ImageUltraBuilderVersion5.01
ユーザー・ガイド
更
新
更 更
2010
新 新
: ::2010 2010
年
10
年 年
月
10 10
月 月
ImageUltraBuilderVersion5.01
ユーザー・ガイド
更
新
更 更
2010
新 新
: ::2010 2010
年
10
年 年
月
10 10
月 月
注 注注: ::本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、179ページの付録A『特記事項』に記載
されている情報をお読みください。
第
版
第 第
6版 版
©CopyrightLenovo2008,2010.
LENOVOの製品、データ、コンピューターソフトウェア、およびサービスはLENOVOの費用負担により単独で開
発されています。48C.F.R.2.101の定義による商品(commercialitem)として政府事業体に販売され、その使用、複
製、または開示は制限の対象となります。
制限付き権利に関する通知:製品、データ、コンピューターソフトウェア、またはサービスが米国一般調達局(GSA:
GeneralServicesAdministration)契約に準じて提供される場合、使用、複製、または開示は契約番号GS-35F-05925
に規定された制限に従うものとします。
(2010年 年
年
10月 月月)
目
次
目 目
次 次
序
文
序 序
文 文
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..vii vii
本書の対象読者..............viii
Webページの参照.............viii
ImageUltraBuilderの新機能..........viii
バージョン2.0および2.01に追加された機
能..................viii
バージョン2.2に追加された機能......ix
バージョン3.0に追加された機能......x
バージョン3.1に追加された機能......x
バージョン4.0に追加された機能......xi
バージョン5.0に追加された機能......xi
バージョン5.01に追加された機能......xi
BackupandRestoreアプリケーション.....xi
第
章
第 第
イメージとは................1
スマート・イメージの定義..........1
Sysprepの使用と重要性............3
自分に最適なイメージ・タイプ........4
第
第 第
イメージを開発するための5つの基本ステップ.12
既存のマップおよびモジュールのインポート..12
モジュールのビルド............14
ベース・マップおよびドライバー・マップの作成
または変更................18
ImageUltra
1 11章 章
. ..ImageUltra ImageUltra
作業領域................2
スマート・イメージによってサポートされる
イメージのタイプ............3
ウルトラ・ポータブル・イメージ......4
ポータブルSysprepイメージ........6
ハードウェア固有イメージ.........8
イメージ・タイプの要約.........8
章
イ
メ
2 22章 章
. ..イ イ
サービス・パーティションまたはHPAから
のマップおよびモジュールのインポート..12
リポジトリー、フォルダー、CDからのマッ
プおよびモジュールのインポート.....13
ドライバー・モジュール、アプリケーショ
ン・モジュール、またはアドオン・オペレー
ティング・システム・モジュールのビルド.14
基本オペレーティング・システム・モジュー
ルの作成...............15
パーティション・モジュールの作成....18
ベース・マップ............20
ドライバー・マップ..........21
デプロイおよびインストール方法の定義..22
サービス・パーティションの動作の定義..22
ネットワーク同期機能の使用可能化....23
ー
メ メ
ー ー
Builder
Builder Builder
ジ
処
理
ジ ジ
処 処
理 理
の
機
能
の の
機 機
能 能
. ... ... ... ..1 1
の
概
要
の の
概 概
要 要
. ... ... ... ... ..11 11
vii
1
11
ユーザーおよび管理者の定義.......23
ユーザー情報の定義..........24
スマート・イメージをターゲット・コンピュー
ターにデプロイ..............24
デプロイ後のターゲット・コンピューターへのイ
メージのインストール...........27
ダイレクト・ネットワーク・インストールの実
行....................27
拡張機能.................28
フィルター..............28
ユーティリティー...........29
第
章
作
業
領
域
の
動
作
と
ロ
ジ
ッ
第 第
3 33章 章
. ..作 作
業 業
領 領
域 域
の の
動 動
作 作
と と
ロ ロ
作業領域の詳細...............1
サービス・パーティション.........1
ネットワーク作業用フォルダー.......3
デプロイおよびインストールの概要.......3
標準ネットワーク・デプロイとローカル・イ
ンストール...............3
CD、DVD、USBキー、またはUSBハード
ディスクによる配布...........4
ダイレクト・ネットワーク・インストール..5
ImageUltraBuilderの隠し区画(HPA)との関連...6
隠し区画(HPA)とは?...........6
リカバリーの影響............7
ImageUltraBuilderのRescueandRecovery製品
との関連................7
セキュリティーの依存関係.........9
作業領域のロジック.............9
第
章
第 第
4 44章 章
ト
ー
ト ト
ー ー
最小要件.................17
前提条件.................18
インストールの注意点...........19
制限...................20
ImageUltraBuilder5.0プログラムのインストール.20
ImageUltra
. ..ImageUltra ImageUltra
ル
ル ル
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..17 17
ImageUltraBuilderサーバー・コンピュー
ター.................17
ImageUltraBuilderコンソール・コンピュー
ター.................17
ImageUltraBuilderターゲット・コンピュー
ター.................18
ImageUltraBuilderコンソールのインストー
ル..................20
ImageUltraBuilderサーバーのインストール.21
ImageUltraBuilderサーバーへのアクセス..22
ImageUltraBuilderコンソールおよびサーバー
のインストール............22
Builder
Builder Builder
の
の の
ク
ジ ジ
ッ ッ
ク ク
. ... ... ..1 1
イ
ン
ス
イ イ
ン ン
ス ス
1
17
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
iii
デフォルトの管理者パスワードの変更...23
ImageUltraBuilderの前のバージョンからのアップ
グレード.................23
シナリオ1:ImageUltraBuilder3.1からのアッ
プグレード..............23
シナリオ2:ImageUltraBuilder4.0または4.01
からのアップグレード.........24
インストール後のヘルプの取得.......24
第
章
第 第
5 55章 章
フ
ェ
フ フ
ェ ェ
インターフェース内で使用される規則.....27
モジュール・リポジトリー.........32
「リポジトリー」ウィンドウ........35
「マップ」ウィンドウ...........38
「マップ設定」ウィンドウ.........38
「メニュー項目プロパティ」ウィンドウ....43
「メニュー・リンク・プロパティ」ウィンドウ.45
「モジュール」ウィンドウ.........45
モジュール属性およびマップ設定の変更....45
ツール..................46
第
第 第
6 66章 章
ベース・マップ・ツリー構造の作成......49
ImageUltra
. ..ImageUltra ImageUltra
ー
ス
で
の
ー ー
ス ス
リポジトリーでの作業.........33
マップおよびモジュールのエクスポート..34
項目およびアイコン..........36
項目の操作..............37
特定のマップおよびモジュールの検索...37
WindowsPEにおけるベース・マップの外観.39
ベース・マップの設定.........40
ドライバー・マップの設定........43
リポジトリー・ツール.........46
マップ・ツール............47
章
. ..マ マ
ベース・マップへのメニュー項目の挿入..49
ベース・マップへのモジュールの挿入...51
I386基本オペレーティング・システム・モ
ジュールに関する特別な考慮事項.....55
ベース・マップでのユーティリティーの使
用..................57
ベース・マップでのフィルターの使用...61
ベース・マップでのリンクの使用.....65
ベース・マップでのユーザー情報の定義..66
ネットワーク同期機能の制御.......67
サービス・パーティションの動作の制御..68
ベース・マップでのパーティション・モ
ジュールの使用............69
単純ベース・マップと複合ベース・マップ.75
非表示システム・メニューをベース・マップ
に追加................77
ベース・マップ内のモジュールの振る舞いを
カスタマイズ.............78
作
で で
の の
作 作
マ
ッ
プ
ッ ッ
プ プ
Builder
Builder Builder
業
業 業
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..27 27
構
造
の
構 構
造 造
の の
イ
イ イ
概
要
概 概
要 要
. ... ... ... ... ... ... ..49 49
ン
ン ン
タ
ー
タ タ
ー ー
RescueandRecovery製品に関する特別な考慮
事項.................79
マップのプレビュー..........79
デバイス・ドライバー・マップ・ツリー構造の作
成....................79
ドライバー・マップへのメニュー項目の挿
入..................80
ドライバー・マップへのモジュールの挿入.80
ドライバー・マップでのフィルターの使用.81
27
49
変数の使用(拡張ベース・マップ機能).....82
ハードコーディングされた値を含む変数の設
定..................83
インストール・プロセス中に表示されるメ
ニュー項目を決定する条件の設定.....84
メニュー項目およびサブメニュー項目のタイ
トル内のテキスト参照.........85
インストール・プロセス中に、ユーザーに値
の入力を求める変数の設定........86
ユーティリティーまたはフィルターのパラ
メーターとして渡されるプロンプト値のため
の変数の設定.............87
マップからのモジュールの除外.......88
第
章
マ
ッ
プ
の
作
第 第
7 77章 章
. ..マ マ
ッ ッ
プ プ
ベース・マップの作成と修正........89
新規ベース・マップの作成........89
既存ベース・マップに基づく新規ベース・
マップの作成.............90
ベース・マップへのメニュー項目の追加..90
ベース・マップへのオペレーティング・シス
テム・モジュールの追加.........91
ベース・マップへのアプリケーション・モ
ジュールの追加............92
ベース・マップでのモジュールの置換...92
ベース・マップ内のモジュールの振る舞いを
カスタマイズ.............93
ベース・マップの設定とメニュー項目のプロ
パティーの作業............93
ドライバー・マップの作成と修正.......102
新規ドライバー・マップの作成......102
既存ドライバー・マップに基づく新規ドライ
バー・マップの作成..........103
ドライバー・マップへのメニュー項目の追
加..................103
ドライバー・マップへのデバイス・ドライ
バー・モジュールの追加.........104
ドライバー・マップでのモジュールの置換.104
ドライバー・マップの設定とメニュー項目プ
ロパティの処理............105
第
章
モ
ジ
第 第
8 88章 章
. ..モ モ
ル
の
準
ル ル
ソース・オペレーティング・システム・イメージ
の作成..................109
備
の の
準 準
備 備
ュ
ジ ジ
ュ ュ
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..109 109
成
の の
作 作
成 成
. ... ... ... ... ... ... ... ... ..89 89
ー
ル
用
ソ
ー
ス
・
フ
ァ
ー ー
ル ル
用 用
ソ ソ
ー ー
ス ス
・ ・
イ
フ フ
ァ ァ
イ イ
89
109
ivImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
ウルトラ・ポータブル・イメージのソース・
ファイル...............109
必要な他社製のツール.........114
ポータブルSysprepイメージの作成....116
ハードウェア固有イメージの作成.....120
アプリケーション・モジュールおよびアドオン・
オペレーティング・システム・モジュールのソー
ス・ファイルの準備............123
サイレント・インストールの準備.....123
ミニ・アプリケーションの追加......124
ImageUltraBuilderコンソールがファイルを利
用できるようにする..........124
ファイルの準備の後で.........124
新規アプリケーション・モジュールの属性の
設定.................125
既存のアプリケーション・モジュールに基づ
く属性の設定.............127
新規アドオン・オペレーティング・システ
ム・モジュールの属性の設定.......128
既存のアドオン・オペレーティング・システ
ム・モジュールに基づく属性の設定....130
パーティション・モジュール用ソース・ファイル
の準備..................130
デバイス・ドライバー・モジュール用ソース・
ファイルの準備..............132
ミニ・アプリケーションの追加......132
デバイス・ドライバー・モジュールを作成す
るための要件.............132
新規デバイス・ドライバー・モジュールの属
性の設定...............133
既存のデバイス・ドライバー・モジュールに
基づく属性の設定...........135
ユーティリティー・モジュール・ファイル用ソー
ス・ファイルの準備............135
新規ユーティリティー・モジュールの属性の
設定.................136
既存のユーティリティー・モジュールに基づ
く属性の設定.............137
フィルター・モジュール・ファイルのソース・
ファイルの準備..............137
新規フィルター・モジュールの属性の設定.138
既存のフィルター・モジュールに基づく属性
の設定................139
新規モジュールのビルド..........139
ベース・マップでのインストール・シーケンスの
変更...................144
インストール順序のヒントおよび情報.....146
第
10
章
第 第
10 10
上
7 77上 上
WindowsXP、WindowsVista、およびWindows7
の間のオペレーティング・システムの相違点..149
WindowsVistaおよびWindows7のオフライン保
守モジュール...............149
WindowsVistaおよびWindows7基本オペレーティ
ング・システム・モジュール........150
VistaベースまたはWindows7ベースのウルトラ・
ポータブル・イメージの作成........150
作業領域の詳細..............151
ブート構成データのサポート.......153
UNATTEND.XMLモジュールの使用....153
第
11
第 第
11 11
メニュー項目に固有のIDを生成する.....157
ベース・マップの応答ファイル・テンプレートを
生成する.................157
応答ファイル・テンプレートを編集する....158
ベース・マップを適用するユーティリティー・モ
ジュールを作成してビルドする........158
ユーティリティー・モジュールをベース・マップ
に追加する................159
第
12
第 第
12 12
資料およびヘルプ・システムの使用......161
Webの使用................161
ImageUltraBuilderテクニカル・サポートへの連
絡....................162
第
13
第 第
13 13
アプリケーション・モジュールの例外.....163
デバイス・ドライバーの例外........165
再起動が必要なモジュールへの対応......166
固有のスクリプトの編集..........167
ThinkVantageRescueandRecovery製品の組み込
み....................167
ダイレクト・ネットワーク・インストールにおけ
るリポジトリーへの書き込みアクセスの制御..169
Windows
章 章
. ..Windows Windows
で
の
ImageUltra
で で
の の
ImageUltra ImageUltra
章
応
章 章
章
章 章
章
章 章
答
. ..応 応
答 答
ヘ
ル
. ..ヘ ヘ
ル ル
例
外
. ..例 例
外 外
Vista
お
よ
び
Vista Vista
お お
Builder
Builder Builder
フ
ァ
イ
ル
フ フ
ァ ァ
プ
と
プ プ
と と
の
処
の の
処 処
機
イ イ
ル ル
機 機
サ
ポ
ー
サ サ
ポ ポ
ー ー
理
理 理
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..163 163
Windows
よ よ
び び
Windows Windows
の
使
用
の の
使 使
用 用
. ... ... ..149 149
能
の
使
能 能
ト
ト ト
用
の の
使 使
用 用
. ... ..157 157
の
取
得
の の
取 取
得 得
. ... ..161 161
149
157
161
163
第
章
モ
ジ
ュ
ー
ル
・
イ
ン
ス
ト
ー
ル
第 第
9 99章 章
. ..モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
ル ル
・ ・
イ イ
ン ン
ス ス
ト ト
序
の
指
序 序
インストール順序プロセス.........142
インストールのタイミングの変更.......143
インストール・スロットの変更.......144
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
定
の の
指 指
定 定
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..141 141
アドオン・オペレーティング・システム・
モジュール、アプリケーション・モジュー
ル、およびデバイス・ドライバー・モジュー
ル..................142
パーティション・モジュール.......143
順
ー ー
ル ル
順 順
第
14
章
問
題
の
デ
バ
ッ
第 第
14 14
章 章
. ..問 問
題 題
の の
デ デ
141
ImageUltraBuilderイメージ・インストール処理
....................171
ターゲット・コンピューターのユーザー区画でデ
バッグ・データを検索する.........171
サービス・パーティションまたはネットワーク
作業用フォルダーでデバッグ・データを検索す
る....................171
インストールをモニターする........172
スプラッシュ・ユーティリティー.......172
グ
バ バ
ッ ッ
グ グ
. ... ... ... ... ... ... ..171 171
171
v
テクニカル・サポート・チームにデバッグ・デー
タを送信する...............177
ドライブ名の制限および変数の使用......177
一部のコンピューターでインストール後にF11
キーが機能しない.............178
付
録
A.
特
記
事
付 付
録 録
A. A.
特 特
商標...................179
索
引
索 索
引 引
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..181 181
項
記 記
事 事
項 項
. ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ... ..179 179
179
181
viImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
序
文
序 序
文 文
本書の目的は、次の3つです。
•ユーザーが、ImageUltra™Builderプログラムを使用してスマート・イメージのビルド、デプロイ、イン
ストールの背後にある概念を理解するのを手助けする。
•ImageUltraBuilderインストール処理をユーザーにガイドする。
•ImageUltraBuilderヘルプ・システムを補足する。このヘルプ・システムは、ImageUltraBuilderと関連す
る作業の手順を段階的に詳しく説明しています。
ImageUltraBuilderをインストールまたは使用する前に、1
および11ページの第2章『イメージ処理の概要』に記載されている内容をよく理解してください。
本書は、次のように編成されています。
1ページの第1章『ImageUltraBuilderの機能』では、ImageUltraBuilderの概念および機能の概要を
示します。
11ページの第2章『イメージ処理の概要』では、ImageUltraBuilderを使用した、イメージ・ビルド処
理の概要を示します。
1ページの第3章『作業領域の動作とロジック』では、デプロイとインストールに使用される作業領域に
ついて、およびImageUltraBuilderが選択された作業領域に影響を与えるさまざまな条件をターゲット・コ
ンピューターで適応させるために使用するロジックについて説明します。
17ページの第4章『ImageUltraBuilderのインストール』では、ImageUltraBuilderをインストールする前に
理解しておく必要のある前提条件、制限、考慮事項のほか、プログラムのインストール手順を示します。
27ページの第5章『ImageUltraBuilderインターフェースでの作業』では、ImageUltraBuilderで使用されて
いる各種のウィンドウおよび規則を説明します。
49ページの第6章『マップ構造の概要』では、マップのツリー構造の作成および一部のマップ属性設
定の背後にある概念に焦点を合わせています。
89ページの第7章『マップの作成』では、ベース・マップおよびドライバー・マップを作成するための
段階的な手順を示します。
ページの第1章『ImageUltraBuilderの機能』、
109ページの第8章『モジュール用ソース・ファイルの準備』では、ソース・ファイルの準備、リポジト
リー項目の作成、属性の設定、およびモジュールのビルドの段階的な手順を示します。
141ページの第9章『モジュール・インストール順序の指定』では、モジュールをインストールする順
序を制御する際に使用するさまざまな方法について説明します。
149ページの第10章『WindowsVistaおよびWindows7上でのImageUltraBuilderの使用』では、Microsoft®
WindowsVista®またはWindows®7上でのImageUltraBuilderの使用に関する情報を提供します。
161
ページの第12章『ヘルプとサポートの取得』では、ImageUltraBuilderのヘルプおよびサポート
を入手するための手順を示します。
163
ページの第13章『例外の処理』では、イメージ・ビルド処理に影響する特別な場合の取り扱い
に関する有用な情報を提供します。
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
vii
171ページの第14章『問題のデバッグ』では、固有の問題をデバッグする際に使用するImageUltraBuilder
のデバッグ・ツールおよび最良実例について説明します。
179ページの付録A『特記事項』では、特記事項および商標情報を示します。
本
書
の
対
象
読
本 本
書 書
の の
対 対
象 象
本書は、以下のことを行うITの専門家を対象としています。
•コンピューター・イメージのセットアップおよび保守
•CDまたはネットワークによるイメージのデプロイ
者
読 読
者 者
Web
Web Web
このガイドでは、追加情報に関するWebページ・アドレスを用意しています。Webページ・アドレ
スは変更される場合があります。Webページ・アドレスが有効でない場合は、参照している会社のメ
インのWebページ(たとえば、http://www.lenovo.com)に進んでから、該当する用語または語句(たと
えば、ImageUltraBuilder)を検索してください。
ImageUltra
ImageUltra ImageUltra
バ
バ バ
ImageUltraBuilderバージョン2.0および2.01には次の機能が追加されました。
•「新設計のリポジトリー(RedesignedRepository)」ウィンドウ:この「リポジトリー」ウィンドウは、大
•リポジトリー検索機能:リポジトリー検索機能が追加されて、特定のマップおよびモジュールの検索に
•エクスポート・ウィザード:エクスポート・ウィザードが追加されて、マップおよびモジュールをリポ
•インポート・ウィザード:インポート・ウィザードはウィザード処理に代えて、個々のモジュールお
•デプロイ・ウィザード:デプロイ・ウィザードを使用すると、配布用CD、およびネットワーク・デプ
•「新設計マップ」ウィンドウ:この「マップ」ウィンドウが再設計されたため、マップ内の複数
•変数サポート:メニュー・システム内の変数のサポートが追加され、動的フロー処理が可能になり、イ
•モジュール・インストール・シーケンスの制御の拡張:インストール・シーケンスおよび個々のモ
ペ
ー
ジ
の
参
ペ ペ
ー ー
ジ ジ
Builder
Builder Builder
ー
ジ
ョ
ー ー
量のマップおよびモジュールの編成、カテゴリー化、および分類に役立てるように再設計されました。
役立ちます。検索エンジンを使用すると、事前定義値を選ぶか、フリー・フォームのテキストを使用し
て、マップの設定またはモジュール属性に関連するストリングあるいは句を検索することができます。
フリー・フォーム・テキストの検索を容易にするために、モジュール属性の一般タブおよびマップ設定
の「全般」タブにコメント欄が加えられました。拡張リポジトリー検索機能を使用すると、共通の特性
を共用するマップまたはモジュールを検索できます。たとえば、特定のモジュールを使用する任意の
マップまたはすべてのマップで、使用されないすべてのモジュールを検索することができます。
ジトリー外のフォルダーにアーカイブすることができます。アーカイブされたマップおよびモジュール
は、必要があれば、インポート・ウィザードを使用してリポジトリーに復元することができます。
よびマップをさまざまなソースからリポジトリーにインポートする拡張機能を備えています。イン
ポート・メディアを作成し、使用する代わりに、ソース・コンピューターからマップおよびモジュー
ルをインポートするときは、ImageUltraBuilderをソース・コンピューターにインストールし、ター
ゲット・リポジトリーに接続し、メインウィンドウのメニュー・バーから「イ イイン ン
てから、インポート・ウィザードが示す指示に従うだけです。
ロイメントCDの作成プロセスが単純化されます。
の項目を選択し、操作することができます。
メージ・インストール処理の間のユーザー応答によって、柔軟性が増しました。
ジュールの実行が制御できるようになりました。
ン
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
照
の の
参 参
照 照
の
新
機
の の
2.0
お
よ
2.0 2.0
び
お お
よ よ
び び
能
新 新
機 機
能 能
2.01
に
追
加
さ
れ
た
機
2.01 2.01
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
能
た た
機 機
能 能
ン
ポ ポポー ーート ト
ト
」を選択し
viiiImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド
•マップ内モジュールの動作のカスタマイズ:共通モジュールの動作を、新しい「カスタマイズ」フィー
ルドを介して、マップごとに変更できるようになりました。
•メニュー・カスタマイズ機能の追加:インストール・メニューの外観とインストール方法に対する制御
が改善されました。背景色の選択、マージンの設定、ウィンドウのシャドーイング、メニュー表示中
のCtrl+Alt+Delキー・シーケンスの使用可能および使用不可、状況表示行で使用するテキストの定義、
現行メニューを終了するキーの指定、前のメニューに戻すためのキーの指定、ユーザーに非表示シス
テム・メニューを表示するためのキーワードの定義などを行います。
•モジュール・パスワード保護:モジュールにパスワード保護を行い、モジュール内部のソース・ファイ
ルへのアクセスをImageUltraBuilderに限定することができます。
•カスタム・サービス・パーティション・サイズ:ベース・マップにおいて、イメージのデプロイおよ
びインストール後の、希望するサービス・パーティションのサイズを指定できるようになりまし
た。この機能は、RapidRestore®PCのインストール処理を簡素化するのに役立ちます。サービス・
パーティションに追加部分を指定することによって、RapidRestoreインストール処理が、デー
タを再配置し、サービス・パーティションをサイズ変更して、バックアップ・ファイルを収容す
るのに必要とする時間を除きます。
•隠し区画(HPA)のサポート:新しく出たThinkPad®およびThinkCentre®の多くは、従来のコンピュー
ターが使用していたサービス・パーティションではなく、リカバリーおよび診断用にHPAを使用し
ます。HPAの場合は、セキュリティー、保護、およびリカバリーの機能が増加します。ImageUltra
Builder2.0プログラムは、HPAからのマップ、モジュール、およびコンテナーのインポート、ある
いは、ドライバー・マップを使用しない場合にHPAに含まれるデバイス・ドライバー・モジュー
ルを使用してインストールを行う機能をサポートしています。サービス・パーティション用のイ
ンポートおよびデプロイ・サポートは、以前と変わりません。
•C:ドライブへのダイレクト・ネットワーク・インストール:この機能を使用すると、マップおよびモ
ジュールをサービス・パーティションへコピーする必要なく、イメージをネットワークから直接デプ
ロイし、C:ドライブへインストールできます。
バ
ー
ジ
ョ
ン
2.2
に
追
加
さ
れ
た
機
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
2.2 2.2
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
ImageUltraBuilderバージョン2.2には次の機能が追加されました。
•デプロイ・ウィザードの機能拡張:デプロイ・ウィザードを使用してCDまたはDVDメディアに配布用
ディスクやネットワーク・デプロイメント・ディスクを作成したり、他社製のCD書き込みソフトウェ
アを使用せずにISOイメージを作成したりできるようになりました。別の新機能により、ネットワー
ク・デプロイメントCDを作成する前にネットワーク・デプロイメント・ディスケットを作成する必要
がなくなります。さらに、DHCPサーバーによって割り当てられる1つのIPアドレスに依存する代わり
に、オプションで、ターゲット・コンピューターに対して静的IPアドレスを設定することができます。
•ネットワーク・デプロイメントCDが複数のネットワーク・カードをサポートするようになりました。
•モジュール・インストールの順序付けにおける柔軟性の拡張:モジュールの「オプション」タブで最大
9999のインストール・スロットをサポートするようになりました。これにより、モジュール・イ
ンストールの順序をより柔軟に制御できるようになりました。
•新規モジュールのテンプレート:新規I386モジュールとunattend.txtモジュール用にテンプレートが提供
されています。これらのテンプレートは組み込みモジュールで、変更、インポート、またはエクスポー
トが可能です。または、望む場合には独自のテンプレート・モジュールを作成することもできます。
•マップにおける柔軟性の拡張:その前のメニュー選択によってインストール・リストに追加されたモ
ジュールを除外したメニュー項目を作成できるようになりました。
•デバッグ機能の拡張:デプロイメント処理時に、モジュール・インストール処理の開始および完了時
間、さらにメニュー項目で使用されるフィルター式の結果を示すログがターゲット・コンピューター
上に作成されるようになりました。
能
た た
機 機
能 能
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
ix
バ
ー
ジ
ョ
ン
3.0
に
追
加
さ
れ
た
機
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
3.0 3.0
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
ImageUltraBuilder3.0では、デプロイメント時のターゲット・コンピューターでのベース・マップの表示
方法に関して大きな変更が加えられました。この変更は、ImageUltraBuilder3.0がそのデプロイメント環
境としてDOSオペレーティング・システム(以前のバージョンで使用されていた)の代わりにWindowsプ
リインストール環境(PE)を使用するようになったことによって生じたものです。DOSではベース・マッ
プはフルスクリーン(コンソールに似たモード)でユーザーに表示されていました。WindowsPEが使用さ
れるようになって、ベース・マップはユーザーに実際のウィンドウ内で表示されるようになりました。
ImageUltraBuilderバージョン3.0には次の機能が追加されました。
•ImageUltraBuilder3.0グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)のメニュー方式アプリケー
ション内に、ターゲット・コンピューターのデプロイメント画面およびインストール画面の外観を制御
する新たな設定およびプロパティ・タブが導入され、また一部が更新されました。
•マップ・メニュー・プログラムの改良:「システム・メニュー・キーワード」フィールドが「メニュー
の外観」タブから「全般」タブに移動されました。これはベース・マップにのみ適用されるため、設定
ダイアログがドライバー・マップに適用される場合には非表示になります。
•IBM®Cloudscape®の使用。以前のファイル・ベースのデータベース・システムに代わるクライアント/
サーバー型オブジェクト・リレーショナル・データベース・システムを使用します。
•ImageUltraデプロイ・メディアに対する新規起動ローダーの使用。これにより、ユーザーにメディアの
削除およびデプロイを要求することなくインストール処理を継続できるようになりました。
•スプラッシュ・ウィンドウの使用。スプラッシュ・ウィンドウは、ログ・ファイルの内容を表示する
ために使用されます。メッセージ・ボックス・ダイアログは、画面内を移動しながらユーザーへの
メッセージを表示します。
•新規のリポジトリーのマイグレーション・ウィザード。以前のバージョンのImageUltraリポジトリー
からのマイグレーションを行うために、ユーザーをさまざまなステージに運びます。
能
た た
機 機
能 能
ImageUltraの前のバージョンからのアップグレードを予定している場合は、次のことを承知してお
いてください。
•ポータブルSysprepモジュールは、ImageUltraBuilder3.0フォーマットで再ビルドされなければなら
ない。
•ImageUltraBuilder3.0フォーマットに適合するよう、ウルトラ・ポータブル・ベース・マップを設計
変更しなければならない。
バ
ー
ジ
ョ
ン
3.1
に
追
加
さ
れ
た
機
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
3.1 3.1
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
ImageUltraBuilderバージョン3.1には次の機能が追加されました。
•ドライバー・マップでの順序付けモジュールの使用。
•カスタマー初回起動インストール・ポイントに関する情報を提供するマップ・レポート。
•モジュールの置換に対するアップデート。
•スプラッシュ・ウィンドウに対するアップデート。Shift+Ctrl+Cを押してコマンド・プロンプト・ウィ
ンドウを開けるようになりました。
•スプラッシュ・ウィンドウの使用。スプラッシュ・ウィンドウは、ログ・ファイルの内容を表示する
ために使用されます。メッセージ・ボックス・ダイアログは、画面内を移動しながらユーザーへの
メッセージを表示します。
•新規のリポジトリーのマイグレーション・ウィザード。以前のバージョンのImageUltraリポジトリー
からのマイグレーションを行うために、ユーザーをさまざまなステージに運びます。
ImageUltraの前のバージョンからのアップグレードを予定している場合は、次のことを承知してお
いてください。
能
た た
機 機
能 能
xImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
•ポータブルSysprepモジュールは、ImageUltraBuilder3.1フォーマットで再ビルドされなければなら
ない。
•ImageUltraBuilder3.1フォーマットに適合するよう、ウルトラ・ポータブル・ベース・マップを設計
変更しなければならない。
バ
ー
ジ
ョ
ン
4.0
に
追
加
さ
れ
た
機
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
4.0 4.0
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
以下は、ImageUltraBuilderバージョン4.0の機能です。
•WindowsVistaのサポート。
•USBキーのサポート:
–USBキーへのイメージの組み込み。
–USBキーからのイメージのデプロイ。
–USBハードディスクからのイメージのデプロイ。
–BackupandRestoreアプリケーション
バ
ー
ジ
ョ
ン
5.0
に
追
加
さ
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
5.0 5.0
に に
追 追
以下は、ImageUltraBuilder5.0の機能です。
•Windows7オペレーティング・システムのサポート
•Windows7PEでの1つのBCD(ブート構成データ)シナリオのサポート
れ
加 加
さ さ
れ れ
能
た た
機 機
能 能
た
機
能
た た
機 機
能 能
バ
ー
ジ
ョ
ン
5.01
に
追
加
さ
れ
た
機
バ バ
ー ー
ジ ジ
ョ ョ
ン ン
5.01 5.01
に に
追 追
加 加
さ さ
れ れ
以下は、ImageUltraBuilder5.01の機能です。
•モジュールでのフィルター置換サポート:グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)でのフィ
ルター置換をサポートするため、置 置置換 換
•最適化されたネットワーク同期機能:ユーザーは、ネットワーク同期リストを使用して、置き換え
マップを特定して更新できます。この作業は、デプロイされたマップがリポジトリーにない場合
でも実行できます。
•応答ファイル機能の追加により無人のデプロイメントをサポート:デプロイメント中、メニュー項目
は自動的に処理されます。
Back
Back Back
BackupandRestoreアプリケーションを使用すると、サーバーのデータベースをバックアップし、リスト
アできるようになります。このアプリケーションは、ウィザードを使用するか、スクリプト・ファイルを
使用することで実行できます。ウィザードを開始するには、「ス ス
ム ムム」をクリックし、さらに「ThinkVantage® ThinkVantage®
す。関連するヘルプ・トピックを表示させるには、「Help Help
使用するには、コマンド・プロンプトに進み、C:¥Program C:¥Program
を呼び出します。パラメーターとして、以下のスクリプト・ファイルの値を受け渡します。
Requiredfields:
up
and
up up
Restore
and and
Restore Restore
ア
プ
ア ア
プ プ
ThinkVantage®
換
リ
ケ
リ リ
ケ ケ
能
た た
機 機
能 能
オプションが追加されました。
ー
シ
ョ
ー ー
」、「バ ババッ ッック ククア ア
ン
シ シ
ョ ョ
ン ン
ス
ア
ッ
ッ ッ
プ ププお お
Help
」をクリックします。スクリプト・ファイルを
C:¥Program
Files¥ThinkVantage¥ImageUltra
Files¥ThinkVantage¥ImageUltra Files¥ThinkVantage¥ImageUltra
タ タター ーート トト」をクリックしてから「プ ププロ ロログ ググラ ラ
お
よ よよび びびリ リ
リ
ア
ス ススト トトア ア
」の順にクリックしま
Builder
Builder Builder
5.0¥iurbr.ini
5.0¥iurbr.ini 5.0¥iurbr.ini
ラ
[settings]
Operation=BackuporRestore
Backup=c:\MyBackup
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
xi
Silent=Yes
Log=c:\MyBackup
•Operationキーは、バックアップ・オプションまたはリストア・オプションです。
•Backupキーは、データが保存される絶対パス名です。
•Storeキーは、以前にバックアップされたデータベースの絶対パス名です。例えば、
C:¥MyBackup¥2007-10-08-AT-11-57-20-AM.ZIPとなります。
•Silentキーは、アプリケーションをサイレントで実行するためのフラグです。フラグはYesまたはNo
のいずれかです。これは、オプションのフラグです。デフォルトはNo(off)です。
•Logキーは、ログ・ファイルのロケーションです。これはオプションのキーです。このキーが設定
されていないと、ログ・ファイルは、iurbr.exeがインストールされているロケーションと同じロ
ケーションに作成されます。
xiiImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド
第
1
章
第 第
1 1
ImageUltraBuilderプログラムは、カスタム・イメージの作成、デプロイ、およびインストールの新し
い方式を提供します。この章では、イメージのビルドという概念と、ImageUltraBuilderがサポートす
る各種タイプのイメージを理解する上で役立つ情報を示します。
イ
メ
ー
イ イ
メ メ
ー ー
イメージは、オペレーティング・システム、アプリケーション、デバイス・ドライバー、およびコン
ピューターを正常に稼働するのに必要なその他の関連ファイルなど、いくつかのコンポーネントから構成
されます。ほとんどの場合、社内の情報技術(IT)部門またはシステム・インテグレーターがソース・コン
ピューターでイメージを作成し、そのイメージを抽出し、それをデータ保存場所に保存します。次に、
ネットワークを介して、または一連のイメージCDからイメージを複数のコンピューターにデプロイ
します。このようにすると、IT部門で、標準化されたイメージを開発し、全社で使用されるソフト
ウェアおよびデバイス・ドライバーのバージョンを管理できます。
このようにしてイメージを開発およびデプロイすると、社内のすべてのコンピューターが高いレベルでイ
メージの一貫性を保持できます。ただし、この方式で作成されたイメージは、ハードウェアに依存するた
め、複数のソース(ドナー)コンピューターからイメージを作成し、テストし、転送して、各種ハードウェ
ア構成およびサポートされるソフトウェアのバリエーションを調整するのに相当な時間がかかります。多
くの場合、特定のソフトウェア要件に適応するには、ベース・イメージをデプロイし、そのイメージを
インストールした後で、システム単位で特定のアプリケーション・プログラムを手作業で追加します。
結果として、IT部門は、複数のイメージを管理することになります。新しいハードウェア、オペレー
ティング・システムの更新、デバイス・ドライバーの更新、追加言語、新規または変更されたアプリ
ケーション・プログラムに適応するのに変更が必要になるたびに、多くのイメージを再ビルドしなけれ
ばなりません。
ImageUltra
章 章
ImageUltra ImageUltra
ジ
と
は
ジ ジ
と と
は は
Builder
Builder Builder
の
機
の の
能
機 機
能 能
多くのIT部門が直面する主な課題は、次のものです。
•イメージの作成およびテストに要する時間を短縮すること
•部門ごとに異なる特定のソフトウェア要件に適合する高い柔軟性を実現するイメージをビルドお
よびデプロイするための方法を探し出すこと
•さらに広範囲なハードウェアにわたってイメージをビルドおよびデプロイするための方法を探し出
すこと
•保守対象となるイメージの総数を削減するか、または最小限に抑えること
ImageUltraBuilderの目的は、各種のイメージを効率よく開発、デプロイ、インストール、および保守
するのに必要なツールをIT部門に提供することです。新しいツールおよび技法により、ImageUltra
Builderは、イメージを再利用可能なサブコンポーネント(
プ
を使用して、広範囲なハードウェア・プラットフォームにデプロイできるスマート・イメージをビ
ルドできるようにします。
ス
マ
ー
ト
・
イ
メ
ー
ジ
の
定
ス ス
マ マ
ー ー
ト ト
・ ・
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
ImageUltraBuilderは、各種のイメージ関連ファイルを再利用可能な
できるようにします。通常、オペレーティング・システム、アプリケーション、およびデバイス・ドライ
バーごとにモジュールがあります。これらのモジュールは、特定のユーザー、グループ、または企業全体
の要求に合うよう、
ションのほか、複数のオペレーティング・システムおよびアプリケーションを含めることができます。1
マ ッ プ
別に編成されています。1つの
義
の の
定 定
義 義
モ ジ ュ ー ル
モ ジ ュ ー ル
ベ ー ス ・ マ ッ プ
と呼ばれます)に分割し、
としてリポジトリーに保存
に、言語に基づいたバリエー
マ ッ
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
1
つの
ド ラ イ バ ー ・ マ ッ プ
用して各種のハードウェア・プラットフォーム用のデバイス・ドライバーを含めることができます。
に、1つのハードウェア用のデバイス・ドライバーを含めるか、
フ ィ ル タ ー
を使
ターゲット・コンピューターへのマップおよびモジュールの引き渡しには、
の2つのステップが関係します。デプロイ処理の開始時に、インストール担当者は使用するベース・
マップおよびドライバー・マップを選択します。選択されたマップおよびマップ内で定義されたモ
ジュールは、
を、
ス マ ー ト ・ イ メ ー ジ
スマート・イメージには、次の特性があります。
•特定のイメージがターゲット・コンピューターにインストールされるときのソースである。
•インストール段階のメニュー・システムを提供する。インストール処理の制御担当者がメニュー・シ
ステムから選択して、インストールするイメージのコンテンツを定義します。メニュー項目は、
作 業 領 域
ベ ー ス ・ マ ッ プ
•1つのスマート・イメージに、複数のイメージ、あるいはさまざまなイメージを構成するコンポーネン
トを入れることができる。
•必要なら、スマート・イメージをインストール後ターゲット・コンピューターに置き、アクティブな
ネットワーク接続に依存せずに、コンソール・サイドのリカバリーに使用することができる。
•スマート・イメージを開発して、異なるハードウェア・プラットフォーム間にさまざまな度合いの
植 性
を備えることができる。移植性とは、異なるタイプのコンピューターに対して1つのイメージ
を使用できる度合いです。
作
業
領
作 作
作業領域とは、デプロイおよびインストールの際に使用するワークスペースのことです。マップが定
義する特定のモジュールがアンパックされ、ImageUltraBuilderインストール・ファイルが保存され、
インストール・ログが作成される場所です。ImageUltraBuilderは、以下の2つのタイプの作業領域を
使用することができます。
域
業 業
領 領
域 域
にコピーされます。マップのセットおよびマップ内で定義されたモジュール
と呼びます。
に定義されています。
デ プ ロ イ
と
イ ン ス ト ー ル
移
•サ ササー ーービ ビ
•ネ ネネッ ッット トトワ ワワー ーーク クク作 作作業 業業用 用用フ フ
ビ
ス スス・ ・・パ パパー ーーテ テティ ィィシ シショ ョ
よび書き込み操作からプロテクトされる非表示基本パーティションです。このパーティションは、多
くのLenovoThinkPad、NetVista®、およびThinkCentreコンピューターに搭載された標準のLenovo®の出
荷時導入機能です。サービス・パーティションは、工場出荷の際、標準装備のリカバリーおよび診断
機能を備えています。既存のサービス・パーティションがImageUltraBuilderと一緒に使用されるとき
は、デプロイ段階で、出荷時導入されたリカバリー・モジュールは削除され、デプロイされるイメー
ジのしかるべきモジュールおよびマップに置き換えられます。サービス・パーティションがまだ存在
していない場合は、必要であれば、ImageUltraBuilderが、デプロイ処理の一環としてそれを作成し
ます。デプロイが完了すれば、インストール処理の制御担当者(エンド・ユーザーかITの専門家)
は、ネットワーク接続に依存せずに、デプロイの直後か、その後の任意の時点に、サービス・パー
ティションからインストール処理を開始することができます。
ス ト ー ル
ンストール段階が単一の操作に結合され、結果として、ほとんどすべての場合で、全体のデプロイと
インストールのサイクルが速まります。速度は、ネットワーク・トラフィックの量と、特定のマップ
設定によって影響を受けます。デプロイ段階では、ネットワーク上にターゲット・コンピューター用
の固有のネットワーク作業用フォルダーが作成されます。ダイレクト・ネットワーク・インストールの
制御担当者(一般的にはIT専門家)が、まずベース・マップとドライバー・マップを選択します。次
に、選択されたマップのインストールの制御に必要なモジュールのみが、リポジトリーから取得され
て、ネットワーク作業用フォルダーにアンパックされます。必要なモジュールがアンパックされると、
インストール制御担当者がインストール・メニュー・システムから選択を行い、ターゲット・コン
ピューターに必要な特定のイメージを定義します。イメージが定義されると、ターゲット・コン
ピューターへのインストールが自動的に始まります。イメージ・コンテンツの作成に必要なすべてのモ
ジュールが、リポジトリーから取得され、ターゲット・コンピューターのC:ドライブに動的にアン
専用の一時作業領域です。ダイレクト・ネットワーク・インストールでは、デプロイ段階とイ
ョ
:
サービス・パーティションは、エンド・ユーザーによる通常の読み取りお
ン ンン: :
フ
ル
ー
:
ォ ォォル ル
ネットワーク作業用フォルダーは、
ダ ダダー ー
: :
ダ イ レ ク ト ・ ネ ッ ト ワ ー ク ・ イ ン
2ImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
パックされ、一連のセットアップ・プログラムを介して実行されて、ターゲット・コンピューター上
にイメージが作成されます。インストールが完了すると、ネットワーク作業用フォルダーはネット
ワークから削除されます。使用されるベース・マップの設定によって、インストール処理の最後
に以下のアクションのいずれかが発生する可能性があります。
サービス・パーティション内に既存のリカバリー・ファイルを更新して、完全なスマート・イメー
–
ジを含めることによって、スマート・イメージ内に入っているすべてのイメージにコンソー
ル・サイド・リカバリーを行うことができる。
–サービス・パーティション内に既存のリカバリー・ファイルを更新して、インストール済みイメー
ジのみの再作成に必要なマップおよびモジュールを含めることによって、インストール済みイメー
ジのみのコンソール・サイド・リカバリーを行うことができる。
–サービス・パーティション内に既存のリカバリー・ファイルを削除することによって、コンソー
ル・サイド・リカバリーを削除することができる。
ス
マ
ー
ト
・
イ
メ
ー
ジ
に
よ
っ
て
サ
ポ
ー
ト
さ
れ
る
イ
メ
ー
ジ
の
タ
イ
ス ス
マ マ
ー ー
ト ト
・ ・
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
に に
よ よ
っ っ
て て
サ サ
ポ ポ
ー ー
ト ト
さ さ
れ れ
る る
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
の の
スマート・イメージには、それぞれ異なるレベルの移植性を実現する、3つの異なるタイプのイメージ
を入れることができます。
ウ
•ウ ウ
•ポ ポポー ーータ タタブ ブブル ル
•
ト
ル ルルト ト
ImageUltraBuilderを使用して作成されたハードウェアに依存しないオペレーティング・システム・モ
ジュール、アプリケーション・モジュール、およびデバイス・ドライバー・モジュールが入っていま
す。ImageUltraBuilderを使用して開発したオペレーティング・システム・モジュールを使用すると、
メーカーに関係なく、ほとんどすべてのパーソナル・コンピューター・プラットフォーム上で使用でき
るスマート・イメージを作成できます。唯一の制限となるのは、オペレーティング・システム・モ
ジュールに割り当てる製品ID(PID)に関するMicrosoftCorporationとのライセンス契約です。
ImageUltraによって開発されたオペレーティング・システム・モジュールを使用すると、Lenovo製
の製品ラインのパーソナル・コンピューターで使用できるスマート・イメージを作成できます。
Lenovo製のHIIT対応パーソナル・コンピューターのリストについては、ImageUltraWebサイト:
http://www-307.ibm.com/pc/support/site.wss/MIGR-44316.html(英語のサイトです)にアクセスしてください。
またはMicrosoftImageXなどの他社製のイメージ・クローン・ツールによって作成されるものですが、
ImageUltraBuilderによって作成および管理されるその他のモジュールをインストールできるよう、
ImageUltraBuilderツールによって変更されます。その他のモジュールとして、各種ハードウェア・プ
ラットフォーム間での移植性を高めるデバイス・ドライバー・モジュールや、個々の部門のニーズを満
たすことができる柔軟性の高いアプリケーション・モジュールを使用できます。
ハ
ハ ハ
ー ーード ドドウ ウウェ ェ
イメージ・クローン・ツールにより作成されたイメージです。これは、自己完結型イメージで、その他
のモジュールのインストールは
のイメージの作成に使用されたソース・コンピューターのものと同じでなければなりません。
ラ ララ・ ・・ポ ポ
ル
ェ
ポ
Sysprep
Sysprep Sysprep
ア アア固 固固有 有有イ イイメ メメー ー
ー ーータ タタブ ブ
ブ
・
イ
ル ルル・ ・
イ イイメ メメー ーージ ジジ: ::このタイプのイメージは、SymantecNortonGhost、SymantecDeployCenter、
ー
ー
イ イ
メ メメー ー
ジ ジジ: ::このタイプのイメージには、Lenovoが開発したか、または
ジ ジジ: ::これはSymantecNortonGhostまたはSymantecDeployCenterなどの他社製の
で き ま せ ん
。ターゲット・コンピューターのハードウェア構成は、目的
プ
タ タ
イ イ
プ プ
これらのイメージ・タイプについては、本書で詳しく後述します。
Sysprep
Sysprep Sysprep
ポータブルSysprepイメージやハードウェア固有イメージを使用する予定の場合、MicrosoftSysprepツー
ルについて一通り理解しておくことが必要です。ウルトラ・ポータブル・イメージとは異なり、ポータ
ブルSysprepイメージおよびハードウェア固有イメージは、Windowsセットアップ操作を介して行わ
れたソース・コンピューターから抽出された
ルを使用してソース・コンピューターから特定のユーザーおよびハードウェア情報を削除してからで
ないと、イメージを他のコンピューターにデプロイできません。
の
使
用
と
重
要
の の
使 使
用 用
と と
性
重 重
要 要
性 性
イメージに基づいています。したがって、Sysprepツー
第1章.ImageUltraBuilderの機能3
自
分
に
最
適
な
イ
メ
ー
ジ
・
タ
イ
自 自
分 分
に に
最 最
適 適
な な
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
・ ・
ImageUltraBuilderを使用してデプロイ対象として選択するイメージのタイプは、会社で使用されるPCの
混在度合い、他社製のイメージ・クローン・ソフトウェアが作成するイメージに対する投資、イメージ
の作成および変更のための新しい方式を習得するITスタッフの意志によって異なります。
例:
プ
タ タ
イ イ
プ プ
•すでにイメージを作成してある既存のPCを保守する場合、既存の
ImageUltraBuilderを使用して保存およびデプロイ可能なモジュールに変換できます。
•Lenovo製PCの各種モデルのみを設置する予定の場合、インポートされたImageUltraで開発のオペレー
ティング・システム・モジュールを使用し、ハードウェアのバリエーションに関係なく、Lenovo製の
製品ラインで使用できるウルトラ・ポータブル・イメージをデプロイできます。
•さまざまなメーカーのPCを組み合わせて設置する場合に、保守するイメージの数を最小限に抑え、さ
まざまなPCメーカーのプラットフォームへの移植性を最大限に高めるには、ImageUltraBuilderで
作成したオペレーティング・システム・モジュールを使用して、ウルトラ・ポータブル・イメージ
を開発するのが最善です。
•さまざまなメーカーのPCを組み合わせて設置することを予定していて、ウルトラ・ポータブル・イ
メージの開発準備が整っていない場合、ImageUltraBuilderを他社製のイメージ・クローン・ソフトウェ
アと併用して、アプリケーションまたはデバイス・ドライバー・モジュールのインストールを可能にす
ポータブルSysprepイメージを作成し、イメージを多様なPCにデプロイできるようにします。
る
スマート・イメージは3つのイメージ・タイプをすべてサポートするため、1つのベース・マップ内でイ
メージを組み合わせて使用できます。
各イメージ・タイプには、それぞれ固有の特性があります。以降の節で、スマート・イメージの一部とし
てデプロイできる各イメージ・タイプの機能、利点、および欠点を説明します。
ウ
ル
ト
ラ
・
ポ
ー
タ
ブ
ル
・
イ
メ
ー
ウ ウ
ル ル
ト ト
ラ ラ
・ ・
ポ ポ
ー ー
タ タ
ブ ブ
ル ル
・ ・
イ イ
ウルトラ・ポータブル・イメージは、サポートされている3つのイメージ・タイプのうち最も移植性の高
いものです。ウルトラ・ポータブル・イメージはインストールされていない状態でデプロイされ、インス
トール時にハードウェア検出のためのWindows完全セットアップを使用するため、事実上、イメージは
ハードウェアに依存しません。ウルトラ・ポータブル・イメージは移植性が高い反面、コストがかかりま
す。このタイプのイメージは、インストールするのに50分以上かかります。それでも、ウルトラ・ポー
タブル・イメージは、通常、ポータブルSysprepイメージおよびハードウェア固有イメージよりも長いラ
イフ・サイクルを持ちます。イメージは、コア・チップ・セットおよび他のハードウェアのバリエーショ
ンに関係なく、多様なパーソナル・コンピューター・プラットフォームで使用できるためです。
ジ
メ メ
ー ー
ジ ジ
ハードウェア固有イメージを、
•Lenovo製のパーソナル・コンピューターの製品からインポートされたImageUltraで開発の基本オペ
レーティング・システム・モジュールを使用する場合、Lenovo製のパーソナル・コンピューターの製
品ライン全体で同じウルトラ・ポータブル・イメージを使用できますが、他社製のコンピューターでは
同じウルトラ・ポータブル・イメージを使用することはできません。
•ImageUltraBuilderで開発したI386基本オペレーティング・システム・モジュールを使用する場合、さ
まざまなメーカーのパーソナル・コンピューターで同じウルトラ・ポータブル・イメージを使用できま
す。唯一の制限となるのは、オペレーティング・システム・モジュールに割り当てるPIDに関する
MicrosoftCorporationとのライセンス契約です。
•MicrosoftはWindowsVistaおよびWindows7イメージをSysprep形式で配信します。PIDおよびその他の
カスタマイズをUNATTEND.XMLファイルで提供することが必要になります。
4ImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
ウ
ル
ト
ラ
・
ポ
ー
タ
ブ
ル
・
イ
メ
ー
ジ
の
構
ウ ウ
ル ル
ト ト
ラ ラ
・ ・
ポ ポ
ー ー
タ タ
ブ ブ
ル ル
・ ・
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
ウルトラ・ポータブル・イメージは、複数のモジュールで構成されます。これらは、ImageUltraBuilderで
作成されたモジュールか、Lenovo製のソース・コンピューターのサービス・パーティションまたは隠し区
画(HPA)からインポートされたモジュールです。
注
:
注 注
: :
1.HPAについての詳細は、6ページの『ImageUltraBuilderの隠し区画(HPA)との関連』、または次の
LenovoWebサイトを参照してください。http://www-307.ibm.com/pc/support/site.wss/MIGR-46023.html
2.Sysprepモジュールは、WindowsXPおよびWindows2000用のウルトラ・ポータブル・イメージのビル
ドと組み合わせて使用され、C:¥SWWORK¥SYSPREPフォルダーに入れておく必要があります。
造
の の
構 構
造 造
これらのモジュールは、ImageUltraBuilderリポジトリーに保存されます。モジュールのタイプの1つは
本 オ ペ レ ー テ ィ ン グ ・ シ ス テ ム ・ モ ジ ュ ー ル
特定のオペレーティング・システムに必要なすべてのファイルが入ります。ImageUltraで開発された基本
オペレーティング・システム・モジュールは、Lenovo製のソース・コンピューターのサービス・パーティ
ションまたはHPAにあって、
ン ・ オ ペ レ ー テ ィ ン グ ・ シ ス テ ム ・ モ ジ ュ ー ル
ア プ リ ケ ー シ ョ ン ・ モ ジ ュ ー ル
ビス・パーティションまたはHPAに入っています。サービス・パーティションまたはHPAに入っている
モジュールは、どれでもImageUltraBuilderリポジトリーにインポートできます。プログラム・リカバリー
CDをProductRecoveryディスクにしてください。
ウルトラ・ポータブル・イメージは共通のベース・モジュールと共に様々なデバイス・ドライバーおよび
アプリケーション・モジュールを組み合わせて使用することができ、部門固有またはユーザー固有のイ
メージを可能にします。ウルトラ・ポータブル・イメージは、モジュールのモジュラー構造および再利用
が可能であるため、従来のイメージよりも、はるかに効率よく保存できます。
ウルトラ・ポータブル・イメージを開発する場合、ImageUltraBuilderプログラムを使用して、デフォルト
のユーザー設定をWindowsXPの場合はUNATTEND.TXTファイル、WindowsVistaまたはWindows7の場
合はUNATTEND.XMLファイルによって
ンストールするユーザーに対して、必要なユーザー設定の入力を求めるプロンプトを出すプロセスを実
装したりすることも可能です。設定は、保存され、必要なときにWindowsセットアップ・プログラム
に提供されます。この機能により、インストール処理の進行中にインストール担当者がターゲット・
コンピューターの前にいなければならない時間を
ホット・フィックス、パッチ、更新、およびサービス・パック用の
や
デ バ イ ス ・ ド ラ イ バ ー ・ モ ジ ュ ー ル
です。基本オペレーティング・システム・モジュールには、
ア ド オ
も収めた
事前定義したり、インストール処理の初期段階で、イメージをイ
コ ン テ ナ ー ・ モ ジ ュ ー ル
短縮できます。
の一部です。
などのその他のモジュールも、サー
基
一般的に、ウルトラ・ポータブル・イメージは、単一パーティション・インストールに限定されます。イ
ンストール処理の際に、未使用のディスク・スペースがあれば単一のC:ドライブに変えられ、ウル
トラ・ポータブル・イメージはそのパーティションにインストールされます。しかし、1つ以上の追
加のパーティションを作成する必要がある場合は、
のオペレーティング・システム・モジュールを作成し、パーティション・モジュールが基本オペレー
ティング・システム・モジュールの前にインストールされるようにインストール順序を設定すること
ができます。パーティション・モジュールには、追加のパーティションの作成に必要なすべての情報
および追加のパーティションに入れるすべてのデータが含まれていています。パーティション・モ
ジュールは、新規イメージのインストール前に、ターゲット・コンピューター上の1つ以上の既存の
パーティションを削除する場合にも使用します。
モジュール作成の詳細については109ページの第8章『モジュール用ソース・ファイルの準備』を参照
してください。
ウ
ル
ト
ラ
・
ポ
ー
タ
ブ
ル
・
イ
メ
ー
ジ
の
ウ ウ
ル ル
ト ト
ラ ラ
・ ・
ポ ポ
ー ー
タ タ
ブ ブ
ル ル
・ ・
イ イ
メ メ
ー ー
技術的には、同じ基本オペレーティング・システム・モジュール、およびほとんどのアプリケーショ
ン・モジュールは、事実上、すべてのパーソナル・コンピューターで使用できます。ウルトラ・ポータ
移
ジ ジ
の の
移 移
パ ー テ ィ シ ョ ン ・ モ ジ ュ ー ル
植
性
植 植
性 性
という固有のタイプ
第1章.ImageUltraBuilderの機能5
ブル・イメージの高い移植性に制限を加える要素となるのは、基本オペレーティング・システム・モ
ジュールのPIDだけです。
•ImageUltraBuilderプログラムで開発するI386基本オペレーティング・システム・モジュールおよび
WindowsVistaまたはWindows7UNATTEND.XMLモジュールは、事実上、ハードウェアに依存せず、
唯一の制限となるのは、割り当てるPIDに関するMicrosoftCorporationとのライセンス契約です。PID
は、WindowsXPでは関連付けられたUNATTEND.TXTモジュール、WindowsVistaまたはWindows7で
はUNATTEND.XMLモジュールで指定します。これは、Windows2000のUNATTEND.TXTファイルの
製品ID設定、またはWindowsXPのUNATTEND.TXTファイルのProductKey設定として指定します。
UNATTEND.TXTとUNATTEND.XMLモジュール、およびUNATTEND.TXTとUNATTEND.XMLソー
ス・ファイルについては、本書で後述します。
•新しいLenovo製のパーソナル・コンピューターからインポートされた、ImageUltraで開発の基本オペ
レーティング・システム・モジュールは、Lenovo製のパーソナル・コンピューターでのみ使用可能
で、他社製のコンピューターでは使用できません。Lenovo製のHIIT対応パーソナル・コンピューター
のリストについては、ImageUltraWebサイト:http://www-307.ibm.com/pc/support/site.wss/MIGR-44316.html
(英語のサイトです)にアクセスしてください。
注
注 注
: ::インポートされたImageUltraで開発の基本オペレーティング・システム・モジュールを含むウルト
ラ・ポータブル・イメージは、他社製のコンピューターにインストールしないでください。ウルトラ・
ポータブル・イメージを他社製のコンピューターに
ンストールはエラーなしで完了しますが、MicrosoftWindows使用許諾契約書(EULA)およびこの製
品の使用許諾契約書に違反する可能性があります。また、WindowsXPの場合、インポートされた
ImageUltraで開発の基本オペレーティング・システム・モジュールを含むウルトラ・ポータブル・
イメージが稼働するのは、他社製のコンピューターにインストール後30日だけです。30日が経過
すると、イメージをアクティブにするために、オペレーティング・システムおよびコンピューター
を登録するよう、Microsoftから要求されます。同じウルトラ・ポータブル・イメージが、他社製の
WindowsVistaまたはWindows7コンピューターにインストールされた場合、稼働するのは14日だけで
す。14日が経過すると、イメージをアクティブにするために、オペレーティング・システムおよび
コンピューターを登録するよう、Microsoftから要求されます。
インストールすると、デプロイメントまたはイ
ウルトラ・ポータブル・イメージでは、ドライバー・マップを使用して、ターゲット・コンピューター上
にデプロイされたデバイス・ドライバーのレベルを管理することができます。ただし、Lenovo製のパーソ
ナル・コンピューターにイメージをデプロイする場合は、ターゲット・コンピューターのサービス・パー
ティションまたは隠し区画(HPA)にすでに入っている
用することもできます。出荷時導入済みデバイス・ドライバーを使用すると、イメージ作成プロセスが
容易になります。ドライバー・マップおよびデバイス・ドライバー・モジュールを意識する必要がな
いからです。ただし、実際には、出荷時導入済みデバイス・ドライバーを使用すると、イメージの移
植性がLenovo製のパーソナル・コンピューターに限定されます。これらのパーソナル・コンピュー
ター以外は、デバイス・ドライバーが入っているサービス・パーティションまたはHPAを持たない
ためです。ほとんどの場合、ドライバー・マップによってデバイス・ドライバーを管理するのが最善
です。ドライバー・マップを使用すると、移植性が高まるだけでなく、デバイス・ドライバーを標準
化できるため、
固有のドライバー・マップを使用する利点として、ハードディスクに障害が発生し、交換が必要になった
場合にリカバリー目的でImageUltraBuilderを使用できる点もあります。ドライバー・マップはデバイス・
ドライバーをスマート・イメージの一部としてデプロイするため、既存のドライバーがターゲット・コン
ピューターに存在する必要はありません。したがって、ドライバー・マップを使用することによって、ス
マート・イメージを新しいハードディスクにインストールできます。
ポ
ー
タ
ポ ポ
ー ー
タ タ
サポートされている他社製のイメージ・クローン・ツール(SymantecNortonGhost、SymantecDeployCenter、
またはMicrosoftImageX)をImageUltraBuilderと一緒に使用すると、従来のイメージよりもさらに多様な
ハードウェアにデプロイできるポータブルSysprepイメージを作成できます。
問題が発生した場合に診断時間を短縮できます。
ブ
ル
ブ ブ
Sysprep
ル ル
Sysprep Sysprep
イ
メ
ー
イ イ
ジ
メ メ
ー ー
ジ ジ
Lenovo出荷時導入済みデバイス・ドライバーを使
6ImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
ポ
ー
タ
ブ
ル
ポ ポ
ー ー
タ タ
ウルトラ・ポータブル・イメージとは対照的に、ポータブルSysprepイメージは、ソース・コンピュー
ターのハードディスク・コンテンツの「スナップショット」です。ソース・コンピューターは、ターゲッ
ト・コンピューターで必要な構成と一致するよう設定されます。しかし、Windowsセットアップはソー
ス・コンピューター上で実行されているため、特定の
ザーID、パスワード、およびネットワーク設定)はソース・コンピューターのレジストリーに記録されま
す。イメージを抽出するのに他社製のイメージ処理ソフトウェアが使用される前にこの情報を消去するた
めに、MicrosoftSysprepツールをソース・コンピューター上で実行する必要があります。
従来のイメージ開発にいくつかの小さなバリエーションをインプリメントすることにより、イメージにア
プリケーションまたはデバイス・ドライバー・モジュールを
およびインストール処理時に、そのイメージがアプリケーションまたはデバイス・ドライバー・モジュー
ルを使用することができるようになります。これらのバリエーションについては、109ページの第8章
『モジュール用ソース・ファイルの準備』で詳しく説明します。
SymantecNortonGhostまたはSymantecDeployCenterを使用してイメージを作成した後、ImageUltraBuilder
を使用して、イメージから基本オペレーティング・システム・モジュールを作成してビルドします。
モジュールは、モジュール・ビルド処理中にImageUltraBuilderモジュール・リポジトリーに自動的に
保存されます。
ポータブルSysprepイメージがターゲット・コンピューターのハードディスクにデプロイされると、イ
ンストール処理中にミニセットアップが実行されます。ドライバー・マップに定義されたデバイス・
ドライバーはすべて、C:ドライブにコピーされ、ミニセットアップに使用できるようにされます。ミ
ニセットアップは、特定のユーザー情報の入力を求めるプロンプトを出したり、制限付きハードウェ
ア照会を実行します。ミニセットアップにより、ハードウェア内での小さなバリエーション(たとえ
ば、オーディオ、ビデオ)に対応できますが、各種のコア・チップ・セットには効率的に対応できま
せん。
に、Windowsセットアップの時間は10分以下に短縮されます。ImageUltraBuilderを使用して、デフォ
ルトのユーザー設定をUNATTEND.XMLファイルを通じて事前定義したり、インストール処理の初期
段階で、イメージをインストールするユーザーに対して、すべての必要なユーザー設定の入力を求め
るプロンプトを出すプロセスを実装したりすることが可能です。設定は、保存され、必要なときにミ
ニセットアップ・プログラムに提供されます。
ポータブルSysprepイメージは完全なWindowsセットアップを経る必要はないため、一般的
Sysprep
ブ ブ
ル ル
Sysprep Sysprep
イ
メ
ー
ジ
の
構
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
造
の の
構 構
造 造
ユーザーおよびハードウェア情報(たとえば、ユー
付加することができるようになり、デプロイ
ミニセットアップが正常に完了すると、ベース・マップによって定義されたその他のアプリケーションが
インストールされます。完全なイメージのインストールにかかる実際のセットアップ時間は、ベース・
マップに定義されているアプリケーション・モジュールのサイズと数によって異なります。
ポ
ー
タ
ブ
ル
ポ ポ
ー ー
タ タ
ポータブルSysprepイメージは、Lenovo製のコンピューターおよび他社製のコンピューターで使用できま
す。追加のデバイス・ドライバーおよびアプリケーションをインストールできるようにすることにより
移植性が高まりましたが、それでも
イメージは、同一または類似のコンピューター上で使用するためのもので、多くの場合、ポータブル
Sysprepイメージはメーカー固有のものです。
類似のコンピューターを構成するものを判別する要素として、さまざまなものが考えられます。
•ポータブルSysprepイメージを、ソース・コンピューターと同じシステム・ボード(マザーボード)を持つ
ターゲット・コンピューターにデプロイする場合、イメージは正常にインストールされ、動作します。
•ポータブルSysprepイメージを、ソース・コンピューターとは異なるシステム・ボードを持つが、同じ
コア・チップ・セットを持つターゲット・コンピューターにデプロイする場合、イメージが正常にイン
ストールされ、動作する可能性は高くなります。
•ポータブルSysprepイメージを、ソース・コンピューターとは異なるシステム・ボードと異なるコア・
チップ・セットを持つターゲット・コンピューターにデプロイする場合、イメージが正常にインス
トールされ、動作する可能性は低くなります。
Sysprep
ブ ブ
ル ル
Sysprep Sysprep
イ
メ
ー
ジ
の
移
植
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
の の
ハードウェア制限があります。原則として、ポータブルSysprep
性
移 移
植 植
性 性
第1章.ImageUltraBuilderの機能7
ハ
ー
ド
ウ
ェ
ア
固
有
イ
メ
ー
ハ ハ
ー ー
ド ド
ウ ウ
ェ ェ
ア ア
固 固
有 有
イ イ
移植性が最も低いイメージはハードウェア固有イメージです。ハードウェア固有イメージは、Lenovo製
のコンピューターおよび他社製のコンピューターに対して開発でき、デプロイおよびインストールができ
ますが、各イメージは特定のハードウェアおよびソフトウェア構成に固有でなければなりません。
ハ
ー
ド
ウ
ェ
ア
固
有
イ
メ
ハ ハ
ー ー
ド ド
ウ ウ
ェ ェ
ア ア
固 固
有 有
ハードウェア固有イメージはポータブルSysprepイメージと似ていますが、追加のモジュールを付加
する能力はありません。このイメージは、基本的に、MicrosoftSysprepプログラムが実行された後の
ソース・コンピューター・ハードディスクの「スナップショット」です。ハードウェア固有イメージ
は、ターゲット・コンピューターにデプロイされると、制限付きハードウェア照会を実行しますが、サ
ポートできるハードウェアは、ソース・コンピューターによって提供されたデバイス・ドライバーに限
られます。ハードウェア固有イメージの場合は、ソース・コンピューターとターゲット・コンピュー
ターに、ほとんどバリエーションなしのまったく同じハードウェアが入っている必要があります。ま
た、アプリケーション内のバリエーションも、イメージ・デプロイ処理およびイメージ・インストール
処理とは別に扱う必要があります。
ハ
ー
ド
ウ
ェ
ア
固
ハ ハ
ー ー
ド ド
ウ ウ
ェ ェ
ハードウェア固有イメージは、同一コンピューター上で使用するためのものです。ハードウェアのバリ
エーションは、ソース・コンピューター上にデバイス・ドライバーが提供されたプラグイン装置および周
辺装置に限定されます。ソフトウェア・コンテンツのバリエーションは、デプロイ処理では対処できませ
ん。ターゲット・コンピューターが
必要とする場合は、手動でインストールするか、あるいは他のソフトウェア・デプロイ・メカニズム
を使用してインストールする必要があります。
有
ア ア
固 固
有 有
ー
イ イ
メ メ
ー ー
イ
メ
ー
イ イ
メ メ
ー ー
ジ
メ メ
ー ー
ジ ジ
ジ
の
構
ジ ジ
ジ
ジ ジ
造
の の
構 構
造 造
の
移
植
の の
性
移 移
植 植
性 性
追加のデバイス・ドライバーまたはアプリケーション・プログラムを
イ
メ
ー
ジ
・
タ
イ
プ
の
要
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
・ ・
タ タ
イ イ
プ プ
の の
以下の表に、ウルトラ・ポータブル・イメージと関連する特性を要約します。
注 注注: ::WindowsVistaおよびWindows7には、ウルトラ・ポータブル・イメージがありません。ウルトラ・
ポータブル・イメージがあるのはWindowsXPのみです。
約
要 要
約 約
8ImageUltraBuilderVersion5.01ユーザー・ガイド
表 1. ウ ル ト ラ ・ ポ ー タ ブ ル ・ イ メ ー ジ の 特 性
明
説 説説明 明
•完全なモジュラー・アーキテクチャー
•Windowsセットアップが実行される
前にターゲット・コンピューターで
アンパックされる
•プラグ・アンド・プレイ・ハードウェ
ア検出を使用する、完全Windows無
人セットアップを使用する
•ユーザー情報は事前定義可能
点
利 利利点 点
•インポートされたImageUltraで
開発のモジュールを使用する場
合、Lenovo製のパーソナル・コン
ピューターの製品ラインで移植性
を最大限に引き出すことができる
•ImageUltraBuilderで開発したモ
ジュールを使用する場合、Lenovo
製および他社製のハードウェア・
プラットフォームで移植性を最大
限に高めることができる
•信頼性が極めて高い
•アプリケーション・プログラム
およびデバイス・ドライバーは、
基本オペレーティング・システ
ム・モジュールとは別個に追加さ
れる。したがって、共通の基本
オペレーティング・システム・
モジュールを、ドライバー・モ
ジュールおよびアプリケーショ
ン・モジュールをさまざまに組み
合わせたものと使用して、多数の
イメージ・バリエーションを作成
できる
•イメージのライフ・サイクルが
長い
•ハードウェアに依存しない
•保守が容易
点
欠 欠欠点 点
•ターゲット・コンピューター
での初期セットアップは、
Windowsオペレーティング・
システムのインストールに要
する50分のほかに、すべて
のアプリケーションのインス
トールに要する時間がかかる
以下の表に、ポータブルSysprepイメージと関連する特性を要約します。
表 2. ポ ー タ ブ ル Sysprep イ メ ー ジ の 特 性
明
説 説説明 明
•セミモジュラー(ベース・イメージを
付加するための別個のアプリケーショ
ン・モジュールおよびドライバー・モ
ジュールのインストールをサポート)
•セットアップは、ソース・コンピュー
ター上で一度実行される
•Sysprepは、ユーザー情報および一部
のハードウェア固有情報をレジスト
リーから削除する
•ターゲット・コンピューターで、限
定されたハードウェア照会(Windows
プラグ・アンド・プレイ機能)を実
行する
•ユーザー情報は事前定義可能
点
利 利利点 点
•ターゲット・コンピューターでの
初期セットアップは、通常、ベー
ス・イメージについて要する10
分のほかに、すべてのアプリケー
ションのインストールに要する時
間がかかる
•一部の移植性(ビデオ、オーディ
オ、ネットワークなど)
•Lenovo製のコンピューターおよび
他社製のコンピューターをサポー
トする
•基本オペレーティング・システ
ム・モジュールに大きなコア・
アプリケーション(オフィス・ス
イートなど)を組み込めるため、
インストール時間が短縮される
以下の表に、ハードウェア固有イメージと関連する特性を要約します。
点
欠 欠欠点 点
•イメージは、同一または類似
ハードウェアについてのみ使
用され、ほとんどの場合、
メーカー固有
注 注注: ::WindowsVistaおよび
Windows7の場合、ポータブル
Sysprepイメージはハードウェア
と独立しています。
第1章.ImageUltraBuilderの機能9
表 3. ハ ー ド ウ ェ ア 固 有 イ メ ー ジ の 特 性
明
説 説説明 明
•セットアップは、ソース・コンピュー
ターで一度実行される
•アプリケーションおよびドライバー
は、ベース・イメージの一部である
•Sysprepを実行するとユーザー情報を
削除できる
点
利 利利点 点
•ターゲット・コンピューターでの
初期セットアップは、通常、10分
以下に短縮される
•イメージは、Lenovo製のコン
ピューターおよび他社製のコン
ピューターに対して開発でき、デ
プロイおよびインストールができ
ますが、各イメージは特定のハー
ドウェアおよびソフトウェア構成
に固有でなければならない
点
欠 欠欠点 点
•ハードウェア・プラット
フォームごとに1つのイメー
ジ
•イメージは、同一コンピュー
ター上でのみ使用される
•アプリケーションのセットご
とに固有のイメージを作成す
るか、インストール後にアプ
リケーションを手作業で追加
する必要がある
•移植性はなし
10ImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド
第
2
章
イ
メ
ー
ジ
処
理
の
概
第 第
2 2
章 章
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
処 処
理 理
の の
この章では、ImageUltraBuilderと関連する各種プロセスおよびコンポーネントと、それらの相互関係を理
解するのに役立つ情報を提供します。この章に記載されているプロセスを完了する方法に関する段階的な
手順については、ImageUltraBuilderのヘルプ・システムを参照してください。
ImageUltraBuilderは、個々のイメージ・コンポーネントをモジュールとしてImageUltraBuilderリポジト
リーに保存します。
のモジュールと組み合わせて、1つ以上のイメージを作成できます。各アプリケーションが1つのモ
ジュールであり、各デバイス・ドライバーも1つのモジュール、各オペレーティング・システムも1
つのモジュール、という具合です。
:
注 注注: :
ハードウェア固有イメージから作成されるモジュールは、他のモジュールと組み合わせてその機能を
強化することはできません。ポータブルSysprepイメージから作成されるイメージには、すでにデバイ
ス・ドライバーおよびアプリケーションが含まれていますが、他のアプリケーション・モジュールおよび
デバイス・ドライバー・モジュールと組み合わせて、その機能を強化できます。
モジュールは、以下の基本カテゴリーに分類されます。
モジュールは、パックされ、圧縮された自己完結型の単位です。リポジトリー内の他
要
概 概
要 要
オ
•オ オ
タイプがあります。
–基本オペレーティング・システム・モジュール:これらのモジュールには、コア・オペレーティン
ー
ペ ペペレ レレー ー
テ テティ ィィン ンング ググ・ ・・シ シ
グ・システムの一部であるすべてのコンポーネントが含まれます。基本オペレーティング・システ
ム・モジュールは、Lenovo製のソース・コンピューターのサービス・パーティションまたは隠し区
画(HPA)からインポートするか、以下のいずれかから作成することができます。
–ハードウェア固有イメージ
–ポータブルSysprepイメージ
–WindowsインストールCDのI386フォルダー
:
注 注注: :
I386ベースのオペレーティング・システム・モジュールは、ウルトラ・ポータブル・イメー
ジ専用です。I386基本オペレーティング・システム・モジュールをベース・マップに追加する場
合は、ImageUltraカスタマイズ・モジュール、Sysprepモジュール、およびインストールする
オペレーティング・システムの適切な基本パーティション用のパーティション・モジュール
(Windows2000基本パーティション、WindowsXPHome基本パーティション、またはWindowsXP
Pro基本パーティション)も常に追加する必要があります。Sysprepモジュールは、WindowsXPお
よびWindows2000用のウルトラ・ポータブル・イメージのビルドと組み合わせて使用され、
C:¥SWWORK¥SYSPREPフォルダーに入れておく必要があります。このI386基本オペレーティング・
システム・モジュールを無人でインストールする場合は、UNATTEND.TXTモジュールを作成し
てベース・マップに組み込む必要があります。これらのモジュール、およびソース・ファイ
ルの準備とモジュール作成のための段階的な手順について詳しくは、109
ジュール用ソース・ファイルの準備』を参照してください。
シ
ス スステ テテム ム
ム
・
・ ・
モ モモジ ジジュ ュュー ー
ー
ル ルル:オペレーティング・システム・モジュールには、次の3
ページの第8章『モ
WindowsVistaまたはWindows7オペレーティング・システム・モジュールをベース・マップに追
加するときは、以下を伴う必要があります。
•ImageUltraBuilder5.0Vista/Windows7カスタマイズ・モジュール
•ImageUltraBuilder5.0Vista/Windows7サポート・ツール
•該当するWindowsVista/Windows7パーティション・モジュール
このWindowsVistaまたはWindows7オペレーティング・システム・モジュールを無人でイン
ストールする場合は、UNATTEND.XMLモジュールを作成してベース・マップに組み込む必要
©CopyrightLenovo2008,and2008,2010,2010
11
があります。これらのモジュール、およびソース・ファイルの準備とモジュール作成のため
の段階的な手順について詳しくは、109ページの第8章『モジュール用ソース・ファイルの準
備』を参照してください。
一般に、ハードウェア固有イメージおよびポータブルSysprepイメージの基本オペレーティング・シ
ステム・モジュールは、SymantecNortonGhost、
イ
メ
ー
ジ
を
開
発
す
る
た
め
の
つ
の
基
本
ス
テ
ッ
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
を を
開 開
発 発
す す
る る
た た
め め
の の
5 55つ つ
の の
基 基
本 本
ス ス
イメージを開発するための基本ステップは、次の5つです。
1.既存のモジュールのインポート
2.モジュールのビルド
3.ベース・マップおよびドライバー・マップの作成および変更
4.スマート・イメージをターゲット・コンピューターにデプロイ
5.ターゲット・コンピューターでのイメージのインストール
本章の後半に、これらの5つの基本ステップの詳細を記載します。
既
存
の
マ
ッ
プ
お
よ
び
モ
ジ
ュ
ー
ル
の
イ
ン
既 既
存 存
の の
マ マ
ッ ッ
プ プ
お お
よ よ
び び
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
ル ル
の の
インポート・ウィザードが、既存のマップおよびモジュールをリポジトリーにコピーします。マッ
プおよびモジュールは、以下のすべてのソースからインポートできます。
ポ
イ イ
ン ン
ポ ポ
プ
テ テ
ッ ッ
プ プ
ー
ト
ー ー
ト ト
–コンピューター上のサービス・パーティション
–Lenovo製のコンピューター上の隠し区画(HPA)
–コンピューター上のディレクトリー
–さまざまなリポジトリー
–
ImageUltra Builder 配 布 用 CD
–ImageUltraエクスポート・パッケージ
–ImageUltraリポジトリーの旧バージョン
サ
ー
ビ
ス
・
パ
ー
サ サ
ー ー
ビ ビ
ス ス
・ ・
ル
の
イ
ン
ル ル
の の
ソース・コンピューターからモジュールをインポートするには、まずソース・コンピューターに
ImageUltraBuilderをインストールし、ソース・コンピューターを、リポジトリーにアクセスでき
るようにセットアップする必要があります。ImageUltraプログラムのインストール後、ImageUltra
Builderを開き、使用するリポジトリーの「リポジトリー」ウィンドウを開いてから、インポート・
ウィザードを開始し、それを使用して、希望するモジュールをリポジトリーにインポートします。
インポート・ウィザードは、ソース・コンピューターのサービス・パーティションまたはHPA内
にある、すべてのアプリケーション・モジュール、デバイス・ドライバー・モジュール、フィ
ルター・モジュール、ユーティリティー・モジュール、ベース・マップ、およびドライバー・
マップをカテゴリー別に表示します。これを使用すると、カテゴリーを選択して、そのカテゴ
リー内のすべてのモジュールをインポートしたり、インポートするモジュールまたはマップのみを
選択したりすることができます。
ポ
イ イ
ン ン
ポ ポ
テ
パ パ
ー ー
テ テ
ー
ト
ー ー
ト ト
または
ィ
シ
ィ ィ
シ シ
ThinkCenter お よ び ThinkPad の リ カ バ リ ー CD
ョ
ン
ま
た
は
HPA
か
ら
ョ ョ
ン ン
ま ま
た た
は は
HPA HPA
の
か か
ら ら
の の
のセット
マ
ッ
プ
お
よ
び
モ
ジ
ュ
マ マ
ッ ッ
プ プ
お お
よ よ
び び
モ モ
ー
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
多くの場合、オペレーティング・システム・モジュールはコンテナーに入っているため、コンテナー
全体をインポートする必要があります。インポート操作中に、マップおよびモジュールを取り込むリ
ポジトリー内のフォルダーを選択するよう、インポート・ウィザードが指示を出します。リポジト
12ImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド
リーの既存のフォルダーを使用することも、リポジトリー内に新規フォルダーを作成することも、
あるいはインポートされたモジュールを単にリポジトリーのルート項目に入れることもできます。
固有のモジュールをビルドするのとは対照的に、モジュールをインポートする利点は、次のとお
りです。
–ImageUltraで開発されたモジュールは、Lenovoでテスト済みであり、Lenovo製のコンピュー
ターにデプロイできる状態になっています。
ベ ー ス ・ マ ッ プ
–
Builderインポート・ウィザードによって自動的に作成されます。これらのマップをそのままの状
態で使用することも、インポート・ウィザードによって作成されたマップに基づいて新しい
マップを作成して、特定のニーズに合うようマップを変更することも、あるいはマップを廃
棄して、ユーザー独自のマップを作成することもできます。
–ソース・コンピューターのサービス・パーティションにベース・マップおよびドライバー・マッ
プがすでに存在する場合、それらのマップをインポートすることができます。サービス・パー
ティションにマップが存在するのは、ImageUltraBuilderによってデプロイされたスマート・イ
メージが、ソース・コンピューターに入っている場合だけです。
–ImageUltraで開発されたモジュールには、Microsoftの認証要件に準拠した署名付きデバイス・
ドライバーや、アプリケーションが含まれており、デバイス・ドライバーの互換性が保証
されています。
–ImageUltraで開発されたモジュールを新しいLenovo製のコンピューターのサービス・パーティ
ションからインポートすると、Lenovo製のコンピューターの製品ライン全体で使用できるウルト
ラ・ポータブル・イメージを簡単に作成できるようになります。
および
ド ラ イ バ ー ・ マ ッ プ
は、インポートするモジュールに基づいてImageUltra
リ
ポ
ジ
ト
リ
ー
、
フ
ォ
ル
ダ
ー
、
CD
か
ら
の
マ
ッ
プ
お
よ
び
モ
ジ
ュ
ー
ル
リ リ
ポ ポ
ジ ジ
ト ト
リ リ
ー ー
、 、
フ フ
ォ ォ
ル ル
ダ ダ
ー ー
、 、
CD CD
か か
ら ら
の の
マ マ
ッ ッ
プ プ
お お
よ よ
び び
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
イ
ン
ポ
ー
イ イ
ン ン
前述のサービス・パーティションまたはHPAからのインポート以外にも、ImageUltraBuilderコ
ンソールからインポート・ウィザードを使用して、フォルダー、
ThinkCentre お よ び ThinkPad Product Recovery デ ィ ス ク
およびモジュールをインポートすることもできます。
:
注 注注: :
最寄りのスマートセンター・チームを通して
リ ー CD
パーソナル・コンピューターでは、ThinkVantageリカバリー・ツールを使用して独自の
ま た は ThinkPad プ ロ ダ ク ト ・ リ カ バ リ ー CD
ImageUltra Builder 配 布 用 CD
–
ンポートする際、インポート・ウィザードは、選択可能なすべてのアプリケーション・モジュー
ル、デバイス・ドライバー・モジュール、フィルター・モジュール、ユーティリティー・モ
ジュール、ベース・マップ、およびドライバー・マップをカテゴリー別に表示します。そのカテ
ゴリー内のすべての項目を選択することも、インポートするモジュールまたはマップのみを選択
することもできます。ほとんどの場合、オペレーティング・システム・モジュールはコンテナー
に入っているため、コンテナー全体をインポートする必要があります。
–フォルダーからインポートする際、インポート・ウィザードは、選択可能なすべてのオペレー
ティング・システム・モジュール、アプリケーション・モジュール、デバイス・ドライバー・モ
ジュール、フィルター・モジュール、ユーティリティー・モジュール、ベース・マップ、および
ドライバー・マップをカテゴリー別に表示します。そのカテゴリー内のすべての項目を選択する
ことも、インポートするモジュールまたはマップのみを選択することもできます。
–異なるリポジトリーからインポートするときは、カテゴリー別に表示することも、リポジト
リー全体を現在の構造のまま表示して、インポートするマップまたはモジュールのみを選
択することもできます。
ト
ポ ポ
ー ー
ト ト
ImageUtra Builder 配 布 用 CD
、あるいはさまざまなリポジトリーからマップ
ThinkCentre ま た は ThinkPad プ ロ ダ ク ト ・ リ カ バ
のセットを注文することができます。2003年以降に発表された多くのLenovoブランドの
のセットを作成することができます。
または
ThinkCentre お よ び ThinkPad Product Recovery デ ィ ス ク
の
ー ー
ル ル
の の
ThinkCentre
からイ
、
第2章.イメージ処理の概要13
モ
ジ
ュ
ー
ル
の
ビ
ル
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
ル ル
の の
ビ ビ
モジュールをインポートするほか、オペレーティング・システム、アプリケーション、およびデバ
イス・ドライバー用に固有のモジュールを作成できます。ただし、次のような制約があります。
–アプリケーション・モジュールおよびデバイス・ドライバー・モジュールは、ウルトラ・ポータ
ブル・イメージおよびポータブルSysprepイメージでのみ使用するためのものです。それらを、
ハードウェア固有イメージで使用することはできません。ハードウェア固有イメージの場合、す
べての必要なアプリケーションおよびデバイス・ドライバーが、イメージの作成前にソース・
コンピューターにインストールされている必要があります。
–基本オペレーティング・システム・モジュールは、ハードウェア固有イメージ、ポータブル
Sysprepイメージ、WindowsVistaWIMイメージ、Windows7WIMイメージ、またはWindowsイン
ストールCDのI386フォルダーから作成できます。I386フォルダーから作成された基本オペレー
ティング・システム・モジュール(
る)は、ウルトラ・ポータブル・イメージ専用で、適切な基本パーティション用のパーティショ
ン・モジュール(
または
UNATTEND.TXTモジュールと一緒に使用する必要があります。
–ユーザー作成のWindowsVistaまたはWindows7オペレーティング・システム・モジュールを
ベース・マップに追加するときは、以下を伴う必要があります。
•ImageUltraBuilder5.0Vista/Windows7カスタマイズ・モジュール
•ImageUltraBuilder5.0Vista/Windows7保守ツール
•該当するWindowsVista/Windows7パーティション・モジュール
Windows XP Pro 基 本 パ ー テ ィ シ ョ ン
ド
ル ル
ド ド
I386 基 本 オ ペ レ ー テ ィ ン グ ・ シ ス テ ム ・ モ ジ ュ ー ル
Windows 2000 基 本 パ ー テ ィ シ ョ ン
)、ImageUltraカスタマイズ・モジュール、および
と呼ばれ
、WindowsXPHome基本パーティション、
このWindowsVistaまたはWindows7オペレーティング・システム・モジュールの無人インス
トールを実行する場合は、UNATTEND.XMLモジュールを作成してベース・マップに組み込
む必要もあります。これらのモジュール、およびソース・ファイルの準備とモジュール作成
のための段階的な手順について詳しくは、109
ルの準備』を参照してください。
注
:
注 注
: :
Sysprepモジュールは、WindowsXPおよびWindows2000用のウルトラ・ポータブル・イ
メージのビルドと組み合わせて使用され、C:¥SWWORK¥SYSPREPフォルダーに入れておく必要があ
ります。
オプションで、新しいLenovo製のパーソナル・コンピューターのサービス・パーティションから
ImageUltraで開発されたモジュールをインポートできます。ただし、インポートされたImageUltraで
開発の基本オペレーティング・システム・モジュールをデプロイできるのは、Lenovo製のパーソ
ナル・コンピューターだけです。
ド
ラ
イ
バ
ー
・
モ
ジ
ュ
ー
ル
、
ア
ド ド
ラ ラ
イ イ
バ バ
ー ー
・ ・
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
ル ル
オ
ン
・
オ
ペ
レ
ー
テ
ィ
ン
オ オ
ン ン
・ ・
オ オ
ペ ペ
レ レ
ー ー
テ テ
デバイス・ドライバー・モジュール用のファイルの準備は、アプリケーション・モジュールまたは
アドオン・オペレーティング・システム用のファイルの準備とは異なります。
–アプリケーション・ファイルおよびア アアド ド
に、モジュールに使用する予定のアプリケーションまたはアドオン・オペレーティング・シ
ステム・コンポーネントには、無人インストールのためのサイレント・インストール機能が
なければなりません。モジュールをビルドする前に、インストール処理でユーザー対話が不
要となるよう、無人インストールのためのアプリケーションまたはアドオン・オペレーティ
ング・システム・コンポーネントを準備します。ほとんどの場合、MicrosoftSoftwareInstaller
(MSI)およびInstallShieldプログラムは、これらのタイプの自動インストールに対応できます。
ImageUltraBuilderでは、無人インストールに対応していないアプリケーションおよびアドオン・
オペレーティング・システム・コンポーネントも使用できます。このタイプのアプリケーショ
グ
ィ ィ
ン ン
グ グ
プ
、 、
ア ア
プ プ
・
シ
ス
・ ・
シ シ
ス ス
ド
ページの第8章『モジュール用ソース・ファイ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
・
モ
ジ
ュ
ー
リ リ
オ オオン ンン・ ・
ケ ケ
ー ー
シ シ
ョ ョ
ン ン
・ ・
モ モ
ジ ジ
テ
ム
・
モ
ジ
ュ
ー
ル
テ テ
ム ム
・ ・
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
・
オ オオペ ペペレ レ
レ
テ
ー ーーテ テ
ィ ィィン ンング グ
の
ー ー
ル ル
の の
グ
シ
・ ・・シ シ
ル
ュ ュ
ー ー
ル ル
ビ
ル
ビ ビ
ル ル
テ
ス スステ テ
ム ムム・ ・
、
ま
た
、 、
ド
ド ド
・
モ モモジ ジジュ ュ
は
ま ま
た た
は は
ュ
ー ーール ルル:一般
ア
ド
ア ア
ド ド
14ImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド
ン・プログラムおよびアドオン・オペレーティング・システム・コンポーネントは、モジュー
ルとしてデプロイできますが、自動的にインストールすることはできません。その代わり、
ImageUltraBuilderがインストール可能ファイルをターゲット・コンピューターにコピーできるよ
うにし、ユーザーがセットアップ・プログラムを立ち上げて、手動でプログラムをインストール
できるようなアイコンをデスクトップに置くことができます。
バ
ス
ド
デ デデバ バ
–
アプリケーション、アドオン・オペレーティング・システム・コンポーネント、またはデバイス・ド
ライバーの準備ができたら、
ル項目を作成し、モジュールに関連する属性を設定します。属性は、デバイス・ドライバー・モ
ジュール、アプリケーション・モジュール、またはアドオン・オペレーティング・システム・モ
ジュールごとに異なります。どの場合も、リポジトリー内のモジュールと、準備されたファイルが
現在保存されている場所を示す名前を定義する必要があります。属性の定義が完了すると、リポジ
トリーから目的の項目を選択し、ビルド・ツールを使用してモジュールをビルドできます。
イ イイス ス
Microsoft標準のPlug-n-Play.INFインストール方式を使用する必要があります。デバイス・ドライ
バーは、MicrosoftWindowsHardwareQualificationLab(WHQL)により認証され、署名が付いている
ものでなければなりません。署名付きのWHQL認証デバイス・ドライバーを使用しない場合、イ
ンストール処理時にWindowsが生成した情報メッセージが出力されてプロセスが中断すること
になります。これを回避するにはユーザー対話が必要です。
ラ
・ ・・ド ド
ラ ラ
イ イイバ ババー ー
ー
フ
・ ・・フ フ
ル
ァ ァァイ イイル ル
新規モジュール・ウィザードを使用して、リポジトリー内にモジュー
:デバイス・ドライバー・モジュールをビルドする場合、
注 注注: ::ImageUltraBuilderは、ウィルスを見つけるためにファイルを自動的にスキャン
ルスのない環境を確保するために、モジュールのビルドに使用されるコンピューター上でウィルス
検査プログラムを使用してください。
ソース・ファイルの準備およびモジュールの作成のための段階的な手順については、109ページ
の第8章『モジュール用ソース・ファイルの準備』またはImageUltraBuilderヘルプ・システムを
参照してください。
基
本
オ
ペ
レ
ー
テ
ィ
ン
グ
・
シ
ス
テ
ム
・
モ
ジ
ュ
ー
ル
の
作
基 基
本 本
オ オ
ペ ペ
レ レ
ー ー
テ テ
ィ ィ
ン ン
グ グ
・ ・
シ シ
ス ス
テ テ
ム ム
・ ・
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
ル ル
ImageUltraで開発された基本オペレーティング・システム・モジュールをインポートするのでは
なく、独自の基本オペレーティング・システム・モジュールを作成する場合は、以下のいず
れかを実行します。
–既存のハードウェア固有イメージ(SymantecNortonGhost、SymantecDeployCenter、またはMicrosoft
ImageXによって作成された業界標準イメージ)からモジュールをビルドする。
–ポータブルSysprepイメージを作成し、そのイメージからモジュールをビルドする。ポータブル
Sysprepイメージから基本オペレーティング・システム・モジュールを作成する場合、モジュール
は、アプリケーション・モジュールおよびデバイス・ドライバー・モジュールを使用して、さま
ざまなハードウェア間での移植性を高めることができます。
–ウルトラ・ポータブル・イメージで使用するI386基本オペレーティング・システム・モジュー
ルを作成する。
–WindowsVistaまたはWindows7基本オペレーティング・システム・モジュールを作成する。
成
の の
作 作
成 成
し ま せ ん
。ウィ
ハ
ー
ド
ウ
ェ
ア
固
有
イ
メ
ー
ジ
か
ら
の
基
本
オ
ペ
レ
ー
テ
ィ
ン
グ
・
シ
ス
テ
ム
・
モ
ジ
ュ
ハ ハ
ー ー
ド ド
ウ ウ
ェ ェ
ア ア
固 固
有 有
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
か か
ら ら
の の
基 基
本 本
オ オ
ペ ペ
レ レ
ー ー
テ テ
ィ ィ
ン ン
グ グ
・ ・
シ シ
ス ス
テ テ
ム ム
・ ・
モ モ
ル
の
作
ル ル
ハードウェア固有イメージは、MicrosoftSysprepツールを使用して準備され、SymantecNorton
Ghost、SymantecDeployCenter、またはMicrosoftImageXのいずれかを使用して作成される自己完結型
イメージ(オペレーティング・システム、アプリケーション、およびデバイス・ドライバー)で
す。ソース・コンピューターとターゲット・コンピューターがほとんどバリエーションのない同
じハードウェアを使用する必要があるため、このイメージの移植性は限定されます。大企業の多
くはハードウェア固有イメージを使用しており、それらはモジュールに変換が可能であり、
ImageUltraBuilderを使用してデプロイできます。
成
の の
作 作
成 成
第2章.イメージ処理の概要15
ー
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
既存のハードウェア固有イメージからオペレーティング・システム・モジュールをビルドするのは簡
単です。「新規モジュール・ウィザード」を使用して、リポジトリー内にオペレーティング・システ
ム・モジュール項目を作成し、モジュールと関連する属性を設定します。属性の定義が完了すると、
リポジトリーから目的の項目を選択し、ビルド・ツールを使用してモジュールをビルドできます。
ハードウェア固有イメージ用のソース・ファイルの準備およびモジュールの作成に関する段階的な
手順については、109
Builderヘルプ・システムを参照してください。
ポ
ー
タ
ブ
ル
ポ ポ
ー ー
タ タ
ル
の
作
ル ル
の の
作 作
ポータブルSysprepイメージからのモジュールの作成は、ハードウェア固有イメージからのモ
ジュールの作成とよく似ています。違うのは、ソース・コンピューター上でポータブルSysprepイ
メージを作成する方法だけです。
イメージの作成方法を変更すると、イメージが、デプロイおよびインストール処理時に他のアプリ
ケーション・プログラムおよびデバイス・ドライバーを付加できるようになります。以下は、ポー
タブルSysprepイメージの作成に必要な変更です。
Sysprepプログラムを実行する前に、ImageUltraBuilderで提供される、ImageUltraカスタマイズ・プ
ログラム(IUCP)をソース・コンピューターで実行します。ImageUltraカスタマイズ・プログラム
は、ポータブルSysprepイメージがマップに定義されたアプリケーションおよびデバイス・ドライ
バーを利用するのに必要なタイミングを提供します。
Sysprep
ブ ブ
ル ル
Sysprep Sysprep
成
成 成
ページの第8章『モジュール用ソース・ファイルの準備』またはImageUltra
イ
メ
ー
ジ
か
ら
の
基
本
オ
ペ
レ
ー
テ
ィ
ン
グ
・
シ
イ イ
メ メ
ー ー
ジ ジ
か か
ら ら
の の
基 基
本 本
オ オ
ペ ペ
レ レ
ー ー
テ テ
ィ ィ
ン ン
グ グ
ス
・ ・
シ シ
ス ス
テ
ム
・
モ
ジ
テ テ
ム ム
・ ・
ュ
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー
ー ー
ポータブルSysprepイメージのその他の作業は、Sysprepツールの実行や、SymantecNortonGhostまた
はSymantecDeployCenterを使用したイメージ・ファイルの作成を含め、従来のハードウェア固有イ
メージを開発する場合と同じです。イメージ・ファイルを作成したら、
ザード」を使用して、リポジトリー内にオペレーティング・システム・モジュール項目を作成し、
モジュールと関連する属性を設定します。属性の定義が終了すると、リポジトリーから目的の項目
を選択し、モジュールをビルドできます。ポータブルSysprepイメージの段階的な手順について
は、116
I386
I386 I386
I386基本オペレーティング・システム・モジュールは、ウルトラ・ポータブル・イメージの中心
的な要素です。ただし、I386基本オペレーティング・システムをベース・マップに追加する場合
は、適切な基本パーティション用のパーティション・モジュール(Windows2000基本パーティショ
ン、WindowsXPHome基本パーティション、またはWinXPPro基本パーティション)、ImageUltra
カスタマイズ・モジュール、Sysprepモジュール、およびUNATTEND.TXTモジュール(オプショ
ン)も追加する必要があります。ここでは、これらのモジュールを作成してインプリメントする
方法を説明します。
注 注注: :
のビルドと組み合わせて使用され、C:¥SWWORK¥SYSPREPフォルダーに入れておく必要があります。
I386基本オペレーティング・システム・モジュールには、WindowsインストールCDのI386フォル
ダーに含まれているすべてのファイルおよびサブフォルダーが入っています。これらのファイルに
は、オペレーティング・システムのインストールに関連したコンテンツおよびインストール手順が
入っています。ウルトラ・ポータブル・イメージとしてデプロイするオペレーティング・システムご
とに、I386基本オペレーティング・システム・モジュールを作成する必要があります。ウルトラ・
ポータブル・イメージとしてデプロイ可能なのは、以下のオペレーティング・システムだけです。
ページの『ポータブルSysprepイメージの作成』を参照してください。
基
本
オ
ペ
レ
ー
テ
ィ
ン
グ
・
シ
ス
テ
ム
・
モ
ジ
ュ
ー
ル
の
基 基
本 本
オ オ
ペ ペ
レ レ
ー ー
テ テ
ィ ィ
ン ン
グ グ
・ ・
シ シ
ス ス
テ テ
ム ム
・ ・
モ モ
ジ ジ
ュ ュ
ー ー
:
Sysprepモジュールは、WindowsXPおよびWindows2000用のウルトラ・ポータブル・イメージ
作
ル ル
の の
作 作
「新規モジュール・ウィ
成
成 成
–WindowsXPProfessional
–WindowsXPHome
–Windows2000
16ImageUltraBuilderV ersion5.01ユーザー・ガイド