ガス高速オーブン
〈コンベック〉
業務用
形式の呼び
取扱説明書
もくじ
1 安全上のご注意 1
2 お使いになる前に 7
RCK-S10AS
安全上のご注意
使用前の確認
各部の名称
必ずお守りください
ご愛用の皆様へ
このたびは、ガス高速オーブン〈コンベッ
ク〉をお買い上げいただきましてありがと
うございました。
●ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお
読みいただき、安全に正しくお使いくだ
さい。
●本製品は業務用として作られています。
●使用者が代わった場合には、必ずこの取
扱説明書を読んでいただき、かつ指導し
てください。
●本製品は国内専用です。海外では使用で
きません。
●取扱説明書を紛失した場合は、お買い上
げの販売店または当社事業所に連絡して
再購入してください。
●この取扱説明書の裏表紙が保証書になっ
ています。内容をよくご確認のうえ、大
切に保管してください。
3 使用方法 13
使用前の確認と準備
使用方法
日常の点検とお手入れ
4 困ったときは 24
故障や異常の見分け方と処置方法
仕様
外形寸法図
別売部品・交換部品
長期間使用しない場合
アフターサービス
保証書(裏表紙)
1 安全上のご注意
必ずお守りください
この機器を安全に使用していただくために、下記のことを必ずお守りください。
これらの注意事項は安全に関する重要な内容です。表示と意味は下記の通りです。
意 味表 示
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能、または火災
危険
警告
注意
の危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能性、または火
災の可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取 扱いをすると、人が傷害を負う可能性や物的損害の
みの発生が想定される内容を示しています。
上記に述べる傷害・物的損害とはそれぞれ次のようなものをいいます。
傷 害:治療に入院や長期の通院を要さない、けが・やけど(高温・低温)・感電などをさします。
物的損害:家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害をさします。
絵表示について次のような意味があります。
一般的な危険
警告
注意
分解禁止
■ガス漏れに気づいたら絶対に火をつけたり、
電気器具のスイッチの「入・切」禁止、電気プラ
グの抜き差し禁止、周辺の電話を使用しない
炎や火花で引火し、爆発事故を起こすことがあり
ます。
感電注意
火気禁止
電源プラグを抜く
一般的な禁止
ぬれ手禁止
換気必要アース線の接続
接触禁止
必ず行うこと
危険
■ガス漏れに気づいたらすぐに使用を中止する
①すぐに使用をやめ、ガス栓を閉める。
②窓や戸を開けガスを外に出す。
③もよりのガス事業者
(供給業者)へ
連絡する。
1
火気禁止
■使用ガスおよび使用電源についてのご注意
●
機器が使用ガス(使用ガスグループ)および使用電
源(AC100V)に適合していることを銘板で確認
してください。
●
表示以外のガス・電源では使用しないでください。
不完全燃焼により、一酸化炭素中毒になったり爆発
着火でやけどしたりすることがあります。また故障
の原因にもなります。
●
転居または移設されたときにも、供給ガスの種類・
電源の種類が銘板の表示と一致していることを必ず
確かめてください。
〈例〉銘板12A・13Aの場合
12A・13A
13A用
6.16kW
株式会社
75W
製造年月
例)11.06
(2011年6月製造)
RCK-S10AS
RCK-S10AS 都市ガス用
12A用
JIA認証
電
源
5.81kW
11.06-000001 YS
AC100V 消費電力
50Hz-60Hz共用
警告
銘板
ガスグループ
電源電圧
■設置について
●
火災予防条例で定められています。必ず守ってください。距離が近いと火災の原因になります。また可燃
性の壁にステンレス鋼板などを直接張った場合でも可燃物と同様の距離が必要です。
●
機器を設置した後、機器の周囲の改造をしないでください。(例えば、周囲を囲ったり、吊り戸棚をつける
等)設置基準上問題となる場合があり、また不完全燃焼や火災の原因になる場合があります。
●
周囲に可燃物(木製の壁、棚など)のある場合、
本体の上面うしろに排気口がありますので、天
井から 50cm 以上離してください。
50cm
以上
●
機器上面の可燃物の壁より排気口までが 50cm
以上離せない場合、下図のような防熱板を取り
付けてください。。
防熱板 防熱板
4.5cm以上4.5cm以上4.5cm以上
30cm以上
1cm以上
4.5cm以上
※防熱板について
材質
鋼板
ステンレス
鋼板
厚さ
0.6mm以上
0.6mm以上
ご 注 意
1cm以上の空間をとり、有害な変形の
ないよう補強してください。
2
■ガス事故防止
●
ゴム管はガス用ゴム管(検査合格また
は JIS マークの入っているもの)を
使用してください。また、ひびわれし
たり、差し込み口がゆるんでいるとガ
ス中毒やガス爆発の原因になります。
傷んだゴム管は必ず取り替えてくださ
い。
警告
●
ゴム管は、ゴム管口の赤
線まで差し込みゴム管止
めで確実に止めてくださ
い。
●
ゴム管の継ぎたしおよび
二又分岐はしないでくだ
さい。
■ガスコードを使用する場合は、器具用スリム
プラグおよびガスコードの取扱説明書に従っ
て接続する
間違った接続はガス漏れの原因になります。
ホースエンド 器具用スリムプラグ ガスコード
赤い線
■火をつけたまま離れない
火をつけたまま離れたり、おやすみになることを
禁止します。調理中のものが焦げたり、燃えたり
して火災になる場合が
あります。
■可燃物の近接禁止
機器の上やまわりには、可燃性(カーテン、新聞紙、
紙袋など)や引火性(スプレー
缶など)のものは置かない。
焦げたり、燃えたりして火災
の原因になります。
■電源コード・ゴム管は機器に触れたり、機器
の下を通したり、排気口
に近づけない
使用時は機器の周囲が
高温になり被覆が破れ
て感電やガス漏れを起
こすことがあります。
■使用後は消火を確かめ、お出かけ・おやすみ
になるときはガス栓
を必ず閉める
■不安定な場所や可燃物の上に設置しない
火災の原因になります。
■使用中排気口の上にタオル・
ふきんなどを乗せない
不完全燃焼や火災の原因に
なります。
3
■傷んだ電源コード・自分で接続補修した電源
コードや電源プラグ、差し込みがゆるいコン
セントは使用しない
そのまま使用すると、感電・ショート・発火の原
因になりますので修理を
依頼してください。
警告
■電源プラグの刃および刃の取り付面にほこり
が付着している場合はよく乾いた布でふく
火災の原因になります。
■電源コードに重いものを載せたり、無理な力
を加えない また、機器の下をはわせたり挟
んだりしない
■お手入れの際は必ず電源プラグをコンセント
から抜き、本体がさめてから行う
■ぬれた手で抜き差しはしない
感電やけがをすることがあります。
電源プラグを抜く
ぬれ手禁止
■使用中にふだんと違った状態になったとき
や、地震・火災などの場合、あわてずに使用
を中止し、ガス栓を閉じる
■庫内の食品が燃え出したときは、使用を中止
する
①オーブン扉は開けないでください。
②「停止」キーを押し、運転を止めてから、ガス
栓を閉め、電源スイッチを「切」にし電源プラ
グを抜いてください。
③機器から燃えやすいものを遠ざけ、鎮火するの
を待ってください。鎮火しないときは、水か消
火器で消火してください。
④そのまま使用せず、点検を依頼してください。
■機器に手を加えない
お手入れする部品以外は、絶対に分解したり修理
や改造は行わないでください。ガス漏れや火災の
原因になるおそれがあります。
分解禁止
■排気口やすき間にピンや針金などの金属物等、異物を入れない
感電や異常動作してけがをすることがあります。
4
注意
■使用場所の換気口(給気口・排気口)は、常
に確保し、物などでふさがない
また、使用中は換気扇を回すなど
換気をしてください。
換気必要
■オーブン扉に無理な力を加えない
機器が倒れたり、オーブン扉の変形などにより熱
気洩れの原因になります。
■調理以外に使わない 衣類の乾燥などに使わ
ない
衣類などが落下して
火災になることがあ
ります。
■オーブン扉ガラスに水をかけたり、傷をつけ
たり、衝撃を加えない
ガラスが割れて、けがや、やけどのおそれがあり
ます。
■子供だけで使わせたり、幼児の手の届くとこ
ろで使わない
やけどやけがをするおそれがあります。
■オーブン扉に物をはさんだまま使用しない
熱気洩れによって操作部が異常に高湿になり火災
の原因になることがあり
ます。
■オーブン使用中や使用直後は、オーブン扉取
っ手・操作部以外には触れない
高温のため、やけどをすることがあります。食品
の出し入れは、付属の
取っ手を使用してくだ
さい。
接触禁止
■水のかかるところや、他の熱源の近くでは使
用しない
故障の原因になります。
■点火操作を繰り返すときは周囲にガスがなく
なるまで待つ
たまったガスに着火し、やけどの原因になります。
5
■機器本体内部をお手入れする場合、各部分の
突起物などに注意する
強く当たった場合は手などをけがする場合があり
ます。必ず手袋を着用してお手入れしてください。
注意
■オーブン庫内に不要なものがないことを確か
める
オーブン庫内に食品くずや布きんなどがあると使
用中に発火するおそれがあります。
■車両・船舶での使用はしない
使用中に機器が傾いたりし、火災や、やけどの原
因になります。
■電源プラグを抜くときは、電源コードを持た
ない
電源コードを引っ張って抜くと、電源コードが損
傷し、感電や火災の原因に
なります。
■オーブン庫内に飛び散った脂は常に取り除く
とり・焼肉などの脂の多く出る料理を連続して調
理する場合は、脂が燃え火災になるおそれがあり
ますのでオーブン庫内の脂を取り除くようにして
ください。
■長期間使用しない場合はガス栓を閉め電源プ
ラグを抜く
感電や漏電火災の原因になります。
電源プラグを抜く
■アース接続について
アースは必ず取り付けてください。故障や漏電のと
きに感電するおそれがあります。アース工事は販売
店にご相談ください。
アース確認
■落雷のおそれがあるときは、使用を中止し、電源プラグを抜く
過電流による故障の原因になります。
電源プラグを抜く
気をつけていただきたいこと
■使用者が代わった場合には、必ずこの取扱説明書を読んで頂き内容をよく理解
してからお使いください。
6
2 お使いになる前に
●使用前の確認
使用ガス・使用電源を確認する
●
機器本体の右側面に張り付けている銘板に
表示しているガスの種類と使用するガスが
一致していることを確かめてください。
●
電源は交流 100V を使用してください。
銘板に表示している電源の種類と使用する
電源が一致していることを確かめてくださ
い。
製造年月
例)11.06
(2011年6月製造)
ガス・電気接続および設置を確認する
〈例〉銘板12A・13Aの場合
RCK-S10AS
RCK-S10AS 都市ガス用
12A用
JIA認証
電
源
5.81kW
11.06-000001 YS
AC100V 消費電力
50Hz-60Hz共用
1 2 A・1 3 A
13A用
6.16kW
株式会社
電源電圧
ガスグループ
75W
■ガス栓
●
専用のガス栓を設けてください。
●
機器を使用する場所にガス栓がない場合、あるいはあっても位置や寸法などが適切でない場合は、ガス栓の新設・
移設、または交換などが必要ですので、お買い上げの販売店またはガス事業者にご相談ください。
●
特定地下街等に機器を設置する場合は過流出安全機構(ヒューズコック)を内蔵するガス栓が必要ですからガス
事業者にご相談ください。
■ガス接続
●
ガス接続口径はφ9.5mm のホー
スエンドになっています。
●
ゴム管はガス用ゴム管を用い、
折れたりねじれたりしないよう、
できるだけ短く(2m 以下で適当
にゆとりを持たせる)また機器の
下を通したり機器に触れたりし
ないようにしてお使いください。
●
特定地下街でゴム管にて接続す
る場合は、両端に迅速継手を付
●
ゴム管は、ゴム管口の赤線まで
差し込み、ゴム管止めで確実に
止めてください。
●
ゴム管の継ぎたしおよび二又分
岐は行わないでください。
●
ゴム管はガス用ゴム管を使用し、
ビニール管は絶対に使用しない
でください。(ビニール管は弾力
性がなく熱にも弱いです。)また
ひび割れしたり、差し込み口が
ゆるんでいるゴム管は必ず取り
替えてください。
●
ヒューズコックをご使 用の場合
は、ガス種、ガス量に適してヒュ
ーズ コックをお選 び く だ さ い 。
けたゴム管を使用してください。
■電気接続
●
電源コンセント:機器を設置する場所に電源コンセントがない場合、あるいはあっても適切でない場合は新設・
移設、または交換などが必要です。なお、電源コードの長さは約 2m です。
機器後面下部に接続されている電源プラグを電源コンセントに差し込んでください。
●
アース接続:機器後面下部のアース端子に接続してください。
アース線の接続
■設置
●
機器は水平になるように設置してください。
●
機器の転倒防止のため、転倒防止金具(別売品)を取り付けお使いください。
7
設置場所を確認する
安定性がよく水平なところ
不安定なところ、風のあたると
ころでは使用しないでくださ
い。
●
耐久性などの点から湿気の少ないところに設置してください。
●
使用場所の換気口(給気口・排気口)は常に確保し、物などでふさがないでください。また、使用中は必ず換気
落下物の心配のないところ
棚の下など落下物の危険のあると
ころでは使用しないでください。
機器の上に落ちたものが
燃えて、火災になること
があります。
カーテンやスプレー缶など燃えやす
いものがないところ
カーテンや燃えやすいものの近くでは使
用しないでください。使用中に
近くのものが燃えて、火災にな
ることがあります。
をしてください。しめきった場所で長時間使用すると空気中の酸素が減少し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒
の危険があります。
可燃物との離隔距離および周囲の防火措置を確認する
●
火災予防条例で定められています。必ず守ってください。距
離が近いと火災の原因になります。また可燃性の壁にステン
レス鋼板などを直接張り付けた場合でも可燃物と同様の距離
が必要です。
●
機器を設置した後、機器の周囲の改造をしないでください。(例
えば、周囲を囲ったり、吊り戸棚をつける等)設置基準上問
題となる場合があり、また不完全燃焼や火災の原因になる場
合があります。
50cm
以上
4.5cm以上4.5cm以上
●機器上方周囲の壁などが木材のような可燃物の場合
●
壁から側面は4.5cm 以上、背面は4.5cm 以上、上面は50cm
以上必ず離してください。
●機器上面の可燃物の壁より排気口までが50cm以上
離せない場合
●
下図のように防熱板を取り付けてください。
※防熱板について
材質
鋼板
ステンレス
鋼板
※防熱板については、お買い上げの販売店またはガス事業者に
ご相談ください。
防熱板(別売部品)型番:RB-60T
厚さ
0.6mm以上
0.6mm以上
ご 注 意
1cm 以 上の 空 間をとり、有害な変
形のないよう補強してください。
防熱板 防熱板
4.5cm以上
30cm以上
1cm以上
4.5cm以上
8
●各部の名称
■本体
排 気 口
ご注意ラベル
庫 内
たな固定ピン
た な
オイルパン
オーブン扉取っ手
操 作 部
分 布 板
循環ファン
サービスドア
ファンフィルター
オーブン前扉固定ねじ
オーブン前扉オーブン扉
お願い
ファンフィルターの取り付けの確認
●
ファンフィルターが分布板に確実に取り付けられているかを確認してください。
●
ファンフィルターは常時取り付けておいてください。
たな固定ピン
たなの取り付け
●
部品箱の中からたなを取り出し、オーブン庫内の
たな固定ピンにたなの穴を合せてセットしてくだ
さい。(左右の区別はありません)
●
たなは常時、取り付けておいてください。
オイルパンの取り付け
●
部品箱の中からオイルパンを取り出し、オーブン庫内の底面にセットしてください。
セットしたとき傾きや浮きのないことを確認してください。
●
オイルパンは常時、取り付けておいてください。
9