Rinnai RCK-30MA User guide [ja]

ガス高速オーブン
〈コンベック〉
業務用
形式の呼び 
取扱説明書
もくじ
1 安全上のご注意 1
2 お使いになる前に 7
RCK-30MA
安全上のご注意 
使用前の確認
必ずお守りください
ご愛用の皆様へ
このたびは、ガス高速オーブン〈コンベッ ク〉をお買い上げいただきましてありがと うございました。
●ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお 読みいただき、安全に正しくお使いくだ さい。
●本製品は業務用として作られています。
●使用者が代わった場合には、必ずこの取 扱説明書を読んでいただき、かつ指導し てください。
●本製品は国内専用です。海外では使用で きません。
●取扱説明書を紛失した場合は、お買い上 げの販売店または当社事業所に連絡して 再購入してください。
●この取扱説明書の裏表紙が保証書になっ ています。内容をよくご確認のうえ、大 切に保管してください。
使用方法 13
3
使用前の確認と準備
使用方法
日常の点検とお手入れ
4 困ったときは 23
故障や異常の見分け方と処置方法
仕様
交換部品
長期間使用しない場合
アフターサービス
保証書(裏表紙)
1 安全上のご注意
必ずお守りください
この機器を安全に使用していただくために、下記のことを必ずお守りください。 これらの注意事項は安全に関する重要な内容です。表示と意味は下記の通りです。
意     味表  示
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能、または火災の
危険
警告
注意
絵表示について次のような意味があります。
危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能性、または火災 の可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性や物的損害のみの 発生が想定される内容を示しています。
この絵表示は、気をつけていた だきたい「注意喚起」内容です
この絵表示は、してはいけない
「禁止」内容です
この絵表示は、必ず実行して いただく「強制」内容です
■ガス漏れに気づいたら絶対に火をつけたり、電 気器具のスイッチの入/切や電源プラグの抜 き差しおよび周辺で電話を使用しない
炎や火花で引火し、爆発事故を起こすことがあり ます。
感電注意 高温注意
火気禁止
分解禁止
電源プラグを コンセントから抜く
換気必要
接触禁止
ぬれ手禁止
アース線を 必ず接続する
危険
■ガス漏れに気づいたらすぐに使用を中止する
①ガス栓(ねじガス栓)を閉める。 ②窓や戸を開けガスを外に出す。 ③外に出てもよりのガス事業者(供給業者)へ連絡
する。
水ぬれ禁止
1
火気禁止
警告
■必ず銘板に表示してあるガス種(ガスグループ)を使用する
■転居されたときも供給ガスの種類が銘板の表示と一致していることを確認する
■使用電源の電圧が銘板の表示と一致していることを確認する
使用ガスと一致していない場合、そのまま使用すると不完全燃焼により、一酸化炭素中毒になったり、爆発 着火でやけどをすることがあります。 使用電源の電圧と一致していない場合、そのまま使用すると火災や感電の原因になります。 また、故障の原因にもなります。 銘板は機器本体の正面下部に貼ってあります。使用ガスがわからない場合はお買い上げの販売店またはガス 事業者にご相談ください。
ガス種
(ガスグループ)
〈例〉銘板12A・13Aの場合
12A・13A
13A用
6.16kW
株式会社
75W
製造年月 例)11.04  2011年
4月製造
RCK-30MA     
RCK-30MA   都 市 ガ ス 用
12A用
5.81kW
11.04-000001  YS
AC100V 消費電力
50Hz-60Hz共用
JIA認証
電 源
■設置するときは可燃物との距離を確実に離す
火災予防条例で定められています。必ず守ってく ださい。 距離が近いと火災の原因になります。また可燃性 の壁にステンレス板などを、直接取り付けてご使 用になっても、熱伝導で長年の間に可燃物が炭化 し火災になることがあります。
■機器を設置した後、周辺の改造をしない
吊り戸棚などをつけた場合、可燃物との距離が守 れなくなり、不完全燃焼や火災になることがあり ます。
※詳しくは、8 ページを参照してください。
20cm
20cm
以上
電源電圧
排気フード
100cm以上
100cm
15cm15cm以上
2
警告
■火をつけたまま機器から離れない、就寝・外 出をしない
火災、機器焼損の原因になります。 電話や来客の場合は、いったん 止めてください。 調理中のものが異常過熱して 火災になる場合があります。
■燃えやすいものを近くに置かない
■スプレー缶など可燃性ガスを近くで使用しな い、置かない
カーテン・スプレー缶など燃えやすいものを近づけた り、スプレー 缶・カセットコンロ用ボンベ・ガソリン・ ベンジン・油など引火のおそれのあるものを近くに 置いたり、使用しない。 火災・爆発をおこすことが あります。
■使用後は必ず消火を確認する
使用後は必ず消火を確認してください。就寝・外出 時はガス栓(ねじ ガス栓)も閉めて ください。
■傷んだ電源コードや電源プラグ、差し込みが ゆるいコンセントは使用しない
感電、火災の原因になります。
■電源コードを加工したり、無理な力を加えた り、物をのせたり、たばねたりしない
感電・火災の原因になります。
■排気口をふさがない
排気口の上をタオル・ふきんな どでふさぐと異常過熱し、不完 全燃焼や火災の原因になります。
■幼いお子様にはさわらせない
けがややけどをするおそれがあります。
■ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない
感電やけがをすることがあります。
ぬれ手禁止
■電源コードに重いものを載せたり、無理な力を 加えない また、機器の下をはわせたり挟んだ りしない
■たこ足配線はしない
■排気口やすき間にピンや針金などの金属物等、異物を入れない 
感電や異常動作してけがをすることがあります。
3
警告
■電源プラグにほこりが付着していないか確認 し、プラグの根元までしっかりコンセントに 差し込む
ほこりが付着していたり、コンセントへの 接続が 不完全な場合は感電や火災の原因になります。
■異常時の処置
地震、火災、点火しない場合、使用中に異常な燃焼・ 臭気・異常音を感じた場合、途中消火した場合は、 すぐに使 用を 中止し、電源プラグを抜き、ガス栓(ねじ ガス栓)を閉めてください。「故障や異常の見分け 方と処置方法」(23 ページ)を参照ください。
■ガス接続には専門の資格・技術が必要です
機器の設置・移動・買い替えの際には、必ずお買い 上げの販売店またはもよりの当社にご連絡ください。
■アースは必ず取り付ける
故障や漏電のときに感電するおそれがあります。
アース端子付コンセントがある場合 コンセントに、アース専用端子が設けられてい る場合は、アース線先端の皮をむき芯線(銅線) をアース端子に固定します。
15cm
アース端子付コンセントがない場合 アース棒(別売)によるアース工事を行ってくださ い。アース工事は必ず電気工事店に依頼してくだ さい。水道管やガス管、電話専用のアース線へ機 器のアースを絶対取り付けないでください。
アース専用端子
■庫内の食品が燃え出したときは、使用を中止 する
①オーブン扉は開けないでください。 ②停止スイッチを押し、運転を止めてから、ガス
栓(ねじガス栓)を閉め、電源プラグを抜いて ください。
③機器から燃えやすいものを遠ざけ、鎮火するの
を待ってください。鎮火しないときは、水か消 火器で消火してください。
④そのまま使用せず、点検を依頼してください。
■機器に手を加えない
お手入れが必要なところ以外は絶対に分解したり 修理・改造は行わない。ガス漏れや火災の原因に なるおそれがあります。万一故障と思われた時は 23 ページを参照して ください。
分解禁止
アース
機器のアース  端子に固定します
湿気や水気のある場所でお使いになる場合
湿気のある場所に  打ち込みます
40cm 以上
アース棒
必ず D 種接地工事(接地抵抗 100 Ω以下)をす るよう法律で義務づけられています。必ず、電 気工事店に依頼して取り付けてください。
①湿気の多い場所
例 
食堂(うどん屋さん、そば屋さんなど)の かま場
土間、コンクリート床の場所
酒、しょうゆなどの醸造・貯蔵庫など
②水気のある場所※
例 
魚屋さん、八百屋さんの洗い場など、
水を扱う場所
水滴が飛散する場所
地下室 のように 水 が 漏 出したり結 露 する 場所 ※この場合は、漏 電遮 断機の取り付けも
必要です。
アースを
必ず接続 する
4
注意
■使用中は換気をする
使用場所の換気口(給気口・排気口)は常に確保し、 物などでふさがないでください。また、機器上方に 必ず排気フード付排気筒を設け、ご使用と同時に必 ず換気をしてください。換気をしないと一酸化炭 素中毒の原因になります。
換気必要
■オーブン扉に物をはさ
んだまま使用しない
熱気漏れによってこんろ部 と器具栓つまみなどが熱変 形することがあります。
■指定以外の調理用具は使わない
調理用具は、付属品および指定品を使用してくださ い。調理用具が燃えたり破損することがあります。
■ オ ーブ ン 皿 ・オーブ ン 棚 網 の 出し入 れ は 、 付 属
のオーブン皿取っ手または布ホルダー以外を 使わない
ぬれふきんなどで持つと、やけどをする ことがあります。
■強い風の吹き込む場所や機器本体後方から風
が吹き込む場所では使用しない
機器内部を焼損したり、安全装置が正しくはたら かなかったり、点火不良となることがあります。
扇風機や冷暖房機器を使用される場合、 風・排気ガスが直接この機器に当たらな いようにしてください。
■点火操作を繰り返すときは周囲にガスがなく
なるまで待つ
たまったガスに着火し、やけどの原因になります。
■調理以外に使わない
衣類の乾燥などをしない。 火災や機器焼損の原因に なります。
■オーブン扉ガラスに衝撃を加えない・傷をつ けない
■使用中、使用直後に水 をかけない
ガラスが割れて、けがや やけどの原因になります。
■調理物の出し入れ時、オーブン扉・ガラスな どに触れない
オーブン使用時、オーブン扉・ガラス・オーブン皿・ オーブン庫内などは高温となります。調理物を取 り出す際は手や腕などが触れない ようにご注意ください。 やけどをすることがあります。
調理物の取り出しは付属 のオーブン皿取っ手を お使いください。
接触禁止
■やけどに注意
使用中、使用直後は操作パネル、取っ手以外は高 温です。防熱板を取り付けた場合、防熱板も高温 になります。
さわらないでください。
接触禁止
■お手入れするときは、専用電源回路のブレー カーを切るか、電源プラグをコンセントから 抜き、ガス栓(ねじガス栓)を閉め、本体が 冷えてから手袋などをはめて行う
やけど、感電、けがをすることがあります。
■水のかかるところでは使用しない
感電や漏電の原因になります。
水ぬれ禁止
5
電源プラグを
コンセントから抜く
注意
■オーブン扉に無理な力を  加えない
機器が倒れたり、熱気漏れの 原因になります。
■車両、船舶での使用はしない
また、使用中に機器が傾いたりし火災ややけどの 原因になります。
■庫内に不要なものがないことを確かめる
オーブン庫内に食品くずやふきんなどがあると使 用中に発火するおそれがあります。
■オーブン皿・オーブン庫内が汚れたまま使わ ない
食品や肉汁などで汚れたままの庫内や、オーブン 皿に脂がたまったまま使用しないでください。脂 が燃えて火災の原因になります。
■長期間ご使用にならないときはガス栓(ねじ ガス栓)を閉め、電源プラグをコンセントか ら抜く
ガス栓(ねじガス栓)やコンセントは下部扉内に あります。 絶縁劣化による感電や漏電火災の原因になります。
電源プラグを
コンセントから抜く
■電源プラグを抜くときは、電源コードを持た
■丈夫で水平な場所に設置する
不安定で傾いたところに設置すると、機器が転倒 したりすべり落ちたりして、けがややけどをする おそれがあります。
ない
電源コードを引っ張って抜くと、電源コー ドが損傷し、感電や火災の原因となります。
気をつけていただきたいこと
■使用中、ガス栓(ねじガス栓)を操作しての消火はしないでください。また、電源プラグをコ ンセントから抜いて消火しないでください。
■雷時には専用電源回路のブレーカーを切る。または、電源プラグを抜く。
雷が発生したときは、機器の使用を中止し、専用電源回路のブレーカーを切るか、電源プラグをコンセント から抜いてください。雷による一時的な過電流で電子部品を損傷することがあります。
■オーブン皿などの付属品はオーブン調理以外に使用しないでください。
直火にかけたりすると変形・変色の原因になります。
■オーブン使用時、燃焼表示の点灯・消灯で点火・消火を確認してください。
■この機器は業務用として作られています。一般家庭用には使用しないでください。
■使用者が代わった場合には、必ずこの取扱説明書を読んで頂き内容をよく理解してからお使い ください。
6
2 お使いになる前に
●使用前の確認
使用ガス・使用電源を確認する
機器本体の正面下部に張り付けている銘板 に表示しているガスの種類と使用するガス が一致していることを確かめてください。
電源は交流 100V を使用してください。
 銘板に表示している電源の種類と使用する
電源が一致していることを確かめてくださ い。
製造年月 例)11.04
(2011年4月製造)
ガス・電気接続および設置を確認する
〈例〉銘板12A・13Aの場合
RCK-30MA    
RCK-30MA    都市ガス用
12A用
JIA認証
電 源
5.81kW
11.04-000001  YS
AC100V 消費電力
50Hz-60Hz共用
12A・13A
13A用
6.16kW
株式会社
電源電圧
ガス種
(ガスグループ)
75W
■ガス栓
専用のガス栓を設けてください。
機器を使用する場所にガス栓がない場合、あるいは あっても位置や寸法などが適切でない場合は、ガス 栓の新設・移設、または交換などが必要ですので、 お買い上げの販売店またはガス事業者にご相談くだ さい。
特定地下街等に機器を設置する場合は過流出安全機 構(ヒューズコック)を内蔵するガス栓が必要です からガス事業者にご相談ください。
■ガス接続
ガス接続口径は 20A(R3 /4)です。
機器とガス栓の間には、必ずユニオン継手を取り付け てくだ さ い 。
ガス配管・接続工事は専門の資格・技術が必要です。 お買い上げの販売店に依頼してください。
■電気接続
電源コンセント:機器を設置する場所に電源コンセ
ントがない場合、あるいはあって も適切でない場合は新設・移設、 または交換などが必要です。なお、 電源コードの長さは約 2m です。 機器後面下部に接続されている電 源プラグを電源コンセントに差し 込んでください。
アース接続:機器後面下部のアース端子に接続
してください。
アース線を 必ず接続する
■排水接続
機器右下の排水接続口 R3 / 4 ねじに排水工事をし てください。 排水管の先端は溝に差し込まないで 50mm ほど離 してください。機器の下は水が掛かりますので物を 置くことは避けてください。 接続時工具は 2 本使用して排水接続口に荷重が掛か り過ぎないようにしてください。
排水接続口
排水溝
50mm
7
■設置場所を確認する
安定性がよく水平なところ
不安定なところ、風のあたると ころでは使用しないでくださ
い。
耐久性などの点から湿気の 少ないところに設置してく ださい
落下物の心配のないところ
棚の下など落下物の危険のあると ころでは使用しないでください。
機器の上に落ちたものが 燃えて、火災になること があります。
カーテンやスプレー缶など燃えやす いものがないところ
カーテンや燃えやすいものの近くでは使
用しないでください。使用中に 近くのものが燃えて、火災にな ることがあります。
換気(給気・排気)が十分できる所に設置してください また、ご使用と同時に換気をしてください
しめきった場所で長時間使用すると空気中の酸素が減少し、不完全燃焼による
一酸化炭素中毒の危険があります。
換気必要
■可燃物との離隔距離および周囲の防火措置を確認する
火災予防条例で定められています。必ず守ってください。距離が近いと火災の原因になります。また可燃性の壁 にステンレス鋼板などを直接張り付けた場合でも可燃物と同様の距離が必要です。
機器を設置した後、機器の周囲の改造をしないでください。(例えば、周囲を囲ったり、吊り戸棚をつけるなど) 設置基準上問題となる場合があり、また不完全燃焼や火災の原因になる場合があります。
床面は不燃構造にしてください。
●機器周囲の壁などが木材のような可燃物の場合
壁から側面は20cm 以上、後面は15cm 以上必ず離し
排気フード
てください。機器の上方には必ず排気フード付排気筒 を設けてください。 ※排気フード形状・送風機能力等は「業務用ガス機器
の設置基準及び実務指針」の数式により決定してく ださい。
20cm 以上
100c m以下
100c m以下
●機器周囲が可燃物の壁より、側面は20cm以上、後面は15cm以上離せない場合
下図のような防熱板を取り付けてください。
※防熱板について
材質 厚さ ご 注 意
鋼板 0.6mm以上
ステンレス
鋼板
0.6mm以上
3cm以上の空間をとり、 有害な変形のないよう 補強してください。
0cm 以上
3cm 以上
防熱板
0cm 以上
0cm 以上
15cm
防熱板
以上
排気口
3cm 以上
0cm 以上
排気口
0cm以上
隙間をあけること 隙間をあけること
0cm以上
8
Loading...
+ 19 hidden pages