
設置説明書
MMI-20032914 , Rev AD
2020 年 8 月
Micro Motion™ 5700 イーサネットトランスミ
ッタ
イーサネットの設置

安全上の注意事項
本マニュアル全体を通じて、人員や機器を保護するための安全上の注意事項を示します。次の手順に進む前に、安全上の各注
意事項をよくお読みください。
安全および各種認定についての情報
欧州指令に適合するには、Micro Motion 製品を本説明書に従って正しく取り付ける必要があります。本製品に適用される欧州
指令については、EU 適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と EU 適合宣言の関連書類、ATEX 設置図面
と説明については www.emerson.com にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせください。
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
欧州における危険場所での取り付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合は EN 60079-14 のガイドライ
ンに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書
を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com をご覧ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持する上で重要な要件となっ
ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト(www.emerson.com) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで
お電話でご連絡ください。
エマソン流量計カスタマーサービス
E メール:
• 世界共通:flow.support@emerson.com
• アジア太平洋地域:APflow.support@emerson.com
電話:
南北アメリカ
合衆国
カナダ
メキシコ
アルゼンチン
ブラジル
チリ
ペルー
800-522-6277
+1 303-527-5200
+52 55 5809 5300
+54 11 4837 7000
+55 15 3413 8000
+56 2 2928 4800
+51 15190130
欧州および中東 アジア太平洋地域
英国およびアイル
ランド
オランダ
フランス
ドイツ
イタリア
中央・東ヨーロッ
パ
ロシア/CIS
エジプト
オマーン
カタール
クウェート
南アフリカ
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
0870 240 1978
+31 (0) 704 136
666
+33 (0) 800 917
901
0800 182 5347
+39 8008 77334
+41 (0) 41 7686
111
+7 495 995 9559
0800 000 0015
800 70101
431 0044
663 299 01
800 991 390
800 844 9564
800 0444 0684
オーストラリア
ニュージーランド
インド
パキスタン
中国
日本
韓国
シンガポール
タイ
マレーシア
800 158 727
099 128 804
800 440 1468
888 550 2682
+86 21 2892 9000
+81 3 5769 6803
+82 2 3438 4600
+65 6 777 8211
001 800 441 6426
800 814 008
2

設置説明書 目次
MMI-20032914 2020 年 8 月
目次
第 1 章 ご使用の前に..............................................................................................................5
1.1 本説明書について.......................................................................................................................5
1.2 危険に関するメッセージ............................................................................................................5
1.3 関連資料......................................................................................................................................5
第 2 章 計画........................................................................................................................... 7
2.1 設置チェックリスト................................................................................................................... 7
2.2 レトロフィット設置に関するその他の注意事項....................................................................... 8
2.3 電源の要件..................................................................................................................................9
2.4 イーサネットネットワークにおける 5700 トランスミッタ.....................................................10
第 3 章 取り付けおよびセンサ配線....................................................................................... 15
3.1 一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサ配線.............................................................. 15
3.2 トランスミッタの取付け..........................................................................................................15
3.3 センサへの別置型トランスミッタの配線................................................................................ 19
3.4 流量計構成部の接地................................................................................................................. 22
3.5 センサについているトランスミッタの回転 (オプション)....................................................... 23
3.6 トランスミッタでのユーザインターフェースの回転(オプション).....................................25
3.7 別置型トランスミッタのセンサ配線端子箱の回転(オプション) ....................................... 26
第 4 章 チャンネルの配線.....................................................................................................29
4.1 使用可能なチャンネル..............................................................................................................29
4.2 I/O チャンネルの配線............................................................................................................... 29
4.3 イーサネットチャンネルの配線...............................................................................................36
第 5 章 電源の配線............................................................................................................... 39
5.1 電源の配線................................................................................................................................39
5.2 M12 終端ケーブルを使って電源を配線する(オプション)...................................................40
第 6 章 プリンタのセットアップ...........................................................................................41
6.1 プリンタのデフォルトの IP アドレスを変更してプリンタをセットアップする..................... 41
6.2 プリンタのデフォルトの IP アドレスを使ってプリンタをセットアップする.........................43
6.3 インターフェース設定をリセットする....................................................................................45
6.4 機能チェックエラー................................................................................................................. 45
第 7 章 トランスミッタへの電源投入....................................................................................47
第 8 章 ガイド付きセットアップ...........................................................................................49
第 9 章 ディスプレイコントロールの使用............................................................................. 51
第 10 章 使用可能なサービスポート接続................................................................................ 53
設置説明書
3

目次 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
付録 A 5700 を 3100 リレーに配線する................................................................................55
4 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書
MMI-20032914 2020 年 8 月
ご使用の前に
1
1.1
1.2
ご使用の前に
本説明書について
本説明書では、5700 トランスミッタの計画、取付け、配線、初期セットアップについ
て説明します。本トランスミッタの詳細な設定、保守、トラブルシューティング、また
はサービスについては、取扱説明書を参照してください。
本説明書の内容は、ユーザが基本的なトランスミッタとセンサの設置、設定、および保
守の概念と手順を理解していることが前提です。
危険に関するメッセージ
このドキュメントでは、ANSI 標準 Z535.6-2011(R2017)を基に、危険に関するメッセ
ージに対し次の基準を使用します。
危険
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生します。
警告
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生する可能性がありま
す。
1.3
注意
危険な状況を回避しない場合、軽度または中程度のケガが発生するか、発生する可能性
があります。
通知
状況を回避しない場合、データ損失、物的損害、ハードウェアの損傷、またはソフトウ
ェアの損傷が発生する可能性があります。人身事故が生じる確たるリスクはありませ
ん。
物理的アクセス
通知
許可されていない人員の場合、エンドユーザーの危機に重大な損傷を引き起こしたり、
誤まった設定を行ったりする可能性があります。意図的または偶発的なあらゆる不正
使用から保護してください。
物理的なセキュリティは、どのセキュリティ計画にとっても重要な部分であり、システ
ムを保護する上で必要不可欠です。ユーザーの資産を保護するために、物理的アクセス
を制限してください。これは、施設内で使われるすべてのシステムが対象です。
関連資料
製品に関する全資料は、製品に付属の製品資料 DVD または www.emerson.com で入手
できます。
設置説明書
5

ご使用の前に 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
詳細については、以下の資料のいずれかを参照してください。
• Micro Motion 5700
• Micro Motion 5700 (
• Micro Motion
モデル
ーションガイド
• Micro Motion
• センサ設置説明書
イーサネット
プロダクト・データ・シート
イーサネットトランスミッタ付き): 設定および使用説明書
5700
トランスミッタ・イーサネット
PROFINET Siemens
インテグレーションガイド
Rockwell RSLogix
インテグレ
6 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書
MMI-20032914 2020 年 8 月
計画
2
2.1
計画
設置チェックリスト
□ 可能な範囲で、トランスミッタは直射日光の当たらない場所に設置してください。
危険場所の防爆認定の内容によっては、トランスミッタの環境条件はさらに厳しく
なる場合があります。
□ 危険場所にトランスミッタを取り付ける予定の場合:
警告
— トランスミッタが適切な危険場所の防爆認証を取得していることを確認してく
ださい。各トランスミッタのハウジングには、危険場所の防爆認定タグが取り付
けられています。
— トランスミッタとセンサ間をつなぐケーブルが、危険場所要件を満たしているか
確認してください。
— ATEX/IECEx を設置する場合は、製品に付属の Product Documentation DVD また
は www.emerson.com で入手可能な、ATEX/IECEx の正式な説明書に記載されて
いる安全上の注意事項に必ず従ってください。
□ 適切なケーブル、設置に必要なケーブル取り付け部品が揃っていることを確認して
ください。トランスミッタとセンサ間の配線では、最大ケーブル長が 305 m を超え
ないようにしてください。
□ それぞれの接続に合わせて以下のケーブルを使用してください。
— チャンネル C I/O 接続:ツイストペア計装ケーブル
— イーサネット接続:シールド付き Cat5e 以上の定格計装ケーブル
□ 電線管接続口またはトランスミッタディスプレイを上向きにする場合を除き、トラ
ンスミッタを取り付ける際に方向を考慮する必要はありません。
電線管接続口またはトランスミッタディスプレイを上向きにしてトランスミッタを
取り付けると、トランスミッタハウジングが結露して、トランスミッタが損傷する
危険があります。
以下に、トランスミッタの適切な向きを例示します。
推奨される向き その他の向き
□ 計測器は、次の条件を満たす場所と角度に取り付けます。
— トランスミッタのハウジングカバーを開けることができるくらいの隙間を設け
ること。配線アクセスポイントで 203 mm ~ 254 mm の隙間を設けて取り付け
ること。
設置説明書
7

計画 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
— トランスミッタへのケーブル配線を設置できる場所を選ぶこと。
— トラブルシューティング時、作業しやすいように、すべての配線端子に対して十
分な空間を設けること。
2.2
レトロフィット設置に関するその他の注意事項
□ トランスミッタの設置では、入出力および電源接続に 76 mm ~ 152 mm の追加配線
が必要な場合があります。この長さが、現在設置されている配線の長さに追加され
ることになります。新規設置に必要な追加分の配線があることを確認してくださ
い。
□ 既存のトランスミッタを取り外す前に、現在設置されているトランスミッタの設定
データを必ず記録してください。新しく設置したトランスミッタの初回起動時、ガ
イド付きセットアップを通じて、メータの設定を行う必要があります。
次の情報をメモしてください(該当する場合)。
バリアブル 設定
タグ
質量流量単位
体積流量単位
密度単位
温度単位
チャンネル設定
mA 出力 1 — 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
mA 出力 2 (オプション)
周波数出力(オプション)
8 Micro Motion 5700
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— デュアル出力
イーサネットトランスミッタ

設置説明書
計画
MMI-20032914 2020 年 8 月
バリアブル 設定
ディスクリート出力(オプシ
ョン)
ディスクリート入力(オプシ
ョン)
校正パラメータ(9 線式の設置のみ)
流量校正係数 FCF (流量校正または流量校正係数):
密度校正係数 — D1:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— D2:
— K1:
— K2:
— TC:
— FD:
2.3
電源の要件
自動切換式 AC/DC 入力、電源電圧を自動認識:
• 85~240 VAC、6.5 W (通常)、9 W(最大)
• 18~100 VDC、6.5 W (通常)、9 W (最大)
注
DC 電源の場合:
• これらの要件は、ケーブルごとに 1 台のトランスミッタを設置することを前提とし
ています。
• 始動時、電源はトランスミッタあたり最小 1.5 アンペアの短時間電流を供給し、電
圧が 18 VDC を下回らないようにする必要があります。
• 電源ケーブルの長さと導体部の直径は、負荷電流が 0.7 A の場合に電源端子で最低
18 VDC 供給できるものを選定する必要があります。
ケーブルサイズ選定の計算式
M = 18V + (R x L x 0.7A)
• M:最小電源電圧
• R:ケーブル抵抗値
設置説明書
9

計画
設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
• L:ケーブル長(Ω/フィート単位)
20.0 °C での通常の電源ケーブル抵抗値
ワイヤゲージ 抵抗
14 AWG
0.0050 Ω/フィート
2.3.1
16 AWG
18 AWG
20 AWG
2.5 mm
1.5 mm
1.0 mm
0.75 mm
0.50 mm
2
2
2
2
2
0.0080 Ω/フィート
0.0128 Ω/フィート
0.0204 Ω/フィート
0.0136 Ω/m
0.0228 Ω/m
0.0340 Ω/m
0.0460 Ω/m
0.0680 Ω/m
センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長さ
個別に設置されるセンサとトランスミッタ間の最大ケーブル長は、ケーブルの種類によ
って異なります。
ケーブルの種類 ワイヤゲージ 最大長さ
4 線別置型用 Micro Motion 指
定ケーブル
9 線別置型用 Micro Motion 指
定ケーブル
客先手配の 4 線ケーブル
適用なし • 305 m、非防爆
• 152 m、IIC 防爆センサ
• 305 m、IIB 防爆センサ
適用なし
VDC 0.326 mm² 91 m
VDC 0.518 mm² 152 m
18 m
VDC 0.823 mm² 305 m
305 m
2.4
RS-485 0.326 mm² 以上
イーサネットネットワークにおける 5700 トラ
ンスミッタ
5700 イーサネットトランスミッタは、業界定格のシールド付きイーサネットケーブル
を使って、スター、リング、またはデイジーチェーンネットワークに設置できます。
• 各ケーブル長は 99.97 m 以内とします。
• 5700 イーサネットトランスミッタを WAN (広域ネットワーク)ではなく、LAN (ロ
ーカル・エリア・ネットワーク)経由でホストシステムに接続します。
10 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 計画
MMI-20032914 2020 年 8 月
• ネットワークセキュリティのベストプラクティスに従ってください。
2.4.1
スタートポロジ
5700 イーサネットトランスミッタはスターネットワーク内に設置できます。
図 2-1 : 5700 スターネットワーク
A.
プログラマブル・ロジック・コントローラ(
B.
イーサネット出力付き
C.
外部イーサネットスイッチ
5700
PLC
)
設置説明書
11

計画 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
2.4.2
リングトポロジ
5700 イーサネットトランスミッタはリングネットワーク内に設置できます。
図 2-2 : 5700 リング型ネットワーク
A.
プログラマブル・ロジック・コントローラ(
B.
イーサネット出力付き
5700
PLC
)
12 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 計画
MMI-20032914 2020 年 8 月
2.4.3
デイジーチェーンのトポロジ
5700 イーサネットトランスミッタはデイジーチェーン・ネットワーク内に設置できま
す。
図 2-3 : 5700 デイジーチェーンネットワーク
A.
プログラマブル・ロジック・コントローラ(
B.
イーサネット出力付き
5700
PLC
)
設置説明書
13

計画 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
14 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
3
3.1
3.2
3.2.1
取り付けおよびセンサ配線
一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサ
配線
一体型トランスミッタには、個別の取り付け要件はありません。また、トランスミッタ
とセンサの間の配線を接続する必要はありません。
トランスミッタの取付け
トランスミッタを取り付ける場合は、次の 2 つのオプションから選択できます。
• トランスミッタを壁面または平面に取り付ける。
• トランスミッタを計器用ポールに取り付ける。
壁面または平面へのトランスミッタの取付け
前提条件
• プロセス環境での耐久性がある M8X1.25(5/16~18) の固定具を推奨します。マイ
クロモーションでは、ボルトまたはナットを標準品として提供していません (汎用ボ
ルトとナットはオプションとして入手可能)。
• 表面が平らで固く、振動せず、過度に動いたりしないことを確認してください。
• 必要な工具、トランスミッタに付属の取り付けキットがあることを確認してくださ
い。
手順
1. ブラケットをトランスミッタに取り付け、ネジを 9.04 N m~10.17 N m のトルク
で締めてください。
設置説明書
15

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
図 3-1 : アルミニウム製トランスミッタへのブラケットの取付け
図 3-2 : ステンレス鋼製トランスミッタへのブラケットの取付け
2. 壁面取付けによる設置の場合、ブラケットを目的の位置にしっかり取り付けま
す。
16 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 3-3 : アルミニウム製トランスミッタの壁面取付けのブラケットと寸法
A. 71 mm
B. 71 mm
図 3-4 : ステンレス鋼製トランスミッタの壁面取付けのブラケットと寸法
A. 190.8 mm
B. 93.2 mm
設置説明書
17

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
3. アルミニウム製トランスミッタの場合、壁面または計器用ポールに固定したブラ
ケットにトランスミッタ取付けブラケットを取り付けます。
図 3-5 : 取付けブラケットへのアルミニウム製トランスミッタの取付けと固定
3.2.2
ヒント
取付けブラケットの穴がずれないように、すべての取り付け用ボルトを所定の位
置に入れてから締めて下さい。
トランスミッタのポールへの取り付け
前提条件
• 計器用ポールは底の部分から少なくとも 305 mm の高さがあり、直径が 51 mm 未満
であることを確認してください。
• 必要な工具、およびトランスミッタに付属の計器用ポール取り付けキットが揃って
いることを確認してください。
手順
ポールに取り付ける場合、U 字型ボルトの取り付け部品を計器用ポールに取り付けま
す。
18 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 3-6 : アルミニウム製トランスミッタの場合のポールブラケットの取付け
3.3
図 3-7 : ステンレス鋼製トランスミッタのポールブラケットの取付け
センサへの別置型トランスミッタの配線
次の手順に従って、4 線または 9 線別置型トランスミッタをセンサに配線してくださ
い。
設置説明書
前提条件
• センサ関連ドキュメントに記載の 4 線ケーブルを用意します。
19

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
• Micro Motion 9
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
に記載の 9 線ケーブ
ルを用意します。
• センサ関連ドキュメントの説明に従って、コアプロセッサ一体型センサまたは端子
箱にケーブルを接続します。製品に関する全資料は、製品に付属の製品資料 DVD ま
たは www.emerson.com で入手できます。
手順
1. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを取り外すと、端子コネクタが確認
できます。
図 3-8 : トランスミッタからセンサへの配線部カバーの取り外し
2. センサ配線ケーブルをトランスミッタ配線部内に入れます。
図 3-9 : センサ配線のフィールドスルー
3. 適切な端子にセンサの配線を接続します。
20 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
重要
4 線ケーブルドレイン線をケーブルのセンサ/コアプロセッサ側でのみ終端処理
をします。詳細は、センサの設置説明書でご確認ください。4 線ケーブルドレイ
ン線を 5700 端子箱内にある接地ねじに接続しないでください。
• 4 線終端接続については、図 3-10 を参照してください。
• 9 線終端接続については、図 3-11 を参照してください。
図 3-10 : 4 線のトランスミッタからセンサへの配線接続
図 3-11 : 9 線のトランスミッタからセンサへの配線接続
注
9 線ケーブルの 4 本のドレイン線を端子箱内にある接地ねじに接続します。
4. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを元に戻し、ねじを 1.58 N m~
1.69 N m のトルクで締めます。
設置説明書
21

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
3.4
流量計構成部の接地
4 線または 9 線別置型設置の場合、トランスミッタとセンサを個別に接地します。
前提条件
通知
接地が不適切だと、測定が正確に行われなかったり、計測器が故障したりすることがあ
ります。
警告
危険場所で本質安全の要件を満たさない場合、爆発が生じて、死に至るか重傷を負うお
それがあります。
注
ヨーロッパにおける危険場所での取付けについては、EN 60079-14 または該当する国の
規定に従ってください。
国の規定がない場合は、以下の接地に関するガイドラインに従ってください。
• 2.08 mm² 以上の銅線を使用してください。
• すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満にしてください。
• アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。
手順
1. センサ取扱説明書の手順に従い、センサを接地します。
2. トランスミッタの内部接地ネジまたは外部接地ネジを使用し、該当する現地の規
定に従ってトランスミッタを接地します。
• 内部接地ネジは、トランスミッタからセンサへの配線内部にあります。
図 3-12 : 内部接地ネジ
• 接地端子は、電源配線内部にあります。
• 外部接地ネジは、トランスミッタ側面のタグの下にあります。
22 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 3-13 : 外部接地ネジ
3.5
センサについているトランスミッタの回転 (オ
プション)
一体型の設置では、センサについているトランスミッタを 45°毎に 360º まで回転させる
ことができます。
手順
1. 4 mm 六角棒スパナを使用し、トランスミッタヘッドを固定しているクランプを
緩めて取り外します。
図 3-14 : センサクランプの取り外し
設置説明書
23

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
2. トランスミッタをゆっくりとまっすぐ上に持ち上げ、目的の位置まで回します。
トランスミッタは 8 つの位置のうち任意の位置に回転させることができますが、
360°に回り切らないようにする止め具があります。
図 3-15 : トランスミッタヘッドの回転
3. トランスミッタをゆっくりとベース上に下ろし、ロック位置にあることを確認し
ます。
4. クランプを元の位置に再度取り付け、キャップネジを締めます。3.16 N m~
3.39 N m のトルクで締めます。
図 3-16 : センサクランプの再装着
24 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
3.6
トランスミッタでのユーザインターフェースの
回転(オプション)
トランスミッタ電子モジュールのユーザインターフェースは元の位置から 90°、180°、
または 270°の位置に回転させることができます。
図 3-17 : ディスプレイ部品
A.
トランスミッタ筐体
B.
サブベゼル
C.
ディスプレイモジュール
D.
ディスプレイ留めネジ
E.
エンドキャップクランプ
F.
キャップ留めネジ
G.
ディスプレイカバー
設置説明書
手順
1. 機器の電源を切ります。
警告
トランスミッタが危険場所にある場合は、電源を切ってから 5 分待ってくださ
い。そうしないと、爆発して死亡事故またはケガを負うおそれがあります。
2. エンドキャップクランプを緩めて回転させて、カバーにあたらないようにしま
す。
3. ディスプレイカバーを反時計回りに回転し、メイン筐体から取り外します。
4. ディスプレイモジュールを押さえながら、ディスプレイの取付ネジを慎重に緩め
ます。
5. ディスプレイモジュールをメイン筐体から慎重に引き抜きます。
6. ディスプレイモジュールを目的の位置まで回転させます。
7. ディスプレイモジュールをコネクタにそっと押し込みます。
25

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
8. ディスプレイのネジを締めます。
9. ディスプレイカバーを本体に装着します。
10. ディスプレイカバーが完全に閉まるまで時計回りに回転させます。
11. キャップ留めネジを締めて、エンドキャップクランプを再び取り付けます。
12. トランスミッタの電源を再び入れます。
3.7
別置型トランスミッタのセンサ配線端子箱の回
転(オプション)
別置型の設置の場合、トランスミッタのセンサ配線端子箱を± 180º に回転させることが
できます。
手順
1. 4 mm 六角棒スパナを使って、センサ配線端子箱を固定しているクランプを緩め
て外します。
図 3-18 : クランプの取り外し
2. 端子箱を目的の位置までゆっくりと回します。
端子箱はプラスまたはマイナス方向の任意の位置まで 180 度回転させることが
できます。
26 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 3-19 : センサ配線端子箱の回転
3. 端子箱を新しい位置にゆっくりと合わせ、その位置でロックされたことを確認し
ます。
4. クランプを元の位置に再び取り付けてキャップ留めネジを締めます。3.16 N m
~3.39 N m のトルクで締めます。
図 3-20 : クランプの再装着
設置説明書
27

取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
28 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
4
4.1
信号 チャンネル A チャンネル B チャンネル C
チャンネル
オプション
4.2
チャンネルの配線
使用可能なチャンネル
EtherNet/IP
チャンネル A と B の両方に対
し、同じプロトコルを注文する
必要があります。ProLink™ III と
統合 Web サーバは常にチャン
ネル A または B のいずれかに接
続できます。
Modbus TCP Modbus TCP
Profinet Profinet
I/O チャンネルの配線
チャンネル C I/O は次のように設定できます。
• mA 出力
EtherNet/IP
mA 出力
周波数出力
ディスクリート出力
ディスクリート入力
4.2.1
• 周波数出力
• ディスクリート出力
• ディスクリート入力
配線チャンネルの場所
手順
配線アクセスカバーを外すと、I/O 配線端子ブロックのコネクタが確認できます。
設置説明書
29

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
4.2.2
mA 出力を配線する
mA 出力を防爆が施された、火の気のない安全な場所に配線します。
前提条件
重要
計測器の取り付けと配線は、必ず適切な訓練を受けた作業員が政府と企業の適切な安全
基準に従って実施してください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-1 : 内部電源 mA 出力配線
A. mA
C. 820 Ω
D.
出力
B.
チャンネル
信号装置
C
最大ループ抵抗
図 4-2 : 外部電源 mA 出力配線
A. mA
C. 5~30 VDC
D.図 4-3
出力
B.
チャンネル
E.
信号装置
C
(最大)
を参照
30 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1000
1100
0 7.5 15.0 22.5 30.0
B
A
設置説明書
チャンネルの配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 4-3 : 外部電源 mA 出力: 最大ループ抵抗
A.
最大抵抗(Ω)
B.
外部電源の電圧(V)
4.2.3
周波数出力の配線
周波数出力を防爆が施された、火の気のない安全な場所に配線します。
前提条件
重要
計測器の取り付けと配線は、必ず適切な訓練を受けた作業員が政府と企業の適切な安全
基準に従って実施してください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-4 : 内部電源の FO の配線
設置説明書
A.
周波数出力
B.
チャンネル
図
4-5
C.
D.
カウンタ
C
31

0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
0 250 500 750 1000
A
B
チャンネルの配線
設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
図 4-5 : 内部電源の FO:出力振幅対負荷抵抗 [24 VDC (Nom)開回路]
A.
出力振幅(V)
B.
負荷抵抗器(Ω)
図 4-6 : 外部電源の FO の配線
4.2.4
ディスクリート出力の配線
ディスクリート出力を防爆が施された、火の気のない安全な場所に配線します。
前提条件
32 Micro Motion 5700
重要
計測器の取り付けと配線は、必ず適切な訓練を受けた作業員が政府と企業の適切な安全
基準に従って実施してください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
A.
周波数出力
B.
チャンネル
C. 5~30 VDC
D. 500 mA
E.
カウンタ
電流(最大)
C
(最大)
イーサネットトランスミッタ

0
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
24
0 750 1500 2250 3000
A
B
設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 4-7 : 内部電源の DO の配線
A.
ディスクリート出力
B.
チャンネル
C
C.図 4-8
D.
カウンタ
図 4-8 : 内部電源の DO:出力振幅対負荷抵抗 [24 VDC (Nom)開回路]
A.
B.
設置説明書
出力振幅(V)
負荷抵抗器(Ω)
33

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
図 4-9 : 外部電源の DO の配線
A.
ディスクリート出力
B.
チャンネル
C. 3~30 VDC
D. 500 mA
E.
カウンタ
C
(最大)
電流(最大)
4.2.5
ディスクリート入力の配線
前提条件
警告
ディスクリート入力を防爆が施された、火の気のない安全な場所に配線します。
重要
計測器の取り付けと配線は、必ず適切な訓練を受けた作業員が政府と企業の適切な安全
基準に従って実施してください。
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
図 4-10 : 内部電源の DI の配線
A.
ディスクリート入力
B.
チャンネル
C.
スイッチ
C
34 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
図 4-11 : 外部電源の DI の配線
A.
ディスクリート入力
B.
チャンネル
C. 30 VDC
注
• 最大のしきい値は 3 VDC です。
• 最大のしきい値は 0.6 VDC です。
C
(最大)
4.2.6
M12 終端ケーブルを使って I/O チャンネルを配線する
(オプション)
M12 終端ケーブルを使って I/O チャンネルを配線する場合は、この手順に従ってくださ
い。
前提条件
A コード付き M12 終端ケーブルを用意します。
手順
1. M12 終端ケーブルを 5700 トランスミッタの設定 I/O コネクタに接続します。「図
4-12」を参照してください。
2. 表 4-1 に記載のピン配列を使って、もう一方のケーブルの端を取り付けます。
図 4-12 : 構成 I/O への M12 終端ケーブル
設置説明書
35

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
表 4-1 : M12 設定 I/O のピン配列
ピンの番号 ワイヤの色 出力
ピン 1 不使用 不使用
ピン 2 白 プラスの端子
ピン 3 不使用 不使用
ピン 4 黒 ニュートラル端子
4.3
4.3.1
イーサネットチャンネルの配線
電磁適合性(EMC)の EC 指令を満たすには、適切なシールド付き Cat5e、またはそれ
以上の定格の計装ケーブルを使って計測器に接続します。計装ケーブルは、全体がシー
ルドで保護されて芯がすべて覆われているものを選びます。可能な場合は、シールド全
体をホスト端部のアースに接続します(360°接着)。
RJ45 ポートを使ったイーサネットネットワークの配線
前提条件
工場成端 RJ45 ケーブルを使う場合は、コネクタに保護ブーツがないことを確認します。
保護ブーツは導線管に入りません。または、RJ45 コネクタとシールド付きフィールド
成端コネクタを使うこともできます。
4.3.1 直接接続およびスタートポロジ
手順
1. 5700 トランスミッタの導線管に RJ45 ケーブルを通します。
2. RJ45 ケーブルをチャンネル A またはチャンネル B に接続します。
5700 トランスミッタには内部イーサネットスイッチが搭載されているため、チ
ャンネル A とチャンネル B の両方で機能は同じです。
3. ケーブルタイを使ってケーブルをモジュールのバックプレートにしっかりつな
ぎます。
36 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
例
4.3.1 デイジーチェーンおよびリングトポロジ
手順
1. 5700 トランスミッタの導線管に 2 本の RJ45 ケーブルを通します。
1 本の導線管に 2 本のケーブルは入らないため、ケーブルごとに個別の導線管を
使う必要があります。
2. 外部スイッチまたは以前のトランスミッタをチャンネル A またはチャンネル B
に接続します。
5700 トランスミッタには内部イーサネットスイッチが搭載されているため、チ
ャンネル A とチャンネル B の両方で機能は同じです。
3. ネットワークの次のトランスミッタを未使用チャンネルに接続します。
4. ケーブルタイを使ってケーブルをモジュールのバックプレートにしっかりつな
ぎます。
例
設置説明書
37

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
4.3.2
M12 終端ケーブルを使ってイーサネット I/O を配線す
る(オプション)
前提条件
2 本の D コード付き M12 終端イーサネットケーブルを用意します。
手順
1. 2 本の M12 終端イーサネットケーブルを 5700 トランスミッタのイーサネット
I/O コネクタに接続します。「図 4-13」を参照してください。
2. 表 4-2 に記載のピン配列を使って、もう一方のケーブルの端を取り付けます。
図 4-13 : イーサネット I/O への M12 ケーブル
注
使用する M12 イーサネットオプションの種類に応じて、トランスミッタには、2
つのイーサネット I/O コネクタしかない場合があります。
表 4-2 : M12 イーサネット I/O のピン配列
ピンの番号ワイヤの色 RJ45 上の出力 信号の名称
ピン 1 オレンジ/白 ピン 1
ピン 2 緑/白 ピン 3
ピン 3 オレンジ ピン 2
ピン 4 緑 ピン 6
TDP1/RDP2
RDP1/TDP2
TDN1/RDN2
RDN1/RDN2
38 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 電源の配線
MMI-20032914 2020 年 8 月
5
5.1
電源の配線
電源の配線
ユーザ提供のスイッチを電源供給配線に取り付けることができます。
重要
低電圧指令 2014/35/EU (欧州設置要件)に適合するため、トランスミッタの近くにス
イッチを設置してください。
手順
1. 配線アクセス・カバーを取り外します。
2. 電源警告フラップを開いて、電源端子の位置を確認します。
図 5-1 : 電源配線端子と機器の接地の位置
設置説明書
A.
電源配線端子(+ と -)
B.
機器設置
3. 次のように電源配線を接続します。
• DC 電源の場合: +端子と – 端子に接続します。
• AC 電源の場合:端子 L/L1 (ライン)端子と N/L2 (ニュートラル)端子に接
続します。
4. 電源コネクタを固定している 2 本のネジを締めます。
5. 機器接地を使用し、電源供給配線を電源警告フラップの下に接地します。
39

電源の配線 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
5.2
M12 終端ケーブルを使って電源を配線する(オ
プション)
M12 終端ケーブルを使って電源を配線する場合は、この手順に従ってください。
前提条件
S コード付き M12 終端ケーブルを用意します。
手順
1. M12 終端ケーブルを 5700 トランスミッタの電源コネクタに接続します。「図
5-2」を参照してください。
2. 表 5-1 に記載のピン配列を使って、もう一方のケーブルの端を取り付けます。
図 5-2 : 電源への M12 終端ケーブル
表 5-1 : M12 電源のピン配列
ピンの番号 出力
ピン 1
ピン 2
ピン 3 不使用
接地 リング終端(C)
40 Micro Motion 5700
+ / L / L1
- / N / L2
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 プリンタのセットアップ
MMI-20032914 2020 年 8 月
6
6.1
プリンタのセットアップ
このセクションを参照して、5700 イーサネットトランスミッタでの印刷と EPSON TM-
T88VI プリンタをセットアップしてください。プリンタの構成については、Micro
Motion 5700 (
ださい。
プリンタをセットアップする方法は 2 つあります。
• プリンタのデフォルトの IP アドレスを使用する
• プリンタのデフォルトの IP アドレスを変更する
イーサネットトランスミッタ付き): 設定および使用説明書
プリンタのデフォルトの IP アドレスを変更して
プリンタをセットアップする
この手順を参照して、5700 イーサネットトランスミッタでの印刷と EPSON TM-T88VI
プリンタをセットアップしてください。その際、プリンタのデフォルトの IP アドレス
を変更します。
手順
1. イーサネットケーブルの一方の端をプリンタの電源に接続します。
2. もう一方の端を PC につなげます。
3. プリンタの電源を入れます。
プリンタの IP アドレスが数分後に印刷されます。
4. イーサネットがプリンタと同じサブネット上に配置されるように、PC のイーサ
ネットアドレスを一時的に変更します。
デフォルトの IP アドレス = 192.168.192.168
a) Windows 10 で Start (スタート)ボタンを押して、Network Connections
(ネットワーク接続)を選択します。
を参照してく
設置説明書
b) イーサネット接続を右クリックし、Properties (プロパティ)を選択しま
す。
ユーザーアカウントのポップアップウィンドウの Yes (はい)を選択しま
す。
c) Internet Protocol Version 4 (TCP/IPv4) (インターネット・プロトコル・バ
ージョン(TCP/IP v4))を選択し、Properties (プロパティ)を選択し
ます。
d) Use the following IP address (次の IP アドレスを使う)を選択し、IP アド
レスとサブネットマスクを次のように構成します。
• IP アドレス: 192.168.192x,。x は、0、1、または 168 以外の値です。
• サブネットマスク: 255.255.255.0
41

プリンタのセットアップ 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
e) OK を選択します。
5. プリンタのファームウェアオプションを変更します。
a) Web ブラウザを開き、http://192.168.192.168 (デフォルトのプリン
タの IP)と入力します。
ブラウザに、Your connection is not private と表示されます。メッ
セージを無視し、Web サイトに進みます。
b) ADVANCED (詳細) を選択します。
c) Proceed to 192.168.192.168 (192.168.192.168 に進む).を選択します。
d) ログイン画面で次のように入力します。
デフォルトのユーザー名: epson
デフォルトのパスワード: epson
EpsonNet Config ユーティリティ画面が表示されます。
e) 画面左側に表示されている構成設定(基本設定ではない)の TCP/IP を選択
します。
f) ご使用のネットワークを基に、IP Address (IP アドレス)(つまり、
192.168.1.55)、Subnet Mask (サブネットマスク)、Default Gateway (デ
フォルトゲートウェイ)を選択します。ローカルネットワークに対して一
意の IP アドレスを選択します。
プリンタは 5700 と同じサブネット上にある必要があります。
g) 必須: Acquiring the IP Address (IP アドレスの取得)を Manual (手動)に
設定します。
h) Send (送信)を選択して設定を保存します。
i) Reset (リセット)を選択するか、メッセージで指示されたらプリンタの
電源を入れ直して変更を適用します。
6. PC ネットワーク設定を元の設定に戻します。
ステップ 4 で使ったウィンドウを使用します。
7. 5700 イーサネットトランスミッタをプリンタ用に構成します。
a) イーサネットケーブルを PC から外して 5700 イーサネットトランスミッ
タに接続します。
b) IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイをまだ構成して
いない場合は構成します。
ディスプレイ Menu (メニュー) → Configuration (構成) →
Ethernet Settings (イーサネット設定) → Network
Settings (ネットワーク設定)
ProLink III
42 Micro Motion 5700
Device Tools (デバイスツール) → Configuration
(構成) → Network Settings (ネットワーク設定)
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 プリンタのセットアップ
MMI-20032914 2020 年 8 月
トランスミッタと PC のイーサネット設定を構成する方法については、
Micro Motion 5700 (
明書
を参照してください。
c) 前の手順で構成したプリンタの IP アドレスを 5700 イーサネットトランス
ミッタに入力します。
イーサネットトランスミッタ付き): 設定および使用説
ディスプレイ
ProLink III
Web ブラウザ Configuration (構成) → Printer and Tickets (プリ
8. テスト印刷を行って、設定が正しいことを確認します。
ディスプレイ Menu (メニュー) → Operations (操作) → Printer (プ
ProLink III
Web ブラウザ Configuration (構成) → Printer and Tickets (プリンタ
チケットの印刷オプションを構成する方法については、Micro Motion 5700 (
サネットトランスミッタ付き): 設定および使用説明書
Menu (メニュー) → Configuration (構成) → Printer
(プリンタ) → Printer IP address (プリンタの IP ア
ドレス)
Device Tools (デバイスツール) → Configuration
(構成) → Printer and Tickets (プリンタとチケッ
ト)
ンタとチケット)
リンタ) → Print Ticket (チケットを印刷) → Print Test
Page (テストページを印刷)
Device Tools (デバイスツール) → Configuration (構
成) → Printer and Tickets (プリンタとチケット)
とチケット)
を参照してください。
イー
6.2
設置説明書
必要な場合は、Micro Motion 5700 (
説明書
チェックエラー」を参照してください。
.の「
ステータスのアラート、原因、および推奨事項
イーサネットトランスミッタ付き): 設定および使用
」セクションにある「機能
プリンタのデフォルトの IP アドレスを使ってプ
リンタをセットアップする
この手順を参照して、5700 イーサネットトランスミッタでの印刷と EPSON TM-T88VI
プリンタをセットアップしてください。その際、プリンタのデフォルトの IP アドレス
を使用します。
手順
1. イーサネットケーブルの一方の端をプリンタの電源に接続します。
2. もう一方の端を PC につなげます。
3. プリンタの電源を入れます。
43

プリンタのセットアップ 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
プリンタでネットワーク設定の構成が終わるまで 1、2 分かかることがあります。
完了したら、次のチケットが印刷されます。
*********************************
IP Address : 192.168.192.168
SubnetMask : 255.255.255.0
Gateway : 0.0.0.0 DHCP : No server - > Static
*********************************
4. DHCP が有効になっている場合はオフにします。
ディスプレイから、次の操作を実行します。
a. Menu (メニュー) → Configuration
(構成) → Ethernet Settings (イーサ
ネット設定) → Network Settings (ネ
ットワーク設定) → Auto obtain
IP()DHCP (IP()DHCP を自動取得).
b. Disabled (無効化)を選択し、Save
(保存)を選択します。
c. Ethernet Settings
ページに戻って、DHCP オフの設定を
適用します。
(イーサネット設定)
5. IP アドレスを構成します。
a) 次の画面のいずれかに移動します。
ディスプレイから、次の操作を実行します。ProLink III から、次の操作を実行しま
Menu (メニュー) → Configuration
(構成) → Ethernet Settings (イーサネ
ット設定) → Network Settings (ネッ
トワーク設定) → IP address (IP アド
レス)に移動します。.
ProLink III から、次の操作を実行します。
a. Device Tools (デバイスツール) →
Configuration (構成) → Network
Settings (ネットワーク設定)に移動
します。
b. IP アドレスを自動的に取得する (DHCP)
をオフにします。
c. Apply (適用)を選択します。
す。
Device Tools (デバイスツール) →
Configuration (構成) → Network
Settings (ネットワーク設定)に移動し
ます。
b) IP
アドレスを 192.168.192.x に設定します。x は 0、1、または 168 以外
の値です。
6. サブネットマスクを構成します。
a) 次の画面のいずれかに移動します。
ディスプレイから、次の操作を実行します。ProLink III から、次の操作を実行しま
す。
Menu (メニュー) → Configuration
(構成) → Ethernet Settings (イーサネ
ット設定) → Network Settings (ネッ
トワーク設定) → Subnet Mask (サブ
ネットマスク)に移動します。.
44 Micro Motion 5700
Device Tools (デバイスツール) →
Configuration (構成) → Network
Settings (ネットワーク設定)に移動し
ます。
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 プリンタのセットアップ
MMI-20032914 2020 年 8 月
b) サブネットマスクを 255.255.255.0 に設定します。
7. プリンタタイプを構成します。
a) 次の画面のいずれかに移動します。
6.3
ディスプレイから、次の操作を実行しま
す。
Menu (メニュー) → Configuration
(構成) → Printer (プリンタ) → Printer
Type (プリンタタイプ)に移動します。
b) IP アドレスが 192.168.192.168 であることを確認します。
ProLink III から、次の操作を実行しま
す。
Device Tools (デバイスツール) →
Configuration (構成) → Printer and
Tickets (プリンタとチケット)に移動
します。
インターフェース設定をリセットする
プリンタの IP アドレスを忘れてしまい、デフォルト(192.168.192.168)をリセットす
る必要がある場合は、この手順を参照してください。
手順
1. プリンタの電源を切り、ロールペーパーカバーを閉じます。
2. コネクタカバーが付いている場合は外します。
3. プリンタ背面のステータスシートボタンを押したまま電源を入れます。
リセットが行われていることを示すメッセージが表示されます。
4. ステータスシートボタンを放して、プリンタの設定をデフォルトにリセットしま
す。
6.4
設置説明書
重要
プロセスが完了するまでプリンタの電源を切らないでください。
完了すると、Resetting to Factory Default Finished というメッセージ
が表示されます。
機能チェックエラー
機能チェックアラートは一般に、次の場合に発生します。
• 正しくないネットワーク設定の構成
• 用紙切れ
• ペーパートレイが開いている
• プリンタの 6 カ所の接続がすでに開いている
• 別のトランスミッタが印刷中に、もう 1 台のトランスミッタが印刷を開始しようと
している
構成項目と監査ログチケットが用紙に印刷されるまで、15 分以上かかることがあり
ます。この間に別のトランスミッタが印刷を開始すると、新しい印刷が拒否されて
45

プリンタのセットアップ 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
機能チェックエラー(プリンターオフライン)が生じるか、印刷が構成/監査ログの
印刷の間に差し込まれます。
印刷が適切に終わると、機能チェックアラートがクリアされます。
46 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 トランスミッタへの電源投入
MMI-20032914 2020 年 8 月
7
トランスミッタへの電源投入
設定を有効にし、作業を実行するため、またはプロセス測定をするため、トランスミッ
タに電源を入れます。
手順
警告
1.
トランスミッタが危険場所にある場合、トランスミッタの電源が投入されている
間はハウジングカバーを外さないでください。これらの指示に従わない場合、爆
発してケガまたは死亡事故が生じるおそれがあります。
トランスミッタとセンサのすべてのカバーおよびシールが閉じていることを確
認します。
2. 電源の出力をオンにします。
トランスミッタで診断が自動的に実行されます。トランスミッタは自動切換式
で、電源電圧を自動的に検出します。DC 電源の使用時には、最小 1.5 アンペア
のスタートアップ電流が必要です。診断の実行中は、初期化アラート 009 がアク
ティブになります。診断は約 30 秒で完了します。スタートアップ診断が完了す
ると、ステータス LED が緑になり点滅し始めます。ステータス LED がそれ以外の
動作をする場合、アラートがアクティブになっています。
次のタスク
電源投入後、センサはすぐにプロセス流体を受け入れることができますが、電子機器が
熱平衡に達するまで最長 10 分間かかることがあります。そのため、これが初期セット
アップの場合、または電源が長時間オフになっていてコンポーネントが周囲温度に達す
るまで時間がかかる場合、正確なプロセス測定となるまで、約 10 分間のウォームアッ
プが必要になります。その間、測定値が若干不安定になったり、不正確になったりする
場合があります。
設置説明書
47

トランスミッタへの電源投入 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
48 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 ガイド付きセットアップ
MMI-20032914 2020 年 8 月
8
ガイド付きセットアップ
トランスミッタの初期起動時、ガイド付きの設定画面がトランスミッタディスプレイに
表示されます。このツールに従い、トランスミッタの基本設定を完了できます。ガイド
付きセットアップを使用すると、設定ファイルのアップロード、トランスミッタの表示
オプションの設定、チャンネルの設定、センサの校正データの検証などを行うことがで
きます。
設置説明書
49

ガイド付きセットアップ 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
50 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 ディスプレイコントロールの使用
MMI-20032914 2020 年 8 月
9
ディスプレイコントロールの使用
トランスミッタディスプレイのインターフェースには、ディスプレイ(LCD パネル)、
表示メニューへのアクセスやディスプレイ画面のナビゲートに使う 4 つの光学スイッ
チ(左、上、下、右の矢印キー)があります。
手順
1. 光学スイッチをアクティブにするには、指で開口部の光をさえぎります。
レンズを使って光学スイッチを作動させることもできます。トランスミッタの
ハウジング・カバーは外さないでください。
重要
一度に 1 つのスイッチしか認識しません。1 つの光学スイッチに指で直接触れて
ください。その際、他のスイッチを覆わないようにしてください。
図 9-1 : 光学スイッチを作動させるための適切な指の位置
設置説明書
2. ディスプレイ上の矢印インジケータで、どの光学スイッチを使っているのかが分
かります(例 1 と 2 を参照)。
重要
矢印キーを使う場合は、最初に光学スイッチを作動させてから、ガラス上の指を
離してスイッチを開放すると、上下左右に移動や選択を行うことができるように
なります。上下に移動するときに自動スクロールを有効にするには、適切なスイ
ッチをアクティブにして、1 秒間押し続けます。目的の選択項目がハイライト表
示されたら、スイッチを離します。
51

ディスプレイコントロールの使用 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
図 9-2 : 例 1:トランスミッタディスプレイ上の矢印インジケータを作動させる
図 9-3 : 例 2:トランスミッタディスプレイ上の矢印インジケータを作動させる
52 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

設置説明書 使用可能なサービスポート接続
MMI-20032914 2020 年 8 月
10
使用可能なサービスポート接続
サービスポート接続を使って、トランスミッタでのデータのダウンロードまたはアップ
ロードを実行します。
サービスポートにへのアクセスには、USB ドライブや USB ケーブルなど、市販の USB
ハードウェアを使用できます。
警告
トランスミッタが危険場所にある場合、トランスミッタの電源が投入されている間はハ
ウジングカバーを外さないでください。これらの指示に従わない場合、爆発してケガま
たは死亡事故が生じるおそれがあります。
設置説明書
サービス・ポート接続はトランスミッタのキャップの下にあります。
53

使用可能なサービスポート接続 設置説明書
2020 年 8 月 MMI-20032914
54 Micro Motion 5700
イーサネットトランスミッタ

F3
C A
IEC 127 -2
J3
DISC
OUT 3
T5A 250V
C A
F1
C A
IEC 127 -2
J1
J4
DS1
T5A 250V
K3 K2 K1
A B C
DISC
OUT 2
IEC 127 -2
F2 T5A 250V
J2
DS2
DISC
OUT 1
DS3
C18
C16
C14
A14
設置説明書 5700 を 3100 リレーに配線する
MMI-20032914 2020 年 8 月
A
5700 を 3100 リレーに配線する
この手順を使って、5700 イーサネットトランスミッタのディスクリート出力を 3100 ト
ランスミッタリレーに配線して、一段式バッチ制御を行えるようにします。
前提条件
• 配線前の DO へのチャネル C 構成のセットアップ
• アクティブ高と内部電源を使用します。
• ワイヤサイズ 24 AWG (0,25 mm2) ~ 16 AWG (1,5 mm2)を使用します。
手順
1. 5700 イーサネットトランスミッタのチャネル C のマイナス端子を A14 に配線し
ます。
2. 5700 イーサネットトランスミッタのチャネル C のプラス端子を C14、C16、また
は C18 に配線します。
図 A-1 : 3100 リレーへの 5700 イーサネットチャネル C DO の配線
設置説明書
55

*MMI-20032914 *
MMI-20032914
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