
R&S®SMA100A
シグナル・ジェネレータ
クイック・スタート・ガイド
(>00ÓB)
1400.0069.18 ─ 08.01
電子計測器
クイック・スタート・ガイド

本書では、R&S®SMA100A(1400.0000k02)およびそのオプションについて説明します。
本機のファームウェアには、LINUX® オペレーティング・システム、および、さまざまなオープンソース・ソフトウェア・パッケー
ジを使用しています。主要なソフトウェアについては、対応する オープン・ソース・ライセンスおよびライセンス文書が、製品に
同梱のユーザ・ドキュメント CD-ROM に収録されています。
OpenSSL Toolkit (http://www.openssl.org/) が使用する OpenSSL Project には、Eric Young 氏 (eay@cryptsoft.com) が作成し
た暗号ソフトウェアおよび Tim Hudson 氏 (tjh@cryptsoft.com) が作成したソフトウェアが含まれています。
ローデ・シュワルツは、オープンソース開発者の方々ならびにコミュニティ参加者の方々に、心よりの感謝とお礼を申し上げます。
© 2011 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG
Muehldorfstr. 15, 81671 Munich, Germany
Phone: +49 89 41 29 - 0
Fax: +49 89 41 29 12 164
E-mail: info@rohde-schwarz.com
Internet: http://www.rohde-schwarz.com
Printed in Germany – お断りなしに記載内容の一部を変更させていただくことがあります。
あらかじめご了承ください。 R&S® は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG. の登録商標です。
本書では、「 R&S®SMA100A 」を「 R&S SMA」と略記します。

基本的な安全指示
以下の安全指示を常に確認して遵守してください。
ROHDE & SCHWARZ 社では、弊社が提供する製品が常に最新の安全基準を満足し、お客様に対して最
善の安全性が提供できるよう、あらゆる努力をしております。弊社の製品およびそれらに必要な補助機
器は、対応する安全基準に従って設計され、試験されています。これらの安全基準に対する適合性は、
弊社の品質保証システムによって、常に確認されています。この製品は、EC Certificate of Conformity
(ヨーロッパ共同体適合証明)に従って設計・検査され、安全基準に完全に合致した状態で弊社の工場
から出荷されています。この状態を維持し、安全に動作させるためには、このマニュアルに示されてい
るすべての指示と注意事項を守ってください。安全指示についてご質問があれば、弊社の支店/営業所
にお問い合わせください。
さらに、使用者は、適切な方法で製品を使用しなければなりません。この製品は、産業環境やラボ環境、
または作業現場でのみ使用するよう設計されており、どのような場合であっても、個人の身体の安全や
資産を損なう可能性があるような方法で使用することはできません。指定されている目的を逸脱して製
品を使用したり、製造者の指示を守らなかったりした場合には、使用者が全責任を負うものとします。
このような状態で製品が使用された場合には、製造者は一切の責任を負わないものとします。
製品の資料に従い、処理能力の範囲内(データ・シート、資料、以下の安全指示参照)で製品が使用さ
れた場合には、製品は指定の目的で使用されたものとします。製品を使用するためには、技術的な能力
が必要とされ、英語が理解できなければなりません。したがって、製品は、適切な技術力を備えた専門
の要員、または必要な技術によって完璧な訓練を受けた要員によってのみ使用することが重要です。
ROHDE & SCHWARZ 社の製品を使用するにあたり、個人の安全を確保するための器具が必要な場合に
は、製品の資料のそれぞれの箇所に説明してあります。安全な場所で基本的な安全指示および製品の資
料を順守して、それらを今後のユーザにも伝えてください。
安全指示を守ることによって、危険な状態から生じる身体への傷害やあらゆる損傷を、できるかぎり回
避することができます。したがって、製品の操作を開始する前に、以下の安全指示をよく読み、厳守し
てください。また、資料の他の部分に示されている、身体の安全を確保するためのその他の安全指示に
も、必ず従ってください。これらの安全指示の中で、“製品”とは、計測器本体、システム、およびすべ
てのアクセサリを含め、ROHDE & SCHWARZ 社が販売し、提供しているすべての商品を示します。
マークおよび安全表示
注意、一般的な危
険個所
製品資料の遵守
重い装置を
扱う場合に
注意
感電の危険 警告!
高温面
PE端子 接地 接地端子 静電気に弱い
装置を扱う場合
に注意
ON/OFF
供給電圧
スタンバイ表示直流(DC) 交流(AC) 直/交流(DC/AC) 二重絶縁/絶縁強化に
よって完全に保護されて
いる装置
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基本的な安全指示
タグと表示内容
以下の警告表示は、リスクや危険を警告するために製品資料で使用されています。
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性がある危険な状態を示してい
ます。
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性もある危険な状態を示してい
ます。
回避しなければ、軽度または中程度の負傷を負う可能性もある危険な状態を
示しています。
不適切な操作を行うと製品を損傷する可能性があることを示しています。
製品資料では、ATTENTION が同じ意味として使用されています。
これらのタグは、欧州経済圏の一般市場で使用されている標準的な定義に従って表示されています。他
の経済圏または軍事的に利用する場合は、標準の定義とは異なることもあります。したがって、ここで
説明されているタグは、常に、対応する製品資料および対応する製品に関連してのみ使用されているこ
とを確認してください。対応していない製品や対応していない資料に当てはめてタグを使用すると、誤っ
て解釈し、その結果、身体の安全を損なったり、製品に損傷を与えたりすることがあります。
操作状態と操作位置
製品は、製造者によって指定された操作条件下で、指定の位置でのみ使用することができます。使用中
は、換気が妨げられないようにしなければなりません。製造者の仕様を遵守しないと、感電、火災、ま
たは重傷や死亡を招く可能性があります。該当する地域または国内における安全指示および事故防止の
規制をすべての実施作業において遵守する必要があります。
別段の指定がないかぎり、ROHDE & SCHWARZ 社の製品には、次の必要条件が適用されます。
所定の動作位置では、必ず、ケースの底が下方に向いていること、IP 保護 2X、公害重大度 2、過
電圧カテゴリ 2、密閉された場所でのみ使用すること、最大動作高度は海抜 2000 m、最大運搬光
度は海抜 4500 m。公称電圧に対しては ±10 %、公称周波数に対しては ±5 % の許容範囲が適用さ
れるものとします。
重量や安定性の理由から製品の設置に適していない面、乗物、キャビネット、またはテーブルに製品を
置かないでください。製品を設置し、物体や構造物(壁、棚など)に固定するときには、必ず、製
造者の設置指示に従ってください。製品資料で説明されているとおりに設置しないと、身体への障
害または死亡の可能性があります。
ラジエータやファンヒータなど、熱を発生する装置の上に製品を置かないでください。周囲温度が製品
資料またはデータシートで指定されている最高温度を超えることはできません。製品がオーバーヒー
トすると、感電、火災、または重傷や死亡を招く可能性があります。
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基本的な安全指示
電気保安
電気保安情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、感電、火災、または身体への重度の傷害や死亡を
招く可能性があります。
1. 製品の電源を入れる前に、製品の公称電圧の設定と、AC 電源ネットワークの公称電圧とが一致し
ているか確認しなければなりません。別の電圧を設定しなければならない場合には、それに対応し
て、製品の電源ヒューズを交換する必要が生じることもあります。
取り外しのできる電源コードとコネクタのついた安全クラス I の製品の場合には、接地端子と PE 接
地のあるソケットでのみ、操作することができます。
給電ラインや製品本体の接地は、絶対に切断しないでください。接地を切断した場合、製品に感電する
危険があります。延長コードやコネクタのストリップを使用している場合には、安全に使用できる
かどうか、定期的に点検しなければなりません。
製品に、AC 電源から切断するための電源スイッチがない場合には、接続ケーブルのプラグが切断装置
とみなされます。この場合には、電源プラグが簡単に手の届く位置にあり、いつでも操作できるよ
うにしなければなりません。(接続ケーブルの長さは約 2 m です。)AC 電源ネットワークから切
断する場合、機能的スイッチや電子式スイッチは適切ではありません。電源スイッチのついていな
い製品をラックに取りつけたり、システムに組み込んだりする場合には、システムレベルで切断装
置を準備しなければなりません。
電源ケーブルが破損している場合には、絶対に製品を使用しないでください。正しい操作条件下にある
かどうか電源ケーブルを定期的に点検してください。適切な安全対策を講じ、慎重に電源ケーブル
を設置することによって、ケーブルが破損しないよう、また、ケーブルにつまずいたり、感電した
りしてけがをすることがないようにしてください。
製品は、最大 16 A のヒューズが取りつけられた TN/TT 電源ネットワークからのみ、操作することが
できます(高いヒューズは ROHDE & SCHWARZ 社に相談後のみ)。
プラグをほこりがついていたり、汚れたりしているソケットに差し込まないでください。プラグは、ソ
ケットの奥までしっかりと差し込んでください。プラグが十分に差し込まれていないと、火花が出
たり、火災の原因になったり、けがをしたりすることがあります。
ソケット、延長コード、またはコネクタのストリップをオーバロード状態にしないでください。火災や
感電の原因になる可能性があります。
Vrms > 30 V の電圧の回路を測定する場合には、あらゆる危険を避けるために、適切な手段(適切な計
測器、ヒューズ、電流制限器、電気分離、絶縁など)を講じる必要があります。
PC または他の産業用コンピュータなどの IT 機器との接続が、どの場合においても、標準規格 IEC
60950-1/EN 60950-1 または IE C61010-1/EN 61010-1 に準拠していることを確認してください。
製品を操作しているときには、絶対に、カバーをはずしたり、ケースの一部をはずしたりしないでくだ
さい。回路や構成部品が露出し、けがをしたり、火災の原因になったり、製品が損傷したりするこ
とがあります。
固定位置に製品を設置する場合には、最初に設置場所の PE 端子と製品の PE コンダクタを接続し、
そのあとで他の接続を行わなければなりません。製品は、熟練の電気技師によってのみ、設置し、
接続することができます。
ヒューズ、サーキット・ブレーカ(回路遮断器)、または同様の保護装置が組み込まれていない機器を
固定して設置する場合には、使用者や製品をけがや損傷から適切に保護できるような方法で、電源
回路を保護しなければなりません。
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基本的な安全指示
適切な過電圧保護機能を使用し、雷雨によって生じるような過電圧が、製品に達しないようにしてくだ
さい。高圧保護機能がないと、操作要員に感電の危険が及ぶ可能性があります。
設計が意図していないかぎり、どのような物もであっても、ケースの開口部に差し込まないでください。
製品内部が短絡状態になり、感電したり、火災の原因になったり、けがをしたりすることがありま
す。
別段の記載がないかぎり、製品は防水ではありません。(「操作状態と操作位置」セクションの項目 0
も参照してください。したがって、機器を水滴の浸入から保護する必要があります。)必要な予防
策を取らないと、感電する危険が生じたり、製品に損傷を与えたり、その結果、身体への損傷を招
く可能性があります。
低温の環境から暖かい環境へと製品を移動した場合など、製品の内外に結露が生じている状態、あるい
は生じる可能性があるような条件下では、絶対に製品を使用しないでください。水の浸入は感電の
危険性が増します。
電源(AC 供給ネットワークまたはバッテリなど)と製品の接続を完全に外してから、製品を掃除して
ください。柔らかく、糸くずの出ない布を使用して製品を掃除してください。アルコール、アセト
ン、またはセルロースラッカー用の希釈剤などの化学洗剤を使用しなでください。
操作
1. 製品を操作するためには、専門的な訓練と高度な集中力が必要です。製品を使用する要員が、肉体
的、精神的、および情緒的見地から、製品の操作に適切かどうか確認してください。不適切な場合
には、けがまたは製品への損傷の可能性があります。製品の操作に適した要員を選択することは、
雇用者/運営担当者の責務です。
「輸送」セクションを確認して遵守しながら、製品の移動および輸送を行います。
すべての工業製品同様、通常、ニッケルなど、アレルギー症状を引き起こす物質(アレルゲン)の使用
を避けることはできません。ROHDE & SCHWARZ 社の製品を使用して皮膚に発疹ができたり、く
しゃみが頻発したり、目が充血したり、または呼吸困難な状態など、アレルギー症状が現れた場合
には、すみやかに医者に相談し、原因を確認して、健康上の問題またはストレスを予防してくださ
い。
製品の機械的処理、熱処理、または解体前に、「値の入力 − パラメータの設定」セクションの項目1
を必ず確認して注意を払ってください。
RF 無線設備など、特定の製品の機能によっては、高レベルな電磁放射が生じる可能性があります。胎
児に対しては保護を強化する必要があるため、妊婦は適切な方法で保護する必要があります。また、
電磁放射は、ペースメーカを使用している人に対しても危険を及ぼす可能性があります。雇用者/
運用担当者は、電磁放射を被ばくする危険性の高い仕事場を調査し、必要に応じて、潜在的な危険
を回避するための方策を講じる必要があります。
火災が発生した場合には、健康に害を与える恐れのある有毒物質(気体、液体など)が製品から流出す
る可能性があります。したがって、防護マスクや防護服の装着など、適切な対策を講じる必要があ
ります。
ROHDE & SCHWARZ 社の製品にレーザ製品(CD/DVD ドライブなど)が組み込まれている場合には、
製品資料で説明されている設定や機能以外は使用しないでください。これは身体への損傷(レーザ
光線などによる)を防ぐためです。
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基本的な安全指示
修理とサービス
1. 製品は、専門的訓練を受けた資格のある要員以外が開くことはできません。製品に対して作業をす
る場合、あるいは製品を開く場合には、事前に、製品を AC 供給ネットワークから切断しておかな
ければなりません。切断しておかないと、要員に感電の危険が及ぶ可能性があります。
ROHDE & SCHWARZ 社から許可された電気技師以外が、調整、部品の交換、保守、および修理を行う
ことはできません。安全性に関わる部品(電源スイッチ、電源トランス、ヒューズなど)を交換す
る場合には、オリジナルの部品以外を使用することはできません。安全性に関わる部品を交換した
場合には、必ず、安全テスト(外観検査、PE コンダクタ・テスト、絶縁抵抗測定、漏えい電流測
定、機能テスト)を行わなければなりません。これにより製品の安全を引き続き確保します。
バッテリと蓄電池
バッテリと蓄電池に関する情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、破裂や火災の発生、または重傷
や死亡の可能性があります。アルカリ性のバッテリおよび蓄電池(リチウム電池など)は、標準規格EN
62133に従って処理する必要があります。
1. 電池を分解したり、または破壊したりしないでください。
2. 電池またはバッテリを熱や火に近づけないでください。日光が直接当たる場所への保管を避けてく
ださい。電池およびバッテリを清潔で乾いた状態で保管してください。乾いた清潔な布でコネクタ
の汚れを取り除いてください。
3. 電池またはバッテリを短絡させないでください。互いに短絡を起こしたり、他の伝導体により短絡
が引き起こされるため、電池またはバッテリを箱や引き出しに保管しないでください。電池および
バッテリを使用する時まで元の梱包から取り出さないでください。
4. 電池およびバッテリを子供の手の届かない所に保管してください。電池またはバッテリを飲み込ん
だ場合には、すみやかに医者に相談してください。
5. 許容範囲外の強い機械的衝撃を電池およびバッテリに与えてはいけません。
6. 電池から液体が漏れている場合、その液体が皮膚または目に直接触れないようにしてください。触
れてしまった場合には、十分な水でその部分を洗い、医者に相談してください。
7. アルカリ性の蓄電池またはバッテリ(リチウム電池など)は正しく交換しないと、破裂する可能性
があります。製品の安全性を確保するために、ROHDE & SCHWARZ 社のタイプに一致する電池ま
たはバッテリ(部品リストを参照してください)とのみ交換してください。
電池およびバッテリをリサイクルして、残留廃棄物とは区別してください。鉛、水銀、およびカドミウ
ムを含む蓄電池および通常のバッテリは有害廃棄物です。廃棄物処理およびリサイクルに関する国
内の規則を遵守してください。
輸送
1. 製品は非常に重いため、慎重に扱う必要があります。一部では、背中や体のその他の部分の損傷を
避けるため、製品の持ち上げまたは移動には適切な方法(リフトトラックなど)が必要になります。
1171.0000.4J-05.00 Page 5

基本的な安全指示
2. 製品の取っ手は、操作要員が製品を運ぶ目的でのみ設計されています。したがって、クレーン、フォー
クリフト、自動車などの輸送手段に製品を固定するために取っ手を使用することはできません。輸
送または持ち上げる際に製品をしっかりと固定する場合、使用者が責任を負います。輸送または持
ち上げの際は、製造者の安全規則を遵守してください。規則に従わない場合には、身体または製品
への損傷を招く可能性があります。
車中で製品を使用する場合には、車の安全な運転については、運転者が全責任を負うものとします。事
故や衝突については、製造者は一切の責任を負わないものとします。車の運転者の注意力が散漫に
なる可能性があるため、移動中の車の中では絶対に製品を使用しないでください。事故の際に身体
またはその他への損傷を避けるために、製品を車中で適切に固定してください。
廃棄物処理
1. 製品または構成部品に対して本来の使用目的を超えて機械的処理または熱処理を行うと、有害な物
質(鉛、ベリリウム、ニッケルなどの重金属粉)が放出されることがあります。このため、専門的
訓練を受けた要員以外が製品を解体することはできません。適切に解体しないと、健康に害を与え
ることがあります。各国の廃棄物処理規則を遵守しなければなりません。
2. 特殊な方法で廃棄しなければならない有害物質や燃料、たとえば定期的な補給を必要とする冷却液
やエンジンオイルなどを生じる製品を取り扱う場合には、有害物質や燃料の製造者からの安全指示、
および、各地で適用されている廃棄物処理規則を遵守しなければなりません。また、製品資料に示
されている安全規則も遵守してください。有害物質または燃料を適切に処理しないと、健康被害お
よび環境問題を引き起こす可能性があります。
1171.0000.4J-05.00 Page 6

バッテリの安全規則
バッテリの安全規則
(バッテリ電圧に準ずる)
この機器は、通常の家庭廃棄物として処分してはいけない有
害物質を含むバッテリを内蔵しています。
バッテリの耐用年数が過ぎたら、ROHDE & SCHWARZ 社の
サービスセンターまたは適切な保管所でのみ処分することが
できます。
1171.0300.41 D/E/ESP/F-2

製品処分に関する顧客情報
ドイツの電気・電子機器法(ElektroG)は、以下の EC 指令を実現化したものです。
· 2002/96/ 廃電気・電子機器に関する EC の指令(WEEE)
· 2002/95/ 電気・電子機器への特定の有害物質の使用を制限する EC の指令(RoHS)
EN 50419 に準拠した製品ラベル表示
製品の耐用年数が終了しても、この製品を一般的な家庭ごみとして処分してはいけません。廃電気機器
および廃電子機器の地域の回収場所を使用して処分することも禁止されています。
ROHDE & SCHWARZ GmbH & Co. KG は、廃棄物の環境にやさしい処分またはリサイクルに関する処
分コンセプトを作成しました。また、生産者としてこの責任を完全に果たすことで、ElektroG 法に準拠
した電気および電子廃棄物の回収および廃棄を行うことができます。
製品の処分については、地域のサービス担当者にご連絡ください。
1171.0300.41 D/E/ESP/F-2

品質証明
お客様各位
お客様は ROHDE & SCHWARZ 製品をご購入されました。つまり、最新の手法を用いて製造された製
品を受け取ることが保証されています。この製品については、弊社の品質管理システム標準規格に準拠
した開発、製造、およびテストが行われました。ROHDE & SCHWARZ の品質管理システムは、ISO 9001
および ISO 14001 などの規格の認証を受けています。
環境への取り組み
▌ エネルギー効率の優れた製品
▌ 環境の持続可能性における継続的な改善
▌ ISO 14001 認証の環境管理システム


R&S®SMA100A
2.1.1 ユーティリティ・キー.......................................................10
2.1.2 ON/STANDBY キーと LED......................................................10
2.1.3 ディスプレイ...............................................................10
2.1.4 セットアップ・キー.........................................................11
2.1.4.1 パラメータ設定用キー.......................................................11
目次
目次
1 はじめに.......................................................7
1.1 ドキュメントの概要..........................................................7
1.2 文字体裁....................................................................8
2 使用の準備.....................................................9
2.1 フロント・パネル............................................................9
2.1.4.2 ディスプレイ用キー.........................................................12
2.1.5 データ入力キーパッド.......................................................12
2.1.6 ロータリ・ノブとナビゲーション・キー.......................................13
2.1.7 フロント・パネルのコネクタ.................................................14
2.2 リア・パネル...............................................................15
2.2.1 コネクタの説明.............................................................16
2.3 使用の準備.................................................................19
2.3.1 パッケージ内容の確認.......................................................20
2.3.2 本機の設置.................................................................20
2.3.3 電源の投入.................................................................21
2.3.4 本機の起動.................................................................21
2.3.4.1 スタンバイ状態と動作モード.................................................22
2.3.4.2 起動時の表示とブート.......................................................22
2.3.4.3 機能チェック...............................................................23
2.3.4.4 デフォルト設定.............................................................23
2.3.5 AC 電源の切断..............................................................24
2.3.6 電源ヒューズ...............................................................25
2.4 外部アクセサリの接続.......................................................25
2.4.1 USB デバイスの接続.........................................................26
2.5 Linux オペレーティング・システム...........................................26
2.6 ネットワーク(LAN)接続のセットアップ......................................28
3クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

R&S®SMA100A
2.6.1 本機からネットワークへの接続...............................................28
2.6.2 IP アドレスの割り当て......................................................29
2.6.3 コンピュータ名の使用.......................................................31
2.7.1 Web ブラウザによるリモート・アクセス.......................................32
2.7.2 Ultr@VNC によるリモート・アクセス..........................................33
目次
2.7 外部コントローラによるリモート・アクセス...................................31
3 基本操作......................................................39
3.1 本機のコンセプトの概要.....................................................39
3.2 本機の使用方法.............................................................41
3.3 各ダイアグラム・ブロックの説明.............................................41
3.4 セットアップ例.............................................................43
4 マニュアル操作................................................49
4.1 主な特徴...................................................................49
4.2 ディスプレイ...............................................................52
4.2.1 ヘッダ・フィールドの表示項目...............................................53
4.2.2 ステータス情報とメッセージ.................................................53
4.2.2.1 ステータス情報.............................................................53
4.2.2.2 メッセージ.................................................................54
4.2.2.3 一時表示のメッセージ.......................................................54
4.2.2.4 継続表示のメッセージ.......................................................54
4.2.3 Info ウィンドウ............................................................54
4.2.4 ブロック・ダイアグラム ....................................................55
4.2.4.1 ブロック・ダイアグラムの機能ブロック.......................................56
4.2.4.2 ブロック・ダイアグラムの信号フローと入力/出力のシンボル...................56
4.2.5 ダイアログの構造...........................................................56
4.3 ダイアログへのアクセス.....................................................57
4.4 パラメータの設定...........................................................58
4.4.1 カーソルの操作.............................................................59
4.4.2 コントロール・エレメントの選択..............................................60
4.4.3 パラメータのオン/オフ切り替え.............................................60
4.4.4 値の入力...................................................................60
4.4.5 単位の操作 ................................................................62
4.4.6 リストからパラメータを選択.................................................63
4クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

R&S®SMA100A
4.4.7 入力を確定して終了する.....................................................63
4.4.8 前の値の復元...............................................................64
4.5.1 リスト・エディタの操作.....................................................65
4.7.1 File Select ダイアログ.....................................................69
4.7.2 File Manager...............................................................70
4.7.2.1 ユーザ・ファイルの拡張子...................................................71
4.8.1 フロント・パネル・キー・エミュレーション....................................73
目次
4.5 エディタ...................................................................64
4.6 ヘルプ・システムの使用方法.................................................66
4.7 ファイル管理...............................................................67
4.8 フロント・パネルのコントロール機能..........................................71
A ハードウェア・インタフェース..................................74
A.1 GPIB インタフェース........................................................74
A.2 AUX I/O コネクタ...........................................................75
索引..........................................................77
5クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01


R&S®SMA100A
はじめに
ドキュメントの概要
1 はじめに
1.1 ドキュメントの概要
シグナル・ジェネレータ R&S SMA のユーザ・ドキュメントは、以下のように構成され
ています。
●
本機のオンライン・ヘルプ・システム(英語版)
●
『クイック・スタート・ガイド』(印刷版)
●
以下を収録したドキュメント CD-ROM
–
PC で閲覧可能なオンライン・ヘルプ・システム(*.chm)(英語版)
–
オペレーティング・マニュアル
–
サービス・マニュアル(英語版)
–
データ・シートおよび製品カタログ(英語版)
–
R&S サイト内の有益なページへのリンク(英語版)
オンライン・ヘルプ
オンライン・ヘルプは本機のファームウェアに組み込まれています。機能に対応して、
操作やプログラミングに必要な情報を簡単に参照することができます。また、R&S SMA
だけでなく、すべてのオプションに関するヘルプも含まれています。
クイック・スタート・ガイド
このマニュアルは印刷物として本機に同梱されているほか、付属のドキュメント CDROM に PDF 形式で収録されています。このマニュアルには、本機の設定と操作に必要
な情報が記載されています。基本的な操作および一般的な設定例について説明していま
す。さらに、安全にご使用いただくための注意事項などの一般的な情報も含まれていま
す。
オペレーティング・マニュアル
オペレーティング・マニュアルは、クイック・スタート・ガイドの内容を補うもので
す。このマニュアルは、本機に付属するドキュメント CD-ROM に、印刷可能な PDF 形
式で収録されています。オペレーティング・マニュアルは、本機のすべての機能につい
て詳しく説明しています。さらにリモート制御についは、コマンドの詳細とプログラミ
ングの例を示して詳しく説明しています。また、保守および本機のインタフェースやエ
ラー・メッセージに関する情報も提供します。このマニュアルの印刷版をご購入いただ
けます(オーダー情報は、データ・シートを参照)。
サービス・マニュアル
このサービス・マニュアルは、本機に付属するドキュメント CD-ROM に、印刷可能な
PDF 形式で収録されています。このマニュアルでは、定格仕様の順守をチェックする方
法、本機の機能、修理、トラブルシューティング、故障の回避について説明していま
す。また、このマニュアルには、モジュールを交換して本機を修理する際に必要なすべ
ての情報が含まれています。
7クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

R&S®SMA100A
はじめに
文字体裁
このマニュアルの印刷版をご購入いただけます(オーダー情報は、データ・シートを参
照)。
リリース・ノート
リリース・ノートでは、新機能や変更された機能、解消された問題、ドキュメント内容
の変更など、最新の変更情報を記載しています。対応するファームウェア・バージョン
は、リリース・ノートのタイトル・ページに記載されています。最新のリリース・ノー
トは、Web ページに掲載されています。
1.2 文字体裁
本書では、次のテキスト書式を使用しています。
表記 説明
"Graphical user interface elements" ダイアログ・ボックスや、メニュー、オプション、
KEYS キー名は大文字で表記します。
File names, commands, program code
Input
Links
"References" 参照は、クォーテーション・マークで囲みます。
ボタン、ソフトキーなどのグラフィカル・ユーザ・
インタフェースの名前はクォーテーション・マーク
で囲みます。
ファイル名、コマンド名、プログラムコード、スク
リーン表示文字などは、 このフォントで表記しま
す。
ユーザが入力する内容は、イタリック体で表記しま
す。
クリックできるハイパーリンクは、青いフォントで
表記します。
8クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

R&S®SMA100A
使用の準備
フロント・パネル
2 使用の準備
この章では、本機を初めて使用する際の基本的な手順について説明します。
●
フロント・パネル
●
リア・パネル
●
使用の準備
本章では、フロント・パネルとリア・パネルを参照しながら、シグナル・ジェネレー
タ R&S SMA のコントロール機能とコネクタを説明し、本機の使用準備の方法を説明し
ます。プリンタ、キーボード、マウスなどの周辺機器の接続についても解説します。イ
ンタフェースの仕様は、データ・シートに記載してあります。
本書の 3,「基本操作」 (39 ページ) では、本機の機能の概要を説明し、操作コン
セプトを紹介します。 詳細な操作方法とメニューの概要については、 4,「マニュアル
操作」 (49 ページ) を参照してください。
本機のマニュアル操作とリモート・コントロールの詳細については、オンライン・ヘル
プ・システム、またはオペレーティング・マニュアルを参照してください。ハードウェ
アのコネクタとインタフェースについても、ヘルプ・システムに詳細な説明がありま
す。
2.1 フロント・パネル
R&S SMA のフロント・パネルには、中央に VGA ディスプレイ、左側にユーティリティ・
キー、右側にコネクタと制御インタフェース、ハードキーが配置されています。このセ
クションでは、フロント・パネルのコネクタやハードキーと、その操作について簡単に
説明します。
詳細な説明は、オペレーティング・マニュアルを参照してください。
図
2-1: フロント・パネル
9クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

R&S®SMA100A
使用の準備
フロント・パネル
2.1.1 ユーティリティ・キー
ディスプレイ左側のキーで、R&S SMA のデフォルト状態の設定、基本設定の変更、印刷
機能、ヘルプ機能を実行します。
詳細については、オペレーティング・マニュアルの「本機の設定」の章を参照してくだ
さい。
PRESET
本機をデフォルト状態に設定します( 2.3.4.4,「デフォルト設定」 (23 ページ) を
参照)。
LOCAL
リモート制御からローカル(マニュアル)操作に切り替えます。
SETUP
デフォルト状態の設定などを行うための "Setup" ダイアログをオープンします。
INFO
ステータス・メッセージ、エラー・メッセージ、警告を表示します。
HELP
操作状況に対応したオンライン・ヘルプを表示します。
2.1.2 ON/STANDBY キーと LED
フロント・パネルの左下に ON/STANDBY キーと LED があります。
ON/STANDBY キーを押して、本機の状態をスタンバイ・モードと動作状態を切り替えま
す。
LED の点灯により、本機の状態を示します。
●
本機が動作状態(起動完了)のときは、緑色の LED (左)が点灯します。
●
スタンバイ・モードのときは、黄色の LED (右)が点灯します。
2.3.4.1,「スタンバイ状態と動作モード」 (22 ページ) も参照してください。
2.1.3 ディスプレイ
ディスプレイには、主要な設定とシグナル・ジェネレータの状態が表示されます。
ディスプレイは次の領域に分かれています。
●
周波数とレベルの表示と Info ライン
–
周波数とレベルの設定値(オフセットを含む)
–
ステータス・メッセージ
10クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

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使用の準備
フロント・パネル
–
エラー・メッセージの概要
メッセージの詳細情報は、INFO キーで呼び出します。
●
ブロック・ダイアグラム
ブロック・ダイアグラムには、ON/OFF スイッチ付きの機能ブロックによって、ジ
ェネレータの現在の設定と信号フローが表示されます。機能ブロックを選択する
と、対応する設定メニューのリストがオープンします。アクティブ・メニュー、
Info ウィンドウ、グラフが、ブロック・ダイアグラムの前面に表示されます。ブ
ロック・ダイアグラムは、DIAGRAM キーを押せばいつでも最前面に表示することが
できます。
詳細については、 4.2,「ディスプレイ」 (52 ページ) を参照してください。
2.1.4 セットアップ・キー
ディスプレイの右側にあるキーは、パラメータの設定、表示の選択、ウィンドウの調節
などに使用します。
2.1.4.1 パラメータ設定用キー
これらのキーを使用すると、本機の設定値に直接アクセスし、変調や RF 信号の状態を
すばやく変更することができます。
詳細については、オペレーティング・マニュアルの「本機の機能」の章を参照してくだ
さい。
FREQ
周波数を入力します。
RF ON/OFF
RF 信号の ON/OFF を切り替えます。
"Frequency" フィールドの隣に "RF OFF" と表示されます。
LEVEL
レベルを入力します。
MOD ON/OFF
変調の ON/OFF を切り替えます。
"Level" フィールドの隣に、"MOD OFF" と表示されます。
REARR
ディスプレイ全体を使用するように、アクティブなメニューのサイズを調整します。
FILE
ファイルの保存や読み込みのメニューをオープンします( 4.7,「ファイル管
理」 (67 ページ) を参照)。
11クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

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フロント・パネル
WINBAR
アクティブ・メニューを切り替えます。
BACKSPACE
カーソルの左隣の文字を削除します。
2.1.4.2 ディスプレイ用キー
ロータリ・ノブの左にある各キーで、ディスプレイ上の各ウィンドウの配置を行いま
す。
ESC
このキーの機能は、カーソル位置により異なります。
●
1 つ上の選択レベルを呼び出します。
●
ウィンドウをクローズします。ただし、新たに入力された内容は反映されず、以前
の値やパラメータが保持されます。
●
"Cancel" ボタンが含まれているダイアログ・ボックスでは、"Cancel" ボタンをア
クティブにします。
●
編集モードが非アクティブの場合は、すべてのダイアログ・ボックスをクローズし
ます。
●
編集モードがアクティブの場合は、編集モードを終了します。
●
メニューの入力フィールドを切り替えます。
●
入力カーソルを、ヘッダ表示部から直前にアクティブだったメニューに移動しま
す。アクティブなメニューがない場合は、ブロック・ダイアグラムの中で直前にハ
イライトされていたブロックに移動します。
TOGGLE
●
ハイライトされているエレメントや機能ブロックの ON/OFF を切り替えます。
●
選択リストの項目など、複数の設定項目の切替をします。リストの末尾まで来たカ
ーソルは、先頭に移動します。
DIAGRAM
ブロック・ダイアグラムを最前面に移動します。アクティブ・メニューは最小化されま
す。
DIAGRAM キーを 2 回押すと、ヘッダ部の表示をディスプレイ全体に拡大表示すること
ができます。周波数、レベル、状態に関する情報は、特に大きい文字で表示されます。
MENU
メニュー・ツリーを呼び出します。
2.1.5 データ入力キーパッド
データ入力キーパッドは、英数字データや単位を入力するために使用します。
データ入力キーは、ダイアログ内のデータ入力フィールドにカーソルがある場合のみ有
効です。キーの機能は、入力フィールドのデータの種類により異なります。
12クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

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フロント・パネル
キー 説明
0...9/abc 数値の入力フィールドでは数字を入力し、文字の入力フィールドでは文字を入力します。
. カーソル位置に小数点(数字入力フィールド)またはピリオド(文字入力フィールド)を挿
入します。 小数点を複数使用することはできません。
単位キー 単位を選択して絶対値を決定する機能と、単位を変更する(絶対値を変えずに再計算を実行
する)機能があります。どちらの機能になるかは、UNIT キーを押すタイミングによって決
まります( 4.4.5,「単位の操作 」 (62 ページ) を参照)。
単位のない値については、X1 キーは ENTER と同じ機能になります。直前の入力を確定し、
その入力フィールドを非アクティブにします。
_ 文字入力フィールドに空白(スペース)を追加します。
*... # 特殊文字を入力します。このキーを連続して押すと、使用可能な文字が順番に切り替わりま
す。
A <-> a 大文字と小文字を切り替えます。
A, B, C, D,
E, F
16 進数値を入力します。16 進数の入力フィールドがアクティブのときは、各キーに割り当
てられている英字が自動的にアクティブになります。
ENTER
ロータリ・ノブを押しても同じ結果になります。
●
入力フィールドの入力を完了します。その他の入力項目については、デフォルトの
単位キーの代わりに使用することができます。新しい値を確定します。
●
確定し("OK")、入力ウィンドウをクローズします。
●
ダイアログ・ボックス内で、デフォルトのボタンまたはフォーカスされているボタ
ンを選択します。
●
ダイアログ・ボックス内で、フォーカスされている領域に対して編集モード(使用
可能な場合)を起動します。
●
ダイアログ・ボックス内で、編集モードがアクティブの場合に、フォーカスされて
いる領域で選択したオプションのアクティブ/非アクティブを選択します。
●
次のメニュー・レベルを呼び出します。
2.1.6 ロータリ・ノブとナビゲーション・キー
ロータリ・ノブと矢印キーによって、グラフィカル・ユーザ・インタフェース上でデー
タの変更と移動操作を行うことができます。
13クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

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使用の準備
フロント・パネル
ロータリ・ノブ
ロータリ・ノブには、以下のような機能があります。
●
編集モードにおいて数値データを既定のステップ幅で増加(時計回り)または減少
(反時計回り)させます。
●
カーソルを目的の場所(ブロック・ダイアグラム内の機能ブロックなど)に移動し
ます。
●
リストや表、ツリー・ビューの中でスクロールします。
●
押した場合は、ENTER キーと同様に機能する。
●
編集モードがアクティブの場合は、フォーカスされている領域(リストなど)内で
選択バーを移動する。
メモ: ロータリ・ノブを回すことと UP/DOWN キー、ロータリ・ノブを押すことと
ENTER キーを押すことは、それぞれ同じ機能として動作します。
ナビゲーション・キー
ナビゲーション・キーは、4 個の矢印キーで構成されています。ロータリ・ノブの代わ
りに使用できます。
上/下キー
左/右キー
2.1.7 フロント
フロント・パネルには、RF コネクタや LF コネクタ、インタフェースがあります。
LF
上/下の矢印キーは以下のように動作します。
●
数値編集ダイアログ・ボックス内では、パラメータを増減します。
●
リストや表、ウィンドウ、ダイアログ・ボックス内では、上下に
スクロールします。
左/右の矢印キーは以下のように動作します。
●
数値編集ダイアログ・ボックス内では、カーソルを前後に移動し
ます。
●
リストや表、ウィンドウ、ダイアログ・ボックス内では、左右に
スクロールします。
・パネルのコネクタ
内部 LF ジェネレータ信号の出力。
データ・シート、およびオペレーティング・マニュアルの「LF Generator and LF
Output」のセクションも参照してください。
AM EXT
外部 AM 変調信号の入力。
14クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01

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使用の準備
リア・パネル
FM/PM EXT
外部 FM または PhiM 変調信号の入力(オプション R&S SMA-B20/-B22)。
RF
RF 信号の出力。
注記! 最大入力レベル. RF 出力をオーバロード状態にしないでください。フィードバ
ックの最大許容値は、データ・シートに規定されています。
USB
USB インタフェース・タイプ A(ホスト)
●
マウス、キーボードなどの周辺機器の接続
●
USB メモリの接続
●
ファームウェアのアップデート
2.4.1,「USB デバイスの接続」 (26 ページ) も参照してください。
SENSOR
R&S NRP-Z シリーズ・センサ用コネクタ。
"ユーザ補正" 機能を利用して、外部テスト・システムの補正値(例えばケーブルの周
波数応答を補正するための値)のテーブルを自動的に設定することができます。
パワー・センサの接続は、オス・コネクタを挿入します。取り外すときは、コネクタの
スリーブを持ってください。センサ・ケーブルを引っ張ってもセンサ・コネクタは外れ
ません。
2.2 リア・パネル
このセクションでは、本機のリア・パネルに搭載しているコネクタについて説明しま
す。各コネクタの詳しい説明が載っている章を参照先として示します。各コネクタの技
術仕様については、データ・シートを参照してください。
詳細な説明は、オペレーティング・マニュアルを参照してください。
15クイック・スタート・ガイド 1400.0069.18 ─ 08.01