Roland DS-30A User Manual [ja]

取扱説明書
このたびは、ローランド Bi-Amp Monitor DS-30A をお買い上げいただきまして、まことに ありがとうございます。
201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.2, 3)と「使用 上のご注意」(P.4)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いた だくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見るこ とができるよう、手元に置いてください。

主な特長

DS-30A は、2 ウェイ Bi-Amp 方式による高音質パワー ド・モニターです。
スピーカーは 120mm LFドライバーと、25mmドーム・ HF ドライバー、アンプ部は 20W +10Wのパワー・ア
ンプを採用し、高音質を追求しました。
● アナログ・インプット
バランス入力が可能な XLRコネクターに加え、バランス /アンバランス両方に対応した TRS 標準ジャックを装
備。幅広い用途に使えます。
Amplifier
10W
Amplifier
20W
● デジタル・インプット
サンプル・レート 96kHzおよび 24ビット・デジタル・オーディオに対応するデジタル・ インプット(コアキシャル/オプティカル)を装備。
デジタルで入力された信号は、24ビット D/A変換により、ノイズの混入や音質劣化を防 ぎ、忠実に再生されます。
アナログ、デジタルを使い分けることにより、さまざまな機器/用途にご利用いただけます。
●LF/HF ドライバーは防磁タイプのユニットを使用
CRTディスプレーのそばでの使用が可能です。
202
 2002 ローランド株式会社 
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

 
警告
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意:
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、の中に描かれています。 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
●この機器を分解したり、改造したりしないでく ださい。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に 設置しないでください。必ず安定した水平な場
所に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
●電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
2
警告
注意
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付 着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
101a
●この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●長時間使用しないときは、電源プラグをコンセ ントから外してください。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108a
●この機器を移動するときは、電源プラグをコン セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ ラグをコンセントから外してください(P.4)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
118
●光デジタル・コネクターのキャップを外した場 合は、小さなお子様が誤って飲み込んだりする
ことのないようお子様の手の届かないところへ 保管してください。
..............................................................................................................
119
●この機器の上面は高温になりますので、やけど しないよう注意してください。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2, 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくだ
さい。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセ ントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くとこ
ろのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用 しないでください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
357
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香 水、アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置か
ないでください。また、表面に付着した液体は、すみや かに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
追加 1
● 使用するときは、壁から 20cm 以上離してください。
追加 2
● 本機の上にモノを載せたまま使用しないでください。 ○ 上面を覆ってしまった場合、放熱が妨げられてヒー
ト・シンクの温度が上昇し、誤って触れるとやけど する恐れがあります。
※ 設置については、設置についてのご注意(P.9)もあわ
せてお読みください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く 絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔 らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
558b
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
4
目次
主な特長....................................................................................................1
安全上のご注意.........................................................................................2
使用上のご注意.........................................................................................4
各部の名称とはたらき..............................................................................6
フロント面........................................................................................................................................................ 6
リア面................................................................................................................................................................ 6
接続について ............................................................................................8
DS-30A を 2 台使ってステレオ再生する ................................................................................................. 8
設置についてのご注意................................................................................................................................... 9
接続および電源投入時のご注意.................................................................................................................. 9
資料.........................................................................................................10
故障と思う前に.............................................................................................................................................10
主な仕様..........................................................................................................................................................10
外形寸法..........................................................................................................................................................11
周波数特性......................................................................................................................................................11
5

各部の名称とはたらき

フロント面

fig.
POWER(電源)インジケーター
 POWER(電源)スイッチがオンのとき、  点灯します。
DIGITALINインジケーター
 接続されているデジタル機器の出力を  受けているとき、またはスタンバイ状態  のとき、点灯します。
 デジタル信号出力機器を接続し、
 ●INPUTSELECTスイッチを   DIGITALINPUT側、
 ●デジタル・インプット・セレクト・   スイッチを接続した端子側(COAXIAL   /OPTICAL)に切り替えてください。
 ※接続しているデジタル信号出力機器の   電源がオフになっていると、DIGITAL   INインジケーターは点灯しません。
HFドライバー
 ※ダイアフラム(振動板)には   手をふれないでください。
LFドライバー
 ※コーン紙(振動板)には   手をふれないでください。
バスレフ・ダクト
低音域を豊かに再生させるための 導管です。
POWER(電源)スイッチ
本機の電源をオン/オフします。
・本体のLEVELつまみ、および接続  している機器の音量を下げた状態で、  電源をオン/オフしてください。 ・この機器は回路保護のため、電源を  オンしてからしばらくは動作しません
リア面
fig.
5 6
7
8
電源コード
1 DIGITAL INPUT
●コアキシャル入力端子(DIGITAL 入力)
同軸ケーブルを接続するデジタル入力端子です。
アナログ・オーディオ信号を入力することはできません(音 は出ません)。
4 3
●オプティカル入力端子(DIGITAL 入力)
光(オプティカル)ファイバー・ケーブルを接続するデジタ ル入力端子です。接続には、市販のオーディオ機器用オプ
ティカル・ケーブルをお使いください。
2
○オプティカル端子保護キャップ
保護キャップをはずしたら、なくさないように保管して
ください。 オプティカル端子を使わないときは、端子保護のため保
護キャップをしておいてください。 オプティカル端子を使用する場合、はずした保護キャッ
1
プはお子様の手の届かないところへおいてください。 誤って保護キャップを飲み込んだ時は、直ちに医師と相 談してください。
6
各部の名称とはたらき
●デジタル・インプット・セレクト・スイッチ
OPTICAL ←→ COAXIAL の選択スイッチです。入力信号を 接続した端子側を選択してください。
● ASSIGN スイッチ
デジタル信号の定位を切り替えるスイッチです。 DS-30A を 2 台使って(デジタル信号で)ステレオ再生す
る場合に、RIGHT←→ L+R←→ LEFT の選択をします。 設置状況(左右)にあわせて切り替えてください。
DS-30A は左右同一設計となっており、左/右の区別はあり ません。
デジタル信号を使って DS-30A を 2 台でステレオ再生する 場合、デジタル出力信号を左/右のどちらに入力してもかま
いません。
2 THRU(DIGITAL OUT)端子
デジタル信号で DS-30A を複数台接続する場合に、この端 子から 2 台目の DS-30A に出力します。
接続について(P.8)をご覧ください。
4 INPUT SELECT スイッチ
DIGITAL INPUT ←→ ANALOG INPUTの切り替えスイッチ です。
入力信号を接続した端子側を選択してください。
5 LEVEL つまみ
入力レベルを調節します。つまみを右に回すほど、スピー カーから出る音が大きくなります。
6HFTRIM つまみ
高音域の音質を調節します。(10kHz ± 3dB)
7LFTRIM つまみ
低音域の音質を調節します。(80Hz ± 3dB)
DS-30A の LF TRIM / HF TRIM は、音場にあわせた音質 補正を目的としています。使用状況にあわせて微調整してく
ださい。
8ACインレット
付属の電源コードを接続します。外れないように確実に装着 してください。
3 ANALOG INPUT
●XLR/TRS 標準入力端子(ANALOG 入力)
XLRタイプ、または、TRS 標準タイプのプラグを接続しま す。
fig.
XLRタイプ
標準タイプ 
(アン・バランス)
バランス/アン・バランスのいずれも接続可能です。
922b
本機はバランス(XLR/TRS)タイプの入力ジャックを装備 しており、次のように配線されています。接続する機器の配
線をご確認のうえ、接続してください。
fig.
1:GND 2:HOT 3:COLD
TRS標準
タイプ
(バランス)
HOT(TIP)
GND(SLEEVE)
COLD(RING)
7

接続について

DS-30A を 2 台使ってステレオ再生する

fig.
アナログ・インを使った接続例
デジタル・インを使った接続例
DIGITALIN (COAXIAL)
THRU
(DIGITALOUT)
ミキサーなど
録音機材など
DIGITALOUT
CD、MDプレーヤーなど
BR-8/532/1180など
DIGITALIN (COAXIAL) (OPTICAL)
高音質再生のポイント
設置場所は十分吟味してください。本機の優れた低域再生能力を活かすためには、かたくてしっかりした台の上 に設置することをおすすめします。
デジタル・イン接続時は、本機の LEVEL つまみをしぼりぎみにし、接続している機器の出力レベルを上げてくだ
さい。デジタル信号のビット数が有効に使え、音質が向上します。
選択
8

設置についてのご注意

20cm以上
20cm
以上
20cm以上 20cm以上
接続について
● 設置/運搬時に振動板部分(コーン紙、ダイヤフラム) を傷つけないよう、ご注意ください。
上面の放熱孔をふさがないように設置してください。また、
● 布やカーテンなどがかからないようにご注意ください。
● 本機は下記のように置いたときに冷却効果があります。 横倒しにしたり、上下逆さに設置したりしないでくださ
い。
fig.10-2
暖かい空気
● この機器の動作中は、上面が高温になりますので、直接 手で触れないでください。
● 本機の上面にものを置かないでください。
● 本機は壁から 20cm 以上離して設置してください。
fig.10-2
※ 設置については、使用上のご注意設置について(P.4)
もあわせてお読みください。

接続および電源投入時のご注意

921
● 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破 損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。
941
● 正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してくださ い。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが
破損する恐れがあります。(電源をオフにするときは、こ の逆の手順でおこないます。)
接続されている機器の電源を入れる。
1.
2.
DS-30A の電源を入れる。
942
● この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらく は動作しません。
9
資料

故障と思う前に

音が出なくなったり、動作がおかしくなったりしたときは、まず以下の点を確認してください。 確認しても思ったように動作しないときは、お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスにご連絡ください。
音が出ない
● LEVEL つまみが、左に回しきった状態になっていない
か、確認してください。
● INPUT SELECTスイッチで、入力信号を接続した端子
側(DIGITAL INPUT ←→ ANALOG INPUT)を選択し ているか、確認してください。
● デジタル・インプット・セレクト・スイッチで、入力信
号を接続した端子側(OPTICAL ←→ COAXIAL)を選 択しているか、確認してください。
● DIGITAL INPUT には、デジタル信号を入力してくださ
い。アナログ信号を入力しても音は出ません。
926

主な仕様

● システム
2 ウェイ・バイアンプ方式パワード・モニター
● エンクロージャー
バスレフ方式
● キャビネット
1/2 インチ PB(バッフル:5/8 インチ MDF)
●LFドライバー
120mm 発泡ポリプロピレン・コーン・タイプ、防磁型
●HFドライバー
25mm ソフト・ドーム・タイプ、防磁型
● 再生周波数帯域
78Hz 〜 20kHz(+/-3dB)
● クロスオーバー周波数
2.3kHz(アクティブ 3 次)
●LFパワー・アンプ定格出力
20W
●HFパワー・アンプ定格出力
10W
<アナログ入力部>
● 入力感度
0dBu(0.775Vrms)
● 入力インピーダンス
20kΩ(バランス/アンバランス)
ANALOG INPUT に接続した機器の音量が小さい
● 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか? 抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シ
リーズなど)をご使用ください。
デジタル信号入力時に、定位が逆に聴こえる、定位 が不自然に聴こえる、あるいはステレオ感がない
● ASSIGN スイッチ(RIGHT←→ L+R ←→ LEFT の切り
替え)の設定を確認してください。DS-30A は左右同一 の設計となっており、左/右の区別はありません。デジ
タル信号入力時は、設置状況(左右)にあわせて ASSIGN スイッチを切り替えてください。
<デジタル入力部>
● フォーマット
S/P DIF と EIAJ CP-1201 に準拠
● サンプル・レート
32kHz 〜 96kHz
(ディエンファシス:OFF)
● D/A コンバーター
24 ビット
● コントロール
レベルつまみ LF トリムつまみ(80Hz、+/-3dB)
HF トリムつまみ(10kHz、+/-3dB) インプット・セレクト・スイッチ
(アナログ・イン/デジタル・イン)
アサイン・スイッチ(RIGHT/L+R/LEFT) デジタル・インプット・セレクト・スイッチ
(オプティカル/コアキシャル)
パワー・スイッチ
● インジケーター
POWER インジケーター DIGITAL IN インジケーター
● 接続端子
アナログ・インプット(XLR/TRS 標準タイプ) デジタル・インプット(オプティカル)
デジタル・インプット(コアキシャル) デジタル・スルー・アウト(コアキシャル)
10
資料
●電源 AC100V(50/60Hz)
● 消費電力 40W
● 外形寸法 176(幅)× 249.5(奥行)× 280(高さ)mm
962a
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

外形寸法

fig.
176 (6-15/16") 241 (9-1/2")
●質量
6.1kg
● 付属品 取扱説明書
保証書 電源コード
280 (11-1/16")

周波数特性

fig.
20
(dB)
10
0
-10
Response
-20
-30 30 50 200100 500 1k 2k 5k 10k 20k
LF: max
flat
LF: min
8.5
(3/8")
249.5 (9-7/8")
※ 電源コードは含みません。
HF: max
flat
HF: min
(Hz)
Frequency
11
987
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
02900990 2RCC
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