取扱説明書
本書は簡易取扱説明書となっております。この機器を正しくお使いいただくために、ご
使用前に「安全上のご注意」(P.2)と「使用上のご注意」(P.4)をよくお読みくださ
い。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書と合わ
せて英文取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見るこ
とができるよう、手元に置いてください。
本文中の表記について
•
この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、以下のように表記し
ています。
•
[ ]で囲まれた英字や数字はボタン名を表します。
•
「 」で囲まれた英字や数字は画面上のアイコンを表します。触れて操作しま
す。
•
•
•
•
は、注意していただきたい事柄です。必ずお読みください。
は、操作に関する留意事項です。必要に応じてお読みください。
は、知っておくと便利な事柄です。必要に応じてお読みください。
音量が小さくなったり、正しく動作しなくなったりしたときは、「故障かな?
と思ったら」(P.66)をお読みください。
※ 本書では、ディスプレイ/画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の
設定(音色名など)と本文中のディスプレイ/画面上の設定は一致していません。
あらかじめご了承ください。
※ 英文取説には、日本国内で販売されていない製品名称などが記載されていますが、
ご了承ください。
※ GS( )は、ローランド株式会社の登録商標です。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
※ Zip は、米国 Iomega Corporation の商標です。
※ Iomega は、米国 Iomega Corporation の登録商標です。
©
2000 ローランド
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
● この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
..............................................................................................................
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に
設置しないでください。必ず安定した水平な場
所に設置してください。
..............................................................................................................
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
2
警告
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
● 長時間使用しないときは、電源プラグをコンセ
ントから外してください。
..............................................................................................................
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
● この機器を移動するときは、電源プラグをコン
セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
2 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次の
ことに注意してください。
電源について
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電
力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
● 完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス
イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくだ
さい。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセ
ントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くとこ
ろのものを使用してください。
設置について
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
● この機器はフロッピー・ディスク・ドライブが搭載され
ていますので、次の点に注意してください。詳細は、「フ
ロッピー・ディスクをお使いになる前に」をご覧くださ
い。
○ スピーカーなどの強い磁界の発生する場所には近づ
けない
○ この機器を極端に傾けない
○ フロッピー・ディスク・ドライブ動作中は、振動を
与えたり移動したりしない
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用
しないでください。
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し
なくなるなどの故障の原因になります。
お手入れについて
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとしてフロッピー・ディス
クや Zipディスクに保存しておいてください。
● フロッピー・ディスクや Zipディスクの失われた記憶内
容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
い。
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ
ます。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
● 譜面立てを、手前に引き倒さないでください。
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別
売:EV-5)をお使いください。他社製品を接続すると、
本体の故障の原因になる場合があります。
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用
ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない
でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ
えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき
ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ
さい。
修理について
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能
について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
4
使用上のご注意
フロッピー・ディスク/ Zip ディス
クをお使いになる前に
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水平な場所に
設置してください。極端に傾けると、ディスク・ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、ディスク・ドライ
ブに水滴がつくことがあります。このまま使用すると故
障の原因になりますので、数時間放置してから使用して
ください。
● ディスクを挿入するときは、確実に奥まで入れてくださ
い。ディスクを取り出すときは、イジェクト・ボタンを
奥まで押してください。万一ディスクが引っ掛かった場
合は、無理に取り出さないでください。
● ディスク・ドライブの動作中(ディスク・ドライブのイ
ンジケーター(パネル上)が点灯)は、ディスクを取り
出さないでください。ディスクの磁性面に傷がつき、使
用できなくなります。
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス
ク・ドライブから抜いてください。
● ディスクはディスク・ドライブに対して水平になるよう
にして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に
挿入すると、ディスク・ドライブのヘッドが破損するこ
とがあります。
● ディスク・ドライブにそれぞれフロッピー・ディスクも
しくは Zip ディスク以外のもの(針金、硬貨、別の種類
のディスクなど)を入れないでください。ディスク・ド
ライブの故障の原因になります。
著作権について
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、そ
の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配
布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁
じられています。
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使
用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作
権を侵害しても、ローランドは一切責任を負いません。
フロッピー・ディスク/ Zip ディスクの取り
扱い
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒
体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない(保存温度 : 10〜 50 ℃)
○ スピーカーなどの強い磁界を発生する場所やものに
近づけない
● フロッピー・ディスクには、書き込んだデータを誤って
消さないように保護するプロテクト・タブがあります。
書き込み操作を行なうとき以外は、プロテクト・タブを
プロテクトの位置にしておいてください。
裏面
ライト
(書き込み可能)
プロテクト・タブ
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。
ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り
出せなくなります。
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよ
う保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが
付いたディスクを使用すると、ディスクが破損したり、
ディスク・ドライブの故障の原因になります。
プロテクト
(書き込み禁止)
5
目次
安全上のご注意 ..................................................2
使用上のご注意 ..................................................4
主な特長............................................................. 8
はじめに............................................................. 9
各部の名称とはたらき..........................................................9
フロント・パネル ..........................................................9
リア・パネル.................................................................13
接続する.................................................................................14
電源を入れる ........................................................................14
液晶タッチ・パネルの使い方 ...........................................15
デモ・ソングを聞く
(VIRTUAL BAND - DEMO).............................................16
演奏する(基本操作)....................................... 18
画面にしたがってお好みに設定する(簡単操作)
(EASY ROUTING).............................................................18
ソロ楽器として使う場合(As a SOLOIST).........18
アレンジャー機能を使う場合(In a BAND).........19
音量やバランスを調節する(Mixer)...............................20
全体の音量を調節する................................................20
バランスを調節する ....................................................20
マスター・ページについて................................................20
メトロノームを使うには....................................................21
メロディにバリフレーズを使う(VA-7 のみ)..............21
マイクを本機に接続し、演奏と合わせて
本機から再生する(VA-7 のみ).......................................22
スタンダード MIDI ファイルを演奏する........................23
キーボードの設定............................................. 24
キーボード・モードについて
(ARRANGER/PIANO)......................................................24
キーボードの設定をする....................................................24
音色の厚みを変える(ホール・モード).................25
鍵域を分割する(スプリット).................................25
鍵域を 1 オクターブ単位で移動する
(オクターブ).................................................................26
鍵域を半音単位で移動する(トランスポーズ)....26
ベロシティの設定(ベロシティ).............................27
その他の設定(オプション)......................................27
音色の設定........................................................ 28
音色を選ぶ(TONE)...........................................................28
画面から音色を選ぶ ....................................................28
フロント・パネルから音色を選ぶ ...........................29
音色設定画面で表示されるリストの
音色を変えるには ........................................................29
マニュアル・ドラムの音色(リズム・セット)
を選ぶ.....................................................................................30
別の音色マップを選ぶ .......................................................30
ワンタッチで音色を選ぶ(SUPER TONES)
(おすすめ音色リスト).......................................................31
お好みの音色を[SUPER TONES]ボタンに
割り付けるには............................................................31
バリフレーズ機能(VA-7 のみ)....................... 32
バリフレーズ・パートをオンにする
(BACKGROUND/MELODIC/RHYTHMIC).................32
バリフレーズを選ぶ............................................................32
バリフレーズをモノ・モードで演奏する ......................32
リアルタイムに効果を加える................................... 32
ユーザー・メモリーを使う............................................... 33
バリフレーズやオーディオ・ファイルを
読み込む ........................................................................33
ユーザー・メモリーを選ぶ .......................................34
バリフレーズをつくる .......................................................35
素材をサンプリングする(Capture)......................35
ウェーブをエディットする(Edit)..........................36
サンプリングしたデータをバリフレーズに
変換する(エンコード)(Encode)........................ 37
バリフレーズを保存する(Save)................................... 38
フレーズ・パラメーター(Phrase Parameter)..........39
ピッチ(Pitch)............................................................ 39
アンプ・セクション(Amplitude)..........................40
フレーズ・コントロール(Phrase Ctrl)...............40
パン(Pan)................................................................... 40
ポルタメント(Portamento)................................... 41
バリフレーズ全体の設定(Global Parameters)..........42
モノ/ポリの設定(Key Assign)...........................42
再生設定(Playback)................................................. 42
トリガー設定(Trigger)............................................43
その他の設定(Mode)...............................................43
フット・スイッチを使う ...................................................43
スタイルとのリンク設定 ...................................................44
アレンジャー機能............................................. 45
スタイルを選ぶ(STYLE)................................................ 45
スタイル演奏をスタートする...........................................45
自動的にスタイルを再生する(シンク)........................ 46
伴奏の編成を変化させる
(オーケストレーター/モーフィング)..........................46
オーケストレーターを使う .......................................46
モーフィングを使う....................................................46
スタイルを効果的に使う ...................................................47
バリエーション
(ORIGINAL/VARIATION)........................................47
イントロ(INTRO).....................................................47
フィルイン(FILL)..................................................... 47
エンディング(ENDING).......................................... 47
6
目次
伴奏に合わせてメロディを自動的に加える
(メロディ・インテリジェンス)
(MELODY INTELL)............................................................48
ワンタッチで設定を呼び出す(ONE TOUCH)............48
設定を呼び出す ............................................................48
設定を選ぶ.....................................................................48
呼び出しをキャンセルする........................................49
その他の自動アレンジ機能の設定...................................49
自動アレンジ演奏を持続させる
(アレンジ・ホールド)................................................49
鍵盤のアレンジ演奏部の位置を決める...................50
コードの構成音の設定をする
(コード・モード)........................................................50
ベース音を設定する
(ベース・インバージョン)........................................50
テンポ設定をする(テンポ)......................................50
ソングの再生と録音(SONG COMPOSER).... 51
ソングを再生する................................................................51
再生と停止(PLAY/STOP)......................................51
早送り/早戻し/リセット(BWD/FFW)............52
ループ再生.....................................................................52
リアルタイムにテンポを変える ...............................52
ソロ/ミュート(Minus One).................................52
メトロノーム.................................................................53
バランス.........................................................................53
トランスポーズ(Transpose).................................53
ソングを録音する................................................................54
録音する前に.................................................................54
録音する.........................................................................54
録音時の各種設定をする............................................55
ソングに効果を加える................................................55
ソングを保存する ........................................................55
ミキサー機能(Mixer)..................................... 56
音量や定位を調節する........................................................56
音量や定位のバランスをとる....................................56
その他のミキサー設定................................................57
スタイル・ミキサー ....................................................57
ユーザー・プログラムを選ぶ...........................................60
ディスクに関する機能......................................61
ディスクからデータを読み込む(Load)....................... 61
ディスクにデータを保存する(Save)...........................61
不要なデータを削除する(Delete)................................. 61
その他の機能(Utility).......................................................62
ZIP ディスクをイジェクトする(VA-7 のみ)...... 62
フォーマットする(Format)....................................62
ディスクをコピーする(Copy)............................... 62
データの名前を変更する(Rename)......................62
VA-7/VA-5 の使用環境を設定する ................... 63
コントローラーの設定(CONTROLLERS).................. 63
D ビーム・コントローラー(D Beam)..................63
ベンダー・レバー(Bender)................................... 63
モジュレーション・レバー(Modulation)...........63
リボン・コントローラー
(Touch Ctrl)(VA-7 のみ )......................................63
アフタータッチ(Aftertouch)(VA-7 のみ)....... 63
サステイン・ペダル(Sustain Switch)................64
フット・スイッチ(Foot Switch)..........................64
エクスプレッション・ペダル(Foot Pedal)........64
その他の設定
(FUNCTION MENU - Global Parameter)....................64
チューニングをする(MASTER TUNE)...............64
工場出荷時の状態に戻す(Factory Resume).....64
備考 .................................................................. 65
名前の付けかた....................................................................65
MIDI について ......................................................................65
MIDI の設定をするには ..............................................65
MIDI 機能を使うための準備......................................65
ユーザー・スタイル作成について................................... 65
故障かな?と思ったら......................................66
主な仕様........................................................... 67
エフェクト機能 ................................................ 58
各パートにエフェクトをかける .......................................58
エフェクトの設定をする............................................58
インサート・エフェクトを使う .......................................59
アッパーパート 1 にエフェクトを
インサートするとき ....................................................59
アッパーパート1以外のパートに
エフェクトをインサートするとき ...........................59
インサート・エフェクトの種類を選ぶ...................59
ユーザー・プログラム機能 .............................. 60
ユーザー・プログラムに 自分のセッティングを
書き込む.................................................................................60
索引 .................................................................. 69
7
主な特長
大型液晶画面を使っての簡単操作
本機は画面に液晶タッチ・パネルを採用しており、初めてキーボードをお使いになる方でも、簡単に
操作することができます。
インテリジェンス・アレンジ機能(バーチャル・バンド)
液晶タッチパネルのガイドに従うだけで、演奏したい音楽に合わせた自動アレンジのスタイルを選ぶ
ことができます。(P.18)
バリフレーズ機能搭載(VA-7 のみ)
人の声などのバリフレーズを自動アレンジ演奏と合わせて演奏することによって、より表現の幅が広
がります。(P.32)
自由度が高いコントローラー部(D ビーム/リボン・コントローラーなど)
D ビーム/リボン・コントローラーなどをはじめ、モジュレーション・レバーやベンダー・レバーな
ど豊富なコントローラーを装備しています。(P.63)
ZIP ドライブ(VA-7 のみ)、フロッピードライブ搭載
作成したバリフレーズやソングを ZIPディスク(VA-7 のみ)やフロッピー・ディスクに保存すること
ができます。
高性能なシンセサイザー音源搭載
最大同時発音数 128 音で 3649種類の音色と 48 種類のリズム用音色が用意されています。
豊富なシーケンス機能
16 トラックのシーケンサーを搭載しています。(P.51)
8
はじめに
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
1
23 4567
1
D ビームコントローラー部(D BEAM CONTROLLER)
[ON/OFF]を押すたびに Dビームコントローラーのオ
ン(ボタンが点灯)/オフ(ボタンが消灯)をします。
2 秒以上長押しすると、D ビームコントローラ設定画面
を呼び出すことができます。
D ビームコントローラーの上に手などをかざしたりして、
ボリュームやフィルター、モジュレーションなどをコン
トロールできます。
ボリュームつまみ(VOLUME)
2
内蔵スピーカーやヘッドホンから出力される全体の音量
を調節します。また STEREO OUT 端子からの出力も調
節します。
3
M-FXつまみ、ON/OFF ボタン
[M-FX]つまみで内蔵マルチ・エフェクトをコントロー
ルし、[ON/OFF]でエフェクトのオン/オフをします。
ボタンを 2 秒以上長押しすると、エフェクト設定画面を
呼び出すことができます。
4
MELODY INTELL ボタン
ボタンを押すと(ボタンが点灯)、演奏したメロディに
ハーモニーを加えることができます。2 秒以上長押しす
ると、ハーモニー設定画面を呼び出すことができます。
CONTROLLERS ボタン
5
コントローラー類( D ビーム・コントローラー、ベン
ダー・レバー、モジュレーション・レバー、リボン・コ
ントローラー、アフタータッチ、サステイン・ペダル、
フット・スイッチ、エクスプレッション・ペダル)の設
定画面を呼び出すことができます。
111098
6
EFFECTSボタン
エフェクトの設定画面を呼び出します。
ONE TOUCH/TRANSPOSE ボタン
7
現在選ばれているスタイルに合わせた音色(アッパー
パート 1、アッパーパート 2)のセットをワンタッチで
呼び出すことができます。
また[ONE TOUCH/TRANSPOSE]を押しながら
[USER PROGRAM UP/DOWN]を押すと、ワンタッチ
でトランスポーズできます(半音ごとに調節できます)。
8
BALANCE つまみ
伴奏(ACCOMP)の音量と鍵盤(KEYBOARD)の音量
のバランスを調節します。
9
SYNC ボタン
シンク機能のオン/オフをします。2 秒以上長押しする
と、シンク設定画面を呼び出すことができます。(P.46)
キーボード・モード部(OTHER、ARRENGER、PIANO)
10
キーボード・モード(P.24)を選択します。自動アレン
ジ機能を使うには[ARRENGER]、本機をソロ楽器とし
て使うには[PIANO]を押します。その他の使い方(鍵
盤のスプリットなど)の設定画面を呼び出すには、
[OTHER]を押します。
11
USER PROGRAM DOWN/UP ボタン
ユーザー・プログラムを選択します。
[ONE TOUCH/TRANSPOSE]を押しながら[USER
PROGRAM DOWN/UP]を押すと、ワンタッチでトラ
ンスポーズできます(半音ごと)。
9
はじめに
fig.002
12
13
12
画面
画面に触れることで、いろいろな設定(パラメーターの
調節や音色の選択など)をすることができます。
13
ORCHESTRATOR ボタン
スタイル演奏中に伴奏のバンド編成などの設定画面を呼
び出します。
VIRTUAL BAND ボタン
14
イージー・ルーティング・モードに入ったり、デモ・ソ
ングを聞いたりすることができます。
DISK インジケーター
15
ZIP ディスク(VA-7 のみ)やフロッピー・ディスクの
データの読み書き中に点灯します。インジケーター点灯
中は決してディスクを取り出さないでください。
15
18
16
SONG COMPOSER ボタン
シーケンサーを使ってソングを再生したり録音するため
の画面を呼び出します。
17
FUNCTION MENU ボタン
本機の設定、MIDI 設定、ディスク設定などの画面を呼び
出します。
アレンジ・コントロールボタン(INTRO、
18
ORIGINAL、FILL、VARIATION、ENDING、
START/STOP)
自動アレンジ機能使用時に、お好みのスタイル・パター
ンを選択します。[START/STOP]で、スタイルの再生
/停止をします。
171614
10
fig.003
はじめに
19
20
22 23
21
バリフレーズ部(VA-7 のみ)
19
バリフレーズについての設定やバリフレーズ選択、オン
/オフなどはここで行います。(P.32)
20
SUPER TONES ボタン
演奏中にワンタッチで音色を選択します。(P.31)
DATA ボタン
21
TEMPO/DATA ダイヤルの機能を DATA 入力に切り換
えます。また押し続けると 10 キー・パッドが画面に呼
び出されパラメーターの設定がしやすくなります(点灯
している時のみ)。
TEMPO/TAP ボタン
22
[DATA]点灯中に[TEMPO/TAP]を押すと、
[TEMPO/DATA]ダイヤルでスタイルやソングのテンポ
を変えることができます。2 秒以上長押しすると、テン
ポ設定画面を呼び出すことができます。また、このボタ
ンを連打する間隔でテンポを設定することもできます。
23
STYLE、TONE、USER PROGRAMボタン
スタイルやトーン、ユーザー・プログラムのバンクおよ
び番号を選ぶことができます。[STYLE]は緑色、
[TONE]は赤色、[USER PROGRAM]は橙色に点灯し
ます。
262524
TEMPO/DATAダイヤル
24
[TEMPO/TAP]点灯中はテンポ設定をします。
[DATA]点灯中はパラメーターの数値を選択したりしま
す。
25
PARTボタン
音色設定を確認する画面を呼び出します。また、
[NUMBER1〜 8]と同時に押すことで、各パートの音
色設定画面を直接呼び出すことができます。
GROUP、BANK、NUMBER1 〜 8 ボタン
26
スタイル、音色、ユーザー・プログラムなどを選択しま
す。
11
はじめに
fig.004
27
28
313029
27
ベンダー/モジュレーション・レバー
モジュレーション量を調節したり、ピッチを変えたりし
ます。
リボン・コントローラー
28
リボン上に手や指などをおいて動かしたり、押したりす
ることで、ボリュームやフィルター、モジュレーション
などをコントロールできます。
PHONES 端子
29
ヘッドホンを接続します。ヘッドホン接続中は、内蔵ス
ピーカーから音声は出力されません。
30
フロッピー・ディスク・ドライブ
2DD や 2HDのフロッピー・ディスクを使用して、スタ
イルやユーザー・プログラムなどを保存できます。
ディスクを取り出すにはディスク挿入口右側のボタンを
押します。
DISK インジケーターが点灯または点滅している時は、ディ
スクを取り出さないでください。ディスクやデータを破損す
るおそれがあります。
31
ZIPドライブ(VA-7 のみ)
ZIP ディスクを使用して、スタイル、ユーザー・プログ
ラム、バリフレーズなどを保存できます。
ディスクを取り出すには「ZIP ディスクをイジェクトす
る」(P.62)をご覧ください。
DISK インジケーターが点灯または点滅している時は、ディ
スクを取り出すことができません。
12
リア・パネル
fig.005
はじめに
1
FC7 PEDAL ジャック
フット・ペダル(FC7)を接続すると、フット・ペダル
でソングの再生、停止などの操作や、スタイルを選んだ
りすることができます。FC-7 は事情により日本国内で
販売されておりません。ご了承ください。
2
LCD CONTRASTつまみ
画面の表示が見にくくなった場合に回して表示を調節し
ます。
POWER スイッチ
3
電源をオン/オフします。
4
AC インレット
付属の電源コードを差し込みます。
5
バリフレーズ部
LEVEL つまみ
サンプリングするときの入力感度を調節します。音声が
歪まない範囲でできるだけレベルを上げてください。
GAIN スイッチ
INPUT ジャックに接続したものによって、GAIN スイッ
チを切換えます。
マイクなどを接続した時は「MIC」、CD / MD プレー
ヤーなどを接続したときには「LINE」にしてください。
INPUT ジャック
サンプリングをするときに、キーボードやマイク、CD
/ MDプレーヤーなどを接続します。
7
STEREO OUT L/MONO、R ジャック
ミキサー、PA システム、レコーダーなどに接続して、
音声を出力します。ケーブルを接続しても、内蔵スピー
カーから音声は出力されます。
8
SUSTAIN FOOTSWITCH ジャック
別売のフット・スイッチ(FS-5U)などを接続すると、
サステイン・ペダルとしてお使いになれます。
FOOT SWITCH ジャック
9
別売のフット・スイッチ(FS-5U)などを接続すると、
いろいろな機能をフット・スイッチでコントロールでき
ます。(P.43)
10
FOOT PEDAL ジャック
別売のフット・ペダル(EV-5、FV-300L(BOSS))な
どを接続すると、音量調節やパラメーター調節をするこ
とができます。
11
MIDIコネクター(IN、OUT、THRU)
他の MIDI 機器と MIDI メッセージの送受信をするときに
接続する端子です。
STEREO IN L/MONO、R ジャック
6
シンセサイザーや CD / MD プレーヤーなどを接続して
本機の内蔵スピーカーから音声を出力します。モノの
ソースの場合は、L/MONO ジャックに接続してくださ
い。
13
はじめに
接続する
外部シンセサイザーや CD プレーヤーの音声を本機から出力したり、本機の音声を外部出力するときは、以下のように接続しま
す。
他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電源を切って
ください。
fig.000
LINE IN
パワード・スピーカーやミキサーなど
シンセサイザーやCDプレーヤーなど
STEREO IN
ステレオ・セットやキーボード・アンプなど
STEREO OUT
VA-7/VA-5
電源コード
AC電源へ
•
[PHONES]ジャックにヘッドホンを接続すると内蔵スピーカーから音はでません。
[STEREO IN]または[STEREO OUT]ジャックに接続する機器がモノの場合は[L/MONO]側に接続してください。
•
電源を入れる
正しく接続したら、次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作やスピーカーが破損する恐れがあります。
[VOLUME]つまみを左いっぱいに絞る。
1.
2.
リア・パネルの[POWER]スイッチをオンにする。
この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
電源を切るときは...
1.
ディスプレイ手前の[DISK]インジケーターが消灯していることを確認し、リア・パネルの[POWER]をオフにします。
14
液晶タッチ・パネルの使い方
本機は画面に液晶タッチ・パネルを採用しており、画面から全ての操作が可能です。
操作は必ず指先で行なってください。ボールペンなどの鋭利なものや爪先で操作すると故障の原因になります。
fig.000
選択されているものや確定されている
項目は地色が白になっています。
触れるたびにON(オン)とOFF(オフ)を切り換えます。
オンのときは地色が白に反転します。
文中で「〜を選びます」というときは、
選びたい項目に触れて地色を白にします。
はじめに
「Back」に触れると、ひとつ前の
ディスプレイに戻ります。
矢印に触れてパラメーターの
値を変えます。
触れ続けると連続して値が
変化します。
「EXIT」に触れると、マスター・ページ(P.21)を
表示します。
スライダーに触れて擦り動かし、
スライダーを上下させます。
15
はじめに
デモ・ソングを聞く
(VIRTUAL BAND - DEMO)
本機にはいくつかのデモ・ソングが用意されています。音色
や自動アレンジのスタイルなど、本機のおおまかな性能を簡
単に把握することができます。
[VIRTUAL BAND]を押す。
1.
「Virtual Band」画面が表示されます。
fig.000
デモ・ソングの形態を選ぶ。
4.
「ALL DEMO」を選んだ時
fig.000
全てのデモ・ソングを再生します(再生は自動的にス
•
タートします)。
「SKIP NEXT」に触れると現在の曲をスキップしま
•
す。
「STOP」に触れると再生を停止します。
•
「DEMO」に触れる。
2.
「Demo」画面が表示されます。
fig.000
フロッピー・ディスクまたは ZIP ディスク(VA-7のみ)
3.
を入れる。
ディスクを入れないと、この後の手順で「Insert proper
zip disk please !!」と表示されます(VA-7の場合)。そ
の場合はディスクを入れてください。
「PLAY」に触れると再生します。
•
「TONE DEMO」を選んだとき
fig.000
•
音色のデモを再生します(再生は自動的にスタート
します)。
デモ演奏中にお好みの音色に触れると、その音色を
•
使ったデモ演奏を聞くことができます。
「STOP」に触れると再生を停止します。
•
ディスクは、水平に奥まで静かに挿入してください。
16
•
「PLAY」に触れると再生します。
「STYLE DEMO」を選んだとき
fig.000
自動アレンジ演奏用のスタイルのデモを再生します。
•
(再生は自動的にスタートします)。
•
デモ演奏中にお好みのスタイルに触れると、そのス
タイルを使ったデモ演奏を聞くことができます。
•
「STOP」に触れると再生を停止します。
「PLAY」に触れると再生します。
•
はじめに
電源投入時以外でデモ演奏を聞くときは、[VIRTUAL
BAND]を押して「Virtual Band」画面を表示させます。
fig.100
「VariPhrase DEMO」を選んだとき(VA-7のみ)
fig.000
バリフレーズのデモを再生します。
•
(再生は自動的にスタートします。
•
•
「STOP」に触れると再生を停止します。
•
「PLAY」に触れると再生します。
17
演奏する(基本操作)
画面にしたがってお好みに設定す
る(簡単操作)
(EASY ROUTING)
簡単操作機能(EASY ROUTING)にしたがって、お好みに
演奏の準備をします。
簡単操作機能を使えば、音楽のスタイルに合わせ簡単にアレ
ンジャー機能を設定することができます。またピアノやオル
ガンなどのソロ楽器として使用する際の、音色設定をするこ
とができます。
ソロ楽器として使う場合
(As a SOLOIST)
1.
[VIRTUAL BAND]を押す。
fig.100
「EASY ROUTING」に触れる。
2.
「Easy Routing」画面が表示されます。
fig.100
「As a SOLOIST」に触れる。
3.
アレンジャー機能を使わない設定になります。
「Virtual Band」画面が表示されます。
fig.100
アレンジャー機能を使う場合は、In A BAND に触れます。
(P.19)
4.
鍵盤の設定を選ぶ。
「ORGANIST」
鍵域を分割(スプリット)してそれぞれ違う音色を割り
当てることができます(たとえば、左手でオルガンを演
奏しながら、右手でサキソフォンを演奏するなど)。
鍵域を分割する位置を変えることもできます(P.25)。
「PIANIST」
全ての鍵域にひとつの音色を割り当てることができます
(たとえば、本機をピアノとして演奏するときなど)。
音色を選ぶ。
5.
お好みの音色に触れてください。
「 ←」「 →」に触れると他の音色を表示することができま
す。
6.
「FINISH」に触れる。
マスター・ページ(P.20)が表示されて、選んだ音色で
演奏ができる状態になります。
18
手順 6 まで操作が終了すると、その設定で発音するように
なります。それまでは、以前の設定のまま発音します。
演奏する(基本操作)
アレンジャー機能を使う場合
(In a BAND)
[VIRTUAL BAND]を押す
1.
fig.100
「Virtual Band」画面が表示されます。
fig.100
「Drm&Bass」
ドラムとベースで伴奏がつきます。
「Combo」
小さめのバンドの伴奏がつきます。
「Big Band」
フルバンドの伴奏がつきます。
5.
演奏する音楽の形態を選ぶ。
「ROMANTIC」
ブラック・コンテンポラリーなどのソフトな音楽
「BALL ROOM」
ジャズなどの音楽
「HEAVY」
ロックなどのハードな音楽
スタイルを選ぶ。
6.
お好みのスタイルに触れてください。
「 ←」「 →」に触れると他のスタイルを表示することがで
きます。
ソロ演奏する音色を選び、「FINISH」に触れる。
7.
2.
「EASY ROUTING」に触れる。
「Easy Routing」画面が表示されます。
fig.100
3.
「In a BAND」に触れる。
アレンジャー機能を使う設定になり、バンド選択画面が
表示されます。
マスター・ページ(P.20)が表示されて、選んだ設定で
演奏ができる状態になります。
お好みのコードに合わせて、左手で鍵盤のアレンジャー
8.
部を押さえます。
英文取扱説明書(P.246)のコード表をご覧ください。
•
鍵盤イラスト上の
•
コード・モード(P.50)が「Inteligent」のときは、
を押さえるだけでコードを演奏することができます。
鍵盤を押さえると、手順 6 で選んだスタイルが押さえた
コードに合わせて自動的に演奏されます。
右手で自由にメロディを演奏することができます。
fig.100
分割ポイントは C4 です。
伴奏を止めるには、[START/STOP]を押します。
●
を押さえるとそのコードを演奏します。
★
アレンジャー機能を使わないときは As A SOLOIST に触れ
ます。(P.18)
アレンジャー機能で演奏するバンド形態を選ぶ。
4.
「Drums」
ドラムのみの伴奏がつきます。
イントロやフィルイン、エンディングなどさまざまな効果を
ワンタッチで加えることができます(P.47)。
[SYNC]が消灯しているときは手順8 で鍵盤を押さえても
自動的にアレンジャー演奏が始まりません。その場合は
[SYNC]を押して点灯させてください(P.46)。
19
演奏する(基本操作)
音量やバランスを調節する
(Mixer)
全体の音量や、伴奏や鍵盤演奏の音量のバランスを調節する
ことができます。
全体の音量を調節する
fig.100
[VOLUME]つまみを右(MAX)に回すと音量が大きくな
り、左(MIN)に回すと小さくなります。
バランスを調節する
fig.100
マスター・ページについて
簡単操作を使って本機を設定したあとや、各画面上で
「EXIT」に触れると以下のような画面が表示されます。
fig.100
これをマスター・ページと呼びます。
音色やスタイルの選択、テンポ設定や音量調節など、以下の
設定はこの画面から行えます。
スタイルを変更するボタンです。(P.45)
1
[BALANCE]つまみを右(KEYBOARD)に回すとソロ楽器
の音量が大きくなり、左(ACCOMP)に回すと伴奏の音量
が大きくなります。
2
音色を変更するボタンです。(P.28)
3
ユーザー・プログラムを呼び出すボタンです。(P.60)
現在選ばれているスタイル名を表示しています。
4
現在選ばれている音色を表示しています。
5
6
メトロノームのオン/オフをするボタンです
(地色が白の状態がオン)。
7
テンポと拍子を表示しています。[TEMPO/DATA]ダイ
ヤルを回すと、テンポを変えることができます。
fig.100
8
この画面上の「Tone」で音色設定できるパートを表示し
ます。
ミキサー設定画面を呼び出すボタンです。(P.56)
9
20
演奏する(基本操作)
メトロノームを使うには
マスター・ページの右上のメトロノームのアイコンに触れま
す。アイコンが白くなるとメトロノームがオンになります
メトロノームの拍子は、現在選択されているミュージック・
スタイル(P.28)の拍子に固定されます。
fig.100
メロディにバリフレーズを使う
(VA-7 のみ)
内蔵音源の代わりにバリフレーズを使って演奏することがで
きます(バリフレーズの詳細については「バリフレーズ機
能」(P.32)をご覧ください)。
[BACKGROUND]、[MELODIC]、[RHYTHMIC]のい
1.
ずれかを押す。
fig.100
バリフレーズ・パートがオンになります。押したボタン
によって以下のバリフレーズを選べます。
[BACKGROUND]
バックコーラスに向いたフレーズ
[MELODIC]
ソロ/メロディ演奏に向いたフレーズ
[RHYTHMIC]
リズミカルなフレーズ
2.
[GROUP]を押してグループを選ぶ。
選んだグループのインジケーターが点灯します。
[1]〜[8]を押してお好みのバリフレーズを選ぶ。
3.
バリフレーズ・パートをオフにするには
[BACKGROUND]、[MELODIC]、[RHYTHMIC]のいずれ
か点灯しているボタンを押して消灯させます。
21
演奏する(基本操作)
マイクを本機に接続し、演奏と合
わせて本機から再生する
(VA-7 のみ)
[VARIPHRASE INPUT]ジャックにマイクを接続すると、
演奏と同時に本機の内蔵スピーカーからボーカルなどを出力
することができます。
またボーカルにエフェクトをかけることもできます。
1.
[VOLUME]つまみを左に回しきる(音量最小にする)。
マイクを[VARIPHRASE INPUT]ジャックに接続する。
2.
fig.100
画面左下の「Keybrd Mixer」に触れる。
6.
ミキサー設定画面が表示されます。
fig.100
マイクを画面やスピーカー、ディスク・ドライブなどに近付
けないようご注意ください。
[VARIPHRASE LEVEL]つまみを左に回しきってから
3.
[GAIN]スイッチを「MIC」にする。
マイク入力のレベルを調節する。
4.
[INPUT OVER]インジケーターが点灯しないレベルで
[VARIPHRASE LEVEL]つまみを右に回してレベルを
調節します。
fig.100
INPUTOVERインジケーター
5.
[EFFECTS]を押す。
エフェクト設定画面が表示されます。
7.「 →
fig.100
」を以下の画面が表示されるまで何度か触れる。
「Chorus」「Reverb」スライダーでエフェクト量を調
•
節します。「Chorus」「Reverb」スライダー下の
「ON」または「OFF」に触れてエフェクトのオン/
オフをします。
「Panpot」スライダーでボーカルの定位を決めます。
•
0で一番左、127 で一番右です。
•
「Volume」スライダーでボーカルの音量を調節しま
す。「Volume」スライダー下の「ON」または「OFF」
に触れてボーカルのオン/オフをします。
22
マイクロホンとスピーカーの位置によっては、ハウリング音
(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、以
下のように対処してください。
マイクロホンの向きを変える
1.
2.
マイクロホンをスピーカーから遠ざける
3.
音量を下げる