Lenovo ThinkCentre 3308, ThinkCentre 3317, ThinkCentre 4013, ThinkCentre 4478, ThinkCentre 5043 User guide [ja]

...
ThinkCentre
ユーザー・ガイド
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、「ThinkCentre ジの『特記事項』に記載されている情報を読んで理解してください。
情報処理装置等電波障害自主規制協議会 (VCCI) 表示
安全上の注意と保証についての手引き
」および 93 ペー
1版第12010.1
© Copyright Lenovo 2010.
目次
重要な安全上の注意 ..........v
1 章 製品の概要 ..........1
特長 .................1
仕様 .................5
ソフトウェアの概要 ............6
Windows オペレーティング・システムに付属のソ
フトウェア ..............6
部品の位置 ...............9
コンピューターの前面にあるコネクターの位置 ..9 コンピューターの背面にあるコネクターの位置 .10
構成部品の位置 ............12
システム・ボード上の部品の位置 ......13
内蔵ドライブの位置 ..........13
2 章 ハードウェアの取り付けまたは交
.................15
静電気に弱い装置の取り扱い ........15
ハードウェアの取り付けまたは交換 ......15
外部オプションの取り付け ........16
コンピューターのカバーの取り外し .....16
前面ベゼルを取り外して再び取り付ける ....17
PCI カードの取り付けまたは交換 ......20
メモリー・モジュールの取り付けまたは交換 ..23
電源機構の交換 ............25
ヒートシンクおよびファンの交換 ......27
マイクロプロセッサーの交換 .......29
光学式ドライブの交換 ..........32
プライマリー・ハードディスクの交換 ....35
セカンダリー・ハードディスクの交換 ....39
カード・リーダーの交換 .........42
前面ファンの交換 ...........45
背面ファンの交換 ...........48
キーボードの交換 ...........50
マウスの交換 .............51
部品交換の完了 ............52
デバイス・ドライバーの入手 .......53
セキュリティー機能の取り付け ........54
内蔵ケーブル・ロック ..........54
パッドロック .............55
パスワード保護 ............55
紛失したり忘れた場合のパスワードの消去
(CMOS のクリア)...........56
3 章 リカバリー情報 ........57
リカバリー・メディアの作成および使用 .....57
リカバリー・メディアの作成 .......57
リカバリー・メディアの使用 .......58
バックアップおよびリカバリー操作の実行 ....59
バックアップ操作の実行 .........60
リカバリー操作の実行 ..........60
Rescue and Recovery ワークスペースの使用 ...61
レスキュー・メディアの作成および使用 .....63
レスキュー・メディアの作成 .......63
レスキュー・メディアの使用 .......64
リカバリー修復ディスケットの作成および使用 ..64
リカバリー修復ディスケットの作成 .....64
リカバリー修復ディスケットの使用 .....65
デバイス・ドライバーのインストールおよび再イン
ストール ...............65
始動順序でのレスキュー・デバイスの設定 ....66
リカバリー問題の解決 ...........66
4 章 装置構成ユーティリティー
(Setup Utility) プログラムの使用 ....69
装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムの始動 ...............69
設定値の表示と変更 ...........69
パスワードの使用 ............70
パスワードの考慮事項 ..........70
Set Power-On Password (パワーオン・パスワード
の設定)...............70
Set Administrator Password (管理者パスワードの
設定) ...............70
パスワードの設定、変更、または削除 ....71
デバイスを有効または無効にする .......71
始動デバイスの選択 ...........72
一時的な始動デバイスの選択 .......72
始動デバイス順序の表示および変更 .....72
装置構成ユーティリティー・プログラムの終了 ..73
5 章 システム・プログラムの更新 ..75
システム・プログラムの使用 ........75
ディスクからの BIOS の更新 (フラッシュ)....76
オペレーティング・システムからの BIOS の更新
(フラッシュ)..............76
POST/BIOS 更新の障害からのリカバリー ....77
6 章 トラブルシューティングおよび診
.................79
基本的なトラブルシューティング .......79
診断プログラム .............80
Lenovo ThinkVantage Toolbox .......81
Lenovo System Toolbox .........81
PC-Doctor for Rescue and Recovery .....81
PC-Doctor for DOS ...........82
マウスのクリーニング ...........83
光学マウス .............83
ボール付きマウス ...........84
© Copyright Lenovo 2010 iii
7 章 情報、ヘルプ、およびサービスの
入手 ................87
製品情報の入手方法 ...........87
Online Books」フォルダー ........87
Lenovo ThinkVantage Tools ........87
ThinkVantage Productivity Center ......88
Lenovo Welcome ............88
Access Help .............89
安全上の注意と保証についての手引き ....89
Lenovo Web サイト (http://www.lenovo.com/ また
http://www.lenovo.com/jp/) ........89
ヘルプおよびサービス ...........90
資料および診断プログラムの使用 ......90
サービスの依頼 ............90
その他のサービスの使用 .........91
追加サービスの購入 ..........91
付録. 特記事項............93
映像出力の注意事項 ...........94
ヨーロッパ規格適合 CE マーク .......94
商標 .................94
索引 ................95
iv
ユーザー・ガイド

重要な安全上の注意

注意: この資料をご使用になる前に、当製品に関連するすべての安全上の注意事項をお読 みになり、理解してください。最新の安全上の注意については本製品に付属の 「ThinkCentre 全上の注意事項を読み、理解することにより、人身障害やご使用の製品に対する損 傷のリスクが削減されます。
安全上の注意と保証についての手引き
」を参照してください。この安
ThinkCentre
Lenovo http://www.lenovo.com/support) から PDF 版を入手できます。
®
安全上の注意と保証についての手引き
サポート Web サイト (http://www.lenovo.com/support/jp または
」をお持ちでない場合は、
© Copyright Lenovo 2010 v
vi ユーザー・ガイド

1 章 製品の概要

この章では、コンピューターの機能、仕様、初期インストール済みソフトウェア・ プログラムについて、および、コネクター、構成部品、システム・ボード上の部 品、内蔵ドライブの各位置について説明します。
この章には、以下のセクションが含まれます。 v 『特長』: ここでは、ご使用のコンピューターのさまざまな機能について概説し
ます。
v 5 ページの『仕様』: ここでは、ご使用のコンピューターの物理仕様を示しま
す。
v 6 ページの『ソフトウェアの概要』: ここでは、ご使用のコンピューターと共に
提供されているソフトウェア・プログラムについて説明します。
v 9 ページの『部品の位置』: ここでは、コンピューターのコネクター、構成部
品、システム・ボード上の部品、および内蔵ドライブの位置を確認するために役 立つ情報を記載しています。
特長
ここでは、ご使用のコンピューターのさまざまな機能について概説します。
システム情報
以下の説明では、さまざまなモデルがカバーされています。特定のモデルの情 報については、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラムを使用し てください。 69 ページの『第 4 章 装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラムの使用』を参照してください。
マイクロプロセッサー
ご使用のコンピューターには、以下のいずれかのマイクロプロセッサーが付属して います (内蔵キャッシュ・サイズはモデル・タイプによって異なります)。
®
v AMD
v AMD Phenom
v AMD Sempron™マイクロプロセッサー
メモリー
v 最大で 2 つの DDR3 DIMM (double data rate 3 dual inline memory module)
サポート
内蔵ドライブ
v カード・リーダー (一部のモデルで使用可能) v 光学式ドライブ v シリアル ATA (SATA) ハードディスク・ドライブ
Athlon™II マイクロプロセッサー
II マイクロプロセッサー
© Copyright Lenovo 2010 1
ビデオ・サブシステム
v VGA (Video Graphic Array) コネクターおよび DVI (Digital Visual Interface) コネ
クターのための内蔵グラフィック・カード
v 別個のグラフィック・カード用の PCI Express x16 グラフィック・カード・スロ
ット (システム・ボードに搭載)
オーディオ・サブシステム
v 内蔵 High-Definition (HD) オーディオ v 前面パネルのマイクロホン・コネクターおよびヘッドホン・コネクター v 背面パネルのオーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネ
クター、マイクロホン・コネクター
v 内蔵スピーカー (一部のモデルで使用可能)
接続機能
v 10/100/1000 Mbps 内蔵イーサネット・コントローラー v モデム (一部のモデルで使用可能)
システム管理機能
v 自己診断テスト (POST) 結果の保存機能 v 拡張および電力インターフェース機構 (ACPI) のサポート v 自動パワーオン始動順序 (Automatic Power-On Startup)
v Desktop Management Interface (DMI) v PXE (プリブート実行環境) v システム管理 (SM) 基本入出力システム (BIOS) および SM ソフトウェア
v Wake on LAN v Wake on Ring (この機能は、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムでは、外付けモデムの場合はシリアル・ポート上の着信 (Serial Port Ring Detect) と呼ばれます)
2 ユーザー・ガイド
入出力 (I/O) 機能
v 9 ピンのシリアル・ポート (標準 1 つ、オプション 1 ) v 25 ピンのパラレル・ポート (一部のモデルでは PCI カードを使用したオプショ
ン)
v イーサネット・コネクター
v PS/2®キーボード・コネクター v PS/2 マウス・コネクター v USB (ユニバーサル・シリアル・バス) コネクター 6
(前面パネルに 2 つ、背面パネルに 4 つ。背面パネルにはオプションの USB コ ネクターが 2 つある場合があります)
v 前面パネルの 2 つのオーディオ・コネクター
(ヘッドホン・コネクターおよびマイクロホン・コネクター)
v 背面パネルの 3 つのオーディオ・コネクター
(オーディオ・ライン入力コネクター、オーディオ・ライン出力コネクター、およ びマイクロホン・コネクター)
v VGA モニター・コネクターおよび DVI モニター・コネクター
拡張
v カード・リーダー用のドライブ・ベイ 1 つ v ハードディスク・ドライブ・ベイ 2 つ (標準 1 つ、オプション 1 つ) v 光学式ドライブ・ベイ 2 つ v PCI カード・スロット 1 v PCI Express x1 カード・スロット 2 v PCI Express x16 グラフィックス・カード・スロット 1
電源機構
ご使用のコンピューターには、以下のいずれかの電源機構が付属しています。
v 280 ワット電源機構 (手動電圧切り替えスイッチ付き) v 280 ワット電源機構 (自動電圧切り替え機能付き)
セキュリティー機能
v カバー検出スイッチ (侵入検出スイッチとも呼ばれる)(一部のモデルで使用可能) v SATA デバイスを有効または無効にする機能 v シリアル・ポートを有効または無効にする機能 v USB コネクターを個別に有効または無効にする機能 v 指紋センサー付きのキーボード (一部のモデルで同梱) v BIOS アクセスのためのパワーオン・パスワード (POP) と管理者パスワード v 始動順序の制御 v キーボードまたはマウスを使用しない始動 v 内蔵ケーブル・ロック (ケンジントン・ロック) の追加のサポート v パッドロックの追加のサポート
初期インストール済みソフトウェア
ご使用のコンピューターには、作業を支援するために、いくつかのソフトウェア・ プログラムが初期インストールされています。詳細については、 6 ページの『ソフ トウェアの概要』を参照してください。
初期インストール済みオペレーティング・システム
ご使用のコンピューターには、以下のオペレーティング・システムのいずれかが初 期インストールされています。
®
v Microsoft
v Microsoft Windows Vista
Windows®7
®
v Microsoft Windows XP Professional
(Windows 7 ProfessionalWindows 7 UltimateWindows Vista Business、または Windows Vista Ultimate のダウングレード権で初期インストールされる)
1 章 製品の概要 3
互換性が保証または検証されたオペレーティング・システム1(モデル・タイプによ って異なります)
v Linux
®
1. ここにリストするオペレーティング・システムは、この資料の出版時点で互換性を保証またはテストされています。このマニュアル
の発行後に、さらに他のオペレーティング・システムが、ご使用のコンピューターと互換性があると Lenovo によって確認される場 合があります。このリストは変更されることがあります。オペレーティング・システムが互換性を保証またはテスト済みであるかど うかを判別するには、オペレーティング・システムのベンダーの Web サイトを確認してください。
4 ユーザー・ガイド
仕様
ここでは、ご使用のコンピューターの物理仕様を示します。
寸法
: 175 mm (6.9 インチ)
高さ: 412 mm (16.2 インチ)
奥行き: 442 mm (17.4 インチ)
重量
出荷時の最大構成: 11 kg (24.3 ポンド)
環境
気温:
動作時: 10° から 35°C (50° から 95°F)
非動作時: -40° から 60°C (-40° から 140°F) (パッケージあり)
非動作時: -10° から 60°C (14° から 140°F) (パッケージなし)
湿度:
動作時: 20% から 80% (1 時間当たり 10%、非結露)
非動作時: 20% から 90% (1 時間当たり 10%、非結露)
高度:
動作時: -50 から 10,000 ft (-15.2 から 3,048 m)
非動作時: -50 から 35,000 ft (-15.2 から 10,668 m)
電源入力
入力電力:
低電圧範囲:
高電圧範囲:
最小:100VAC
最大:127VAC
入力周波数範囲:50から 60 Hz
電圧選択スイッチ設定:115VAC
最小:200VAC
最大:240VAC
入力周波数範囲:50から 60 Hz
電圧選択スイッチ設定
:230VAC
1 章 製品の概要 5

ソフトウェアの概要

初期インストール済みのオペレーティング・システムといくつかの初期インストー ル済みのアプリケーションが、コンピューターに付属しています。

Windows オペレーティング・システムに付属のソフトウェア

ここでは、Windows オペレーティング・システムに付属のソフトウェアについて説 明します。
Lenovo が提供するソフトウェア
お客様の生産性の向上とコンピューターの保守に関連したコストの削減を支援する ために、Lenovo では、以下のソフトウェア・プログラムを提供しています。コンピ ューターに付属するソフトウェア・プログラムは、ご使用のモデル・タイプおよび 初期インストール済みのオペレーティング・システムによって異なります。
Lenovo ThinkVantage Tools: Lenovo ThinkVantage
ことにより、多くの情報源を利用でき、作業をより簡単かつ安全に行うのに役立つ さまざまなツールに容易にアクセスできます。詳細については、 87 ページの 『Lenovo ThinkVantage Tools』を参照してください。
: Lenovo ThinkVantage Tools プログラムは、Windows 7 オペレーティング・シス
®
Tools プログラムを利用する
テムがインストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できま す。
ThinkVantage Productivity Center: ThinkVantage Productivity Center プログラムを 使用することにより、ご使用のコンピューターのセットアップ、学習、保守、およ びコンピューターのパフォーマンスの向上に役立つ多数の情報源やツールをご利用 いただけます。詳細については、 88 ページの『ThinkVantage Productivity Center』 を参照してください。
: ThinkVantage Productivity Center プログラムは、Windows Vista オペレーティン
グ・システムまたは Windows XP オペレーティング・システムが初期インスト ールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
Lenovo Welcome: Lenovo Welcome プログラムでは、Lenovo の新しい組み込み機 能を紹介し、コンピューターを最大限活用するために役立ついくつかの重要なセッ トアップ・タスクをガイドします。
: Lenovo Welcome プログラムは、Windows 7 オペレーティング・システムまた
Windows Vista オペレーティング・システムが初期インストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
Product Recovery: Product Recovery プログラムを使用すれば、ハードディスク・ ドライブの内容を工場出荷時の状態に復元することができます。
®
ThinkVantage Rescue and Recovery: ThinkVantage Rescue and Recovery
プログラムは、高度に自動化されたリカバリーと復元のためのプログラムです。 Windows オペレーティング・システムを起動できない場合でも、コンピューターの 問題を診断し、ヘルプを入手し、システム・クラッシュからリカバリーするための 一連の自動リカバリー・ツールが含まれています。
(RnR)
6 ユーザー・ガイド
Password Manager: Password Manager は、Windows アプリケーションと Web
イトのための認証情報を自動的に取り込んで設定するためのプログラムです。
ThinkVantage Client Security Solution: ThinkVantage Client Security Solution (CSS) プログラムは、許可されていないユーザーがデータにアクセスするのを防ぐ
ことに加え、パスワード、暗号鍵、電子資格情報といった重要なセキュリティー情 報などの情報を保護するのに役立ちます。
: ThinkVantage Client Security Solution プログラムは、Windows Vista オペレーテ
ィング・システムまたは Windows XP オペレーティング・システムが初期イン ストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
®
Power Manager: Power Manager プログラムは、ご使用の ThinkCentre
コンピュ ーターに、便利で柔軟かつ完全な省電力機能を提供します。Power Manager プログ ラムを使用すると、システムのパフォーマンスと省電力の間の最適なバランスを実 現するように電力設定を調整できます。
ThinkVantage System Update: ThinkVantage System Update (TVSU) プログラム は、ソフトウェア・パッケージ (ThinkVantage アプリケーション、デバイス・ドラ イバー、BIOS 更新、その他のサード・パーティー・アプリケーション) をダウンロ ードし、インストールすることによって、ご使用のコンピューター上のソフトウェ アを最新の状態に保つためのプログラムです。常に更新状態にしておくべきソフト ウェアの例としては、Lenovo が提供するプログラム (Rescue and Recovery プログ ラムや ThinkVantage Productivity Center プログラムなど) があります。
ThinkVantage System Migration Assistant: ThinkVantage System Migration Assistant (SMA) プログラムは、1 つのコンピューターから別のコンピューターへ作
業環境を移行するのに役立ちます。システム管理者は、SMA を使用して、会社全体 で使用する標準作業環境をセットアップすることや、個々のユーザーのコンピュー ターをアップグレードすることができます。個々のユーザーは、SMA を使用して、 コンピューターをバックアップすることや、1 つのコンピューターから別のコンピ ューターへ設定とファイルを移行することができます。
: ThinkVantage System Migration Assistant プログラムは、特定のコンピューター
でのみ使用できます。
指紋認証ソフトウェア: 一部のキーボードに備えられている内蔵指紋センサーは、 指紋認証ソフトウェア・プログラムと連動して機能します。これを使用すると、自 分の指紋を登録し、それを Windows パスワードと関連付けることができます。こ うすることでパスワードの代わりに指紋認証を利用することができるようになり、 ユーザー・アクセスが容易かつ安全になります。指紋センサー・キーボードは、特 定のコンピューターでご利用いただけるものですが、このオプションをサポートす るコンピューター用に購入することも可能です。
Lenovo ThinkVantage Toolbox
Lenovo ThinkVantage Toolbox プログラムは、コンピューターの保守、コンピューテ ィングのセキュリティーの向上、コンピューターの問題の診断、 Lenovo が提供す る革新的なテクノロジーについての学習、コンピューターに関する詳細情報の入手 に役立ちます。詳細については、 81 ページの『Lenovo ThinkVantage Toolbox』を参 照してください。
1 章 製品の概要 7
: Lenovo ThinkVantage Toolbox プログラムは、Windows 7 オペレーティング・
システムが初期インストールされている Lenovo のコンピューターでのみ使用 できます。
Lenovo System Toolbox
Lenovo System Toolbox 診断プログラムは、ご使用のコンピューターに初期インス トールされています。この診断プログラムは、Windows オペレーティング・システ ムを介して機能し、ハードウェア問題を診断し、ハードウェア障害を起こす可能性 があるオペレーティング・システム制御の設定を報告します。詳細については、 81 ページの『Lenovo System Toolbox』を参照してください。
: Lenovo System Toolbox プログラムは、Windows Vista オペレーティング・シス
テムまたは Windows XP オペレーティング・システムが初期インストールされ ている Lenovo のコンピューターでのみ使用できます。
PC-Doctor for Rescue and Recovery
PC-Doctor for Rescue and Recovery 診断プログラムは、Rescue and Recovery ワー クスペースの一部としてご使用の ThinkCentre コンピューターに初期インストール されています。このプログラムは、ハードウェアの問題を診断し、ハードウェア障 害を引き起こす可能性があるオペレーティング・システム制御の設定を報告しま す。 PC-Doctor for Rescue and Recovery プログラムを使用するのは、Windows オ ペレーティング・システムを起動できない場合です。詳細については、 81 ページの 『PC-Doctor for Rescue and Recovery』を参照してください。
Adobe Reader
Adobe Reader プログラムは、PDF 文書の表示、印刷、および検索に使用するツー ルです。
資料へのアクセスと資料の表示について詳しくは、 87 ページの『「Online Books」 フォルダー』を参照してください。
アンチウィルス・ソフトウェア
ご使用のコンピューターには、ウィルスを検出および除去するためのアンチウィル ス・ソフトウェアが付属しています。Lenovo は、30 日間無償で使用できる、完全 バージョンのアンチウィルス・ソフトウェアを初期インストール済みの状態で提供 します。30 日間が経過した後、アンチウィルス・ソフトウェアの更新を継続するに はライセンスを更新する必要があります。
アンチウィルス・ソフトウェアの使用方法について詳しくは、アンチウィルス・ソ フトウェアのヘルプ・システムを参照してください。
8 ユーザー・ガイド

部品の位置

コンピューターの前面にあるコネクターの位置

ここでは、コンピューターのコネクター、構成部品、システム・ボード上の部品、 および内蔵ドライブの位置を確認するために役立つ情報を記載しています。
1 は、コンピューターの前面にあるコネクターの位置を示しています。
図1.前面のコネクターの位置
1 USB コネクター 3 マイクロホン・コネクター 2 ヘッドホン・コネクター 4 USB コネクター
1 章 製品の概要 9

コンピューターの背面にあるコネクターの位置

2 は、コンピューターの背面にあるコネクターの位置を示しています。コンピュ ーターの背面にあるコネクターの一部は色分けされており、コンピューター上でケ ーブルの接続場所を判別するのに役立ちます。
図2.背面のコネクターの位置
1 電圧選択スイッチ 9 マイクロホン・コネクター 2 電源コネクター 10 オーディオ・ライン出力コネクター 3 PS/2 マウス・コネクター 11 オーディオ・ライン入力コネクター 4 PS/2 キーボード・コネクター 12 PCI Express x16 グラフィック・カード・
スロット
5 DVI モニター・コネクター 13 PCI Express x1 カード・スロット (2) 6 シリアル・ポート 14 PCI カード・スロット 7 VGA モニター・コネクター 15 イーサネット・コネクター 8 USB コネクター (4) 16 シリアル・ポート (一部のモデルで使用可
能)
10 ユーザー・ガイド
コネクター 説明
オーディオ・ライン入力コ ネクター
ステレオ・システムなどの外部オーディオ・デバイスからオー ディオ信号を受け取るために使用します。外付けオーディオ・ デバイスを接続するとき、ケーブルでそのデバイスのオーディ オ・ライン出力コネクターとコンピューターのオーディオ・ラ イン入力コネクターの間を接続します。
オーディオ・ライン出力コ ネクター
コンピューターから外付けデバイス (電源付きのステレオ・スピ ーカー (組み込み式の増幅器搭載のスピーカー)、ヘッドホン、 マルチメディア・キーボード、ステレオ・システムのオーディ オ・ライン入力コネクター、あるいはその他の外付け録音デバ イスなど) へオーディオ信号を送信するときに使用します。
DVI モニター・コネクター DVI モニターまたは DVI モニター・コネクターを使用するそ
の他のデバイスを接続するために使用します。
イーサネット・コネクター ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) のイーサネット・ケー
ブルを接続するために使用します。 : コンピューターを FCC クラス B 制限内で作動させる場合 は、カテゴリー 5 イーサネット・ケーブルを使用してくださ い。
マイクロホン・コネクター 音声を録音するときや音声認識ソフトウェアを使用する場合
に、コンピューターにマイクロホンを接続するために使用しま す。
PS/2 キーボード・コネクターPS/2 キーボード・コネクターを使用するキーボードを接続する
ために使用します。
PS/2 マウス・コネクター マウス、トラックボール、または PS/2 マウス・コネクターを使
用する他のポインティング・デバイスを接続するのに使用しま す。
シリアル・ポート 外付けモデム、シリアル・プリンター、またはその他の 9 ピン
のシリアル・ポートを使用するデバイスを接続するときに使用 します。
USB コネクター USB コネクターを使用するデバイス (USB キーボード、USB
マウス、USB スキャナー、USB プリンターなど) を接続するた めに使用します。ご使用の USB デバイスすべてを接続するの に、コンピューターの USB コネクターが足りない場合は、USB ハブを購入すれば、追加の USB デバイスを接続できます。
VGA モニター・コネクターVGA モニターまたは VGA モニター・コネクターを使用するそ
の他のデバイスを接続するために使用します。
1 章 製品の概要 11

構成部品の位置

3 は、コンピューター内部の各構成部品の位置を示しています。コンピューター のカバーを取り外して、コンピューターの内部にアクセスするには、 16 ページの 『コンピューターのカバーの取り外し』を参照してください。
図3.構成部品の位置
1 ヒートシンクおよびファン 6 PCI カード・スロット 2 メモリー・モジュール (2) 7 PCI Express x1 カード・スロット (2) 3 電池 8 カバー検出スイッチ
(侵入検出スイッチ)(一部のモデルで使用可
能) 4 PCI Express x16 グラフィックス・カー ド・スロット
5 PCI カード 10 電源機構
9 背面ファン
12 ユーザー・ガイド

システム・ボード上の部品の位置

4 は、システム・ボード上の部品の位置を示します。
図4.システム・ボードの部品の位置
1 マイクロプロセッサー 11 カバー検出スイッチ・コネクター
2 マイクロプロセッサー・ファン・コ
ネクター
3 メモリー・スロット (2) 13 シリアル (COM 2) コネクター 4 熱センサー・コネクター 14 PCI カード・スロット 5 24 ピン電源コネクター 15 電源ファン・コネクター 6 電池 16 内蔵スピーカー・コネクター 7 CMOS (相補型金属酸化膜半導体)
リア/リカバリー・ジャンパー
8 SATA コネクター (4) 18 PCI Express x1 カード・スロット (2) 9 前面パネル・コネクター 19 PCI Express x16 グラフィックス・カード・
10 前面 USB コネクター 20 システム・ファン・コネクター

内蔵ドライブの位置

内蔵ドライブは、データの読み取りと保存のためにコンピューターが使用するデバ イスです。記憶容量を増やしたり、コンピューターで他のタイプのメディアを読め るようにするために、コンピューターにドライブを増設できます。内蔵ドライブ は、ベイに取り付けられます。本書では、それぞれのベイをベイ 1、ベイ 2 などと 表記しています。
(侵入検出スイッチ・コネクターとも呼ばれる)
12 前面 USB コネクター
17 前面オーディオ・コネクター
スロット
21 4 ピン電源コネクター
1 章 製品の概要 13
内蔵ドライブを取り付けまたは交換する場合は、それぞれのベイに取り付け可能ま たは交換可能なドライブのタイプとサイズに注意し、取り付けたドライブにケーブ ルを正しく接続することが重要です。コンピューターの内蔵ドライブの取り付けま たは交換の方法については、 15 ページの『第 2 章 ハードウェアの取り付けまたは 交換』の該当するセクションを参照してください。
5 は、コンピューター内部のドライブ・ベイの位置を示しています。
図5.ドライブ・ベイの位置
1 ベイ 1-光学式ドライブ・ベイ (光学式ドライブが取り付け済み) 2 ベイ 2-光学式ドライブ・ベイ 3 ベイ 3-カード・リーダー (一部のモデルで使用可能) 4 ベイ 4-セカンダリー SATA ハードディスク・ドライブ・ベイ (一部のモデルでは 3.5
型 SATA ハードディスク・ドライブが取り付け済み) 5 ベイ 5-プライマリー SATA ハードディスク・ドライブ・ベイ (3.5 SATA ハード ディスク・ドライブが取り付け済み)
14 ユーザー・ガイド

2 章 ハードウェアの取り付けまたは交換

この章では、コンピューターのハードウェアの取り付けと交換の方法について説明 します。

静電気に弱い装置の取り扱い

障害のある部品をコンピューターから取り外し、新しい部品の取り付け準備ができ るまで、新しい部品が梱包されている帯電防止パッケージを開かないでください。 静電気は人体には無害ですが、ご使用のコンピューターの構成部品や部品には重大 な損傷を与える可能性があります。
静電気による損傷を回避するために、部品やその他のコンピューターの構成部品を 取り扱う際には、次の注意を守ってください。
v 身体の動きを最小限にとどめてください。動くと、周囲に静電気が蓄積されるこ
とがあります。
v 部品およびその他のコンピューターの構成部品は常に注意して取り扱ってくださ
い。PCI カード、メモリー・モジュール、システム・ボード、およびマイクロプ ロセッサーを取り扱う場合は、それぞれ部品の縁を持つようにしてください。回 路のはんだ付けした部分には決して手を触れないでください。
v 他の人が部品やその他のコンピューターの構成部品に触れないようにしてくださ
い。
v 新しい部品を取り付ける前に、新しい部品が入っている帯電防止パッケージを、
コンピューターの金属の拡張スロット・カバーか、その他の塗装されていない金 属面に 2 秒間以上接触させてください。これによって、パッケージや人体から静 電気を放電することができます。
v 新しい部品を帯電防止パッケージから取り出した後は、その部品をできるだけ下
に置かず、直接コンピューターに取り付けてください。これができない場合に は、新しい部品の帯電防止パッケージを平らな面上に置き、帯電防止パッケージ の上に部品を置くようにしてください。
v コンピューターのカバーやその他の金属面の上に部品を置かないようにしてくだ
さい。

ハードウェアの取り付けまたは交換

ここでは、コンピューターのハードウェアの取り付けと交換の方法について説明し ます。メモリー・モジュール、PCI カード、またはドライブを追加することによっ て、コンピューターの機能を拡張することができます。また、障害が起きたハード ウェアを交換することによって、コンピューターを保守することができます。
注:
1. Lenovo が提供している部品のみを使用してください。
2. オプションの取り付けや交換の際には、以下の適切な説明とともにオプションに
付属しているマニュアルも参照してください。
© Copyright Lenovo 2010 15

外部オプションの取り付け

外部スピーカー、プリンター、またはスキャナーなどの外部オプションをコンピュ ーターに取り付けることができます。一部の外部オプションでは、接続を行うため に追加のソフトウェアをインストールする必要があります。外部オプションを取り 付けるときは、 9 ページの『コンピューターの前面にあるコネクターの位置』 およ び 10 ページの『コンピューターの背面にあるコネクターの位置』 を参照して必要 なコネクターを確認してください。それから、各オプションに付属の説明書を参照 して接続を行い、そのオプションに必要なソフトウェアまたはデバイス・ドライバ ーをインストールします。

コンピューターのカバーの取り外し

重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている 「ThinkCentre んで理解してください。「ThinkCentre 入手するには、http://www.lenovo.com/support/jp または http://www.lenovo.com/support にアク セスしてください。
ここでは、コンピューターのカバーの取り外し方法について説明します。
安全上の注意と保証についての手引き
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
」のコピーを
注意:
コンピューターのカバーを取り外すときは、コンピューターの電源をオフにし、3 分から 5 分待ってコンピューターが冷えてからにしてください。
コンピューターのカバーを取り外すには、次のようにします。
1. ドライブからすべてのメディアを取り出します。その後、接続されているすべて
のデバイスおよびコンピューターの電源をオフにします。
2. すべての電源コードをコンセントから抜きます。
3. 電源コードや、入出力 (I/O) ケーブル、コンピューターに接続されているその他
のすべてのケーブルを取り外します。
4. コンピューターのカバーを固定しているロック装置 (内蔵ケーブル・ロックまた
はパッドロックなど) を取り外します。 54 ページの『内蔵ケーブル・ロック』 または 55 ページの『パッドロック』を参照してください。
5. コンピューターのカバーを固定しているつまみねじを取り外します。
16 ユーザー・ガイド
6. コンピューターのカバーの横にあるカバー解放ボタンを押し、コンピューター・ カバーを後部にスライドさせて取り外します。
図6.コンピューターのカバーの取り外し

前面ベゼルを取り外して再び取り付ける

重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている 「ThinkCentre んで理解してください。「ThinkCentre 入手するには、http://www.lenovo.com/support/jp または http://www.lenovo.com/support にアク セスしてください。
ここでは、前面ベゼルを取り外して再び取り付ける方法について説明します。
前面ベゼルを取り外して再び取り付けるには、次のようにします。
1. すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスお よびコンピューターの電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセ ントから抜き、コンピューターに接続されているすべてのケーブルを取り外しま す。
2. コンピューターのカバーを取り外します。 16 ページの『コンピューターのカバ ーの取り外し』を参照してください。
安全上の注意と保証についての手引き
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
」のコピーを
2 章 ハードウェアの取り付けまたは交換 17
3. 前面ベゼルの左側にある 3 つのプラスチックのタブを解放し、前面ベゼルを外 側へ回すようにして取り外します。
図7.前面ベゼルの取り外し
18 ユーザー・ガイド
4. 前面ベゼルを再び取り付けるには、前面ベゼルの右側にある別の 3 つのプラス チックのタブをシャーシの対応する穴に合わせてから、前面ベゼルを内側へ回転 させるようにして左側の所定の位置にはめ込みます。
図8.前面ベゼルを再び取り付ける
5. 52 ページの『部品交換の完了』に進みます。
2 章 ハードウェアの取り付けまたは交換 19

PCI カードの取り付けまたは交換

重要
コンピューターを開けたり修復を試みたりする前に、コンピューターに同梱されている 「ThinkCentre んで理解してください。「ThinkCentre 入手するには、http://www.lenovo.com/support/jp または http://www.lenovo.com/support にアク セスしてください。
ここでは、PCI カードの取り付けと交換の方法について説明します。
ご使用のコンピューターには標準 PCI カード・スロットが 1 つ、PCI Express x1 カード・スロットが 2 つ、PCI Express x16 グラフィック・カード・スロットが 1 つ付いています。
PCI カードの取り付けまたは交換は、次のように行います。
1. すべてのメディアをドライブから取り出し、接続されているすべてのデバイスお
よびコンピューターの電源をオフにします。次に、すべての電源コードをコンセ ントから抜き、コンピューターに接続されているすべてのケーブルを取り外しま す。
2. コンピューターのカバーを取り外します。 16 ページの『コンピューターのカバ ーの取り外し』を参照してください。
3. PCI カード・スロットにアクセスするのに邪魔になるすべての部品とすべてのケ ーブルを取り外します。
安全上の注意と保証についての手引き
」の『重要な安全上の注意』を必ず読
安全上の注意と保証についての手引き
」のコピーを
20 ユーザー・ガイド
4. コンピューターの背面にある解放ボタン 1 を押して PCI カードのラッチ 2 を開きます。
9. PCI
カード・ラッチを開く
5. PCI カードを取り付ける場合は、該当する PCI カード・スロット・カバーを取 り外します。 PCI カードを交換する場合は、システム・ボード上で該当する PCI カード・スロットを見つけ、現在取り付けられている古い PCI カードを取 り外します。 13 ページの『システム・ボード上の部品の位置』を参照してくだ さい。
注:
a. PCI カードは、PCI カード・スロットに固くはまっています。必要に応じ
て、PCI カードを左右交互に同じ幅で少しずつ動かして、PCI カード・スロ ットから取り出してください。
2 章 ハードウェアの取り付けまたは交換 21
b. PCI カードが固定用ラッチ 1 で固定されている場合は、固定用ラッチを押
して、PCI カードをラッチから外します。次に、PCI カードの端を持ち、ス ロットから慎重に引き出します。
22 ユーザー・ガイド
10. PCI
カードの取り外し
6. 新しい PCI カードを帯電防止パッケージから取り出します。
Loading...
+ 78 hidden pages