
Micro Motion® フォーク型密度計
直接挿入型密度計の設置
設置説明書
MMI-20037141, Rev AF
2019 年 5 月

安全および各種認定についての情報
欧州指令に適合するには、マイクロモーション製品を本説明書に従って正しく取り付ける必要があります。本製品に適用され
る欧州指令については、EU 適合宣言を参照してください。適用されるすべての欧州指令と EU 適合宣言の関連書類、ATEX 設
置図面と説明については www.emerson.com にアクセスして入手するか、弊社カスタマケアセンターへお問い合わせくださ
い。
圧力容器指令に適用される機器に添付されている情報は、www.emerson.com から入手できます。
欧州における危険場所での取り付けについては、該当する国や地域の規定が当てはまらない場合は EN 60079-14 のガイドライ
ンに従ってください。
その他の情報
製品仕様の詳細については、製品仕様書を参照してください。トラブルシューティングについては、設定に関する取扱説明書
を参照してください。製品仕様書と取扱説明書については、弊社ウェブサイト www.emerson.com をご覧ください。
返品について
弊社では製品の返品手続きが定められております。これは、弊社従業員の作業環境の安全性を維持する上で重要な要件となっ
ております。マイクロモーションが指定する手順に従わない場合、返品を受け付けることはできません。
返品手続きの詳細については、弊社ウェブサイト(www.emerson.com) をご覧いただくか、弊社カスタマサービス部門まで
お電話でご連絡ください。
エマソン流量計カスタマーサービス
E メール:
• 世界共通:flow.support@emerson.com
• アジア太平洋地域:APflow.support@emerson.com
電話:
南北アメリカ
合衆国
カナダ
メキシコ
アルゼンチン
ブラジル
800-522-6277
+1 303-527-5200
+41 (0) 41 7686
111
+54 11 4837 7000
+55 15 3413 8000
欧州および中東 アジア太平洋地域
イギリス
オランダ
フランス
ドイツ
イタリア
中央・東ヨーロッ
パ
ロシア/CIS
エジプト
オマーン
カタール
クウェート
南アフリカ
サウジアラビア
アラブ首長国連邦
0870 240 1978
+31 (0) 704 136
666
0800 917 901
0800 182 5347
8008 77334
+41 (0) 41 7686
111
+7 495 981 9811
0800 000 0015
800 70101
431 0044
663 299 01
800 991 390
800 844 9564
800 0444 0684
オーストラリア
ニュージーランド
インド
パキスタン
中国
日本
韓国
シンガポール
タイ
マレーシア
800 158 727
099 128 804
800 440 1468
888 550 2682
+86 21 2892 9000
+81 3 5769 6803
+82 2 3438 4600
+65 6 777 8211
001 800 441 6426
800 814 008
2

設置説明書 目次
MMI-20037141 2019 年 5 月
目次
第 1 章 計画............................................................................................................................... 5
1.1 設置チェックリスト........................................................................................................................5
1.2 ベストプラクティス........................................................................................................................6
1.3 電源の要件.......................................................................................................................................6
1.4 設置に関するその他の考慮事項......................................................................................................8
1.5 ショートステムメータの設置に関する推奨事項.......................................................................... 10
1.6 設置前のメータチェックの実施....................................................................................................12
第 2 章 取り付け.......................................................................................................................13
2.1 自由流の用途.................................................................................................................................13
2.2 T 字型の用途..................................................................................................................................17
2.3 フロースルーチャンバーでの取り付け.........................................................................................22
2.4 開放タンクへの取り付け(ロングステムメータ)...................................................................... 24
2.5 密閉タンクへの取り付け(ロングステムメータ)...................................................................... 27
2.6 PFA リングとサークリップ............................................................................................................31
2.7 メータ上でのトランスミッタの回転(オプション)...................................................................32
2.8 トランスミッタでのディスプレイの回転(オプション)............................................................34
第 3 章 配線............................................................................................................................. 37
3.1 端子と配線の要件..........................................................................................................................37
3.2 防爆/耐圧または非危険場所での出力の配線................................................................................ 37
3.3 別置型 2700 FOUNDATION™ フィールドバスオプションでのプロセッサの配線............................. 41
3.4 外部装置への配線(HART マルチドロップ)............................................................................... 46
3.5 信号変換器またはフローコンピュータへの配線.......................................................................... 47
第 4 章 接地............................................................................................................................. 49
設置説明書
iii

目次 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
iv Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 計画
MMI-20037141 2019 年 5 月
1
1.1
計画
設置チェックリスト
□ 製品の梱包物をチェックして、設置に必要な部品と情報がすべて揃っていることを
確認してください。
□ メータの校正タイプのコードが配管寸法に一致することを確認してください。一致
しない場合、境界効果のために測定精度が落ちる可能性があります。
□ メータを設置する環境ですべての電気安全要件が満たされていることを確認してく
ださい。
□ 使用環境の周囲温度とプロセス温度、およびプロセス圧力がメータの仕様範囲内で
あることを確認してください。
□ メータの取付け環境が、認定タグに記載されている危険場所要件に適合しているか
確認してください。
□ 検証や保守の際、メータに適切にアクセスできることを確認してください。
□ 設置に必要な装置がすべて揃っていることを確認してください。用途によっては、
メータの最適な性能を達成するために、追加の部品を取り付ける必要があります。
□ メータを別置型 2700 FOUNDATION
— 4 線ケーブルの準備およびプロセッサコネクタへの配線について本説明書の手順
を参照してください。
™
フィールドバストランスミッタに配線する場合
— 2700 FOUNDATION フィールドバストランスミッタの取付けおよび配線について
は、トランスミッタ設置説明書の手順を参照してください。
— メータとトランスミッタ間のケーブルの長さは最大長を検討してください。こ
れら 2 台の装置間の最大推奨距離は 305 m です。Micro Motion では、
Micro Motion ケーブルの使用をお薦めします。
設置説明書
5

計画 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
1.2
ベストプラクティス
メータの性能を最大限に活かしていただくために、メータを取り付ける際には以下を参
考にしてください。
• メータは慎重に扱ってください。メータを持ち上げたり移動したりする場合は、現
地の方法に従ってください。
• メータを設置する前に、既知密度検証 (KDV) チェックを実施してください。
• DLC コーティングされたフォークの場合、メータを使用しない時には必ずフォーク
に保護カバーを取り付けてください。フォークのコーティングは、衝撃による損傷
への耐性はありません。
• メータを保管、運搬する時には必ず元の梱包材に入れてください。ロングステムメ
ータの場合は、運搬用カバーをグラブネジで固定してください。
• 構成材質に適合しない液体は使用しないでください。
• 過剰な振動(連続 0.5 g 以上)にメータをさらさないでください。 0.5 g を超える振
動レベルはメータの精度に影響することがあります。
• メータの性能を最適にするため、動作条件をメータの校正タイプのコードと境界に
合わせてください。
• すべての配管接続部が地域と国の規制と基準に適合するようにしてください。
• 保護等級と防爆認定に準拠するように、配線後、トランスミッタの筐体カバーを適
切に閉めてください。
1.3
• 設置後、メータおよび関連する配管作業の圧力試験を最大運転圧の 1.5 倍で実施し
てください。
• メータ、注入口、バイパスループ配管に熱絶縁を取り付けて、一定の温度を維持し
ます。熱絶縁は、プロセス接続部を覆うようにします。
電源の要件
以下に、メータを動作させるための DC 電源要件を示します。
• 24 VDC、0.65 W (通常)、1.1 W (最大)
• 最小推奨電圧: 21.6 VDC、0.205 mm² の 305 m の電源ケーブル
• 起動時、電源の電源入力端子は最小 0.5 A の短期電流を最小 19.6 V で流す必要があ
ります。
6 Micro Motion
フォーク型密度計

300ft 600ft 900ft 1200ft 1500ft 1800ft 2100ft 2400ft 2700ft 3000ft
B
2 1 . 6V
24 V
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
A
91.44m 182.88m 274.32m 365.76m 457.2m 548.64m 640.08m 731.52m 822.96m 914.4m
0 . 00 0
0.100
0.200
0.300
0.400
0.500
0.600
0.700
10 0m 20 0m 30 0m 40 0m 50 0m 60 0m 70 0m 80 0m 90 0m 100 0m
B
2 1 . 6V
24 V
A
328.084 ft 656.168ft 984.253ft 1312.34ft 1640.42ft 1968.5ft 2296.59ft 2624.67ft 2952.76ft 3280.84ft
設置説明書
計画
MMI-20037141 2019 年 5 月
防爆/耐圧メータの電源ケーブルの推奨事項
図 1-1 : 最小ワイヤゲージ(フィートまたはメートルあたりの AWG)
A. AWG
B.
最大
設置の距離
図 1-2 : 最小ワイヤ領域(メートルまたはフィートあたりの mm2)
設置説明書
7
A.
最小ワイヤ領域(
B.
設置の距離
mm
2
)

計画
2019 年 5 月 MMI-20037141
設置説明書
1.4
1.4.1
設置に関するその他の考慮事項
メータの正常な動作にはさまざまな要因が影響します。システムを適切に動作させる
ため、設置を設計する際にはこのセクションで挙げる要因について考慮してください。
境界効果
境界効果
します。管壁がメータの有効な測定領域内にある場合、境界効果によって測定の精度に
誤りが生じます。
図 1-3 : 測定境界または感度の領域(平面図)
とは、管壁からの反射によって生じるプロセス流体の波形の歪みのことを指
A.
感度、または有効領域
1.4.2
1.4.3
工場出荷時の校正によって境界効果が補正されています。メータは自由流、51 mm、
64 mm、または 76 mm 管用に校正できます。校正サイズに一致しない管にメータを設
置する場合、補正が不正確になり、プロセス測定が不正確になります。
メータが、使用する配管寸法用に校正されていることを確認してください。
流量
メータに指定された範囲内で一定の流量と流速を維持します。流体の流れによりメー
タ環境の熱流量が一定になり、流量はメータのフォークのセルフクリーニング、泡の消
散、メータ周囲の固体汚染物質に影響を及ぼします。
バイパス構成(フロースルーチャンバーなど)でメータを取り付ける場合は、主プロセ
ス管のオリフィスプレートにまたがる圧力降下、ピトースコップの配置、またはサンプ
ルポンプを使って流量を維持します。サンプルポンプを使用する場合は、ポンプをメー
タから上流に配置します。
気液混合ガス
気液混合ガス(ガスポケット)によって流体の測定が中断することがあります。一時的
なガスポケットによる信号の短時間の中断は、メータの設定で補正できますが、正確で
信頼できる流体測定を行うには、頻繁な中断や重度の混入を回避する必要があります。
混入ガスの可能性を最小限に抑えるには、次のことを行ってください。
• パイプラインを常に流体で満たしてください。
8 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
計画
• メータを設置する前に、気体を放出してください。
• 流体へのガスの溶解を引き起こす急激な圧力降下や温度変化を避けてください。
• 気体の溶解を防ぐために、十分な背圧を常にシステムにかけてください。
• センサでの流体速度を指定の制限内に維持してください。
1.4.4
1.4.5
スラリの測定
固形物がある場合に測定の質を維持するには、次の点に留意してください。
• 堆積の原因となるので、急激な流速の変化は避けてください。
• 固形物の遠心作用の原因となるので、配管構成から十分に下流の位置にメータを設
置してください(曲がり管など)。
• メータ設置箇所での流速を指定の制限内に維持してください。
温度勾配と絶縁
粘度の高い流体の場合、流体やメータ直近の上流/下流の配管と取付部品内の温度勾配
は最小限に抑えてください。温度勾配を最小限に保つことで、粘度の変化による影響が
軽減されます。メータ設置環境への熱の影響を軽減するため、次のガイドラインに従っ
てください。
• メータおよび周囲の配管部分は必ず完全に絶縁してください。
— トランスミッタの筐体は絶縁しないでください。
— 少なくとも厚さ 25 mm、なるべくなら 51 mm のロックウールまたはこれに相当
するヒートジャケット材を使用してください。
— 絶縁体を密封保護ケーシングで囲んで、湿度の流入、空気の循環、または絶縁の
破損を避けてください。
— フロースルーチャンバー設置環境の場合は、Micro Motion 提供の特殊絶縁ジャケ
ットを使用してください。
1.4.6
設置説明書
• メータまたは関連する上流/下流の配管部に直接熱が当たったり冷却したりしない
ようにしてください。温度勾配が生じる可能性があります。
• 流量損失が原因の冷却から保護する必要がある場合は、電気トレースヒーターを使
用してもかまいません。電気トレースヒーターを使用する場合は、システムの最小
動作温度以下で動作するサーモスタットを使用してください。
プロセス接続の圧力と温度の制限
メータの圧力と温度の制限が超過しないようにしてください。必要に応じて、安全のた
めの適切なアクセサリを使用します。メータ接続の圧力定格と温度定格は、関連するフ
ランジ規格に準拠しています。接続には最新の規格を確認してください。
Zirconium 702 プロセス接続の圧力と温度の制限については、表 1-1 を参照してくださ
い。
9

計画 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
表 1-1 : Zirconium 702 プロセス接続の圧力/温度定格
1.5
プロセ
ス・フラ
ンジ・タ
イプ
51 mm
ANSI 150
51 mm
ANSI 300
DN 50
PN 16
DN50
PN40
圧力定格と温度定格
37.8 °C 93.28 °C 148.78 °C 200.0 °C
1.560 MPa 1.360 MPa 1.100 MPa 759.80 kPa
4.060 MPa 3.540 MPa 2.880 MPa 2.320 MPa
1.580 MPa 1.210 MPa 950.10 kPa 1739.81 kPa
3.940 MPa 3.030 MPa 2.360 MPa 1.840 MPa
ショートステムメータの設置に関する推奨事項
ショートステムメータには、現場での校正の必要性を軽減するため、3 種類の標準的な
設置方法を推奨します。メータはすべて、3 種類の設置方法に対応するように工場出荷
時に校正されており、各設置における潜在的な境界効果が考慮されています。
自由流の用途
流量 0.3~0.5 m/秒(メータ)
粘度 最大 20,000 cP
温度 • -50.0 °C ~ 200.0 °C
• 危険場所では、-40.0 °C ~ 200.0 °C
主流量の配管寸法 • 水平管: 最小直径 102 mm
• 垂直管: 最小直径 152 mm
利点 • 大口径管のシンプルな取り付け
• クリーンな流体、および固まって付着しないオイルに最適
• ライン密度測定とシンプルな基準に最適
推奨
次の場合は使用しないでください。
• 流量が低いか不安定
• 口径が小さすぎる管
T 字型の用途
流量
0.5~3 m/秒(主管壁)
T 字型へのフォークの挿入を深くすることで、流速を 5 m/秒に
増やすことができます(クリーンな流体の場合)。スラリ用途
の場合、最大流量は 4 m/秒以下にする必要があります。
10 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 計画
MMI-20037141 2019 年 5 月
粘度 • 51 mm (DN50) の T 字型の場合、粘度の制限は 100 cP (場合
によっては 200 cP) です。
• 76 mm (DN80) の T 字型の場合、粘度の制限は 1000 cP で
す。
温度
主流量の配管寸法 最小直径, 51 mm
利点 • 大口径管のシンプルな取り付け
推奨
-50.0 °C ~ 200.0 °C
• クリーンな流体、および固まって付着しないオイルに最適
• 76 mm の T 字型設置は、スラリの割合が高い用途に最適で
す。
• ライン密度測定とシンプルな基準に最適
次の場合は使用しないでください。
• 流量が低いか不安定
• 粘度に変化が生じる場合
• 口径が小さすぎる管
• 温度の影響が大きい
フロースルーチャンバーの用途
流量 • 5–40 l/分。51 mm 規格管 40 校正口径部 (1.5~10.5 gal/分)
の場合
• 5-300 l/分。76 mm 規格管 80 校正口径部 (1.5~80 gal/分)
の場合
設置説明書
粘度
温度
主流量の配管寸法 バイパス(スリップストリーム)構成で設置する場合、全サイ
利点 • どのような直径の主管とタンクの用途にも適合
11
• 51 mm (DN50) のフローチャンバーの場合、粘度の制限は
100 cP (場合によっては 200 cP) です。
• 76 mm (DN80) のフローチャンバーの場合、粘度の制限は
1000 cP です。
-50.0 °C ~ 200.0 °C
ズに最適
• 流量と温度の調整に最適
• 複雑な基準、熱交換器との使用に最適
• 粘度の変化に最適
• 高速応答
• アナライザ室に最適

計画
2019 年 5 月 MMI-20037141
推奨 • 制御しない状態の流量で使用しないでください。
• 代表的測定を確実にするには、システムを注意深く設計す
る必要があります。
• ポンプを頻繁に使用する必要があります。
設置説明書
1.6
設置前のメータチェックの実施
設置前に、配送中にメータに損傷が生じていないことを確認してください。
手順
1. メータを箱から取り出します。
注意
メータは慎重に扱ってください。メータを持ち上げ、移動する際には、会社、地
域、国の安全規制にすべて従ってください。
2. 物理的損傷がないかメータを見て点検します。
メータに物理的損傷があることに気付いた場合は、すぐに顧客サポート
(flow.support@emerson.com) までご連絡ください。
3. メータを縦向きに、流れ方向の矢印が上に向いた状態になるようにしっかり配置
します。
4. 電源の配線を行って電源を入れます。
背面のトランスミッタ筐体カバーを外して、PWR 端子が見えるようにします。
図 1-4 : 電源配線端子
A. 24 VDC
5. 既知密度検証(KDV)チェックを実施します。
既知密度検証手順を使用して、現在のメータ校正を工場出荷時の校正に合わせま
す。検証に合格した場合、メータは輸送中にドリフトしたり変更したりすること
はありません。
KDV チェックの詳細については、設定を確認し、製品に付属の説明書を参照して
ください。
12 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
2
2.1
2.1.1
取り付け
メータの流速が以下の場合:
• 0.3~0.5 m/秒以下の場合、メータを自由流の用途で設置します。
• 0.3~0.5 m/秒以上の場合、メータを T 字型またはフローチャンバーの用途で設置し
ます。または、配管を拡張して流速を 0.3~0.5 m/秒に軽減できる場合は、自由流の
用途で設置します。
自由流の用途
自由流の用途での取り付け(フランジ継手)
前提条件
• 以下の条件のプロセスの場合は、自由流(フランジ)用の設置を推奨します。
流量 0.3~0.5 m/秒(メータ)
粘度 — 最大 500 cP(長いフォーク)
— 最大 20,000 cP (短いフォーク)
温度 -50.0 °C ~ 200 °C
危険場所では、-40.0 °C ~ 200 °C
注
プロセスにとって温度変化が重要な要因である場合は、Weldolet テーパーロック継
手の熱質量を低減すると、温度変化をより効率的に追跡できます。
• Weldolet を取り付ける前に、メータを通すための開口部直径 53 mm をパイプライン
に開ける必要があります。開ける前の孔と同心円状に、Weldolet をパイプラインに
溶接する必要があります。
手順
自由流、フランジ継手での設置の場合は、図 2-1 を使ってメータを取り付けます。
• メータのフォークを直接、流体に入れます。
• 垂直管、水平管の双方で、メータを必ず管の側面に取り付けます。水平管の場合は、
絶対にメータを管の先端に取り付けないでください。
重要
設置中、フォークの間の隙間が垂直になるように常にメータを配置します。このように
配置すると、メータに泡や固形物が引っ掛かるのを防ぐことができ、固形物は沈み、泡
は浮き上がります。フランジとトランスミッタの間にある栓のスクライブマークを、フ
ォークの向きの基準として利用できます。スクライブマークが 12 時または 6 時の位
置になるように、必ずメータの向きを整えてください。
フォークの隙間は、以下のことが可能になるように必ず垂直になるようにします。
設置説明書
13

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
• 固形物の落下
• 気液混合ガスの上昇
図 2-1 : 自由流、フランジ継手でのメータの設置
2.1.2
A.
水平方向の設置には
102 mm
の管を使用し、垂直方向の設置には
152 mm
の管を
使用します。
B.
メータのフォークが液体に完全に入るように、リセスマウントのサイズを調整し
ます (約
70 mm)
。
自由流の用途での取り付け(パイプエキスパンダー)
次の手順に従ってパイプエキスパンダーを取り付けてください。
パイプエキスパンダー:
• プロセス管の直径を広げて流速を軽減
• 密度の変化に素早く反応
• 自己洗浄式の振動フォークを提供
以下の表で、使用するパイプエキスパンダーのタイプを決めてください。
オプション 最適な用途
同心レジューサー付きの垂直管 すべての液体とスラリに最適。
同心レジューサー付きの水平管 クリーンな液体に最適。管の底部に固定物が
蓄積する可能性があるため、スラリ用途には使
用しないでください。
偏心レジューサー付きの水平管 スラリ用途に最適。
14 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
手順
主プロセス管を次のいずれかのオプションを使って広げます。
同心レジューサー付きの垂直管 図 2-2
同心レジューサー付きの水平管 図 2-3
偏心レジューサー付きの水平管 図 2-4
図 2-2 : オプション 1: 同心レジューサー付きの垂直管
A. FDM
を流体に直接挿入
図 2-3 : オプション 2: 同心レジューサー付きの水平管
A.
水平パイプラインの上面図
図 2-4 : オプション 3: 偏心レジューサー付きの水平管
A.
水平管の側面図(メータは反対側)
B.
偏心エキスパンダー/レジューサー
C.
広げた管の流体にメータを挿入
D.
管とメータの側面図
設置説明書
15

取り付け
2019 年 5 月 MMI-20037141
偏心レジューサーを使用する場合は、上流の配管に 508 mm の直管長を設けることで
(双方向の流れの場合は両側)、ジェット効果やその結果として生じるフォークへの「水
はね」を回避します。
設置説明書
2.1.3
自由流の用途での取り付け(Weldolet 継手)
自由流用の Weldolet には 38 mm のテーパーロック継手が備わっており、102 mm、
152 mm、203 mm、254 mm のパイプラインへの溶接用に提供されています。垂直管、
水平管の双方で、メータを必ず管の側面に取り付けます。Weldolet の取り付けにより、
メータのフォークが適切な向きになり、流体の流れの中に完全に挿入されます。
前提条件
• 以下の条件のプロセスの場合は、自由流(Weldolet)用の設置を推奨します。
流量 0.3~0.5 m/秒(メータ)
粘度 — 最大 500 cP(長いフォーク)
— 最大 20,000 cP (短いフォーク)
温度 -50.0 °C~ 200 °C
危険場所では、-40.0 °C ~ 200 °C
注
プロセスにとって温度変化が重要な要因である場合は、Weldolet テーパーロック継
手の熱質量を低減すると、温度変化をより効率的に追跡できます。
• Weldolet を取り付ける前に、メータを通すための開口部直径 53 mm をパイプライン
に開ける必要があります。Weldolet を、孔をあける前の箇所と同心円状にパイプラ
インに溶接する必要があります。
手順
自由流の用途でメータ(および Weldolet 継手)を設置する場合は、図 2-5 を参照して
ください。
• メータのフォークを直接、流体に入れます。
• 垂直管、水平管の双方で、メータを必ず管の側面に取り付けます。水平管の場合は、
絶対にメータを管の先端に取り付けないでください。
重要
設置中、フォークの間の隙間が垂直になるように常にメータを配置します。このように
配置すると、メータに泡や固形物が引っ掛かるのを防ぐことができ、固形物は沈み、泡
は浮き上がります。フランジとトランスミッタの間にある栓のスクライブマークを、フ
ォークの向きの基準として利用できます。スクライブマークが 12 時または 6 時の位
置になるように、必ずメータの向きを整えてください。
フォークの隙間は、以下のことが可能になるように必ず垂直になるようにします。
• 固形物の落下
• 気液混合ガスの上昇
16 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
図 2-5 : 自由流(Weldolet 継手)でのメータの設置
A.
水平方向の設置には
B.
パイプラインの
C.
溶接
D.
自由流
Weldolet
102 mm
53 mm
(管の直径に合わせて購入)
の管、垂直方向の設置には
のメータ開口部
152 mm
の管
2.2
2.2.1
T 字型の用途
51 mm T 字型 (フランジ継手) での取り付け
前提条件
• 以下の条件のプロセスの場合は、51 mm T 字型(フランジ)設置を推奨します。
流量 0.5~5 m/秒(管壁)
粘度 最大 100 cP、一部の条件では 250 cP
温度 -50.0 °C ~ 200 °C -40.0 °C ~ 200 °C
注
— 管の流速と流体粘度は、ポケット内の流体が適宜新しくなるように、指定範囲内
である必要があります。フランジの熱質量は、自由流の設置環境ほど迅速に粘度
の変化に反応しません。
— フランジの熱質量は、メータの温度変化への反応時間に影響する可能性がありま
す。
• メータを用途に合わせて設置する前に、PFA リングとサークリップをメータフラン
ジ底部に取り付けてください(PFA リングとサークリップを参照)。
設置説明書
17

取り付け
2019 年 5 月 MMI-20037141
注
Zirconium メータを使用する場合、メータは自己ロック解除 PFA リングを使用し、サ
ークリップは必要ありません。
手順
1. 51 mm T 字型のフランジ継手でメータを設置する場合は、図 2-6 を参照してくだ
さい。
図 2-6 : T 字型(フランジ継手)メータの設置
設置説明書
A.
水平または垂直設置用の
B.
主管壁からのメータのフォークの距離は、プロセスの最大流量によって決
102 mm
以上の管
まります。
C. PFA
ヒント
サニタリ用途の場合、通常の 51 mm サニタリチューブはこの用途には薄すぎま
す (フォークに同調して振動し、測定エラーを起こすことがあります)。代わり
に 76 mm サニタリチューブと継手を使用するか、上記の図に示すものと同じ肉
厚と内径のサニタリ継手を用意してください。
• メータのフォークを直接、流体に入れます。
• 垂直管、水平管の双方で、メータを必ず管の側面に取り付けます。水平管の
場合は、絶対にメータを管の先端に取り付けないでください。
重要
設置中、フォークの間の隙間が垂直になるように常にメータを配置します。この
ように配置すると、メータに泡や固形物が引っ掛かるのを防ぐことができ、固形
物は沈み、泡は浮き上がります。フランジとトランスミッタの間にある栓のスク
ライブマークを、フォークの向きの基準として利用できます。スクライブマーク
が 12 時または 6 時の位置になるように、必ずメータの向きを整えてください。
フォークの隙間は、以下のことが可能になるように必ず垂直になるようにしま
す。
• 固形物の落下
リングとサークリップ(自己ロック
PFA
リングには不要)
• 気液混合ガスの上昇
18 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 取り付け
MMI-20037141 2019 年 5 月
2. メータのフォークが主管壁から 25 mm 離れるように T 字型のサイズを調整しま
す。より高い流量の場合は、主流量が 1m/秒増えるごとにサイズを 10 mm 増や
します。
図 2-7 : 管壁の取り付け
2.2.2
A.
流速
≤ 3 m/
秒(
10 ft/
秒)
B. 10 <
C. 13 <
流速
流速
≤ 4 m/
≤ 5 m/
秒(
秒(
13 ft/
16 ft/
秒)
秒)
76 mm T 字型 (フランジ継手) での取り付け
スラリ測定の場合は、FDM を T 字型パイプラインに取り付けます。T 字型は 76 mm
(DN80) とし、自然に排液されるように角度を付けて取り付けます。流速は最低 1.0 m/
秒、できれば 3 m/秒とします。流速 5 m/秒の場合は注意が必要です。T 字型が詰まる
リスクが高まります。追加の洗浄が必要になることがあります。
前提条件
• 以下の条件のプロセスの場合は、76 mm T 字型(フランジ)設置を推奨します。
流量 0.5~5 m/秒(管壁)
粘度 最大 100 cP、または挿入距離が 25 mm を超えない場合は
1000 cP。
温度 -50.0 °C ~ 200 °C、 危険場所では-40.0 °C ~ 200 °C
設置説明書
19

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
注
— 管の流速と流体粘度は、ポケット内の流体が適宜新しくなるように、指定範囲内
である必要があります。フランジの熱質量は、自由流の設置環境ほど迅速に粘度
の変化に反応しません。
— フランジの熱質量は、メータの温度変化への反応時間に影響する可能性がありま
す。
• メータを用途に合わせて設置する前に、PFA リングとサークリップをメータフラン
ジ底部に取り付けてください(PFA リングとサークリップを参照)。
注
Zirconium メータを使用する場合、メータは自己ロック解除 PFA リングを使用し、サ
ークリップは必要ありません。
手順
76 mm T 字型のフランジ継手でメータを設置する場合は、図 2-8 または図 2-9 を参照し
てください。
図 2-8 : 76 mm T 字型の設置: 水平管
T 字型の上部にパージ/ドレイン接続を挿入します。必要に応じて、パージ接続を使って
管内を流すことができます。
20 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
図 2-9 : 76 mm T 字型の設置: 垂直管
T 字型の側面にパージ/ドレイン接続を挿入します。必要に応じて、パージ接続を使って
管内を流すことができます。
2.2.3
T 字型(Weldolet 継手)での取り付け
T 字型用の Weldolet には 38 mm のテーパーロック継手が備わっており、102 mm、
152 mm、203 mm、254 mm のパイプラインへの溶接用に提供されています。Weldolet
の取り付けにより、メータのフォークが適切な向きになり、流体の流れの中に完全に挿
入されます。
前提条件
• 以下の条件のプロセスの場合は、T 字型(Weldolet)用の設置を推奨します。
流量 0.5~3 m/秒(管壁)
粘度 最大 100 cP、一部の条件では 250 cP
温度 -50.0 °C ~ 200 °C
注
— 管の流速と流体粘度は、ポケット内の流体が常に新しくなるように、指定の制限
内である必要があります。フランジの熱質量は、自由流の設置環境ほど迅速に粘
度の変化に反応しません。
— プロセスにとって温度変化が重要な要因である場合は、Weldolet テーパーロック
継手の熱質量を低減すると、急速な温度変化の追跡力が向上します。
• Weldolet を取り付ける前に、メータを通すための開口部直径 53 mm をパイプライン
に開ける必要があります。開ける前の孔と同心円状に、Weldolet をパイプラインに
溶接する必要があります。
設置説明書
21

取り付け
2019 年 5 月 MMI-20037141
手順
T 字型でメータ(および Weldolet 継手)を設置する場合は、図 2-5 を参照してくださ
い。
メータのフォークが主管壁から 25 mm 離れるように T 字型のサイズを調整します。よ
り高い流量の場合は、主流量が 1m/秒増えるごとにサイズを 10 mm 増やします。
重要
設置中、フォークの間の隙間が垂直になるように常にメータを配置します。このように
配置すると、メータに泡や固形物が引っ掛かるのを防ぐことができ、固形物は沈み、泡
は浮き上がります。フランジとトランスミッタの間にある栓のスクライブマークを、フ
ォークの向きの基準として利用できます。スクライブマークが 12 時または 6 時の位
置になるように、必ずメータの向きを整えてください。
フォークの隙間は、以下のことが可能になるように必ず垂直になるようにします。
• 固形物の落下
• 気液混合ガスの上昇
設置説明書
2.3
図 2-10 : T 字型(Weldolet 継手)でのメータの設置
A.
水平または垂直設置用の
B.
パイプラインの
C.
主管壁からのメータのフォークの距離は、プロセスの最大流量によって決まりま
53 mm
102 mm
以上の管
のメータ開口部
す。
D. Weldolet
(管の直径に合わせて購入)
フロースルーチャンバーでの取り付け
フロースルーチャンバーは Micro Motion で製造されており、以下のいずれかと利用可
能です。
• 溶接端部処理またはプロセスパイプラインに接続する圧縮継手
• 25 mm、51 mm、または 76 mm の入口管と出口管
22 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
重要
入口管と出口管の長さは変更しないでください。管を改造すると、継手の温度反応と安
定性に悪影響が及ぶことがあります。
前提条件
以下の状態を確認してください。
流量
粘度 最大 1000 cP
温度 -50.0 °C ~ 200 °C
圧力 プロセス接続の場合、7.0000 MPa @ 203.9 °C
• 5~40 l/分。51 mm 規格管 40 校正口径部 (1.5~10.5 gal/分) の場合
• 5-300 l/分。76 mm 規格管 80 校正口径部 (1.5~80 gal/分) の場合
危険場所では、-40.0 °C ~ 200 °C
重要
• ポケット内の流体が適宜新しくなるように、管の壁の流速と流体粘度はこの表に記
載の制限内である必要があります。
• フランジの熱質量は、メータの温度変化への反応時間に影響する可能性があります。
手順
フロースルーチャンバーでのメータの設置例については、図 2-11 を参照してください。
図 2-11 : フロースルーチャンバーでのメータの設置
設置説明書
A.
オプションの温度ポート
注
• このフロースルーチャンバーは、サーモウェルのない直接挿入型チャンバーで、
19 mm Swagelok 接続を使用します。
• 流体ポケットの 3 つの圧縮継手 (13 mm ドレイン、19 mm 温度プローブ、メータの
38 mm 取付けナット) は、流体ポケットの作動圧力を上回る定格です。継手は
Swagelok 製または Parker 製にすることができます。
23

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
2.4
開放タンクへの取り付け(ロングステムメータ)
注意
ロングステムメータの安全区域タイプのみを開放タンクに取り付けることができます。
前提条件
以下の状態を確認してください。
流量
粘度
流体温度 -40.0 °C ~150 °C
周囲温度 -40.0 °C ~ 65 °C
0.3~0.5 m/秒(メータ)
重要
タンク内にかくはん器が取り付けられている場合、メータを側
面壁の近くに設置すると、タンク内の流速は 0.5 m/秒以上にな
ることがあります。メータをタンクの中央付近に設置すると、
メータ側から認識される流速を低減できます。
• 最大 500 cP(長いフォーク)
• 最大 20,000 cP (短いフォーク)
重要
開放タンクの場合、タンクの上の周囲温度を考慮に入れてくだ
さい。メータは 150 °C でも動作できますが、開放タンクの場
合、タンクの上の最大周囲温度は 65 °C に制限されます。
手順
1. クランプの位置調整でメータの挿入深度を決定して、ロングステムメータを構造
体にクランプで固定します。
24 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
取り付け
MMI-20037141 2019 年 5 月
図 2-12 : 開放タンクへのメータの設置(ロングステム)
設置説明書
2. メータのフォークがタンクの壁から離れていることを確認します。
図 2-13 : メータの位置(タンクの壁から離れた位置)
A. 51 mm
B. 201 mm
3. メータのフォークが流体に完全に入っていることを確認します。
25

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
図 2-14 : メータの位置(流体内)
4. メータのフォークが物体や乱流から離れていることを確認します。
図 2-15 : メータの位置(物体と乱流から離れている)
A. 201 mm
5. 流体の流れがある場合、流れがフォークの方向またはフォークの間に入るよう
に、メータのフォークの位置を調整します。
図 2-16 : メータの位置(フォークの間の流れ方向)
26 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
6. メータのフォークが堆積物から離れていることを確認します。
図 2-17 : メータの位置(堆積物から離れた位置)
2.5
密閉タンクへの取り付け(ロングステムメータ)
前提条件
以下の状態を確認してください。
流量 0.3~0.5 m/秒(メータ)
重要
タンク内にかくはん器が取り付けられている場合、メータを側
面壁の近くに設置すると、タンク内の流速は 0.5 m/秒以上にな
ることがあります。メータをタンクの中央付近に設置すると、
メータ側から認識される流速を低減できます。
粘度
流体温度 -40.0 °C ~150 °C
周囲温度 -40.0 °C ~ 65 °C
手順
• 最大 500 cP(長いフォーク)
• 最大 20,000 cP (短いフォーク)
重要
開放タンクの場合、タンクの上の周囲温度を考慮に入れてくだ
さい。メータは 150 °C でも動作できますが、開放タンクの場
合、タンクの上の最大周囲温度は 65 °C に制限されます。
設置説明書
1. 製品に付属の取付けフランジを使ってロングステムメータを取り付けます。
27

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
図 2-18 : 密閉タンクへの設置(取付けフランジ)
2.(オプション)メータの挿入深度を調整するには、フランジ(非付属品)に接続
されたスタンドオフ面にメータを取り付けます。
28 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
図 2-19 : 密閉タンクへの設置(スタンドオフ)
A.
スタンドオフの高さは変更可能です(お客様が決定)。
3. メータのフォークがタンクの壁から離れていることを確認します。
図 2-20 : メータの位置(タンクの壁から離れた位置)
A. 201 mm
B. 51 mm
4. メータのフォークが流体に完全に入っていることを確認します。
設置説明書
29

取り付け
2019 年 5 月 MMI-20037141
設置説明書
図 2-21 : メータの位置(流体内)
5. メータがタンクの壁や乱流に押し出されないように、メータの位置がタンクの蓋
の屈曲に対して余裕があることを確認します。
図 2-22 : メータの位置(タンクの蓋の屈曲に対する余裕)
A. 201 mm
6. メータのフォークが物体や乱流から離れていることを確認します。
図 2-23 : メータの位置(物体と乱流から離れている)
A. 201 mm
7. 流体の流れがある場合、流れがフォークの方向またはフォークの間に入るよう
に、メータのフォークの位置を調整します。
30 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
取り付け
図 2-24 : メータの位置(フォークの間の流れ方向)
8. メータのフォークが堆積物から離れていることを確認します。
2.6
図 2-25 : メータの位置(堆積物から離れた位置)
PFA リングとサークリップ
PFA リング (およびサークリップ) をメータフランジ底部のボスに取り付けて、51 mm
規格管 40 または 80 内でメータのフォークが中央に位置するようにします。サークリ
ップでリングを固定します。
設置説明書
手順
PFA リングとサークリップをメータに取り付ける方法については、図 2-26 を参照して
ください。
31

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
図 2-26 : PFA リングとサークリップの取り付け
A.
サークリップ
B. PFA
リング
C.
取り付けた状態の
PFA
リングとサークリップ
2.7
メータ上でのトランスミッタの回転(オプショ
ン)
メータ上でトランスミッタを最大 90°に回転させることができます。
手順
1. 4 mm 六角棒スパナを使って、トランスミッタを固定している押さえネジを緩め
ます。
32 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 取り付け
MMI-20037141 2019 年 5 月
図 2-27 : トランスミッタを固定している部品
A. M5
ソケットヘッド押さえネジ
2. トランスミッタを希望の位置まで(最大 90°)回します。
3. 押さえネジを取り付け、6.78 N m のトルクで締めます。
設置説明書
33

取り付け
2019 年 5 月 MMI-20037141
設置説明書
2.8
トランスミッタでのディスプレイの回転(オプ
ション)
トランスミッタ電子モジュールのディスプレイは元の位置から 90°、または 180°回転さ
せることができます。
図 2-28 : ディスプレイ部品
A.
トランスミッタ筐体
B.
サブベゼル
C.
ディスプレイモジュール
D.
ディスプレイ留めネジ
E.
ディスプレイカバー
手順
1. メータに電源が入っている場合は、電源を切ります。
2. ディスプレイカバーを反時計回りに回転し、本体から取り外します。
3. ディスプレイモジュールを押さえながら補助ディスプレイネジを緩めるか必要
なら外します。
4. 本体からディスプレイモジュールをゆっくりと引き剥がし、サブベゼルのピン端
子をディスプレイモジュールから外します。
注
ディスプレイ留めピンがディスプレイモジュールの基盤から外に出ている場合
は、ピンを取り外してからもう一度取り付けます。
5. ディスプレイモジュールを目的の位置まで回転させます。
6. サブベゼルのピン端子をディスプレイモジュールのピン穴に挿入し、新しい場所
にディスプレイを固定します。
7. ディスプレイ留めネジを取り外したら、サブベゼルの穴に一致するようにぴった
り合わせ、もう一度挿入して締めつけます。
34 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 取り付け
MMI-20037141 2019 年 5 月
8. ディスプレイカバーを本体に装着します。
9. ディスプレイカバーが安定するまで右回りに回転させます。
10. 適切に装着されているのを確認して、メータに電源を入れます。
設置説明書
35

取り付け 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
36 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
配線
3
3.1
配線
端子と配線の要件
トランスミッタ出力用として配線端子が 3 組あります。これらの出力は、注文されたト
ランスミッタ出力オプションによって異なります。アナログ(mA)、周期時間信号
(TPS)、およびディスクリート出力 (DO) には外部電源が必要であり、別個の 24 VDC 電
源に接続する必要があります。
各出力端子のねじ込み式コネクタは、最大 2.08 mm²の電線サイズに対応します。
重要
• 出力配線要件は、メータを安全な場所または危険場所のどちらの設置するかによっ
て異なります。この設置が会社、地域、国のすべての安全要件と電気工事規定を満
たしているかどうかは、ユーザが責任をもって確認するものとします。
• 外部の温度機器または圧力機器をポーリングするようにメータを構成する場合は、
HART 通信をサポートするように mA 出力を配線する必要があります。HART/mA 単
一ループ配線または HART マルチドロップ配線のいずれかを使用できます。
表 3-1 : トランスミッタの出力
トランスミッタのバージョン 出力チャンネル
A B C
3.2
3.2.1
アナログ ゙ 4~20mA + HART 4~20 mA
別置型 2700 FOUNDATION™ フィールド
バスのプロセッサ
周期時間信号(TPS) 4~20mA + HART
ディスクリート 4~20mA +
無効 無効
周期時間信号
(パッシブ)
HART(パッシブ)
(TPS)
ディスクリート
出力
Modbus/RS-485
Modbus/RS-485
Modbus/RS-485
Modbus/RS-485
防爆/耐圧または非危険場所での出力の配線
防爆/耐圧または非危険場所でのアナログ出力の配線
注意
メータの設置と配線は、適用される実施規則に従って、適切に訓練を受けた担当者が
行ってください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します(図 3-1 を参照)。
設置説明書
37

mA1+
HART
RS-485
PWR
mA2
AA
B
RS-485 A
RS-485 B
C
D
B
B
A
A
A
配線 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
図 3-1 : アナログ出力の配線
A. 24 VDC
B. R負荷 (250 Ω
C. HART
D.
と互換性のあるホストかコントローラ、または信号装置
信号装置
の抵抗)
注
24V の電源でミリアンペア出力を動作させる場合、総ループ抵抗の最大許容値は 657 Ω
です。
注意
• 電磁適合性(EMC)の EC 指令を満たすには、適切な計装ケーブルを使ってメータを
接続します。計装ケーブルの各ツイストペアは個別のシールド、ホイル、または編
組で覆われ、すべてのコアがシールド全体で覆われている必要があります。可能な
場合は、シールド全体を両端のアースに接続します(両端で 360°接着)。内部の個
別のシールドはコントローラの端部のみに接続します。
• ケーブルがメータの増幅器ボックスに入る箇所では、金属製のケーブルグランドを
使用します。使用しないケーブルポートには金属製のブランキングプラグを取り付
けます。
38 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 配線
MMI-20037141 2019 年 5 月
3.2.2
防爆/耐圧または非危険場所での周期時間信号(TPS)
またはディスクリート出力版の配線
注意
メータの設置と配線は、適用される実施規則に従って、適切に訓練を受けた担当者が
行ってください。
手順
適切な出力端子とピンに配線します(図 3-2 を参照)。
設置説明書
39

mA1+
HART
RS-485
PWR
TPS/DO
AA
B
RS-485 A
RS-485 B
C
E
D
B
A
A
A
配線
設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
図 3-2 : TPS またはディスクリート出力版の配線
A. 24 VDC
B. R負荷 (250 Ω
C. HART
と互換性のあるホストかコントローラ、または信号装置
D. R負荷 (500 Ω
E.
信号変換器/流量計算機またはディスクリート入力装置
の抵抗)
の抵抗値を推奨
)
注
• 24V の電源でミリアンペア出力を動作させる場合、総ループ抵抗の最大許容値は
657 Ω です。
• 24 VDC の電源で TPS またはディスクリート出力を動作させる場合、総ループ抵抗の
最大許容値は 1300 Ω です。
注意
• 電磁適合性(EMC)の EC 指令を満たすには、適切な計装ケーブルを使ってメータを
接続します。計装ケーブルの各ツイストペアは個別のシールド、ホイル、または編
組で覆われ、すべてのコアがシールド全体で覆われている必要があります。可能な
場合は、シールド全体を両端のアースに接続します(両端で 360°接着)。内部の個
別のシールドはコントローラの端部のみに接続します。
• ケーブルがメータの増幅器ボックスに入る箇所では、金属製のケーブルグランドを
使用します。使用しないケーブルポートには金属製のブランキングプラグを取り付
けます。
40 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 配線
MMI-20037141 2019 年 5 月
3.3
3.3.1
別置型 2700 FOUNDATION™ フィールドバスオプ
ションでのプロセッサの配線
別置型 2700 FOUNDATION™ フィールドバスオプション
の RS-485 エンティティパラメータ
危険
危険電圧によって、重篤な負傷または死亡につながる可能性があります。危険電圧のリ
スクを軽減するため、メータの配線前に電源を切ってください。
危険
危険場所で不適切な取付けを行った場合、爆発する危険性があります。メータの設置
は、メータの危険場所分類タグに従った場所でのみ行ってください。
表 3-2 : RS-485 の出力とケーブルのエンティティパラメータ
本質安全化された回路 (リニア) のケーブルパラメータ
電圧 (Ui)
電流 (Ii)
最大キャパシタンス (Ci)
17.22 VDC
484 mA
1 nF
最大インダクタンス (Li) ごくわずか
Ex ib IIB、Ex ib IIC のケーブルパラメータ
電圧 (Uo)
電流 (瞬時) (Io)
電流 (定常) (I)
電力 (Po)
内部抵抗 (Ri)
グループ IIC のケーブルパラメータ
最大外部キャパシタンス (Co)
最大外部インダクタンス (Lo)
最大外部インダクタンス/抵抗比 (Lo/Ro)
グループ IIB のケーブルパラメータ
最大外部キャパシタンス (Co)
最大外部インダクタンス (Lo)
最大外部インダクタンス/抵抗比 (Lo/Ro)
9.51 VDC
480 mA
106 mA
786 mW
19.8 Ω
85 nF
25 µH
31.1 µH/Ω
660 nF
260 µH
124.4 µH/Ω
設置説明書
41

配線
2019 年 5 月 MMI-20037141
設置説明書
3.3.2
4 線ケーブルの接続
4 線ケーブルの種類と用途
Micro Motion では、2 種類の 4 線ケーブル(シールドケーブルと外装ケーブル)を提供
しています。2 種類ともシールドドレイン線です。
Micro Motion 提供のケーブルは、VDC 接続用の赤と黒の 1 組 の 0.823 mm² ワイヤおよ
び RS-485 接続用の白と緑の 1 組の 0.326 mm² ワイヤからなります。
ユーザがワイヤを用意して使用する場合は、次の要件を満たす必要があります。
• ツイストペアであること。
• コアプロセッサが危険場所に設置されている場合は、危険場所に関する要件を満た
すこと。
• ワイヤゲージが、コアプロセッサとトランスミッタ間のケーブル長に対して適切で
あること。
• ワイヤゲージが 0.326 mm² 以上で、最大ケーブル長が 305 m であること。
ケーブルと金属電線管の準備
前提条件
注
シールドされていないケーブルを 360º 終端シールド付きの金属電線管に設置する場
合、シールドを付ける必要はなく、ケーブルを用意するだけでかまいません。
手順
1. マイナスドライバーを使って一体型プロセッサのカバーを外します。
2. 電線管をセンサまで引きます。
3. 電線管にケーブルを通します。
4. ドレインワイヤを切断し、電線管の両端で浮かせます。
ユーザが用意したケーブルグランドでケーブルを準備
前提条件
重要
ユーザがケーブルグランドを用意する場合、ドレインワイヤを終端処理できるものが必
要です。
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ケーブルをグランドに通します。
3. シールドおよびドレインワイヤをグランド内で終端処理します。
4. メーカーの説明書に従ってグランドを組み立てます。
42 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 配線
MMI-20037141 2019 年 5 月
Micro Motion が用意したケーブルグランドでケーブルを準備
手順
1. マイナスドライバーを使ってコアプロセッサのカバーを外します。
2. ワイヤをグランドナットとクランピングインサートに通します。
A.
グランドナット
B.
クランピングインサート
3. ケーブルジャケットを取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 114 mm を除去
M20 グランドタイプ 108 mm を除去
4. 透明のラップとケーブル間の充填材を取り除きます。
5. シールドのほとんどの部分を取り除きます。
オプション 説明
NPT グランドタイプ 19 mm を残してすべて除去
M20 グランドタイプ 13 mm を残してすべて除去
6. シールドにドレインワイヤを 2 回巻き付け余分なドレインワイヤは切り取りま
す。
A.
シールドの周りにドレインワイヤを巻いた状態
7. ホイル(シールドケーブル)のみ:
注
編組(外装ケーブル)の場合は、この手順を省略して次の手順に進みます。
設置説明書
オプシ
ョン
NPT グ
ランド
タイプ
43
説明
a. ドレインワイヤ上にシールド付熱収縮をスライドさせます。ワ
イヤを完全に覆うようにしてください。

配線 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
オプシ
ョン
M20 グ
ランド
タイプ
説明
b. 121.1 °C で加熱して管を収縮させます。ケーブルを焦がさないよ
うにしてください。
c. 内部終端が熱収縮チューブの編組と同じ高さになるようにクラ
ンピングインサートの位置を決めてください。
A.
熱収縮シールドチューブ
B.
熱処理後
8 mm 分切り取ります。
A.
切り取る
8. シールドまたは編組をクランピングインサート上、O リングから 3 mm 先のとこ
ろで折り曲げて、グランドを取り付けます。
A.
シールドを折り曲げた状態
9. グランドの本体を、コアプロセッサハウジングの電線管接続口に挿入します。
10. グランド本体にケーブルを挿入し、グランドナットでグランド本体を締めます。
A.
シールドを折り曲げた状態
B.
グランド本体
44 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書 配線
MMI-20037141 2019 年 5 月
3.3.3
別置型 2700 FOUNDATION フィールドバス™オプショ
ンでのプロセッサの配線
以下の図に、4 線ケーブルの各ワイヤをプロセッサの端子に接続する方法を示します。
別置型 2700 FOUNDATION フィールドバストランスミッタの取付けと配線の詳細につ
いては、トランスミッタの設置説明書を参照してください。
図 3-3 : 別置型 2700 FF トランスミッタへのプロセッサ(Modbus/RS-485)の接続
A. RS-485/A
B. RS-485/B
C.
電源の(+)端子への赤のワイヤ
D.
電源の(-)端子への黒いワイヤ
重要
• EMC (電磁適合性)の EC 指令を満たすため、適切な計装ケーブルを使用してメータ
を接続することをお薦めします。計装ケーブルの各ツイストペアは個別のシール
ド、ホイル、または編組で覆われ、すべてのコアがシールド全体で覆われている必
要があります。可能な場合は、シールド全体を両端のアースに接続します(両端で
360°接着)。個々の内部シールドはコントローラの端部 1 つだけに接続します。
• ケーブルがメータの増幅器ボックスに入る箇所では、金属製のケーブルグランドを
使用します。使用しないケーブルポートには金属製のブランキングプラグを取り付
けます。
端子への白いワイヤ
端子への緑のワイヤ
設置説明書
45

250 Ω
24 VDC
mA1+
HART
A
B
C
E
D
配線 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
3.4
外部装置への配線(HART マルチドロップ)
最大 3 台の外部 HART 装置をメータに配線できます。以下に、これらの接続を安全な環
境と危険場所で行う場合の配線図を示します。
3.4.1
HART マルチドロップ環境で mA1 を配線する
図 3-4 : HART マルチドロップ環境で mA1 を配線する
A. HART
B. HART
C. HART
D.
E. HART/Field Communicator
46 Micro Motion
装置
装置
装置
メータ(
1
2
3
mA+/HART
出力)
フォーク型密度計

設置説明書 配線
MMI-20037141 2019 年 5 月
注意
• 電磁適合性(EMC)の EC 指令を満たすには、適切な計装ケーブルを使ってメータを接続します。計装
ケーブルの各ツイストペアは個別のシールド、ホイル、または編組で覆われ、すべてのコアがシール
ド全体で覆われている必要があります。可能な場合は、シールド全体を両端のアースに接続します(両
端で 360°接着)。内部の個別のシールドはコントローラの端部のみに接続します。
• ケーブルがメータの増幅器ボックスに入る箇所では、金属製のケーブルグランドを使用します。使用
しないケーブルポートには金属製のブランキングプラグを取り付けます。
3.5
信号変換器またはフローコンピュータへの配線
周期時間信号(TPS)出力のあるメータの場合、メータを信号変換器またはフローコン
ピュータに直接配線できます。以下に、これらの接続を安全な環境と危険場所で行う場
合の配線図を示します。
稼働中の HART ホストや信号変換器/フローコンピュータにメータを配線する場合は、
出力接続への外部電源を使用する必要はありません。これらの動作中の装置からこれ
らの接続に必要な 24 VDC の電力が給電されます。
設置説明書
47

mA1+
HART
RS-485
PWR
TPS
AA
B
24 VDC
RS-485 A
RS-485 B
A
B
配線
2019 年 5 月 MMI-20037141
設置説明書
3.5.1
防爆または非危険場所での信号変換器への配線
この手順に従って、防爆/耐圧または非危険場所での信号変換器/フローコンピュータへ
の配線を行ってください。
図 3-5 : 防爆/耐圧または非危険場所での信号変換器/フローコンピュータへの配線
A.
動作中の
B.
動作中の信号変換器/フローコンピュータ
注意
• 電磁適合性(EMC)の EC 指令を満たすには、適切な計装ケーブルを使ってメータを
接続します。計装ケーブルの各ツイストペアは個別のシールド、ホイル、または編
組で覆われ、すべてのコアがシールド全体で覆われている必要があります。可能な
場合は、シールド全体を両端のアースに接続します(両端で 360°接着)。内部の個
別のシールドはコントローラの端部のみに接続します。
• ケーブルがメータの増幅器ボックスに入る箇所では、金属製のケーブルグランドを
使用します。使用しないケーブルポートには金属製のブランキングプラグを取り付
けます。
48 Micro Motion
HART
ホスト
フォーク型密度計

設置説明書 接地
MMI-20037141 2019 年 5 月
4
接地
メータは、現場で適用される規格に従って接地する必要があります。お客様の責任にお
いて、適用するすべての規格を把握し、適合させてください。
前提条件
接地方法については、次のガイドを参照してください。
• 欧州ではほとんどの場合、IEC 79-14 (特に 12.2.2.3 項および 12.2.2.4 項)が適用され
ます。
• 米国とカナダでは、ISA 12.06.01 の Part 1 で関連用途とその要件の例が提示されてい
ます。
該当する外部規格がない場合は、センサの接地について次のガイドラインに従ってくだ
さい。
• 2,0 mm2 以上の銅線を使用してください。
• すべてのアース線をできるだけ短くし、インピーダンスを 1 Ω 未満にしてください。
• アース線を地面に直接地面するか、または工場の規定に従ってください。
注意
流量計は直接接地するか、または工場の接地要件に従ってください。不適切な接地は、
測定誤差の原因となります。
手順
• 配管の接続部を確認します。
• 配管の接続部が接地されている場合、センサは自動的に接地されるため、特に作
業は必要ありません(地域の規定がある場合を除く)。
• 配管の接続部が接地されていない場合は、センサ電子部の接地ネジにアースケー
ブルを接続します。
ヒント
センサ電子部とは、トランスミッタ、コアプロセッサ、および端子箱を意味しま
す。接地ネジは内部または外部のどちら側でも構いません。
設置説明書
49

接地 設置説明書
2019 年 5 月 MMI-20037141
50 Micro Motion
フォーク型密度計

設置説明書
MMI-20037141 2019 年 5 月
設置説明書
51

*MMI-20037141*
MMI-20037141
Rev. AF
2019
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