SC-32SE
取扱説明書
このたびは、SC-32SE をご利用いた
だきまして、まことにありがとうございます。
● ご使用の前に、この「取扱説明書」をよ
くお読みのうえ、内容を理解してからお
使いください。
● お読みになったあとも、本商品のそばなど
いつも手もとに置いてお使いください。
技術基準適合認証品
本商品のご使用にあたって
電波に関するご注意
本商品を IEEE802.11a(W52)モードで使用する場合は、電波法により屋外での使用が禁止さ
れています。
屋外で使用する場合は、IEEE802.11a(W52)を無効にして、IEEE802.11g または IEEE802.11b
モードでお使いください。( p.52)
本商品の IEEE802.11a(W52)モードは、「36ch、40ch、44ch、48ch」(W52)に対応していま
す。
「34ch、38ch、42ch、46ch」(J52)および「52ch、56ch、60ch、64ch」(W53)では接続でき
ません。
本商品を IEEE802.11g または IEEE802.11b モードで使用する場合は、使用周波数帯に
2.4GHz 帯を使用します。
この 2.4GHz 帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか工場の製造ライン等で
使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局
(免許を要しない無線局) が運用されています。
1.本商品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局が
運用されている場合は電波干渉が発生する恐れがあります。
2.万一、本商品と「他の無線局」との間に電波干渉が発生した場合は、速やかに本商品
の使用チャネルを変更するか、使用場所を変えるか、または本商品の運用を停止(電
波の発射を停止)してください。使用チャネルの変更方法は、ご利用の無線アクセス
ポイント等の取扱説明書をご参照ください。
電波に関するご注意 1
●本商品は、日本国内でのみ使用できます。
●次の場所では、電波が反射して通信できない場合があります。
・強い磁界、静電気、電波障害が発生するところ(電子レンジ付近など)
・金属製の壁(金属補強材が中に埋め込まれているコンクリートの壁も含む)の部屋
・異なる階の部屋同士
●本商品と同じ無線周波数帯の無線機器が、本商品の通信可能エリアに存在する場合、転
送速度の低下や通信エラーが生じ、正常に通信できない可能性があります。
●本商品をコードレス電話機やテレビ、ラジオなどをお使いになっている近くで使用する
と影響を与える場合があります。
●本商品は、技術基準適合証明を受けていますので、以下の事項を行うと法律で罰せられ
ることがあります。
・本商品を分解/改造すること
本商品に表示した
は、次の内容を示します。
2.4 使用周波数帯域 2.4GHz 帯
DS/OF 変調方式 DS-SS 方式および OFDM 方式
4 想定干渉距離 40m以下
周波数変更の可否 全帯域を使用し、かつ、移動体識別装置の帯域
を回避可能であること
2 電波に関するご注意
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意
お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です!
無線 LAN は LAN ケーブルの代わりに電波を利用して、パソコンと無線アクセスポイント間な
どで通信するため、電波の届く範囲であれば自由に LAN 接続できるという利点があります。
その反面、電波が届く範囲であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、
セキュリティ関係の設定を行わないと、以下のような問題が発生する可能性があります。
通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
- ユーザ名(ID)やパスワード
- クレジットカード番号などの個人情報
- メールの内容
などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
- 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
- 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
- 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
- コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為を行う可能性があります。
本来、無線 LAN カードや無線アクセスポイントには、これらの問題に対応するためのセキュ
リティ(防護策)が用意されています。無線 LAN 製品のセキュリティ設定を有効にし、製
品を使用することで、これらの問題が発生する可能性は少なくなります。
無線 LAN セキュリティ
無線 LAN 製品は、出荷時の状態においては、セキュリティ設定が有効に設定されていない
場合があります。
問題発生の可能性を少なくするために、無線 LAN 製品をご使用になる前に必ず無線 LAN 製
品のセキュリティに関するすべての設定を取扱説明書にしたがい設定してください。
なお、無線 LAN の仕様上、特殊な方法によりセキュリティが破られることもあり得ますの
で、ご理解のうえご使用ください。
セキュリティ設定についてお客様で対処できない場合は、お問い合わせ窓口( p.86)
までお問い合わせください。
お客様がセキュリティ設定を有効にしないで使用した場合の問題を充分理解したうえで、
お客様ご自身の判断と責任においてセキュリティ設定を有効にしてご使用ください。
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意 3
ご使用にあたってのお願い
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラス B 情報
技術装置です。この装置は家庭環境で使用することを目的としていますが、この装置品を
ラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあり
ます。本書に従って正しい取り扱いをしてください。
●ご使用の際は本書に従って正しい取り扱いをしてください。
●本商品(本書、ソフトウェアを含む)は日本国内向仕様であり、外国の規格等には準拠し
ておりません。また海外で保守サービスおよび技術サービスは行っておりません。国内
で使用する場合でも、日本語環境によるご利用のみのサービスとなっております。
This product is designed for only use in Japan and we are not offering maintenance
service and technical service of this product in any foreign country. It works
properly in only Japanese Operating System.
●本商品の故障、誤動作、不具合、あるいは停電等の外部要因によって、通信などの機会
を逸したために生じた損害や、万一本商品に登録された情報内容が消失してしまうこと
等の純粋経済損失につきましては、当社は一切その責任を負いかねますので、あらかじ
めご了承ください。本商品に登録された情報内容は、別にメモをとるなどして保管くだ
さるようお願いします。
●本商品を分解したり改造したりすることは絶対に行わないでください。
●本書に、他社商品の記載がある場合、これは参考を目的としたものであり、記載商品の
使用を強制するものではありません。
●本書の内容につきましては万全を期しておりますが、お気づきの点がございましたら、
当社のサービス取扱所へお申し付けください。
●本書、ハードウェア、ソフトウェア、および外観の内容について将来予告なしに変更す
ることがあります。
●本商品に搭載されているソフトウェア等の解析(逆コンパイル、逆アセンブル、リバース
エンジニアリング等)、コピー、転売、改造を行うことを禁止します。
●Microsoft®、Windows®は、米国 Microsoft® Corporation の米国およびその他の国にお
ける登録商標または商標です。
●Windows®の正式名称は、Microsoft® Windows® operating System です。
●Windows® XP は 、 Microsoft® Windows® XP Home Edition operating system お よ び
Microsoft® Windows® XP Professional operating system の略です。
●Windows® 2000 は、Microsoft® Windows® 2000 Professional operating system の略です。
●®マークおよび™表記については本文中に明記しません。
4 ご使用にあたってのお願い
安全にお使いいただくために
本書には、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぎ、本商品を安全にお使
いいただくために、守っていただきたい事項を示しています。
その表示と図記号の意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文をお読
みください。本書を紛失または損傷したときは、当社のサービス取扱所でお求めください。
本書中のマーク説明
警告
注意
お願い
お知らせ
お使いになる前に(使用環境)
● 本商品を以下の場所で使用しないでください。火災の原因となることがあります。
・直射日光が当たる場所
・温度が異常に高い場所
・発熱器の近く(ストーブ、ヒータ等)
・油飛びや湯気が当たるような場所(調理台等)
・有毒ガスが発生する場所
● 本商品を以下の場所で使用しないでください。また、本商品を水に濡らさないでくださ
い。感電の原因となることがあります。
・ほこりの多い場所
・鉄粉が発生する場所
・水の入った容器の近く(花瓶、植木鉢、コップ、化粧品、薬用品等)
・湿度の高い場所(ふろ場、加湿器の近く等)
・水のかかる場所
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡ま
たは重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害
を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生
が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、本商品の
本来の性能を発揮できなかったり、機能停止を招いたりす
る内容を示しています。
この表示は、本商品を取り扱ううえでの注意事項を示して
います。
警告
安全にお使いいただくために 5
お使いのとき
警告
● 万一、煙が出ている、へんな臭いがするなどの異常状態のまま使用すると、火災・感電
の原因となることがあります。すぐに本商品を装着している機器の電源コードを電源コ
ンセントから引き抜いて、煙が出なくなるのを確認して、当社のサービス取扱所に修理
をご依頼ください。お客様による修理は危険ですから絶対におやめください。
● 以下の事態が発生した場合は、すぐに本商品を装着している機器の電源コードを電源コ
ンセントから引き抜いて、当社のサービス取扱所にご連絡ください。そのまま使用する
と、火災・感電の原因となることがあります。
・本商品を落とした
・本商品が破損した
・本商品内部へ水が入った
・本商品を濡らした
・本商品から異常音が発生した
・本商品が異常に熱くなっている
● 濡れた手で本商品を操作したり、接続したりしないでください。感電の原因となること
があります。
その他
警告
● 本商品を分解・改造しないでください。火災、感電、故障の原因となります。また、本
商品を分解・改造された場合は保証対象外とします。
● 本商品に水が入ったりしないよう、また濡らさないようにご注意ください。漏電して、
火災・感電の原因となります。
● 航空機内や病院など、使用を禁止された区域では本商品を使用しないでください。電子
機器や医用機器に影響を与え、事故の原因となります。
6 安全にお使いいただくために
お使いになる前に(使用環境)
注意
● 本商品は以下の条件で使用してください。以下の条件を満たさない場合は、故障の原因
となります。
・温度0℃~40℃
・湿度5%~85%(結露しないこと)
結露とは、空気中の水蒸気が金属板の表面等に付着し、水滴となる現象です。本商品を
寒い場所から急に暖かい場所に移動させたようなときには、本体内部に結露が発生し、
故障の原因となります。万一結露した場合は、起動しない状態で放置しておき、完全に
乾燥してからパソコンに装着してください。
● 製氷倉庫など特に温度が下がるところで使用しないでください。本商品が正常に動作し
ないことがあります。
● 以下の場所では、本商品を使用しないでください。本商品が正常に動作しない原因とな
ります。
・温度が下がる場所(製氷倉庫)
・磁気を帯びている場所(電気製品、AV、OA機器等の近く)
・電磁波が発生している場所
※ 磁気や電気雑音の影響を受けると、通信ができなくなることがあります(特に電子レンジ
使用時には影響を受けることがあります)。
※ テレビ、ラジオなどに近いと、受信障害の原因となったり、テレビ画面が乱れたりする
ことがあります。
※ 放送局や無線局などが近く、通信エラーが多い場合は、本商品の使用場所を移動してく
ださい。
● 硫化水素が発生する場所(温泉地)などでは、本商品の寿命が短くなることがあります。
お使いのとき
注意
● 本書に従って接続してください。間違えると接続機器や本商品が故障することがあります。
安全にお使いいただくために 7
その他
注意
● 長期間ご使用にならないときは、安全のために必ず、本商品をパソコンから抜いてくださ
い。
● お手入れをするときは、安全のために必ず、本商品をパソコンから抜いてください。
日頃のお手入れ
お願い
● ベンジン、シンナー、アルコールなどで拭かないでください。本商品の変色や変形の原因
となることがあります。汚れがひどいときは、薄い中性洗剤をつけた布をよくしぼって汚
れを拭き取り、柔らかい布でからぶきしてください。
● 落としたり、強い衝撃を与えたりしないでください。故障の原因となることがあります。
● 本商品に殺虫剤等の揮発性のものをかけないでください。また、ゴムやビニール、粘着テー
プ等を長時間接触させないでください。変形、変色の原因になることがあります。
8 安全にお使いいただくために
マニュアルの読み進めかた
本商品の導入手順
本商品は次の手順で導入してください。
お知らせ
本書では、本商品を装着した当社指定の無線対応機器を「無線アクセスポイント」と
表記しています。
本商品の導入手順 9
お知らせ
無線 LAN 内蔵のパソコンや、すでに無線 LAN カードがインストールされているパソコ
ンに対して本商品をインストールした場合、無線 LAN 機能が正しく動作しなくなる場
合があります。この場合の動作については保証いたしませんのでご注意ください。
本商品に付属の CD-ROM について
付属の「SC-32SE専用 CD-ROM」には下記内容のソフトウェアやファイルが収録され
ています。ご使用の際には、「Readme.txt」をよくお読みください。
・本商品(無線 LAN カード)の無線 LAN のセキュリティ設定や状態表示を行う「SC-32SE
Utility」
・本商品(無線 LAN カード)用のドライバ一式
10 本商品に付属の CD-ROM について
CD-ROM の使いかた
本商品に付属の「SC-32SE専用 CD-ROM」をパソコンにセットすると、[SC-32SE
Utility セットアップへようこそ]画面が自動的に表示されます。画面の指示に従って、
「SC-32SE Utility」をインストールしてください。インストール方法の詳細は、「2
-32SEユーティリティのインストール
」( p.18)をご参照ください。
SC
お知らせ
画面が表示されない場合は、[スタート]ボタン→ [マイコンピュータ]をクリック
(Windows 2000 の場合は、デスクトップにある[マイコンピュータ]アイコンをダブ
ルクリック)して、[SC-32SE]アイコンをダブルクリックしてください。それでも画
面が表示されない場合は、CD-ROM 内のファイルが表示されますので、[setup.exe]
アイコンをダブルクリックしてください。
CD-ROM の使いかた 11
目 次
本商品のご使用にあたって ........................................ 1
電波に関するご注意 .................................................. 1
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意 .............. 3
ご使用にあたってのお願い ............................................ 4
安全にお使いいただくために .......................................... 5
マニュアルの読み進めかた ........................................ 9
本商品の導入手順 .................................................... 9
本商品に付属の CD-ROM について ...................................... 10
CD-ROM の使いかた .................................................. 11
目 次 ............................................................12
1 お使いになる前に ............................................. 15
セットをご確認ください...................................... 15
1-1
1-2 各部の名前とはたらき........................................ 16
1-2-1 ランプの表示と本商品の状態 ................................ 16
1-3 あらかじめご確認ください.................................... 17
1-3-1 本商品の概要 .............................................. 17
1-3-2 本商品の動作条件 ..........................................17
2 SC-32SEユーティリティのインストール ................... 18
インストールの流れ.......................................... 18
2-1
2-1-1 本商品で無線 LAN 接続する場合 .............................. 19
2-2 インストール................................................ 20
2-3 インストール完了の確認........................................ 23
12 目 次
3 インフラストラクチャモードで使う ............................. 26
インフラストラクチャ設定の流れ.............................. 26
3-1
3-2 インターネットへの接続例.................................... 27
3-3 無線アクセスポイントへの無線接続............................ 28
3-3-1 無線アクセスポイントの検索 ................................ 31
3-4 インターネット接続.......................................... 34
3-4-1 インターネットへの接続 ....................................34
4 アドホックモードで使う ....................................... 38
アドホック設定の流れ........................................ 38
4-1
4-2 アドホックネットワークの接続例.............................. 39
4-3 アドホックネットワークへの無線接続 .......................... 40
5 セキュリティ等の設定について ................................. 43
5-1
セキュリティ等の設定の流れ.................................. 43
5-2 「SC-32SE Utility」の起動方法............................... 44
5-3 設定の編集.................................................. 45
5-3-1 編集画面の呼び出し ........................................45
5-3-2 設定名および SSID の編集 ...................................46
5-3-3 暗号化の編集 .............................................. 47
5-3-4 その他の編集 .............................................. 52
5-4 設定の新規作成.............................................. 54
5-5 設定の切り替え.............................................. 55
5-6 設定の削除.................................................. 56
6 本商品の取り外し ............................................. 57
本商品取り外しの流れ........................................ 57
6-1
6-2 電源を切断して取り外す...................................... 57
6-3 電源を入れたまま取り外す.................................... 58
7 アンインストール ............................................. 59
目 次 13
8 トラブルシューティング ....................................... 61
インストール時の疑問........................................ 61
8-1
8-2 動作がおかしい.............................................. 62
8-3 使用時の疑問................................................ 65
9 付録 ......................................................... 66
9-1
SC-32SE Utility の詳細設定 .................................. 66
9-1-1 ショートカットメニュー ....................................66
9-1-2 動作メニュー .............................................. 67
9-1-3 オプションメニュー ........................................68
9-1-4 バージョン情報メニュー ....................................69
9-1-5 [機器情報]タブ ............................................ 70
9-1-6 [設定管理]タブ ............................................ 74
9-1-7 [グラフ表示]タブ ..........................................75
9-1-8 [統計情報]タブ ............................................ 76
9-2 用語集...................................................... 80
9-3 仕様一覧.................................................... 85
9-4 お問い合わせ窓口............................................ 86
9-5 設定内容記入シート.......................................... 87
14 目 次
1 お使いになる前に
1-1 セットをご確認ください
本商品には、本体および付属品が同梱されています。ご使用の前に不足品
がないかご確認ください。
万一、セットに足りないものがあったり、本書に乱丁・落丁があったりし
た場合などは、お問い合わせ窓口( p.86)までご連絡ください。
XX
お使いになる前に 15
1-2 各部の名前とはたらき
名前(色) 機能説明
①CardBus コネクタ CardBus 対応のパソコンの PC カード
スロット、または当社指定の無線対
応機器の無線 LAN カードスロットに
装着します。
②PWR ランプ(緑) 本商品への給電状態を表示します。
③LINK ランプ(緑) 無線通信の状態を表示します。
1-2-1 ランプの表示と本商品の状態
インフラストラクチャモードでご使用の場合
状態 PWR ランプ LINK ランプ
接続先の検索中 交互の点滅
接続確立時 遅い点滅 遅い点滅
Windows XP 遅い点滅 遅い点滅 接続中
(データの送受信を行っていないとき)
接続中(データの送受信時) 速い点滅 速い点滅
無線 LAN 無効時 遅い点滅 消灯
(※)本商品と無線アクセスポイントの接続処理のため、一時的に LINK ランプが「遅い点
滅」の状態になる場合があります。
アドホックモードでご使用時の場合
状態 PWR ランプ LINK ランプ
接続先の検索中 交互の点滅
接続確立時 遅い点滅 遅い点滅
接続中(データの送受信を行っていないとき) 遅い点滅 遅い点滅
接続中(データの送受信時) 速い点滅 速い点滅
無線 LAN 無効時 遅い点滅 消灯
お知らせ
本商品は、当社指定の無線対応機器の無線 LAN カードスロットへ装着することで、
無線 LAN 機能を利用することができます。
Windows 2000 遅い点滅 消灯(※)
16 お使いになる前に
お願い
・1 台のパソコンに対して使用するネットワークデバイスは、1 つだけにしてください。
下記のような組み合わせで使用しないでください。
・本商品を複数同時に使用する
・本商品と他の無線 LAN カードを使用する
・本商品と他のネットワークデバイス(LAN カード、LAN ボード)を同時使用する
・本商品とパソコンに内蔵の無線 LAN 機能などを同時に使用する
・ 本商品と無線アクセスポイントの無線 LAN 設定に LAN ケーブルを使用する場合は、設
定後に LAN ケーブルを外してください。
・CardBus コネクタに手を触れないでください。故障の原因となります。
・IEEE802.11a(W52)の通信と IEEE802.11b/g 通信は、切り替えて使用します。混在し
ての使用はできません。
1-3 あらかじめご確認ください
1-3-1 本商品の概要
本商品は IEEE802.11a(W52)/g/b に準拠した無線 LAN を利用することができ
ます。
また米アセロス・コミュニケーションズ社が開発した、無線 LAN の実行ス
ループットを高速化する技術「Super AG」に対応しています。
1-3-2 本商品の動作条件
対応パソコン CardBus 対応の PC カードスロットおよび CD-ROM ドライブを
もった DOS/V パソコン
※本商品は Macintosh には対応しておりません。
※5V 仕様の PC カードスロットには対応しておりません。
対応 OS Windows XP(SP1、SP2)/2000(SP4)
お使いになる前に 17
2
SC-32SEユーティリティのインストール
ここでは、本商品を使用するために必要なドライバおよびソフトウェアをインストー
ルする方法を説明します。
お願い
指示があるまでは本商品をパソコンの PC カードスロットへ挿入しないでください。
お知らせ
本商品のドライバおよびソフトウェアのインストール後に、無線アクセスポイント
への接続およびセキュリティの設定を行ってください。
無線アクセスポイントへの接続方法は、「3 インフラストラクチャモードで使う」
( p.26)をご参照ください。
セキュリティ等の設定方法は、「5 セキュリティ等の設定について」( p.43)
をご参照ください。
2-1 インストールの流れ
本商品のインストールは、次の手順で行ってください。
18 SC-32SEユーティリティのインストール
2-1-1 本商品で無線 LAN 接続する場合
本商品をパソコンに接続するときは、①インストール→②無線 LAN の設定
の順で設定を行っていきます。
本商品を接続できるのは Windows XP/2000 のみです。Macintosh ではご利用
になれません。本商品は CardBus 準拠の PC カードスロットがあるパソコン
に取り付けることができます。
お願い
・ 本商品はパソコンからの給電のみで動作しますが、パソコンによっては、サス
ペンド機能等により給電が停止した場合、通信を行う前にカードを差し直す必
要がある場合があります。あらかじめサスペンド機能を無効にしてご使用いた
だくことをお勧めします。
・ 本商品をお使いになるパソコンに無線 LAN 機能が内蔵されている場合、インス
トールの前に内蔵無線 LAN 機能を無効にしてください。内蔵無線 LAN 機能を無効
にする方法については、パソコンの取扱説明書をご覧ください。
・ 「SC-32SE Utility」をインストールする前に誤って、本商品をパソコンに挿入
して、ハードウェアウィザードが起動した場合は、 キャンセル をクリックし
てください。
SC-32SEユーティリティのインストール 19
2-2 インストール
本商品をパソコンで使用するには、「ドライバ」と「ユーティリティ」と
呼ばれるソフトウェアをパソコンにインストールする必要があります。イ
ンストール方法は、本商品に付属の「SC-32SE 専用 CD-ROM」をパ
ソコンにセットして行います。「SC-32SE 専用 CD-ROM」では、「ド
ライバ」および「ユーティリティ」を同時にインストールします。ここで
は、設定用パソコンの OS が Windows XP である場合の設定方法を説明しま
す。Windows 2000 で設定する場合は、「Windows 2000 の場合」もご参照く
ださい。
お知らせ
ドライバとは、本商品をパソコン上で正しく動作させるためのソフトウェアです。
ユーティリティとは、SSID または暗号化等の無線通信の設定を行うソフトウェ
アのことです。本商品のユーティリティの名称は、「SC-32SE Utility」です。
お願い
・ Windows の「管理者」(Windows 2000 では「Administrator」)の権限を持つユー
ザー名でログインしてください。
・ インストール完了後にパソコンを再起動するため、起動中のソフトウェアがある
場合は、データ等を保存してから、そのソフトウェアを終了させてください。
・ インストール時に本商品以外の無線ユーティリティが起動している場合は、そ
の無線ユーティリティを終了させてください。
・ 本商品をお使いになるパソコンに Bluetooth 機能等、本商品と同じ周波数帯を使
用する機能が内蔵されている場合、パソコンの Bluetooth 機能を無効にするか、
本商品で使用する無線動作モードを「5GHz 54Mbps(IEEE802.11a(W52))」に設定し
てください。接続する無線 LAN 機器の設定も IEEE802.11a(W52)に合わせてくださ
い。設定方法は「5-3-4 その他の編集」( p.52)をご参照ください。
・ 以下の機器がパソコンにインストールされていると、正しくインストールでき
ない場合があります。その場合は、以下の機器をアンインストールしてから、
インストールを実行してください。
- 本商品以外の無線 LAN カード
- 本商品以外の無線 LAN カードのユーティリティ
20 SC-32SEユーティリティのインストール
「SC-32SE専用 CD-ROM」をパソコンにセットします。
[SC-32SE Utility セットアップへようこそ]画面が表示されます。
お知らせ
画面が表示されない場合は、[スタート]ボタン→ [マイコンピュータ]をク
リック(Windows 2000の場合は、デスクトップにある[マイコンピュータ]ア
イコンをダブルクリック)して、[SC-32SE]アイコンをダブルクリックして
ください。それでも画面が表示されない場合は、CD-ROM内のファイルが表
示されますので、[setup.exe]アイコンをダブルクリックしてください。
次へ をクリックします。
[セットアップ方法]画面が表示されます。
次へ をクリックします。
ドライバのインストール経過画面の表示後、「SC-32SE カードを PCMCIA
スロットに挿入して下さい。」とメッセージが表示されます。
SC-32SEユーティリティのインストール 21
お知らせ
インストール先およびプログラムフォルダ名を変更したい場合は、[カスタ
ム]を選択してください。
画面内容をご確認のうえ、無線 LAN カード(SC-32SE)をパソコン
へ装着します。
しばらくすると、[InstallShield Wizard の完了]画面が表示されます。
お願い
装着後に[キャンセル]ボタンはクリックしないでください。クリックする
と、パソコンの動作が不安定になる恐れがあります。クリックした場合は、
最初からインストールをやり直してください。
完了 をクリックします。
パソコンが自動的に再起動します。以上でインストールは完了です。
お知らせ
新しいハードウェアの検索ウィザード開始画面が表示されることがあります。
その場合、画面の指示に従って操作してください。
22 SC-32SEユーティリティのインストール
2-3 インストール完了の確認
ここでは、ドライバとユーティリティが正しくインストールされたかを確
認する方法を説明します。ここでは、設定用パソコンの OS が Windows XP
である場合の設定方法を説明します。Windows 2000 で確認する場合は、
「Windows 2000 の場合」もご参照ください。
[スタート]ボタンをクリックして、表示されるスタートメニューから[マイ
コンピュータ]アイコンを右クリックし、表示されるメニューから[管理]
をクリックします。
[コンピュータの管理]画面が表示されます。
Windows 2000 の場合
デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンを右クリックして、表示
されるメニューから[管理]をクリックします。
SC-32SEユーティリティのインストール 23
[デバイスマネージャ]をクリックします。
「ネットワークアダプタ」をダブルクリックします。
「ネットワークアダプタ」の下に「SC-32SE」が表示されます。
24 SC-32SEユーティリティのインストール
「SC-32SE」をダブルクリックします。
[SC-32SE のプロパティ]画面が表示されます。
「このデバイスは正常に動作しています。」と表示されていることを確
認します。
表示されていない場合は、 トラブルシューティング をクリックして、
画面の指示に従って対処してください。
以上で、インストールの確認は終了です。
SC-32SEユーティリティのインストール 25
3 インフラストラクチャモードで使う
本商品を無線アクセスポイントへ接続する方法を説明します。
3-1 インフラストラクチャ設定の流れ
26 インフラストラクチャモードで使う