National Semiconductor OH-P32S, OH-P32U, OH-P32W Technical data

お 使 い に な る 前 に
使 い か た
お 手 入 れ
・ 保
管 ・ そ
の 他
石油ファンヒーター
(強制通気形開放式石油ストーブ)
取扱説明書
OH-P32S OH-32U OH-32W
このたびは石油ファンヒーターをお買い上げいただき、まことにありがとう ございました。
■この取扱説明書と保証書をよくお読みのうえ、正しくお使いください。 そのあと保存し、必要なときお読みください。
■保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を必ず確かめ、販売店か らお受け取りください。
もくじ
安全上のご注意 ………………………………2 各部のなまえ …………………………………7 各部のなまえとはたらき ……………………8 ご使用前の準備
点火する前の準備と確認 ……………10 時計の合わせかた ……………………11 使用燃料について ……………………12 給油のしかた …………………………13
使いかた
点火・消火のしかた …………………14 チャイルドロックのしかた …………15 室温調節のしかた ……………………16 ひかえめ運転のしかた ………………17 タイマー予約のしかた ………………18
故障かな? …………………………………20 異常のお知らせと処置のしかた …………22 日常の点検とお手入れのしかた …………24 定期点検について …………………………28 部品交換について …………………………29 保管のしかた ………………………………29 保証とアフターサービス …………………30 仕様………………………………………裏表紙
品番
保証書別添付
正しく使って上手に節約
2
お使いになる人や他の人への危害・物的損害を未然に防止するため、必ずお守りいただくことを、 次のように説明しています。
■表示内容を無視して誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を、次の表示で区分し、説明して います。
■お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。
3
お 使 い に な る 前 に
安全上のご注意
必ずお守りください
危険
この表示の欄は、「人が死亡または重傷を負う危険、または火災の危険が 切迫して生じることが想定される」内容です。
この表示の欄は、「人が死亡または重傷などを負う可能性、または火災の 可能性が想定される」内容です。
この表示の欄は、「人が傷害を負う可能性や物的損害の発生が想定される」 内容です。
この絵表示は、してはいけない「禁止」内容です。
この絵表示は、必ず実行していただく「指示」内容です。
警告
注意
危険
(DANGER)
警告
(WARNING)
ご使用中
■ガソリン厳禁
■換気必要
■スプレー缶厳禁
Cガソリン、混合油(農機具
用)など揮発性の高い油は 絶対に使用しないでくださ い。 火災の原因になります。 灯油(JIS1号灯油)を使 用してください。
C換気せずに使用しつづけない
でください。
C窓の凍結や地下室など換気が
十分に行えない場所では、使 用しないでください。 酸素が不足すると、不完全燃 焼し、一酸化炭素などが発生 して中毒になるおそれがあり ます。
C殺虫剤などのスプレー缶を
温風のあたるところに絶対 に放置しないでください。 熱でスプレー缶の圧力が上 がり、爆発し、危険です。
ガソリン厳禁
1時間に 1〜2回
(1〜2分)
換気する
■寝るとき消火
C寝るときや外出するときは、
必ず消火してください。 予想しない事故が発生する おそれがあります。
消火
警告
(WARNING)
ご使用中
■温風吹出口をふさがない
C衣類、紙などで温風吹出口や前
面ガード、空気取入口をふさが ないでください。 衣類、紙などでふさぐと、異常 燃焼や火災の原因になります。
■電源コード・電源プラグを傷めない
曲げる、ねじる、引っ張るなど無理な力を加え たり、高温部に近づけたり、重い物を乗せたり、 束ねたまま使用しないでください。 また、電源プラグを抜くときはコードを持って 引き抜かないでください。
C傷んだまま使用すると、火災や感電の原因に
なります。
Cコードやプラグの修理は、販売店にご相談く
ださい。
■コンセントや配線器具の定格を超 える使い方や、交流100V以外で の使用はしない
Cたこ足配線等で、定格を超えると、発熱によ
る火災の原因になります。
■電源プラグのお手入れをする
Cときどき、プラグを抜きほこ
り等を乾いた布でふきとって ください。
Cプラグにほこり等がたまると、
湿気等で絶縁不良となり、火 災の原因になります。
■デジタル表示部に「H83」と 表示したら、使用しない
C異常燃焼し、火災の原因に
なります。
C販売店へご連絡ください。
■電源プラグは確実に差し込む
Cプラグはコンセントに
根元まで差し込んでください。 また、傷んだプラグ・ゆるんだ コンセントは使用しないでください。
C差し込みが不完全ですと、
感電や発熱による火災の原因になります。
■ぬれた手で電源プラグの抜き差し はしない
C感電の原因になります。
ぬれ手禁止
■可燃性ガス使用厳禁
Cファンヒーターを使用して
いる部屋で、可燃性ガスが 発生するもの(ベンジン、 シンナー)や、スプレーを 使用しないでください。 火災や故障の原因になります。
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お 使 い に な る 前 に
注意
(CAUTION)
給 油
消火
■給油時消火
C給油は必ず消火
してから行って ください。 火災のおそれが あります。
C給油口口金は正しく、確実に締
めてください。
C口金を斜めに締めたりすると、
簡単に口金が外れて、火災のお それがあります。
C
給油口口金を下にして、油漏れ がないことを確かめてください。
■油漏れ確認 ■居室内給油 禁止・給油 時火気禁止
C
給油は必ず居室外の 火の気のないところ で行ってください。 火災のおそれがあり ます。
ご使用中
C異常燃焼や故障
の原因になるこ とがあります。
■変質した持 ち越し灯油 使用厳禁
油漏れ 確認
使用する場所
■可燃物から離す
■次の場所では使わない
■スプレーや化学薬品を 使用する場所で使わな い(理・美容院、クリー ニング店、メッキ、塗装、 脱脂、洗浄工場など)
ふすまや障子などの可燃物 から上記の距離をとらない と火災のおそれがあります。
火災の原因になることがあります。
不完全燃焼の原因になることがあります。
給油タンク内の空気が膨張 し、灯油があふれ出て、油 漏れの原因になることがあ ります。
フロンガスや塩素系溶剤は有毒な ガスの発生により、健康を害する ことになります。また、鏡やガラ スなどを傷め、金属がさびたり、 繊維製品の変色、損傷、器具の故 障の原因になることがあります。
15cm 以上
15cm 以上
15cm 以上
100cm以上
100cm 以上
高地(標高1500m 以上)使用禁止
C不完全燃焼するおそれ
があります。空気濃度 が薄いので、正常燃焼 の確認と換気に注意し てください。
C
水平でない場所、不安定な場所
C
不安定な物を乗せた棚などの下
C
風のあたる場所や部屋の出入口、屋外
C
可燃性ガスの発生する場所・たまる場所
C
人のいない場所(温室、飼育室など)
Cマントルピースなどファンヒ
ーターが囲われる場所
C
ほこり、湿気、金属粉の多い場所
C
超音波加湿機を使用している部屋
C直射日光があたる場所
注意
(CAUTION)
■カーテン、可燃物近接禁止
Cカーテンや衣類・ふとんなど燃えやすいもの
のそばなどでは使用しないでください。 火災のおそれがあります。 タイマー予約するときも、可燃物がそばに ないか確認してください。
■異常時使用禁止
Cすすの発生、におい、炎の色など異常を感じた
ときや油漏れがあったときは使用しないで ください。 異常燃焼のおそれがあります。 運転スイッチを「切」にし、電源プラグを抜き、 お買い上げの販売店へご連絡ください。
■温風吹出口に異物を入れたり、 放置したりしない
C温風吹出口や吹出口内部に紙、布、
プラスチックや、マッチ、ガスライターなど を入れたり、放置したりしないでください。 発火や破裂の原因になります。
■高温部に手などふれない
C燃焼中や消火直後は、温風吹出口に手をふれ
たり、内部に手を入れたりしないでください。 やけどのおそれがあります。
C比較的低い温度(40℃〜60℃)でも長時間
皮ふの同じ所が熱せられると、熱い、痛いな どの自覚症状がなくても低温やけどのおそれ
があります。 C次のような方は特にご注意を! ・乳幼児、お年寄り、皮ふの弱い方 ・眠気を誘う薬(睡眠薬、かぜ薬など)を服用
された方 ・深酒・疲労の激しい方
「低温やけど」について
■温風に直接長時間 あたらない
C低温やけどや脱水症状になる
おそれがあります。
C温風を直接吸い込まないでください。
気分が悪くなる原因になることがあります。
接触禁止
特にお子さまやお年寄りなどのご自分で操作できない方が使用するときは、周囲の人が十分注意してください。 お子さまが温風吹出口や前面ガードに直接触れないように保護ガード(別売品:品番 OH-GF1) を使用されることをおすすめします。
安全上のご注意
必ずお守りください
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お 使 い に な る 前 に
注意
(CAUTION)
ご使用について
■電源プラグを抜いて 消火しない
C消火後、送風が止まるまで電源
プラグを抜かないでください。 温風空気取入口や天板が高温に なり、やけどや故障の原因と なります。また、強いにおいが でる原因になります。
■水をかけたり、 重いものを乗せない
C
水の入った容器や物を上に乗せない でください。水が内部に入ると感電 や故障の原因になることがあります。
C
本体の上に乗らないでください。 天板がへこんだり、やけどのお それがあります。
持ち運ぶときは火を 消して給油タンクを抜く
C
傾けないように静かに運んで ください。特に階段などでは 油漏れのおそれがあります。
C
引っ越し等の運搬時は必ず灯 油を抜き、傾けたり、横倒し の状態で運搬しないでください。
熱に弱い床面にはマットなどを敷く
C
熱に弱い材質の床面は変色、ヒビ割れ、そ り返りなどが発生することがあります。ま た、ほこりやたばこの煙などで変色するこ ともあります。保護のため熱に強いマット
(別売品:品番A0S000-M111A)などを
敷いてください。
点検・お手入れ・保管
C保管するときや長時間使用
しないときは、必ず灯油を 抜いてください。 傾けてたり、横倒しの状態 では保管しないでください。 油漏れや火災のおそれが あります。
C
燃焼・温風空気取入口フィルターは、 週1回以上必ず掃除してください。 ごみ、ほこりなどでフィルターがつま ると、異常燃焼のおそれがあります。
廃棄するときは灯油を抜く
C本体を廃棄処分するときは、
必ず給油タンク、油受皿内の 灯油を抜き取ってください。
c28ページ)
灯油が入ったまま廃棄すると リサイクルの際思わぬ事故に なるおそれがあります。
■分解修理・改造の禁止
C
改造して使用しないでください。
C
修理技術者以外の人は絶対に分 解、修理は行わないでください。
C
故障、破損したら、使用しない でください。異常燃焼や火災の 原因になることがあります。
■保管時は灯油を抜く
C感電・やけどの原因に
なることがあります。
お手入れするときは本 体が冷えた後、電源プ ラグを抜いてから行う
■ほこりの除去
燃焼・温風空気 取入口フィルター
分解禁止
電源プラグ
を抜く
C火災や予想しない事故の
おそれがあります。
■長期間使用しない ときは電源プラグ を抜く
電源プラグ
を抜く
各部のなまえ
前 面
後 面
付属品
とって
燃焼確認窓
ルーバー
温風吹出口
電源プラグ
コードホルダー
コードホルダー 差し込み穴
室温センサー
天板
送風ファン
燃焼・温風空気取入口 フィルター
(燃焼・温風空気取入口)
表示部・操作部 (c8ページ)
キャビネット
置台
スポイト
※お手入れのときに必要ですの
で、なくさないよう保管して ください。
※使用しないときは、コードホ
ルダー差し込み穴に引っかけ ておいてください。
前板
ファンヒーターを使用している部屋では シリコーンを使わない
C
シリコーン配合の枝毛用コート液・化粧品・つや出し剤などは 使用しないでください。燃焼部にシリコーン酸化物が付着し、 異常燃焼や点火ミス、途中消火の原因になることがあります。
シリコーン配合の商品には下記のようなものがあります。 ヘアケア商品(ヘアートリトメント、ムース、枝毛用コート液)、ガラスクリーナー、制汗剤、カーワックス、化学ぞうきんなど
本体をひきずらないでください。 床面、畳、じゅうたんなどを傷つけたり、本体底面の塗装が はがれて、さびの原因になることがあります。
お願い
本体
油受皿
給油タンク受
電磁ポンプ
本体内部
上ぶた
給油タンクとって
給油タンク
安全上のご注意
必ずお守りください
8
各部のなまえとはたらき
9
お 使 い に な る 前 に
液晶表示部
換気表示
室内の換気が必要なとき、 不完全燃焼防止装置が働く と 点 滅 自動消火します。
ピピッピピッ
20秒間
デジタル表示
C運転スイッチ「入」 設定温度と室内温度を表示。 C運転スイッチ「切」 現在時刻を表示。 Cタイマー予約時 予約時刻を表示。(約10秒間) C給油タンクが
「空」になったとき 残りの運転時間のめやすを表示。
(少なくとも表示時間以上燃焼
しますc13ページ)
C故障・異常時 自己診断表示記号を表示。
c22ページ)
クリーニングボタン
Cクリーニング(から焼き)の
ときに使用。
c26ページ)
ひかえめボタン・
ランプ
C
ひかえめ運転に使用。
c17ページ)
点 灯 :ひかえめ運転
中。
C3秒間押すと時刻合
わせになります。
c11ページ)
3時間延長ボタン・ランプ
C運転を継続・延長するときに。
c15ページ)
点 滅 :消し忘れ消火装置による消火の
予告。
ピピッピピッ
10秒間
点 灯 :自動消火中。
C3秒間押すと、チャイルドロックになり
ます。(c15ページ)
残油表示
点 灯 :油切れ消火までの運転
時間のめやすを表示。
点 滅 :給油をお知らせするブ
ザーが鳴っているとき。
c13ページ)
表示部は説明のため、全部表示したものです。実際の運転のときは該当部分が表示されます。
運送時の傷を防止するために表示部・操作部の表面に保護シートを貼っていますので、取りのぞいて ください。(コ−ナ−部分にセロハンテープを貼り付け、一緒にはがすとより簡単に取りのぞけます。)
タイマーボタン・
ランプ
タイマー予約の開始、取り消 しに。(
c
18、19ページ)
点 灯 :タイマー予約・
タイマー運転中。
点 滅 :タイマー運転の
終了予告。 ピーピー 10秒間
給油表示
点 灯 :油切れ予告。(給油タンクが空の状態)
c13ページ)
ピーピー 5秒間
点 滅 :消火が近い時または油切れ消火時。油切れ消
火時はデジタル表示部に「U13」を表示。
c22ページ)
ピーピー 10秒間
温度/タイマー調節ボタン
温度調節・タイマー予約の時刻 合わせ、時計の時刻合わせに。
c11、16、18ページ)
表示部・
操作部
チャイルドロック表示
チャイルドロック中点灯。
運転スイッチ・運転ランプ
運転開始(点火)、消火するとき に。(c14ページ)
点灯:運転中
点 滅 :故障・異常時
消 灯 :停止中
11
お 使 い に な る 前 に
10
点火する前の準備と確認
ご使用前 の準備
時計の合わせかた
ファンヒーターを取り出す
水平を確認する
C各部の包装部材を全て取り除きます。詳しくは、箱上面の「開こんのしかた」をお読みください。
C水平で丈夫な床面に設置してください。 C水平でないときは、水平な場所に移動する。
Cコードホルダーを開き、電源コードをのばして差し込む。
電源コードを束ねたままにしないでください。
C電源プラグをコンセントに差し込むと、デジタル表示に「U10」と表示し、運転ランプが点滅することが
ありますが、運転スイッチが「入」になっていたためで、異常ではありません。 運転スイッチを押して、「切」にしてください。 デジタル表示が    になり、運転ランプが消灯します。
温風の流れを妨げないでください。
次のことは、工場での燃焼テストによるもので、異常ではありません。
C油受皿に少量の灯油が残っている。 C給油フィルターがぬれている。 C温風吹出口より見える燃焼筒(炎をかこんでいる筒)が変色している。
交流100V
電源プラグをコンセントに差し込む
お知らせ
効果的に使用しましょう
カーテンを二重にして床までに すれば、お部屋の熱を逃さず、 暖かさが保てます。
お部屋の保温をしましょう
サラダ油を少し手につけ、 こすりましょう。 その後石けんで洗えばいやな においも落とせます。
手についた灯油は こぼれた灯油は
こぼれた灯油の上に 洗濯用粉末洗剤をふりかけ、 灯油を吸い取ります。 あとは、かわいた布で ふきとってください。
を3秒間押す
デジタル表示 C初めて使用するとき
や、電源プラグをコン セントから抜いたとき
点滅
を押す
Cデジタル表示の「時」
「分」が点灯に変わり、
時計が動きます。
または   を
押し、時刻を合わせる
C時計を進めるときは を押し、
もどすときは を押す。
C1回押すごとに1分単位で変わります。 C押し続けると、10分単位で変わります。
〈現在の時刻が
午後3時30分の場合〉
最初午前5時00分になり、
「時」、「分」が点滅します
C電源プラグを抜いたり、停電したときは再度時計の時刻合わせをやりなおす必要があります。 C夜中の12時の場合、表示は      です。
お知らせ
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