
Micro Motion® 比重計(SGM)
ガス比重測定
設置説明書
MMI-20036391, Rev AC
2018 年 3 月

安全および各種認定についての情報
欧州指令に適合するには、マイクロモーション製品を本説明書に従って正しく取り付ける必要があります。本製品に適用され
る欧州指令については、EU 適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と EU 適合宣言の関連書類、ATEX 設
置図面と説明については www.emerson.com にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせくださ
い。
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
欧州における危険場所での取り付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合は EN 60079-14 のガイドライ
ンに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書
を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com をご覧ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持する上で重要な要件となっ
ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト(www.emerson.com) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで
お電話でご連絡ください。
エマソン流量計 カスタマーサービス
E メール:
• 世界共通:flow.support@emerson.com
• アジア太平洋地域:APflow.support@emerson.com
電話:
南北アメリカ
合衆国
カナダ
メキシコ
アルゼンチン
ブラジル
800-522-6277
+1 303-527-5200
+41 (0) 41 7686
111
+54 11 4837 7000
+55 15 3413 8000
欧州および中東 アジア太平洋地域
イギ リス
オランダ
フランス
ドイツ
イタリア
中央・東ヨーロッ
パ
ロシア/CIS
エジプト
オマーン
カタール
クウェート
南アフリカ
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
0870 240 1978
+31 (0) 704 136
666
0800 917 901
0800 182 5347
8008 77334
+41 (0) 41 7686
111
+7 495 981 9811
0800 000 0015
800 70101
431 0044
663 299 01
800 991 390
800 844 9564
800 0444 0684
オーストラリア
ニュージーランド
インド
パキスタン
中国
日本
韓国
シンガポール
タイ
マレーシア
800 158 727
099 128 804
800 440 1468
888 550 2682
+86 21 2892 9000
+81 3 5769 6803
+82 2 3438 4600
+65 6 777 8211
001 800 441 6426
800 814 008
2

設置説明書 目次
MMI-20036391 2018 年 3 月
目次
第 1 章 計画............................................................................................................................... 5
1.1 設置と試運転の概要........................................................................................................................5
1.2 設置チェックリスト........................................................................................................................5
1.3 ベストプラクティス........................................................................................................................6
1.4 比重計の設置に関する推奨事項......................................................................................................7
1.5 電源の要件.......................................................................................................................................8
第 2 章 取り付け.......................................................................................................................11
2.1 メータの筐体の壁面取付け...........................................................................................................11
2.2 ガスバイパス管とメータの接続....................................................................................................12
2.3 トランスミッタでのディスプレイの回転(オプション)............................................................14
第 3 章 配線............................................................................................................................. 17
3.1 端子と配線の要件..........................................................................................................................17
3.2 本質安全出力の配線......................................................................................................................17
3.3 ヒータの配線.................................................................................................................................27
第 4 章 接地............................................................................................................................. 29
設置説明書
3

目次 設置説明書
2018 年 3 月 MMI-20036391
4 Micro Motion
比重計

設置説明書 計画
MMI-20036391 2018 年 3 月
1
1.1
計画
設置と試運転の概要
以下に比重計(SGM)の設置作業と試運転の概要を示します。これらの作業は、メータ
の設定、および使用する前に終わらせてください。
SGM 試運転プロセスの一部として、現場でメータの校正を行う必要があります。現場
でのメータの校正には、校正用のガス、メータを校正するための追加のハードウェアが
必要です。SGM の試運転の計画については、設定および操作マニュアルを参照してく
ださい。設定および操作マニュアルには、校正用ガスを選択する際の指針、現場での校
正の実施手順が記載されています。
プロセス 参照先
必要なすべての部品が揃っていることを確認し、基本的な設置
要件を満たしてください。
メータ設置のベストプラクティスを検討します。 ベストプラクティスを参照
メータを取り付けます。 メータの筐体の壁面取付けを
ガスバイパス管をメータに接続します。 ガスバイパス管とメータの接
設置チェックリストを参照
参照
続を参照
1.2
プロセス環境と必要な認可に適合するための推奨方法に従っ
てメータの配線を行います。
メータの制御圧を選択します。 『Micro Motion
メータに対してパージのサイクルを実行します。
メータの校正を行います。
配線を参照
扱説明書
い。
』を参照してくださ
比重計
(SGM):
取
設置チェックリスト
□ 製品の梱包物をチェックして、設置に必要な部品と情報がすべて揃っていることを
確認します。
部品名 数量
Micro Motion 比重計 (SGM)
以下が含まれているラベル付き筐体(該当する場合):
— 筐体脚部
— 脚部の取り付け手順書
アクセサリキット:
— M20~13 mm NPT アダプタ (該当する場合)
— 13 mm NPT ブランキングプラグ
1
1
1
設置説明書
— 2.5 mm 六角棒スパナ
5

計画
2018 年 3 月 MMI-20036391
部品名 数量
設置説明書
校正証明書
安全マニュアル
Micro Motion プロダクトドキュメント DVD
1
2
1
□ メータを設置する環境ですべての電気安全要件が満たされていることを確認しま
す。
□ 使用環境の周囲温度とプロセス温度、およびプロセス圧力がメータの仕様範囲内で
あることを確認します。
□ メータの取付け環境が、認定タグに記載されている危険場所要件に適合しているか
確認します。
□ メータを危険場所に設置する場合は、設置に必要な安全バリアまたはガルバニック
アイソレータが準備されていることを確認します。
□ 検証や保守の際、メータに適切にアクセスできることを確認します。
□ プロセスガスが設置のための組成、温度、圧力の推奨特性を満たしていることを確
認します。
□ 設置に必要な装置がすべて揃っていることを確認します。用途によっては、メータ
の最適な性能を達成するために、追加の部品を取り付ける必要があります。
□ SGM 設置の推奨ベストプラクティスに従ってください。
1.3
ベストプラクティス
メータの性能を最大限に活かしていただくために、メータを取り付ける際には以下を参
考にしてください。
• メータは慎重に扱ってください。メータを持ち上げたり移動したりする場合は、現
地の方法に従ってください。
• プロセスガスを清潔で乾燥した状態であることを確認してください。
• 材質に適合しないガスは使用しないでください。センサの腐食を防ぐため、プロセ
スガスは Ni-Span-C と適合性があるものにする必要があります。
• 過剰な振動(連続 0.5 g 超)にメータをさらさないでください。 0.5 g を超える振動
レベルはメータの精度に影響することがあります。
• 定格圧力またはプロセス温度を超える条件でメータを運転させないでください。
• サンプルガス注入配管に外部合体フィルタを取り付けて、結露とダスト汚染を最小
限に抑えてください。
• システムのフィルタが流量の大きな妨げになっていないことを確認してください。
• 耐候性筐体にメータを設置すると、メータが熱的に絶縁されて、サンプルガスとパ
イプラインガス間の温度のバランスが維持されます。
6 Micro Motion
比重計

設置説明書 計画
MMI-20036391 2018 年 3 月
• メータまたは筐体周辺の換気を良好に保って、万一漏れが発生した時にガスが溜ま
らないようにしてください。
• 流体などの危険物質がケースから漏れ、ケース内に含まれている可能性がある場合
はメータを輸送しないでください。
1.4
比重計の設置に関する推奨事項
メータの最適な性能を確実に得られるように、壁に取り付けた筐体内部にメータを設置
することをお薦めします。次の図は、推奨される SGM の設置方法を示します。
設置説明書
7

I
G
E
J
B
F
H
A
D
C
M
K
L
O
N
SGM
計画
2018 年 3 月 MMI-20036391
設置説明書
図 1-1 : 壁面に取り付けた筐体内に SGM を設置する典型的な方法
A.
注入弁
B.
校正弁
C.
排出弁
D.
遮断弁
E.
パージ弁
F.
パイプライン
G.
合体フィルタ
H.
圧力調整器
I.
流量計
J.
校正ガス注入口
K.
圧力逃がし部との接続
L.
ガス排出口との接続
M.
ガス注入口との接続
N.
ベント
O.
電気ケーブル導体
P.
壁面に取り付けた筐体と
SGM
注
• 定格圧力を超えて運転することがないように、ガスラインとメータの間に圧力調整器を取り付ける必
要があります。
• ATEX 設置の場合、合体フィルタとエレメント(付属品)を取り付ける必要があります。
1.5
8 Micro Motion
電源の要件
以下に、メータを動作させるための DC 電源要件を示します。
• 24 VDC、0.45 W 最大
比重計

3 0 0 6 0 0 9 0 0 12 0 0 1 50 0 18 0 0 21 0 0 24 0 0 27 0 0 3 00 0
22 . 8 V
24 V
14
15
16
17
18
19
20
21
2 2
23
24
25
26
A
B
設置説明書 計画
MMI-20036391 2018 年 3 月
• 最小 22.8 VDC、0.20 mm2(18 AWG) の 1000 m (3280 フィート) の電源ケーブル
• 始動時、電源入力端子は最小 0.5 A の短期電流を最小 19.6 V で流す必要があります。
電源ケーブルの推奨事項
図 1-2 : 最小ワイヤゲージ(フィートあたりの AWG)
A. AWG
B.
設置の距離
設置説明書
9