Rohde&Schwarz R&S®SMATE200A Vector Signal Generator Quick Start Guide Getting started

R&S®SMATE200A ベクトル・シグナル・ジェネレータ
クイック・スタート・ガイド
(>19QB)
1401.0933.18 ─ 02
クイック・スタート・ガイド
本書では、R&S®SMATE200A(1400.7005.02)およびそのオプションについて説明します。
・シュワルツ製品のファームウェア開発には、さまざまなオープンソース・ソフトウェアを使用しています。主要なソフトウ
ローデ ェアについては、対応する オープン・ソース・ライセンスおよびライセンス文書が、製品に同梱のユーザー・ドキュメント CD-ROM に収録されています。 OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) で使用する OpenSSL Project には、Eric Young 氏 (eay@cryptsoft.com) が作成し た暗号ソフトウェアおよび Tim Hudson 氏 (tjh@cryptsoft.com) が作成したソフトウェアが含まれています。 ローデ・シュワルツは、オープンソース開発者の方々ならびにコミュニティ参加者の方々に、心よりの感謝とお礼を申し上げます。
© 2011 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG Muehldorfstr. 15, 81671 Munich, Germany Phone: +49 89 41 29 - 0 Fax: +49 89 41 29 12 164 E-mail: info@rohde-schwarz.com Internet: http://www.rohde-schwarz.com Printed in Germany – お断りなしに記載内容の一部を変更させていただくことがあります。 あらかじめご了承ください。 R&S® は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG. の登録商標です。
本書では、R&S®SMATE200A を R&S SMATE と表記しています。
基本的な安全指示
以下の安全指示を常に確認して遵守してください。 ROHDE & SCHWARZ 社では、弊社が提供する製品が常に最新の安全基準を満足し、お客様に対して最
善の安全性が提供できるよう、あらゆる努力をしております。弊社の製品およびそれらに必要な補助機 器は、対応する安全基準に従って設計され、試験されています。これらの安全基準に対する適合性は、 弊社の品質保証システムによって、常に確認されています。この製品は、EC Certificate of Conformity (ヨーロッパ共同体適合証明)に従って設計・検査され、安全基準に完全に合致した状態で弊社の工場 から出荷されています。この状態を維持し、安全に動作させるためには、このマニュアルに示されてい るすべての指示と注意事項を守ってください。安全指示についてご質問があれば、弊社の支店/営業所 にお問い合わせください。
さらに、使用者は、適切な方法で製品を使用しなければなりません。この製品は、産業環境やラボ環境、 または作業現場でのみ使用するよう設計されており、どのような場合であっても、個人の身体の安全や 資産を損なう可能性があるような方法で使用することはできません。指定されている目的を逸脱して製 品を使用したり、製造者の指示を守らなかったりした場合には、使用者が全責任を負うものとします。 このような状態で製品が使用された場合には、製造者は一切の責任を負わないものとします。
製品の資料に従い、処理能力の範囲内(データ・シート、資料、以下の安全指示参照)で製品が使用さ れた場合には、製品は指定の目的で使用されたものとします。製品を使用するためには、技術的な能力 が必要とされ、英語が理解できなければなりません。したがって、製品は、適切な技術力を備えた専門 の要員、または必要な技術によって完璧な訓練を受けた要員によってのみ使用することが重要です。 ROHDE & SCHWARZ 社の製品を使用するにあたり、個人の安全を確保するための器具が必要な場合に は、製品の資料のそれぞれの箇所に説明してあります。安全な場所で基本的な安全指示および製品の資 料を順守して、それらを今後のユーザにも伝えてください。
安全指示を守ることによって、危険な状態から生じる身体への傷害やあらゆる損傷を、できるかぎり回 避することができます。したがって、製品の操作を開始する前に、以下の安全指示をよく読み、厳守し てください。また、資料の他の部分に示されている、身体の安全を確保するためのその他の安全指示に も、必ず従ってください。これらの安全指示の中で、製品とは、計測器本体、システム、およびすべ てのアクセサリを含め、ROHDE & SCHWARZ 社が販売し、提供しているすべての商品を示します。
マークおよび安全表示
注意、一般的な危 険個所 製品資料の遵守
重い装置を 扱う場合に 注意
感電の危険 警告!
高温面
PE端子 接地 接地端子 静電気に弱い
装置を扱う場合 に注意
ON/OFF 供給電圧
スタンバイ表示直流(DC) 交流(AC) 直/交流(DC/AC) 二重絶縁/絶縁強化に
よって完全に保護されて いる装置
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基本的な安全指示
タグと表示内容 以下の警告表示は、リスクや危険を警告するために製品資料で使用されています。
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性がある危険な状態を示してい ます。
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性もある危険な状態を示してい ます。
回避しなければ、軽度または中程度の負傷を負う可能性もある危険な状態を 示しています。
不適切な操作を行うと製品を損傷する可能性があることを示しています。 製品資料では、ATTENTION が同じ意味として使用されています。
これらのタグは、欧州経済圏の一般市場で使用されている標準的な定義に従って表示されています。他 の経済圏または軍事的に利用する場合は、標準の定義とは異なることもあります。したがって、ここで 説明されているタグは、常に、対応する製品資料および対応する製品に関連してのみ使用されているこ とを確認してください。対応していない製品や対応していない資料に当てはめてタグを使用すると、誤っ て解釈し、その結果、身体の安全を損なったり、製品に損傷を与えたりすることがあります。
操作状態と操作位置
製品は、製造者によって指定された操作条件下で、指定の位置でのみ使用することができます。使用中 は、換気が妨げられないようにしなければなりません。製造者の仕様を遵守しないと、感電、火災、ま たは重傷や死亡を招く可能性があります。該当する地域または国内における安全指示および事故防止の 規制をすべての実施作業において遵守する必要があります。
別段の指定がないかぎり、ROHDE & SCHWARZ 社の製品には、次の必要条件が適用されます。
所定の動作位置では、必ず、ケースの底が下方に向いていること、IP 保護 2X、公害重大度 2、過 電圧カテゴリ 2、密閉された場所でのみ使用すること、最大動作高度は海抜 2000 m、最大運搬光 度は海抜 4500 m。公称電圧に対しては ±10 %、公称周波数に対しては ±5 % の許容範囲が適用さ れるものとします。
重量や安定性の理由から製品の設置に適していない面、乗物、キャビネット、またはテーブルに製品を
置かないでください。製品を設置し、物体や構造物(壁、棚など)に固定するときには、必ず、製 造者の設置指示に従ってください。製品資料で説明されているとおりに設置しないと、身体への障 害または死亡の可能性があります。
ラジエータやファンヒータなど、熱を発生する装置の上に製品を置かないでください。周囲温度が製品
資料またはデータシートで指定されている最高温度を超えることはできません。製品がオーバーヒー トすると、感電、火災、または重傷や死亡を招く可能性があります。
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基本的な安全指示
電気保安
電気保安情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、感電、火災、または身体への重度の傷害や死亡を 招く可能性があります。
1. 製品の電源を入れる前に、製品の公称電圧の設定と、AC 電源ネットワークの公称電圧とが一致し ているか確認しなければなりません。別の電圧を設定しなければならない場合には、それに対応し て、製品の電源ヒューズを交換する必要が生じることもあります。
取り外しのできる電源コードとコネクタのついた安全クラス I の製品の場合には、接地端子と PE
地のあるソケットでのみ、操作することができます。
給電ラインや製品本体の接地は、絶対に切断しないでください。接地を切断した場合、製品に感電する
危険があります。延長コードやコネクタのストリップを使用している場合には、安全に使用できる かどうか、定期的に点検しなければなりません。
製品に、AC 電源から切断するための電源スイッチがない場合には、接続ケーブルのプラグが切断装置
とみなされます。この場合には、電源プラグが簡単に手の届く位置にあり、いつでも操作できるよ うにしなければなりません。(接続ケーブルの長さは約 2 m です。)AC 電源ネットワークから切 断する場合、機能的スイッチや電子式スイッチは適切ではありません。電源スイッチのついていな い製品をラックに取りつけたり、システムに組み込んだりする場合には、システムレベルで切断装 置を準備しなければなりません。
電源ケーブルが破損している場合には、絶対に製品を使用しないでください。正しい操作条件下にある
かどうか電源ケーブルを定期的に点検してください。適切な安全対策を講じ、慎重に電源ケーブル を設置することによって、ケーブルが破損しないよう、また、ケーブルにつまずいたり、感電した りしてけがをすることがないようにしてください。
製品は、最大 16 A のヒューズが取りつけられた TN/TT 電源ネットワークからのみ、操作することが
できます(高いヒューズは ROHDE & SCHWARZ 社に相談後のみ)。
プラグをほこりがついていたり、汚れたりしているソケットに差し込まないでください。プラグは、ソ
ケットの奥までしっかりと差し込んでください。プラグが十分に差し込まれていないと、火花が出 たり、火災の原因になったり、けがをしたりすることがあります。
ソケット、延長コード、またはコネクタのストリップをオーバロード状態にしないでください。火災や
感電の原因になる可能性があります。
Vrms > 30 V の電圧の回路を測定する場合には、あらゆる危険を避けるために、適切な手段(適切な計
測器、ヒューズ、電流制限器、電気分離、絶縁など)を講じる必要があります。
PC または他の産業用コンピュータなどの IT 機器との接続が、どの場合においても、標準規格 IEC
60950-1/EN 60950-1 または IE C61010-1/EN 61010-1 に準拠していることを確認してください。
製品を操作しているときには、絶対に、カバーをはずしたり、ケースの一部をはずしたりしないでくだ
さい。回路や構成部品が露出し、けがをしたり、火災の原因になったり、製品が損傷したりするこ とがあります。
固定位置に製品を設置する場合には、最初に設置場所の PE 端子と製品の PE コンダクタを接続し、
そのあとで他の接続を行わなければなりません。製品は、熟練の電気技師によってのみ、設置し、 接続することができます。
ヒューズ、サーキット・ブレーカ(回路遮断器)、または同様の保護装置が組み込まれていない機器を
固定して設置する場合には、使用者や製品をけがや損傷から適切に保護できるような方法で、電源 回路を保護しなければなりません。
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基本的な安全指示
適切な過電圧保護機能を使用し、雷雨によって生じるような過電圧が、製品に達しないようにしてくだ
さい。高圧保護機能がないと、操作要員に感電の危険が及ぶ可能性があります。
設計が意図していないかぎり、どのような物もであっても、ケースの開口部に差し込まないでください。
製品内部が短絡状態になり、感電したり、火災の原因になったり、けがをしたりすることがありま す。
別段の記載がないかぎり、製品は防水ではありません。(「操作状態と操作位置」セクションの項目 0
も参照してください。したがって、機器を水滴の浸入から保護する必要があります。)必要な予防 策を取らないと、感電する危険が生じたり、製品に損傷を与えたり、その結果、身体への損傷を招 く可能性があります。
低温の環境から暖かい環境へと製品を移動した場合など、製品の内外に結露が生じている状態、あるい
は生じる可能性があるような条件下では、絶対に製品を使用しないでください。水の浸入は感電の 危険性が増します。
電源(AC 供給ネットワークまたはバッテリなど)と製品の接続を完全に外してから、製品を掃除して
ください。柔らかく、糸くずの出ない布を使用して製品を掃除してください。アルコール、アセト ン、またはセルロースラッカー用の希釈剤などの化学洗剤を使用しなでください。
操作
1. 製品を操作するためには、専門的な訓練と高度な集中力が必要です。製品を使用する要員が、肉体 的、精神的、および情緒的見地から、製品の操作に適切かどうか確認してください。不適切な場合 には、けがまたは製品への損傷の可能性があります。製品の操作に適した要員を選択することは、 雇用者/運営担当者の責務です。
「輸送」セクションを確認して遵守しながら、製品の移動および輸送を行います。 すべての工業製品同様、通常、ニッケルなど、アレルギー症状を引き起こす物質(アレルゲン)の使用
を避けることはできません。ROHDE & SCHWARZ 社の製品を使用して皮膚に発疹ができたり、く しゃみが頻発したり、目が充血したり、または呼吸困難な状態など、アレルギー症状が現れた場合 には、すみやかに医者に相談し、原因を確認して、健康上の問題またはストレスを予防してくださ い。
製品の機械的処理、熱処理、または解体前に、「値の入力 − パラメータの設定」セクションの項目1
を必ず確認して注意を払ってください。
RF 無線設備など、特定の製品の機能によっては、高レベルな電磁放射が生じる可能性があります。胎
児に対しては保護を強化する必要があるため、妊婦は適切な方法で保護する必要があります。また、 電磁放射は、ペースメーカを使用している人に対しても危険を及ぼす可能性があります。雇用者/ 運用担当者は、電磁放射を被ばくする危険性の高い仕事場を調査し、必要に応じて、潜在的な危険 を回避するための方策を講じる必要があります。
火災が発生した場合には、健康に害を与える恐れのある有毒物質(気体、液体など)が製品から流出す
る可能性があります。したがって、防護マスクや防護服の装着など、適切な対策を講じる必要があ ります。
ROHDE & SCHWARZ 社の製品にレーザ製品(CD/DVD ドライブなど)が組み込まれている場合には、
製品資料で説明されている設定や機能以外は使用しないでください。これは身体への損傷(レーザ 光線などによる)を防ぐためです。
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基本的な安全指示
修理とサービス
1. 製品は、専門的訓練を受けた資格のある要員以外が開くことはできません。製品に対して作業をす る場合、あるいは製品を開く場合には、事前に、製品を AC 供給ネットワークから切断しておかな ければなりません。切断しておかないと、要員に感電の危険が及ぶ可能性があります。
ROHDE & SCHWARZ 社から許可された電気技師以外が、調整、部品の交換、保守、および修理を行う
ことはできません。安全性に関わる部品(電源スイッチ、電源トランス、ヒューズなど)を交換す る場合には、オリジナルの部品以外を使用することはできません。安全性に関わる部品を交換した 場合には、必ず、安全テスト(外観検査、PE コンダクタ・テスト、絶縁抵抗測定、漏えい電流測 定、機能テスト)を行わなければなりません。これにより製品の安全を引き続き確保します。
バッテリと蓄電池
バッテリと蓄電池に関する情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、破裂や火災の発生、または重傷 や死亡の可能性があります。アルカリ性のバッテリおよび蓄電池(リチウム電池など)は、標準規格EN 62133に従って処理する必要があります。
1. 電池を分解したり、または破壊したりしないでください。
2. 電池またはバッテリを熱や火に近づけないでください。日光が直接当たる場所への保管を避けてく
ださい。電池およびバッテリを清潔で乾いた状態で保管してください。乾いた清潔な布でコネクタ の汚れを取り除いてください。
3. 電池またはバッテリを短絡させないでください。互いに短絡を起こしたり、他の伝導体により短絡 が引き起こされるため、電池またはバッテリを箱や引き出しに保管しないでください。電池および バッテリを使用する時まで元の梱包から取り出さないでください。
4. 電池およびバッテリを子供の手の届かない所に保管してください。電池またはバッテリを飲み込ん だ場合には、すみやかに医者に相談してください。
5. 許容範囲外の強い機械的衝撃を電池およびバッテリに与えてはいけません。
6. 電池から液体が漏れている場合、その液体が皮膚または目に直接触れないようにしてください。触 れてしまった場合には、十分な水でその部分を洗い、医者に相談してください。
7. アルカリ性の蓄電池またはバッテリ(リチウム電池など)は正しく交換しないと、破裂する可能性
があります。製品の安全性を確保するために、ROHDE & SCHWARZ 社のタイプに一致する電池ま たはバッテリ(部品リストを参照してください)とのみ交換してください。
電池およびバッテリをリサイクルして、残留廃棄物とは区別してください。鉛、水銀、およびカドミウ
ムを含む蓄電池および通常のバッテリは有害廃棄物です。廃棄物処理およびリサイクルに関する国 内の規則を遵守してください。
輸送
1. 製品は非常に重いため、慎重に扱う必要があります。一部では、背中や体のその他の部分の損傷を 避けるため、製品の持ち上げまたは移動には適切な方法(リフトトラックなど)が必要になります。
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基本的な安全指示
2. 製品の取っ手は、操作要員が製品を運ぶ目的でのみ設計されています。したがって、クレーン、フォー クリフト、自動車などの輸送手段に製品を固定するために取っ手を使用することはできません。輸 送または持ち上げる際に製品をしっかりと固定する場合、使用者が責任を負います。輸送または持 ち上げの際は、製造者の安全規則を遵守してください。規則に従わない場合には、身体または製品 への損傷を招く可能性があります。
車中で製品を使用する場合には、車の安全な運転については、運転者が全責任を負うものとします。事
故や衝突については、製造者は一切の責任を負わないものとします。車の運転者の注意力が散漫に なる可能性があるため、移動中の車の中では絶対に製品を使用しないでください。事故の際に身体 またはその他への損傷を避けるために、製品を車中で適切に固定してください。
廃棄物処理
1. 製品または構成部品に対して本来の使用目的を超えて機械的処理または熱処理を行うと、有害な物 質(鉛、ベリリウム、ニッケルなどの重金属粉)が放出されることがあります。このため、専門的 訓練を受けた要員以外が製品を解体することはできません。適切に解体しないと、健康に害を与え ることがあります。各国の廃棄物処理規則を遵守しなければなりません。
2. 特殊な方法で廃棄しなければならない有害物質や燃料、たとえば定期的な補給を必要とする冷却液 やエンジンオイルなどを生じる製品を取り扱う場合には、有害物質や燃料の製造者からの安全指示、 および、各地で適用されている廃棄物処理規則を遵守しなければなりません。また、製品資料に示 されている安全規則も遵守してください。有害物質または燃料を適切に処理しないと、健康被害お よび環境問題を引き起こす可能性があります。
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バッテリの安全規則
バッテリの安全規則 (バッテリ電圧に準ずる)
この機器は、通常の家庭廃棄物として処分してはいけない有 害物質を含むバッテリを内蔵しています。
バッテリの耐用年数が過ぎたら、ROHDE & SCHWARZ 社の サービスセンターまたは適切な保管所でのみ処分することが できます。
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製品処分に関する顧客情報
ドイツの電気・電子機器法(ElektroG)は、以下の EC 指令を実現化したものです。
· 2002/96/ 廃電気・電子機器に関する EC の指令(WEEE
· 2002/95/ 電気・電子機器への特定の有害物質の使用を制限する EC の指令(RoHS
EN 50419 に準拠した製品ラベル表示
製品の耐用年数が終了しても、この製品を一般的な家庭ごみとして処分してはいけません。廃電気機器 および廃電子機器の地域の回収場所を使用して処分することも禁止されています。
ROHDE & SCHWARZ GmbH & Co. KG は、廃棄物の環境にやさしい処分またはリサイクルに関する処 分コンセプトを作成しました。また、生産者としてこの責任を完全に果たすことで、ElektroG 法に準拠 した電気および電子廃棄物の回収および廃棄を行うことができます。
製品の処分については、地域のサービス担当者にご連絡ください。
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品質証明
お客様各位 お客様は ROHDE & SCHWARZ 製品をご購入されました。つまり、最新の手法を用いて製造された製
品を受け取ることが保証されています。この製品については、弊社の品質管理システム標準規格に準拠 した開発、製造、およびテストが行われました。ROHDE & SCHWARZ の品質管理システムは、ISO 9001 および ISO 14001 などの規格の認証を受けています。
環境への取り組み
エネルギー効率の優れた製品環境の持続可能性における継続的な改善 ▌ ISO 14001 認証の環境管理システム
R&S®SMATE200A
1.1
1.2 文字体裁...................................................................10
2.1 フロント・パネル...........................................................13
2.1.1 ステータス LED.............................................................14
2.1.2 ON/STANDBY キーと LED......................................................15
2.1.3 RF 出力のステータス LED....................................................15
2.1.4 LXI ステータス LED.........................................................15
2.1.5 LAN RESET..................................................................15
目次
目次
1 はじめに.......................................................9
ドキュメントの概要..........................................................9
2 使用の準備....................................................13
2.2 リア・パネル...............................................................16
2.2.1 コネクタの説明.............................................................16
2.3 使用の準備.................................................................20
2.3.1 パッケージ内容の確認.......................................................21
2.3.2 本機の設置.................................................................21
2.3.3 電源の投入.................................................................22
2.3.4 本機の起動.................................................................22
2.3.4.1 スタンバイ状態と動作モード.................................................23
2.3.4.2 起動時の表示とブート.......................................................23
2.3.4.3 機能チェック...............................................................24
2.3.4.4 デフォルト設定.............................................................24
2.3.5 AC 電源の切断..............................................................26
2.4 外部アクセサリの接続.......................................................26
2.4.1 USB デバイスの接続.........................................................26
2.4.2 外部モニタの接続...........................................................28
2.5 Windows オペレーティング・システム.........................................28
2.5.1 ウィルス対策...............................................................29
2.5.2 サービス・パックとアップデート.............................................29
2.5.3 ログイン...................................................................30
2.5.4 スタート・メニューへのアクセス.............................................30
2.6 ネットワーク(LAN)接続のセットアップ......................................30
3クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
2.6.1 本機からネットワークへの接続...............................................31
目次
2.6.2
2.6.3 コンピュータ名の使用.......................................................33
2.6.4 Windows ファイアウォール設定の変更.........................................33
2.6.5 ディレクトリの操作.........................................................34
2.7.1 Web ブラウザによるリモート・アクセス.......................................36
2.7.2 リモート・デスクトップ接続.................................................37
2.7.3 Ultr@VNC によるリモート・アクセス..........................................40
2.9.1 LXI ブラウザ・インタフェース...............................................49
2.9.2 LAN の設定.................................................................50
2.9.2.1 Advanced LAN Configuration.................................................51
2.9.2.2 Ping.......................................................................51
IP アドレスの割り当て......................................................32
2.7 外部コントローラによるリモート・アクセス...................................35
2.8 アンチウイルス・ソフトウェアの使用.........................................46
2.9 LXI 設定...................................................................47
3 基本操作......................................................53
3.1 本機のコンセプトの概要.....................................................53
3.2 本機の使用方法.............................................................55
3.2.1 デジタル変調した信号の生成.................................................55
3.2.2 ベースバンド・ジェネレータ×2、RF パス×1..................................56
3.2.3 ベースバンド・パス×1、RF パス×2..........................................57
3.2.4 RF パス×2.................................................................58
3.2.5 2 パスとすべての機能を搭載したモデル.......................................58
3.3 ベースバンド部.............................................................59
3.3.1 ベースバンド部の各ダイアグラム・ブロックの説明.............................60
3.4 RF 部......................................................................61
3.4.1 RF 部のダイアグラム・ブロックの説明........................................62
3.5 セットアップ例.............................................................63
4 マニュアル操作................................................71
4.1 マニュアル操作の一覧.......................................................71
4.1.1 フロント・パネル・キー・エミュレーション....................................73
4.1.2 オンスクリーン・キーボード.................................................73
4.2 主な特徴...................................................................74
4クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
4.3 ディスプレイ...............................................................78
目次
4.3.1
4.3.2 ステータス情報とメッセージ.................................................79
4.3.2.1 ステータス情報.............................................................80
4.3.2.2 メッセージ.................................................................80
4.3.2.3 一時表示のメッセージ.......................................................80
4.3.2.4 継続表示のメッセージ.......................................................80
4.3.3 Info ウィンドウ............................................................81
4.3.4 ブロック・ダイアグラム ....................................................82
4.3.4.1 ブロック・ダイアグラムの機能ブロック.......................................82
4.3.4.2 ブロック・ダイアグラムの信号フローと入力/出力のシンボル...................83
4.3.5 Winbar とソフトキー........................................................84
4.3.6 ダイアログの構造...........................................................84
4.3.7 出力信号特性のグラフィック表示.............................................85
4.5.1 カーソルの操作.............................................................88
ヘッダ・フィールドの表示項目...............................................79
4.4 ダイアログへのアクセス.....................................................86
4.5 パラメータの設定...........................................................87
4.5.2 コントロール・エレメントの選択..............................................89
4.5.3 パラメータのオン/オフ切り替え.............................................89
4.5.4 値の入力...................................................................89
4.5.5 単位の操作 ................................................................91
4.5.6 リストからパラメータを選択.................................................92
4.5.7 入力を確定して終了する.....................................................92
4.5.8 前の値の復元...............................................................93
4.6 エディタ...................................................................94
4.6.1 リスト・エディタの操作.....................................................94
4.6.2 データ・エディタの操作.....................................................96
4.6.3 制御/マーカ・リスト・エディタの操作.......................................97
4.7 ヘルプ・システムの使用方法................................................101
4.8 ファイル管理..............................................................103
4.8.1 File Select ダイアログ....................................................105
4.8.2 File Manager..............................................................106
4.8.2.1 ユーザ・ファイルの拡張子..................................................107
5クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
5.1
5.1.1 VISA ライブラリ...........................................................112
5.1.2 メッセージ................................................................112
5.1.3 LAN インタフェース........................................................113
5.1.3.1 VXI-11 プロトコル.........................................................114
5.1.3.2 ソケット通信..............................................................114
5.1.3.3 LAN インタフェース・メッセージ............................................114
5.1.4 USB インタフェース........................................................115
5.1.5 GPIB インタフェース(IEC/IEEE バス・インタフェース)......................115
5.1.5.1 GPIB インタフェース・メッセージ...........................................116
5.1.5.2 GPIB アドレス.............................................................117
5.2 リモート制御セッションの開始..............................................117
目次
5 リモート制御の基本...........................................111
リモート制御のインタフェースとプロトコル..................................111
5.2.1 リモート制御への切り替え..................................................118
5.2.2 マニュアル操作への復帰....................................................119
5.2.3 例........................................................................119
5.2.3.1 GPIB によるリモート制御...................................................120
5.2.3.2 VXI-11 プロトコルを使用し、LAN を経由したリモート制御.....................120
5.2.3.3 ソケット通信を使用した LAN によるリモート制御.............................124
5.3 SCPI コマンドの構造.......................................................130
5.3.1 共通コマンドの構文........................................................131
5.3.2 デバイス固有コマンドの構文................................................131
5.3.3 SCPI 用パラメータ.........................................................134
5.3.4 シンタックス・エレメントの概要............................................137
5.3.5 コマンド・ラインの構造....................................................138
5.3.6 クエリへの応答............................................................138
5.4 コマンド・シーケンスと同期化..............................................139
5.4.1 オーバーラップ実行の回避..................................................141
5.5 ステータス・レポート・システム............................................143
5.5.1 ステータス・レジスタの階層................................................143
5.5.2 SCPI ステータス・レジスタの構造...........................................144
5.5.3 ステータス・レジスタの内容................................................146
5.5.3.1 ステータス・バイト(STB)とサービス・リクエスト・イネーブル(SRE)レジスタ
..........................................................................146
6クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
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5.5.3.2 IST フラグとパラレル・ポール・イネーブル(PPE)レジスタ...................147
目次
5.5.4
5.5.5 ステータス・レポート・システムの使用方法..................................148
5.5.5.1 サービス・リクエスト......................................................148
5.5.5.2 シリアル・ポール..........................................................148
5.5.5.3 パラレル・ポール..........................................................149
5.5.5.4 本機のステータスの照会....................................................149
5.5.5.5 エラー・キュー............................................................149
5.5.6 ステータス・レポート・システムのリセット値................................150
イベント・ステータス・レジスタ(ESR)とイベント・ステータス・イネーブル・レジ
スタ(ESE)...............................................................147
5.6 プログラミングに関する一般推奨事項........................................150
5.7 共通コマンド..............................................................151
A ハードウェア・インタフェース.................................157
A.1 GPIB インタフェース.......................................................157
A.2 AUX I/O コネクタ..........................................................158
A.3 モニタ・コネクタ(MONITOR)...............................................160
A.4 デジタル I/O インタフェース...............................................160
索引.........................................................163
7クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A

1 はじめに

1.1
はじめに

ドキュメントの概要

ドキュメントの概要
シグナル・ジェネレータ R&S SMATE のユーザ・ドキュメントは、以下のように構成さ れています。
本機のオンライン・ヘルプ・システム(英語版)
『クイック・スタート・ガイド』
以下を収録したドキュメント CD-ROM
PC で閲覧可能なオンライン・ヘルプ・システム(*.chm)(英語版)
本体およびオプションに関するオペレーティング・マニュアル(英語版)
サービス・マニュアル(英語版)
データ・シートおよび製品カタログ(英語版)
R&S サイト内の有益なページへのリンク(英語版)
オンライン・ヘルプ
オンライン・ヘルプは本機のファームウェアに組み込まれています。機能に対応して、 操作やプログラミングに必要な情報を簡単に参照することができます。また、R&S SMATE だけでなく、すべてのオプションに関するヘルプも含まれています。
クイック・スタート・ガイド
このマニュアルは印刷物として本機に同梱されているほか、付属のドキュメント CD­ROM に PDF 形式で収録されています。このマニュアルには、本機の設定と操作に必要 な情報が記載されています。基本的な操作および一般的な設定例について説明していま す。さらに、安全にご使用いただくための注意事項などの一般的な情報も含まれていま す。
オペレーティング・マニュアル
オペレーティング・マニュアルは、クイック・スタート・ガイドの内容を補うもので す。オペレーティング・マニュアルは、本体用の他に、追加オプション(ソフトウェ ア)ごとに用意されています。
これらのマニュアルは、本機に付属するドキュメント CD-ROM に、印刷可能な PDF 形 式で収録されています。本体のオペレーティング・マニュアルは、本機のすべての機能 について詳しく説明しています。さらにリモート制御についは、コマンドの詳細とプロ グラミングの例を示して詳しく説明しています。また、保守および本機のインタフェー スやエラー・メッセージに関する情報も提供します。
個々のオプションのマニュアルには、そのオプションで追加される本機の機能について 詳しく説明してあります。デフォルトの設定値とパラメータに関しては、データ・シー トを参照してください。オプション・マニュアルには、R&S SMATE の操作に関する基本 説明は、記載されていません。
9クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
はじめに
文字体裁
R&S SMATE には、以下のオペレーティング・マニュアルが用意されています。
デジタル規格 GSM/EDGE (EDGE+ を含む)
デジタル規格 3GPP FDD、拡張機能(HSDPA、HSUPA、HSPA+ を含む)
デジタル規格 GPS および Assisted GPS
デジタル規格 CDMA2000®(1xEV-DV を含む)
デジタル規格 1xEV-DO Rev. A
デジタル規格 IEEE 802.11 (a/b/c) WLAN
デジタル規格 IEEE 802.16 WiMAX
デジタル規格 TD-SCDMA(TD-SCDMA 拡張機能を含む)
デジタル規格 DVB-H
デジタル規格 DAB / T-DMB
デジタル規格 IEEE 802.11n WLAN-N
デジタル規格 EUTRA/LTE
デジタル規格 XM Radio
FM ステレオ/RDS
デジタル規格 Sirius Radio
デジタル規格 TETRA Release 2
デジタル規格 Bluetooth®Enhanced Data Rate
このマニュアルの印刷版をご購入いただけます(オーダー情報は、 照)。
サービス・マニュアル
このサービス・マニュアルは、本機に付属するドキュメント CD-ROM に、印刷可能な PDF 形式で収録されています。このマニュアルでは、定格仕様の順守をチェックする方 法、本機の機能、修理、トラブルシューティング、故障の回避について説明していま す。また、このマニュアルには、モジュールを交換して本機を修理する際に必要なすべ ての情報が含まれています。
このマニュアルの印刷版をご購入いただけます(オーダー情報は、データ・シートを参 照)。
リリース・ノート
リリース・ノートでは、新機能や変更された機能、解消された問題、ドキュメント内容 の変更など、最新の変更情報を記載しています。対応するファームウェア・バージョン は、リリース・ノートのタイトル・ページに記載されています。最新のリリース・ノー トは、Web ページに掲載されています。

1.2 文字体裁

データ・シートを参
本書では、次のテキスト書式を使用しています。
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R&S®SMATE200A
はじめに
文字体裁
表記 説明
"Graphical user interface elements" ダイアログ・ボックスや、メニュー、オプション、
ボタン、ソフトキーなどのグラフィカル・ユーザ・ インタフェースの名前はクォーテーション・マーク で囲みます。
KEYS キー名は大文字で表記します。
File names, commands, program code
Input
Links
"References" 参照は、クォーテーション・マークで囲みます。
ファイル名、コマンド名、プログラムコード、スク リーン表示文字などは、 このフォントで表記しま す。
ユーザが入力する内容は、イタリック体で表記しま す。
クリックできるハイパーリンクは、青いフォントで 表記します。
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R&S®SMATE200A

2 使用の準備

使用の準備
フロント・パネル
この章では、本機を初めて使用する際の基本的な手順について説明します。
フロント・パネル
リア・パネル
本章では、フロント・パネルとリア・パネルを参照しながら、シグナル・ジェネレー タ R&S SMATE のコントロール機能とコネクタを説明し、本機の使用準備の方法を説明 します。プリンタ、キーボード、マウスなどの周辺機器の接続についても解説します。 インタフェースの仕様は、データ・シートに記載してあります。
本機のマニュアル操作とリモート制御
R&S SMATE は、主に GPIB インタフェースまたは LAN 接続を経由してリモート制 御するように構成されています( 5,「リモート制御の基本」 (111
照)
ページ) を参
また、本機を手動で操作することも可能です。それには、外部モニタにキーボード とマウスを組み合わせる方法( 2.4,「外部アクセサリの接続」 (26 ページ) も 参照)、または外部 PC のリモート・デスクトップを経由して本機にアクセスする
2.7,「外部コントローラによるリモート・アクセス」 (35 ページ) も参照)方
法があります。
RF OFF と MOD OFF の切り替え( 4.1,「マニュアル操作の一覧」 (71 ページ)) など、本機の機能に素早く直結するためのハードウェア・コントロール・ラインが 用意されています。
R&S SMATE のマニュアル操作とリモート制御については、それぞれ章を分けて説明 しています。 設定およびデジタル
オペレーティング・マニュアルの「本機の機能」の章を参照)に記載
に関する基本情報は、マニュアル操作に
規格
されているほか、外部モニタに表示されるダイアログで説明される場合もありま す。 重複を避けるため、リモート制御に関連する章(オペレーティング・マニュ アルの「リモート制御コマンド」の章を参照)ではプログラムの文法とパラメータ 範囲に重点を置き、コマンド機能については簡単な説明にとどめています。
本書の 3,「基本操作」 (53 ページ) では、本機の機能の概要を説明し、操作コン セプトを紹介します。 詳細な操作方法とメニューの概要については、 4,「マニュアル
操作」 (71 ページ) を参照してください。
本機のマニュアル操作とリモート・コントロールの詳細については、オンライン・ヘル プ・システム、またはオペレーティング・マニュアルを参照してください。ハードウェ アのコネクタとインタフェースについても、ヘルプ・システムに詳細な説明がありま す。

2.1 フロント・パネル

このセクションでは、R&S SMATE のフロント・パネルのコントロール機能について概 要を説明します。R&S SMATE のコネクタはリア・パネルに配置されています( 2.2,「リ
ア・パネル」 (16 ページ) を参照)。
13クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
使用の準備
フロント・パネル
R&S SMATE は主にリモート制御での使用を想定しているため、フロント・パネルにはデ ィスプレイはなく、
主に LED で R&S SMATE の状態を表示しています。本機に外部モニ タを接続すると、ユーザ・インタフェースを表示することができます。また、本機を手 動でリモート制御する場合には、制御用 PC のモニタに表示することもできます。
詳細な説明は、オペレーティング・マニュアルを参照してください。
図 2-1: フロント・パネル

2.1.1 ステータス LED

フロント・パネルの左下にあるステータス LED は、本機の状態に表示します。
ERROR 動作中に不具合が発生したことを示します。ハードウェアの異常など、本機動作の支障 となる不具合の場合のみ、点灯します。不具合を解決しないと、正常な動作ができなく なる可能性があります。
不具合の照会には、SYST:ERR:ALL?、SYST:ERR[:NEXT]?、SYST:SERR? コマンド を使用します。
REMOTE 本機がリモート制御モードであることを示します。
外部モニタと外部キーボードを使用している場合は、ディスプレイには、本機の現在の 状態とリモート制御モードであることが表示されます。ダイアログを開くなどの操作を することはできます。ただし、値の入力や変更はできません。
14クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
2.1.2
使用の準備
フロント・パネル
BUSY オペレーティング・システムとファームウェア/ソフトウェアの起動中であることを示 します。
READY 本機の起動動作が終了し、動作準備完了であることを示します。

ON/STANDBY キーと LED

フロント・パネルの左下に ON/STANDBY キーと LED があります。
ON/STANDBY キーを押して、本機の状態をスタンバイ・モードと動作状態を切り替えま す。
LED の点灯により、本機の状態を示します。
本機が動作状態(起動完了)のときは、緑色の LED (左)が点灯します。
スタンバイ・モードのときは、黄色の LED (右)が点灯します。
2.3.4.1,「スタンバイ状態と動作モード」 (23

2.1.3 RF 出力のステータス LED

本機のリア・パネルにある RF 出力 A/B が ON である場合に、緑色 LED が点灯しま す。
2.1.4

LXI ステータス LED

LED の点灯により、LXI の状態を示します。
LAN 未接続の場合、または LAN 異常の場合は、赤色 LED が点灯します。
LAN がアクティブ(正常動作)時には、緑色 LED が点灯します。
デバイス識別中は、緑色 LED が点滅します。
2.1.5

LAN RESET

LAN RESET を押すと、本機のネットワーク構成のリセット機能を起動します。4 秒以上 押し続けると本機のネットワーク設定がリセットされます。
ページ) も参照してください。
詳細については、オペレーティング・マニュアルの「LXI ステータス」を参照してくだ さい。
15クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
使用の準備
リア・パネル

2.2 リア・パネル

このセクションでは、本機のリア・パネルに搭載しているコネクタについて説明しま
。各コネクタの詳しい説明が載っている章を参照先として示します。各コネクタの技
す 術仕様については、データ・シートを参照してください。
2 パスを備えたモデルの場合、2 つのパスのいずれかに割り当てられているコネクタに ついては、注記に簡単な説明があります。
詳細な説明は、オペレーティング・マニュアルを参照してください。
図 2-2: リア・パネル

2.2.1 コネクタの説明

RF A、RF B パス A と B の RF 信号の出力。
注記!
最大入力レベル. RF 出力をオーバロード状態にしないでください。フィードバ
ックの最大許容値は、データ・シートに規定されています。
16クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
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使用の準備
リア・パネル
LAN コネクタ イーサネット・インタフェース
シグナル・ジェネレータのネットワークへの接続
シグナル・ジェネレータのリモート制御
外部の非同期データの入力
シグナル・ジェネレータへのリモート・アクセス
ファームウェアのアップデート
下記も参照してください。
2.6,「ネットワーク(LAN)接続のセットアップ」 (30
オペレーティング・マニュアルの「Remote Control Basics」の章
通気孔 注記! 過熱による損傷の危険. 通気孔は塞がないでください。本機を使用の際には、 背面の通気孔からの空気の流れが妨げられていないことを確認してください。そのため には、壁面との間に最低 10 cm の空間が必要です。
AC 電源コネクタと主電源スイッチ
SMATE を AC 電源に接続すると、電源電圧に自動的に対応して動作します(電圧と
R&S 周波数の要件についてはラベルを参照)。電圧を手動で設定したり、ヒューズを交換す る必要はありません。
本機は、搭載している電源ユニットにより、主電源スイッチを備えているモデルと備え ていないモデルがあります。
主電源スイッチの状態は、次の 2 つに設定することができます。
0 本機は、AC 電源から完全に切り離されています。
I 本機に電源が供給されています。フロント・パネルにある ON/STANDBY スイッチに 応じて、本機はスタンバイ状態(STANDBY)または動作モードになります。
データ・シートおよび 2.3.3,「電源の投入」 (22 ページ) も参照してください。
ページ)
REF OUT 内部基準信号の出力。
REF IN 外部基準信号の入力。
外部基準は両方のパスに適用されます。
CLOCK IN/OUT クロック信号の入出力
CLOCK IN
CLOCK OUT
多値変調の場合に使用する、外部データ信号を同期させるための外部 クロック信号 クロックの逓倍)の入力です。アクティブ・エッジを設定することが できます(パス A のみ)。
内部変調の場合は、クロック信号(ビットまたはシンボル)の出力
パス A)。パス B の内部クロック信号は、USER インタフェースのい
ずれかから出力することができます。
(ビット・クロック、シンボル・クロック、シンボル・
17クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
R&S®SMATE200A
使用の準備
リア・パネル
LF
(パス A のみ)
内部 LF ジェネレータ信号の出力。 データ・シート、およびオペレーティング・マニュアルの「LF Generator and LF
Output」のセクションも参照してください。
I OUT BAR / Q OUT BAR
(パス A またはパス B)
アナログ I/Q 信号の差動(反転)出力。
I OUT / Q OUT
(パス A またはパス B)
アナログ I/Q 信号の出力。差動信号では非反転出力。 オプション R&S SMATE-B16 が必要です。
I IN A/B、Q IN A/B 外部入力による は独立)。
詳細については、オペレーティング・マニュアルの「Data and Signal Sources in Baseband」および「I/Q Settings」の章を参照してください。
I/Q 変調の場合に使用する、アナログ I/Q 信号の入力(パス A と B
EXT MOD 外部アナログ変調信号の入力。
本機には、パス A 用とパス B 用の 2 つの入力が搭載されています。
LO IN, LO OUT ローカル発振器の入出力。
LO IN:外部 LO 信号の入力
LO OUT:内部 LO 信号の出力
IEC 625/IEEE 488 本機のリモート制御用 IEC(IEEE 488)バス・インタフェース。
A.1,「GPIB インタフェース」 (157
の「Remote Control Basics」の章も参照してください。 メモ: 開放線路による電磁干渉(EMI)を防ぐため、本機に IEC バス・ケーブルを接
続する場合は、他の機器またはコントローラで必ず終端させてください。
USB IN USB インタフェース・タイプ B(デバイス USB)
このインタフェースは、本機のリモート制御に使用することができます。 外部非同期変調データの入力(パス A のみ)。このインタフェースにより、DACIF との
接続が確立されます。 必要に応じ、このインタフェース用のドライバを開発することができます。その場合に
必要となるデバイス ID は、リモート制御用には 11(HEX)、変調データ伝送用には 12
(HEX) です。 ベンダ ID は AAD(HEX)です。
ページ)、およびオペレーティング・マニュアル
18クイック・スタート・ガイド 1401.0933.18 ─ 02
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