NTT 3100SV User Manual

取扱説明書
このたびは、Web Caster 3100SV をご利用いただきまして、まことにありがとうご ざいます。
● ご使用の前に、この「取扱説明書」をよくお 読みのうえ、内容を理解してからお使いくだ さい。
● お読みになったあとも、本商品のそばなどい つも手もとに置いてお使いください。
ご使用にあたってのお願い
本商品は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスB情報技 術装置です。本商品は家庭環境で使用することを目的としていますが、本商品をラジオやテ レビジョン受信機に近接して使用されますと、受信障害を引き起こすことがあります。取扱 説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
● ご使用の際は取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
● 本商品(取扱説明書、ソフトウェアを含む)は日本国内向仕様であり、外国の規格など には準拠しておりません。また海外で保守サービスおよび技術サービスは行っておりま せん。国内で使用する場合でも、日本語環境によるご利用のみのサービスとなっており ます。 This product is designed for only use in Japan and we are not offering maintenance service and technical service of this product in any foreign country. It works properly in only Japanese Operating System.
● 本商品(ソフトウェア含む)は、外国為替および外国貿易法に定める輸出規制品に該当す るため、日本国外に持ち出す場合は同法による許可が必要です。
● 本商品の故障、誤動作、不具合、あるいは停電などの外部要因によって、通信などの機 会を逸したために生じた損害や万一、本商品に登録された情報内容が消失してしまうこ となどの純粋経済損失につきましては、当社は一切その責任を負いかねますので、あら かじめご了承ください。本商品に登録された情報内容は、別にメモをとるなどして保管 くださるようお願いします。
● 本商品を設置するための配線工事および修理には、工事担任者資格を必要とします。無 資格者の工事は、違法となり、また事故のもとともなりますので絶対におやめください。
● 本商品を分解したり改造したりすることは絶対に行わないでください。
● 本書に、他社商品の記載がある場合、これは参考を目的としたものであり、記載商品の 使用を強制するものではありません。
● 本書の内容につきましては万全を期しておりますが、お気づきの点がございましたら、 当社のサービス取扱所へお申し付けください。
● この取扱説明書、ハードウェア、ソフトウェア、および外観の内容について将来予告な しに変更することがあります。
● 本商品の電話機ポートは、加入電話の仕様とは完全に一致していないため、接続される 通信機器によっては、正常に作動しないことがあります。
ご使用にあたってのお願い 1
【廃棄(または譲渡、返却)される場合の留意事項】
本商品は、お客様固有のデータを登録または保持可能な商品です。本商品内のデータ流出な どによる不測の損害を回避するために、本商品を廃棄(または譲渡、返却)される際には、 取扱説明書をご覧のうえ、本商品内に登録または保持されたデータを消去くださいますよう お願いいたします。
・本商品に搭載されているソフトウェアの解析(逆コンパイル、逆アセンブル、リバースエンジ
ニアリングなど)、コピー、転売、改造を行うことを禁止します。
・Microsoft
ける登録商標または商標です。
・Windows
・Windows
・Windows
Microsoft
・Windows Vista
Business および Windows Vista
・Macintosh、Mac、Mac OS は、米国 Apple Inc.の米国およびその他の国における登録商標
です。
・Netscape
の米国およびその他の国における登録商標です。
・Ethernet
・Acrobat
の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・JavaScript
・VxWorks
・その他、本取扱説明書に記載されている会社名・商品名は各社の商標または登録商標です。
・This product includes software developed by the Apache Group for use in the Apache HTTP
server project(http://www.apache.org/).
・Copyright(C)1993-2002 by Darren Reed.
および WindowsⓇは、米国 MicrosoftⓇ Corporation の米国およびその他の国にお
の正式名称は、MicrosoftⓇ WindowsⓇoperating system です。
2000 は、MicrosoftⓇ WindowsⓇ 2000 Professional operating system の略です。
XP は、MicrosoftⓇ WindowsⓇ XP Home Edition operating system および
WindowsⓇ XP Professional operating system の略です。
は、Windows VistaⓇ Home Basic、Windows VistaⓇ Home Premium、Windows VistaⓇ
、および Netscape NavigatorⓇは、米国 NetscapeⓇ Communications Corporation
は米国 XEROX 社の登録商標です。
Reader, AdobeⓇ ReaderⓇは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)
は、米国 Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。
は米国 Wind River Systems, Inc.の登録商標です。
Ultimate の各日本語版かつ 32 ビット(x86)版の略です。
マークおよび™表記については本文中に明記しません。
2 ご使用にあたってのお願い
安全にお使いいただくために必ずお読みください
この取扱説明書には、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防ぎ、本商品を安全にお使 いいただくために、守っていただきたい事項を示しています。 その表示と図記号の意味は次のようになっています。内容をよく理解してから本文をお読みください。 本書を紛失または損傷した時は、当社のサービス取扱所またはお買い求めになった販売店でお求めく ださい。
本書中のマーク説明
警告
F
注意
F
お願い
お知らせ
お使いになる前に(設置環境)
● 本商品やモジュラジャックや電話配線のそばに、水や液体の入った花びん、植木鉢、コップ、化粧品、 薬用品などの容器、または小さな金属類を置かないでください。本商品に水や液体がこぼれたり、小 さな金属類が中に入った場合、火災・感電の原因となることがあります。
● 本商品やモジュラジャックをふろ場や加湿器のそばなど、湿度の高いところでは設置および使用しな いでください。火災・感電の原因となることがあります。
● 水のかかる場所で使用したり、水に濡らすなどして使用しないでください。漏電して、火災・感電の 原因となることがあります。
● テーブルタップや分岐電源コンセント、分岐ソケットを使用した、タコ足配線はしないでください。 火災・感電の原因となることがあります。
● 本商品を直射日光の当たるところや、ストーブ、ヒータなどの発熱器のそばなど、温度の高いところ に置かないでください。内部の温度が上り、火災の原因となることがあります。
● 本商品やモジュラジャックを調理台のそばなど油飛びや湯気が当たるような場所、ほこりの多い場所、 鉄粉や有毒ガスが発生する場所、水、油、薬品がかかる恐れがある場所に置かないでください。火災・ 感電の原因となることがあります。
● 本商品に専用無線 LAN カードを装着してご利用の場合は、医用電気機器の近くでの設置や使用をしな いでください。手術室、集中治療室、CCU※などには持ち込まないでください。本商品からの電波が、 医用電気機器に影響を及ぼすことがあり、誤動作による事故の原因になります。 ※CCU とは、冠状動脈疾患監視病室の略称です。
● 本商品に専用無線 LAN カードを装着してご利用の場合は、自動ドア、火災報知器などの自動制御機器 の近くには設置しないでください。本商品からの電波が自動制御機器に影響を及ぼすことがあり、誤 動作による事故の原因になります。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷 を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能 性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示 しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、本商品の本来の性能 を発揮できなかったり、機能停止を招く内容を示しています。
この表示は、本商品を取り扱ううえでの注意事項を示しています。
警告
F
安全にお使いいただくために必ずお読みください 3
お使いの時
警告
F
● 万一、煙が出ている、へんな臭いがするなどの異常状態のまま使用すると、火災・感電の原因となる ことがあります。すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜いて、煙が出なく なるのを確認して、当社のサービス取扱所に修理をご依頼ください。お客様による修理は危険ですか ら絶対におやめください。
● 万一、本商品を落としたり、キャビネットを破損した場合は、すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を 電源コンセントから引き抜いて、当社のサービス取扱所にご連絡ください。そのまま使用すると、火 災・感電の原因となることがあります。
● 本商品やモジュラジャックや電話配線の内部に水などの液体が入ったり、本商品を濡らした場合は、 すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜いて、当社のサービス取扱所にご連 絡ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となることがあります。
● 本商品の通風孔などから内部に金属類や燃えやすいものなどの、異物を差し込んだり、落としたりし ないでください。万一、異物が入った場合は、すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセント から引き抜いて、当社のサービス取扱所にご連絡ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因 となることがあります。特にお子様のいるご家庭ではご注意ください。
● 異常音がしたり、キャビネットが熱くなっている状態のまま使用すると、火災・感電の原因となるこ とがあります。すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜いて、当社のサービ ス取扱所に修理をご依頼ください。
● AC100V の家庭用電源以外では、絶対に使用しないでください。火災・感電の原因となることがあ ります。
● 電源コードが傷んだ(芯線の露出・断線など)状態のまま使用すると火災・感電の原因となることが あります。すぐに電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜いて、当社のサービス取 扱所に修理をご依頼ください。
● 差込口が 2 つ以上ある壁の電源コンセントに他の電気製品の電源アダプタ(電源プラグ)を差し込む 場合は、合計の電流値が電源コンセントの最大値を超えないように注意してください。
● 濡れた手で本商品やモジュラジャックや電話配線を操作したり、接続しないでください。感電の原因 となることがあります。
● 電源アダプタ(電源プラグ)必ず付属のものを使用し、それ以外のものは絶対にお使いにならないで ください。火災、感電の原因となることがあります。
● 電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントに確実に差し込んでください。電源アダプタ(電源プ ラグ)の刃に金属などが触れると、火災・感電の原因となることがあります。
● 電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜く時は、必ず電源アダプタ(電源プラグ) を持って引き抜いてください。電源アダプタコードを引っ張るとコードが傷つき、火災・感電の原因 となることがあります。
● 電源アダプタ(電源プラグ)は、ほこりが付着していないことを確認してから電源コンセントに差し 込んでください。ほこりにより火災・感電の原因となることがあります。また、半年から1年に1回 は、電源アダプタ(電源プラグ)を点検してください。なお点検は当社サービス取扱所にご相談くだ さい。
● お近くに雷が発生したときは、電源アダプタ(電源プラグ)をコンセントから引き抜いてご使用を控 えてください。雷によっては、火災・感電の原因となることがあります。
● 本商品の通風孔をふさがないでください。通風孔をふさぐと本商品の内部に熱がこもり、火災の原因 となることがあります。次のような使い方はしないでください。 ・じゅうたんやふとんの上に置く。 ・テーブルクロスなどをかける。 ・毛布やふとんをかぶせる。 ・横置きにする。 ・本棚、タンスの中、押入の中など風通しの悪い場所に置く。
● 電源コードには、延長コードは使わないでください。火災の原因となることがあります。
4 安全にお使いいただくために必ずお読みください
その他
警告
F
● 本商品や電源アダプタ(電源プラグ)を分解・改造したりしないでください。火災・感電の原因となるこ とがあります。
● 本商品のキャビネットは外さないでください。感電の原因となることがあります。キャビネットを開 けられた場合は、本商品の保証対象外といたします。指定以外の内部の点検・調整・清掃・修理は、 当社のサービス取扱所にご連絡ください。
● 電源アダプタ(電源プラグ)のコードに傷をつけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、 引っ張ったり、ねじったり、束ねたりしないでください。また、重いものをのせたり、加熱したりす ると電源アダプタ(電源プラグ)のコードが破損し、火災・感電の原因となることがあります。電源 アダプタ(電源プラグ)のコードが傷んだら、当社のサービス取扱所に修理をご依頼ください。
● 本商品やモジュラジャックに水が入ったりしないよう、また濡らさないようにご注意ください。漏電 して、火災・感電の原因となります。
● 付属の電源アダプタ(電源プラグ)を本商品以外には使用しないでください。火災、感電の原因となるこ とがあります。
● 本商品を移動させる場合は、電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜き、電話機コー ドを差込口から引き抜いて、外部の接続線を外したことを確認のうえ、行ってください。コードが傷 つき、火災・感電の原因となることがあります。
お使いになる前に(設置環境)
注意
F
● ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所に置かないでください。また、本商品の上にも のを置かないでください。バランスがくずれて倒れたり、落下してけがの原因となることがあります。
● 振動・衝撃の多い場所に置かないでください。バランスがくずれて倒れたり、落下してけがの原因と なることがあります。
● 本商品の前後左右 3cm 、上 3cm には、壁や物がない場所に縦置きで設置してください。換気が悪くな ると本体内部の温度が上り、故障の原因になることがあります。
● 屋外には設置しないでください。屋外に設置した場合の動作保証はいたしません。
● 温度 5℃~40℃・湿度 5%~85%で、結露しない場所に設置してください。温度や湿度がこの範囲を越 えたり、結露が発生すると故障の原因になります。結露とは、空気中の水蒸気が金属板の表面などに 付着し、水滴となる現象です。本商品を寒い場所から急に暖かい場所に移動させたような時には、本 体内部に結露が発生し、故障の原因となります。万一結露した場合は、電源アダプタ(電源プラグ) を電源コンセントから引き抜いた状態で放置しておき、完全に乾燥してから電源を入れてください。
● 本商品は安定した水平なところに縦置きに設置してください。
● 本商品を製氷倉庫など特に温度が下がるところに置かないでください。本商品が正常に動作しないこ とがあります。
● 塩水がかかる場所、硫化水素、亜硫酸ガス、アンモニア等の腐食性ガスが発生する場所で使用しない でください。故障の原因となることがあります。
安全にお使いいただくために必ずお読みください 5
● 電気製品・AV ・OA 機器などの磁気を帯びているところや電磁波が発生しているところに置かな いでください(電子レンジ、スピーカ、テレビ、ラジオ、蛍光灯、電気こたつ、インバータエアコン、 電磁調理器など)。・磁気や電気雑音の影響を受けると、雑音などが大きくなったり、通信ができなく なることがあります(特に電子レンジ使用時には影響を受けることがあります)。・テレビ、ラジオな どに近いと、受信障害の原因となったり、テレビ画面が乱れることがあります。・放送局や無線局など が近く、雑音などが大きい時は、本商品の設置場所を移動してみてください。
● 硫化水素が発生する場所(温泉地)などでは、本商品の寿命が短くなることがあります。
● 本商品に専用無線 LAN カードを装着してご利用の場合は、次のような場所でのご使用は避けてくださ い。(電波を混信したり、誤動作の原因になります。)・特定無線局や移動通信体のある屋内・電子レン ジの近く・盗難防止など 2.4GHz 周波数帯域を利用している装置のある屋内
● 本商品に専用無線 LAN カードを装着してご利用の場合で、本商品と無線 LAN 端末の間に次のような物 質があるときは設置場所を変更したり、仕切りを取り払うなどしてください。(電波を通しにくい物質 が周囲にあると通信ができなかったり通信速度が遅くなる場合があります。)・鉄のドア・スチール棚 や仕切り・コンクリート、石、レンガなどの壁・防火ガラス・アパートなどの上階と下階
お使いの時
注意
F
● 使用中にケーブルを誤って外さないでください。ケーブルに足など引っ掛けないでください。使用中 にケーブルが抜けると、大切なデータを失うことがあります。
● 機器の電源の入り切りは、5 秒間以上おいてから行ってください。本商品が正常に動作しない場合があ ります。
● 本商品に乗らないでください。特に小さなお子様のいるご家庭ではご注意ください。こわれてけがの 原因となることがあります。
● 万一、漏電した場合の感電事故防止のため、必ずアース線を取り付けてください。
● 本書に従って接続してください。間違えると接続機器や回線設備が故障することがあります。
● 専用無線 LAN カードの抜き差しは、本商品の電源を切った状態で行ってください。本商品および専用 無線 LAN カードが故障することがあります。
● IEEE802.11a モードは法律により屋外での使用は禁止されています。
その他
注意
F
● 長期間ご使用にならない時は、安全のため必ず電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引 き抜いてください。
● お手入れをする時は、安全のため必ず電源アダプタ(電源プラグ)を電源コンセントから引き抜いて ください。
6 安全にお使いいただくために必ずお読みください
日頃のお手入れ
お願い
● ベンジン、シンナー、アルコールなどで拭かないでください。本商品の変色や変形の原因となること があります。汚れがひどい時は、薄い中性洗剤をつけた布をよくしぼって汚れを拭き取り、柔らかい 布でからぶきしてください。
● 落としたり、強い衝撃を与えないでください。故障の原因となることがあります。
● 本商品に殺虫剤などの揮発性のものをかけたりしないでください。また、ゴムやビニール、粘着テー プなどを長時間接触させないでください。変形、変色の原因になることがあります。
安全にお使いいただくために必ずお読みください 7
目 次
ご使用にあたってのお願い.............................................. 1
安全にお使いいただくために必ずお読みください.......................... 3
目 次................................................................ 8
取扱説明書の構成(本書/付属 CD-ROM) ................................ 10
付属 CD-ROM に収録されたファイルの見方................................ 10
まるごと設定ツールについて........................................... 11
動作環境ついて....................................................... 12
「取扱説明書(詳細編)」目次.......................................... 13
Web Caster 3100SVの特長............................... 14
ADSLに関するご注意............................................... 15
電話機能に関するご注意............................................... 16
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意................ 18
お客様情報に関するご注意............................................. 19
本商品の設定方法..................................................... 20
1
お使いになる前に............................................. 21
1-1 商品構成の確認 .................................................. 21
1-2 Web Caster 3100SVの各部の名称と機能 .............. 22
1-3 操作の流れ ......................................................25
1-4 Web Caster 3100SVの設置 .......................... 26
1-5 Web Caster 3100SVを接続する ...................... 27
1-6 Web Caster 3100SVとパソコンの電源を入れる ........ 33
2
Web 設定 ..................................................... 35
2-1 設定 Web 画面の表示 .............................................. 35
2-2 基本設定 ........................................................ 39
2-3 無線 LAN の設定方法 .............................................. 45
2-4 フレッツ・スクウェアへの接続方法 ................................ 66
2-5 IP 電話の設定方法 ............................................... 67
2-6 電話の使用方法 .................................................. 69
2-7 機器状態・ログ .................................................. 83
8
3
付録......................................................... 88
3-1 メニュー一覧.................................................... 88
3-2 パソコンのネットワーク設定...................................... 92
3-3 暗号化モードと暗号化方式....................................... 105
3-4 故障かなと思ったら............................................. 106
3-5 初期化方法..................................................... 114
3-6 バージョンアップお知らせ機能................................... 115
3-7 バージョンアップ............................................... 122
3-8 仕様一覧....................................................... 125
3-9 用語集 ........................................................ 127
3-10 索 引 ........................................................ 133
3-11 お客様サポート・保守サービスのご案内........................... 135
目 次 9
取扱説明書の構成(本書/付属 CD-ROM)
本商品の取り扱いに関する説明書は、以下のように構成されています。ご利用の目的に合わせてお読 みください。
本商品の接続のしかた、インターネット接続の設定方法、簡単な
取扱説明書(本書)
保守内容を記載しています。 ご使用前に必ずお読みください。
接続・設定ガイド (付属品)
取扱説明書(詳細編) (PDF ファイル)
本商品の接続のしかたや、まるごと設定ツールを使った基本的な 設定方法を記載しています。
本商品の機能や設定方法をより詳しく記載しています。より高度 な機能をご使用になる場合にお読みください。取扱説明書(詳細 編)は、付属 CD-ROM 内に PDF ファイルとして用意しています。
付属 CD-ROM に収録されたファイルの見方
お知らせ
付属 CD-ROM に収録されている PDF ファイルをご覧になる場合は、あらかじめ Adobe Reader または Acrobat Reader をインストールしていただく必要があります。
お知らせ
付属 CD-ROM は日本語版 OS 以外の動作保証はしていません。また、付属の CD-ROM はソフトウェアの バックアップとして保有する場合に限り、複製することができます。また、ソフトウェアについての いかなる改変も禁止とし、それに起因する障害について当社は一切の責任を負いません。
Windows Vista/XP/2000 をお使いの場合
付属 CD-ROM をパソコンにセットしてください。

自動起動でファイル一覧のメニュー画面が表示されます。
お知らせ
メニュー画面が自動起動しない場合は、付属 CD-ROM に含まれている「StartInstall.exe」ファ イルをダブルクリックしてください。
メニュー画面からファイルを選択してクリックください。
上記以外の対応 OS をお使いの場合
付属 CD-ROM をパソコンにセットしてください。
付属 CD-ROM に含まれている「index.html」ファイルをダブルクリックしてください。
ファイル一覧のメニュー画面が表示されます。
メニュー画面からファイルを選択してクリックください。
10 取扱説明書の構成(本書/付属 CD-ROM)
まるごと設定ツールについて
本商品に付属の CD-ROM には「まるごと設定ツール」が用意されています。
画面の指示に従って操作するだけで、本商品の基本的な設定ができるようになっています。 設定方法は付属の「接続・設定ガイド」に記載していますので、参照してください。
お知らせ
まるごと設定ツールは Windows Vista/XP/2000 のみ対応です。 Macintosh をご利用のお客様は、本書を参考に Web ブラウザから設定してください。 また、Windows Vista/XP/2000 のご利用のお客様も、まるごと設定ツールを使わずに Web ブラウザから の設定が可能です。
まるごと設定ツールについて 11
動作環境ついて
本商品を使用して、インターネットにアクセスしたり IP 電話を使ったりするには、ご使用のパソコン の Web ブラウザを使って本商品にアクセスし、設定を行う必要があります。 本商品へのアクセスに必要なパソコンのハードウェア、ソフトウェアは以下のとおりです。
● ハードウェア
Ethernet インタフェースを持ったパソコンなど。
お知らせ
Ethernet インタフェースの取り付け方法および設定方法については、パソコン本体や Ethernet カードなどに付属している取扱説明書を参照してください。
● ソフトウェア
Web ブラウザは下記のバージョンに対応しています。
O S Web ブラウザ
Windows Vista/XP/2000
Macintosh (Mac OS Ⅹ以降/Mac OS 9 以前)
・Microsoft Internet Explorer Ver.5.5 以上
・Netscape Navigator Ver.7.0 以上
・Microsoft Internet Explorer Ver.5.0 以上
・Netscape Navigator Ver.7.0 以上
● まるごと設定ツール
まるごと設定ツールは Windows Vista/XP/2000 のみ対応です。 その他の OS をご利用のお客様は、本書を参考に Web ブラウザから設定してください。また、Windows Vista/XP/2000 をご利用のお客様も Web ブラウザからの設定が可能です。
12 動作環境ついて
「取扱説明書(詳細編)」目次
付属の CD-ROM には、本商品の詳細な機能について説明した「機能詳細ガイド」が PDF ファイルで収録 されています。ここではその概要を示します。
1
設定例
フレッツ・スクウェアに接続する フレッツ・コミュニケーションの利用方法 フレッツ・グループの利用方法
(Unnumbered 方式) 外部にサーバ(Web、FTP)を公開する ネットワークゲームをする 複数固定 IP アドレスサービスを利用する
(NAT ルータ方式) VPN を使用する ・PPTP パススルーの設定 ・IPsec パススルーの設定 ・L2TP パススルーの設定
2
Web 設定
メニュー一覧 ルータモード ・基本設定 ・接続先設定 ・IP 電話設定 ・IP 電話詳細設定 ・ADSL 設定 ・LAN 側設定 ・スタティックルーティング設定 ・UPnP 設定 ・アクセス制限設定 ・パケットフィルタ設定 ・アドレス変換(ポート指定)設定 ・アドレス・ポート変換設定 ・SPI(ステートフル・パケット・インスペ
クション)設定 ・自動アップデート設定 ・ルータ・ブリッジ動作モード設定 ブリッジモード ・ADSL 設定 ・IP 設定 ・ルータ・ブリッジ動作モード設定
無線 LAN 設定
・無線 LAN 設定 ・MAC アドレスフィルタリング設定 ・無線 LAN 詳細設定 表示 ・バージョン情報 ・機器状態・ログ ・セキュリティログ ・NAT テーブル ・UPnP ログ ・UPnP CP(コントロールポイント)
テーブル ・UPnP NAT 設定情報 ・IP 電話設定情報 ・無線 LAN 情報 保守 ・ログインパスワード設定 ・設定の初期化 ・再起動 ・バージョンアップ ・ループバックテスト ・Ping 送信 ・ADSL 再接続 ・NAT テーブル消去 ・UPnP NAT 情報消去 ・バージョンアップお知らせ機能 ・バージョンアップお知らせ機能を利用
するには ・バージョンアップお知らせの確認方法 ・バージョンアップ方法 ・時刻設定 ・設定の保存・復元
3
初期化方法
・初期設定での起動方法 ・初期設定内容一覧 ・入力文字制限一覧
4
用語集
「取扱説明書(詳細編)」目次 13
Web Caster 3100SVの特長
● IP 電話機能をサポート
本商品では IP 電話機能をサポートしています。 電話機などを接続してインターネット経由による発着信が行えます。従来通りの方法で電話を利用 することができます。
※ホームテレホンの内線電話機やデジタル電話機などは接続できません。 ※IP 電話を用いてファクスやアナログモデム通信の送受信を行うと、失敗する場合があります。
● インターネットへの高速・常時接続
ADSL 技術の採用で、加入電話回線を使用して、高速な通信を実現しています。 本商品は以下の ADSL 標準に準拠しています。
Quad Spectrum 方式 ITU-T G.992.1 (G.dmt) Annex I/Annex C ITU-T G.992.2 (G.lite) Annex C
※上り拡張方式/オーバーラップ方式に対応しています。
● Web ブラウザを利用した簡単設定、状態表示
Web ブラウザのメニュー形式画面から、必要な設定を簡単に行うことができます。 また、ADSL 回線ポートや LAN ポートの状態やリンク速度、IP 電話の状態、無線 LAN の状態などを Web ブラウザで確認することができます。
● ログ蓄積機能
ADSL リンクが切断した時刻など、モデムの動作に関するログを記録しています。 Web ブラウザから参照することが可能です。
● 複数パソコンのインターネットへの同時接続
アドレス変換機能(NAT)や IP マスカレード機能に対応しているため、LAN 側に接続した複数のパ ソコンから、同時にインターネットへの接続ができます。
● 複数同時セッション接続機能
複数のセッションに同時に接続することができます。 通常のインターネット接続プロバイダを使用すると同時に、当社が提供する各種のフレッツサービ スなどを利用することができます。 ※ADSL 回線が複数同時セッションに対応している必要があります。
● ネットワーク設定の簡略化
DHCP サーバ機能を搭載しているため、LAN ポートに接続するパソコンのネットワーク設定を簡略化 できます。
● 無線 LAN 機能をサポート
本商品は IEEE802.11a/g/b 対応無線 LAN カードインタフェースを搭載しています。 別売の専用無線 LAN カード(Web Caster FT-STC-Sa/g)を専用無線 LAN カー ドスロットに接続することで、最大 54Mbps の無線 LAN 環境を構築することができます。 無線 LAN 機能は、それぞれの規格から選んでご利用いただけます。
14 Web Caster 3100SVの特長
ADSLに関するご注意
・ 実際の通信速度は、パソコンの環境やプロバイダ、サーバ、接続時間帯により異なります。
・ ADSL を設置している当社局舎から設置場所までが離れている場合、あるいは十分な配線設備がない
場合は、十分な通信速度が出ないか、または使用できないことがあります。
・ 設置場所の近くに幹線道路、線路、送電線、送信所など電波を発するものがある場合は、十分な通
信速度が出ないか、または ADSL 回線による接続が途切れたりすることがあります。
・ 保安器の種類などによっては、加入電話回線で着信があった場合は、ADSL 回線による接続が途切れ
ることがあります。
・ 近くにガス検知器などがあると、十分な通信速度が出ないことがあります。
・ 次のような場合は、速度が遅くなることがあります。
- ISDN 回線などのノイズ源がある場合
- 配線のルート変更で距離が伸びた場合
- ADSLスプリッタで分離していても配線状況が悪い場合
・ ADSL のサービス提供地域であっても、設備・回線などの都合により本商品をご利用になれない場合
があります。
・ 遠隔検針(ノーリンギング通信サービス)や警備保障、回線自動選択装置(ACR など)の加入電話
回線を利用したサービスを利用されている場合、それらのサービスに支障をきたす場合があります。
・ ADSL 区間の距離や設備状況、他回線からの影響、お客様宅内で接続されている通信設備(ACR など)
の影響により、最大通信速度が当初より得られない場合や、通信速度が変動する状態または通信が 利用できない状態となる場合があります。
・ ADSL によるインターネット常時接続をご利用の場合、ネットワークを介して外部からの不正侵入お
よび、情報搾取などの危険が増えます。必要に応じて、お客様のパソコン上にファイアウォールの ソフトウェアをインストールするなどの対応をお願いいたします。
・ 本商品はNTT東日本・NTT西日本が提供するフレッツ・ADSL サービス用の装置であり、他の
ADSL 事業者様が提供するサービスにはご利用できません。
ADSLに関するご注意 15
電話機能に関するご注意
●IP 電話と加入電話の選択
・ 本商品に接続した電話機からは、IP 電話および加入電話を利用することができます。
・ IP 電話として通話しているか加入電話として通話しているかは、本商品の電話ランプ/VoIP ランプ
または発信時にハンドセットから聞こえる音により識別できます。
●IP 電話の利用
・ IP 電話をご利用いただくためには、プロバイダなどとの IP 電話サービス契約および本商品への IP
電話設定が必要です。なお、本商品がインターネットに接続されていない場合やプロバイダなどの サーバと通信できる状態にない場合、IP 電話は利用できません。
・ IP 電話はプロバイダなどが提供するサービスです。IP 電話のサービス内容や利用料金などを、ご
加入のプロバイダなどに必ずご確認ください。
・ IP 電話として通話した場合の通話料金はプロバイダなどから請求されます。また、IP 電話として通話
した場合に相手先に通知できる発信者番号は、プロバイダなどから付与された IP 電話番号です。
・ IP 電話として接続できない通話(IP 電話サービス対象外の番号をダイヤルした場合など)は、加
入電話としての発信に自動切り替えされることがあります。自動切り替えされる条件はご加入の IP 電話サービスによって異なりますので、プロバイダなどにご確認ください。
・ IP 電話の通話品質は、下記のような場合に劣化することがあります。
- ADSL 回線の接続状況によって十分な帯域が確保できない場合
- インターネットで十分な帯域が確保できない場合
- 本商品に接続しているパソコンで、ファイル転送やストリーミングサービスのような大きな帯域を必 要とするサービスを使用中の場合
・ IP 電話でファクスやアナログモデム通信を行った場合、あるいは音声ガイドなどで通話中にプッ
シュ信号の入力が必要な場合は、通信に失敗することがあります。通信が失敗した場合でも、失敗 するまでの通信に対して使用料金がかかります。確実に通信したい場合には、相手先電話番号の前 に「0000」(ゼロを 4 回)をダイヤルし、加入電話をご利用ください。
・ 加入電話回線に着信があった場合、ADSL 回線による接続が途切れることがあります。ADSL 回線に
よる接続が途切れると、IP 電話通話中の場合は通話が切断されます。
・ IP 電話通話中に本商品の電源が切れた場合や再起動された場合は、通話が切断されます。
・ 本商品に接続している電話機の ACR などの機能が動作している場合、IP 電話が使用できない場合が
あります。ACR などの機能によって加入電話としての通話になった場合は、加入電話の通話料金が かかります。必ず電話機の ACR などの機能は停止させてください。
16 電話機能に関するご注意
●加入電話の利用
・ 加入電話をご利用いただくためには、加入電話の契約および本商品への加入電話回線の接続が必要
です。
・ 緊急通話(110 番や 119 番など)など、一部の電話番号(※)をダイヤルした場合は、必ず加入電
話としての発信になります。本商品に加入電話回線が接続されていないと通話できませんのでご注 意ください。
※ 他に 113、116、117、177 などの 1 からはじまる 3 桁番号や#で始まる番号。ただし、184/186 は除きます。
・ 加入電話として通話した場合の通話料金は、NTT西日本またはマイライン(マイラインプラス)
に登録された電話会社から請求されます。
・ 意図的に加入電話として発信したい場合は、相手先電話番号の前に「0000」(ゼロを 4 回)をダイ
ヤルしてください。
・ なんらかの事情により IP 電話がご利用いただけない場合は、「0000」(ゼロを 4 回)をダイヤル
することにより加入電話として通話することができます。
・ 停電時および本商品の電源が切れている場合、および本商品の IP 電話設定が未設定の場合は、す
べて加入電話としての通話となります。
電話機能に関するご注意 17
無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意
無線 LAN では、LAN ケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンなどと無線アクセスポイン ト間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由に LAN 接続が可能であるという利点 があります。 その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を越えてすべての場所に届くため、セキュリ ティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
- ユーザ名(ID)やパスワード又はクレジットカード番号などの個人情報
- メールの内容
などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
- 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
- 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
- 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
- コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。 本来、無線 LAN カードや無線アクセスポイントには、これらの問題に対応するためのセキュリティ(防 護策)が用意されています。無線 LAN 製品のセキュリティ設定を有効にし、製品を使用することで、 これらの問題が発生する可能性は少なくなります。
無線 LAN 機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていない場合があ ります。 お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線 LAN カードや無線 LAN アクセス ポイントをご使用になる前に、必ず無線 LAN 機器のセキュリティに関するすべての設定を取扱説明書 にしたがって行ってください。 なお、無線 LAN の仕様上、特殊な方法によりセキュリティが破られることもあり得ますので、ご理解 のうえご使用ください。 セキュリティの設定などについて、お客様ご自身で対処できない場合には、「4-8 お客様サポート・保 守サービスのご案内」(T p.135)に記載のお客様サポートまでお問い合わせください。
お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解したうえで、お客様ご自身 の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、使用してください。
18 無線 LAN 製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意
お客様情報に関するご注意
・ 本商品は、お客様固有のデータを登録または保持可能な商品です。本商品内のデータが流出すると
不測の損害を被る恐れがありますので、データの管理には十分お気をつけください。
・ 本商品を廃棄(または譲渡、返却など)される際は、本商品を初期化することにより、本商品内の
データを必ず消去してください。
・ 本商品の初期化は、本書に記載された初期化方法の手順に従って実施してください。
(3-5 「初期化方法」T
p.114)
お客様情報に関するご注意 19
本商品の設定方法
本商品の設定は、次の二種類の方法があります。
- 付属 CD-ROM に収められている「まるごと設定ツール」を使用
- Web ブラウザから設定
ご使用の環境に合わせて設定を行ってください。
● Windows Vista/XP/2000 でご使用される場合
まるごと設定ツールを使用 :接続・設定ガイドを参考に設定してください。 Web ブラウザから設定 :本書を参考に設定してください。
● 上記以外の対応 OS でご使用される場合
Web ブラウザから設定 :本書を参考に設定してください。
お知らせ
まるごと設定ツールは Windows Vista/XP/2000 のみ対応です。 Machintosh をご利用のお客様は、本書を参考に Web ブラウザから設定してください。 また、Windows Vista/XP/2000 のご利用のお客様も Web ブラウザからの設定が可能です。
20 本商品の設定方法
1
お使いになる前に
1-1 商品構成の確認
本商品には、本体および付属品が入っています。まずこれらがすべて揃っているかご確 認ください。 万一、足りないものがございましたら、当社のサービス取扱所もしくはお買い上げにな りました販売店までお申し付けください。
お使いになる前に 21
1-2 Web Caster 3100SVの各部の名称と機能
1-2-1 前面図
① 電源ランプ
② ADSLランプ
PPPランプ(橙色)と同時に 点滅している場合、拡張自 動設定中です。
③ PPPランプ
ADSLランプ(緑色)と同時 に点滅している場合、拡張 自動設定中です。
④ LAN1~4ランプ
22 お使いになる前に
名 称 表示(色) 機能説明
点灯 通電中
消灯 電源が切れている時
点灯 ADSLリンクアップ時
消灯 ADSL回線を接続していない時
点灯 PPPリンクアップ時
点滅 リンク確立中
消灯 PPP停止中
消灯 LANリンクダウン時
トレーニング中/
点滅
ADSLリンクアップ後、データが流れている時
点滅
行中/初期設定で起動している時
点灯 IPアドレスの取得に失敗
点灯 LANリンクアップ時
点滅 データが流れている時
名 称 表示(色) 機能説明
⑤ アラームランプ
⑥ 電話ランプ
点灯 セルフテスト中
点滅 障害発生時
消灯 正常動作中
点灯 加入電話回線接続(待機中)
点滅 加入電話回線接続(使用中)
消灯 加入電話回線未接続
点灯 IP電話使用可能
点滅 IP電話使用中
⑦ VoIPランプ
⑧ 専用無線LAN
カードスロット
お知らせ
PPP ランプは、メインセッションの状態を表示します。
お知らせ
各ランプの状態は、本体正面からご確認ください。(正常時には、電源、ADSL、PPP、LAN、電 話および VoIP ランプが緑色に点灯もしくは点滅します。)
お知らせ
初期設定で起動している場合の各ランプの状態については「3-5 初期化方法」(T p.114) を参照してください。
お知らせ
ADSL 接続の拡張自動設定が動作中のときは、ADSL ランプ(緑色)と PPP ランプ(橙色)が同 時に点滅します。ADSL 接続の拡張自動設定については、取扱説明書(詳細編)の「ADSL 設定 (ルータ)」、「ADSL 設定(ブリッジ)」を参照してください。
赤点
-消
--
IP電話使用不可能
(IP電話サーバに登録失敗)
IP電話使用不可能
(IP電話設定が未設定/IP電話サーバに未登録)
無線LAN機能をご使用の場合は、別売の専用無 線LANカード(Web Caster FT-ST C-Sa/g)を差しこみ、接続します。
お使いになる前に 23
1-2-2 背面図
① ADSL回線ポート ADSL回線
DC 9V
名称 表 示 機能説明
電話機コードを使用して、ADSL回線に接続します。 ポートは黒色です。
② 電話回線ポート
(2線式アナログ)
③ 電話機ポート
(2線式アナログ)
④ 初期化スイッチ(丸穴) INIT
⑤ LANポート LAN1~4 LANケーブルを使用して、パソコンなどを接続します。
⑥ アース端子 FG アース線を接続します。
⑦ 電源アダプタ
コード端子
お知らせ
初期化スイッチ(INIT)のご使用方法については、「3-5 初期化方法」(T p.114)を参照 してください。
24 お使いになる前に
電話回線
電話機
DC 9V 専用の電源アダプタを接続します。
電話機コードを使用して、加入電話回線に接続します。 ポートは灰色です。
電話機コードを使用して、電話機(またはファクス) を接続します。 ポートは白色です。
電源ONの状態で5秒以上押し続けると、設定情報を初 期設定に変更して再起動します。
1-3 操作の流れ
本商品をお使いになる前に必要な準備や操作の大まかな流れを次に示します。
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お使いになる前に 25
1-4 Web Caster 3100SVの設置
本商品底面に付属のスタンドを接続してください。
スタンドの突起部を本体の穴に合わせ、確実に挿入してください。
安定した水平なところに縦置きで設置してください。
本商品の前後左右 3cm、上 3cm には、壁や物がない場所に設置してください。
本商品は横置きでのご使用はできません。換気が悪くなると本体内部の温 度が上がり、故障の原因になります。
26 お使いになる前に
F
注意
1-5 Web Caster 3100SVを接続する
IP 電話を利用する場合
DC 9V
お願い
ADSLスプリッタは単なる分岐装置ではありません。ADSLスプリッタには通話用の低周 波と、データ通信用の高周波を分離する回路が内蔵されており、単に結線されただけの分岐装 置では代用できません。
お使いになる前に 27
ADSLスプリッタの LINE ポート(白色)とモジュラジャックを、ADSLスプリッ
タ付属の電話機コード(白色:20cm)で接続してください。
本商品の ADSL 回線ポート(黒色)とADSLスプリッタの MODEM ポート(黒色)を、
付属の電話機コード(黒色:1.8m)で接続してください。
本商品の電話回線ポート(灰色)とADSLスプリッタの PHONE ポート(灰色)を、付
属の電話機コード(灰色:1.8m)で接続してください。
お知らせ
IP電話のみを使用したい場合、ADSLスプリッタのPHONEポート(灰色)と、本商品 の電話回線ポート(灰色)の間の電話機コードは接続しないでください。 この場合、本商品に接続した電話機からは、緊急ダイヤル(110番、118番、119番)な どが使用できません。
本商品の電話機ポート(白色)に電話機またはファクスなどを接続してください。
電話機接続用の電話機コードは付属しておりません。現在ご使用中のものをお使いくだ さい。
お知らせ
本商品に接続する電話機は端末機器技術基準適合表示がついているものをご使用くだ さい。本商品の電話機ポートは擬似的にアナログ電話回線と同様の環境を作っていま す。実際のアナログ電話回線とは異なるので通信機器によっては使用できない場合が あります。
お知らせ
ホームテレホンの内線電話機やデジタル電話機などには接続できません。
本商品の LAN ポート(1~4)とパソコンを、付属の LAN ケーブル(白色:2m)で接続し
てください。
28 お使いになる前に
お知らせ
IP電話を用いてファクスやアナログモデム通信の送受信を行うと、失敗する場合があ ります。
お知らせ
電話機ポートには、電話機を並列接続することはできません。
お知らせ
パソコンを複数台接続する場合は、台数に応じてLANケーブルをご用意ください。
お知らせ
本商品に付属のLANケーブルは、ストレートケーブルです。
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