OMORN V 520-RH User Manual

ハンディタッチ式バーコードリーダ
カタログ番号
SCEL-005D
はじめに
このたびは、オムロンハンディタッチ式バーコードリーダ形V520-RHシリーズを お買い上げいただき、ありがとうございます。
V520-RHシリーズのご使用に際して、次のことを守ってください。 ・使用される前に本書をよく読んで十分に理解した上、正しくご使用ください。 ・本書はいつでも参照できるようにお手元に大切に保管してください。
オムロン商品ご購入のお客さまへ 
ご注文・ご使用に際してのご承諾事項 
当社制御機器商品をご注文いただく際、見積書、契約書、仕様書などに特記事項のない場合には、次の保証内容、責任の制限、適合用途の条件 などを適用いたします。  下記内容をご確認いただき、ご承諾のうえご注文およびご使用ください。 
1.保証内容 
①保証期間
本製品の保証期間は、ご購入後またはご指定の場所に納入後1年といたします。
②保証範囲
上記保証期間中に当社側の責により本製品に故障を生じた場合は、代替品の提供または故障品の修理対応を、製品の購入場所において無 償で実施いたします。 ただし、故障の原因が次に該当する場合は、この保証の対象範囲から除外いたします。
a)カタログまたは取扱説明書などに記載されている以外の条件・環境・取扱いならびにご使用による場合 b)本製品以外の原因の場合 c)当社以外による改造または修理による場合 d)本製品本来の使い方以外の使用による場合 e)当社出荷当時の科学・技術の水準では予見できなかった場合 f)その他、天災、災害など当社側の責ではない原因による場合
なお、ここでの保証は、本製品単体の保証を意味するもので、本製品の故障により誘発される損害は保証の対象から除かれるものと ます。
2.責任の制限
①本製品に起因して生じた特別損害、間接損害、または消極損害に関しては、当社はいかなる場合も責任を負いません。  ②
プログラミング可能な本製品については当社以外の者が行ったプログラム、またはそれにより生じた結果について当社は責任を負いません。
3.適合用途の条件
①安全を確保する目的で直接的または間接的に人体を検出する用途に、本製品を使用しないでください。同用途には、当社センサカタログ
に掲載している安全センサをご使用ください。 
②本製品を他の商品と組み合わせて使用される場合、お客様が適合すべき規格・法規または規制をご確認ください。また、お客様が使用さ
れるシステム、機械、装置への本製品の適合性は、お客様自身でご確認ください。これらを実施されない場合は、当社は本製品の適合性 について責任を負いません。 
③下記用途に使用される場合、当社営業担当者までご相談のうえ仕様書などによりご確認いただくとともに、定格・性能に対し余裕を持っ
た使い方や、万一故障があっても危険を最小にする安全回路などの安全対策を講じてください。 
a)屋外の用途、潜在的な化学的汚染あるいは電気的妨害を被る用途またはカタログ・取扱説明書などに記載のない条件や環境での使用 b)原子力制御設備、焼却設備、鉄道・航空・車両設備、医用機械、娯楽機械、安全装置、および行政機関や個別業界の規制に従う設備 c)人命や財産に危険が及びうるシステム・機械・装置 d)ガス、水道、電気の供給システムや24時間連続運転システムなど高い信頼性が必要な設備 e)その他、上記a)〜d)に準ずる、高度な安全性が必要とされる用途
④お客様が本製品を人命や財産に重大な危険を及ぼすような用途に使用される場合には、システム全体として危険を知らせたり、冗長設計
により必要な安全性を確保できるよう設計されていること、および本製品が全体の中で意図した用途に対して適切に配電・設置されてい ることを必ず事前に確認してください。 
⑤カタログなどに記載されているアプリケーション事例は参考用ですので、ご採用に際しては機器・装置の機能や安全性をご確認のうえ、
ご使用ください。 
⑥本製品が正しく使用されずお客様または第三者に不測の損害が生じることがないよう使用上の禁止事項および注意事項をすべてご理解の
うえ守ってください。 
4.仕様の変更
カタログ・取扱説明書などに記載の商品の仕様および付属品は改善またはその他の事由により、必要に応じて、変更する場合があります。 当社営業担当者までご相談のうえ本製品の実際の仕様をご確認ください。 
5.サービスの範囲
本製品の価格には、技術者派遣などのサービス費用は含まれておりません。  お客様のご要望がございましたら、当社営業担当者までご相談ください。 
6.価格
カタログに記載の標準価格はあくまで参考であり、確定されたユーザ購入価格を表示したものではありません。また消費税は含まれており ません。 
7.適用範囲
以上の内容は、日本国内での取引および使用を前提としております。  日本国外での取引および使用に関しては、当社営業担当者までご相談ください。 
1
使用上の注意
つぎのような場所での設置は避けてください。
特に激しい振動 が加わる場所
湿度の高い場 所・水滴の落ち るような場所
腐食性ガス、可 燃性ガスの発生 するような場所
直射日光の当た るところ・暖 房 器具のそば
埃がたまる場所
有機溶剤・水・油 等が製品にかか る場所、ぬれた 手での操作
強磁界、強電界 の場所
じん埃、塩分、金 属粉等のある場 所
2
温度変化が急激 で結露するよう な場所
その他、性能を 損なうような場 所
DOS/V
■ 適合パソコンについて〈形
8-3章に接続を確認したリストを添付しています。 ・インタフェース条件がメーカごとに若干異なっており
ますので、リストにないパソコンを接続する場合は、必 ず事前にテストしてからご使用ください。
■電源・配線について〈 タイプ(形
・外部電源を利用する場合の電源電圧はバーコードリー
ダ側のコネクタ(DIN8ピン)の部分でDC5V±5%の電 圧を印加してください。
・本体供給の+5V電源にはノイズやリレーの開閉サージ
などがのらないように十分ご配慮ください。
RS-232Cライン(SDRDSG)の延長は15mまでとして
ください。
・配線は高圧強電流線との接近を避けてください。 ・端子の極性を確認し、誤配線のないようにご注意くだ
さい。
・電源の逆接続、および、交流電源への接続はしないで
ください。
(誤って接続すると、内部保護ヒューズが溶断し動作不
能となります。)
・定格電圧を越えて、使用しないでください。 ・コネクタの脱着は電源をOFFしてから行ってください。
キーボードインタフェースタイプの
V520-RHK1-□D
RS-232C
V520-RH21-6/10
インタフェース
)〉
■電源・配線について〈キーボードインタフェー スタイプ(形
・キーボードインターフェースタイプの電源は、接続す
るパソコン本体から供給されます。 必ず本体付属のY ケーブルを使ってパソコン本体と接 続してください。
1台のパソコンに対して2 台以上のバーコードリーダを
接続しないでください。
・コネクタの脱着はパソコン本体の電源をOFF してから
行ってください。
V520-RHK1-
□)〉
■ご使用場所について
・モータ、トランシーバ、電力アンテナなど、強い電界
強度が発生する場所での使用を避けてください。
■通信リンクユニット形
GR(フレームグランド)端子は、マルチ接続ポートにあ
ります。必ずD種接地(従来の第3種接地)をしてくださ い。
V700-L12
について
使用上の注意
■読み取りについて
●金属反射による影響について
バーコードの周囲(左右)に、金属反射物体がある場合 は読み取り性能が低下することがあります。鏡面反射 物体を何かで覆うか、バーコードラベルの位置を変え 影響を受けないようにしてください。
●バーコードのマージンについて
バーコードの読み取りにはバーコードラベルの両端部 にマージン(余白)が必要となります。マージン部が隠 れないように設置してください。1キャラクタ分以上で かつ2.5mm以上のマージンが左右に必要です。
(目安としてはナローバー幅の1213倍以上です。)
・次のようなバーコードは読み取れないことがありま
す。 水滴や霜が表面についているラベル よごれ、かすれ、にじみのあるラベル バーの色が赤や黄色などのラベル バー幅比などが規格外のラベル
■バーコードをより信頼性高く読むために
・モジュラスチェック(チェックデジット付加)を使用し
てください。
■保守・点検について
・読み取り窓の塵埃・汚れにご注意ください。定期的に
乾いた柔らかいきれいな布で清掃されることをお勧め します。この場合、シンナーなどの溶剤はご使用にな らないでください。読み取り窓の光学特性を低下させ ます。
■キーボードインタフェースのご使用に際して
・バーコードリーダの入力はあくまでもキー入力の省力
化としての使い方を想定しています。パソコンからは バーコードリーダからの入力と、キーボードからの入 力は区別できません。誤ったキー操作によりバーコー ドデータがこわれる場合がありますので、ご注意くだ さい。
・キーボードインタフェースはOADG(DOS/V 機)用が
あります。 お使いのパソコンの機種をご確認の上、ご使用くだ さい。
OADG(DOS/V)キーボード インタフェース接続用の付
Yケーブルのコネクタ形状は、PS2 MINI DIN6Pです。 パソコンの機種によってはコネクタ形状が異なるもの があります。
3
目次
■ご注文・ご使用に際してのご承諾事項......................................................................................................................................1
■使用上の注意................................................................................................................................................................................ 2
第1章 形
1-1 特長 ...........................................................................................................................................................................1-1
1-2 本体の外観と各部の名称 ....................................................................................................................................... 1-2
1-3 定格/性能................................................................................................................................................................. 1-3
V520-RH
一般仕様................................................................................................................................................................ 1-3
読み取り範囲(代表例)........................................................................................................................................1-5
シリーズについて
第2章 機能の種類と設定
2-1 主な仕様 ................................................................................................................................................................... 2-1
2-2 バーコードの設定の詳細(共通)(7-5章を参照).................................................................................................. 2-3
2-3 IDキャラクタ(共通)...............................................................................................................................................2-5
2-4 その他の設定(共通)...............................................................................................................................................2-6
2-5 その他の機能説明 ...................................................................................................................................................2-7
第3章 操作フロー
3-1 読み取り操作 ........................................................................................................................................................... 3-1
3-2 読み取り動作モード ...............................................................................................................................................3-2
3-3 通信フロー(RS-232Cインタフェースタイプ:形V520-RH21-6/10のみ)...........................................................3-3
第4章 出力データフォーマット
4-1 バーコード転送データ出力フォーマット...........................................................................................................4-1
4-2 インタフェースタイミングチャート(形V520-RH21-6/10のみ)....................................................................... 4-3
4-3 インタフェースタイミングチャート(形V520-RHK1-6D/10Dのみ)................................................................ 4-4
第5章 配線
5-1 形V520-RH21-6/10(RS-232Cインタフェースタイプ)の配線............................................................................. 5-1
5-2 形V520-RHK1-6D/10D(OADG
5-3 外形寸法 ................................................................................................................................................................... 5-5
DOS/V)キーボードインタフェースタイプ)の配線 ...................................5-4
第6章 周辺装置との接続
6-1 形V520-RH21-6/10RS-232Cインタフェースタイプ)の接続例......................................................................... 6-1
プログラマブルコントローラ(形CQM1H)との接続<RS-232C無手順方式>........................................... 6-1
プログラマブルコントローラ(形C200DHX)との接続<プロトコルマクロ方式>.................................. 6-3
ASCIIユニットを使用する場合 ......................................................................................................................... 6-4
パソコン(PC-9801シリーズ:NEC製)との接続<RS-232C無手順方式>.....................................................6-6
マルチドロップ接続例........................................................................................................................................6-7
6-2 形V520-RHK1-□(キーボードインタフェースタイプ)の接続例 ....................................................................6-11
OADG(DOS/V)パソコンとの接続.................................................................................................................6-11
6-3 システム検討 ......................................................................................................................................................... 6-12
6-4 通信リンクユニット形V700-L12の使い方..........................................................................................................6-13
第7章 メニューシート
7-1 使い方と設定手順(共通)....................................................................................................................................... 7-1
7-2 RS-232Cの通信設定(形V520-RH21-6/10専用)..................................................................................................... 7-2
7-3 OADG(DOS/V)キーボードインタフェースの設定(形V520-RHK1-6D/10D専用).......................................7-6
7-4 バーコードの設定など(共通)...............................................................................................................................7-9
第8章 付録
8-1 異常時の対応 ...............................................................................................................................
8-2 ASCIIコード表.........................................................................................................................................................8-3
8-3 接続可能機種一覧 ...................................................................................................................................................8-4
8-4 用語説明 ................................................................................................................................................................... 8-7
8-5 対応バーコード一覧 ...............................................................................................................................................8-9
8-6 マニュアルバージョン .........................................................................................................................................8-10
............................ 8-1
4
第1章 形
1-1
 特長
合計6機種の豊富なバリエーションで様々なシステムに対応できます。
・小型でしかも軽量(160g/200g)なハンディータッチ式バーコードリーダです。 ・持ちやすい流線型のフォルムを採用しました。 ・PCS0.3を実現(JAN1倍、白の反射率85%以上、読み取り距離0mmにて)、読みにくいバーコードラベルにも対応。 ・デコーダ内蔵で混在する多種類のバーコードも自動判別。
またCCD方式ながら読み取り深度が大きいため(JAN1.0倍、PCS0.9010mm)操作が簡単です。
・大型ラベルも読み取り可能。読み取り幅 100mm タイプは、JANEANUPC コードの 0.7 2.0 倍まで読み取れます。
PCS0.9、白の反射率85%以上にて) ・キーボードインタフェースタイプ(形V520-RHK1-□)はパソコンと直結でき、外部電源が不要です。 ・通信リンクユニット形V700-L12(別売)を接続すれば、上位機器1台に対して複数台(最大31台)のバーコードリーダから読
取りデータを収集します。(RS-232Cインタフェースタイプのみ)
V520-RHシリーズには、インタフェース、読み取り幅の違いにより、以下の6機種のバリエーションがあります。
(詳細な仕様は1-3章をご覧ください。)
V520-RH
シリーズについて
形式 読み取り幅 インタフェース 形V520-RH21-6V520-RH21-10V520-RHK1-6DV520-RHK1-10D
65mm
100mm
65mm
100mm
RS-232Cインタフェース
OADG(DOS/V)キーボードインタフェース
1-1
1-2
 本体の外観と各部の名称
ハンディタッチ式バーコードリーダの構造は下図のようになっています。
ケーブル(2m)
本体ケーブルコネクタ (DIN 8PまたはMINI DIN 8P)
動作表示灯
右トリガスイッチ
左トリガスイッチ
読み取り窓
1-2
1-3
定格/性能
■一般仕様
RS-232C
項目 形式 形 バーコードの種類
読み取り桁数
読み取り性能
インタフェース
(詳細は別項参照)
機能設定方法 電源電圧 消費電流 質量
使用環境
外形寸法
1 読み取り桁数はバー幅と読み取りサイズによります。 *2 細バー幅0.15mmのバーコードラベルは、中央部50mm以内とします。(基準ラベル使用時) *3JAN1.0倍 13桁 JIS(×0501)基準ラベルを使用したときの値です。
PCS0.9以上、白の反射率85%以上、バー幅寸法には、印刷誤差は含みません。) *4JAN1.0倍、白の反射率85%以上にて規定しています。5 入出力コネクタで規定しています。 *6 ピーク電流とは、光源LEDのパルス点灯によるピーク電流波最高値を表します。
平均電流では、約70mAです。
7 ピーク電流とは、光源LEDのパルス点灯によるピーク電流波最高値を表します。
平均電流では、約100mAです。
注)指定のない場合は、JAN1倍、PCS0.9 以上、白の反射率85%以上のラベルを使用し読み取り距離0mm、ラベル角度
誤差なしにて規定しています。
インタフェースタイプ:形
最小分解能 読み取り距離 読み取り幅
PCS
値 光源 デコーダ スキャン 読み取り一致回数 読み取り確認
耐振動 耐外乱光 使用温度範囲 使用湿度範囲 保存温度範囲 保存湿度範囲 保護構造
V520-RH21-6/10
V520-RH21-6
JAN/EAN/UPC(A、E)、CODE39、NW7、ITF、CODE93、CODE128、STF(2 of 5 5bar)
JAN/EAN:8、13桁 UPC:6
0.71.6倍)
その他のコード:132桁(スタート、ストップ含まず) ただしITF4桁以上(偶数) STF3桁以上 *1
0.15mm *20.15mm
65mm(マージン含む) 100mm(マージン含む)
0.3以上(白の反射率85%以上) *4
210mA(ピーク電流)以下 *6 250mA(ピーク電流)以下 *7
160g以下(ケーブル含まず) 200g以下(ケーブル含まず)
19.6m/s
6000L×以下(蛍光灯:高周波点灯除く)
3085RH(結露および氷結なきこと)
20〜+70℃−20〜+60 3085RH(結露および氷結なきこと)
12
010mm *3
内蔵(オートデコード)
ブザー音および表示LED インタフェースRS-232C
コネクタDIN8P
メニューシート読み取り方式
DC5V±5% *5
2
以下(1055Hz) XY、Z各方向1h
IEC60529規格 IP40
詳細は5-4章を参照
JAN/EAN:8、13桁 UPC:6、12
0.72.0倍)
LED光源
80/sec
2
040
V520-RH21-10
1-3
1-3
定格/性能
●キーボードインタフェースタイプ:形
項目 形式 形 バーコードの種類
読み取り桁数
最小分解能 読み取り距離 読み取り幅
PCS
読み取り 性能
インタフェース
機能設定方法 電源電圧 消費電流 質量
使用環境
外形寸法
1 読み取り桁数はバー幅と読み取りサイズによります。 *2 細バー幅0.15mmのバーコードラベルは、中央部50mm以内とします。(基準ラベル使用時) *3JAN1.0倍 13桁 JIS(×0501)基準ラベルを使用したときの値です。
PCS0.9以上、白の反射率85%以上、バー幅寸法には、印刷誤差は含みません。) *4 読み取り幅には左右のマージンを含みます。 *5JAN1.0倍、白の反射率85%以上にて規定しています。6 入出力コネクタで規定しています。 *7 消費電流はピーク電流で規定しています。ピーク電流とは、光源LED のパルス点灯によるピーク電流波最高値を表し
ます。平均電流では、形V520-RHK1-6Dは約70mA、形V520-RHK1-10Dは約100mAです。 *8 質量はケーブルは除きます。 *9 パソコンへは付属Yケーブル(ミニDIN6ピン)を使用して接続します。 注)指定のない場合は、JAN1倍、PCS0.9 以上、白の反射率85%以上のラベルを使用し読み取り距離0mm、ラベル角度
誤差なしにて規定しています。
値 光源 デコーダ スキャン 読み取り一致回数 読み取り確認
耐振動 耐外乱光 使用温度範囲 使用湿度範囲 保存温度範囲 保存湿度範囲
JAN/EAN/UPCAE)、CODE39、NW7、ITF、CODE93、CODE128、STF(2 of 5
V520-RHK1-6D/10D
V520-RHK1-6D
JAN/EAN813桁 UPC612
0.71.6倍) 0.72.0倍)
その他のコード:132桁(スタート、ストップ含まず) ただしITF4桁以上(偶数) STF3桁以上 *1
0.15mm *20.15mm  010mm *3
65mm *4 100mm *4
0.3以上(白の反射率85%以上) *5 LED光源
内蔵(オートデコード)
80/sec
2
ブザー音および表示LED
DIN8ピン *9 OADG(DOS/V)パソコン用
キーボードインタフェース
メニューシート読み取り方式
DC
5V±5%(パソコン本体から供給) *6
210mA以下 *7 250mA以下 *7
160g以下 *8 200g以下 *8
2G以下(10〜55Hz) X、Y、Z各方向1h
6000L×以下(蛍光灯:高周波点灯除く)
040
3085RH(結露および氷結なきこと)
20〜+70℃−20〜+60 3085RH(結露および氷結なきこと)
詳細は5-4章を参照
V520-RHK1-10D
5bar
1-4
1-3
定格/性能
■読み取り範囲(代表例)
本仕様は指定のない限り下記に示す条件で規定しています。下記の規定以外でのご使用に関しては実機にてご確認をお願 いします。
・適用ラベル:JAN1倍 13桁(PSC0.9 白の反射率85%以上) ・周囲環境:照度5001000L× ・電源電圧:DC5V ±1
●読み取り範囲仕様
単一での仕様です。傾斜と仰角を同時に保証するものではありません。
項目/代表例 条件
読み取り深度
受光軸
ラベルと平行に移動する。
深度(H010mm
傾斜(スキュー)(α)
−5〜+5度
仰角(ピッチ)(β)
−10〜30度
傾斜(スキュー)
α
仰角(ピッチ)
0˚
β
45˚
H
α=0° β=0° γ=0° Φ=∞(平面)
H:ラベル表面が読み取り窓のかど
に接する状態をH0とする。
H0mm β=0° γ=0° Φ=∞(平面)
H:ラベル表面が読み取り窓の面に
接する状態をH0とする。
H0mm α=0° γ=0° Φ=∞(平面)
1-5
1-3
γ
定格/性能
項目/代表例 条件
回転(γ)
−10〜+10度
湾曲(Φ)
50mm
Φ
以上
H0mm α=0° β=0° Φ=∞(平面)
※この項目はほとんどラベルの幅
により規定されます。
H:ラベル表面が読み取り窓のかど
に接する状態をH0とする。
H0mm α=0° β=0° γ=0°
φ
1-6
第2章 機能の種類と設定
2-1
 主な仕様
本リーダには以下の機能項目を有し、メニューシートにより該当するバーコードを読ませて内容設定します。下表の右の 欄は出荷時の初期設定値を示します。設定変更時はメニューシートに従い操作をしてください。
■共通(
バーコードの種類 マルチリード、種類設定 マルチリード
トリガスイッチ設定
読み取りLED 点灯時間(秒)
ブザーの鳴動 鳴動許可、鳴動禁止 鳴動許可 ダブルタッチ読み取り 読み取り許可、読み取り禁止 読み取り禁止 表示LEDの点灯 点灯許可、点灯禁止 点灯許可
表示LEDの色 バーコードラベル桁数転送
UPCJAN/EANを除く)
IDキャラクタの転送 転送許可/転送禁止 転送禁止
* 各読み取りモードの説明は3-2章をご覧ください。
ボーレート 300600、1200、2400、4800、9600、19200 2400  パリティ EVENODD、NONE EVEN  ストップビット 122 データビット 787 ヘッダ(プリアンブル) STXNONE STX  フッタ(ポストアンブル) ETXCR、LF、CR LF ETX 
RS/CS制御 有効、無効 無効 CS信号観測時間 通信手段 ノープロトコルモード、ACK・NAKモード
ACK、NAK
返答確認時間
7-5
RS-232C
章を参照)
項目 選択可能内容 初期値
オートオフ、モメンタリモード、オルタネイトモード、 リピートモード、連続読み取りモード、
SWポータブルモード(RS-232Cタイプのみ) * 2、5、30、60、120(SWポータブルモード時のみ有効)
OK:緑、NG:赤 OK:赤、NG:緑
転送許可/転送禁止 転送禁止
タイプ:形
項目 選択可能内容 初期値
V520-RH21-6/10
100ms、200ms、300ms、500ms 1sec、2sec、3sec、5sec、∞
100ms、200ms、300ms、500ms 1sec、2sec、3sec、5sec、∞
専用(
7-2
章を参照)
連続読み取りモード
2
OK:赤 NG:緑
∞ ノープロトコルモード 200ms
2-1
2-1
 主な仕様
OADG(DOS/V
接続キーボードの設定 接続タイプの設定 デスクトップ、ノート
CAPSキーの設定 CAPS ONOFF ON カナキーの設定 データ出力間隔の設定 0(NON)、2、5、10、20、30、40、50ms 0ms 
ヘッダ(プリアンブル) なし、1Byte設定&転送 なし フッタ(ポストアンブル) なし、1Byte設定&転送、2Byte設定&転送 なし
)キーボードインタフェースタイプ:形
項目 選択可能内容 初期値
日本語キーボード、英語(USA仕様)、英語(UK仕様)、 フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語キーボード
OFF、ON(設定状態確認LEDなし) ON(設定状態確認用LEDあり)
V520-RHK1-6D/10D
専用(
7-3
章を参照)
お使いのパソコンの 環境にあわせて設定 ください。  (注)
OFF
2-2
2-2
 バーコードの設定の詳細(共通)
UPC、JAN/EAN
項目 設定内容 初期値
UPC-E、JAN/EAN-13 JAN/EAN-8IDキャラクタ (注1)
UPC-Aの桁数調整用「0」の転送
UPC-Eの桁数調整用「0」の転送
UPC-AのC/Dの転送
UPC-EのC/Dの転送
UPC-Eの転送フォーマット UPC-A、UPC-E
JAN/EAN-13、JAN/EAN-8
NW-7
項目 設定内容 初期値
NW-7のスタート、 ストップコードの転送
NW-7のスタート、 ストップコード (注2
NW-7コードの読み取り
C/A/B  E/F/FF 
転送許可 転送禁止
転送許可 転送禁止
転送許可 転送禁止
転送許可 転送禁止
ZEROサプレスフォーマット ZEROインサートフォーマット
読み取り許可 読み取り禁止
転送許可 転送禁止
a/b/c/d
DC1/DC2/DC3/DC4
A/B/C/D  C/Dなしの読み取り許可
C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
セパレートコード読み取り許可 セパレートコード読み取り禁止 読み取り禁止
7-5
章を参照)
C/A/B
転送許可
転送許可
転送許可
転送禁止
ZEROサプレスフォーマット
読み取り許可
転送許可
DC1/DC2/DC3/DC4
またはa/b/c/d
C/Dなしの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送
セパレートコード読み取り許可
CODE39
項目 設定内容 初期値
CODE39のスタート、 ストップコードの転送
CODE39コードの読み取り
1RS-232Cタイプ(形V520-RH21-6/10)のみ有効です。2RS-232Cタイプ(形V520-RH21-6/10)のみ初期値はDC1/DC2/DC3/DC4となります。
キーボードI/Fタイプ(形V520-RHK1-□)の場合は、DC1/DC2/DC3/DC4は使用できません。
(初期値はa/b/c/dとなります。)
転送許可 転送禁止
C/Dなしの読み取り許可 C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
読み取り禁止
転送禁止
C/Dなしの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送
2-3
2-2
 バーコードの設定の詳細(共通)(
CODE93
項目 設定内容 初期値
CODE93のコードの読み取り
CODE128
項目 設定内容 初期値
CODE128のコードの読み取り
STF(2 of 5 5bar
STFコードの読み取り
項目 設定内容 初期値
7-5
章を参照)
C/Dなしの読み取り許可 C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
読み取り禁止
C/Dなしの読み取り許可 C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
読み取り禁止
C/Dなしの読み取り許可 C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
読み取り禁止
C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ非転送
C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ非転送
C/Dなしの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送
ITF
項目 設定内容 初期値
ITFコードの読み取り
C/Dなしの読み取り許可 C/Dありの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送 C/Dキャラクタ非転送
読み取り禁止
C/Dなしの読み取り許可 C/Dキャラクタ転送
2-4
2-3 ID
CODE128
IDキャラクタ
CODE93
IDキャラクタ
CODE39
IDキャラクタ
NW-7
IDキャラクタ
STF
IDキャラクタ
ITF
IDキャラクタ
UPC-A
IDキャラクタ
UPC-E
IDキャラクタ
JAN/EAN-13 IDキャラクタ
JAN/EAN-8 IDキャラクタ
1IDキャラクタの初期値は、4-1ページをご参照ください。2IDキャラクタの転送許可、禁止の設定は、コード体系に関わらず全体的に設定できます。(2-1ページ)
キャラクタ(共通)
項目 設定内容 初期値
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
転送禁止 ユーザー選択1Byte(データは16進数で入力) ユーザー選択2Byte(データは16進数で入力)
ただし、各キャラクタごとの転送禁止設定(本ページの禁止設定)の方が優先されます。
16進数で入力)
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
転送禁止
2-5
2-4
 その他の設定(共通)
項目 設定内容 初期値
左右トリガスイッチ有効
有効トリガスイッチ
読み取り完了ブザーと「OK
LEDの点灯タイミング POWER ON後の
読み取り動作 (注1、注2) バーコードメニュー
設定モード (注1ITFおよびSTFのラベルによる
桁数指定 (注2
(キーボードI/Fタイプのみ有効)
1RS-232Cタイプのみ有効。2)詳細は2-7ページをご参照ください。
右トリガスイッチ有効(左トリガスイッチ無効) 左トリガスイッチ有効(右トリガスイッチ無効)
データ転送前 データ転送後
読み取り許可 読み取り禁止
電源投入時、トリガスイッチONにてメニュースタート
指定無し 指定数1 指定数2
左右トリガスイッチ有効
データ転送後
読み取り禁止 電源投入後時、
トリガスイッチONにて メニュースタート
指定無し
2-6
2-5
 その他の機能説明
■ダブルタッチ読み取り
UPC-AおよびJAN/EAN-13コードラベルのセンターバーを含んだ右半分または左半分を読み取った後、残り左半分または右 半分を読み取らせることにより読み取り完了させる方法をいい、ラベル半分の読み取りデータが蓄積されている間、断続 的にブザーを鳴らします。 ただしラベル半分を読み取らせた後、約1秒間バーコードリーダの読み取り窓をラベルから遠ざけるか、あるいは約1秒間 読み取り待機状態にした場合は、蓄積されている半分のデータはキャンセルされます。
ITFとSTF(2 of 5 5bar
この桁数指定は、ITFSTF(2 of 5 5bar)のみ適用されます。 桁数指定には指定数1、指定数2、指定数無しの3種類があります。 指定数無しを選択した場合は、桁数のチェックは行いません。ただし最低桁数はITFの場合は4桁以上、STFの場合は3桁以 上となっています。(出荷時の設定は指定数無しになっています) 指定数1を選択した場合は、1番目に読み取ったITFSTFコードの桁数が指定桁数として登録(記憶)されます。 指定数2を選択した場合は、1番目と2 番目に読み取ったITFSTF コードの桁数がそれぞれ指定桁数として登録されます。
ITFSTFの桁数はそれぞれ別々に2種類ずつ登録されます)
下記にその動作を示します。
●1番目と2番目に読み取ったラベルの桁数が相違する場合
例えばSTF1STF2STF3の順で読み取らせた場合は、
STF1STF2の桁数が違う場合は、この2種類の桁数がそのまま指定桁数となります。 ・ したがってSTF3の桁数がSTF1またはSTF2の桁数と異なる場合は、読み取りません。
STF3の桁数がSTF1またはSTF2の桁数と同じであれば読み取りできます。
STF1STF2の桁数が同じで、STF3の桁数が異なる場合は、STF1とSTF2の桁数と、STF3の桁数が指定桁数となります。
STFとITF
例えばSTF1ITF1STF2ITF2の順で読み取らせた場合は、
STFITFの指定桁数は別々に設定されます。
STFITFそれぞれ2種類ずつの桁数が設定されます)
STFとITF
STF1JANSTF2
STF1STF2の桁数が指定桁数となります。(この状態では、ITFは未だ設定されていません。)
を交互に読ませた場合
以外を読ませた場合
)の読み取り桁数指定(キーボード
I/F
タイプ:形
V520-RHK1-
□のみ適用)
POWER ON
POWER ON後読み取り許可に設定すると、バーコードリーダの読み取り窓にラベルを当てた状態でPOWER ONする
と、POWER ONから約400ms後に読み取り可能状態になります。
POWER ON後読み取り禁止に設定すると、バーコードリーダの読み取り窓にラベルを当てた状態でPOWER ONして
も読み取りは行いません。ラベルを読ませる場合は、POWER ONから500ms以上はバーコードリーダの読み取り窓をラ ベルから離してください。
後の読み取り動作
2-7
第3章 操作フロー
3-1
 読み取り操作
設定が初期値の場合の操作方法を下記に示します。 ①配線(5章)に従い、配線を行います。特に電源の極性にはご注意ください。誤接続をすると、内部保護ヒューズが切れ動
作不能となります。 形V520-RHK1-□(キーボードインタフェースタイプ)の場合は、付属のYケーブルを使用してパソコン本体と接続します。 コネクタの着脱は必ずパソコン本体の電源が切れている状態で行ってください。
②電源を投入します。電源はコネクタ部にてDC5V±5%以内としてください。
電源を投入し、0.5秒後に読み取りが可能となります。 形V520-RHK1-□(キーボードインタフェースタイプ)の場合は、パソコンの電源を投入します。
③通信条件または動作環境の設定を行います。
・形V520-RH21-6/10(RS-232Cタイプ)の場合は、上位機器側と本機側とでボーレートなどの通信条件をあわせます。
(メニューシートにて変更します。)
・形 V520-RHK1- □(キーボートインタフェースタイプ)の場合は、メニューシートを参照して動作環境の設定(接続キー
ボードの種類など)を行います。
④読み取るバーコードラベルの中心に、バーコードリーダの中心を合わせるようにして、ゆっくりとバーコードラベルの
上を移動させてください。 ⑤バーコードラベルを読み取るとブザー音とLED表示をします。 ⑥再度、同じバーコードラベルを読ませる場合は0.5秒以上バーコードリーダをバーコードラベルから離してから、再度④
の操作を行ってください。 ⑦バーコードラベルの印刷状態の都合で読み取りにくい場合は、バーコードリーダの後部を少し持ち上げて読ませると、
読み取れる場合があります。 ⑧ラベルが読み取れない場合は、データ出力、LED表示、ブザーともに無応答です。
3-1
3-2
(注1)
(注2)
(注3
(注1)
 読み取り動作モード
用途に応じ下記6種類のモードから選択できます。
●連続読み取りモード
出荷時のモードです。リーダは常時読み取り可能状態になっておりバーコードに近づけるだけで読み取ります。トリガ スイッチは使用しません。同じデータを読ませる場合はリーダをバーコードから50mmかつ0.5秒以上離してから近づけ てください。
●オートオフモード
スイッチを押して読ませます。読み取り後、または5秒経過後待機状態になります。
トリガスイッチ操作
(注
読み取り動作
(注 待機状態
5sec5sec
待機状態
●モーメンタリトリガモード
スイッチを押している間のみ読み取り可能です。
トリガスイッチ操作
読み取り動作
待機状態
待機状態
●オルタネイトモード
スイッチを押すごとに読み取り状態、待機状態を繰り返します。
トリガスイッチ操作
読み取り動作
待機状態 待機状態
●リピートモード
オートリードと同じ読み取り操作でバーコードを読ませた後、そのバーコードに近づけたまま、スイッチを押すとその データを何回でもホストに送れます。
v
トリガスイッチ操作
データ送信
●SWポータブルモード(
RS-232C
スイッチを押して読ませます。読み取り後、または設定時間(2120秒設定可能、出荷時は2秒)経過後パワーセーブ状態 になります。
(オートリード)
タイプのみ)
トリガスイッチ操作
(注
読み取り動作
2120sec 設定可能
パワーセーブ状態
2120sec 設定可能
1)読み取り状態:LED光源は点灯しバーコードに近づければいつでも読み取り可能。 注2)待機状態:LED光源は消灯しているがCPUは動作している状態。 注3)パワーセーブ状態:LED光源消灯、CPUも停止(ウエイト)して省電力状態。
3-2
パワーセーブ状態
3-3
通信フロー(
ノープロトコルモードとACK/NAKモードのいずれか1つを選択します。初期値はノープロトコルモードです。
RS-232C
インタフェースタイプ:形
V520-RH21-6/10
のみ)
■ノープロトコルモード
START
タイマー初期化
CS ENABLE
Yes
1キャラクタ転 送
No
T1 CS信号観測時間はメニューシートにより、100ms200ms300ms500ms1s2s3s5s、∞が選択できます。
初期値は∞です。(RS/CS制御が無効の時は、このチェックは行いません。)
ERR:エラー時は表示LEDNG表示)の点灯とブザーが鳴動します。
最終キャラクタ 転送?
Yes
END
No
T1時間 経過?
Yes
ERR
END
No
3-3
3-3
通信フロー(
ACK・NAK
RS-232C
モード
インタフェースタイプ:形
START
タイマー初期化
V520-RH21-6/10
のみ)
No
CS ENABLE
Yes
1キャラクタ転 送
最終キャラクタ 転送?
Yes
タイマ初期化
受信応答
Yes
No
No
T1時間 経過?
ERR
END
T2時間 経過?
ERR
END
No
Yes
No
Yes
NAK
処置?
END
DC1
ACK受信
再読み取り処理
T1 CS信号観測時間はメニューシートにより、100ms200ms300ms500ms1s2s3s5s、∞が選択できます。
初期値は∞です。(RS/CS制御が無効の時は、このチェックは行いません。)
T2 ACK・NAK 返答確認時間はメニューシートにより、100ms200ms300ms500ms1s2s3s5s、∞が選択で
きます。初期値は200msです。
ERR:エラー時は表示LEDNG表示)の点灯とブザーが鳴動します。
3-4
3-3
通信フロー(
■ノープロトコルモードを使用した場合のタイムチャート
RS-232C
インタフェースタイプ:形
V520-RH21-6/10
のみ)
リーダ
HOST
ACK/NAK
リーダがACKを受信した場合は、正常終了します。また、NAKを受信した場合は、データを再送します。リーダがACKま たはNAKを受信しない場合はTIME UP(ACK/NAK応答確認時間:100ms〜∞:初期値200ms)で異常終了とします。(また DC1を受信した場合は再読み取り処理を行います。)
モードを使用した場合のタイムチャート
リーダ
HOST
データ
データ
ACK
終了
データ
NAK
データ
NAK
3-5
第4章 出力データフォーマット
4-1
 バーコード転送データ出力フォーマット
■シリアルデータフォーマット
STARTB0B1B2B3B4B5B6B7PARITYSTOP
RS-232Cインタフェースタイプ(形V520-RH21-6/10)の場合、データビット数、パリティ、ストップビット、ボーレート
などは、メニューシートのバーコードを読ませることにより選択可能です。
■データフォーマット
ヘッダ(プリアンブル) フッタ(ポストアンブル
STX
など
●ヘッダ(プリアンブル)
RS-232C
下記の何れかをメニューシートより選択できます。
初期値はSTXです。
キーボードインタフェースタイプ:形
下記の何れかをメニューシートより選択できます。
初期値は無しです。
●フッタ(ポストアンブル)
RS-232C
下記の何れかをメニューシートより選択できます。
初期値はETXです。
キーボードインタフェースタイプ:形
下記の何れかをメニューシートより選択できます。
初期値は無しです。
タイプ:形
STX NONE(出力無し)
無し 任意の1Byte
タイプ:形
ETX CR LF CR LF
無し 任意の1Byte 任意の2Byte
桁数
ID
N1、N2
V520-RH21-6/10
V520-RH21-6/10
データ 最上位
読み取りデータ
の場合>
V520-RHK1-
の場合>
V520-RHK1-
データ 最下位
□の場合
□の場合
ETX
または
CRなど
ID
バーコード体系を認識するためのキャラクタです。工場出 荷時の初期値は転送禁止に設定されているため、メニュー シートで転送許可にすることにより付加されます。IDキャ ラクタの初期値は以下の通りです。
バーコード体系
UPC-A  A  UPC-E  C  JAN/EAN-13  A  JAN/EAN-8  B  STF(2 of 5 5bar) H  ITF  I  NW-7  N  CODE39  M  CODE93  L  CODE128  K 
また、IDキャラクタは、各コード体系ごとに任意の1バイ トまたは2バイトを設定することができます。
7-5章参照)
●桁数
バーコードデータの桁数を2バイトで示します。ただし、 UPCJAN/EANコードの場合は省略されます。
N110の位(03)、N21の位(09)}
初期値は転送禁止となっています。メニューシートで転送 許可にすることにより送信されます。
ID
4-1
4-1
 バーコード転送データ出力フォーマット
■データ転送手順
UPC-A
転送桁数調整用先頭キャラクタ0およびチェックデジットC/Dの転送の要否を選択できます。(0はC/D と合わせて JAN/EAN-13と同桁数に調整するための付加キャラクタ)
0 S X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8 X9 X10 C/D
UPC-E
ZEROサプレスフォーマット(読み取りデータをそのまま転送する)とZERO のインサートフォーマット(UPC に規定されて いる0を読み取りデータに挿入してJAN/EAN-13と同桁数にして転送する)のいずれかを選択できます。 そして、転送桁数調整用先頭キャラクタ0およびチェックデジットC/Dの転送の要否も選択できます。(0はC/D と 合わせてJAN/EAN-8JAN/EAN-13と同桁数に調整するための付加キャラクタ)
ZERO
X60-2:0 X6=3 :0 X6=4 :0 X65-9:0
読み取りデータ(8桁または13桁)をそのまま転送します。
スタートコードの次のキャラクタからトップコード前のキャラクタまで順に転送します。(スタート/ストップコードは転 送しません。)
サプレスフォーマット>
0 S X1 X2 X3 X4 X5 X6 C/D
ZERO
インサートフォーマット>
0X1X2X6 0 0 00X3X4X5C/D
0X1X2X3 0 0 000 X4X5C/D
0X1X2X3 X40 000 0 X5C/D
0X1X2X3X4X500000C/D
JAN/EAN
ITF、STF(2 of 5 5bar
S:ナンバーシステムキャラクタ
X1X10の各キャラクタの組み合わせに
より自動的に決まります。)
NW-7(CODABAR)、CODE39
スタートコードとストップコードの転送要否を選択できます。 スタート/ストップコードの転送を許可されている場合、NW-7(CODABAR)の転送スタート/ストップコードは小文字a/ b/c/dと大文字A/B/C/DとDC1/DC2/DC3/DC4のいずれかを選択できます。 プ:形V520-RHK1-□の場合、DC1/DC2/DC3/DC4は使用できません)CODE39では、スタート/ストップコードは*です。
(キーボードインタフェースタイ
4-2
4-2
インタフェースタイミングチャート(形
■RS・CSコントロール有効時のタイムチャート
信号名
SD(BCR→ホスト)
t0
CS(BCR→ホスト)
RS(BCR→ホスト)
STX
DATA
V520-RH21-6/10
ETX
データ転送手順
t1
のみ)
ERBCR→ホスト)
読み取り終了
+5V電源ON
1):信号タイミングは、コネクタ上で定義します。 注2):t02msec以下
t1:ストップビット長以上
ブザー音
表示LED点灯
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