MICROCHIP PIC32 Technical data

PIC32 入門
ユーザー ガイド
ご注意:この日本語版ドキュメントは、参考資料としてご使用の上、最新情報に
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つきましては、必ず英語版オリジナルをご参照いただきますようお願い します。
マイクロチップ テクノロジー社 ( 以下、マイクロチップ社 ) デバイスのコード保護機能に関する以下の点にご留意ください。
マイクロチップ社製品は、その該当するマイクロチップ社データシートに記載の仕様を満たしています。
マイクロチップ社では、通常の条件ならびに仕様どおりの方法で使用した場合、マイクロチップ社製品は現在市場に流
通している同種製品としては最もセキュリティの高い部類に入る製品であると考えております。
コード保護機能を解除するための不正かつ違法な方法が存在します。マイクロチップ社の確認している範囲では、この ような方法のいずれにおいても、マイクロチップ社製品をマイクロチップ社データシートの動作仕様外の方法で使用す る必要があります。このような行為は、知的所有権の侵害に該当する可能性が非常に高いと言えます。
マイクロチップ社は、コードの保全について懸念を抱いているお客様と連携し、対応策に取り組んでいきます。
マイクロチップ社を含むすべての半導体メーカーの中で、自社のコードのセキュリティを完全に保証できる企業はあり
ません。コード保護機能とは、マイクロチップ社が製品を「解読不能」として保証しているものではありません。
コード保護機能は常に進歩しています。マイクロチップ社では、製品のコード保護機能の改善に継続的に取り組んでいます。 マイクロチップ社のコード保護機能を解除しようとする行為は、デジタルミレニアム著作権法に抵触する可能性があります。 そのような行為によってソフトウェアまたはその他の著作物に不正なアクセスを受けた場合は、デジタルミレニアム著作権 法の定めるところにより損害賠償訴訟を起こす権利があります。
本書に記載されているデバイス アプリケーションなどに 関する情報は、ユーザーの便宜のためにのみ提供されて いるものであり、更新によって無効とされることがあり ます。アプリケーションと仕様の整合性を保証すること は、お客様の責任において行ってください。マイクロチッ プ社は、明示的、暗黙的、書面、口頭、法定のいずれであ るかを問わず、本書に記載されている情報に関して、状 態、品質、性能、商品性、特定目的への適合性をはじめと する、いかなる類の表明も保証も行いません。マイクロ チップ社は、本書の情報およびその使用に起因する一切の 責任を否認します。マイクロチップ社デバイスを生命維持 および / または保安のアプリケーションに使用することは デバイス購入者の全責任において行うものとし、デバイス 購入者は、デバイスの使用に起因するすべての損害、請 求、訴訟、および出費に関してマイクロチップ社を弁護、 免責し、同社に不利益が及ばないようにすることに同意す るものとします。暗黙的あるいは明示的を問わず、マイク ロチップ社が知的財産権を保有しているライセンスは一 切譲渡されません。
商標
Microchip の社名とロゴ、Microchip ロゴ、Accuron dsPIC、K
EELOQ、KEELOQ ロゴ、MPLAB、PIC、
PICmicroPICSTARTrfPICSmartShuntUNI/O は、 米国およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です。
FilterLabHampshireLinear Active ThermistorMXDEV MXLABSEEVALSmartSensorThe Embedded Control Solutions Company は、米国における Microchip Technology Incorporated の登録商標です。
Analog-for-the-Digital AgeApplication Maestro CodeGuarddsPICDEMdsPICDEM.netdsPICworks dsSPEAKECANECONOMONITORFanSense In-Circuit Serial Programming、ICSP、ICEPIC、Mindi、 MiWiMPASMMPLAB Certified ロゴ、MPLIB MPLINKmTouchnanoWatt XLPPICkitPICDEM PICDEM.netPICtailPIC
32
logo、PowerCal、PowerInfo、 PowerMatePowerToolReal ICErfLABSelect Mode Total Endurance、TSHARC、WiperLockZENA は、米国 およびその他の国における Microchip Technology Incorporated の商標です。
SQTP は米国における Microchip Technology Incorporated
のサービスマークです。
その他、本書に記載されている商標は、各社に帰属します。
© 2009, Microchip Technology Incorporated, Printed in the U.S.A., All Rights Reserved.
再生紙を使用しています。
マイクロチップ社では、
Gresham (
カリフォルニア州とインドのデザイン 認証を取得しています。マイクロチップ社の品質システム プロセス および手順は、 ピング 発性メモリ、アナログ製品に採用されています。また、マイクロ チップ社の開発システムの設計および製造に関する品質システムは、
ISO 9001:2000
DS61146B_JP - ページ ii © 2009 Microchip Technology Inc.
オレゴン州)の本部、設計部およびウエハ製造工場そして
デバイス、シリアル
の認証を受けています。
PIC® MCU
Chandler
および
および
dsPIC® DSC、KEELOQ®
EEPROM
Tem pe (
アリゾナ州)、
センターが
、マイクロペリフェラル、不揮
ISO/TS-16949:2002
コード ホッ
PIC32 入門
目次
序章 ................................................................................................................................. 1
1 PIC32 の特徴
1.1 はじめに ...................................................................................................................... 7
1.2 ハイライト .................................................................................................................. 7
2 PIC32 製品ファミリ
2.1 はじめに ...................................................................................................................... 9
3 PIC32 のアーキテクチャ
3.1 はじめに .................................................................................................................... 11
4 PIC32 用ツール
4.1 はじめに .................................................................................................................... 15
4.2 ハイライト ................................................................................................................ 15
4.3 MPLAB IDE .............................................................................................................. 15
4.4 MPLAB C32 C コンパイラ ...................................................................................... 16
4.5 周辺モジュール用ライブラリ ................................................................................ 17
4.6 ソフトウェア ソリューション ............................................................................... 19
4.7 デモ、開発、評価用ボード .................................................................................... 20
4.8 技術文書 .................................................................................................................... 20
第 5 章 デモ プロジェクトのセットアップ、ビルド、実行までの段階的手順
5.1 はじめに .................................................................................................................... 21
5.2 ハイライト ................................................................................................................ 21
5.3 MPLAB IDE のセットアップ ................................................................................. 21
5.4 段階的なガイドの概要 ............................................................................................ 22
5.5 デバイスの選択 ........................................................................................................ 23
5.6 プロジェクトの生成 ................................................................................................ 24
5.7 言語ツールのセットアップ .................................................................................... 25
5.8 プロジェクトの名前付け ........................................................................................ 26
5.9 プロジェクトにファイルを追加する .................................................................... 27
5.10 デバッガの接続 ...................................................................................................... 31
5.11 プロジェクトのビルド .......................................................................................... 32
5.12 コードのテスト ...................................................................................................... 32
6 章 技術サポート資料
6.1 はじめに .................................................................................................................... 37
© 2009 Microchip Technology Inc. DS61146B_JP - ページ iii
PIC32 入門
索引 ...............................................................................................................................39
世界各国での販売およびサービス .................................................................................40
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PIC32 入門
序章
顧客の皆様への注意
ドキュメントはすべて古くなります。本書も例外ではありません。マイクロチップ社のツールおよ びマニュアルはユーザーのニーズを満たすために改良を重ねており、実際のダイアログやツールの 内容が本書に記載されているものと異なる場合があります。最新のドキュメントを入手するには、 弊社のウェブ サイト (www.microchip.com) をご覧ください。
ドキュメントは「DS」番号で識別されています。この識別番号は、各ページのフッタ部分、ページ 番号の前に記載されています。DS 番号の表記規則は「DSXXXXXA」で、「XXXXX」が文書番号、
A」が文書のリビジョン レベルを表しています。
開発ツールについての最新情報は、MPLAB メニューを選択して、次に [ トピック ] を選択すると、利用できるオンライン ヘルプ ファイルのリ ストが表示されます。
はじめに
本文書には PIC32 を使用する新規ユーザーが、PIC32 のアーキテクチャの基本的な ハードウェアとソフトウェアの理解が得られるようにして、PIC32 製品のソフト ウェア開発をすぐに始められるようにするためのものです。
本文書は、どなたも得たいと思う PIC32 マイクロコントローラの概要の知識と、マ イクロチップ社およびサード パーティのツール パートナにより提供される関連技術 資料について主に記述しています。
後ほど本文書で提供する段階的な手順を学習するためには、組み込みシステム開発 に関する基本的な理解と、C のプログラミング知識が必要です。
本章には PIC32 を使う際に役立つ一般的な情報が含まれています。下記のような項 目について記述しています。
本資料の構成
表記規則
参考資料
マイクロチップ社のウェブ サイト
開発システムに関するカスタマ変更通知サービス
カスタマ サポート
文書の改版履歴
®
IDE のオンライン ヘルプをご覧ください。[ ヘルプ ]
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PIC32 入門
本資料の構成
本文書は、6 章に分かれています。第 1 章から第 4 章までは、PIC32 製品の概要につ いて記述しています。第 5 章は PIC32 用開発ツールの概要について記述しています。 第 6 章は開発環境のセットアップとサンプルのアプリケーションのデバッグ手順に ついて記述しています。本文書は下記のような構成となっています。
1 章「PIC32 の特徴」
2 章「PIC32 製品ファミリ」
3 章「PIC32 のアーキテクチャ」
4 章「PIC32 用ツール」
5 章「デモ プロジェクトのセットアップ、ビルド、実行までの段階的手順」
6 章「技術サポート資料」
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表記規則
序章
下記の表記規則が本文書で使われています。
表記上の規則
説明 意味
明朝フォント :
®
斜体文字 参考資料
強調文字 ... は
角括弧 : [ ] ウィンドウ [Output] ウィンドウ
ダイアログ [Settings] ダイアログ メニューの選択肢 [Enable Programmer] を選択
かぎ括弧 :「」 ウィンドウまたはダイアログ
のフィールド名
右山括弧 (>) を使用し、 角括弧で囲まれた下線付き イタリック テキスト
太字で角括弧に囲まれた テキスト
N‘Rnnnn
山括弧で囲まれた テキスト : <>
クーリエ フォント : 通常のクーリエ サンプル ソース コード
イタリック クーリエ 変数の引数 file.o: file は任意の有効
角括弧 : [ ] 任意の引数 mcc18 [オプション ] file
中括弧とパイプ文字 : { | } いずれかの引数を選択する
省略記号 : ... 繰り返されるテキスト
メニュー パス
ダイアログのボタン [OK] をクリックします。 タブ [Power] タブを選択します。 Ve r i lo g 形式の数です。N
合計桁数、R が基数、n が桁 を表します。
キーボードのキー <Enter><F1> を押します。
ファイル名 ファイル パス キーワード コマンド行オプション ビット値 定数
場合 (OR 選択 )
ユーザーが定義するコード
MPLAB
Save project before build
[File] > [Save]
4‘b0010, 2‘hF1
#define START
autoexec.bat
c:\mcc18\h
_asm, _endasm, static
-Opa+, -Opa-
0, 1
0xFF, ‘A’
なファイル名
[ オプション ]
errorlevel {0|1}
var_name [, var_name...]
void main (void) { ... }
IDE User’s Guide
唯一
のコンパイラです ...
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PIC32 入門
参考資料
本ユーザー ガイドは PIC32 の使い方を説明しています。他の有益な文書を下記に示 します。次のようなマイクロチップ社の資料があり、補助の参考資料としてお勧め します。
PIC32MX Readme ファイル PIC32 マイクロコントローラの使い方に関する最新情報については、PIC32 スタータ キットの CD のルート ディレクトリにあるファイル (ASCII テキスト ファイル ) をお 読みください。ファイルには最新の更新情報や本文書の発行時になかった問題が含 まれています。
Readme ファイル その他のツールの使い方に関する最新情報は、PIC32MX スタータ キット インストー
ル ディレクトリの Readmes サブ ディレクトリにあるツール専用の readme ファイ ルをお読みください。ファイルには更新情報や、本文書の発行時になかった問題が 含まれています。
マイクロチップ社のウェブ サイト
マイクロチップ社では、ウェブ サイト www.microchip.com で、オンライン サポート を提供しています。このウェブ サイトは、お客様がファイルや情報を最も簡単に入 手できる手段としてご利用いただけます。サイトをご覧になるには、各自、お好み のインターネット ブラウザをお使いください。マイクロチップ社のウェブ サイト は、以下の情報を含んでいます。
• 製品サポート-データ シート、エラータ、アプリケーション ノート、サンプル プログラム、デザイン リソース、ユーザー ガイド、ハードウェア サポート資 料、最新ソフトウェア リリースとアーカイブされたソフトウェア。
• 一般的な技術サポート-よくある質問 (FAQ)、テクニカル サポート要求、オン ライン ディスカッション グループ、マイクロチップ社のコンサルタント プログ ラム メンバー リスト。
• マイクロチップ社のビジネス - 製品選択、オーダー ガイド、マイクロチップ社 の最新プレス リリース、セミナーおよびイベントのリスト、マイクロチップ社 のセールス オフィス リスト、使用ディストリビュータと工場名。
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開発システムに関するカスタマ変更通知サービス
マイクロチップ社では、お客様が現在のマイクロチップ社製品の最新情報を入手で きることをお手伝いするため、カスタマ通知サービスを継続して行っています。一 度ご登録いただければ、あなたのご指定した製品ファミリもしくはご興味のある開 発ツールに関して、変更、更新、改定もしくはエラータが発行される毎に E- メール での通知を受けることができます。
登録するには、マイクロチップ社のウェブ サイト www.microchip.com にアクセスし、 [Customer Change Notification] をクリックし、指示に従ってご登録ください。
開発システム製品は下記の通り分類されます
• コンパイラ - マイクロチップ社の C コンパイラとその他の言語ツールに関する 最新情報で、以下を含みます。MPLAB C18 および MPLAB C32 C コンパイラ、
MPLAB LIB30 オブジェクト ライブラリアン
エミュレータ マイクロチップ社のインサーキット エミュレータに関する最新 情報で、MPLAB ICE 2000 MPLAB ICE 4000 を含みます。
インサーキット デバッガ マイクロチップ社のインサーキット デバッガ、 MPLAB ICD2 に関する最新情報を含みます。
MPLAB
境システム ツールに関する最新情報です。この項では MPLAB IDE、 MPLAB SIM シミュレータ、MPLAB IDE プロジェクト マネージャと一般的な編集、デバッグ 機能に的を絞っています。
プログラマ マイクロチップ社のデバイス プログラマに関する最新情報で、 MPLAB PM3 PRO MATE 1 および PICkit
®
IDE マイクロチップ MPLAB IDEこれは Windows®用の統合開発環
®
®
2 開発用プログラマを含みます。
Ⅱデバイス プログラマと PICSTART® Plus、PICkit®
序章
カスタマ サポート
マイクロチップ製品のユーザーはいくつかのチャネル経由で以下のサポートを受け ることができます。
ディストリビュータもしくは販売特約店
地域販売オフィス
フィールド アプリケーション エンジニア (FAE)
テクニカル サポート
開発システム情報ライン
サポートが必要な場合は、ディストリビュータ、販売特約店もしくはフィールド プリケーション エンジニア (FAE) にお電話ください。地域販売オフィスでも顧客の サポートを行っています。販売オフィスとその所在地については本ドキュメントの 最後のページを参照してください。
テクニカル サポートはウェブ サイト http://support.microchip.com にてご利用いただけ ます。
文書の改版履歴
リビジョン A (2007 10 月 )
本文書の初版リリース
リビジョン B (2008 3 月 )
更新
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ノート :
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1.1 はじめに

1.2 ハイライト

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1 PIC32 の特徴

PIC32 はマイクロチップ テクノロジ社が提供する 32 ビット ファミリの汎用目的の マイクロコントローラです。80+ DMIPS の性能で、幅広いオンチップの周辺モ ジュールを内蔵しています。工業用標準となっている MIPS テクノロジ社の M4K MIPS32 コアを採用しています。PIC32 ファミリのいずれも、マイクロチップ社の 他の PIC しています。さらに、PIC32 マイクロコントローラは、16 ビットマイクロコント ローラである PIC24FJ128GA ファミリとピン互換となっています。
PIC32 ファミリは、広範囲のアプリケーションで有効な数多くの機能を提供します。 下記の各項は主要項目で分類した重要な特徴を示しています。
性能
•5段のパイプラインを持った最高 80 MHz の MIPS M4K 32 ビット コア
高性能なハードウェアの乗算 / 除算ユニット-乗算は 1 クロック
プログラマブルなユーザーおよびカーネル用メモリ分割でアプリケーションの
多重レジスタ セットで割り込み応答遅延を削減
ハードウェア補助により 1 サイクルでレジスタ ビット操作
• 128 ビット幅のフラッシュ メモリで個々の命令フェッチ時間を短縮
• 256 バイトの高速キャッシュ メモリは命令および ROM データ先読みバッファ付き
• CRC 演算とパターン ベースの転送終了機能を搭載した DMA コントローラが利用
•USBデバイス、ホスト、デュアル ロール アプリケーションが可能な USB On-The-Go
•USBコントローラに専用の DMA インターフェースを内蔵
®
マイクロコントローラと類似のプログラミング インターフェースを使用
安定度を強化
可能
コントローラを内蔵
電源管理
•2.3から 3.6V で動作
全電圧範囲でフル スピード動作可能
•RUN、IDLE、SLEEP を含む多彩な省電力モード
•IDLEモード中も DMA で I/O 転送可能
プログラマブルな周辺モジュール用クロック
個別の周辺モジュールの ON/OFF 制御と IDLE モード中の動作
多くのクロック源
拡張性
工業用で有名な MIPS32 互換の M4K CPU コアで 5 段のパイプラインを持つ
• 32 KB から 512 KB のフラッシュ メモリ オプションを持つデバイスの大規模ファミリ
• 64/100 ピンの 16 ビット マイクロコントローラの PIC24FJXXXGA ファミリとピン
互換
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PIC32 入門
使いやすさ
•PIC®マイクロコントローラとよく似た周辺モジュール
標準の MPLAB REAL ICE™ そして MPLAB ICD 2
ソフトウェア周辺モジュール用ライブラリは、マイクロチップ社の 16 ビット
イクロコントローラ用のものと互換
•TCP/IP、16 ビット ファイル システムなどのマイクロチップ社が開発したミドル ウェア モジュール
®
ツール群- MPLAB IDEMPLAB C32 C コンパイラ、MPLAB
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2.1 はじめに

PIC32 入門

2 PIC32 製品ファミリ

PIC32 ファミリには、32 KB から 512 KB の範囲のフラッシュ メモリを持つ拡張性の あるデバイスが含まれています。また、豊富な周辺モジュールを持っています- 5 つ のタイマ、16 チャネルの 10 ビット A/D コンバータ、SPII インターフェース。
ファミリの種類、コアや周辺モジュールの特性の完全なリストについては、「PIC32MX
ファミリ データ シート
(DS61143) を参照してください。

2-1: PIC32 MCU モジュール

2
C™UART などの通信
VREG
VREG
RTCC
RTCC
USB
USB
OTG
OTG
SPI
SPI
(2)
(2)
W
44--W
JTAG
JTAG
Debug
Debug
I2C
I2C
(2)
(2)
Boundary
Boundary
Scan
Scan
Vectored
Vectored
Interrupts
Interrupts
CPU
CPU
Bus
Bus
Matrix
Matrix
EUART
EUART
(2)
(2)
W
22--W
(5)
(5)
IC
IC
WDT,
WDT,
BOR.
BOR.
CVRef
CVRef
DMAC
DMAC
+
+
CRC
CRC
Ext
Ext
OCOMP
OCOMP
/PWM
/PWM
(5)
(5)
W
55--W
Trace
Trace
C
C
a
a
c
c
h
h
e
e
TMR
TMR
(5)
(5)
RAM
RAM
128--
128
Flash
Flash
bit
bit
MCHP
MCHP
Debug
Debug
INTs
INTs
(5)
(5)
Change
Change
Notice
Notice
(21)
(21)
OD
OD
/GPIO
/GPIO
(85)
(85)
ADC
ADC
(16ch,
(16ch,
10b)
10b)
Enh..
Enh
PMP
PMP
Analog
Analog
Comp.
Comp.
(2)
(2)
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PIC32 入門
ノート :
DS61146B_JP - ページ 10 © 2009 Microchip Technology Inc.
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