HM-9225-4
取扱説明書
ワールド K シリーズ
無励磁作動型電磁ブレーキ付モーター
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お買い上げいただきありがとうございます。
この取扱説明書には、製品の取り扱いかたや安全上の注意事項を示
しています。
・ 取扱説明書をよくお読みになり、製品を安全にお使いください。
・ お読みになったあとは、いつでも見られるところに必ず保管してくださ
い。
English version follows Japanese version.
はじめに
お使いになる前に
製品の取り扱いは、適切な資格を有する人が行なってください。
お使いになる前に、「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正
しくお使いください。
製品内部の点検や修理が必要なときは、お買い上げになった
支店・営業所にご連絡ください。
この製品は、一般的な産業機器の機器組み込み用として設計
されています。その他の用途には使用しないでください。この
警告を無視した結果生じた損害の補償については、当社は一
切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
規格・CE マーキング
モーターは下記の規格にしたがって設計・検査を行なっており、
認定を取得しています。認定品名は、モーター品名です。
モーターは低電圧指令に適合しています。
認定規格
UL 1004、UL 2111、CSA C22.2 No.100、CSA C22.2 No.77、
GB 12350
認定機関
UL File No.E64199(6 W タイプ)、E64197(15~90 W タイプ)、
CQC
適合規格
EN 60034-1、EN 60034-5、EN 60664-1、EN 60950-1
上記規格で要求される過負荷運転試験および拘束温度上昇
試験は、歯切りシャフトタイプはギヤヘッド付き、丸シャフトタイ
プは放熱板付きの状態で行なっています。放熱板のサイズ、材
質は以下のとおりです。
モーター品名の 1 文字目 サイズ(mm) 厚さ(mm) 材 質
2 115×115
3 125×125
4 135×135
5(40 W) 165×165
5(60 W、90 W) 200×200
5 アルミ
設置条件
過電圧カテゴリーⅡ、汚損度 2、クラスⅠ機器(適用規格
EN/IEC 規格)
機器によって過電圧カテゴリーⅢ、汚損度 3 の規定値が要求さ
れる場合は、モーターを IP54 相当のキャビネットに収納し、絶
縁トランスを介してモーターに定格電圧を給電してください。
付属品の規格認定
コンデンサ: UL File No.E83671(CYWT2)、
VDE License No.112847(コンデンサ定格電圧
250 VAC タイプ)、114747(コンデンサ定格電圧
450 VAC タイプ)
コンデンサキャップ: UL File No.E56078(YDTU2)
有害物質
RoHS(EU 指令 2002/95/EC 27Jan.2003)適合
安全上のご注意
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくお使いいただき、
お客様や他の人々への危害や損傷を未然に防止するための
ものです。内容をよく理解してからお使いください。
この警告事項に反した取り扱いをすると、死亡ま
たは重傷を負う場合がある内容を示しています。
この注意事項に反した取り扱いをすると、傷害を
負うまたは物的損害が発生する場合がある内容
を示しています。
重 要
製品を正しくお使いいただくために、お客様に必
ず守っていただきたい事項を本文中の関連する
取り扱い項目に記載しています。
爆発性雰囲気、引火性ガスの雰囲気、腐食性の雰囲気、水の
かかる場所、可燃物のそばでは使用しないでください。火災・感
電・けがの原因になります。
設置、接続、運転・操作、点検・故障診断の作業は、適切な資
格を有する人が行なってください。火災・感電・けがの原因にな
ります。
通電状態で移動、設置、接続、点検の作業をしないでください。
電源を切ってから作業してください。感電の原因になります。
電磁ブレーキは、制動、安全ブレーキとして使用しないでくださ
い。可動部およびモーターの位置保持用です。けが・装置破損
の原因になります。
モーターの過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたと
きは、電源を切ってください。過熱保護装置が自動復帰したとき
にモーターが突然起動して、けが・装置破損の原因になります。
モーターの過熱保護装置(サーマルプロテクタ)がはたらいたと
きは、負荷は保持されません。別系統の安全対策を設けてくだ
さい。けが・装置破損の原因になります。
モーターは、クラスⅠ機器のみに使用してください。感電の原因
になります。
モーターは筐体内に設置し てください。感電・けが の原因に なります。
設置するときは、モーターに手が触れないようにするか、接地し
てください。感電の原因になります。
電源入力電圧は、定格値を必ず守ってください。火災・感電の
原因になります。
接続は接続図にもとづき、確実に行なってください。火災・感電
の原因になります。
リード線(ケーブル)を無理に曲げたり、引っ張ったり、はさみ込
んだりしないでください。火災・感電の原因になります。
付属のコンデンサの接続端子は絶縁処理してください。感電の
原因になります。
停電したときは、電源を切ってください。停電復旧時にモーター
が突然起動して、けが・装置破損の原因になります。
電源を切った直後(30 秒以内)は、コンデンサの接続端子に触
れないでください。残留電圧により、感電の原因になります。
モーターを分解・改造しないでください。感電・けがの原因になり
ます。
モーターの仕様値を超えて使用しないでください。感電・けが・
装置破損の原因になります。
運転中および停止後しばらくの間は、モーターに触れないでくだ
さい。モーターの表面が高温のため、やけどの原因になります。
モーター出力軸、モーターリード線(ケーブル)を持たないでくだ
さい。けがの原因になります。