ユーザー・ガイド
タイプ 8289 、8298 、8328
タイプ 8341 、8344 、8382
ユーザー・ガイド
タイプ 8289 、8298 、8328
タイプ 8341 、8344 、8382
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 v ページの『重要な安全上の注意』 および 51 ページの『付録 D. 特
記事項』 に記載されている情報をお読みください。
本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。
http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html
なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは
http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。
(URL は、変更になる場合があります)
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原 典: User Guide
Types 8289, 8298, 8328
Types 8341, 8344, 8382
発 行: 日本アイ・ビー・エム株式会社
担 当: ナショナル・ランゲージ・サポート
第1 刷 2005.12
この文書では、平成明朝体
™
W3、平成明朝体 ™W7、平成明朝体 ™W9、平成角ゴシック体 ™W3、平成角ゴシック体
™
W5、および平成角ゴシック体 ™W7を使用しています。この (書体 *)は、(財)日本規格協会と使用契約を締結し使用し
ているものです。フォントとして無断複製することは禁止されています。
™
注 * 平成明朝体
W3、平成明朝体 ™W7、平成明朝体 ™W9、
平成角ゴシック体™W3、平成角ゴシック体™W5、平成角ゴシック体™W7
© Copyright Lenovo 2005.
Portions © Copyright International Business Machines Corporation 2005.
All rights reserved.
目次
重要な安全上の注意 ..........v
即時アクションを必要とする状態 .......v
一般的な安全上のガイドライン ........vi
保守作業 ..............vi
電源コードと電源アダプター .......vii
延長コードと関連デバイス ........viii
プラグとコンセント ..........viii
電池 (バッテリー)...........viii
製品の発熱と換気 ...........ix
CD ドライブと DVD ドライブの安全 .....x
その他の安全上の注意 ...........x
リチウム電池について ...........xi
モデムの安全上の注意 ...........xi
レーザーの安全性について .........xii
電源機構について ............xii
概要 ................xv
製品情報の入手方法 ...........xv
第 1 章 オプションの取り付け .....1
機能の一覧 ...............1
使用可能なオプション ...........5
仕様 .................6
サポートされている置き方..........7
必要な工具 ...............7
静電気に弱いデバイスの取り扱い .......7
外部オプションの取り付け..........8
コンピューターの前面にあるコントロールおよびコ
ネクターの位置 ............8
コンピューターの背面にあるコネクターの位置 ..9
デバイス・ドライバーの入手 .......10
カバーを開く ..............11
構成部品の位置の確認 ...........12
システム・ボード構成部品およびドライブへのアク
セス .................13
システム・ボードの部品の識別 ........14
メモリーの取り付け ...........15
PCI アダプターの取り付け .........16
内蔵ドライブの取り付け ..........17
ドライブの仕様 ............18
ベイ 2 へのドライブの取り付け ......19
ベイ 3 へのディスケット・ドライブの取り付け 22
セキュリティー機能 ...........25
ケーブル・ロック ...........26
パスワード保護 ............26
電池の交換 ..............27
紛失したり忘れた場合のパスワードの消去 (CMOS
のクリア)...............28
カバーを閉じてケーブルを接続する ......28
第 2 章 装置構成ユーティリティー
(Setup Utility) の使用 ........31
装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムの始動 ...............31
設定値の表示と変更 ...........31
パスワードの使用 ............31
パスワードの考慮事項 ..........32
ユーザー・パスワード ..........32
管理者パスワード ...........32
パスワードの設定、変更、および削除 ....32
デバイスごとのセキュリティー・プロファイル
(Security Profile by Device) の使用.......33
始動デバイスの選択 ...........33
一時的な始動デバイスの選択 .......33
始動デバイス順序の変更 .........34
拡張(Advanced) 設定 ............34
装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムの終了 ...............35
付録 A. システム・プログラムの更新 ..37
システム・プログラム ...........37
BIOS の更新 (フラッシュ ).........37
POST/BIOS 更新障害からのリカバリー .....38
付録 B. マウスのクリーニング .....41
オプティカル・マウスのクリーニング .....41
ボール付きマウスのクリーニング .......41
付録 C. 手入力によるモデム・コマンド 43
基本 AT コマンド ............43
拡張 AT コマンド ............45
MNP/V.42/V.42bis/V.44 コマンド .......47
Fax クラス 1 コマンド ..........48
Fax クラス 2 コマンド ..........48
ボイス・コマンド ............49
付録 D. 特記事項 ..........51
映像出力 (テレビ、ビデオ) に関する注意事項 ...52
商標 .................52
索引 ................53
© Copyright Lenovo 2005. © Portions Copyright IBM Corp. 2005. iii
iv ユーザー・ガイド
重要な安全上の注意
お願い
まず最初に、重要な安全上の注意をお読みください。
ここには、 ThinkCentre ®または ThinkPad ®パーソナル・コンピューターを安全に
使用するための情報が記載されています。ご使用のコンピューターに付属の説明書
の記載事項に従い、説明書は保管しておいてください。本書に記載の内容によっ
て、お客様の購入契約や「Lenovo 保証の内容と制限」が影響されることはありませ
ん。
お客様の安全を確保することは重要です。弊社の製品は、安全性と効率を考慮して
開発されています。しかし、パーソナル・コンピューターは電子デバイスです。電
源コード、電源アダプター、その他の機構により、とくに誤用した場合などに、危
険な状態が発生し、けがや物的損害が発生することがあります。そうした危険を低
減するために、使用製品に付属の説明書に従ってください。また製品や操作説明書
に記載の警告表示に注意し、さらに本書の内容をよくお読みください。本書の内容
および製品に付属の説明書に従い、危険から身を守り、安全なコンピューター作業
環境を構築してください。
注 : ここに記載の内容には、電源アダプターおよびバッテリーに関する記述があり
ます。モバイル・パーソナル・コンピューターのほかに、外部電源アダプター
を付属する製品 (スピーカー、モニターなど) があります。外部電源アダプター
付属の製品をお持ちの場合は、そうした製品が本書の対象となります。また、
コンピューターには、コンピューターを電源から外した場合でもシステム・ク
ロックに電源が供給されているように、コイン型内部バッテリーが使用されて
いるのでバッテリーに関する安全上の注意は、すべてのコンピューターが対象
となります。
即時アクションを必要とする状態
製品は、誤用や不注意により損傷を受けることがあります。損傷の状態によって
は、使用を再開する前に検査を必要としたり、認可を受けたサービス業者の修理が
必要になる場合があります。
製品の電源を入れるときには、ほかの電子デバイスの使用と同様に注意深く行う必
要があります。まれに、機械から異臭がしたり、煙や火花が発生することがありま
す。パンパン、パチパチ、シューといった音がすることもあります。このような場
合、単に内部の電子コンポーネントが安全性に問題を与えることなく障害を起こし
た場合もあります。あるいは、重大な安全上の問題の場合もあります。しかしいず
れの場合でもあってもお客様ご自身で状態を判断するようなことはやめてくださ
い。
コンピューターとコンピューターのコンポーネントを頻繁に点検して、損傷や磨
耗、あるいは危険を示す兆候がないかを調べてください。コンポーネントの状態に
疑問がある場合は、製品の使用を中止してください。PC サービスまたはカスタマ
© Copyright Lenovo 2005. © Portions Copyright IBM Corp. 2005. v
ー・サポート・センターあるいは製品の製造メーカーに連絡して、製品の点検方法
を指示してもらい、必要なら、修理を依頼してください。PC サービスおよびカス
タマー・サポート・センターの電話番号は、同梱の「PC サービス& サポートのご案
内」に記載されています。
以下に列記する、めったに起こらない状態が発生した場合、またはご使用の製品に
安全上の懸念がある場合は、製品の使用を中止し、電源および通信回線からプラグ
を引き抜いて、PC サービスまたはカスタマー・サポート・センターに連絡して詳
しい指示を受けてください。 xv ページの『製品情報の入手方法』を参照してくだ
さい。
v 電源コード、プラグ、電源アダプター、延長コード、サージ保護器、または電源
機構に、亀裂、破壊、損傷がある。
v 過熱、煙、火花、炎などの痕跡がある。
v バッテリーの損傷 (亀裂、へこみ、しわなど)、バッテリーの放電、バッテリー上
に異物の堆積がある。
v パチパチ、シュー、ポンポンといった音、または強い異臭が製品から発生する。
v コンピューター製品、電源コード、または電源アダプターの上に液体が漏れた跡
や落下物があった。
v コンピューター製品、電源コード、または電源アダプターに水がかかった。
v 製品が落下した、またはなにかの方法で損傷した。
v 操作説明書の通りに操作しても、製品が正常に機能しない。
注: Lenovo 以外の製品 (延長コードなど) でこのような状態があった場合は、製品
メーカーに対応方法を問い合わせるか、部品を交換するなどの処置を実施する
まで、その製品を使用しないでください。
一般的な安全上のガイドライン
けがや物的損害の危険を少なくするため、次の注意事項を常に守ってください。
保守作業
PC サービスまたはサポート・センターから指示を受けるまでは、お客様ご自身で製
品の保守作業をすることはご遠慮ください。それぞれの製品ごとに認可を受けてい
る保守サービス提供業者をご利用ください。
注 : 部品によっては、お客様がアップグレードや交換を実施できるものがありま
す。そうした部品は、お客様での取替え可能部品 (CRU) と呼びます。Lenovo
は、CRU を明示的に識別しており、お客様が部品を交換できる部品について
は、説明書を添付してあります。交換作業を実施する場合は、説明書に従って
作業してください。交換作業を開始する前に、製品の電源を切り、電源コード
を電源コンセントから必ず抜いてください。質問や疑問がある場合は、PC サー
ビスまたはサポート・センターにご連絡ください。
ご使用のコンピューターには電源コードの取り外し後に移動する部品はありません
が、適切な UL 認証のためには次の警告が必要です。
vi ユーザー・ガイド
危険
作動している機器は危険です。指や体の他の部分が触れないようにしてくださ
い。
注意
CRU を交換する場合は、その前にコンピューターの電源を切ってから、3 分
から 5 分待ち、コンピューターが冷めてからカバーを開けるようにしてくだ
さい。
電源コードと電源アダプター
電源コードと電源アダプターは、メーカーから提供されたものだけを使用してくだ
さい。また、他の電気機器には使用しないでください。
電源アダプターその他に電源コードを絶対に巻き付けないでください。コードを巻
き付けると、コードの磨耗、亀裂、ひずみが起こります。危険な状態にならないよ
うに注意してください。
電源コードは、踏み付けたり、足に引っ掛けたり、なにかに挟まることがないよう
に配線してください。
コードや電源アダプターには液体がかからないようにしてください。たとえば、流
し、水槽、トイレ、液体洗剤で掃除した床の上などに、コードや電源アダプターを
置かないでください。とくに誤用によりコードや電源アダプターに力を与えたとき
などに、液体はショートの原因となります。さらに液体があると、電源コードの端
子やアダプターのコネクター端子が徐々に腐食して、過熱の原因となります。
電源コードと信号ケーブルは、正しい順序で接続してください。また、電源コード
のコネクターは、コンセントにしっかりと完全に差し込んでください。
電源アダプターは、AC 入力ピンや電源アダプターのいずれかの場所に腐食や過熱
の痕跡がある場合は (プラスチック部分が変形しているなど) 使用しないでくださ
い。
重要な安全上の注意 vii
電源コードは、コードを接続する先端部分に腐食や過熱の痕跡がある場合、または
電源コードにその他の損傷がある場合は使用しないでください。
延長コードと関連デバイス
延長コード、サージ保護器、無停電電源装置、電源タップなどは、製品の定格を満
たしたものを使用してください。こうしたデバイスに過負荷を絶対に与えないでく
ださい。電源タップを使用する場合は、電源タップの入力定格値を超えないように
してください。電気負荷、電気要件、入力定格値について詳しくは、電気技術者に
ご相談ください。
プラグとコンセント
コンピューター機器に使用するコンセントに損傷や腐食がある場合は、資格のある
電気技術者にコンセントを交換してもらうまで、そのコンセントを使用しないでく
ださい。
プラグを曲げたり改造したりしないでください。プラグに損傷がある場合は、メー
カーに連絡して交換してください。
製品によっては、3 本の長いピンがついたプラグが付属している場合があります。
このタイプのプラグは、アース付きコンセント専用です。これは安全のために付い
ています。このプラグは、専用コンセント以外のコンセントに無理に差し込まない
でください。プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気技術者に連絡して、
認可済みのコンセント・アダプターを入手するか、またはこのタイプのプラグを使
用できるコンセントに取り替えてください。コンセントに過負荷を絶対に与えない
でください。コンピューター・システム全体の負荷が分岐回路定格値の 80% を超
えないようにしてください。電気負荷および分岐回路の定格値について詳しくは、
電気技術者にご相談ください。
コンセントは、正しく配線された、簡単に手が届く位置の、機器のすぐ近くにある
コンセントを使用してください。コードを完全に伸ばしきって、コードが引っ張ら
れることがないようにしてください。
コンセントに機器を接続したり、コンセントから機器を取り外すときには、とくに
注意してください。
電池 (バッテリー)
パーソナル・コンピューターには、システム・クロック専用の再充電できないコイ
ン型セル電池が全機種に使用されています。ThinkPad ノートブック PC などのモバ
イル製品については、携帯時のシステム電源用として、再充電可能なバッテリー・
パックが使用されています。製品のバッテリーは、互換性テストが実施されてお
り、交換する場合は、認可部品と交換する必要があります。
電池は、開いたり、修理をしたりしないでください。電池を壊したり、穴を開けた
り、焼却したり、または金属接点部分をショートさせたりしないでください。電池
に水やその他の液体をかけないでください。バッテリー・パックを充電する場合
は、製品の説明資料の記載通りに、正確に実施してください。
電池を乱用したり、誤操作を行うと、電池が過熱して、バッテリー・パックやコイ
ン型電池から煙や炎が「噴き出す」場合があります。電池が損傷した場合、あるい
viii ユーザー・ガイド
は電池から何らかの放電または電池の端子に異物が溜まっているのに気付いた場合
は、電池の使用を中止して、電池メーカーから交換用の電池を入手してください。
電池は、長期にわたり未使用のままにしておくと劣化します。一部の再充電可能な
電池 (とくにリチウムイオン電池など) の場合、電池を放電状態で長期にわたり未使
用のままにしておくと、電池がショートを起こして、電池の寿命を短くしたり、危
険な状態になることがあります。再充電可能なリチウムイオン電池を完全に放電さ
せたり、放電状態で保管したりしないでください。
製品の発熱と換気
コンピューターは、電源を入れたり、バッテリーを充電すると熱を発生します。ノ
ートブック PC は、コンパクトにできているために、大量の熱を発生します。次の
基本的な注意事項を必ず守ってください。
v コンピューターを操作中、またはバッテリーを充電中に、長時間に渡りひざの上
や身体のその他の部分にコンピューターの底を接触させたままにしないでくださ
い。コンピューターは、通常の操作でもある程度の熱を発生します。長時間に渡
り身体の部分に接触していると、不快感ややけどの原因となります。
v 可燃物の近くや爆発の可能性のある環境でコンピューターを使用したり、バッテ
リーを充電したりしないでください。
v 安全性と快適さ、および信頼性のために、製品には、換気口、ファン、ヒート・
シンクが使用されています。しかし、ベッド、ソファー、カーペット、その他の
柔らかな表面の上にコンピューターをおくと、気付かないうちにこうした機能が
働らかなくなります。このような機能を妨害したり、ふさいだり、機能不全状態
にはしないでください。
少なくとも 3 ヶ月に一度は、ご使用のデスクトップ・コンピューターにほこりがた
まっていないか点検をしてください。コンピューターを検査する前に、電源を切
り、コンピューターの電源コードのプラグをコンセントから抜いてください。それ
から、ベゼル内の通気孔およびミシン目からほこりを取り除いてください。外側に
ほこりがたまっている場合も、よく確認をして、放熱板 (ヒート・シンク) 吸入フィ
ン 、電源供給換気装置、およびファンなどコンピューターの内部からほこりを取り
除きます。カバーを開ける前には常に、コンピューターの電源をオフにして電源コ
ードを抜いておきます。 可能であれば、人通りの多い場所から約 60 cm 以内での
コンピューターの使用を避けてください。コンピューターを人通りの多い場所やそ
の近くで操作しなくてはならない場合、コンピューターをこまめに点検し、必要に
応じて掃除を行ってください。
コンピューターを安全に、最適なパフォーマンスでお使いいただくために、デスク
トップ・コンピューターを使用する際の基本的な次の予防措置を常に行ってくださ
い。
v コンピューターがコンセントに接続されている状態のときは、カバーを開けない
でください。
v コンピューターの外側にほこりがたまっていないか定期的に点検してください。
v ベゼル内の換気装置と接続部分からほこりを取り除きます。ほこりの多い場所や
人通りの多い場所で使用しているコンピューターは、頻繁に掃除が必要となるこ
とがあります。
v コンピューター前面部への換気をふさいだり、妨げたりしないでください。
重要な安全上の注意 ix
v コンピューター背面部の排気装置をふさがないでください。
v 家具の中にコンピューターを保管したり操作をしないでください。過熱状態にな
る危険が高くなります。
v コンピューター内への換気の温度は、35 ℃ を超えないようにしてください。
v ThinkCentre 以外の空気フィルター装置を使用しないでください。
CD ドライブと DVD ドライブの安全
CD ドライブと DVD ドライブは、高速でディスクを回転します。CD や DVD に
亀裂があったり、その他の物理的な損傷があると、CD ドライブを使用したときに
ディスクが割れたり、飛散することさえあります。そうしたときにけがをしないよ
うに、そして機械への損傷を低減するために、次のことを守ってください。
v CD/DVD ディスクは、いつも元のパッケージに保管する。
v CD/DVD ディスクは、直射日光に当てたり、熱源に直接さらさない。
v CD/DVD ディスクは、使用しないときはコンピューターから取り出す。
v CD/DVD ディスクを曲げたり、コンピューターやパッケージに入れるときに無理
に差し込まない。
v CD/DVD ディスクを使用する前に、毎回亀裂がないかを確認する。亀裂や損傷の
あるディスクを使用しない。
その他の安全上の注意
危険
電源ケーブル、電話ケーブル、および通信ケーブルからの電流は危険です。
感電事故防止のために、次のようにしてください。
v 雷雨中にケーブルの接続および切り離し、本製品の設置、保守、再構成は行なわ
ないでください。
v 電源コードはすべて、正しく配線された接地極付きの電源コンセントに接続して
ください。
v 本製品に接続される機器は、正しく配線されたコンセントに接続してください。
v できれば片手を使って、信号ケーブルの接続または切り離し作業を行ってくださ
い。
v 火災、水、または構造上の損傷の形跡がある場合は、機器の電源を決して入れな
いでください。
v 設置および構成の手順で特に指示がない限り、接続された電源コード、通信シス
テム、ネットワーク、およびモデムを切り離してから、デバイスのカバーを開い
てください。
v 本製品または接続されたデバイスのカバーを取り付けるか、移動するか、開くと
きは、次の表に記述されるようにケーブルの接続および取り外し作業を行ってく
ださい。
x ユーザー・ガイド
接続するには :
1. すべての電源をオフにします。
2. まず、デバイスにケーブル類を接続しま
す。
3. 信号ケーブルをコネクターに接続します。
4. 電源コードを電源コンセントに接続しま
す。
5. デバイスの電源を入れます。
リチウム電池について
注意
リチウム電池の交換は正しく行わないと、破裂のおそれがあります。
電池の交換には、部品番号 33F8354 の電池またはメーカー推奨の同等の電池を使用
してください。バッテリーにはリチウムが含まれており、適切な使用、扱い、廃棄
をしないと、爆発するおそれがあります。
取り外すには:
1. すべての電源をオフにします。
2. まず、電源コンセントから電源コードを
取り外します。
3. 信号ケーブルをコネクターから取り外し
ます。
4. すべてのケーブルをデバイスから取り外
します。
次の行為は絶対にしないでください。
v 水に投げ込む、あるいは浸す
v 100°C 以上に加熱する
v 修理または分解
バッテリーを廃棄する場合は地方自治体の条例に従ってください。
モデムの安全上の注意
注意
火災の危険を減らすために、No.26 AWG 以上の通信回線コードのみ使用して
ください。
電話機を使用している際の火災、感電、またはけがの危険を減らすために、次のよ
うな基本的安全対策に従ってください。
v 雷雨の発生中に絶対に電話の配線をしない。
v 電話線のジャックは特に水にぬれる場所用に設計されていなければ、絶対に水に
ぬれる場所に取り付けない。
v 電話線がネットワーク・インターフェースで取り外されていない限り、絶縁され
ていない電話線または端末には絶対に触らない。
v 電話回線を取り付けまたは変更するときには注意する。
v 雷雨の発生中は電話 (コードレス型を除く) の使用を避ける。雷からの間接的な感
電の危険性があります。
重要な安全上の注意 xi
v ガス漏れの付近では、ガス漏れを報告するために電話を使用しない。
レーザーの安全性について
パーソナル・コンピューターの一部のモデルには、工場出荷時に CD または DVD
ドライブが搭載されています。CD または DVD ドライブはオプションとして別途
購入することもできます。CD または DVD ドライブはレーザーを使用している製
品です。これらのドライブは、クラス 1 レーザー製品について規定している米国の
保険福祉省連邦法規則 21 副章 J (Department of Health and Human Services 21
Code of Federal Regulations (DHHS 21 CFR) Subchapter J) に準拠しています。これ
らのドライブはクラス 1 レーザー製品の規格である国際電気標準会議 (IEC) 825 お
よび CENELEC EN 60 825 にも準拠しています。
CD または DVD ドライブが取り付けられている場合は、次の取り扱い上の説明に
注意してください。
注意
本書で指定された以外の制御や調整を使用したり、手順を行うと、レーザーの
放射の危険があります。
CD または DVD ドライブのカバーを開くと、危険なレーザーを浴びる可能性があ
ります。CD または DVD ドライブの内部には、修理の対象となる部品はありませ
ん。ドライブのカバーを開けないでください。
一部の CD または DVD ドライブは、クラス 3A またはクラス 3B のレーザー・
ダイオードを使用しています。次の記述に注意してください。
電源機構について
電源機構または次のラベルが貼られている部分のカバーは決して取り外さないでく
ださい。
危険
CD または DVD ドライブのカバーを開くとレーザーが放射されます。光線を
見つめたり、光学器械を使って直接見たりしないでください。また直接光線を
浴びないようにしてください。
xii ユーザー・ガイド
このラベルが貼られているコンポーネントの内部には、危険な電圧、強い電流が流
れています。これらのコンポーネントの内部には、保守が可能な部品はありませ
ん。これらの部品に問題があると思われる場合はサービス技術員に連絡してくださ
い。
重要な安全上の注意 xiii
xiv ユーザー・ガイド
概要
当コンピューターをお買い上げいただきありがとうございます。お買い上げいただ
いたコンピューターには、最新のコンピューター技術が多数使用されています。必
要に応じてアップグレードも可能です。
ハードウェア・オプションをコンピューター追加することによって、その機能を簡
単に向上させることができます。本書には、外部および内蔵オプションの取り付け
の説明が記載されています。オプションを追加する場合、以下の説明と、オプショ
ンに付属のマニュアルの両方を参照してください。
製品情報の入手方法
本製品に同梱の「
方法およびオペレーティング・システムの始動方法が記載されています。これには
さらに、基本的なトラブルシューティング情報、ソフトウェア・リカバリー手順、
ヘルプとサービスに関する情報、および保証に関する情報も記載されています。
デスクトップ上の「ThinkVantage
では、ご使用のコンピューターに関する詳しい情報が提供されています。
インターネットにアクセスすれば、ご使用のコンピューターの最新のサポート情報
を WWW (World Wide Web) から入手できます。
以下の情報を入手できます。
v CRU の取り外しと取り付けに関する指示
v 資料
v トラブルシューティング情報
v 部品に関する情報
v ダウンロードおよびドライバー
v 他の役に立つ情報源へのリンク
v サポート電話番号リスト
この情報にアクセスするには、ブラウザーで http://www.lenovo.com/think/support/jp/
または http://www.lenovo.com/think/support/ を指定してください。
クイック・リファレンス
™
プロダクティビティー・センター」プログラム
」には、コンピューターのインストール
© Copyright Lenovo 2005. © Portions Copyright IBM Corp. 2005. xv
xvi ユーザー・ガイド
第 1 章 オプションの取り付け
機能の一覧
この章は、コンピューターで使用できる機能やオプションを紹介しています。メモ
リー、アダプター、またはドライブの追加によって、コンピューターの機能を強化
することができます。オプションを取り付けるときは、次の説明とともに、オプシ
ョンに付属のマニュアルも使用してください。
重要
オプションを取り付けまたは取り外す前に、 v ページの『重要な安全上の注
意』をお読みください。これらの注記とガイドラインは、安全に作業をするの
に役立ちます。
注: Lenovo が提供している部品のみ使用してください。
ここでは、ご使用のコンピューターのさまざまな機能や、初期インストール済みソ
フトウェアについて概説します。
© Copyright Lenovo 2005. © Portions Copyright IBM Corp. 2005. 1
システム情報
以下の説明では、さまざまなモデルがカバーされています。ご使用の特定のモ
デルの情報については、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) を使用して
ください。 31 ページの『第 2 章 装置構成ユーティリティー (Setup Utility)
の使用』を参照してください。
マイクロプロセッサー
®
v Intel
Pentium®4 processor (HyperThreading テクノロジー付き )
v Intel Pentium D プロセッサー
®
v Intel Celeron
D プロセッサー
v 内部キャッシュ (サイズは、モデル・タイプによって異なります )
メモリー
v 2 つの DDR DIMM (double data rate dual inline memory module) のサポート
v システム・プログラム用の 512 KB フラッシュ・メモリー
内蔵ドライブ
v 3.5 型、ハーフ・インチ (スリム ) ディスケット・ドライブ (一部のモデル )
v シリアル ATA (SATA) 内蔵ハード・ディスク・ドライブ
v 光ディスク・ドライブ (一部のモデル)
ビデオ・サブシステム
v VGA モニター用の内蔵グラフィックス・コントローラー
v Intel Graphics Media Accelerator 950 (二重表示サポート付き )
オーディオ・サブシステム
v AC’97、 ADI 1988 オーディオ・コーデック付き
v 前面パネルのマイクロホン・コネクターおよびヘッドホン・コネクター
v 背面パネルのライン入力コネクターおよびライン出力コネクター
v モノラル内部スピーカー (一部のモデル)
接続性
v 10/100/1000 Mbps 内蔵イーサネット・コントローラー
v Peripheral Component Interconnect (PCI) V.90 データ /Fax モデム (一部のモデル )
システム管理機能
v リモート・プログラム・ロード (RPL) および動的ホスト構成プロトコル (DHCP)
v Wake on LAN
®
v Wake on Ring (この機能は、装置構成ユーティリティー (Setup Utility) プログラ
ムでは、外付けモデムの場合はシリアル・ポート上の着信 (Serial Port Ring
Detect) と呼ばれます)
v リモート管理 (Remote Administration)
2 ユーザー・ガイド
v 自動パワーオン始動順序 (Automatic Power-On Startup)
v システム管理 (SM) BIOS および SM ソフトウェア
v 自己診断テスト (POST) 結果の保管機能
入出力機能
v 25 ピンの拡張機能ポート (ECP) / 拡張パラレル・ポート (EPP)
v 2 つの 9 ピン・シリアル・コネクター
v 6 つの USB コネクター (フロント・パネルに 2 つ、背面パネルに 4 つ )
v 標準マウス・コネクター
v 標準キーボード・コネクター
v イーサネット・コネクター
v VGA モニター・コネクター
v 背面パネルに 2 つのオーディオ・コネクター (ライン入力とライン出力)
v フロント・パネルに 2 つのオーディオ・コネクター (マイクロホンとヘッドホン)
第 1 章 オプションの取り付け 3
拡張
v 3 つのドライブ・ベイ
v 1 つの 32 ビット PCI アダプター・コネクター
v 1 つの PCI Express x1 アダプター・コネクター
電源
v 手動電圧選択スイッチを備えた 230 ワット電源機構
v 自動 50/60 Hz 入力周波数切り替え
v 拡張および電力インターフェース機構 (ACPI) のサポート
セキュリティー機能
v BIOS アクセス用のユーザー・パスワードと管理者パスワード
v 内蔵ケーブル・ロック (ケンジントン・ロック) の追加のサポート
v 指紋センサーのあるキーボード (一部のモデル。詳しくは「ThinkVantage プロダ
クティビティー・センター」プログラムを参照)
v 始動順序の制御
v ディスケット・ドライブ、キーボード、またはマウスを使用しない始動
v 無人始動モード
v ディスケットおよびハード・ディスク入出力制御
v シリアルおよびパラレル・ポート入出力制御
v デバイスごとのセキュリティー・プロファイル (Security Profile by Device)
初期インストール済みソフトウェア
コンピューターには、ソフトウェアが初期インストール済みの場合があります。そ
の場合、オペレーティング・システム、標準装備機能をサポートするためのデバイ
ス・ドライバー、および他のサポート・プログラムが組み込まれています。
オペレーティング・システム、初期インストール済み (モデルによって異なる )
注: すべての国または地域に以下のオペレーティング・システムがあるとは限りま
せん。
®
v Microsoft
Windows®XP Home
v Microsoft Windows XP Professional
1
オペレーティング・システム、互換性を保証または検査済み
(モデルによって異な
ります)
v Linux
®
v Microsoft Windows 2000
1. ここにリストするオペレーティング・システムは、この資料の出版時点で互換性を保証または検査されています。このブックレット
の発行後に、さらに他のオペレーティング・システムが、ご使用のコンピューターと互換性があると Lenovo によって確認される場
合があります。このリストの修正内容および追加内容は変更される可能性があります。オペレーティング・システムが互換性を保証
または検査済みであるかどうかを判別するには、オペレーティング・システムのベンダーの Web サイトを確認してください。
4 ユーザー・ガイド
使用可能なオプション
次のものは、使用可能なオプションの一部です。
v 外部オプション
– パラレル・ポート・デバイス (プリンターや外部ドライブなど )
– シリアル・ポート・デバイス (外部モデムやディジタル・カメラなど )
– オーディオ・デバイス (サウンド・システム用外部スピーカーなど )
– USB デバイス (プリンター、ジョイスティック、スキャナーなど )
– セキュリティー・デバイス (内蔵ケーブル・ロックなど )
– モニター
v 内蔵オプション
– デュアル・インライン・メモリー・モジュール (DIMM) と呼ばれるシステ
ム・メモリー
– PCI アダプター
– PCI Express (x1) アダプター
–CDドライブや DVD ドライブなどの光ディスク・ドライブ (一部のモデル)
– ハード・ディスク・ドライブ
使用可能なオプションに関する最新情報については、次の WWW ページを参照し
てください。
v http://www.lenovo.com/think/
v http://www.lenovo.com/think/support/jp/または http://www.lenovo.com/think/support/
製品についての情報は、Lenovo 特約店または Lenovo 営業担当員までお問い合わせ
ください。
第 1 章 オプションの取り付け 5