Machine Types: 3425, 3980, 5214, 5354
ThinkCentre
ユーザー・ガイド
注
1. Lenovo パーソナル・コンピューターのマシン・タイプ 3425 、3980 、5214 、および 5354 の販売および使用は、日本国内
でのみ認められています。本書のすべての情報は、前述のマシン・タイプにのみ適用されます。
2. 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、「ThinkCentre
ージの『特記事項』に記載されている情報を読んで理解してください。
情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) の基準に基づくクラス B 情報技術装置です。この装置は、家庭環
境で使用することを目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こ
すことがあります。取扱説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
安全上の注意と保証についての手引き
」および 61 ペ
第1 版第1 刷 2009.9
© Copyright Lenovo 2009.
目次
重要な安全上の注意 ..........v
第 1 章 製品の概要 ..........1
特長 .................1
仕様 .................3
ソフトウェアの概要 ............4
Windows オペレーティング・システムに付属のソ
フトウェア ..............4
部品の位置 ...............6
コンピューターの前面にあるコネクターの位置 ..6
コンピューター背面のコネクターの位置 ....7
構成部品の位置 ............9
システム・ボード上の部品の位置 ......10
第 2 章 ハードウェアの取り付けと交換 11
静電気に弱い装置の取り扱い ........11
ハードウェアの取り付けと交換 ........11
外部オプションの取り付け ........12
コンピューターのカバーの取り外し .....12
前面ベゼルを取り外して再び取り付ける ....13
メモリー・モジュールの取り付けまたは交換 ..15
ハードディスク・ドライブの交換 ......16
光学式ドライブの交換 ..........18
ヒートシンクの交換 ..........20
システム・ファンの交換 .........22
AC 電源アダプターの交換 ........24
キーボードまたはマウスの交換 .......25
部品交換の完了 ............26
セキュリティー機能の取り付け ........28
内蔵ケーブル・ロック ..........28
パスワード保護 ............28
紛失したり忘れた場合のパスワードの消去
(CMOS のクリア)...........29
第 3 章 リカバリー情報........31
リカバリー・メディアの作成および使用 .....31
リカバリー・メディアの作成 .......32
リカバリー・メディアの使用 .......32
バックアップおよびリカバリー操作の実行 ....33
バックアップ操作の実行 .........34
リカバリー操作の実行 ..........34
Rescue and Recovery ワークスペースの使用 ...35
レスキュー・メディアの作成および使用 .....36
レスキュー・メディアの作成 .......37
レスキュー・メディアの使用 .......37
リカバリー修復ディスケットの作成および使用 ..38
リカバリー修復ディスケットの作成 .....38
リカバリー修復ディスケットの使用 .....39
デバイス・ドライバーのインストールおよび再イン
ストール ...............39
始動順序でのレスキュー・デバイスの設定 ....40
リカバリー問題の解決 ...........40
第 4 章 装置構成ユーティリティーの使用 41
装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムの始動 ...............41
設定値の表示と変更 ...........41
パスワードの使用 ............41
パスワードの考慮事項 ..........42
ユーザー・パスワードの設定 .......42
スーパーバイザー・パスワードの変更 ....42
パスワードの設定、変更、削除 .......42
デバイスを有効または無効にする .......43
起動デバイスの選択 ...........43
一時的な起動デバイスの選択 .......43
起動デバイス順序の選択および変更 .....44
装置構成ユーティリティー・プログラムの終了 ..44
第 5 章 システム・プログラムの更新 ..45
システム・プログラムの使用 ........45
ディスクからの BIOS の更新 (フラッシュ)....45
オペレーティング・システムからの BIOS の更新
(フラッシュ)..............46
第 6 章 トラブルシューティングおよび診
断 .................47
基本的なトラブルシューティング .......47
診断プログラム .............48
Lenovo ThinkVantage Toolbox .......48
Lenovo System Toolbox .........49
PC-Doctor for Rescue and Recovery .....49
PC-Doctor for DOS ...........50
マウスのクリーニング ...........51
光学マウス .............51
ボール付きマウス ...........52
第 7 章 情報、ヘルプ、およびサービスの
入手 ................55
製品情報の入手方法 ...........55
「Online Books 」フォルダー ........55
Lenovo ThinkVantage Tools ........55
ThinkVantage Productivity Center ......56
Lenovo Welcome ............56
Access Help .............56
安全上の注意と保証についての手引き ....57
Lenovo Web サイト (http://www.lenovo.com/ また
は http://www.lenovo.com/jp/) ........57
ヘルプおよびサービス ...........57
資料および診断プログラムの使用 ......57
サービスの依頼 ............58
その他のサービスの使用 .........59
© Copyright Lenovo 2009 iii
追加サービスの購入 ..........59
商標 .................62
付録. 特記事項............61
映像出力の注意事項 ...........62
索引 ................63
iv
ユーザー・ガイド
重要な安全上の注意
注意:
本書のご利用前に、本製品に関連する安全上の注意をすべてお読みのうえ理解して
ください。最新の安全上の注意については本製品に付属の「ThinkCentre
意と保証についての手引き
だき内容をご理解いただくことで、人的な傷害やご使用の製品の損傷の危険性を低
減することができます。
安全上の注
」を参照してください。この安全上の注意をお読みいた
「ThinkCentre
の Lenovo
http://www.lenovo.com/support
安全上の注意と保証についての手引き
®
サポート Web サイトから PDF 版を入手できます。
」をお持ちでない場合は、以下
© Copyright Lenovo 2009 v
vi ユーザー・ガイド
第 1 章 製品の概要
この章では、コンピューターの機能、仕様、初期インストール済みソフトウェア・
プログラム、および部品とコネクターの位置について説明します。
特長
このセクションには、コンピューターの機能に関する情報が含まれています。
システム情報
以下の説明では、さまざまなモデルがカバーされています。特定のモデルの情
報については、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラムを使用し
てください。 41 ページの『第 4 章 装置構成ユーティリティーの使用』を参
照してください。
マイクロプロセッサー
®
v Intel
v Intel Celeron デュアル・コア・マイクロプロセッサー
v Intel Pentium
v Intel Core
v 内部キャッシュ (サイズは、モデル・タイプによって異なります)
Celeron®マイクロプロセッサー
®
デュアル・コア・マイクロプロセッサー
™
2 Duo マイクロプロセッサー
メモリー
v 最大で 2 つの DDR2 SODIMM (double data rate 2 small outline dual inline
memory module) を使用できます
内蔵ドライブ
v 光学式ドライブ 1 つ
v シリアル ATA (SATA) 内蔵ハードディスク 1 つ
ビデオ・サブシステム
v VGA (Video Graphics Array) コネクターのための統合グラフィック・カード
オーディオ・サブシステム
v 内蔵 High-Definition (HD) オーディオ
v 前面パネルのマイクロホン・コネクターおよびヘッドホン・コネクター
v 背面パネルのオーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネ
クター、マイクロホン・コネクター
© Copyright Lenovo 2009 1
接続機能
v 10/100/1000 Mbps イーサネット・コントローラー
システム管理機能
v 自己診断テスト (POST) 結果の保存機能
v 自動パワーオン始動順序 (Automatic Power-On Startup)
v Desktop Management Interface (DMI)
v PXE (プリブート実行環境 )
v システム管理 (SM) 基本入出力システム (BIOS) および SM ソフトウェア
v Wake on LAN
v Wake on Ring (この機能は、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムでは、外付けモデムの場合はシリアル・ポート上の着信 (Serial Port Ring
Detect) と呼ばれます )
入出力 (I/O) 機能
v イーサネット・コネクター
v オプションの 9 ピン・シリアル・コネクター 1 つ
v USB (ユニバーサル・シリアル・バス ) コネクター 6 つ
(前面パネルに 2 つ、背面パネルに 4 つ )
v 前面パネルの 2 つのオーディオ・コネクター (ヘッドホン・コネクター、マイク
ロホン・コネクター)
v 背面パネルの 3 つのオーディオ・コネクター
(オーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネクター、マイ
クロホン・コネクター )
v VGA モニター・コネクター
2 ユーザー・ガイド
拡張
v ハードディスク・ドライブ・ベイ 1 つ
v 光学式ドライブ・ベイ 1 つ
電源
v 120 ワットの電源アダプター
v 拡張および電力インターフェース機構 (ACPI) のサポート
セキュリティー機能
デバイスを有効または無効にする
v
v USB コネクターを有効または無効にする
v BIOS アクセス用のユーザー・パスワードおよびスーパーバイザー・パスワード
v 始動順序の制御
v キーボードまたはマウスを使用しない始動
v 内蔵ケーブル・ロック (ケンジントン・ロック) の追加のサポート
初期インストール済みソフトウェア・プログラム
コンピューターには、ソフトウェア・プログラムが初期インストール済みの場合が
あります。その場合、オペレーティング・システム、標準装備機能をサポートする
ためのデバイス・ドライバー、および他のサポート・プログラムが組み込まれてい
ます。詳細については、 4 ページの『ソフトウェアの概要』を参照してください。
初期インストール済みオペレーティング・システム
v Microsoft
v Microsoft Windows Vista
v Microsoft Windows XP Professional
(Windows 7 Professional、 Windows 7 Ultimate、 Windows Vista Business または
Windows Vista Ultimate のダウングレード権で初期インストールされる )
仕様
ここでは、ご使用のコンピューターの物理仕様を示します。
寸法
幅: 286 mm (11.26 インチ)
高さ: 82.5 mm (3.25 インチ)
奥行き: 235.5 mm (9.27 インチ)
重量
出荷時の最大構成 : 4.18 kg (9.22 ポンド )
®
Windows®7
®
環境
気温:
動作時: 10° から 35°C (50° から 95°F)
非動作時: -40° から 60°C (-40° から 140°F) ( パッケージあり)
非動作時: -10° から 60°C (14° から 140°F) ( パッケージなし)
湿度:
動作時: 20% から 80% (1 時間当たり 10% 、非結露)
非動作時: 20% から 90% (1 時間当たり 10% 、非結露)
最大高度:
動作時: -50 から 10 000 フィート (-15.2 から 3 048 m)
非動作時: -50 から 35 000 フィート (-15.2 から 10 668 m)
電源入力
入力電力:
低電圧範囲:
最小:100VAC
最大:127VAC
入力周波数範囲:50から 60 Hz
高電圧範囲:
最小:200VAC
最大:240VAC
入力周波数範囲:50から
60 Hz
第 1 章 製品の概要 3
ソフトウェアの概要
初期インストール済みのオペレーティング・システムといくつかの初期インストー
ル済みのアプリケーションが、コンピューターに付属しています。
Windows オペレーティング・システムに付属のソフトウェア
このセクションでは、Windows オペレーティング・システムに付属のソフトウェア
について説明します。
Lenovo が提供するソフトウェア
お客様の生産性の向上とコンピューターの保守に関連したコストの削減を支援する
ために、Lenovo では、以下のソフトウェア・プログラムを提供しています。コンピ
ューターに付属するソフトウェア・プログラムは、ご使用のモデル・タイプおよび
初期インストール済みのオペレーティング・システムによって異なります。
Lenovo ThinkVantage Tools: Lenovo ThinkVantage
ことにより、多くの情報源を利用でき、作業をより簡単かつ安全に行うのに役立つ
さまざまなツールに容易にアクセスできます。詳細については、 55 ページの
『Lenovo ThinkVantage Tools 』を参照してください。
注 : Lenovo ThinkVantage Tools プログラムは、 Windows 7 が初期インストールされ
®
Tools プログラムを利用する
ている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
ThinkVantage Productivity Center: ThinkVantage Productivity Center プログラムを
選択することで、ご使用のコンピューターのセットアップ、学習、保守および拡張
に役立つ多数の情報やツールをご利用いただけます。詳細については、 56 ページの
『ThinkVantage Productivity Center 』を参照してください。
注 : ThinkVantage Productivity Center プログラムは、 Windows Vista または
Windows XP が初期インストールされている Lenovo のコンピューターでのみ
使用できます。
Lenovo Welcome: Lenovo Welcome プログラムでは、Lenovo の新しい組み込み機
能を紹介し、コンピューターを最大限活用するために役立ついくつかの重要なセッ
トアップ・タスクをガイドします。
注 : Lenovo Welcome プログラムは、Windows 7 または Windows Vista が初期イン
ストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
Product Recovery: Product Recovery プログラムを使用すれば、ハードディスク・
ドライブの内容を工場出荷時の状態に復元することができます。
®
ThinkVantage Rescue and Recovery: ThinkVantage Rescue and Recovery
ラムは、高度に自動化されたリカバリーと復元のためのプログラムです。基本オペ
レーティング・システムを起動できない場合でも、コンピューターの問題を診断
し、ヘルプを入手し、システム・クラッシュからリカバリーするための一連の自動
リカバリー・ツールが含まれています。
プログ
4 ユーザー・ガイド
Password Manager: Password Manager は、 Windows アプリケーションと Web サ
イトのための認証情報を自動的に取り込んで設定するためのプログラムです。
Power Manager: Power Manager は、ご使用の ThinkCentre ®コンピューターに、
便利で柔軟かつ完全な省電力機能を提供します。Power Manager を使用すること
で、システム・パフォーマンスと節電を最もよいバランスで両立させるよう、電源
設定を調整することができます。
ThinkVantage System Update: ThinkVantage System Update (TVSU) は、ソフトウ
ェア・パッケージ (ThinkVantage アプリケーション、デバイス・ドライバー、BIOS
更新、その他のサード・パーティー・アプリケーション) をダウンロードし、イン
ストールすることによって、システム上のソフトウェアを最新の状態に保つための
プログラムです。常に更新状態にしておくべきソフトウェアの例としては、Lenovo
が提供するプログラム (Rescue and Recovery や ThinkVantage Productivity Center
など) があります。
Lenovo ThinkVantage Toolbox
Lenovo ThinkVantage Toolbox プログラムは、コンピューターを保守し、コンピュー
ティング・セキュリティーを向上させ、コンピューター問題を診断し、Lenovo が提
供する革新的な技術について理解を深め、コンピューターに関する情報を入手する
のに役立ちます。詳しくは、 48 ページの『Lenovo ThinkVantage Toolbox 』を参照し
てください。
注 : Lenovo ThinkVantage Toolbox プログラムは、Windows 7 が初期インストール
されている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
Lenovo System Toolbox
Lenovo System Toolbox 診断プログラムは、ハードディスク・ドライブに初期イン
ストールされています。この診断プログラムは、Windows オペレーティング・シス
テムを介して機能し、ハードウェア問題を診断し、ハードウェア障害を起こす可能
性があるオペレーティング・システム制御の設定を報告します。詳しくは、 49 ペー
ジの『Lenovo System Toolbox 』を参照してください。
注 : Lenovo System Toolbox プログラムは、Windows Vista または Windows XP が
初期インストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
PC-Doctor for Rescue and Recovery
PC-Doctor for Rescue and Recovery 診断プログラムは、ハードディスク・ドライブ
に初期インストールされています。このプログラムは Lenovo コンピューターの
Rescue and Recovery ワークスペースに組み込まれており、ハードウェアの問題を診
断し、ハードウェア障害を引き起こす可能性があるオペレーティング・システム制
御の設定を報告します。PC-Doctor for Rescue and Recovery を使用するのは、
Windows オペレーティング・システムを起動できない場合です。詳しくは、 49 ペ
ージの『PC-Doctor for Rescue and Recovery 』を参照してください。
Adobe Reader
Adobe Reader は、PDF 文書の表示、印刷、および検索に使用するツールです。
オンライン・ブックおよび Lenovo Web サイトのアクセスに関する詳細について
は、 55 ページの『「Online Books 」フォルダー』 を参照してください。
第 1 章 製品の概要 5
部品の位置
コンピューターの前面にあるコネクターの位置
アンチウィルス・ソフトウェア
ご使用のコンピューターには、ウィルスを検出および除去するためのアンチウィル
ス・ソフトウェアが付属しています。Lenovo は、30 日間無償で使用できる、完全
バージョンのアンチウィルス・ソフトウェアを初期インストール済みの状態で提供
します。30 日間が経過した後、アンチウィルス・プログラムの更新を継続するには
ライセンスを更新する必要があります。
アンチウィルス・ソフトウェアの更新に関する詳細については、Access Help を参照
してください。ヘルプ・システムを開く方法については、 56 ページの『Access
Help 』を参照してください。
図 1 は、コンピューターの前面にあるコネクターの位置を示しています。
6 ユーザー・ガイド
図1.前面のコネクターの位置
1 USB コネクター 3 ヘッドホン・コネクター
2 マイクロホン・コネクター 4 USB コネクター
コンピューター背面のコネクターの位置
図 2 は、コンピューターの背面にあるコネクターの位置を示しています。コンピュ
ーターの背面にあるコネクターの一部は色分けされており、コンピューター上でケ
ーブルの接続場所を判別するのに役立ちます。
図2.背面のコネクターの位置
1 ケーブル・ロック・ラッチ 6 マイクロホン・コネクター
2 AC 電源アダプター・コネクター 7 オーディオ出力コネクター
3 VGA モニター・コネクター 8 オーディオ入力コネクター
4 USB コネクター (4) 9 シリアル・ポート (一部のモデル)
5 イーサネット・コネクター
第 1 章 製品の概要 7
コネクター 説明
オーディオ・ライン入力コ
ネクター
オーディオ・ライン出力コ
ネクター
イーサネット・コネクター ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) のイーサネット・ケー
マイクロホン・コネクター 音声を録音するときや音声認識ソフトウェアを使用する場合
ステレオ・システムなどの外部オーディオ・デバイスからオー
ディオ信号を受け取るために使用します。外付けオーディオ・
デバイスを接続するとき、ケーブルでそのデバイスのオーディ
オ・ライン出力コネクターとコンピューターのオーディオ・ラ
イン入力コネクターの間を接続します。
コンピューターから外付けデバイス (電源付きのステレオ・スピ
ーカー (組み込み式の増幅器搭載のスピーカー)、ヘッドホン、
マルチメディア・キーボード、ステレオ・システムのオーディ
オ・ライン入力コネクター、あるいはその他の録音デバイスな
ど) へオーディオ信号を送信するときに使用します。
ブルを接続するために使用します。
注 : コンピューターを FCC クラス B 制限内で作動させる場合
は、カテゴリー 5 イーサネット・ケーブルを使用してくださ
い。
に、コンピューターにマイクロホンを接続するために使用しま
す。
シリアル・ポート 外付けモデム、シリアル・プリンター、またはその他の 9 ピン
のシリアル・ポートを使用するデバイスを接続するときに使用
します。
USB コネクター USB コネクターを必要とするデバイス (USB キーボード、USB
マウス、USB スキャナー、あるいは USB プリンターなど) を
接続するときに使用します。6 台を超える USB デバイスがあ
る場合は、USB ハブを購入していただくと、追加の USB デバ
イスを接続できるようになります。
VGA モニター・コネクターVGA モニターまたは VGA モニター・コネクターを使用するそ
の他のデバイスを接続するために使用します。
8 ユーザー・ガイド
構成部品の位置
コンピューター・カバーの取り外しについては、 12 ページの『コンピューターのカ
バーの取り外し』を参照してください。
図 3 は、コンピューター内部の各構成部品の位置を示しています。
図3.構成部品の位置
1 前面オーディオおよび USB アセンブリー 6 ヒートシンク
2 ハードディスク・ドライブ 7 システム・ボード
3 システム・ファン・アセンブリー 8 電池 (バッテリー)
4 光学式ドライブ 9 メモリー・モジュール (2)
5 マイクロプロセッサー
第 1 章 製品の概要 9
システム・ボード上の部品の位置
図 4 は、システム・ボード上の部品の位置を示します。
図4.システム・ボードの部品の位置
1 電池 (バッテリー) 8 SATA コネクター (2)
2 熱センサー・コネクター 9 前面 USB コネクター 2
3 CMOS (相補型金属酸化膜半導体 ) ク
リア/ リカバリー・ジャンパー
4 シリアル (COM) コネクター 11 システム・ファン・コネクター
5 前面パネル・コネクター 12 内蔵配電コネクター
6 前面 USB コネクター 1 13 マイクロプロセッサー
7 メモリー・スロット (2)
10 前面オーディオ・コネクター
10 ユーザー・ガイド
第 2 章 ハードウェアの取り付けと交換
この章では、コンピューターのハードウェアの取り付けまたは交換の方法について
説明します。
静電気に弱い装置の取り扱い
障害のある部品をコンピューターから取り外し、新しい部品の取り付け準備ができ
るまで、新しい部品が梱包されている帯電防止パッケージを開かないでください。
静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターの構成部品や部品には重大
な損傷を与える可能性があります。
静電気による損傷を回避するために、部品やその他のコンピューターの構成部品を
取り扱う際には、次の注意を守ってください。
v 身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されるこ
とがあります。
v 部品およびその他のコンピューターの構成部品は常に注意して取り扱ってくださ
い。メモリー・モジュール、システム・ボード、およびマイクロプロセッサーを
取り扱う場合は、それぞれ部品の縁を持つようにしてください。回路のはんだ付
けした部分には決して手を触れないでください。
v 他の人が部品やその他のコンピューターの構成部品に触れないようにしてくださ
い。
v 新しい部品を取り付ける前に、新しい部品が入っている帯電防止パッケージを、
コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の塗装されていない金
属面に 2 秒間以上接触させてください。これによって、パッケージや人体の静電
気を放電することができます。
v 新しい部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、新しい部品をできるだけ
下に置かず、直接コンピューターに取り付けてください。これができない場合に
は、新しい部品の帯電防止パッケージを平らな面上に置き、その上に部品を置く
ようにしてください。
v コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにしてくだ
さい。
ハードウェアの取り付けと交換
ここでは、コンピューターのハードウェアの取り付けまたは交換方法について説明
します。ハードウェアの取り付けまたは交換を行うことにより、コンピューターの
機能を拡張して保守することが可能です。
注:
1. Lenovo が提供しているコンピューター部品のみを使用してください。
2. オプションの取り付けや交換の際には、このセクション内の該当する説明に加え
て、そのオプションに付属しているマニュアルも参照してください。
© Copyright Lenovo 2009 11
外部オプションの取り付け
外付けスピーカー、プリンター、またはスキャナーなどの外部オプションを、ご使
用のコンピューターに接続することができます。一部の外部オプションでは、接続
を行うために追加のソフトウェアをインストールする必要があります。外部オプシ
ョンを取り付けるときは、 6 ページの『コンピューターの前面にあるコネクターの
位置』および 7 ページの『コンピューター背面のコネクターの位置』を参照して必
要なコネクターを確認してください。それから、各オプションに付属の説明書を参
照して接続を行い、そのオプションに必要なソフトウェアまたはデバイス・ドライ
バーをインストールします。
コンピューターのカバーの取り外し
重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている
「ThinkCentre
んで理解してください。「ThinkCentre
入手するには、以下にアクセスしてください。
http://www.lenovo.com/support/jp/ または http://www.lenovo.com/support/
ここでは、コンピューターのカバーの取り外し方法について説明します。
安全上の注意と保証についての手引き
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
」のコピーを
注意:
コンピューターのカバーを取り外すときは、コンピューターの電源をオフにし、3
分から 5 分待ってコンピューターが冷えてからにしてください。
コンピューターのカバーを取り外すには、次のようにします。
1. ドライブからメディアをすべて取り出します。そして、接続されているすべての
デバイスおよびコンピューターの電源をオフにします。
2. すべての電源コードをコンセントから抜きます。
3. 電源コードや、入出力 (I/O) ケーブル、コンピューターに接続されているその他
のすべてのケーブルを取り外します。
4. ロック装置 (コンピューターのカバーを固定するケーブル・ロックなど) をすべ
て取り外します。
12 ユーザー・ガイド
5. コンピューターのカバーの横にあるカバー解放ボタンを押し、コンピューター・
カバーを外側に開きます。
図5.コンピューターのカバーの取り外し
6. システム・ボード上のすべてのパーツおよびコネクターの位置に注意してくださ
い。 10 ページの『システム・ボード上の部品の位置』を参照してください。
7. システム・ボードからすべてのケーブルを取り外し、コンピューターのカバーを
完全に取り外します。
前面ベゼルを取り外して再び取り付ける
重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている
「ThinkCentre
んで理解してください。「ThinkCentre
入手するには、以下にアクセスしてください。
http://www.lenovo.com/support/jp/ または http://www.lenovo.com/support/
ここでは、前面ベゼルを取り外して再び取り付ける方法について説明します。
安全上の注意と保証についての手引き
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
」のコピーを
第 2 章 ハードウェアの取り付けと交換 13
前面ベゼルを取り外して再び取り付けるには、次のようにします。
1. コンピューターのカバーを取り外します。 12 ページの『コンピューターのカバ
ーの取り外し』を参照してください。
2. 2 つのプラスチック・タブを外し、前面ベゼルを前方に引いて、コンピューター
から完全に取り外します。
図6.前面ベゼルの取り外し
3. 前面ベゼルを再び取り付けるには、前面ベゼルの下部にある穴をシャーシの対応
するプラスチックのタブに合わせてから、前面ベゼルを内側へ回転させるように
して所定の位置にはめ込みます。
図7.前面ベゼルを再び取り付ける
4. 26 ページの『部品交換の完了』に進みます。
14 ユーザー・ガイド
メモリー・モジュールの取り付けまたは交換
重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている
「ThinkCentre
んで理解してください。「ThinkCentre
入手するには、以下にアクセスしてください。
http://www.lenovo.com/support/jp/ または http://www.lenovo.com/support/
ここでは、メモリー・モジュールの取り付けまたは交換方法について説明します。
ご使用のコンピューターには、1 GB DDR2 SODIMM の取り付け/ 交換用のメモリ
ー・スロットが 2 つあり、最大 2GBのシステム・メモリーを搭載できます。
メモリー・モジュールの取り付けまたは交換は、次のように行います。
1. コンピューターのカバーを取り外します。 12 ページの『コンピューターのカバ
ーの取り外し』を参照してください。
2. システム・ボード上のメモリー・スロットを見つけます。 10 ページの『システ
ム・ボード上の部品の位置』を参照してください。
3. メモリー・モジュールを交換する場合は、まず該当するメモリー・スロットの固
定クリップを開いて、現在取り付けられている古いメモリー・モジュールを取り
外します。メモリー・モジュールを取り付ける場合は、ステップ 4 に進んでく
ださい。
安全上の注意と保証についての手引き
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
」のコピーを
図8.メモリー・モジュールの取り外し
第 2 章 ハードウェアの取り付けと交換 15