
ハードウェアマニュアル


安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
● この機器および AC アダプターを分解した
り、改造したりしないでください。
..........................................................................................................
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か
れていないことは、絶対にしないでくださ
い。必ずお買い上げ店またはローランドお客
様相談センターに相談してください。
..........................................................................................................
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当た
る場所、暖房機器の近く、発熱する機器
の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床
など)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
..........................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わし
ています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこ
と」を表わしています。
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に
設置しないでください。必ず安定した水平な
場所に設置してください。
..........................................................................................................
● AC アダプターは、必ず付属のものを、
AC100V の電源で使用してください。
..........................................................................................................
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してく
ださい。また、付属の電源コードを他の製品
に使用しないでください。
..........................................................................................................
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの
上に重いものを載せたりしないでください。
電源コードに傷がつき、ショートや断線の結
果、火災や感電の恐れがあります。
..........................................................................................................
3

安全上のご注意
警告 警告
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア
ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場
合、設定によっては永久的な難聴になる程度
の音量になります。大音量で、長時間使用し
ないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを
感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に
相談してください。
..........................................................................................................
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶
対に入れないでください。
..........................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC
アダプターをコンセントから外し、お買い
上げ店またはローランドお客様相談セン
ターに修理を依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、また
はプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれた
りしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..........................................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子
様の取り扱いやいたずらに注意してくださ
い。必ず大人のかたが、監視/指導してあ
げてください。
..........................................................................................................
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃
を与えないでください。
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相談し
てください。
..........................................................................................................
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレー
ヤーで再生しないで下さい。大音量によって
耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れが
あります。
注意
● この機器と AC アダプターは、風通しのよ
い、正常な通気が保たれている場所に設置
して、使用してください。
..........................................................................................................
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜
き差しするときは、必ずプラグを持ってくだ
さい。
..........................................................................................................
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で
プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくだ
さい。また、長時間使用しないときは、AC
アダプターをコンセントから外してくださ
い。AC アダプターとコンセントの間にゴミ
やほこりがたまると、絶縁不良を起こして火
災の原因になります。
..........................................................................................................
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にな
らないように配慮してください。特に、
コードやケーブル類は、お子様の手が届か
ないように配慮してください。
..........................................................................................................
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも
のを置かないでください。
..........................................................................................................
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな
いでください。特に、電源タップを使用して
いる場合、電源タップの容量(ワット/アン
ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶
けることがあります。
..........................................................................................................
4
..........................................................................................................
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持っ
て、機器本体やコンセントに抜き差ししない
でください。
..........................................................................................................

注意
● この機器を移動するときは、AC アダプター
をコンセントから外し、外部機器との接続を
外してください。
..........................................................................................................
● お手入れをするときには、電源を切って AC
アダプターをコンセントから外してください
(P.40)。
..........................................................................................................
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ
ターをコンセントから外してください。
..........................................................................................................
● 取り外した接地端子のネジや付属のフェライ
ト・コアは、小さなお子様が誤って飲み込ん
だりすることのないようお子様の手の届かな
いところへ保管してください。
..........................................................................................................
● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・
マイクを接続したとき以外は、ファンタム
電源を必ずオフにしてください。ダイナ
ミック・マイクやオーディオ再生装置など
にファンタム電源を供給すると故障の原因
になります。マイクの仕様については、お
使いのマイクの取扱説明書をお読みくださ
い。
安全上のご注意
(本機のファンタム電源:
DC 48V、各チャンネル 5mA Max)
..........................................................................................................
5

使用上のご注意
電源について
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が
多少発熱しますが、故障ではありません。
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ
ることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使
いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな
いことを確認してからお使いください。
お手入れについて
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能
について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談く
ださい。
CD-ROM の取り扱い
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりし
ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ
とがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用ク
リーナーでクリーニングしてください。
6

使用上のご注意
SD メモリー・カードの取り扱い
● SD メモリー・カードは、確実に奥まで差し込んでくださ
い。
● SD メモリー・カードの端子の部分に触れたり、 汚したり
しないでください。
● SD メモリー・カードは精密な電子部品で作られています
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。
○ 水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
その他の注意について
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
い。
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各地域のゴミの分別基準に従って行ってください。
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と
の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな
る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの
仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ
せください。
著作権について
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、そ
の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画
あるいは複製し、配布、販売、貸与、上演、放送などを
行うことは法律で禁じられています。
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受
けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。
これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他
者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録
画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計
されているためです。
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使
用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技
術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著
作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す
る行為となり、法律で禁じられています。
7

もくじ
安全上のご注意 .....................................................................................................................3
使用上のご注意 .....................................................................................................................6
SONAR V-STUDIO 100 の概要 ................................ 11
SONAR V-STUDIO 100 の特長 ..................................................................................12
各部の名称とはたらき.......................................................................................................14
入出力部.......................................................................................................................................14
フロント・パネル................................................................................................... 14
リア・パネル...........................................................................................................15
[PLAYBACK]つまみ ......................................................................................... 16
デジタル・ミキサー部................................................................................................................ 17
インプット・セクション ....................................................................................... 17
システム・セクション ........................................................................................... 18
コントロール・サーフェース部の使いかた............................................................................. 19
コントロール・サーフェース画面........................................................................ 19
チャンネル・ストリップ・セクション ................................................................ 20
トランスポート・セクション................................................................................22
ACT セクション ..................................................................................................... 23
VS-100 プロパティ・ページ .............................................................................. 24
SONAR 以外の DAW ソフトウェアを使用する場合........................................24
WAVE レコーダー ........................................................... 25
WAVE レコーダーの使いかた......................................................................................... 26
WAVE レコーダーの画面 .......................................................................................................... 26
WAVE レコーダーの基本操作 .................................................................................................. 27
SD メモリー・カードについて ................................................................................................. 28
録音する.......................................................................................................................................29
録音されたファイルをパソコンに取り込む ........................................................ 29
再生する.......................................................................................................................................30
再生するファイルを選ぶ ....................................................................................... 30
ファイルの情報を見る ........................................................................................... 31
ファイルにマーカーを付ける................................................................................32
ループ再生(A-B REPEAT)................................................................................ 33
メトロノームを鳴らす................................................................................................................ 34
ファイルを再生しながら録音する ............................................................................................ 35
ファイルを削除する.................................................................................................................... 36
8

機器の接続と信号の流れ ................................................. 37
接続する..............................................................................................................................38
AC アダプターの接続................................................................................................................. 38
パソコンおよび再生機器の接続................................................................................................ 39
電源を入れる......................................................................................................................40
機器の接続と信号の流れ...................................................................................................41
マイク、ギターの接続................................................................................................................ 41
オーディオ機器やシンセサイザーの接続................................................................................. 43
フット・スイッチの接続............................................................................................................ 46
コンプレッサーとイコライザー...................................... 47
コンプレッサーとイコライザーの使いかた....................................................................48
コンプレッサー、イコライザーをオンにする......................................................................... 48
オフにする .............................................................................................................. 48
コンプレッサー画面とイコライザー画面................................................................................. 49
イコライザーの設定.................................................................................................................... 49
コンプレッサーの設定................................................................................................................ 50
資料 .................................................................................... 51
システムの設定 ..................................................................................................................52
SD メモリー・カードのフォーマット ..................................................................................... 52
サンプリング周波数の設定........................................................................................................ 52
リバーブの設定........................................................................................................................... 53
各種設定の初期化 .......................................................................................................................53
設定の初期化...........................................................................................................53
システム設定の初期化(ファクトリー・リセット)........................................... 54
その他の設定............................................................................................................................... 54
システム設定画面での操作 ................................................................................... 54
パラメーター一覧................................................................................................... 55
ブロック・ダイアグラム...................................................................................................56
V-LINK について ...............................................................................................................57
エラー・メッセージ一覧...................................................................................................58
主な仕様..............................................................................................................................60
さくいん..............................................................................................................................62
お問い合わせの窓口 .......................................................................................................... 66
9

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」(P.6)をよくお読
みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書
は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
© 2009
ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
※ Cakewalk は、米国 Cakewalk Inc. の登録商標です。
※ Microsoft、Windows、Windows Vista は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標
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※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ®operating system です。
※ Apple、Macintosh、Mac OS は、米国 Apple Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
※ Pentium は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
※ VST は、Steinberg Media Technologies AG. の商標です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ MMP(Moore Microprocessor Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL
(Technology Properties Limited) 社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。
※ 本書では、ディスプレイを使用して機能説明をしていますが、 工場出荷時の設定と本文中のディスプレイ上の設定は一
致していません。あらかじめご了承ください。
※ 本製品に付属しているデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、 法律で禁じられています。
権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著作物で利用したりしてはいけません。
10

SONAR V-STUDIO 100 の概要
11

SONAR V-STUDIO 100 の特長
fig.fader.eps
ハイエンド仕様のオーディオ・インターフェース機能
8 イン/ 6 アウト、24-bit / 96kHz 対応の USB 2.0 オーディオ・インターフェース
•
外来ノイズに強い、バランス入出力を装備
•
ファンタム電源に対応、2 系統のマイク・プリアンプ付き XLR 入力端子を装備
•
厳選されたパーツを採用し、透明感のあるサウンドを実現。高品位でゆとりのあるレコーディングを実現
します。
接続機器を選ばない多彩な入出力端子を装備
•
ギターやベースを直接入力できる、ハイ・インピーダンス(Hi-Z)端子。
MIDI 入出力端子やデジタル入力端子をコンパクトなボディに凝縮。
WDM/ASIO 2.0 に対応した、低レイテンシー・ドライバー
•
コンパクトなコントロール・サーフェース
SONAR との連携による、快適な編集環境
100mm モーター・フェーダーを搭載
•
タッチセンス対応。高分解能によるスムーズな動作。
割り当て可能なエンコーダーと、豊富なボタンを装備
•
本体の液晶画面のビジュアル・フィードバックにより、 ミキシング・パラメーターを直感的にコントロール
•
Logic などのフィジカル・コントローラーとしても対応
•
12

fig.fader.eps
SONAR V-STUDIO 100 の特長
さまざまなインプットに対応するデジタル・ミキサー
•
8 チャンネル入力のデジタル・ミキサー
•
内部 40 ビット演算のデジタル信号処理による、高音質設計
•
アナログ入力には、コンプレッサーと 3 バンドのパラメトリック・イコライザーを搭載
WAVE レコーダー機能
サンプリング素材や演奏を、SD カードにそのまま録音
•
パソコンへの接続は不要。スタンドアローンの WAVE レコーダーとして使用可能です。
最高 32-bit / 96kHz のデジタル録音が可能
•
※ WAVE レコーダー機能は、USB でパソコンに接続されていないときのみ使用できます。
13

各部の名称とはたらき
入出力部
フロント・パネル
fig.front01.eps
1. INPUT 1L、INPUT 2R
マイク・プリアンプを搭載したアナログ・オーディオ信
号入力ジャックです。
INPUT 1L / INPUT 2R の入力レベルは、[SENS]
つまみで調節することができます。ディスプレイには、
[SENS]つまみで調節されたあとのレベルが表示され
ます(P.18)。
USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ
ト 1-2 に対応します。
MIC(XLR バランス入力)
ファンタム電源(48V)に対応しており、ファンタム
電源対応のコンデンサー・マイクを接続することもでき
ます。その場合は、リア・パネルのファンタム電源ス
イッチ(P.16)をオンにしてお使いください。
LINE(標準 TRS バランス入力)
TRS 標準バランス・タイプのライン入力端子です。
INPUT 1L のジャックはハイ・インピーダンス入力に
対応しています。ギターを接続するときは、[Hi-Z]ボ
タンをオンにしてください。
アンバランス・タイプの標準プラグを接続することもで
きます。
[Hi-Z]ボタン
入力インピーダンスの切り替えスイッチです。INPUT
1L の L INE 端子に接続する機器に応じて切り替えます。
ギターやベースを接続するときは、このスイッチを押し
込んでオンにします。
何も接続しないときはオフの状態にしておいてくださ
い。
[Hi-Z]ボタンは、INPUT 1L の LINE 端子にのみ作用
します。MIC 端子、および INPUT 2R の LINE 端子の
入力インピーダンスは切り替わりません。
2. SD カード・スロット
WAVE レコーダー用の SD カードを挿します(P.28)。
3. ヘッドホン出力
MAIN 出力と同じ信号が出力されます。ヘッドホンの音
量は[VOLUME]つまみで調節できます。
14

リア・パネル
fig.rear01.eps
各部の名称とはたらき
4. コード・フック
AC アダプターのコードを引っ掛けておきます
(P.38)。
5. 電源スイッチ
電源をオン/オフします(P.40)。
6. DC IN ジャック
付属の AC アダプターの DC プラグを接続します。
7. USB コネクター
USB ケーブルを使ってパソコンと接続します。
8. MIDI 端子(MIDI OUT/V-LINK、MIDI IN)
パソコンに接続されているときは、1in/1outの USB
MIDI インターフェースとして動作します。
パソコンに接続されていないときは、MIDI OUT 端子が
V-LINK 用の MIDI 出力端子になります(P.57)。
9. フット・スイッチ端子
フット・スイッチ(別売)を接続します。
フット・スイッチでは、WAVE レコーダー機能や
SONAR VS の再生/停止をコントロールできます。
接続方法は『フット・スイッチの接続』(P.46)をご覧
ください。
10.接地端子
設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギターな
どの金属部に触れると、違和感を覚えたりざらつくよう
な感じになるときがあります。これは人体に全く害のな
い極微量の帯電によるものですが、気になる方は、必要
に応じ、接地端子を使って外部のアースか大地に接地し
てご使用ください。接地した場合、設置条件によっては
わずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお
接続方法がわからないときはローランドお客様相談セン
ターにご相談ください。
接続してはいけないところ
水道管(感電の原因になります)
•
ガス管(爆発や引火の原因になります)
•
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
•
※ 本機はバランス(XLR/TRS)タイプの端子を装備
しており、次のように配線されています。接続する
機器の配線をご確認のうえ、接続してください。
TIP: HOT
RING: COLD
SLEEVE: GND
1: GND2: HOT
3: COLD
15

各部の名称とはたらき
INPUT
fig.rear02.eps
11.INPUT 3L/MONO、INPUT 4R
(標準 TRS バランス入力)
ライン入力用のアナログ・オーディオ信号入力ジャック
です。INPUT 3L/MONO だけにプラグを挿すと、モノ
ラル入力として使用できます。
USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ
ト 3-4 に対応します。
12.INPUT 5L、INPUT 6R(RCAピン入力)
ライン入力用のアナログ・オーディオ信号入力ジャック
です。USB オーディオ・インタ−フェース機能の、イ
ンプット 5-6 に対応します。
13.COAXIAL IN (7/8)(同軸デジタル入力)
S/PDIF 対応のデジタル入力端子です。
24-bit、96 kHz のデジタル信号に対応しています。
USB オーディオ・インタ−フェース機能の、インプッ
ト「DIGITAL」に対応します。
※ パソコンに接続して使用するときは、入力信号のサ
ンプリング周波数と本機のサンプリング周波数を合
わせる必要があります。本機のサンプリング周波数
の設定方法は、『サンプリング周波数の設定』
(P.52)をご覧ください。
OUTPUT
fig.rear03.eps
15.MAIN OUTPUT 1、MAIN OUTPUT 2
(標準 TRS バランス出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。
ミキサーの MAIN MIX、WAVE レコーダー、USB
オーディオ再生(OUT 1/2)がミックスして出力され
ます。
16.OUTPUT 3、OUTPUT 4
(標準 TRS バランス出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。
USB オーディオの OUT 3/4 の信号が出力されます。
17.OUTPUT 5L、OUTPUT 6R(RCA ピン出力)
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。
USB オーディオの OUT 5/6 の信号が出力されます。
[PLAYBACK]つまみ
14.ファンタム電源スイッチ
INPUT 1L と INPUT 2R の XLR 端子に、ファンタム
電源を供給します。
※ ファンタム電源が必要なマイクを接続しているとき
のみオンにしてください。ダイナミック・マイクや
オーディオ再生装置などにファンタム電源を供給す
ると故障の原因になります。マイクの仕様について
は、お使いのマイクの取扱説明書をお読みください。
※ 本機のファンタム電源:
DC48V、各チャンネル最大 5mA
16
MAIN OUTPUT 1/2、およびヘッドホン端子から出力
する、USB オーディオの再生(OUT 1/2)音量を調
節します。

デジタル・ミキサー部
fig.mixer01.eps
インプット・セクション
fig.01.eps
各部の名称とはたらき
..
1111..
[PAN]つまみ(INPUT 1L / INPUT 2R)
INPUT 1L / INPUT 2R から入力された信号の、左右チャンネルのバランスを調整します。
..
2222..
[COMP/EQ]ボタン
各チャンネルのコンプレッサー、イコライザーをオン、オフします。詳しくは『コンプレッサーとイコライ
ザーの使いかた』(P.48)をご覧ください。
..
3333..
レベルつまみ
各チャンネルのミキシング・レベルを調節します。
..
4444..
[MAIN MIX]つまみ
ミックス後の全体の音量を調節します。
17

各部の名称とはたらき
システム・セクション
fig.02.eps
5. コンプレッサー/イコライザー設定ボタン
コンプレッサー、イコライザー使用時に、コンプレッ
サーとイコライザーの設定画面の表示を切り替えます。
コンプレッサー、イコライザーの使い方については、
『コンプレッサーとイコライザーの使いかた』(P.48)
をご覧ください。
6. [THRES/LO]/[R1]つまみ、
[RATIO/MID]/[R2]つまみ、
[GAIN/HI]/[R3]つまみ
SONAR V-STUDIO 100 の状態によって機能が変わ
ります。
イコライザーの設定画面が表示されているとき
•
イコライザーの各パラメーターを変更します(P.49)。
コンプレッサーの設定画面が表示されているとき
•
コンプレッサーの各パラメーターを変更します
(P.49)。
ACT オン時(SONAR 使用時のみ:P.23)
•
SONAR および ACT に対応したプラグインを操作しま
す。
7. [ACT]/[V-LINK]ボタン
SONAR 使用時は[ACT]ボタンになります。このボ
タンを押すと[ACT]ボタンが点灯し、[R1]〜
[R4]つまみで SONAR および ACT に対応したプラグ
インを操作することができるようになります。
パソコンに接続されていないときは[V-LINK]ボタン
になります(P.57)。
8. ディスプレイ
各種の情報を表示します。[DISPLAY]ボタンを押す
と、レベルメーター画面が表示されます。
レベル・メーター画面
1. 各 INPUT の入力レベル
INPUT 1/2 は、[SENS]つまみの通過後のレベル
を表示します。
2. USB オーディオの再生(OUT 1-2)レベル
3. WAVE レコーダーの再生レベル
4. MAIN OUT 1/2 の出力レベル
5. ピーク・インジケーター
ピークインジケーターが点灯しないように各つまみ
で調節してください。
9. [CURSOR/VALUE]/[R4]つまみ
ディスプレイ上のカーソル位置やパラメーターの値を変
更します。このつまみを押すと値が確定します
([SELECT]ボタン)。
ACT オンのときは、SONAR および ACT に対応した
プラグインを操作します。
10.[DISPLAY]ボタン
レベル・メーター画面を表示します。
約 1 秒間押し続けるとシステム画面が表示され、
SONAR V-STUDIO 100 のシステム設定を変更する
ことができます(『システムの設定』(P.52))。
18

コントロール・サーフェース部の使いかた
fig.mixer03.eps
ボタン消灯
パソコンに接続された状態で SONAR V-STUDIO 100 の電源を入れると、図の枠内は SONAR VS のコ
ントロール・サーフェースとして動作します。
コントロール・サーフェース画面
各部の名称とはたらき
パソコン
レベル・メーター画面 コントロール・サーフェース画面
SONAR 使用時に[DISPLAY]ボタンを押すと、レベル・メーター画面とコントロール・ サーフェース画
面が切り替わります。コントロール・サーフェース画面には、SONAR V-STUDIO 100 からコントロール
可能な SONAR およびプラグインの情報が表示されます。
コントロール・サーフェース画面
1.[R1] 〜[R4]つまみで操作しているパラメーター名
ACT をオンにした状態で、[R1]〜[R4] つまみを操作したときに表示が切り替わります。現在操作して
いるパラメーター名が表示されます。
2.[R1] 〜[R4]つまみで操作するプラグイン名
3. チャンネル・ストリップ・ セクションでコントロール可能な対象(トラック、またはバス)
4. チャンネル・ストリップ・ セクションでコントロールするトラック名またはバス名
5.[VALUE] つまみに割り当てられているパラメーター名
6.[VALUE] つまみに割り当てられているパラメーターの値
19

各部の名称とはたらき
チャンネル・ストリップ・セクション
fig.daw01.eps
SONAR のトラックやバスのパラメーターをコントロールするセクションです。
..
1111..
トラック選択ボタン
コントロールするトラック(またはバス)を選択します。
[SHIFT]+トラック選択ボタン
カレント・ストリップを、トラックにするかバスにするかを切り替えます。
トラック選択ボタン+[VALUE]つまみ
トラック選択ボタンを押しながら[VALUE]つまみを回して、コントロールするトラックを選択すること
もできます。
20
..
2222..
[ASSIGN]ボタン
[VALUE]つまみに割り当てるパラメーターを切り替えます。
コントロールするトラック(またはバス)によって、割り当てられるパラメーターは異なります。
詳しくは、SONAR のオンライン・ ヘルプをご覧ください。
現在割り当てられているパラメーターは、ディスプレイに表示されます(P.19)。
[SHIFT]+[ASSIGN]ボタン
[ASSIGN]ボタンが点滅し、[VALUE]つまみで現在タイムを変更することができるようになります
(ジョグ/シャトル・モード)。
[ASSIGN]ボタンを押すと、元の状態に戻ります。
..
3333..
[VALUE]つまみ
カレント・パラメーターの値を変えます

各部の名称とはたらき
..
4444..
チャンネル・フェーダー
カレント・ストリップのボリュームをコントロールします。
チャンネル・フェーダーはタッチセンス・モーターフェーダーを搭載しており、カレント・ストリップのボ
リュームに応じて動きます。また、再生中はオートメーション情報にしたがって動きます。
オートメーションの記録時はフェーダーをタッチ、リリースすることにより、オートメーション情報を記録
することができます。
モーター・フェーダーは非常に静かに動作しますが、マイクでの録音時や、ソフトな音楽をミキシ
ングするときなど、全く音を出さないようにしたい場合もあるでしょう。VS-100 プロパティ.
ページの「フェーダーのモーター制御を行なわない」をオンにすると、モーター・フェーダーの動
作を止めることができます。VS-100 プロパティ.ページについては、『VS-100 プロパティ・
ページ』(P.24)をご覧ください。
オートメーションの記録については、SONAR ユーザーズ・ガイド(別冊)を参照してください。
..
5555..
[MUTE]ボタン
カレント・ストリップのミュートをオン/オフします。
カレント・ストリップがミュートされていると、[MUTE]ボタンが点灯します。
[SHIFT]+[MUTE]ボタン
カレント・ストリップのインプット・モニターをオン/オフします。
※ カレント・ストリップがバスの時は動作しません。
..
6666..
[SOLO]ボタン
カレント・ストリップのソロをオン/オフします。
カレント・ストリップがソロになっていると、[SOLO]ボタンが点灯します。
[SHIFT]+[SOLO]ボタン
すべてのソロをオン/オフします。
..
7777..
[ARM]ボタン
カレント・ストリップの録音待機をオン/オフします。
カレント・ストリップが録音待機状になっていると、[ARM]ボタンが点灯します。
※ カレント・ストリップがバスの時は動作しません。
[SHIFT]+[ARM]ボタン
カレント・ストリップをオートメーションの記録待機状態にします。
オートメーションの記録については、SONAR ユーザーズ・ガイド(別冊)を参照してください。
..
8888..
[SHIFT]ボタン
他のボタンと組み合わせて使用します。
21

各部の名称とはたらき
トランスポート・セクション
fig.daw02.eps
5. ボタン
現在タイムを巻き戻します。
[SHIFT]+ ボタン
現在タイムを 1 小節前に移動します。
6. ボタン
現在タイムを早送りします。
SONAR の再生や停止をコントロールします。
1. [LOOP]ボタン
SONAR のループをオン/オフします。
※ SONAR のループがオンの状態でも、このボタンは
点灯しません。
[SHIFT]+[LOOP]ボタン
SONAR の選択範囲をループ区間に設定します。
※ 範囲選択の方法については、SONAR ユーザーズ・
ガイド(別冊)を参照してください。
2. [VIEW]ボタン
SONAR のトラック・ビューを表示します。
[SHIFT]+[VIEW]ボタン
SONAR のコンソール・ビューを表示します。
3. [MARKER]ボタン
現在タイムにマーカーを挿入します。
※ 停止中にこのボタンを押すと、マーカー・ビューが
表示されます。
[SHIFT]+ ボタン
現在タイムを 1 小節後ろに移動します。
7. ボタン
現在タイムをプロジェクトの最後に移動します。
[SHIFT]+ ボタン
現在タイムを次のマーカーに移動します。
8. ボタン
トランスポートを停止します。
9. ボタン
再生を始めます。
再生中にこのボタンを押すと、一時停止します。
10. ボタン
録音待機状態のトラックの録音を開始します。
再生中にこのボタンを押すと、停止せずにそのまま録音
待機状態のトラックの録音を開始することができます。
4. ボタン
現在タイムをプロジェクトの先頭に移動します。
[SHIFT]+ ボタン
現在タイムをひとつ前のマーカーに移動します。
22

ACT セクション
fig.daw03.eps
[ACT]ボタンを押してオンにするとボタンが点灯し、[R1]〜[R4]つまみで ACT 対応のプラグインの
パラメーターをコントロールすることができます。
4 つのつまみでコントロールするパラメーターは、VS-100 プロパティ・ページで設定します(P.24)。
ACT とは
ACT(Active Controller Technology)は、コントローラ/サーフェスなどの外部機器から
SONAR を操作するための機能です。SONAR 上でアクティブになっているプラグイン・エフェクト
やプラグイン・シンセサイザーを自動的にコントロール対象にします。
各部の名称とはたらき
ACT に対応していないプラグインをコントロールすることはできません。
詳しくは SONAR のオンライン・ヘルプをご覧ください。
ACT セクションの拡張
システム設定の「DAW Full Asgn」をオンにすることにより、ACT セクションの 4 つのつまみに加
え、『インプット・セクション』(P.17) のボタン、つまみで、ACT 対応のプラグインをコントロー
ルすることができるようになります。
コントロールされるパラメーター名は、『VS-100 プロパティ・ページ』(P.24)に表示されます。
システム設定の「DAW Full Asgn」をオンにする方法については、『システムの設定』(P.52) をご
覧ください。
「DAW Full Asgn」がオンになっている状態では、インプット・セクションで SONAR V-
STUDIO 100 本体のデジタル・ミキサー機能、 およびコンプレッサー、イコライザー、リ
バーブをコントロールすることはできません。これらの調整をするときは、「DAW Full
Asgn」をオフにしてください。
23

各部の名称とはたらき
VS-100 プロパティ・ページ
VS-100 プロパティ・ページには、[R1]〜[R4]つまみで
操作可能なパラメーター名が表示されます。
また、SONAR V-STUDIO 100 本体に接続したフット・ス
イッチの動作や、モーター・フェーダーの動作に関する設定を
することができます。
SONAR のツール| VS-100 コマンドを実行すると、VS100 プロパティ・ページが表示されます。
VS-100 プロパティ・ページが表示されている状態でパソコン
の F1 キーを押すと、オンライン・ヘルプが表示されます。VS100 プロパティ・ページについて詳しくは、オンライン・ ヘル
プをご覧ください。
SONAR 以外の DAW ソフトウェアを使用する場合
システム設定の『DAW Select』(P.55)を「Other」に設定すると、SONAR V-STUDIO 100 本体は
DAW ソフトウェアから Mackie Control として認識され、 コントロール・サーフェース部の図枠内の操作
子で DAW ソフトウェアをコントロールすることができるようになります。
24
、 、[VIEW]、
[MARKER]の各ボタンは、初期状態で
は機能にアサインされていません。DAW
ソフトウェアのアサイン機能を使って、
好みの機能にアサインしてください。
お使いの DAW ソフトウェアでの設定方
法は、DAW ソフトウェアのドキュメン
トを参照してください。
SONAR 以外の DAW ソフトウェアでは、
[ACT]ボタンをオンにすることはできません。
システム設定の変更のしかたは、『システムの設定』(P.52) をご覧ください。

WAVE レコーダー
25

WAVE レコーダーの使いかた
fig.mixer04.eps
ボタン点灯
パソコンに接続しないで SONAR V-STUDIO 100 本体の電源を入れると、[DAW/WAVE RECORDER]
ボタンが点灯し、WAVE レコーダーを操作することができます。
WAVE レコーダーでは、デジタル・ミキサー部でミックスされた信号を録音することができます。
INPUT 1L/2R の信号だけを録音するように設定することもできます。詳しくは『パラメーター
一覧』(P.55)の「WAV-Rec Source」を参照してください。
WAVE レコーダーの再生音は、MAIN OUTPUT 1/2、およびヘッドホンから出力されます。
WAVE レコーダーの画面
fig.recorder01.eps
基本画面:
WAVE レコーダーの基本画面です。電源投入後、
[DAW/WAVE RECORDER]ボタンを押すと表示さ
れます。曲の録音、再生を行います。
ファインダー画面:
ファイルの一覧表示、選択などの操作を行います。
他の画面が表示されている状態で[DAW/
WAVE RECORDER] ボタンを押すと、基本画
面に戻ることができます。
※ SONAR V-STUDIO 100 本体が USB でパソコンに
接続されているときは、[DAW/WAVE
RECORDER]ボタンを押しても WAVE レコーダー
の基本画面は表示されません。
26
基本画面
押す
ファインダー画面

基本画面に表示される情報
fig.recorder02.eps
1. ファイル名
2. レベル・メーター
出力レベルを表示
入力信号を検出したときは入力レベルを表示
3. マーカー表示
左側の数字: タイム・カウンター以前にあるマーカーの数
右側の数字: ファイルに含まれているマーカーの数
4. ファイルの長さ: 録音中は録音可能な残り時間を表示
5. タイム・カウンター
再生中、停止中:ファイルの先頭からの時間
録音中:録音経過時間
WAVE レコーダーの基本操作
fig.recorder03.eps
1. 基本画面を表示
2. WAVE レコーダー部の出力レベルを調節
3. [A<>B](A-B リピート)ボタン
ファイル中の 2 点の区間(A-B)を繰り返し再生する
ことができます。再生中に A マークと B マークをつ
け、A マークと B マークの間をリピート再生します。
詳しくは、『ループ再生(A-B REPEAT)』(P.33)を
ご覧ください。
4. [METRONOME]ボタン
メトロノームを鳴らします。詳しくは、『メトロノーム
を鳴らす』(P.34)をご覧ください。
5. [MARKER] ボタン
タイム・カウンターの位置にマーカーを付けます。
6. タイム・カウンターをゼロに戻す
マーカーが挿入されているときは、タイム・カウンターを直前のマーカーの位置まで戻します。
7. タイム・カウンターを巻き戻す
8. タイム・カウンターを早送りする
9. タイム・カウンターをファイルの最後まで進める
マーカーが挿入されているときは、タイム・カウンターを直後のマーカーの位置まで進めます。
10.停止
11.タイム・カウンターの位置から再生を開始
12.新しいファイルを作成し、録音を開始
WAVE レコーダーの使いかた
27

WAVE レコーダーの使いかた
SD メモリー・カードについて
SONAR V-STUDIO 100 では、録音したデータを SD メモリー・ カードに記録します。
SD メモリー・カードを入れる
fig.sd-ins.eps
本体の電源を入れたまま、SD メモリー・カード
の抜き差しをしないでください。本体や SD メモ
リー・カード内のデータが失われる可能性があり
ます。
..
1111..
電源をオフにします。
..
2222..
SD カード・スロットに SD カードを挿しこみます。
•
SD メモリー・カードの表面を上にして、ゆっくりと挿
しこんでください。裏向きで無理に挿しこむと、本体や
メモリー・カードを破損するおそれがあります。
•
SD メモリー・カードは、確実に奥まで挿しこんでくだ
さい。
..
3333..
電源をオンにします。
SD メモリー・カードを取り出す
..
1111..
電源をオフにします。
..
2222..
メモリー・カードを軽く奥に押し、指を離します。
メモリー・カードが手前に出てきたら取り出します。
SD メモリー・カードのフォーマット
購入直後や、パソコンなど他の機器で使用していた SD メモリー・カードを SONAR V-STUDIO 100 で使
用するときは、使用前にメモリー・カードをフォーマットしてください。
『SD メモリー・カードのフォーマット』(P.52)
28

録音する
..
1111..
..
2222..
..
3333..
WAVE レコーダーの使いかた
入力レベルを確認します。
レベル・メーター右端にある「ピーク・インジケーター」(図中矢
印)が点灯する場合は、[MAIN MIX]つまみを左に回して、レベル
を下げます。
(録音)ボタンを押して、録音を始めます。
タイム・カウンターが進み始めます。
録音を終了するときは、 (停止)ボタンを押します。
録音されたファイルには、「REC****.WAV」という名前
が自動的に付けられます。「*」には数字が入ります。
0001 から始まり、録音するごとに数字が大きくなりま
す。
録音されたファイルは、SD メモリー・カードのルート・フォルダに保存されます。
録音されたファイルをパソコンに取り込む
..
1111..
システム設定の「Storage」を
オンにします。
操作方法については、『システムの設
定』(P.52)をご覧ください。
..
2222..
パソコンに接続します。
パソコンから認識されるまで、しば
らくお待ちください。
..
3333..
パソコンから、SD メモリー・カードに録音されたファイルにアクセスできるようになります。
パソコンに接続されている状態で、本体の電源を切らないでください。本体や SD メモリー・
•
カード内のデータが失われる可能性があります。
パソコンから取り外す方法は、お使いのパソコンの取扱説明書をご覧ください。
•
システム設定の「Storage」がオンのときは、USB オーディオ/ MDI インタ−フェース機能は
•
使用できません。
Storage=ON
パソコン
29

WAVE レコーダーの使いかた
再生する
..
1111..
..
2222..
[PLAYBACK]つまみで再生音量を調節します。
再生するファイルを選ぶ
(再生)ボタンを押します。
再生するファイルのサンプリング周波数と本機のサンプリング周波数の設定が異なっている場合、
ファイルの再生/停止時に、小さなノイズが聴こえる場合があります。このような場合は、『サン
プリング周波数の設定』(P.52)を参照し、本機のサンプリング周波数の設定を再生するファイル
のサンプリング周波数に合わせてください。
本機は、フォルダの中にあるファイルを再生することはできません。パソコンなどを使って本機で
再生するファイルを SD メモリー・カードにコピーするときは、必ずルート・フォルダにコピーし
てください。
..
1111..
基本画面で[CURSOR/VALUE]つまみを押して、ファインダー画面(P.26)を開きます。
..
2222..
ファインダー画面で[CURSOR/VALUE]つまみを回して再生するファイルを選び、
[CURSOR/VALUE]つまみを押します。
..
3333..
「Select」が反転表示になっていることを確認して、[CURSOR/VALUE]つまみを押します。
30

ファイルの情報を見る
ファインダー画面では、ファイル・サイズとファイル形式を確認することができます。
..
1111..
基本画面で[CURSOR/VALUE]つまみを押して、ファインダー画面(P.26)を開きます。
..
2222..
ファインダー画面で[CURSOR/VALUE]つまみを回してファイルを選び、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
..
3333..
[CURSOR/VALUE]つまみを回して「Information」を反転表示にし、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
..
4444..
ディスプレイに、ファイル・サイズとファイル形式(サンプリング周波数とビット数)が表示さ
れます。
WAVE レコーダーの使いかた
..
5555..
[DISPLAY]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
31

WAVE レコーダーの使いかた
ファイルにマーカーを付ける
再生中、または録音中に、ファイルの任意の時刻にマーカーを付けることができます。
ファイルにマーカーを付けておくと、 ボタンや、 ボタンで、マーカーの位置に素早くジャンプす
ることができます。
..
1111..
再生します。
..
2222..
マーカーを付けたいタイミングで、[MARKER]ボタンを押します。
マーカーの数の表示が増えます。
マーカーの削除
再生中、または録音中に、[SHIFT]ボタンを押しながら[ MARKER]ボタンを押すと、直前にあるマー
カーを削除することができます。
32

ループ再生(A-B REPEAT)
ファイル中の任意の区間(A-B)を繰り返し再生することができます。ファイルの再生中に A マークと B
fig.repeat-a.eps
fig.repeat-b.eps
fig.repeat-ab.eps
マークをつけると、その区間がループ再生されます。
..
1111..
ファイルを再生します。
再生中に[A <> B]を1回押します。
[A <> B]ボタンが点滅して、その時点がループ再生の開始地点( A マーク)
となります。
※ A マークを設定した後、B マークを設定する前に[STOP]を押すと、A
マークの設定は解除されます。
..
2222..
再度[A <> B]ボタンを押します。
[A <> B]ボタンが点灯に変わります。その時点がループ再生の終了地点( B
マーク)となります。
手順 1、2 で設定した区間が、自動的にループ再生します。
※ A マークを設定した後、B マークを設定しないでファイルの最後まで再生
すると、ファイルの最後が B マークになります。
WAVE レコーダーの使いかた
A
AB
AB
ループ再生の解除
ループ再生を解除するときには、A マーク、B マークが設定されている状態で[ A <> B]ボタンを押しま
す。
[A <> B]ボタンが消灯してループ再生が解除されます。
33

WAVE レコーダーの使いかた
メトロノームを鳴らす
..
1111..
[METRONOME]ボタンを押します。
メトロノームがオンになり、[METRONOME]ボタンが点滅します。
..
2222..
ディスプレイにメトロノームの設定画面が表示されます。
[CURSOR/VALUE]つまみで、メトロノームのテンポ、拍子、音量を調節します。
パラメーター 概要
Temp メトロノームのテンポ(BPM)
Beat メトロノームの拍子
Level メトロノームの音量(0 〜 127)
..
3333..
[WAVE RECORDER]ボタンを押すと基本画面に戻ります。
..
4444..
メトロノームをオフにするときは、もう一度[METRONOME]ボタンを押します。
[METRONOME]ボタンが消灯します。
34

ファイルを再生しながら録音する
バック・グラウンドでファイルを鳴らしながら、演奏だけを録音することができます。
..
1111..
バック・グラウンドで再生するファイルを選びます(P.30)。
..
2222..
[SHIFT]ボタンを押しながら[CURSOR/VALUE]つまみを押します。
基本画面のファイル名の右に、「BG」と表示され、バックグラウンドで再生するファイルが選ばれているこ
とを示します。
..
3333..
4444..
..
(録音)ボタンを押します。
録音が開始されます。同時に、バック・グラウンドで再生するファイルの再生が始まります。
録音を終了するときは、 (停止)ボタンを押します。
WAVE レコーダーの使いかた
..
5555..
再生を始めると、録音されたファイルとバック・グラウンドのファイルが同時に再生されます。
..
6666..
バック・グラウンドのファイルの選択を解除するときは、[SHIFT]ボタンを押しながら
[CURSOR/VALUE]つまみを押してください。
バック・グラウンドで再生するファイルが選ばれている場合、巻き戻しや早送りの操作は、両方の
ファイルに作用します。
録音されたファイルよりもバック・グラウンドのファイルの方が長い場合、録音されたファイルの
最後まで再生されると、 (再生)ボタンが点滅し、そのままバック・グラウンドのファイ
ルの最後まで再生されます。
[SHIFT]ボタンを押すと、バック・グラウンドで再生されるファイルの名前が表示されます。
35

WAVE レコーダーの使いかた
ファイルを削除する
削除したファイルを元に戻すことはできません。
..
1111..
基本画面で[CURSOR/VALUE]つまみを押して、ファインダー画面(P.26)を開きます。
..
2222..
ファインダー画面で[CURSOR/VALUE]つまみを回して削除するファイルを選び、
[CURSOR/VALUE]つまみを押します。
..
3333..
[CURSOR/VALUE]つまみを回して「Delete」を反転表示にし、[CURSOR/VALUE]つ
まみを押します。
..
4444..
確認の画面が表示されます。
選択したファイルを削除するときは、もう一度[CURSOR/VALUE]つまみを押します。
36
削除を中止するときは[DISPLAY]ボタンを押します。
..
5555..
削除が完了すると、ファインダー画面に戻ります。
[DISPLAY]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。

機器の接続と信号の流れ
37

接続する
AC アダプターの接続
付属の AC アダプターを SONAR V-STUDIO 100 本体の DC IN 接続します。
コンセントへ
AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が上になるように設置してください。
AC アダプターをコンセントに接続すると、インジケーターが点灯します。
AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに固定してください。 誤ってコードを引っ
張ってしまっても、プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC アダプター・ジャックに無理
な力が加わることを防ぐことができます。
コード・フック
ACアダプターのコード
電源コード
ACアダプター
DCIN
インジケーター
38

パソコンおよび再生機器の接続
SONAR V-STUDIO 100 をパソコンに接続して使用する場合は、最初に
「インストールガイド」(別冊)をお読みになり、SONAR V-STUDIO
100 のドライバをお使いのパソコンにインストールしてください。ドライ
バがパソコンにインストールされていない状態では、パソコンから正常に
使用することはできません。
接続する
パソコンと SONAR V-STUDIO 100 を付属の USB ケーブルで接続します。
•
ヘッドホン、スピーカーなどの再生機器を SONAR V-STUDIO 100 に接続します。
•
※ 本パッケージには、 ヘッドホンやスピーカーなどの再生機器は付属していません。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量
を絞った状態で電源を切ってください。
アンプ内蔵スピーカー
ヘッドホン
USB
コネクター
パソコン
39

電源を入れる
※ 正しく接続したら( P.38)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたり
スピーカーなどが破損する恐れがあります。
※ この機器は回路保護のため、 電源をオンしてからしばらくは動作しません。
※ 音量を絞ってから電源を入れてください。 音量を絞っても、電源を入れるときに音がすることがありますが、
故障ではありません。
..
1111..
SONAR V-STUDIO 100 の[MAIN MIX]つまみと、ヘッドホンの[VOLUME]つまみを
最小にします。
40
..
2222..
パソコンに接続して使用するときは、パソコンの電源を入れます。
..
3333..
SONAR V-STUDIO 100 の電源スイッチをオンにします。
..
4444..
モニター・スピーカーの電源スイッチをオンにします。
SONAR V-STUDIO 100 は回路保護のため、電源を入れてからしばらくは動作しません。

機器の接続と信号の流れ
マイク、ギターの接続
fig.Connect-mic-guitar.eps
ギター/ベース
マイク
ギター/ベースは
INPUT1に接続
入力レベルを
※ 他の機器と接続するときは、 誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った
状態で電源を切ってください。
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、 INPUT 端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。こ
のときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
※ マイクとスピーカーの位置によっては、 ハウリング音(キーンという音)が出ることがあります。その場合
は、以下のように対処してください。
1. マイクの向きを変える
2. マイクをスピーカーから遠ざける
3. 音量を下げる
調節
Hi-Z
ファンタム電源対応の
コンデンサー・マイクを
使うときは「+48V」に
入力レベルを
調節
レベルの調節
※ 使用しない入力端子には、 何も接続しないでください。
[SENS]つまみを使って、入力レベルを調節します。ディスプレイにレベル・メーターを表示させ、入力
レベルがオーバーしない程度まで、[SENS]つまみでレベルを大きくすると、 より高音質で録音できます。
41

機器の接続と信号の流れ
SONAR で録音するときの信号の流れ
WAVEIN
1-2
ToUSB
WAVEOUT
1-2
WAVEIN
MAIN
[SENS]
1L
INPUT
2R
[LEVEL]
USB ケーブルでパソコンに接続すると、INPUT 1L / INPUT 2R に入力されている音を SONAR で録音
することができます。
※[PAN]つまみは、USB オーディオには影響しません。
[PAN]
MIXER
WAVE レコーダーで録音するときの信号の流れ
ToWAVERECORDER
[PAN]
[MAINMIX]
MIXER
INPUT
[SENS]
1L
2R
[LEVEL]
[PLAYBACK]
[MAINMIX]
[PLAYBACK]
MAINOUTPUT1/2
ヘッドホン
[VOLUME]
MAINOUTPUT1/2
ヘッドホン
[VOLUME]
42
SONAR V-STUDIO 100 をパソコンに接続していない状態では、WAVE レコーダー機能を使用すること
ができます。録音ボタンを押すと、INPUT 1L / INPUT 2R に入力されている音を録音することができま
す。
INPUT 1L / INPUT 2R に入力される音の左右のバランスは、[PAN]つまみで調節してください。
WAVE レコーダー機能の使い方について、詳しくは『WAVE レコーダーの使いかた』(P.26)をご覧くだ
さい。

オーディオ機器やシンセサイザーの接続
fig.Connect-various.eps
ギター/ベース
マイク
機器の接続と信号の流れ
オーディオ
プレーヤーなど
エフェクターなど
レコーダー/ミキサーなど
※ デジタル機器からの入力信号のサンプリング周波数と本機のサンプリング周波数を合わせる必要があります。
本機のサンプリング周波数の設定方法は、『サンプリング周波数の設定』(P.52)をご覧ください。
シンセサイザーなど
アンプ内蔵スピーカー
43

機器の接続と信号の流れ
SONAR で録音するときの信号の流れ
WAVEIN WAVEOUT
ToUSB
1-2
WAVEIN
MAIN1-23-45-67-8
[SENS]
1L
2R
INPUT
3L/4R
5L/6R
7/8
[MAIN MIX]つまみは、入力ダイレクト・モニター・ボリュームとして動作します。
•
[PLAYBACK]つまみで、SONAR の再生音量を調節します。
•
[LEVEL]
[PAN]
[PLAYBACK]
[MAINMIX]
[VOLUME]
MIXER
MAINOUTPUT1/2
ヘッドホン
44

WAVE レコーダーで録音するときの信号の流れ
ToWAVERECORDER
機器の接続と信号の流れ
[SENS]
1L
2R
INPUT
3L/4R
5L/6R
7/8
•
INPUT 1 〜 8 に入力された信号がミックスされて、WAVE レコーダーに録音されます。
•
[MAIN MIX]つまみで、WAVE レコーダーの録音レベルを調節します。レベル・メーターで録音レベル
を確認することができます。
•
[PLAYBACK]つまみで、WAVE レコーダーの再生レベルを調節します。
•
INPUT 1L/INPUT 2R に入力されている信号だけを WAVE レコーダーで録音することもできます。詳し
くは『パラメーター一覧』(P.55)の「WAV-Rec Source」をご覧ください。
[LEVEL]
[PAN]
[MAINMIX]
MIXER
[PLAYBACK]
MAINOUTPUT1/2
ヘッドホン
[VOLUME]
45

機器の接続と信号の流れ
フット・スイッチの接続
fig.connectFS.eps
TIP
RING
Roland PCS-31
Roland PCS-33
BOSS FS-6
BOSS FS-5U
白
(TIP)
赤
(RING)
Footswitch 1 Footswitch 2 Footswitch 2 Footswitch 1
背面のスイッチ
フット・スイッチで、WAVE レコーダーおよび SONAR の動作をコントロールすることができます。
機能
Footswitch 1 再生
Footswitch 2 録音
SONAR 使用時、フットスイッチに割り当てる機能は、 VS-100 プロパティ・ページ(P.24)で
設定することができます。
背面のスイッチ
BA
46

コンプレッサーとイコライザー
47

コンプレッサーとイコライザーの使いかた
SONAR V-STUDIO 100 の各アナログ・インプットには、コンプレッサーと 3 バンド・イコライザーが装
備されています。
コンプレッサー、イコライザーをオンにする
fig.compEQ01.eps
オフにする
fig.compEQ02.eps
48
各チャンネルにある[COMP/EQ]ボタンを押すと、コンプレッサーとイコライザーがオンになります。
•
コンプレッサーとイコライザーがオンになると、[COMP/EQ]ボタンが点灯します。
•
ディスプレイにイコライザーの設定画面が表示されます。
•
別のチャンネルの[COMP/EQ]ボタンを押すと、そのチャンネルのイコライザーの設定画面が表示さ
れます。
[COMP/EQ]ボタンを押すと、そのチャンネルのイコライザーの設定画面が表示されます。
もう一度[COMP/EQ]ボタンを押すと、そのチャンネルのコンプレッサーとイコライザーがオフになりま
す。
ディスプレイに、オフになったことを示す表示イコライザーの設定画面が表示されます。

コンプレッサー画面とイコライザー画面
fig.compEQ03.eps
イコライザー設定画面 コンプレッサー設定画面
コンプレッサー/イコライザーの切り替えボタンを押すと、画面が切り替わります。
イコライザーの設定
fig.compEQ04.eps
コンプレッサーとイコライザーの使いかた
意味 変更方法
1 現在表示されているチャンネル 各チャンネルの[COMP/EQ]ボタンを押す
2 イコライザーのバイパス
3 イコライザーの Q
4 HI バンドのカットオフ周波数/ゲイン
5 MID バンドの中心周波数/ゲイン
6 LO バンドのカットオフ周波数/ゲイン
7 各バンドのゲイン
[CURSOR/VALUE]つまみでカーソルを合わせ、
[CURSOR/VALUE]つまみを押す
1.[CURSOR/VALUE]つまみでカーソルを合わる
2.[CURSOR/VALUE]つまみを押す
3.[CURSOR/VALUE]つまみで変更
4.[CURSOR/VALUE]つまみを押して確定
[LO]、[MID]、[HI]の各つまみを回す
※ HI バンド、LO バンドはシェルビング・タイプ、MID バンドはピーキング・タイプです。
49

コンプレッサーとイコライザーの使いかた
コンプレッサーの設定
fig.compEQ06.eps
意味 変更方法
1 現在表示されているチャンネル 各チャンネルの[COMP/EQ]ボタンを押す
2 コンプレッサーのバイパス
3 スレッショルド 各つまみを回す
4 コンプレッション・レシオ
5 アウトプット・ゲイン
[CURSOR/VALUE]つまみでカーソルを合わせ、[CURSOR /
VALUE]つまみを押す
6 アタック・タイム 1.[CURSOR/VALUE]つまみでカーソルを合わる
7 リリース・タイム
2.[CURSOR/VALUE]つまみを押す
3.[CURSOR/VALUE]つまみで変更
4.[CURSOR/VALUE]つまみを押して確定
50

資料
51

システムの設定
SD メモリー・カードのフォーマット
4. フォーマットが終了すると、システム設定画面に戻りま
す。
購入直後の SD メモリー・カードや、パソコンなどで使
用していた SD メモリー・カードを SONAR VSTUDIO 100 本体で使用するときは、あらかじめ以下
の方法で SD メモリー・カードをフォーマットしてくだ
さい。
フォーマットすると、SD メモリー・カードに記録
されているすべての情報が消去されます。大事な情
報はあらかじめバックアップしておいてください。
SONAR V-STUDIO 100 本体では使用できない状
態の SD メモリー・カードがセットされると、ディ
スプレイに「SD Unformatted」と表示されます。
1. [DISPLAY]ボタンを約 1 秒間押し続け、システム設
定画面を表示させます。
2. [CURSOR/VALUE]つまみを回して「SD Format」
にカーソルを合わせ、[CURSOR/VALUE]つまみを押
します。
5. [DISPLAY]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
サンプリング周波数の設定
USB でパソコンに接続して本機の USB オーディオ・イ
ンターフェース機能を使用する場合は、以下の手順で本
機のサンプリング周波数を、ソフトウェアのサンプリン
グ周波数と合わせてください。
1. [DISPLAY]ボタンを約 1 秒間押し続け、システム設
定画面を表示させます。
2. [CURSOR/VALUE] つまみを回して「Sample Freq」
にカーソルを合わせ、[CURSOR/VALUE]つまみを押
します。
3. [CURSOR/VALUE] つまみを回してサンプリング周波
数を指定し、[CURSOR/VALUE]つまみを押して変更
を確定します。
3. 確認画面が表示されます。
フォーマットを開始するときは、[CURSOR/VALUE]
つまみを回して「Yes」を反転表示にし、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
フォーマットを中止するときは、[CURSOR/VALUE]
つまみを回して「No」を反転表示にし、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
※ フォーマットが終了するまで、SD メモリー・カードを
取り出さないでください。
52
4. SONAR V-STUDIO 100 本体の電源を入れ直します。
電源を入れ直すまで、SONAR V-STUDIO 100 本
体のサンプリング周波数の設定は変更されません。
SONAR V-STUDIO 100 本体のサンプリング周波
数とシステム設定画面での設定が一致していない場
合は、サンプリング周波数の設定値の横に、*印が
表示されます。

システムの設定
リバーブの設定
デジタル・ミキサー部にはリバーブが内蔵されており、
各インプットからの信号にリバーブをかけることができ
ます。
システム設定の『Reverb』(P.55) を実行するとリ
バーブ画面が表示され、リバーブのタイプと各インプッ
トからのセンドレベルを調節することができます。
パラメーター 設定値
リバーブ・タイプ
SEND LEVEL
リバーブがオンになると、レベル・メーター画面の
左に「Rv」のアイコンが表示されます。
また、リバーブがかかっているチャンネルの番号
が、反転表示になります。
ECHO、ROOM、SMALL HALL、
LARGE HALL
各チャンネルにかかるリバーブの効果
の度合いを調節
各種設定の初期化
設定の初期化
設定を初期化して、工場出荷時の状態に戻すには、以下
の手順を実行してください。
LCD コントラスト、サンプリング周波数、デジタ
ル入力の各設定、および SD メモリー・カード内の
データは初期化されません。
1. [DISPLAY]ボタンを約 1 秒間押し続け、システム設
定画面を表示させます。
2. [CURSOR/VALUE] つまみを回して「Initialize」に
カーソルを合わせ、[CURSOR/VALUE]つまみを押し
ます。
3. 確認画面が表示されます。
フォーマットを開始するときは、[ CURSOR/VALUE]
つまみを回して「Yes」を反転表示にし、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
フォーマットを中止するときは、[ CURSOR/VALUE]
つまみを回して「No」を反転表示にし、[CURSOR/
VALUE]つまみを押します。
4. 初期化が完了すると、システム設定画面に戻ります。
5. [DISPLAY]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
53

システムの設定
システム設定の初期化
(ファクトリー・リセット)
SONAR V-STUDIO 100 本体の全設定をを初期化して
工場出荷時の状態に戻すには、以下の手順を実行してく
ださい。
SD メモリー・カード内のデータは初期化されませ
ん。
1. SONAR V-STUDIO 100 本体の電源を切ります。
2. [ACT]/[V-LINK]ボタンと、コンプレッサー/イコ
ライザー設定ボタンを押しながら、SONAR VSTUDIO 100 本体の電源を入れます。
その他の設定
システム設定画面では、SONAR V-STUDIO 100 本体
の状態に関する各種の設定を変更することができます。
システム設定画面での操作
1. [DISPLAY]ボタンを約 1 秒間押し続けると、システ
ム設定(UTILITY)画面が表示されます。
2. [CURSOR/VALUE] つまみを回して、変更したいパラ
メーターにカーソルを合わせます。
3. [CURSOR/VALUE] つまみを押すと、そのパラメー
ターの設定値が反転表示になります。
3. 画面に「Factory Reset」と表示されたら、[ACT]/
[V-LINK]ボタンと、コンプレッサー/イコライザー設
定ボタンを離します。
54
4. [CURSOR/VALUE] つまみを回して、設定値を変更し
ます。
5. [CURSOR/VALUE] つまみを押して、変更を確定しま
す。
6. [DISPLAY]ボタンを押すと、元の画面に戻ります。

システムの設定
パラメーター一覧
パラメーター 解説 設定値
LCD Contrast
Sample Freq
Reverb 内蔵リバーブの設定画面を開きます。詳しくは『リバーブの設定』(P.53)をご覧ください。 −
WAV-Play Mode
WAV-Play Rept WAVE レコーダーでの、ファイルのリピート再生をオン、オフします。 OFF、ON
WAV-Play Mon
WAV-Rec Source
WAV-Rec Bit
DAW Select
DAW Full Asgn
Storage
SD Format
Digital IN
To USB
Initialize システム設定を初期化します。詳しくは『設定の初期化』(P.53)をご覧ください。 −
ディスプレイの濃さ(コントラスト)を変えます。
大きな値にするほど、ディスプレイが濃く表示されます。
SONAR V-STUDIO 100 本体のサンプリング周波数を設定します。
詳しくは、『サンプリング周波数の設定』(P.52)をご覧ください。
WAVE レコーダーでの、ファイルの再生方法を指定します。
Sgl: 選択されているファイルのみを再生します。
Seq:選択されているファイルの再生が終わったら、次のファイルを再生します。
WAVE レコーダーでのファイル再生時に、ステレオで再生するかモノで再生するかを指定しま
す。
WAVE レコーダーで録音するときのソースを指定します。
Mix: INPUT 1 〜 8 をミックスした信号を録音します。
1-2: INPUT 1/2 だけを録音します。INPUT 1 の信号が左チャンネルに、INPUT 2 の信号
が右チャンネルに録音されます。この設定で録音されたファイルを再生するときは、
WAV-Play Mon を、MONO にしてください。ルーティングについて詳しくはブロッ
ク・ダイアグラムを参照してください。
1: INPUT 1 の信号だけをモノラルのオーディオ・ファイルに録音します。
WAVE レコーダーで録音するときのファイルのビット数を指定します。
24 ビット、32 ビットで録音されたファイルを再生するときは、それらに対応したメディア・プ
レーヤーをお使いください。
コントロール・サーフェース部の動作モードを指定します。
通常は Sonar でお使いください。
SONAR 以外の DAW で使用するときは Other に設定してください。詳しくは『SONAR 以外
の DAW ソフトウェアを使用する場合』(P.24)をご覧ください。
デジタル・ミキサー部のつまみ、ボタンを、ACT セクションの操作子として使えるようにしま
す。詳しくは『ACT セクション』(P.23)をご覧ください。
ON にすると、パソコンに接続したときに SD カード・スロットを USB マスストレージ・デバ
イスとして使用します。ON の状態では、USB オーディオ/ MIDI インターフェース機能は使用
できなくなります。
※ この設定は、USB でパソコンに接続されていない状態で変更してください。
SD カード・スロット内の SD カードをフォーマット(初期化)します。
手順については『SD メモリー・カードのフォーマット』(P.52)をご覧ください。
INPUT 7-8(COAXIAL IN)の入力をオン/オフします。
AUTO:INPUT 7-8(COAXIAL IN)からの入力信号を受信します。SONAR V-STUDIO
100 本体は、デジタル信号と同じサンプリング周波数に切り替わります。
OFF: デジタル信号を受信しません。
USB オーディオのインプット(録音)に送る信号の設定をします。
Post EQ :内蔵コンプレッサー/イコライザーがかかった音を送ります。
Pre EQ: 内蔵コンプレッサー/イコライザーがかかる前の音を送ります。
0〜19
44.1、48.0、
96.0(kHz)
Sgl、Seq
ST、MONO
Mix、1-2、1
16、24、32
(ビット)
Sonar、Other
OFF、ON
OFF、ON
−
AUTO、OFF
Post EQ、
Pre EQ
55

ブロック・ダイアグラム
LINE OUT 3
LINE OUT 4
MAIN MIX L
(LINE OUT 1)
MAIN MIX R
(LINE OUT 2)
PHONES
LINE OUT 5
LINE OUT 6
WAVE RECORDER
(To PC)
VS-100 IN 9-10
REC
PLAYBACK
OUT 1-6
(From PC)
(To PC)
VS-100 IN 1-8
PLAYBACK
STEREO/MONO
1
To USB switch
Pre EQ/Post EQ
MAIN
2
L R
PAN
VS-100 IN 1
LEVEL
1
VS-100 IN 1
HI
MID
LO
COMP
DA
DA
VS-100 IN 2
MAIN MIX
SEND
LEVEL
Q
FREQ
Mix/Input 1-2
To Wave Rec switch
MIX
MAIN
Metronome
PAN
LEVEL
2
VS-100 IN 2
DA
DA
DA
DA
switch
Reverb
3
4
5
HI
MID
LO
COMP
FREQ
SEND
Q
LEVEL
LEVEL
3
6
SEND
LEVEL
LEVEL
4
HI
MID
LO
COMP
FREQ
6
5
HI
MID
LO
COMP
SEND
LEVEL
FREQ
LEVEL
7
REVERB
8
56
PHANTOM POWER
SENS
AD
AD
Hi-Z
3
2
1
MIC IN
LINE IN
PHANTOM POWER
SENS
AD
3
2
1
MIC IN
LINE IN
AD
L IN
CHANNEL 3&4
AD
R IN
AD
RCA
L IN
R IN
CHANNEL 5&6
CHANNEL 7&8
COAXIAL IN

V-LINK について
V-LINK とは?
V-LINK( )は、音楽と映像を同時に演
奏するための機能です。V-LINK に対応した機器同士を
MIDI で接続することにより、演奏表現に連動したさま
ざまな映像効果を簡単に楽しむことができます。
たとえば、SONAR V-STUDIO 100 と E DIROL
Visual Sampler P-10 との組み合わせでは、SONAR
V-STUDIO 100 本体から映像の同期演奏を楽しめま
す。
SONAR V-STUDIO 100 本体と EDIROL P-10
で V-LINK を楽しむには、接続に MIDI ケーブル
(別売)が必要です。
V-LINK をオン/オフする
1. パソコンに接続されていない状態で、SONAR VSTUDIO 100 本体の電源をオンにします。
USB でパソコンに接続されている状態では、VLINK 機能は使用できません。
2. [V-LINK]ボタンを押して、点灯させます。
V-LINK 機能がオンになり、レベル・メーター画面の左
端に「V」のアイコンが表示されます。
V-LINK 機能をオンにすると、コントロール・サー
フェース部で映像をコントロールすることができます。
3. もう一度[V-LINK]を押すと、V-LINK 機能がオフにな
ります。
V-LINK ボタンが消灯します。
接続例
ここでは、EDIROL P-10 との接続を例に説明します。
SONAR V-STUDIO 100 本体の MIDI OUT 端子と
EDIROL P-10 の MIDI IN 端子を MIDI ケーブルで接続
します。
fig.V-LINKConnection.eps
MIDI IN
MIDI OUT
SONAR V-STUDIO 100
接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を
防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、電源を
切った状態で行ってください。
EDIROL P-10
操作できる V-LINK の機能
操作子 V-LINK 機能
TRACK <
TRACK > C0 01
ASSIGN C0 02
MUTE C0 03
SOLO C0 04
ARM C0 05
VALUE
フェーダー 映像の制御 B0 0B 00 〜 7F
V-LINK モード切替 (*1 )
*1:オン時とオフ時で異なる
オン時:F0H 41H 10H 00H 51H 12H 10H 00H 00H 01H 6FH F7H
オフ時:F0H 41H 10H 00H 51H 12H 10H 00H 00H 00H 70H F7H
映像切替
(クリップ切り替え)
映像の制御
(映像 Bank Select)
送信される
MIDI メッセージ
C0 00
B0 00 00 〜 47
57

エラー・メッセージ一覧
SD Card Slow/Push Any Key
SD メモリー・カードへの書き込みが間に合わないため、
WAVE レコーダーの録音を停止しました。
いずれかのボタンを押すと、このメッセージは消えま
す。
対処:
•
SD メモリー・カードをフォーマットしてみてください
(P.52)。
•
低いサンプリング周波数、ビット数で録音してみてくだ
さい(P.55)。
•
それでもエラーが表示されるときは、別の SD メモリー・
カードを使用してみてください。
SD Unformatted
認識できない SD メモリー・カードが挿入されているた
め、WAVE レコーダーの録音、再生ができません。
対処:
•
SD メモリー・カードをフォーマットしてみてください
(P.52)。
•
それでもエラーが表示されるときは、別の SD メモリー・
カードを使用してみてください。
SD Card Full
SD メモリー・カードの空き容量が不足しているため、
WAVE レコーダーの録音を停止しました。
対処:
•
不要なファイルを削除する、ファイルをパソコンなどに
移動するなどして、SD メモリー・カードの空き容量を
増やしてください。
•
別の SD メモリー・カードを使用してください。
SD Card Locked
SD メモリー・カードが Lock(書き込み禁止)されて
いるため、WAVE レコーダーの録音ができません。
対処:
•
SD メモリー・カードの取扱説明書を参照して、Lock を
解除して書き込み可能な状態にしてください。
SD Card Error!
SD メモリー・カードへのアクセス時にエラーが発生し
ました。
対処:
SD メモリー・カードをフォーマットしてみてください
•
(P.52)。
それでもエラーが表示されるときは、別の SD メモリー・
•
カードを使用してみてください。
58

エラー・メッセージ一覧
File-Sys Error
認識できない SD メモリー・カードが挿入されているた
め、WAVE レコーダーの録音、再生ができません。
対処:
SD メモリー・カードをフォーマットしてみてください
•
(P.52)。
それでもエラーが表示されるときは、別の SD メモリー・
•
カードを使用してみてください。
Improper File
選択されたファイルは、本機では再生できません。
対処:
SONAR などを使って、本機で再生できる形式に変換し
•
てください。
再生可能な形式→『主な仕様』(P.60)
Recorder Working
WAVE レコーダーの録音中のため、操作を実行できませ
ん。
対処:
•
WAVE レコーダーの録音を停止してから、もう一度操作
してください。
Files Frequency Mismatch
選択されているファイルと、バック・グラウンドのファ
イルのサンプリング周波数が一致していないため、再生
できません。
対処:
サンプリング周波数が一致しているファイルを選択して
•
ください(ファイルのサンプリング周波数の確認方法→
『再生するファイルを選ぶ』(P.30))。
SONAR などを使って、サンプリング周波数を変換して
•
ください。
Coaxial Frequency Mismatch
選択されたファイルは、INPUT 7-8(COAXIAL IN)に
入力されているデジタル信号のサンプリング周波数と一
致していないため再生できません。
対処:
サンプリング周波数が一致しているファイルを選択して
•
ください(ファイルのサンプリング周波数の確認方法→
『再生するファイルを選ぶ』(P.30))。
デジタル信号のサンプリング周波数を一致させてくださ
•
い。
デジタル入力をオフにしてください(P.55)
•
Coaxial In Error/Unsupported Clock
INPUT 7-8(COAXIAL IN)に、本機が対応していない
サンプリング周波数のデジタル信号が入力されました。
対処:
•
デジタル機器側で本機が対応しているサンプリング周波
数に切り替えるか、本機のサンプリング周波数をデジタ
ル信号に合わせてください。
•
USB 接続時は、デジタル機器のサンプリング周波数を、
本機およびソフトウェアのサンプリング周波数と一致さ
せてください。
59

主な仕様
デジタル・オーディオ・ワークステーション:SONAR V-STUDIO 100
オーディオ・インターフェイス、ミキサー
入力チャンネル数 8 チャンネル
AD/DA 変換
DSP プロセッシング
USB オーディオ・インター
フェイス
周波数特性
残留ノイズ・レベル
ダイナミックレンジ
規定入力レベル
入力インピーダンス
規定出力レベル
出力インピーダンス
推奨負荷インピーダンス 10kΩ以上
接続端子
サンプリング周波数: 44.1/48.0/96.0kHz
信号処理: 24 ビット
コンプレッサー: インプット・ジャック 1 〜 6
イコライザー: インプット・ジャック 1 〜 6
リバーブ/エコー: インプット・ジャック 1 〜 6
内部処理: 40 ビット
録音: 10 チャンネル
再生: 6 チャンネル
96.0kHz: 20Hz 〜 40kHz (+0/-3dB)
48.0kHz: 20Hz 〜 22kHz (+0/-3dB)
44.1kHz: 20Hz 〜 20kHz (+0/-3dB)
-81 dBu (IHF-A、Typical)
(MAIN MIX つまみ= U、全 CHANNEL VOLUME つまみ= U)
AD 部: インプット・ジャック 1 〜 2:104dB typ.(GAIN:min.)
DA 部: アウトプット・ジャック 1 〜 2:112dB typ.
マイク・インプット・ジャック 1 〜 2: -60 〜 -16dBu
インプット・ジャック 1 〜 2: -40 〜 +4dBu
インプット・ジャック 3 〜 4: +4dBu
インプット・ジャック 5 〜 6: -10dBu
※ 最大入力レベル: 規定入力レベル + 18dB
マイク・インプット・ジャック 1 〜 2: 1.5kΩ
インプット・ジャック 1 〜 4: 15kΩ
インプット・ジャック 1(ハイ・インピーダンス時):500kΩ
インプット・ジャック 5 〜 6: 18kΩ
アウトプット・ジャック 1 〜 4: +4dBu
アウトプット・ジャック 5 〜 6: -10dBu
※ 最大出力レベル: 規定出力レベル + 18dB
アウトプット・ジャック 1 〜 4: 2kΩ
アウトプット・ジャック 5 〜 6: 1kΩ
マイク・インプット・ジャック 1 〜 2: XLR タイプ(バランス、ファンタム電源)
インプット・ジャック 1 〜 4: TRS 標準タイプ(バランス)
※ インプット・ジャック 1:ハイ・インピーダンス対応
インプット・ジャック 5 〜 6(L、R): RCA ピン・タイプ
アウトプット・ジャック 1 〜 4: TRS 標準タイプ(バランス)
アウトプット・ジャック 5 〜 6: RCA ピン・タイプ
MIDI 入力コネクター
MIDI 出力コネクター
デジタル入力コネクター : コアキシャル・タイプ
USB コネクター: B タイプ
ヘッドホン・ジャック(L、R): ステレオ標準タイプ
フットスイッチ・ジャック: TRS 標準タイプ
(エコー/ルーム/スモール・ホール/ラージ・ホール)
(同時録音再生可能)
インプット・ジャック 3 〜 6:100dB typ.
アウトプット・ジャック 3 〜 6:106dB typ.
60

コントロール・サーフェース
タッチセンス付き 100mm モーター・フェーダー
アサイナブル・エンコーダー
トラック・コントロール
ACT コントロール
WAVE RECORDER
※ WAVE レコーダー機能は、USB でパソコンに接続されていないときのみ使用できます。
チャンネル数
データ・タイプ
記憶メディア SD(HC)メモリーカード、512MB 以上
ファイル数
機能 A-B リピート、メトロノーム、マーカー、再生同時録音 (REC-ON-PLAY MODE)
録音時間
(8GB SDHCカード使用時)
その他
電源 DC9V(AC アダプター)
消費電流 1A
ファンタムパワー +48V / 5 mA (各チャンネル)
外形寸法 282.0(幅)x 180.8(奥行)x 70.2(高さ)mm
質量 1.9kg(本体のみ)
別売品
アサイン・ボタン
トラック選択ボタン: + / トラック・コントロール・ボタン: MUTE/SOLO/ARM/SHIFT
グローバル・コントロール・ボタン: LOOP/TRACK VIEW/MARKER
トランスポート
ACT ボタン
ACT エンコーダー: R1 〜 R4
録音: ステレオ 1 チャンネル
再生: ステレオ 1 チャンネル (NORMAL MODE)
再生: ステレオ 2 チャンネル (REC-ON-PLAY MODE)
フォーマット: ステレオ、WAV
サンプリング周波数: 44.1/48.0/96.0kHz
サンプル・サイズ: 16/24/32 ビット
2GB 以下: 512 ファイル
4GB 以上: 1000 ファイル
16 ビット/ 44.1kHz: 755 分
16 ビット/ 48.0kHz: 694 分
24 ビット/ 48.0kHz: 462 分
24 ビット/ 96.0kHz: 231 分
※ 録音時間は目安です。カードの仕様および録音されたファイル数などによって、これより短くなる場合が
あります。
※ 扱えるファイル・サイズは 2GB までです。録音中にファイル・サイズが 2GB を超えた場合、別の新し
いファイルが作られ、録音が続きます。
フット・スイッチ: BOSS FS-5U
デュアル・フット・スイッチ: BOSS FS-6
主な仕様
※ 0dBu=0.775Vrms
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
61

さくいん
数字
1 小節後ろに移動 .............................................................. 22
1 小節前に移動 .................................................................. 22
A
A-B リピート・ボタン ...................................................... 27
ACT セクション ................................................................ 23
ACT ボタン ........................................................................ 18
AC アダプター ................................................................... 38
ARM ボタン ....................................................................... 21
ASSIGN ボタン ................................................................ 20
C
Coaxial Frequency Mismatch .................................... 59
Coaxial In Error/Unsupported Clock ....................... 59
COMP/EQ ボタン ............................................................ 17
CURSOR/VALUE つまみ .............................................. 18
D
DAW Full Asgn ............................................................... 55
DAW Select ..................................................................... 55
DAW/WAVE RECORDER ボタン ............................... 26
DC IN ジャック ................................................................. 15
Digital IN ........................................................................... 55
DISPLAY ボタン .............................................................. 18
F
Files Frequency Mismatch ......................................... 59
File-Sys Error ................................................................... 59
G
GAIN/HI つまみ ................................................................ 18
I
Improper File .................................................................... 59
Initialize ............................................................................. 55
L
LCD Contrast .................................................................. 55
LINE インプット ............................................................... 14
LOOP ボタン ..................................................................... 22
M
MAIN MIX つまみ ............................................................. 17
MARKER ボタン ..................................................... 22、27
METRONOME ボタン ............................................ 27、34
MIC インプット ................................................................. 14
MIDI 端子 ........................................................................... 15
MUTE ボタン .................................................................... 21
P
PAN つまみ ........................................................................ 17
PLAYBACK つまみ .......................................................... 16
Post EQ ............................................................................. 55
Pre EQ ............................................................................... 55
R
R1 つまみ ........................................................................... 18
R2 つまみ ........................................................................... 18
R3 つまみ ........................................................................... 18
R4 つまみ ........................................................................... 18
RATIO/MID つまみ .......................................................... 18
RCA ピン ............................................................................ 16
Recorder Working .......................................................... 59
Reverb ............................................................................... 55
S
Sample Freq .................................................................... 55
SD Card Error! ................................................................. 58
SD Card Full ..................................................................... 58
SD Card Locked ............................................................. 58
SD Card Slow/Push Any Key .................................... 58
SD Format ........................................................................ 55
SD Unformatted ............................................................. 58
SD メモリー・カード ....................................................... 28
フォーマット ............................................................... 52
SOLO ボタン ..................................................................... 21
Storage ............................................................................. 55
T
THRES/LO つまみ ........................................................... 18
To USB .............................................................................. 55
U
USB .................................................................................... 15
UTILITY 画面 ..................................................................... 54
V
VALUE つまみ ................................................................... 20
VIEW ボタン ...................................................................... 22
V-LINK ................................................................................ 57
V-LINK ボタン ................................................................... 18
VOLUME つまみ ............................................................... 14
W
WAV-Play Mode .............................................................. 55
WAV-Play Mon ................................................................ 55
WAV-Play Rept ............................................................... 55
WAV-Rec Bit .................................................................... 55
WAV-Rec Source ........................................................... 55
62

さくいん
あ
アウトプット ...................................................................... 16
ヘッドホン ................................................................... 14
アナログ・インプット ......................................................14
い
イコライザー ........................................................... 48 〜 49
一曲再生 ............................................................................. 55
インプット
アナログ ....................................................................... 14
マイク .......................................................................... 14
ライン .......................................................................... 14
お
オートメーション .............................................................. 21
か
画面
UTILITY 画面 .............................................................. 54
基本画面(WAVE レコーダー)................................ 26
コントロール・サーフェース .................................... 19
システム設定 ............................................................... 54
ファインダー ............................................................... 26
レベル・メーター ....................................................... 18
き
基本画面 ............................................................................. 26
こ
コントラスト ...................................................................... 55
コントロール・サーフェース画面 ................................... 19
コンプレッサー ......................................................... 48、50
さ
最後まで進む ...................................................................... 27
再生 .................................................................. 22、27、30
ループ再生 ................................................................... 33
サンプリング周波数 .......................................................... 52
し
システム設定画面 .............................................................. 54
出力 ..................................................................................... 16
初期化 ................................................................................. 53
信号の流れ ..................................................... 42、44 〜45
せ
接続
AC アダプター ............................................................ 38
ギター .......................................................................... 41
シンセサイザー ........................................................... 43
スピーカー ................................................................... 39
パソコン ....................................................................... 39
フット・スイッチ ....................................................... 46
ヘッドホン ................................................................... 39
マイク .......................................................................... 41
ゼロに戻す .......................................................................... 27
た
タイム・カウンター .......................................................... 27
ち
チャンネル・ストリップ ................................................... 20
つ
次のマーカーに移動 .......................................................... 22
て
停止 ............................................................................ 22、27
デジタル入力 ...................................................................... 16
電源スイッチ ...................................................................... 15
と
トラック選択 ...................................................................... 20
トランスポート .................................................................. 22
に
入力インピーダンス .......................................................... 14
は
バック・グラウンド .......................................................... 35
早送り .................................................................................. 27
ひ
ビット数 .............................................................................. 55
ひとつ前のマーカーに移動 ............................................... 22
ふ
ファイル
バック・グラウンド .................................................... 35
ファイル・サイズ ........................................................31
ファイル形式 ............................................................... 31
ファイル名 ................................................................... 29
削除 ............................................................................... 36
選択 ............................................................................... 30
ファインダー画面 .............................................................. 26
ファクトリー・リセット ................................................... 54
ファンタム電源 .................................................................. 16
フェーダー .......................................................................... 21
フォーマット ...................................................................... 52
フット・スイッチ端子 ....................................................... 15
プロジェクトの最後に移動 ............................................... 22
プロジェクトの先頭に移動 ............................................... 22
プロパティ・ページ .......................................................... 24
へ
ヘッドホン .......................................................................... 14
63

さくいん
ま
マーカー ............................................................................. 32
マーカー表示 ...................................................................... 27
巻き戻し .................................................................... 22、27
マスストレージ・デバイス ............................................... 55
め
メトロノーム ...................................................................... 34
も
モノラル再生 ...................................................................... 55
モノラル入力 ...................................................................... 16
ら
ライン入力 .......................................................................... 16
り
リバーブ ............................................................................. 53
リピート再生 ...................................................................... 55
る
ループ再生 .......................................................................... 33
れ
レベルつまみ ...................................................................... 17
レベル・メーター .............................................................. 27
レベル・メーター画面 ......................................................18
連続再生 ............................................................................. 55
ろ
録音 .................................................................. 22、27、29
録音待機 ............................................................................. 21
64

メモ

お問い合わせの窓口
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ローランドお客様相談センター
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'07.10.01現在(Roland)

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