Nikon f-14G-ED-AF-S User Manual [en, ru, de, es, fr, it]

PC-E NIKKOR
24mm f/3.5D ED
Nano Crystal Coat
使用説明書
User’s Manual Benutzerhandbuch Manuel d’utilisation Manual del usuario Användarhandbok Руководство пользователя Gebruikshandleiding Manuale d’uso
使用说明书
使用說明書
사용설명서
(S. 38–53)
(PP. 70–85)
(S. 86–101)
(P. 118–133)
(PP. 134–149)
(P. 2–17)
(PP. 18–37)
(CTP. 102–117)
(P. 150–173) (P. 174–189) (P. 190–206)
p
J En De Fr Es Sv Ru Nl It Sc Tc Kr
安全上のご注意
Jp2Jp
ご使用の前に「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使いくだ さい。この「安全上のご注意」は製品を安全に正しく使用していただき、 あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、重要 な内容を記載しています。お読みになった後は、お使いになる方がいつで も見られる所に必ず保管してください。
表示について
表示と意味は次のようになっています。
警告
注意
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡また は重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負 う可能性が想定される内容および物的損害の発生が想定される 内容を示しています。
お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。
絵表示の例
△記号は、注意(警告を含む)を促す内容を告げるものです。図の中や近 くに具体的な注意内容(左図の場合は感電注意)が描かれています。
記号は、禁止の行為(してはいけないこと)を告げるものです。図の中
や近くに具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれています。
●記号は、行為を強制すること(必ずすること)を告げるものです。図の 中や近くに具体的な強制内容(左図の場合は電池を取り出す)が描かれて います。
警告
分解したり修理・改造をしないこと
分解禁止
感電したり、異常動作をしてケガの原因となります
接触禁止
すぐに修理依頼を
落下などによって破損し、内部が露出したときは、露出部 に手を触れないこと
感電したり、破損部でケガをする原因となります。 カメラの電池を抜いて、販売店またはニコンサービス機関に修理を 依頼してください。
電池を取る
すぐに修理依頼を
水かけ禁止
使用禁止
見ないこと
感電注意
放置禁止
使用注意
保管注意
移動注意
放置禁止
使用注意
警告
熱くなる、煙が出る、こげ臭いなどの異常時は、速やかに カメラの電池を取り出すこと
そのまま使用すると火災、やけどの原因となります。電池を取り出 す際、やけどに充分注意してください。電池を抜いて、販売店また はニコンサービス機関に修理を依頼してください。
水につけたり、水をかけたり、雨にぬらしたりしないこと
発火したり感電の原因となります。
引火、爆発のおそれのある場所では使用しないこと
プロパンガス・ガソリンなど引火性ガスや粉塵の発生する場所で使用 すると、爆発や火災の原因となります。
レンズまたはカメラで直接太陽や強い光を見ないこと
失明や視力障害の原因となります。
注意
ぬれた手でさわらないこと
感電の原因になることがあります。
製品は幼児の手の届かないところに置くこと
ケガの原因になることがあります。
逆光撮影では、太陽を画角から充分にずらすこと
太陽光がカメラ内部で焦点を結び、火災の原因になることがあります。 画角から太陽をわずかに外しても火災の原因になることがあります。
使用しないときは、レンズにキャップをつけるか太陽光のあ たらない所に保管すること
太陽光が焦点を結び、火災の原因になることがあります。
三脚にカメラやレンズを取り付けたまま移動しないこと
転倒したりぶつけたりしてケガの原因になることがあります。
窓を閉め切った自動車の中や直射日光が当たる場所など、 異常に温度が高くなる場所に放置しないこと
内部の部品に悪い影響を与え、火災の原因となることがあります。
アオリ操作の際には、レンズ本体のエッジ部に注意すること
エッジ部と指が接触して、ケガの原因になることがあります。
Jp
3
このたびはニッコールレンズをお買い上げいただき、誠にありがとうご
Jp
ざいます。
1.各部の名称
フード ②フード取り付け
指標
③フードセット指標 ④フード着脱指標 ⑤距離目盛基準線被写界深度目盛距離目盛フォーカスリング
絞りリング絞り目盛絞り指標ティルトノブティルト目盛レボルビング指標レンズ着脱指標レンズマウント
ゴムリング
CPU 信号接点絞り込みボタンシフトノブシフト目盛レボルビングレバーシフトロックノブ ㉓ティルトロックノブ
4
2.主な特長
シフトやティルトのアオリ操作により、カメラアングルによる主要被写 体の歪みを補正したり、奥行きのある主要被写体の手前から奧まで全体 にピントを合わせられます。PC とは、Perspective Control の略で、 遠近感の補正や強調ができることを表します。
D4/D3 シリーズ /Df/D800 シリーズ /D700/D610/D600/
D300 シリーズ /D90/D7100/D7000/D5300/D5200/D5100/ D5000/D3200/D3100/D3000 カメラでは、自動絞り対応で、 絞り込みボタンを操作しないで撮影できます。
被写体までの距離情報をカメラ側に伝達する機能を備え、3D マルチ
パターン測光機能を持ったカメラとの組み合わせでは、より的確な露 出制御を実現します。(アオリなしで、開放絞りの場合のみ)
ニコン独自の ED(特殊低分散)ガラスによる色収差の補正とともに、
良好なボケ味が得られる円形絞りの採用で優れた光学性能、描写性能 を発揮します。
ナノクリスタルコート(NanoCrystal Coat)を一部のレンズに施し
たことで、強い太陽光が当たる屋外撮影から、スポットライトのある 室内撮影まで、クリアーで抜けの良い画像を提供します。
ワイヤレスリモートスピードライト SB-R200 は、レンズ先端に 2 個
まで装着できます。
※
SB-R200 使用 時には、シフ トノブを確実に締め込んでください。 また、アオリ操作(シフト、ティルト設定)での使用はおすすめしま せん。
シフトロックノブとティルトロックノブについて
このレンズはシフトノブとティルトノブでアオリ操作が行えますが、 それぞれのロックノブでアオリをロックするとき、レンズの機構上 完全には固定されないようになっています(故障ではありません)。 したがって、シフトロックノブとティルトロックノブを無理に締め つけたり、ロックした状態で無理にアオリ操作を行ったりすると故 障の原因となりますのでご注意ください。
Jp
5
3.使用できる機能
Jp
カメラによって、使用できる機能には制限・制約がありますので、カメ ラの使用説明書でもご確認ください。
 カメラ
D4、D3 シリーズ
Df、D800 シリーズ、D700、
D600
D610 D300 シリーズ、D90、
D7100、D7000、D5300、 D5200、D5100、D5000、 D3200、D3100、D3000
※3
※4
カメラによる 絞り値の設定
プリセット絞りアオリ操作カメラへの
取り付け
P※2SAM
○○○○
○○△※5△
※6
D2 シリーズ、D1 シリーズ、 D200、D100、D80、 D70 シリーズ、 D50、D40 シリーズ、 F6、F5、F4 シリーズ F100、F80 シリーズ、
D60、
※7
※8
× ○△※5△※6×××
※9
ニコン U2、ニコン U、 プロネア 600i
F90X シリーズ、 F90 シリーズ、F70D、 F60D、F50D、F-401 シリーズ、F-801 シリーズ、
××××××××
F-601、F-601M、 F3AF、F-501、ニコン Us、 プロネア S、MF カメラ
○:使用可△:制限あり×:使用不可
※ 1:アオリ操作をすると、適正露出になりません。 ※ 2:P には AUTO(オート)モード、イメージプログラムモードを含
みます。
※ 3:絞り込みボタン ON にして絞り羽根が閉じている状態で、半押し
タイマー OFF または電源 OFF になると、絞り羽根は開放位置に 戻ります。
※4:
絞り込みボタンを押すと(ON)、AE-L(AEロック)が掛かります
ので(ファインダー内 AE-L 表示)、撮影前に充分注意してください。 ※ 5:カメラと接触する場合がありますので充分注意してください。 ※ 6:「カメラへの取り付け」(P.8)参照 ※ 7:1 コマ撮影ごとに絞り羽根が開閉動作します。連写モードでは、
適正露出が得られないため使用できません。
6
露出モード
※1
※ 8:絞り込み状態で電源 ON または半押しタイマー ON のとき、一瞬
絞り羽根が開閉しますが故障ではありません。 ※ 9:絞り込み状態で半押しタイマー OFF でシャッターボタンを全押し
する(深く押し込む)と、適正露出が得られない場合があります
ので、シャッターボタン半押し後、設定した絞り値が表示パネル
やファインダーに表示したことを確認後、レリーズしてください。
絞り込みボタン(プリセット絞り)
絞り込みボタンを押すと、セットした絞り値までの絞り込みが行わ
れます。再度押すと、開放絞りの状態になります。ファインダー の画面または絞り羽根(被写体側から見たレンズ内部)で、現在の 状態は確認できます。
開放絞りの状態でも、カメラには、セットした絞り値が表示されます。
D4/D3シリーズ/Df/D800シリーズ/D700/D610/D600/
D300シリーズ/D90/D7100/D7000/D5300/D5200/ D5100/D5000/D3200/D3100/D3000カメラ:開放絞り
の状態でも、シャッターを切ると、セットした絞り値までの絞り 込みが自動的に行われ撮影できます。絞り込みボタンをONした 状態で電源をOFFにしたり、半押しタイマーが切れると、開放 絞りの状態になります。
■ご注意
D4/D3 シリーズ以外のカメラでは、アオリ操作(シフト、ティルト、
レボルビング)の組み合わせにより、カメラボディーと干渉しますので、 充分ご注意ください。
このレンズは、マニュアルフォーカス専用です。オートフォーカスは、
使用できません。なお、カメラ側のフォーカスモードは、いずれの設 定でもマニュアルフォーカスができます。
アオリ操作を行うと、条件によりケラレることがあります(写真の一
部に影が写り込む現象)。また、まれに色ムラが出ることがあります。
DX フォーマットのニコンデジタル一眼レフカメラ(D300 シリーズ、
D7000 など)に装着すると、対角線画角は 61°となり、35mm 判 で焦点距離約 36mm 相当のレンズになります。
CPU 信号接点は汚さないようにご注意ください。
レンズマウントゴムリングが破損した場合は、そのまま使わずに販売
店またはニコンサービス機関に修理を依頼してください。

低温時は、カメラのバッテリーを充分に充電した状態でお使いください。
Jp
7
4.カメラへの取り付け
Jp
a
シフトノブとティルトノブを回して、シフト目盛とティルト目盛が
2 の位置(目盛の中心を T/S に合わせる)になるようにセットします。
ご注意:
b
ご注意:故障の原因となりますので、各ノブやロックノブを無理に回
c

カメラの電源が ON の時に、レンズを装着すると、カメラが正しく作
動しません。
アオリ(P.10)状態だったり、ロックされていない状態、 またはレボルビング(P.12)している状態で取り付けたり、 取り外すと、指をはさんでケガをしたり、カメラボディーと レンズが接触してキズを付けることがあります。
図2
シフトロックノブとティルトロックノブを回して固定します(図3)。
さないでください。
図3
カメラの電源スイッチを OFF にセットし、着脱指標を合わせて、矢印 方向にカチッと音がするまでレンズを回します(図4)。
図4
8
5.バヨネットフード HB-41 の装着
レンズ先端のフード着脱指標とフード取り付け 指標( 、2 ヵ所のいずれか)を合わせて、 時計回りにカチッと音がするまでフードを回転 させ、確実に取り付けます。
フード着脱指標とフードセット指標(
が合っていることを確認してください。
フードが正しく取り付けられないと撮影画面
にケラレを生じますのでご注意ください。

フード先端を強くつかむと着脱が困難になりま す。着脱の際は、フードの根元(フード取り付 け指標部分)付近を持って回転させてください。
収納時はフードを逆向きにしてレンズに取り付けられます。
図5
6.露出の設定
■D4/D3 シリーズ /Df/D800 シリーズ /D700/D610/D600/
D300 シリーズ /D90/D7100/D7000/D5300/D5200/ D5100/D5000/D3200/D3100/D3000 カメラ
a
シフトノブとティルトノブを回して、シフト
目盛とティルト目盛が図2の位置になるよう にセットします。
b
カメラの露出モードをセットします。
c

露出モード A、M:絞りリングまたはカメラの コマンドダイヤルで絞り値を設定します(コマ ンドダイヤルで設定する場合は、絞りリングを 最小絞りロック位置Lにセットしてください)。
露出モード P、S:絞り値は、カメラ側で設定されます。
■その他のカメラ
a
シフトノブとティルトノブを回して、シフト目盛とティルト目盛が
図2の位置になるようにセットします。
b
カメラの露出モードを M(マニュアル)にセットします。
c
絞り込みボタンを操作して開放絞りの状態にして、絞りリングを
開放(F3.5)にセットし、適正な露出となるようにシャッタースピー ドをセットします。
図6
Jp
9
d
絞りリングで絞り値をセットし、変更した絞りの段数と同じ分、シャ
Jp
ッタースピードもシフトさせます。
絞りリングを “L" にセットすると、最小絞り(F32)に固定されます。
必ず、絞りリングでセットしてください。なお、カスタムセッティン
グで「レンズの絞りリングによる絞りのセット」を設定する必要はあ りません。
■単体露出計を使用する場合
a
シフトノブとティルトノブを回して、シフト目盛とティルト目盛が
図2の位置になるようにセットします。
b
カメラの露出モードを M(マニュアル)にセットします。
c
絞りリングまたはカメラのダイヤルで絞り値をセットし、カメラに表
示される F 値または絞りリングの絞り値を単体露出計にセットしてシ ャッタースピードを決めます。
D4/D3 シリーズ /Df/D800シリーズ /D700/D610/D600/
D300 シリーズ /D90/D7100/D7000/D5300/D5200/D5100/ D5000/D3200/ D3100/D3000 以外のカメラは、必ず、絞りリ ングでセットしてください。なお、カスタムセッティングで「レンズ の絞りリングによる絞りのセット」を設定する必要はありません。
7.アオリ操作
■ご注意
正確な撮影のためには、三脚の使用をおすすめします。
故障の原因となりますので、各ノブやロックノブは、強い力で無理に
回さないでください。
アオリ操作を行った場合、条件によってはケラレることがあります(写
真の一部に影が写り込む現象)。できるだけ絞り込んだり(大きい数値 の絞り値)、露出補正を行ってください。
アオリ操作を行った場合の露出設定にはある程度の経験が必要です。
テスト撮影をおすすめします。
D4/D3 シリーズ以外のカメラでは、アオリ操作をすると、レンズと
カメラボディーが接触してキズが付いたり、ケガをする可能性があり ます。充分ご注意の上、お使いください。
10
■シフト
図7
シフトノブを回すと、カメラに対して平行に、左右または上下(レボル ビング併用時)にレンズを移動(± 11.5mm)できます。カメラの位 置を変えずに構図を変えることができ、被写体の歪みを補正したり、障 害物を避けて撮影できます(P.207)。
シフトさせたら、必ず、シフトロックノブを回して固定します。
ご注意:シフト操作の時、レンズとカメラボディーの間に指をはさまな
いようにご注意ください。
■ティルト
図8
ティルトノブを回すと、左右または上下(レボルビングを併用)にレン ズの向きを変えられます(± 8.5°)。カメラに対して平行でない被写体 面の手前から奥までピントを合わせたり、逆に平行な被写体の一部にピ ントを合わせて撮影できます(P.207)。
ティルトさせたら、必ず、ティルトロックノブを回して固定します。
ティルトすると、構図が若干変化します。
ティルトする場合は、レンズの被写界深度目盛や距離目盛は使用でき
ません。
Jp
11
■レボルビング
Jp
図9
レンズを回転して(± 90°)、上下のシフトを左右に変え、左右のティル トを上下に変えられます。
レボルビングする前には、必ず、シフト量とティルト量を0(目盛
の中心)にしてください。
ご注意:シフトまたはティルト状態だったり、ロックされていない状態
でレボルビングしたりすると、指をはさんでケガをしたり、カ メラボディーとレンズが接触してキズを付けることがあります。
レボルビングレバーをカメラ側に押しながら、レンズの四角い箱部を
持って、回してください。
左右とも 30 ゜毎にクリックストップがあります。30°と 60°の位
置では、レボルビングレバーを押さないで、回転できます。
8.ピント合わせ
12
図10
a
絞りを開放状態にして、ピントを合わせます。
b
絞り込みボタンを押して絞り込み状態にして、撮影します。
D4/D3シリーズ/Df/D800 シ リ ー ズ /D700/D610/D600/
D300 シリーズ /D90/D7100/D7000/D5300/D5200/D5100/ D5000/D3200/D3100/D3000 カメラでは、通常この操作をす る必要はありません。自動的に設定した絞り値まで絞り制御がされま すので、そのまま撮影が可能です。使用状況に合わせて使い分けてく ださい。
アオリを行うと、フォーカスエイドは正常に作動しません。ファイン
ダーで画面を確認しながら、ピントを合わせてください。
ピントを合わせた後にアオリ量を変えると、露出が変わり、ピントが
ズレますので、ご注意ください。
赤外フィルム撮影
赤外フィルムで撮影する場合は、ピントの補正と赤外撮影用フィル ター(R60)を使います。 ピントを合わせたら、距離目盛(図 11 の場合0.5 m)が図 11 の 󱤨(被写界深度目盛の8)の位置になるようにフォーカスリング を回しピントを補正します。次に赤外撮影用フィルター(R60)を レンズに取り付けてください。
Jp
9.被写界深度
被写体の前後のピントが合う範囲(被写界
深度)は、距離目盛基準線の両側の被写界 深度目盛によって、おおよそ判ります。
レンズの絞り込みボタン、またはカメラ
(D4/D3 シリーズ /Df/D800 シリーズ / D700/D610/D600/D300 シリーズ / D90/D7100/D7000 カメラのみ ) の プレビューボタンを押すと、おおよその被 写界深度をファインダーで確認できます。
詳しい被写界深度は、被写界深度表
(P.234)をご覧ください。
ご注意:ティルトした場合、被写界深度目盛や距離目盛は使用できませ
ん(シフトだけの場合は使用できます)。
被写界深度目盛
󱤨
図11
距離目盛基準線
13
10.カメラ内蔵フラッシュ使用時のご注意
Jp
ケラレ(写真の一部に影ができる)を防止するため、レンズフードは使 用しないで、撮影距離にご注意ください。 ご注意:以下の条件は、アオリ操作をしない場合です。アオリ操作をす
ると、ケラレることが多くなりますので、内蔵フラッシュの使 用はおすすめしません。
カメラ ケラレなく撮影できる撮影距離
D800 シリーズ、D700、D610、 D600
1.5m 以上
D300 シリーズ、D200、D100 1m 以上 D90、D80、D70 シリーズ、D50 2m 以上 D5200、D5100、D5000、
D3200、D3100、D3000、
3m 以上
D60、D40 シリーズ その他 すべての撮影距離でケラレます。
11.ファインダースクリーンとの組み合わせ
スクリーン
カメラ
ABCE
F6 ◎◎―◎ ―――――◎―◎ ―
F5+DP-30
F5+DA-30
F4+DP-20
F4+DA-20
◎◎ ◎ ◎―
◎◎
(+1.0)
(+1.0)◎(+1.0)
(+1.0)◎(+1.0)
■構図の決定やピント合わせの目的には
◎: 好適です ○: 視野の一部が多少見にくくなりますが、撮影結果には全く影響が
ありません。 : 各カメラに存在しないファインダースクリーンです。 (): 中央部重点測光時の補正値です。F6 カメラの場合、測光値の補正
は、カメラのカスタムメニュー「b6:スクリーン補正」を「Bor
E 以外」にセットして行います。B 型および E 型以外を使用する
場合は、補正量が 0 でも、「BorE 以外」にセットしてください。
G1
EC-B
F
G2 G3 J K L M P U
G4
EC-E
(+1.0)
―○
(+0.5)
―◎
(+0.5)◎(+1.0)◎(+1.0)
◎―◎ ―
(+0.5)
(+1.0)◎(+1.0)
14
(+1.0)
(+1.0)
(+1.0)
F5 カメラの場合は、カスタムセッティング No.18 の設定で測光
値の補正をします。F4 シリー ズカメラの場合は、ファインダー
スクリーン露出補正ダイヤルを回して補正をします。  詳しくはカメラの使用説明書をご覧ください。 空欄:使用不適当です。ただし、M スクリーンの場合、撮影倍率 1/1 倍
以上の近接撮影に用いるため、この限りではありません。
ご注意
F5 カメラの場合、マルチパターン測光は EC-B、EC-E、B、E、J、A、
L スクリーンのみ可能です。
上記以外のカメラで B、E スクリーンをお使いの場合は、それぞれ B、
E スクリーンの欄をご覧ください。
12.レンズのお手入れと取り扱い上のご注意

このレンズは可動部分が多く、ゴミやホコリまたは水滴の影響を受け やすいため、使わないときはシフト量とティルト量を0にセットし てください。

レンズ面の清掃は、ホコリを拭う程度にしてください。指紋がついた ときは、柔らかい清潔な木綿の布に無水アルコール(エタノール)ま たは市販のレンズクリーナーを少量湿らせ、レンズの中心から外周へ 渦巻状に、拭きムラ、拭き残りのないように注意して拭いてください。

シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。

レンズ表面の汚れや傷を防ぐためには、NC フィルターをお使いいただ けます。また、レンズフードも役立ちます。

レンズをケースに入れるときは、必ず、レンズキャップを前後に取り 付けてください。

レンズを長期間使用しないときは、カビやサビを防ぐために、高温多 湿のところを避けて風通しのよい場所に保管してください。また、直 射日光のあたるところ、ナフタリンや樟脳のあるところも避けてくだ さい。

レンズを水に濡らすと、部品がサビつくなどして故障の原因となりま すのでご注意ください。

ストーブの前など、高温になるところに置かないでください。極端に 温度が高くなると、外観の一部に使用している強化プラスチックが変 形することがあります。
Jp
15
13.付属アクセサリー
Jp
77mm スプリング式レンズキャップLC-77 ●裏ぶた
バヨネットフードHB-41 ●ソフトケースCL-1120
14.別売アクセサリー
77mm ネジ込み式フィルター
15.仕 様
型式: ニコン F マウント CPU 内蔵 D タイプレンズ 焦点距離: 24mm 最大口径比: 1:3.5 レンズ構成:10 群 13 枚(ED レンズ 3 枚、非球面レンズ 3 枚、
ナノクリスタルコート)
画角: 84°…35mm 判一眼レフカメラ
FX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ  61°…DX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ  71°…IX240 カメラ
最大撮影倍率: 1/2.7(倍) 撮影距離情報: カメラへの撮影距離情報出力可能 ピント合わせ: マニュアルフォーカスのみ 撮影距離目盛: ∞〜 0.21m、0.75ft(併記) 最短撮影距離: 撮像面から 0.21m 絞り羽根枚数: 9 枚(円形絞り) 絞り方式: 電磁駆動による自動絞り/プリセット絞り 絞りの範囲: f/3.532 アオリ機構: シフト、ティルト直交式
シフト量:± 11.5mm  ティルト量:± 8.5°
レボルビング機構: 測光方式: 開放測光
左右 90°(30°毎にクリックストップ)
16
アタッチメントサイズ 大きさ:約 82.5(最大径)× 108mm(バヨネットマウン
質量: 約 730g
仕様、外観の一部を、改善のため予告なく変更することがあります。
 77mm(P=0.75mm)
ト基準面からレンズ先端まで)
16.アフターサービス対応
●
アオリ機構をシフト、ティルト平行式に変更できます。
●
シフトロックノブを大型タイプに、シフトノブを小型タイプに交換で きます。(カメラによっては装着・操作時等に制限があります。)
●
詳しくは、ニコンサービス機関へお問い合わせください。
Jp
17
Notes on Safety Operations
CAUTION
Do not disassemble
En
Touching the internal parts of the camera or lens could result in injury. Repairs should be performed only by qualified technicians. Should the camera or lens break open as the result of a fall or other accident, take the product to a Nikon-authorized service representative for inspection after unplugging the product and/or removing the battery.
Turn off immediately in the event of malfunction
Should you notice smoke or an unusual smell coming from the camera or lens, remove the battery immediately, taking care to avoid burns. Continued operation could result in injury. After removing or disconnecting the power source, take the product to a Nikon-authorized service representative for inspection.
Do not use the camera or lens in the presence of flammable gas
Operating electronic equipment in the presence of flammable gas could result in an explosion or fire.
Do not look at the sun through the lens or viewfinder
Viewing the sun or other strong light sources through the lens or viewfinder could cause permanent visual impairment.
Keep out of reach of children
Particular care should be taken to prevent infants from putting the batteries or other small parts into their mouths.
18
Observe the following precautions when handling the camera and lens
• Keep the camera and lens unit dry. Failure to do so could
result in fire or electric shock.
• Do not handle or touch the camera or lens unit with wet
hands. Failure to do so could result in electric shock.
• When shooting with back-lighting, do not point the lens
at the sun or allow sunlight to pass directly down the lens as this may cause the camera to overheat and possibly cause a fire.
• When the lens will not be used for an extended period
of time, attach both front and rear lens caps and store the lens away from direct sunlight. Failure to do so could result in a fire, as the lens may focus sunlight onto a flammable object.
• When shifting and/or tilting, handle the lens with care. Failure to do so, may result in your fingers being nipped
between the lens and the camera body, or the lens scratching the camera body.
En
19
Thank you for purchasing the PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED lens.
1. Nomenclature
En
1
Lens hood
2
Lens hood
attachment index
3
Lens hood setting
index
4
Lens hood
mounting index
5
Distance index
6 Depth of field scale 7
Distance scale
8
Focus ring
9
Aperture ring
0
Aperture scale
!
Aperture index
@
Tilt knob
#
Tilt scale
$
Revolving index
%
Mounting index
^
Lens mount
rubber gasket
&
CPU contacts
*
Aperture stop-
down button
(
Shift knob
)
Shift scale
q
Revolving lever
w
Shift lock release
knob
e
Tilt lock release
knob
20
2. Major features
This is a retrofocus-type perspective control (PC) lens that lets you emphasize or correct near and far perspective, or control depth of field. It also lets you correct distortion caused by the camera angle. Moreover, you can use the lens’ tilt and shift mechanism to achieve focus of the entire subject plane when it is not parallel to the camera.
• This lens features automatic aperture control. When it is
mounted on a Nikon D4, D3-Series, Df, D800-Series, D700, D610, D600, D300-Series, D90, D7100, D7000, D5300, D5200, D5100, D5000, D3200, D3100 or D3000 camera, the user can use all exposure modes to take images without operating the aperture stop-down button.
• More accurate exposure control is possible when this is
mounted on a Nikon camera with 3D Color Matrix Metering capability, because subject distance information is transferred from the lens to the camera body (without tilting and/or shifting) (with maximum aperture while mounted on cameras).
• The use of three aspherical and three ED (extra-low
dispersion) lens elements ensures sharp pictures virtually free of color fringing. Also, by utilizing a 9-blade diaphragm that produces a nearly circular aperture, out­of-focus images in front of or behind the subject are rendered as pleasing blurs.
• The Nano Crystal Coat deposited on some of the lens
elements ensures that fine, clear images can be reproduced under various shooting conditions, from the sunny outdoors to spotlighted interior scenes.
• A total of two SB-R200 Wireless Remote Speedlights can
be attached to the front of the lens*.
* When attaching an SB-R200, tighten the shift lock
release knob. Failure to do so may cause the lens to shift down under the weight of the SB-R200. Tilting and/or shifting the lens while the SB-R200 is attached is not recommended.
En
21
Note on the shift and tilt lock-release knobs
The lens does not lock completely by turning the shift and tilt lock-release knobs. This is not a malfunction. Turning the shift and tilt lock-release knobs too tightly
En
to lock the lens or forcibly shifting/tilting the lens when it is locked can damage it.
3. Usable cameras and available functions
There may be some restrictions or limitation of available functions. Refer to your camera’s user’s manual for details.
One-touch
Cameras
setting by
camera
D4, D3-Series Df, D800-Series,
Aperture
D700, D610, D600, D300-Series, D90, D7100, D7000, D5300,
3
*
4
*
D5200, D5100, D5000, D3200, D3100, D3000
D2-Series, D1-Series, D200, D100, D80, D70-Series, D60, D50, D40-Series, F6, F5, F4-Series F100, F80-Series/ N80-Series*,
*7
,
8
*
9
*
F75-Series/ N75-Series*, F65-Series/ N65-Series*, Pronea 600i/6i*
** Sold exclusively in the USA and Canada
preset
aperture
operation


* Sold exclusively in the USA
Mounting
Tilting/
shifting
*5
*5
to a
camera
: Possible
6
*
6
*
Exposure
mode*
2
P*
SAM
———
: Impossible
1
22
Cameras
One-touch
Aperture
setting by
camera
preset
aperture
operation
Tilting/
shifting
Mounting
to a
camera
Exposure
mode*
2
P*
SAM
1
F90X/N90s*, F90-Series/N90*, F70-Series/N70*, F60-Series/N60*, F55-Series/ N55-Series*, F50-Series/N50*, F-401x/N5005*, F-401s/N4004s*, F-401/N4004*,
————
F-801s/N8008s*, F-801/N8008*, F-601
M/N6000*,
F3AF, F-601/ N6006*, F-501/N2020**, Pronea S, Nikon MF cameras
: Possible —: Impossible
* Sold exclusively in the USA
** Sold exclusively in the USA and Canada
*1 Exposure will be incorrect when the lens is shifted and/or
tilted.
*2
P includes AUTO (General-Purpose Program) and Vari-Program System.
*3 When the lens power or the camera is turned off
(including using the auto meter off function) while stopping down the lens aperture, the diaphragm blades fully open to the maximum aperture. This is not a malfunction.
*4 Stopping down the lens aperture activates AE-L (AE
lock).
*5 Handle the lens with care while shifting and/or tilting.
Failure to do so may cause the lens to scratch the camera body.
En
23
*6 See “Mounting lens” (P. 25) *7
Diaphragm blades open and close after each press of the shutter button, and exposure will be incorrect for continuous shooting.
*8 When the lens power or the camera is turned off
En
(including using the auto meter off function) while stopping down the lens aperture, the lens aperture remains at the stopped down setting. When the camera is turned on again or the camera shutter release button is lightly pressed, the diaphragm blades open once and then close. This is not a malfunction.
*9 When the camera is turned off using the auto meter off
function while stopping down the lens aperture, lightly press the shutter release button to display the selected aperture value in the camera’s LCD or view finder before shooting. Failure to do this may lead to incorrect exposure when the shutter release button is fully depressed.
Aperture stop-down button (one-touch preset
aperture operation)
• The lens aperture can be stopped down from maximum
aperture to a selected aperture by pressing the aperture stop-down button. Pressing the button again fully opens the aperture. Whether the aperture is stopped down or not, check the camera viewfinder, or check the diaphragm from the front of the lens.
• Even at maximum aperture after canceling the aperture
stop-down, the preset aperture value is displayed on the camera body.
• When using the D4, D3-Series, Df, D800-Series, D700, D610,
D600, D300-Series, D90, D7100, D7000, D5300, D5200, D5100, D5000, D3200, D3100 or D3000 camera, the aperture is stopped down to a selected aperture automatically by pressing the shutter release button, even when the aperture is fully open (maximum aperture) before shooting. When the lens power or the camera is turned off (including using auto meter off function) after stopping down the lens aperture by pressing the aperture stopdown button, the aperture stop-down is cancelled and the
diaphragm blades fully open to the maximum
aperture.
24
Important
• When the lens is mounted to a camera other than the D4
or D3-Series, shift, tilt and/or revolve the lens with care. Failure to do so, may result in the lens scratching the camera body.
• This lens is a manual focus lens, and autofocus is not
possible even when the camera's focus mode is set to AF mode.
Use of tilt/shift function can cause some vignetting or slight color change. (Vignetting is the darkening of the corners around the image.)
• When mounted on Nikon DX format digital SLR cameras,
such as the D300-Series and D7000, the lens’ picture angle becomes 61° and its 35 mm equivalent focal length is approx. 36 mm.
• Be careful not to soil or damage the CPU contacts.
• If the lens mount rubber gasket is damaged, be sure to
visit your nearest Nikon authorized dealer or service center for repair.
• In low temperatures, new or fully charged batteries
should be used in the camera.
4. Mounting lens
a
Set the shift amount and tilt amount to 0 by rotating the
shift and tilt knobs (Fig. 2).
Note: Avoid attaching/detaching the lens to/from the
camera while using tilt, shift and/or revolving, and without locking each knob. Failure to do so can lead to you pinching your fingers between the lens and the camera body, or the lens scratching the camera body.
En
Fig. 2
25
b
Set the tilt and shift knobs. (Fig. 3)
Note: Turning either knob too tightly may damage the
knob.
En
Fig. 3
c
Turn the camera power off,
align the mounting indexes on the lens and camera and then twist the lens counterclockwise until it locks into place. (Fig. 4)
Mounting the lens to a
• camera while camera’s power is on, may prevent the camera from operating correctly.
5. Using bayonet hood HB-41
Align the lens hood attachment index
) on the hood (either of two
( indexes) with the lens hood mounting index on the lens, and turn the hood clockwise until it click stops to secure.
• Make sure that the lens hood mounting index aligns with the lens hood setting index (
• If the lens hood is not correctly attached, vignetting can occur.
• To facilitate attachment or removal of the hood, hold it by its base around the lens hood attachment index rather than its outer edge.
• To store the lens hood, attach it in the reverse position.
).
Fig. 4
Fig. 5
26
6. Determining exposure
When using the Nikon D4, D3-Series, Df,
D800-Series, D700, D610, D600, D300-Series, D90, D7100, D7000, D5300, D5200, D5100, D5000, D3200, D3100 or D3000 camera
a
Set the shift and tilt amount to 0 by
rotating the shift and tilt knobs. (Fig. 2)
b
Set the camera’s exposure mode.
c
With A or M exposure mode, set the aperture using the aperture ring or the camera’s command dial. When using the camera’s command dial, set the aperture to minimum aperture lock (L) (Fig. 6).
With P or S mode, set the aperture using
the camera’s command dial.
When using other Nikon cameras
a
Set the shift and tilt amount to 0 by rotating the shift
and tilt knobs. (Fig. 2)
b
Set the camera’s exposure mode to M.
c
Press the aperture stop-down button to fully open the
aperture, set the aperture ring to “3.5” (maximum aperture), and set the shutter speed for correct exposure.
d
Set the desired aperture by rotating the aperture ring
and shift the shutter speed by the same number of changed steps.
• Setting the aperture ring to minimum aperture lock (L) fixes the aperture at f/32 (minimum aperture).
• Set the aperture with the lens’ aperture ring even on a camera that requires aperture to be set via its command dial. With a camera that has the custom setting menu “aperture setting with lens’ aperture ring,” this setting is not required.
Fig. 6
En
27
Determining exposure (with an external exposure meter)
a
Set the shift and tilt amount to 0 by rotating the shift
En
and tilt knobs. (Fig. 2)
b
Set the camera’s exposure mode to M.
c
Set the desired aperture via the lens’ aperture ring or the
camera’s command dial and read the aperture value displayed in the camera’s LCD panel or selected aperture ring value. Input the aperture value to the external exposure meter to determine exposure, and set the shutter speed.
• When using a camera other than the D4, D3-Series, Df, D800-Series, D700, D610, D600, D300-Series, D90, D7100, D7000, D5300, D5200, D5100, D5000, D3200, D3100 or D3000, set the aperture with the lens’ aperture ring even on a camera that requires aperture to be set via its command dial. With a camera that has the custom setting menu “aperture setting with lens’ aperture ring,” this setting is not required.
7. The shift/tilt function
Important
• Use of a tripod is recommended for correct shooting.
• Turning each knob too tightly can cause damage.
• Use of tilt/shift function can cause some vignetting. (Vignetting is the darkening of the corners around the image.) To counteract this, close the aperture (choose a larger f-number), or compensate the exposure before shooting.
• Determining correct exposure with shift and/or tilt use requires experience. We recommend that you take a series of test shots until you feel comfortable with the operation.
28
• When the lens is mounted to a camera other than the D4 or D3-Series, shift and/or tilt the lens with care. Failure to do so, may result in your fingers being nipped between the lens and the camera body, or the lens scratching the camera body.
The shift function
Fig. 7
When the shift knob is rotated, the lens is shifted horizontally (or vertically, when the lens is revolved) parallel to the camera body (±11.5 mm). By shifting, you can recompose the frame of the shot without moving the camera. This lets you correct the perspective distortion of the subject or exclude unwanted objects from appearing in front of the main subject (p. 207).
• After shifting, tighten the shift lock release knob to fix the lens’ shift position.
Note: When shifting the lens, be careful not to pinch your
fingers between the lens and the grip of the camera body.
En
29
The tilt function
En
Fig. 8
By rotating the tilt knob, the lens is tilted up and down (or right and left, when the lens is revolved) ±8.5° to the camera body. By tilting, you can obtain clear focus of the entire subject plane when it is not parallel to the camera or can focus small areas of the subject which are parallel to the camera (p. 207).
• After tilting, tighten the tilt lock release knob to fix the lens’ tilt position.
• Note that tilting the lens also changes the viewfinder image.
• Once the lens is tilted, neither the depth-of-field scale nor the distance scale on the lens barrel can be used.
Revolving
30
Fig. 9
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