Roland V-STUDIO 100 User Manual [ja]

ハードウェアマニュアル

安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
● この機器および AC アダプターを分解した り、改造したりしないでください。
..........................................................................................................
..........................................................................................................
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当た
る場所、暖房機器の近く、発熱する機器 の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床
など)や湿度の高い場所 ○ 湯気や油煙が当たる場所 ○ 塩害の恐れがある場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ほこりや砂ぼこりの多い場所 ○ 振動や揺れの多い場所
..........................................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わし ています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
 は、強制(必ずすること)を表わしています。 具体的な強制内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこ と」を表わしています。
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に 設置しないでください。必ず安定した水平な 場所に設置してください。
..........................................................................................................
● AC アダプターは、必ず付属のものを、 AC100V の電源で使用してください。
..........................................................................................................
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してく ださい。また、付属の電源コードを他の製品 に使用しないでください。
..........................................................................................................
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの 上に重いものを載せたりしないでください。 電源コードに傷がつき、ショートや断線の結 果、火災や感電の恐れがあります。
..........................................................................................................
3
安全上のご注意
警告 警告
..........................................................................................................
..........................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC アダプターをコンセントから外し、お買い 上げ店またはローランドお客様相談セン ターに修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、また
はプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれた
りしたとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..........................................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子 様の取り扱いやいたずらに注意してくださ い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ げてください。
..........................................................................................................
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店また はローランドお客様相談センターに相談し てください。
..........................................................................................................
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレー ヤーで再生しないで下さい。大音量によって 耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れが あります。
注意
● この機器と AC アダプターは、風通しのよ い、正常な通気が保たれている場所に設置 して、使用してください。
..........................................................................................................
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜 き差しするときは、必ずプラグを持ってくだ さい。
..........................................................................................................
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくだ さい。また、長時間使用しないときは、AC アダプターをコンセントから外してくださ い。AC アダプターとコンセントの間にゴミ やほこりがたまると、絶縁不良を起こして火 災の原因になります。
..........................................................................................................
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にな らないように配慮してください。特に、 コードやケーブル類は、お子様の手が届か ないように配慮してください。
..........................................................................................................
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも のを置かないでください。
..........................................................................................................
..........................................................................................................
4
..........................................................................................................
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持っ て、機器本体やコンセントに抜き差ししない でください。
..........................................................................................................
注意
● この機器を移動するときは、AC アダプター をコンセントから外し、外部機器との接続を 外してください。
..........................................................................................................
● お手入れをするときには、電源を切って AC アダプターをコンセントから外してください
(P.40)。
..........................................................................................................
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ ターをコンセントから外してください。
..........................................................................................................
..........................................................................................................
にファンタム電源を供給すると故障の原因 になります。マイクの仕様については、お 使いのマイクの取扱説明書をお読みくださ い。
安全上のご注意
(本機のファンタム電源:
DC 48V、各チャンネル 5mA Max)
..........................................................................................................
5

使用上のご注意

電源について
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接 続されているコンセントと同じコンセントに接続しない でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、 電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。変形、変色す ることがあります。
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の 原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ ることがあります。 ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使 いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな いことを確認してからお使いください。
お手入れについて
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く 絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔 らかい布で乾拭きしてください。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす る場合もあります。
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された 場合、以後の性能について保証できなくなります。また、 修理をお断りする場合もあります。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇 所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談く ださい。
CD-ROM の取り扱い
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク リーナーでクリーニングしてください。
6
使用上のご注意
SD メモリー・カードの取り扱い
● SD メモリー・カードは、確実に奥まで差し込んでくださ い。
● SD メモリー・カードの端子の部分に触れたり、 汚したり しないでください。
● SD メモリー・カードは精密な電子部品で作られています ので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。 ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
その他の注意について
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。 ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、 各地域のゴミの分別基準に従って行ってください。
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの 仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ せください。
著作権について
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、そ の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画 あるいは複製し、配布、販売、貸与、上演、放送などを 行うことは法律で禁じられています。
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受 けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。 これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他 者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録 画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計 されているためです。
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使 用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作 権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技 術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著 作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す る行為となり、法律で禁じられています。
7
もくじ
安全上のご注意 .....................................................................................................................3
使用上のご注意 .....................................................................................................................6
SONAR V-STUDIO 100 の概要 ................................ 11
SONAR V-STUDIO 100 の特長 ..................................................................................12
各部の名称とはたらき.......................................................................................................14
入出力部.......................................................................................................................................14
フロント・パネル................................................................................................... 14
リア・パネル...........................................................................................................15
[PLAYBACK]つまみ ......................................................................................... 16
デジタル・ミキサー部................................................................................................................ 17
インプット・セクション ....................................................................................... 17
システム・セクション ........................................................................................... 18
コントロール・サーフェース部の使いかた............................................................................. 19
コントロール・サーフェース画面........................................................................ 19
チャンネル・ストリップ・セクション ................................................................ 20
トランスポート・セクション................................................................................22
ACT セクション ..................................................................................................... 23
VS-100 プロパティ・ページ .............................................................................. 24
SONAR 以外の DAW ソフトウェアを使用する場合........................................24
WAVE レコーダー ........................................................... 25
WAVE レコーダーの使いかた......................................................................................... 26
WAVE レコーダーの画面 .......................................................................................................... 26
WAVE レコーダーの基本操作 .................................................................................................. 27
SD メモリー・カードについて ................................................................................................. 28
録音する.......................................................................................................................................29
録音されたファイルをパソコンに取り込む ........................................................ 29
再生する.......................................................................................................................................30
再生するファイルを選ぶ ....................................................................................... 30
ファイルの情報を見る ........................................................................................... 31
ファイルにマーカーを付ける................................................................................32
ループ再生(A-B REPEAT)................................................................................ 33
メトロノームを鳴らす................................................................................................................ 34
ファイルを再生しながら録音する ............................................................................................ 35
ファイルを削除する.................................................................................................................... 36
8
機器の接続と信号の流れ ................................................. 37
接続する..............................................................................................................................38
AC アダプターの接続................................................................................................................. 38
パソコンおよび再生機器の接続................................................................................................ 39
電源を入れる......................................................................................................................40
機器の接続と信号の流れ...................................................................................................41
マイク、ギターの接続................................................................................................................ 41
オーディオ機器やシンセサイザーの接続................................................................................. 43
フット・スイッチの接続............................................................................................................ 46
コンプレッサーとイコライザー...................................... 47
コンプレッサーとイコライザーの使いかた....................................................................48
コンプレッサー、イコライザーをオンにする......................................................................... 48
オフにする .............................................................................................................. 48
コンプレッサー画面とイコライザー画面................................................................................. 49
イコライザーの設定.................................................................................................................... 49
コンプレッサーの設定................................................................................................................ 50
資料 .................................................................................... 51
システムの設定 ..................................................................................................................52
SD メモリー・カードのフォーマット ..................................................................................... 52
サンプリング周波数の設定........................................................................................................ 52
リバーブの設定........................................................................................................................... 53
各種設定の初期化 .......................................................................................................................53
設定の初期化...........................................................................................................53
システム設定の初期化(ファクトリー・リセット)........................................... 54
その他の設定............................................................................................................................... 54
システム設定画面での操作 ................................................................................... 54
パラメーター一覧................................................................................................... 55
ブロック・ダイアグラム...................................................................................................56
V-LINK について ...............................................................................................................57
エラー・メッセージ一覧...................................................................................................58
主な仕様..............................................................................................................................60
さくいん..............................................................................................................................62
お問い合わせの窓口 .......................................................................................................... 66
9
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」(P.6)をよくお読 みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書 は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
© 2009
 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
※ Cakewalk は、米国 Cakewalk Inc. の登録商標です。
※ Microsoft、Windows、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標
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※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ®operating system です。
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※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
※ VST は、Steinberg Media Technologies AG. の商標です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL
(Technology Properties Limited) 社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。
※ 本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、 工場出荷時の設定と本文中のディスプレイ上の設定は一
致していません。あらかじめご了承ください。
※ 本製品に付属しているデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、 法律で禁じられています。
権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著作物で利用したりしてはいけません。
10

SONAR V-STUDIO 100 の概要

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SONAR V-STUDIO 100 の特長

fig.fader.eps
ハイエンド仕様のオーディオ・インターフェース機能
8 イン/ 6 アウト、24-bit / 96kHz 対応の USB 2.0 オーディオ・インターフェース
外来ノイズに強い、バランス入出力を装備
ファンタム電源に対応、2 系統のマイク・プリアンプ付き XLR 入力端子を装備
厳選されたパーツを採用し、透明感のあるサウンドを実現。高品位でゆとりのあるレコーディングを実現 します。
接続機器を選ばない多彩な入出力端子を装備
ギターやベースを直接入力できる、ハイ・インピーダンス(Hi-Z)端子。 MIDI 入出力端子やデジタル入力端子をコンパクトなボディに凝縮。
WDM/ASIO 2.0 に対応した、低レイテンシー・ドライバー
コンパクトなコントロール・サーフェース
SONAR との連携による、快適な編集環境
100mm モーター・フェーダーを搭載
タッチセンス対応。高分解能によるスムーズな動作。 割り当て可能なエンコーダーと、豊富なボタンを装備
本体の液晶画面のビジュアル・フィードバックにより、 ミキシング・パラメーターを直感的にコントロール
Logic などのフィジカル・コントローラーとしても対応
12
fig.fader.eps
SONAR V-STUDIO 100 の特長
さまざまなインプットに対応するデジタル・ミキサー
8 チャンネル入力のデジタル・ミキサー
内部 40 ビット演算のデジタル信号処理による、高音質設計
アナログ入力には、コンプレッサーと 3 バンドのパラメトリック・イコライザーを搭載
WAVE レコーダー機能
サンプリング素材や演奏を、SD カードにそのまま録音
パソコンへの接続は不要。スタンドアローンの WAVE レコーダーとして使用可能です。 最高 32-bit / 96kHz のデジタル録音が可能
※ WAVE レコーダー機能は、USB でパソコンに接続されていないときのみ使用できます。
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各部の名称とはたらき

入出力部

フロント・パネル
fig.front01.eps
1. INPUT 1L、INPUT 2R
マイク・プリアンプを搭載したアナログ・オーディオ信 号入力ジャックです。
INPUT 1L / INPUT 2R の入力レベルは、[SENS] つまみで調節することができます。ディスプレイには、
[SENS]つまみで調節されたあとのレベルが表示され
ます(P.18)。 USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ
ト 1-2 に対応します。
MIC(XLR バランス入力)
ファンタム電源(48V)に対応しており、ファンタム 電源対応のコンデンサー・マイクを接続することもでき ます。その場合は、リア・パネルのファンタム電源ス イッチ(P.16)をオンにしてお使いください。
LINE(標準 TRS バランス入力)
TRS 標準バランス・タイプのライン入力端子です。 INPUT 1L のジャックはハイ・インピーダンス入力に
対応しています。ギターを接続するときは、[Hi-Z]ボ タンをオンにしてください。
アンバランス・タイプの標準プラグを接続することもで きます。
[Hi-Z]ボタン
入力インピーダンスの切り替えスイッチです。INPUT 1L の L INE 端子に接続する機器に応じて切り替えます。 ギターやベースを接続するときは、このスイッチを押し 込んでオンにします。
何も接続しないときはオフの状態にしておいてくださ い。
[Hi-Z]ボタンは、INPUT 1L の LINE 端子にのみ作用
します。MIC 端子、および INPUT 2R の LINE 端子の 入力インピーダンスは切り替わりません。
2. SD カード・スロット
WAVE レコーダー用の SD カードを挿します(P.28)。
3. ヘッドホン出力
MAIN 出力と同じ信号が出力されます。ヘッドホンの音 量は[VOLUME]つまみで調節できます。
14
リア・パネル
fig.rear01.eps
各部の名称とはたらき
4. コード・フック
AC アダプターのコードを引っ掛けておきます
(P.38)。
5. 電源スイッチ
電源をオン/オフします(P.40)。
6. DC IN ジャック
付属の AC アダプターの DC プラグを接続します。
7. USB コネクター
USB ケーブルを使ってパソコンと接続します。
8. MIDI 端子(MIDI OUT/V-LINK、MIDI IN)
パソコンに接続されているときは、1in/1outの USB MIDI インターフェースとして動作します。
パソコンに接続されていないときは、MIDI OUT 端子が V-LINK 用の MIDI 出力端子になります(P.57)。
9. フット・スイッチ端子
フット・スイッチ(別売)を接続します。 フット・スイッチでは、WAVE レコーダー機能や
SONAR VS の再生/停止をコントロールできます。 接続方法は『フット・スイッチの接続』(P.46)をご覧
ください。
10.接地端子
設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギターな どの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつくよう な感じになるときがあります。これは人体に全く害のな い極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要 に応じ、接地端子を使って外部のアースか大地に接地し てご使用ください。接地した場合、設置条件によっては わずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお 接続方法がわからないときはローランドお客様相談セン ターにご相談ください。
接続してはいけないところ
水道管(感電の原因になります)
ガス管(爆発や引火の原因になります)
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
※ 本機はバランス(XLR/TRS)タイプの端子を装備
しており、次のように配線されています。接続する 機器の配線をご確認のうえ、接続してください。
TIP: HOT RING: COLD SLEEVE: GND
1: GND2: HOT
3: COLD
15
各部の名称とはたらき
INPUT
fig.rear02.eps
11.INPUT 3L/MONO、INPUT 4R (標準 TRS バランス入力)
ライン入力用のアナログ・オーディオ信号入力ジャック です。INPUT 3L/MONO だけにプラグを挿すと、モノ ラル入力として使用できます。
USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ ト 3-4 に対応します。
12.INPUT 5L、INPUT 6R(RCAピン入力)
ライン入力用のアナログ・オーディオ信号入力ジャック です。USB オーディオ・インタ−フェース機能の、イ ンプット 5-6 に対応します。
13.COAXIAL IN (7/8)(同軸デジタル入力)
S/PDIF 対応のデジタル入力端子です。 24-bit、96 kHz のデジタル信号に対応しています。 USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ
ト「DIGITAL」に対応します。 ※ パソコンに接続して使用するときは、入力信号のサ
ンプリング周波数と本機のサンプリング周波数を合 わせる必要があります。本機のサンプリング周波数 の設定方法は、『サンプリング周波数の設定』
(P.52)をご覧ください。
OUTPUT
fig.rear03.eps
15.MAIN OUTPUT 1、MAIN OUTPUT 2 (標準 TRS バランス出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 ミキサーの MAIN MIX、WAVE レコーダー、USB
オーディオ再生(OUT 1/2)がミックスして出力され ます。
16.OUTPUT 3、OUTPUT 4 (標準 TRS バランス出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 USB オーディオの OUT 3/4 の信号が出力されます。
17.OUTPUT 5L、OUTPUT 6R(RCA ピン出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。 USB オーディオの OUT 5/6 の信号が出力されます。
[PLAYBACK]つまみ
14.ファンタム電源スイッチ
INPUT 1L と INPUT 2R の XLR 端子に、ファンタム 電源を供給します。
※ ファンタム電源が必要なマイクを接続しているとき
のみオンにしてください。ダイナミック・マイクや オーディオ再生装置などにファンタム電源を供給す ると故障の原因になります。マイクの仕様について は、お使いのマイクの取扱説明書をお読みください。
※ 本機のファンタム電源:
DC48V、各チャンネル最大 5mA
16
MAIN OUTPUT 1/2、およびヘッドホン端子から出力 する、USB オーディオの再生(OUT 1/2)音量を調 節します。

デジタル・ミキサー部

fig.mixer01.eps
インプット・セクション
fig.01.eps
各部の名称とはたらき
..
1111..
[PAN]つまみ(INPUT 1L / INPUT 2R)
INPUT 1L / INPUT 2R から入力された信号の、左右チャンネルのバランスを調整します。
..
2222..
[COMP/EQ]ボタン
各チャンネルのコンプレッサー、イコライザーをオン、オフします。詳しくは『コンプレッサーとイコライ ザーの使いかた』(P.48)をご覧ください。
..
3333..
レベルつまみ
各チャンネルのミキシング・レベルを調節します。
..
4444..
[MAIN MIX]つまみ
ミックス後の全体の音量を調節します。
17
各部の名称とはたらき
システム・セクション
fig.02.eps
5. コンプレッサー/イコライザー設定ボタン
コンプレッサー、イコライザー使用時に、コンプレッ サーとイコライザーの設定画面の表示を切り替えます。 コンプレッサー、イコライザーの使い方については、
『コンプレッサーとイコライザーの使いかた』(P.48)
をご覧ください。
6. [THRES/LO]/[R1]つまみ、 [RATIO/MID]/[R2]つまみ、 [GAIN/HI]/[R3]つまみ
SONAR V-STUDIO 100 の状態によって機能が変わ ります。
イコライザーの設定画面が表示されているとき
イコライザーの各パラメーターを変更します(P.49)。
コンプレッサーの設定画面が表示されているとき
コンプレッサーの各パラメーターを変更します
(P.49)。
ACT オン時(SONAR 使用時のみ:P.23
SONAR および ACT に対応したプラグインを操作しま す。
7. [ACT]/[V-LINK]ボタン
SONAR 使用時は[ACT]ボタンになります。このボ タンを押すと[ACT]ボタンが点灯し、[R1]〜
[R4]つまみで SONAR および ACT に対応したプラグ
インを操作することができるようになります。 パソコンに接続されていないときは[V-LINK]ボタン
になります(P.57)。
8. ディスプレイ
各種の情報を表示します。[DISPLAY]ボタンを押す と、レベルメーター画面が表示されます。
レベル・メーター画面
1. 各 INPUT の入力レベル
INPUT 1/2 は、[SENS]つまみの通過後のレベル を表示します。
2. USB オーディオの再生(OUT 1-2)レベル
3. WAVE レコーダーの再生レベル
4. MAIN OUT 1/2 の出力レベル
5. ピーク・インジケーター
ピークインジケーターが点灯しないように各つまみ で調節してください。
9. [CURSOR/VALUE]/[R4]つまみ
ディスプレイ上のカーソル位置やパラメーターの値を変 更します。このつまみを押すと値が確定します
([SELECT]ボタン)。
ACT オンのときは、SONAR および ACT に対応した プラグインを操作します。
10.[DISPLAY]ボタン
レベル・メーター画面を表示します。 約 1 秒間押し続けるとシステム画面が表示され、
SONAR V-STUDIO 100 のシステム設定を変更する ことができます(『システムの設定』(P.52))。
18

コントロール・サーフェース部の使いかた

fig.mixer03.eps
ボタン消灯
パソコンに接続された状態で SONAR V-STUDIO 100 の電源を入れると、図の枠内は SONAR VS のコ ントロール・サーフェースとして動作します。
コントロール・サーフェース画面
各部の名称とはたらき
パソコン
レベル・メーター画面 コントロール・サーフェース画面
SONAR 使用時に[DISPLAY]ボタンを押すと、レベル・メーター画面とコントロール・ サーフェース画 面が切り替わります。コントロール・サーフェース画面には、SONAR V-STUDIO 100 からコントロール 可能な SONAR およびプラグインの情報が表示されます。
コントロール・サーフェース画面
1.[R1] 〜[R4]つまみで操作しているパラメーター名 ACT をオンにした状態で、[R1]〜[R4] つまみを操作したときに表示が切り替わります。現在操作して いるパラメーター名が表示されます。
2.[R1] 〜[R4]つまみで操作するプラグイン名
3. チャンネル・ストリップ・ セクションでコントロール可能な対象(トラック、またはバス)
4. チャンネル・ストリップ・ セクションでコントロールするトラック名またはバス名
5.[VALUE] つまみに割り当てられているパラメーター名
6.[VALUE] つまみに割り当てられているパラメーターの値
19
各部の名称とはたらき
チャンネル・ストリップ・セクション
fig.daw01.eps
SONAR のトラックやバスのパラメーターをコントロールするセクションです。
..
1111..
トラック選択ボタン
コントロールするトラック(またはバス)を選択します。
[SHIFT]+トラック選択ボタン
カレント・ストリップを、トラックにするかバスにするかを切り替えます。
トラック選択ボタン+[VALUE]つまみ
トラック選択ボタンを押しながら[VALUE]つまみを回して、コントロールするトラックを選択すること もできます。
20
..
2222..
[ASSIGN]ボタン
[VALUE]つまみに割り当てるパラメーターを切り替えます。
コントロールするトラック(またはバス)によって、割り当てられるパラメーターは異なります。 詳しくは、SONAR のオンライン・ ヘルプをご覧ください。
現在割り当てられているパラメーターは、ディスプレイに表示されます(P.19)。
[SHIFT]+[ASSIGN]ボタン
[ASSIGN]ボタンが点滅し、[VALUE]つまみで現在タイムを変更することができるようになります (ジョグ/シャトル・モード)。
[ASSIGN]ボタンを押すと、元の状態に戻ります。
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3333..
[VALUE]つまみ
カレント・パラメーターの値を変えます
各部の名称とはたらき
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4444..
チャンネル・フェーダー
カレント・ストリップのボリュームをコントロールします。 チャンネル・フェーダーはタッチセンス・モーターフェーダーを搭載しており、カレント・ストリップのボ
リュームに応じて動きます。また、再生中はオートメーション情報にしたがって動きます。 オートメーションの記録時はフェーダーをタッチ、リリースすることにより、オートメーション情報を記録
することができます。
モーター・フェーダーは非常に静かに動作しますが、マイクでの録音時や、ソフトな音楽をミキシ ングするときなど、全く音を出さないようにしたい場合もあるでしょう。VS-100 プロパティ. ページの「フェーダーのモーター制御を行なわない」をオンにすると、モーター・フェーダーの動 作を止めることができます。VS-100 プロパティ.ページについては、『VS-100 プロパティ・ ページ』(P.24)をご覧ください。
オートメーションの記録については、SONAR ユーザーズ・ガイド(別冊)を参照してください。
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5555..
[MUTE]ボタン
カレント・ストリップのミュートをオン/オフします。 カレント・ストリップがミュートされていると、[MUTE]ボタンが点灯します。
[SHIFT]+[MUTE]ボタン
カレント・ストリップのインプット・モニターをオン/オフします。
※ カレント・ストリップがバスの時は動作しません。
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6666..
[SOLO]ボタン
カレント・ストリップのソロをオン/オフします。 カレント・ストリップがソロになっていると、[SOLO]ボタンが点灯します。
[SHIFT]+[SOLO]ボタン
すべてのソロをオン/オフします。
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7777..
[ARM]ボタン
カレント・ストリップの録音待機をオン/オフします。 カレント・ストリップが録音待機状になっていると、[ARM]ボタンが点灯します。
※ カレント・ストリップがバスの時は動作しません。
[SHIFT]+[ARM]ボタン
カレント・ストリップをオートメーションの記録待機状態にします。
オートメーションの記録については、SONAR ユーザーズ・ガイド(別冊)を参照してください。
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8888..
[SHIFT]ボタン
他のボタンと組み合わせて使用します。
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