このたびは、KAWAI電子ピアノをお買い求め頂きま
して、誠にありがとうございます。
本機は、木製鍵盤を搭載しており、グランドピアノの
タッチをリアルに再現します。
また、ピアノの音色はもちろんオルガンなど全21音色
(PW1200)/12音色(PW1000)を内蔵しています。
その他、自分の演奏を録音する機能、音に残響効果を
与えるリバーブやその他のエフェクト、伝統的ないく
つかの調律法による音律セッティングやハンマーフェ
ルトの軟硬をシミュレートするボイシングなど多種多
彩な機能を装備しています。
さらに、電子楽器統一規格であるMIDI 端子やコン
ピュータ接続端子を装備していますので、他のMIDIを
装備した電子楽器と接続してアンサンブルや直接コン
ピュータに接続して楽譜の演奏など、バラエティーに
富んだ演奏にも対応できます。
本機の性能をフルに発揮していただくとともに、いつ
までも末永くご愛用いただくために、ご使用前に必ず
この取扱説明書をお読み下さるようお願い致します。
■同梱品■同梱品
■同梱品
■同梱品■同梱品
□本体
□ スタンド一式
□ 譜面台
□椅子
□ 電源コード
□ 取扱説明書(本書)
□ スタンド組立図
□ 保証書
□ ご愛用者カード
□ アフターサービスと音楽教室のご案内
□ 楽譜集のご案内
□「コンサートマジック曲集」注文振込用紙
■ 当商品をご使用になる前に必ず本取扱説明書を
よくお読みください。
目次
◆ 安全上のご注意 ............................ 2
1. 各部の名称と働き......................... 4
◇ パネル図 ............................................................... 4
◇ ペダルを使って演奏 ........................................... 4
◇ ヘッドホン ........................................................... 5
2. 演奏してみましょう ..................... 6
1)基本操作 ................................................................ 6
◇ 音色の選び方....................................................... 7
2)デュアル演奏 ........................................................ 8
3)スプリット演奏..................................................... 9
4)リバーブ/ エフェクト ....................................... 11
◇音にREVERB(リバーブ)効果を加える ..... 11
◇ 音にコーラス / ディレイ / トレモロ
/ ロータリー効果を加える ................................ 12
5)デモ曲の演奏 ...................................................... 13
6)コンサートマジック........................................... 14
◇ コンサートマジック曲選択と演奏 .................. 15
◇ コンサートマジック曲の再生.......................... 16
◇ その他の再生方法 (チェイン再生 / グループ
再生/ ランダム再生)......................................... 17
◇ コンサートマジック曲目 ................................. 18
7)トランスポーズ................................................... 20
8)メトロノーム ...................................................... 21
◇ メトロノームの発音とテンポ設定 .................. 21
◇ メトロノームの拍子設定 ................................. 21
◇ メトロノームの音量設定 ................................. 22
3. 録音・再生................................... 23
1)録音 ...................................................................... 23
◇ 録音するソングとパートの選択...................... 23
2)再生 ...................................................................... 25
3)パートのデータの消去 ....................................... 26
4. バーチャルテクニシャンモード 28
1)ボイシング .......................................................... 28
2)ペダルエフェクト............................................... 29
3)タッチ .................................................................. 30
◇ ユーザータッチカーブ作成機能の使い方 ...... 31
4)音律の設定 .......................................................... 32
◇ ユーザー音律の設定方法 ................................. 33
5)音律の主音の設定............................................... 34
5. 設定モード................................... 35
1)ブリリアンス ...................................................... 35
2)ロアー オクターブ シフト................................. 36
3)ロアー ペダルのオン/ オフ .............................. 36
4)チューニング ...................................................... 37
◆ MIDI について .................................................... 38
◆ MIDI の使用例 .................................................... 39
◆本機MIDI機能.................................................... 39
5)MIDI 送信・受信チャンネル.............................. 40
6)プログラム(音色)ナンバー送信.................... 41
7)ローカル コントロール...................................... 42
8)プログラム(音色)ナンバー送信のオン/ オフ .42
◇ 音色ボタンによるプログラムナンバーの送信
/ パネル操作の送信 .......................................... 42
9)マルチ ティンバー モード................................. 44
10)チャンネルミュート........................................... 45
11)ユーザー メモリー.............................................. 45
12)ファクトリー リセット...................................... 46
13)表示言語 .............................................................. 47
6. 付 録 .......................................... 48
◇ 他の機器との接続 ............................................. 48
◇ PW1200 スタンド組立図 ................................. 50
◇ PW1000 スタンド組立図.................................. 51
◇ 主な仕様 ............................................................. 52
◇ MIDI IMPLEMENTATION CHART ................. 53
各
部
の
名
1
称
と
働
き
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
録
音
・
3
再
生
バ
ー
チ
ャ
ル
テ
4
ク
ニ
シ
ャ
ン
設
定
モ
5
ー
ド
付
6
録
Page
2
◆◆
◆
◆◆
ご使用の前に、この「安全上のご注意」をよくお読みのうえ正しくお使い下さい。
ここに示した注意事項は、安全に関する重大な内容を記載していますので必ず守って下さい。表示と意味は次のようになっています。製
品本体に表示されているマークには次のような意味があります。
注意:火災や感電防止のため、本体を雨や湿気の多いところに、
さらさないで下さい。
絵表示の例
安全上安全上
安全上
安全上安全上
注 意注 意
注 意
注 意注 意
感電の危険あり
本体をあけるな
警告
注意
△記号は注意(用心してほしい)を促す内容があることを告げるものです。左図の場合は「指を挟まないよう注意」が描
かれています。
○記号は禁止(行ってはいけない)の行為であることを告げるものです。左図の場合は「分解禁止」が描かれています。
●記号は強制(必ず実行してほしい)したり、指示する内容があることを告げるものです。左図の場合は「電源プラグを
コンセントから抜く」が描かれています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容が記
載されています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的損害の発生が想定される内容
が記載されています。
のご注意のご注意
のご注意
のご注意のご注意
このマークは、感電の危険があることを警告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書等に、一般的な
注意、警告の説明が記載されていることを表しています。
警告
◆電源は、必ずAC100Vを使う
100V以外禁止
●電圧の異なる電源を使用しないで
下さい。
●発火の恐れがあります。
◆水に濡れた手で、電源プラグを
抜き差ししない
◆水がかかる場所で使用したり、
水に濡らす(つける,かける,こぼす)
などしない
◆本機を落とさない
◆イスは次のように使用しない
●イスで遊んだり、踏み台にしない
●イスには2人以上で座らない
●イスの高さ調節は、イスから降りて行う(調節機能付きの場合)
●イス組立時、ネジをしっかり締める
◆ヘッドホンは、大音量で
長時間使用しない
◆本機を分解、修理、改造しない
◆電源プラグを抜くときは、
必ずプラグ部分を
持って抜く
濡れた手で触らない
落とさない
使用しない
長時間使用禁止
分解禁止
プラグ部分を持つ
●感電の原因になります。
●漏電によって、感電や発火の原因になります。
●運搬の際は、必ず2人以上で運んで
下さい。
●イスが倒れたり、指をはさむ恐れが
あり、けがの原因になります。
●聴力低下の原因になる恐れがあります。
●故障、感電、ショートの原因になります。
●コードを引っ張るとコードが破損し、
火災、感電、ショートの原因になります。
◆長時間使用しない時は
必ず電源プラグを抜く
●落雷時に火災の原因になります。
プラグを抜く
注意
Page
3
◆本機を次のような所では使用しない
●窓際など直射日光の当たる場所
●暖房器具のそばなど極端に温度の高い場所
●戸外など極端に温度の低い場所
●極端に湿度の高い場所
●砂やホコリの多い場所
●振動の多い場所
使用禁止
◆鍵盤蓋は、ゆっくりしめる
ゆっくりしめる
◆コード類を接続するときは、
各機器の電源を
切って行う
電源を切る
◆本機の内部に異物を入れない
ようにする
異物を入れない
◆本機の鍵盤にもたれない
もたれない
◆テレビやラジオ等の
電気機器の側に置かない
他電気機器から離す
●故障の原因になります。
●いきおいよくしめると、指をはさみ、
けがの原因になります。
●本機や接続機器の故障の原因に
なります。
●水、針、ヘアピン等が入ると、故障や
ショートの原因になります。
●本体が倒れる恐れがあり、けがの原因に
なります。
●本機が雑音を発する恐れがあります。
●本機が雑音を発したら、他の電気機器か
ら十分に離すか、他のコンセントをご利
用下さい。
◆電源コード、接続コード類は
からまないように
接続する
からまないようにする
◆ベンジンやシンナーで本機を
拭かない
ベンジン/シンナー禁止
◆本機の上に乗ったり、圧力を
加えない
上に乗らない
◆本機を移動するときは
引きずらない
●ヘッドホン使用時、または音量下げて演奏の際は、構造上打鍵音(メカニズム音)が若干聞こえますが異常
ではありません。ご了承ください。
●パネル上のディスプレイには、あらかじめ保護用の透明シートが貼り付けてあります。
■保証書について
●本製品をお買い求めの際、販売店で必ず保証書の
手続きを行って下さい。保証書に販売店の印やお買
い上げ日の記入が無い場合は、保証期間中でも修理
が有償になることがあります。
引きずらない
■修理について
●万一異常がありましたら直ちに電源スイッチを切
り、本機の電源プラグを抜いて、購入店または弊社
へご連絡下さい。
●コードが破損し、火災、感電、ショート
の原因になります。
●色落ちや、変形の原因になります。
●清掃するときは、柔らかい布をぬるま湯に
つけて、よく絞ってから拭いて下さい。
●変形したり、倒れる恐れがあり、
故障や、けがの原因になります。
●移動の際は、必ず持ち上げて運んで下さい。
引きずって移動すると、本体を破損する恐れ
があります。
●保証書は、本取扱説明書と共に大切に保管下さい。
Page
4
1.1.
各
部
の
名
1
称
と
働
き
1.
1.1.
各部の名称と働き各部の名称と働き
各部の名称と働き
各部の名称と働き各部の名称と働き
レバーやボタンなどの位置とその機能を説明します。
◇ パネル図
◇ ペダルを使って演奏
◆ ダンパーペダル
音に余韻を与えます。
踏み具合により下記の 8段階の減衰の調節ができます。
右図は、鍵盤を押した後の時間と音量の関係を表わした
グラフです。
ダンパーペダルの踏み方により、離鍵時の減衰が、8通
りになります。
深く踏むごとに、①→②→・・・・→⑧のような減衰の
仕方をしていきます。
最も深く踏んだときに、最も音が伸びます。
Page
5
各
部
の
名
称
と
働
き
1
◆ ソステヌートペダル
鍵盤を押した後、指を離す前にこのペダルを踏むと、その
とき押さえていた鍵盤の音のみに余韻を与えます。
従って、このペダルを踏んだ後に押した別の鍵盤の音は、
通常通り発音します。
◆ ソフトペダル
音量がわずかに下がると同時に音の響きがやわらかくなり
ます。
EFFECTS ボタン を押してロータリーが選ばれている時
は、踏むたびにスピード(Slow/Fast)を切り替えます。
◇ ヘッドホン
◆ヘッドホン端子(◆ヘッドホン端子(
◆ヘッドホン端子(
◆ヘッドホン端子(◆ヘッドホン端子(
↑
別売りのヘッドホン(SH-5,SH-2)を
接続する端子です。ヘッドホンを2つま
で接続できます。
ヘッドホン使用時には、ヘッドホン用の
拡がり効果がかかります。
22
個)個)
2
個)
22
個)個)
Page
6
2.2.
2.
2.2.
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
演奏してみましょう演奏してみましょう
演奏してみましょう
演奏してみましょう演奏してみましょう
ここでは、電源を入れ音を出すまでの基本的な手順を説明します。
11
))
1
11
□操作□操作
□操作
□操作□操作
□操作□操作
□操作
□操作□操作
基本操作基本操作
)
基本操作
))
基本操作基本操作
11
1
11
電源コードをAC100V のコンセントに差し込みます。
22
2
22
POWER(電源スイッチ)ボタンを押して電源を
オンにします。
POWER ボタンを押すと音色ボタンのPIANO 1 が点灯し、LCD ディスプレイに「コンサートグラン
ド」と表示されます。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
33
3
33
VOLUME レバーを中央付近にセットします。
◇ 音色の選び方
パネルには、10 個の音色ボタンがあります。
PW1200 は、各音色ボタンに2つの音色(ベースのみ3 音色)が割り当てられており、合計21 音色を内蔵してい
ます。
PW1000 は、BASS ボタンにのみ 3 つの音色が割り当てられており、合計 12 音色を内蔵しています。
音色ボタン音色ボタン
音色ボタン
音色ボタン音色ボタン
◆ PIANO 1〔ピアノ1〕
◆ PIANO 2〔ピアノ2 〕
◆ E.PIANO〔エレクトリックピアノ〕
◆ JAZZ ORGAN〔ジャズオルガン〕
◆ CHURCH ORGAN〔チャーチオルガン〕
◆ HARPSICHORD〔ハープシコード〕
◆ VIBRAPHONE〔ビブラホン〕
◆ STRINGS〔ストリングス〕
◆ CHOIR〔クワイヤー〕
◆ BASS〔ベース〕
コンサートグランド メローグランド
ブライトピアノ ロックピアノ
エレクトリックピアノ1 エレクトリックピアノ2
ジャズオルガン1 ジャズオルガン2
チャーチオルガン1 チャーチオルガン2
ハープシコード1 ハープシコード2
ビブラホン1 ビブラホン2
ストリングアンサンブル1 ストリングアンサンブル2
クワイヤー ファンタジー
ウッドベース ベース&ライド エレクトリックベース
Page
7
演
奏
し
て
み
ま
し
ょ
う
2
■ は、PW1000 の内蔵音色です。PW1200は、全てを内蔵しています。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
11
1
11
音色を選びましょう。
押された音色ボタンのランプが点灯し、選択されます。
1 つの音色ボタンに複数の音色が割り当てられている場合、選択されているボタンを再度押すと、同じ音色ボタ
ンに割り当てられている他の音色が選択されます。
同じボタンを押す度に割り当てられている音色が入れ替わります。
例えば、コンサートグランドが選択されている時、PIANO1 ボタンを押すとメローグランドが選択され、再度押すとコンサートグラン
ドに戻ります。(PW1000 は、ベース音色のみ)
■VALUE ボタンで音色を切り替えることもできます。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
22
2
22
鍵盤を弾いてみましょう。
選んだ音色が鳴ります。
VOLUME レバー でお好みの音量に設定できます。
■複数の鍵盤を同時に押した時の発音数(同時発音数)は、最大64 音です。
Page
8
22
))
2
22
デュアルデュアル
)
デュアル
))
デュアルデュアル
デュアル演奏は 2 つの音色を重ね合わせます。
2 つの音色が同時に発音され音楽表現の幅が広がります。
演奏演奏
演奏
演奏演奏
□操作□操作
□操作
□操作□操作
11
1
11
2 つの音色ボタンを同時に押します。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
重ね合わせる2つの音色ボタンを押すと2つの音色ランプが点灯しディスプレイに2つの音色名が表示されます。
例えば、ピアノ1とジャズオルガンの音を重ね合わせる場合、図の様に PIANO1 ボタンとJAZZ ORGANボタン
を同時に押します。
((
PW1200PW1200
(
PW1200
((
PW1200PW1200
上のデュアル演奏の状態から、コンサートグランドとジャズオルガン2 の音を重ね合せる場合は、PIANO1ボタンを押しなが
らJAZZ ORGAN ボタンを再度押します。
1 つのボタンに2 音色以上割り当てられている場合、その2 音色を重ね合せて発音させることができます。
例えば、PW1200の場合、PIANO1ボタンに割り当てられている「コンサートグランド」と「メローグランド」の音色を重ね
合せる場合は、PIANO1 ボタンで「コンサートグランド」を選択した後、PIANO1 ボタンを押しながら VALUE ボタンで
「メローグランド」を選択します。
のみ)のみ)
のみ)
のみ)のみ)
□操作□操作
□操作
□操作□操作
22
2
22
鍵盤を弾いてみましょう。
鍵盤を弾けば選択した 2 つの音色が重なって鳴ります。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
33
3
33
Dual/Split Balance レバーを動かして、
2 つの音色のバランスを設定します。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
44
4
44
デュアル演奏の解除は、音色ボタン のいずれかを1 つ押します。
押した音色が選択されると同時にデュアル演奏の設定が解除されます。
33
))
3
33
スプスプ
)
スプ
))
スプスプ
スプリットポイントを境に鍵盤を左右 2 つに分け、鍵盤の高音側、低音側それぞれに別々の音色を
設定しアンサンブル演奏をすることができます。
リット演奏リット演奏
リット演奏
リット演奏リット演奏
Page
9
□操作□操作
□操作
□操作□操作
11
1
11
SPLIT ボタン を押します。
SPLIT ボタンのランプが点灯します。
音色ボタンの中で点灯しているボタンと点滅しているボタンがあります。
点灯している音色ボタンは、SPLIT ボタンを押す前に選ばれている音色で、高音側の音色です。
点滅している音色ボタンは、低音側の音色で初期設定されているベース音色です。
ディスプレイには選ばれている2音色が表示されます。
ディスプレイ左下には、スプリット状態であることを示す( / )マークが表
示されます。
スプリットポイントは、中央のC(ド)に設定されています。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
□操作□操作
□操作
□操作□操作
22
2
22
スプリットポイントを変更したい場合は、SPLIT ボタン を押しながら鍵盤を押し
ます。
押した鍵盤が、高音側の最低音になります。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
33
3
33
鍵盤を弾いてみましょう。
鍵盤を弾けば、スプリットポイントを境に別々の音色で鳴ります。
右手でコードとメロディー、左手でベースラインを弾いて
アンサンブル演奏を楽しむことができます。
Page
10
□操作□操作
□操作
□操作□操作
44
4
44
高音側の音色は、音色ボタンを押して変更します。
押した音色ボタンのランプが点灯します。
音色ボタンをつづけて2回以上押すと、その音色グループ内での音色変更ができます。
(PW1000 は、ベース音色のみ)
□操作□操作
□操作
□操作□操作
55
5
55
低音側の音色は、SPLIT ボタンを押しながら音色ボタンを押して変更します。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
押した音色ボタンのランプが点滅します。
音色ボタンをつづけて2回以上押すと、その音色グループ内での音色変更ができます。
(PW1000 は、ベース音色のみ)
□操作□操作
□操作
□操作□操作
66
6
66
Dual/Split Balance レバーを動かして、
高音側と低音側の音量バランスを設定します。
□操作□操作
□操作
□操作□操作
77
7
77
スプリット演奏を解除する時は、再度SPLIT ボタンを押します。
SPLIT ボタンのランプが消灯します。
■ 低音側鍵盤の音に、オクターブシフトを設定することができます。(P. 36 参照)
■ 低音側鍵盤の音に、ダンパー効果のオン / オフの設定ができます。(P.36 参照)
44
))
4
44
◇音にREVERB(リバーブ)効果を加える
リバーブリバーブ
)
リバーブ
))
リバーブリバーブ
5 種類のリバーブと5 種類のエフェクトを装備しています。
リバーブ効果を加えると、音に残響効果が加わり深みのある美しい響きが得られます。
以下の5種類のリバーブを用意しています。
■ ルーム :室内で演奏している時にかかる残響効果が得られます。
■ ステージ :ステージで演奏している時にかかる残響効果が得られます。
■ ホール :ホールで演奏している時にかかる残響効果が得られます。
■ 3D ルーム :室内で演奏している時の残響に3 次元の広がりを加えた効果が得られます。
■ 3D ホール :ホールで演奏している時の残響に3 次元の広がりを加えた効果が得られます。
//
エフェクトエフェクト
/
エフェクト
//
エフェクトエフェクト
Page
11
演
奏
し
て
み
ま
し
ょ
う
2
□操作□操作
□操作
□操作□操作
11
1
11
REVERB ボタン を押しながらVALUE ボタンを押すたびにリバーブの種類が画面
に表示されます。
選択するリバーブの種類を画面に表示させ、REVERB ボタンから手を離します。
REVERB ボタンを押している間、ディスプレイに今選ばれてい
るリバーブの種類が表示されます。
REVERB ボタン を押して消灯させると、音色のリバーブ効果は
解除されます。
再度REVERB ボタン を押して点灯させると、前回選択していた
種類のリバーブ効果が加えられます。
REVERB ボタン を離すとディスプレイの画面は音色表示になり
ます。
Page
12
◇ 音にコーラス/ ディレイ/ トレモロ / ロータリー効果を加える
■ コーラス :音にピッチのゆらぎをもつ音を合わせることにより、音に広がりを加えます。
■ ディレイ :音に山びこ(エコー)のような反響音を加える効果です。
本機では3 種類のディレイ効果を用意しています。
■ トレモロ :音に " ゆらぎ " を与える効果です。
■ ロータリー1:ロータリー(回転式)スピーカーを使って得られる効果です。
ソフトペダル(P.5 参照)を押すことによって回転の速さを切り換えることができます。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
□操作□操作
□操作
□操作□操作
■ ロータリー 2:上記のロータリー効果に歪み効果を加えます。
11
1
11
EFFECTS ボタン を押しながらVALUE ボタンを押すたびにエフェクトの種類が
画面に表示されます。
選択するエフェクトの種類を画面に表示させEFFECTSボタンから手を離します。
EFFECTS ボタン を押している間、ディスプレイに今選ばれている
効果の種類が表示されます。
EFFECTS ボタン を押して消灯させると、音色の効果は解除されます。
再度EFFECTS ボタン を押して点灯させると、前回選択していた種類
の効果が加えられます。
55
))
5
55
デモ曲の演奏デモ曲の演奏
)
デモ曲の演奏
))
デモ曲の演奏デモ曲の演奏
各音色毎にデモ曲を内蔵しています。
PW1200 は計29 曲、PW1000 は計 20 曲のデモ曲を内蔵しています。
曲目は、下記の通りです。〔( )は、PW1200 のみです。〕
それぞれの音色にあったデモ演奏をお楽しみください。
Page
13
■ PIANO1:
コンサートグランド :ハンガリー舞曲 第1番/ブラームス
:黒鍵のエチュード/ショパン
:アラベスク第1番/ドビュッシー
:トルコ行進曲/モーツァルト
:エリーゼのために/ベートーベン
:別れの曲/ショパン
:花の歌/ランゲ
:貴婦人の乗馬/ブルグミュラー
:幻想即興曲/ショパン
(メローグランド :亜麻色の髪の乙女/ドビュッシー)
■ PIANO2
ブライトピアノ :オリジナル
(ロックピアノ :オリジナル)
■ E.PIANO
エレクトリックピアノ1 :オリジナル
(エレクトリックピアノ2 :オリジナル)
■ JAZZ ORGAN
ジャズオルガン1 :オリジナル
(ジャズオルガン2 :オリジナル)
□□
操作操作
操作
操作操作
11
1
11
□
□□
DEMO ボタンを押します。
■ CHURCH ORGAN
チャーチオルガン1 :トッカータ/ジグー
(チャーチオルガン2 :主よ人の望みの喜びよ/バッハ)
■ HARPSICHORD
ハープシコード1 :フランス組曲第6番/バッハ
(ハープシコード2 :プレリュードin A♭/バッハ)
■ VIBRAPHONE
ビブラホン1 :オリジナル
(ビブラホン2 :オリジナル)
■ STRINGS
ストリングアンサンブル1 :四季"春"/ヴィヴァルディ
(ストリングアンサンブル2 :オリジナル)
■ CHOIR
クワイヤー :オリジナル
(ファンタジー :オリジナル)
■ BASS
ウッドベース :オリジナル
ベース&ライド :オリジナル
エレクトリックベース :オリジナル
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
DEMOボタンのランプが点灯し、音色ボタンが点灯します。そのまま何も操作しなければ、ピアノ1 のデモ曲が
演奏されます。
ピアノ1のデモ曲の演奏後、各音色のデモ曲が順不同に演奏されます。
ディスプレイには、音色名と曲名が表示されます。
□□
操作操作
操作
操作操作
22
2
22
□
□□
操作1 でデモ曲演奏中に、音色ボタンを押して、曲を変更することができます。
押された音色ボタンのデモ曲を再生した後、各音色のデモ曲が順不同に演奏されます。
1 つの音色ボタンに複数のデモ曲が内蔵されている場合、そのボタンを繰り返し押すことにより、次の曲を選ぶ
ことができます。
□□
操作操作
操作
操作操作
33
3
33
□
□□
再度DEMO ボタンを押せば、デモ曲の演奏は停止します。
Page
14
66
))
6
66
コンサートマジックコンサートマジック
)
コンサートマジック
))
コンサートマジックコンサートマジック
コンサートマジックとは、指一本で本格的なピアノ演奏を可能にする画期的な機能です。
本機には、コンサートマジック88 曲を内蔵しており、3 つのモードで楽しむことができます。
■■
マジカルタクト モードマジカルタクト モード
■
マジカルタクト モード
■■
マジカルタクト モードマジカルタクト モード
一定の間隔で鍵盤を押すことで演奏を進めることができます。
演奏のテンポやボリュームは、鍵盤を押すタイミングや強さで変えることができます。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
■■
■
■■
鍵盤を押すタイミング(曲:スケーターズ・ワルツ)鍵盤を押すタイミング(曲:スケーターズ・ワルツ)
鍵盤を押すタイミング(曲:スケーターズ・ワルツ)
鍵盤を押すタイミング(曲:スケーターズ・ワルツ)鍵盤を押すタイミング(曲:スケーターズ・ワルツ)
● ● ●● ● ●
● ● ●
● ● ●● ● ●
マジカルメロディー モードマジカルメロディー モード
マジカルメロディー モード
マジカルメロディー モードマジカルメロディー モード
メロディーのタイミングに合わせて、鍵盤を押すことによって伴奏がついてきます。
伴奏のテンポやボリュームは、鍵盤を押すタイミングや強さで変えることができます。
●●
●
●●
● ● ●● ● ●
● ● ●
● ● ●● ● ●
● ●● ●
● ●
● ●● ●
● ● ●● ● ●
● ● ●
● ● ●● ● ●
●●
●
●●
● ● ●● ● ●
● ● ●
● ● ●● ● ●
■■
マジカルメロディー&キー モードマジカルメロディー&キー モード
■
マジカルメロディー&キー モード
■■
マジカルメロディー&キー モードマジカルメロディー&キー モード
実際にメロディーの音を弾いてみましょう。
※※
LCDLCD
※
※※
ディスプレイの表示例ディスプレイの表示例
LCD
ディスプレイの表示例
LCDLCD
ディスプレイの表示例ディスプレイの表示例
●は鍵盤を押すタイミング
□は自動伴奏のタイミングです。
マジカルタクトモード中は、□は表示されません。
□□
モードの入り方モードの入り方
□
モードの入り方
□□
モードの入り方モードの入り方
CONCERT MAGICボタンを押しながらVALUE ボタンを押すたびにモード名が画
面に表示されます。
選択するモード名を画面に表示させCONCERT MAGICボタンから手を離します。
◇ コンサートマジック曲選択と演奏
ここでは、内蔵のコンサートマジック曲を選択します。
Page
15
演
奏
し
て
み
ま
し
ょ
う
2
□□
操作操作
操作
操作操作
11
1
11
□
□□
CONCERT MAGIC ボタンを押しながら鍵盤を押します。
88曲のコンサートマジック曲は、各鍵盤に
1 曲ずつ割り当てられており、この鍵盤で
曲を選択します。
(曲目は、18,19 ページを参照ください。)
例えば、No.57 の鍵盤で「スケーターズワルツ」を選択した場合
ディスプレイでは右のように表示されます。
■ 現在入っているモードを確認する場合、コンサートマジックボタンを押し続けると画面にモード名が表示されます。
■ VALUE ボタンを押すことで曲目を変更することもできます。
□□
操作操作
操作
操作操作
22
2
22
□
□□
鍵盤を弾きます。
鍵盤を弾くタイミングで演奏が進んでいきます。
鍵盤を弾くタッチによって強弱をつけることもできます。
ディスプレイでは、演奏を進めていくに伴って、クロマル(●)
がプラス(+)表示へと変わっていきますので、鍵盤を押すタイ
ミングをつかんでください。
Page
16
通常の音色変更の場合と同様の操作で、音色を変更することができます。
コンサートマジックの曲は、メロディー
と伴奏の2 パートからできており、
Dual/Split Balance レバーで2 パート
の音量バランスを調整することが
できます。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
□□
操作操作
操作
操作操作
33
3
33
□
□□
再度CONCERT MAGICボタンを押してランプを消灯させれば、通常の演奏状態に
戻ります。
◇ コンサートマジック曲の再生
コンサートマジック曲は、普通のデモ曲として再生することができます。
どんな曲かまず聴いてみたいときに便利な機能です。
□□
操作操作
操作
操作操作
11
1
11
□
□□
CONCERT MAGIC ボタンを押しながら鍵盤を押して選曲した後、
PLAY/STOP ボタンを押します。
選択されている曲を、もう一度PLAY/STOPボタンを押すまで、繰り返し再生し続けます。
TEMPO ボタン押しながらVALUE ボタンを押して曲のテンポを変更できます。
Page
17
□操作□操作
□操作
□操作□操作
22
2
22
もう一度PLAY/STOP ボタンを押せば、演奏は止まります。
◇ その他の再生方法 (チェイン再生 / グループ再生/ ランダム再生)
■チェイン再生■チェイン再生
■チェイン再生
■チェイン再生■チェイン再生
CONCERT MAGIC ボタンを押した後、鍵盤で曲選択をせずに PLAY/STOP
ボタンを押します。
1 曲目から88 曲目まで順番に繰り返し再生します。
■グループ再生■グループ再生
■グループ再生
■グループ再生■グループ再生
DEMO ボタンを押しながら鍵盤を押します。
この場合、選択した曲が含まれるグループの曲を順番に繰り返し再生します。
例えば、No.21 の「ドレミの歌」を選ぶと、この曲から演奏が開始され、No.1〜No.27のグループ「子供の曲」
を繰り返し再生します。
演
奏
し
て
み
2
ま
し
ょ
う
■ランダム再生■ランダム再生
■ランダム再生
■ランダム再生■ランダム再生
CONCERT MAGIC ボタンを押した後、DEMO ボタンを押します。
全コンサートマジック曲を対象に、順不同に曲の再生をし続けます。
但し、1 曲目は「きらきら星」です。
※PLAY/STOPボタンを押せば、演奏は止まります。