Magnescale SR138-015R, SR138-020R, SR138-030R, SR138-035R, SR138-040R Instruction Manual

...
スケールセット/ Scale Set / Maßstab-Satz / 直线标尺组件
GB-ER/SR138R Series
スケールセット/ Scale Set / Maßstab-Satz / 直线标尺组件
GB-005ER~220ER
スケールユニット/ Scale Unit / Maßstabseinheit / 直线标尺器
SR138-005R~220R
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Lesen Sie die ganze Anleitung vor dem Betrieb aufmerksam durch und folgen Sie beim Betrieb des Geräts den Anweisungen. Bewahren Sie diese Bedienungsanleitung zum späteren Nachlesen griffbereit auf.
感谢您惠购本产品。 使用之前请务必认真阅读本手册,并且严格按照手册中的规定操作。将此手册留作以后的参考。
/
取扱説明書/ Instruction Manual / Bedienungsanleitung / 使用说明书
[For U.S.A. and Canada]
THIS CLASS A DIGITAL DEVICE COMPLIES WITH PART15 OF THE FCC RULES AND THE CANADIAN ICES-003. OPERATION IS SUBJECT TO THE FOLLOWING TWO CONDITIONS. (1) THIS DEVICE MAY NOT CAUSE HARMFUL
INTERFERENCE, AND
(2) THIS DEVICE MUST ACCEPT ANY
INTERFERENCE RECEIVED, INCLUDING INTERFERENCE THAT MAY CAUSE UNDERSIGNED OPERATION.
CET APPAREIL NUMÉRIQUE DE LA CLASSE A EST CONFORME À LA NORME NMB-003 DU CANADA.
■ 一般的な注意事項
■ 次の環境下で、ご使用になる場合の注意事項
以下は当社製品を正しくお使いいただくための一般的な注意事項で す。個々の詳細な取扱上の注意は、本取扱説明書に記述された諸事 項および注意をうながしている説明事項に従ってください。
始業または操作時には、当社製品の機能および性能が正常に作動
当社製品が万一故障した場合、各種の損害を防止するための十分
な保全対策を施してご使用ください。
仕様に示された規格以外でのご使用、または改造を施された製品
については、機能および性能の保証はできませんのでご留意くだ さい。
当社製品をほかの機器と組み合わせてご使用になる場合は、使用
条件、環境などにより、その機能および性能が満足されない場合 がありますので、十分ご検討の上ご使用ください。
1 水溶性切削液を使用する場合あるいは、金属微粉末が発生する
加工やセラミックグラスファイバー等の加工物を加工する場 合。
水溶性切削液や切屑が直接スケールユニットに掛からない場
所へ取付けてください。
内部に水溶性切削液のミストや粉塵が侵入しないようスケー
ルカバーを付けてください。
2 ホーニングマシーンのような、長時間特定区間を高速摺動する
機械に装着する場合。
定期的にオイルまたはスプレー式潤滑油(CRC·WD40等)の
塗布をお願いします。
1または2の環境でご使用になる場合は必ず上記対策をしてくださ い。行なわない場合は品質保証しかねます。
(J
) i

安全のために

当社の製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、操作や設置時にまちがった取 扱いをすると、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につながることがあり、危 険です。また、機械の性能を落としてしまうこともあります。 これらの事故を未然に防ぐために、安全のための注意事項は必ず守ってください。操作や設 置、保守、点検、修理などを行なう前に、この「安全のために」を必ずお読みください。
警告表示の意味
このマニュアルでは、次のような表示をしています。表示内容を よく理解してから本文をお読みください。
警告
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や 大ケガなど人身事故につながることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他事故によりケガ をしたり周辺の物品に損害を与えることがあります。
注意を促す記号
注意
感電注意
行為を禁止する記号
分解禁止
行為を指示する記号
ご注意
機器の正しい取扱のために、注意していただきたい事項です。
ii
(J)
プラグの取外し
警告
注意
表示された電源電圧以外での電圧で使用しないでください。火災や感電の原因となる
恐れがあります。
濡れた手での取付作業はおやめください。感電の原因となります。
本体を分解や改造したりしないでください。ケガの恐れや、内部回路が破損すること
があります。
作業を行なう前には、機械や装置の状況をよく確かめて作業の安全を確保してくださ
い。
電源やエアーなどの駆動源は必ず切って作業をしてください。火災や事故の原因とな
ります。
電源などを入れて動かす場合は、周辺機械や装置などに指を挟まれないように十分注
意してください。
(J
) iii
取付上の注意
設置上のご注意
本機を設置されるときは、他の機器からのノイズ、電磁波障害などを防止するため、以 下の点に注意してください。
1. リードケーブルおよび接続ケーブルは、動力線と同じダクトには通さないでくださ い。
2. 高電圧源、大電流源および大電力リレーからは必ず0.5m以上離して設置してくださ い。
3. 各種マグネットや電磁波発生源を絶対に近づけないでください。
ご注意
マグネットチャックなど6×10–2[T]程度の磁力源を近づける場合は、スケールユ
ニットのスチール製筐体側面より10 mm 以上、ダストリップ面より 50mm以上離してください。
もし近づけなければならない場合は、磁気シールド対策を十分に施しご使用願い
ます。
4. ノイズによるトラブルを防ぐために、スケール部とスライダ部をグランドに落ちる ように取付けてください。
iv
(J)
取付場所についてのご注意
1. スケールユニットは機械の加工物、測定物のできるだけ近くに取付けてください。 (スケールユニット取付位置が加工物より離れるほど、機械系の誤差が拡大されて表 示されます。)
2. 本製品は、周囲温度0〜40℃の範囲内でご使用ください。直射日光の当る場所や近く にモーターなど、熱源のある場所への取付けは避けてください。
3. 取付けられたスケールユニットの上に物を置いたり、作業者がひじや足を掛けるな ど、無理な力をかけることは絶対に避けてください。
(J
) v
vi
(J)
目次
1. 概要 .............................................................................. 2
1-1. はじめに ...................................................................... 2
1-1-1. SR138Rシリーズ ................................................. 2
1-1-2. CH04シリーズ .................................................... 2
1-1-3. GB-ERシリーズ .................................................. 2
1-1-4. CE10シリーズ ..................................................... 2
1-2. 主な特徴 ...................................................................... 2
1-3. 部品構成 ...................................................................... 3
1-4. システム構成 .............................................................. 3
2. 各部の名称と働き ........................................................ 5
2-1. スケールユニット...................................................... 5
2-2. 接続ケーブル .............................................................. 7
3. 取付方法 ....................................................................... 8
3-1. 取付け前の注意事項.................................................. 8
3-2. 取付け時の注意.......................................................... 9
3-2-1. 取付方向の確認 .................................................. 9
3-2-2. 可動範囲の設定 ................................................ 10
3-2-3. ヘッドケーブルの保護 .................................... 10
3-2-4. スケールカバーの取付け ................................ 10
3-3. 取付けに必要なもの................................................ 11
3-4. 取付方法 .................................................................... 12
〈1〉 スケール部取付面の平行度平面度が
事前に出ている場合 ............................. 12
〈2〉 スケール部取付面が鋳肌面の場合 .............. 13
〈3〉 スライダ部の取付け .................................... 15
〈4〉 スライダホルダの取外し ............................. 18
〈5〉 可動範囲の確認 ........................................... 18
〈6〉 ヘッドケーブルの取付け ............................. 18
〈7〉 ケーブルの接続 ........................................... 19
〈8〉 コンジットケーブルの取付け ...................... 21
〈9〉 丸型コネクタの取付け ................................ 22
〈10〉インターフェースユニットを表示装置に
接続する場合 ............................................... 23
〈11〉インターフェースユニットを
コントローラに接続する場合...................... 24
〈12〉スケールユニットを取外す場合 .................. 24
4. 接続ケーブル回路の電気調整について ...................... 25
〈1〉 アッパーケースの取外し ............................. 25
〈2〉 SIN/COS信号確認 ...................................... 26
〈3〉 原点信号確認 ............................................... 28
〈4〉 原点位置確認 ............................................... 30
5. 主な仕様 ..................................................................... 33
5-1. 一般仕様 .................................................................... 33
5-2. 外形寸法図 ................................................................ 34
6. トラブルインフォメーション .................................... 37
日本語
(J
) 1

1. 概要

日本語

1-1. はじめに

1-1-1. SR138Rシリーズ
SR138Rシリーズは原点内蔵型直線スケールです。 スケール部とスライダ部の相対位置関係がスライダホルダ にて位置調整され、固定されています。 必ず別売りの接続ケーブルCH04とセットでご使用くださ い。
ご注意
SR138RシリーズとCH04を別々に購入された場合は、使用 する前にCH04の電気調整が必要となります。ご購入時に電 気調整を依頼された場合は、調整は必要ありません。
1-1-2. CH04シリーズ
SR138Rシリーズの信号を汎用のA/B相出力に変換する回路 を内蔵した専用ケーブルです。SR138Rシリーズと組み合わ せることで、当社の表示ユニット(LH71等)やコントローラ などの外部機器に接続することができます。
1-1-3. GB-ERシリーズ
GB-ERシリーズは、SR138Rシリーズと電気調整済みの接続 ケーブルCH04-03Cが同梱されている製品です。
ご注意
SR138RシリーズのSerialNo.とCH04-03Cのコンビネーショ ンNo.が必ず同一の物同士を組み合わせてご使用ください。
1-1-4. CE10シリーズ
ケーブルを延長する場合の別売りの延長ケーブルです。 CH04との組み合わせで最大30mまで延長可能です。

1-2. 主な特徴

小型軽量原点内蔵
取付けが簡単
機械と同じ温度膨張係数
高精度な位置検出
油汚れに強い
2
(J)

1-3. 部品構成

1-4. システム構成

スケールユニット ............................................................. 1
接続ケーブル(CH04:GB-ERシリーズにのみ同梱) ........ 1
付属品 
クランプ ........................................ 1
配線止め ............................. 小2,大4
スペーサ ........................................ 5
目隠しラベル ................................. 1
平ワッシャ(S) .............................. 2
平ワッシャ(M) .............................. 3
+B4×10 .......................................... 2
+P4×5 ............................................ 4
+P4×10 .......................................... 4
+K3×5 ............................................ 2
HSBM4×8 ..................................... 2
HSBM4×10 ................................... 3
HSBM4×12 ................................... 2
HSBM5×25 ................................... 2
ナット(M5) ................................... 2
固定板 ............................................ 1
システム接続構成
SR138Rシリーズ
スケールユニット
延長ケーブル
(別売)
GB-ERシリーズ
スケールユニット(SR138R) 接続ケーブル
(CH04-03C)
接続ケーブル
(別売)
表示ユニット
(別売)
CH01-**C
COMBINATION No.
******
MADE IN JAPAN
表示ユニット
LH71シリーズ等、
コントローラ
(別売)
(J
日本語
) 3
日本語
機種構成(SR138Rシリーズ)
型名
SR138-005R SR138-010R SR138-015R SR138-020R SR138-025R SR138-030R SR138-035R SR138-040R SR138-045R SR138-050R SR138-055R SR138-060R SR138-065R SR138-075R SR138-085R SR138-095R SR138-105R SR138-125R SR138-140R SR138-160R SR138-185R SR138-205R SR138-220R
有効長(L)
50mm 100mm 150mm 200mm 250mm 300mm 350mm 400mm 450mm 500mm 550mm 600mm 650mm 750mm 850mm 950mm 1050mm 1250mm 1400mm 1600mm 1850mm 2050mm 2200mm
中央フット
無し
有り
機種構成(GB-ERシリーズ)
有効長(L)
1050mm 1250mm 1400mm 1600mm 1850mm 2050mm 2200mm
GB-005ER GB-010ER GB-015ER GB-020ER GB-025ER GB-030ER GB-035ER GB-040ER GB-045ER GB-050ER GB-055ER GB-060ER GB-065ER GB-075ER GB-085ER GB-095ER GB-105ER GB-125ER GB-140ER GB-160ER GB-185ER GB-205ER GB-220ER
型名 中央フット
SR138-005R SR138-010R SR138-015R SR138-020R SR138-025R SR138-030R SR138-035R SR138-040R SR138-045R SR138-050R SR138-055R SR138-060R SR138-065R SR138-075R SR138-085R SR138-095R SR138-105R SR138-125R SR138-140R SR138-160R SR138-185R SR138-205R SR138-220R
50mm 100mm 150mm 200mm 250mm 300mm 350mm 400mm 450mm 500mm 550mm 600mm 650mm 750mm 850mm 950mm
無し
有り
接続ケーブル型名
CH04-03C
ケーブル長
3m
4
(J)

2. 各部の名称と働き

2-1. スケールユニット

サイドカバーL
型名
6
スケール部
スライダ部
SR138−***R
スライダ
スライダホルダ
5
3
1
中央フットプレート固定穴
アライメントマーク
有効長マーク(左)
原点マーク
4
2
スライダ取付穴
スライダ取付穴
スライダ中心
中央フットプレート
7
スケール本体
有効長マーク(右)
3
Serial No.
******
SerialNo./原点位置表示
8
スケール 取付穴 (両端2箇所)
サイド カバーR
日本語
ヘッドケーブル
1 スライダ
検出ヘッドを保持しています。出荷時にはスライダホ ルダで固定されています。
丸型コネクタ(オス)
2 スライダ中心
スライダのメカニカルセンタを表わします。有効長 マークとの位置関係を見る目安となります。
(J
) 5
日本語
3 有効長マーク
スライダ中心に対して、精度を保証する有効可動範囲 の目安を指示するマークです。有効長とは、有効可動 範囲の長さを表します。
ご注意
取付け、およびご使用の際に、この範囲内で可動させ てください。有効可動範囲を超えて使用すると、本製 品を破損させる原因となります。
4 原点マーク
スライダ中心に対して、原点信号が出力される位置の 目安を指示するマークです。 標準仕様では、有効長の中央に1箇所の原点が存在しま す。
5 スライダホルダ
スケール部とスライダ部を固定します。取外した後は 保管してください。
6 型名
本製品の型名を明記してあります。
7 中央フットプレート
有効長1050mm以上の場合に取付けられています。ス ケールユニット取付けの際は、この部分も固定しま す。
8 SerialNo./原点位置表示
本製品のSerialNo.とスケール本体の原点位置を明記し てあります。 GB-ERシリーズの場合、組み合わせる接続ケーブルの コンビネーションNo.と同一になっています。
ご注意
本スケールシステムは、スケールユニットのSerialNo. と接続ケーブル(CH04シリーズ)のコンビネーション No.が必ず同一の物同士を組み合わせてご使用くださ い。
6
(J)
1

2-2. 接続ケーブル

CH04:GB-ERシリーズのみに同梱されています。
ご注意
別途購入された場合は、電気調整が必要となります。
日本語
インターフェースユニット
出入力コネクタ
5
6
型名
3
ステータスランプ
7
CH04-03C
コンビネーションNo.
1 インターフェースユニット
表示ユニットの背面に接続します。 最適に電気調整された回路が組み込まれています。
2 コンジットケーブル
内部のケーブルを保護しています。
3 型名
本製品の型名を明記してあります。
4 丸型コネクタ(メス)
スケールユニット側の丸型コネクタ(オス)と接続します。
5 入力コネクタ
電源としてDC+5[V]を供給することにより、スケール 信号と原点信号が出力されます。
丸型コネクタ(メス)コンジットケーブル
2
インターフェ−スユニット固定用タップ
8
4
6 コンビネーションNo.
GB-ERシリーズの場合、組み合わせるスケールユニッ トのSerialNo.と同一になっています。
7 ステータスランプ
信号確認用のランプです。 緑色点灯:正常 赤色点灯:エラー(速度超過、ケーブル断線、信号不良)
8 インターフェースユニット固定用タップ
インターフェースユニットを固定する場合、付属の固 定板とねじを用いて固定できます。(M3深さ3mm)
(J
) 7

3. 取付方法

日本語

3-1. 取付け前の注意事項

取付前に、必ず「取付け時の注意」をご確認ください。
分解禁止
<スケールユニット>
スケールユニットは分解しないでください。精度が保証
できなくなります。スライダホルダのみ取外し可能で す。
<接続ケーブル>
接続ケーブルは調整されていますので分解しないでくだ
さい。精度が保証できなくなります。
SR138Rで別途購入された接続ケーブルは、電気調整のた
めのケース取外しが必要ですが、それ以外の分解は行な わないでください。
無理な力をかけない
作業時に、スケールユニットに無理な力をかけないでく
ださい。スケールユニットは精密機構部品および電磁気 部品で構成されています。無理な力を加えると性能や寿 命に大きな影響を与えます。
作業時に、接続ケーブルのインターフェースユニットに
無理な力をかけないでください。インターフェースユ ニット内部には精密電気部品が実装、調整されていま す。無理な力を加えると性能や寿命に大きな影響を与え ます。
持ち運びの際は、スケール部とスライダ部を共に支えて
ください。ヘッドケーブルや丸型コネクタなどを持って 運ばないでください。
8
(J)

3-2. 取付け時の注意

上下軸に取付ける場合は、スケールユニットのスライダ部 が加工物(刃物)と反対側を向くように取付けてください。
ご注意
ノイズによるトラブルを防ぐために、スケール部とスライ ダ部をグランドに落ちるように取付けてください。
3-2-1. 取付方向の確認
本スケールユニットが、図3-1のような位置関係に取付くこ とを確認してください。
*
その他の向きはサービス、メンテナンスに不都合なため使 用しないでください。 (切削液や切粉の侵入を防ぐため、Aの取付けを特におす すめします。) (B方向取付けは、切削液や切粉の進入がない場合のみ取 付可能です。)
推奨
A
B
日本語
スライダ部
スケール部
加工刃物
図3-2.上下軸スケールユニットの取付位置と方向
図3-1.スケールユニット取付方向
(J
) 9
3-2-2. 可動範囲の設定
3-2-3. ヘッドケーブルの保護
日本語
スケールユニット取付時は図3-3の可動範囲で取付けてくだ さい。
スケールユニットには可動余裕(有効長200mmまで左右
7mm,有効長250mm以上左右15mm)がありますが、そ れ以上にスライダ部を移動させますとスケール部が破損 しますのでご注意ください。
スケールユニットの有効可動範囲を超える工作機械に
は、機械的な制限機構(ストッパなど)が必要です。 必ず、このような処置を施してからスケールユニットを 取付けてください。
有効長マーク
スライダ中心
この範囲内にスライダ中心がくるように取付けてください。
(有効可動範囲)
図3-3.可動範囲
有効長マーク
ヘッドケーブルはスケールユニットと一体構造になっています のでケーブルに負荷がかからないように取付けてください。 ヘッドケーブルを強く引張ったり繰返し折り曲げたりしま すと、断線する恐れがあります。ご注意ください。
3-2-4. スケールカバーの取付け
ご使用中、スケールユニットに直接切粉や切削液などが降 りかかる場合には、スケールユニットの性能維持のために も図3-4のような外部からスケールユニットを覆うカバーを 取付けてください。
10
図3-4.スケールカバーの取付け例
(J)

3-3. 取付けに必要なもの

付属品一式
六角穴付ボルト M4×10 スケール部取付用 ................. 3
(有効長1000mm未満は2本)
六角穴付ボルト M4×8 スライダ部取付用................. 2
M4×12 スライダ部取付用 ................. 2
小ねじ M4×5 配線止め用(小) .................... 2
M4×10 配線止め用(大) .................... 4
M4×5
M3×5 固定板取付用 ......................... 2
平ワッシャ(M) みがき丸呼び4スケール部取付用..... 3
(有効長1000mm未満は2個) 平ワッシャ(S) 小型丸 呼び4 スライダ部取付用 ... 2
配線止め(大) コンジットケーブル取付用 ................. 4
目隠しラベル スライダホルダ取外し後
ねじ穴隠し用 ......................................... 1
六角穴付ボルト M5×25 スライダ部取付用 ................. 2
六角ナット M5 スライダ部取付用................. 2
スペーサ t=0.1 スライダ部取付用 ................. 5
クランプ 丸型コネクタ取付用 ............................. 1
バインド小ねじ M4×10 クランプ取付用 ..................... 2
配線止め(小) ヘッドケーブル固定用 ......................... 2
固定板 インターフェースユニット固定用 ..... 1
インターフェースユニット
取付用 ....
付属品以外に下記のものをご用意ください。
スケール部取付用ブラケット(A,B面相当部品) .......... 1〜2
スライダ部取付用ブラケット(C面相当部品) ..................... 1
0.01mmピックテスター(またはダイヤルゲージ) ....... 1〜2
Lレンチ M2.6用(対辺2mm) ............................................... 1
Lレンチ M4用(対辺3mm) .................................................. 1
Lレンチ M5用(対辺4mm) .................................................. 1
タップ M4 ............................................................................ 1
2
ドリル ø3.2 ........................................................................... 1
電気ドリル ................................................................................. 1
ライナスペーサ(0.05〜0.2t) ........................................... 少々
ドライバ2号(+) ........................................................................ 1
モンキスパナ(小)..................................................................... 2
(J
日本語
) 11
日本語

3-4. 取付方法

0.1 MG
0.1
25 12 25 25
0.1 MG
0.1
0.1 MG
図3-5.取付方法
〈1〉 スケール部取付面の平行度平面度が事前に出
ている場合
取付面が機械加工面で、事前に下表の平行度、平面度が出 ていれば、そのままスケール部を取付けることができま す。
有効長1050mm未満(中央フットプレート無し)のスケール ユニットの場合
使用ねじ / 締め付けトルク:六角穴付ボルトM4× 10 (2本)、平ワッシャ(M)2個使用/350N·cm
8 以上
A
B
D
C
有効長1050mm以上(中央フットプレート有り)のスケール ユニットの場合
使用ねじ / 締め付けトルク:六角穴付ボルトM4× 10 (3本)、平ワッシャ(M)3個使用/350N·cm
A面,B面平面度 A面,B面機械の走り 0.1mm以内
に対する平行度
A面:スケール部突き当て B面:スケール部取付面
A面は図3-5で示す範囲としてください。ただし、上記許容 値は平面内に急激な変化がないことと、左右取付面の間に スケール部を取付けるのに障害がないことが条件となりま す。
12
(J)
〈2〉 スケール部取付面が鋳肌面の場合
取付ブラケットによる取付け
(1) 取付面が鋳肌面などで平行度が出ていない面のとき
スケール部設置位置に取付ブラケットを取付けて〈1〉 項の値になるように調整してください。 取付ブラケットはスケール部の左右フット部分にあれ ば、スケール部全長に渡ってある必要はありません。 取付機械の可動長により左右フットの平行度が測定で きない場合には、測定できる範囲まで取付ブラケット を長く作ってください。 機械との温度追従性が問題となる場合は、スケールユ ニット全長に渡り取付ブラケットを配置するようにし てください。
A面の平行度測定
日本語
取付ブラケット
ピックテスター
B面の平行度測定
図3-6.取付ブラケットの平行度測定
取付ブラケットの形状として突き当て面があれば、こ の面精度を〈1〉項の値になるように調整してくださ い。突き当て面が無い場合には(4)に示す方法で調整し てください。また、取付面の精度が得られないとき も、(4)に示す方法で調整してください。
(J
) 13
日本語
(2) 取付位置の確認とねじ穴加工
スケール部の取付平行度が出たら、外形寸法図(P34)に したがって取付穴の位置にそれぞれM4深さ10のタップ 穴を作ってください。
(3) スケール部の取付け
スケール部は平ワッシャ(大)を付けた六角穴付ボルト M4×10で仮止めし、30分以上放置して温度をよく機械 になじませてから取付けを行なってください。
(4) スケール部と機械の走りとの平行度測定
スケール部側面のアライメントマーク位置(図3-7、1) に直接ピックテスターまたはダイヤルゲージを当て、機 械の走りに対してスケール部の平行を出してください。
2
1
平行度はアライメントマークの2点間が0.08mm以内に入る ように調整して、取付ねじを固定してください。 有効長1050mm以上の場合は、中央フットプレート付近と 左右のアライメントマークの3点間が0.08mm以内に入るよ うにして取付ねじを固定してください。
ご注意
有効長150mm以下のスケール部にはアライメントマークが 付いていませんので、スケール部にピックテスターを当 て、機械の可動長の両端が0.08mm以内に入るようにして ください。
フット
行度0.08mm以内
中央フットプレート
14
(J)
アライメントマーク
図3-7.スケール部と機械の走り測定
フット
平ワッシャ(M)
アライメントマーク
アライメントマーク
アライメントマーク
M4×10
図3-8.アライメントマークによる平行出し
(5) スケール取付ブラケットの平行度が出せないとき
図3-7の2の位置にピックテスターまたはダイヤルゲー ジを当てて各アライメントマークを計り、0.08mm以内 の平行度になるようにフットの下部にスペーサなどを 入れて取付けてください。 中央フットプレート付のスケールユニット(有効長 1050〜2200mm)については、中央フットプレート付 近の位置も0.08mm以内の平行度に入れてください。
〈3〉スライダ部の取付け
(1) 取付面の平行度、平面度が事前に出ているとき
取付面が機械加工面で、事前に下の平行度、平面度が 出ていれば、そのままスライダ部を取付面に取付ける ことができます。 使用ねじ / 使用ワッシャ:六角穴付ボルトM4× 12 (2本)、平ワッシャ(S)2個使用 締め付けトルク:350N·cm
日本語
C、D面平面度
0.05mm以内
C、D面機械の走りに対する平行度 B面〜C面間の平行度
0.05mm/ 60mm以内
B面〜D面間の平行度 B面〜C面の間隔
8.7〜8.8mm
A面:スケール部突き当て面 B面:スケール部取付面 C、D面:スライダ部取付面
取付面がスライダ部の下にくるように機械を動かしま す。 付属のスペーサで取付面とスライダ部の隙間を埋めて から、スライダ部を固定してください。その後スライ ダホルダを止めているねじを外してください。このと き、スライダ部とブラケットが当らないように注意し て機械を動かしてください。
(J
) 15
日本語
【付属のスペーサt=0.1mm(5枚)でスライダ部の隙間を
埋められなかった場合】
その状態で、スライダホルダのスライダ部を止めてい るねじを緩め、スライダ部をスケール部に押し当てな がらボルトで固定してください。
(2) B-C面の間隔を9mmに設定した場合
スライダホルダを止めているねじを緩め、スライダ部を 手で動かしブラケットに合わせ、図3-9の42±0.2mm寸法 の位置で止めてください。スペーサは必要ありません。
ご注意
スライダホルダを止めたまま、ブラケット側を動かす と、スライダ部に当たる恐れがありますので、この方 法では行なわないでください。
42±0.2
8.7〜8.8
(3) スライダ部取付面が精度出しされていない場合
機械本体の取付面が鋳肌面の場合は、取付ブラケット を使用します。 スライダホルダを固定しているねじを緩めずに、スラ イダ部下面と取付ブラケットを合わせ、ブラケットの 高さを調整しながらボルト固定してください。
スケール部
図3-10.
2-平ワッシャ(小)
2-M4×12 (付属品)
4〜6t
スライダ部
スライダホルダ
取付ブラケット
17以下
16
BC
図3-9.
(J)
(4) スライダ部の上側にブラケットを取付ける場合
スライダ部上面と取付ブラケットを合わせて、スケー ル部取付面からの高さが21±0.1mmになるように取付ブ ラケットを調整してください。取付ブラケットはスラ イダホルダ凸部を逃げた形状にしてください。図3-11の ようにスライダ部をボルト(六角穴付ボルト)M5×25 (2本)とナットM5(2個)で固定します。
スライダ凸部
(5) スライダ部の背面にブラケットを取付ける場合
スライダホルダを固定しているねじを緩めずに、スラ イダ部背面と取付ブラケットを合わせ、ブラケットの 高さを調整しながら付属ねじM4×8(2本)で固定してく ださい。
42±0.2
4t
日本語
2-ø5.5
取付用ブラケット
9
7
2-M5×25 (付属品)
37
6~8t
21±0.1
2-M5ナット (付属品)
スライダ部
取付ブラケット
2-M4×8(付属品)
15
図3-12.
図3-11.
* スライダ部の有効ねじ深さは4.5mmです。
取付ブラケットが4mmより薄い場合は、ワッシャで 厚さを調整してください。
(J
) 17
〈4〉スライダホルダの取外し
〈5〉可動範囲の確認
日本語
18
スライダホルダの取付ボルトM2.6(4本)を外し、スライダ ホルダを取外します。
取外し後のねじ穴は必ず目隠しラベル(付属品)を貼って
ふさいでください。目隠しをしないと切削油、切粉、塵 埃が入って中のスケール精度に支障をきたす恐れがあり ます。ラベルには取付年月日と担当者の名前をボールペ ンで記入してください。
M2.6ボルト4本を外します。
スライダホルダ
目隠しラベル (付属品)を貼ります。
図3-13.スライダホルダの取外し方
ご注意
取外したスライダホルダと残りのM2.6ボルト(4本)は保管 しておいてください。
(J)
スケール部とスライダ部取付後は必ず機械を全長にわたっ て移動させて、スケール有効長と機械の移動量が有効長以 内であることを確認してください。 機械の移動量がスケールユニットの有効長+可動余裕量を超 えると、スケールユニットを破損させてしまいますのでご 注意ください。
〈6〉ヘッドケーブルの取付け
ヘッドケーブルは、邪魔にならないように配線止めで固定 します。
ご注意
ヘッドケーブルはスケールユニットと一体構造になっています のでケーブルに負荷がかからないように取付けてください。 ヘッドケーブルを強く引張ったり繰返し折り曲げたりしま すと、断線する恐れがあります。ご注意ください。
配線止め 小ねじM4×5で固定します(付属品)。
図3-14.
〈7〉ケーブルの接続
別売の延長ケーブル (CE10シリーズ) を使用すると、 SR138RおよびGB-ERシリーズと接続ケーブルの間を延長す ることができます。
スケールユニット
延長ケーブル(CE10-**C)
ケーブル長
CE10-**C
44 44
ø18
丸型コネクタ(メス)
ご注意
ケーブルを延長した場合の最大総ケーブル長は、30mまで となっています。
接続ケーブル(CH04-03C)
**
ø18
ø9
丸型コネクタ(オス)
単位:mm
型名 CE10-01C CE10-03C CE10-05C CE10-10C
日本語
ケーブル長
1m 3m 5m
10m
図3-15.
(J
) 19
日本語
ご注意
GB-ERシリーズは、必ずスケールユニットのSerialNo.と
接続ケーブルのコンビネーションNo.が同じ組合わせで接 続してください。
SR138Rシリーズと、別売の接続ケーブル(CH04シリー
ズ)を、電気調整をご依頼されてお求めになられた場合 は、GB-ERシリーズと同様にスケールユニットのSerial No.と接続ケーブルのコンビネーションNo.が同じ組合わ せで接続してください。
別売の接続ケーブル(CH04シリーズ)を単品でお求めの場
合、必ず電気調整が必要となります。
1
2
メス側
B部
メス側
切り欠き部を合わせる
C部
A部
手でまわす
カップリングナット
図3-16.
オス側
オス側
20
(J)
3 A部とB部にスパナを
かけて矢印方向に回す
メス側
3/4回転
B部
図3-17.
A部
C部
オス側
ご注意
スパナ等の工具を用い、締付トルク150〜250N·cmで接続
してください。規定トルクで締付けないと防水性能が保 証されません。
A部とC部にスパナをかけて締めることは行なわないでく
ださい。
〈8〉コンジットケーブルの取付け
コンジットケーブルは、邪魔にならないように配線止めで 固定します。
ご注意
このとき、機械の動作に対して、余裕をもたせて配線する 必要があるので、ご注意願います。
日本語
外す場合
A部とC部にスパナを かけて矢印方向に回す
メス側
C部
A部
B部
図3-18.
オス側
ご注意
A部とB部にスパナをかけて緩めることは行なわないでく
ださい。
配線止め 小ねじM4×10で固定します(付属品)。
図3-19.
(J
) 21
日本語
〈9〉 丸型コネクタの取付け
接続されたオス―メスの丸型コネクタを、付属品のクラン プで固定します。 コネクタは、固定されていないと危険ですので、必ず固定 してください。
1 クランプの開口部側からコネクタにはめ込みます。
2 +BM4×10(2本,付属品)でクランプの上下を共締めす
るように押付けます。
3 クランプの上下が突き当たるまで、しっかりとねじを
締付けます。 コネクタが固定されていることを確認します。
クランプ取付寸法および外形寸法
34
4.4
30
54
6
クランプ
+B(バインド小ねじ) M4×10で締付けます。
22
取付後の高さ寸法は、コネクタ外形と同じとなります。
(J)
突き当たるまで締付けます。
図3-20.
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