
PasswordManager4
デプロイメント・ガイド

注 注注: ::本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、15ページの付録A『特記事項』に記載
されている情報をお読みください。
第
版
第 第
1版 版
©CopyrightLenovo2012.
制限付き権利に関する通知:データまたはソフトウェアが米国一般調達局(GSA:GeneralServicesAdministration)契約に準じて
提供される場合、使用、複製、または開示は契約番号GS-35F-05925に規定された制限に従うものとします。
(2012年 年
年
9月 月月)

目
次
目 目
次 次
序文....................ii
第
章
概
第 第
1 11章 章
第
章
第 第
2 22章 章
インストール要件..............3
カスタム・パブリック・プロパティ.......3
アップグレードおよび互換性.........4
手動アップグレード...........4
自動アップグレード...........5
要
. ..概 概
要 要
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..1 1
イ
ン
ス
ト
ー
. ..イ イ
ン ン
ス ス
ル
ト ト
ー ー
ル ル
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..3 3
第
章
コ
マ
ン
ド
・
ラ
イ
ン
・
ツ
ー
第 第
3 33章 章
. ..コ コ
マ マ
ン ン
ド ド
・ ・
ラ ラ
イ イ
ン ン
・ ・
1
3
第
章
第 第
管理可能設定の定義.............9
認証ポリシー...............10
ユーザー・インターフェース・ポリシー....10
付
録
付 付
録 録
商標...................15
Active
4 44章 章
. ..Active Active
A.
特
A. A.
特 特
Directory
Directory Directory
記
事
項
記 記
事 事
項 項
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..15 15
サ
ポ
サ サ
ポ ポ
ル
ツ ツ
ー ー
ル ル
. ... ... ..7 7
ー
ト
ー ー
ト ト
. ... ... ... ..9 9
7
9
15
©CopyrightLenovo2012
i

序
文
序 序
文 文
本書に記載されている情報は、ThinkVantage
と呼びます)をインストールしたLenovo
本ガイドはIT管理者または組織全体にPasswordManager4を展開する責任者向けです。ご提案またはコメ
ントは、Lenovo認定担当者にご連絡ください。本書は定期的に更新されます。最新のバージョンについて
は、LenovoWebサイト(http://www.lenovo.com/support)で確認できます。
PasswordManagerの使用に関するご質問や詳細については、PasswordManagerのヘルプ・システムを参照
してください。
®
PasswordManager4プログラム(以降、『PasswordManager』
®
コンピューターを対象としています。

第
1
章
概
第 第
1 1
章 章
本章では、PasswordManager4の概要を説明します。PasswordManagerを使用すると、ユーザーID、パス
ワード、およびその他の個人情報など、アプリケーションやWebサイトにアクセスして管理するための
忘れがちなアカウント情報を管理できます。PasswordManagerは、アプリケーションやWebサイトへのア
クセスがセキュアに保たれるように、個人情報を保護します。また、PasswordManagerでは、Windowsパ
スワードを覚えておくか指紋を提示すればよいため、時間と労力が節約されます。
PasswordManagerを使用することにより、以下を実行できます。
要
概 概
要 要
Windows
•Windows Windows
PasswordManagerは、WindowsComputerAssistedPersonalInterviewing(CAPI)を通じて情報すべてを自
動的に暗号化します。機密のパスワード情報は、Microsoft
AdvancedEncryptionStandard(AES)で保護されます。
ユ
ー
•ユ ユ
ー ー
PasswordManagerは、アプリケーションまたはWebサイトにアクセスするときのログイン・プロセスを
自動化します。ログオン情報がPasswordManagerに保存されている場合は、PasswordManagerが自動的に
必須フィールドへの入力を行い、Webサイトまたはアプリケーションにログインできるようにします。
Password
•Password Password
PasswordManagerでは、アカウント項目を編集し、すべてのオプション機能を1つの使いやすいイン
ターフェースにセットアップすることができます。このインターフェースにより、パスワードと個人情
報の管理を迅速かつ容易に行えるようになります。それと同時に、項目に関連する変更のほとんどは
PasswordManagerが自動的に検出できるため、ユーザーはさらに簡単に項目を更新できます。
追
加
•追 追
加 加
PasswordManagerは、機密情報がWebサイトまたはアプリケーションに送信されると、それを自動的に
検出できます。検出が行われると、PasswordManagerはユーザーにプロンプトを出して情報を保存する
ように促し、こうして機密情報の保存プロセスを単純化します。
セ
キ
•セ セ
キ キ
PasswordManagerを使用すると、ユーザーはテキスト・データをセキュア・ノートに保存することがで
きます。セキュア・ノートは、他のWebサイトやアプリケーションの項目と同じレベルのセキュ
リティーで保護できます。
ロ
グ
•ロ ロ
グ グ
PasswordManagerでは、機密の個人情報をエクスポートして、その情報をPC間で安全に移動させるこ
とができます。ログオン情報をPasswordManagerからエクスポートすると、リムーバブル・メディアへ
の保存が可能な、パスワード保護されたエクスポート・ファイルが作成されます。このエクスポート・
ファイルを使用して、あらゆる場所で自分の個人情報にアクセスしたり、PasswordManagerを使用して
項目を別のPCにインポートしたりできます。
CAPI
に
CAPI CAPI
に に
ー
ID
ザ ザザー ー
ス スステ テ
ュ ュュア ア
オ オオン ン
と
ID ID
と と
Manager
Manager Manager
テ
プ
ッ ッップ プ
を をを必 必必要 要要と ととし ししな なない いい情 情
ア
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・ ・・ノ ノ
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ン
報
情 情情報 報
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パ
パ パ
べ べべて てての のの保 保保管 管管情 情
ス ススワ ワワー ーード ドドの のの自 自自動 動動入 入入力 力
イ イイン ンンタ タター ーーフ フフェ ェェー ーース ススを をを使 使使用 用用し しして てて入 入入力 力力項 項項目 目目を をを編 編
情
報 報報の のの暗 暗暗号 号号化 化
力
情
の
保 保保存 存
イ
存
ン ンンポ ポポー ーート ト
報 報報の の
保
存
存 存
お
よ よよび びびイ イ
化
ト
®
CryptoAPIによる256ビット・キーの
編
す
る
集 集集す す
る る
©CopyrightLenovo2012
1

2PasswordManager4デプロイメント・ガイド

第
2
章
イ
ン
ス
ト
ー
第 第
2 2
章 章
イ イ
ン ン
ス ス
ト ト
本章では、PasswordManagerをインストールする方法について説明します。
PasswordManagerをインストールする前に、プログラムのアーキテクチャーを理解することをお勧めしま
す。本章では、PasswordManagerのアーキテクチャーについて説明し、プログラムをインストールする
前に必要な追加情報を提供します。
PasswordManagerセットアップ・パッケージは、InstallShieldを使用するBasicMSIプロジェクトとして開
発されました。InstallShieldは、Windowsインストーラーを使用してアプリケーションをインストールしま
す。これにより、管理者には、コマンド・ラインからのプロパティ値の設定などの、インストールをカス
タマイズする多くの機能が提供されます。この章では、PasswordManagerセットアップ・パッケージ
を使用し実行するためのさまざまな方法について説明します。より正しく理解するために、このパッ
ケージのインストールを開始する前に、章全体をお読みください。
イ
ン
ス
ト
ー
ル
要
イ イ
ン ン
ス ス
ト ト
ー ー
このトピックでは、PasswordManagerセットアップ・パッケージをインストールするためのシステム要件
について説明します。最良の結果を得るために、次のWebサイトにアクセスして、ソフトウェアが最新
版であることを確認してください。
http://support.lenovo.com/en_US/downloads/detail.page?LegacyDocID=MIGR-61432
PasswordManagerをインストールするには、Lenovo製PCが次の要件を満たしているか、それ以上で
あることが必要です。
件
ル ル
要 要
件 件
ル
ー ー
ル ル
•オペレーティング・システム:MicrosoftWindows8またはWindows7(.NETFramework3.5またはそれ
以降のバージョンが必要)。
•メモリー:256MB以上推奨
–共用メモリー設定の場合、共用メモリーのBIOS設定を8MB以上に設定する必要があります。
–非共用メモリー設定の場合、非共用メモリーは120MB以上必要です。
•ハードディスク・ドライブ空き容量300MB。
•解像度800x600ピクセルおよび24ビット・カラーをサポートするVGA対応ビデオ。
•ユーザーはPasswordManagerをインストールするための管理者権限を持っている必要があります。
カ
ス
タ
ム
・
パ
ブ
リ
ッ
ク
・
プ
ロ
パ
テ
カ カ
ス ス
タ タ
ム ム
・ ・
パ パ
ブ ブ
リ リ
ッ ッ
ク ク
・ ・
プ プ
ロ ロ
PasswordManagerセットアップ・パッケージには、インストールの実行時にコマンド・ラインで設定でき
るカスタム・パブリック・プロパティが含まれています。次の表に、Windowsオペレーティング・システ
ムのカスタム・パブリック・プロパティを示します。
表 1. カ ス タ ム ・ パ ブ リ ッ ク ・ プ ロ パ テ ィ
明
プ ププロ ロロパ パパテ テティ ィ
CREATESHORTCUT
ィ
説 説説明 明
項目を『ス ススタ タター ーート トト』メニューに追加するには、コマンド・ラインで
CREATESHORTCUT=1と設定します。
ィ
パ パ
テ テ
ィ ィ
©CopyrightLenovo2012
3

ア
ッ
プ
グ
レ
ー
ド
お
よ
び
互
換
ア ア
ッ ッ
プ プ
グ グ
レ レ
ー ー
ド ド
お お
よ よ
び び
PasswordManager3またはClientSecuritySolutionがインストールされているコンピューターにPassword
Manager4をインストールする場合、アップグレードがサポートされていないことを示すメッセージが表
示されます。データをパスワードで保護されたエクスポート・ファイルに手動でエクスポートしてか
ら、コンピューターからPasswordManager3またはClientSecuritySolutionをアンインストールするよう
促されます。PasswordManager4のインストール後、このエクスポート・ファイルを使用してデータを
PasswordManager4に手動でインポートできます。
PasswordManager4がインストールされているコンピューターにPasswordManager3またはClientSecurity
Solutionをインストールしようとすると、エラーが表示され、インストールが停止します。
手
動
ア
ッ
プ
グ
レ
ー
手 手
動 動
ア ア
ッ ッ
プ プ
グ グ
このトピックでは、PasswordManager3またはClientSecuritySolutionがインストールされているコンピュー
ターにPasswordManager4を手動でインストールする方法について説明します。
PasswordManager4を手動でインストールするには、次のようにします。
1.パスワード項目リストをエクスポートします。
a.パスワード項目リストを保存したユーザー・アカウントでコンピューターにログインします。
b.コンピューターにインストールされているPasswordManager3またはClientSecuritySolution
を起動します。
c.メニュー・バーで、『イ イイン ンンポ ポ
ポ
ト
ポ ポ
ー ーート ト
』を選択します。
d.ファイル名を指定し、EXEファイルまたはPWMファイルとして保存します。
e.パスワードを入力して、エクスポート・ファイルを保護します。
ド
レ レ
ー ー
ド ド
性
互 互
換 換
性 性
ポ
ー ーート ト
ト
/ //エ エエク ククス ススポ ポポー ー
ー
ト トト』をクリックして、『項 項項目 目目リ リリス ス
ス
の
エ
ト トトの の
ス
エ エ
ク ククス ス
:
注 注注: :
•EXEファイルは、ポータブルなエクスポート・ファイルです。PasswordManagerをインス
トールしなくても、このEXEファイルを実行すれば、保存済みパスワード項目リストを参
照できます。EXEファイルかPWMファイルを使用して、パスワード項目リストをPassword
Manager4にインポートできます。
•このコンピューターに他のユーザー・アカウントがある場合、各ユーザー・アカウントにログ
インし、上記の手順を繰り返してパスワード項目リストをエクスポートします。
2.PasswordManager3またはClientSecuritySolutionをアンインストールします。
a.『コントロールパネル』の『プ ププロ ロログ ググラ ラ
Client
b.『Client Client
します。
c.画面に表示される説明に従ってアンインストール処理を完了し、コンピューターを再起動します。
3.PasswordManager4をインストールします。
a.次に移動します。
http://support.lenovo.com/en_US/downloads/detail.page?LegacyDocID=MIGR-61432
b.PasswordManagerセクションに移動し、バージョン・リンクをクリックします。
c.PasswordManagerreadmeファイルを開き、記載されている指示に従ってプログラムをインス
トールします。
d.コンピューターを再起動します。
4.パスワード項目リストをインポートします。
a.PasswordManager4を起動します。
Security
Security Security
Password
- --Password Password
Manager
Manager Manager
ラ
』をダブルクリックし、『ア ア
ム ムムの ののア ア
ア
ン ンンイ イイン ンンス ススト トトー ー
ー
ル ルル』をクリックします。
ア
ン ンンイ イイン ンンス ス
ス
ト トトー ーール ルル』をクリック
4PasswordManager4デプロイメント・ガイド

イ
b.メニュー・バーの『イ イ
ウィザードが開始します。
パ
c.『パ パ
します。
d.エクスポート・ファイル名を入力するか、または『参 参
ルを選択します。『次 次
e.必要に応じて、『既 既
します。
f.『次 次
イルを保護するパスワードを入力します。
g.『完 完
示されます。『OK OK
注 注注: ::パスワード項目リストをエクスポートしないままPasswordManager4にアップグレードした場
合は、次のようにします。
1.PasswordManager4をアンインストールします。
2.PasswordManager3またはClientSecuritySolutionをインストールします。
3.このトピックで説明した手順に従って、PasswordManager3またはClientSecuritySolutionからパスワー
ド項目リストをエクスポートしてから、それをPasswordManager4にインポートします。
自
動
ア
自 自
動 動
ア ア
このトピックでは、PasswordManager3またはClientSecuritySolutionがインストールされているコンピュー
ターにPasswordManager4を自動的にインストールする方法について説明します。
ワ
ス ススワ ワ
ー ーード ドドを ををバ ババッ ッック ククア アアッ ッップ プ
既
次
へ へへ』をクリックします。次に、『パ パパス ス
完
了 了了』をクリックします。ログオン情報が正常にインポートされたことを示すメッセージが表
OK
ッ
プ
グ
レ
ー
ッ ッ
プ プ
グ グ
レ レ
ド
ー ー
ド ド
ポ
ン ンンポ ポ
ー ーート トト/ //エ エエク ククス ススポ ポポー ーート トト』をクリックします。インポート/エクスポート・
プ
・ ・・フ フファ ァァイ イ
次
へ へへ』をクリックします。
存
存 存
』をクリックして、インポート/エクスポート・ウィザードを閉じます。
の ののパ パパス ス
ス
ワ ワワー ーード ド
イ
ル
ル ル
か かから ららイ イイン ンンポ ポポー ーート トト』をクリックして、『次 次
参
照 照照』をクリックしてエクスポート・ファイ
ド
と
と と
マ ママー ーージ ジジ』または『既 既
ス
ワ ワワー ーード ドドの のの入 入入力 力力』フィールドに、エクスポート・ファ
既
存 存存の ののパ パパス ススワ ワ
次
へ へへ』をクリック
ワ
ド
ー ーード ド
を をを上 上上書 書書き きき』を選択
注 注注: ::以下の手順で、現在のログイン・ユーザーだけのパスワード項目を移行できます。
PasswordManager4を自動的にインストールするには、次のようにします。
1.次のLenovoサポートWebサイトから自動アップグレード・ツール・パッケージをダウンロードしま
す。http://support.lenovo.com/en_US/downloads/detail.page?LegacyDocID=MIGR-61432
2.ダウンロードしたパッケージをダブルクリックします。
3.画面の指示に従って、アップグレードを完了します。
第2章.インストール5

6PasswordManager4デプロイメント・ガイド

第
3
章
コ
マ
ン
ド
・
ラ
イ
ン
・
ツ
ー
第 第
3 3
章 章
コ コ
マ マ
ン ン
ド ド
・ ・
ラ ラ
イ イ
ン ン
・ ・
ツ ツ
企業のIT管理者はコマンドライン・インターフェースを使用して、ローカルまたはリモートから
PasswordManagerの機能を実装することもできます。この章では、コマンド・ライン・ツールについて
の情報を記載しています。
ル
ー ー
ル ル
パ パパス ススワ ワワー ーード ドド・ ・・デ デ
以下のコマンドを使用して、パスワード項目のインポート、エクスポートを行います。
"C:ProgramFiles<x86>LenovoPasswordManagerpwm_utility.exe"/?
パラメーターを次の表に示します。
パ パパラ ララメ メメー ーータ タター ー
/hまたは/?
FilePath
/e
/i
password
merge
以下のコマンドは、123456というパスワードで保護されたパスワード・データベース・ファイル
mypassword_upgrade.pwmをインポートする方法を示す一例です。
pwm_utility.exe/ilepath="%temp%mypassword_upgrade.pwm"password="123456"
デ
ー ーータ タタベ ベベー ー
ー
ー
・
ス スス・ ・
フ フファ ァァイ イイル ルルの ののイ イイン ン
果
結 結結果 果
ヘルプ・メッセージを表示します。
インポートまたはエクスポートするパスワード・データベースのファイル名と
ファイル・パスを指定します。
パスワード・データベース・ファイルをエクスポートします。
パスワード・データベース・ファイルをインポートします。
パスワードで保護されるデータベース・ファイルのパスワードを指定します。
既存のパスワード項目とインポートされたパスワード・データベース・レコード
をマージします。
ン
ポ ポポー ーート トト/ //エ エエク ククス ススポ ポポー ーート ト
ト
注 注注: ::PasswordManager3またはClientSecuritySolutionからエクスポートされたパスワード・データベー
ス・ファイルは、PasswordManager4にインポートできます。しかし、PasswordManager4からエクス
ポートされたパスワード・データベース・ファイルは、PasswordManager3およびClientSecuritySolution
にインポートできません。
©CopyrightLenovo2012
7

8PasswordManager4デプロイメント・ガイド

第
4
章
第 第
4 4
ADM(管理用)テンプレート・ファイルは、クライアントPC上のアプリケーションで使用されるポリシー
設定を定義します。ポリシーとは、アプリケーションの動作を管理する特定の設定のことです。ポリシー
設定は、ユーザーがアプリケーションを使用して特定の設定値を設定できるかどうかも定義します。
サーバー上の管理者が定義する設定は、ポリシーとして定義されます。クライアントPC上のユーザーが
定義する、アプリケーションに関する設定は、プリファレンスとして定義されます。Microsoft社による定
義のとおりに、ポリシー設定はプリファレンスより優先します。たとえば、ユーザーは自分のデスクトッ
プ上に背景イメージを表示することができます。これは、ユーザー・プリファレンスです。管理者は、
ユーザーが特定の背景イメージを使用しなければならないことを決定する設定をサーバー上で定義できま
す。管理者のポリシー設定は、ユーザー・プリファレンスよりも優先されます。
ThinkVantageプログラムは、設定を確認する際に、次の順序で設定を検索します。
•コンピューター・ポリシー
•ユーザー・ポリシー
•デフォルトのユーザー・ポリシー
•PCプリファレンス
•ユーザー・プリファレンス
•デフォルトのユーザー・プリファレンス
前述のように、コンピューター・ポリシーとユーザー・ポリシーを含むすべてのポリシーが、管理者に
よって定義されます。XML構成ファイルかActiveDirectoryのグループ・ポリシーを使用してこれらの設
定値を初期化できます。PCプリファレンスとユーザー・プリファレンスは、クライアントPC上のユー
ザーによって、アプリケーション・インターフェース内のオプションを使用して設定されます。デフォル
トのユーザー・プリファレンスは、XML構成スクリプトによって初期化されます。
Active
章 章
Active Active
Directory
Directory Directory
サ
ポ
ー
サ サ
ポ ポ
ト
ー ー
ト ト
ユーザーは値を直接には変更しません。ユーザーがこれらの設定値に変更を加えるには、ユーザー・プリ
ファレンスを更新します。ActiveDirectoryを使用していないお客様は、クライアント・コンピューターに
デプロイされるポリシー設定のデフォルト・セットを作成することができます。管理者は、XML構成スク
リプトを変更して、プログラムのインストール時にそれらが処理されるように指定することができます。
管
理
可
能
設
定
の
定
管 管
理 理
可 可
能 能
設 設
定 定
の の
PasswordManagerポリシーをグループ・ポリシー・エディターで設定できます。以下の例では、グルー
プ・ポリシー・エディター内の『指 指指紋 紋紋頻 頻
例:
コ
『 『『コ コ
ン ンンピ ピピュ ュュー ーータ タ
➙
認
➙ ➙
『 『『認 認
ADMファイルは、レジストリー内の、設定が反映される場所を示します。これらの設定は、レジ
ストリー内の次の場所になければなりません。
定
設 設設定 定
コンピューター・ポリ
シー
ユーザー・ポリシー
タ
ー ーーの のの構 構構成 成成』 』
ポ
シ
証 証証ポ ポ
リ リリシ シ
』
ー ーー』 』
義
定 定
義 義
頻
度 度度』オプションの場所を示します。
』
➙
管
➙ ➙
『 『『管 管
➙
➙ ➙
紋
『 『『指 指指紋 紋
レ レレジ ジジス ススト トトリ リリー ーーの のの場 場場所 所
HKLMSoftwarePoliciesLenovoPasswordManager
HKCUSoftwarePoliciesLenovoPasswordManager
用
理 理理用 用
テ テテン ンンプ プ
度
』
頻 頻頻度 度
』 』
所
プ
ー
』
➙
レ レレー ー
ト トト』 』
ThinkVantage
➙ ➙
『 『『ThinkVantage ThinkVantage
』
➙
』 』
Password
➙ ➙
『 『『Password Password
Manager
Manager Manager
』
』 』
©CopyrightLenovo2012
9

定
設 設設定 定
デフォルトのユーザー・
ポリシー
PCプリファレンス
ユーザー・プリファレ
ンス
デフォルトのユーザー・
プリファレンス
認
証
ポ
リ
シ
認 認
証 証
ポ ポ
次のディレクトリにある認証ポリシーをグループ・ポリシー・エディターで設定できます。
•コンピューター・ポリシーの場合:『 『『コ コ
ThinkVantage
『 『『ThinkVantage ThinkVantage
•ユーザー・ポリシーの場合:『 『『ユ ユユー ーーザ ザザー ーーの のの構 構構成 成成』 』
➙
Password
➙ ➙
『 『『Password Password
次の表に、上記の認証レベルに対する値および設定を示します。
表2.認証ポリシー設定
ー
ポ ポポリ リリシ シシー ー
ー
リ リ
シ シ
ー ー
』
』 』
Manager
Manager Manager
レ レレジ ジジス ススト トトリ リリー ーーの のの場 場場所 所
HKLMSoftwarePoliciesLenovoPasswordManagerUserdefaults
HKLMSoftwareLenovoPasswordManager
HKCUSoftwareLenovoPasswordManager
HKLMSoftwareLenovoPasswordManagerUserdefaults
➙
Password
➙ ➙
『 『『Password Password
』
➙
』 』
➙ ➙
説 説説明 明
Manager
Manager Manager
証
『 『『認 認認証 証
明
ポ ポポリ リリシ シシー ー
所
コ
ピ
ン ンンピ ピ
ュ ュュー ーータ タター ーーの のの構 構構成 成成』 』
』
➙
』 』
➙ ➙
『 『『認 認認証 証証ポ ポポリ リリシ シ
ー
』
』 』
』
➙
➙ ➙
『 『『管 管管理 理理用 用用テ テ
』
➙
➙ ➙
『 『『管 管管理 理理用 用用テ テテン ン
シ
』
ー ーー』 』
テ
ン ンンプ ププレ レレー ーート トト』 』
ン
レ
プ ププレ レ
』
➙
『
ThinkVantage
➙ ➙
『 『
ThinkVantage ThinkVantage
ー ーート トト』 』
』
➙
➙ ➙
』
』 』
指紋頻度指紋が必要であるかどうかを制御します。
頻度を『毎 毎毎回 回回』または『ロ ロログ ググオ オオン ンンの のの度 度度に にに1 11回 回回』に設定できます。
無効にする
ユ
ー
ザ
ー
・
ユ ユ
ー ー
ザ ザ
次のディレクトリーにあるユーザー・インターフェース・ポリシーをグループ・ポリシー・エディ
ターで設定できます。
•コンピューター・ポリシーの場合:『 『『コ ココン ンンピ ピピュ ュュー ーータ タ
ThinkVantage
『 『『ThinkVantage ThinkVantage
•ユーザー・ポリシーの場合:『 『『ユ ユユー ーーザ ザ
Password
『 『『Password Password
次の表に、ユーザー・インターフェースのポリシー設定を示します。
表3.ユーザー・インターフェースのポリシー設定
ー
ポ ポポリ リリシ シシー ー
『インポート/エクスポート』オ
プション
イ
ー ー
・ ・
イ イ
ン ン
』
』 』
Manager
Manager Manager
通常の認証が失敗した場合のバックアップ認証の要件を定義します。
ン
タ
ー
フ
ェ
ー
ス
・
ポ
リ
シ
タ タ
ー ー
フ フ
ェ ェ
ー ー
ス ス
・ ・
ポ ポ
➙
Password
➙ ➙
『 『『Password Password
ザ
ユ ユユー ーーザ ザ
Manager
Manager Manager
イ
ー ーー・ ・・イ イ
説 説説明 明
PasswordManagerの『イ イイン ンンポ ポポー ーート トト/ //エ エエク ククス ススポ ポポー ーート トト』ボタンを表示するか、ぼ
かすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
ユ ユユー ーーザ ザザー ーー・ ・
ザ
ン ンンタ タター ーーフ フフェ ェェー ーース スス』 』
明
ー ーーの のの構 構
構
成
成 成
リ リ
シ シ
タ
・
』
➙
』 』
➙ ➙
』
ー
ー ー
構
ー ーーの のの構 構
イ イイン ンンタ タター ーーフ フフェ ェェー ーース ス
『 『『管 管管理 理理用 用用テ テ
』
成 成成』 』
テ
ン ンンプ プ
➙
➙ ➙
プ
『 『『管 管管理 理理用 用用テ テ
ス
レ レレー ー
テ
ン
ン ン
プ ププレ レレー ーート トト』 』
』
』 』
ー
』
➙
ト トト』 』
ThinkVantage
➙ ➙
『 『『ThinkVantage ThinkVantage
』
➙
➙ ➙
』
➙
』 』
➙ ➙
注 注注: ::PasswordManager4.0以降のバージョンが該当します。
『設定』オプションPasswordManagerの『設 設設定 定定』ボタンを表示するか、ぼかすか、非表示にしま
す。
10PasswordManager4デプロイメント・ガイド

表 3. ユ ー ザ ー ・ イ ン タ ー フ ェ ー ス の ポ リ シ ー 設 定 ( 続 き )
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.0以降のバージョンが該当します。
『概要』タブ・オプションPasswordManagerの『概 概概要 要要』設定ページを表示するか、ぼかすか、非表示
にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『制限付きWebサイト』タブ・オ
プション
PasswordManagerの『制 制制限 限限付 付付き ききサ ササイ イイト トト』オプションを表示するか、ぼかす
か、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『制限付きアプリケーション』タ
ブ・オプション
PasswordManagerの『制 制制限 限限付 付付き ききア アアプ ププリ リリケ ケケー ーーシ シショ ョョン ンン』オプションを表示する
か、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『認証』タブ・オプションPasswordManagerの『認 認認証 証証』オプションを表示するか、ぼかすか、非表示
にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『拡張』タブ・オプションPasswordManagerの『拡 拡拡張 張張』オプションを表示するか、ぼかすか、非表示
にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
IEサポート・オプションInternetExplorer
®
サポートを有効または無効にするためのオプションを『設
定』ウィンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
Firefoxサポート・オプションFirefoxサポートを有効または無効にするためのオプションを『設定』ウィン
ドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
Chromeサポート・オプションGoogleChromeサポートを有効または無効にするためのオプションを『設定』
ウィンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
第4章.ActiveDirectoryサポート11

表 3. ユ ー ザ ー ・ イ ン タ ー フ ェ ー ス の ポ リ シ ー 設 定 ( 続 き )
Windowsアプリケーション・サ
ポート・オプション
自動入力オプションドメインまたはURLの自動入力を選択するためのオプションを『設定』ウィ
ショートカット数オプションWebサイトのショートカット数を設定するためのリスト・ボックスを『設
制限付きURLの追加オプション制限付きURLを追加するための編集ボックスとボタンを『設定』ウィンド
Windowsアプリケーション・サポートを有効または無効にするためのオプ
ションを『設定』ウィンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
ンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
定』ウィンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
ウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
制限付きURLの削除オプション制限付きURLを削除するためのボタンを『設定』ウィンドウで表示する
か、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『常に認証のプロンプトを表示す
る』オプション
指紋センサーが機能していないと
きにパスワードの使用を有効にす
るためのオプション
『PasswordManagerの有効/無効』
オプション
『常 常常に にに認 認認証 証証の ののプ ププロ ロロン ンンプ ププト トトを をを表 表表示 示示す すする るる』チェック・ボックスを『設定』ウィン
ドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
指紋センサーが機能していないときに、パスワードの使用を有効にするた
めのコントロールを『設定』ウィンドウで表示するか、ぼかすか、非表示
にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
PasswordManagerを有効または無効にするためのオプションを『設定』ウィ
ンドウで表示するか、ぼかすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
12PasswordManager4デプロイメント・ガイド

表 3. ユ ー ザ ー ・ イ ン タ ー フ ェ ー ス の ポ リ シ ー 設 定 ( 続 き )
『パスワードのクリア』オプション『パ パパス ススワ ワワー ーード ドドの ののク ククリ リリア アア』ボタンを『設定』ウィンドウで表示するか、ぼ
かすか、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
『設定のリセット』オプション『設 設設定 定定の ののリ リリセ セセッ ッット トト』ボタンを『設定』ウィンドウで表示するか、ぼかす
か、非表示にします。
デフォルト:表示。
注 注注: ::PasswordManager4.1以降のバージョンが該当します。
第4章.ActiveDirectoryサポート13

14PasswordManager4デプロイメント・ガイド

付
録
A
特
記
事
付 付
録 録
A A
特 特
記 記
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利用可能な製品、サービス、および機能については、レノボ・ジャパンの営業担当員にお尋ねくださ
い。本書でLenovo製品、プログラム、またはサービスに言及していても、そのLenovo製品、プログ
ラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、
Lenovoの知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを
使用することができます。ただし、Lenovo以外の製品、プログラム、またはサービスの動作・運用に
関する評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
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あります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではあ
りません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
L enovo (Unit ed S tat es), Inc.
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る場合、強行規定の制限を受けるものとします。
項
事 事
項 項
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更は本書の次版に組み込まれます。Lenovoは予告なしに、随時、この文書に記載されている製品また
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命維持アプリケーションで使用されることを意図していません。本書に記載される情報が、Lenovo製品仕
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商
標
商 商
標 標
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16PasswordManager4デプロイメント・ガイド