取扱説明書
このたびは、ローランド VB-99 をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2 〜 3)
と「使用上のご注意」(P.4 〜 5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機
能を十分ご理解いただくためにも取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必
要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
202
©
2008
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/
ローランド株式会社
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について 警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改
造したりしないでください。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V
の電源で使用してください。
●の中に描かれています。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランドお客様相談セ
ンターに相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
..............................................................................................................
005
● この機器をラックに設置するには、ローランド
が推奨する RAD-99 を、スタンドに設置するに
は PDS-10 を使用してください(P.93)。
..............................................................................................................
006
● この機器の設置に PDS-10 を使用する場合、ぐ
らつくような所や傾いた所に PDS-10 を設置し
ないでください。安定した水平な所に設置して
ください。機器を単独で設置する場合も、同様
に安定した水平な所に設置してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
008d
● 電源供給用の RRC2 IN コネクターには、指定の
機器(FC-300)のみを接続してください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
警告
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランドお客様相談センターに修理を
依頼してください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプラグが破
損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランドお客様相談センターに相談してくだ
さい。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー
で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正
常な通気が保たれている場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
101c
● 本製品は当社製のスタンド(PDS-10)、または
当社製のラック・マウント・アダプター(RAD-
99)とのみ、組み合わせて使用できるよう設計
されています。他のスタンドやラック・マウン
ト・アダプターと組み合わせて使うと、不安定
な状態となって落下や転倒を引き起こし、けが
をするおそれがあります。
..............................................................................................................
101f
● 取扱説明書に記載の注意事項が守られていて
も、演奏のしかたによってはスタンドから本機
が落下したりスタンドが転倒したりする可能性
がありますので、使用にあたっては事前に安全
を確認したうえでお使いください。
..............................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ
ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ
ターをコンセントから外してください。AC アダ
プターとコンセントの間にゴミやほこりがたま
ると、絶縁不良を起こして火災の原因になりま
す。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機
器本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108d(選択)
● この機器を移動するときは以下のことを確認し
た後に運んでください。このとき、手をはさん
だり、足の上に落とさないように注意してくだ
さい。
1
○ 機器本体とスタンドを固定しているネジまたは付属
のノブ・ボルトがゆるんでいないか、確認する。ゆる
んでいる場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア
ダプターをコンセントから外してください
(P.25 )。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター
をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
118c
● 取り外したネジや付属のノブ・ボルトは、小さ
なお子様が誤って飲み込んだりすることのない
ようお子様の手の届かないところへ保管してく
ださい。(P.93 、P.94 )。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体
が多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の
ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ
ることがあります。
ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使
いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな
いことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された
場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく
ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容
が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談く
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、
補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、たたいたりしないでくだ
さい。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別
売:ローランド EV-5、ボス FV-500L/500H+ ローラン
ド PCS-33)をお使いください。他社製品を接続すると、
本体の故障の原因になる場合があります。
562
4
使用上のご注意
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と
の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな
る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの
仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ
せください。
563
● 同梱の CD-ROM を権利者の許諾なく賃貸等に使用する
ことを禁じます。また、無断複製することは法律で禁じ
られています。
566b
● D ビーム・コントローラーは周辺の明るさによって感度
が変化します。期待どおりの動作をしないときは感度を
調節しなおしてください。
801
● 付属 CD-ROM の裏面(信号面)に触れたり、傷をつけ
たりしないでください。データの読み出しがうまくいか
ないことがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専
用クリーナーでクリーニングしてください。
文中の表記/アイコンについて
記号/アイコン 説明
[ ]で囲んだ英字/数字 パネル上のボタンを表しています。
操作にあたって特に注意してほしいこ
とを説明しています。
操作にあたって気にとめてほしいこと
を説明しています。
操作にあたって知っていると便利なこ
とを説明しています。
(P.**)
参照ページを示しています。
5
目次
主な特長 ..........................................................................................................11
各部の名称と働き ............................................................................................12
トップ・パネル........................................................................................................................... 12
リア・パネル .............................................................................................................................. 14
信号の流れ(シグナル・フロー)................................................................................................ 15
第 1 章 音を出す............................................................................................16
ディバイデッド・ピックアップを取り付ける............................................................................ 16
接続の前に.................................................................................................................................. 16
接続する ..................................................................................................................................... 17
電源を入れる .............................................................................................................................. 19
プレイ画面について............................................................................................................................................ 20
ディスプレイの表示について(基本操作).................................................................................................... 20
音量を調節する....................................................................................................................................................20
MAIN OUT と接続する機器(アンプ)を設定する(アウトプット・セレクト)................................21
ディバイデッド・ピックアップの設定をする(GK セッティング)........................................... 21
ベースをチューニングする(TUNER)....................................................................................... 23
音色(パッチ)を切り替える..................................................................................................... 24
パッチ番号について............................................................................................................................................ 24
PATCH/VALUE ダイヤルで切り替える........................................................................................................ 25
電源を切る.................................................................................................................................. 25
第 2 章 音を作る............................................................................................26
COSM BASS(COSM ベース)の音色を設定する.................................................................... 26
ベースのダイレクト音をワンタッチで出力する(BASS DIRECT)........................................... 27
ノーマル・ピックアップ音に COSM アンプやエフェクトをかける.......................................... 27
COSM AMP(COSM アンプ)の音色を設定する ..................................................................... 27
エフェクトを設定する................................................................................................................ 28
POLY FX(ポリ・エフェクト)....................................................................................................................... 28
FX(エフェクト).................................................................................................................................................28
エフェクトやアンプの接続順序を入れ替える(CHAIN)........................................................... 29
演奏する曲のテンポとキー(調)を設定する............................................................................ 29
テンポを設定する................................................................................................................................................29
キーを設定する....................................................................................................................................................30
COSM ベースとノーマル・ピックアップの音をミックスする.................................................. 30
音量バランスを設定する ...................................................................................................................................30
COSM ベース/ノーマル・ピックアップ音の接続位置を設定する .......................................................31
チャンネル A とチャンネル B の音色をミックスする(MIXER)............................................... 31
各チャンネルの音量や定位を設定する .......................................................................................................... 31
ミックス・バランスを設定する.......................................................................................................................32
ディレイとリバーブを設定する(DELAY/REVERB)................................................................................32
演奏の強弱で 2 つのチャンネルのミックスをコントロールする(DYNAMIC).................................. 32
パッチ全体の音量を設定する(V-BASS LEVEL)...................................................................................... 33
パッチ全体の音質を調節する(TOTAL EQ)...............................................................................................33
パッチごとの出力信号とレベルを設定する(OUTPUT)..........................................................................33
パッチに名前をつける(PATCH NAME)................................................................................... 34
パッチを保存する(PATCH WRITE)......................................................................................... 34
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM).............................................................35
ディバイデッド・ピックアップの設定をする............................................................................ 35
セッティングを選ぶ............................................................................................................................................ 35
GK セッティングに名前をつける(GK ネーム).......................................................................................... 35
ディバイデッド・ピックアップのタイプを選ぶ(GK ピックアップ・タイプ)................................... 36
ベースのスケールを入力する(ベース・スケール)....................................................................................36
ディバイデッド・ピックアップの配置を選択する(GK ピックアップ・ポジション)....................... 36
ディバイデッド・ピックアップとノーマル・ピックアップの位相を合わせる
(GK ピックアップ・フェイズ)........................................................................................................................ 37
6
ディバイデッド・ピックアップの取り付け方向を設定する
(GK ピックアップ・ディレクション)............................................................................................................37
DOWN/S1, UP/S2 スイッチの配置を設定する(S1, S2 ポジション)................................................ 37
ディバイデッド・ピックアップとブリッジの距離を設定する(ピックアップ <--> ブリッジ)....... 38
弦ごとに感度を調節する(センシティビティー)........................................................................................38
ディバイデッド・ピックアップを使用するかどうかを設定する(GK コネクト)............................... 39
パッチごとに異なるベース・セッティングを使う(セット・モード).................................................. 39
GK ボリューム、DOWN/S1, UP/S2 の機能を切り替える(GK ファンクション)............................ 39
使用環境に合わせて全体の音色を調整する(グローバル/アウトプット・セレクト)............. 40
セッティングを選ぶ............................................................................................................................................ 40
設定に名前をつける............................................................................................................................................ 40
接続する機器の種類を設定する(アウトプット・セレクト)...................................................................40
全体の音色を調節する(グローバル EQ)......................................................................................................41
ノイズ・サプレッサーの効き全体をコントロールする(トータル・ノイズ・サプレッサー)......... 41
リバーブ量全体をコントロールする(トータル・リバーブ)...................................................................42
SUB OUT コネクターからの出力レベルをコントロールする(サブ・アウト・レベル).................. 42
GK ボリュームやスイッチ、ペダルの機能をシステム共通で設定する
(システム・コントロール・アサイン)....................................................................................... 42
パッチ呼び出し時に外部ペダルや GK ボリュームなどの値を反映する(アサイン・ホールド)....... 43
ファンクションつまみの機能をシステム共通で設定する
(システム・ダイレクト・エディット)....................................................................................... 43
切り替え可能なパッチを限定する(パッチ・エクステント).................................................... 44
画面のコントラストを調節する ................................................................................................. 44
出力信号とレベルを設定する(システム・アウトプット)........................................................ 45
目次
第 4 章 FC-300 と組み合わせて使う.............................................................46
RRC2 による接続 ....................................................................................................................... 46
FC-300 に関する設定 ................................................................................................................. 46
FC-300 のコントロールの設定........................................................................................................................46
パッチ切り替えのタイミングを設定する ......................................................................................................47
FC-300 から VB-99 のチューナーを起動する(クイック・チューナー)................................... 47
FC-300 アンプ・コントロールの設定 ........................................................................................ 48
第 5 章 MIDI を使う.......................................................................................49
MIDI について ............................................................................................................................. 49
MIDI を使ってできること .................................................................................................................................. 49
VB-99 で扱う主な MIDI 情報 ........................................................................................................................... 50
MIDI インプリメンテーションについて ......................................................................................................... 51
MIDI 情報のやりとり ..........................................................................................................................................51
MIDI チャンネルについて .................................................................................................................................. 51
バンク・セレクトとプログラム・チェンジ.................................................................................................. 52
MIDI に関する機能を設定する.................................................................................................... 52
外部機器からの MIDI クロックに同期させる ............................................................................. 58
外部のシンセサイザー音源を鳴らす(ベース・トゥー MIDI)................................................... 58
ベース・トゥー MIDI 機能の設定をする(システム・パラメーター).................................................... 59
ベース・トゥー MIDI 機能の設定をする(パッチ・パラメーター)........................................................61
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う ..............................................65
USB 接続の前に ......................................................................................................................... 65
ドライバ・モードを切り替える.......................................................................................................................66
USB に関する機能を設定する .................................................................................................... 66
デジタル・オーディオ信号の出力/入力の設定..........................................................................................66
ダイレクト・モニターの設定........................................................................................................................... 67
VB-99 の出力をコンピューターで録音する ............................................................................... 68
コンピューターのオーディオ再生音に VB-99 でエフェクトをかける....................................... 69
7
目次
第 7 章 その他の機能 ....................................................................................70
D ビームやリボン・コントローラーでリアルタイムに音色を変化させる................................. 70
D ビームの調整をする(キャリブレーション)............................................................................................ 70
D ビームを無効にする(ディスエーブル).................................................................................................... 71
手やベースのネックの動きで音色をコントロールする(D ビーム・コントローラー)..................... 71
リボン・コントローラーの調整をする(キャリブレーション)............................................................... 72
指の動きで音色をコントロールする(リボン・コントローラー)...........................................................73
音を永久に持続させる(FREEZE).................................................................................................................73
トレモロ・アームのように音程を変化させる(T-ARM)..........................................................................74
音にクセをつける(FILTER)........................................................................................................................... 75
プレイ中にファンクションつまみで音色を変化させる(ダイレクト・エディット)................ 76
スイッチやペダル、MIDI で音色をコントロールする(コントロール・アサイン)................... 77
操作をきっかけに仮想的なエクスプレッション・ペダルを動かす
(インターナル・ペダル・システム)............................................................................................................... 81
好みの音色をワンタッチで呼び出す(ダイレクト・パッチ).................................................... 81
ダイレクト・パッチを設定する.......................................................................................................................81
パッチの管理をする ................................................................................................................... 82
パッチを保存/コピーする(PATCH WRITE)............................................................................................ 82
現在のパッチを別のパッチと入れ替える(PATCH EXCHANGE)......................................................... 82
ユーザー・パッチを初期化する(PATCH INITIALIZE)............................................................................ 83
チャンネル A とチャンネル B の間で設定をコピーする(A/B COPY)................................................ 83
チャンネル A とチャンネル B の設定を入れ替える(A/B EXCHANGE)............................................. 83
別パッチのパラメーターを部分的にコピーする(MODULE COPY).................................................... 84
部分的にパッチ・パラメーターを初期化する(MODULE INITIALIZE)................................................84
パッチをグループ分けする(カテゴリー)................................................................................. 85
カテゴリーを使ってパッチを呼び出す .......................................................................................................... 85
パッチにカテゴリーを設定する.......................................................................................................................85
ユーザー・カテゴリーに名前をつける(カテゴリー・ネーム)............................................................... 86
好みのセッティングを個別に記憶しておく(フェイバリット・セッティング)........................ 86
フェイバリット・セッティングとは...............................................................................................................86
フェイバリット・セッティングの呼び出しかた..........................................................................................87
音色の設定を変更する ....................................................................................................................................... 87
変更した音色を記憶する ...................................................................................................................................88
フェイバリット・セッティングに名前を付ける(フェイバリット・ネーム)......................................89
同じフェイバリット・セッティングを使っているパッチを調べる......................................................... 89
ベースで映像をコントロールする(V-LINK)............................................................................. 90
V-LINK とは? ......................................................................................................................................................90
V-LINK 機器の接続例 ......................................................................................................................................... 90
V-LINK をオン/オフする ................................................................................................................................. 91
V-LINK を設定する ............................................................................................................................................. 91
スタンドに取り付けて使う......................................................................................................... 93
ラックに取り付けて使う ............................................................................................................ 94
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)............................................................... 95
第 8 章 パラメーター・ガイド ......................................................................96
COSM BASS(COSM ベース).................................................................................................. 96
E.BASS(エレクトリック・ベース)...................................................................................................................98
AC BASS(アコースティック・ベース)........................................................................................................100
SYNTH(シンセサイザー)................................................................................................................................. 100
E.GTR(エレクトリック・ギター)................................................................................................................... 105
COSM BASS 共通パラメーター ....................................................................................................................... 105
POLY FX(ポリ・エフェクト)................................................................................................. 108
POLY COMP(ポリ・コンプレッサー)..........................................................................................................108
POLY LIMITR(ポリ・リミッター)................................................................................................................. 108
POLY DEFRET(ポリ・デフレッター)..........................................................................................................109
POLY DIST(ポリ・ディストーション).........................................................................................................109
POLY EQ(ポリ・イコライザー)..................................................................................................................... 109
POLY OCTAVE(ポリ・オクターブ)............................................................................................................. 110
POLY RING(ポリ・リング・モジュレーター)............................................................................................110
POLY SG(ポリ・スロー・ギア).....................................................................................................................110
8
STRING MODLNG(ストリング・モデリング)........................................................................................... 110
FX(エフェクト)...................................................................................................................... 111
COMP(コンプレッサー)................................................................................................................................... 111
OD/DS(オーバードライブ/ディストーション)........................................................................................ 112
EQ(イコライザー)..............................................................................................................................................112
DELAY(ディレイ)..............................................................................................................................................113
HOLD(ホールド・ディレイ)の使いかた................................................................................................ 115
CHORUS(コーラス).......................................................................................................................................... 115
MOD1、MOD2 ...................................................................................................................................................... 116
ハーモニストのスケールを作成する(ボイス・インターバル)............................................................ 121
NS(ノイズ・サプレッサー).............................................................................................................................. 127
FV(フット・ボリューム)..................................................................................................................................127
COSM AMP(COSM アンプ).................................................................................................. 128
スピーカー設定 ...................................................................................................................................................... 129
MIXER(ミキサー)................................................................................................................... 131
MIXER(ミキサー)............................................................................................................................................... 131
DELAY/REVERB(ディレイ/リバーブ)....................................................................................................... 133
DYNAMIC(ダイナミック)................................................................................................................................ 134
MASTER(マスター)............................................................................................................... 135
CONTROL ASSIGN(コントロール・アサイン)......................................................................................... 135
GK VOL(GK ボリューム)............................................................................................................................135
GK S1, S2(DOWN/S1、UP/S2 スイッチ)........................................................................................... 135
PANEL CTL1/CTL2(コントロール・ボタン 1 / 2).......................................................................... 136
D BEAM(D ビーム)....................................................................................................................................... 136
RIBBON(リボン)........................................................................................................................................... 138
EXP PEDAL(エクスプレッション・ペダル).......................................................................................... 139
CTL3, CTL4(コントロール 3、コントロール 4).................................................................................. 139
FC-300 CONTROL(FC-300 コントロール).......................................................................................... 140
ASSIGN 1 〜 16(アサイン 1 〜 16)......................................................................................................... 140
DIRECT EDIT F1 〜 F6(ダイレクト・エディット F1 〜 F6)............................................................. 141
NAME/KEY/BPM(ネーム/キー/ BPM)................................................................................................... 142
V-BASS LEVEL(V ベース・レベル)............................................................................................................. 142
BASS TO MIDI(ベース・トゥー MIDI).................................................................................. 143
PATCH(パッチ)..................................................................................................................................................143
SYSTEM(システム)...........................................................................................................................................144
SYSTEM(システム)............................................................................................................... 145
LCD CONTRAST(LCD コントラスト).........................................................................................................145
DIRECT PATCH(ダイレクト・パッチ)........................................................................................................ 145
GK SETTING(GK セッティング)...................................................................................................................145
CTL(コントロール)............................................................................................................................................146
CONTROL ASSIGN(コントロール・アサイン).................................................................................... 146
割り当て可能なパラメーター........................................................................................................................ 147
CONTROL(コントロール).......................................................................................................................... 148
FC-300 ....................................................................................................................................................................148
MIDI .......................................................................................................................................................................... 149
OUTPUT(アウトプット)..................................................................................................................................150
USB ..........................................................................................................................................................................151
BPM .......................................................................................................................................................................... 152
V-LINK .....................................................................................................................................................................153
V-LINK PATCH(V-LINK パッチ)............................................................................................................... 153
V-LINK SYSTEM(V-LINK システム)....................................................................................................... 155
CATEGORY NAME(カテゴリー・ネーム).................................................................................................. 155
D BEAM CALIB(D ビーム・キャリブレーション).................................................................................... 155
PATCH EXTENT(パッチ・エクステント)...................................................................................................155
FACTORY RESET(ファクトリー・リセット)............................................................................................156
GLOBAL(グローバル)............................................................................................................ 157
TUNER(チューナー).............................................................................................................. 158
目次
9
目次
パッケージ内容の確認
VB-99 には、次のものが付属しています。パッケージを開けたら、すべてのものが入っているか確認してください。
不足している場合は、お買い上げになった販売店までご連絡ください。
❏
VB-99
❏
AC アダプター(PSB-1U)
❏
GK ケーブル(5m)
第 9 章 資料 .................................................................................................159
MIDI インプリメンテーション・チャート................................................................................ 159
主な仕様 ................................................................................................................................... 163
付属ソフトウェアの動作条件................................................................................................... 164
Windows ............................................................................................................................................................ 164
Mac OS .............................................................................................................................................................. 164
エラー・メッセージ一覧 .......................................................................................................... 165
困ったときには......................................................................................................................... 165
音に関するトラブル......................................................................................................................................... 165
その他のトラブル.............................................................................................................................................167
索引 ...............................................................................................................168
USB ケーブル
❏
RRC2 ケーブル
❏
❏
ノブ・ボルト× 4
VB-99 ソフトウェア CD-ROM
❏
10
❏
取扱説明書(本書)
保証書
❏
❏
ローランド ユーザー登録カード
主な特長
V-LINK
V-LINK は、音楽と映像を同時に演奏するための機能で
す。V-LINK に対応した機器同士を MIDI で接続すること
により、演奏表現に連動したさまざまな映像効果を簡単
に楽しむことができます。
無限の音づくりを可能にする、究極
のベース・モデリング・システム
VB-99 はローランド COSM テクノロジーによるベース・モ
デリング・システムの集大成です。その高度なソフトウェア
は最新のカスタム DSP チップに支えられ、大型でハイ・コ
ントラストの LCD や高品位 AD/DA コンバーターの採用、
XLR バランス出力端子、デジタル出力端子、USB 端子を装
備するなど、まさにプロ・スペックのシステムです。
COSM(Composite Object Sound
Modeling)
COSM とは、電気回路や構造、素材など、音に影響する
様々な要素を解析し、それらを組み合わせて再構築して
いくローランド/ボス独自のモデリング技術です。
完全 2 系統の音づくり
2 系統の COSM ベース、COSM アンプを搭載。2 種類のモ
デリング・ベースを同時に使用しそれぞれのベースを別々の
アンプで音づくりできます。さらに COSM エフェクトを含め
ローランド/ボスで培ってきた数々のエフェクトも 2 系統搭
載。それぞれの COSM ベースに完璧な処理が行えます。
FC-300 との組み合わせで完璧なラ
イブ・システムが完成
FC-300(MIDI フット・コントローラー:別売)を接続すれ
ば、ハンズ・フリーで VB-99 の音色切り替えなどができま
す。また RRC2 端子を装備しており、VB-99 と FC-300 の
間は1本のケーブルのみで接続できます。この RRC2 では双
方向通信と FC-300 への電源供給も行うため、機器間の配線
を大幅に簡略できます。
ベース・トゥー MIDI 変換機能搭載
ベースの演奏情報を MIDI に変換して出力できますので、シ
ンセサイザー音源などを接続すればベース・シンセサイザー
としても動作可能となります。
V-LINK 機能搭載
演奏情報やペダル操作などにより映像をコントロールするこ
とができます。
D ビーム、リボンなどの新たなリア
ルタイム・コントローラーを搭載
これまででは考えられなかった、ベースのネックや手を使っ
た新しい演奏表現が可能となります。もちろんこれまで通り、
エクスプレッション・ペダルやフットスイッチも接続可能で
す。
コンソール・スタイルで様々な使用
環境に対応
レコーディングやコンピューター入力に使用する時にはデス
クトップで、ライブ・ユースではスタンド(別売)に取り付
けてプレイヤーの手元に、またはラック・マウント・アダプ
ター(別売)を使用してラックに取り付けるなど、さまざま
な使用状況に対応します。
11
各部の名称と働き
トップ・パネル
fig.00-020
1 2
7
8 9
10 11 12
13 14
20 21 22
D BEAM(D ビーム)
1.
手やベースのネックをかざすことで、音にいろいろな効
果をかけることができます。
3 つのボタンでさまざまな 効果をダイレクトにオン/オ
フできます。(P.71)
•
PITCH(ピッチ)ボタン
ベースの音程を変化させるほか、ベースの音色を永久に
持続させるフリーズ機能が使えます。(P.73)
•
FILTER(フィルター)ボタン
ベースの音色を変化させます。(P.75)
•
ASSIGNABLE(アサイナブル)ボタン
D ビ ーム にさま ざまな パラ メータ ーや 機能を 割り当 て
て、音色をリアルタイムに変化させます。(P.77)
2.
LCD
VB-99 のさまざまな情報を表示します。
3.
PATCH/VALUE(パッチ/バリュー)ダイヤル
パッチの切り替えや設定値を変更します。
4.
CATEGORY(カテゴリー)ボタン
パッチのカテゴリーの選択や変更をします。(P.85)
ファンクションつまみ F1 〜 F6
5.
LCD に表示されたパラメーターの設定値を選択/変更し
ます。
15
3
4
30
32
33
23 24
5
6
25
26
16
27
17
19
28
18
29
31
ファンクション・ボタン F1 〜 F6
6.
LCD に表示されたパラメーターを選択/変更します。
BASS DIRECT(ベース・ダイレクト)ボタン
7.
ノーマル・ピックアップ音のみを出力します。(P.27)
8.
COSM BASS(COSM ベース)ボタン
COSM ベースのタイプや音色を設定します。(P.26)
9.
POLY FX(ポリ・エフェクト)ボタン
ポリ・エフェクトを設定します。(P.28)
FX(エフェクト)ボタン
10.
エフェクトを設定します。(P.28)
COSM AMP(COSM アンプ)ボタン
11.
COSM アンプを設定します。(P.27)
MIXER(ミキサー)ボタン
12.
ミキサーの設定をします。(P.31)
13.
DELAY/REVERB(ディレイ/リバーブ)ボタン
ミキサー部のディレイ/リバーブを設定します。(P.32)
14.
DYNAMIC(ダイナミック)ボタン
ダイナミック機能の設定をします。(P.32)
BALANCE(バランス)つまみ
15.
ミックス・バランスを設定します。(P.32)
12
各部の名称と働き
CHAIN(チェイン)ボタン
16.
エフェクトと COSM ベース/ COSM アンプの接続順を
設定します。(P.31)
CONTROL ASSIGN(コントロール・アサイン)ボタン
17.
ペダルやスイッチに割り当てる機能を設定します。
(P.77)
18.
NAME/KEY/BPM(ネーム/キー/ BPM)ボタン
パッチの名前(P.34)や、テンポ/キー(P.29)などを
設定します。
19.
V-BASS LEVEL(V ベース・レベル)つまみ
パッチの音量を設定します。(P.33)
20.
V-LINK(V リンク)ボタン
V-LINK 機能のオン/オフを切り替えます。(P.90)
21.
DIRECT PATCH(ダイレクト・パッチ)1 〜 5 ボタン
設定されたパッチを直接呼び出します。(P.81)
CONTROL(コントロール)ボタン
22.
さまざまな機能を割り当て、操作することができます。
(P.77)
RIBBON CONTROLLER(リボン・コントローラー)
30.
指でこすることで音色を変化させます。
3 つのボタンで さまざまな効果をダイレクトにオン/オ
フできます。(P.73)
•
PITCH(ピッチ)ボタン
ベースの音程を変化させます。(P.74)
•
FILTER(フィルター)ボタン
ベースの音色を変化させます。(P.75)
ASSIGNABLE(アサイナブル)ボタン
•
リボン・コントローラーにさまざまなパラメーターや機
能を割り当てて、リアルタイムに変化させます。(P.77)
31.
GK IN(GK イン)コネクター
GK ケーブルを接続します。
32.
POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフします。(P.19)(P.25)
OUTPUT LEVEL(アウトプット・レベル)つまみ
33.
MAIN OUT ジャックとヘッドホン・ジャックの音量を調
節します。
23.
EXIT(イグジット)ボタン
前の画面に戻したり、操作を取り消すときに使用します。
24.
WRITE(ライト)ボタン
パッチの設定を記憶したり、入れ替えやコピー操作を実
行するときに使用します。(P.34)(P.82)
25.
PAGE(ページ)ボタン
LCD の表示画面を切り替えます。
26.
BASS TO MIDI(ベース・トゥー MIDI)ボタン
ベース・トゥー MIDI 機能(ベース演奏を MIDI 信号に変
換する機能)の設定をします。(P.58)
27.
SYSTEM(システム)ボタン
VB-99 全体に対する設定をします。(P.35)
28.
GLOBAL(グローバル)ボタン
グローバル機能(音色全体に対する機能)を設定します。
(P.40)
TUNER(チューナー)ボタン
29.
チューナー機能をオン/オフします。(P.23)
ボタンの点灯について
ンになっていることを示しています。
※ DIRECT PATCH1 〜 5 ボタンは、ダイレクト・
パッチ1 〜 5 を選択しているときに点灯します。
13
各部の名称と働き
リア・パネル
fig.00-030
1
2
3
4
7 8 9
10 11 12 13
5
15
6
988
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
1.
市販の盗難防止用セキュリティ・ワイヤーなどを接続し
ます。
http://www.kensington.com/
BASS INPUT(ベース・インプット)ジャック
2.
ノーマル・ベースを直接入力するときはこのジャックに
接続します。
BASS OUTPUT(ベース・アウトプット)ジャック
3.
GK-3B に接続したノーマル・ベースの音や、BASS
INPUT からの信号をそのまま出力します。
4.
SUB OUT(サブ・アウト)コネクター L、R
XLR コネクターによるバランス出力のジャックです。パ
ワー・アンプやミキサーなどに接続します。
※ SUB OUT コネクター(XLR タイプ)からの出力は、
OUTPUT LEVEL つまみの位置に関わらず一定(+
4dBu)です。
GND LIFT(グランド・リフト)スイッチ
5.
SUB OUT コネクターの1 番ピンを VB-99 のグランドか
ら切り離すことができます。
アース・ループなどによってハムやノイズが出た場合は
LIFT に切り替えます。通常は GND で使用します。
6.
MAIN OUT(メイン・アウト)ジャック L/MONO、R
標準ジャックによるアンバランス出力のジャックです。
モニター・アンプやミキサー、ベース・アンプなどに接
続します。
7.
PHONES(ヘッドホン)ジャック
ヘッドホンを接続します。
DIGITAL OUT(デジタル・アウト)コネクター
8.
デジタル・オーディオ信号が出力されます。(P.33)
14
EXP PEDAL(エクスプレッション・ペダル)ジャック
9.
別売のエクスプレッション・ペダル(EV-5 など)を接続
します。(P.18)
※ 工場出荷時、自動的にフット・ボリュームとして使用で
きるように設定されています。
10.
CTL3,4(コントロール 3、4)ジャック
別売のフットスイッチ(FS-6 など)を接続します。(P.19)
※ 工場出荷時には、パッチのアップ/ダウン機能が割り当
てられています。
USB コネクター
11.
USB ケーブルを使ってパソコンと接続し、VB-99 とパソ
コンとの間でデータのやりとりを行います。(P.65)
12.
RRC2 IN(RRC2 イン)コネクター
FC-300(別売)を接続します。
FC-300 への電源供給と双方向のデータ通信をします。
(P.46)
※ RRC2 IN コネクターは FC-300 専用です。その他の機器
には使用できません。
13.
MIDI OUT、IN(MIDI アウト、イン)コネクター
外部 MIDI 機器を接続して、MIDI 情報の送信/受信をし
ます。(P.52)
14.
DC IN(AC アダプター)ジャック
付属の AC アダプターを接続します。
事故防止のため、付属の AC アダプター以外は使用しな
いでください。
15.
コード・フック
AC アダプターのケーブルが誤って抜けないよう、ここに
ケーブルを引っ掛けてご使用ください。(P.18)
※ 使用中に AC アダプターが抜けると、大切なデータが破
壊される場合があります。
14
信号の流れ(シグナル・フロー)
レコーダーなど
パソコン
オーディオ信号
ベース
GK-3B
ディバイデッド・
ピックアップ
ヘッドホン
ベース・アンプ
ミキサー
ベース・アンプ
BASS
OUT
PHONES
SUB OUT
DIGITAL OUT
BASS
IN
CHAIN A
CHAIN B
USB
DIVIDED
PU
POLYFX
CH
POLYFX
SW
D OUT
SUB OUT
MAIN OUT
DIRECT MON
MAIN OUT LEVEL
NORMAL
PU
GK
CONNCT
BASS A
FX
POLY
BASS B
AMP A
AMP B
FX
FX
MAIN
SUB
DIGITAL
GLOBAL
SUB
EQ
GLOBAL
MAIN
EQ
OUTPUT
SELECT
SUB OUT LEVEL
D OUT LEVEL
A
B
USB OUT USB IN
USB IN
LEVEL
USB OUT
LEVEL
MIXER
CH
DELAY
A/B
BALANCE
LEVEL
PAN
CH
DELAY
LEVEL
PAN
V-BASS
LEVEL
REVERB
SEND
4
5
6
DELAY
SEND
DELAY/REVERB
TOTAL
EQ
FX
FX
(OFF)
A
COSM BASS A
E
SUB OUT
C
NORMAL PU
B
COSM BASS B
D
MAIN OUT
E D
MAIN & SUB
CH A
CH B
MIXER (DRY)
123
4
678
9
5
COSM BASS A
CH B
NORMAL PU
COSM BASS B
CH A
MIXER (DRY)
MAIN OUT
MIXER
SUB OUT
C
D
E
7
4
5
6
8
9
Audio OUT
Audio IN
COSM BASS A
CH B
NORMAL PU
COSM BASS B
CH A
MIXER (DRY)
MAIN OUT
SUB OUT
123
4
6
8
9
5
11
MAIN
OUT
OUTPUT
LEVEL
GLOBAL
SUBOUT
LEVEL
BASS
DIRECT
11
COSM BASS
SW
BASS DIRECT
10
10
1
3
2
各部の名称と働き
15
第 1 章 音を出す
ディバイデッド・ピックアップ
を取り付ける
最初に、お使いのベースにディバイデッド・ピックアップ GK3B を取り付けます。取り付け方法については、GK-3B の取
扱説明書をご覧ください。
GK-3B は次のようなベースでは使用できません(取り
付けても正常に動作しません)。
7 弦以上の多弦ベースや、ウッド・ベースなど、弦構
•
成が特殊なベース
ナイロン弦、ガット弦など、鉄以外の弦を使用して
•
いるベース
•
その他、構造上、GK-3B を正しく装着するスペース
のないベース
GK-3B の GK ボリュームについて
VB-99 では GK-3B の GK ボリュームにさまざまな機能を割
り当てることが可能です。(P.77)
GK ボリュームに VB-99 の音量をコントロールするパラメー
ター以外を割り当てた場合、GK ボリュームによる VB-99 の
音量コントロールはできなくなる場合があります。
接続の前に
VB-99 を演奏するために、次の機器を準備してください。
•
GK-3Bを取り付けたベースまたはGK機能を内蔵した
ベース
アンプ/スピーカー、またはヘッドホン
•
次の機器をお使いになるとさらに便利です。
MIDI フット・コントローラー(別売:ローランド FC-
•
300)
•
エクスプレッション・ペダル(別売:ローランド EV5、ボス FV-500L/500H+ ローランド PCS-33)
•
ペダル・スイッチ(別売:ボス FS-5U、FS-6)
GK-3B の切り替えスイッチについて
VB-99 ではパッチごとに COSM ベースとノーマル・ベース
の音量バランスを設定することができるので、基本的に切り
替えスイッチは MIX でお使いいただくことをお勧めします。
また、GK ボリュームの機能が音量以外のパラメーターに割
り当てられているときは、この切り替えスイッチは正常に動
作しません。
16
接続する
RRC2ケーブル
ACアダプターPSB-1U
V-LINK対応機器
(EDIROLP-10など)
MIDI IN
ベース・アンプ
(ノーマル・ベース音)
ステレオ
ヘッドホン
(ノーマル・ベース)
デジタル・
レコーダーなど
MIDIフット・コントローラー
FC-300
ミキサー
EXPペダル
(EV-5など)
フットスイッチ
(BOSSFS-6など)
コンピューター
コンセントへ
MIDI IN MIDI OUT
MIDI IN
シンセサイザー(外部音源)など
MIDIシーケンサーなど
トップ・パネル
第 1 章 音を出す
第1章
リア・パネル
GKケーブル
GK-3B/GK-2B 付きベース
エフェクター使用時の接続例
例1) 例2)
GK-3B/GK-2B 付きベース GK-3B/GK-2B 付きベース
MAIN
ベース・アンプ エフェクター
OUT
VB-99
GK-IN
GK ケーブル GK ケーブル
ベース・アンプ エフェクター
MAIN
OUT
VB-99
GK-IN
BASS
INPUT
エフェクター
17
第 1 章 音を出す
インジケーター
コンセントへ
ACアダプター
電源コード
※ GK ケーブルはロック式のケーブルですので、ケーブルを
はずす際には無理に引っぱらず、ロックを解除してから
ゆっくりとケーブルをはずしてください。
指でロック部分を押しながら、プラグをずらすようにす
ることで、簡単にはずすことができます。
ロック部
921
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り電源を
切った状態で行ってください。
932
※ AC アダプターは、インジケーター(図参照)のある面が
上になるように設置してください。
※ AC アダプターをコンセントに接続すると、インジ
ケーターが点灯します。
924
※
AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、
プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、DC IN ジャッ
クに無理な力が加わることを防ぐことができます。
fig.01-040
ACアダプターのコード
コンセントへ
コード・フック
922
※ 本機はバランス・タイプの端子(XLR=SUB OUT)を装
備しており、次のように配線されています。接続する機
器の配線をご確認のうえ、接続してください。
fig.XLRJack
925
※ エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:
ローランド EV-5、ボス FV-500L/500H+ ローランド
PCS-33)をお使いください。他社製品を接続すると、本
体の故障の原因になる場合があります。
927
fig.01-040
※ 設置条件によっては本体や接続されたマイク、
ベースなどの金属部に触れると、違和感を覚えた
りざらつくような感じになるときがあります。こ
れは人体に全く害のない極微量の帯電によるもの
ですが、気になる方は、必要に応じ、接地端子(図
参照)を使って外部のアースか大地に接地してご
使用ください。接地した場合、設置条件によって
はわずかにハム(うなり)が混じる場合がありま
す。なお接続方法がわからないときはローランド
お客様相談センターにご相談ください。
接続してはいけないところ
•
水道管(感電の原因になります)
•
ガス管(爆発や引火の原因になります)
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
•
926a
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、BASS INPUT に
接続した機器の音量が小さくなることがあります。この
ときは、抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用くだ
さい。
※ VB-99 のRRC2 IN コネクターは FC-300 のRRC2 OUT
コネクター以外とは絶対に接続しないでください。LAN
やその他同型のモジュラー・ジャック(RJ45)を使用し
た他の機器と接続した場合、VB-99 や接続先の機器の故
障の原因となる場合があります。
※ CTL3,4 ジャックは次のように配線されています。接続
する機器の配線をご確認のうえ、接続してください。
=CTL3
=CTL4
18
※
RRC2 ケ
は、以下の仕様を満たすケーブルをお使いください。
•
•
•
ーブルとして、市販の LAN ケーブルを使う場合
カテゴリー 5(Cat5)以上
長さ 15 メートル以内
ストレート接続用ケーブル
※ クロスオーバー・ケーブルは使用できません。
※ RRC2 ケーブルには強い力を加えないでください。
※ RRC2 ケーブルは確実に奥まで差し込んでください。
※ モノで出力する場合は、MAIN OUT L/MONO ジャック
だけにケーブルを接続してください。
※ BASS IN に入力された信号には COSM BASS、POLY
FX は使用できません。BOSS GT-10B 相当の FX、COSM
AMP、MIXER などが完全 2 チャンネルで使用できます。
※ EXP PEDAL ジャックにエクスプレッション・ペダルを
接続する際は、ミニマム・ボリュームを MIN の位置でお
使いください。
※ CTL3,4 ジャックにフットスイッチ FS-6(別売)を接続
する際は、MODE スイッチ、POLARITY スイッチを次の
ように設定してください。
BA
BOSS FS-6
※ CTL3,4 ジャックにフットスイッチ FS-5U(別売)を接
続する際は、POLARITY スイッチを次のように設定して
ください。
第 1 章 音を出す
電源を入れる
941
正しく接続したら(P.17)、必ず次の手順で電源を投入して
ください。
942
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばら
くは動作しません。
943
※ 音量を絞ってから電源を入れてください。音量を絞って
も、電源を入れるときに音がすることがありますが、故
障ではありません。
※ 手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破
損する恐れがあります。
1.
VB-99のトップ・パネルにあるPOWER スイッチをオンに
します。
ディスプレイの表示が次のように変わり、数秒後に通常
の演奏ができる状態になります。
このときの画面を「プレイ画面」といいます。
fig.01-060d
第1章
※ 専用の接続コード PCS-31(Roland:別売)を使えば、
FS-5U を 2 つ接続することができます。
※ 専用の接続コード PCS-33(Roland:別売)を使って
FS-6 を CTL3,4 ジャックに接続した場合、ペダル・ス
イッチ B がコントロール 3、ペダル・スイッチ A がコン
トロール 4 の設定で動作します。
CTL3,4ジャックへ CTL3,4ジャックへ
PCS-31ケーブル
白 赤
BOSS
BOSS
FS-5U
(CTL3)
FS-5U
(CTL4)
•
EXP PEDAL ジャックに、エクスプレッション・
白 赤
(CTL3)(CTL4)
CTL3,4ジャックへ
(CTL4)(CTL3)
ペダルを接続して使用するときは、『EXP
PEDAL (エクスプレッション・ペダル)』
(P.139)の設定を行ってください。
•
CTL3,4 ジャックにフットスイッチを接続して使用
するときは、『CTL3, CTL4 (コントロール 3、コ
ントロール 4)』(P.139)の設定を行ってください。
本取扱説明書では、特に注意がないかぎり、プレイ画面が表
示されているものとして操作します。
※ 電源投入時は、前回電源を切るときに選んでいたパッチ
が選ばれています。
985(ディスプレイか画面のどちらかを使う)
※ 本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工
場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定
は一致していません。あらかじめご了承ください。
2.
モニター・アンプやミキサーの電源をオンにします。
※ アンプのボリュームは、すべての機器の電源をオンにし
たあとに上げてください。
19
第 1 章 音を出す
プレイ画面について ディスプレイの表示について
VB-99 はプレイ画面を選ぶことができます。プレイ画面を表
示した状態で PAGE[ ][ ]を押して切り替えます。
画面 1:
パッチ・ネームの前半 9 文字を大きく表示するとともに、両
チャンネルのベースとアンプをイラストで表示します。
fig.01-060d
画面 2:
パッチ・ネームを 16 文字全て表示します。
fig.01-060d
(基本操作)
画面によってはパラメーターが複数ページ分ある場合があり
ます。画面右上にページ・ナンバーが表示されます。
fig.01-060d
1.
PAGE[ ][ ]でページが切り替わります。
[F1]〜[F6]または F1 〜 F6 つまみで値を変更します。
2.
画面下部に SET** と表示されている場合、対応する
ファンクション・ボタンを押すと、パラメーターは **
の値に設定されます。
fig.01-060d
画面 3:
両チャンネルで使用しているエフェクトと接続順(CHAIN)
を表示します。
fig.01-060d
画面 4:
GK IN の Hi C 弦から Low B 弦までと、ノーマル・ピックアッ
プ、MAIN OUT、SUB OUT のレベル・メーターを表示します。
fig.01-060d
プレイ画面での F1 〜 F6 つまみは『プレイ中にファン
クションつまみで音色を変化させる (ダイレクト・エ
ディット)』(P.76)でパラメーターを割り当てることで
値を操作することができます。また[F1]〜[F6]を
押すと、割り当てられたパラメーターとその値をポップ
アップで表示します。
音量を調節する
OUTPUT LEVEL つまみを回し、適当な音量に設定します。
fig.01-070
※ SUB OUT コネクター(XLR タイプ)からの出力レベル
は、OUTPUT LEVEL つまみの操作に影響されません。
※ エクスプレッション・ペダルまたはGK-3Bの GKボリュー
ムに機能を設定することによって、音量を調節すること
ができます。詳しくは『スイッチやペダル、MIDI で音色
をコントロールする(コントロール・アサイン)』(P.77)
をご覧ください。
20
第 1 章 音を出す
GK セッティングは、VB-99 をより良い音色で演奏する
3
4
1
2
5 6
7 9
12
10 11
8
第1章
MAIN OUT と接続する機器(アンプ)
を設定する(アウトプット・セレクト)
MAIN OUT ジャックに接続する機器の種類を設定します。
fig.01-071
3
4
3
1.
[GLOBAL]を押します。
グローバル画面が表示されます。
fig.01-060d
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
2
1
ディバイデッド・ピックアップの
設定をする(GK セッティング)
VB-99 の音質はディバイデッド・ピックアップの取り付け状
態によって大きく変わります。VB-99 を常に最高の状態で鳴
らすために、ディバイデッド・ピックアップに関する設定
(GK セッティング)を行ってください。この設定を適切に行
うことにより、VB-99 は最適な状態で動作します。
※ このほかのパラメーターについて詳しくは『GK
SETTING (GK セッティング)』(P.145)をお読みくだ
さい。
VB-99 で演奏するベースが複数ある場合でも、それぞれ
のベースに対して設定した内容を個別に保存することが
できます。
ために非常に重要です。必ず正しく入力してください。
fig.01-100
[F4](SELECT)または F4 つまみで、MAIN OUT ジャッ
3.
クに接続する機器の種類を設定します。
設定値 解説
AMP WITH
TWEETER
AMP NO
TWEETER
LINE/PHONES
[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。
4.
ツイーター付きのベース・アンプに接続する場
合の設定です。
ツイーターの付いていないベース・アンプに接
続する場合の設定です。高域が補正されます。
ヘッドホンを使用するとき、PA システムに直
接接続するとき、または MTR に接続し てレ
コーディングをする場合の設定です。
1.
[SYSTEM]を押します。
システム画面が表示されます。
fig.01-060d
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
[F3](GK)を押します。
3.
GK セッティング画面が表示されます。
fig.01-060d
PAGE[ ]を押して 2 ページを表示します。
4.
21
第 1 章 音を出す
6STR
4弦
4弦ベースの場合:
5弦ベースの場合:
6弦ベースの場合:
1弦
2弦
3弦
4STR-2 4STR-1 4STR-3
5STR Lo2
5STR Lo1 5STR Hi2 5STR Hi1
4弦
1弦
2弦
3弦
LowB
弦
4弦
1弦
2弦
3弦
LowB
弦
4弦
1弦
2弦
3弦
HiC弦
HiC弦
ディバイデッド・ピックアップのタイプを選択します。
5.
お使いのベースに取り付けられているディバイデッド・
ピックアップのタイプを、F1 つまみで設定します。
fig.01-060d
設定値 解説
GK-3B GK-3B を指定します。
GK-2B GK-2B を指定します。
PIEZO
PIEZO G
PIEZO R
フラットな特性のピエゾ・ピックアップに
適します。
GRAPH TECH 社製ピエゾ・ピッ クアップ
に適します。
RMC 社製 ピエゾ・ピ ックアッ プに適 しま
す。
※ どのピエゾ・タイプのパラメーターが適しているかわか
らない場合は、演奏しながら、自然に聴こえるピエゾ・
タイプのパラメーターを選んでください。
※ ピエゾ・タイプのピックアップとは、ベースのブリッジ
部分に取り付けられた、圧電素子を利用して弦振動を抽
出するタイプのピックアップのことをいいます。
ディバイデッド・ピックアップの配置を選択します。
7.
お使いのベースに取り付けられているディバイデッド・
ピックアップの配置を、F5 つまみで設定します。
※ GK PU TYPE に PIEZO、PIEZO G または PIEZO R を選
ぶと、さらに高音域や低音域の音質を調節することがで
きます。詳しくは、『ディバイデッド・ピックアップのタ
イプを選ぶ(GK ピックアップ・タイプ)』(P.36)をお
読みください。
スケール長を設定します。
6.
お使いのベースのスケール長(ブリッジからナットまで
の長さ)を、F4 つまみで設定します。710 〜 940mm ま
たは次の 4 つの値から選択してください。
設定値 スケール長
SHORT 760mm
MEDIUM 812mm
LONG JB/PB 864mm
EXTRA LONG 914mm
PAGE[ ]を押して 4 ページを表示します。
8.
9.
ピックアップからブリッジまでの距離を入力します。
ディバイデッド・ピックアップからブリッジのサドルま
での距離を弦ごとに設定します。
fig.01-060d
※ TYPE が PIEZO に設定されている場合、設定する必要は
ありません。
HiC弦
1弦
2弦
3弦
4弦
LowB
弦
弦
22
ブリッジ ピックアップ
PAGE[ ]を押して 5 ページを表示します。
10.
fig.01-060d
第 1 章 音を出す
第1章
ベースをチューニングする
(TUNER)
VB-99のチューナー機能を使用してベースのチューニングを
します。
11.
弦ごとに F1 〜 F6 つまみを回して、ディバイデッド・ピッ
クアップの感度を調整します。
まずLow B 弦を実際の演奏で一番強く弾いたときの感覚
で弦を弾き、メーターが振り切れないぎりぎりの位置に
なるように F6 つまみで感度を設定します。
続けて、5 〜 Hi C 弦の感度を設定します。
※ レベル・メーターが振り切れる場合はレベル・オーバー
です。感度設定を下げてください。
※ お使いのベースによっては、感度を最低にしても、レベ
ル・メーターが振り切れてしまう場合があります。この
ようなときには、ディバイデッド・ピックアップと弦と
の間隔を、規定よりもやや広めになるように調節してく
ださい。
6 本の弦の音量バランスを確認します。
12.
Low B 〜 Hi C 弦を通常の強さで弾き、特に大きい音で
鳴る弦があったらその弦の感度を下げ、各弦間の音量差
が少なくなるように調節してください。
13.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
※ これらの設定は、ディバイデッド・ピックアップを新た
にベースに取り付けたときや、ディバイデッド・ピック
アップの高さを変更したときなどに必要です。一度正し
く設定してしまえば、その設定は電源を切っても保存さ
れています。以後は、演奏のたびに設定しなおす必要は
ありません。
※ VB-99 をより良い音色でご使用いただくため、チューニ
ングは正確に行ってください。
fig.01-190
7
3
2
1
7
[TUNER]を押します。チューナー 機能がオンに なりま
1.
す。
PAGE[ ][ ]を押してチューナー機能のモードを
2.
選びます。
TUNER 解説
MULTI MODE
SINGLE MODE
3.
ファンクション・ボタン([F5]、[F6 ])で、次の設定を
します。
設定したい機能のボタンまたはつまみを回して、設定値
を選んでください。
6 本の弦を同時に鳴らしてチューニングす
ることができます。
チューニングする弦だけを単音で鳴らして
チューニングすることができます。
このほかのパラメーターについて詳しくは『GK
SETTING (GK セッティング)』(P.145)をお読みく
ださい。
設定しない場合は、この操作は必要ありません。操作 4
に進んでください。
•
[F5](PITCH:435Hz 〜 445Hz)
基準ピッチを設定します。
※ 工場出荷時は、440Hz に設定されています。
※ KEY パラメーターで制御される COSM ベースの PITCH
SHIFT、HARMO、BEND やエフェクトの HARMONIST
は、この基準ピッチを参照しています。
23
第 1 章 音を出す
音色(パッチ)を切り替える
演奏時に音の高さの基準になる楽器(例えばピアノ)の
A4(ピアノでは鍵盤中央のラの音)の周波数のことです。
•
[F6](MUTE OFF、MUTE ON)
チューニング中に出力ジャックから音を出力する/しな
いを選びます。
設定値 解説
MUTE OFF チューニング中に音を出力します。
チューニング中に音を出力しません。
MUTE ON
4.
チューニングする弦を開放で弾きます。
5.
チューニングで合わせたい音名がディスプレイに表示さ
れるように弦をチューニングします。
※ 工場出荷時は、MUTE ON に設定
されています。
MULTI MODE のとき
fig.01-060d
パッチとは
VB-99 では、COSM BASS、COSM AMP とエフェクト
などの音色に関わる設定やパラメーターの設定を400種
類記憶しています。
この1つ1つの設定を「パッチ」と呼びます。
パッチを切り替えることで、一瞬で違う音色に変化させ
ることができます。
パッチ番号について
プレイ画面では、次のようにパッチ番号とパッチ名が表示さ
れます。
fig.01-060d
SINGLE MODE のとき
fig.01-060d
画面を見ながら、中央のインジケーターだけが点灯する
6.
ようにチューニングします。
操作 3 〜 5 を繰り返して、すべての弦をチューニングし
ます。
チューニングができたら、[TUNER]または[EXIT]を
7.
押します。
これで演奏の準備ができました。音を出
してみましょう。
パッチには、ユーザー・パッチとプリセット・パッチがあり
ます。
ユーザー・パッチ(1 〜 200)
200 個のパッチが用意されています。音色を自由に変更して
保存することができます。
プリセット・パッチ(201 〜 400)
200 個のパッチが用意されています。音色を変更することは
できますが、保存することはできません。変更した音色を保
存しておきたい場合はユーザー・パッチに保存してください。
24
第 1 章 音を出す
電源を切ると、「NOW SHUTDOWN...」というメッ
セージが表示されます。このとき、VB-99 は現在の
設定をメモリーに保存しています。メッセージが消
えるまで AC アダプターを抜かないでください。
第1章
PATCH/VALUE ダイヤルで切り替
える
連続的にパッチを切り替えることができます。
1.
プレイ画面になっていることを確認します。
プレイ画面以外になっているときは[EXIT]を数回押します。
PATCH/VALUE ダイヤルを回して、パッチを切り替えま
2.
す。
fig.01-230
2
右に回すと次の番号のパッチに切り替わり、左に回すと
前の番号のパッチに切り替わります。
電源を切る
電源を切る前に、次のことを確認します。
1.
本体および接続しているアンプなどの音量が最小に
•
なっていますか?
ベース・アンプ(パワー・アンプ)などの電源をオフに
2.
します。
3.
[POWER]を押して VB-99 の電源をオフにします。
fig.01-230
25
第 2 章 音を作る
ここではまず VB-99 の内部構成を説明します。
COSM BASS(COSM ベー
● COSM ベース
様々なベース・ギターの音色をモデリングで作り出すことが
できます。それはエレクトリック・ベースやアコースティッ
ク・ベースだけではなく現存しないベース・ギターやシンセ・
サウンド、エレクトリック・ギターにまでおよびます。また、
それらの処理は全てディバイデッド・ピックアップから送ら
れてきた各弦独立の信号から作り出されますので、ベース・
ギター独特の奏法やピッキングのニュアンスを残したまま演
奏することができます。
VB-99 はこの COSM ベースが 2 種類設定できるので、あた
かも全く異なる 2 本のベース・ギターを瞬時に持ち替えたり、
同時に演奏したかのような音作りができます。
● COSM アンプ
ベース・アンプの回路やスピーカーの特性をそのままモデリ
ングしますので、歪み方やトーン・コントロールの動作まで
まさに本物のアンプと同じ振る舞いをします。プリアンプと
スピーカー・キャビネットは自由に組み合わせることができ、
さらにスタジオでのマイキングまでもモデリングすることが
できます。VB-99 にはこの COSM アンプが 2 系統搭載され
ていますので、2 つの COSM ベースに別々のアンプ処理を行
うことができます。
ス)の音色を設定する
[COSM BASS]を押します。
1.
PAGE[ ]を数回押して 1 ページを表示します。
2.
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで、COSM BASS のオ
3.
ン/オフを切り替えます。
4.
[F2](SELECT)または F2 つまみで、COSM BASS のモ
デリング・タイプを選びます。
5.
[F3](SELECT)または F3 つまみで、COSM BASS のタ
イプを選びます。
PAGE[ ]を押します。
6.
●ポリ・エフェクト
各弦独立に効果をかけることができる VB 独特のエフェクト
です。2 つの COSM ベースのどちらかを選択して効果をかけ
ることができます。
●エフェクト
BOSS の GT-10B クラスのマルチ・エフェクトが 2 系統搭載
されています。2 つの COSM ベースそれぞれに独立して効果
をかけることができます。
●ミキサー
2 つのCOSMベースの音を自由にミックスできるほか、MAIN
OUT と SUB OUT それぞれに異なるベースを出力することも
できます。さらに DYNAMIC 機能を使うと演奏の強弱で 2 つ
の COSM ベースを切り替えることができます。またこのミキ
サー部にもディレイ/リバーブとイコライザーが用意されて
おり、パッチの音全体の音色を調整することが可能です。
※ PAGE[ ]を押すたびに、次のパラメーター設定画面
に移動します。
7.
調節したいパラメーターを、[F1]〜[F6]または F1 〜
F6 つまみで調節します。
8.
好みの音になるまで、パラメーターを調節します。
各パラメーターについての詳細は『COSM BASS
(COSM ベース)』(P.96)をお読みください。
9.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
26
第 2 章 音を作る
ベースのダイレクト音をワン
タッチで出力する
(BASS DIRECT)
BASS DIRECT をオンにすると、ベースのダイレクト音をワ
ンタッチで出力することができます。
ベースのダイレクト音+シンセ・ベース・サウンドのような、
ベースのダイレクト音に、COSM ベー ス /エ フ ェク ト /
COSMアンプの音を重ねたサウンド・メイキングが可能です。
[BASS DIRECT]を押して、オフ(消灯)/オン(点灯)を
切り替えます。
BASS DIRECT はパッチごとに記憶することができます。
Bass with
GK-3B
Normal
Bass
DIVIDED PU
NORMAL PU
MAIN
SUB
MAIN OUT
PHONES
SUB OUT
ノーマル・ピックアップ音に
COSM AMP(COSM アンプ)
の音色を設定する
[COSM AMP]を押します。
1.
PAGE[ ]を数回押して 1 ページを表示します。
2.
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで、COSM AMP のオン
3.
/オフを切り替えます。
4.
[F2](SELECT)または F2 つまみで、COSM AMP のタイ
プを選びます。
5.
PAGE[ ]を押します。
第2章
COSM アンプやエフェクトをか
ける
COSM BASS SW をNORMAL PUにすると、COSM ベー
スの代わりに、ベースのノーマル・ピックアップ音を使って
COSM アンプやエフェクトをかけることができます。
OFF
DIVIDED PU
NORMAL PU
ON
NORMAL PU
COSM BASS
SW
FX、COSMAMPへ
※ PAGE[ ]を押すたびに、次のパラメーター設定画面
に移動します。
調節したいパラメーターを、[F1]〜[F6]または F1 〜
6.
F6 つまみで調節します。
7.
好みの音になるまで、パラメーターを調節します。
各パラメーターについての詳細は『COSM AMP
(COSM アンプ)』(P.128)をお読みください。
8.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
27
第 2 章 音を作る
エフェクトを設定する
POLY FX(ポリ・エフェクト)
※ POLY FX は CH Aまたは CH B のどちらかでしか使用で
きません。
使用したい A または B の[POLY FX]を押します。
1.
PAGE[ ]を数回押して 1 ページを表示します。
2.
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで、POLY FX のオン/
3.
オフを切り替えます。
4.
[F2](SELECT)または F2 つまみで、POLY FX のタイプ
を選びます。
5.
[F3](A/B)または F3つまみで、POLY FX を使用するチャ
ンネルを切り替えます。
PAGE[ ]を押します。
6.
FX(エフェクト)
エフェクトの設定を行います。
1.
[FX]を押します。
F1 〜 F6 つまみでオン/オフを切り替えます。
2.
※ PAGE[ ][ ]を押すと、他のエフェクト選択画面
に移動します。
オンにしたエフェクトは、[FX]を押すたびに一括して
オフ(消灯)/オン(点灯)することができます。
[F1]〜[F6]を押して、設定 したいエ フェクトを 選び
3.
ます。
4.
調節したいパラメーターを、[F1]〜[F6]または F1 〜
F6 つまみで調節します。
※ PAGE[ ]を押すと、次のパラメーター設定画面に移
動します。
※ PAGE[ ]を押すたびに、次のパラメーター設定画面
に移動します。
7.
調節したいパラメーターを、[F1]〜[F6]または F1 〜
F6 つまみで調節します。
8.
好みの音になるまで、パラメーターを調節します。
各パラメーターについての詳細は『POLY FX(ポリ・
エフェクト)』(P.108)をお読みください。
9.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
5.
好みの音になるまで、パラメーターを調節します。
各パラメーターについての詳細は『FX(エフェクト)』
(P.111)をお読みください。
6.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
28
第 2 章 音を作る
エフェクトやアンプの接続順序
を入れ替える(CHAIN)
エフェクトやCOSMアンプの接続順序を自由に設定すること
ができます。
[CHAIN]を押します。
1.
チェイン画面が表示されます。
※ エフェクトや COSM アンプがオフの場合は OFF と表示
されます。
[F1](A/B)で、接続順序を変えたいチャンネルを選び
2.
ます。
[F2]( SEL)[F3](SEL )で、移動したいエフェ
3.
クトまたは COSM アンプ/ COSM ベース/ノーマル・
ピックアップを選びます。
選ばれたエフェクトにおける出力レベルが、画面の右上
に表示されます。
[F4]( ←MOVE)[F5](MOVE →)または PATCH/VALUE
4.
ダイヤルで、挿入したい位置に移動します。
さらに接続順序を変えるには、操作3〜4を繰り返します。
5.
※ 接続順序の設定中でも、エフェクトまたは COSM アンプ
のオン/オフを切り替えることができます。エフェクト
または COSM アンプを選んでいる状態で[F6]を押す
とオン/オフが切り替わります。
演奏する曲のテンポとキー(調)
を設定する
演奏する曲のテンポとキー(調)の設定を行います。ディレ
イ・タイムやレートを曲のテンポで指定したい場合(音符で
指定)や HARMONY を使用する場合に設定します。
テンポを設定する
1.
[NAME/KEY/BPM]を押します。
[F3](BPM)を押します。
2.
3.
[F1](TAP)を曲のテンポ(4 分音符)でたたくか、F1
つまみでテンポを調節します。
※ 調節したテンポや、MIDI SYNC でパッチ・パラメーター
をコントロールする場合は、各エフェクトのパラメー
ターを BPM 〜 BPM に設定してください。
BPM(beats per minute)とは、1 分間あたりの 4 分音
符の拍数を表わします。
第2章
6.
[EXIT]を押して、プレイ画面に戻ります。
7.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
MIDI SYNC を行う場合は、SYNC CLOCK パラメー
ターを AUTO(USB)、AUTO(MIDI)、AUTO
(RRC2)のいずれかに設定してください。詳しくは、
『外部機器からの MIDI クロックに同期させる』(P.58)
をご覧ください。
タップ入力をする場合は、4 分音符を基準にして、変更
したい速さで[F1](TAP)を 2 回以上たたきます。テ
ンポが自動的に計算され、たたく間隔に対応したテンポ
に変更されます。
4.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
29
第 2 章 音を作る
キーを設定する
[NAME/KEY/BPM]を押します。
1.
[F2](KEY)を押します。
2.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、曲のキーを設定し
3.
ます。
※ ここで設定したキーに従って、COSM ベースの PITCH
SHIFT、HARMO、BEND やエフェクトの HARMONIST
が動作します。
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
4.
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
COSM ベースとノーマル・ピッ
クアップの音をミックスする
COSM ベースでは、ディバイデッド・ピックアップとノーマ
ル・ピックアップを使った音作りが可能です。
音量バランスを設定する
[COSM BASS]を押します。
1.
2.
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで、COSM BASS SW
をオンにします。
COSM BASS SW をオ フに すると、ノ ーマル・ピ ック
アップ音と COSM ベース音は鳴りません。
PAGE []を数回押して、MIX LEVEL 画面を表示しま
3.
す。
F1、F2 つまみを回して、COSM ベース音とノーマル・ピッ
4.
クアップ音のバランスを設定します。
F1 つまみ
COSM ベースの音量を調節します。POLY FX がオンの
ときは、POLY FX を通った後の音量になります。
F2 つまみ
ノーマル・ピックアップの音量を調節します。
5.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
30
第 2 章 音を作る
COSM ベース/ノーマル・ピック
アップ音の接続位置を設定する
[CHAIN]を押します。
1.
2.
[F2]( SEL)、[F3](SEL )で、COSM ベースま
たはノーマル・ピックアップ音の接続位置を示す矢印を
選択します。
[F4]( ←MOVE)、[F5](MOVE →)で、COSM ベースま
3.
たはノーマル・ピックアップ音の接続位置を移動させま
す。
4.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
チャンネル A とチャンネル B の
音色をミックスする(MIXER)
ブロック図についての詳細は『信号の流れ(シグナル・
フロー)』(P.15)をご覧ください。
各チャンネルの音量や定位を設定する
1.
[MIXER]を押します。
PAGE[ ]を押して、1 ページを表示します。
2.
このページでそれぞれのチャンネルの設定をします。
※ 2 ページ以降はミキサー部共通の設定になります。
3.
[F1]〜[F6]または F1 〜 F 6 つまみで、音量や定位を設
定します。
4.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
第2章
2 つのチャンネルをミックスする際に、片方のチャンネ
ルにチャンネル・ディレイを設定し 2 本のベース・サウ
ンドに時間差を設けることで、よりリアルなツイン・
ベースの音色を作ることができます。
各パラメーターについての詳細は『MIXER(ミキサー)』
(P.131)をご覧ください。
31
第 2 章 音を作る
ミックス・バランスを設定する
BALANCE つまみでチャンネル A、チャンネル B のミックス
バランスを設定することができます。つまみを操作するとバ
ランスの値が画面にしばらくの間ポップアップします。
※ このパラメーターは MIXER 画面の 2 ページで操作する
こともできます。
※ ダイナミック機能がオンになっていると、このつまみは
無視されます。
ディレイとリバーブを設定する
(DELAY/REVERB)
演奏の強弱で 2 つのチャンネルの
ミックスをコントロールする
(DYNAMIC)
演奏の強弱で 2 つのチャンネルのミックスをコントロールで
きます。
[DYNAMIC]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して、1 ページを表示します。
2.
[F1](OFF/ON)でダイナミック のオン/オフを 切り替
3.
えます。
4.
[F2](SELECT)でダイナミッ ク機能のタイプ を選びま
す。
5.
PAGE[ ]を押して、2 ページを表示します。
ミキサー部のディレイ/リバーブを設定します。
1.
[DELAY/REVERB]を押します。
PAGE[ ]を押して、1 ページを表示します。
2.
3.
[F1](OFF/ON)でディレイ、[F4](OFF/ON)でリバー
ブのオン/オフを切り替えます。
4.
[F1]〜[F6]または F1 〜 F 6 つまみで、各パラメーター
を設定します。
※ PAGE[ ]を押すたびに、次のパラメーター設定画面
に移動します。
好みの音になるまで、パラメーターを調節します。
5.
6.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
F1 〜 F5 つまみで、各パラメーターを設定します。
6.
7.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻し
ます。
各パラメーターについての詳細は『DYNAMIC(ダイナ
ミック)』(P.134)をご覧ください。
各パラメーターについての詳細は『DELAY/REVERB
(ディレイ/リバーブ)』(P.133)をご覧ください。
32
第 2 章 音を作る
パッチ全体の音量を設定する
(V-BASS LEVEL)
V-BASS LEVEL つまみでパッチ全体の音量を 設定すること
ができます。つまみを操作すると V ベース・レベルの設定値
が画面にしばらくの間ポップアップします。
※ このパラメーターは MIXER 画面の 2 ページで操作する
こともできます。
パッチ全体の音質を調節する
(TOTAL EQ)
パッチごとにミキサーを通った後の全体の音質を設定するこ
とができます。
[MIXER]を押します。
1.
2.
PAGE[] [] を押して、3 〜 4 ページを表示します。
パッチごとの出力信号とレベルを設
定する(OUTPUT)
パッチごとにVB-99の各出力端子から出る信号とレベルを設
定することができます。
[MIXER]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して、5 ページを表示します。
2.
[F2]〜[F5]または F2 〜 F5 つまみで、MAIN OUT、SUB
3.
OUT への出力信号とレベルを設定します。
設定できるパラメーターについての詳細は、『OUTPUT
(アウトプット)』(P.132)をご覧ください。
4.
PAGE[ ]を押して、6 ページを表示します。
5.
[F2]、[F3]または F2、F3つまみで、DIGITAL OUT への
出力信号とレベルを設定します。
6.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
第2章
3 ページの[F1](OFF/ON)で EQ のオン/オフを切り替
3.
えます。
[F1]〜[F6]または F1 〜F6 つまみで、音質を設定します。
4.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
5.
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
各パラメーターについての詳細は『TOTAL EQ(トータ
ル・イコライザー)』(P.131)をご覧ください。
できます。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[] []を押して、2 ページを表示します。
2.
3.
[F1](OUTPUT)を押します。
[F1](SELECT)または F1 つまみで、OUTPUT MODE
4.
パラメーターを SYSTEM に設定します。
MIXER 画面の値は無効になり、値に< >が付きま
す。
33
第 2 章 音を作る
パッチに名前をつける
(PATCH NAME)
作成したパッチに名前を付けることができます。
1.
[NAME/KEY/BPM]を押します。
[F1](NAME)を押します。
2.
3.
PAGE[ ][ ]で、文字を変更したい位置にカーソ
ルを移動します。
4.
PATCH/VALUE ダイヤルで、文字を選びます。
PATCH/VALUE ダイヤルを回し続けていくと、キャラク
ター・ガイドが大文字、小文字、数字、記号と自動的に
切り替わります。
パッチを保存する
(PATCH WRITE)
変更した音の設定は一時的なもので、他のパッチに切り替え
ると変更前の設定に戻ります。
変更した設定を保存するときは、ライト操作を行います。
パッチのコピーするときは、保存されているパッチを別
のパッチ番号に保存します。
[WRITE]を押します。
1.
ライト画面が表示されます。
2.
PATCH/VALUE ダイヤルを回して、保存先のパッチ番号
を選びます。
保存する場合は[WRITE]を押します。
3.
パッチが保存されると「NOW WRITING...」と表示され、
プレイ画面に戻ります。
[F1]〜[F6]を押すと、次のような便利な操作 ができ
ます。
ファンクション・
ボタン
[F1](INSERT) カーソル位置に空白が挿入されます。
[F2](DELETE) 消去して前詰めします。
[F3](SPACE) カーソル位置に空白を入力します。
[F4](A0!) 「英字」「数字」「記号」を切り替えます。
[F5](A<=>a)
[F6](CATGRY)
5.
3 〜 4 の操作を繰り返し、パッチ・ネームを作成します。
6.
設定したパラメーターを保存する場合は、ライト操作
(P.34)を行います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
解説
「英字(大文字)」「英字(小文字)」を切り
替えます。
現在のパッチにカテゴリーを設定します。
『パッチをグループ分けする(カテゴリー)』
(P.85)
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
34
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
※ この章で説明しているパラメーターは、ライト操作を行
わなくても保存されます。
ディバイデッド・ピックアップ
の設定をする
GK セッティングに名前をつける
(GK ネーム)
それぞれの GK セッティングに名前を付けておくことができ
ます。
VB-99 を 最適の 状態 で鳴ら すため には、ディ バイデ ッド・
ピックアップに関する設定(GK セッティング)を正しく設
定することが必要です。
それぞれの設定が終わったら[EXIT]を数回押してプレイ画
面に戻ってください。
セッティングを選ぶ
VB-99 では 10 種類の GK セッティングを記憶することがで
きます。VB-99 を演奏するベースが複数ある場合、それぞれ
のセッティングを入力しておくと、ベースを持ち替えたとき
でも素早く対応することができます。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F3](GK)を押して、GK SETTING 画面を表示させます。
4.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F6](NAME)を押します。
PAGE[ ][] 、[F1]〜[F5]、PATCH/VALUE ダ
4.
イヤルで、名前を設定します。
ファンクション・
ボタン
[F1](INSERT) カーソル位置に空白が挿入されます。
[F2](DELETE) 消去して前詰めします。
[F3](SPACE) カーソル位置に空白を入力します。
[F4](A0!) 「英字」「数字」「記号」を切り替えます。
[F5](A<=>a)
解説
「英字(大文字)」「英字(小文字)」を切り
替えます。
第3章
5.
[F4](SELECT)または F4 つまみを回して、GK セッティ
ング(1 〜 10)を選びます。
設定を記憶する GK セッティングを指定します。
※ この時点で[EXIT]を押してプレイ画面に戻ると、選ん
だ GK セッティングが有効になります。
※ SET MODE に PATCH が選ばれている場合は、パッチご
とに設定された GK セッティングが優先されます。詳し
くは『パッチごとに異なるベース・セッティングを使う
(セット・モード)』(P.39)をご覧ください。
35
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
6STR
4弦
4弦ベースの場合:
5弦ベースの場合:
6弦ベースの場合:
1弦
2弦
3弦
4STR-2 4STR-1 4STR-3
5STR Lo2
5STR Lo1 5STR Hi2 5STR Hi1
4弦
1弦
2弦
3弦
LowB
弦
4弦
1弦
2弦
3弦
LowB
弦
4弦
1弦
2弦
3弦
HiC弦
HiC弦
ディバイデッド・ピックアップのタイ
プを選ぶ(GK ピックアップ・タイプ)
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページを表示します。
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、ピックアップ・タ
イプを選んでください。
設定値 解説
GK-3B GK-3B を指定します。
GK-2B GK-2B を指定します。
PIEZO
PIEZO G
PIEZO R RMC 社製ピエゾ・ピックアップに適します。
※ どのピエゾ・タイプのパラメーターが適しているかわか
らない場合は、演奏しながら、自然に聴こえるピエゾ・
タイプのパラメーターを選んでください。
※ ピエゾ・タイプのピックアップとは、ベースのブリッジ
部分に取り付けられた、圧電素子を利用して弦振動を抽
出するタイプのピックアップのことをいいます。
GK PU TYPE に PIEZO、PIEZO G または PIEZO R を
選ぶと、さらに高音域や低音域の音質を調節すること
ができます。必要に応じて調節してください。
フラットな特性のピエゾ・ピックアップに適します。
GRAPH TECH 社製ピエゾ・ピックアップに適します。
ベースのスケールを入力する
(ベース・スケール)
ベース本体のスケール長(ブリッジからナットまでの長さ)
を設定します。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページを表示します。
F4つまみでお使いのベースのスケール長を設定してくだ
3.
さい。[F4]を押すと LONG JB/PB がセットされます。
設定値 解説
710 〜 940mm,
SHORT(760mm)、
MEDIUM(812mm)、
LONG JB/PB(864mm)、
EXTRA LONG(914mm)
ディバイデッド・ピックアップ
お使いのベースのスケール長を設定し
ます。
の配置
を選択する
(GK ピックアップ・ポジション)
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページを表示します。
F5 つまみでお使いのベースへのディバイデッド・ピック
3.
アップの取り付け位置を選んでください。
[F2](LOW)つまみまたは[F3](HIGH)つまみで、高
4.
音域や低音域の音質を調整します。
パラメーター
/設定値
PIEZO TONE LOW(ピエゾ・トーン・ロー)
-10 〜 +10 低音域を調節します。
PIEZO TONE HIGH(ピエゾ・トーン・ハイ)
-10 〜 +10 高音域を調節します。
36
解説
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
ディバイデッド・ピックアップとノー
マル・ピックアップの位相を合わせる
(GK ピックアップ・フェイズ)
COSM ベースの音とノーマル・ピックアップの音をミックス
したとき、音色に独特のクセが出る場合があります。その際
はこのパラメーターを操作し、COSM ベースの位相を切り替
えてください。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 3 ページを表示します。
[F1](SELECT)または F1 つまみで、位相を選んでくだ
3.
さい。
設定値 解説
NORMAL 位相をそのままにします。
INVERS 位相を反転します。
ディバイデッド・ピックアップの取
り付け方向を設定する
(GK ピックアップ・ディレクション)
DOWN/S1, UP/S2 スイッチの配
置を設定する(S1, S2 ポジション)
ディバイデッド・ピックアップが内蔵されているベースでは、
DOWN/S1, UP/S2 スイッチの配置がディバイデッド・ピッ
クアップと逆になっている場合があります。動作を合わせる
場合に設定してください。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 3 ページを表示します。
[F3](SELECT)または F3 つまみで、配置を選んでくだ
3.
さい。
設定値 解説
NORMAL スイッチをそのままにします。
REVRSE
DOWN/S1 スイッチと UP/S2 スイッチを
入れ替えます。
第3章
※ ディバイデッド・ピックアップの取り付け方向が Hi C 弦側
と Low B 弦側が逆になっている場合、この設定を行って
ください。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
SETTING を選択します。
PAGE[ ][ ]を押して 3 ページを表示します。
2.
3.
[F2](SELECT)または F2 つまみで、ピックアップの方
向を選んでください。
設定値 解説
NORMAL
REVRSE ネック側からケーブルが出る配置です。
ブリッジ側からケーブルが出る配置です。
通常はこの設定でお使いください。
NORMAL REVERSE
HiC弦
1弦
2弦
3弦
4弦
LowB
弦
37
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
ディバイデッド・ピックアップとブ
リッジの距離を設定する
(ピックアップ <--> ブリッジ)
ディバイデッド・ピックアップからブリッジのサドルまでの
距離を弦ごとに設定します。
※ GK TYPE が PIEZO に設定されている場合、設定する必
要はありません。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
1.
SETTING を選択します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 4 ページを表示します。
3.
[F1]〜[F6]または F1 〜 F6 つまみで、Hi C 〜 Low B 弦
の距離をそれぞれ設定します。
設定値 解説
ディバイデッド・ピックアップとブリッジ
0.0 〜 50.0mm
の距離をそれぞれ設定します。
GK PU TYPE が PIEZO に設定されている
場合、設定値は無効になります。
HiC弦
1弦
2弦
3弦
4弦
LowB
弦
弦ごとに感度を調節する
(センシティビティー)
弦ごとにディバイデッド・ピックアップの感度を調整します。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 5 に従って、GK
SETTING を選択します。
PAGE[ ]を押して 5 ページを表示します。
2.
F1 〜 F6 つまみで、感度を調節します。
3.
各弦を実際の演奏で一番強く弾いたときの感覚で弾き、メー
ターが振り切れないぎりぎりの位置になるように感度を設定
します。
※ レベル・メーターの右端の大きなセグメントが表示され
る場合はレベル・オーバーです。感度設定を下げてくだ
さい。
※ [F1]〜[F6]を押すと、各弦の SENS を 65 に初期化
します。
※ お使いのベースによっては、感度を最低にしても、レベ
ル・メーターが振り切れてしまう場合があります。この
ようなときには、ディバイデッド・ピックアップと弦と
の間隔を、規定よりもやや広めになるように調節してく
ださい。
4.
Low B 〜 Hi C 〜弦を通常の強さで弾き、特に大きい音で
鳴る弦があったら、その弦の感度を下げ、各弦間の音量
差が少なくなるように調節してください。
38
弦
設定値 解説
0〜100
ブリッジ ピックアップ
ディバイデッド・ピックアップ入力感度を
それぞれ設定します。
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
ディバイデッド・ピックアップを使
用するかどうかを設定する
(GK コネクト)
VB-99 では、BASS INPUT 接続のみでも COSM BASS と
POLY FX 以外の機能(COSM アンプ、エフェクト、チュー
ナー等)が使えるように、GK 接続がされているかどうかを
自動判別し、内部設定を切り替える機能を装備しています。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 3 に従って、GK
1.
SETTING 画面を表示します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F1](SELECT)または F1つまみで設定します。
設定値 解説
AUTO
OFF
ON 常に GK 接続用の設定になります。
※ 通常は、AUTO(初期値)でお使いください。GK-3B 以
外のディバイデッド・ピックアップをお使いの場合など
で、自動判定が正しく動作しない場合には、[F1]
(SELECT)またはF1つまみで、設定を変更してください。
GK 接続を自動判定し、内部設定を切り替え
ます。
常に BASS INPUT 接続用の設 定になりま
す。
GK ボリューム、DOWN/S1, UP/
S2 の機能を切り替える
(GK ファンクション)
GK-3B の GK ボリュームや DOWN/S1、UP/S2 スイッチの
機能を設定します。
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 3 に従って、GK
1.
SETTING 画面を表示します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
[F2](GK FUNC)を押します。
3.
4.
[F1](SELECT)、F1 つまみまたは[F6](SELECT)、F6
つまみで割り当てたいパラメーターを設定します。
割り当てることのできるパラメーターについて詳しくは、
『GK VOL(GK ボリューム)』(P.145)、『GK S1, S2(GK
S1, S2 スイッチ)』(P.145)をご覧ください。
※ GK ボリューム、DOWN/S1、UP/S2 に対してパッチご
とに機能を割り当てたい場合は ASSIGNABLE に設定し
てください。それ以外の設定ではパッチでのアサイン設
定は無視されます。
※ この設定は、[SYSTEM](CTL)での GK VOL、GK S1,
S2 での設定と同じものです。
第3章
パッチごとに異なるベース・セッ
ティングを使う(セット・モード)
VB-99 全体でひとつの GK SETTING を使うか、パッチごと
に GK SETTING を指定できるようにするかを選択します。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.35)の手順 1 〜 3 に従って、GK
SETTING 画面を表示します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
[F3](SELECT)または F3つまみで、設定を選んでください。
3.
設定値 解説
ここで設定した GK SETTING を VB-99 全
SYSTEM
PATCH
体で使用します。出荷時の設定はこちらに
なっています。
パッチごとに GK SETTING を指 定できま
す。各パッチで設定を変更したら、ライト
操作をしてください。使うパッチによって
複数のベースを持ち替えながら演奏すると
きはこの設定を使用してください。
39
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
使用環境に合わせて全体の音色
を調整する(グローバル/アウ
トプット・セレクト)
VB-99 には、機器全体の音色を総合的に調節する機能を備え
ています。これを「グローバル機能」といいます。グローバ
ル機能を利用すると、各パッチに設定されている内容はその
ままで、使用する機材やスタジオ、ステージなどの周辺環境
に合わせたトータルな音色調整を短時間で行うことができま
す。
セッティングを選ぶ
VB-99 ではグローバル機能の設定を 10 種類(1 〜 10)記憶
することができます。
それぞれの入力が終わったら[EXIT]を数回押してプレイ画
面に戻ってください。
1.
[GLOBAL]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
グローバル画面が表示されます。
設定に名前をつける
各セッティングには、最大 8 文字までの名前(ネーム)をつ
けることができます。使用する機材や環境をイメージする名
前など、好みに応じて名前をつけることができます。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
[F3](NAME)を押します。
2.
PAGE[][] 、[F1]〜[F5]で、名前を設定します。
3.
ファンクション・
ボタン
[F1](INSERT) カーソル位置に空白が挿入されます。
[F2](DELETE) 消去して前詰めします。
[F3](SPACE) カーソル位置に空白を入力します。
[F4](A0!) 「英字」「数字」「記号」を切り替えます。
[F5](A<=>a)
解説
「英字(大文字)」「英字(小文字)」を切り
替えます。
[F1](SELECT)または F1 つまみで、SETTING 1 〜 10 の
3.
いずれかを選びます。
接続する機器の種類を設定する
(アウトプット・セレクト)
VB-99は出力の特性を接続する機器の特性に合わせることが
できます。この設定により接続機器による音質の差を最小限
に抑えることができます。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
2.
[F4]または F4 つまみで、MAIN OUT ジャックに接続す
る機器の種類を設定します。
設定値 解説
AMP WITH
TWEETER
AMP NO
TWEETER
LINE/PHONES
ツイーター付きのベース・アンプに接続する場
合の設定です。
ツイーターの付いていないベース・アンプに接
続する場合の設定です。高域が補正されます。
ヘッドホンを使用するとき、PA システムに直
接接続するとき、または MTR に接続 してレ
コーディングをする場合の設定です。
40
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
全体の音色を調節する
(グローバル EQ)
MAIN OUT、SUB OUT のそれぞれに 4 バンドの EQ が用意
されています。
EQ(MAIN)は MAIN OUT に、EQ(SUB)は SUB OUT
に効果がかかります。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
2.
PAGE[] [ ]を押して 2 〜 5 ページを表示します。
3.
[F1]〜[F6]または F1 〜F6 つまみで、音質を調節します。
パラメーター
/設定値
MAIN EQ(メイン・イコライザー)、
SUB EQ(サブ・イコライザー)
高域、低域の 4 バンドのイコライザーを備えています。
MAIN EQ SW(メイン・イコライザー・スイッチ)、
SUB EQ SW(サブ・イコライザー・スイッチ)
OFF, ON イコライザーのオン/オフを設定します。
TOTAL GAIN(トータル・ゲイン)
-12 〜 +12dB イコライザー通過前の音量を調節します。
LOW GAIN(ロー・ゲイン)
-12 〜 +12dB 低音域の音質を調節します。
HIGH GAIN(ハイ・ゲイン)
-12 〜 +12dB 高音域の音質を調節します。
LOW MID FREQ(ロー・ミドル・フリケンシー)
20Hz 〜 10.0kHz
LOW MID Q(ロー・ミドル Q)
0.5 〜 16
LOW MID GAIN(ロー・ミドル・ゲイン)
-12 〜 +12dB 中低域の音質を調節します。
HIGH MID FREQ(ハイ・ミドル・フリケンシー)
20Hz 〜 10.0kHz
HIGH MID Q(ハイ・ミドル Q)
0.5 〜 16
HIGH MID GAIN(ハイ・ミドル・ゲイン)
-12 〜 +12dB 中高域の音質を調節します。
解説
LOW MID GAIN で調節するときの中心周波数を
設定します。
LOW MID FREQ で設定された周波数を中心に EQ
のかかる範囲を調節します。値を大きくするほど
範囲は狭くなります。
HIGH MID GAIN で調節するときの中心周波数を
設定します。
HIGH MID FREQで設定された周波数を中心に EQ
のかかる範囲を調節します。値を大きくするほど
範囲は狭くなります。
ノイズ・サプレッサーの効き全体を
コントロールする
(トータル・ノイズ・サプレッサー)
各パッチで設定されているエフェクトのノイズ・サプレッ
サーのスレッショルド・レベル全体をコントロールします。
接続するベースが変わったときや演奏会場でのノイズの量に
より調節すると効果的です。各パッチの設定には影響しませ
ん。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
PAGE[ ]を押して 6 ページを表示します。
2.
F1 つまみで調節します。
3.
-20dB 〜 +20dB
各パッチに設定されているノイズ・サプレッサーのス
レッショルド・レベルを調節します。
※ ノイズ・サプレッサーをオフにしているパッチでは効果
がありません。
※ 各パッチに設定されている内容で使用する場合は、0dB
に設定してください。
第3章
41
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
リバーブ量全体をコントロールする
(トータル・リバーブ)
各パッチで設定されているリバーブ・レベル全体をコント
ロールします。演奏会場の残響に合わせて調節すると効果的
です。各パッチの設定には影響しません。
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
PAGE[ ]を押して 6 ページを表示します。
2.
F2 つまみで調節します。
3.
0% 〜 200%
各パッチに設定されているリバーブ・レベルを調節しま
す。
※ リバーブをオフにしているパッチでは効果がありませ
ん。
※ 各パッチに設定されている内容で使用する場合は、
100% に設定してください。
SUB OUT コネクターからの出力レ
ベルをコントロールする(サブ・ア
ウト・レベル)
1.
『セッティングを選ぶ』(P.40)の手順1〜3に従って、セッ
ティングを選択します。
2.
PAGE[ ]を押して 6 ページを表示します。
F3 つまみでレベルを調節します。
3.
0% 〜 200%
各パッチに設定されている出力レベルを調節します。
GK ボリュームやスイッチ、ペ
ダルの機能をシステム共通で設
定する(システム・コントロー
ル・アサイン)
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
[F4](CTL)を押します。
3.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
4.
5.
[F2](SEL )、[F3](SEL )または F2 つまみ、F3 つ
まみで GK VOL 〜 FC-300 CTL8 のいずれかを選択し、
[F5](SELECT)または F5 つまみでアサインしたい(割
り当てたい)機能を選択します。
設定値 解説
OFF
ASSIGNABLE
(PATCH)
各コントローラーに対してパッチごとに機能を割り当て
たい場合は ASSIGNABLE(PATCH)に設定してくださ
い。ASSIGNABLE(PATCH)に設定したときは『スイッ
チやペダル、MIDI で音色をコントロールする (コント
ロール・アサイン)』(P.77)によって、パッチごとに設
定された割り当てに従います。
※ ASSIGNABLE(PATCH)以外の設定では、パッチでの
アサイン設定は無視されます。
指定のコントローラーには何も機能は割り
当てられません。
各パッチに設定されたコントロール・アサ
インに従います。
※ 各パッチに設定されている内容で使用する場合は、
100% に設定してください。
42
アサインの対象となるコントローラーは『操作子』
(P.146)、上記表の OFF、ASSIGNABLE(PATCH)以外に
アサイン可能なパラメーターは『割り当て可能なパラメー
ター』(P.147)をご覧ください。
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
パッチ呼び出し時に外部ペダル
や GK ボリュームなどの値を反
映する(アサイン・ホールド)
パッチを切り替えたとき、コントローラー(エクスプレッショ
ン・ペダル、FC-300 のエクスプレッション・ペダル、コン
トロール・ペダルなど)の現在の状態をパッチに反映するか
しないかを設定します。
※ コントロール・アサインの SW MODE が LATCH(スイッ
チを押すたびに最小値と最大値が切り替わる動作)の場
合には、アサイン・ホールドの処理は行われません。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F4](CTL)を押します。
ファンクションつまみの機能を
システム共通で設定する
(システム・ダイレクト・エディット)
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
[F4](CTL)を押します。
3.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページを表示します。
4.
CONTROL 画面が表示されます。
第3章
4.
PAGE[ ]を押して 2 ページを表示します。
CONTROL 画面が表示されます。
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで、アサイン・ホール
5.
ド機能のオン/オフを選びます。
設定値 解説
パッチ呼び出し時に、各操作子の値(位置)
ON
OFF
を反映し、その値(位置)での音色になり
ます。
パッチ・ライト時の値のままパッチを呼び
出します(各操作子の現在の値を無視しま
す)。
5.
[F2](SELECT)または F2つまみで DIRECT EDIT パラ
メーターを SYSTEM に設定します。
各つまみに対してパッチごとに機能を割り当てたい場合
は PATCH に設定してください。PATCH に設定したと
きは『プレイ中にファンクションつまみで音色を変化さ
せる (ダイレクト・エディット)』(P.76)に よって、
パッチごとに設定された割り当てに従います。
6.
[ ]を 押し て設 定した いつ まみ のペー ジに 移動 しま
す。
つまみに割り当てたいパラメーターを[F1]〜[F6]ま
7.
たは F1 〜 F6 つまみで選びます。
F1(F4)で大まかな分類を絞り込み、F2(F5)、F3
(F6)の順で更に絞り込むことで素早く目的のパラメー
ターを選択することができます。
43
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
切り替え可能なパッチを限定する
(パッチ・エクステント)
切り替え可能なパッチの上限と下限を設定することにより、
必要なパッチだけが選べるようになります。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE []を押して、3 ページを表示します。
2.
[F1](MISC)を押します。
3.
4.
[F3](FROM)を押します。
PATCH/VALUE ダイヤル、[F3](FROM)または F3 つま
5.
みで、パッチの下限を設定します。
画面のコントラストを調節する
VB-99 では、電源を入れた直後や長時間使用したあと、設置
条件などによって、LCD 画面の文字やアイコンが見づらくな
る場合があります。このようなときは、コントラストを調節
してください。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
[F1](LCD)を押します。
3.
4.
F1 つまみを回して、コントラストを調節します。
6.
[F4](TO)を押します。
PATCH/VALUE ダイヤル、[F4](TO)または F4 つまみ
7.
で、パッチの上限を設定します。
※ この設定は、以下のときに有効です。
PATCH/VALUE ダイヤルで操作したとき
•
•
コントロール・スイッチなどでパッチの切り替え操作し
たとき
•
システム・コントロール・アサイン(P.42)で、FC300 のコントロール・スイッチまたはエクスプレッショ
ン・ペダル・スイッチに PATCH SELECT INC または
PATCH SELECT DEC をアサインして操作したとき
これ以外のFC-300 の操作や外部MIDI機器による操作に
は影響しません。
44
出力信号とレベルを設定する
(システム・アウトプット)
VB-99の各出力端子(MAIN OUT、SUB OUT、DIGITAL OUT)
から出る信号とレベルを設定します。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ] []を押して、2 ページを表示します。
2.
[F1](OUTPUT)を押します。
3.
第 3 章 機器全体の設定(SYSTEM)
第3章
4.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、OUTPUT MODE パ
ラメーターを SYSTEM に設定します。
※ PATCH に設定すると、『パッチごとの出力信号とレベル
を設定する(OUTPUT)』(P.33)で設定された値が有効
になります。SYSTEM 画面の値は無効になり、値に
< >が付きます。
5.
PAGE[ ][] 、[F1]〜[F6]またはF1 〜 F 6 つま
みで、各出力端子への出力信号とレベルを設定します。
設定できるパラメーターについての詳細は、『OUTPUT(ア
ウトプット)』(P.150)をご覧ください。
45
第 4 章 FC-300 と組み合わせて使う
FC-300(別売)と接続することで
•
パッチの切り替え
•
FC-300 ディスプレイへのパッチ名表示
FC-300 のペダルによる、音色コントロール(コント
•
ロール・アサイン)
•
VB-99 TUNER 使用時の、FC-300 ディスプレイへの
チューナー表示
•
FC-300 アンプ・コントロールの ON / OFF
ができます。
RRC2 による接続
VB-99 と FC-300 は付属の RRC2 ケーブルで接続してくだ
さい。
FC-300 に関する設定
VB-99 と FC-300 を RRC2 ケーブルで接続したら、必要に
応じて以下の設定を行ってください。
FC-300 のコントロールの設定
FC-300 のコントロール方法を設定します。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
RRC2 とは
RRC2 とは1本のケーブルで双方向通信と電源供給を行
うローランドの規格です。接続には付属の RRC2 ケーブ
ルのほか、市販の LAN ケーブルが使用できます。
VB-99のRRC2 INコネクターはFC-300のRRC2 OUTコ
•
ネクター以外とは絶対に接続しないでください。LAN
やその他同型のモジュラー・ジャック(RJ45)を使用
した他の機器と接続した場合、VB-99 や接続先の機器
の故障の原因となる場合があります。
RRC2 ケーブルは、確実に奥まで差し込んでください。
•
•
RRC2 ケーブルには強い力を加えないでください。
RRC2 ケーブルとして、市販の LAN を使う場合は、以下
•
の仕様を満たすケーブルをお使いください。
● カテゴリー 5(Cat5)以上
● 長さ 15 メートル以内
● ストレート接続用ケーブル
※ クロスオーバー・ケーブルは使用できません。
3.
[F5](FC-300)を押します。
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで SYS EX MODE を設
4.
定します。
設定値 解説
FC-300 が接続されると、自動的に FC-300 をシステ
ム・エクスクルーシブ・モードに切り替えます。通常
ON
OFF
※ プレイ画面に戻らないと FC-300 は動作しません。
はこちらを選んでください。
VB-99 と FC-300 のデバイス ID が一致していなくて
もコントロールすることができます。
モードの自動切り替えを行いません。
FC-300 を システム・エクスクルー シブ・モード以外
のモードで使用する場合は OFF に設定してください。
46
第 4 章 FC-300 と組み合わせて使う
パッチ切り替えのタイミングを設定する
FC-300 で ペダルを踏んだときの、パッチが切り替わる
タイミングを設定します。
1.
[SYSTEM]を押します。
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
3.
[F5](FC-300)を押します。
[F2](SELECT)またはF2 つまみで BANK CHANGE を設
4.
定します。
設定値 解説
IMMEDIATE
WAIT NUM
FC-300 で ペダルが踏まれると、ただ
ちにパッチが変更されます。
FC-300 で ペダルを踏まれても
NUMBER が決定されるまでパッチは変更
されません。
FC-300 から VB-99 のチュー
ナーを起動する
(クイック・チューナー)
FC-300 のナンバー・ペダルの操作で、チューナー機能のオ
ン/オフをできるようにします。
※ クイック・チューナー機能は、プレイ画面でのみ有効で
す。
※ クイック・チューナー機能は、FC-300 の MODE を SYS
EX にしているときのみ有効です。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
3.
[F5](FC-300)を押します。
[F3](SELECT)または F3 つまみで QUICK TUNER を設
4.
定します。
設定値 解説
OFF クイック・チューナー機能は動作しません。
クイック・チューナー機能が動作します。
ON
現在選ばれている FC-300 のナンバー・ペ
ダルを再度踏むたびに、VB-99 の チュ ー
ナー機能のオン/オフが切り替わります。
第4章
※ プレイ画面に戻らないと FC-300 は動作しません。
47
第 4 章 FC-300 と組み合わせて使う
FC-300 アンプ・コントロール
の設定
FC-300 の AMP CTL 1、AMP CTL 2 パラメーターのオン/オフを
設定します。
ベース・アンプのチャンネル切り替えジャックと、FC-300 の AMP
CONTROL 1 ジャック(AMP CONTROL 2 ジャック)を接続して
おけば、VB-99 の AMP CTL1(AMP CTL2)パラメーターの操作
でベース・アンプのチャンネル切り替えができます。
PATCH/VALUE ダイヤルで設定したいパッチを選びます。
1.
[NAME/KEY/BPM]を押します。
2.
[F4](AMP CTL)を押します。
3.
4.
[F1]、[F2]または F1、F2 つまみで AMP CTL1、AMP
CTL2 の ON/OFF を設定します。
設定値 解説
OFF
ON
FC-300 の AMP CTL1、AMP CTL2 パラ
メーターをオフにします。
FC-300 の AMP CTL1、AMP CTL2 パラ
メーターをオンにします。
アンプ・コントロールは、アンプのチャンネル切り替え
だけでなく、外部エフェクターのエフェクト・オン/オ
フといったフットスイッチでコントロールするものにも
使用可能です。
48
第 5 章 MIDI を使う
MIDI について
MIDI とは、Musical Instrument Digital Interface の略で、音
楽の演奏情報や音の切り替え情報などを、楽器間で伝えるこ
とのできる世界統一規格です。MIDI 規格に対応していれば、
メーカーや楽器の種類が異なっていても、機器に応じて演奏
情報を伝えられます。
MIDI 規格では、鍵盤をたたいたり、ペダルを踏んだりといっ
た演奏情報を、MIDI 情報として扱います。
MIDI を使ってできること
VB-99 では、MIDI を使って次の操作をすることができます。
FC-300 を接続して使う場合は、『第 4 章 FC-300 と組み合
わせて使う』(P.46)も併せてご覧ください。
※ MIDI では、接続する機器との間で MIDI チャンネルを合
わせる必要があります。MIDI チャンネルが正しく設定さ
れていないと、他の MIDI 機器とのデータ送受信はできま
せん。
演奏情報の出力
ベースの演奏情報を、ノート情報やベンド情報として出力す
ることができるので、シンセサイザー音源などを接続して演
奏することができます。詳しくは『外部のシンセサイザー音
源を鳴らす(ベース・トゥー MIDI)』(P.58)をご覧ください。
データの送信
VB-99に記憶されているエフェクト音などの設定内容をエク
スクルーシブ情報を使って他の MIDI 機器に送信することが
できます。他の VB-99 を同じ設定にしたり、MIDI シーケン
サーなどにエフェクト音の設定内容を保存したりすることが
できます。
外部 MIDI 機器からの操作
パッチ・ナンバーの切り替え
外部 MIDI 機器からのプログラム・チェンジ情報に対応して、
VB-99 のパッチが同時に切り替わります。
VB-99 からの操作
プログラム・チェンジ情報の出力
VB-99 でパッチを選ぶと同時に、選んだパッチ・ナンバーに
対応したプログラム・チェンジ情報が送信されます。外部
MIDI 機器は受信したプログラム・チェンジ情報に対応した
セッティングに切り替わります。
fig.07-0010
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI のプログラム・チェンジ情報と VB-99 のパッチの
対応を、プログラム・チェンジ・マップ(P.55)で設定
することができます。他の MIDI 機器とエフェクト音を対
応させるときに設定します。
下図の接続は、シーケンサーによる自動演奏をバックにベー
スを弾く場合です。VB-99 のパッチを切り替えたい位置に、
そのパッチに対応したプログラム・ナンバーを演奏データと
共に入れておくと、自動的にパッチが切り替わります。
fig.07-0020
MIDI OUT
MIDI IN
第5章
コントロール・チェンジ情報の出力
VB-99 に接続した外部機器(エクスプレッション・ペダルや
フットスイッチ)の操作情報をコントロール・チェンジ情報
として出力します。外部 MIDI 機器のパラメーター操作など
に利用できます。
49
第 5 章 MIDI を使う
コントロール・チェンジ情報の受信
VB-99 で扱う主な MIDI 情報
コントロール・チェンジ情報を受信して、指定したパラ
メーターを演奏中にコントロールすることができます。
コントロールするパラメーターは『スイッチやペダル、
MIDI で音色をコントロールする (コントロール・アサイ
ン)』(P.77)で設定します。
データの受信
他の VB-99 から送信されたデータや、MIDI シーケンサーに
保存したデータを受信します。
MIDI には、さまざまな演奏表現を伝えるために、いろいろな
種類の MIDI 情報(メッセージ)があります。MIDI 情報は、
MIDI チャンネルごとに扱う情報(チャンネル・メッセージ)
と、MIDI チャンネルに関係なく扱う情報(システム・メッ
セージ)に大きく分けられます。
チャンネル・メッセージ
演奏操作を伝えるための情報です。通常はこれらの情報だけ
でほとんどのコントロールができます。各 MIDI 情報でどの
ようにコントロールされるかは、受信側の設定で決まります。
プログラム・チェンジ情報
一般には、音色切り替えに使われる情報で、1〜 128 のプロ
グラム・チェンジ・ナンバーで音色を切り替えます。また、
VB-99 では、コントロール・チェンジ情報のバンク・セレク
ト情報と併用して、400 種類のパッチ・ナンバーを切り替え
ることができます。
コントロール・チェンジ情報
コントロール・チェンジ情報は、演奏表現を高めるための情
報です。各機能は、コントローラー・ナンバーで区別され、
MIDI 機器によってコントロールできる機能が異なります。
VB-99では、指定したパラメーターをコントロールできます。
ノート・オン情報
音がどの高さで、どのくらいの強さで発音したかを伝えるた
めの情報です。
ノート・オフ情報
音が消音したことを伝えるための情報です。
ベンド情報
ピッチの連続変化を伝えるための情報です。
システム・メッセージ
システム・メッセージには、エクスクルーシブ情報や、同期
演奏に必要な情報、トラブル防止のための情報などがありま
す。
エクスクルーシブ情報
エクスクルーシブ情報は、機器固有の音色などの情報を扱い
ます。基本的には、同じメーカーの同機種の間で情報のやり
とりができます。エクスクルーシブ情報を使えば、パラメー
ターの設定をシーケンサーに記憶させたり、他の VB-99 にパ
50
ラメーターの設定を転送することができます。
送信
ファンクション
受信 備考
折り曲げる
MIDI機器A MIDI機器B
エクスクルーシブ情報をやりとりする場合は、相互の楽器の
デバイス ID ナンバーを合わせる必要があります。
MIDI インプリメンテーションについて
第 5 章 MIDI を使う
MIDI 情報のやりとり
MIDI 情報がどのようにやりとりされているかを簡単に説明
します。
MIDI を使うことでさまざまな楽器と会話できるようになり
ますが、すべての情報をやりとりできるわけではありません。
接続している MIDI 機器の間でやりとりできる情報は、相互
の楽器で共通している情報だけです。
そのため、各 MIDI 情報の対応をすばやく知るために、それ
ぞれの MIDI 機器の取扱説明書には MIDI インプリメンテー
ション・チャートが必ずついています。相互の MIDI 機器の
MIDI インプリメンテーション・チャートを比較すれば、どの
情報がどのようにやりとりできるかを確認できます。チャー
トの大きさは統一されているので、送信側と受信側の機器の
チャートを重ね合わせて確認できます。
fig.07-010
この機器の MIDI 動作仕様を詳しく説明した『MIDI イン
プリメンテーション』があります。
プログラミングで必要な方は、ローランド・ホームペー
ジ http://www.roland.co.jp/ のサポート・ページをご覧
ください。
MIDI 端子について
MIDI 情報のやりとりは、次の端子で行います。使いかたに応
じて、これらの端子に MIDI ケーブルをつなぎます。
fig.07-020
MIDI
コネクター
MIDI IN 他の MIDI 機器からの情報を受けます。
MIDI OUT 本機からの情報を送ります。
解説
MIDI チャンネルについて
MIDI では、複数の MIDI 機器に、それぞれ違った情報を 1 本
の MIDI ケーブルで送ることができます。これは MIDI チャン
ネルという考えかたがあるからです。
MIDI チャンネルは、テレビのチャンネルと考えかたが似てい
ます。テレビのチャンネルを切り替えると、いろいろな放送
局の番組が見られます。これは、送信側と受信側のチャンネ
ルが一致したときに、そのチャンネルの情報が伝わるからで
す。
fig.07-030
アンテナからのケーブルには、いろいろな放送局の
放送局A
テレビ情報が通っています。
第5章
放送局B
放送局C
見たい放送局の
チャンネルに合わせます。
MIDI には 1 〜 16のチャンネルがあり、送信側のチャンネル
と一致している楽器(受信側)に MIDI 情報が伝わります。
51
第 5 章 MIDI を使う
バンク・セレクトとプログラム・
チェンジ
バンク・セレクトとプログラム・チェンジは、一般的にパッ
チを切り替えるための MIDI 情報です。
通常、パッチの切り替えにはプログラム・チェンジを使用し
ます。しかし、プログラム・チェンジだけでは、最大 128 種
類のパッチしか選ぶことができません。そこで、バンク・セ
レクトを併用して、選ぶことのできるパッチの数を拡張して
いる機器があります。
これらの機器のパッチには、0 〜 127 のバンク・ナンバー
MSB、LSB と、1 〜 128 のプログラム・ナンバーが組み合
わされた番号が割り当てられています。
※ VB-99 は、バンク・セレクト LSB を無視します。
MIDI に関する機能を設定する
VB-99 の MIDI に関する機能について説明します。使い方に
応じて設定してください。
[SYSTEM]を押します。
1.
システム画面が表示されます。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F6](MIDI)を押します。
MIDI 設定画面が表示されます。
ここから、MIDI に関する設定について説明します。
MIDI チャンネル
VB-99 のパッチや操作に対する MIDI 情報を送受信するため
のチャンネルを設定します。ベース・トゥー MIDI 機能につ
いては、『外部のシンセサイザー音源を鳴らす(ベース・トゥー
MIDI)』(P.58)を、V-LINK 機能については『ベースで映像
をコントロールする(V-LINK)』(P.90)をご覧ください。
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
F1 つまみを回して、MIDI チャンネル(1 〜 16)を設定し
3.
ます。
ベース・トゥーMIDI 機能や V-LINK 機能で使用する MIDI
チャンネルと重複しないようにしてください。
52
第 5 章 MIDI を使う
MIDI オムニ・モード
MIDI オムニ・モードをオンに設定すると MIDI チャンネルの
設定に関係なく、すべての MIDI チャンネルの情報を受信し
ます。特定の MIDI チャンネルでコントロールする必要がな
いときは、オムニ・オンにしてもかまいません。
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
3.
[F2]または F2 つまみで ON/OFF 設定します。
オムニ・モードをオンにしても、エクスクルーシブ情報
の受信は、デバイス ID で設定されているデバイス ID の
データだけを受信します。
MIDI ROUTING
VB-99 の制御信号の流れを設定します。
VB-99 には MIDI 端子(IN / OUT)、USB コネクター、RRC2
IN コネクターの3種類の情報入出力端子があります。VB-99
を FC-300 以外の機器と接続するときは、制御信号の流れを
考慮することが必要になります。ディスプレイを確認しなが
ら、必要な接続を設定してください。
MIDI IN/OUT は 2 ページ、USB は 3 ページ、RRC2 IN は 4
ページでそれぞれ設定できます。
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ][ ]で 2 〜 4 ページを表示します。
工場出荷時は、オムニ・モードがオンに設定されていま
す。
MIDI デバイス ID
エクスクルーシブ情報の送受信に用いるデバイスIDを設定し
ます。
工場出荷時には、1 に設定されています。
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
F3 つまみを回して、デバイス ID(1 〜 32)を設定します。
3.
SYNC CLOCK
MIDIシーケンサーなどの外部 MIDI 機器からの MIDI クロック
(テンポ)に同期させることができます。
1.
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
従って MIDI 設定画面を表示します。
[F1]〜[F3]または F1 〜F3 つまみで、接続を設定します。
3.
MIDI PC OUT
VB-99 のパッチが切り替わったときにプログラム・チェンジ
情報を出力するかどうかを設定します。
1.
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
従って MIDI 設定画面を表示します。
PAGE[ ][ ]で 5 ページを表示します。
2.
第5章
PAGE[ ]を押して 1 ページを表示します。
2.
3.
[F6](SELECT)または F 6 つまみで、テンポの基準とな
る MIDI クロックを選びます。
『外部機器からの MIDI クロックに同期させる』(P.58)
[F1]または F1 つまみで、ON/OFF 設定します。
3.
VB-99 はプログラム・チェンジ情報の出力と同時に MIDI
バンク・セレクト情報も出力します。
53
第 5 章 MIDI を使う
TX PC MAP(送信プログラム・チェン
ジ・マップ)
VB-99 のパ ッチが切 り替わった ときに出力 されるプロ グラ
ム・チェンジ情報の並びを設定します。
各パッチであらかじめ決められたプログラム・チェンジ情報
を出力するか、パッチごとに設定したプログラム・チェンジ
を出力するかを選びます。
1.
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
従って MIDI 設定画面を表示します。
PAGE[ ][ ]で 5 ページを表示します。
2.
[F2]または F2 つまみで、送信プログラム・チェンジ・
3.
マップを使う/使わないを設定します。
設定値 解説
パッチの設定に関係なく、パッチ番号ごとにあらか
FIX
PROG
TX PC MAP を FIX にしたときの、各パッチとプログラム・
チェンジ情報の対応は次の通りです。
パッチ・ナンバー バンク・セレクト
001 0 1
: : :
100 0 100
101 1 1
: : :
200 1 100
201 2 1
: : :
400 3 100
じめ決められたプログラム・チェンジ情報を出力し
ます。
各パッチで設定したプログラム・チェンジ情報を出
力します。
プログラム・
チェンジ
TX PC MAP(送信プログラム・チェン
ジ・マップ)を編集する
パッチごとに送信プログラム・チェンジを設定するには、次
のように設定します。
送信プログラム・チェンジ・マップの内容はパッチ・パ
ラメーターです。変更した設定を記憶するにはライト操
作(P.34)が必要です。必要に応じてライト操作をして
ください。
1.
あらかじめ、送信プログラム・チェンジを設定したいパッ
チを選びます。
2.
[NAME/KEY/BPM]を押します。
3.
[F5](TX PC)を押します。
[F1]〜[F3]または F1 〜 F3 つまみで、送信するプログ
4.
ラム・チェンジ・ナンバーとバンク・セレクトを設定し
ます。
5.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
54
第 5 章 MIDI を使う
RX PC MAP(受信プログラム・チェン
ジ・マップ)
外部 MIDI 機器から送信されたプログラム・チェンジ情報で
VB-99 のパッチを切り替える際、受信したプログラム・ナン
バーと切り替わるパッチとの対応を固定するか、自由に設定
するかを選ぶことができます。
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ][ ]で 5 ページを表示します。
3.
[F3]または F3 つまみで、受信プログラム・チェンジ・
マップを使う/使わないを設定します。
設定値 解説
受信プログラム・チェンジ・マップの設定に関係な
FIX
PROG
く、受信したプログラム・チェンジ情報に対してあ
らかじめ決められたパッチに切り替わります。
受信プログラム・チェンジ・マップに設定したパッ
チに切り替わります。
RX PC MAP を FIX に設定したときの、工場出荷時のプログ
ラム・チェンジ・マップと受信するプログラム・チェンジと
の対応は次の通りです。
バンク・セレクト
0 1 001
: : :
0 128 128
1 1 101
: : :
2 128 328
3 1 301
: : :
3 100 400
※ OMNI MODE(P.149)をオフに設定しているときは、あ
らかじめ MIDI CH(P.149)を外部 MIDI 機器の送信チャ
ンネルに合わせておいてください。
プログラム・
ナンバー
パッチ・ナンバー
第5章
受信するプログラム・ナンバーに対して、割り当てるパッ
4.
チを変更するには PAGE[ ][ ]で 6 ページを表
示します。
RX PC MAP 画面が表示されます。
受信するプログラム・チェンジに対して、パッチを割り
5.
当てます。
[F1](BANK)/ F1 つまみ
•
バンク・ナンバーを選びます。
•
[F2](SEL )、[F3](SEL )/ F2、F3 つまみ
プログラム・ナンバーを選びます。
•
[F5](SELECT)/ F5 つまみ
パッチを選びます。F1、F2、F3 で選んだバンク・ナン
バーとプログラム・ナンバーの組み合わせを受信すると、
F5 で選んだパッチに切り替わります。
55
第 5 章 MIDI を使う
MIDI 出力コントロール・チェンジ番号設定
VB-99 本体とその外部ペダル、および FC-300 本体とその外
部ペダルを操作した際に出力するコントロール・チェンジ番
号を設定します。
1.
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
従って MIDI 設定画面を表示します。
PAGE[ ][ ]で 7 ページを表示します。
2.
TX CC 画面が表示されます。
[F2](SEL )、[F3](SEL )/ F2、F3 つまみで、設
3.
定したいコントローラーを選択します。
F5 つまみで、各コントローラーを操作したときに送信す
4.
るコントロール・チェンジ番号を割り当てます。
F2、F3 で選んだコントローラーを操作すると、F5 で選
んだコントロール・チェンジ情報が送信されます。
送信のしかた
MIDI シーケンサーに保存する場合
以下のように接続し、MIDI シーケンサーをエクスクルーシブ
情報の受信待機状態にします。
fig.07-200
MIDI IN
MIDI OUT
※ OFF を選択すると、コントロール・チェンジ情報は出力
されません。
バルク・ダンプ
VB-99 では、エクスクルーシブ情報を使って他の VB-99 を
同じ設定にしたり、MIDI シーケンサーなどにエフェクトの設
定内容を保存しておくことができます。データを送信するこ
とをバルク・ダンプといいます。
送信できるデータは次のとおりです。
表示 送信するデータ
送信できるすべてのデータ(SYSTEM、GK
ALL
SYSTEM システム・パラメーター
GK SETTING GK セッティングの設定内容
GLOBAL グローバル機能の設定内容
PATCH パッチ・ナンバー 001 〜 200 の設定内容
FAVORITE SETTING
SETTING、
GLOBAL、PATCH 001 〜200、FAVORITE
SETTING)
全エフェクトのフェイバリット・セッティ
ング 01 〜 10 の設定内容
シーケンサーの操作については、使用するシーケンサー
の取扱説明書をご覧ください。
56
第 5 章 MIDI を使う
他の VB-99 にデータを送信する場合
以下のように接続し、送信側と受信側のデバイス ID を合わせ
ます。
fig.07-200
MIDI OUT
MIDI IN
バルク・ロード
MIDI シーケンサーなどに保存された VB-99 のデータを受信
することをバルク・ロードといいます。
MIDI シーケンサーに保存されたデータを受信する場
合
以下のように接続します。VB-99 は、MIDI シーケンサー
1.
にデータを送信したときと同じデバイス ID に合わせま
す。
fig.07-200
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ][ ]で 8 ページを表示します。
[F2](SEL )または[F3](SEL )で送信したいデー
3.
タを選びます。
[F1](CHECK)を押します。
4.
チェック・マークのついた項目のみが送信されます。
PATCH from/to を選んでいるときに PATCH/VALUE ダ
イヤルを回すと、送信したいパッチ・ナンバーの範囲を
指定することができます。
必要に応じ、手順 5 〜 6 の操作を繰り返します。
5.
6.
[F6](DUMP)を押します。
2.
MIDI シーケンサーからバルク・データを送信します。
データの受信中は、「SYSTEM EXCLUSIVE MESSAGE
RECEIVING...」と表示されます。
データの受信が終了すると、受信前の画面に戻ります。
この状態で、さらにデータを受信することができます。
「MIDI BUFFER FULL」と表示される場合は、接続を確
認し、送信する MIDI 機器のテンポを遅くしてください。
第5章
送信を開始します。送信が終了すると、送信前の画面に
戻ります。
[EXIT]を押すと、途中でもキャンセルすることができ
ます。
57
第 5 章 MIDI を使う
ベース・トゥー MIDI で出力される MIDI 情報について
ベース・トゥーMIDI では以下の MIDI 情報を出力します。
プログラム・チェンジ情報
パッチが切り替わったことを伝えるための情報です。
コントロール・チェンジ情報
パネルのつまみやペダルの操作の変化を伝える情報で
す。
ノート・オン情報
外部機器からの MIDI クロック
に同期させる
『MIDI に関する機能を設定する』(P.52)の手順 1 〜 3 に
1.
従って MIDI 設定画面を表示します。
2.
PAGE[ ]で 1 ページを表示します。
3.
[F6](SELECT)または F6 つまみで、同期させる信号を
選びます。
INTERNAL
•
VB-99 単独で動作します。
AUTO(USB)
•
USB で MIDI クロックを受信し同期します。ただし、ク
ロックが受信できないときは、自動的に VB-99 内部ク
ロックに同期します。
•
AUTO(MIDI)
MIDI コネクターで MIDI クロックを受信し同期します。
ただし、クロックが受信できないときは、自動的に VB-
99 内部クロックに同期します。
•
AUTO(RRC2)
RRC2 コネクターで MIDI クロックを受信し同期します。
ただし、クロックが受信できないときは、自動的に VB-
99 内部クロックに同期します。
外部のシンセサイザー音源を鳴
らす(ベース・トゥー MIDI)
VB-99 は演奏情報を MIDI のノート情報やベンド情報などに
変換して出力することができます。この機能を使うと、演奏
をシーケンサーに記録したり、外部のシンセサイザー音源を
鳴らすことができます。
ベース・トゥー MIDI の 機能には機器全体の設定 を行うシス
テム・パラメーターとパッチごとに設定するパッチ・パラメー
ターがあります。
音がどの高さで、どのくらいの強さで発音したかを伝え
るための情報です。
ノート・オフ情報
音が消音したことを伝えるための情報です。
ベンド情報
ピッチの連続変化を伝えるための情報です。
チャンネル A の COSM BASS の設定(PITCH SHIFT、
HARMO、BEND)や D ビーム/リボン・コントローラー
の設定(T-ARM)は、ベース・トゥー MIDI で出力され
る音程(MIDI ノート情報)に影響を与えます。チャンネ
ル B の COSM BASS の設定は関係ありません。
※ チャンネル A の COSM BASS の設定の影響で、ベース・
トゥー MIDI で出力される音程(MIDI ノート情報)が低
く(または高く)なり過ぎる場合は、自動的に 1 オクター
ブ高い(または低い)音程になります。
58
ベース・トゥー MIDI 機能の設定を
する(システム・パラメーター)
機器全体の設定を行います。設定を変更すると同時に記憶さ
れます。ライト操作は必要ありません。
それぞれの入力が終わったら、[EXIT]を数回押してプレイ
画面に戻ってください。
ベース・トゥー MIDI 機能のオン/オフを
切り替える
1.
[BASS TO MIDI]を押します。
BASS TO MIDI 画面が表示されます。
第 5 章 MIDI を使う
ホールド機能を操作するための操作子を
設定する(HOLD CTL)
[BASS TO MIDI]を押します。
1.
BASS TO MIDI 画面が表示されます。
[F5](SYSTEM)を押します。
2.
2.
[F1](OFF/ON)または F1 つまみで BASS TO MIDI をON
にします。
OFF に設定するとベース・トゥー MIDI に関する全ての
MIDI 情報は出力されなくなります。
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで設定したい操作子を
選びます。
HOLD CTL 操作子
GK S1 、S2 GK-3B の DOWN/S1、UP/S2 スイッチ
VB-99 の CONTROL 1、2 ボタン、または、
CTL1 〜 4
FC-300、CTL1 〜 8
HOLD CTL を割り当てた操作子は、SYSTEM の
CONTROL ASSIGN(P.146)で設定されたパラメーター
も同時に有効です。ホールド機能のみを使いたいときは
CONTROL ASSIGN を OFF に設定してください。
ホールド機能の効きかたを選ぶことができます。詳しく
は『ホールドの効きかたを選ぶ〜ホールド・タイプ
(HOLD TYPE)』(P.63)をご覧ください。
CTL 3,4 ジャックに接続されたフットス
イッチ
FC-300 コントロール・ペダル 1, 2 または
CTL3 〜 8 ジャックに接続されたフットス
イッチ
第5章
59
第 5 章 MIDI を使う
ベンド情報を間引きする(BEND THIN)
ベース演奏でのビブラートやスライドなどの情報はピッチ・
ベンド情報として出力されます。そのため、大量のピッチ・
ベンド情報が含まれることになり、受信側の MIDI 機器で動
作に支障が出る場合があります。
ベンド・シン機能を使うと、ピッチ・ベンド情報を間引きま
すので、MIDI データの量は抑えることができます。
『ホールド機能を操作するための操作子を設定する
1.
(HOLD CTL)』(P.59)の手順 1 〜 2 に従って、BASS TO
MIDI の SYSTEM 画面を表示します。
2.
[F2](OFF/ON)または F2 つまみで ON にします。
ピッチ・ベンド情報の送信量を減らしたくないときは
OFF を選びます。
送信 MIDI チャンネルを設定する
(BASIC CH)
VB-99 から弦の演奏情報を出力する送信 MIDI チャンネルを
設定します。POLY / MONO モードによって、MIDI チャン
ネルの設定は以下のようになります。
•
POLY モードのとき
プログラム・チェンジ情報を送信しない
ようにする(PC MASK)
『出力するプログラム・チェンジ情報を設定する(PC)』
(P.64)で設定できるプ ログラム・チェ ンジ情報を送 信しな
いようにすることができます。
※ 『MIDI PC OUT』(P.53)などのプログラム・チェンジに
は影響しません。
1.
『ホールド機能を操作するための操作子を設定する
(HOLD CTL)』(P.59)の手順 1 〜 2 に従って、BASS TO
MIDI の SYSTEM 画面を表示します。
[F4](OFF/ON)または F4 つまみで ON にします。
2.
PC MASK をオンにすると、ベース・トゥー MIDI の PC
パラメーター(P.64)で設定されているプログラム・チェ
ンジ情報は送信されません。
すべての弦の演奏情報を、ベーシック・チャンネルで送
信します。
•
MONO モードのとき
Hi C 弦:ベーシック・チャンネルで送信されます。
1 弦:ベーシック・チャンネル +1 で送信されます。
2 弦:ベーシック・チャンネル +2 で送信されます。
:
Low B 弦:ベーシック・チャンネル +5 で送信されます。
各モードについては『送信モードを設定する(MODE)』
(P.61)をお読みください。
『ホールド機能を操作するための操作子を設定する
1.
(HOLD CTL)』(P.59)の手順 1 〜 2 に従って、BASS TO
MIDI の SYSTEM 画面を表示します。
[F3](SELECT)または F3 つまみでチャンネルを設定し
2.
ます。
60
ベース・トゥー MIDI 機能の設定を
する(パッチ・パラメーター)
パッチ・パラメーターはパッチごとの設定です。変更し
た設定を記憶するにはライト操作が必要です。必要に応
じてライト操作をしてください。
送信モードを設定する(MODE)
[BASS TO MIDI]を押します。
1.
BASS TO MIDI 画面が表示されます。
第 5 章 MIDI を使う
POLY(ポリ・モード)
•
弦6 本分の情報を 1つのチャンネルで送信する方法です。
各弦の MIDI 情報を 1 つのチャンネルで送信するため音
源側の設定は容易に行うことができ、使用する MIDI チャ
ンネル数も少なくてすみますが、全弦で同じ音色しか選
べないなどの制約があります。
•
工場出荷時には、全パッチ MONO モードに設定されてい
ます。
•
POLY モードで和音を弾くと、ピッチ・ベンドは半音刻
みに変化し、ビブラートは作用しなくなります。単音で
弾いたときは通常通り動作します。
[F3](PATCH)を押します。
2.
3.
PAGE[ ]で 1 ページを表示します。
[F1](SELECT)または F1つまみで設定します。
4.
•
MONO(モノ・モード)
各弦に 1 つのチャンネルを使い、合計 6 チャンネルを使
う方法です。
各弦で異なった MIDI チャンネルを使用するため、弦ごと
に異なった音色を選ぶことができ、チョーキングなどで
特定の弦のピッチ情報を連続的に変化させることができ
ますが、音源側がマルチ・ティンバーに対応している必
要があります。
第5章
61
第 5 章 MIDI を使う
弾き心地を調節する〜プレイ・フィール
(PLAY FEEL)
演奏の強弱に対するシンセ音の反応を選びます。ベースの演
奏スタイルや音色によってこの設定を変えることで、より自
然な強弱の表現が得られます。
1.
『送信モードを設定する(MODE)』(P.61)の手順1〜 2に
従って、BASS TO MIDI の PATCH 画面を表示します。
PAGE[ ]で 1 ページを表示します。
2.
[F2](SELECT)または F2つまみで設定します。
3.
FEEL1 〜 FEEL4
•
FEEL1 は演奏の強弱による音量変化をもっとも広く表現
できるモードです。数字が大きくなるにしたがい、弱い
演奏でも大きな音量が出やすくなります。タッピング奏
法やラフな演奏でも音量のそろった演奏ができます。
•
NO DYNA
演奏の強弱にかかわらず、一定の音量で鳴るモードです。
STRUM
•
弱い演奏での発音を抑制します。コード・カッティング
時や誤って指が弦に触れた場合などの不要な発音を抑え
ることができます。
音程変化を半音単位にする
(CHROMATIC)
チョーキングなどで徐々にベース側のピッチを変えた場合、
送出される MIDI 情報のピッチ変化を半音刻みにすることが
できます。
1.
『送信モードを設定する(MODE)』(P.61)の手順1〜 2に
従って、BASS TO MIDI の PATCH 画面を表示します。
PAGE[ ]で 1 ページを表示します。
2.
[F3](SELECT)または F3 つまみで設定します。
3.
OFF
•
通常のピッチ・ベンド情報で出力します。チョーキング
やビブラートに合わせて音程は連続的に変化します。
•
TYPE 1
ピッチが変化する際には鳴っている音を止めず、ピッチ
変化情報だけを与えて処理します。ピッチ変化時にア
タック音がなく、リコーダーのスラー演奏のような変化
が得られるのが特徴です。
•
TYPE 2
ピッチが変化する際に、変化した高さの音をリトリガー
(鳴らし直し)して、半音刻みのピッチ変化を表現します。
従ってピッチが変わるたびにアタック音が鳴ります。
弦振動が弦を弾いたときより減衰していればそれを反映
し、リトリガー音はだんだん小さくなります。
•
TYPE 3
TYPE 2 同様、変化した高さの音をリトリガーして、半
音刻みのピッチ変化を表現します。
ただし、リトリガー音は弦振動が減衰していてもそれを
反映せず、最初に弦を弾いたときと同じになるのが特徴
です。
62
第 5 章 MIDI を使う
ホールドの効きかたを選ぶ〜ホールド・
タイプ(HOLD TYPE)
HOLD CTL パラメータ−(P.59)で設定したコントローラー
を操作したときのホールド機能の種類を選びます。
『送信モードを設定する(MODE)』(P.61)の手順1〜 2に
1.
従って、BASS TO MIDI の PATCH 画面を表示します。
2.
PAGE[ ]で 1 ページを表示します。
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで「MONO」を選びます。
4.
[F4](SELECT)または F4つまみで設定します。
HOLD 1
•
コントローラーによってホールド機能がオンになると
ノート・オン情報をホールドします。
ホールド機能をオンのままで続けて弾くと、ノート・オ
ン情報を次々にホールドしますが、すでに同じ弦で鳴ら
したノート情報があった場合は、そのノート情報をオフ
にしてから次のノート・オン情報をホールドします。
フレット上で離れた音でも途切れずにプレイすることが
できます。
HOLD 2
•
コントローラーによってホールド機能がオンになると
ノート・オン情報をホールドします。
ただし、ホールド機能をオンのままで続けて弾いても、
その後のノート・オン情報は出力されません。
シンセ音でコードをホールドし、ノーマル・ベース音で
メロディーを弾くことができます。
•
HOLD 3
コントローラーによってホールド機能がオンになると
ノート・オン情報をホールドします。
ホールド機能がオンのままで続けて弾いたとき、まだ
ホールドされていない弦のノート・オン情報は出力でき
ますが、ホールドはされません。(あとから鳴らすことが
できる音は、ホールドされていない弦に限られます。)
低音でシンセ音のコードをホールドし、高音でメロ
ディーを弾くことができます。
操作子の動きでコントロール・チェンジ
を出力する(CC)
パネルのつまみやペダルの操作でコントロール・チェンジ情
報を出力することができます。
2 種類を設定することができます。
1.
『送信モードを設定する(MODE)』(P.61)の手順1〜 2に
従って、BASS TO MIDI の PATCH 画面を表示します。
PAGE[ ][ ]で 2 ページを表示します。
2.
[F1](SELECT)または F1 つまみ、[F4](SELECT)ま
3.
たは F4 つまみで設定したい操作子を選びます。
SRC 操作子
GK VOL GK-3B のボリュームつまみ
GK S1 GK-3B の DOWN/S1 スイッチ
GK S2 GK-3B の UP/S2 スイッチ
CTL1 コントロール・ボタン 1
CTL2 コントロール・ボタン 2
EXP PEDAL 外部エクスプレッション・ペダル
CTL3 外部フットスイッチ 3
CTL4 外部フットスイッチ 4
D BEAM V D ビームの高さ方向の動き
D BEAM H D ビームの左右方向の動き
RIBBON ACT リボン・コントローラーへのタッチ
RIBBON POS リボン・コントローラーのタッチ位置
FC-300 EXP1 FC-300 エクスプレッション・ペダル 1
FC-300 EXPSW1
FC-300 EXP2 FC-300 エクスプレッション・ペダル 2
FC-300 EXPSW2
FC-300 CTL 1 FC-300 コントロール・ペダル 1
FC-300 CTL 2 FC-300 コントロール・ペダル 2
FC-300 E3/C3
FC-300 CTL 4 FC-300 外部フットスイッチ 4
FC-300 E4/C5
FC-300 CTL 6 FC-300 外部フットスイッチ 6
FC-300 E5/C7
FC-300 CTL 8 FC-300 外部フットスイッチ 8
FC-300 エクスプレッション・ペダル・ス
イッチ 1
FC-300 エクスプレッション・ペダル・ス
イッチ 2
FC-300 外部エクスプレッション・ペダル
3 /外部フットスイッチ 3
FC-300 外部エクスプレッション・ペダル
4 /外部フットスイッチ 5
FC-300 外部エクスプレッション・ペダル
5 /外部フットスイッチ 7
第5章
63
第 5 章 MIDI を使う
[F2](SELECT)または F2 つまみ、[F5](SELECT)ま
4.
たは F5 つまみで出力したいコントロール・チェンジ番号
を選びます。
OFF, CC #1 〜 CC #31, CC #64 〜 CC #95
出力される MIDI チャンネルは、ポリ・モードのときは
ベーシック・チャンネルのみ、モノ・モードのときはベー
シック・チャンネル〜ベーシック・チャンネル +5 の 6
チャンネルで出力されます。
出力するプログラム・チェンジ情報を設
定する(PC)
VB-99 の パッチ が切り 替わっ た際に 出力す るプロ グラム・
チェンジ情報を設定します。
※ PC MASK(P.60)が ON に設定されていると、プログ
ラム・チェンジ情報は出力されません。
『送信モードを設定する(MODE)』(P.61)の手順1〜 2に
1.
従って、BASS TO MIDI の PATCH 画面を表示します。
2.
PAGE[ ][ ]で 3 〜 5 ページを表示します。
MODE(P.61)が MONO の場合は、STRING Hic 〜 LowB
の 6 弦分を個別に設定することができます。
3.
[F1]〜[F6]または F1 〜 F6 つまみで設定します。
以下のパラメーターを設定します。
BANK MSB 解説
OFF、0 〜 127 バンク・セレクト(MSB)を設定します。
BANK LSB 解説
OFF、0 〜 127 バンク・セレクト(LSB)を設定します。
PC 解説
OFF、1 〜 128 プログラム・ナンバーを設定します。
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
4.
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
出力される MIDI チャンネルは、ポリ・モードのときは
ベーシック・チャンネルのみ、モノ・モードのときはベー
シック・チャンネル〜ベーシック・チャンネル +5 の 6
チャンネルで出力されます。
64
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う
USB ドライバとは?
USB ドライバは、コンピューターと USB 機器が USB
ケーブルで接続されているとき、コンピューター上のア
プリケーション(レコーディング・ソフトウェアやシー
ケンス・ソフトウェア等)と USB 機器との間でデータの
仲介役をするソフトウェアです。
USB ドライバは、アプリケーションからのデータを USB
機器に送ったり、逆に USB 機器からの情報をアプリケー
ションに渡したりします。
VB-99 専用ソフトウェアについて
VB-99 では、コンピューターと接続してお使いいただく
ための専用ソフトウェアを使用することができます。
VB-99 専用ソフトウェアは、ローランドのホームページ
(http://www.roland.co.jp/)よりダウンロードできる予
定です。
それぞれ Windows、Macintosh の各 OS 用が用意されて
います。
VB-99 Editor(VB-99 エディター)
コンピューター上から本体の設定を行うことができま
す。作成した音色設定(パッチ)データをコンピューター
上のファイルとして保存することができます。
VB-99 Librarian(VB-99 ライブラリアン)
VB-99の設定やパッチをコンピューター上で一括管理す
ることができます。
ドライバ・モード
USB 接続の前に
VB-99 では、USB を使って、コンピューターとの間でデジ
タル・オーディオ信号と MIDI 情報の両方を通信することが
できます。
USB ドライバのインストールと設定
VB-99 の USB 機能を使用するためには、最初にお使いのコ
ンピューターに USB ドライバをインストールする必要があ
ります。
VB-99 専用ドライバは、付属の「VB-99 Software CD-ROM」
に収録されています。
ドライバはご使用の環境によってインストールするプログラ
ム、手順が異なりますので、VB-99 Software CD-ROM に
収録されている以下の Readme をよく読んだ上でお使いく
ださい。
お使いの OS 収録場所
Windows XP ¥Driver¥XP¥ReadmeJ.htm
Windows Vista ¥Driver¥Vista¥ReadmeJ.htm
Mac OS X /Driver/ReadmeJ.htm
VB-99 は付属 CD-ROM に収録されている専用ドライバを使
用するモードと、OS(Windows/Mac OS)標準のドライバ
を使用するモードの 2 つの動作モードがあります。
専用ドライバでは、高音質かつ安定したタイミングでオー
ディオの録音/再生/編集が行えます。
また、MIDI 情報で VB-99 を制御することもできます。
アプリケーション
USBコネクター
コンピューター
USB
ドライバ
USBケーブル
VB-99
第6章
65
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う
ドライバ・モードを切り替える
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F2](USB)を押します。
3.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
4.
5.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、DRIVER MODE を
設定します。
USB に関する機能を設定する
VB-99 の USB に関する機能について説明します。使いかた
に応じて設定してください。
デジタル・オーディオ信号の出力/
入力の設定
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F2](USB)を押します。
3.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
4.
設定値 解説
STNDRD
ADVANC
※ VB-99 Editor/Librarian を使うときは、ADVANC に設
定してください。
※ DRIVER MODE を切り替えると「PLEASE RESTART」
メッセージが表示されます。
6.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
※ 設定したモードのドライバのインストールを行っていな
い場合は、この状態で VB-99 の電源を切り、ドライバの
インストールを行ってください。
7.
シーケンス・ソフトウェアなど、VB-99 を使用しているコン
ピューター上のアプリケーションをすべて終了します。
VB-99 の電源を入れ直します。
8.
※ モードの実際の動作は電源を入れ直すまで切り替わりま
せん。
OS 標準の USB ドライバを使用するモード
です。
付属CD-ROMに収録されている専用ドライ
バを使用するモードです。
標準ドライバ・モードでの MIDI について
ドライバ・モードに STNDRD を選んでいるときは、MIDI を
使用することはできません。
USB 接続で MIDI をお使いになる場合は、専用ドライバ・モー
ドに設定してください。
[F1]〜[F4]または F1 〜 F4 つまみで、設定値を変更し
5.
ます。
6.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
パラメーター/
設定値
解説
USB IN(USB イン)
USB(コンピューター)からのデジタル・オーディオ信号を VB-99
内部のどのポイントに接続するかを設定します。
※ USB OUT パラメーターで設定したポイントよりも前のポイン
トに接続する設定にしないでください。接続するポイントについ
ては、『信号の流れ(シグナル・フロー)』(P.15)をお読みくだ
さい。
※ USB IN パラメーターを COSM BASS A、COSM BASS B、
NORMAL PU に設定した場合、次回電源を入れた際に MAIN &
SUB が設定されます。
COSM BASS A、COSM BASS B、NORMAL PU で使う場合
は、電源を入れるたびに設定をしなおしてください。
OFF どのポイントにも接続しません。
COSM ベース A 出力のポイントに接続しま
す。
COSM BASS A
接続しているベースで弾くCOSM ベースの
音の代わりにコンピューターからの出力音
声がエフェクトに入力されます。
※ POLY FX はかかりません。
66
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う
パラメーター/
設定値
COSM BASS B
NORMAL PU
MAIN OUT
SUB OUT
MAIN & SUB
解説
COSM ベース B 出力のポイントに接続しま
す。
接続しているベースで弾くCOSM ベースの
音の代わりにコンピューターからの出力音
声がエフェクトに入力されます。
※ POLY FX はかかりません。
ノーマル・ピックアップ入力のポイントに
接続します。
接続しているベースで弾くノーマル・ピッ
クアップの音の代わりにコンピューターか
らの出力音声がエフェクトに入力されま
す。
MAIN OUT 出力のポイントに接続します。
本体のMAIN OUT の信号とコンピューター
からの出力音声をミックスして出力しま
す。
SUB OUT 出力のポイントに接続します。
本体の SUB OUT の信号とコンピューター
からの出力音声をミックスして出力しま
す。
MAIN OUT 出力と SUB OUT 出力の両方に
接続します。本体の MAIN OUT の信号とコ
ンピューターからの出力音声、SUB OUT の
信号とコンピューターからの出力音声をそ
れぞれミックスして出力します。
IN LEVEL(イン・レベル)
0〜200
USB(コンピューター)からのデジタル・
オーディオの音量を調節します。
USB OUT(USB アウト)
VB-99 内部のどのポイントの信号を USB(コンピューター)へ出
力するかを設定します。
COSM BASS A COSM ベース A 出力を出力します。
COSM BASS B COSM ベース B 出力を出力します。
NORMAL PU ノーマル・ピックアップ入力を出力します。
CH A CH A 出力を出力します。
CH B CH B 出力を出力します。
MIXER(DRY)
MIXER
MAIN OUT MAIN OUT と同じ信号を出力します。
SUB OUT SUB OUT と同じ信号を出力します。
ミキサーでミックス後 DELAY/REVERB が
かかる前の信号を出力します。
ミキサーでミックス後 DELAY/REVERB が
かかった後の信号を出力します。
OUT LEVEL(アウト・レベル)
0〜200
USB(コンピューター)へ出力するデジタ
ル・オーディオの音量を調節します。
ダイレクト・モニターの設定
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F2](USB)を押します。
3.
PAGE[ ]を押して 2 ページに移動します。
4.
5.
[F2](SELECT)、[F3](OFF/ON)または F2、F3 つまみ
で、設定値を変更します。
ダイレクト・モニター・パラメーターの設定による信号
の流れについては、『信号の流れ(シグナル・フロー)』
(P.15)をお読みください。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
6.
第6章
67
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う
オーディオ信号
ヘッドホン
ベース・アンプ
ミキサー
DIRECT MON
MAINまたは SUB
USB OUT USB IN
Audio OUT
Audio IN
VB-99の音
パソコン
パラメーター/
設定値
解説
MON CMD(モニター・コマンド)
ダイレクト・モニター(次項)の設定をコントロールするための命
令(ダイレクト・モニター・コマンド)を有効にするかどうかを設
定します。
ダイレクト・モニター・コマンドを無効に
DISABL
ENABLE
して、本体で設定されているダイレクト・
モニターの状態を維持します。
ダイレクト・モニター・コマンドを有効に
して、外部機器からダイレクト・モニター
の状態を切り替えられるようにします。
DIRECT MON(ダイレクト・モニター)
VB-99 の音を PHONES ジャック、MAIN OUT ジャック、SUB OUT
ジャックに出力するかどうかを切り替えます。
VB-99 の出力をコンピュー
ターで録音する
シーケンス・ソフトなどのアプリケーションで、オーディオ
入力ポートを VB-99 に設定してください。
コンピューターへの信号を取り出す位置は、USB OUT
(P.67)で自由に設定できます。
例えば COSM BASS A や COSM BASS B を選べば、エフェ
クトをかけた演奏を聞きながらエフェクトをかけていない音
を録音することができます。
※ ソフトウェアでオーディオ・データをスルーする場合は、
ダイレクト・モニターをオフしてください。
OFF
ON
※ この設定は保存できません。電源投入時は ONに設定されています。
※ 専用ドライバをお使いの場合、DIRECT MON のオン/オフは
ASIO2.0 対応アプリケーションからコントロールすることがで
きます。
コンピューターの内部でオーディオ・データ
をスルーする場合はオフにしてください。
VB-99 の音を直接出力します。コンピュー
ターと接続せず、VB-99 単独で使用する場
合はオンにしてください。(オフにすると
USB IN に入力 される音の みが出力さ れま
す。)
68
コンピューターのオーディオ再
生音に VB-99 でエフェクトを
かける
シーケンス・ソフトなどのアプリケーションで、使用するオー
ディオ出力ポートを VB-99 に設定してください。
VB-99 はコンピューターから再生したオーディオ・データに
エフェクトをかけて、再びコンピューターで録音することが
できます。
既存のオーディオ・データにエフェクトをかけたい場合など
にお使いください。
※ ソフトウェアでオーディオをスルーしない設定にしてく
ださい。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
第 6 章 コンピューターと USB 接続して使う
3.
[F2](USB)を押します。
4.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
5.
[F1]または F1 つまみで、VB 内部のどのポイントに接続
するか設定します。
ここでは、COSM BASS A、COSM BASS B、NORMAL
PU のいずれかを選びます。
『デジタル・オーディオ信号の出力/入力の設定』(P.66)
6.
[F2]または F2 つまみで、USB(コンピューター)から
のデジタル・オーディオの音量を調節します。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
7.
第6章
69
第 7 章 その他の機能
D ビームやリボン・コントロー
ラーでリアルタイムに音色を変
化させる
D ビームの調整をする
(キャリブレーション)
D ビームは周囲の明るさや操作する物(手、ベースのネック)
によって感度が変わります。意図した範囲で音色がコント
ロールできるよう、この調整を行ってください。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
•
キャリブレーションは D ビーム・コントローラーの直上
で調整してください。
OK!
「MISSING THE TARGET!」メッセージが表示されたと
•
きは、正しくキャリブレーションが行われません。
キャリブレーションの設定はシステム・パラメーターの
•
ためライト操作は不要です。
3.
[F6](CALIB)を押します。
4.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
D BEAM CALIB 画面が表示されます。
D ビームを実際に操作し、反応する範囲を設定します。
5.
まず反応させたい範囲で、VB-99 から一番遠いところに
•
操作物(手、ベースのネックなど)をかざし、
[F1](SetMIN)を押します。
•
次に反応させたい一番近いところにかざし、
[F4](SetMAX)を押します。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
6.
D ビーム・コントローラーはステージの照明によっても
•
感度が変化します。ステージでは実際の照明の下で動作
をご確認ください。
•
設定した範囲が狭かったり、位置が適切でなかった場
合、「OUT OF RANGE! SET AGAIN.」メッセージが表
示されます。その場合は、このメッセージが表示されな
いように範囲や位置を変えてキャリブレーションをやり
直してください。
直接スポットライトなどが当たると誤動作する場合があ
•
ります。
70
第 7 章 その他の機能
D ビームを無効にする(ディスエーブル)
D ビーム・コントローラーを機器全体で無効にすることがで
きます。
ラックに取り付けて使用するときなど、D ビーム・コントロー
ラーを使わない場合は、D BEAM DISAB をオンにして D ビー
ム・コントローラーを無効にすることをお勧めします。
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
[F6](CALIB)を押します。
3.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
4.
D BEAM CALIB 画面が表示されます。
5.
[F6](OFF/ON)を押してオン/オフを切り替えます。
設定値 解説
OFF D ビームは有効になります。
D ビームは無効になります。
ON
6.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
※ D BEAM の[PITCH]、[FILTER]、[ASSIGNABLE]
を押して D ビーム・コントローラーをオンにしても
効果は得られません。
手やベースのネックの動きで音色を
コントロールする
(D ビーム・コントローラー)
D ビーム・コントローラーは、手やベースのネックをかざす
ことで音色を変化させるためのコントローラーです。割り当
てる機能を変えることによって音にいろいろな効果をかける
ことができます。
D ビーム・コントローラーをお使いになる前に、感度調
整(キャリブレーション)が必要です。(P.70)
1.
D BEAM の[PITCH]、[FILTER]、[ASSIGNABLE]のい
ずれかを押して、D ビーム・コントローラーをオンにし
ます。
D ビーム・コントローラーのオン/オフはパッチ・パラ
メーターです。必要に応じてライト操作をしてください。
設定値 解説
ベースの音程をコントロールする T-Arm、
ベースの音を永久に持続させるフリーズ機
PITCH
FILTER
ASSIGNABLE
能を使うことができます。
※ PITCH 効果は COSM ベース音だけにか
かります。COSM ベースの音量を上げて
お使いください。(P.30)
D ビームで音色を変化 させることができま
す。
D ビーム・コントローラ ーにアサインした
機能を働かせます。さまざまな機能をアサ
インしておくことができます。
ディスエーブルの設定はシステム・パラメーターのため
ライト操作は不要です。
機能や音色の設定方法は、『スイッチやペダル、MIDI で
音色をコントロールする (コントロール・アサイン)』
(P.77)をお読みください。
ベースを弾いて音を出しながら、D ビーム・コントロー
2.
ラーに手やベースのネックをかざし、ゆっくりと上下さ
せます。
D ビームの ASSIGNABLE を使ったときは、水平(左右)
方向の検出も可能です。
D ビーム・コントローラーに割り当てられている機能に
3.
したがって、音に効果がかかります。
D ビームの効果がかかっているときは、D ビーム・コン
トローラーの下にあるインジケーターが青色に点灯しま
す。
第7章
71
第 7 章 その他の機能
D ビーム・コントローラーの有効範囲
D ビーム・コントローラーの有効範囲は次の図のように
なっています。有効範囲から外れた所に手をかざしても
効果は得られません。
fig.02-***
D ビーム・コントローラーの有効範囲は、強い直射
日光の下では極端に小さくなってしまいます。屋外
で D ビーム・コントローラーを使用するときはご注
意ください。
D ビーム・コントローラーは、周囲の明るさによっ
て感度が変化します。期待通りの動作をしないとき
は、D ビームを調整し直してください。(P.70)
D ビーム・コントローラーに手などをかざしたとき
に設定されるパラメーターの値は次のように変化し
ます。
高さ方向の動き 解説
D ビームに近付ける MAX 値に近付きます。
D ビームから遠ざける MIN 値に近付きます。
左右方向の動き
D ビーム・コントローラーをオフにするときは、もう一
4.
度手順 1 で押したボタンを押して、インジケーターを消
灯させます。
リボン・コントローラーの調整をす
る(キャリブレーション)
リボン・コントローラは最適な動作をするよう工場出荷時に
調整されていますが、操作する指の太さによって反応する範
囲が変わる場合があります。その場合は以下の手順で再調整
することができます。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F6](CALIB)を押します。
3.
PAGE[ ]を押して 2 ページに移動します。
4.
RIBBON CALIB 画面が表示されます。
D ビームの右側 MAX 値に近付きます。
D ビームの左側 MIN 値に近付きます。
解説
5.
リボン・コントローラーを実際に操作し、反応する範囲
を設定します。
まずリボン・コントローラーの一番手前の端を指で触れ
•
たまま、[F1](SetMIN)を押します
次に反対側の端を指で触れたまま、[F4](SetMAX)を
•
押します。
「OUT OF RANGE! SET AGAIN.」メッセージが表示さ
れたときは、もう一度キャリブレーションの手順を確認
してください。ただしい手順でキャリブレーションをし
ても表示される場合は故障の可能性があります。お買い
上げの販売店、またはローランドお客様相談センターに
ご相談ください。
6.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
キャリブレーションの設定はシステム・パラメーターの
ためライト操作は不要です。
72
第 7 章 その他の機能
指の動きで音色をコントロールする
(リボン・コントローラー)
リボン・コントローラーを指でこすることで音色を変化させ
ることができます。割り当てる機能を変えることによって音
にいろいろな効果をかけることができます。
1.
RIBBON CONTROLLER の[PITCH]、[FILTER]、
[ASSIGNABLE]のいずれか を押し て、リボン・コ ント
ローラーをオンにします。
設定値 解説
ベースの音程をコントロールする T-Arm を
使うことができます。
PITCH
FILTER
ASSIGNABLE
※ PITCH 効果は COSM ベース音だけにか
かります。COSM ベースの音量を上げて
お使いください。(P.30)
リボン・コントローラーで音色を変化させ
ることができます。
リボン・コントローラーにアサインした機
能を働かせます。さまざまな機能をアサイ
ンしておくことができます。
音を永久に持続させる(FREEZE)
D ビームの[PITCH]では、COSM ベースの音を永久に持続
させるフリーズ機能を使うことができます。
[CONTROL ASSIGN]を押します。
1.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F1](PITCH)を押します。
3.
[F1](SELECT)またはF1 つまみでFREEZE を選びます。
4.
D BEAM FREEZE 画面が表示されます。
機能や音色の設定方法は、『スイッチやペダル、MIDI で
音色をコントロールする (コントロール・アサイン)』
(P.77)をお読みください。
ベースを弾いて音を出しながら、リボン・コントローラー
2.
を指でこすります。
リボン・コントローラーに割り当てられている機能にし
3.
たがって、音に効果がかかります。
4.
リボン・コントローラーをオフにするときは、もう一度
手順 1 で押したボタンを押して、インジケーターを消灯
させます。
リボン・コントローラーのオン/オフはパッチ・パラメー
ターです。必要に応じてライト操作をしてください。
リボン・コントローラーは指で軽く触れるだけで動作し
ます。強く押したり硬いものや尖ったもので押したりし
ないでください。
5.
フリーズしたいチャンネルを[F2](SELECT)または F2
つまみで選びます。
1ページまたは2ページのフリーズの各パラメーターを設
6.
定します。
設定できるパラメーターについての詳細は、『PITCH
(ピッチ)』(P.136)をご覧ください。
7.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
D BEAM[PITCH]を押して、インジケーターを点灯さ
8.
せます。
9.
ベースを弾いて、音が鳴っている間に手やネックで D
BEAM を横切ります。
10.
フリーズがオンになり、音が持続して、D ビーム・コン
トローラーの青色インジケーターが点灯します。
11.
フリーズをオフにするには、もういちど手やネックで D
ビーム・コントローラーを横切ります。
※ コントロール・アサインのターゲットに
D BEAM:FREEZE:SW を設定すると、外部ペダルや MIDI
機器などさまざまな操作子で、フリーズ効果の ON/OFF
が制御できます。
第7章
73
第 7 章 その他の機能
トレモロ・アームのように音程を変
化させる(T-ARM)
D ビームとリボン・コントローラーの[PITCH]では、COSM
ベースをトレモロ・アームのように音程を変化させる T-ARM
が使用できます。
1.
[CONTROL ASSIGN]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して、D ビームの場合は 2 ペー
ジ、
リボン・コントローラーの場合は 3 ページに移動し
ます。
設定できるパラメーターについての詳細は、『PITCH
(ピッチ)』(P.136)、(P.138)をご覧ください。
8.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
D BEAM[PITCH]または RIBBON CONTROLLER
9.
[PITCH]を押して、インジケーターを点灯させます。
10.
D ビームまたはリボン・コントローラーを操作すると、ト
レモロ・アームのように音程が変化します。
※ コントロール・アサインのターゲットに
D BEAM:T-ARM:SW または RIBBON:T-ARM:SW と
D BEAM:T-ARM:CONTROL または
RIBBON:T-ARM:CONTROL を設定すると、外部ペダル
や MIDI 機器などさまざまな操作子で、T-ARM の制御が
できます。
3.
[F1](PITCH)を押します。
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
4.
5.
[F1](SELECT)または F1 つまみで T-ARM を選びます。
D BEAM T-ARM または RIBBON T-ARM 画面が表示さ
れます。
※ リボン・コントローラーの場合は、この操作は必要あり
ません。手順 6 に進んでください。
6.
D ビーム画面の場合は[F2](SELECT)または F2 つまみ、
リボン・コントローラー画面の場合は[F1](SELECT)
または F1 つまみで、効果をかけたいチャンネルを選びま
す。
1 ページまたは2 ページの T-ARM の各パラメーターを設
7.
定します。
74
音にクセをつける(FILTER)
第 7 章 その他の機能
D ビームまたはリボン・コントローラーを操作すると、
9.
フィルターがかかり音色にクセがつきます。
D ビームとリボン・コントローラーの[FILTER]では、チャ
ンネルAとBに個別または両方に音色にクセをつけるFILTER
をかけることができます。
1.
[CONTROL ASSIGN]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]を押して D ビームの場合は 2 ペー
ジ、
リボン・コントローラーの場合は 3 ページに移動し
ます。
3.
[F2](FILTER)を押します。
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
4.
※ コントロール・アサインのターゲットに D
BEAM:FILTER:SW または RIBBON:FILTER:SW と
D BEAM:FILTER:CONTROL または
RIBBON:FILTER:CONTROL を設定すると、外部ペダル
や MIDI 機器などさまざまな操作子で、
FILTER:CONTROL の制御ができます。
D BEAM FILTER または RIBBON FILTER 画面が表示さ
れます。
効果をかけたいチャンネルを[F1](SELECT)または F1
5.
つまみで選びます。
FILTER の各パラメーターを設定します。
6.
設定できるパラメーターについての詳細は、『FILTER
(フィルター)』(P.137)、(P.138)をご覧ください。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
7.
第7章
D BEAM[FILTER]または RIBBON CONTROLLER
8.
[FILTER]を押して、インジケーターを点灯させます。
75
第 7 章 その他の機能
プレイ中にファンクションつまみ
で音色を変化させる
(ダイレクト・エディット)
プレイ画面の F1 〜 F6 つまみ(P.20)に、パラメーターを
割り当ててコントロールすることができます。また[F1]〜
[F6]を押すと、割り当てられたパラメーターの確認(表示)
ができます。
※ DIRECT EDIT パラメーター(P.148)をPATCH に設定
してください。
[CONTROL ASSIGN]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して最後のページに移動します。
2.
[F6](F1-F6)を押します。
3.
DIRECT EDIT 画面が表示されます。
メッセージが表示されたときは
DIRECT EDIT パラメーターが SYSTEM に設定されてい
るために表示されます。
そのため、パッチ・パラメーターである DIRECT EDIT
画面での設定は無効になります。
設定を有効にするには、SYSTEM の CONTROL 画面で
DIRECT EDITパラメーターを PATCH に設定する必要が
あります。詳しくは『ファンクションつまみの機能をシ
ステム共通で設定する(システム・ダイレクト・エディッ
ト)』(P.43)をお読みください。
このメッセージを消すには[EXIT]を押します。
[] [ ]を押して設定したいつまみのページに移動
4.
します。
つまみに割り当てたいパラメーターを[F1]〜[F6]ま
5.
たは F1 〜 F6 つまみで選びます。
F1(F4)で大まかな分類を絞り込み、F2(F5)、F3
(F6)の順で更に絞り込むことで素早く目的のパラメー
ターを選択することができます。
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
6.
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
76
スイッチやペダル、MIDI で音色
をコントロールする
(コントロール・アサイン)
GK-3B の GK VOLUME、DOWN/S1、UP/S2 スイッチや、
VB-99 本体の CONTROL ボタン、接続した外部ペダルなど
の操作子や MIDI 機器でパラメーターをコントロールすると
きに設定します。
あらかじめ、コントロールする操作子が割り当てられている
もの以外に、操作子を自由に割り当てることができる汎用コ
ントロール・アサインも 16 種類用意されています。
※ エフェクト等のパラメーターをコントロールする場合、
あらかじめそのエフェクトをONにしておいてください。
※ パラメーターの詳細については、『CONTROL ASSIGN
(コントロール・アサイン)』(P.135)をご覧ください。
表示される画面 操作するコントローラー
PITCH
FILTER D BEAM FILTER
DBM V D BEAM V
DBM H D BEAM H
D BEAM T-ARM/
D BEAM FREEZE
第 7 章 その他の機能
D ビ ーム・コントロー ラーでトレ
モロ・アーム/フリーズをコント
ロール
D ビ ーム・コントロー ラーでフィ
ルターをコントロール
D ビ ーム・コントロー ラーの高さ
方向の動き
D ビ ーム・コントロー ラーの左右
方向の動き
※ 設定を有効にするには、SYSTEMの CONTROL ASSIGN
画面で各コントローラーの割り当てを「ASSIGNABLE
(PATCH)」に設定する必要があります。詳しくは『GK
ボリュームやスイッチ、ペダルの機能をシステム共通で
設定する(システム・コントロール・アサイン)』(P.42)
をお読みください。
1.
[CONTROL ASSIGN]を押します。
2.
PAGE[ ][ ]と[F1]〜[F6]で、設 定した い
コントローラーを選びます。
各コントローラーの設定画面が表示されます。
※ 設定できるコントローラーには、次のものがあります。
表示される画面 操作するコントローラー
GK VOL GK VOL GK-3B のボリュームつまみ
S1,S2 GK S1, S2 GK-3B のスイッチ
CTL1 CONTROL1
CTL2 CONTROL2
VB-99 トップ・パネルの
コントロール・ボタン 1
VB-99 トップ・パネルの
コントロール・ボタン 2
表示される画面 操作するコントローラー
PITCH RIBBON T-ARM
FILTER RIBBON FILTER
RB POS RIBBON POS
RB ACT RIBBON ACT
表示される画面 操作するコントローラー
EXP EXP PEDAL
CTL3 CTL3
CTL4 CTL4
リボン・コントローラーでトレモ
ロ・アームをコントロール
リボン・コントローラーでフィル
ターをコントロール
リボン・コントローラーのタッチ
位置センサー
リボン・コントローラーのタッチ・
センサー
第7章
VB-99リア・パネルの EXP PEDAL
ジャックに接続したエクスプレッ
ション・ペダル
VB-99リア・パネルのCTL3 ジャッ
クに接続したフットスイッチ
VB-99リア・パネルのCTL4 ジャッ
クに接続したフットスイッチ
77
第 7 章 その他の機能
表示される画面 操作するコントローラー
EXP1 FC EXP1
EXPSW1 FC EXPSW1
EXP2 FC EXP2
EXPSW2 FC EXPSW2
CTL1 FC CTL1
CTL2 FC CTL2
VB-99 に接続した FC-300 のエク
スプレッション・ペダル 1
VB-99 に接続した FC-300 のエク
スプレッション・ペダル・スイッ
チ1
VB-99 に接続した FC-300 のエク
スプレッション・ペダル 2
VB-99 に接続した FC-300 のエク
スプレッション・ペダル・スイッ
チ2
VB-99 に接続した FC-300 のコン
トロール・ペダル 1
VB-99 に接続した FC-300 のコン
トロール・ペダル 2
表示される画面 操作するコントローラー
ASGN 1
:
ASGN16
F1-F6 DIRECT EDIT
3.
ASSIGN1
:
ASSIGN16
MIDI メッセージなどをコントロー
ラーとして自由に設定できる汎用
アサイン 1 〜 16
VB-99の LCD 下部に配置されてい
るファンクションつまみ F1 〜 F6
PAGE[ ][] 、[F1]〜[F6]、F1 〜 F6 つまみで
機能を割り当てます。
表示される画面 操作するコントローラー
E3/C3 FC E3/C3
CTL4 FC CTL4
E4/C5 FC E4/C5
CTL6 FC CTL6
E5/C7 FC E5/C7
CTL8 FC CTL8
FC-300 のリア・パネルに接続した
エクスプレッション・ペダル 3 ま
たはフットスイッチ 3
FC-300 のリア・パネルに接続した
フットスイッチ 4
FC-300 のリア・パネルに接続した
エクスプレッション・ペダル 4 ま
たはフットスイッチ 5
FC-300 のリア・パネルに接続した
フットスイッチ 6
FC-300 のリア・パネルに接続した
エクスプレッション・ペダル 5 ま
たはフットスイッチ 7
FC-300 のリア・パネルに接続した
フットスイッチ 8
1 つのコントローラーに対して、2 種類の機能を割り当
てることができます。
例えば GK ボリュームの場合、画面上に表示される GK
VOL(1)と GK VOL(2)には別々の機能を割り当て
ることができます。
D BEAM の PITCH、FILTER については『手やベース
のネックの動きで音色をコントロールする (D ビーム・
コントローラー)』(P.71)、RIBBON の PITCH、
FILTER については『指の動きで音色をコントロールす
る(リボン・コントローラー)』(P.73)をお読みくださ
い。
78
第 7 章 その他の機能
以下に各ページで設定できるパラメーターについて説
明します。
※ 表示されている画面は ASSIGN1 を例にしています。
ページ 1, 3
F1:SOURCE(ASSIGN1-16 のみ)
機能を割り当てるコントローラーを選びます。
F3:SW(ON/OFF)
ON にするとそのコントローラーが有効になります。
F4 〜 6:TARGET PARAMETER
コントロールしたいパラメーターを選びます。
F4 で大まかな分類を絞り込み、F5、F6 の順で更に絞り
込むことで素早く目的のパラメーターを選択することが
できます。
パラメーターの詳細は『CONTROL ASSIGN (コント
ロール・アサイン)』(P.135)をご覧ください。
F4:MODE(GK S1, S2 のみ)
スイッチの動作仕様を選びます。
※ 以下の組み合わせで設定可能です。
S1:DEC / S2:INC
S1:INC / S2:DEC
S1:MIN / S2:MAX
S1:MAX / S2:MIN
設定値 解説
INC 値が大きくなります。
DEC 値が小さくなります。
MIN 値が最小になります。
MAX 値が最大になります。
F5:RANGE LOW(エクスプレッション・ペダルなど、連続
的に値が変化するコントローラーをソースにしたときの
み)
設定値が変化する操作範囲の最小を設定します。
F6:RANGE HIGH(エクスプレッション・ペダルなど、連続
的に値が変化するコントローラーをソースにしたときの
み)
設定値が変化する操作範囲の最大を設定します。
ページ 2, 4
F2:MIN
ターゲットの変化幅の最小値を設定します。
F3:MAX
ターゲットの変化幅の最大値を設定します。
F4:SW MODE
スイッチの動作仕様を選びます。
設定値 解説
MOMENT
LATCH
スイッチを押している間だけ最大値にな
り、スイッチを離すと最小値になります。
スイッチを押すたびに最小値と最大値が切
り替わります。
第7章
79
第 7 章 その他の機能
ターゲットの変化幅について
ターゲットの値は MIN(最小値)と MAX(最大値)の間
を変化します。フットスイッチのようにオンとオフを切
り替えるコントローラーを使ったときは、オフで最小値、
オンで最大値になります。
エクスプレッション・ペダルなど、連続的に値が変化す
るコントローラーを使ったときは、MIN と MAX の範囲
で設定値が変わります。
エクスプレッション・ペダルなど、連続的に値が変化す
るコントローラーで、2 値(オン/オフ)のパラメーター
を制御するときは、以下のような動作になります。
0
127
RANGE
LOW
RANGE
HIGH
EXPペダルの
踏み込み量
EXPペダル
MIN
MAX
パラメーターの
設定可能な範囲
MAX
パラメーターの
設定可能な範囲
MIN
オフ オン
フットスイッチ
コントローラーの変化幅について
エクスプレッション・ペダルなど、連続的に値が変化す
るコントローラーをソースにしたときの、設定値が変化
する操作範囲を設定します。コントローラーを操作範囲
外で動かしても設定値は変化せず、最小値もしくは最大
値のままになります。
MAX
パラメーターの
設定可能な範囲
MIN
0
ペダルを戻す ペダルを踏む
パラメーターの値
EXPペダル
127
ON
EXPペダルの
踏み込み量
4.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
80
OFF
0
ペダルを戻す ペダルを踏む
ペダルを
半分踏む
EXPペダル
127
EXPペダルの
踏み込み量
第 7 章 その他の機能
操作をきっかけに仮想的なエクスプ
レッション・ペダルを動かす
(イン
ターナル・ペダル・システム)
インターナル・ペダル・システム機能は、仮想エクスプレッ
ション・ペダル(インターナル・ペダル)に指定のパラメー
ターを割り当てることにより、まるでエクスプレッション・
ペダルを操作して音量/音色をリアルタイムに変化させてい
るような効果が自動的に得られるものです。
インターナル・ペダル・システムは次の 2 種類の機能を備え
ていて、コントロール・アサイン(P.77)のアサイン 1 〜 16
(P.78)のソースに設定することができます。
インターナル・ペダル
•
ウェーブ・ペダル
•
※ インターナル・ペダルまたはウェーブ・ペダルを使用す
る場合は、ASSIGN の SW MODE を MOMENT に設定し
てお使いください。
インターナル・ペダル
設定したきっかけによって、仮想エクスプレッション・ペダ
ルが動作を開始します。SOURCE に INTERNAL PEDAL を
設定し、TRIGGR できっかけとなるパラメーターを設定しま
す。
好みの音色をワンタッチで呼び
出す(ダイレクト・パッチ)
[DIRECT PATCH 1]〜[DIRECT PATCH 5]に好みのパッ
チを設定しておけば、ボタンを押すだけでその音色を呼び出
すことができます。
ダイレクト・パッチを設定する
1.
[SYSTEM]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
3.
[F2](DIRECT)を押します。
DIRECT PATCH 画面が表示されます。
インターナル・ペダルで設定できるパラメーターの詳細
は『TRIGGR(トリガー)』(P.141)、『TIME(タイム)』
(P.141)、『CURVE(カーブ)』(P.141)をご覧くださ
い。
ウェーブ・ペダル
ターゲットに設定したパラメーターを、仮想エクスプレッ
ション・ペダルによって一定の周期で変化させます。
SOURCE に WAVE PEDAL を設定したときは、RATE、FORM
を設定します。
ウェーブ・ペダルで設定できるパラメーターの詳細は
『RATE(レート)』(P.141)、『FORM(フォーム)』
(P.141)をご覧ください。
4.
F1 〜 F5 つまみで[DIRECT PATCH 1]〜
[DIRECT PATCH 5]に割り当てるパッチを選びます。
DIR. PATCH 1 は F1 、DIR. PATCH 2 は F2・・・、の
順番で対応しています。
5.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
第7章
81
第 7 章 その他の機能
パッチの管理をする
パッチを保存/コピーする
(PATCH WRITE)
変更した設定を保存するときはライト操作をおこないます。
パッチをコピーするときは、保存されているパッチを別の
パッチに保存します。
1.
[WRITE]を押します。
PATCH WRITE 画面が表示されます。
「WRITE TO」と表示され、書き込み先のパッチ番号と
パッチ・ネームが表示されます。
2.
PATCH/VALUE ダイヤルで、保存先のパッチを選びます。
もう一度[WRITE]を押します。
3.
パッチが保存されると「NOW WRITING...」と表示され、
保存先のパッチ・ナンバーに移動します。
現在のパッチを別のパッチと入れ替
える(PATCH EXCHANGE)
ユーザー・パッチを、別のユーザー・パッチと入れ替えます。
※ プリセット・パッチの入れ替えはできません。
ユーザー・パッチになっていることを確認します。
1.
[WRITE]を押します。
2.
3.
PAGE[ ]を押して 2 ページに移動します。
「EXCHANGE」と表示され、入れ替え先のパッチ番号と
パッチ・ネームが表示されます。
PATCH/VALUE ダイヤルで、入れ替え先のパッチを選びま
4.
す。
もう一度[WRITE]を押します。
5.
現在のパッチと選んだパッチが入れ替わると「NOW
EXCHANGING...」と表示され、入れ替え先のパッチ・ナ
ンバーに移動します。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻り
ます。
82
※ 入れ替えない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻
ります。
第 7 章 その他の機能
ユーザー・パッチを初期化する
(PATCH INITIALIZE)
ユーザー・パッチのすべてのエフェクトをオフの初期状態に
することができます。
最初からパッチを作るときに便利です。
※ プリセット・パッチの初期化はできません。
ユーザー・パッチになっていることを確認します。
1.
[WRITE]を押します。
2.
3.
PAGE[ ]を押して 3 ページに移動します。
PATCH INITIALIZE 画面が表示されます。
「INITIALIZE」と表示され、初期化するパッチ番号とパッ
チ・ネームが表示されます。
4.
PATCH/VALUE ダイヤルで、初期化したいパッチを選び
ます。
5.
もう一度[WRITE]を押します。
初期化したパッチに切り替わり「NOW INITIALIZING...」
と表示され、プレイ画面に戻ります。
チャンネル A とチャンネル B の間で
設定をコピーする(A/B COPY)
設定をコピーしたい項目の設定画面に移動します。
1.
PAGE[ ]を数回押して、最後のページに移動します。
2.
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、「A/B COPY」を選
びます。
A/B COPY 画面が表示されます。
[F6](EXEC)を押すと設定がコピーされます。
4.
5.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
チャンネル A とチャンネル B の設定
を入れ替える(A/B EXCHANGE)
設定を入れ替えたい項目の設定画面に移動します。
1.
2.
PAGE[ ]を数回押して、最後のページに移動します。
※ 初期化しない場合は、[EXIT]を押してプレイ画面に戻
ります。
[F1](SELECT)または F1つまみで、A/B EXCHNG を選
3.
びます。
[F6](EXEC)を押すと設定が入れ替わります。
4.
5.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
第7章
83
第 7 章 その他の機能
別パッチのパラメーターを部分的に
コピーする(MODULE COPY)
パッチ・パラメーターの一部分(COSM アンプやエフェクト
などのモジュール)をコピーして、再利用することができます。
設定をコピーしたい項目の設定画面に移動します。
1.
PAGE[ ]を数回押して、最後のページに移動します。
2.
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、MODULE COPY を
選びます。
MODULE COPY 画面が表示されます。
[F2](PATCH)または F2 つまみ、[F3](SOURCE)ま
4.
たは F3 つまみでコピー元を選びます。
[F6](EXEC)を押すと設定がコピーされます。
5.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
6.
います。
モジュールとして扱える項目は、次の通りです。
•
COSM BASS
•
POLY FX
チャンネル A または B の FX エフェクト一まとめ
•
FX の各エフェクト
•
COSM AMP
•
•
MIXER 部の DELAY、REVERB
•
MIXER 部の DYNAMIC
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
部分的にパッチ・パラメーターを初
期化する(MODULE INITIALIZE)
設定を初期化したい項目の設定画面に移動します。
1.
2.
PAGE[ ]を数回押して、最後のページに移動します。
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、MODULE INIT を選
びます。
MODULE INITIALIZE 画面が表示されます。
4.
[F6](EXEC)を押すと設定が初期化されます。
5.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
84
第 7 章 その他の機能
パッチをグループ分けする
(カテゴリー)
VB-99にはパッチをいくつかのグループに分類する機能があ
ります。これをカテゴリー機能と呼びます。パッチごとにカ
テゴリーを設定しておくとパッチを探す際に便利です。また
カテゴリーにはカテゴリー名を自由に設定できるユーザーカ
テゴリーが 10 個用意されています。
カテゴリーを使ってパッチを呼び出す
1.
プレイ画面になっていることを確認します。
2.
[CATEGORY]を押します。
カテゴリー画面が表示されます。
カテゴリーと、そのカテゴリーに分類されているパッチ
のリストが表示されます。
3.
[F1](SEL )、[F2](SEL )または F1、F2 つまみで
カテゴリーを選びます。
パッチにカテゴリーを設定する
パッチにカテゴリーを付け、グループ分けをすることができ
ます。
PATCH/VALUE ダイヤルで、
1.
チを選びます。
2.
[NAME/KEY/BPM]を押します。
3.
[F1](NAME)を押します。
PATCH NAME 画面が表示されます。
4.
[F6](CATGRY)を押します。
CATEGORY ポップアップが表示されます。
カテゴリーを設定したいパッ
4.
PATCH/VALUE ダイヤルまたは[F3](SEL )、
[F4](SEL )、F3、F4 つまみでパッチを選びます。
再度[CATEGORY]を押します。
5.
選んだパッチに切り替わります。
カテゴリー画面で一定時間無操作状態が続くと、プレイ
画面に戻ります。
5.
F6 つまみで、カテゴリーを選びます。
[F6](EXIT)を押します。
6.
パッチにカテゴリーが付けられます。
7.
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
います。
第7章
85
第 7 章 その他の機能
ユーザー・カテゴリーに名前をつける
(カテゴリー・ネーム)
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ][ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
[F5](CATGRY)を押します。
3.
CATEGORY NAME 画面が表示されます。
[F6]または F6 つまみで名前を変更したいユーザー・カ
4.
テゴリーを選びます。
好みのセッティングを個別に記
憶しておく
(フェイバリット・セッティング)
フェイバリット・セッティングとは
VB-99 にはパッチとは別に、エフェクターごとに好みのセッ
ティングを記憶しておく機能があります。これをフェイバ
リット・セッティングと呼びます。いろいろなエフェクター
ごとに好みのセッティングを記憶しておくと、それらを組み
合わせるだけで簡単に音づくりを行うことができます。
またフェイバリット・セッティングを使ってパッチを作成す
ると、よく似た音色を複数使う場合のエディットが非常に簡
単になります。たとえば、あらかじめ複数のパッチで同じフェ
イバリット・セッティングを選択しておけば、フェイバリッ
ト・セッティングをエディットするだけで、そのセッティン
グを利用しているパッチ全てに反映させることができます。
PAGE[ ][ ]で、文字を変更したい位置にカー
5.
ソルを移動します。
6.
PATCH/VALUE ダイヤルで、文字を選びます。
PATCH/VALUE ダイヤルを回し続けていくと、キャラク
ター・ガイドが大文字、小文字、数字、記号と自動的に
切り替わります。
[F1]〜[F6]を押すと、次のような操作ができます。
ボタン 機能
[F1](INSERT) カーソル位置に空白が挿入されます。
[F2](DELETE) 消去して前詰めします。
[F3](SPACE) カーソル位置に空白を入力します。
[F4](A0!) 「英字」「数字」「記号」を切り替えます。
[F5](A<=>a)
[F6](CATGRY)
6 〜 7 の操作を繰り返し、カテゴリー・ネームを作成しま
7.
す。
8.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
「英字(大文字)」「英字(小文字)」を切り替え
ます。
名前を付けたいユーザー・カテゴリーを選びま
す。
※ カテゴリー名はシステム・パラメーターです。WRITE 操
作をしなくてもこの時点で記憶されます。
86
第 7 章 その他の機能
フェイバリット・セッティングの呼
び出しかた
コンプレッサーを例に説明します。
1.
[FX]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
3.
[F1](COMP)を押します。
4.
PAGE[] を押して、最後のページ(この場合は 3 ペー
ジ)を表示します。
音色の設定を変更する
フェイバリット・セッティングを使用したパッチの音色を変
更します。フェイバリット・セッティング自体も以下の方法
でエディットします。
ここではコンプレッサーを例に説明します。
[FX]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
2.
[F1](COMP)を押します。
3.
現在選択されているフェイバリット・セッティングの番
号と名前が表示されます。
5.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、FAVORITE を選び
ます。
FAVORITE 画面が表示されます。
[F2](SELECT)または F2 つまみで、好みのセッティン
6.
グを選びます。
決定するには[F6](OK)を、キャンセルする場合は
7.
[F5](CANCEL)または EXIT を数回押して、プレイ画
面に戻ります。
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
8.
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
4.
[F6](EDIT)を押します。
1 〜 2 ページの調節したいパラメーターを、[F1]〜[F4]
5.
または F1 〜 F4 つまみで調節します。
設定した内容を記憶する場合は、次の手順に従って操作
6.
します。
第7章
87
第 7 章 その他の機能
変更した音色を記憶する
変更した音色を記憶するには次の 2 通りの方法があります。
パッチに記憶する
1.
[WRITE]を押します。
PATCH WRITE 画面が表示されます。
2.
PATCH/VALUE ダイヤルで、保存先のパッチを選びます。
[WRITE]を押します。
3.
フェイバリット・セッティングに記憶する
『音色の設定を変更する』(P.87)の手順 5 でコンプレッサー
のエディット画面が表示された状態を例に説明します。
PAGE[] を押して、最後のページ(この場合は 3 ペー
1.
ジ)を表示します。
2.
F1(SELECT)を回して、FAVORITE WRITE を選びます。
FAV WRITE 画面が表示されます。
F2(SELECT)を回して、書き込み先を選択します。
3.
このとき、[F3](SEARCH)を押すと、書き込み先の
フェイバリット・セッティングを使用しているパッチの
リストを表示させることができます。詳細は、『同じフェ
イバリット・セッティングを使っているパッチを調べる』
(P.89)をご覧ください。
パッチが保存されると「NOW WRITING...」と表示され、
プレイ画面に戻ります。
この保存によりパッチとフェイバリット・セッティング
のリンクが切れます。これより後、先ほどのフェイバ
リット・セッティングの音色を変更しても、このパッチ
の音色には反映されません。
4.
[F6](WRITE)を押すと保存されます。
フェイバリット・セッティングが保存されると「NOW
WRITING...」と表示され、現在選択されて いるフェイバ
リット・セッティングの番号と名前が表示されます。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
5.
この操作での保存は、フェイバリット・セッティングだ
けに保存されます。パッチへの保存はされません。設定
したパラメーターをパッチに保存する場合は、ライト操
作(P.34)を行います。
88
第 7 章 その他の機能
フェイバリット・セッティングに名前
を付ける(フェイバリット・ネーム)
フェイバリット・セッティングを記憶するとき、そのセッティ
ングに名前を付けることができます。
『フェイバリット・セッティングに記憶する』(P.88)の手順
2 で次の操作をします。
F5(NAME)を押します。
1.
FAVORITE NAME 画面が表示されます。
PAGE[ ][ ]で文字を入れたい位置にカーソル
2.
を移動します。
PATCH/VALUE ダイヤルで、文字を選びます。
3.
PATCH/VALUE ダイヤルを回し続けていくと、キャラク
ター・ガイドが大文字、小文字、数字、記号と自動的に
切り替わります。
[F1]〜[F5]を押すと、次のような操作ができます。
同じフェイバリット・セッティング
を使っているパッチを調べる
コンプレッサーを例に説明します。
1.
[FX]を押します。
2.
PAGE[ ]を押して 1 ページに移動します。
3.
[F1](COMP)を押します。
現在選択されているフェイバリット・セッティングの番
号と名前が表示されます。
フェイバリット・セッティングを使用していない場合は、
手順 5 に進みます。
ボタン 機能
[F1](INSERT) カーソル位置に空白が挿入されます。
[F2](DELETE) 消去して前詰めします。
[F3](SPACE) カーソル位置に空白を入力します。
[F4](A0!) 「英字」「数字」「記号」を切り替えます。
[F5](A<=>a)
2 〜 3 の操作を繰り返し、パッチ・ネームを作成します。
4.
5.
名前の編集が終わったら、[EXIT]を押します。
フェイバリット・セッティング保存画面に戻ります。
6.
[F6](WRITE)を押すと保存されます。
7.
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
「英字(大文字)」「英字(小文字)」を切り替え
ます。
[F6](EDIT)を押します。
4.
5.
PAGE[] を押して、最後のページ(この場合は 3 ペー
ジ)を表示します。
6.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、FAVORITE WRITE
を選びます。
FAV WRITE 画面が表示されます。
F2(SELECT)を回して、調べたいフェイバリット・セッ
7.
ティングを選びます。
第7章
89
第 7 章 その他の機能
F3(SEARCH)を押します。
8.
選択したフェイバリット・セッティングを使用している
パッチのリストが表示されます。
9.
[F3]、[F4]または F3、F4 つまみで、リストをスクロー
ルすることができます。
10.
[F5](EXIT)を押します。
画面からリストが消えます。
[EXIT]を数回押して、プレイ画面に戻ります。
11.
ベースで映像をコントロールす
る(V-LINK)
VB-99 は V-LINK 機能を搭載しています。V-LINK 対応機器
と接続することで、ベース演奏を通じて映像をコントロール
することができます。
V-LINK とは?
V-LINKは、音楽と映像を同時に演奏するための機能です。V-LINK に対応した機器同士を MIDIで接続することにより、演奏表現に連動したさまざまな映像効果を簡単に楽しむことができます。
例えば、VB-99 と EDIROL motion dive .tokyo performance
package との組み合わせでは、
•
motion dive .tokyo performance package の演奏に必要
な情報を設定できます。
motion dive .tokyo performance package の映像(パ
•
レット/クリップ)の切り替え、映像の明るさや色合い
などをコントロールできます。
•
音楽と映像の同期演奏が楽しめます。
接続する V-LINK 対応機器の取扱説明書を併せてお読み
ください。
V-LINK 機器の接続例
VB-99 の MIDI OUT コネクターと V-LINK 対応機器を接続し
ます。
接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の音量を絞り、電源を切った状
態で行ってください。
MIDI IN
MIDI OUT
90
(EDIROLP-10、MD-P1、CG-8など)
V-LINK対応機器
V-LINK をオン/オフする
VB-99 の MIDI OUT コネクターと V-LINK 対応機器を接続
1.
します。
2.
機器の電源を入れて、起動させます。
[V-LINK]を押します。
3.
V-LINK がオンになり、[V-LINK]が点灯します。
『V-LINK を設定する』(P.91)での設定が有効になり、VB-99
の演奏に合わせて映像をコントロールすることができます。
第 7 章 その他の機能
[F1](CLIP)を押します。
4.
PATCH/CLIP 画面が表示されます。
V-LINK A ch は[F1]、[F2]または F1、F2 つまみで、V-
5.
LINK B ch は[F4]、[F5]または F4、F5 つまみでパレッ
ト/クリップを設定します。
V-LINK をオンにしていても、その他の機能は通常と同じ
ように動きます。
『MIDI ROUTING』(P.53)の設定によっては、MIDI OUT
からの信号が出力されない場合があります。このような
ときは V-LINK の信号も出力されません。
4.
もう一度[V-LINK]を押します。
[V-LINK]が消灯し、V-LINK がオフになります。
V-LINK 機能が OFF のときは、V-LINK に関する MIDI 情
報は全て出力されません。
V-LINK を設定する
パレットとクリップの設定をする
(PALETTE / CLIP)
パッチを切り替えたときに出力するプログラム・チェンジ情
報を設定します。V-LINK 対応機器の A チャンネルと B チャ
ンネルで別々にプログラム・チェンジが設定できます。
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]を押して 2 ページに移動します。
2.
パラメーター
PALETTE
CLIP
設定値 V-LINK 機能
OFF、1 〜 32 パレット切り替え
OFF、1 〜 32 クリップ切り替え
送信される MIDI
メッセージ
CC00(バンク・セレクト):
00H 〜 1FH
プログラム・チェンジ:
00H 〜 1FH
ストリング・チャンネルの設定をする
(STRING CH)
弦を弾いたときに出力されるノート情報を、V-LINK 対応機器
のどのチャンネルでコントロールするかを設定します。各弦
で設定できます。
『パレットとクリップの設定をする(PALETTE / CLIP)』
1.
(P.91)の手順 1 〜 3 に従って V-LINK 画面を表示します。
2.
[F4](STR CH)を押して、各弦でコントロールするチャ
ンネルを選びます。
STRING CH
HiC, 1 〜 4th,
LowB
OFF コントロールしません。
ACH A チャンネルをコントロールします。
BCH B チャンネルをコントロールします。
CCH MIDI Note プラグインをコントロールします。
機能
第7章
[F4](V-LINK)を押します。
3.
V-LINK 画面が表示されます。
EDIROL DV-7PR などの V-LINK 対応機種では、ACHの
みを使います。
V-LINK 機能で出力されるノート情報は、STRING CH の
設定に加え、『外部のシンセサイザー音源を鳴らす(ベー
ス・トゥー MIDI)』(P.58)で設定されるパラメータ−の
影響を受けます。
91
第 7 章 その他の機能
アサインの設定をする(ASSIGN1 〜 2)
ベースの演奏情報やVB-99の操作子による情報で映像をコン
トロールするための設定を行います。2 種類まで設定できま
す。
1.
『パレットとクリップの設定をする(PALETTE / CLIP)』
(P.91)の手順 1 〜 3 に従って V-LINK 画面を表示します。
[F2](ASGN1)または[F3](ASGN2)を押して、アサ
2.
イン 1 またはアサイン 2 を選びます。
3.
[F1](SELECT)または F1 つまみで、ターゲットを操作
するソースを設定します。
[F2](SELECT)または F2 つまみで、ターゲットを設定
4.
します。
ソースやターゲットのパラメーターについては、『VLINK PATCH(V-LINK パッチ)』(P.153)をご覧くだ
さい。
F3 つまみを回して、TARGET パラメーターのコントロー
5.
ル範囲の下限を設定します。
F4 つまみを回して、TARGET パラメーターのコントロー
6.
ル範囲の上限を設定します。
設定した値を保存する場合は、ライト操作(P.34)を行
7.
います。
※ 保存しない場合は、[EXIT]を数回押してプレイ画面に
戻ります。
92
スタンドに取り付けて使う
928, 929
•
転倒防止のため、下図のように PDS-10 付属のケー
ブル・タイで、全てのケーブルをスタンドに巻き付
けて使用してください。
•
PDS-10 のマウンティング・プレートに取り付ける
ときは、VB-99 に付属のネジ(M5 × 10)を使用
してください。これ以外のネジを使用すると、機器
内部に損傷を与えたり、固定が不十分になる恐れが
あります。
•
本体を裏返すときは、ボタン、ダイヤルなどを破損し
VB-99 はスタンド PDS-10(別売)に取り付けて使うことが
できます。
VB-99 を裏返し、底面にあるネジを外します。
1.
手順 1 で外したネジまたは付属のノブ・ボルトを使って、
2.
図のようにマウンティング・プレートを取り付けます。
第 7 章 その他の機能
ケーブル・タイ
VB-99 をスタンドに取り付けます。
3.
PDS-10 の組み立てかたやマウンティング・プレートの
取り付けかたについては、PDS-10 の取扱説明書をご覧
ください。
ないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両
端に敷いてください。また、その際、ボタン、ダイヤ
ルなどが破損しないような位置に配置してください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう
•
取り扱いにご注意ください。
ネジをはずした場合は、小さなお子さまが誤って飲
•
み込んだりすることがないようお子さまの手の届か
ないところへ保管してください。
着脱時に手を挟まないように注意してください。
•
第7章
93
第 7 章 その他の機能
ラックに取り付けて使う
VB-99 はラック・マウント・アダプター RAD-99(別売)を
使うことにより、ラックに取り付けて使うことができます。
VB-99 を裏返し、底面にあるネジを外します。
1.
2.
手順 1 で外したネジまたは付属のノブ・ボルトを使って、
図のように RAD-99 を取り付けます。
928, 929
RAD-99 に取り付けるときは、VB-99 に付属のネジ
•
(M5 × 10)を使用してください。これ以外のネジ
を使用すると、機器内部に損傷を与えたり、固定が
不十分になる恐れがあります。
本体を裏返すときは、ボタン、ダイヤルなどを破損し
•
ないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両
端に敷いてください。また、その際、ボタン、ダイヤ
ルなどが破損しないような位置に配置してください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう
•
取り扱いにご注意ください。
•
ネジをはずした場合は、小さなお子さまが誤って飲
み込んだりすることがないようお子さまの手の届か
ないところへ保管してください。
•
着脱時に手を挟まないように注意してください。
VB-99 をラックに取り付けます。
3.
ネジ(4 箇所)でしっかりとラックに固定します。
※ 取り付けのネジはラック付属品などをご使用ください。
RAD-99 の組み立てかたや取り付け角度の調整について
は、RAD-99 の取扱説明書をご覧ください。
94
工場出荷時の状態に戻す
(ファクトリー・リセット)
[SYSTEM]を押します。
1.
PAGE[ ]で、3 ページ目を表示します。
2.
[F2](F.RST)を押します。
3.
FACTORY RESET 画面が表示されます。
第 7 章 その他の機能
工場出荷時の状態に戻したい項目を選びます。
4.
パラメーター 解説
ALL すべてのデータ
SYSTEM システム・パラメーターの設定内容
GK SETTING GK セッティングの設定内容
GLOBAL グローバル機能の設定内容
PATCH パッチ・ナンバー 001 〜 200 の設定内容
FAVORITE SETTING
5.
[F6](EXEC)を押します。
確認メッセージを表示します。
6.
ファクトリー・リセットを実行するときは、[WRITE]を
押します。
※ ファクトリー・リセットを中止するときは、[EXIT]を
押してください。
各エフェクトのフェイバリット・セッティ
ング 01 〜 10 の設定内容
第7章
ファクトリー・リセットが終了すると、プレイ画面に戻
ります。
95
第 8 章 パラメーター・ガイド
VB-99 に内蔵されているパラメーターについて説明します。
以降記載の会社名および製品名は各社の商標または登録商標でローランドとは関係ありません。
本書では COSM によってシミュレートされたサウンドを適切に表現するために、これらの名称を使用しています。
COSM BASS(COSM ベース)
ベースで音作りをする際の要素を自由に設定することにより、さまざまな音色を得ることができます。
ピックアップ、ボディー、各弦の音程など実際のベースのパラメーターを設定するだけでなく、シンセサイザーのような音やエ
レクトリック・ギターの音のように通常のベース・ギターでは得られない音色まで使えます。
パラメーター/
設定値
解説
COSM BASS SW(COSM ベース・スイッチ)
COSM ベースのオン/オフを設定します。
OFF ノーマル・ピックアップ音と COSM ベース音は鳴りません。
ON COSM ベース音が鳴ります。
NORMAL PU ノーマル・ピックアップ音が鳴ります。
MODLNG TYPE(モデリング・タイプ)
E.BASS エレクトリック・ベースのモデリングです。
AC BASS アコースティック・ ベースのモデリングです。
SYNTH シンセサイザー・サウンドが得られます。
E.GTR ベース・ギターの音をエレクトリック・ギターの音に変換します。
E.BASS TYPE(エレクトリック・ベース・タイプ)/ SYNTH TYPE(シンセサイザ−・タイプ)/
E.GTR TYPE(エレクトリック・ギター・タイプ)
下記参照 各モデリング・タイプから COSM ベースを選びます。
※ タイプごとに設定できるパラメーターが異なります。それぞれの項目を参照してください。
COSM ベースの構成
OFF
ON
NORMAL
FX、COSMAMPへ
DIVIDED PU
E.BASS/
AC BASS/
SYNTH/
E.GTR
EQ
PITCH
SHIFT
MIX LEVEL/
NS
NORMAL PU
COSM BASS
SW
モデリング・タイプ一覧
E.BASS TYPE(エレクトリック・ベース・タイプ)
パラメーター/
設定値
VINT JB 60 年代の Fender Jazz Bass をモデリングしています。
JB 70 年代後半以降の Fender Jazz Bass をモデリングしています。
VINT PB 60 年代初期の Fender Precision Bass をモデリングしています。
PB 70 年代後半以降の Fender Precision Bass をモデリングしています。
M-MAN 70 年代の MUSIC MAN StingRay Bass をモデリングしています。
RICK Rickenbacker4001 をモデリングしています。
T-BIRD Gibson Thunderbird をモデリングしています。
ACTIVE アクティブ・ピックアップを搭載した現代的なベースをモデリングしています。
VIOLIN Hofner Violin Bass をモデリングしています。
VARI ピックアップ、ボディー、弦など、ギターを構成する要素を自由に設定できるベースです。
96
解説
COSM BASS(COSM ベース) 第 8 章 パラメーター・ガイド
SYNTH TYPE(シンセサイザー・タイプ)
パラメーター/
設定値
ANALOG GR(アナログ GR) 往年のアナログ・ポリフォニック・ベース・ギター・シンセサイザーのサウンドです。
WAVE SYNTH(ウェーブ・シンセ) GK ピックアップからの弦信号を直接加工してシンセ・サウンドを得るアルゴリズムです。自然
OSC SYNTH(OSC シンセ) 入力されたベース音からピッチ情報とアタック情報を検出し、内部発振した信号を出力します。
FILTER(フィルター) フィルターを効かせたベースのようなインストゥルメントです。
BOWED(ボウ) 弓で弾いた弦楽器をイメージしたインストゥルメントです。
PIPE(パイプ) やわらかめの木管楽器系リード音のインストゥルメントです。
CRYSTL(クリスタル) 金属的な響きを持つイントゥルメントです。
ORGAN(オルガン) ソロ・パートやゆっくりした曲の演奏に向いた、ロング・トーンのインストゥルメントです。
BRASS(ブラス) ベースのピッチを検出して、シンセサイザー・サウンドを作り出すインストゥルメントです。
解説
ヘキサ・ディストーション、ピッチ・シフト可能な 6 弦独立ノコギリ波を発生するヘキサ VCO
と VCF(周波数可変フィルター)を備え、ベースの演奏ニュアンスを生かしながら、アナロ
グ・シンセサイザーの音色を楽しめます。
な演奏感が得られます。
オルガンのように、3 つのパラメーター(FEET 16、8、4)の音量レベルのバランスをとっ
て、好みの音色が作れます。
E.GTR TYPE(エレクトリック・ギター・タイプ)
パラメーター/
設定値
ST(ストラトキャスター) Fender Stratocaster をモデリングしています。
LP(レス・ポール) Gibson Les Paul Standard をモデリングしています。
解説
トラディショナルなシングル・コイル・ピックアップを 3 個搭載したギターです。
ハム・バッキング・ピックアップを 2 個搭載したロック向けのギターです。
97
第8章
第 8 章 パラメーター・ガイド COSM BASS(COSM ベース)
E.BASS
(エレクトリック・ベース)
エレクトリック・ベースのパラメーターを設定します。
VINT JB / JB / T-BIRD
パラメーター
/設定値
MASTER VOL(マスター・ボリューム)
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
REAR VOL(リア・ボリューム)
0〜100 リア・ピックアップの音量を設定します。0 に設
FRONT VOL(フロント・ボリューム)
0〜100 フロント・ピックアップの音量を設定します。0
TONE(トーン)
0〜100 音質を設定します。
VINT PB / PB
解説
音は鳴りません。
定すると音は鳴りません。
に設定すると音は鳴りません。
RICK
パラメーター
/設定値
MASTER VOL(マスター・ボリューム)
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
REAR VOL(リア・ボリューム)
0〜100 リア・ピックアップの音量を設定します。0 に設
FRONT VOL(フロント・ボリューム)
0〜100 フロント・ピ ックアッ プの音量 を設定し ます。0
REAR TONE(リア・トーン)
0〜100 リア・ピックアップの音質を設定します。
FRONT TONE(フロント・トーン)
0〜100 フロント・ピックアップの音質を設定します。
PU SEL(ピックアップ・セレクト)
REAR リア・ピックアップを使用します。
R+F フロントとリアの両方のピックアップを使用しま
FRONT フロント・ピックアップを使用します。
解説
音は鳴りません。
定すると音は鳴りません。
に設定すると音は鳴りません。
す。
パラメーター
/設定値
解説
VOL(ボリューム)
0〜100 音量を設定します。0 に設定すると音は鳴りませ
ん。
TONE(トーン)
0〜100 音質を設定します。
M-MAN
パラメーター
/設定値
VOL(ボリューム)
0〜100 音量を設定します。0 に設定すると音は鳴りませ
TREBLE(トレブル)
-50 〜 +50 高音域の音質を調節します。
BASS(ベース)
-50 〜 +50 低音域の音質を調節します。
解説
ん。
ACTIVE
パラメーター
/設定値
MASTER VOL(マスター・ボリューム)
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
REAR VOL(リア・ボリューム)
0〜100 リア・ピックアップの音量を設定します。0 に設
FRONT VOL(フロント・ボリューム)
0〜100 フロント・ピ ックアッ プの音量 を設定し ます。0
TREBLE(トレブル)
0〜100 高音域の音質を調節します。
BASS(ベース)
0〜100 低音域の音質を調節します。
解説
音は鳴りません。
定すると音は鳴りません。
に設定すると音は鳴りません。
98
COSM BASS(COSM ベース) 第 8 章 パラメーター・ガイド
VIOLIN
パラメーター
/設定値
MASTER VOL(マスター・ボリューム)
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
REAR VOL(リア・ボリューム)
0〜100 リア・ピックアップの音量を設定します。0 に設
FRONT VOL(フロント・ボリューム)
0〜100 フロント・ピックアップの音量を設定します。0
TREBLE ON(トレブル・オン)
OFF, ON リア・ピックアップのオン/オフを設定します。
BASS ON(ベース・オン)
OFF, ON フロント・ピックアップのオン/オフを設定しま
RHYTHM/SOLO(リズム/ソロ)
RHYTHM ボリュームが 50 に設定されます。
SOLO ボリュームが 100 に設定されます。
解説
音は鳴りません。
定すると音は鳴りません。
に設定すると音は鳴りません。
す。
VARI
パラメーター
/設定値
CTL TYPE(コントロール・タイプ)
2V2T 2 ボリューム、 2 トーンのコントローラーです。
2V1T 2 ボリューム、 1 トーンのコントローラーです。
BAL 1 バランス、 1 トーンのコントローラーです。
2BAND ベース、トレブルのコントローラーです。
MASTER VOL(マスター・ボリューム)*1
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
VOL(ボリューム)*2
0〜100 ベース全体の音量を設定します。0 に設定すると
REAR VOL(リア・ボリューム)*1
0〜100 リア・ピックアップの音量を設定します。0 に設
FRONT VOL(フロント・ボリューム)*1
0〜100 フロント・ピックアップの音量を設定します。0
BAL(バランス)*2
R100:0F 〜
R0:100F
REAR TONE(リア・トーン)*3
-50 〜 +50 リア・ピックアップの音質を設定します。
FRONT TONE(フロント・トーン)*3
-50 〜 +50 フロント・ピックアップの音質を設定します。
TONE(トーン)*4
-50 〜 +50 ピックアップの音質を設定します。
解説
音は鳴りません。
音は鳴りません。
定すると音は鳴りません。
に設定すると音は鳴りません。
リア・ピックアップとフロント・ピックアップの
音量バランスを調節します。
パラメーター
/設定値
解説
TREBLE(トレブル)*5
-50 〜 +50 高音域の音質を調節します。
BASS(ベース)*5
-50 〜 +50 低音域の音質を調節します。
REAR PU(リア・ピックアップ)、
FRONT PU(フロント・ピックアップ)
TYPE(タイプ)
使用するピックアップのタイプを設定します。
SINGLE シングル・コイル・ピックアップを使用します。
DOUBLE ダブル・コイル・ピックアップを使用します。
PIEZO ピエゾ・ピックアップを使用します。
POS(ポジション)
5〜450mm ピックアップの取り付け位置をブリッジからの距
離で設定します。設定値が大きくなると、ブリッ
ジからピックアップが離れていく効果を得ること
ができます。
※ ピックアップのタイプにPIEZOが選ばれて
いる場合、ポジションを設定することはできま
せん。
PHASE(フェイズ)
ピックアップ FRONT と REAR をミックスする場合に、ピック
アップの位相を設定します。
IN ピックアップが正相でミックスされます。
OUT ピックアップが逆相でミックスされます。
OFFSET(オフセット)
-445 〜
+445mm
*1 CTL TYPE を 2V2T、2V1T にしたときに有効です。
*2 CTL TYPE を BAL、2BAND にしたときに有効です。
*3 CTL TYPE を 2V2T にしたときに有効です。
*4 CTL TYPE を 2V1T、BAL にしたときに有効です。
*5 CTL TYPE を 2BAND にしたときに有効です。
弦ごとのピックアップの位置を細かく設定しま
す。
※ ピックアップのタイプにPIEZOが選ばれて
いる場合、オフセットを設定することはできま
せん。
第8章
99
第 8 章 パラメーター・ガイド COSM BASS(COSM ベース)
AC BASS
(アコースティック・ベース)
アコースティック・ベースのパラメーターを設定します。
パラメーター
/設定値
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を設定します。0 に設定すると音は鳴りませ
BODY(ボディー)
0〜100 表板と空洞の共鳴音(ボディー・レゾネーション)
RESO(レゾネーション)
0〜100 ボディーの共鳴感を調節します。
SIZE(サイズ)
-50 〜 +50 ボディーの大きさを設定します。共振周波数を変
ATTACK(アタック)
0〜100 弦を弾いたときのアタックの強さを設定します。
BOTTOM(ボトム)
0〜100 弦振動の音量を設定します。
BUZZ SENS(バズ・センシティビティー)
0〜100 アコースティック・ベース特有の倍音の感度を設
DECAY(ディケイ)
0〜100 弦振動の減衰速度を設定します。
解説
ん。
の音量を設定します。
※ ボディー・ レゾネーション部はモノフォニッ
クです。そのためボディーを 100 に設定する
と各弦のパンの効きは弱くなります。
値を大きくするほど共鳴感は大きくなります。
化させて、ボディーの大きさの変化をシミュレー
トしています。設定値を 0 にすると標準的な響き
を得ることができます。
設定値が大きくなるほど弦を弾くときの音が強く
なり、ボディーの立ち上がりの音も大きくなりま
す。
定します。弾く強さに応じて調節してください。
SYNTH(シンセサイザー)
シンセサイザー・サウンドのパラメーターを設定します。
ANALOG GR
パラメーター
/設定値
MASTER LEVEL(マスター・レベル)
0〜100 音量を設定します。
MODE(モード)
ヘキサ VCO(ノコギリ波)と、ヘキサ・ディストーション(矩形
波)のどちらを鳴らすか、または両方を鳴らすかを設定します。
VCO ヘキサ VCO のみを鳴らします。
V+D ヘキサ VCO とヘキサ・ディストーションを同時
DIST ヘキサ・ディストーションを鳴らします。
COMP(コンプレッション)
OFF, ON ON にするとヘキサ VCO の減衰時間を引き延ばし
CUTOFF FREQ(カットオフ・フリケンシー)
0〜100 VCF のカットオフ・フリケンシー(遮断周波数)
RESO(レゾナンス)
0〜100 VCF のレゾナンス(音のクセ)の度合いを調節し
ENV MOD(エンベロープ・モジュレーション)
VCF のカットオフ・フリケンシーを、弦振動の大きさで自動的に変
化させます。弦を弾くごとにワウ効果のように音色を変化させるこ
とができます。
SW(スイッチ)
OFF エンベロープ・モジュレーション を動作させませ
ON 弦を弾くたびに VCF のカットオフ・フリケンシー
解説
に鳴らします。
ます。ENV MOD SW が ON のときは、VCF(周
波数可変フィルター)の減衰時間も引き延ばされ
ます。
※ ヘキサ・ディストーションの減衰時間は引き
延ばされません。
の高さを調節し、音の明るさ(硬さ)を設定しま
す。設定値を大きくするほど音が明るく(硬く)
なります。
ます。設定値を大きくするほど、カットオフ・フ
リケンシー付近の音域が強調され、音色のクセが
強くなります。
ん。
が高い→低い方向に動きます。ワウのような効
果になります。
100
カットオフ・フリケンシーの設定が極端に大
きいと効果が分かりにくくなります。
INV ON と は逆に、弦を弾くたびに VCF のカットオ
フ・フリケンシーが低い→高い方向に動きます。
ワウの音が反転してウワウワと聴こえます。
カットオフ・フリケンシーをある程度高めに
セットすると、効果が分かりやすくなります。