Page 1

®
ハンドヘルド・スペクトラム・
アナライザ
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 – 01
電子計測器
クイック・スタート・ガイド
Page 2

本書では、
R&S
®
®
®
®
®
®
®
®
R&S
R&S
R&S
R&S
R&S
R&S
R&S
®
R&S
FSH
およびオプションについて説明します。
FSH4 (1309.6000.04)
FSH4 (1309.6000.14)
SH4 (1309.6000.24)
F
FSH8 (1309.6000.08)
FSH8 (1309.6000.18)
FSH8 (1309.6000.28)
FSH-K41 (1304.5612.02)
FSH-K42 (1309.5629.02)
本書の記載内容は、ファームウェア・バージョン
2.00
以降に対応しています。
© 2012 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG
Muehldorfstr. 15, 81671 Munich. Germany
Phone: +49 89 4129-0
Fax: +49 89 4129-12 164
E-mail: info@rohde-schwarz.com
Internet: http://www.rohde-schwarz.com
81671 Munich, Germany
Printed in Germany –
あらかじめご了承ください。
®
R&S
本書では、「
Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG
は、
お断りなしに記載内容の一部を変更させていただくことがあります。
®
R&S
FSH
」を「
R&S FSH
」と略記します。
の登録商標です。
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R&S FSH
基本的な安全指示
基本的な安全指示
製品の操作を開始する前に、必ず、以下の安全に関する説明を読んでください。
ローデ・シュワルツでは、弊社が提供する製品が常に最新の安全基準を満足し、お客
様に対して最善の安全性が提供できるよう、あらゆる努力をしております。弊社の製
品およびそれらに必要な補助機器は、対応する安全基準に従って設計され、試験され
ています。これらの安全基準に対する適合性は、弊社の品質保証システムによって、
常に確認されています。この製品は、
明)に従って設計・検査され、安全基準に完全に合致した状態で弊社の工場から出荷
されています。この状態を維持し、安全に動作させるためには、このマニュアルに示
されているすべての指示と注意事項を守ってください。安全指示についてご質問があ
れば、弊社の支店/営業所にお問い合わせください。
さらに、使用者は、適切な方法で製品を使用しなければなりません。この製品は、産
業環境やラボ環境、または作業現場でのみ使用するよう設計されており、どのような
場合であっても、個人の身体の安全や資産を損なう可能性があるような方法で使用す
ることはできません。指定されている目的を逸脱して製品を使用したり、製造者の指
示を守らなかったりした場合には、使用者が全責任を負うものとします。このような
状態で製品が使用された場合には、製造者は一切の責任を負わないものとします。
EC Certificate of Conformity
(欧州共同体適合証
取扱説明書に従い、処理能力の範囲内(データ・シート、資料、以下の安全指示参
照)で製品が使用された場合には、製品は指定の目的で使用されたものとします。製
品を使用するためには、技術的な能力が必要とされ、英語が理解できなければなりま
せん。したがって、製品は、適切な技術力を備えた専門の要員、または必要な技術に
よって完璧な訓練を受けた要員によってのみ使用することが重要です。ローデ・シュ
ワルツの製品を使用するにあたり、個人の安全を確保するための器具が必要な場合に
は、製品の資料のそれぞれの箇所に説明してあります。
安全確保のために使用されているマークと表示内容
操作方法の遵守 感電の危険 高温注意
安全指示を守ることによって、危険な状態から生じる身体への傷害やあらゆる損傷を、
できるかぎり回避することができます。したがって、製品の操作を開始する前に、以
下の安全指示をよく読み、厳守してください。また、資料の他の部分に示されている、
身体の安全を確保するためのその他の安全指示にも、必ず従ってください。これらの
安全指示の中で、“製品”とは、計測器本体、システム、およびすべての付属品を含
め、ローデ・シュワルツが販売し、提供しているすべての商品を示します。
PE
端子 接地 接地端子
注意
静電気に弱い装置
1175.6590.18 - 01 I
Page 4

R&S FSH
基本的な安全指示
タグと表示内容
下の警告表示は、リスクや危険を警告するために製品資料で使用されています。
以
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性がある危険
な状態を示しています。
回避しなければ、死亡または重傷を負う可能性もある危険
な状態を示しています。
回避しなければ、軽度または中程度の負傷を負う可能性も
ある危険な状態を示しています。
不適切な操作を行うと製品を損傷する可能性があることを
示しています。製品資料では、
して使用されています。
これらのタグは、欧州経済領域の一般市場で使用されている標準的な定義に従って表
示されています。他の地域または軍事的に利用する場合は、標準の定義とは異なるこ
ともあります。したがって、ここで説明されているタグは、常に、対応する製品資料
および対応する製品に関連してのみ使用されていることを確認してください。対応し
ていない製品や対応していない資料に当てはめてタグを使用すると、誤って解釈し、
その結果、身体の安全を損なったり、製品に損傷を与えたりすることがあります。
ATTENTION
が同じ意味と
操作状態と操作位置
製品は、製造者によって指定された操作条件下で、指定の位置でのみ使用することが
できます。使用中は、換気が妨げられないようにしなければなりません。製造者の仕
様を遵守しないと、感電、火災、または重傷や死亡を招く可能性があります。該当す
る地域または国内における安全指示および事故防止の規制をすべての実施作業におい
て遵守する必要があります。
1. R&S FSH
51)
。別段の指定がないかぎり、ローデ・シュワルツの製品には、次の必要条件が
適用されます。所定の動作位置では、必ず、ケースの底が下方に向いていること、
IP
保護2X、公害重大度2、過電圧カテゴリ2、密閉された場所でのみ使用するこ
と、最大動作高度は海抜
しては ±
ます。
2.
ラジエータやファンヒータなど、熱を発生する装置の上に製品を置かないでくだ
さい。周囲温度が製品資料またはデータシートで指定されている最高温度を超え
ることはできません。製品がオーバーヒートすると、感電、火災、または重傷や
死亡を招く可能性があります。
は、フィールド作業にも使用できる堅牢な構造を採用しています
4600 m
10 %
、公称周波数に対しては ±
、最大運搬高度は海抜
5 %
の許容範囲が適用されるものとし
12000 m
。公称電圧に対
(IP
1175.6590.18 - 01 II
Page 5

R&S FSH
基本的な安全指示
電気的保安
気保安情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、感電、火災、または身体への重
電
度の傷害や死亡を招く可能性があります。
1.
製品の電源を入れる前に、製品の公称電圧の設定と、
しているか確認しなければなりません。別の電圧を設定しなければならない場合
には、それに対応して、製品の電源ヒューズを交換する必要が生じることもあり
ます。
2.
製品に、
のプラグが切断装置とみなされます。この場合には、電源プラグが簡単に手の届
く位置にあり、いつでも操作できるようにしなければなりません。(接続ケーブ
ルの長さは約
スイッチは適切ではありません。電源スイッチのついていない製品をラックに取
りつけたり、システムに組み込んだりする場合には、システムレベルで切断装置
を準備しなければなりません。
3.
電源ケーブルが破損している場合には、絶対に製品を使用しないでください。正
しい操作条件下にあるかどうか電源ケーブルを定期的に点検してください。適切
な安全対策を講じ、慎重に電源ケーブルを設置することによって、ケーブルが破
損しないよう、また、ケーブルにつまずいたり、感電したりしてけがをすること
がないようにしてください。
4.
製品は、最大
み、操作することができます(容量の大きいヒューズについては、使用前にロー
デ・シュワルツへお問い合わせください)。
5.
プラグをほこりがついていたり、汚れたりしているソケットに差し込まないでく
ださい。プラグは、ソケットの奥までしっかりと差し込んでください。プラグが
十分に差し込まれていないと、火花が出たり、火災の原因になったり、けがをし
たりすることがあります。
AC
電源から切断するための電源スイッチがない場合には、接続ケーブル
2 m
です。)
16 A
のヒューズが取りつけられた
AC
電源から切断する場合、機能的スイッチや電子式
AC
TN/TT
電源の公称電圧とが一致
電源ネットワークからの
6.
ソケット、延長コード、またはコネクタのストリップをオーバロード状態にしな
いでください。火災や感電の原因になる可能性があります。
7. Vrms > 30 V
適切な手段(適切な計測器、ヒューズ、電流制限器、電気分離、絶縁など)を講
じる必要があります。
8. PC
9.
10.
11.
または他の産業用コンピュータなどの
も、標準規格
ていることを確認してください。
製品を操作しているときには、絶対に、カバーをはずしたり、ケースの一部をは
ずしたりしないでください。回路や構成部品が露出し、けがをしたり、火災の原
因になったり、製品が損傷したりすることがあります。
固定位置に製品を設置する場合には、最初に設置場所の
ンダクタを接続し、そのあとで他の接続を行わなければなりません。製品は、熟
練の電気技師によってのみ、設置し、接続することができます。
適切な過電圧保護機能を使用し、雷雨によって生じるような過電圧が、製品に達
しないようにしてください。高圧保護機能がないと、操作要員に感電の危険が及
ぶ可能性があります。
の電圧の回路を測定する場合には、あらゆる危険を避けるために、
IT
機器との接続が、どの場合において
IEC 60950-1/EN 60950-1
または
IE C61010-1/EN 61010-1
PE
端子と製品の
に準拠し
PE
コ
1175.6590.18 - 01 III
Page 6

R&S FSH
基本的な安全指示
12.
設計が意図していないかぎり、どのような物もであっても、ケースの開口部に差
し込まないでください。製品内部が短絡状態になり、感電したり、火災の原因に
なったり、けがをしたりすることがあります。
13.
別段の記載がないかぎり、製品は防水ではありません。(「操作状態と操作位
置」セクションの項目1も参照してください。したがって、機器を水滴の浸入か
ら保護する必要があります。)必要な予防策を取らないと、感電する危険が生じ
たり、製品に損傷を与えたり、その結果、身体への損傷を招く可能性があります。
14.
電源(
除してください。柔らかく、糸くずの出ない布を使用して製品を掃除してくださ
い。アルコール、アセトン、またはセルロースラッカー用の希釈剤などの化学洗
剤を使用しなでください。
操作
1.
製品を操作するためには、専門的な訓練と高度な集中力が必要です。製品の操作
者が、肉体的、精神的、および情緒的見地から、製品の操作に適切かどうか確認
してください。不適切な場合には、けがまたは製品への損傷の可能性があります。
製品の操作に適した要員を選択することは、雇用者/運営担当者の責務です。
2.
「輸送」セクションを確認して遵守しながら、製品の移動および輸送を行います。
3.
すべての工業製品同様、通常、ニッケルなど、アレルギー症状を引き起こす物質
(アレルゲン)の使用を避けることはできません。ローデ・シュワルツの製品を
使用して皮膚に発疹ができたり、くしゃみが頻発したり、目が充血したり、また
は呼吸困難な状態など、アレルギー症状が現れた場合には、すみやかに医者に相
談し、原因を確認して、健康上の問題またはストレスを予防してください。
4.
製品の機械的処理、熱処理、または解体前に、「廃棄物処理」セクションの項目
1
5. RF
能性があります。胎児に対しては保護を強化する必要があるため、妊婦は適切な
方法で保護する必要があります。また、電磁放射は、ペースメーカを使用してい
る人に対しても危険を及ぼす可能性があります。雇用者/運用担当者は、電磁放射
を被ばくする危険性の高い仕事場を調査し、必要に応じて、潜在的な危険を回避
するための方策を講じる必要があります。
AC
電源またはバッテリなど)と製品の接続を完全に外してから、製品を掃
を必ず確認して注意を払ってください。
無線設備など、特定の製品の機能によっては、高レベルな電磁放射が生じる可
6.
火災が発生した場合には、健康に害を与える恐れのある有毒物質(気体、液体な
ど)が製品から流出する可能性があります。したがって、防護マスクや防護服の
装着など、適切な対策を講じる必要があります。
修理とサービス
1.
製品は、専門的訓練を受けた資格のある要員以外が開くことはできません。製品
に対して作業をする場合、あるいは製品を開く場合には、事前に、製品を
給ネットワークから切断しておかなければなりません。切断しておかないと、要
員に感電の危険が及ぶ可能性があります。
1175.6590.18 - 01 IV
AC
供
Page 7

R&S FSH
基本的な安全指示
2.
ローデ・シュワルツが許可した電気技師以外が、調整、部品の交換、保守、およ
び修理を行うことはできません。安全性に関わる部品(電源スイッチ、電源トラ
ンス、ヒューズなど)を交換する場合には、オリジナルの部品以外を使用するこ
とはできません。安全性に関わる部品を交換した場合には、必ず、安全テスト
(外観検査、
ト)を行わなければなりません。これにより製品の安全を引き続き確保します。
バッテリと蓄電池
PE
コンダクタ・テスト、絶縁抵抗測定、漏えい電流測定、機能テス
バッテリと蓄電池に関する情報の必要な範囲内すべてを遵守しないと、破裂や火災の
発生、または重傷や死亡の可能性があります。アルカリ性のバッテリおよび蓄電池
(リチウム電池など)は、標準規格
1.
電池を分解したり、または破壊したりしないでください。
2.
電池またはバッテリを熱や火に近づけないでください。日光が直接当たる場所へ
の保管を避けてください。電池およびバッテリを清潔で乾いた状態で保管してく
ださい。乾いた清潔な布でコネクタの汚れを取り除いてください。
3.
電池またはバッテリを短絡させないでください。互いに短絡を起こしたり、他の
伝導体により短絡が引き起こされるため、電池またはバッテリを箱や引き出しに
保管しないでください。電池およびバッテリを使用する時まで元の梱包から取り
出さないでください。
EN62133
に従って処理する必要があります。
4.
電池およびバッテリを子供の手の届かない所に保管してください。電池またはバ
ッテリを飲み込んだ場合には、すみやかに医者に相談してください。
5.
許容範囲外の強い機械的衝撃を電池およびバッテリに与えてはいけません。
6.
電池から液体が漏れている場合、その液体が皮膚または目に直接触れないように
してください。触れてしまった場合には、十分な水でその部分を洗い、医者に相
談してください。
7.
アルカリ性の蓄電池またはバッテリ(リチウム電池など)は正しく交換しないと、
破裂する可能性があります。製品の安全性を確保するために、ローデ・シュワル
ツが指定するタイプに一致する電池またはバッテリ(部品リストを参照してくだ
さい)とのみ交換してください。
8.
電池およびバッテリをリサイクルして、残留廃棄物とは区別してください。鉛、
水銀、およびカドミウムを含む蓄電池および通常のバッテリは有害廃棄物です。
廃棄物処理およびリサイクルに関する国内の規則を遵守してください。
輸送
1.
製品は非常に重いため、慎重に扱う必要があります。一部では、背中や体のその
他の部分の損傷を避けるため、製品の持ち上げまたは移動には適切な方法(リフ
トトラックなど)が必要になります輸送または持ち上げる際に製品をしっかりと
固定する場合、使用者が責任を負います。輸送または持ち上げの際は、製造者の
安全規則を遵守してください。規則に従わない場合には、身体または製品への損
傷を招く可能性があります。
1175.6590.18 - 01 V
Page 8

R&S FSH
基本的な安全指示
2.
車中で製品を使用する場合には、車の安全な運転については、運転者が全責任を
負うものとします。事故や衝突については、製造者は一切の責任を負わないもの
とします。車の運転者の注意力が散漫になる可能性があるため、移動中の車の中
では絶対に製品を使用しないでください。事故の際に身体またはその他への損傷
を避けるために、製品を車中で適切に固定してください。
棄物処理
廃
1.
製品または構成部品に対して本来の使用目的を超えて機械的処理または熱処理を
行うと、有害な物質(鉛、ベリリウム、ニッケルなどの重金属粉)が放出される
ことがあります。このため、専門的訓練を受けた要員以外が製品を解体すること
はできません。適切に解体しないと、健康に害を与えることがあります。各国の
廃棄物処理規則を遵守しなければなりません。
1175.6590.18 - 01 VI
Page 9

R&S FSH
目次
目次
1
本機をご利用いただくにあたって
2
使用準備
2.1
パッケージの内容の確認
2.2
操作ボタン/キーの概要
2.3 R&S FSH
2.3.1 AC
2.3.2
2.3.3
2.3.3.1
2.3.3.2
2.3.3.3
2.3.3.4
2.4 R&S FSH
2.4.1 RF
2.4.2
2.4.3
2.4.4
2.4.5 AUX
2.4.6 BNC
2.4.6.1
2.4.6.2 BIAS
2.4.6.3 IF
2.4.7 mini USB
2.4.8
2.4.9 DC
2.4.10 USB
2.4.11 SD
2.5
アダプタの使用方法
バッテリの操作
バッテリの保守
取り扱い
...............................................................................................................................14
保管
...............................................................................................................................14
輸送
...............................................................................................................................14
寿命
入力
トラッキング・ジェネレータ出力
パワー・センサ用コネクタ
ヘッドホン用コネクタ
外部トリガ/外部基準信号(
出力/ビデオ出力(
ケンジントン・ロック
ポート
カード・スロット
オプションの管理
......................................................... 5
................................................................................................ 7
................................................................................................7
................................................................................................8
のセットアップ
.............................................................................................................11
.............................................................................................................13
........................................................................................................................13
のコネクタ
.........................................................................................................................15
......................................................................................................................17
入力
コネクタ
ポート
ポート
...............................................................................................................17
1/BIAS
ポートおよび
.....................................................................................................................19
...................................................................................................................20
.........................................................................................................20
..............................................................................................9
...............................................................................................10
...................................................................................................15
................................................................................16
...........................................................................................16
..................................................................................................17
EXT TRIG/EXT REF).....................................................18
ポート2(
IF Output/Video Out)................................................................18
LAN
..................................................................................................19
...................................................................................................20
BIAS Port 1/BIAS Port 2
ポート
............................................................................19
.........................................18
)
2.5.1
2.5.2
2.5.3 R&S License Manager
2.6.1
2.6.2 GPS
2.6.3
クイック・スタート・ガイド
オプションの有効化
インストールされているオプションの確認
2.6 R&S FSH
ハードウェアの設定
レシーバの設定
日時の設定
......................................................................................................20
.................................................................21
を使用したオプションの管理
の設定
..........................................................................................................23
......................................................................................................23
....................................................................................................24
....................................................................................................................26
1309.6269.18 - 01 1
..................................................21
Page 10

R&S FSH
目次
2.6.4
2.6.5
2.6.6
2.6.7
2.6.8
2.6.9 R&S FSH
2.7.1 LAN
2.7.2
2.7.3 USB
3.1.1
3.1.2
3.1.3 CW
3.1.4
地域の設定
ディスプレイの設定
オーディオ設定
電源の設定
セルフ・アラインメント
2.7 R&S FSH のPC
既存の
3
基本的な操作
3.1
スペクトラム・アナライザ の使用方法
信号の減衰
プリアンプの使用方法
信号の測定
高調波の測定
3.2
パワー・センサの使用(オプション)
....................................................................................................................27
....................................................................................................................30
のリセット
による接続
LAN
による接続
....................................................................................................................37
......................................................................................................28
.............................................................................................................29
..............................................................................................30
...................................................................................................31
への接続
............................................................................................................32
による接続
............................................................................................................36
............................................................................................32
................................................................................................35
....................................................................................... 37
.......................................................................37
..................................................................................................38
.............................................................................................................39
................................................................................................................41
........................................................................43
3.2.1
3.2.2
3.3.1 R&S FSH
3.3.2
3.3.3
3.5.1
3.5.2
パワー・センサによる電力の測定
パワーとリターン・ロスの測定
3.3
ネットワーク・アナライザの使用方法
ベクトル反射測定
スカラ伝送測定
3.4
ケーブル故障点の特定
3.5
結果や設定の保存と呼び出し
測定結果の保存
測定結果の呼び出し
..................................................................................43
.....................................................................................45
........................................................................47
の校正
...........................................................................................................48
.........................................................................................................50
.............................................................................................................51
..................................................................................................52
.......................................................................................56
.............................................................................................................56
......................................................................................................57
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 2
Page 11

R&S FSH
ドキュメントの概要
ドキュメントの概要
R&S FSH
クイック・スタート・ガイド
『クイック・スタート・ガイド』には、本機の機能に関する基本的な情報が記載され
ています。
このマニュアルで取り扱っている内容は、以下のとおりです。
3
3 R&S FSH
3 R&S FSH
3
オペレーティング・マニュアル
『オペレーティング・マニュアル』では、本機の機能について詳しく解説しています。
このマニュアルで取り扱っている内容は、以下のとおりです。
3 R&S FSH
3 R&S FSH
3
リモート制御マニュアル
R&S FSH-K40
て詳しく解説しています。
のユーザ・ドキュメントは以下のように構成されています。
フロント・パネルおよびリア・パネルの概要
の基本的な操作・設定
のネットワークへの接続と操作
基本的な測定例
をさまざまな動作モードで操作する方法
で測定を実施する方法
使用可能なソフトウェア・オプションおよびアプリケーションとの連携方法
向けのソフトウェア・マニュアルで、リモート制御オプションについ
このマニュアルで取り扱っている内容は、以下のとおりです。
3
リモート制御による
3 R&S FSH-K40
3
ステータス・レポート・システムの説明
サービス・マニュアル
『サービス・マニュアル』には、保守に関する情報が記載されています。
このマニュアルで取り扱っている内容は、以下のとおりです。
3
性能試験の実施方法
3 R&S FSH
3
機械構造図
リリース・ノート
リリース・ノートでは、ファームウェアのインストール、新機能、改良された機能、
解消された問題、ドキュメントの最新の変更内容について説明しています。対応する
ファームウェア・バージョンは、リリース・ノートのタイトル・ページに記載されて
います。最新のリリース・ノートはインターネットで公開されています。
の修理と交換部品について
R&S FSH
で使用できるリモート制御コマンドの詳細説明
の操作に関する説明
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 3
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R&S FSH
ドキュメントの概要
インターネット・サイト
R&S FSH
R&S FSH
マニュアルを印刷可能な
の
対応するリリース・ノート、制御用ドライバ、最新のデータ・シート、アプリケーシ
ョン・ノート、イメージ・バージョン、ファームウェアなどの最新版のダウンロード
も可能です。
ハンドヘルド・スペクトラム・アナライザ
に関する最新情報が掲載されています。ダウンロード・エリアから、最新
PDF
式で提供しています。
形
のインターネット・サイトには、
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 4
Page 13

R&S FSH
本機をご利用いただくにあたって
品質の証明
1
本機をご利用いただくにあたって
品質の証明
お客様各位
ローデ・シュワルツ製品をお買い上げいただきありがとうございます。
最新の手法を用いて製造された製品をお届けします。本製品の開発、製造、および試
験は、当社の品質管理システム標準に従って行われました。
ローデ・シュワルツの品質管理システムは、以下の認定を取得しています。
DIN EN ISO 9001:2000
DIN EN ISO 14001:2004
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 5
Page 14

R&S FSH
本機をご利用いただくにあたって
サポート・センター
サポート・センター
技術サポート-必要な場所で必要なときに
当社のカスタマ・サポート・センターにご連絡いただくと、すべてのローデ・シュワ
ルツ製品に対して専門スタッフが迅速に対応します。高度な技術を持つエンジニアが
応対し、ローデ・シュワルツ製品の操作、プログラミング、または使用方法に関する
あらゆる疑問について、お客様の問題を解決できるよう最善のサポートを提供します。
最新の情報とアップグレード
お使いの機器を最新の状態に保ち、機器に関する新しいアプリケーション・ノートに
関する情報を入手するには、お使いの機器とお客様のご要望をカスタマ・サポート・
センターまで電子メールでお知らせください。お客様が適切な情報を入手できるよう
ご案内いたします。
ヨーロッパ、アフリカ、中近東
電話
customersupport@rohde-schwarz.com
北アメリカ
電話
customer.support@rsa.rohde-schwarz.com
ラテンアメリカ
電話
customersupport.la@rohde-schwarz.com
アジア/太平洋
電話
customersupport.asia@rohde-schwarz.com
*
ドイツ固定回線の電話網では
よっては料金が異なる場合があります。
+49 89 4129 12345*
1-888-TEST-RSA
+1-410-910-7988
+65 65 13 04 88
1-888-837-8772
(
0.14
ユーロ/分が課金されます。携帯電話ネットワークの場合、および国に
)
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 6
Page 15

R&S FSH
2
使用準備
使用準備
パッケージの内容の確認
この章では
R&S FSH
の操作を開始する方法を説明します。
R&S FSH
のユーザ・イン
タフェースとコネクタについても説明します。
2.1
パッケージの内容の確認
本機は、形状に合わせて作られた保護カバーでできた梱包に入っており、上下に保護
カバーがついています。保護カバーは動かないようにテープで固定されています。
パッケージには標準付属品がすべて含まれています。
3
テープを外してパッケージを開きます。
3
本機と付属品を取り出します。
3
画面の保護フィルムを取り除きます。
1 USB
2 LAN
3 AC
4 AC
5
6 R&S FSH
7
8
9 SD
10 CD-ROM
11
上の保護カバー
下の保護カバー
リチウム・イオン電池
クイック・スタート・ガイド
クイック・スタート・ガイド
ケーブル
ケーブル
アダプタ
プラグ(国指定)
カード・リーダー
1309.6269.18 - 01 7
Page 16

R&S FSH
使用準備
操作ボタン/キーの概要
2.2
操作ボタン/キーの概要
1 RF
2
3 BNC
4 LAN
5
6
7
8
9
10 DC
11
12
13
14
15 "PRESET"
16
17
18 "SETUP"
19
20 SD
21
22
入力(Nコネクタ)
ヘッドホン用コネクタ
コネクタ(保護カバーの中)
ポートおよび
ソフトキーのラベル表示(ディスプレイ上)
ソフトキー
ファンクション・キー
テンキー
ケンジントン・ロック
ポート
電源スイッチ
入力キー
単位キー
カーソル・キー
キー
ロータリ・ノブ
スクリーンショット・キー
キー
ディスプレイ
カード・スロット
トラッキング・ジェネレータ出力(Nコネクタ)
パワー・センサ用コネクタ
mini USB
/USB
ポート(保護カバーの中)
ポート(保護カバーの中)
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 8
Page 17

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.3 R&S FSH
R&S FSH
れています。
&S FSH
R
くことも、背面のスタンドを使って立てて置くこともできます。
上から操作するために水平に置いた場合、
やや前方に傾いています。これにより、最適な角度でディスプレイを見ることができ
ます。
前面から操作しやすく、なおかつディスプレイが読み取れる状態にするには、
R&S FSH
作業現場で使用する場合や保守・修理の目的で測定を行う場合には、本機を両手で持
ってください。すべてのボタンとキーは操作しやすい位置にあります。
キャリング・バッグを使用すると両手が自由になり、被測定物(
きに便利です。
は
は使用状況に応じてディスプレイの角度を調整できます。また、水平に置
背面のスタンドを前後に動かして調整します。
のセットアップ
一般的なラボでの使用や、作業現場での保守・修理を目的として設計さ
R&S FSH
は上部にグリップがあるため、
のセットアップ
R&S HA-Z222
DUT
)を調整すると
上部にあるグリップは、例えば
うな場合にも適しています。
R&S FSH
イオン電池をバッテリ装着部に挿入してください。バッテ
リ装着部は本機の右下の角にあります。
(1)くぼみのあるグリップに指を押し付け、カバーを下
方向に押し下げます。
(2)カバーを開きます。
(3)バッテリを
る側面が上を向き、グリップが右側にある状態で差し込ん
でください。
(4)カバーを閉じます。
(5)カチッと音がして完全にもとの位置に戻るまでカバ
ーを押し上げます。
R&S FSH
の電源を入れる前に、標準付属品のリチウム・
R&S FSH
は標準付属品の
R&S FSH
の奥まで挿入します。丸みのあ
AC
アダプタまたはバッテリで動作させることができます。
をキャビネットのドアに掛けて支持するよ
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 9
Page 18

R&S FSH
使用準備
2.3.1 AC
AC
ます。プラグをポートに完全に差し込んでください。
標
けてください。
そして、プラグを
アダプタの使用方法
アダプタ(
準付属品の中から使用する国に対応したプラグ(
R&S HA-Z201
AC
電源コンセントに差し込みます。
)を
R&S FSH
の左側面にある
2
を選び、
)
R&S FSH
DC
のセットアップ
ポート(1)に接続し
AC
ダプタに取り付
ア
AC
電源ユニットの電圧範囲は
R&S FSH
ンにすることができます。
本機の損傷を防ぐために
3
3 AC
3
に電力が供給されたら、フロント・パネルの
付属の電源ユニット(
電圧は、電源ユニットで指定されている電圧に適合していなければなりませ
ん。
適切なアダプタを電源ユニットに取り付けてください。
AC 100
R&S HA-Z201
240 V
~
)を使用してください。
です。
ボタンを使用して電源をオ
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 10
Page 19

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.3.2
バッテリの操作
リチウム・イオン電池の容量は約
きます。
際の動作時間は、
実
す。
R&S FSH
フル充電されているときは、バッテリのアイコン全体が白色になっています。バッテ
リが消耗するにつれてバッテリ・アイコンの白い部分が減っていき、最終的には赤色
になって点滅します。アイコンの点滅は、バッテリの残量が低下したことを示します。
詳細については、
納入時には、バッテリはフル充電されていません。したがって、バッテリで本機を操
作する場合は、最初に充電する必要があります。
バッテリを充電するには、標準付属品の
ては、
R&S FSH
は、充電時間は約
流が減少するためです。
のディスプレイ上部に充電状態が表示されます。
10
ページの
をオフにした状態での充電時間は約
R&S FSH
30
ページの"電源の設定"を参照してください。
"AC
アダプタの使用方法"を参照してください。
3.5
時間に延びます。これは、
4 Ah
で、フル充電すると本機を最大3時間使用で
充電状態、周辺温度、動作モードによって異なりま
の
AC
電源アダプタを接続します。詳細につい
2.5
時間です。本機をオンにした状態で
R&S FSH
の電力消費によって充電電
のセットアップ
現場での作業時には、カー・アダプタ
を使用してバッテリを充電することもできます。カー・アダプタは、対応する
ートに接続します。カー・アダプタを使用して、車のシガー・ライターのソケットか
R&S FSH
ら
R&S FSH
印が表示されている場合は、本機が電源に接続され、充電中であることを示していま
す。
バッテリがフル充電されると、バッテリ・アイコンがプラグのアイコンの表示に変わ
ります。
所定の時間内に入力がない場合に、自動的にディスプレイのバックライトをオフにす
るように
詳細については、
デフォルト設定では、この自動停止モードは無効になっています。
容量が約
ることができます。交換用バッテリの充電時間は、
R&S FSH
間、
を充電できます。
の動作中、ディスプレイの右上にあるバッテリ充電状態インジケータに矢
R&S FSH
6 Ah
を設定することができます。設定可能な範囲は0~
28
ページの"ディスプレイの設定"を参照してください。
、動作時間
がオンのときは約
4.5
時間の交換用バッテリ(
R&S HA-Z202
4.5
時間です。
(オーダー番号
R&S FSH-Z206
R&S FSH
: 1309.6117.00
99
分です。
)を別途購入す
がオフのときは約
DC
3.5
ポ
)
時
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 11
Page 20

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
外部充電器の使用方法
外部充電器(
R&S HA-Z203
、オーダー番号
: 1309.6123.00
)を使用して、交換用バッ
テリを充電することもできます。
部充電器でバッテリを充電するには、バッテリを充電器に差し込み、
外
プタ経由で電力を供給します。
充電器のオレンジ色の
LED
表示(
バッテリがフル充電されると、緑色の
CHARGE
LED
表示(
)は、充電中であることを示しています。
READY
)が点灯します。
のセットアップ
AC
源アダ
電
1
2
3
外部充電器
リチウム・イオン電池
電源ユニット
R&S HA-Z203
R&S HA-Z204
R&S HA-Z201
R&S HA-Z206
または
またはカー・アダプタ
R&S HA-Z202
車の走行中やエンジンが作動している間は、
R&S FSH
をオフにしてください。
車の走行中やエンジンが作動している間は、シガー・ライターのソケットを使用して
R&S FSH
を動作させることはできません。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 12
Page 21

R&S FSH
使用準備
2.3.3
2.3.3.1
R&S FSH
のセットアップ
バッテリの保守
R&S FSH
扱うことができますが、使用時にはこの章に記載されている注意事項に従ってくださ
い。
取り扱い
3
3
3
3
3
3
にはリチウム・イオン電池が付属しています。このバッテリは簡単に取り
バッテリは特定の用途向けに設計されています。それ以外の用途には使用しない
でください。
重大な損傷の原因となるため、バッテリを直列または並列に接続しないでくださ
い。
取り付け時および充電時には、極性が正しいことを確認してください。
バッテリを充電するときには、
してください。その他の充電器を使用すると、バッテリの電子部品に重大な損傷
を与える可能性があります。
温度が
ズが作動し、バッテリが使用できなくなる可能性があります。
バッテリには、深放電や過充電、端子間の短絡を防止する電子部品が内蔵されて
います。
70°C
を超えないようにしてください。バッテリに組み込まれた熱ヒュー
R&S FSH
または
R&S HA-Z203
外部充電器を使用
-
バッテリの放電ができない場合は、深放電が発生している可能性があります。
バッテリを
-
バッテリの充電ができない場合は、過充電になっている可能性があります。
バッテリを放電してから再度確認してください。
-
バッテリが短絡している場合は、充電して電子部品をリセットします。
-
上記作業を行ってもバッテリが作動しない場合は、ローデ・シュワルツのカ
スタマ・サポートにご連絡ください。
3
バッテリを変形させるような力を加えないでください。
3
バッテリが熱や炎に触れないようにしてください。
3
バッテリを分解、改造しないでください。
3
バッテリを長時間直射日光にさらさないでください。
3
バッテリを短絡させないでください。
3
金属製の物が端子に直接触れないようにしてください。
3
バッテリを水につけないでください。
3
バッテリを落としたり、バッテリに繰り返し衝撃を与えたりしないでください。
3
バッテリを直接はんだ付けしないでください。
30
分間充電し、再度確認してください。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 13
Page 22

R&S FSH
使用準備
2.3.3.2
R&S FSH
保管
本機を長期間使用しないと、自己放電によってバッテリの充電量が少なくなります。
バッテリを長期間保管する場合は、以下のことに注意してください。
3
短絡しないよう慎重に取り扱ってください。リードと端子が絶縁されていること
を確認してください。
3
納品時にバッテリが包装されていたパッケージで保管してください。温度が
を超えないようにしてください。
3
初期状態、すなわち容量の
充電の初期状態を計算する場合は、以下を考慮してください。
-
電子部品の最大消費電力
-
バッテリの自己放電-充電状態が高いほど、自己放電率は高くなります。
3
バッテリが深放電にならないようにしてください。充電状態がバッテリ容量の
を下回ると、深放電が発生します。
3
最低6か月に一度は再充電してください。
バッテリ電圧が
可能性があります。その場合は、専用の充電器でバッテリをリセットしてください。
0 V
以下の場合は、バッテリ保護回路がスリープモードになっている
15% ~50%
が充電された状態で保管してください。
のセットアップ
30°C
5%
2.3.3.3
2.3.3.4
輸送
バッテリの輸送に関する特別な注意事項はありません。バッテリ・セルには金属リチ
ウムを使用していません。
寿命
充電を何度も繰り返しているとバッテリの容量が減少し、寿命に近づいていきます。
バッテリが使用不能になった場合は、以下のことに注意してください。
3
バッテリを分解しないでください。
3
火気の中に廃棄しないでください。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 14
Page 23

R&S FSH
使用準備
2.4 R&S FSH
R&S FSH
または上部左側にあります。
2.4.1 RF
RF
入力は
DUT をRF
ーブルを使用して
にならないようにしてください。
は
入力
R&S FSH
のコネクタ
複数のコネクタを備えています。これらのコネクタは、本機の上部右側
入力(Nコネクタ)に接続します。必要に応じて、Nコネクタの付いたケ
DUT をR&S FSH
の上部にあります。
に接続します。
R&S FSH
R&S FSH
がオーバーロード状態
のコネクタ
RF
入力での最大許容電力は
R&S FSH
長く
RF
入力は、保護回路によって静電放電および電圧パルスから保護されています。
感電に注意
感電を防ぐために、
にしてください。
R&S FSH
カップリング・コンデンサ、入力アッテネータ、およびミキサの損傷を防ぐために、
DC
い。
には、最大
1 W
の負荷をかけると、
DC
の損傷を防ぐために
入力電圧はデータ・シートに指定された値を絶対に超えないようにしてくださ
+20 dBm
+30 dBm(1 W
R&S FSH
入力電圧がケースに記載されている値を絶対に超えないよう
100 mW
(
)の負荷を最長3分間接続できます。それ以上
が破損することがあります。
)です。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 15
Page 24

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.4.2
トラッキング・ジェネレータ出力
トラッキング・ジェネレータ出力は
R&S FSH
内蔵のステップ・アッテネータを使用すると、トラッキング・ジェネレータの出力を
1 dB
R&S FSH
トラッキング・ジェネレータ出力の損傷を防ぐために、逆電圧が本機のケースに記載
されている最大電圧を超えないようにしてください。
のトラッキング・ジェネレータの出力は公称
刻みで最大
40 dB
低減できます。
の損傷を防ぐために
R&S FSH
の上部にあります。
0 dBm
です。
のコネクタ
2.4.3
パワー・センサ用コネクタ
パワー・センサ用コネクタは
このコネクタは、パワー・センサとの接続を目的としています。このコネクタは、セ
ンサへの電源供給や、パワー・センサ・インタフェースを経由したデータ転送に使用
します。
R&S TS-EMF
1158.9295.13
等方向性(アイソトロピック)アンテナ(オーダー番号
)を、このコネクタに接続することもできます。
R&S FSH
の上部にあります。
:
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 16
Page 25

R&S FSH
使用準備
2.4.4
2.4.5 AUX
ヘッドホン用コネクタ
3.5 mm
コネクタの内部インピーダンスは約
のヘッドホン用コネクタは
入力
AUX
入力は、
があります。
R&S FSH
R&S FSH
R&S FSH
10 B
の左側面にあります。保護カバーを開けると、
の上部にあります。
です。
のコネクタ
AUX
コネクタ
AUX
コネクタには、
ど、さまざまなアクセサリを接続することができます。
2.4.6 BNC
BNC
ネクタがあります。
2
つの
称は、保護カバーの内側に表記されています。
コネクタ
コネクタは、
BNC
コネクタは、さまざまな用途に利用することができます。各コネクタの名
GPS
レシーバ
R&S FSH
R&S HA-Z240
の左側面にあります。保護カバーを開けると、2つのコ
(オーダー番号
: 1309.6700.02
)な
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 17
Page 26

R&S FSH
使用準備
2.4.6.1
2.4.6.2 BIAS
外部トリガ/外部基準信号(
上側の
外
ニューで選択する必要があります。トリガのしきい値は、
同じです。
10 MHz
dBm
かわらず、基準信号が存在しない場合は、
れます。これにより、ユーザが有効な基準信号を使用せずに測定を行うことを防ぎま
す。
詳細については、
2
ます。
BIAS
を供給できます。直流電流は、適切なパワー・アダプタ(最大
使用して入力します。
BNC
部トリガは入力設定にのみ使用し、測定の開始を制御します。外部トリガは 掃引 メ
の基準信号入力は、周波数の同期に使用されます。基準信号のレベルは
よりも大きくなければなりません。入力が外部基準信号に設定されているにもか
ポート
BNC
つの
ポート1と
R&S FSH
EXT TRIG / EXT REF
コネクタは、外部トリガまたは外部基準信号の入力に使用します。
R&S FSH
"R&S FSH
1 / BIAS
コネクタを
BIAS
の設定"を参照してください。
ポート2(
BIAS
ポート2より、被測定物であるアクティブ・デバイスに電力
BIAS Port 1 / BIAS Port 2
ポートとして使用すると、コネクタは直流入力用になり
)
TTL
信号のしきい値とほぼ
のディスプレイに警告が表示さ
)
600 mA/
のコネクタ
50 V
最大
0
)を
2.4.6.3 IF
出力/ビデオ出力(
下側の
用できます。
R&S FSH
トラッキング・ジェネレータ出力の損傷を防ぐために、
れていない
入力しないでください。
BNC
コネクタが
電流や
IF Output / Video Out
BNC
コネクタは、中間周波数の出力(
の損傷を防ぐために
BNC
50 V
を超える電圧を
コネクタには、
BIAS
入力ポートとして設定されている場合でも、
600 mA
BNC
)
21.4 MHz
を超える電流や
コネクタに絶対に入力しないでください。
)またはビデオ出力として使
BIAS
入力ポートとして設定さ
20 V
を超える電圧を絶対に
600 mA
を超える
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 18
Page 27

R&S FSH
使用準備
2.4.7 mini USB
mini USB
開けると、これらのポートがあります。
R&S FSH をUSB
ができます。
USB
接続および
"R&S FSH
ポートおよび
または
接続は
LAN
LAN
ポートおよび
LAN
の設定"を参照してください。
LAN
ポート
ポートは、
経由で
Instrument Setup
R&S FSH
PC
に接続し、データを双方向で転送すること
R&S FSH
の左側面にあります。保護カバーを
で設定します。詳細については、
のコネクタ
2.4.8
2.4.9 DC
ケンジントン・ロック
本機のケースにケンジントン・ロックを装着し、本機を作業台に結びつけて固定する
ことができます。
ポート
DC
ポートは
R&S FSH
の左側面にあります。
R&S FSH
ことができます。
クイック・スタート・ガイド
DC
は、
コネクタを経由して
DC
コネクタを使用してバッテリを充電することもできます。
1309.6269.18 - 01 19
AC/DC
電源ユニットから電力を供給を受ける
Page 28

R&S FSH
使用準備
オプションの管理
2.4.10 USB
帯域幅が
05000
ル番号
USB
があります。
USB
2.4.11 SD
SD
SD
2.5
ソフトウェア・オプションを追加して、
ます。
2.5.1
1
ートは、
ポ
メモリを接続し、データセットやスクリーンショットを保存できます。
カード・スロット
カード・スロットは、
カード・スロットがあります。
オプションの管理
オプションの有効化
ポート
20 MHz のR&S FSH
以降)。
R&S FSH
の
R&S FSH
モデルには、
右側面にあります。保護カバーを開けると、
の右側面にあります。保護カバーを開けると、
USB
R&S FSH
ポートが装備されています(シリア
に測定機能を追加することができ
USB
ポ
ート
オプションを有効化するには、キー・コードを入力する必要があります。キー・コー
ドは、
C "SETUP"
C "Installed Options"
C "Install Option..."
C "ENTER"
C
C "ENTER"
正しいキー・コードを入力すると、次のメッセージが表示されます。
間違ったキー・コードを入力すると、次のメッセージが表示されます。
C
R&S FSH
オプション・キーの入力フィールドが開きます。
該当するオプション・キーを入力します。
正しいキー・コードを入力してください。
固有のシリアル番号をベースにしています。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
を選択します。
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 20
Page 29

R&S FSH
使用準備
オプションの管理
2.5.2
インストールされているオプションの確認
現在インストールされているオプションは
C "SETUP"
C "Installed Options"
使用可能なオプションと現在の状態が表示されます。
3 "Installed":
3 "Installed Portable":
スはポータブル・ライセンスです。
3 "Removed: <
されており、別の
キーを押します。
ソフトキーを押します。
オプションはインストールされており、有効です。
オプションはインストールされており、有効です。ライセン
オプション・キー
R&S FSH
2.5.3 R&S License Manager
R&S FSH
Web
ムウェア・オプションを管理することができます。
R&S FSH のLAN
てください。
R&S FSH
をローカル・エリア・ネットワーク(
ブラウザ(
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
接続については、
を接続したら、
Web
"SETUP"
>":
ポータブル・ ライセンスが
へ移動できることを示します。
メニューに表示されます。
を使用したオプションの管理
LAN
)経由で使用している場合は、
など)を使用してファー
32
ページの
ブラウザを開きます。
"R&S FSH のPC
R&S FSH
への接続"を参照し
から削除
C Web
このページには3つのエリアがあります。
3 1
3 2
ブラウザのアドレス・バーに
ブラウザから
R&S FSH
スを
番目のエリアには、デバイス
細が表示されます。
番目のエリアでは、ライセンスのインストールと有効化を実行できます。
- "Install Registered License Keys and Activate Licenses"
登録ライセンスを購入した場合はこのリンクを選択します。登録済みライセ
ンスは、特定のデバイス
- "Register Licenses, Install License Keys and Activate Licenses"
R&S License Manager
にインストールし、有効化することができます。
R&S FSH のIP
にアクセスします。このページで、ライセン
ID
IP
や
アドレスなど、接続されている装置の詳
ID
でのみ使用できます。
アドレスを入力します。
ポータブル・ライセンスを購入した場合はこのリンクを選択します。ポータ
ブル・ライセンスは、デバイス
クイック・スタート・ガイド
ID
への関連付けが行われていません。
1309.6269.18 - 01 21
Page 30

R&S FSH
使用準備
オプションの管理
- "Reboot Device"
R&S FSH
-
各トピックに対応するオンライン・ヘルプが開き、詳しい説明が表示されま
す。
3 3
番目のエリアにはマウス・カーソルを合わせた各項目について、
Manager
すでに1台以上の
Manager のWeb
C
R&S License Manager
にインストール済みのライセンスを管理できます。
このページには2つのエリアがあります。
3 1
番目のエリアでは、装置にインストール済みのライセンスを管理できます。
を再起動します。
のヒントが表示されます。
R&S FSH
ページでそれらのオプションのライセンスも管理できます。
にオプションをインストールしている場合は、
ボタンを押します。
の他のページにアクセスします。このページで、
License
License
R&S FSH
- "Register Licenses"
購入したライセンスを登録する場合はこのリンクを選択します。登録ライセ
ンスは、特定のデバイス
- "Unregister License"
ポータブル・ライセンスをインストールした場合はこのリンクを選択します。
ポータブル・ライセンスは、複数のデバイス
イセンスを別の装置で使用するには、その前に現在の装置でライセンス登録
を抹消する必要があります。
- "Move Portable License"
ポータブル・ライセンスを移動したい場合はこのリンクを選択します。ライ
センス登録を抹消しなくても、ポータブル・ライセンスを移動できます。
-
オンライン・ヘルプが開き、対応するトピックに関する詳しい説明が表示さ
れます。
3 2
番目のエリアには、マウス・カーソルを合わせた各項目について、
Manager
リンクを選択した後、ブラウザに表示された手順に従ってください。ライセンス登録
の途中で問題が発生した場合は、
くことができます。オンライン・ヘルプには、
い説明が記載されています。
のヒントが表示されます。
ID
でのみ使用できます。
ID
で使用できます。ただし、ラ
R&S License
アイコンを使用するとオンライン・ヘルプを開
License Manager
の機能に関する詳し
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 22
Page 31

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.6 R&S FSH
"Instrument Setup"
共通設定が表示されます。
C "SETUP"
C "Instrument Setup"
対応するダイアログ・ボックスが開きます。
C
ロータリ・ノブまたはカーソル・キーを使用して、変更したい項目を選択します。
2.6.1
ハードウェアの設定
ハードウェアの設定には、内蔵ハードウェアおよび接続したハードウェアに関する設
定が表示されます。
の設定
イアログ・ボックスには、
ダ
キーを押します。
フトキーを押します。
ソ
R&S FSH
動作モードに関係なく、
の
の設定
アクセサリ自動検出機能の設定
C "Instrument Setup"
します。
C "ENTER"
自動検出のオン/オフを切り替えるドロップダウン・メニューが開きます。
C "On"
C "ENTER"
この機能が有効な場合、
検出されたアクセサリは
BNC
コネクタの設定
BNC
コネクタはさまざまな用途に使用できます。詳細については、
コネクタ"を参照してください。
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
BNC
キーを押します。
を選択して、アクセサリ自動検出を有効にします。
キーを押して選択を確定します。
キーを押します。
コネクタの機能を選択するドロップダウン・メニューが開きます。
ダイアログ・ボックスで、
R&S FSH
"Detected Accessory"
ダイアログ・ボックスで、
に接続されたアクセサリが自動的に検出されます。
"Auto Accessory Detection"
フィールドに表示されます。
17
"BNC 1"
を選択します。
を選択
ページの
"BNC
C
用途を選択します。
C "ENTER"
クイック・スタート・ガイド
キーを押して選択を確定します。
1309.6269.18 - 01 23
Page 32

R&S FSH
使用準備
2
番目の
C "BNC 1"
2.6.2 GPS
HA-Z240 GPS
確に行うことができます。
GPS
GPS
GPS
動的に調整されます。
"Instrument Setup"
が表示されます。
BNC
ではなく、
レシーバの設定
レシーバを使用するには、
基準周波数
レシーバの機能を起動し、十分な数の衛星信号を取得できると、基準周波数が自
コネクタも同様の方法で設定します。
"BNC 2"
レシーバ(オーダー番号
ダイアログ・ボックスに、
を選択します。
: 1309.6700.02
GPS
レシーバを
AUX
GPS
R&S FSH
)を搭載すると、位置特定を正
入力に接続します。
レシーバの設定に必要な設定項目
の設定
追跡対象の衛星の数や信号品質など、
GPS
レシーバ機能の有効化
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
GPS
C "Enabled"
C "ENTER"
GPS
情報の表示
C "Instrument Setup"
す。
C "ENTER"
GPS
C "Enabled"
キーを押します。
レシーバのオン/オフを切り替えるドロップダウン・メニューが開きます。
を選択して
キーを押して選択を確定します。
キーを押します。
座標の表示のオン/オフを切り替えるドロップダウン・メニューが開きます。
を選択して
ダイアログ・ボックスで、
GPS
レシーバを有効にします。
ダイアログ・ボックスで、
GPS
座標の表示を有効にします。
GPS
接続に関する情報も表示されます。
"GPS Function"
"Show GPS Information"
を選択します。
を選択しま
C "ENTER"
クイック・スタート・ガイド
キーを押して選択を確定します。
1309.6269.18 - 01 24
Page 33

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
座標形式の設定
C "Instrument Setup"
。
"ENTER"
C
座標形式を選択するドロップダウン・メニューが開きます。
C
ドロップダウン・メニューから形式を選択します。
C "ENTER"
GPS
情報の表示について
GPS
情報は、ハードウェア設定の下にある青色のバーで表示されます。
衛星との同期が失われると、このバーは赤色に変わり、
ます。括弧内には、直前に有効であった位置情報が表示されたままになります。
衛星の同期状態は、タイトル・バーに表示されます。
タイトル・バーに
期が安定しており、座標を表示できることを示しています。
示されます。
キーを押します。
キーを押して選択を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
が表示される場合は、
"Coordinate Format"
GPS
座標表示が括弧で囲まれ
GPS
レシーバが有効であり、衛星との同
GPS
を選択します
情報バーは青色で表
の設定
タイトル・バーに が表示される場合は、
の同期が確立されていないことを示しています。
座標は更新されません。
タイトル・バーに と表示される場合は、
の同期が確立していない場合や不具合があることを示しています。
色で表示されます。座標は更新されません。
GPS
レシーバが有効でない場合、タイトル・バーに記号は表示されません。
R&S FSH
ャットダウン直前に有効であった
す。
を起動したときに
GPS
レシーバが接続されて有効になっている場合は、シ
GPS
GPS
レシーバは有効であるが、衛星と
GPS
情報バーは赤色で表示されます。
GPS
レシーバが有効であるが、衛星と
座標を復元するかどうかの確認が表示されま
GPS
情報バーは赤
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 25
Page 34

R&S FSH
使用準備
2.6.3
日時の設定
R&S FSH
プを付加することができます。
刻を設定できます。
日付の設定
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
にはクロックが内蔵されており、データ・レコードに日付とタイムスタン
キーを押します。
日付変更の確認メッセージが表示されます。
テンキーで日付を入力します。入力する順序は日付形式によって異なります。
Instrument Setup"
"
ダイアログ・ボックスで、
R&S FSH
ダイアログ・ボックスで日付と時
"Set Date"
を選択します。
の設定
C "ENTER"
時刻の設定
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
テンキーで時刻を入力します。
C "ENTER"
入力された時刻が有効であるかどうかの確認を行います。有効でない場合は、その次
に有効な時刻が設定されます。
タイム・ゾーンの選択
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
テンキーを使用して、システム時間からの相対的なオフセット値を
付けて入力します。
C "ENTER"
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
"Set Time"
"Time Zone"
を選択します。
を選択します。
+/-
の記号を
タイム・ゾーンを確定すると、それに合わせて表示時間が調整されます。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 26
Page 35

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.6.4
地域の設定
地域の設定では、各種の言語、日付形式、長さの単位を選択することができます。
言語の選択
R&S FSH
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
のユーザ・インタフェースには、複数の言語が用意されています。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
言語を選択するドロップダウン・メニューが開きます。
"Language"
を選択します。
の設定
C
ドロップダウン・メニューから、言語を選択します。
C "ENTER"
日付形式の設定
R&S FSH
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
日付形式を選択するドロップダウン・メニューが開きます。
C
ドロップダウン・メニューから日付形式を選択します。
C "ENTER"
長さの単位の設定
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
長さの単位を選択するドロップダウン・メニューが開きます。
キーを押して選択を確定します。
は、日付形式を選択することができます。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
キーを押して選択を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
"Date Format"
"Length Unit"
を選択します。
を選択します。
C
ドロップダウン・メニューから長さの単位を選択します。
C "ENTER"
クイック・スタート・ガイド
キーを押して選択を確定します。
1309.6269.18 - 01 27
Page 36

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.6.5
ディスプレイの設定
ディスプレイの設定では、
R&S FSH
屋内での明るさは、バックライトの輝度に依存します。バッテリ駆動時間と画面表示
品質とのバランスをとるためには、バックライトの輝度を必要最小限の明るさに設定
します。
表示角度を最適化するには、色の設定を調整します。コントラストを最大にするには、
画面をカラー表示から白黒表示に切り替えます。強い日差しの中など極端な環境では、
高コントラストな白黒表示の方が効果的な場合があります。
ディスプレイのバックライトの調整
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
のディスプレイは
キーを押します。
テンキーでバックライトの輝度を入力します。
R&S FSH
TFT
ダイアログ・ボックスで、
のディスプレイ表示を設定します。
カラー
LCD
ディスプレイです。
"Display Backlight"
を選択します。
の設定
バックライトの輝度は0~
です。
C "ENTER"
ディスプレイの表示カラーの選択
C "Instrument Setup"
す。
C "ENTER"
表示カラーを選択するドロップダウン・メニューが開きます。
C
カラー表示を設定する場合は
"Black & White"
C "ENTER"
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
を選択します。
キーを押して選択を確定します。
100%
のパーセントで表し、
"Color"
を選択します。白黒表示を設定する場合は
"Printer Friendly"
"Display Color Scheme"
を選択すると、色が反転します。
100%
が最も明るい輝度
を選択しま
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 28
Page 37

R&S FSH
使用準備
2.6.6
オーディオ設定
オーディオ設定では、キー・クリックとシステム・ブザーの音量を設定します。
キー・クリックの音量設定
キーやソフトキーを押したときに鳴る音の大きさを設定します。
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
テンキーで音量を入力します。
キー・クリックの音量は0~
です。
C "ENTER"
システム・ビープの音量設定
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
100%
のパーセントで表し、
"Key Click Volume"
100%
R&S FSH
を選択します。
が最も大きい音
の設定
メッセージ・ボックスが表示されるときなどに鳴る
音量を設定します。
C "Instrument Setup"
ます。
C "ENTER"
C
テンキーで音量を入力します。
システム・ビープの音量は0~
音です。
C "ENTER"
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
100%
のパーセントで表し、
R&S FSH
"System Beeper Volume"
のシステム・ビープの
100%
が最も大きい
を選択し
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 29
Page 38

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.6.7
電源の設定
現在の電源の状態が表示されます。また、電源の状態を設定します。
バッテリの残量低下通知の設定
バッテリの残量が設定したレベルに達すると、タイトル・バーのバッテリ・アイコン
が赤色に変わり、点滅し始めます。
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C
テンキーを使用して、バッテリの残量低下を通知するしきい値を入力します。し
きい値は、バッテリがフル充電された状態に対する残量の割合(%)で入力しま
す。
C "ENTER"
設定したバッテリ残量(しきい値)が
キーを押します。
キーを押して入力を確定します。
ダイアログ・ボックスで、
"Battery Level"
"Battery Low Level"
行に表示されます。
を選択します。
の設定
2.6.8
セルフ・アラインメント
セルフ・アラインメントでは、ベクトル・ネットワーク・アナライザ・モードにおけ
る機器設定を校正します。セルフ・アラインメントを行うと、
場校正データを生成し、既存の工場校正データを上書きします。
セルフ・アラインメントを実行するには、オープン(
50B
のロード(
接続が確立されている必要があります。
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
セルフ・アラインメントが起動し、警告メッセージが表示されます。
"Yes"
を押すと、セルフ・アラインメントを開始します。画面に表示される説明に従
ってください。
"No"
を押すと、セルフ・アラインメントを中止します。
Load
)が必要です。さらに、適切なケーブルでスルー(
ダイアログ・ボックスで、
キーを押します。
Open
"Self Alignment"
R&S FSH
)、ショート(
を選択します。
は新しい工
Short
)、
THROUGH
)
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 30
Page 39

R&S FSH
使用準備
R&S FSH
2.6.9 R&S FSH
R&S FSH
R&S FSH
"PRESET"
定にリセットされます。
これにより、以前の測定のパラメータが残っていることによる誤測定を防ぎ、定義済
みの測定パラメータに基づいて新しい設定を入力できます。
C "PRESET"
R&S FSH
"Reset to Factory Settings"
セットされます。
リセット時には、
セット(リミット・ライン、標準、チャネル・テーブル、ケーブル・モデルなど)も
すべて検出されます。これらに対して、納入時のデータセットが再インストールされ
ます。
のリセット
をプリセットすること、工場設定にリセットすることができます。
のプリセット
キーを押すと、
キーを押します。
のリセット
R&S ZVH
R&S FSH
を押すと、
の元の設定が復元されます。また、ユーザ定義のデータ
は現在アクティブな動作モードのデフォルト設
R&S FSH
は工場出荷時のデフォルト設定にリ
の設定
データ消失に注意
保存したすべてのデータセットは、工場設定へのリセット時に削除されます。
C "Instrument Setup"
します。
C "ENTER"
リセット処理が起動し、警告メッセージが表示されます。
"Yes"
を押すと、リセットを実行します。再起動時に、情報ウィンドウが表示されま
す。
"No"
を押すと、リセットを中止します。
キーを押します。
ダイアログ・ボックスで、
"Reset to Factory Settings"
を選択
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 31
Page 40

R&S FSH
使用準備
2.7 R&S FSH のPC
R&S FSH
を使用して、
ーブルの作成などを行うことができます。
R&S FSH
します。
接続する前に、
す。インストールするには、付属の
動メニューから
ルします。画面に表示される説明に従ってください。
ファイアウォールの設定
適切に設定を行ってもソフトウェア と
のファイアウォール設定を確認してください。
に
と
R&S FSH4View
は、
PC
上で測定結果のドキュメント化、リミット・ラインやチャネル・テ
R&S FSH4View
PC にR&S FSH4View
R&S FSH4View
への接続
フトウェアが付属しています。このソフトウェア
ソ
LAN
は、
ポートまたは
ソフトウェアをインストールする必要がありま
CD-ROM をCD
メニュー項目を選択し、ソフトウェアをインストー
R&S FSH
R&S FSH のPC
mini USB
ドライブに挿入します。自動起
の接続を確立できない場合は、
ポートを使用して接続
への接続
PC
2.7.1 LAN
R&S FSH
ます。
ートがあります。詳細については、
を参照してください。
LAN
デフォルトでは、
設定されています。本機を直接接続する場合は、
りません。
C "Instrument Setup"
C "ENTER"
C "Off"
による接続
は、標準付属品の
LAN
ポートは
接続の設定は
キーを押します。
DHCP
の状態を設定するドロップダウン・メニューが開きます。
を選択して
LAN
ケーブルを使用して直接
R&S FSH
"Instrument Settings"
R&S FSH のDHCP
ダイアログ・ボックスで
DHCP
の左側面にあります。保護カバーを開けると、
を無効にします。
PC
に接続することができ
LAN
19
ページの
ダイアログ・ボックスで行います。
(動的ホスト設定プロトコル)は有効(On)に
"mini USB
DHCP
"DHCP"
を無効(
を選択します。
ポートおよび
Off
)にしなければな
LAN
ポート
ポ
"
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 32
Page 41

R&S FSH
使用準備
IP
アドレスの設定
接続を確立するには、一番右のドット以降の数字を除き、
レスが一致しなければなりません。
例
PC のIP
R&S FSH
アドレス
IP
アドレス
の
172.76.68.30
172.76.68.24
C Microsoft Windows
C "Instrument Setup"
TCP/IP
の
プロパティなどで
ダイアログ・ボックスで、
PC
"IP Address"
R&S FSH のPC
への接続
PC とR&S FSH のIP
IP
の
アドレスを確認します。
を選択します。
アド
C "ENTER"
C
テンキーで
C "ENTER"
キーを押します。
PC のIP
アドレスを入力します。
キーを押して入力を確定します。
サブネット・マスクの設定
接続を確立するには、
PC とR&S FSH
りません。
C Microsoft W indows
の
します。
C "Instrument Setup"
ダイアログ・ボックスで、
TCP/IP
のサブネット・マスクも一致していなければな
プロパティなどで
PC
のサブネット・マスクを確認
"Subnet Mask"
を選択します。
C "ENTER"
C
テンキーで
C "ENTER"
クイック・スタート・ガイド
キーを押します。
PC
のサブネット・マスクを入力します。
キーを押して入力を確定します。
1309.6269.18 - 01 33
Page 42

R&S FSH
使用準備
R&S FSH4View
C R&S FSH4View
C "Instrument Connect"
C "Add"
ソフトウェアの設定
を起動します。
ボタンをクリックして新しいネットワーク接続を作成します。
ダイアログ・ボックスで
R&S FSH のPC
"LAN"
タブを選択します。
への接続
C
新しいネットワーク接続の名前(例
C R&S FSH のIP
C "OK"
C R&S FSH
C "Connect"
ボタンをクリックして入力を確定します。
接続が設定されて、
アドレス(この例では
"IP Configuration"
のラベルが付いた新しい接続を選択します。
ボタンをクリックして接続を確立します。
: R&S FSH
172.76.68.24
リストに追加されます。
)を入力します。
)を入力します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 34
Page 43

R&S FSH
使用準備
R&S FSH のPC
2.7.2
既存の
R&S FSH のIP
マニュアル操作で割り当てることができます。マニュアル操作でアドレスを割り当て
る場合は、「
レスとサブネット・マスクを指定しなければなりません。その後、指定した
スを使用して、
空いている
空いている
い。
DHCP
に対して自動的にネットワーク設定を割り当てることができます。そのためには、
R&S FSH でDHCP
デフォルトでは、
次の手順を実行します。
C "Instrument Setup"
LAN
による接続
アドレスは、
LAN
による直接接続」項で説明したように、
R&S FSH4View
IP
アドレス
IP
アドレスの取得については、
サーバが導入されたネットワークでは、
が有効でなければなりません。
DHCP
DHCP
は有効に設定されています。設定が変更されている場合は、
ダイアログ・ボックスで
サーバから自動的に取得するか、固定アドレスを
ソフトウェアを設定する必要があります。
IT
R&S FSH
システム管理者にお問い合わせくださ
LAN
ケーブルで接続された
"DHCP"
を選択します。
で固定の
への接続
IP
アド
IP
アドレ
R&S FSH
C "ENTER"
DHCP
C "On"
DHCP
れます。この処理には数秒かかることがあります。
IP
編集することはできません。
DHCP
R&S FSH4View
よる接続"を参照してください。
サーバによって、
アドレスとサブネット・マスクは、対応する入力フィールドに自動的に設定され、
サーバによって定義された
キーを押します。
の状態を設定するドロップダウン・メニューが開きます。
を選択して
DHCP
ソフトウェアを設定します。詳細については、
を有効にします。
R&S FSH
IP
に
IP
アドレスとサブネット・マスクを使用して、
アドレスとサブネット・マスクが割り当てら
32
ページの
"LAN
に
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 35
Page 44

R&S FSH
使用準備
2.7.3 USB
LAN
こともできます。
カバーを開けると、
ジの
R&S FSH をPC
きに、
アを確認するためのウィザード
"Found New Hardware Wizard"
されます。
C "Install the software automatically
C "Next"
必要な
PC
トウェアをインストールした場合のみ、
ウィザードで検索することができます。
による接続
の代わりに標準付属品の
ini USB
m
mini USB
"mini USB
PC
(recommended)"
を確定します。
USB
R&S FSH4View
には
ポートおよび
に初めて接続したと
の画面に新しいハードウェ
を選択します。
ボタンをクリックして選択
ドライバ
ソフトウェアをインストールする必要があります。このソフ
R&S FSH のPC
USB
ケーブルを使用して、
&S FSH
インタフェースは、
インタフェースがあります。詳細については、
LAN
ポート"を参照してください。
が表示
USB
R
接続に必要なドライバをハードウェア・
R&S FSH とPC
の左側面にあります。保護
への接続
を接続する
19
ペー
処理が正常に終了すると、新しいハードウェアに対応するソフトウェアのインストー
ルが完了したことがウィザードに示されます。
C "Finish"
ンストールを終了します。
C PC でR&S FSH4View
す。
C "Instrument Connect"
グ・ボックスで
します。
C R&S FSH
C "Connect"
R&S FSH のIP
R&S FSH
USB
れる
172.16.10.10
は
ボタンをクリックしてイ
を起動しま
ダイアロ
"USB"
接続を選択します。
ボタンをクリックして選択を確定します。
アドレス
の内部では、
接続用の
IP
に固定され、変更することはできません。
タブを選択
LAN
接続がエミュレートされます。
アドレスは、参照用としてのみ使用します。この
R&S FSH4View
IP
で表示さ
アドレス
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 36
Page 45

R&S FSH
3
基本的な操作
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
この章では、
3.1
3.1.1
スペクトラム・アナライザ の使用方法
この章では、
信号の減衰
信号を自動またはマニュアルで適切なレベルに減衰させることができます。
自動減衰では、現在の基準レベルに基づいて
R&S FSH
1
つは
1
つは
ます。
2
つのモードの主な違いは、
衰レベルが5~
っています。
C " AMPT"
C "RF Att/Amp/Imp"
R&S FSH
R&S FSH
には2種類の自動減衰モードがあります。
"Auto Low Noise"
"Auto Low Distortion"
キーを押します。
の基本的な操作方法を説明します。
による基本的な測定方法を説明します。
モードで、感度を最大限まで高めるために使用します。もう
モードで、相互変調歪をできるだけ抑えるために使用し
"Auto Low Noise"
10 dB
高い点です。デフォルトでは
ソフトキーを押します。
RF
入力での減衰レベルが設定されます。
よりも
"Auto Low Distortion"
"Auto Low Distortion"
の方が減
が有効にな
C "Auto Low Noise"
ハードウェア設定の概要(
在アクティブなメニュー項目の背景が緑色で表示されます。
減衰をマニュアルで設定することもできます。
減衰を
C "AMPT"
C "RF Att/Amp/Imp"
C "Man: 0 dB"
5 dB
刻みで設定できます。
キーを押します。
または
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
"Auto Low Distortion"
"Att.:"
の項目)に、現在の減衰レベルが表示されます。現
のメニュー項目を選択します。
R&S FSH
では、0~
40 dB
の範囲の
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 37
Page 46

R&S FSH
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
減衰を定義する入力フィールドが開きます。
入力フィールドに値を入力するには、以下の方法があります。
3
テンキーで直接入力する。
3
ータリ・ノブを使用する。
ロ
3
カーソル・キーを使用する。
テンキーを使用すると、任意の数値を入力できます。ロータリ・ノブやカーソル・キ
ーには、ほとんどの場合、刻み幅が設定されています。
例えば、ロータリ・ノブを使用して減衰値を変更する場合、刻み幅は
C
必要な減衰値を入力します。
ハードウェア設定の概要(
3.1.2
プリアンプの使用方法
R&S FSH
インは周波数に応じて
信号経路では、プリアンプは
ます。
C "AMPT"
C "RF Att/Amp/Imp"
C "Preamp On"
プリアンプがオンまたはオフになります。
には、感度を上げるためのプリアンプが内蔵されています。プリアンプのゲ
キーを押します。
または
"Att.:"
の項目)に、現在の減衰レベルが表示されます。
15 ~20 dB
ソフトキーを押します。
"Preamp Off"
で、感度を
RF
アッテネータの後段、入力ミキサの前段に配置され
のメニュー項目を選択します。
10 ~15 dB
5 dB
です。
高めることができます。
増幅の大きさは基準レベルに依存します。このように基準レベルと連動させることで、
最適なダイナミックレンジが得られます。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 38
Page 47

R&S FSH
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
3.1.3 CW
信号の測定
スペクトラム・アナライザを使用する基本的な測定は、正弦波信号のレベルおよび周
波数の測定です。以下の例では、この測定を効果的に行う方法を説明します。
R&S SMBV
試験セットアップ
シグナル・ジェネレータの
シグナル・ジェネレータの設定
周波数
レベル
レベルの測定
C "PRESET"
R&S FSH
R&S FSH
ジェネレータの信号が縦線で表示されます。
700 MHz
C "FREQ "
どのシグナル・ジェネレータを信号源として使用します。
な
RF
出力を
: 700 MHz
: -30 dBm
キーを押します。
がデフォルト状態にリセットされます。
の最大周波数スパンでの周波数スペクトラムが表示されます。
のジェネレータ信号を詳細に解析するために、周波数スパンを縮小します。
キーを押します。
R&S FSH のRF
入力に接続します。
700 MHz
に、
中心周波数を指定する入力フィールドが開きます。
C
中心周波数を
信号が画面の中央に表示されます。
C "SPAN"
スパンを指定する入力フィールドが開きます。
C
スパンを
ジェネレータの信号が高い分解能で表示されます。
700 MHz
キーを押します。
10 MHz
と入力します。
と入力します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 39
Page 48

R&S FSH
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
基準レベルの設定
測定ダイアグラムの最上部に表示されるレベルは、基準レベルと呼ばれています。最
適なダイナミックレンジを得るには、
ります。つまり、最大レベル値が測定ダイアグラムの最上部(=基準レベル)また
あ
はその付近になければなりません。
R&S FSH
のレベル範囲全体を使用する必要が
C "AMPT"
"Ref Level"
C
C
基準レベルを
基準レベルが
トレースの最大値は、測定ダイアグラムの最大スケール値に近づきます。表示ノイ
ズ・フロアはわずかしか増加しません。しかし、信号の最大値と表示ノイズの差(ダ
イナミックレンジ)は拡大しました。
マーカの使用方法
R&S FSH
は常にトレース上にあります。画面には、マーカ位置における信号レベルと周波数が
表示されます。
C "MARKER"
マーカが有効になり、トレースの最大値に設定されます。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
-30 dBm
10 dBm
には、信号のレベルや周波数を読み取るためのマーカがあります。マーカ
キーを押します。
と入力します。
減少します。
青色の縦線は、横軸におけるマーカの位置(周波数など)を示します。
青色の短い横線は、縦軸におけるマーカの位置(レベルなど)を示します。
ダイアグラムの上の表に、すべてのマーカの座標が表示されます。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 40
Page 49

R&S FSH
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
周波数の測定
トレースは、
れらの測定ポイントのいずれかに位置しています。
波数と、中心周波数と周波数スパンの設定値からマーカ周波数が計算されます。し
周
たがって、測定ポイントの分解能(マーカ周波数表示の確度)は、選択された周波数
スパンによって決まります。
R&S FSH
ています。周波数カウンタはマーカの位置で掃引を停止し、周波数を測定し、再び掃
引を続行します。
C "MARKER"
C "Marker Function"
C "Frequency Count"
マーカ・ラベルが
ことを示しています。周波数カウンタが起動されているとき、周波数表示の分解能は
スパンに関係なく常に
カウンタを使用すると、ピクセル単位のマーカ周波数表示よりも高い確度が得られま
す。
631
個の測定ポイント(周波数ポイント)で構成されます。マーカはこ
R&S FSH
には、マーカ周波数表示の確度を高めるために周波数カウンタが搭載され
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
"M"
"C"
から
1Hz
に変わります。これは、周波数カウンタが起動された
です。確度は内部基準周波数によって決まります。周波数
では、測定ポイントの
3.1.4
クイック・スタート・ガイド
高調波の測定
スペクトラム・アナライザは周波数ドメインで各種の信号を解析できるので、高調波
レベルや高調波比の測定に適しています。
マーカ機能を使用すると、これらの測定を簡単に行うことができます。
信号源には
試験セットアップ
シグナル・ジェネレータの
シグナル・ジェネレータの設定
周波数
レベル
: 100 MHz
: -20 dBm
R&S SMBV
1309.6269.18 - 01 41
などのシグナル・ジェネレータを使用します。
RF
出力を
R&S FSH のRF
入力に接続します。
Page 50

R&S FSH
基本的な操作
スペクトラム・アナライザ の使用方法
高調波の測定
C "PRESET"
R&S FSH
&S FSH
R
ジェネレータの信号が縦線で表示されます。
さらに、
第2高調波比を測定するためにスパンを縮小します。
C "FREQ"
C "Start Freq"
C
下限周波数を
C "Stop Freq"
C
上限周波数を
50 MHz ~250 MHz
MHz
に入力信号と、
キーを押します。
がデフォルト状態にリセットされます。
の最大周波数スパンでの周波数スペクトラムが表示されます。
100 MHz
の倍数の周波数の位置に、高調波が短い縦線で表示されます。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
50 MHz
ソフトキーを押します。
250 MHz
と入力します。
と入力します。
の範囲の周波数スペクトラムが表示されます。その結果、
200 MHz
にその信号の第2高調波が表示されます。
00 MHz
7
100
に、
高調波比を測定するには、マーカを信号の上、デルタ・マーカを第2高調波に設定し
ます。
C "MARKER"
マーカがトレースの最大値に設定されます。トレースの最大値は信号に相当します。
C "New Marker"
デルタ・マーカが有効になり、次に大きいトレース値に設定されます。これが 第
調波に相当します。
高調波比は、マーカとデルタ・マーカの縦軸方向の差分です。この値はマーカ・テー
ブル(上図参照)に表示されます。
クイック・スタート・ガイド
キーを押します。
ソフトキーを押します。
2
高
1309.6269.18 - 01 42
Page 51

R&S FSH
基本的な操作
パワー・センサの使用(オプション)
3.2
パワー・センサの使用(オプション)
R&S FSH
対応したパワー・センサを
に
1
接続して、高精度なパワー測定を行うこ
台
とができます。
パワー・センサの制御と電源供給は、パワー・センサを
RS-232-C
の
R&S FSH
USB
ポートは、帯域幅が
インタフェースに接続して行います。
の右側面にある
USB
インタフェースに接続して使用することもできます。
20 MHz のR&S FSH
のみに装備されています。
3.2.1
パワー・センサによる電力の測定
R&S FSH
専用のパワー・センサ
10 MHz ~8 GHz
および
10 MHz ~18 GHz
R&S FSH-Z1
パワー・センサの損傷を防ぐために
ハイパワー入力について、以下の点に注意してください。
3
パワー・センサの入力に連続電力を供給する場合は、
ないようにしてください。
&S FSH
R
R&S NRP
モデル(シリアル番号
および
R&S FSH-Z18
の上部にある専用
パワー・センサを
105000
では、それぞれ
以上)
の周波数範囲でパワーが測定されます。
400 mW(+26 dBm
)を超え
3
ハイパワー・トランスミッタでの測定にはアッテネータを使用してください。
なお、短時間(
す。
Q 10 Rs
)であれば、最大
1 W(+30 dBm
)の電力ピークが許容されま
試験セットアップ
パワー・センサのケーブルを
1
2
3
パワー・センサ
パワー・センサ・コネクタ(
パワー・センサ用コネクタ
R&S FSH-Z1 / R&S FSH-Z18
R&S FSH
DUT
側)
のパワー・センサ用コネクタに接続します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 43
Page 52

R&S FSH
基本的な操作
パワー・センサの使用(オプション)
パワーの測定
C "MODE"
C "Power Meter"
R&S FSH
R&S FSH
パワーの測定値が表示されます。
パワー・センサが接続されていない場合、または正しく接続されていない場合は、何
も表示されません。
R&S FSH
示され、考えられる原因が示されます。詳細については、オペレーティング・マニュ
アルを参照してください。
パワー・センサのゼロ調整
測定を開始する前に、パワー・センサの内部オフセットを補正する必要があります。
C "Zero"
ゼロ調整の実行中はパワー・センサに信号を入力しないよう注意が表示されます。
C
パワー・センサをすべての信号源から切断します。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
の動作モードが切り替わります。
がパワー・センサを認識すると、インタフェース経由で接続を確立した後、
とパワー・センサ間の通信に問題がある場合は、エラー・メッセージが表
ソフトキーを押します。
C "Continue"
ゼロ調整のプロセスを開始します。プロセスが終了するまで待つよう注意が表示
されます。
ゼロ調整が終了すると、
ー・センサのソフトキー・メニューに戻ります。
C
被試験信号をパワー・センサに接続します。
パワーの測定値が
ソフトキーを押してゼロ調整を開始します。
"Power Sensor Zero OK"
dBm
単位で表示されます。
というメッセージが表示され、パワ
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 44
Page 53

R&S FSH
パワー・センサの使用(オプション)
周波数の入力
最良の測定結果を得るために、被試験信号の周波数も入力します。
"Freq"
C
C
信号の周波数を入力します。
C
単
ソフトキーを押します。
位キーを押して入力を確定します。
基本的な操作
R&S FSH
3.2.2
パワーとリターン・ロスの測定
通過型パワー・センサ
を測定できます。
ソースと負荷の間に通過型パワー・センサを接続すると、
負荷へのパワー(入射電力)と負荷からソースへのパワー(反射電力)が測定されま
す。
入射電力と反射電力の比は、負荷マッチングの目安となります。
射電力と反射電力の比がリターン・ロスまたは定在波比として表示されます。
R&S FSH
アップに組み込むときには、パワー・センサの
ち電力が流れる方向)を指すようにしなければなりません。
ハイパワーを測定する場合は、けがやパワー・センサの損傷を防ぐために以下の注意
事項を厳守してください。
火傷や本機の損傷を防ぐために
3
からパワー・センサに周波数が転送され、パワー測定値が修正されます。
R&S FSH-Z14 / R&S ZVH-Z44
用パワー・センサは非対称に設計されています。したがって、試験セット
連続パワーの許容値を絶対に超えないようにしてください。
を使用すると、双方向のパワー
"Forward"
R&S FSH
の矢印が負荷の方(すなわ
ではソースから
R&S FSH
では、入
3
許容される連続パワーについては、センサ背面を参照してください。
3
センサを接続するときは、必ず
3 RF
クイック・スタート・ガイド
コネクタをネジでしっかりと固定してください。
RF
パワーをオフにしてください。
1309.6269.18 - 01 45
Page 54

R&S FSH
基本的な操作
パワー・センサの使用(オプション)
試験セットアップ
パワー・センサのケーブルを
R&S FSH
のパワー・センサ用コネクタに接続し、ソース
と負荷の間に通過型パワー・センサを挿入します。
1
2
3
4
通過型パワー・センサ
ソース
負荷
パワー・センサ用コネクタ
R&S FSH-Z14 / R&S FSH-Z44
パワーの測定
C "MODE"
C "Power Meter"
キーを押します。
ソフトキーを押します。
パワー・センサが認識されると、接続されている通過型パワー・センサのタイプがダ
イアグラムのヘッダに表示されます。そして、その負荷で測定中の入射電力とリター
ン・ロスも表示されます。
パワー・センサのゼロ調整
電力測定を実行する前に、パワー・センサをゼロ調整する必要があります。詳細につ
いては、
ゼロ調整が終了すると、
43
ページの"パワー・センサによる電力の測定"を参照してください。
"Power Sensor Zero OK"
というメッセージが表示され、パワ
ー・センサのソフトキー・メニューに戻ります。
C
ソースと負荷の間に
R&S FSH
に入射電力の測定値(
R&S FSH-Z14
dBm
または
R&S FSH-Z44
単位)と、負荷の
を接続します。
SWR
(定在波比)が表示
されます。
最良の測定結果を得るには、信号の周波数も定義する必要があります。詳細について
43
は、
ページの"パワー・センサによる電力の測定"を参照してください。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 46
Page 55

R&S FSH
基本的な操作
ネットワーク・アナライザの使用方法
3.3
ネットワーク・アナライザの使用方法
ラッキング・ジェネレータを搭載した
ト
1309.6000.14/.24/.18/.28
きます。
トラッキング・ジェネレータは、
R&S FSH
ムウェア・オプション
ベクトル測定を実行できます。
R&S FSH にVSWR
伝送測定だけでなく反射測定も実行できます。
試験セットアップ
被測定物(
外部電圧を必要とする装置(パワー・アンプなど)を測定する場合は、対応する
電源ユニットを
R&S FSH
C "MODE"
C "Network Analyzer"
トラッキング・ジェネレータが起動し、ネットワーク・アナライザ・モードが有効に
なります。
では、基本設定を使用してスカラ測定を実行できます。
DUT
)を
BIAS
のみ)。
キーを押します。
)では、ゲイン測定や減衰測定などの2ポート測定を実行で
R&S FSH
R&S FSH-K42
ブリッジ(モデル
R&S FSH
ポートに接続して電圧を供給します(
ソフトキーを押します。
に接続します。
R&S FSH
(オーダー番号
1309.6000.24/.28
(
のレシーバ周波数で正弦波を生成します。
モデル
R&S FSH
: 1304.5629.02
)が搭載されている場合は、
VSWR
)を追加すると、
ブリッジ搭載の
にファー
AC
高確度な結果を得るには、測定に合わせて
デフォルトでは、
は、周波数範囲全体でのフル
示されています。工場校正を使用して十分に正確な測定結果を得ることはできますが、
DUT
とテスト・ポートの間にケーブルを追加した場合は、校正を行うことによって十
分な確度の測定結果を得ることができます。
校正は、校正を行った周波数とスパンに対してのみ有効です。したがって、校正を行
う前に、周波数とスパンを設定する必要があります。
C "FREQ"
C
中心周波数を入力します。
C "SPAN"
C
スパンを設定します。
R&S FSH
キーを押します。
キーを押します。
は工場校正が適用された状態になっています。工場校正
2
ポート校正です。ステータス・ラインには
R&S FSH
を校正する必要があります。
と表
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 47
Page 56

R&S FSH
基本的な操作
ネットワーク・アナライザの使用方法
3.3.1 R&S FSH
R&S FSH
1
つ以上の校正スタンダードを
ける手順はすべての校正方式および測定モードで基本的に同じです。
お
R&S FSH-Z28 / R&S FSH-Z29
1300.7510.03
"LOAD"
(
伝送測定を校正するには、スルー(
この項では、ポート1でのベクトル・リターン・ロス測定の校正手順を例に挙げて説
明します。この校正方式では、オープン(
"LOAD"
ド(
C "MEAS"
C "Meas Mode"
C "Vector"
ベクトル測定が開始されます。
C "Calibration"
C "Reflection Port 1"
ポート1をオープン(
の校正
には、測定モードに応じて何種類の校正手法を使用することができます。
&S FSH
R
校正キット(オーダー番号
)には、オープン(
)が組み込まれています。
)の校正スタンダードが必要です。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
"OPEN"
"OPEN"
)で終端するようメッセージが表示されます。
のポートに接続するという点では、校正に
: 1300.7810.03
)、ショート(
"THROUGH"
"OPEN"
)接続も必要です。
)、ショート(
"SHORT"
)、ロード
"SHORT"
、
)、ロー
C
オープン(
C "Continue"
オープンについて校正が行われます。
次に、ポート
C
ショート(
C "Continue"
ショートについて校正が行われます。
最後に、ポート1を
ます。
"OPEN"
ソフトキーを押します。
1
をショート(
"SHORT"
ソフトキーを押します。
)をポート
)をポート1に接続します。
50 B
のロード(
1
"SHORT"
に接続します。
)で終端するようメッセージが表示されます。
"LOAD"
)で終端するようメッセージが表示され
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 48
Page 57

R&S FSH
基本的な操作
ネットワーク・アナライザの使用方法
C
ロード(
C "Continue"
校正が終了すると、
ラインの表示は
スカラ測定ではノーマライズのみが適用可能であるため、スカラ測定の校正を行った
場合はステータス・ラインに
周波数パラメータ(中心周波数、下限周波数、上限周波数、スパン)、減衰レベル、
またはトラッキング・ジェネレータのパワーを変更すると、校正の品質が低下します。
減衰レベルまたはトラッキング・ジェネレータのパワーを変更しても校正は有効です
が、不正確になることがあります。ステータス・ラインは
加した表示になり、校正が不正確であることが示されます。
校正を行った周波数範囲内で周波数の設定を変更しても校正は有効ですが、結果が不
正確になることがあります。この場合、
校正の基準ポイント間でデータの補完を行います。ステータス・ラインには
と表示されます。
周波数の設定を校正を行った周波数の範囲外に変更すると、
することはできなくなり、工場校正が適用されます。ステータス・ラインには
と表示されます。
2
ポート校正
2
ポート校正を使用すると、校正をやり直さなくても、順方向と逆方向の測定を実行
できます。
"LOAD"
)をポート
ソフトキーを押します。
"
になります。
1
に接続します。
"
というメッセージが表示されます。ステータス・
と表示されます。
のように「?」を付
R&S FSH
は測定結果に校正を適用する前に、
R&S FSH
は校正を適用
誤って、校正に関係するパラメータを変更した場合には、直前の校正設定を復元する
ことができます。
C "MEAS"
C "Calibration"
C "Restore Calibration Settings"
直前の校正時に有効であったすべての設定(スパン、周波数など)が復元されます。
校正データはデータセット内にあります。したがって、データセットを読み込んだ後
は、校正を実行しなくても測定を開始できます。
適用可能な校正手法と校正の状態については、オペレーティング・マニュアルを参照
してください。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 49
Page 58

R&S FSH
基本的な操作
ネットワーク・アナライザの使用方法
3.3.2
ベクトル反射測定
ベクトル測定を実行するには、
42
K
を追加する必要があります。
射測定は、トラッキング・ジェネレータおよび
反
R&S FSH
VSWR
VSWR
C "MEAS"
C "Meas Mode"
C "Vector"
ベクトル測定を開始します。
C "FREQ"
C DUT
C "SPAN"
C
周波数の設定を変更したので、測定結果の確度を高めるために
う必要があります。
で実行することができます。
ブリッジ搭載モデルでは、両方のポートで測定を実行することができます。
ブリッジを搭載していないモデルでは、反射測定はポート1でのみ可能です。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
キーを押します。
の周波数を入力します。
キーを押します。
適切なスパンを入力します。
R&S FSH
にファームウェア・オプション
VSWR
リッジを搭載した
ブ
R&S FSH
R&S FSH-
の校正を行
C
測定を実行するポート(上記を参照)でのベクトル反射測定向けに
校正します。
C DUT
反射の振幅が表示されます。
マーカなどを使用して結果の評価をすることができます。また、位相や反射係数など、
さまざまな測定形式を使用できます。
C "Meas Format"
C
設定に従って
インに表示されます。
を接続します。
ソフトキーを押します。
表示したい形式を選択します。
R&S FSH
の表示が変更されます。現在の測定形式は、ステータス・ラ
R&S FSH
を
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 50
Page 59

R&S FSH
基本的な操作
ネットワーク・アナライザの使用方法
3.3.3
スカラ伝送測定
スカラ測定は、トラッキング・ジェネレータを搭載した
C RF
順方向と逆方向の伝送を測定するには、
ル
逆方向の伝送のみを測定できます。
C "MEAS"
C "Meas Mode"
C "Scalar"
スカラ測定が開始されます。
C "FREQ"
C DUT
C "SPAN"
C
周波数の設定を変更したので、測定結果の確度を高めるために
う必要があります。
C
入力とトラッキング・ジェネレータ出力の間に
VSWR
.24
または
適切なスパンを入力します。
測定する方向(上記を参照)のスカラ伝送測定向けに
ライズ)します。
.28
)が必要です。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
キーを押します。
の周波数を入力します。
キーを押します。
VSWR
ブリッジのないモデル(
ブリッジを搭載した
R&S FSH
DUT
を接続します。
R&S FSH
で実行できます。
R&S FSH
.14
または
R&S FSH
の校正を行
を校正(ノーマ
(モデ
.18
)では、
C DUT
伝送の振幅が表示されます。
マーカなどを使用して結果の評価をすることができます。
を接続します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 51
Page 60

R&S FSH
基本的な操作
3.4
ケーブル故障点の特定
R&S FSH
トラッキング・ジェネレータと
に
1309.6000.24/.28
ムウェア・オプションの
も必要です。
試験セットアップ
R&S FSH、RF
R&S FSH-Z29
ケーブル故障点の特定
(R&S FSH-K41)
(R&S FSH-K41)
VSWR
)が搭載されている場合は、ケーブル測定を実行できます。ファー
R&S FSH-K41(DTF
測定、オーダー番号
試験ケーブル(
R&S FSH-Z320
など)と校正キット(
など)が必要です。
リッジ(オーダー番号
ブ
: 1304.5612.02
R&S FSH-Z28
:
)
、
1 RF
2 RF
3
4
C
外部からの電圧源を必要とする
AC
C RF
RF
試験ケーブルを使用してください。他のケーブルを使用すると、測定結果が不正
入力(ポート1)
試験ケーブル
校正スタンダード
被試験ケーブル(
DUT
)
DUT
電源ユニットからの供給電圧を
試験ケーブルを
R&S FSH のRF
(パワー・アンプなど)の場合は、適合する
BIAS PORT 1
入力に接続します。
入力に接続します。
確になる恐れがあります。
測定の開始
C "MODE"
C "Distance-to-Fault"
キーを押します。
ソフトキーを押します。
故障点測定を開始します。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 52
Page 61

R&S FSH
基本的な操作
ケーブル故障点の特定
測定ポートの選択
デフォルトでは、ポート1(
測定ポートをマニュアル操作で選択するには、次の手順を実行します。
C "MEAS"
C "Meas Mode"
C "DTF / Refl Measurement Port"
C
測定を実行するポートを選択します。
周波数の設定
最適な測定結果を得るには、中心周波数を
あります。
C "FREQ "
C "DTF Center Freq"
C
テンキーを使用して、中心周波数(ケーブル端におけるアンテナの中心周波数な
ど)を入力します。
現在の測定に最も適した帯域幅が自動的に計算されます。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
キーを押します。
RF
入力)が測定ポートに設定されています。
メニュー項目を選択します。
DUT
ソフトキーを押します。
の周波数に合わせて調整する必要が
(R&S FSH-K41)
ケーブル・モデルの設定
ケーブル試験を行う際には、ケーブルの種類とおおよその長さを設定する必要があり
ます。
C "MEAS"
C "Cable Config"
C "Select Cable Model..."
ケーブル・モデルを選択するダイアログ・ボックスが開きます。
C
ケーブルのリストからケーブル・モデルを選択します。
キーを押します。
ソフトキーを押します。
を選択します。
C "Select"
画面のヘッダに、選択中のケーブル・モデルが表示されます。
クイック・スタート・ガイド
ソフトキーを押して選択を確定します。
1309.6269.18 - 01 53
Page 62

R&S FSH
基本的な操作
ケーブル故障点の特定
R&S FSH
ーブル・モデルを定義して
オペレーティング・マニュアルを参照してください。
ーブル・モデルに加えて、ケーブル長も設定する必要があります。
ケ
C "Cable Config"
C "Cable Length"
C
R&S FSH
を決定します。最良の測定結果を得るには、実際の長さよりも
ル長を設定します。
試験セットアップの校正
最良の測定結果を得るために、ケーブルを接続する前に
でケーブル・モデルを定義することや、
R&S FSH
ソフトキーを押します。
を選択します。
ケーブル長を入力するフィールドが開きます。範囲は
4921 ft
(
ケーブル長を入力します。
単位は、地域の設定に応じてメートルまたはフィートを使用します。詳細につい
ては、
)です。
27
ページの"地域の設定"を参照してください。
はケーブル長を使用して、測定および横軸のスケーリングに最適なスパン
に転送することもできます。詳細については、
R&S FSH4View
3 m(10 ft
R&S FSH
(R&S FSH-K41)
ソフトウェアでケ
1500 m
)~
20 ~50%
を校正します。
長いケーブ
C "MEAS"
C "Calibration"
C "Calibrate"
ショート(
ケーブルに接続するよう促すメッセージが表示されます。
C
ショート、オープン、ロードをケーブルの出力端にしっかりと接続します。
C
各手順が終了するごとに、
校正が終了すると、
C
被試験ケーブルを測定ケーブルに取り付けます。
DTF
モードでは、
て、周波数範囲やケーブル長を変更しても、改めて校正を実行する必要はありませ
ん。
校正データは
たり、
キーを押します。
ソフトキーを押します。
メニュー項目を選択します。
"SHORT"
R&S FSH
R&S FSH
の電源をオフにしても、校正は有効です。
)、オープン(
"Continue"
R&S FSH
R&S FSH
が校正されたことを示す
のスパン全体に対して校正が実行されます。したがっ
のメモリに保存されます。したがって、動作モードを変更し
"OPEN"
)、およびロード(
ソフトキーを押して次に進みます。
"
"
"LOAD"
が表示されます。
)を測定
R&S FSH
の障害箇所までの距離を簡単に測定できます。
R&S FSH
ス・マッチングなどを評価する反射測定も実行できます。
クイック・スタート・ガイド
にケーブル長全体の特性が表示されます。マーカを使用すると、ケーブル
では故障点測定のほか、ケーブルのスペクトラム測定や、インピーダン
1309.6269.18 - 01 54
Page 63

R&S FSH
基本的な操作
ケーブル故障点の特定
マーカの使用方法
R&S FSH
は常にトレース上にあります。画面には、マーカ位置における信号レベルと周波数が
示されます。
表
C "MARKER"
マーカが有効になり、トレースの最大値に設定されます。
には、信号のレベルや周波数を読み取るためのマーカがあります。マーカ
キーを押します。
(R&S FSH-K41)
青色の縦線は、横軸におけるマーカの位置(周波数など)を示します。
青色の短い横線は、縦軸におけるマーカの位置(レベルなど)を示します。
ダイアグラムの上の表には、すべてのマーカの座標が表示されます。
クイック・スタート・ガイド
1309.6269.18 - 01 55
Page 64

R&S FSH
基本的な操作
結果や設定の保存と呼び出し
3.5
3.5.1
結果や設定の保存と呼び出し
R&S FSH
モリに保存することができます。
測定結果と設定は一緒に保存されるので、呼び出した際に測定内容を理解してデータ
を解釈できます。
を付けて保存できます。
R&S FSH はUSB
"USB
SD
カード(
ドをスロットにカチッという音がするまで差し込みます。取り出すときは、
ドを一度押し込んでから引き出します。
測定結果の保存
C "SAVE/RECALL"
C "Save"
ファイル・マネージャのダイアログ・ボックスが開きます。
は、測定の結果と設定を内蔵メモリ、
で
R&S FSH
ポートと
ポート"および
R&S HA-Z231
ソフトキーを押します。
"SD
キーを押します。
の内蔵メモリには、
SD
カード・スロットを備えています。詳細については、
カード・スロット"を参照してください。
、オーダー番号
SD
メ
100
件以上のデータ・レコードに名前
: 1309.6217.00
モリカード、または
)を使用する際には、カー
USB
SD
メ
カー
1
2
3
4
C
C
C "Save"
クイック・スタート・ガイド
使用可能なデータセットとフォルダの構造
データセット名の入力フィールド
選択したデータ保存先のメモリの空き容量
ファイル・マネージャのソフトキー・メニュー
ダイアログ・ボックスの入力フィールドに、テンキーを使用してデータセットの
名前を入力します。
を押すとカーソルが左に移動し、を押すとカーソルが右に移動します。
"BACK"
以下のいずれかの操作を実行できます。
-
カーソル・キーで既存のデータセットを選択して上書きする。
-
カーソル・キーとテンキーを使用して既存のデータセットの名前を編集する。
-
テンキーで新しい名前を入力して新しいデータセットを作成する。
保存先を選択します。
R&S FSH
キーを押すと、1文字が削除されます。
ソフトキーを押します。
にデータセットが保存されます。
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R&S FSH
基本的な操作
3.5.2
測定結果の呼び出し
R&S FSH
とができます。
C "SAVE/RECALL"
C "Recall"
SD
てその内容を表示します。
カーソル・キーでリストからデータセットを選択します。
C "Recall"
のリコール機能を使用して、以前に保存した測定結果と設定を呼び出すこ
ソフトキーを押します。
保存されたデータセットのリストが開きます。
カードまたは
USB
ソフトキーを押して選択を確定します。
キーを押します。
メモリから結果を呼び出す場合は、あらかじめ参照先を選択し
結果や設定の保存と呼び出し
クイック・スタート・ガイド
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R&S FSH
索引
索引
AC
アダプタ
AUX 入力..................................................................... 19, 26
BIAS
BNC
設定
DC
ポート
GPS 情報........................................................................... 27
GPS
IF
出力
LAN
RF 入力............................................................................. 17
SD
カード・スロット
USB
ZVHView............................................................................ 34
アクセサリの検出
位置調整
オーディオ設定
オプション
音量
キー・クリックの音量
システム・ビープ
外部基準信号
外部トリガ
言語
ケンジントン・ロック
減衰
コネクタ
信号の減衰
スタンド
スペクトラム・アナライザ
...................................................................... 12
....................................................................... 20
ポート
コネクタ
レシーバ
ポート
ポート
................................................................................... 29
................................................................................... 40
.................................................................... 19
................................................................................ 25
.......................................................................... 21
.................................................................... 26
............................................................................... 20
........................................................................ 21
........................................................ 22
................................................................. 21, 22
.............................................................. 25
............................................................................ 11
.................................................................. 31
......................................................................... 22
.................................................... 31
........................................................... 31
..................................................................... 20
......................................................................... 20
....................................................... 21
............................................................................ 17
......................................................................... 40
............................................................................ 11
................................................ 40
セルフ・アラインメント
ゼロ調整
操作ボタン/キー
地域の設定
通過型パワー・センサ
ディスプレイの設定
電力の設定
トラッキング・ジェネレータ出力
長さの単位
ハードウェアの設定
バックライト
バッテリ(カー・アダプタ)
バッテリ(外部充電器)
バッテリ(交換用)
バッテリ(充電)
バッテリの残量低下
バッテリの挿入
パワー・センサ
パワー・センサ用コネクタ
日付形式
日付と時刻
ビデオ出力
表示カラー
付属品
プリアンプ
プリセット
ヘッドホン用コネクタ
ユーザ・インターフェース
リセット
...................................................................... 47, 49
......................................................................... 29
......................................................................... 32
......................................................................... 29
..................................................................... 30
.................................................................. 11
.................................................................. 46
............................................................................ 48
通過型
............................................................................ 29
......................................................................... 28
......................................................................... 20
......................................................................... 30
.................................................................................. 9
......................................................................... 41
......................................................................... 33
............................................................................ 33
.................................................... 32
................................................................. 10
....................................................... 48
........................................................... 30
..................................... 18
........................................................... 25
............................................ 13
.................................................... 14
........................................................... 13
.............................................................. 13
........................................................... 32
................................................ 18
....................................................... 19
................................................ 10
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