デジタルゲージ
/
/ Digital Gauge / Digitale Messtaster
DK812AFR / DK812AFR5 /
DK812AFLR / DK812AFLR5 /
DK812BFR / DK812BFR5 /
DK812BFLR / DK812BFLR5
お買い上げいただき、ありがとうございます。
ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお読みください。
ご使用に際しては、この取扱説明書どおりお使いください。
お読みになった後は、後日お役に立つこともございますので、必ず保管してください。
Read all the instructions in the manual carefully before use and strictly follow them.
Keep the manual for future references.
Lesen Sie die ganze Anleitung vor dem Betrieb aufmerksam durch und folgen Sie
beim Betrieb des Geräts den Anweisungen. Bewahren Sie diese Bedienungsanleitung
zum späferen Nachlesen griffbereit auf.
取扱説明書 / 使用说明书 / Instruction Manual /
Bedienungsanleitung
[For U.S.A. and Canada]
THIS CLASS A DIGITAL DEVICE COMPLIES WITH PART15 OF THE
FCC RULES AND THE CANADIAN ICES-003. OPERATION IS
SUBJECT TO THE FOLLOWING TWO CONDITIONS.
(1) THIS DEVICE MAY NOT CAUSE HARMFUL INTERFERENCE, AND
(2) THIS DEVICE MUST ACCEPT ANY INTERFERENCE RECEIVED,
INCLUDING INTERFERENCE THAT MAY CAUSE UNDERSIGNED
OPERATION.
CET APPAREIL NUMÉRIQUE DE LA CLASSE A EST CONFORME À LA
NORME NMB-003 DU CANADA.
安全のために
当社の製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、操作や設置時にま
ちがった取扱いをすると、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につ
ながることがあり、危険です。また、機械の性能を落としてしまうこともありま
す。
これらの事故を未然に防ぐために、安全のための注意事項は必ず守ってください。
操作や設置、保守、点検、修理などを行なう前に、この「安全のために」を必ず
お読みください。
警告表示の意味
このマニュアルでは、次のような表示をしています。表示内容をよく理解してから
本文をお読みください。
警告
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身
事故につながることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他事故によりケガをしたり周辺の
物品に損害を与えることがあります。
注意を促す記号
注意 感電注意
行為を禁止する記号
分解禁止
(J) (1)
警告
• ケーブルを傷つけたり、加工したり、無理に曲げたり、引張ったりしない
でください。また、重いものをのせたり、熱したりしないでください。
ケーブルが破損し、火災や感電の原因となる恐れがあります。
• 本装置を分解、改造することはおやめください。ケガや感電の恐れがあり
ます。また、内部回路を破損させる原因にもなります。
下記の注意事項を守らないと、死亡、大ケガにつながる
ことがあります。
注意
• 本装置は防爆構造になっておりませんので、可燃性ガスの雰囲気中でのご
使用はおやめください。火災の原因となることがあります。
下記の注意事項を守らないと、ケガをしたり周辺の物品
に損害を与えることがあります。
(2) (J)
一般的な注意事項
以下は当社製品を正しくお使いいただくための一般的注意事項です。個々の詳
細な取扱上の注意は、本取扱説明書に記述された諸事項および注意をうながし
ている説明事項に従ってください。
• 始業または操作時には、当社製品の機能および性能が正常に作動していること
を確認してからご使用ください。
• 当社製品が万一故障した場合、各種の損害を防止するための充分な保全対策を
施してご使用ください。
• 仕様に示された規格以外での使用または改造を施された製品については、機能
および性能の保証は出来ませんのでご留意ください。
• 当社製品を他の機器と組合わせてご使用になる場合は、使用条件、環境などに
より、その機能および性能が満足されない場合がありますので、充分ご検討の
上ご使用ください。
(J) (3)
(4) (J)
目次
1. 使用上のご注意 ........................................................... 1
2. 取付上のご注意 ........................................................... 2
3. 各部の名称 .................................................................. 3
4. 仕様 ............................................................................. 4
5. 測長ユニット出力信号 ................................................ 5
5-1. 出力信号位相差 ..............................................................................................5
5-2. 出力信号アラーム ..........................................................................................6
5-3. 受信装置 .......................................................................................................... 6
6. 別売アクセサリ ........................................................... 7
7. 外形寸法図 .................................................................. 8
(J) i
ii (J)
1. 使用上のご注意
• 本装置に過度の衝撃が加わる場所でのご使用はおやめください。内部を破損、また
は正常な出力信号が得られないことがあります。
• コネクタの抜き差しは、破損や誤動作を防ぐため、必ず電源を切ってから行なって
ください。
• 接続コネクタは表示ユニットのコネクタにロックされるまで差し込みます。コネク
タ着脱の際は必ず表示ユニットの電源をOFFにしてから行なってください。
• 特に強力な磁気が発生するものは、測長ユニットから10cm以上離してください。
• ケーブルを強く引張ったり、ケーブルをつかんで取付けや取外しをしますと、断線
の恐れがあります。
• 測長ユニット本体は、ケーブルのシールド線により、表示ユニットのフレームGND
(アース端子)と電気的に短絡されています。工作機械等へ取付けて他の信号処理装
置と組み合せる場合は、アースレベルにご注意ください。
• 防水型ではありませんので、直接水や油がかからないように使用してください。
• エアーリフター取付口を通じて、真空ポンプなどの利用で測定子操作をする場合に
は、図1のような構成の空圧回路を用いますと、エアー駆動が可能となります。真
空圧は0.04〜0.067MPa程度が適当です。また、吸排気速度をコントロールするた
め、専用チューブの先には図2のようなオリフィスを設けてください。
測定子は排気により引込み操作となります。
• キャリブレーションは1年毎に行なってください。
• 本装置は、スピンドル部に防塵ベローズが付いています。ご使用の雰囲気中の有機
溶剤やオゾンや紫外線などによって、防塵ベローズが著しく劣化する場合がありま
す。この場合、防塵ベローズの定期的(6ヶ月〜1年)な交換、または耐有機溶剤用
防塵ベローズのご使用で対処してください。(耐有機溶剤用防塵ベローズについて
は、営業所またはサービスセンターにお問い合わせください。)
DK812AFLR/DK812AFLR5/
DK812BFLR/DK812BFLR5
図1.空圧回路
図2.オリフィスの寸法
フィッティング
チューブへ
φ 3
C0.5
ケーブル
φ0.3
φ2.5
フィッティング
フィルタ
VG
オリフィス
3 33
1
バルブ
真空発生源
EXH
VAC
VAC.側
取付部
単位:mm
(J) 1
2. 取付上のご注意
• 測定子をねじ込む際、スピンドルに過大なトルクをかけますと、内部の機構を損
傷する場合がありますので、絶対に工具を用いず、手で行なってください。
平面測定子を使用される場合以外は、測定子ゆるみ防止のため、付随の呼び2.5の
スプリングワッシャをはさむか、ねじロックのご使用をおすすめします。(締付
けトルク参考値:0.05〜0.06N・m)
• 測長ユニット取付穴寸法の推奨値は、 φ9.7 ±0.15mmです。
• 取付板厚は以下のとおりです。
DK812Fシリーズ: 6〜11mm
• 取付平行度は測定精度に影響します。
取付板の平行度および測定面に対する直角度は0.02mm/14mm以下におさえ
てください。
• 測長ユニットの取付には、必ず付属の締め付けナット、ウェーブワッシャ、クラ
ンプスパナ、回り止めピンを用いてください(図1)。
注意
締め付け力については、ウェーブワッシャが完全に平に潰れる程度を目安として
ください。
推奨締付け力: 0.6〜1.0N・m
最大締付け力: 2.0N・m
• ケーブルは断線を防ぐため、適当な場所へ固定するようにしてください。また、
ケーブルを強く引いたり、無理に曲げてのご使用は避けてください。(曲げ半径
40mm(内側)以上)
• スピンドルを機械装置に固定して使用する場合には、カップリングDZ-191(別売)
をご使用ください。DZ-191の取付方法については、DZ-191の取扱説明書をご参照
ください。
• 測長ユニットに取付けるフィッティングは、図2の形状のものを準備してくださ
い。特にM4ねじ部の長さ(測長ユニットにねじ込まれる部分の長さ)は、4.5mm
以下としてください。長過ぎる場合、測長ユニットを破損することがあります。
• ステムを固定した後は、回転方向に力を加えないでください。故障の原因となり
ます。
回り止めピン
ウェーブワッシャ
締め付けナット
2 (J)
測長ユニット
取付板
クランプスパナ
測長ユニット本体
へねじ込み
M4
4.5以下
図2.フィッティング寸法 図1
Oリング
φ3
φ9
オリフィス側
チューブへ
単位:mm
3. 各部の名称
防塵ベローズ
測定子
ステム(φ 9.5mm)
締め付けナット ウェーブワッシャ
インターポレーションBOX
エアーリフター取付口
ケーブル
コネクタ
* イラストモデル:DK812AFLR
* DK812AFR/DK812AFR5/DK812BFR/DK812BFR5には、エアーリフターは取付できません。
DK812AFLR
(J) 3
4. 仕様
出力
信号ピッチ
最小分解能
測定範囲
精度(20° Cにて)
測定力
(20° Cにて)
原点
最大応答速度
エアー駆動
耐振動
(10〜2000Hz)
耐衝撃(11ms)
保護等級
使用温度範囲
保存温度範囲
電源電圧
消費電力
ケーブル長
ステム径
※1
質量
測定子
付属品
出力ケーブル長
(後続電子部まで)
寿命
高分解能タイプ 汎用分解能タイプ
DK812AFR、 DK812BFR、 DK812AFR5、 DK812BFR5、
DK812AFLR DK812BFLR DK812AFLR5 DK812BFLR5
A/B/Z相電圧差動型ラインドライバ出力(EIA-422に準拠)
40µm
0.1µ m0 . 5 µm
2mm/12mm
1µ mp-p 1.5µ mp-p
下方位:0.6± 0.3N
横方位:0.5± 0.3N
上方位:0.4± 0.3N
1カ所(スピンドル移動1mmの位置にて)
80m/min 42m/min 250m/min 100m/min
真空引き込み
(DK812AFLR/DK812AFLR5/DK812BFLR/DK812BFLR5)
2
100m/s
1000m/s
2
IP66(インターポレーションBOXとコネクタ除く)
0° C〜50° C
–20° C〜60° C
DC+ 5V± 5%
1W
2.5m
0
φ9.5
–0.009
約30g
超硬合金球面付(DZ-123) スチール球面付
取付ねじM2.5 取付ねじM2.5
取付スペーサ、取扱説明書、補足説明書
22mmax.
500万回
注意
※1 質量は、ケーブル部およびインターポレーションBOXを除いたときの値です。
4 (J)
5. 測長ユニット出力信号
本測長ユニットが出力する信号はA/B/Z相信号でEIA-422に準拠した電圧差動型ラ
インドライバ出力です。
A相
B相
Z相
原点は、A相とB相がHiレベルのときに、Hiレベルになる同期原点です。
DK800A最大応答速度時 DK800B最大応答速度時
(約80m/min時)の出力信号 (約42m/min時)の出力信号
200ns(5MHz)
A相
B相
50ns
400ns(2.5MHz)
A相
B相
100ns
本測長ユニットを接続する制御機またはカウンタの入力最小位相差が、DK800Aの
場合50ns(A相1周期200ns5MHz)、DK800Bの場合100ns(A相1周期400ns2.5
MHz)より小さいことをお確かめの上ご使用ください。
* 特殊仕様にて最小位相差を変更することが可能です。 (「5-1.出力信号位相差」参
照)
5-1. 出力信号位相差
本測長ユニットの移動量はDK800Aは50ns毎、DK800Bは100ns毎に検出され、移
動量に比例した位相差で出力されます。位相差量は、50nsまたは100nsの整数倍
で変化します。
また、A相とB相の最小位相差はDK800Aで50ns、DK800Bで100nsです。
A相
B相
50nsまたは100nsの整数倍
(J) 5
標準仕様の最小位相差はDK800Aは50ns、DK800Bは100nsで固定ですが、下記の
表の最小位相差については、特殊仕様として対応します。
A/B相
最小位相差
50ns
100ns
300ns
500ns
A相1周期
200ns
400ns
1.2µs
2µs
カウンタの
許容周波数
5MHz
2.5MHz
833kHz
500kHz
最大応答速度
分解能0.1µm 分解能0.5µm
80m/min 250m/min
42m/min 100m/min
14m/min 33m/min
8.4m/min 20m/min
備考
DK800A標準品
DK800B標準品
特殊仕様
特殊仕様
5-2. 出力信号アラーム
本測長ユニットが出力するA/B相は、応答速度を超えた場合、アラームとして
約400msの間、Hiレベル状態となります。
アラーム区間
A/B相はHiレベル状態
5-3. 受信装置
20m以下
ラインドライバ
出力:A/B/Z相
* ケーブルを延長する場合は電源電圧を +5V ±5%にしてください。
* 先バラの延長ケーブルはCE22シリーズ(別売アクセサリ)をご使用ください。
6 (J)
受信装置
ラインレシーバ
AM26C32または相当品
6. 別売アクセサリ
• エアーリフター:DZ-801
測定スピンドルの手動操作に便利なエアーリフターが用意されています。
DK812AFLR/DK812AFLR5/DK812BFLR/DK812BFLR5との組合せで使用
できます。
• 延長ケーブル
CE22-01:1m、CE22-03:3m、CE22-05:5m、CE22-10:10m
先バラ線 配線色
信号 ケーブル色相
+ Vcc 赤
0V 白
13.6
41.5
55.5
50
ケーブル長1、3、5、10m
CK-T12:1m、CK-T13:3m、CK-T14:5m、CK-T15:10m
13
φ 11.8
13
φ 10
4.8
6.2
24.3
35.5
49.5
ケーブル長1、3、5、10m
5.5
14
30.5
41.5
A青
A黄
B橙
B灰
Z緑
Z紫
13.6
5.5
単位:mm
13.6
(J) 7
7. 外形寸法図
製品は一部改良のため、予告なく外観・仕様を変更することがあります。
DK812AFR/DK812AFR5/DK812BFR/DK812BFR5
単位:mm
M9
105 ケーブル長2m
φ9.5
φ12
φ4.8
29.7
3
φ 14
締め付けナット ウェーブワッシャ
DK812AFLR/DK812AFLR5/DK812BFLR/DK812BFLR5
4.2
5.8
8
φ 14.5
29.7
M9
17.4
φ 4.8
(t0.3)
8 5.8 4.2
φ 9.5
厚さ:t=15.2mm
(28)
110
(101) ケーブル長0.3m
105
φ 12
97
2-φ 4.5穴
φ9
φ10
21
8 (J)
安全预防措施
Magnescale Co., Ltd. 产品是经周密的安全性考虑而设计的。然而,在运行或安装
时不恰当的操作仍是危险的,它可能会引起火灾、触电而导致死亡、重伤等人身事
故。另外,这些操作也可能损坏机器的性能。
因此,为了防止上述意外发生,请务必遵守安全注意事项,在对本装置进行操作、
安装、维修、检查、修理等工作之前,请仔细阅读本“安全预防措施”。
警告标志的意义
本手册中使用下面的标志,在阅读正文之前请先理解它们的含义。
警告
如果不遵守该标志处的注意事项,可能会引起火灾、触电而导致死亡、重伤等人身
事故。
注意
如果不遵守该标志处的注意事项,可能会引起触电或其它事故而导致受伤、损坏周
围事物等各种意外。
提醒注意的标志
小心 小心触电
禁止行为的标志
禁止拆卸
(CS) (1)
警告
• 不要损坏、加工、过度弯曲、拉、放置重物、或加热电源线,因为这可能
损坏电源线而导致火灾或电击。
• 不要拆卸、改造本装置,因为这可能会导致受伤或电击。另外,这些行为也
可能损坏内部线路。
不遵守下列注意事项可能会导致重大伤亡。
注意
• 本装置没有防爆结构。因此,不要在充有可燃性气体的空气中使用,否则可
能导致火灾。
不遵守下列注意事项可能会导致受伤或损坏周围物体。
(2) (CS)
通用的注意事项
为了确保正确地使用本公司产品,请遵守下述通用的注意事项。有关使用时的各种
详细注意事项,请遵照本使用说明书中记载的诸事项及提醒您注意的说明事项。
• 在使用和操作之前,请先确认本产品的功能及其性能是否正常,然后开始使用。
• 为防止本产品意外发生故障时造成各种损坏,使用前请实施充分的安全保证措
施。
• 请注意,在规格范围外使用本产品以及使用经过改造的本产品时,无法保证其功
能和性能正常。
• 将本产品与其它设备组合使用时,根据使用条件、环境等的不同,可能无法实现
本产品应有的功能和性能。请充分调查兼容性后使用。
(CS) (3)
(4) (CS)