Gain ChorRate Chorus Rate ChorDpth Chorus Depth ChorBal Chorus Balance TONE PARTIAL FORM(P.57) Waveform WG Waveform PCM No# WG PCM Wave No. PW WG Pulse Width
PW Velo
PW Aftr
PW LFO WG PW LFO Select PW LFOD WG PW LFO Depth TONE PARTIAL PITCH(P.59) PichCors WG Pitch Coarse PichFine WG Pitch Fine PichKF WG Pitch Keyfollow PichLFO WG Mod LFO Mode
PichENV
PichBend
TONE PARTIAL TVF(P.61)
TVF Freq
TVF Reso TVF Resonance TVF KF TVF Keyfollow TVF BP TVF Bias Point/Dir TVF Blvl TVF Bias Level TVFDpth TVF ENV Depth
TVFVelo
TVF DKF
WG PW Velocity Range
WG PW Aftertouch Range
WG Mod P-ENV Mode
WG Mod Bend Mode
TVF Cutoff Frequency
TVF ENV Velo city Range
TVF ENV D epth Keyfollow
表示 パラメーター
TVF TKF
TVF T1 TVF ENV Time 1 TVF T2 TVF ENV Time 2 TVF T3 TVF ENV Time 3 TVF T4 TVF ENV Time 4 TVF T5 TVF ENV Time 5 TVF L1 TVF ENV Level 1 TVF L2 TVF ENV Level 2 TVF L3 TVF ENV Level 3
TVF SusL
TVF EndL TVF ENV End Level TONE PARTIAL TVA(P.66) TVA Levl TVA Level TVA Velo TVA Velocity Range TVA BP TVA Bias Point/Dir TVA Blvl TVA Bias Level
TVA Velo
TVA TKF
TVA T1 TVA ENV Time 1 TVA T2 TVA ENV Time 2 TVA T3 TVA ENV Time 3 TVA T4 TVA ENV Time 4 TVA T5 TVA ENV Time 5 TVA L1 TVA ENV Level 1 TVA L2 TVA ENV Level 2 TVA L3 TVA ENV Level 3
TVA SusL
TVA EndL TVA ENV End Level TONE PARTIAL MOD(P.69)
TVF LFO
TVF LFOD
TVF Aftr
TVA LFO
TVA LFOD
TVA Aftr
TVF ENV Time Keyfollow
TVF ENV Sustain Level
TVA ENV Velo city Follow
TVA ENV Time Keyfollow
TVA ENV Sustain Level
TVF Mod LFO Select
TVF Mod LFO Depth
TVF Mod Aftertouch Range
TVA Mod LFO Select
TVA Mod LFO Depth
TVA Mod Aftertouch Range
18

パッチ・ファクターの設定のしかた

エディットできる要素は、画面ごとにまとめていくつか表示されます。必要に応じてディスプレイの画面 を切り替えながら、エディットしたい要素を見つけ出します。
fig.05-12(LCDPatchEditControl)
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。
2.
画面下部にある< PATCH EDIT >ボタンにタッチします。
3.
画面左側にあるタブにタッチして、目的のエディット画面を選び ます。
< CONTROL >: コントロール機能(P.21) < OUTPUT >: アウトプット・モード(P.22) < CHASE >: チェイス機能(P.24) < TONE TUNE >: トーンのデチューン(P.25) < MIDI >: パッチごとのMIDI ファンクション(P.25)
4.
エディットするファクターにタッチします。次に、VALUE ダイ ヤルを回すか、[INC/+]または[DEC/-]を押して値を変更します。
5.
手順 3 〜 4 を繰り返して、パッチ・ファクターを設定します。
変更した設定を保存したいときは保存操作をします(→『パッチを保存する』(P.27))。保存しないとき
6.
[EXIT]を押して PATCH TOP 画面に戻します。保存操作をせずに PATCH TOP 画面に戻したときは < EDITED >と表示され、パッチの設定が変更されていることを示します。
※ < EDITED >が表示された状態で他のパッチを選んだり、または電源を切ったりすると、変更した
パッチの設定は失われてしまいます。
音にいろいろな効果をかける

各画面共通の設定

fig.05-13(LCDPatchEditControl)
UPPER / LOWER(トーン・セレクト・ボタン)
コントロールするトーン(アッパー側/ロアー側/両方)を選びま す。
KEY MODE(キー・モード)
キー・モードとは、アッパー側とロアー側のトーンをどのように発
音させるかの機能です。 設定値:WHOLE, DUAL, SPLIT, SEP, WHOL-S, DUAL-S, SPL-US, SPL-LS, SEP-S
表示 発音
WHOLE
(ホール)
DUAL
(デュアル)
アッパー側のトーンを 16 音まで同時に発音可能
1 つのキーでアッパー側とロアー側のトーンを重ねて発音(8 音ま で同時発音可能
19
音にいろいろな効果をかける
表示 発音
SPLIT
(スプリット)
SEP
(セパレート)
WHOL-S
(ホール・ソロ)
DUAL-S
(デュアル・ソロ)
SPL-US
(スプリット・アッパー・ソロ)
SPL-LS
(スプリット・ロアー・ソロ)
SEP-S
※ キー・モードによる発音のしかたは、VC-1 をモノ・モードとポリ・モードのどちらで動作させるか
によって異なります(→『キー・モードの変化』(P.76))。
SPLIT(スプリット・ポイント)
KEY MODE(キー・ モード)を、SPLIT(ス プリット) / SPL-US(スプリット・アッパー・ソロ)/ SPL-LS(スプリット・ロアー・ソロ)のいずれかに設定したときの、スプリット・ポイントを設定しま
す。設定値は、次のように鍵盤上のキーに対応しています。 設定値:C2 〜 C7
fig.05-14j
鍵盤上の任意の位置(スプリット・ポイント)を境に、アッパー 側とロアー側のトーンを分けて発音。キー・モードの隣りには、 スプリット・ポイントを表示。スプリット・ポイントを含む右側 のキーでアッパー側、左側のキーでロアー側のトーンを、それぞ れ 8 音まで同時に発音(中央 C は =C4)。
外部の MIDI 機器から、本体をコントロールする(→『MIDI イン プリメンテーション』(P.88))
アッパー側のトーンを単音で発音
1 つのキーで、アッパー側とロアー側のトーンを重ねて発音(単音 で発音)
スプリット・ポイントを境に分けた、アッパー側のトーンを単音 で、ロアー側のトーンを 8 音ポリフォニックで発音
スプリット・ポイントを境に分けた、ロアー側のトーンを単音で、 アッパー側のトーン を 8 音ポリフォニックで発音
外部の MIDI 機器から、本体をコントロールする(→『MIDI イン プリメンテーション』(P.88))
C2〜B2 C3〜B3 C4〜B4 C5〜B5 C6〜B6
BALANCE(トーンの音量バランス)
アッパー側とロアー側のトーンの音量バランスを設定します。
設定値:0〜100
CHASE(チェイス・ボタン)
チェイス機能(P.24)をオン/オフします。ボタンにタッチするとオンになり、もう一度タッチするとオ フに戻ります。
設定値:OFF, ON
PORTAMENTO(ポルタメント・ボタン)
ポルタメント機能をオン/オフします。ポルタメントとは、ある音の高さからある音の高さまでをなだら かに変化させる機能で、バイオリンの奏法でよく使われます。ボタンにタッチするとオンになり、もう一 度タッチするとオフに戻ります。 設定値:OFF, ON
20
C7
(中央C)

CONTROL(パッチ・コントロール)

fig.05-15(LCDPatchEditControl/Bend)
パッチごとに、コントロール機能での変化のしかたを設定します。
Bend(ベンダー・レンジ)
ベンダー・レバーを左右に動かしたときのピッチの可変範囲を設 定します。トーン・パラメーターのベンダー・モード(P.60)の 設定によっては、設定した可変範囲が変わることがあります。
設定値:0〜12
AfterPB(アフタータッチ(ピッチ・ベンダー))
アフタータッチの強弱でピッチを変化させる感度を設定させる感 度を設定します。設定値が大きくなるほど感度が高くなります。 マイナス側(-)に設定するとピッチが 下がり、プラス側(+)に 設定するとピッチが上がります。
設定値:-12 〜 +12
Hold(ホールド・モード)
ホールド・ペダルでホールドさせるトーンを選びます。キー・モー ドが WHOLE(ホール)のときは、設定したモードに関係なくホー ルド効果が得られます。 設定値:U, L, UL
音にいろいろな効果をかける
表示 機能
U アッパー側のトーン
L ロアー側のトーン
UL 両方のトーン
Time(ポルタメント・タイム)
ポルタメントの変化する時間を設定します。設定値が大きくなるほど時間が遅くなります。
設定値:0〜100
Mode(ポルタメント・モード)
ポルタメントするトーンを選びます。キー・モードが WHOLE(ホー ル)のときは、設定したモードに関係なくポルタメント効果が得ら れます。
設定値:U, L, UL
※ ポルタメントを ON に設定していても、外部 MIDI 機器からの信号を受けたときには、ポルタメント
の ON / OFF は切り替わります。
表示 機能
U アッパー側のトーン
L ロアー側のトーン
UL 両方のトーン
21
音にいろいろな効果をかける

OUTPUT(アウトプット・モード)

リバーブを含めた 2 つのトーンの出力のしかたを設定します。リバーブ音とは、直接聞き手に届く音(直
接音)とは別に、いろいろなところに反射して聞き手に届く残響音のことです。
fig.05-16j(LCDPatchEditControl/Output)
リバーブ音
直接音
音源
聞き手
Mode(アウトプット・モード)
2 つのトーンにリバーブ効果をどのようにつけ、アウトプットからどのように出力させるかを、次の 4 種 類の中から選びます。
設定値:1〜4
表示 機能
2 つのトーンをミックスした音にステレオ・リバーブ効果がつき、アウト プットからは 2 つのトーンをミックスしたステレオ出力となります。
2 つのトーンをミックスした音にステレオ・リバーブ効果がつき、ダイレク ト音はアッパー側とロアー側を分けて出力します。
アッパー側のトーンのみリバーブ効果がつき、アウトプットからは、アッ パー側とロアー側を分けて出力します。
ロアー側のトーンのみリバーブ効果がつき、アウトプットからは、アッ パー側とロアー側を分けて出力します。
22
音にいろいろな効果をかける
RevType(リバーブ・タイプ)
リバーブ効果を 32 種類の中から選びます。
設定値:1〜32
表示 種類 表示 種類
1 スモール・ホール 17 ブライト・ホール 2 ミディアム・ホール 18 ラージ・ケイブ
3 ラージ・ホール 19 スチール・パン 4 チャペル 20 ディレイ(248ms)
5 ボックス 21 ディレイ(338ms) 6 スモール・メタル・ルーム 22 クロス・ディレイ(157ms)
7 スモール・ルーム 23 クロス・ディレイ(252ms) 8 ミディアム・ルーム 24 クロス・ディレイ(274 〜 137ms)
9 ミディアム・ラージ・ルーム 25 ゲート・リバーブ
10 ラージ・ルーム 26 リバース・ゲート(360ms) 11 シングル・ディレイ(102ms) 27 リバース・ゲート(480ms)
12 クロス・ディレイ(180ms) 28 スラップ・バック 13 クロス・ディレイ(224ms) 29 スラップ・バック
14 クロス・ディレイ(148 〜 296ms) 30 スラップ・バック 15 ショート・ゲート(200ms) 31 ツイステッド・スペース
16 ロング・ゲート(480ms) 32 スペース
※ 上記はパッチ・バンク Int1 の例です。他のパッチ・バンク(Int2 〜 8)に保存されているリバーブ・
タイプ(17 〜 32)はそれぞれ異なります。インターナル・バンクのリバーブ・タイプ(17 〜 32 の いずれか)には、他バンクのリバーブ・タイプ(17 〜 32 のいずれか)をコピーすることができます
(→リバーブ・タイプをコピーする(P.35))。
RevBal(リバーブ・バランス)
リバーブ音と直接(ダイレクト)音との音量バランスを設定します。
設定値:0〜100
表示 機能 100 リバーブ音:最大、ダイレクト音:0
0 リバーブ音:0、ダイレクト音:最大
Vol(トータル・ボリューム)
トーンの音量を設定します。この設定によって各パッチの音量のバラツキを補正します。 設定値:0〜100
23
音にいろいろな効果をかける

CHASE(チェイス)

キーを押さえたと同時にアッパー側の音を発音させた後、ロアー(またはアッパー)側の音を遅らせて発 音させる機能です。キー・モードWHOLE(ホール)か DUAL(デュアル)のときに効果があります。
fig.05-17(LCDPatchEditControl/Chase)
Mode(チェイス・モード)
発音する音の並びかたを設定します。遅れて発音される音の回数 は、チェイス・レベルとベロシティーによって決まります。
設定値:UL, ULL, ULU
キー・モードが DUAL(デュアル)のとき
表示 機能
UL アッパー→ロアーと発音するが繰り返さない。
ULL アッパー→ロアー→ロアーと、ロアーを繰り返して発音。
ULU
キー・モードが WHOLE(ホール)のとき
表示 機能
UL
ULL
ULU ULL と同じ発音になる。
Level(チェイス・レベル)
はじめに発音されるアッパー側の音に対して、遅れて発音される音のレベルをどの大きさにするかを調整 します。設定値が大きくなるほどレベルが大きくなります。
設定値:0〜100
Time(チェイス・タイム)
発音する間隔を調整します。設定値が大きくなるほど間隔が長くなります。 設定値:0〜100
アッパー→ロアー→アッパーと、アッパーとロアーを繰り 返して発音。
アッパー→アッパーと発音するが繰り返さない。
アッパー→アッパー→アッパーと、アッパーを繰り返して 発音。
24

TONE TUNE(トーン・チューン)

アッパー側とロアー側のピッチを設定します。2 つのトーンのピッチを微妙にずらせば、音の広がりが選 られます。また、2 つのトーンのピッチを大きくずらせば、スプリット・モードで発音させるときに、そ れぞれのトーンの音域を合わせることもできます。
fig.05-18(LCDPatchEditControl/Tone)
LKey(ロアー側のキー・シフト)
ロアー側のピッチを半音ステップで移動します。
設定値:-24 〜 +24(± 2 オクターブ)
UKey(アッパー側のキー・シフト)
アッパー側のピッチを半音ステップで移動します。
設定値:-24 〜 +24(± 2 オクターブ)。
LTune(ロアー側のファイン・チューン)
ロアー側のピッチを微調整します。
設定値:-50 〜 +50(約± 50 セント)。
UTune(アッパー側のファイン・チューン)
アッパー側のピッチを微調整します。 設定値:-50 〜 +50(約± 50 セント)。
音にいろいろな効果をかける

MIDI(MIDI ファンクション)

パッチ・ファクターに含まれる MIDI ファンクションを設定します。
fig.05-19(LCDPatchEditControl/Midi)
TxCH(送信チャンネル)
送信チャンネルをベーシック・チャンネル以外に変えたいときは パッチごとに設定します(P.73)。Basic に設定したときにベー シック・チャンネルと同じになります。
設定値:Basic, 1 〜 16
TxPC(送信プログラム・チェンジ・ナンバー)
送信するプログラム・チェンジ・ナンバーをパッチごとに設定し ます。OFF のときはあらかじめ各パッチに対応しているプログラ ム・チェンジ・ナンバーにしたがって切り替わります。
設定値:OFF, 1 〜 100
TxBS(送信バンク・セレクト・ナンバー)
送信するバンク・セレクト・ナンバー(MSB)をパッチごとに設定します(LSB=0)。OFF のときはあ らかじめ各パッチに対応しているバンク・セレクト・ナンバーにしたがって切り替わります。
設定値:OFF, 0 〜 99
SepCH(セパレート・モードの受信チャンネル)
セパレート・モードの受信チャンネルをパッチごとに設定します。OFF のときはシステム機能で設定し た受信チャンネルになります(P.73)。 設定値:OFF, 1 〜 16
25

作ったパッチを保存する

パッチの設定を変更すると、PATCH TOP 画面に< EDITED >が表示され、設定が変更されたことを示 します。< EDITED >が表示された状態で他のパッチに切り替えたり、電源を切ったりすると、変更した パッチの設定は失われてしまいます。設定を変えたパッチを残しておきたいときは、パッチに名前を付け てから、保存操作をします。

パッチに名前を付ける

保存する前に、パッチ(トーン)に新しい名前を付けます。それぞれのパッチおよびトーンのネームを変 更することをネーミングと呼びます。 パッチ・ネーム:最大 18 文字、トーン・ネーム:最大 10 文字
名前を付けたいパッチが選ばれていることを確認します。
1.
fig.06-01(LCDPulldownPatchName)
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示
2.
されます。
プルダウン・メニューの< PATCH NAME >(または< TONE
3.
NAME >)にタッチします。ネーミング用のウィンドウが表示さ れます。
26
fig.06-02(LCDPatchName&ToneName)
画面内のアルファベットや数字のキーにタッチして、テキスト・
4.
ボックスに新しい名前を入力します。画面内の各キーの働きは次 の通りです。
キー 働き
※ カーソル・ボタンの[ ]、[ ]を押して、入力位置のカーソルを移動することもできます。
また、[ ]を押すとカーソル位置の文字が大文字になり、[ ]を押すと小文字になります。
名前の入力が終わったら、<OK>にタッチしてパッチ(トーン)の名前を確定します。
5.
テキスト・ボックス内の名前を入力する位置 にカーソルを移動します。
大文字のアルファベットや記号類を入力する ときにオンにします。
カーソル位置に文字を挿入するときにオンに します。
テキスト・ボックス内の文字をすべて消去し ます。
カーソル位置の文字を削除します。
カーソル位置の 1 つ前の文字を削除します。

パッチを保存する

設定を変更した音色は一時的なもので、電源を切ったり他の音色を選ぶと、失われてしまいます。設定を 変更した音色を残しておきたいときは、保存します(パッチ・ライト)。
保存操作をすると、保存先に記憶されていたデータは上書きされて失われてしまいます。ただし、製品出 荷時に内蔵されていたデータは、ファクトリー・リセットをすることで復活させることができます(→製
品出荷時の設定に戻す(P.28))。
1.
保存したいパッチが選ばれていることを確認します。
fig.06-03(PulldownPatchWrite)
2.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
3.
プルダウン・メニューの< PATCH WRITE >にタッチします。 PATCH WRITE ウィンドウが表示されます。
fig.06-04j(PatchWrite+PatchList)
4.
VALUE ダイヤルを回して保存先のパッチ(Destination)を指定 します。
作ったパッチを保存する
保存先パッチ
ネーム画面を開く
<ReName>にタッチすると PATCH NAMEウィンドウが表示 され、保存先のパッチ名を付けなおすことができます。
<Compare>にタッチすると、現在選ばれている保存先のパッ チ(Destination)が発音 できるよ うになり ます。大切な パッ
チを誤って上書きしてしまうことを未然に防ぐことができま す。
5.
< Compare >にタッチしてオンにした後、鍵盤を弾いて保存先 のパッチを鳴らし、書き替えてもよいパッチかどうかを確認しま
す。
※ コンペア機能によるパッチの発音は、通常の演奏時とは多少
鳴りかたが異なることがあります。
※ 現在のパッチ・バンクとは異なるパッチ・バンクへパッチを保存するときには、リバーブ・タイプは
保存されません(→リバーブ・タイプをコピーする(P.35))。そのため、音の響きが変わってしまう ことがあります。
< Execute >にタッチして保存します。
6.
コンペア機能
27
作ったパッチを保存する

製品出荷時の設定に戻す

VC-1 に記録されているすべてのデータを製品出荷時の設定に戻します(ファクトリー・リセット)。 すでに作った大切なデータが保存されているときは、ファクトリー・リセットの操作をすると、それらの データがすべて失われてしまいます。データを残しておきたいときは、以下のようにします。
オリジナル D-50(外部 MIDI 機器)にデータを転送する(P.33)
V-Synth XT の USB 機能を使って PC にバックアップする
V-Synth XT の USB 機能に関して詳しくは、V-Synth XT の取扱説明書をご覧ください。
1.
[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウが表示されます。
2.
< FACTORY RESET >にタッチします。FACTORY RESET 画面が表示されます。
fig.08-11(ModeMenu)
3.
<OK>にタッチします。確認メッセージが表示されます。
4.
< Execute >にタッチしてファクトリー・リセットを実行します。Completed! と表示されたら、ファク トリー・リセットは完了です。
VC-1 のファイル構造
コンピューターから見える VC-1 のファイ ル構造は、このようになっています。
コンピューターを操作して、これらの ファイルをコンピューターのドライブ
(ハード・ディスクなど)へコピーする
ことができます(バックアップ)。
これらのフォルダやファイルをコン ピューターからの操作で消去(フォー
マット)したり、名前を変更したりしな いでください。
28
fig.11-09j(Vc1FileStructure)
システム・パラメーター
インターナル・バンクのパッチ

D-50/550 とパッチをやり取りする

お使いの D-50/550 に保存されているパッチ(64 個)を MIDI 経由で転送し、VC-1(V-Synth XT)で 受信することができます。このような操作をバルク・ロードと呼びます。あなた自身が D-50/550 で作っ たオリジナル・パッチを、VC-1 でも使いたいときに便利です。 逆に、お使いの VC-1 でエディットしたパッチ(64 個)を、MIDI 経由で D-50/550 へ転送することもで きます。このような操作をバルク・ダンプと呼びます。
※ お使いの D-50/550 の取扱説明書と合わせてお読みください。

D-50 → VC-1 へパッチを転送する

D-50 → VC-1 へバルク・ロードされるパッチ(64 個)は、現在選んでいるパッチが含まれるパッチ・
バンクへ一時的に転送されます。
例:現在のパッチ 例:転送先パッチ・バンク I1-11:Fantasia Int1-11 Int1-88
I6-88:Big Wave Int 6-11 Int 6-88
転送先パッチ・バンクにもともとあったパッチ(64 個)は、一時的に書き替えられたように見えます が、失われたわけではありません。電源を入れ直せば復帰できます(P.11)。
バルク・ロードされたパッチ(64 個)は、そのまま電源を切ると失われてしまいます。必ず VC-1 へ保 存しましょう(P.32)。
D-50 でお使いのメモリー・カード(M-256D)に保存されているパッチを、そのまま VC-1 へ転送する ことはできません。いったん、メモリー・カード(M-256D)→D-50 へパッチ・データを転送し、そ
の後に D-50 → VC-1 へパッチ・データを転送します。
fig.04-01j(BulkDumpImage)
M-256D
1 2 3
4
5
6 7 8
ナンバー
1
2 3 4 5 6 7 8
バ ン ク
D-50
1 2 3 4 5 6 7 8
ナンバー
1
2 3 4 5 6 7 8
VC-1:Int1
バ ン ク
以下の順番で操作しましょう。
メモリー・カード→ D-50/550 へパッチを転送する(P.30) ↓ D-50/550 → VC-1 へパッチを転送する(P.31) ↓ 転送されたパッチを保存する(P.32)
ナンバー
1
2 3 4 5 6 7 8 1 2 3 4 5 6 7 8
29
D-50/550 とパッチをやり取りする

メモリー・カード→ D-50/550 へパッチを転送する

D-50 をお使いのとき
2-1 6-1
D-50 にメモリー・カード(M-256D)を差し込みます。
1.
D-50 のメモリー・プロテクトをオフにします。
2.
[TUNE/FUNCTION]を押します。
2-1.
2-2.
セレクト・ボタンProtect の項目を選び、ジョイスティックなどでオフにします。
3.
[DATA TRANSFER]を押します。
4.
セレクト・ボタン(Card → Int)を選びます。
5.
[ENTER]を押します。パッチが正しく転送されると「Complete.」と表示された後、演奏中の画面に戻
ります。
6.
D-50 のメモリー・プロテクトをオンに戻します。
6-1.
[TUNE/FUNCTION]を押します。
6-2.
セレクト・ボタンProtect の項目を選び、ジョイスティックなどでオフにします。
6-2
4 [EXIT] 3 52-2
D-550 をお使いのとき
30
4, 6 533
1.
D-550 にメモリー・カード(M-256D)を差し込みます。
2.
[DATA TRANS]を押します。
[][]で(Card → Int)を選びます。
3.
[ENTER]を押します。パッチが正しく転送されると「Complete.」と表示された後、演奏中の画面に戻
4.
ります。
[WRITE]を押し、一時的にメモリー・プロテクトをオフにします。
5.
6.
もう一度[ENTER]を押します。

D-50/550 → VC-1 へパッチを転送する

※ プリセット・バンク(Pre1 〜 Pre6)のパッチを選んでいるときは、バルク・ロードできません。
※ バルク・ロードの直後には、VC-1 のディスプレイに変化はありません。これは、バルク・ダンプの
転送先がワーク・エリア(P.37)だからです。VALUE ダイヤルまたは[DEC/-][INC/+]で、現在 のパッチを切り替えると、転送された結果を確認できます。
D-50 をお使いのとき
D-50 の MIDI OUT 端子→ V-Synth XT の MIDI IN 端子を、MIDI ケーブルで接続します。
1.
D-50 と V-Synth XT の MIDI チャンネル( ベーシック・チャンネル)を合わせます(P.73)。
2.
D-50 の[DATA TRANSFER]を押します。
3.
4.
もう一度 D-50 の[DATA TRANSFER]を押しながら、セレクト・ボタン(B.Dump)を指定します。
5.
D-50 の[ENTER]を押すと、バルク・ダンプが始まります。D-50 から VC-1 へ正しくデータが転送され ると(10 秒程度)、D-50 のディスプレイに Complete. と表示されます。
6.
D-50 の[EXIT]を押して、D-50 を演奏中の画面に戻します。
D-50/550 とパッチをやり取りする
6 53, 4
D-550 をお使いのとき
4
D-550 の MIDI OUT 端子→ V-Synth XT の MIDI IN 端子を、MIDI ケーブルで接続します。
1.
D-550 と V-Synth XT の MIDI チャンネル(ベーシック・チャンネル)を合わせます(P.73)。
2.
D-550 の[DATA TRANS]を押します。
3.
D-550 の[][](B.Dump)を選びます。
4.
D-550 の[DATA TRANS]を押しながら[ENTER]を押すと、バルク・ダンプが始まります。D-550 か
5.
ら VC-1 へ正しくデータが転送されると(10 秒程度)、D-550 のディスプレイに Complete. と表示され ます。
D-550 の[EXIT]を押して、D-550 を演奏中の画面に戻します。
6.
5 3, 56
31
D-50/550 とパッチをやり取りする

転送されたパッチを保存する

D-50 から転送されたパッチ(64 個)は、そのまま V-Synth XT の電源を切ると失われてしまいます。必 ず保存しましょう。
1.
[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウが表示されま
す。
2.
< DATA TRANSFER >にタッチします。DATA TRANSFER 画面 が表示されます。
3.
画面左側の< Bank Copy >タブにタッチします。Bank Copy 画面 が表示されます。
4.
エディットしたいパラメーターのバリュー・ボックスにカーソル を移動します。次に、VALUE ダイヤルを回すか、
または[INC/+][DEC/-]を押して値を変更します。
Source Bank(ソース・バンク)
パッチ(64 個)の保存元バンクを選びます。D-50 からバルク・ ダンプされたパッチバンクを選びましょう。
設定値:P1 〜 P6、I1 〜 I8
Destination Bank(デスティネーション・バンク)
パッチ・データ(64 個)の保存先バンクを選びます。
設定値:I1 〜 I8
32
5.
<OK>にタッチして保存を実行します。保存を中止するときは< Cancel >にタッチします。 保存が終了すると< Comleted! >と表示されます。

VC-1 → D-50/550 へパッチを転送する

D-50 をお使いのとき
123-1 4-34-1, 4-23-2
1.
V-Synth XT の MIDI OUT 端子→ D-50 の MIDI IN 端子を、MIDI ケーブルで接続します。
2.
D-50 と V-Synth XT の MIDI チャンネル( ベーシック・チャンネル)を合わせます(P.73)。
3.
D-50 のメモリー・プロテクトをオフにします。
3-1.
[TUNE/FUNCTION]を押します。
セレクト・ボタンProtect の項目を選び、ジョイスティックなどでオフにします。
3-2.
D-50 をバルク・ロードが受信できる状態にします。
4.
D-50 の[DATA TRANSFER]を押します。
4-1.
もう一度 D-50 の[DATA TRANSFER]を押しながら、セレクト・ボタン(B.Load)を指定します。
4-2.
D-50 の[ENTER]を押します。
4-3.
fig.04-05a
V-Synth XT の Exclusive(エクスクルーシブ・スイッチ)を On
5.
設定します。
[MODE]を押します。
5-1.
< SYSTEM >にタッチします。
5-2.
5-3.
< Exclusive >を選び、VALUE ダイヤルで On にします。
D-50/550 とパッチをやり取りする
6.
V-Synth XT の[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウ が表示されます。
7.
<DATA TRANSFER>にタッチします。DATA TRANSFER 画面が 表示されます。
fig.04-06(LCDDataTransBulkDump)
画面左側の< B.Dump >タブにタッチします。MIDI Bulk Dump
8.
画面が表示されます。
VALUE ダイヤルを回すか、または[INC/+][DEC/-]を押して値
9.
を変更します。
Source Bank(ソース・バンク)
VC-1 → D-50 へ転送したいパッチ・データ(64 個)のパッチ・ バンクを選びます。
設定値:I1 〜 I8, P1 〜 P 6
< Execute >にタッチしてバルク・ダンプを実行します。バル
10.
ク・ダンプを中止するときは< CANCEL >にタッチします。
VC-1 から D-50 へ正しくデータが転送されると、D-50 のディスプレイに Complete. と表示されます。
11.
12.
D-50 の[EXIT]を押して、演奏中の画面に戻します。
33
D-50/550 とパッチをやり取りする
D-550 をお使いのとき
3-1
4-2 4-3
3-2 4-1
3-2 4-2
1.
V-Synth XT の MIDI OUT 端子→ D-550 の MIDI IN 端子を、MIDI ケーブルで接続します。
2.
D-550 と V-Synth XT の MIDI チャンネル(ベーシック・チャンネル)を合わせます(P.73)。
3.
D-550 のメモリー・プロテクトをオフにします。
3-1.
D-550 の[TUNE]を押します。
3-2.
D-550 の[][]Protect の項目を選び、[VALUE]でオフにします。
4.
D-550 をバルク・ロードが受信できる状態にします。
4-1.
D-550 の[DATA TRANSFER]を押します。
4-2.
D-550[][]B.Load を選び、もう一度[DATA TRANSFER]を押しながら、[ENTER] を押します。
4-3.
もう一度 D-550 の[ENTER]を押します。
fig.04-05a
5.
V-Synth XT の Exclusive(エクスクルーシブ・スイッチ)を On 設定します。
5-1.
[MODE]を押します。
5-2.
< SYSTEM >にタッチします。
5-3.
< Exclusive >を選び、VALUE ダイヤルで On にします。
6.
V-Synth XT の[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウ が表示されます。
7.
<DATA TRANSFER>にタッチします。DATA TRANSFER 画面が 表示されます。
fig.04-06(LCDDataTransBulkDump)
8.
画面左側の< B.Dump >タブにタッチします。MIDI Bulk Dump 画面が表示されます。
9.
VALUE ダイヤルを回すか、または[INC/+][DEC/-]を押して値 を変更します。
Source Bank(ソース・バンク)
VC-1 → D-550 へ転送したいパッチ・データ(64 個)のパッチ・ バンクを選びます。 設定値:I1 〜 I8, P1 〜 P 6
4-2
34
10.
<OK>にタッチしてバルク・ダンプを実行します。バルク・ダンプを中止するときは < Cancel >にタッ チします。
11.
VC-1 から D-550 へ正しくデータが転送されると、D-550 のディスプレイに Complete. と表示されます。
12.
D-550 の[EXIT]を押して、演奏中の画面に戻します。
※ VC-1 で新規に追加されたウェーブ(No.101 〜 128)を使ったパッチを D-50/550 へ転送したときは、

リバーブ・タイプをコピーする

VC-1 の各パッチ・バンク(Pre1 〜 6、Int1 〜 8)には、パッチ(64 個)の他に、16 種類のリバーブ・ タイプ(17 〜 32)も保存されています。各パッチ・バンクに保存されているリバーブ・タイプ 17 〜 32
はそれぞれ異なります。選んだパッチによって使えるリバーブ・タイプは以下のとおりです。
fig.04-06aj(ReverbTypeImage)
共通のリバーブ・タイプ(1 〜 16)は、すべてのパッチで使 えます。
各バンクのリバーブ・タイプ(17 〜 32)は、そのバンクに含 まれるパッチ(64 個)でだけ使えます。
インターナル・バンクのリバーブ・タイプ(17 〜 32 のいずれ
か)には、他バンクのリバーブ・タイプ(17 〜 32 のいずれ か)をコピーすることができます。
たとえば、パッチ・バンク Pre1 のリバーブ・タイプ 25(ゲー
ト・リバーブ)を、パッチ・バンク Int1 のリバーブ・タイプ 30 としてコピーして使いたいときなどに便利です。
D-50/550 とパッチをやり取りする
共通の リバーブ・タイプ (書き替え不可)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112
13141516
インターナル・バンクプリセット・バンク
Pre1の リバーブ・タイプ (書き替え不可)
17181920 21222324 25262728 29303132
リバーブ・タイプ (書き替え可能)
17181920 21222324 25262728 29303132
Int1の
※ D-50 → VC-1 へのパッチ・データの転送(バルク・ロード)、または VC-1 → D-50 へのパッチ・デー
タの転送(バルク・ダンプ)のときは、リバーブ・タイプ(17 〜 32)も同時に転送されます。
fig.04-04
[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウが表示されま
1.
す。
< DATA TRANSFER >にタッチします。DATA TRANSFER 画面
2.
が表示されます。
35
D-50/550 とパッチをやり取りする
fig.04-07(LCDDataTransReverbCopy)
3.
画面左側の< REVERB COPY >タブにタッチします。Reverb Copy 画面が表示されます。
4.
VALUE ダイヤルを回すか、または[INC/+][DEC/-]を押して値 を変更します。
Source Bank(ソース・バンク)
リバーブ・タイプのコピー元バンクを選びます。
設定値:P1 〜 P6、I1 〜 I8
No.(ナンバー)
コピー元のリバーブ・タイプを選びます。
設定値:17 〜 32
Destination Bank(デスティネーション・バンク)
リバーブ・タイプのコピー先バンクを選びます。
設定値:I1 〜 I8
No.(ナンバー)
コピー先のリバーブ・タイプを選びます。
設定値:17 〜 32
5.
<OK>にタッチします。確認画面が表示されますので、< Execute >にタッチしてリバーブ・コピーを 実行します。リバーブ・コピーを中止するときは< Cancel >にタッチします。
保存が終了すると Completed! と表示されます。
36

VC-1 の内部構成

メモリーの構造

fig.07-01(新規/ V-Synth メモリーの図流用)
Temporary Area
2
Patch
(1)
Patch
Write
Patch Write
Patch:Int1
(64)
Int1–Int8 (512)
Wave (128)
1
ワーク・エリア
V-Synth XT で VC-1 を起動すると、V-Synth XT へシステム・プログラムとパッチ・データが読み込ま れます。システム・プログラムとパッチ・データが読み込まれる部分をワーク・エリアと呼びます。ワー ク・エリアに読み込まれた内容は、V-Synth XT の電源を切ると失われます。 また、オリジナル D-50(他の MIDI 機器)からバルク・ダンプしたバンク(パッチ・データ 64 個)も、 ワーク・エリアに一時的に保管されます。バルク・ダンプしたデータは、そのまま電源を切ると消えてし
まいますので、VC-1 へ保存する操作をしてください(→『パッチを保存する』(P.27))。
2
演奏するために選ばれたパッチのデータは、ワーク・エリアからさらにテンポラリー・エリアと呼ばれる メモリーへ置かれます。トーンやファクターのエディットは、このテンポラリー・エリアのパッチに対し て行われます。エディットしたパッチ・データは、そのまま電源を切ると消えてしまいますので、VC-1 へ保存する操作をしてください(→『パッチを保存する』(P.27))。
Bank Save
Power ON
Patch:Int1
(64)
Int1–Int8 (512)
Wave (128)
Work Area
1
Patch
Select
Bulk Load
Bulk Dump
Patch
(64)
Wave (100)
37
VC-1 の内部構成

音作りの基本的な考えかた

D-50 には、さまざまな音色を自由に作れるように数多くの要素があります。それらの要素がどのように 構成されているかを理解したうえで、エディット操作をしてください。
自然界のさまざまな音を分析すると、まったく性質の異なった音の組み合わせで成り立っていることがわ かります。D-50 では、アナログ・シンセサイザーと同様の感覚で作ることのできる音と、PCM の技術を 利用して作り出した音が用意されており、これらの性質の違った音同士を組み合わせて、新しい音を作り 出すことができるようになっています。組み合わせるといっても単純に両方の音を足すだけではなく、掛 け算をさせるなど、音作りの可能性を広げてあります。しかも、シンセサイザーにとって最も重要な音作 りのテクニックとして、アナログ・シンセサイザーの手法や考えかたを、そのまま利用できるように設計 されています。
fig.07-02j(Tone)
トーン
3
ストラクチャー
パーシャル1
1
パーシャル2
1
パーシャル
音作りの基本になる、部分的な音を作り出すものをパーシャルと呼びます。パーシャルは、これまでのア ナログ・シンセサイザー的な音作りをするもの(シンセサイザー・サウンド・ジェネレーター)と、PCM 技術による部分音を作り出すもの(PCM サウンド・ジェネレーター)の 2 つが用意されています。
シンセサイザー・サウンド・ジェネレーター
従来の VCO、VCF、VCA、2ENV に相当する音作りができます。
fig.07-03(BlockDiagramSynth)
DSP
Filter
ピッチ専用のENV
3種類のLFO
イコライザー
トーン・ネーム
(トーンの名称)
TVF TVAWG
2
Square
Sawtooth
コモン
コーラス
TVA
38
Pitch
Processor
Envelope
Generator
Envelope
Generator
PCM サウンド・ジェネレーター
PCM の手法によって加工された音を元に音作りができます。あらかじめ用意された 128 種類の音(ウェー ブフォーム)には、作り上げる音色のアタック音として使用するものや、そのまま 1 つの音色として使用 できるようなものの他に、複雑に音色が変化する特殊な音が設定されています。
fig.07-04(BlockDiagramPCM)
TVAWG
DSPROM
PCM Wave
Memory
Interpolator
TVA
VC-1 の内部構成
2
ストラクチャー
Pitch
Processor
Envelope
Generator
ストラクチャーは、2 つのパーシャルの使いかたや組み合わせを決めます。基本的な使いかたや組み合わ せかたは以下のとおりです。
fig.07-05(PertialMix)
パーシャル1とパーシャル2の音をミックスします。2つの音 をミックスすることによって、重厚な音が作れるので、スト
Partial 1
リングス系やオルガン系の音を作るときなどに使用すると 効果的です。
Partial 2
fig.07-06(RingModulatorBlock)
パーシャル 1 の音とパーシャル1 と2 の音をリング・モジュ レーター(P.40)で変化させた音とをミックスします
Partial 1
Ring
Modulator
3
Partial 2
トーン
トーンは、2 つのパーシャルと1つのコモンから構成されています。コモンは 2 つのパーシャルの働きか
たを決める部分で、ストラクチャーも含まれます。これらの音作りの要素をパラメーターと呼びます。そ れぞれのブロックにはさまざまなパラメーターがあります。
Mixer
Mixer
39
VC-1 の内部構成
リング・モジュレーター
4
パッチ
リング・モジュレーターでは、2 つの音を掛け合わせる(乗算)操作を行ないます。たとえ ば、次のような 2 つの波形( )を掛け合わせる と、 のような波形になります。
このように、2 つの音を掛け合わせることによって、複雑な倍音を含んだ音になるので、元の 音とは違った音になります。金属的な音を作るときなどに使用すると効果的です。
fig.07-07(RingModulatorWave)
1
3
2
演奏中の音の切り替えは、音色を単純に切り替えるだけでなく、演奏に必要な機能を同時に切り替えま す。この組み合わされたものをパッチと呼び、演奏機能を構成している要素をファクターと呼びます。 パッチの中には、アッパー側とロアー側のそれぞれに音色(トーン)が設定でき、ファクターによって 2 つのトーンの発音のしかたや、リバーブのつきかたを含むアウトプット・ジャックからの出力のしかたな どの設定ができるので、トーンにあった変化や効果を得ることができます。
fig.07-08j(Patch)
パッチ
4
トーンのチューン
40
キー・モード
アッパー側のトーン
コントロール機能の
変化のしかた
ロアー側のトーン
トーンのチューン
トーンの
音量バランス
アウトプット・モード
(リバーブなど)
パッチ・ネーム
(パッチの名称)
MIDI

トーン・パラメーターの構成

トーン・パラメーターは、ストラクチャーで選んだジェネレーターによって、使われかたが次のように異 なります。いくつかのトーン・パラメーターは、PCM ジェネレーターに対しては無効です。また、スト ラクチャーによって、リング・モジュレーターを使ったときは、パーシャル 2 の一部の設定が、パーシャ ル 1 と同じになります(→『トーン・パラメーターの働き』(P.50))。
fig.07-09(ToneParam)
WG TVF TVA
Pitch
1
Waveform
2
Partial (Synthesizer Sound Generator)
Cutoff
4
Frequency
6
VC-1 の内部構成
Level
7
P-ENV
1
Pitch
Pulse
3
Width
PCM Wave
2
Number
Resonance
5
TVF ENV
8
LFO-111LFO-2
10
WG TVA
LFO-3
12
Partial (PCM Sound Generator)
9
Level
6
TVA ENV
9
TVA ENV
WG(ウェーブ・ジェネレーター)
パーシャルの基準となるピッチをコントロールするとともに、音源波形を設定します。
1
Pitch(ピッチ)
パーシャルの基準となるピッチを設定します。設定したピッチは、コモンに含まれる P-ENV
LFO-1 でコントロールできます。
2
Waveform(ウェーブ・フォーム) / PCM Wave Number(PCM ウェーブ・ナンバー)
音源波形を選びます。シンセサイザー・サウンド・ジェネレーターのときには、音源波形を パルス・ ウィズでコントロールができます。
3
Pulse Width(パルス・ウィズ)
音源波形の形を変えます。パルス・ウィズは、コモンに含まれるいずれかの LFO でコントロールができ ます。
41
VC-1 の内部構成
TVF(タイム・バリアント・フィルター)
入力信号の、ある周波数(カットオフ・ポイント)より低い信号成分を通過させ、高い成分を切り捨てる フィルターで、音色をコントロールします。
4
Cutoff Frequency(カットオフ・フリケンシー)
カットオフ・ポイントを設定します。カットオフ・ポイントは、 TVF ENV や、コモンに含まれるいず れかの LFO でコントロールができます。
5
Resonance(レゾナンス)
カットオフ・ポイント付近のレベルを強調し、音色に変化をつけます。
TVA(タイム・バリアント・アンプリファイヤー)
6
Level(レベル)
パーシャルの音量レベルを設定します。シンセサイザー・サウンド・ジェネレーターでは、 TVA ENV や、コモンに含まれるいずれかの LFO でレベルのコントロールができます。PCM サウンド・ジェネレー ターでは TVA ENV でレベルのコントロールができます。
ENV(エンベロープ・ジェネレーター)
キーのオン/オフによって、時間とともに変化するコントロール信号(エンベロープ波形)を作り出し、 パーシャルの音程、音色や音量をコントロールします。
7
P-ENV
ピッチをコントロールする ENV で、2 つのパーシャルに対して共通に設定します。
8
TVF ENV
カットオフ・ポイントをコントロールする ENV で、それぞれのパーシャルに独立して設定できます。
9
TVA ENV
レベルをコントロールする ENV で、それぞれのパーシャルに独立して設定できます。
LFO(ロー・フリケンシー・オシレーター)
きわめて遅い周期(低い周波数)の発振器で、3 種類用意された LFO を 2 つのパーシャルに対して共通 に設定できます。パーシャルをコントロールして、ビブラート、PWM、グロウルやトレモロの効果が得 られます。どの LFO を使うかは、パーシャルの各パラメーターで設定します。
10
LFO-1
ピッチ パルス・ウィズ カットオフ・フリケンシー レベルのコントロールができます。
11
LFO-2
パルス・ウィズ カットオフ・フリケンシー レベルのコントロールができます。
12
LFO-3
パルス・ウィズ カットオフ・フリケンシー レベルのコントロールができます。
42

パッチを作る

音作りを行なうためには数多くの要素を能率よくエディットする必要があります。ここでは、能率良く行 なうための手順や、エディットに便利な機能について説明します。
音作りの手順には、次の 2 種類の方法があります。
すでに作られている音の一部を好みに応じてエディットしていく
任意のパーシャルのすべての設定値を初期化してからエディットしていく(P.49)
※ エディットした設定は一時的なもので、パッチを切り替えると失われます。エディットした設定を記
憶させるためには保存操作をしてください(→『パッチを保存する』(P.27))。

パッチの作りかた

パッチに含まれるさまざまなファクターやパラメーターなどは、画面ごとにまとめられています。
fig.08-01j(PatchTop)
PATCH TOP 画面を表示し、設定を変えたいパッチを選びます
1.
(P.12)。
※ すでに用意されているパッチを使わないで、すべて最初から自
分で作りたいときは、イニシャライズの操作をします(P.49)。
パラメーターはいくつか画面に分けて整理されています。画面下
2.
部にあるボタンにタッチして、設定したいパラメーターがある画 面を選びます。
パッチ
ファクター
fig.08-02(L-ToneCommonP-ENV)
画面左側にあるタブにタッチして、目的のエディット画面を選び
3.
ます。
エディットしたいパラメーターのバリュー・ボックスにカーソル
4.
を移動します。次に、VALUE ダイヤルを回すか、または
[INC/+][DEC/-]を押して値を変更します。
手順 2 〜 4 を繰り返してパッチを完成させます。
5.
6.
パッチを保存します(P.27)。保存しないときは、[EXIT]を押 して PATCH TOP 画面に戻します。
※ 保存せずに PATCH TOP 画面に戻ったときは、EDITED と表示され、パッチの設定が変更されている
ことが示されます。この状態で電源を切ったり他のパッチを選んだりすると、設定を変更したパッチ は失われます。
ロアー側トーン
アッパー側トーン
43
パッチを作る

エディットに便利な機能

エディット中に使用できる便利な機能や、エディット操作を容易にするための機能があります。

値を変更する

値を変更するには、VALUE ダイヤル[INC/+]、[DEC/-]のいずれかを使います。各画面では、白抜き で表示されている部分(バリュー・ボックス)にはカーソルを移動して設定値を変更することができま す。各パラメーターの値にはそれぞれ設定範囲があります。最小値よりも小さな値や最大値よりも大きな 値に設定することはできません。
fig.08-03(ValueDial,etc)
カーソル・ボタン
[]、[]、[]、[](カーソル・ボタン)を押してカーソルを移動します。
VALUE ダイヤル
VALUE ダイヤルを右に回すと値が大きくなり、左に回すと小さくなります。
[SHIFT]を押しながら VALUE ダイヤルを回すと値が大きく変化します。
[INC/+]、[DEC/-]
値を大きくするときは[INC/+]を押します。小さくするときは[DEC/-]を押します。
連続して大きく(または小さく)するときはボタンを押し続けます。
値を速く大きくしたいときは、[INC/+]を押しながら[DEC/-]を押します。逆に、[DEC/-]を押し ながら[INC/+]を押すと値が速く小さくなります。
[SHIFT]を押しながら[INC/+]または[DEC/-]を押すと、値の変化が大きくなります。

設定値を元に戻す

現在選んでいるパラメーターの設定値を元に戻す機能をアンドゥと呼びます。
fig.08-04(LCDpulldownundo)
1.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
2.
プルダウン・メニューの< UNDO >にタッチします。
44

エディットするパーシャルを選ぶ

フロント・パネル右側のつまみには、さまざまなトーン・パラメーター(TVF レゾナンスや TVA レベル など)を割り当て、直感的にエディットすることができます。 各つまみに割り当てられたトーン・パラメーターをどのパーシャル(ロアー側パーシャル 1 / 2、アッ パー側パーシャル 1 / 2 のいずれか)に適用するかは、PATCH TOP 画面の PARTIAL SELECT のところ か、または、フロント・パネル右側の STRUCTURE[1]で指定します。インジケーターが点灯している パーシャルのトーン・パラメーターを、各つまみでエディットできます(パーシャル・セレクト)。
fig.08-07(LCDPartialSelect &PANELStrycture1Button)
Off Off On Off
※ パーシャル・セレクトの設定は記憶させることができます(→『パッチを保存する』(P.27))。
パッチを作る

パーシャルを消音する

任意のパーシャルの音を、必要に応じて消音することができます(パーシャル・ミュート)。 どのパーシャルを消音するかは、PATCH TOP 画面、またはフロント・パネル右側の STRUCTURE[ 3] で指定します。インジケーターが消灯しているときはミュート(消音)、インジケーターが点灯している ときはミュート・オフ(発音)になります。
fig.08-08(LCDPartialMute & PANELStructure3Button)
※ パーシャル・ミュートの設定は記憶させることができます(→『パッチを保存する』(P.27))。
OnOffOffOff
45
パッチを作る

トーンの設定をコピーする

他のパッチに含まれているトーンを、現在選ばれているパッチのトーンにコピーします(トーン・コピー)。
fig.08-05(LCDPulldownToneCopy)
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。
2.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
3.
プルダウン・メニューの< TONE COPY >にタッチします。 TONE COPY ウィンドウが表示されます。
fig.08-06(LCDToneCopyWindow)
4.
画面左側のボタン(チェックボックス)にタッチして、コピーす る対象を選びます( ✔)。
表示 設定値
< Source >
< TONE >
< PATCH FACTOR > < CTRL SETUP >
I1-11 〜 I8-88, P1-11 〜 P6-88
Off, On( ✔), UPPER, LOWER Off, On ( ✔)
Off, On ( ✔)
1
2 3
46
5.
画面右側のボタン(バリューボックス)にタッチして、コピー先 を選びます。
表示
< TONE >
< Execute >にタッチしてコピーを実行します。コピーを中止するときは< CANCEL >にタッチします。
6.
設定値
UPPER, LOWER

パラメーターの設定をコピーする

同じパッチ中のアッパー側とロアー側の間で、パラメーターの設定値をブロック単位でコピーすることが できます(パラメーター・コピー)。
fig.08-06a(LCDPulldownParamCopy)
1.
PATCH TOP 画面が表示されていることを確認します。
2.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
3.
プルダウン・メニューの< PARAM COPY >にタッチします。 PARAM COPY ウィンドウが表示されます。
fig.08-06b(LCDParamParamWindow)
4.
画面左側の各ボタン(バリューボックス)にタッチして、コピー する対象を選びます。
TONE(コピー元トーン)
コピーするトーンを選びます。
設定値:UPPER, LOWER
PARTIAL(コピー元パーシャル)
コピーするパーシャル・パラメーターを選びます。 設定値:ALL, COMMON, PART-1, PART-2
パッチを作る
1
2
4
5
3
表示 パラメーター < ALL > すべてのパラメーター
< COMMON > コモンのパラメーター < PART-1 > パーシャル 1 のパラメーター
< PART-2 > パーシャル 2 のパラメーター
BLOCK(コピー元ブロック)
でいずれかのパーシャルを選んだときに、コピーするパーシャル・ブロックを選びます。
設定値:ALL, WG, TVF, TVA
<WG> WG のパラメーター(P.57) < TVF > TVF のパラメーター(P.61)
< TVA > TVA のパラメーター(P.66)
画面右側の各ボタン(バリューボックス)にタッチして、コピー先を選びます。
5.
TONE(コピー先トーン)
コピー先のトーンを選びます。 設定値:UPPER, LOWER
47
パッチを作る
PARTIAL(コピー先パーシャル)
でいずれかのパーシャルを選んだときに、PART-1 か P ART-2 のいずれかを選びます。
設定値:PART-1, PART-2
で ALL または COMMON を選んでいるときは、 の設定は無視されます。
< Execute >にタッチしてコピーを実行します。コピーを中止するときは< CANCEL >にタッチします。
6.

エディット前後の音を聴き比べる

エディット中に、エディット前のパッチの音を呼び出すことをコンペアと呼びます。エディットの音と エディットの音とを聴き比べたいときに便利です。
1.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示されます。
2.
プルダウン・メニューの< COMPARE >にタッチします。PATCH COMPARE ウィンドウが表示されま す。
fig.08-14(LCDPulldownCompare)
48
< COMPARE >にタッチしてオンにします。 鍵盤を弾くとエディットの音が鳴ります。
3.
もう一度< COMPARE >にタッチしてオフにすると、 エディットの音に戻ります。
4.
< Exit >にタッチすると PATCH TOP 画面に戻ります。
5.

パッチの設定を初期化する

現在選んでいるパッチの設定を標準値に戻すことをイニシャライズ(初期化)と呼びます。イニシャライ ズの操作は、現在選んでいるパッチのみを対象にしています。すべての設定を製品出荷時の値に戻したい ときは、ファクトリー・リセットを実行します(P.49)。
fig.08-09(PatchInitialize)
1.
PATCH TOP 画面を表示し、初期化したいパッチを選びます
(P.12)。
2.
画面右上の<▼>にタッチします。プルダウン・メニューが表示 されます。
3.
プルダウン・メニューの< INITIALIZE >にタッチします。次のよ うなウィンドウが表示されます。
fig.08-10(LCDInitialiae)
4.
画面の各ボタン(チェックボックス)にタッチして、イニシャラ イズする対象を選びます( ✔)。
< Check All >: すべてのパッチ・パラメーター < PATCH FACTOR >: パッチ・ファクター(P.19) < CTRL SETUP >: コントロール・セットアップ(P.19) < COMMON >: コモンのパラメーター < PART-1 >: パーシャル 1 のパラメーター < PART-2 >: パーシャル 2 のパラメーター
パッチを作る
5.
< Execute >にタッチします。初期化が実行されて、PATCH TOP 画面に戻ります。
49

トーン・パラメーターの働き

コモン・パラメーター

fig.09-01(LCDStructure)
< Struct >: (P.50 ) < P-ENV >: (P.51) < LFO >: (P.53) < EQ/CHORUS >: (P.54)

Structure(ストラクチャー)

Struct(ストラクチャー・ナンバー)
パーシャルの組み合わせかたと使いかたを 7 種類の中から選びます。
設定値:1〜7
ナンバー パーシャル 1 パーシャル 2 組み合わせかた
S
1 S S パーシャル 1 とパーシャル 2 の音をミックス
S
S
2 S S パーシャル 1 とリングされた音をミックス
S
P
3 P S パーシャル 1 とパーシャル 2 の音をミックス
S
P
4 P S パーシャル 1 とリングされた音をミックス
5 S P パーシャル 1 とリングされた音をミックス
6 P P パーシャル 1 とパーシャル 2 の音をミックス
7 P P パーシャル 1 とリングされた音をミックス
:シンセサイザー・サウンド・ジェネレーター
:PCM サウンド・ジェネレーター/ :リング・モジュレーター
R
S
S
P
P
P
P
P
Balance(パーシャル・バランス)
いずれかのトーンを形成している 2 つのパーシャルの音量バランスをコントロールします。 設定値:0〜99
50

P-ENV(ピッチ・エンベロープ)

P-ENV Edit(エンベロープ)
fig.09-09(LCDP-ENVPEnvEdit)
Velo(ベロシティー・レンジ)
P-ENV で設定したピッチの変化幅を、ベロシティーによってコン トロールする感度を設定します。感度を上げるとキーのタッチに よって変化が大きくなります。 設定値:0〜2
fig.09-10(TimeKeyFollow)
TKF(キー・フォロー(タイム))
P-ENV が変化 する時間を、弾く キーの位置 によって変化 させま す。設定値が大きくなるほど時間の変化が大きくなります。 設定値:0〜4
トーン・パラメーターの働き
P-ENV Time Edit(タイム)
エンベロープ波形は、タイムとレベルの設定で作ります。
fig.09-11j(P-ENVTime)
L0
ポイント0
ポイント1
ポイント2
L1
L2
T1
T2 T3 T4
+
基準ピッチ
−
(キー・オン)
ポイント3
SusL
EndL
(キー・オフ) ポイント4
51
トーン・パラメーターの働き
fig.09-12(LCDP-ENV/Time)
T1(タイム 1)
キーを押した瞬間(ポイント 0)からポイント 1 に達するまでの 時間を設定します。
設定値:0〜50
T2(タイム 2)
ポイント 1 からポイント 2 に達する時間を設定します。
設定値:0〜50
T3(タイム 3)
ポイント 2 からポイント 3 に達する時間を設定します。
設定値:0〜50
T4(タイム 4)
キーを離した瞬間からポイント 4 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜50
P-ENV Level Edit(レベル)
fig.09-13(LCDP-ENV/Level)
L0(レベル 0)
キーを押した瞬間のピッチを設定します。
設定値:-50 〜 +50
L1(レベル 1)
ポイント 1 のピッチを設定します。
設定値:-50 〜 +50
L2(レベル 2)
ポイント 2 のピッチを設定します。
設定値:-50 〜 +50
SusL(サステイン・レベル)
ポイント 3 のピッチを設定します。
設定値:-50 〜 +50
EndL(エンド・レベル)
ポイント 4 のピッチを設定します。
設定値:-50 〜 +50
※ 隣り合ったポイントのレベルの設定値を同じくらいの値にすると、ポイント間のタイムが設定した値
52
よりも短く(または 0 に)なります。
トーン・パラメーターの働き
※ ベロシティー・レンジ(P.51)によって、各レベルの最大変化幅が決まります。
ベロシティー・レンジ レベルの設定値 レベルの変化幅
0
1
2
+50 +1 オクターブ
-50 -1 オクターブ
+50 +1.5 オクターブ
-50 -1.5 オクターブ
+50 +2 オクターブ
-50 -50 オクターブ
Pitch Mod(ピッチ・モジュレーション)
ここでのビブラートの設定は、WG モジュレーション(P.60)の LFO モードの設定によっては、変化し ないことがあります。
fig.09-14(LCDP-ENV/PitchMod)
LFOD(LFO デプス)
LFO-1 で WG のピッチを周期的に変化させる(ビブラート)深さ を設定します。設定値を大きくするほどビブラートが深くなりま す。
設定値:0〜100
Lever(ピッチ・レバー・モジュレーション)
ビブラートの深さをベンダー・レバーでコントロールする感度を 設定します。設定値を大きくするほどビブラートが深くなります。
設定値:0〜100
After(ピッチ・アフタータッチ・モジュレーション)
ビブラートの深さをアフタータッチでコントロールする感度を設定します。設定値を大きくするほどビブ ラートが深くなります。
設定値:0〜100

LFO(ロー・フリケンシー・オシレーター)

LFO-2、LFO-3 のパラメーターは、一部の設定値を除き LFO-1 と同様に設定できます。
fig.09-15(LCDLFO)
Wave(LFO ウェーブフォーム)
LFO の波形を選びます。
設定値:TRI, SAW, SQU, RND
表示 波形
TRI(三角波)
SAW(ノコギリ波)
SQU(矩形波)
RND(ランダム) 不規則に波形が変化する
53
トーン・パラメーターの働き
Rate(LFO レイト)
LFO の速さ(周波数)を設定します。設定値を大きくするほど速くなります。
設定値:0〜100
Delay(LFO ディレイ・タイム)
キーを押してから LFO の効果が効き始めるまでの時間を設定します。設定値を大きくするほど時間が長 くなります。
設定値:0〜100
Sync(シンク)
キーを押さえるタイミングで、LFO の発振をどのように同期(シンク)させるかを設定します。 LFO-2、 LFO-3 では、KEY には設定できません。
設定値:OFF, ON, KEY
表示 機能 OFF シンクしない
ON まったくキーが押されていない状態から最初に押さえたキーでシンクする KEY キーを押さえるたびにシンクする

EQ/CHORUS(イコライザー/コーラス)

EQ Edit(イコライザー)
fig.09-16(LCDEqEdit)
2 つのパーシャルで作られた音を、イコライザーによって周波数 特性に変化をつけることができます。
fig.09-17j(EQLg)
LowFreq(ロー・フリケンシー)
低域から中域の周波数帯域で、ゲイン(利得)を変化させたい周 波数ポイントを設定します。 設定値:63, 75, 88, 105, 125, 150, 175, 210, 250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840Hz
LowGain(ロー・ゲイン)
Lf の周波数ポイント より下の周波数帯域のゲイン を設定します。 プラス側(+)に設定 するとゲインが上が り、マイナス側(-)に 設定するとゲインが下がります。 設定値:-12 〜 +12dB
54
レベル0
+
LowFreq
LowGain
周波数
−
fig.09-18j(EQHf/HQ)
HiFreq(ハイ・フリケンシー)
中域から高域の周波数帯域で、ゲインを変化させたい中心の周波 数ポイントを設定します。 設定値:250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840Hz, 1.0, 1.2,
1.4, 1.7, 2.0, 2.4, 2.8, 3.4, 4.0, 4.8, 5.7, 6.7, 8.0, 9.5kHz
HiQ(ハイ Q)
Hf の周波数ポイントを中心に、ゲインを変化させる周波数帯域を 設定します。設定値を大きくするほど帯域が狭くなり、小さくす るほど帯域がひろくなります。 設定値:0.3, 0.5, 0.7, 1.5, 2.0, 3.0, 4.2, 6.0
fig.09-19j(EQHg)
HiGain(ハイ・ゲイン)
Hf の周波数ポイントにおけるゲインを設定します(-12 〜+12dB: 1dB ステップの 25 段階)。プラス側(+)に設定するとゲインが 上がり、マイナス側(-)に設定するとゲインが下がります。 設定値:-12 〜 +12dB
レベル0
レベル0
+
+
−
トーン・パラメーターの働き
HiQが大
HiQが小
HiFreq
HiFreq
周波数
HiGain
周波数
fig.09-20(LCDChorusEdit)
Chorus Edit(コーラス)
Type(コーラス・タイプ)
コーラス効果の基本的な変化を、次の 8 種類の中から選びます。
設定値:1〜8
タイプ
表示
1
コーラス 1
2 コーラス 2 3 フランジャー 1
4 フランジャー 2 5 フィードバック・コーラス
6 トレモロ 7 コーラス・トレモロ
8 ディメンション
Rate(コーラス・レイト)
コーラス効果の速さを設定します。設定値を大きくするほど速くなります。
設定値:0〜100
Depth(コーラス・デプス)
コーラス効果の深さを設定します。設定値を大きくするほど深くなります。 設定値:0〜100
−
55
トーン・パラメーターの働き
Balance(コーラス・バランス)
コーラス音と原音との音量バランスを範囲で設定します。 設定値:0〜100

パーシャル・パラメーター

ストラクチャーによる制限
ストラクチャーによってパラメーターの設定値に制限があります。
PCM サウンド・ジェネレーターを選んだパーシャルには、 設定しても無効となるパラメー
1.
ターがあります。PCM で有効となるパラメーターには、 が表示されています。マーク を確認しながら操作してください。
リング・モジュレーターをお使いのときは、パーシャル 2 の一部の設定が、パーシャル 1 と同
2.
じ設定になります。ただし、表示される設定値は変わりません。そのようなパラメーターに は が表示されています。マークを確認しながら操作してください。
fig.09-20a(LCDLTonePartial1)
< FORM >: (P.57) < PITCH >: (P.59) < TVF > (P.61) < TVA >: (P.66) < MOD >: (P.69)
設定値 バランス
100 コーラス音のみ
50 コーラス音 = 原音
0 原音のみ
56

WG Form(WG ウェーブ)

WG Waveform(ウェーブフォーム)
fig.09-21(LCDPART1-FORM)
Wave(ウェーブフォーム)
シンセサイザー・サウンド・ジェネレーターの音源波形を選びます。
設定値:SQU, SAW
表示 波形
SQU(矩形波)
SAW(ノコギリ波)
※ ノコギリ波は、矩形波を TVF で変化させた後に演算処理して
作られます。したがって、ノコギリ波を選んでも、WG と TVF では、すべて矩形波に変化を与えることになります。
PCM(PCM ウェーブ・ナンバー)
PCM サウン ド・ジェネレ ーターの基 本となる 音を 128 種類 の中から 選びます(→ ウェーブ フォーム
(P.86))。
設定値:1〜128
トーン・パラメーターの働き
WG Pulse Width(パルス・ウィズ)
fig.09-23(PulseWidth)
PW(パルス・ウィズ)
矩形波で上下の幅が等しくないものを非対称矩形波と呼び、上部 の幅が全体の何 % になっているかを示す値をパルス・ウィズと呼 びます。設定値に応じて倍音成分は大きく変化し、音色も変わり ます。
設定値:0〜100
※ Wave(ウェーブフォーム)で SAW(ノコギリ波)を選んで
いるときは、パルス・ウィズが 50% になると、ピッチが 1 オ クターブ高くなります。
100
97%
50
50%
0
57
トーン・パラメーターの働き
fig.09-24(VelocityRange)
Velo(ベロシティー・レンジ)
パルス・ウィズをベロシティーによってコントロールする感度を 設定します。マイナス側(-)に感度を上げると、強いタッチでパ ルス・ウィズが小さくなり、プラス側(+)に感度を上げると反対 に大きくなります。
設定値:-7 〜 +7
After(アフタータッチ・レンジ)
パルス・ウィズをアフタータッチでコントロールする感度を設定 します。マイナス側(-)に感度を上げると、アフタータッチの強 さによってパルス・ウィズが小さくなり、プラス側(+)に感度を 上げると反対に大きくなります。
設定値:-7 〜 +7
LFO(LFO セレクト)
パルス・ウィズを周期的に変化させることを PWM(パルス・ウィズ・モジュレーション)と呼びます。 ここでは、PWM をどの LFO で変化させるかを選びます。 設定値:+1, -1, +2, -2, +3, -3
fig.09-25j(LFO Select)
表示 LFO(位相)
+1 LFO-1(+)
-1 LFO-1(-)
+2 LFO-2(+)
-2 LFO-2(-)
+3 LFO-3(+)
-3 LFO-3(-)
+7
0
−7
位相が(+)
位相が(−)
LFOD(LFO デプス)
58
PWM の深さを設定します。設定値を大きくするほど深くなります。
設定値:0〜100

WG PITCH(WG ピッチ)

WG Pitch(ピッチ)
fig.09-26(LCDWgPitch)
Coars(ピッチ・コース)
パーシャルの基準ピッチを設定します。基準ピッチとは、C4(中 央 C)キーの位置でのピッチです。
設定値:C1 〜 C7
Fine(ピッチ・ファイン)
基準ピッチを微調整します。 設定値:-50 〜 +50
fig.09-27j(PitchKeyFollow)
KF(キー・フォロー(ピッチ))
通常シンセサイザーなどの電子楽器では、各キーが半音ス テップで配列されています。このピッチ比を変えることがで きます。設定値は、12 キー移動すると何オクターブ変化する のかを表わしています。 設定値:-1, -1/2, -1/4, 0, 1/8, 1/4, 3/8, 1/2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2, s1, s2
※ s1 と s2 は、オクターブ間のピッチを微妙にずらしたいと
きに設定します。
s1: ピッチが 1 オクターブより 1 セント高くなります。 s2: ピッチが 1 オクターブより 5 セント高くなります。
ピッチ
+3
(オクターブ)
2
1
-1/2
-1/4
0
−1
トーン・パラメーターの働き
s2
5/4
3/2
2
-1
s1
1
7/8 3/4 5/8 1/2 3/8
1/4 1/8 0
中央C(C4)
59
トーン・パラメーターの働き
WG Modulation(モジュレーション)
LFO(LFO モード)
fig.09-28j(LFOMode)
どのようにビブラートをかけるかを設定します。
設定値:OFF, (+), (-), A&L
表示 機能
OFF まったくビブラートはかからない。
(+) ビブラートがかかる。
(-)
A&L
ビブラートがかかる。このとき LFO の位相は反 転する。
アフタータッチとベンダー・レバーのみ、ビブ ラートをかけることができる。
通常
(−)に設定
ENV(P-ENV モード)
fig.09-29j(P-ENVMode)
P-ENV によって、ピッチをどのように変化させるかを設定します。
設定値:OFF, (+), (-)
表示 機能
OFF 変化しない。
(+)
(-)
Bend(ベンダー・モード)
ベンダー・レバーによって、ピッチをどのように変化させるかを設定します。
設定値:OFF, KF, NOM
表示 機能 OFF
KF
NOM
60
設定した P-ENV のエンベロープ波形に従って 変化する。
設定した P-ENV の反転したエンベロープ波形 に従って変化する。
レバーを左右に動かしてもピッチは変化しない。 パッチ・ファクターで設定したベンダー・レン
ジに WG のキー・フォロー(ピッチ)の設定を 付加したレンジでピッチが変化する。
パッチ・ファクターで設定したベンダー・レン ジでピッチが変化する。
(+)に設定
(−)に設定
Bend(ベンダー・モード)の設定例
パッチ・ファクターのベンダー・レンジ(P.21)を 12(1 オクターブ)、W G のキ ー・フ ォ ロー(ピッチ)(P.59)を 2 に設定したとき、ベンダー・レバーを右いっぱいに倒すと 2
オクターブ変化します。
WG のキー・フォロー(ピッチ)(P.59)を 0 に設定すると、ベンダー・レバーを動かして もピッチはまったく変化しません。

TVF(タイム・バリアント・フィルター)

TVF
トーン・パラメーターの働き
fig.09-31j(CutoffFrequency)
Freq(カットオフ・フリケンシー)
カットオフ・ポイントを設定します。設定値を小さくするほど高 音域の周波数がカットされ、正弦波に近くなります。あまり小さ くしすぎると、音が出なくなります。 設定値:0〜100
100
レ ベ ル
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
設 定 値
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
0
周波数
61
トーン・パラメーターの働き
fig.09-32j(Resonance)
Reso(レゾナンス)
カットオフ・ポイント付近のレベルを強調します。設定値を大き くするほど特定の倍音成分が強調され、音色に特徴を付けること ができます。 設定値:0〜30
fig.09-33j(CutoffKeyFollow)
KF(キー・フォロー(カットオフ・ポイント))
カットオフ・ポイントを、弾くキーの位置によって変化させま す。WG ピッチのキー・フォローと同様に、設定値は、12 キー 移動すると何オクターブ変化するかを表わしています。 設定値:-1, -1/2, -1/4, 0, 1/8, 1/4, 3/8, 1/2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2
BP(バイアス・ポイント)
設定したキー・フォローの傾きを、任意のキーの位置から補佐 することができます。補正する範囲は、補正を始めるキーの位 置(バイアス・ポイント)と、補正方向(バイアス・ディレク ション)で設定します。 設定値:<A1〜<C7、>A1〜>C7
100
設 定 値
0
ピッチ
+3
(オクターブ)
2
1
-1/2
-1/4
0
−1
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
レ ベ ル
カットオフ・ポイント 周波数
-1
5/4
3/2
2
1 7/8
3/4 5/8 1/2 3/8
1/4 1/8 0
例(表示) 例(機能) >C4 C4 キーより右の範囲を補正します
<C4 C4 キーより左の範囲を補正します
BLevel(バイアス・レベル)
補正量(バイアス・レベル)を設定します。プラス側(+)に設定す ると傾きが上がり、マイナス側(-) に設定すると傾きが下がります。 設定値:-7 〜 +7
62
中央C(C4)
キー・フォローの補正例
fig.09-34j(bias/direction)
中央C(C4)
傾き
+
0
−
設定値
補正された傾きは、キー・フォローで設定した傾きとバイアス・レベルを加算したものです。 したがってキー・フォローの傾きが違えば、補正する傾きの値が同じであっても、実際の傾 きは、異なります。
TVF キー・フォロー(カットオフ・ポイント):0 補正する範囲:> C4
トーン・パラメーターの働き
63
トーン・パラメーターの働き
TVF ENV(TVF エンベロープ)
fig.09-35(LCDTVF/TVF ENV)
TVF カットオフ・ポイントを TVF ENV で変化させる深さを設定 します。設定値を大きくするほど深くなります。
設定値:0〜100
Velo(ベロシティー・レンジ)
TVF ENV で設定した変化幅を、ベロシティ- によってコントロー ルする感度を設定します。感度を上げるほど、キーのタッチによっ て変化幅が大きく変化します。
設定値:0〜100
DKF(キー・フォロー(デプス))
TVF ENV デプスを、弾くキーの位置によって変化させることができます。設定値を大きくするほどデプ スの変化が大きくなります。
設定値:0〜4
TKF(キー・フォロー(タイム))
fig.09-36(TimeKeyFollow)
TVF ENV の変化する時間を、弾くキーの位置に よって変化させ ることができます。設定値を大きくするほど時間の変化が大きく なります。
設定値:0〜4
TVF ENV Time(タイム)
エンブローブ波形は、タイムとレベルの設定で作ります。
fig.09-37j(TvfEnvTime)
ポイント1
キー・オン キー・オフ
64
ポイント2
ポイント3
ポイント4
SusLL3L2L1
T1 T2 T3 T4 T5
ポイント5 EndL
fig.09-38(LCDTvfEnvTime)
T1(タイム 1)
キーを押した瞬間からポイント 1 に達するまでの時間を設定しま す。
設定値:0〜100
T2(タイム 2)
ポイント 1 からポイント 2 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
T3(タイム 3)
ポイント 2 からポイント 3 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
T4(タイム 4)
ポイント 3 からポイント 4 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
T5(タイム 5)
キーから離した瞬間からポイント 5 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
TVF ENV Level(レベル)
fig.09-39(LCDTvfEnvLevel)
L1(レベル 1)
ポイント 1 のレベルを設定します。 設定値:0〜100
トーン・パラメーターの働き
L2(レベル 2)
ポイント 2 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
L3(レベル 3)
ポイント 3 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
SusL(サステイン・レベル)
ポイント 4 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
EndL(エンド・レベル)
キーを離した後にレベルを下げるときは 0、上げるときは 100 に設定します。
設定値:0, 100
※ エンド・レベルは、キーを押し直すまでホールドされています。
※ 隣り合ったポイントのレベルの設定値を同じくらいの値にすると、ポイント間のタイムが設定した値
よりも短く(または 0 に)なってしまいます。
65
トーン・パラメーターの働き

TVA(タイム・バリアント・アンプリファイヤー)

TVA
fig.09-40(LCDTvaTva)
Level(レベル)
パーシャルの音量を設定します。音色によっては、設定値を上げ 過ぎると音が歪むことがありますが、故障ではありません。歪ま ない音量でお使いください。レベルを 0 に設定しても、TVA ENV の設定によっては音が出ることがあります。
設定値:0〜100
Velo(ベロシティー・レンジ)
音量をベロシティーでコントロールする感度を設定します。マイ ナス側(-)の感度を上げると、強いタッチによってレベルが下が り、プラス側(+)に感度を上げるとレベルが上がります。
設定値:-50 〜 +50
BP(バイアス・ポイント)
任意の位置から音量を補正することができます。補正する範囲は、補正を始めるキーの位置(バイアス・ ポイント)と、補正方向(バイアス・ディレクション)で設定します。
設定値:<A1〜<C7、>A1〜>C7
例(表示) 例(機能)
>C4 C4 キーより右の範囲を補正します <C4 C4 キーより左の範囲を補正します
BLevel(バイアス・レベル)
補正量(バイパス・レベル)は設定値を下げるほど傾きが下がります。
設定値:-12 〜 0
音量の補正例
fig.09-41j(bias/direction)
0
設定値
傾き
−
補正する範囲:> C6
C6
66
TVA ENV(エンベロープ)
fig.09-42(LCDTvaEnv)
Velo(ベロシティー・フォロー(タイム 1))
TVA ENV のタイム 1 の時間をベロシティーによってコントロー ルする感度を設定します。感度を上げると、キーを強く弾くほど タイム 1 の時間が短くなります。 設定値:0〜4
fig.09-36(TimeKeyFollow)
TKF(キー・フォロー(タイム))
TVA ENV の変化する時間を、弾くキーの位置によって変えるこ とができます。設定値を大きくするほど時間の変化が大きくなり ます。
設定値:0〜4
TVA ENV Time(タイム)
エンブローブ波形は、タイムとレベルの設定で作ります。
fig.09-37j(TvaEnv)
ポイント1
ポイント2
ポイント3
トーン・パラメーターの働き
ポイント4
SusLL3L2L1
T1 T2 T3 T4 T5
キー・オン キー・オフ
fig.09-43(LCDTvaEnvTime)
T1(タイム 1)
キーを押した瞬間からポイント 1 に達するまでの時間を設定しま す。
設定値:0〜100
T2(タイム 2)
ポイント 1 からポイント 2 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
T3(タイム 3)
ポイント 2 からポイント 3 に達するまでの時間を設定します。 設定値:0〜100
ポイント5 EndL
67
トーン・パラメーターの働き
T4(タイム 4)
ポイント 3 からポイント 4 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
T5(タイム 5)
キーから離した瞬間からポイント 5 に達するまでの時間を設定します。
設定値:0〜100
TVA ENV Level(レベル)
fig.09-44(LCDTvaEnvLevel)
L1(レベル 1)
ポイント 1 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
L2(レベル 2)
ポイント 2 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
L3(レベル 3)
ポイント 3 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
SusL(サステイン・レベル)
ポイント 4 のレベルを設定します。
設定値:0〜100
EndL(エンド・レベル)
68
キーを離した後にレベルを下げるときは 0、上げるときは 100 に設定します。
設定値:0, 100
※ エンド・レベルは、キーを押し直すまでホールドされています。したがってエンド・レベルを 100 に
設定したときは音が鳴り続けます。ただし、PCM サウンド・ジェネレーターでワン・ショットの音 を使用しているときは、100 に設定しても音は鳴り続けません。
※ 隣り合ったポイントのレベルの設定値を同じくらいの値にすると、ポイント間のタイムが設定した値
よりも短く(または 0 に)なります。

MOD(モジュレーション)

TVF MOD
fig.09-45(LCDModTvfMod)
LFO(LFO セレクト)
カットオフ・ポイントを周期的に変化(グロウル)させるための LFO を運びます。 設定値:+1, -1, +2, -2, +3, -3
fig.09-25j(LFO Select)
表示 LFO(位相)
+1 LFO-1(+)
-1 LFO-1(-)
+2 LFO-2(+)
-2 LFO-2(-)
+3 LFO-3(+)
-3 LFO-3(-)
トーン・パラメーターの働き
位相が(+)
位相が(−)
LFOD(LFO デプス)
グロウルの深さを設定します。設定値が大きくなるほど深くなります。
設定値:0〜100
After(アフタータッチ・レンジ)
カットオフ・ポイントを、アフタータッチで変化させる感度を設定します。マイナス側(-)に感度を上 げると、アフタータッチの強さによってカットオフ・ポイントが低くなり、プラス側(+)に感度を上げ ると、反対に高くなります。 設定値:-7 〜 +7
69
トーン・パラメーターの働き
TVA MOD
fig.09-46(LCDModTvaMod)
LFO(LFO セレクト)
音量を周期的に変化(トレモロ)させるための LFO を運びます。 設定値:+1, -1, +2, -2, +3, -3
fig.09-25j(LFO Select)
表示 LFO(位相)
+1 LFO-1(+)
-1 LFO-1(-)
+2 LFO-2(+)
-2 LFO-2(-)
+3 LFO-3(+)
-3 LFO-3(-)
位相が(+)
位相が(−)
LFOD(LFO デプス)
トレモロの深さを設定します。設定値が大きくなるほど深くなります。
設定値:0〜100
After(アフタータッチ・レンジ)
音量を、アフタータッチでコントロールする感度を設定します。マイナス側(-)に感度を上げると、ア フタータッチの強さによって音量が下がり、プラス側(+)に感度を上げると音量が上がります。 設定値:-7 〜 +7
70

VC-1 全体の設定をする

チューニングや MIDI メッセージの受信のしかたなど、 VC-1 全体の動作環境に関する機能をシステム機 能と呼びます。ここでは、システム機能を設定するときの操作とシステム・パラメーターの働きを説明し
ます。

システム機能の設定のしかた

fig.10-01(LCDModeMenu)
[MODE]を押します。MODE MENU ウィンドウが表示されま
1.
す。
< SYSTEM >にタッチします。SYSTEM 画面が表示されます。
2.
fig.10-02(LCDSystemGeneral)
エディットしたいパラメーターのバリュー・ボックスにカーソル
3.
を移動します。次に、VALUE ダイヤルを回すか、または
[INC/+][DEC/-]を押して値を変更します。
手順 3 を繰り返してシステム機能を設定します。
4.
システム機能の設定を変更したら、画面右下にある< Write >
5.
タッチします。
※ 内容を変更したシステム機能の設定は一時的なもので、電源を切ると失われてしまいます。変更した
システム機能の設定を残しておきたいときは、VC-1 に保存します。保存操作をすると、保存先に記 憶されていたデータは上書きされて失われてしまいます。ただし、製品出荷時に内蔵されていたデー タは、イニシャライズ操作をすることで復活させることができます(→『パッチの設定を初期化する』
(P.49))。
71
VC-1 全体の設定をする
fig.10-03
Sound Setting(サウンド・セッティング)
Master Tune(マスター・チューン)
VC-1 全体のチューニングをします。表示の値は A4 キー(中央の ラ)の周波数です。
設定値:427 〜 452Hz
Sound Character(サウンド・キャラクター)
音の出力特性を、D-50 と同じにするか(D-50)、V-Synth XT と 同じにするか(V-Synth)を設定します。
設定値:D-50, V-Synth
Digital Freq(デジタル・フリケンシー)
デジタル出力のサンプリング周波数を設定します。 設定値:44.1, 48, 96kHz
72
fig.10-04(LCDSystemMidi)
MIDI(MIDI ファンクション)
MIDI CH( MIDI チャンネル)
外部 MIDI 機器から VC-1 を使うときの MIDI チャンネル(ベーシッ ク・チャンネル)を設定します(→『キー・モードの変化』(P.76))。
設定値:1〜16
※ 送信チャンネルはパッチごとに個別に設定することもできま
す(P.25)。
Control(コントロール)
外部 MIDI 機器から VC-1 をコントロールするときの、チャンネル・メッセージの受信のしかたを設定し ます。
設定値:B.CH, G.CH, MdeOFF
設定値 機能 l
B.CH
(ベーシック・チャンネル)
G.CH
(グローバル・チャンネル)
MdeOFF
(モード・メッセージ・オフ)
モノ・モードで本体をコントロールするとき、ボイス・メッセージ
(ノート・イベント、ピッチ・ベンダーを除く)をベーシック・チャ
ル・チャンネル(ベーシック・チャンネルより 1 つ下のチャンネル) を持つ機器であれば、ボイス・メッセージ(ノート・イベント、 ピッチ・ベンダーを除く)をグローバル・チャンネルでまとめて受 信できます。
外部の MIDI 機器からのモード・メッセージを受信せず、パッチごと に設定されたキー・モードにしたがってアサインされます。
VC-1 全体の設定をする
Separate CH( セパレート・モードの受信チャンネル)
キー・モード(P.19)で、SEP(セパレート・モード)または SEP-S(セパレート・ソロ・モード)を 選ぶと、アッパー側とロアー側とを異なるチャンネルでコントロールすることができます。ベーシック・ チャンネルではロアー側を、セパレート・モードの受信チャンネルではアッパー側をコントロールしま す。MIDI の鍵盤からはアッパー側のみコントロールします。
設定値:1〜16
※ セパレート・モードの受信チャンネルは、パッチごとに個別に設定することもできます(P.25)。
Prog.C(プログラム・チェンジ・スイッチ)
プログラム・チェンジ情報を送受信するときは On にします。 プログラム・チェンジ情報が送信されるのは、V-Synth XT のパネル操作によってパッチを切り替えたと きか、送信するプログラム・チェンジ・ナンバーをエディットしたときに限られます。そのため、外部 MIDI 機器からのプログラム・チェンジ情報によってパッチを切り替えたときは送信されません。
設定値:Off, On
※ 送信するプログラム・チェンジ・ナンバーは、パッチごとに個別に設定することもできます(P.25)。
73
VC-1 全体の設定をする
Exclusive(エクスクルーシブ・スイッチ)
コンピューターなどのエクスクルーシブ・メッセージを記憶できる機器と、エクスクルーシブ・メッセー ジ(ローランドの ID ナンバーのみ)を送受信するときは Off 以外に設定します。
設定値:Off, On, P-Dump, TxEdit
表示 機能 On 通常。
P-Dump 選んだパッチのデータを送信する。 TxEdit エディットしたパラメーターのデータを送信する。
※ P-Dump に設定すると、本体のパネル操作によってパッチを切り替えたときに、選択したパッチの
データが送信されます。ただし、外部 MIDI 機器からのプログラム・チェンジ情報によってパッチを 切り替えたときには送信されません。
Bank.S(バンク・セレクト・スイッチ)
バンク・セレクト・メッセージを送受信するときには On に設定します。 設定値:Off, On
74

システム機能の設定を初期化する

現在のシステム機能の設定を標準値または製品出荷時の設定に戻します(システム・イニシャライズ)。
fig.10-04a
1.
システム・エディット画面を表示します。
2.
画面右下にある< Init >にタッチします。
3.
次に電源を入れたときに工場出荷時の設定にしたいときは < Write >にタッチして保存します。
VC-1 全体の設定をする
75

キー・モードの変化

アッパー側
受信チャンネル
(グループ)
キー・モード(P.19, P.99 )による発音のしかたは、VC-1 をモノ・モードポリ・モードのどちらで使 用するかによって異なります。
モノ・モード/ポリ・モード
外部 MIDI 機器から VC-1 を使うときの MIDI チャンネルの受信のしかたには、以下のふたつがあります。 VC-1 はどちらのモードでも使用することができます。
名称 機能
1 つのチャンネルで同時にいくつもの音の情報を扱います。16 音あるいは 8 音
ポリ・モード
モノ・モード
VC-1 がどちらのモードで動作するかは、外部 MIDI 機器から送られてくるモード・メッセージによって 決まります。モノのモード・メッセージを受信すると、ベーシック・チャンネルから連続した 8 つまでの MIDI チャンネル(チャンネル・グループ)で受信できるようになります。
※ VC-1 のモノ・モードは、各チャンネルに対してノート情報とベンダー情報を受信するだけです。1 音
ずつ別々に音色を設定することはできません。
のポリフォニック音源として動作します。通常、キーボードやシーケンサー サーなどでコントロールするときは、ポリ・モードで使用します。
1 チャンネル当たり 1 音の情報を扱います。8 つの MIDI チャンネルを使った 8 音分のモノフォニック音源として動作します。特に、モノ・モードで動作する MIDI ギター・システム(GR-33、GR-20 など)では、各弦の情報(ノート情 報、ベンダー情報)を別々の MIDI チャンネルに分けて扱うので、ギターの特性 を生かした演奏を可能にします。
76
外部 MIDI 機器から VC-1 をコントロールするときには、パッチで設定されている Key Mode(P.19)と、 システムで設定されている Control(P.73)によって、発音のしかたやコントロール情報の流れが次のよ うに変化します。
キー・モード
WHOLE
(ホール)
WHOL-S
(ホール・ソロ)
ポリ・モード
モード・メッセージ・オフ
アッパー側
受信チャンネル
アッパー側
受信チャンネル
モノ・モード
アッパー側
受信チャンネル
キー・モードの変化
キー・モード ポリ・モード
DUAL
(デュアル)
DUAL-S
(デュアル・ソロ)
SPLIT
(スプリット)
SPL-US
(スプリット・アッパー・ソロ)
SPL-LS
(スプリット・ロアー・ソロ)
モード・メッセージ・オフ
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
モノ・モード
ロアー側
受信チャンネル
(グループ)
ロアー側
受信チャンネル
(グループ)
アッパー側
アッパー側
SEP
(セパレート)
SEP-S
:プログラム・チェンジ情報
:スプリット・ポイント
:発音ボイス数
:ベーシック・チャンネル :グローバル・チャンネル
:セパレート・モードの受信チャンネル
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル
ロアー側 アッパー側
受信チャンネル(グループ)
ロアー側
受信チャンネル(グループ)
アッパー側
77

サウンド・リスト

プリセット・パッチ

P1 (Preset 1:Original D-50)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
BANK 1
2
3
4
5
6
7
8
Fantasia Metal Harp Jazz Guitar
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Digital Native Dance
Breathy Chiffer
Shamus Theme
Glass Voices Hollowed
Staccato Heaven
Nightmare Syn Marimba Slap Bass n
Intruder FX Steel Pick Synth Bass Afterthought Bones Bottle Blower Future Pad PCM E-Piano
Bass Marimba
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Gamelan bell Slap Bass Pressure Me
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Vibraphone Basin Strat
(D) (D) (S) (D) (D) (D) (W) (D)
Harp
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (W) (D)
Oriental Bells E-Bass and
(D) (D) (S) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (S) (D) (W) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Duo
Flute-Piano Duo
Blues
Ethnic Session
E-Piano
Brass
Arco Strings Horn Section Living
Combie Strings
Strings
Pizzagogo Flutish Brass Pressure Me
Jete Strings Stereo
Legato Strings
String Ensemble
Harpsichord Stabs
Rich Brass Pipe Solo Soundtrack Cathedral
Polysynth
JX Horns­Strings
Velo-Brass Digital Cello OK Chorale Pianissimo
Calliope
Griitttarr Nylon
Lead
Tine Wave Syn-
Shakuhachi Choir Picked G uitar
D-50 Voices Slow Rotor
Atmosphere
Spacious Sweep
Harmonium
Synthetic Electric
Organ
Piano-Fifty
Rock Organ
Duo
P2 (Preset 2: New)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
Brass Tacks A Bright Day Soft
BANK 1
Stereo EP FM E-Piano Curly Wurly End of the 7
2
Music Box Happy Toy Space Harp Wonder
3
(W) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Perc Piper Space Rays Tandorri Bells I saw the light Future is
4
Atmostrings Waving
5
Rusty Voices Solo X Press Daft Lead Back 2 Mono Mono
6
Purr-Phunk
7
PiccoBello Qatsi Organ Sunken
8
78
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Strings
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (W) (D) (W) (D) (W) (D)
Atmo Bass Zawco Brass D-50 Syn
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
EPicenter
Organic Strings
Cathedral
Next Stop Nirvana
Era
Drops
Megatronic PhotonPhasersSoft
Brass
Sorcerers Organ
Pressure Dome
Christmas Time
Pluck the Pad
Behind
Octabass
Ambient Hit 12str Guitar Darjiling Realistic Flute
Voice of Elohim
Hard Whoover
Good Vibrations
Long Dream Late 80s
Bow Street Runner
Whoover
Gated FM bass
Sun Safari Musique
Digital Clavi Chasing
Fairy Ultra Thoughts
Stack
Tension Sheet
LA Supersaw Dance Choir
Acid Bass Rubber Bass
Concrete
Game
Gin Fizz
D1080 Pad
Jurassic Breath
P3 (Preset 3:PN-D50-01)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
BANK 1
2
3
4
5
6
7
8
Bouncing Bows
Cello Viola Solo Violin Contra Bass Choir &
Classical Horn
Tenor Saxophone
Flute-Piccolo Oboe Bassoon Clarinet Ocarina Breathing
Synth Lead 1 Synth Lead 2 Griitttarr 2 5th Lead
Ham and Organ
Star Peace Chorus
Deep Analog Strings
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Fanfare Tuba Velo-Brass 2 Stab Brass Mallet Horns Slow Brass
(D) (D) (W) (W) (D) (D) (D) (D)
Alto Saxophone
(D) (D) (D) (S) (D) (W) (W) (S)
(D) (D) (D) (D) (W) (D) (D) (D)
(D) (W) (D) (W) (D) (W) (W) (D)
Slow Rotor 2 Slow to Fast
(D) (D) (D) (W) (D) (S) (W) (D)
Spacy Voice Thinful Vox
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Psycho Strings
Soprano Saxophone
Rotor
Warm Strings Deep Strings
E-Piano & Sopranino
Synth
Good & Old Days
Harmonium
Ensemble
Strings
Wild Blow Squeeze de
Analog Solo Synth Lead 3 Gotham Low Taj Mahal
Percussive E­Organ
Android Nuns Pressure Pad Digital Sound
Symphony Strings
Harpsi Strings
Sax
Pipe
Slap Bass & Organ
サウンド・リスト
Chase Strings Ensemble
Horns & Strings
Sweep
Harmonica Whistling
Calliope Wabi Sabi
Pipe Organ Weird Organ
Baroque Strings
Pulse Pad
Slappin Brass
Soldiers
P4 (Preset 4:PN-D50-02)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
BANK 1
2
3
4
5
6
7
8
Synthetic Piano 1
Electric Piano Xmod Attack
Guitar Frets Jazz Guitar Spanishart Acoustic
Marimba Xylophone Glockenspiel Jamaican
Samba Drum & Agogo
Fingered Bass
Stringz & Bellz
AQUA
Upright Pianer
(D) (D) (D) (D) (W) (D) (D) (W)
E-Piano
(D) (W) (D) (D) (D) (W) (D) (D)
(D) (W) (D) (D) (W) (D) (D) (S)
(D) (D) (W) (D) (D) (D) (D) (W)
Drums Set 1 Drums Set 2 Percussion
(S) (S) (S) (S) (D) (W) (D) (D)
Slap Bass 2 Slap It Picked Bass Fretless Bass Acoustic
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (S)
Bright Wave Gotham
(D) (D) (D) (D) (D) (W) (S) (S)
Jet Wars Orchestra Hit Clock
(D) (S) (D) (D) (D) (W) (D) (D)
Loud Piano Tack Piano Synthetic
Harmonic E­Piano
Chords
Reluctant E­Piano
Guitar Box
Steel
Set 1
Wonderwave GamelanBells2Ethnic Fifth Japanese
Factory
Piano 2
Tines Old Clav Painful Clav Flanging Clav
Harp Koto Sitar Hawaiian
Perc AAAH Tremolo
Gron Percussion
Gunfire­Ricochet
High Piano Two Part
Brass Bells
Bell Tree Serrengetti Bellocell
Bass
Fast Forward Air Raid Siren Sweep Loop
Invention
ISIS Xylo Gate
Synth Bass 2 Slap Bass &
Duo 1
Harpsichord Coupler
Palms
Syn Bass
Japanese Duo 2
on C
79
サウンド・リスト
P5 (Preset 5:PN-D50-03)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
BANK 1
2
3
4
5
6
7
8
String Section
Vibrato Cello String
Powerful Brass
Baritone Saxophone
Breathy Flute Bohemian Recorder Breeze Pipe Flutes
Heavy Metal Lead
Jazz Organ Huge Pipes Velocity
Whispy Vox A lpha O mega
Syn-StringsHiTension
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Quartette
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Mute Trumpet
(D) (W) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Silver Saxophone
(D) (D) (D) (W) (D) (D) (W) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (S) (D) (S)
Monophonic Lead
(D) (D) (W) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Ensemble
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Strings
Pizz Typewriter
Westerly Brass
Saxcessive Tones
Pulse Lead Squeeze
Rotor
Vox n Sawz 4th Synth
Planetary Strings
Strings Horn Strings Elec
Flugel Horn Eye
Synthesized Sax
Lead
Choral Organ Click Organ Solid Beat Wavy Motion Pressure
Vox
Symphony Orchestra
Piano
Brasspad
Growl Saxophone
Ensemble
Energetical Lead
Husky Voices Stereo
Analog Syn­Strings
High-Strings Oboe
Trumpetters Pressure 5th
Sopranino Sax
Woodwinds Pipe Bags Vibe n
Monotone Lead
Panorama
Crescendo Strings
Cello-Viola Piccolo
Horns
Xarmonica Happy
Harmonics Lead
Voyageur Glass Voice 2
Warm Strings Pad
Bass-Piano Strings
Pianish Horns
Whistler
Clarinet
Metallic Lead
Generator
P6 (Preset 6:PN-D50-04)
No.1 2 3 4 5 6 7 8
BANK1
2
3
4
5
6
7
8
Perc E-Piano Ballad Piano
Spanish Guitar
Toys in the Attic
Sweet Vibes
Digital Atmosphere
Hopper Bass Electric Pick
Soundtrack n Hold
Marshy Zone Dense Forest F-1 Grand
Choir
(D) (D) (D) (W) (D) (D) (D) (D)
Ringmod E­Guitar
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Music Toybox
(D) (D) (D) (D) (D) (S) (D) (S)
Clear Bell Pad Marimbell Venetian
(D) (W) (D) (S) (S) (S) (S) (S)
Polyphonic Synth
(W) (S) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
Bass
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (S)
Reso Release Ballet Voices
(D) (D) (D) (D) (D) (D) (D) (D)
(D) (D) (D) (D) (S) (D) (S) (D)
New Age Piano
Gypsy Guitar Rock Guitar Harp Strings Dulcimer
Bells Harmony
Pad Combo Attack-Reso
Octave Synth Bass
U-L
Prix
Xmod E­Piano
Star Chime African
Cafe
Synth
Natural Bass Glide Bass Funky Reso-
Press Pan sampl Hold
Passing Sky Devildom Haunted
Vividly Piano Air Piano Honky-Tonk
Voice
Kalimba
Grand Canyon
Velo-Oct Pulse
Twilight Zone After Bend-
Okinawa Session
Funky Bed Trax
Perc Release Steam Synth
Bass
Panning
Bells
Piano
Comdie Clav Stereo Clav
Jamaican Sounds
Ohayashi Koto-Bamboo
Pad
Steelblue Bass
All Diminish Chord
Vietnam FX Big Waves
Antique harpsichord
India
Flute
Zean- - -
Funky Cutting
STAR-TREK Voices
80

パッチ・ファクター

パッチ・ファクター 設定値 備考
PATCH TOP(P.19) Chase Switch チェイス・スイッチ OFF, ON
Portamento Switch ポルタメント・スイッチ OFF, OIN
WHOLE, DUAL, SPLIT, SEP,
KEY MODE キー・モード
SPLIT スプリット・ポイント C2 〜 C7 BALANCE トーンの音量バランス 0〜100 CONTROL(P.21) Bend ベンダー・レンジ 0〜12 AfterPB アフタータッチ(ピッチ・ベンダー) -12 〜 +12 Hold ホールド・モード U, L, UL Time ポルタメント・タイム 0〜100
Mode ポルタメント・モード U, L, UL OUTPUT(P.22)
Mode アウトプット・モード 1〜4 RevType リバーブ・タイプ 1〜32 RevBal リバーブ・バランス 0〜100 Vol トータル・ボリューム 0〜100 CHASE(P.24)
Mode チェイス・モード UL, ULL, ULU Level チェイス・レベル 0〜100
Time チェイス・タイム 0〜100 TONE TUNE(P.25) LKey ロアー側のキー・シフト -24 〜 +24 UKey アッパー側のキー・シフト -24 〜 +24
Ltune ロアー側のファイン・チューン -50 〜 +50 Utune アッパー側のファイン・チューン -50 〜 +50 MIDI(P.25)
TxCH 送信チャンネル B, 1 〜 16 TxPC 送信プログラム・チェンジ・ナンバー Off, 1 〜 100 TxBS 送信バンク・セレクト・ナンバー Off, 0 〜 99 SepCH セパレート・モードの受信チャンネル Off, 1 〜 16
マークはオリジナル D-50 から追加/拡張された項目です。
WHOL-S, DUAL-S, SPL-US, SPL-LS, SEP-S
サウンド・リスト
81
サウンド・リスト

トーン・パラメーター

コモン・パラメーター

パラメーター 設定値 備考
Struct(P.50) Structure Struct ストラクチャー・ナンバー 1〜7 Partial Balance Balance パーシャル・バランス 0〜99 P-ENV(P.51)
P-ENV
P-ENV Time
P-ENV Level
Pitch Mod
LFO(P.53)
LFO-1
LFO-2
LFO-3
Velo ベロシティー・レンジ 0〜2 TKF キー・フォロー(タイム) 0〜4 T1 タイム 1 0〜50
T2 タイム 2 0〜50 T3 タイム 3 0〜50
T4 タイム 4 0〜50 L0 レベル 0 -50 〜 0 〜 +50 L1 レベル 1 -50 〜 +50
L2 レベル 2 -50 〜 +50 SusL サステイン・レベル -50 〜 +50
EndL エンド・レベル -50 〜 +50 LFOD LFO デプス 0〜100 Lever ピッチ・レバー・モジュレーション 0〜100
Aftr
Wave ウェーブ・フォーム TRI, SAW, SQU, RND Rate レイト 0〜100
Delay ディレイ・タイム 0〜100 Sync シンク Off, On, KEY Wave ウェーブ・フォーム TRI, SAW, SQU, RND
Rate レイト 0〜100 Delay ディレイ・タイム 0〜100 Sync シンク Off, On
Wave ウェーブ・フォーム TRI, SAW, SQU, RND Rate レイト 0〜100
Delay ディレイ・タイム 0〜100 Sync シンク Off, On
ピッチ・アフタータッチ・ モジュレーション
0〜100
82
パラメーター 設定値 備考
EQ(P.54)
LowFreq ロー・フリケンシー
LowGain ロー・ゲイン -12 〜 +12
EQ
Chorus
HiFreq ハイ・フリケンシー
HiQ ハイ Q
HiGain ハイ・ゲイン -12 〜 +12 Type コーラス・タイプ 1〜8 Rate コーラス・レイト 0〜100 Depth コーラス・デプス 0〜100
Balance コーラス・バランス 0〜100

パーシャル・パラメーター

パラメーター 設定値 備考
FORM(P.57)
WG Form
WG PW
PITCH(P.59)
WG Pitch
WG Mod
Wave ウェーブ・フォーム SQU, SAW PCM PCM ウェーブ・ナンバー 1〜127
PW パルス・ウィズ 0〜100 Velo ベロシティー・レンジ -7 〜 +7
After アフタータッチ・レンジ -7 〜 +7 LFO LFO セレクト +1, -1, +2, -2, +3, -3
LFOD LFO デプス 0〜100
Coars ピッチ・コース C1 〜 C7 Fine ピッチ・ファイン -50 〜 +50
KF
LFO LFO モード Off, (+), (-), A&L ENV P-ENV モード Off, (+), (-) Bend ベンダー・モード Off, KEY, NOM
キー・フォロー
(ピッチ)
サウンド・リスト
63, 75, 88, 105, 125, 150, 175, 210, 250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840
250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840, 1.0, 1.2, 1.4,
1.7, 2.0, 2.4, 2.8, 3.4, 4.0,
4.8, 5.7, 6.7, 8.0, 9.5
0.3, 0.5, 0.7, 1.0, 1.4, 2.0,
3.0, 4.2, 6.0
-1, -1/2, -1/4, 0, 1, 1/4, 3/8, 1/ 2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2, s1, s2
83
サウンド・リスト
TVF(P.61)
TVF
TVF ENV
TVF ENV Time
TVF ENV Level
TVA(P.66)
TVA
TVA ENV
TVA ENV Time
TVA ENV Level
パラメーター 設定値 備考
Freq カットオフ・フリケンシー 0〜100 Reso レゾナンス 0〜30
KF
BP バイアス・ポイント
BLevel バイアス・レベル -7 〜 +7 Depth ENV デプス 0〜100
Velo ベロシティー・レンジ 0〜100 DKF キー・フォロー(デプス) 0〜4
TKF キー・フォロー(タイム) 0〜4 T1 タイム 1 0〜100 T2 タイム 2 0〜100
T3 タイム 3 0〜100 T4 タイム 4 0〜100
T5 タイム 5 0〜100 L1 レベル 1 0〜100 L2 レベル 2 0〜100
L3 レベル 3 0〜100 SusL サステイン・レベル 0〜100
EndL エンド・レベル 0, 100
Level レベル 0〜100 Velo ベロシティー・レンジ -50 〜 +50
BP バイアス・ポイント
BLevel バイアス・レベル -12 〜 0
Velo
TKF
T1 タイム 1 0〜100 T2 タイム 2 0〜100
T3 タイム 3 0〜100 T4 タイム 4 0〜100
T5 タイム 5 0〜100 L1 レベル 1 0〜100 L2 レベル 2 0〜100
L3 レベル 3 0〜100 SusL サステイン・レベル 0〜100
EndL エンド・レベル 0, 100
キー・フォロー
(カットオフ・ポイント)
ベロシティー・フォロー
(タイム)
キー・フォロー
(タイム)
-1, -1/2, -1/4, 0, 1, 1/4, 3/8, 1/ 2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2
<A1〜<C7, >A1〜>C7
<A1〜<C7, >A1〜>C7
0〜4
0〜4
84
パラメーター 設定値 備考
MOD(P.69)
LFO LFO セレクト +1, -1, +2, -2, +3, -3
TVF MOD
TVA MOD
LFOD LFO デプス 0〜100 After アフタータッチ・レンジ -7 〜 +7 LFO LFO セレクト +1, -1, +2, -2, +3, -3
LFOD LFO デプス 0〜100 After アフタータッチ・レンジ -7 〜 +7

システム・パラメーター

パラメーター 設定値 備考
Sound Setting(P.72) Master Tune マスター・チューン 427 〜 452Hz
Sound Character サウンド・キャラクター D-50, V-Synth Digital Freq デジタル・フリケンシー 44.1, 48, 96kHz MIDI(P.73) MIDICH MIDI チャンネル 1〜16
Control コントロール B.CH, G.CH, MdeOff
Separate CH
Prog.C プログラム・チェンジ・ スイッチ Off, On
Exclusive エクスクルーシブ・スイッチ
Bank.S バンク・セレクト・スイッチ Off, On
セパレート・モードの受信チャン ネル
1〜16
Off, On, P-Dump, TxEdit
サウンド・リスト
85
サウンド・リスト

ウェーブフォーム

ワンショット
ナンバー 表示 PCM ネーム
1 Marmba マリンバ 2 Vibes ビブラホン
3 Xylo1 シロフォン 1 4 Xylo2 シロフォン 2
5 Log _ Bs ログ・ベース 6 Hammer ハンマー
7 JpnDrm ジャパニーズ・ドラム 8 Kalmba カリンバ
9 Pluck プラック
10 Chink チンク 11 Agogo アゴゴ
12 3angle トライアングル 13 Bells ベル
14 Nails ネイル・ファイル 15 Pick ピック
16 Lpiano ロー・ピアノ 17 Mpiano ミッド・ピアノ
18 Hpiano ハイ・ピアノ 19 Harpsi ハープシコード
20 Harp ハープ 21 Orgprc オルガン・パーカッション
22 Steel スチール・ストリングス 23 Nylon ナイロン・ストリングス
24 Eguit1 エレクトリック・ギター 1 25 Eguit2 エレクトリック・ギター 2
26 Dirt ダーティー・ギター 27 P _ Bass ピック・ベース
28 Pop ポップ・ベース 29 Thump サンプ
30 Uprite アップライト・ベース 31 Clarnt クラリネット
32 Breath ブレス 33 Steam スチーマー
34 FluteH ハイ・フルート 35 FluteL ロー・フルート
36 Guiro ギロ 37 IndFlt インディアン・フルート
38 Harmo フルート・ハーモニクス 39 Lips1 リップス 1
40 Lips2 リップス 2
ナンバー 表示 PCM ネーム
41 Trumpt トランペット 42 Bones トロンボーン
43 Contra コントラ・バス 44 Cello チェロ
45 VioBow バイオリン・ボー 46 Violns バイオリンズ
47 Pizz ピッチカート
ループ
ナンバー 表示 PCM ネーム
48 Drawbr ドローバーズ(ループ) 49 Horgan ハイ・オルガン(ループ)
50 Lorgan ロー・オルガン(ループ)
51 EP _ l p2
52 EP _ l p1
53 CLAVlp クラビ(ループ) 54 HC _ lp ハープシコード(ループ)
55 EB _ lp1
56 AB _ lp
57 EB _ lp2
58 EB _ lp3
59 EG _ lp
60 CELLlp チェロ(ループ) 61 VIOLlp バイオリン(ループ)
62 Reedlp リード(ループ) 63 SAXip1 サックス(ループ 1)
64 SAXlp2 サックス(ループ 2) 65 Aah _ lp アー(ループ)
66 Ooh _ lp ウー(ループ) 67 Manlp1 メール(ループ 1)
68 Spect1 スペクトラム 1(ループ) 69 Spect2 スペクトラム 2(ループ)
70 Spect3 スペクトラム 3(ループ) 71 Spect4 スペクトラム 4(ループ)
72 Spect5 スペクトラム 5(ループ)
エレクトリック・ピアノ
(ループ 1)
エレクトリック・ピアノ
(ループ 2)
エレクトリック・ベース
(ループ 1)
アコースティック・ベース
(ループ)
エレクトリック・ベース
(ループ 2)
エレクトリック・ベース
(ループ 3)
エレクトリック・ギター
(ループ)
86
サウンド・リスト
ナンバー 表示 PCM ネーム
73 Spect6 スペクトラム 6(ループ) 74 Spect7 スペクトラム 7(ループ)
75 Manlp2 メール(ループ 2) 76 Noise ノイズ
ループ(No.1 〜 No.76 の組み合わせ)
ナンバー 表示 PCM ネーム
77 Loop01 ループ 1 78 Loop02 ループ 2
79 Loop03 ループ 3 80 Loop04 ループ 4
81 Loop05 ループ 5 82 Loop06 ループ 6
83 Loop07 ループ 7 84 Loop08 ループ 8
85 Loop09 ループ 9 86 Loop10 ループ 10
87 Loop11 ループ 11 88 Loop12 ループ 12
89 Loop13 ループ 13 90 Loop14 ループ 14
91 Loop15 ループ 15 92 Loop16 ループ 16
93 Loop17 ループ 17 94 Loop18 ループ 18
95 Loop19 ループ 19 96 Loop20 ループ 20
97 Loop21 ループ 21 98 Loop22 ループ 22
99 Loop23 ループ 23
100 Loop24 ループ 24
新規追加
ナンバー 表示 PCM ネーム
101 70'EP 102 Wurly ウーリー
103 FM EP
104 MBox 105 Kalmb2 カリンバ 2
106 StlGtr 107 Sitar シタール 108 FM Bs FM ベース
109 MtlVox 110 Hit ヒット
111 Sync 112 FMMod1 FM モジュレーション 1 113 FMMod2 FM モジュレーション 2
114 Lo3Saw 115 FatSaw ファット・ソー
116 FatSqr
117 FbkOSC
118 Phased フェイズド・ソー 119 TronSt
120 FWine ファイン・ワイン 121 Fbkwav
122 AahMin アー(マイナー) 123 VoxChd ボイス・コード
124 Granu 125 Ringy リンギー
126 Revrs1 127 Revrs2 リバース 2 128 RevVox リバース・ボイス
EP
FM エレクトリック・ピアノ
ミュージック・ボックス
スチール・ギター
メタル・ボイス
シンク
ロー 3 レイヤード・ソー
ファット・スクエア フィードバック・オシレーター
フィードバックウェーブ
グラニュラー
リバース 1
87

MIDI インプリメンテーション

Model: VC-1 Date: January 10, 2005 Version: 1.10
1. 送信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●コントロール・チェンジ
バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 00H mmH BnH 20H llH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) mm, ll= バンク・ナンバー: 00 00H - 7F 7FH (bank.1 - bank.16384)
※ Bank Select Switch(SYSTEM MIDI)が OFF のときには送信しません。 ※ 各バンクセレクトとパッチの対応は以下のとおりです。
BANK SELECT
MSB LSB
087
※ 送信MSBの値は、Tx Bank Select(PATCH MIDI)でパッチことに設定できます。 ※ このとき、LSB は常に 0 が出力されます。
PROGRAM
NUMBER
000 001 - 064 Internal 1 11 - 88 001 001 - 064 Internal 2 11 - 88 002 001 - 064 Internal 3 11 - 88 003 001 - 064 Internal 4 11 - 88 004 001 - 064 Internal 5 11 - 88 005 001 - 064 Internal 6 11 - 88 006 001 - 064 Internal 7 11 - 88 007 001 - 064 Internal 8 11 - 88 008 001 - 064 Preset 1 11 - 88 009 001 - 064 Preset 2 11 - 88 010 001 - 064 Preset 3 11 - 88 011 001 - 064 Preset 4 11 - 88 012 001 - 064 Preset 5 11 - 88 013 001 - 064 Preset 6 11 - 88
BATCH
BANK
PATCH
NUMBER
■システム・リアルタイム・メッセージ
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ 約 250msec 間隔で送信します。
●システム・エクスクルーシブ
ステータス F0H :システム・エクスクルーシブ F7H :EOX(End of Exclusive)
バルク・ダンプ操作および以下の操作を行ったときに、このメッセージが送信され ます。 SYSTEM MIDI の「Exclusive」が「P Dump」の時、パネルよりパッチを切り替え た場合、そのパッチに含まれる全パラメーターを送信することができます。 また、「Exclusive」が「TxEdit」のとき、パネルからのパラメーター・エディット 情報を送信できます。 シーケンサー等で演奏データにこれらの情報も付け加えることにより、音色も含め た管理が可能になります。 詳細はセクション 3 以降を参照して下さい。
2. 受信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●ノート・オフ
ステータス 第2バイト 第3バイト 8nH kkH vvH 9nH kkH 00H n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127) vv=ノート・オフ・ベロシティー: 00H - 7FH(0 - 127)
ポルタメント・スイッチ(コントローラー・ナンバー 65) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 41H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv= コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127)
0-63=OFF, 64-127=ON
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2バイト CnH ppH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) pp= プログラム・ナンバー: 00H - 64H(prog.1 - prog.64)
※ Program Change Switch(SYSTEM MIDI)が OFF のときには送信しません。
88
MIDI インプリメンテーション
●ノート・オン
ステータス 第2バイト 第3バイト 9nH kkH vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) kk= ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127) vv= ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)
●コントロール・チェンジ
バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 00H mmH BnH 20H llH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) mm, ll= バンク・ナンバー: 00 00H - 7F 7FH (bank.1 - bank.16384)
※ Bank Select Switch(SYSTEM MIDI)が OFF のときには受信しません。 ※ 各バンクセレクトとパッチの対応は以下のとおりです。
BANK SELECT
MSB LSB
087
モジュレーション(コントローラー・ナンバー 1) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 01H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv= モジュレーション・デプス: 00H - 7FH(0 - 127)
PROGRAM
NUMBER
000 001 - 064 Internal 1 11 - 88 001 001 - 064 Internal 2 11 - 88 002 001 - 064 Internal 3 11 - 88 003 001 - 064 Internal 4 11 - 88 004 001 - 064 Internal 5 11 - 88 005 001 - 064 Internal 6 11 - 88 006 001 - 064 Internal 7 11 - 88 007 001 - 064 Internal 8 11 - 88 008 001 - 064 Preset 1 11 - 88 009 001 - 064 Preset 2 11 - 88 010 001 - 064 Preset 3 11 - 88 011 001 - 064 Preset 4 11 - 88 012 001 - 064 Preset 5 11 - 88 013 001 - 064 Preset 6 11 - 88
BATCH
BANK
PATCH
NUMBER
ホールド 1(コントローラー・ナンバー 64)
ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 40H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127)
0-63=OFF, 64-127=ON
ポルタメント(コントローラー・ナンバー 65) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 41H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127)
0-63=OFF, 64-127=ON
RPN MSB / LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 65H mmH BnH 64H llH n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16) mm=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB) ll=RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
<<< RPN >>> コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナン バー)、 すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。 実際の使用にあたっては、まず RPN(コントローラー・ナンバー 100 および101、 順番はどちらか らでもよい)を送 信して制御す るパラメータ ーを指定し、その 後 データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38)で指定パラメーターの値 を設定します。 本機は、以下に示す RPN を受信します。
RPN Data entry MSB, LSB MSB, LSB 解説 00H, 00H mmH, llH ピッチ・ベンド・レンジ
mm:00H - 0CH(0 - 12 半音) ll:無視します(00H として処理します) 半音ステップで 1 オクターブまで指定可能。
00H, 01H mmH, llH マスター・チューン
mm, ll:20 00H - 40 00H - 60 00H
( -50 - 0 - +50 cent )
ポルタメント・タイム(コントローラー・ナンバー 5) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 05H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv= ポルタメント・タイム: 00H - 7FH(0 - 127) データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 06H mmH BnH 26H llH n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16) mm, ll=RPN / NRPNで指定されたパラメーターに対する値 mm= 上位バイト(MSB), ll= 下位バイト(LSB)
ボリューム(コントローラー・ナンバー 7) ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 07H vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv= ボリューム: 00H - 7FH(0 - 127)
89
MIDI インプリメンテーション
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2バイト CnH ppH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) pp= プログラム・ナンバー: 00H - 3FH(prog.1 - prog.64)
※ Program Change Switch(SYSTEM MIDI)が OFF のときには受信しません。
●チャンネル・アフター・タッチ
ステータス 第2バイト DnH vvH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) vv= アフター・タッチ値: 00H - 7FH(0 - 127)
●ピッチ・ベンダー・チェンジ
ステータス 第2バイト 第3バイト EnH llH mmH n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16) mm, ll= ピッチ・ベンダー値:00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)
■チャンネル・モード・メッセージ
●オール・サウンド・オフ(コントローラー・ナンバー 120)
ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 78H 00H n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ このメッセージを 受信すると、該当チャンネルの 発音中の音をすべて消音しま
す。
●リセット・オール・コントローラー(コントローラー・ ナンバー 121)
ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 79H 00H n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ このメッセージを 受信すると、該当チャンネルの すべてのコントローラーがリ
セット値に設定されます。
●モノ(コントローラー・ナンバー 126)
ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 7EH mmH n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16) mm= モノ・チャンネル・レンジ: 00H - 10H(0 - 16)
モノ・モードのチャンネル・レンジは、以下のように認識されます。
mm 設定されるチャンネル・レンジ 08 1-8 1-8 9-16 8 17 以上 無視
モノ・モードを認識した場合、SYSTEM MIDI の「Control」の設定により各 メッ セージは以下に示すチャンネルのものが使われます。
「Control」の設定
メッセージ B.CH G.CH
ノート・オン/オフ チャンネル・レンジ内の個々のチャンネル
コントロール・チェンジ ベーシック グローバル
モード・メッセージ ベーシック ベーシック
プログラム・チェンジ ベーシック グローバル
アフター・タッチ ベーシック グローバル
ピッチ・ベンダー・チェンジ チャンネル・レンジ内の個々のチャンネル
エクスクルーシブ ベーシック ベーシック
ベーシックとは SYSTEM MIDI の「MIDI CH」で設定するベーシック・チャンネル のことで、グローバルとはベーシック・チャンネルより一つ小さい MIDI チャンネ ルのことをいいます。ただし、ベーシック・チャンネルが 1 の場合、グローバル・ チャンネルは 16 になります。
●ポリ(コントローラー・ナンバー 127)
ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 7FH 00H n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ モード・メッセージはオール・サウンド・オフ、リセット・オール・コントロー
ラーの機能も含んでいます。モノ/ポリ・オンのメッセージは、SYSTEM MIDI の「Control」が「MdeOFF」になっていれば無視されます。
■システム・リアルタイム・メッセージ
90
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ アクティブ・セン シングを受信すると、それ以降 のすべてのメッセージ間 隔を
監視する状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が 300ms を 越えると、オール・サウンド・オフを受信したときと同じ処理をして、メッセー ジ間隔を監視しない状態に戻ります。
●システム・エクスクルーシブ
ステータス F0H :システム・エクスクルーシブ F7H :EOX(End of Exclusive)
パッチ、トーン・パラメーターを個々に操作したり、1 パッチ、1 トーンのまとまっ たパラメーターを受けることができます。 詳細はセクション 3 以降を参照して下さい。 ※ Exclusive Switch(SYSTEM MIDI)が OFF のときには受信しません。
3. Exclusive Communication
■ 3.1Message structure
ローランドのエクスクルーシブ・フォーマット(タイプ IV)はすべて以下の構造に なっています。
Byte Description a F0H Exclusive status b 41H Roland ID # c dev Device-ID # = MIDI basic channel -1 d 14H Model-ID # (D-50) e xxH Command-ID #
[f aaH Address MSB ] [ ]depend on Command-ID [g bbH Address ] [h ccH Address LSB ] [i ddH Data ] [: ]
j sum Checksum k F7H EOX (End Of Exclusive)
チェック・サムは、アドレス、サイズ、及びチェックサム自身を加算した値の下位 7 ビットがゼロになる値になっています。
■ 3.2Address mapping
● Temporary area
Address Description [00-00-00] Upper Partial-1 temp-area [00-00-40] Upper Partial-2 temp-area [00-01-00] Upper Common temp-area [00-01-40] Lower Partial-1 temp-area [00-02-00] Lower Partial-2 temp-area [00-02-40] Lower Common temp-area [00-03-00] Patch temp-area
MIDI インプリメンテーション
● Work area
現在 選ばれているパッチのバンク内のデー タが以下のアドレスで送受信できます。 す。
Address Description [02-00-00] Patch Memory 1-1 [02-03-40] Patch Memory 1-2
:: [03-5C-40] Patch Memory 8-8 [03-60-00] Reverb Data 17 [03-62-78] Reverb Data 18
:: [04-0C-08] Reverb Data 32
それぞれのパッチ・メモリーは以下の構造になっています。
Offset Description [00-00-00] Upper Partial-1 [00-00-40] Upper Partial-2 [00-01-00] Upper Common [00-01-40] Lower Partial-1 [00-02-00] Lower Partial-2 [00-02-40] Lower Common [00-03-00] Patch
91
MIDI インプリメンテーション
■ 3.3 Partial Parameter
Offset Address
00H 0vvv vvvv WG Pitch Coarse 0-72 C1, C#1...C7 01H 0vvv vvvv WG Pitch Fine 0-100 -50..0..+50
02H 0vvv vvvv WG Pitch Keyfollow 0-16
03H 0vvv vvvv WG Modulation LFO Mode 0-3 Off, (+), (-), A&L 04H 0vvv vvvv WG Modulation P-ENV Mode 0-2 Off, (+), (-) 05H 0vvv vvvv WG Modulation Bender Mode 0-2 Off, Keyfollow, Normal 06H 0vvv vvvv WG Waveform Waveform 0-1 Square, Sawtooth 07H 0vvv vvvv WG Waveform PCM Wave No. 0-127 1..128 08H 0vvv vvvv WG Pulse Width 0-100 0..100 09H 0vvv vvvv WG Pulse Width Velocity Range 0-14 -7..0..+7 0AH 0vvv vvvv WG Pulse Width LFO Select 0-5 +1, -1, +2, -2, +3, -3 0BH 0vvv vvvv WG Pulse Width LFO Depth 0-100 0..100 0CH 0vvv vvvv WG Pulse Width Aftertouch Range 0-14 -7..0..+7 0DH 0vvv vvvv TVF Cutoff Frequency 0-100 0..100 0EH 0vvv vvvv TVF Resonance 0-30 0..30
0FH 0vvv vvvv TVF Keyfollow 0-14
10H 0vvv vvvv TVF Bias Point/Bias Direction 0-63,64-127 <A1...<C7, >A1...>C7 11H 0vvv vvvv TVF Bias Level 0-14 -7..0..+7 12H 0vvv vvvv TVF ENV Depth 0-100 0..100 13H 0vvv vvvv TVF ENV Velocity Range 0-100 0..100 14H 0vvv vvvv TVF ENV Depth Keyfollow 0-4 0..4 15H 0vvv vvvv TVF ENV Time Keyfollow 0-4 0..4 16H 0vvv vvvv TVF ENV Time 1 0-100 0..100 17H 0vvv vvvv TVF ENV Time 2 0-100 0..100 18H 0vvv vvvv TVF ENV Time 3 0-100 0..100 19H 0vvv vvvv TVF ENV Time 4 0-100 0..100 1AH 0vvv vvvv TVF ENV Time 5 0-100 0..100 1BH 0vvv vvvv TVF ENV Level 1 0-100 0..100 1CH 0vvv vvvv TVF ENV Level 2 0-100 0..100 1DH 0vvv vvvv TVF ENV Level 3 0-100 0..100 1EH 0vvv vvvv TVF ENV Sustain Level 0-100 0..100 1FH 0vvv vvvv TVF ENV End Level 0-1 0, 100 20H 0vvv vvvv TVF Modulation LFO Select 0-5 +1, -1, +2, -2, +3, -3 21H 0vvv vvvv TVF Modulation LFO Depth 0-100 0..100 22H 0vvv vvvv TVF Modulation Aftertouch Range 0-14 -7..0..+7 23H 0vvv vvvv TVA Level 0-100 0..100 24H 0vvv vvvv TVA Velocity Range 0-100 -50..0..+50 25H 0vvv vvvv TVA Bias Point/Bias Direction 0-63,64-127 <A1...<C7, >A1...>C7 26H 0vvv vvvv TVA Bias Level 0-12 -12..0 27H 0vvv vvvv TVA ENV Time 1 0-100 0..100 28H 0vvv vvvv TVA ENV Time 2 0-100 0..100 29H 0vvv vvvv TVA ENV Time 3 0-100 0..100 2AH 0vvv vvvv TVA ENV Time 4 0-100 0..100 2BH 0vvv vvvv TVA ENV Time 5 0-100 0..100 2CH 0vvv vvvv TVA ENV Level 1 0-100 0..100 2DH 0vvv vvvv TVA ENV Level 2 0-100 0..100 2EH 0vvv vvvv TVA ENV Level 3 0-100 0..100
2FH 0vvv vvvv TVA ENV Sustain Level 0-100 0..100 30H 0vvv vvvv TVA ENV End Level 0-1 0, 100 31H 0vvv vvvv TVA ENV Velocoty Follow 0-4 0..4 32H 0vvv vvvv TVA ENV Time Keyfollow 0-4 0..4 33H 0vvv vvvv TVA Modulation LFO Select 0-5 +1, -1, +2, -2, +3, -3 34H 0vvv vvvv TVA Modulation LFO Depth 0-100 0..100 35H 0vvv vvvv TVA Modulation Aftertouch Range 0-14 -7..0..+7 36H 0vvv vvvv Extension 0-127 : : : : 3FH 0vvv vvvv Extension 0-127
Description
-1, -1/2, -1/4, 0, 1/8, 1/4, 3/8, 1/2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2, s1, s2
-1, -1/2, -1/4, 0, 1/8, 1/4, 3/8, 1/2, 5/8, 3/4, 7/8, 1, 5/4, 3/2, 2
92
■ 3.4 Common Parameter
MIDI インプリメンテーション
Offset Address
00H 0vvv vvvv Tone Name 1 0-63 ','A'-'Z','a'-'z','1'-'9','0','-' : : : : : : : : : : : : 09H 0vvv vvvv Tone Name 10 0-63 0AH 0vvv vvvv Structure No. 0-6 1..7 0BH 0vvv vvvv P-ENV Edit Velocity Range 0-2 0..2 0CH 0vvv vvvv P-ENV Edit Time Keyfollow 0-4 0..4 0DH 0vvv vvvv P-ENV Time Edit 1 0-50 0..50 0EH 0vvv vvvv P-ENV Time Edit 2 0-50 0..50 0FH 0vvv vvvv P-ENV Time Edit 3 0-50 0..50 10H 0vvv vvvv P-ENV Time Edit 4 0-50 0..50 11H 0vvv vvvv P-ENV Level Edit 0 0-100 -50..0..+50 12H 0vvv vvvv P-ENV Level Edit 1 0-100 -50..0..+50 13H 0vvv vvvv P-ENV Level Edit 2 0-100 -50..0..+50 14H 0vvv vvvv P-ENV Edit Sustain Level 0-100 -50..0..+50 15H 0vvv vvvv P-ENV Edit End Level 0-100 -50..0..+50 16H 0vvv vvvv Pitch Mod Edit LFO Depth 0-100 0..100 17H 0vvv vvvv Pitch Mod Edit Pitch Lever Modulation 0-100 0..100 18H 0vvv vvvv Pitch Mod Edit Pitch Aftertouch Modulation 0-100 0..100 19H 0vvv vvvv LFO-1 Waveform 0-3 Triangle, Sawtooth, Square, Random 1AH 0vvv vvvv LFO-1 Rate 0-100 0..100 1BH 0vvv vvvv LFO-1 Delay Time 0-100 0..100 1CH 0vvv vvvv LFO-1 Sync. 0-2 Off, On, Key 1DH 0vvv vvvv LFO-2 Waveform 0-3 Triangle, Sawtooth, Square, Random 1EH 0vvv vvvv LFO-2 Rate 0-100 0..100 1FH 0vvv vvvv LFO-2 Delay Time 0-100 0..100 20H 0vvv vvvv LFO-2 Sync. 0-1 Off, On 21H 0vvv vvvv LFO-3 Waveform 0-3 Triangle, Sawtooth, Square, Random 22H 0vvv vvvv LFO-3 Rate 0-100 0..100 23H 0vvv vvvv LFO-3 Delay Time 0-100 0..100 24H 0vvv vvvv LFO-3 Sync. 0-1 Off, On
25H 0vvv vvvv EQ Edit Low Frequency 0-15
26H 0vvv vvvv EQ Edit Low Gain 0-24 -12..0..+12
27H 0vvv vvvv EQ Edit H igh Frequency 0-21
28H 0vvv vvvv EQ Edit H igh Q 0-8 0.3, 0.5, 0.7, 1.0, 1.4, 2.0, 3.0, 4.2, 6.0 29H 0vvv vvvv EQ Edit H igh Gain 0-24 -12..0..+12 2AH 0vvv vvvv Chorus Edit Chorus Type 0-7 1..8 2BH 0vvv vvvv Chorus Edit Chorus Rate 0-100 0..100 2CH 0vvv vvvv Chorus Edit Chorus Depth 0-100 0..100 2DH 0vvv vvvv Chorus Edit Chorus Balance 0-100 0..100 2EH 0vvv vvvv Partial Mute 0-3 00, 01, 10, 11 (*1) 2FH 0vvv vvvv Partial Balance 0-100 0..100 30H 0vvv vvvv Extension 0-127 31H 0vvv vvvv Extension 0-127 32H 0vvv vvvv Extension 0-127 33H 0vvv vvvv Extension 0-127 34H 0vvv vvvv Extension 0-127
35H 0vvv vvvv Extension 0-127 36H 0vvv vvvv Extension 0-127 37H 0vvv vvvv Extension 0-127 38H 0vvv vvvv Extension 0-127 39H 0vvv vvvv Extension 0-127 3AH 0vvv vvvv Extension 0-127 3BH 0vvv vvvv Extension 0-127 3CH 0vvv vvvv Extension 0-127 3DH 0vvv vvvv Extension 0-127 3EH 0vvv vvvv Extension 0-127 3FH 0vvv vvvv Extension 0-127
Description
63, 75, 88, 105, 125, 150, 175, 210, 250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840
250, 300, 350, 420, 500, 600, 700, 840, 1.0, 1.2, 1.4, 1.7, 2.0,
2.4, 2.8, 3.4, 4.0, 4.8, 5.7, 6.7, 8.0, 9.5
93
MIDI インプリメンテーション
■ 3.5 Patch Parameter
Offset Address
00H 0vvv vvvv Patch Name 1 0-63 ','A'-'Z','a'-'z','1'-'9','0','-' : : 11H 0vvv vvvv Patch Name 18 0-63
12H 0vvv vvvv Key Mode 0-8
13H 0vvv vvvv Split Point 0-60 C2, C#2...C7 14H 0vvv vvvv Portamento Mode 0-2 U, L, UL 15H 0vvv vvvv Hold Mode 0-2 U, L, UL 16H 0vvv vvvv U-Tone Key Shift 0-48 -24..0..+24 17H 0vvv vvvv L-Tone Key Shift 0-48 -24..0..+24 18H 0vvv vvvv U-Tone Fine Tune 0-100 -50..0..+50 19H 0vvv vvvv L-Tone Fine Tune 0-100 -50..0..+50 1AH 0vvv vvvv Bender Range 0-12 0..12 1BH 0vvv vvvv Aftertouch (Pitch Bender) 0-24 -12..0..+12 1CH 0vvv vvvv Portamento Time 0-100 0..100 1DH 0vvv vvvv Output Mode 0-3 1..4 1EH 0vvv vvvv Reverb Type 0-31 1..32 (17..32 Change Type) 1FH 0vvv vvvv Reverb Balance 0-100 0..100 20H 0vvv vvvv Total Volume 0-100 0..100 21H 0vvv vvvv Tone Balance 0-100 0..100 22H 0vvv vvvv Chase Mode 0-2 UL, ULL, ULU 23H 0vvv vvvv Chase Level 0-100 0..100 24H 0vvv vvvv Chase Time 0-100 0..100 25H 0vvv vvvv MIDI Transmit CH 0-16 Basic, 1..16 26H 0vvv vvvv MIDI Separate Mode Receive CH 0-16 Off, 1..16 27H 0vvv vvvv MIDI Transmit Program Change 0-100 Off, 1..100 28H 0vvv vvvv Chase Switch 0-1 Off, On 29H 0vvv vvvv Portamento Switch 0-1 Off, On 2AH 0vvv vvvv Separate Switch 0-1 Off, On 2BH 0vvv vvvv MIDI Transmit Bank Select 0-100 Off, 0..99 2CH 0vvv vvvv Tone Select 0-3 00, 01, 10, 11 (*2) 2DH 0vvv vvvv Partial Select 0-15 0000, 0001, 0010, 0011..1111(*3) 2EH 0vvv vvvv Extension 0-127 2FH 0vvv vvvv Extension 0-127 30H 0vvv vvvv Extension 0-127 31H 0vvv vvvv Extension 0-127 32H 0vvv vvvv Extension 0-127 33H 0vvv vvvv Extension 0-127 34H 0vvv vvvv Extension 0-127 35H 0vvv vvvv Extension 0-127 36H 0vvv vvvv Extension 0-127 37H 0vvv vvvv Extension 0-127 38H 0vvv vvvv Extension 0-127 39H 0vvv vvvv Extension 0-127 3AH 0vvv vvvv Extension 0-127 3BH 0vvv vvvv Extension 0-127 3CH 0vvv vvvv Extension 0-127 3DH 0vvv vvvv Extension 0-127
3EH 0vvv vvvv Extension 0-127 3FH 0vvv vvvv Extension 0-127
Description
Whole, Dual, Split, Separate, Whole-S, Dual-S, Split-US, Split-LS, Separate-S
■ 3.6 Reverb Block
Offset Address Description
00 00H 0000 aaaa Reverb Data 1 00 01H 0000 bbbb aaaa bbbb 0-255 00 02H 0000 aaaa Reverb Data 2 00 03H 0000 bbbb aaaa bbbb 0-255 : : : : : : : : : : : : 02 76H 0000 aaaa Reverb Data 188 02 77H 0000 bbbb aaaa bbbb 0-255
94
MIDI インプリメンテーション
※ 1:table 1 (Common Parameter - Partial Mute)
BIN DEC Description
00B 0 Partial2 Off, Partial1 Off 01B 1 Partial2 Off, Partial1 On 10B 2 Partial2 On, Partial1 Off 11B 3 Partial2 On, Partial1 On
※ 2:table 2 (Patch Parameter - Tone Select)
BIN DEC Description
00B 0 Upper Off, Lower Off 01B 1 Upper Off, Lower On 10B 2 Upper On, Lower Off 11B 3 Upper On, Lower On
※ 3:table 3 (Patch Parameter - Partial Select)
BIN DEC Description
0000 B 0
0001 B 1
0010 B 2
0011 B 3
0100 B 4
0101 B 5
0110 B 6
0111 B 7
1000 B 8
1001 B 9
1010 B 10
1011 B 11
1100 B 12
1101 B 13
1110 B 14
1111 B 15
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 On
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 On,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 On,Lower Partial1 On
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 On, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 On, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 On
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 On, Lower Partial2 On,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 Off, Upper Partial1 On, Lower Partial2 On,Lower Partial1 On
Upper Partial2 On, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 On, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 On
Upper Partial2 On, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 On,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 On, Upper Partial1 Off, Lower Partial2 On,Lower Partial1 On
Upper Partial2 On, Upper Partial1 On, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 On, Upper Partial1 On, Lower Partial2 Off,Lower Partial1 On
Upper Partial2 On, Upper Partial1 On, Lower Partial2 On,Lower Partial1 Off
Upper Partial2 On, Upper Partial1 On, Lower Partial2 On,Lower Partial1 On
DHDHDH D H
8 08H 40 28H 72 48H 104 68H
9 09H 41 29H 73 49H 105 69H 10 0AH 42 2AH 74 4AH 106 6AH 11 0BH 43 2BH 75 4BH 107 6BH 12 0CH 44 2CH 76 4CH 108 6CH 13 0DH 45 2DH 77 4DH 109 6DH 14 0EH 46 2EH 78 4EH 110 6EH 15 0FH 47 2FH 79 4FH 111 6FH 16 10H 48 30H 80 50H 112 70H 17 11H 49 31H 81 51H 113 71H 18 12H 50 32H 82 52H 114 72H 19 13H 51 33H 83 53H 115 73H 20 14H 52 34H 84 54H 116 74H 21 15H 53 35H 85 55H 117 75H 22 16H 54 36H 86 56H 118 76H 23 17H 55 37H 87 57H 119 77H 24 18H 56 38H 88 58H 120 78H 25 19H 57 39H 89 59H 121 79H 26 1AH 58 3AH 90 5AH 122 7AH 27 1BH 59 3BH 91 5BH 123 7BH 28 1CH 60 3CH 92 5CH 124 7CH 29 1DH 61 3DH 93 5DH 125 7DH 30 1EH 62 3EH 94 5EH 126 7EH 31 1FH 63 3FH 95 5FH 127 7FH
D:decimal H:hexadecimal
※ MIDI チャンネル、バンク・セレクト、プログラム・チェンジなどの 10 進表記
は、前表の 10 進数に 1 を足した値になっています。
※ 7 ビットごとの 16 進表記では、1 バイトのデータで表せる値は最大 128 段階で
す。それ以上の分解能のデータは複数のバイトを使います。例えば、aa bbH と 2 バイトの 7 ビットごとの 16 進表記された値は、aa x 128 + bb となります。
※ ±の符号のある値は、00H = -64, 40H =± 0, 7FH = +63 となり、10 進表記
には上表の 10 進数から 64 引いた値を使います。2 バイトの場合は、00 00H = -8192, 40 00H =± 0, 7F 7FH = +8191 となり、例えば、aa bbH を 10 進 表記すると aa bbH - 40 00H = aa x 128 + bb - 64 x 128 となります。
※「nibbled」と書かれたデータの場合は、4 ビットごとの 16 進表記が使用されま
す。0a 0bH と 2 バイトのニブル表記された値は、a x 16 + b となります。
<例 1 > 5AH の10 進表記は? 前表より 5AH = 90 となります。
<例 2 > 7 ビットごとの 16 進表記された値12 34H の 10 進表記は? 前表より 12H = 18, 34H = 52 ですから 18 x 128 + 52 = 2356 となります。
4. 参考資料
■ 10 進数と 16 進数の対応表
(16 進数表記の数字の後ろにはHを付けています。)
MIDI では、データ値や、エクスクルーシブ・メッセージのアドレスやサイズには、 7 ビットごとの 16 進表記が使用されます。10 進表記との対応表は次のとおりです。
DH
0 00H 32 20H 64 40H 96 60H 1 01H 33 21H 65 41H 97 61H 2 02H 34 22H 66 42H 98 62H 3 03H 35 23H 67 43H 99 63H 4 04H 36 24H 68 44H 100 64H 5 05H 37 25H 69 45H 101 65H 6 06H 38 26H 70 46H 102 66H 7 07H 39 27H 71 47H 103 67H
DHDH D H
<例 3 > 0A 03 09 0D とニブル表記された値の 10 進表記は? 前表より 0AH = 10, 03H = 3 , 09H = 9, 0DH =13 ですから
((10 x 16 + 3)x 16 + 9)x 16 + 13 = 41885
となります。
<例 4 > 10 進数表記の 1258 をニブル表記すると?
16 ) 1258 16 ) 78 ...10 16 ) 4 ...14 0 ... 4
前表より 0 = 00H, 4 = 04H, 14 = 0EH, 10 = 0AH ですから 00 04 0E 0AH となります。
95
ミュージック・ソフトウェア Model:VC-1
ファンクション...
MIDIインプリメンテーション・チャート
Date:January10,2005
Version:1.10
送   信 受   信 備   考
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー
ベロシティ
アフター タッチ
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ  代用
:音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
ピッチ・ベンダー
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
:設定可能範囲
0,32
6,38
64 65
100,101
1〜16 1〜16
モード3 オムニ・オフ ポリ
**************
× 
**************
× ×
× ×
×
○
1
×
5
× ×
7
× × ○ ×
○ **************
*1  
*1
1〜16 1〜16
モード3 モノ、ポリ オムニ・オフ モード1→モード3 モード2→モード4
0〜127 12〜108
○ ×
× ○
○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ 0〜63
*1   *2    *2
*1
分解能:9ビット
バンク・セレクト モジュレーション ポルタメント・タイム データ・エントリー ボリューム ホールド1 ポルタメント・スイッチ RPNLSB,MSB
プログラム・ナンバー1〜64
エクスクルーシブ
コモン
リアル タイム
その他
備考
モード1:オムニ・オン、ポリ モード3:オムニ・オフ、ポリ
96
○
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
:クロック :コマンド
オール・サウンド・オフ :リセット・オール・コントローラー :
ローカルON/OFF :
オール・ノート・オフ :
アクティブ・センシング :
システム・リセット
× × ×
× ×
× × × × ○ ×
*1 マニュアルで○または×に設定し記憶可能。 *2 RPN=登録されたパラメーター・コントロール・ナンバー  RPN#0:ピッチ・ベンド・センシティビティー  RPN#1:マスター・ファイン・チューニング  パラメーター値はデータ・エントリー(データ入力)によって与えられる。 
モード2:オムニ・オン、モノ モード4:オムニ・オフ、モノ
*1
○        *1
× × ×
× ×
○ ○ × × ○ ×
O:あり
X:なし

主な仕様

VC-1:V-Card D-50
音源
D-50 コンパチブル LA(リニア・アリスメティック)方式
同時発音数
16 ボイス
ウェーブフォーム
シンセサイザー: 2 種類 PCM: 128 種類
インターナル(ユーザー)・メモリー
バンク: 8 パッチ: 512
バンク: 6 パッチ: 384
※ 製品の仕様および内容は、改良のため予告なく変更することがあります。
97
索引
A
After ..................... 53, 58, 69 70
AfterPB ........................................ 21
B
B.CH ............................................ 73
BALANCE ..................................... 20
Balance ................................. 50, 56
Bank.S .......................................... 74
Beep ............................................ 14
Bend ..................................... 21, 60
BLevel ................................... 62, 66
BP ........................................ 62, 66
C
CHASE .................................. 20, 24
CHORUS ....................................... 54
Coars ........................................... 59
CONTROL ..................................... 21
Control ......................................... 73
D
DATA TRANSFER ................... 32, 35
Delay ............................................ 54
Depth .................................... 55, 64
Destination Bank ............................ 36
DIGITAL AUDIO INTERFACE ............ 10
Digital Freq .................................... 72
DKF ............................................. 64
DUAL ........................................... 19
DUAL-S ........................................ 20
E
E1 〜 E8 つまみ ................................ 9
EndL .............................. 52, 65, 68
ENV ...................................... 42, 60
ENV デプス .................................... 64
EQ ............................................... 54
Exclusive ....................................... 74
F
FACTORY RESET
Fine .............................................. 59
Freq ............................................. 61
........................... 28
G
G.CH ............................................ 73
H
HiFreq .......................................... 55
HiGain .......................................... 55
HiQ .............................................. 55
Hold ............................................ 21
I
Info ............................................. 14
INITIALIZE .................................... 49
K
KEY MODE ................................... 19
KF ......................................... 59, 62
L
L0 ............................................... 52
L1 .................................. 52, 65, 68
L2 .................................. 52, 65, 68
L3 ......................................... 65, 68
LCD CONTRAST ............................. 9
Level ..................................... 24, 66
Lever ........................................... 53
LFO ......... 42, 53, 58, 60, 69 70
LFOD .................... 53, 58, 69 70
LFO ウェーブフォーム ..................... 53
LFO セレクト ........................... 58, 69
LFO ディレイ・タイム ..................... 54
LFO デプス ...................... 53, 58, 69
LFO モード ................................... 60
LFO レイト ................................... 54
LKey ............................................ 25
LOWER ........................................ 19
LowFreq ....................................... 54
LowGain ....................................... 54
LTune .......................................... 25
M
MAIN OUT .................................... 10
Master Tune ................................. 72
MdeOFF ....................................... 73
MIDI ....................................... 25, 73
MIDI CH ........................................ 73
MIDI コネクター .............................. 10
MIDI チャンネル .............................. 73
MIDI ファンクション ........................ 25
Mode .......................... 21 22, 24
N
No. .............................................. 36
NUMBER KEY ................................. 8
O
OUTPUT ....................................... 22
P
PCM ............................................ 57
PCM ウェーブ・ナンバー ................. 57
P-ENV .......................................... 51
P-ENV モード ................................. 60
PHONES ......................................... 8
Pitch Mod ..................................... 53
PORTAMENTO .............................. 20
POWER .......................................... 9
PREVIEW ........................................ 8
Prog.C .......................................... 73
PW .............................................. 57
PWM ............................................ 58
R
Rate ................................... 54 55
Reso ............................................ 62
RevBal ......................................... 23
RevType ....................................... 23
98
索引
S
SEP .............................................. 20
Separate CH .................................. 73
SepCH .......................................... 25
SEP-S ........................................... 20
Sound Character ............................ 72
Source Bank ................ 32 34, 36
SPLIT ........................................... 20
SPL-LS ......................................... 20
SPL-US ........................................ 20
Struct ........................................... 50
SusL .............................. 52, 65, 68
Sync ............................................ 54
SYSTEM ....................................... 71
T
T1 .................................. 52, 65, 67
T2 .................................. 52, 65, 67
T3 .................................. 52, 65, 67
T4 .................................. 52, 65, 68
T5 ......................................... 65, 68
Time ...................................... 21, 24
TKF ................................ 51, 64, 67
TONE TUNE .................................. 25
TVA ...................................... 42, 66
TVF ...................................... 42, 61
TVF ENV ....................................... 64
TVF エンベロープ ........................... 64
TxBS ............................................ 25
TxCH ............................................ 25
TxPC ............................................ 25
Type ............................................ 55
U
............................................ 25
UKey
UNDO ........................................... 44
UPPER ......................................... 19
USB コネクター ................................ 8
UTune .......................................... 25
V
VALUE ダイヤル ............................. 44
V-CARD ボタン ......................... 8, 11
Velo ............... 51, 58, 64, 66 67
Vol ............................................... 23
VOLUME ......................................... 8
W
Wave ..................................... 53, 57
WG .............................................. 41
WG Form ...................................... 57
WG PITCH .................................... 59
WG ウェーブ ................................. 57
WG ピッチ .................................... 59
WHOLE ........................................ 19
WHOL-S ....................................... 20
アウトプット・モード ...................... 22
アッパー側のキー・シフト ................ 25
アッパー側のファイン・チューン ....... 25
アフタータッチ・レンジ .. 58, 69 70 アフタータッチ(ピッチ・ベンダー) ... 21
アンドゥ ....................................... 44
イコライザー ................................. 54
イニシャライズ .............................. 49
インフォ ....................................... 14
ウェーブフォーム ........................... 57
エクスクルーシブ・スイッチ ............. 74
エディット .................................... 15
エンド・レベル ................. 52, 65, 68
カーソル・ボタン ........................... 44
カットオフ・フリケンシー ................ 61
キー・フォロー(カットオフ・ポイント) 62
キー・フォロー(タイム) .... 51, 64, 67
キー・フォロー(デプス) ................. 64
キー・フォロー(ピッチ) ................. 59
キー・モード ................................. 19
グロウル ................................. 42, 69
グローバル・チャンネル ................... 73
コーラス ....................................... 54
コーラス・タイプ ........................... 55
コーラス・デプス ........................... 55
コーラス・バランス ......................... 56
コーラス・レイト ........................... 55
コモン .......................................... 39
コントラスト ................................... 9
コントロール ................................. 73
コントロール・セットアップ ............. 16
コンペア ....................................... 48
サウンド・キャラクター ................... 72
サステイン・レベル ............ 52, 65, 68
ジェネレーター ............................... 41
システム ....................................... 71
システム・イニシャライズ ................ 75
初期化 .......................................... 49
シンク .......................................... 54
ストラクチャー ........................ 39, 50
スプリット .................................... 20
スプリット・アッパー・ソロ ............. 20
スプリット・ポイント ...................... 20
スプリット・ロアー・ソロ ................ 20
セパレート .................................... 20
セパレート・ソロ ............................ 20
セパレート・モードの受信チャンネル . 25,
73
送信チャンネル ............................... 25
送信バンク・セレクト・ナンバー ....... 25
送信プログラム・チェンジ・ナンバー .. 25
ソース・バンク .............. 32 34, 36
タイム 1 ........................... 52, 65, 67
タイム 2 ........................... 52, 65, 67
タイム 3 ........................... 52, 65, 67
タイム 4 ........................... 52, 65, 68
タイム 5 ................................. 65, 68
タイム・バリアント・アンプリファイヤー .
66
チェイス ....................................... 24
チェイス・タイム ............................ 24
チェイス・ボタン ............................ 20
チェイス・モード ............................ 24
チェイス・レベル ............................ 24
ディスプレイ .................................... 9
デジタル・フリケンシー ................... 72
デスティネーション・バンク ...... 32, 36
デュアル ....................................... 19
デュアル・ソロ ............................... 20
テンポラリー・エリア ...................... 37
トータル・ボリューム ...................... 23
トーン .......................................... 39
トーンの音量バランス ...................... 20
トーン・コピー ............................... 46
トーン・セレクト ..................... 17, 19
トーン・チューン ............................ 25
トレモロ ................................ 42, 70
99
索引
ナンバー ................................. 12, 36
ナンバー・キー ................................. 8
ネーミング ..................................... 26
パーシャル .......................... 38 39
パーシャル・セレクト ...................... 45
パーシャル・バランス ...................... 50
パーシャル・ミュート ...................... 45
ハイ Q ........................................... 55
バイアス・ポイント .................. 62, 66
バイアス・レベル ..................... 62, 66
ハイ・ゲイン .................................. 55
ハイ・フリケンシー ......................... 55
パッチ .................................... 12, 40
パッチ・コントロール ...................... 21
パッチ・ナンバー ............................ 13
パッチ・バンク ............................... 12
パッチ・ライト ............................... 27
パラメーター .................................. 39
パラメーター・コピー ...................... 47
バルク・ダンプ ............................... 29
バルク・ロード ............................... 29
パルス・ウィズ ............................... 57
パルス・ウィズ・モジュレーション ..... 58
バンク ........................................... 12
バンク・セレクト・スイッチ .............. 74
ビープ音 ........................................ 14
ピッチ・アフタータッチ・モジュレーション
53
ピッチ・エンベロープ ...................... 51
ピッチ・コース ............................... 59
ピッチ・ファイン ............................ 59
ピッチ・モジュレーション ................ 53
ピッチ・レバー・モジュレーション ..... 53
ファクター .............................. 15, 40
ファクトリー・リセット ................... 28
フォーンズ ....................................... 8
プレビュー ....................................... 8
プログラム・チェンジ・スイッチ ........ 73
ベーシック・チャンネル ................... 73
ベロシティー・フォロー(タイム 1).... 67
ベロシティー・レンジ .. 51, 58, 64, 66
ベンダー・モード ............................ 60
ベンダー・レンジ ............................ 21
ホール ........................................... 19
ホールド・モード ............................ 21
ホール・ソロ .................................. 20
ボリューム ...................................... 8
ポリ・モード ........................... 20, 76
ポルタメント・タイム ...................... 21
ポルタメント・ボタン ...................... 20
ポルタメント・モード ...................... 21
マスター・チューン ......................... 72
メイン・アウト .............................. 10
モード・メッセージ・オフ ................ 73
モノ・モード ........................... 20, 76
リバーブ ....................................... 22
リバーブ・タイプ ..................... 23, 35
リバーブ・バランス ......................... 23
レゾナンス .................................... 62
レベル .......................................... 66
レベル 0 ....................................... 52
レベル 1 .......................... 52, 65, 68
レベル 2 .......................... 52, 65, 68
レベル 3 ................................. 65, 68
ロアー側のキー・シフト ................... 25
ロアー側のファイン・チューン .......... 25
ロー・ゲイン ................................. 54
ロー・フリケンシー ......................... 54
ロー・フリケンシー・オシレーター .... 53
ワーク・エリア .............................. 37
100
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