PD-A53W-R
PD-A53W-L
取扱説明書
保証書付家庭用
ガス機器防火性能評定品
もくじ
各部のなまえ・・・・・・・・1
特 長・・・・・・・・・・3
必ずお守りください・・・・・4
このたびはガスビルトイン機器をお求めいた
だきまして、ありがとうございます。
●正しく安全にお使いいただくために、ご使用前にこの「取
扱説明書」を必ず最初から順番にお読みいただき、よく理
解してくださるようお願いいたします。また、この「取扱
説明書」をいつでもすぐに取り出せるところに大切に保管
しておいてください。
●この「取扱説明書」に書かれている内容以外ではご使用に
ならないでください。
●取扱説明書を紛失された場合はお近くの当社までお問い合
わせください。
設置について・・・・・・・・10
コンロの使いかた・・・・・・13
煎りものなど、
さらに高温になる調理には・14
揚げもの温度機能の使いかた
炊飯機能の使いかた・・・・17
湯沸かし機能の使いかた・・18
コンロタイマーの使いかた・19
カスタマイズ機能について・21
グリルの使いかた・・・・・・26
マニュアルモード
(手動調理)の使いかた・・27
オートメニューモード
(自動調理)の使いかた・・29
・16
点検とお手入れ・・・・・・・33
電池交換について・・・・・・37
故障かな?と思ったら・・・・37
安全装置について・・・・・39
保管とアフターサービス・・・40
仕 様・・・・・・・・・・・41
保証書・・・・・・・・・・・裏
各部のなまえ
取扱説明書中の図はPD-A53W-Rのご紹介となっております。
PD-A53W-Lは、強火力バーナ,電池交換サイン,電池ケースが左、標準バーナ,操作部が右についています。
奥コンロ(小バーナ)
左コンロ
(標準バーナ)
グリル排気口
ごとく
トッププレート
煮こぼれカバーリング
(左コンロ)
火力調節つまみ(奥コンロ)
火力調節つまみ(左コンロ)
操作ボタン(左コンロ)
操作部
操作ボタン(奥コンロ)
グリル受け皿
グリル扉
グリル排気口カバー
右コンロ
(強火力バーナ)
煮こぼれカバーリング
(右コンロ)
火力調節つまみ
(グリル)
火力調節つまみ
(右コンロ)
電池交換サイン
操作ボタン
(右コンロ)
電池ケース
操作ボタン
(グリル)
グリル取っ手
焼網
【操作部周辺の拡大図】
点火確認ランプ
ロックつまみ
操作部
操作部前面を奥へ押
してください。
操作部が手前に飛び
出てきます。
■操作部について
◎PD-A53W-Rの操作部 ◎PD-A53W-Lの操作部
*強火力バーナが右側、標準バーナが左側の器具です。
*強火力バーナが左側、標準バーナが右側の器具です。
1
左コンロ 右コンロ
右コンロ左コンロ
【操作部のなまえ】
※イラストは強火力バーナが右側、標準バーナが左側の器具になります。
コンロタイマー表示ランプ
コンロタイマー設定時に点灯
します。
タイマー設定キー
コンロタイマーを設定・
取り消しするコンロを選
択できます。
→19ページ参照
揚げもの表示
ランプ
「揚げもの温度
調節機能」設定
時に点灯します。
コンロタイマー表示部
コンロタイマーの時間を表示
します。
+ − キー
コンロ・グリルタイマー
の時間設定ができます。
グリルタイマー表示部
グリルタイマーの時間を表示
します。また、エラー発生時
にエラーコードや発生部位コ
ードを表示します。
焼き加減表示ランプ
焼き加減設定時に
点灯します。
センサー解除
表示ランプ
「センサー解除
機能」設定時
に点灯します。
オートメニュー
表示ランプ
揚げものキー
「揚げもの温度調節機能」
設定時に使用します。
(標準バーナのみ)
→16ページ参照
左コンロ 右コンロ
炊飯表示
ランプ
「炊飯機能」
設定時に
点灯します。
炊飯/湯沸キー
「炊飯機能」
のいずれかを設定時に使用し
ます。(標準バーナのみ)
→17・18ページ参照
・
「湯沸かし機能」
湯沸表示
ランプ
「湯沸かし機能」
設定時に点灯
します。
オートメニュー
設定時に点灯し
ます。
センサー解除キー(長押し)
「センサー解除機能」設定時
に使用します。
(強火力バーナのみ)
→14ページ参照
焼き加減キー
オートメニュー使用時に焼き
加減の調節ができます。
→29ページ参照
オートメニューキー
魚を自動的に焼き上げたいと
きに使用します。
→29ページ参照
2
特 長
※操作ボタン戻し忘れのお知らせについて
湯沸かし機能、炊飯機能、コンロタイマー機能、グリルタイマー機能が作動し自動消
火した場合や、安全装置が働き自動消火した場合は、操作ボタンを押し戻して消火操
作をしてください。そのまま操作ボタンを戻し忘れると、1分毎に
と3回ブザーが鳴り、点火確認ランプを点滅させてその箇所をお知らせします。
ピー・ピー・ピー
コンロ部の主な特長
■省エネルギー高効率コンロバーナ
(すべてのコンロ)
従来のコンロに比べ、熱効率が大幅に向上しています
のでガス代を節約できます。
■立消え安全装置(すべてのコンロ)
風や煮こぼれなどで炎が消えたときに自動的にガスを
止めます。
■消し忘れ消火機能(すべてのコンロ)
万一の消し忘れのために、点火後、コンロは約120分
で自動消火します。
カスタマイズ機能(21ページ)
→自動消火するまでの時間を10分〜90分の10分間隔
に変更できます。
■焦げつき消火機能(すべてのコンロ)
煮物などの調理時になべ底が焦げつきはじめると自動
的にガスを止め消火します。(なべの材質、調理物の
種類、火力によって焦げの程度は異なります。)
■コンロタイマー機能(すべてのコンロ)
いずれか1ケ所のコンロで1〜99分まで設定できます。
設定した時間が経過すると自動消火し、ブザーでお知
らせします。
■天ぷら油過熱防止機能(すべてのコンロ)
調理油の過熱を防止するために、温度センサーが消火
温度になると自動的にガスを止め消火します。
■異常過熱防止機能(早切れ防止機能)
(標準バーナ・強火力バーナのみ)
炒めもの調理・焼きもの調理など比較的温度の高い調
理や、なべのから焼きをしたときに、弱火⇔強火と火
力を自動調節し、なべなどの異常過熱を防止します。
この状態が30分以上続いた場合、または弱火状態でも
温度センサーが更に高い温度になった場合は自動消火
します。
カスタマイズ機能(21ページ)
→高温での調理が続いた場合、約30分で自動消火する
設定を約15分に変更できます。
■センサー解除機能(強火力バーナのみ)
煎りもの料理など高温が必要な調理の場合には、セン
サー解除機能を設定してください。
■揚げもの温度調節機能
天ぷらなどの揚げもの調理をするときに、油の温度を
5段階(160〜200℃)のいずれかに一定に保ちます。
■炊飯機能
自動的に炊飯し、炊きあがり後に自動消火します。
その後、むらしのために15分間表示ランプ「炊飯」が
点滅します。
■湯沸かし機能
自動的に湯沸かしし、沸騰後に自動消火します。
カスタマイズ機能(21ページ)
→5分間保温をするように変更できます。
(沸騰後、自動的に弱火になり、その後5分間保温し、
自動消火します。)
(標準バーナのみ)
(標準バーナのみ)
(標準バーナのみ)
グリル部の主な特長
■遠赤外線直火焼水なしグリル
グリル受け皿に水を入れずに使用できるので焼物がこ
んがり焼き上がります。さらに、グリル庫内の広い両
面焼きグリルで、一度にたくさんのお魚を素早く焼き
上げます。
■立消え安全装置
風などで炎が消えたときに自動的にガスを止めます。
■フレームトラップ【グリル排気口遮炎装置】
万一グリル庫内で炎が上がっても、フレームトラップ
がグリル排気口より炎があふれ出すのを抑制し、火災
を未然に防ぎます。
■消し忘れ消火機能
万一の消し忘れのために、グリルは最大約15分で自
動消火します。
■グリル過熱防止装置
グリル庫内の温度が異常に高くなった場合に自動消火
します。
3
■オートメニューモード【自動調理】
生魚の姿身・切り身や干物などをオートメニューキー
と焼き加減キーを設定するだけで自動で焼き上げてく
れるので、誰にでも簡単に調理することができます。
■マニュアルモード【手動調理】
設定した時間が経過するとグリルを自動消火し、ブザー
でお知らせします。
■スマートグリル
グリルがスムーズに引き出せ、端までフルオープンす
るため、奥の調理物も簡単に出し入れすることができ
ます。また、グリル受け皿や焼網もグリル扉ごと取り
外せるので、より使いやすくお手入れも簡単にできます。
■グリルサイドカバー(36ページ)
表面がホーロー加工のグリルサイドカバーは簡単に着
脱することができるので、取りはずしてお手入れでき
ます。
安全に正しくお使いいただくために
必ずお守りください
製品を正しくお使いいただくためや、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するためにこの取扱説
明書および製品への表示では、いろいろな絵表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。内容を
よく理解してから本文をお読みください。
危険
警告
注意
■絵表示について次のような意味があります。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う危険、または火災の
危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡、重傷を負う可能性、または火災
の可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負う可能性や物的損害のみの発
生が想定される内容を示しています。
危険
■ガス漏れ時使用厳禁
ガス漏れに気付いたときはガス事業者(供給業者)の
処置が終わるまでの間、絶対に火を付けたり電気器具
(換気扇その他)のスイッチの入・切や電源プラグの
抜き差しおよび周辺で電話を使用しないでください。
炎や火花で引火し、爆発事故を起こすことがあります。
分解禁止火気禁止 接触禁止一般的な禁止 必ず行う発火注意
換気必要
①すぐに使用をやめ、ガス栓を閉める。
②窓や戸を開け、ガスを外へ出す。
③お近くのガス事業者まで連絡する。
警告
■機器の銘板に表示してあるガス種
(ガスグループ)の適合を確認する
表示のガス種が一致しないと不完全燃焼による
一酸化炭素中毒になったり、爆発着火でやけど
をしたり、機器が故障する場合があります。特
に転居した場合は必ずガス種が一致しているか
確認してください。
*おわかりにならない場合または合っていない場
合はお買い上げの販売店かお近くのガス事業者
までご連絡ください。
■絶対に改造・分解は行わない
改造・分解は一酸化炭素中毒やガス漏れなどの思わぬ事故や
故障、火災の原因になります。
銘板は機器内部の右側面
に貼り付けしてあります。
グリル排気口カバーを取
り外してご確認ください。
銘板
型式名
LPガス
製造年・月-製造番号 製造事業者名
ガスグループ ガス消費量
製造年・月-製造番号 製造事業者名
ガス消費量
都市ガス用型式名
4
必ずお守りください
警告
■ねじ接続
この機器の接続は配管技能者が行うため、お買い
上げの販売店に依頼してください。
■火をつけたまま機器から絶対に離れない、
就寝、外出をしない
料理中のものが焦げたり燃えたりして火災の原因
になります。とくに天ぷら、揚げものをしている
ときは注意してください。グリルを消し忘れると
調理中のものに火がつくことがありますので注意
してください。
■異常時・緊急時の処置
①点火しない場合または、使用中に異常な燃焼、臭
気、異常音を感じた場合、使用途中で消火した場
合、地震、火災など緊急の場合はただちに使用を
中止し、ガス栓を閉じる。
②「故障かな?と思ったら」に従い処置する。
③上記の処置をしても直らない場合は使用を中止しお
買い上げの販売店かお近くの当社まで連絡する。
②ガス栓を閉じる①消火
■グリル庫内に食品屑やふきんがないように
する。またグリル扉にはさんだまま使用し
ない
使用中に燃えることがあります。使用前に庫内を点
検してください。
*取り除く際はケガをしないように注意してくださ
い。
■機器の上や周囲には可燃物や引火物を置
かない、近づけない
ペットボトル、調理油などは火災の原因になりま
す。また、スプレー缶やカセットコンロ用ボンベ
などは、熱でスプレー缶内の圧力が上がりスプレ
ー缶が爆発するおそれがあります。
■グリル排気口の上にタオル、ふきんなど
をのせない
不完全燃焼や火災の原因になります。
ぺ
ル
ットト
ボ
油
■機器の周囲では引火のおそれのあるもの
を使用しない
スプレー、ガソリン、ベンジンなどは、引火して
火災のおそれがあります。
■脂の出る料理には、焼網の上や下にアルミ
はくを敷かない
アルミはくの上に脂がたまり、発火する原因になり
ます。
アルミはく
■コンロを覆うような大きな鉄板類やなべは
使わない
不完全燃焼や機器の異常過熱、ごとくの変形、トッ
ププレートの損傷の原因になります。
5
シュー
警告
■点火操作、消火操作をしたときは
必ず炎を確認する
就寝、外出時は機器のガス栓も閉じて
ください。
■トッププレートに衝撃を加えない
トッププレートの上にのらない
ガラストッププレートの場合、トッププレートの
ガラスが破損し、異常過熱や火災の原因になりま
す。ガラスが破損した場合は、程度の大小に関係
なくすぐに修理を依頼してください。
■グリル受け皿には何も入れない
思わぬ事故の原因になります。
■当社の純正部品を使用する
補修用性能部品および補助具は当社の
純正部品以外は使わないでください。
それ以外のものを使用した場合の機器
の故障、事故については、当社では責
任を負いかねます。
■市販の補助具を使用しない
市販の補助具(省エネ性をうたった補助具、市販の
アルミはく製しる受け皿、焼網など)を使用しない
でください。一酸化炭素中毒や、異常燃焼、点火不
良のおそれがあります。また、トッププレートやご
とくの変色・変形の原因にもなります。
■グリルを使用後および連続使用の場合はグ
リル受け皿にたまった脂を取り除く
たまった脂に火がついて火災のおそれがあります。
グリル石
注意
■ガス事故防止(換気に注意)
閉めきった部屋で長時間使用しないで、使用中は
窓を開けるか換気扇を回してください。一酸化炭
素中毒の原因になります。また、ストーブなど他
の燃焼機器を長時間使用している部屋でお使いの
場合は、点火しにくかったり、正常に燃焼しない
場合があります。
*自然排気式給湯器および風呂釜を同時に使用する
場合は、換気扇を回さず窓などを開けて換気して
ください。換気扇を回すと自然排気式給湯器およ
び風呂釜の排気ガスが屋内に流れ込むおそれがあ
ります。
換気必要
■調理以外の用途には使わない
過熱・異常燃焼による機器焼損や火災の原因になり
ます。
■グリル使用時は魚を焼きすぎない
魚に火がつき機器焼損の原因になります。
■万一、グリル使用中に調理物や脂に火がつ
いたときは、操作ボタンを押して消火状態
にし、火が完全に消えるまでグリルを引き
出さない
炎があふれ出して、火災ややけど
をするおそれがあります。
※消火後、点検を依頼して
ください。
6
必ずお守りください
注意
■ごとくをはずして使用しない
なべなどを直接こんろにおいて使用しないでくださ
い。不完全燃焼や機器焼損のおそれがあります。
■グリル使用中はグリル扉を開けたままにし
ない
あふれた熱気により、
トッププレートやつま
み・ボタン等が過熱さ
れやけどや変色・変形
の原因になります。
■熱くなったグリル扉に水をかけない
ガラスが割れてケガをす
るおそれがあります。
■使用中や使用直後は
操作部以外は触らない
機器本体とその周辺
および調理道具が熱
くなるため、やけど
をするおそれがあり
ます。
*特に小さなお子さ
まがいる家庭では注
意してください。
ボタン
取っ手
つまみ
■グリル受け皿を持ち運びする際は、中の脂
がこぼれないように注意する
使用中、使用直後は脂
が高温になっているた
めやけどをするおそれ
があります。
■グリル受け皿を勢いよく出し入れしない
ゆっくり出し入れして
ください。使用中、使
用直後に勢いよく引き
出すと脂が高温になっ
ているためやけどをす
るおそれがあります。
■コンロの奥へ手をのばすときは、
バーナによるやけどや衣服への引
火に注意する
■点火操作時や使用中はバー
ナ付近に触れたり、顔を近
づけたりしない
衣服に炎が移ったり、熱や炎でや
けどをするおそれがあります。
■やかん、なべなどの大きさに合わせて火
力を調節する
火力が強すぎると、やけどの
おそれやなべなどの取っ手が
破損する原因になります。
■排気口に注意
グリル使用中はグリル排気口に
手や顔を近付けたりなべの取っ
手等を向けたりしないでくださ
い。高温の排気熱が出ているた
め、やけどや取っ手が破損をす
るおそれがあります。
■
魚を裏返すときなどは、手や腕がグリル
扉やガラスに触れないように注意する
やけどをするおそれがあります。
7
■グリル使用中、使用直後にグリル扉を開け
た状態でコンロ操作をしない
熱くなったグリル
扉に手が触れてや
けどをするおそれ
があります。
■この機器の点火装置以外の方法では点火
しない
やけどをするおそ
れがあります。
■ごとくに安定してのるなべを使用する
底がすべりやすいなべ、径の小
さいなべなど不安定ななべは使
用しないでください。傾いてや
けどのおそれがあります。
注意
■グリル使用中、使用直後にグリル扉上面
部(特に金属部)に触れない
高温のためやけどをするおそれがあります。
上面部に
触れない
■点火操作をしても点火しない場合は操作
ボタンを戻して、周囲のガスがなくなっ
てから再度点火操作をする
すぐに点火操作をすると周囲のガスに
点火して、衣服に燃え移ったり、やけ
どをするおそれがあります。
■窓から吹き込む風や冷暖房機器の風、扇
風機の風などを機器にあてない
機器焼損や作動不良の原因になります。
■水平で安定したところに設置する
機器が傾いていると、調理中の鍋などが滑り落ち
て、やけどやけがをするおそれがあります。また
事故や故障の原因になります。
■幼児や小さな子供に触らせない
思わぬ事故の原因になります。
■みそ汁などを温めなおすときは火力を弱め
にして、よくかき混ぜながら温める
強火で急に温め直すとなべ底に沈んだみそが突然
噴き上がり(突沸現象)、みそ汁などが飛び散っ
たり、なべがはね上がってひっくり
返ることがあります。特に、だし入
り豆みそ(赤みそなど)に注意して
ください。
■点検・お手入れの際は必ず手袋をして行う
手袋をしないでお手入
れすると機器の突起物
などでけがをすること
があります。
手袋
■バーナキャップを水洗いしたときは水気を
十分ふき取る
水滴がバーナに落ちて
目づまりし、点火不良
になることがあります。
■グリル庫内や本体内部をお手入れする際は
各部品の突起物等に注意する
力強く当たった場合、手をけがするこ
とがあります。
突沸現象とは、突然に沸騰する現象です。水、牛
乳、豆乳、酒、みそ汁、コーヒーなどの液体を温
めるときに、ささいなきっかけ(容器をゆする、
塩、砂糖などを入れる)で生じます。直火でこれ
らを温めるときにも起きることがあります。
この現象が調理中に起きると、なべがはねあがっ
たり、高温の液体が飛び散るため、やけどやケガ
をするおそれがあります。これらの予防法として
次の点にご注意ください。
●カレー、ミートソースなどのとろみのある料理
やみそ汁などの汁物の温めは弱火でかき混ぜな
がら加熱する。(強火で急に加熱しない。)
●熱々の汁物に塩、砂糖などの調味料を入れる場
合は、少しさましてから行う。
●鍋の大きさにあった火力で加熱する。
【突沸現象について】
おねがい
■この製品は家庭用ですので業務用のような使用をすると機器の寿命が著しく短くなります。この場合の修理は
保証期間内でも有料となります。
■使用中もときどき正常に燃焼していることを確認してください。
■燃焼中、ガス栓を操作しての消火はしないでください。
■初めて使うときやしばらく使わなかったときなど点火しにくい場合があります。配管内に空気が入っているた
めです。繰り返し点火操作してください。
■機器を取り替えた場合、旧機器は専門の業者に処理を依頼してください。もし、お客様で旧機器の処理をする
場合、乾電池を使用している機器は、乾電池を取り外してから正規の処理を行ってください。
8
必ずお守りください
温度センサーを正しく作動させるために必ずお守りください
この製品は全てのコンロに温度センサーがついています。
警告
温度センサー
■耐熱ガラス容器、土なべなど、熱が伝わ
りにくいもので揚げもの調理はしない
天ぷら油過熱防止機能が働かず、発火することが
あります。
耐熱ガラスなべ 土なべ 圧力なべ
打ち出しなべ 丸底中華なべ
■揚げもの調理には200
調理油の量が200 未満の場合、温度センサーが働
かず発火することがあります。
以上の油を入れる
油
200 以上の
油を入れる
■温度センサーの上面となべ底の中心が密着していないときは、使用しない
そのまま使用すると温度センサーが働かず調理油が発火することがあります。
なべ底と温度センサーの間には隙間や異物がないようにしてください。また、安定性の悪いなべは使用しない
でください。なべの重さは調理物を含め300g以上が必要です。
300g以上
温度センサー
に密着させる
隙間
異物
傾き
■センサー解除機能を使用中は揚げもの調理をしない
センサー解除機能は、天ぷら油過熱防止機能の消火温度が高くなっていますので、調理油が過熱され発火のお
それがあります。(センサー解除機能・・14ページ参照)
注意
■温度センサーに強いショックやキズを与えない
温度センサーが故障する原因となります。
■温度センサーがスムーズに上下に動くか確認する
また温度センサーとなべ底の密着する部分はいつも清潔にしておく
汚れが付着したり、動きが悪いと温度センサーがなべ底の温度を正し
く感知できず、調理油の発火の原因になります。お手入れしても温度
センサーの動きが悪いときはお買い上げの販売店かお近くの当社まで
ご連絡ください。
9
設置について
*工事説明書と合わせてご覧になり、工事説明書通り正しく設置されていることをご確認ください。
■部品のセット
●あて紙や梱包部材やテープを取り除き、各部品をセットする。
●ご家庭のガスの種類と機器の銘板に表示されているガスの種類が合っているか確かめる。合っていない場合
は使用をやめて、お買い上げの販売店かお近くのガス事業者まで連絡する。(「必ずお守りください」参照)
●図は強火力バーナが右側、標準バーナが左側(左側壁設置)の機器のご紹介となっております。
グリル排気口カバーのセット
2つの排気口カバーのツメを各々外
側に向け、トッププレートのくぼ
みにセットする
小
大
ごとく
ツメ
大
煮こぼれ
カバーリング
バーナキャップ
グリルのセット方法(26ページ参照)
乾電池のセット
(アルカリ乾電池単1形1.5V2個)
①電池ケースのふたの「引/開」の位置に
指を引っ掛けて手前に倒して開ける
おねがい
●電池ケースに水などの異物が入った場合は、電池の接触不
良の原因となるため、ふきとってきれいにしてください。
●乾電池は新しいものと古いもの、または違う種類のものを
混ぜて使わないでください。寿命が短くなりますし、乾電
池が液漏れすることがあります。
●乾電池はアルカリ乾電池をご使用ください。
マンガン乾電池を使用の場合は寿命が短くなります。
●乾電池の寿命は通常の使いかたで約1年です。
ただし、付属の乾電池は工場出荷時に納められたもので、
自己放電のため寿命が短くなっている場合があります。
②乾電池の+を右にしていれ、先に入れた
乾電池を左へ押しながら2個目を入れる
③電池ケースのふたを閉める
+
−
10
設置について
コンロのセット
バーナキャップのセット
バーナキャップの凸部が電極の真上にくる位置にあわせて、突起を本体の切り欠きにはめてセットする
●強火力バーナ用のバーナキャップは、表面に「H」マークを表示しています。
*標準バーナ用と強火力バーナ用(「H」マーク付)では形状が異なりますので、取り付け間違いしないよ
う注意してください。
※正面から見た図
凸部
凸部
電極
電極
凸部
突起
突起
電極
切り欠き
凸部
電極
【左・右コンロ】 【奥コンロ】
煮こぼれカバーリングのセット
煮こぼれカバーリングの凸部を本体の切り欠き
にあわせてセットする
凸部
凸部
切り欠き
【左・右コンロ】
切り欠き
【奥コンロ】
切り欠き
【左・右コンロ】
【奥コンロ】
ごとくのセット
ごとくの切り欠きを煮こぼれカバーリングの突起に
あわせてセットする
*大きいごとくが左・右コンロ用、小さいごとくが
奥コンロ用です。
切り欠き
(セット後の拡大図)
11
注意
浮き・傾きのないようにセットする
→不完全燃焼や火災の原因になります。
位置を間違えないように正しくセットする
→不完全燃焼や火災、故障の原因になります。
■設置場所と周囲の防火措置
一酸化炭素中毒や火災、やけどの原因となりますので正しく設置してください。
*防火措置は各地の火災予防条例に従って行ってください。
警告
下記の条件を満たしている場所をお選びください。
*設置後に、機器の周囲の改装(吊り戸棚をつけるなど)を行う場合も設置基準をお守りください。
●風が吹き込まない
●水や熱がかからない
●換気が良い
●上に照明器具などの樹脂製品がない
●水平で安定している
●落下物の危険がない
●上に湯沸器がない
●周囲に可燃物がない
周囲に可燃物(木製などの可燃性の壁、ステンレス板や薄いタイルなどの不燃材を可燃性の壁に直接貼り
付けた壁、たななど)のある場合
●可燃物と器具は下の表にある離隔距離を離す
●表の離隔距離がとれない場合は、防熱板を取り付ける
(本体寸法の幅は41ページの「トッププレートの種類」
を参照ください。)
本体寸法
の幅
60タイプ
75タイプ
可燃物からの離隔距離(cm)
上方 側方 前方 後方
80以上 15以上 15以上 5以上
80以上 7.5以上 15以上 5以上
15cm以上 15cm以上
(7.5cm以上) (7.5cm以上)
*( )の寸法は本体寸法の幅が75タイプの場合です。
80cm以上
5cm以上
■防熱板について
別売の防熱板A、B、Sまたは金属以外の厚さ3mm以上の不燃材を図のように取り付けてください。
*防熱板A,B,Sを壁に設置する場合は、壁とトッププレートとの隙間が25mm必要で、取り付け方法は壁
にネジ止めとなります。
※本体寸法の幅が
60タイプの場合
※本体寸法の幅が
75タイプの場合
60cm以上
15cm以上
60cm以上
7.5cm以上
60
60
cm
cm
以上
15
以上
7.5
グリスフィルター
金属以外の不燃材
cm
以上
グリスフィルター
金属以外の不燃材
cm
以上
(3mm以上)
cm
以上
5
(3mm以上)
cm
以上
5
●側面・背面●上方
防熱板B
隙間
1cm以上
0cm以上
●側面・背面●上方
防熱板B
隙間
1cm以上
0cm以上
防熱板A
30cm以上
防熱板A
30cm以上
1cm
隙間
以上
隙間を設ける
ただしトップ
プレートより
隙間が高くな
(
らないこと
隙間
1cm
以上
防熱板S
隙間を設ける
ただしトップ
プレートより
隙間が高くな
(
らないこと
)
)
12
コンロの使いかた
コンロを使う前に
おねがい
●なべに付いた水滴はふき取ってからごとくにのせてください。余分な熱が必要になるうえ、水滴がバーナに落
ちて目づまりし、点火不良になることもあります。
●なべをごとくにのせてから点火したほうがより点火が確実になります。
●弱火でご使用の際、キャビネット扉は静かに開閉してください。あまり強く開閉すると消火することがあります。
●煮こぼれに注意してください。機器の内部に浸入しますと機器故障の原因になります。また、トッププレート、
ごとく、バーナなどに煮こぼれが焼きついたりして、機器を早くいためます。
●焦げつき消火機能が付いていても調理によってはひどく焦げついてしまう場合があります。焦げつきやすい調
理の場合、弱火(最弱火力)でようすを見ながら調理してください。
《焦げつきやすい調理の例》水分が少なく、調味料が多い調理・カレーやシチューの再加熱
●揚げもの調理は標準バーナの使用をおすすめします。
揚げものは、油の温度を一定に保つ「揚げもの温度調節機能(16ページ参照)」を使用すると便利です。
■温度センサーを正しく作動させるためにお守りください
特に揚げもの調理時にお守りいただけなければ、調理油の過熱による発火を防止できないことがあります。
揚げもの調理時は、200 以上の油を入れる
なべの重さは、食材を含んで300g以上とする
なべ底の中心を、温度センサーの上面に密着させる
※なべ底の中心と温度センサーの上面が密着していない
ときは使用しないでください。
調理に適したなべを選ぶ(下表)
なべなどの種類 備 考
ホーロー
なべ
ステンレスなべ
(多層を含む)
アルミ・鉄・ステンレス(多層を含む)
フライパン
天ぷらなべ
アルミ・
鉄なべ
平底中華なべ
無水なべ
油調理
揚げもの 炒めもの
温度センサー
○:適する ×:適さない
その他の
調理
(煮物など)
温度センサーに適しています。
炒めもの調理時フライパンを返す動
作を何度も行い、温度センサーとな
べ底が密着していない時間が長くな
ると、途中消火することがあります。
揚げもの調理以外の調理には適して
いません。
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耐熱ガラスなべ
打ち出しなべ 丸底中華なべ
土なべ
圧力なべ
焼網
(ただし、消火する
場合があります)
(ただし、消火する
場合があります)
揚げもの調理には適していません。
発火することがありますので、使用
しないでください。
揚げもの調理には適していません。
揚げもの調理以外の調理は、なべ底
の中心と温度センサーの上面が密着
していることを確かめてください。
消火したり、トッププレートの変色
等の原因になります。