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設置説明書
MMI-20027508 , Rev AE
2020 年 9 月
Micro Motion™ 5700 トランスミッタ、設定可
能な入力と出力搭載
すべての設置方法(一体型、4 線式、および 9 線式)
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安全上の注意事項
本マニュアル全体を通じて、人員や機器を保護するための安全上の注意事項を示します。次の手順に進む前に、安全上の各注
意事項をよくお読みください。
安全および各種認定についての情報
欧州指令に適合するには、Micro Motion 製品を本説明書に従って正しく取り付ける必要があります。本製品に適用される欧州
指令については、EU 適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と EU 適合宣言の関連書類、ATEX 設置図面
と説明については www.emerson.com にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせください。
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
欧州における危険場所での取り付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合は EN 60079-14 のガイドライ
ンに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書
を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com をご覧ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持する上で重要な要件となっ
ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト(www.emerson.com) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで
お電話でご連絡ください。
エマソン流量計カスタマーサービス
E メール:
• 世界共通:flow.support@emerson.com
• アジア太平洋地域:APflow.support@emerson.com
電話:
南北アメリカ
合衆国
カナダ
メキシコ
アルゼンチン
ブラジル
チリ
ペルー
800-522-6277
+1 303-527-5200
+52 55 5809 5010
+54 11 4837 7000
+55 15 3413 8000
+56 2 2928 4800
+51 15190130
欧州および中東 アジア太平洋地域
英国およびアイル
ランド
オランダ
フランス
ドイツ
イタリア
中央・東ヨーロッ
パ
ロシア/CIS
エジプト
オマーン
カタール
クウェート
南アフリカ
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
0870 240 1978
+31 (0) 704 136
666
+33 (0) 800 917
901
0800 182 5347
+39 8008 77334
+41 (0) 41 7686
111
+7 495 995 9559
0800 000 0015
800 70101
431 0044
663 299 01
800 991 390
800 844 9564
800 0444 0684
オーストラリア
ニュージーランド
インド
パキスタン
中国
日本
韓国
シンガポール
タイ
マレーシア
800 158 727
099 128 804
800 440 1468
888 550 2682
+86 21 2892 9000
+81 3 5769 6803
+82 2 3438 4600
+65 6 777 8211
001 800 441 6426
800 814 008
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設置説明書 目次
MMI-20027508 2020 年 9 月
目次
第 1 章 ご使用の前に..............................................................................................................5
1.1 本説明書について.......................................................................................................................5
1.2 危険に関するメッセージ............................................................................................................5
1.3 関連資料......................................................................................................................................5
第 2 章 計画........................................................................................................................... 7
2.1 設置チェックリスト................................................................................................................... 7
2.2 レトロフィット設置に関するその他の注意事項....................................................................... 8
2.3 電源の要件..................................................................................................................................9
第 3 章 取り付けおよびセンサ配線....................................................................................... 11
3.1 一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサ配線.............................................................. 11
3.2 トランスミッタの取付け..........................................................................................................11
3.3 センサへの別置型トランスミッタの配線................................................................................ 15
3.4 流量計構成部の接地................................................................................................................. 18
3.5 センサについているトランスミッタの回転 (オプション)....................................................... 19
3.6 トランスミッタでのユーザインターフェースの回転(オプション).....................................21
3.7 別置型トランスミッタのセンサ配線端子箱の回転(オプション) ....................................... 22
第 4 章 チャンネルの配線.....................................................................................................25
4.1 使用可能なチャンネル..............................................................................................................25
4.2 配線チャンネルの場所..............................................................................................................25
4.3 mA 出力を配線する.................................................................................................................. 26
4.4 mA/HART 出力を配線する ....................................................................................................... 28
4.5 周波数出力を配線する..............................................................................................................30
4.6 ディスクリート出力を配線する...............................................................................................33
4.7 RS-485 出力を配線する.............................................................................................................37
4.8 mA 入力を配線する ..................................................................................................................37
4.9 ディスクリート入力を配線する...............................................................................................38
4.10 周波数入力を配線する............................................................................................................39
4.11 SIS 用途用のチャンネル A と D............................................................................................... 40
第 5 章 電源の配線............................................................................................................... 45
第 6 章 プリンタを配線する................................................................................................. 47
第 7 章 トランスミッタへの電源投入....................................................................................49
第 8 章 ガイド付きセットアップ を使用したトランスミッタの設定.......................................51
第 9 章 ディスプレイコントロールの使用............................................................................. 53
設置説明書
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目次 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
第 10 章 使用可能なサービスポート接続................................................................................ 55
付録 A 5700 を 3100 トランスミッタに配線する.................................................................. 57
4 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書
MMI-20027508 2020 年 9 月
ご使用の前に
1
1.1
1.2
ご使用の前に
本説明書について
本説明書では、5700 トランスミッタの計画、取付け、配線、初期セットアップについ
て説明します。本トランスミッタの詳細な設定、保守、トラブルシューティング、また
はサービスについては、取扱説明書を参照してください。
本説明書の内容は、ユーザが基本的なトランスミッタとセンサの設置、設定、および保
守の概念と手順を理解していることが前提です。
危険に関するメッセージ
このドキュメントでは、ANSI 標準 Z535.6-2011(R2017)を基に、危険に関するメッセ
ージに対し次の基準を使用します。
危険
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生します。
警告
危険な状況を回避しない場合、重大なケガまたは死亡事故が発生する可能性がありま
す。
1.3
注意
危険な状況を回避しない場合、軽度または中程度のケガが発生するか、発生する可能性
があります。
通知
状況を回避しない場合、データ損失、物的損害、ハードウェアの損傷、またはソフトウ
ェアの損傷が発生する可能性があります。人身事故が生じる確たるリスクはありませ
ん。
物理的アクセス
通知
許可されていない人員の場合、エンドユーザーの危機に重大な損傷を引き起こしたり、
誤まった設定を行ったりする可能性があります。意図的または偶発的なあらゆる不正
使用から保護してください。
物理的なセキュリティは、どのセキュリティ計画にとっても重要な部分であり、システ
ムを保護する上で必要不可欠です。ユーザーの資産を保護するために、物理的アクセス
を制限してください。これは、施設内で使われるすべてのシステムが対象です。
関連資料
製品に関する全資料は、製品に付属の製品資料 DVD または www.emerson.com で入手
できます。
設置説明書
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ご使用の前に 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
詳細については、以下の資料のいずれかを参照してください。
• Micro Motion 5700
• Micro Motion 5700
•
安全計装システム
量計安全マニュアル
• Micro Motion 5700
ーションマニュアル
• センサ設置説明書
プロダクト・データ・シート
トランスミッタ (設定可能な出力付き): 設定および使用説明書
SIS) 用 Micro Motion
モデル
5700
トランスミッタ付きコリオリ流
マリンバンカートランスファーパッケージ付き送信機:アプリケ
6 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書
MMI-20027508 2020 年 9 月
計画
2
2.1
計画
設置チェックリスト
□ 可能な範囲で、トランスミッタは直射日光の当たらない場所に設置してください。
危険場所の防爆認定の内容によっては、トランスミッタの環境条件はさらに厳しく
なる場合があります。
□ 危険場所にトランスミッタを取り付ける予定の場合:
警告
— トランスミッタが適切な危険場所の防爆認証を取得していることを確認してく
ださい。各トランスミッタのハウジングには、危険場所の防爆認定タグが取り付
けられています。
— トランスミッタとセンサ間をつなぐケーブルが、危険場所要件を満たしているか
確認してください。
— ATEX/IECEx を設置する場合は、製品に付属の Product Documentation DVD また
は www.emerson.com で入手可能な、ATEX/IECEx の正式な説明書に記載されて
いる安全上の注意事項に必ず従ってください。
□ 適切なケーブル、設置に必要なケーブル取り付け部品が揃っていることを確認して
ください。トランスミッタとセンサ間の配線では、最大ケーブル長が 305 m を超え
ないようにしてください。
□ それぞれの接続に合わせて以下のケーブルを使用してください。
— すべての I/O 接続: シールド付きツイストペア計装ケーブル
— RS-485 (チャンネル E)接続:シールド付きツイストペア・ケーブル
□ 電線管接続口またはトランスミッタディスプレイを上向きにする場合を除き、トラ
ンスミッタを取り付ける際に方向を考慮する必要はありません。
電線管接続口またはトランスミッタディスプレイを上向きにしてトランスミッタを
取り付けると、トランスミッタハウジングが結露して、トランスミッタが損傷する
危険があります。
以下に、トランスミッタの適切な向きを例示します。
推奨される向き その他の向き
□ 計測器は、次の条件を満たす場所と角度に取り付けます。
— トランスミッタのハウジングカバーを開けることができるくらいの隙間を設け
ること。配線アクセスポイントで 203 mm ~ 254 mm の隙間を設けて取り付け
ること。
設置説明書
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計画 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
— トランスミッタへのケーブル配線を設置できる場所を選ぶこと。
— トラブルシューティング時、作業しやすいように、すべての配線端子に対して十
分な空間を設けること。
2.2
レトロフィット設置に関するその他の注意事項
□ トランスミッタの設置では、入出力および電源接続に 76 mm ~ 152 mm の追加配線
が必要な場合があります。この長さが、現在設置されている配線の長さに追加され
ることになります。新規設置に必要な追加分の配線があることを確認してくださ
い。
□ 既存のトランスミッタを取り外す前に、現在設置されているトランスミッタの設定
データを必ず記録してください。新しく設置したトランスミッタの初回起動時、ガ
イド付きセットアップを通じて、メータの設定を行う必要があります。
次の情報をメモしてください(該当する場合)。
バリアブル 設定
タグ
質量流量単位
体積流量単位
密度単位
温度単位
チャンネル設定
mA 出力 1 — 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
mA 出力 2 (オプション)
周波数出力(オプション)
8 Micro Motion 5700
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— デュアル出力
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書
計画
MMI-20027508 2020 年 9 月
バリアブル 設定
ディスクリート出力(オプシ
ョン)
ディスクリート入力(オプシ
ョン)
RS-485
校正パラメータ(9 線式の設置のみ)
流量校正係数 FCF (流量校正または流量校正係数):
密度校正係数 — D1:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
— 電源(内部または外部)
— ソース:
— スケーリング(LRV、URV):
— 異常アクション:
アドレス:
— D2:
— K1:
— K2:
— TC:
2.3
— FD:
電源の要件
自動切換式 AC/DC 入力、電源電圧を自動認識:
• 85~240 VAC、50/60 Hz、6 W (通常)、11 W (最大)
• 18~100 VDC、6 W (通常)、11 W (最大)
注
DC 電源の場合:
• これらの要件は、ケーブルごとに 1 台のトランスミッタを設置することを前提とし
ています。
• 始動時、電源はトランスミッタあたり最小 1.5 アンペアの短時間電流を供給し、電
圧が 18 VDC を下回らないようにする必要があります。
• 電源ケーブルの長さと導体部の直径は、負荷電流が 0.7 A の場合に電源端子で最低
18 VDC 供給できるものを選定する必要があります。
ケーブルサイズ選定の計算式
M = 18V + (R x L x 0.7A)
設置説明書
• M:最小電源電圧
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計画 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
• R:ケーブル抵抗値
• L:ケーブル長(Ω/フィート単位)
20.0 °C での通常の電源ケーブル抵抗値
2.3.1
ワイヤゲージ
14 AWG
16 AWG
18 AWG
20 AWG
2.5 mm
1.5 mm
1.0 mm
0.75 mm
0.50 mm
2
2
2
2
2
抵抗
0.0050 Ω/フィート
0.0080 Ω/フィート
0.0128 Ω/フィート
0.0204 Ω/フィート
0.0136 Ω/m
0.0228 Ω/m
0.0340 Ω/m
0.0460 Ω/m
0.0680 Ω/m
センサとトランスミッタ間の最大ケーブル長さ
個別に設置されるセンサとトランスミッタ間の最大ケーブル長は、ケーブルの種類によ
って異なります。
ケーブルの種類 ワイヤゲージ 最大長さ
4 線別置型用 Micro Motion 指
定ケーブル
適用なし • 305 m、非防爆
• 152 m、IIC 防爆センサ
9 線別置型用 Micro Motion 指
定ケーブル
客先手配の 4 線ケーブル
10 Micro Motion 5700
適用なし
VDC 0.326 mm² 91 m
VDC 0.518 mm² 152 m
VDC 0.823 mm² 305 m
RS-485 0.326 mm² 以上
• 305 m、IIB 防爆センサ
18 m
305 m
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
3
3.1
3.2
3.2.1
取り付けおよびセンサ配線
一体型トランスミッタの取り付けおよびセンサ
配線
一体型トランスミッタには、個別の取り付け要件はありません。また、トランスミッタ
とセンサの間の配線を接続する必要はありません。
トランスミッタの取付け
トランスミッタを取り付ける場合は、次の 2 つのオプションから選択できます。
• トランスミッタを壁面または平面に取り付ける。
• トランスミッタを計器用ポールに取り付ける。
壁面または平面へのトランスミッタの取付け
前提条件
• プロセス環境での耐久性がある 8 mm~1.25 (5/16~18) の固定具を推奨します。
Micro Motion では、ボルトまたはナットを標準品として提供していません (汎用ボル
トとナットはオプションとして入手可能)。
• 表面が平らで固く、振動せず、過度に動いたりしないことを確認してください。
• 必要な工具、トランスミッタに付属の取り付けキットがあることを確認してくださ
い。
手順
1. ブラケットをトランスミッタに取り付け、ネジを 9.04 N m~10.17 N m のトルク
で締めてください。
設置説明書
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 3-1 : アルミニウム製トランスミッタへのブラケットの取付け
図 3-2 : ステンレス鋼製トランスミッタへのブラケットの取付け
2. 壁面取付けによる設置の場合、ブラケットを目的の位置にしっかり取り付けま
す。
12 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 3-3 : アルミニウム製トランスミッタの壁面取付けのブラケットと寸法
A. 71 mm
B. 71 mm
図 3-4 : ステンレス鋼製トランスミッタの壁面取付けのブラケットと寸法
A. 190.8 mm
B. 93.2 mm
設置説明書
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
3. アルミニウム製トランスミッタの場合、壁面または計器用ポールに固定したブラ
ケットにトランスミッタ取付けブラケットを取り付けます。
図 3-5 : 取付けブラケットへのアルミニウム製トランスミッタの取付けと固定
3.2.2
ヒント
取付けブラケットの穴がずれないように、すべての取り付け用ボルトを所定の位
置に入れてから締めて下さい。
トランスミッタのポールへの取り付け
前提条件
• 計器用ポールは底の部分から少なくとも 305 mm の高さがあり、直径が 51 mm 未満
であることを確認してください。
• 必要な工具、およびトランスミッタに付属の計器用ポール取り付けキットが揃って
いることを確認してください。
手順
ポールに取り付ける場合、U 字型ボルトの取り付け部品を計器用ポールに取り付けま
す。
14 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 3-6 : アルミニウム製トランスミッタの場合のポールブラケットの取付け
3.3
図 3-7 : ステンレス鋼製トランスミッタのポールブラケットの取付け
センサへの別置型トランスミッタの配線
次の手順に従って、4 線または 9 線別置型トランスミッタをセンサに配線してくださ
い。
設置説明書
前提条件
• センサ関連ドキュメントに記載の 4 線ケーブルを用意します。
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
• Micro Motion 9
線流量計ケーブル準備および取付けマニュアル
に記載の 9 線ケーブ
ルを用意します。
• センサ関連ドキュメントの説明に従って、コアプロセッサ一体型センサまたは端子
箱にケーブルを接続します。製品に関する全資料は、製品に付属の製品資料 DVD ま
たは www.emerson.com で入手できます。
手順
1. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを取り外すと、端子コネクタが確認
できます。
図 3-8 : トランスミッタからセンサへの配線部カバーの取り外し
2. センサ配線ケーブルをトランスミッタ配線部内に入れます。
図 3-9 : センサ配線のフィールドスルー
3. 適切な端子にセンサの配線を接続します。
16 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
重要
4 線ケーブルドレイン線をケーブルのセンサ/コアプロセッサ側でのみ終端処理
をします。詳細は、センサの設置説明書でご確認ください。4 線ケーブルドレイ
ン線を 5700 端子箱内にある接地ねじに接続しないでください。
• 4 線終端接続については、図 3-10 を参照してください。
• 9 線終端接続については、図 3-11 を参照してください。
図 3-10 : 4 線のトランスミッタからセンサへの配線接続
図 3-11 : 9 線のトランスミッタからセンサへの配線接続
注
9 線ケーブルの 4 本のドレイン線を端子箱内にある接地ねじに接続します。
4. トランスミッタからセンサへの配線部カバーを元に戻し、ねじを 1.58 N m~
1.69 N m のトルクで締めます。
設置説明書
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
3.4
流量計構成部の接地
4 線または 9 線別置型設置の場合、トランスミッタとセンサを個別に接地します。
前提条件
通知
接地が不適切だと、測定が正確に行われなかったり、計測器が故障したりすることがあ
ります。
警告
危険場所で本質安全の要件を満たさない場合、爆発が生じて、死に至るか重傷を負うお
それがあります。
注
ヨーロッパにおける危険場所での取付けについては、EN 60079-14 または該当する国の
規定に従ってください。
国の規定がない場合は、以下の接地に関するガイドラインに従ってください。
• 14 AWG (2.08 mm2) 以上の銅線を使用してください。
• すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満にしてください。
• アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。
手順
1. センサ取扱説明書の手順に従い、センサを接地します。
2. トランスミッタの内部接地ネジまたは外部接地ネジを使用し、該当する現地の規
定に従ってトランスミッタを接地します。
• 接地端子は、電源配線内部にあります。
• 外部接地ネジは、トランスミッタ側面のタグの下にあります。
18 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
3.5
センサについているトランスミッタの回転 (オ
プション)
一体型の設置では、センサについているトランスミッタを 45°毎に 360º まで回転させる
ことができます。
手順
1. 4 mm 六角棒スパナを使用し、トランスミッタヘッドを固定しているクランプを
緩めて取り外します。
図 3-12 : センサクランプの取り外し
2. トランスミッタをゆっくりとまっすぐ上に持ち上げ、目的の位置まで回します。
トランスミッタは 8 つの位置のうち任意の位置に回転させることができますが、
360°に回り切らないようにする止め具があります。
図 3-13 : トランスミッタヘッドの回転
3. トランスミッタをゆっくりとベース上に下ろし、ロック位置にあることを確認し
ます。
設置説明書
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
4. クランプを元の位置に再度取り付け、キャップネジを締めます。3.16 N m~
3.39 N m のトルクで締めます。
図 3-14 : センサクランプの再装着
20 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
3.6
トランスミッタでのユーザインターフェースの
回転(オプション)
トランスミッタ電子モジュールのユーザインターフェースは元の位置から 90°、180°、
または 270°の位置に回転させることができます。
図 3-15 : ディスプレイ部品
A.
トランスミッタ筐体
B.
サブベゼル
C.
ディスプレイモジュール
D.
ディスプレイ留めネジ
E.
エンドキャップクランプ
F.
キャップ留めネジ
G.
ディスプレイカバー
設置説明書
手順
1. 機器の電源を切ります。
警告
トランスミッタが危険場所にある場合は、電源を切ってから 5 分待ってくださ
い。そうしないと、爆発して死亡事故またはケガを負うおそれがあります。
2. エンドキャップクランプを緩めて回転させて、カバーにあたらないようにしま
す。
3. ディスプレイカバーを反時計回りに回転し、メイン筐体から取り外します。
4. ディスプレイモジュールを押さえながら、ディスプレイの取付ネジを慎重に緩め
ます。
5. ディスプレイモジュールをメイン筐体から慎重に引き抜きます。
6. ディスプレイモジュールを目的の位置まで回転させます。
7. ディスプレイモジュールをコネクタにそっと押し込みます。
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
8. ディスプレイのネジを締めます。
9. ディスプレイカバーを本体に装着します。
10. ディスプレイカバーが完全に閉まるまで時計回りに回転させます。
11. キャップ留めネジを締めて、エンドキャップクランプを再び取り付けます。
12. トランスミッタの電源を再び入れます。
3.7
別置型トランスミッタのセンサ配線端子箱の回
転(オプション)
別置型の設置の場合、トランスミッタのセンサ配線端子箱を± 180º に回転させることが
できます。
手順
1. 4 mm 六角棒スパナを使って、センサ配線端子箱を固定しているクランプを緩め
て外します。
図 3-16 : クランプの取り外し
2. 端子箱を目的の位置までゆっくりと回します。
端子箱はプラスまたはマイナス方向の任意の位置まで 180 度回転させることが
できます。
22 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 取り付けおよびセンサ配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 3-17 : センサ配線端子箱の回転
3. 端子箱を新しい位置にゆっくりと合わせ、その位置でロックされたことを確認し
ます。
4. クランプを元の位置に再び取り付けてキャップ留めネジを締めます。3.16 N m
~3.39 N m のトルクで締めます。
図 3-18 : クランプの再装着
設置説明書
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取り付けおよびセンサ配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
24 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
4
4.1
信号 チャンネル A チャンネル B チャンネル C チャンネル D チャンネル E
配線ターミ
ナル
mA 入力およ
び出力
周波数出力 周波数出力 2
ディスクリ
ート出力
ディスクリ
ート入力
周波数入力 周波数入力
(1)
周波数出力
波数
1
を、チャンネル
4.2
チャンネルの配線
使用可能なチャンネル
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
mA 出力 1 (HART) mA 出力 2 mA 出力 3 mA 入力
2
はチャンネル
B
または
ディスクリート出
力 1
B
または
D
にマッピングできます。複数の周波数出力の場合、チャンネル
D
で周波数
(1)
2
を使用します。
周波数出力 1 周波数出力 2
ディスクリート出
力 2
ディスクリート入
力 1
ディスクリート出
力 3
ディスクリート入
力 2
配線チャンネルの場所
(1)
RS-485
C
で周
手順
1. 配線アクセスカバーを外すと、I/O 配線端子ブロックのコネクタが確認できます。
設置説明書
25
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チャンネルの配線
2020 年 9 月 MMI-20027508
2. 作動しているもしくは、ON になっているトランスミッタチャンネルを確認し、
使用可能なオプションに基づいて配線する設定のタイプを特定します。
図 4-1 : 作動しているチャンネルの ID
A.
作動している入力/出力を特定するキー
3. トランスミッタのハウジングカバーの内側にあるラベルにチャンネルと配線設
定を記録します。
図 4-2 : チャンネルと配線設定のラベル
設置説明書
4.3
4.3.1
26 Micro Motion 5700
mA 出力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での mA 出力の配線を
行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
mA 出力を配線する (内部電源)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 4-3 : mA 入力配線 (内部電源)
4.3.2
A. mA
C. 820 Ω
D.
出力
B.
チャンネル A、B、または
最大ループ抵抗
信号装置
C
mA 出力を配線する (外部電源)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-4 : mA 出力配線 (外部電源)
A. mA
C. 5~30 VDC
D.
出力
B.
チャンネル A、B、または
(最大)
最大ループ抵抗については、図
信号装置
E.
C
4-5
設置説明書
27
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100
200
300
400
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600
700
800
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0 7.5 15.0 22.5 30.0
B
A
チャンネルの配線
設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-5 : 外部電源の mA 出力:最大ループ抵抗
A.
最大抵抗(Ω)
B.
外部電源の電圧(V)
4.4
mA/HART 出力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での mA/HART 出力の
配線を行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
4.4.1
mA/HART 出力を配線する (内部電源)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-6 : mA/HART 出力配線 (内部電源)
28 Micro Motion 5700
A. mA/HART
B. 250~600 Ω
C. HART
機器
出力
の抵抗
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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100
200
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500
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700
800
900
1000
1100
0 7.5 15.0 22.5 30.0
B
A
設置説明書
チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
4.4.2
mA/HART 出力の配線 (外部電源)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-7 : mA/HART 出力用配線 (外部電源)
A. mA/HART
B. 5~30 VDC
C. 250 ~ 600 Ω
D. HART
図 4-8 : 外部電源の mA/HART 出力: 最大ループ抵抗
出力
(最大)
の抵抗 (最大ループ抵抗については、 図
機器
4-8
A.
最大抵抗(Ω)
B.
外部電源の電圧(V)
4.4.3
設置説明書
mA/HART マルチドロップ設置の配線 (内部または外部
電源)
手順
mA/HART マルチドロップ設置の配線に関する情報については、次の図を参照してくだ
さい。
29
Page 30

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-9 : mA/HART 用マルチドロップ配線
4.5
4.5.1
A. 250~600 Ω
B. HART
C. HART
D. 5700
E. SMART FAMILY™
F.
トランスミッタ (内部電源) の
外部トランスミッタに必要な
の抵抗
対応ホスト/コントローラ
互換トランスミッタ (内部電源
mA/HART
トランスミッタ
24 VDC
)
接続
ループ電源
周波数出力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での周波数出力の配線
を行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
周波数出力を配線する(内部電源)
この手順に従って、チャンネル B または C の内部電源周波数出力を配線します。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
30 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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0 250 500 750 1000
A
B
設置説明書 チャンネルの配線
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図 4-10 : 周波数出力配線 (内部電源)
A.
周波数出力
B.
チャンネル
C.
出力振幅 対 負荷抵抗については、図
D.
カウンタ
B
または
C
4-11
を参照
図 4-11 : 内部電源周波数出力: 出力振幅 対 負荷抵抗 [24 VDC (公称) 開回路]
4.5.2
周波数出力を配線する(外部電源)
この手順に従って、チャンネル B または C の外部電源周波数出力を配線します。
手順
設置説明書
適切な出力端子とピンに配線します。
A.
出力振幅(V)
B.
負荷抵抗器(Ω)
31
Page 32

チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-12 : 周波数出力配線 (外部電源)
A.
周波数出力
B.
チャンネル
C. 5~30 VDC
D.
電流制限抵抗。電流を
電流
E.
カウンタ
B
または
(最大)
= C (VDC)/ D (Ω
C
500mA
)
(最大)未満に制限する抵抗を選択してください。
4.5.3
周波数出力の配線 (内部電源) (チャンネル D)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-13 : 周波数出力用配線 (内部電源)
A.
周波数出力
B.
出力振幅 対 負荷抵抗については、図
C.
カウンタ
4-14
32 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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0 2500 5000 7500 10000
A
B
設置説明書
チャンネルの配線
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図 4-14 : 内部電源周波数出力: 出力振幅 対 負荷抵抗 [24 VDC (公称) 開回路]
A.
出力振幅(V)
B.
負荷抵抗器(Ω)
4.5.4
周波数出力を配線する (外部電源チャンネル D)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-15 : 周波数出力配線 (外部電源)
A.
周波数出力
B. 3~30 VDC
C. 500 mA
D.
信号装置
4.6
設置説明書
ディスクリート出力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所でのディスクリート出
力の配線を行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
(最大)
電流(最大)
33
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0 750 1500 2250 3000
A
B
チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
4.6.1
ディスクリート出力を配線する(内部電源)
この手順に従って、チャンネル B または C の内部電源ディスクリート出力を配線してく
ださい。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-16 : ディスクリート出力配線 (内部電源)
A.
ディスクリート出力
B.
チャンネル
C.
出力振幅 対 負荷抵抗については、図
D.
カウンタ
図 4-17 : 内部電源ディスクリート出力: 出力振幅 対 負荷抵抗 [24 VDC (公称) 開回路]
B
または
C
4-17
A.
34 Micro Motion 5700
B.
出力振幅(V)
負荷抵抗器(Ω)
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
Page 35

設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
4.6.2
ディスクリート出力を配線する(外部電源)
この手順に従って、チャンネル B または C の外部電源ディスクリート出力を配線してく
ださい。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-18 : ディスクリート出力用配線 (外部電源)
A.
ディスクリート出力
B.
チャンネル
C. 3~30 VDC
D. 500 mA
E.
カウンタ
B
または
(最大)
電流(最大)
C
4.6.3
ディスクリート出力の配線 (内部電源) (チャンネル D)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-19 : ディスクリート出力配線 (内部電源)
A.
ディスクリート出力
B.
出力振幅 対 負荷抵抗については、図
カウンタ
C.
4-20
設置説明書
35
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20
22
24
0 2500 5000 7500 10000
A
B
チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-20 : 内部電源ディスクリート出力: 出力振幅 対 負荷抵抗 [24 VDC (公称) 開回路]
A.
出力振幅(V)
B.
負荷抵抗器(Ω)
4.6.4
ディスクリート出力を配線する (外部電源チャンネル
D)
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-21 : ディスクリート出力配線 (外部電源)
A.
ディスクリート出力
B. 3~30 VDC
C. 500 mA
D.
36 Micro Motion 5700
信号装置
(最大)
電流(最大)
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
4.7
RS-485 出力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での RS-485 出力の配
線を行ってください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します。
図 4-22 : RS-485 出力配線
A. RS-485
B. RS-485/A
C. RS-485/B
注
トランスミッタには RS-485 終端抵抗はありません。
出力
4.8
4.8.1
mA 入力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での mA 入力の配線を
行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
mA 入力を配線する (内部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
設置説明書
37
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チャンネルの配線
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-23 : mA 入力配線 (内部電源)
A. mA
入力
B.
チャンネル
C. 4 ~ 20 mA
D で 100 Ω
入力装置
の入力抵抗
設置説明書
4.8.2
4.9
mA 入力を配線する (外部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
図 4-24 : mA 入力配線 (外部電源)
A. mA
入力
B.
チャンネル
C. 4 ~ 20 mA
D. 30 VDC
D で 100 Ω
入力装置
(最大)
の入力抵抗
ディスクリート入力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所でのディスクリート入
力の配線を行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
4.9.1
38 Micro Motion 5700
ディスクリート入力を配線する (内部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
Page 39

設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 4-25 : ディスクリート入力配線 (内部電源)
A.
ディスクリート入力
B.
チャンネル
C.
スイッチ
C
または
D
4.9.2
ディスクリート入力を配線する (外部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
図 4-26 : ディスクリート入力配線 (外部電源)
A.
ディスクリート入力
B.
チャンネル
C. 30 VDC
注
• 最大のしきい値は 3 VDC です。
• 最大のしきい値は 0.6 VDC です。
C
または
(最大)
D
4.10
設置説明書
周波数入力を配線する
このセクションを参照して、防爆、非発火性、または非危険場所での周波数入力の配線
を行ってください。
重要
メータの設置と配線は、適切な研修を受けた人員のみが行ってください。
39
Page 40

チャンネルの配線
2020 年 9 月 MMI-20027508
設置説明書
4.10.1
4.10.2
周波数入力を配線する (内部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
図 4-27 : 周波数入力配線 (内部電源)
A.
周波数入力
B.
周波数入力装置
C. (
オプション
D. (
オプション
) 1 ~ 10 KΩ
) 3 ~ 30 VDC
の抵抗器/オープン・コレクタ
周波数入力を配線する (外部電源)
手順
適切な入力端子とピンに配線します。
4.11
図 4-28 : 周波数入力配線 (外部電源)
A.
周波数入力
B.
周波数入力装置
C. 1 ~ 10 KΩ
D. 3-30 VDC
の抵抗
SIS 用途用のチャンネル A と D
この手順に従って、安全計装システム(SIS)用途のチャンネル A と D を配線してくだ
さい。
手順
次のいずれかの電力オプションを使用します。
• チャンネル A アクティブ(内部)電源およびチャンネル D パッシブ(外部)電源
• チャンネル A パッシブ(外部)電源およびチャンネル D パッシブ(外部)電源
40 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 4-29 : チャンネル A アクティブ(内部)およびチャンネル D パッシブ(外部)電源
A.
チャンネル
B.
チャンネル
C.
端子
D. 820 Ω
~
600 Ω
E.
信号装置
F.
端子部
G. 5700
H. 100 Ω
A mA
出力
D mA
入力
の最大ループ抵抗、
)
に対して外部
の入力抵抗
mA
入力の
100 Ω(H
)含む(
HART
通信用の場合、
250
設置説明書
41
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チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 4-30 : チャンネル A パッシブ(外部)およびチャンネル D パッシブ(外部)電源
A.
チャンネル
B.
チャンネル
C.
端子
D. mA
入力の
E.
信号装置
F. 5~30 VDC
G.
端子部
H. 5700
I. 100 Ω
に対して外部
の入力抵抗
A mA
出力
D mA
入力
100 Ω(I
(最大)
)を含む最大ループ抵抗
— 図 4-31
を参照してください。
42 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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0
100
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300
400
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700
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900
1000
1100
0 7.5 15.0 22.5 30.0
B
A
設置説明書 チャンネルの配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
図 4-31 : 外部電源の mA/HART 出力:最大ループ抵抗
A.
最大抵抗(Ω)
B.
外部電源の電圧(V)
注
ループ抵抗の計算では、mA 入力の 100 Ω を含める必要があります。
次のタスク
SIS 用途向けにシステムを構成する場合は、
ル
5700
トランスミッタ付きコリオリ流量計安全マニュアル
トランスミッタ (設定可能な出力付き): 設定および使用説明書
設置説明書
安全計装システム
および Micro Motion 5700
SIS) 用 Micro Motion
を参照してください。
モデ
43
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チャンネルの配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
44 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 電源の配線
MMI-20027508 2020 年 9 月
5
電源の配線
ユーザ提供のスイッチを電源供給配線に取り付けることができます。
重要
低電圧指令 2014/35/EU (欧州での設置)に準拠するには、トランスミッタがスイッチ
の近くに配置されていることを確認してください。
手順
1. 配線アクセス・カバーを取り外します。
2. 電源警告フラップを開いて、電源端子の位置を確認します。
図 5-1 : 電源配線端子と機器の接地の位置
A.
電源配線端子(+ と -)
B.
機器設置
3. 次のように電源配線を接続します。
• DC 電源の場合: +端子と – 端子に接続します。
• AC 電源の場合:端子 L/L1 (ライン)端子と N/L2 (ニュートラル)端子に接
続します。
4. 電源コネクタを固定している 2 本のネジを締めます。
5. 機器接地を使用し、電源供給配線を電源警告フラップの下に接地します。
設置説明書
45
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電源の配線 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
46 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 プリンタを配線する
MMI-20027508 2020 年 9 月
6
プリンタを配線する
チケットを使用する構成の場合は、プリンタを 5700 に配線します。
手順
RS232 ~ RS485 アダプタ端子を 5700 の端子に配線します。
コンバータ
K2 ADE
K2
図 6-1 : K2 端子と 5700 端子間の配線
端子
• K2 ADE 端子 1 をチャンネル E、RS-485B、端子 10 に配線す
る
• K2 ADE 端子 2 をチャンネル E、RS-485A、端子 9 に配線する
• K2 端子 3 をチャンネル E、RS-485B、端子 10 に配線する
• K2 端子 4 をチャンネル E、RS-485A、端子 9 に配線する
設置説明書
A.
エンドキャップを外した状態のトランスミッタ
重要
K2 ADE コンバータの場合、コンバータの端子 1 と 2 を使用します。
詳細については、メーカーが提供する RS485/RS232 アダプタの説明書を参照してくだ
さい。
47
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プリンタを配線する 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
48 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 トランスミッタへの電源投入
MMI-20027508 2020 年 9 月
7
トランスミッタへの電源投入
設定を有効にし、作業を実行するため、またはプロセス測定をするため、トランスミッ
タに電源を入れます。
手順
警告
1.
トランスミッタが危険場所にある場合、トランスミッタの電源が投入されている
間はハウジングカバーを外さないでください。これらの指示に従わない場合、爆
発してケガまたは死亡事故が生じるおそれがあります。
トランスミッタとセンサのすべてのカバーおよびシールが閉じていることを確
認します。
2. 電源の出力をオンにします。
トランスミッタで診断が自動的に実行されます。トランスミッタは自動切換式
で、電源電圧を自動的に検出します。DC 電源の使用時には、最小 1.5 アンペア
のスタートアップ電流が必要です。診断の実行中は、初期化アラート 009 がアク
ティブになります。診断は約 30 秒で完了します。スタートアップ診断が完了す
ると、ステータス LED が緑になり点滅し始めます。ステータス LED がそれ以外の
動作をする場合、アラートがアクティブになっています。
次のタスク
電源投入後、センサはすぐにプロセス流体を受け入れることができますが、電子機器が
熱平衡に達するまで最長 10 分間かかることがあります。そのため、これが初期セット
アップの場合、または電源が長時間オフになっていてコンポーネントが周囲温度に達す
るまで時間がかかる場合、正確なプロセス測定となるまで、約 10 分間のウォームアッ
プが必要になります。その間、測定値が若干不安定になったり、不正確になったりする
場合があります。
設置説明書
49
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トランスミッタへの電源投入 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
50 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 ガイド付きセットアップ を使用したトランスミッタの設定
MMI-20027508 2020 年 9 月
8
ガイド付きセットアップ を使用し
たトランスミッタの設定
トランスミッタの初期起動時、ガイド付きの設定画面がトランスミッタディスプレイに
表示されます。このツールに従い、トランスミッタの基本設定を完了できます。ガイド
付きセットアップを使用すると、設定ファイルのアップロード、トランスミッタの表示
オプションの設定、チャンネルの設定、センサの校正データの検証などを行うことがで
きます。
手順
メインメニューからガイド付きセットアップ画面にアクセスするには、Startup Tasks
(スタートアップタスク) → Guided Setup (ガイド付きセットアップ) に移動します。
設置説明書
51
Page 52

ガイド付きセットアップ を使用したトランスミッタの設定 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
52 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
Page 53

設置説明書 ディスプレイコントロールの使用
MMI-20027508 2020 年 9 月
9
ディスプレイコントロールの使用
トランスミッタディスプレイのインターフェースには、ディスプレイ(LCD パネル)、
表示メニューへのアクセスやディスプレイ画面のナビゲートに使う 4 つの光学スイッ
チ(左、上、下、右の矢印キー)があります。
手順
1. 光学スイッチをアクティブにするには、指で開口部の光をさえぎります。
レンズを使って光学スイッチを作動させることもできます。トランスミッタの
ハウジング・カバーは外さないでください。
重要
一度に 1 つのスイッチしか認識しません。1 つの光学スイッチに指で直接触れて
ください。その際、他のスイッチを覆わないようにしてください。
図 9-1 : 光学スイッチを作動させるための適切な指の位置
設置説明書
2. ディスプレイ上の矢印インジケータで、どの光学スイッチを使っているのかが分
かります(例 1 と 2 を参照)。
重要
矢印キーを使う場合は、最初に光学スイッチを作動させてから、ガラス上の指を
離してスイッチを開放すると、上下左右に移動や選択を行うことができるように
なります。上下に移動するときに自動スクロールを有効にするには、適切なスイ
ッチをアクティブにして、1 秒間押し続けます。目的の選択項目がハイライト表
示されたら、スイッチを離します。
53
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ディスプレイコントロールの使用 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
図 9-2 : 例 1:トランスミッタディスプレイ上の矢印インジケータを作動させる
図 9-3 : 例 2:トランスミッタディスプレイ上の矢印インジケータを作動させる
54 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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設置説明書 使用可能なサービスポート接続
MMI-20027508 2020 年 9 月
10
使用可能なサービスポート接続
サービスポート接続を使って、トランスミッタでのデータのダウンロードまたはアップ
ロードを実行します。
サービスポートにへのアクセスには、USB ドライブや USB ケーブルなど、市販の USB
ハードウェアを使用できます。
警告
トランスミッタが危険場所にある場合、トランスミッタの電源が投入されている間はハ
ウジングカバーを外さないでください。これらの指示に従わない場合、爆発してケガま
たは死亡事故が生じるおそれがあります。
設置説明書
サービスポート接続は、配線アクセスポイントのサービスポート警告フラップの下にあ
ります。
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使用可能なサービスポート接続 設置説明書
2020 年 9 月 MMI-20027508
56 Micro Motion 5700
トランスミッタ、設定可能な入力と出力搭載
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F3
C A
IEC 127-2
J3
DISC
OUT 3
T5A 250V
C A
F1
C A
IEC 127-2
J1
J4
MODEL 3300/350 0
TERMINAL
CONNECTION
DS1
T5A 250V
K3 K2 K1
A B C
'
(
)
DISC
OUT 2
IEC 127-2
F2 T5A 250V
J2
DS2
DISC
OUT 1
DS3
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
A14
C18
C16
C14
設置説明書 5700 を 3100 トランスミッタに配線する
MMI-20027508 2020 年 9 月
A
5700 を 3100 トランスミッタに配線
する
前提条件
• 配線前に、DO へのトランスミッタチャンネル構成を設定します。
• アクティブ高と内部電源を使用します。
• ワイヤサイズ 24 AWG (0,25 mm2) ~ 16 AWG (1,5 mm2)を使用します。
手順
5700 の 3 つの接地ピンを束ねて、3100 の A14 に接続します。接地ピンは、4、6、8 の
偶数です。
例(次の図を参照): リレー 1(C)と 2 (B)をチャンネル B と C で使用し、5700 から
の端子 2 と 4 を束ねて A14 に接続します。
図 A-1 : 5700 から 3100 - ネジタイプまたは丸型コネクタ
このグラフでは、DO1 として設定されたチャンネル B をリレー 1 に設定しています。別
のチャンネルが DO に割り当てられている場合は、いずれかの DO を任意のリレーに配
線します。
A.
B.
C.
D.
E.
F.
設置説明書
リレー 3、
リレー 2、
リレー 1、
チャンネル
チャンネル
チャンネル
DO 3
ピン 6、7、
DO 2
ピン 5、6、
DO 1
ピン 3、4、
D
C
B
C18
C16
C14
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*MMI-20027508 *
MMI-20027508
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