Paloma PD-AF53W-R, PD-AF53W-L User guide [ja]

レンジフード連動機能付
もくじ
ガス機器防火性能評定品
取扱説明書
このたびはガスビルトイン機器をお求め いただきまして、ありがとうございます。
●正しく安全にお使いいただくために、ご使用前にこの「取 扱説明書」を必ず最初から順番にお読みいただき、よく理 解してくださるようお願いいたします。また、この「取扱 説明書」をいつでもすぐに取り出せるところに大切に保管 しておいてください。
●この「取扱説明書」に書かれている内容以外ではご使用に ならないでください。
●取扱説明書を紛失された場合はお近くの当社までお問い合 わせください。
すべての方にもっと安心して、もっと便利に、もっと笑顔で 料理を楽しんでいただくために、ガスコンロが進化しました。 安心(Safety)、便利(Support)、笑顔(Smile)を約束 する、賢い(intelligent)温度センサーをすべてのコンロに 搭載した進化したスマートなコンロ「Siセンサーコンロ」です。
保証書付家庭用
各部のなまえ
特 長
必ずお守りください
設置について
コンロの使いかた
コンロを使う前に
コンロの使いかた
揚げもの温度機能の使いかた
炊飯機能の使いかた
使
湯沸かし機能の使いかた 
コンロタイマーの使いかた
カスタマイズ機能について
グリルの使いかた
グリルを使う前に
マニュアルモード (手動調理)の使いかた
オートメニューモード (自動調理)の使いかた
レンジフード連動機能の使いかた
1
3
5
13
16 18 19 21 23 25 27
32 33
35
39
長持ちさせるには
上手に使って
点検とお手入れ
故障かな?と思ったら
  安全装置について
  乾電池の交換について
アフターサービス
保管とアフターサービス
仕 様
保証書
41
47
49
50
51
53
裏表紙
各部のなまえ
取扱説明書中の図はPD-AF53W-Rのご紹介となっております。 PD-AF53W-Lは、強火力バーナ,電池交換サイン,電池ケースが左、標準バーナ,操作部が右についています。
温度センサー(奥コンロ)
奥コンロ(小バーナ)
ごとく(奥コンロ)
温度センサー(左コンロ)
左コンロ(標準バーナ)
グリル排気口
ごとく(左コンロ)
トッププレート
煮こぼれカバーリング (左コンロ)
火力調節つまみ(奥コンロ)
火力調節つまみ(左コンロ)
操作ボタン(左コンロ)
操作部
煮こぼれカバーリング      (奥コンロ)
グリル排気口カバー
温度センサー(右コンロ)
右コンロ(強火力バーナ)
煮こぼれカバーリング      (右コンロ)
ごとく(右コンロ)
火力調節つまみ    (グリル)
火力調節つまみ   (右コンロ)
操作ボタン(右コンロ)
電池ケース
電池交換サイン
操作ボタン(奥コンロ)
グリル受け皿
グリル扉
点火確認ランプ
ロックつまみ
操作部
操作部前面を奥へ押 してください。 操作部が手前に飛び 出てきます。
操作ボタン(グリル)
グリル取っ手
焼網
操作部周辺の拡大図
1
操作部について
◎PD-AF53W-Rの操作部 ◎PD-AF53W-Lの操作部
*強火力バーナが左側、標準バーナが右側の器具です。*強火力バーナが右側、標準バーナが左側の器具です。
操作部のなまえ
右コンロ左コンロ
コンロタイマー
表示ランプ
コンロタイマー設定 時に点灯します。
タイマー設定
スイッチ
コンロタイマーを 設定・取り消しする コンロを選択すると きに使用します。 →25ページ参照
揚げもの表示
ランプ
揚げもの温度調節 機能設定時に点灯 します。
コンロタイマー
表示部
コンロタイマーの時間 を表示します。
+ − スイッチ
コンロタイマー・グリル タイマーの時間を設定す るときに使用します。
グリルタイマー表示部
グリルタイマーの時間を表示します。 また、エラー発生時にエラーコードや 発生部位コードを表示します。
焼き加減
表示ランプ
焼き加減設定時 に点灯します。
高温炒め
表示ランプ
高温炒め設定時 に点灯します。
オートメニュー
表示ランプ
オートメニュー 設定時に点灯し ます。
揚げもの スイッチ
揚げもの温度調節 機能設定時に使用 します。  (標準バーナのみ)  →19ページ参照
炊飯表示
ランプ
炊飯機能設 定時に点灯 します。
炊飯/湯沸スイッチ
炊飯機能・湯沸かし機能のいずれかを 設定時に使用します。        →21・23ページ参照
湯沸表示
ランプ
湯沸かし機能 設定時に点灯 します。
(標準バーナのみ)
オートメニュー
スイッチ
魚を自動的に焼き 上げたいときに 使用します。  →35ページ参照
焼き加減スイッチ
オートメニュー使用時に焼き 加減の調節ができます。      →35ページ参照
高温炒めスイッチ
(長押し)
高温炒め機能設定時 に使用します。 (強火力バーナのみ)  →17ページ参照
2
特 長
コンロ部の主な特長
■省エネルギー高効率コンロバーナ
 (すべてのコンロ)  従来のコンロに比べ、受け皿がなく、お手入れしやす
 いバーナです。また、熱効率が大幅に向上しています  のでガス代を節約できます。
■立消え安全装置(すべてのコンロ)
 風や煮こぼれなどで炎が消えたときに自動的にガスを  止めます。
■天ぷら油過熱防止機能(すべてのコンロ)
 調理油の過熱を防止するために、温度センサーが消火  温度になると自動的にガスを止め消火します。
■消し忘れ消火機能(すべてのコンロ)
 万一の消し忘れのために、点火後、コンロは約120分  で自動消火します。
■異常過熱防止機能【早切れ防止機能】
 (標準バーナ・強火力バーナのみ)
炒めもの調理・焼きもの調理など比較的温度の高い調  理や、鍋のから焼きをしたときに、弱火⇔強火と火力  を自動調節し、鍋などの異常過熱を防止します。  この状態が  温度センサーが更に高い温度になった場合は自動消火  します。
カスタマイズ機能(27ページ)
→高温での調理が続いた場合、約30分で自動消火する  設定を約15分に変更することもできます。
約30分
続いた場合、または弱火状態でも
弱火 強火強火
■高温炒め機能 (強火力バーナのみ)
 煎りもの料理など高温が必要な調理の場合には、高温  炒め機能(17ページ)をご使用ください。  高温炒め機能をご使用時も異常過熱防止機能がはたら  き、高温になり過ぎたときや、約30分を過ぎたとき  は自動消火します。
カスタマイズ機能(27ページ)
→自動消火するまでの時間を10分〜90分(10分間隔)  に変更することもできます。
■焦げつき消火機能(すべてのコンロ)
 煮物などの調理時に鍋底が焦げつきはじめると自動  的にガスを止め消火します。(鍋の材質、調理物の  種類、火力によって焦げの程度は異なります。)
■コンロタイマー機能(すべてのコンロ)
いずれか1ケ所のコンロで1〜99分まで設定できます。  設定した時間が経過すると自動消火し、ブザーでお知  らせします。
カスタマイズ機能(27ページ)
→お知らせ音をブザー音からメロディに変更することも  できます。
■機能選択モード
 標準バーナには「揚げもの」「炊飯」「湯沸かし」  調理時に自動的に火加減したり、消火することの  できる機能選択モードが付いています。
(標準バーナのみ)
◎揚げもの温度調節機能
 天ぷらなどの揚げもの調理をするときに、  油の温度を5段階(160〜200℃)の  いずれかに一定に保ちます。
◎炊飯機能
 自動的に炊飯し、炊きあがり後に自動消火  します。その後、むらしのために15分間  表示ランプ「炊飯」が点滅します
◎湯沸かし機能
 沸騰後、自動的に消火します。
カスタマイズ機能(27ページ)
→5分間の保温をするように変更すること  もできます。  (沸騰後、自動的に弱火になり、5分間   保温した後消火します。)
3
グリル部の主な特長
■遠赤外線直火焼水なしグリル
 グリル受け皿に水を入れずに使用できるので焼物が  こんがり焼き上がります。さらに、グリル庫内の  広い両面焼きグリルで、一度にたくさんのお魚を  素早く焼き上げます。
■立消え安全装置
 炎が消えたときに自動的にガスを止めます。
■消し忘れ消火機能
 万一の消し忘れのために、グリルは最大約15分で  自動消火します。
■グリル過熱防止装置
 グリル庫内の温度が異常に高くなった場合に自動的に  ガスを止め、消火します。
■フレームトラップ【グリル排気口遮炎装置】
 万一グリル庫内で炎が上がっても、フレームトラップ  がグリル排気口より炎があふれ出すのを抑制し、  火災を未然に防ぎます。
■オートメニューモード【自動調理】
 生魚の姿身・切り身や干物などをオートメニュー  スイッチと焼き加減スイッチを設定するだけで  自動で焼き上げてくれるので、誰にでも簡単に  調理することができます。
■マニュアルモード【手動調理】
 設定した時間が経過するとグリルを自動消火し、  ブザーでお知らせします。
カスタマイズ機能(27ページ)
→お知らせ音をブザー音からメロディに変更する  こともできます。
■スマートグリル
 グリルがスムーズに引き出せ、端までフルオープン  するため、奥の調理物も簡単に出し入れすることが  できます。また、グリル受け皿や焼網もグリル扉  ごと取り外せるので、より使いやすくお手入れも  簡単にできます
■グリルサイドカバー(46ページ)
 表面がホーロー加工のグリルサイドカバーは簡単に  着脱することができるので、取りはずしてお手入れ  できます。
その他の特長
■レンジフード連動機能
ビルトインコンロの点火・消火に連動してレンジフードも運転・停止します。 (対応しているレンジフードとの組み合わせが必要です。) レンジフードのつけ忘れ・消し忘れの心配がなくなります。
カスタマイズ機能(27・40ページ)
→ビルトインコンロ側でレンジフードを連動しないように変更することもできます。
■ハイパーガラスコートトップ
衝撃やキズに強く、重いものを落としてもひび割れの心配はありません。
ピー・ピー・ピー
※操作ボタン戻し忘れのお知らせについて
湯沸かし機能、炊飯機能、コンロタイマー機能、グリルタイマー 機能が作動し自動消火した場合や、安全装置が働き自動消火した 場合は、操作ボタンを押し戻して消火操作をしてください。 そのまま操作ボタンを戻し忘れると、1分毎に"ピー・ピー・ピー と3回ブザーが鳴り、点火確認ランプを点滅させてその箇所を お知らせします。
4
安全に正しくお使いいただくために
必ずお守りください
製品を正しくお使いいただくためや、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するためにこの取扱説 明書および製品への表示では、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容を よく理解してから本文をお読みください。
危険
警告
注意
■絵表示について次のような意味があります。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う危険、または火災の 危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能性、または火災 の可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が軽傷を負う可能性や物的損害のみの発 生が想定される内容を示しています。
分解禁止火気禁止禁止 必ず行う発火注意
危険
■ガス漏れ時使用厳禁
ガス漏れに気付いたときはガス事業者(供給業者)の 処置が終わるまでの間、絶対に火を付けたり電気器具 (換気扇その他)のスイッチの入・切や電源プラグの 抜き差しおよび周辺で電話を使用しないでください。 炎や火花で引火し、爆発事故を起こすことがあります。
注意
換気必要
火気禁止
①すぐに使用をやめ、ガス栓を閉める。 ②窓や戸を開け、ガスを外へ出す。 ③お近くのガス事業者(供給業者)に連絡する。
警告
■機器の銘板に表示してあるガス種(ガスグループ)の適合を確認する
表示のガス種が一致しないと不完全 燃焼による一酸化炭素中毒になったり、 異常着火でやけどをしたり、機器が 故障する場合があります。 特に転居した場合は必ずガス種が一致
しているか確認してください。 *おわかりにならない場合または合って  いない場合はお買い上げの販売店かお  近くのガス事業者(供給業者)までご  連絡ください。
*機器前面の電池ケースふたを開け  ると品名シールが貼ってあります。  機器のガス種(ガスグループ)を  確認することができます。
銘板
品名シール
品名シールは電池ケースの内側に 貼り付けしてあります。 電池ケースふたを開けてご確認く ださい。
銘板は機器内部の右側面に貼り付けしてあります。 グリル排気口カバーを取り外してご確認ください。
【銘 板】
ガスの種類およびグループ
器具名:PD-AF53W-60-R
LPガス用 **・**−******
【品名シール】
器具名 製造年、月
PD-AF53W-60-R
屋外で 電話する
例) ・都市ガス用13A・12A ・LPガス用
E4-6-3
型式名製造番号
 LP**.**
ガスの種類およびグループ
ガス消費量
8.80kW
必ず行う
必ず行う
P
5
警告
■絶対に改造・分解は行わない
改造・分解は不完全燃焼による一酸化炭素中毒や ガス漏れなどの思わぬ事故や故障、火災の原因に なります。
分解禁止
■機器の設置(付帯工事)
機器の設置・移動および付帯工事はお買い上げの 販売店に依頼し、安全な位置に正しく設置してご 使用ください。
■ねじ接続
 この機器のガス接続工事は専門の資格・技術が必要
です。お買い上げの販売店に依頼してください。
必ず行う
■機器の上や周囲には可燃物や引火物を置 かない、近付けない
ペットボトル、調理油などは火災の原因になりま す。また、スプレー缶やカセットコンロ用ボンベ などは、熱でスプレー缶内の圧力が上がりスプレ ー缶が爆発するおそれがあります。
■グリル排気口の上にタオル、 ふきん、鍋などをのせたり、
禁止
アルミはくでふさがない
不完全燃焼や火災の 原因になります。
ットト
■異常時・緊急時の処置
①点火しない場合または、使用中に異常な燃焼、臭
気、異常音を感じた場合、使用途中で消火した場 合、地震、火災など緊急の場合はただちに使用を
中止し、ガス栓を閉じる。 ②「故障かな?と思ったら」に従い処置する。 ③上記の処置をしても直らない場合は使用を中止し
お買い上げの販売店かお近くの当社まで連絡する。
■火をつけたまま機器から絶対に離れない、 就寝、外出をしない
料理中のものが焦げたり燃えたりして火災の原因 になります。とくに天ぷら、揚げものをしている ときは注意してください。グリルを消し忘れると 調理中のものに火がつくことがありますので注意 してください。
禁止
■機器の周囲では引火のおそれのあるもの を使用しない
スプレー、ガソリン、ベンジンなどは、引火して 火災のおそれがあります。
シュー
禁止
必ず行う
消火 ガス栓を閉 じる
■点火操作、消火操作をしたときは必ず 炎を確認する
就寝、外出時は機器のガス栓も閉じて ください。
必ず行う
■コンロ使用中は身体や衣服を炎に 近付けない
衣服に炎が移ってやけどのおそれがあり ます。また、温度センサーが作動して炎 が自動的に大きくなったり、風で炎があ おられて鍋底からあふれ、衣服に移るこ とがありますので注意して ください。 特にコンロの奥に手を のばすときは注意して ください。
禁止
6
必ずお守りください
警告
■トッププレートに衝撃を加えない  トッププレートの上にのらない
トッププレートが破損し、異常過熱や火災の原因 になります。破損した場合は、すぐに修理を依頼 してください。
■コンロを覆うような大きな 鉄板類や鍋は使わない
不完全燃焼や機器の異常 過熱、ごとくの変形、ト ッププレートの損傷の原 因になります。
■当社の純正部品を使用する
補修用性能部品および補助具は当社の 純正部品以外は使わないでください。 それ以外のものを使用した場合の機器 の故障、事故については、当社では責 任を負いかねます。
必ず行う
■市販の補助具を使用しない
市販の補助具(省エネ性をうたった補助具、市販 のアルミはく製しる受け皿、焼網など)を使用し ないでください。一酸化炭素中毒や、異常燃焼、 点火不良のおそれがあります。また、温度センサ ーがはたらき消火したり、トッププレートやごと くの変色、変形の原因にもなります。
禁止
禁止
■グリル受け皿には何も入れない
機器の損傷や火災など思わぬ事故の 原因になります。
禁止
グリル石
■脂の出る料理には、焼網の上や下に アルミはくを敷かない
アルミはくの上に脂 がたまり、発火する 原因になります。
アルミはく
禁止
■グリル庫内に食品くずやふきんが ないようにする。またグリル扉に はさんだまま使用しない
使用中に燃える こ と が あ ります。使用前 に 庫 内 を 点検してください。 *取り除く際はケガを  しないように注意し  てください。
発火注意
■グリルを使用後および連続使用の場合は グリル受け皿にたまった脂を取り除く
たまった脂に火がついて火災のおそれがあります。
省エネごとく
アルミはく製
しる受け皿
注意
■調理以外の用途には使わない
過熱・異常燃焼による機器焼損や火災の 原因になります。
■衣類(ふきんなど)の  乾燥などに使用しない
衣類(ふきんなど)が 落下して火災の原因に なります。
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焼網
禁止
禁止
■使用中や使用直後は 操作部以外は触らない
機器本体とその周辺お よび調理道具が熱くな るため、やけどをする おそれがあります。 *特に小さなお子さま  がいる家庭では注意  してください。
ボタン
取っ手
必ず行う
禁止
つまみ
注意
■ガス事故防止(換気に注意)
閉めきった部屋で長時間使用しないで、使用中は 窓を開けるか換気扇を回してください。一酸化炭
素中毒の原因になります。また、ストーブなど他 の燃焼機器を長時間使用している部屋でお使いの 場合は、点火しにくかったり、正常に燃焼しない 場合があります。
*自然排気式給湯器および風呂釜を同時に使用する
場合は、換気扇を回さず窓などを開けて換気して ください。換気扇を回すと自然排気式給湯器およ び風呂釜の排気ガスが屋内に流れ込むおそれがあ ります。
換気必要
■窓から吹き込む風や冷暖房機器の風、 扇風機の風などを機器にあてない
■ごとくをはずして使用しない
鍋などを直接こんろにおいて 使用しないでください。不完 全燃焼や機器焼損のおそれが あります。
■やかん、鍋などの大きさに合わせて 火力を調節する
火力が強すぎると、やけどの おそれや鍋などの取っ手が破 損する原因になります。
■片手鍋・底が凹んだ鍋・丸い鍋・底が
 すべりやすい鍋・径の小さい鍋などは  不安定な状態で使用しない
片手鍋などは、調理中に鍋のふたを取ったり、 水分の蒸発などにより調理物の重さが軽くなる と温度センサーの力により押し上げられ、傾い たり、ずれ落ちる場合がありますので必ず取っ 手を持ちながら調理してください。
禁止
禁止
機器焼損や作動不良の原因になります。
■水平で安定したところに設置する
機器が傾いていると、調理中の鍋などが滑り落ち て、やけどやけがをするおそれがあります。また 事故や故障の原因になります。
■点火操作時や使用中は バーナ付近に 触れたり、顔を近付けたりしない
熱や炎でやけどをする おそれがあります。
禁止
禁止
禁止
禁止
■中華鍋などの底の丸い鍋は、取っ手を  持ちながら使用する
不安定な状態で使用すると、鍋が 傾いて調理物が体にかかるなどして やけどの原因になります。
必ず行う
■片手鍋やフライパンなど、重心が片寄っ  た鍋は不安定な状態にならないよう、  取っ手をごとくのツメ方向に合わせる
取っ手を持って使用する、取っ手を機器の前面から はみ出さないように向けて置くなど、安定した状態 で使用してください。
取っ手
必ず行う
ごとくのツメ
取っ手とごとく のツメの方向を 合わせる
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必ずお守りください
注意
■この機器の点火装置以外の方法では 点火しない
やけどをするおそれがあります。
禁止
■幼児や小さな子供に触らせない
思わぬ事故の原因になります。
禁止
■みそ汁などを温めなおすときは火力を弱 めにして、よくかき混ぜながら温める
強火で急に温め直すと鍋底に沈んだみそが突然 噴き上がり(突沸現象)、みそ汁などが飛び散 ったり、鍋がはね上がってひっくり返る ことがあります。特に、だし入り豆みそ (みそなど)に注意してください。
必ず行う
■排気口に注意
グリル使用中はグリル排気口に手や顔を 近付けたり鍋の取っ手等を向けたりしな いでください。高温の排気熱 が出ているため、やけどや 取っ手が破損をするおそれが あります。
禁止
■グリル使用時は魚を焼きすぎない
魚に火がつき機器焼損の原因になります。
■万一、グリル使用中に調理物や脂に火が ついたときは、操作ボタンを押して消火 状態にし、火が完全に消えるまでグリル を引き出さない
炎があふれ出して、火災ややけどを するおそれがあります。
禁止
消火後、点検を依頼してください。
【突沸現象について】
突沸現象とは、突然に沸騰する現象です。水、牛 乳、豆乳、酒、みそ汁、コーヒーなどの液体を温 めるときに、ささいなきっかけ(容器をゆする、 塩、砂糖などを入れる)で生じます。直火でこれ らを温めるときにも起きることがあります。 この現象が調理中に起きると、鍋がはねあがった り、高温の液体が飛び散るため、やけどやケガを するおそれがあります。これらの予防法として次 の点にご注意ください。
●カレー、ミートソースなどのとろみのある料理  やみそ汁などの汁物の温めは弱火でかき混ぜな  がら加熱する。(強火で急に加熱しない。)
●熱々の汁物に塩、砂糖などの調味料を入れる場  合は、少しさましてから行う。
●鍋の大きさにあった火力で加熱する。
■点火操作をしても点火しない場合は操作 ボタンを戻して、周囲のガスがなくなっ てから再度点火操作をする
すぐに点火操作をすると周囲のガスに 点火して、衣服に燃え移ったり、やけ どをするおそれがあります。
必ず行う
■鶏肉などの脂の多い食材を焼く  ときは注意する
飛び散った脂に引火してグリル庫内で 調理物が発火するおそれがあります。 焼き具合を見ながら火力を調節してください。
必ず行う
■魚を裏返すときなどは、手や 腕がグリル扉やガラスに触れ ないように注意する
やけどをするおそれが あります。
注意
■熱くなったグリル扉ガラスに衝撃を加え たり(グリル扉の落下も含む)キズをつ けたりしない
 また、使用中や使用直後に水をかけない
ガラス が割れてやけ ど やケガ をする原因に な ります。
禁止
9
注意
■グリル使用中、使用直後にグリル 扉を開けた状態でコンロ操作をし ない
熱くなったグリル扉 に手が触れてやけど をするおそれがあり ます。
■グリル使用中はグリル扉を 開けたままにしない
あふれた熱気により、ト ッププレートやつまみ・ ボタン等が過熱されやけ どや変色・変形の原因に なります。
■グリル受け皿を勢いよく 出し入れしない
ゆっくり出し入れしてく ださい。使用中、使用直 後に勢いよく引き出すと 脂が高温になっているた めやけどをするおそれが あります。
禁止
禁止
禁止
■グリル 受け皿を 持 ち運びす る 際は、 中の脂がこぼれないように注意する
使用中、使用直後は 脂が高温になってい るためやけどをする おそれがあります。
■点検・お手入れの際は必ず手袋を して行う
手袋をしないでお手入 れすると機器の突起物 などでけがをすること があります。
必ず行う
手袋
■バーナキャップを水洗いした ときは水気を十分ふき取る
水滴がバーナに落 ち て目づまりし、点 火 不良になることが あ ります。
必ず行う
禁止
■グリル扉に重いものを乗せたり、強い力を  加えたりしない
グリル扉がはずれ、ケガや機器破損の 原因になります。
禁止
■グリル庫内や本体内部をお手入れする際 は各部品の突起物等に注意する
力強く当たった場合、手をけがする ことがあります。
必ず行う
おねがい
■この製品は家庭用ですので業務用のような使用をすると機器の寿命が著しく短くなります。この場合の修理は  保証期間内でも有償となります。
■使用中もときどき正常に燃焼していることを確認してください。
■燃焼中、ガス栓を操作しての消火はしないでください。
■初めて使うときやしばらく使わなかったときなど点火しにくい場合があります。配管内に空気が入っているた  めです。繰り返し点火操作してください。
■機器を取り替えた場合、旧機器は専門の業者に処理を依頼してください。もし、お客様で旧機器の処理をする  場合、乾電池を使用している機器は、乾電池を取り外してから正規の処理を行ってください。
■トッププレートの上でIHジャー炊飯器、卓上型IHクッキングヒーターなど電磁誘導加熱の調理機器を使わない  でください。磁力線により機器が故障する原因になります。
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必ずお守りください
温度センサーを正しく作動させるために必ずお守りください
この製品は全てのコンロに温度センサーがついています。
警告
■火をつけたまま機器から絶対に離れない、就寝、外出をしない
料理中のものが焦げたり燃えたりして火災の原因になります。 とくに天ぷら、揚げものをしているときは注意してください。
■高温炒め機能を使用中は揚げもの調理をしない
高温炒め機能は、天ぷら油過熱防止機能の消火温度が高くなっていますので、調理油が 過熱され発火のおそれがあります。(高温炒め機能・・17ページ参照)
■温度センサーの上面と鍋底やフライパンの底などが密着していないときは、 使用しない
温度センサーが鍋底やフライパンの底などの温度を正しく検知できずに発火や途中消火、機器焼損の 原因になります。鍋底と温度センサーの間には隙間や異物がないようにしてください。また、安定性 の悪い鍋は使用しないでください。 鍋の重さは調理物を含め300g以上が必要です。
温度センサー
禁止
禁止
300g以上
鍋などの 底が凸凹
温度センサー
必ず行う
すき間
傾き
鍋などの 傾き
■鍋底やフライパンの底などについた異物や著しい汚れ・焦げなどは取り除く
鍋底やフライパンの底に異物や汚れ・焦げなどが付着したまま使用すると、温度センサーが鍋底や フライパンの底などの温度を正しく検知できず、発火や途中消火、機器焼損の原因になります。
油汚れ、焦げ、さび汚れ、異物などの付着
禁止
■揚げもの調理は食材全体が十分につかるまで調理油(必ず200mL以上)を 入れて行う
調理油の量が少なかったり、減ってきたりすると、温度センサーが働かず、発火するおそれがあります。 特にフライパンなどの底が広い鍋で揚げもの調理をする際は、食材全体が調理油に十分につかっていない と発火するおそれがあります。
禁止
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食材 調理油
食材全体が十分につかるまで
必ず行う
警告
■冷凍食材を鍋の底面中央に密着させた状態で揚げもの調理をしない
鍋の底面中央(温度センサーの接触位置)に冷凍食材が密着した状態で揚げもの調理をすると、 温度センサーが鍋底の温度を正しく検知しないため、発火するおそれがあります。 食材は中央部を避けて置いてください。
調理油 冷凍食材
■複数回使用した調理油で揚げもの調理をしない
何回も使用して茶褐色に変色した調理油、にごった調理油、揚げカスなどが 沈んだまま残っている調理油は使用しないでください。 発火が起こりやすくなる場合があります。
■揚げすぎない
冷凍食材を鍋の底面中央(温度センサーの接触位置)に密着させない
禁止
禁止
豆腐などの水分の多いものや、衣つきのコロッケなどの破裂しやすいものは 特に注意してください。 揚げすぎると油が飛び散り、発火ややけどのおそれがあります。
■耐熱ガラス容器、土鍋など、熱が 伝わ りに くいも ので 揚げ もの調理 はしない
天ぷら油過熱防止機能が働かず、発火すること があります。
耐熱ガラス鍋 土鍋 圧力鍋
打ち出し鍋 丸底中華鍋
注意
■温度センサーに強いショックを加えたり、キズをつけない
鍋底に温度センサーが密着しなくなり、調理油が発火する場合があ ります。また、温度センサーが故障すると温度センサーが作動しな い場合があります。
禁止
禁止
禁止
■温度センサーがスムーズに上下に動くか確認する  また温度センサーと鍋底の密着する部分はいつも清潔にしておく
コンロを使用していないときに、鍋などをごとくの上に乗せておいても 温度センサーに支障はありません。しかし、汚れが付着したり、動きが 悪いと温度センサーが鍋底の温度を正しく感知できず、調理油の発火の 原因になります。お手入れしても温度センサーの動きが悪いときはお買 い上げの販売店かお近くの当社までご連絡ください。
必ず行う
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設置について
*工事説明書と合わせてご覧になり、工事説明書通り正しく設置されていることをご確認ください。
■部品のセット
●あて紙や梱包部材やテープを取り除き、  各部品をセットする。
●ご家庭のガスの種類と機器の銘板に  表示されているガスの種類が合って  いるか確かめる。合っていない場合  は使用をやめて、お買い上げの販売  店かお近くのガス事業者まで連絡  する。  (「必ずお守りください」5ページ   参照)
グリル排気口カバーのセット
2つの排気口カバーのツメを各々外 側に向け、トッププレートのくぼ みにセットする
ごとく
煮こぼれ カバーリング
バーナ キャップ
ツメ
グリルのセット方法(32ページ参照)
乾電池のセット
 (アルカリ乾電池単1形1.5V2個)
①電池ケースのふたの「引/開」の位置に  指を引っ掛けて手前に倒して開ける
②乾電池の+を右にしていれ、先に入れた  乾電池を左へ押しながら2個目を入れる ③電池ケースのふたを閉める
注意
■乾電池は充電・分解・加熱したり、  火の中に投入しない
乾電池が破裂し、手や衣服などを汚すだけ でなく、目などに入ると大変危険です。
禁止
おねがい
●電池ケースに水などの異物が入った場合は、乾電  池の接触不良の原因となるため、ふきとってきれ  いにしてください。
●乾電池の挿入方向を間違えないでください。また、  新しい乾電池と古い乾電池、または種類・銘柄の  違う乾電池を混ぜて使わないでください。
●乾電池は必ず2個とも同種類・同銘柄の新品のア  ルカリ乾電池をご使用ください。マンガン乾電池  を使用の場合は寿命が短くなります。
●乾電池の寿命は通常の使いかたで約1年です。  未使用の乾電池でも「使用推奨期限(月ー年)」  を過ぎている場合は放電により寿命が短くなり  ます。また、付属の乾電池は工場出荷時に納めら  れたもので、自己放電のため寿命が短くなって  いる場合があります。
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コンロのセット
バーナキャップのセット
バーナキャップの凸部が電極の真上にくる位置にあわせて、突起を本体の切り欠きにはめてセットする
●強火力バーナ用のバーナキャップは、表面に「H」マークを表示しています。  *標準バーナ用と強火力バーナ用(「H」マーク付)では形状が異なりますので、取り付け間違いしないよ
  う注意してください。 
※正面から見た図
凸部
電極
【左・右コンロ】 【奥コンロ】
凸部
電極
【左・右コンロ】
凸部
突起
突起 電極
切り欠き
切り欠き
【奥コンロ】
凸部
電極
煮こぼれカバーリングのセット
煮こぼれカバーリングの凸部を本体の切り欠き にあわせてセットする
凸部
凸部
切り欠き
【左・右コンロ】 【奥コンロ】
切り欠き
注意
ごとくのセット
ごとくの切り欠きを煮こぼれカバーリングの突起に あわせてセットする
*大きいごとくが左・右コンロ用、小さいごとくが  奥コンロ用です。
切り欠き
(セット後の拡大図)
浮き・傾きのないようにセットする
→不完全燃焼や火災の原因になります。
禁止
位置を間違えないように正しくセットする
→不完全燃焼や火災、故障の原因になります。
必ず行う
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設置について
■設置場所と周囲の防火措置
一酸化炭素中毒や火災、やけどの原因となりますので正しく設置してください。 *防火措置は各地の火災予防条例に従って行ってください。
警告
下記の条件を満たしている場所をお選びください。 *設置後に、機器の周囲の改装(吊り戸棚をつけるなど)を行う場合も設置基準をお守りください。
●風が吹き込まない
●水や熱がかからない
●換気が良い
●上に照明器具などの樹脂製品がない
●水平で安定している
●落下物の危険がない
●上に湯沸器がない
●周囲に可燃物がない
禁止
周囲に可燃物(木製などの可燃性の壁、ステンレス板や薄いタイルなどの不燃材を可燃性の壁に直接貼り 付けた壁、たななど)のある場合
●可燃物と器具は下の表にある離隔距離を離す
●表の離隔距離がとれない場合は、防熱板を取り付ける (本体寸法の幅は53ページの「トッププレートの種類」  を参照ください。)
本体寸法 の幅
60タイプ
75タイプ
可燃物からの離隔距離(cm)
上方 側方 前方 後方
80以上 15以上 15以上 5以上 80以上 7.5以上 15以上 5以上
15cm以上 15cm以上
(7.5cm以上) (7.5cm以上)
*( )の寸法は本体寸法の幅が75タイプの場合です。
80cm以上
5cm以上
■防熱板について
別売の防熱板A、B、Sまたは金属以外の厚さ3mm以上の不燃材を図のように取り付けてください。 *防熱板A,B,Sを壁に設置する場合は、壁とトッププレートとの隙間が25mm必要で、取り付け方法は壁  にネジ止めとなります。
15
※本体寸法の幅が  60タイプの場合
※本体寸法の幅が  75タイプの場合
60cm以上
15cm以上
60cm以上
7.5cm以上
60
60
cm
cm
以上
15
以上
7.5
グリスフィルター
金属以外の不燃材
cm
以上
グリスフィルター
金属以外の不燃材
cm
以上
(3mm以上)
cm
以上
5
(3mm以上)
cm
以上
5
●側面・背面●上方
防熱板B
隙間 1cm以上
0cm以上
●側面・背面●上方
防熱板B
隙間 1cm以上
0cm以上
防熱板A
30cm以上
防熱板A
30cm以上
1cm
隙間
以上
隙間を設ける  ただしトップ
 プレートより  隙間が高くな
らないこと 
隙間
1cm
以上
防熱板S
隙間を設ける  ただしトップ
 プレートより  隙間が高くな
らないこと 
コンロの使いかた
コンロを使う前に
おねがい
●鍋に付いた水滴はふき取ってからごとくにのせてください。余分な熱が必要になるうえ、水滴がバーナに落ちて  目づまりし、点火不良になることもあります。
●鍋をごとくにのせてから点火したほうがより点火が確実になります。
●弱火でご使用の際、キャビネット扉は静かに開閉してください。あまり強く開閉すると消火することがあります。
●煮こぼれに注意してください。機器の内部に浸入しますと機器故障の原因になります。また、トッププレート、  ごとく、バーナなどに煮こぼれが焼きついたりして、機器を早くいためます。
●焦げつき消火機能が付いていても調理によってはひどく焦げついてしまう場合があります。焦げつきやすい調理  の場合、弱火(最弱火力)でようすを見ながら調理してください。   《焦げつきやすい調理の例》水分が少なく、調味料が多い調理・カレーやシチューの再加熱
●揚げもの調理は標準バーナの使用をおすすめします。  揚げものは、油の温度を一定に保つ「揚げもの温度調節機能(19ページ参照)」を使用すると便利です。
■温度センサーを正しく作動させるためにお守りください
特に揚げもの調理時にお守りいただけなければ、調理油の過熱による発火を防止できないことがあります。
揚げもの調理時は、200mL以上の油を入れる
鍋の重さは、食材を含んで300g以上を目安とする
※重さは鍋や取っ手の形状により異なります。
鍋底の中心を、温度センサーの上面に密着させる
※鍋底の中心と温度センサーの上面が密着していない  ときは使用しないでください。
調理に適した鍋を選ぶ(下表)
鍋などの種類 備 考
ホーロー 鍋
アルミ・鉄・ステンレス(多層を含む)
ステンレス鍋
(多層を含む)
フライパン
天ぷら鍋
アルミ・
鉄鍋
平底中華鍋
無水鍋
油調理
揚げもの 炒めもの
温度センサー
○:適する  ×:適さない
その他の
調理
(煮物など)
温度センサーに適しています。
炒めもの調理時フライパンを返す動 作を何度も行い、温度センサーと鍋 底が密着していない時間が長くなる と、途中消火することがあります。
揚げもの調理以外の調理には適して いません。
耐熱ガラス鍋
打ち出し鍋 丸底中華鍋
土鍋
圧力鍋
焼網
(ただし、消火する 場合があります)
(ただし、消火する 場合があります)
揚げも の調理には適していませ ん。 発火することがありますので、使用 しないでください。
揚げも の調理には適していませ ん。 揚げもの調理以外の調理は、鍋底の 中心と温度センサーの上面が密着し ていることを確かめてください。
消火したり、トッププレートやごと くの変色等の原因になります。
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